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検索結果 983 件

  • 福島県川俣町山木屋地区での土壌劣化からの復興の現状

    八島 未和 復興農学会誌 3 (2), 24-29, 2023-07-31

    ...<p><tt>東京電力福島第一原子力発電所事故後,汚染状況に応じて農耕地土壌の表土剥離及び客土による除染が行われた。川俣町山木屋地区農家圃場にて除染前後の土壌を比較したところ,全炭素含有量および窒素量,可給態窒素,</tt>CEC<tt>に大きな差が生じていた。とくに畑圃場では除染後客土で全炭素量が非常に少なく,水田圃場の除染後客土では可給態窒素が検出できなかった。...

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  • かつて禿山だった白坂流域における1930年からの土砂流出変化

    浅野 友子, 水内 佑輔, 岸本 光樹, Kristin Bunte, 田中 延亮 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 42-, 2023-05-30

    ...<p>はげ山では毎年の降雨による表土の侵食速度が大きかったが、森林が回復し侵食速度が小さくなると、表土は年々厚さを増す。これに伴い水・土砂移動の形態が「表面流・表層浸食型」から「地中流・崩壊型」に変化することが予測されてきたが、そのような変化がいつどのように起こったのか、実態は明らかではない。...

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  • 天然更新と単一種植栽の違いが土壌分解系に与える影響

    竹内 理絵, 西澤 啓太, 小林 勇太, 増本 翔太, 鈴木 紅葉, 河上 智也, 小林 真, 片山 昇, 岡田 慶一, 辰巳 晋一, 松岡 俊将, 内田 雅己, 高木 健太郎, 森 章 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 647-, 2023-05-30

    ...ササと共に栄養塩等も表土ごと取り除かれるため、土壌の発達過程が掻き起こし施業後の年数に依存する。天塩研究林では、掻き起こし後に自然の樹木加入に任せる天然更新施業と苗木植栽施業の双方を約50年前から実施しており、多数の年代の天然更新地と植林地を有している。この場所で各施業、年代ごとに、ティーバッグを用いた分解機能と、微生物データを取得した。...

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  • シラカンバ植栽木の生残と成長に対する地表処理の影響

    橋本 徹, 伊藤 江利子, 相澤 州平, 石橋 聰 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 298-, 2023-05-30

    ...そこで、地掻き、地掻きした後に表土を戻す表土戻し、ササを除去せず稈を左右に寝かせ被陰をなくしたササ分け、対照の4種の処理区にシラカンバを植栽し、4年半の生残と成長を調べた。また、植栽初年の冬に雪による折れ曲がり、その後、断続的なシカ食害があったため、それらの影響も調べた。ササ原に20個のコドラート(2×2 m)設定し、その中を田の字に分割して4種の処理区を割り振り、シラカンバ稚樹を植えた。...

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  • 重機地拵え後の施工環境の変化および植生の回復-表土を残す作業の効果-

    山崎 遥, 石田 恵莉, 御堂地 康太, 田中 亜季 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 335-, 2023-05-30

    ...岩手大学研究林内で、通常の搔き起こしと表土を意図的に残す作業である表土戻しを実施した。これまで確認された事例では、表土を残すことで、通常の搔き起こしよりも有意に、養分(無機態窒素)が多い状態が数年単位で続き、結果として更新実生の迅速な成長を促していた。しかし、本研究の結果では、施工から3カ月目には施工間で有意差は見られなくなった。...

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  • 砕石ズリを骨材に有効利用したコンクリートの性能評価に関する基礎的検討

    林 和彦, 長谷川 雄基, 松本 将之, 吉田 幸稔 Cement Science and Concrete Technology 76 (1), 315-323, 2023-03-31

    ...<p>砕石の製造過程では、良質な新材をコンクリート用骨材に、表土や脆弱部を含む砕石ズリを路盤材等に、採掘される材料を余すことなくバランスよく利用することが求められる。近年リサイクル路盤材の利用拡大により砕石の路盤材への利用が縮小する中で、骨材天然資源の有効利用のためには、砕石ズリの路盤材以外への用途の選択肢を増やすことが望まれる。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 岡山県倉敷市の畦畔および休耕田におけるナゴヤダルマガエルの選好環境

    多田 正和, 三宅 祐未, 中嶋 佳貴, 伊藤 邦夫, 齋藤 稔, 中田 和義 応用生態工学 25 (2), 71-85, 2023-03-31

    ...最も多く,その後は「稲刈り後」まで減少傾向が続いた.全捕獲個体数(139個体)の93%を占める129個体が,植被率60%以上の畦畔で確認された.一方,休耕田の全調査地点での合計個体数については「中干し前」で最も多く,「中干し後」までは減少したが,「稲刈り前」に個体数が増加し,その後は「稲刈り後」に減少した.一般化線形モデルを用いた解析の結果,ナゴヤダルマガエルの個体数に対してカバー率と被覆型植物(表土...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 愛知県南知多町天神山遺跡出土の土器分析からみた遺跡構造の解明

    須賀 永帰, 堀内 祐花 名古屋大学博物館報告 38 61-87, 2023-03-01

    ...されていない.また,縄文時代早期後半はアカホヤ火山灰の降灰や縄文海進による海水面の上昇など,多くの環境変動が起こった時期でもある.天神山遺跡の資料は環境変動下における人類の行動変化を調べるうえで有効な資料であることが期待される.そこで本論では,出土した石器,土製品,土器の一部とその絶対年代を提示し,縄文時代早期後半の行動変化について考察する.天神山遺跡の調査はA–Kの11区からなるトレンチを設定し,表土...

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  • 除染による土壌肥沃度低下とその回復に向けた取り組み(第2 報)

    斎藤 葉瑠佳, 八島 未和 復興農学会誌 2 (1), 24-38, 2023-01-31

    ...<p><tt>東京電力福島第一原子力発電所の事故後,放射性物質によって汚染された農耕地土壌において,主に表土剥離及び客土による除染が行われている。除染後土壌では,有機物含有量が極端に低く,排土除染された層以下の土壌(以下,次表層土とする)においてより肥沃度が高い。耕うんによる客土と次表層土の混合が推奨されているが,実際の圃場では客土と次表層土の混合割合は場所によって不均一であることも多い。...

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  • 除染後の畑地における土壌<sup>137</sup>Cs 濃度とダイズへの移行

    原田 直樹, 伊藤 早紀, 木幡 祐介, 鈴木 啓真, 野中 昌法 復興農学会誌 3 (1), 1-10, 2023-01-30

    ...<p><tt>表土剥ぎ取りと客土は東京電力福島第一原発事故後に福島県内で広く行われた農地からの放射性物質の除染法であるが,その実態,特に除染直後の土壌の状態についての情報は限られている。...

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  • 中央高地の半自然草地はどのように残ってきたのか

    浦山 佳恵, 野間 晴雄 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 76-, 2023

    ...実際,半自然草地の土壌は縄文期の層から表土まで草原的環境であったことを示す黒ボク土が連続して堆積していることが多い。しかし,個々の草地を維持してきた人間活動の実態については必ずしも解明されていない。本研究では,長野県の開田高原と霧ヶ峰高原に残る半自然草地がどのような過程を経て現在に至るのかを比較検討することで,中央高地の半自然草地の歴史の一端を把握する。...

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  • 露頭の3次元点群データに対するResUNetを用いた岩相自動判定

    佐藤 瑠晟, 成瀬 元 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 338-, 2023

    ...するクラススト凹凸情報がCNNのトレーニングに与える影響を調べるため,計4つの学習条件でトレーニングを行った.モデルの訓練の結果,訓練データとは独立したテストデータに対して,本研究のモデルは全ての条件で約80%以上のピクセル判別率(precision metrics)を示した.CNNモデルを前述の恵茶人海岸露頭の全体に適用したところ,露頭中の礫質泥岩,堆積岩ブロック,露頭ではない部分の植生,砂浜,表土...

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  • 付加体堆積岩からなる大起伏な山地流域の降雨-流出特性

    浅野 友子 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 106-, 2023

    ...このような流域では、これまで一般的と考えられてきた水移動経路、例えば“横方向の早い流れは表土中で生じる”などが当てはまらない。今後も多様な条件下での観測事例を蓄積し、場の条件と降雨-流出プロセスの関係を明らかにする必要がある</p>...

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  • 大谷崩(斜面崩壊)はCE1707に突発したシングル・イベントか?

    苅谷 愛彦, 木村 恵樹, 山田 隆二 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 213-, 2023

    ...考察 ■</b>Mkは炭片や土層塊を特徴的に含み,炭焼窯・焼畑や森林表土の流出を伴ったコンヤ沢の泥流物質が起源と考えられる.LDkはMkを覆う静水域の砂層で,堰き止め湖沼堆積物と判断される.ただし堰き止めを生じさせた顕著な崩壊斜面はKO1一帯に存在しない.2点の<sup>14</sup>C年代がMk上面に成長していた樹木の浸水枯死年代を示すとすれば,その時期は1600年代後半を含みうる.またタチ沢と...

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  • 多摩川河口域における橋梁工事に伴う干潟保全措置とその効果

    竹山 佳奈, 桑江 朝比呂, 中村 由行, 鈴木 伸也, 鳥羽 幸太郎, 田中 浩輝, 山本 晃久, 風呂田 利夫 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...<p> 橋梁工事に伴う干潟の保全措置・管理の効果を評価することを目的とした調査を実施した.橋脚工事の際に浚渫した干潟を工事後に埋戻し干潟を復元することを計画とし,干潟生態系の早期回復のため浚渫時に干潟表土を陸上保管し,復元する干潟表土材とした.また,浚渫による隣接干潟の侵食を抑制するため,浚渫境界部に仮設鋼矢板を打設した.さらに,順応的管理手法に基づき工事影響や想定外の事態への対応を検討し,必要に応...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 北海道胆振東部地震により発生した表層崩壊地での初期の植生回復プロセス

    安藤 宏明, Flavio Furukawa, 森本 淳子, 中村 太士 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 459-, 2022-05-30

    ...崩壊地上の植生は崩壊前の林床植生が表土ごと崩壊地上に残存しているか否かで「残存植生」と「回復植生」に分類した。厚真町と安平町の計23斜面でUAVによる空撮調査を実施した。応答変数を回復植生の植被率、説明変数を崩壊地上の残存植生の植被率、崩壊地1m²あたりのリルの総延長、崩壊地周辺100m圏内の森林量としたGLMによる解析を行なった。...

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  • 秩父山地の堆積岩からなるバケモノ沢における降雨―流出特性

    浅野 友子, 川崎 雅俊, 高徳 佳絵 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 565-, 2022-05-30

    ...地温と水温の変動は、平水時の流出水は地表から2.7mより深い、表土の下の基岩層から流出していることを示した。水安定同位体比は降水では大きく変動するが、採取した流出水は年間を通じてほぼ一定で、地中の水移動経路での混合と拡散で同位体比が均一になった水が流出していた。大雨時の水温の変動は、ピーク時に深いところからの地下水の寄与が増えることを示した。...

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  • 茨城県北部における森林の表土保持機能の戦後の変遷―拡大造林から成熟へ―

    南光 一樹, 山田 祐亮, 山浦 悠一 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 17-, 2022-05-30

    ...<p>森林はリターが雨滴衝撃力を緩和し、地表付近の下草や根系が表面流速を減少することで、土壌侵食を抑制し表土保持機能を発揮する。戦後の長期的な森林・林業の変化に伴う表土保持機能の変遷を調べるため、茨城県北部を対象に、1948、1975、2012年の森林状態における年間表土流出量をRUSLE式により推定した。計算は20mグリッドの数値標高モデルを基盤とし、森林状態の違いを被覆係数Cで表現した。...

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  • コウヨウザン⼈⼯林における3年間の表⼟移動量と下層植生の変化

    渡辺 靖崇, 鈴⽊ 保志, 涌嶋 智, 坂⽥ 勉, 古本 拓也, 東 敏⽣ 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 505-, 2022-05-30

    ...<p>コウヨウザン(<i>Cunninghamia lanceolata</i>)林の表土移動特性を明らかにするため、コウヨウザン林とヒノキ林で表土移動量と下層植生・落葉落枝の被覆率を3年間観測した。本研究は2017年4月~2020年4月まで行っており、表土移動量の結果は渡辺ら(2021)にて報告した。本研究は、下層植生・落葉落枝の被覆率の調査結果を加えたものである。...

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  • 航空LiDARによる壮齢ヒノキ林の下層植生の分布把握:UAVによる検証

    福田 航希, 粟屋 善雄 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 116-, 2022-05-30

    ...<p>森林の下層植生は、表土流亡の防止、生物多様性の保全、森林の世代交代など、森林が多面的機能を発揮する上で重要な役割を果たす。そのため、下層植生の分布を把握することは、持続的な森林管理を行う上で重要だと考えられる。近年、リモートセンシング技術が広域の森林計測に利用されている。...

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  • 山腹崩壊跡地で成長がよい窒素固定植物の特性と立地条件の検証

    小林 真, 内海 俊介, 山田 孝, 曾 瑞琪, 門脇 浩明, 吉田 俊也 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 143-, 2022-05-30

    ...試験地は、斜面において樹木を皆伐後、重機を用いて合計15箇所で各箇所30m四方の表土をはぎとることで設置した。調査の結果、ヤマハギとケヤマハンノキでは、植栽後の成長や生育が良好な環境が異なること、2種の成長や生残へは、斜面の斜度や表層で流出する土砂量、斜面崩壊が起こる前の施業履歴などよりも、土壌タイプの違いが大きく影響することが示唆された。</p>...

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  • 福島県浜通りの除染後農地での水稲栽培が 土壌全炭素蓄積に及ぼす影響の評価

    桂 圭佑, 小平 正和, 山下 恵, 山口 友亮, 高村 大河, 安達 俊輔, 大川 泰一郎 復興農学会誌 2 (1), 1-10, 2022-01-31

    ...<p>福島県浜地域の営農再開地域の農地は,除染作業に伴い肥沃な表土が剥ぎ取られたことが大きな農作物の生産上の課題となっている。本研究では福島県双葉郡富岡町の水田圃場(32 筆,計835a)において営農再開時期の異なる複数の圃場においてトラクタ搭載型の土壌分析システムにより測定したハイパースペクトルデータから土壌全炭素量を推定し,土壌マップを作製した。...

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  • 除染による土壌肥沃度低下とその回復に向けた取り組み(第1 報)

    八島 未和, 斎藤 葉瑠佳, 菊地 悠汰 復興農学会誌 2 (1), 11-23, 2022-01-31

    ...<p><tt>東京電力福島第一原子力発電所事故後放射性物質によって汚染された農耕地土壌では,主に表土剥離及び客土による除染に伴い,土壌肥沃度が低下した。本研究では,福島県伊達郡川俣町山木屋地区の農家圃場を対象とし,</tt>1. <tt>客土と除染以前から存在していた下層土を比較し,肥沃度低下の実態を調査した。</tt>2....

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  • シベリアのタイガ林を流れる河川中溶存成分の動態から見た環境変動

    川東 正幸, Prokushkin Anatoly 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 94-, 2022

    ...特にリン酸濃度は高い相関関係を示し、凍土融解時期から増加し、表土の凍結期間には低い値を示した。硝酸態と亜硝酸態窒素がリン酸と類似した季節変動を示したのに対して、アンモニア態窒素では冬季に高い値を示す逆の傾向が認められた。また、硝酸及びアンモニア態窒素では極端な値を示す時期が認められた。アンモニア態窒素は有機物の分解に由来し、硝酸態窒素は硝化過程を経た溶出として解釈された。...

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  • 宇治川の最終間氷期段丘

    小松原 琢 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 34-, 2022

    ...結果</b> </p><p> 宇治川の段丘面は,高位より,①マンセル色表示で2.5~5YR4/8~5/8の色調の表土を伴い,クサリ礫を多く含む,厚さ3~5mの砂礫層によって構成される高位面群,②5~7.5YR5/8~6/8の色調の表土を伴い,クサリ礫をほとんど含まないものの,花崗岩礫は長石が強く風化して表面が凸凹しており,砂岩礫は表面数mmが酸化した礫を含み,厚さ10m以上(最大30m)に達する厚い...

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  • 圃場整備による水稲のタンパク含有率への影響

    金子 大輝, 柿本 健吾, 柏木 淳一, 谷 宏, 山本 忠男 農業農村工学会論文集 90 (1), I_149-I_156, 2022

    <p>本研究では大区画水田を対象にUAV画像から水稲のタンパク含有率の推定モデルを作成した.タンパク含有率と植生指数との相関を調べた結果,最も高い相関係数を示したのは,出穂後38日のGNDVIであった.出穂後38日のGNDVIを用いて単回帰分析した結果,推定精度は良好であった.推定モデルを用いて作成したタンパク含有率推定マップから,タンパク含有率は圃場整備前の区画に応じて明瞭に異なり,切土部より…

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  • 長崎県対馬におけるツリーシェルター施工地の20年後の状況:耐久性と成長した植栽木への影響

    安部 哲人, 柳本 和哉, 山川 博美, 野宮 治人 森林総合研究所研究報告 21 (1), 49-53, 2022

    ...初期の表土移動で倒伏した24本を差し引いた174本を母数とすると、その後の生存率は82.2%であった。ツリーシェルターの耐久性は生存個体のうち37本が脱落しており、53本が破れ、53本が破損なく残存していた。残存する53本のほとんどの幹直径はツリーシェルターの径以下であり、成長に伴い脱落すると推測された。...

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  • 小規模湿原の再生とその効果検証―岡山県真庭市の津黒高原湿原における地域づくりと関連付けた自然再生の事例研究―

    小川 大介, 髙木 康平, 日笠 佑甫, 日置 佳之 景観生態学 27 (1-2), 15-35, 2022

    ...目的とした.まず,2013年に,測量,植生調査,水質・水文調査,日射量調査を行い,現存植生図,地下水位図,日射量分布図などを作成した.その結果,①湿原の一部での地下水位の低下,②湿原とその近接地での高木林による日射阻害,③水質などの富栄養化による高茎草本の繁茂,が明らかとなり,これらが湿原劣化の主要因と考えられた.そこで,流水のかけ流しによる地下水位の上昇,高木伐採による光環境の改善,富栄養化した表土...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 堤防法面補強土材の配合設計と現地適用実験

    大熊 広樹, ヘム ラムラヴ, 山崎 智弘 河川技術論文集 28 (0), 79-84, 2022

    ...<p>近年,集中豪雨等により河川堤防が決壊する事例が散見されている.本研究では河川堤防の表法または裏法の表土を短繊維材とセメント等で原位置改良することで,裏法では越水による侵食に,表法では侵食および浸透に対する補強土となる材料開発を行っている.短繊維材は,環境面を配慮した天然の麻繊維を使用する.配合設計は,短繊維材の長さは10~20mmとし,補強土体積の0.6~0.8%を添加し靭性を発揮させる.また...

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  • 千葉県君津地域の柿栽培の歴史に関する生態学的考察

    内山, 隆 千葉経済論叢 (65) 1-15, 2021-12-01

    ...その結果、花粉分析を実施した地点は洪水による不安定な堆積環境にあったこと、近代まで柿畑が付近にあったことなどから、花粉分布図に示された最上部のみの不連続な出現状況は、近隣からの表土の混入によるものであり、リュウキュウマメガキなど自生種由来の可能性はきわめて低いと判断した。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 機械作業技術による除染作業への取り組み

    八谷 満 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 8 19-27, 2021-10-31

    ...<p>東京電力福島第一原子力発電所事故からの速やかな復旧・復興を目指して,著者らは食料生産の基盤である農地の復旧を目的として放射性物質除去のための技術開発に取り組んだ.特に,農地土壌や畦畔,農道,水路,周辺の森林等に蓄積した放射性物質からの放射線による外部被ばく対策を取り上げ,汚染表土の削り取りを目的として開発した農地周辺除染用作業機の特徴と,これを用いた現地実証試験等の結果を中心に報告する.併せて...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか2件

  • 水田の表土剥ぎ取りによる放射性物質除去技術の開発

    若杉 晃介 農研機構研究報告 = Journal of the NARO Research and Development 8 29-34, 2021-10-31

    ...さを2 ~3 cm に制御することで,発生する汚染土壌を最小限にし,かつ確実に剥ぎ取る工法の開発を行った.本工法では,表土剥ぎ取り前に土壌固化材を散布することで,汚染された土壌を固化し,さらには白色にマーキングすることで取り残しの発生を防ぎ,確実に除染することができる.また,油圧ショベルの旋回駆動を活用し,表土剥ぎ取りに特化した操作方法やバケットの改良を行うことで,効率的かつ確実な除染が可能となった...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか2件

  • 災害廃棄物を利用したのり面緑化工「ネッコチップ工法」の施工事例

    石垣 幸整, 行實 涼, 村山 陵, 横塚 享 日本緑化工学会誌 47 (1), 153-156, 2021-08-31

    ...<p>ネッコチップ工法は表土が含まれる掘削土と木質チップを1:1で混合した生育基盤を造成するのり面緑化工法である。平成28年(2016)熊本地震(以下,熊本地震)で発生した流木と,復興工事(阿蘇大橋地区斜面防災対策工事)において発生した表土を有効活用した施工事例を報告する。...

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  • 水田域の圃場整備におけるカエル類の生息場の保全

    渡部 恵司, 中島 直久, 小出水 規行 応用生態工学 24 (1), 95-110, 2021-07-28

    ...カエル類は整備の際に保全対象種に選定されることが多い.本論文では,カエル類の生息場の効果的な保全に資するため,農村地域でみられるカエル類の生態等の特徴,圃場整備による影響および生息場の保全策の知見を整理し,今後の課題について論じた.第一に,農村地域に生息する在来 13 種・亜種について,繁殖場-生息場間の移動や吸盤の有無等の特徴を整理した.第二に,圃場整備後にカエル類が減少する理由について,(1)表土...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献58件

  • 平成30年7月豪雨による岐阜県での土砂災害

    永田 秀尚, 林 拙郎, 篠田 繁幸, 藤井 幸泰, 伏木 治, 日野 康久, 居川 信之, 地主 卓弥, 加藤 靖郎, 小嶋 智, 高木 郁生, 田村 浩行, 都築 孝之, 梅原 正敏, 吉田 一也 応用地質 62 (2), 82-91, 2021-06-10

    ...<p>平成30年7月豪雨による,岐阜県での土砂災害について報告した.斜面崩壊のほとんどは豪雨期間の後半に生じた.飛騨帯の花崗岩,美濃帯の堆積岩類,濃飛流紋岩類,段丘堆積物,崩積土,表土,盛土などで斜面崩壊が発生した.渓床土砂の移動による土石流はより多数発生しているようである.累積降水量が300 ㎜を超えた範囲で災害の発生数が多くなるが,愛媛県宇和島や広島県呉のように高密度のものとはならず散発的であった...

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  • カラマツ人工林の成木および実生における土壌深度別外生菌根菌種組成

    大山 和也, 小口 燎巳, 田中 恵 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 596-, 2021-05-24

    ...カラマツ造林地伐採後の再造林としては、天然下種更新による方法が多く研究されており、表土層の除去を行うことで土壌中に存在する暗色雪腐病菌などを取り除き実生の天然更新が促されるとされている。また、それらの病原菌に対し耐性を高めるものとして菌根菌の存在が考えられるが、表土除去を行う際に感染可能な菌根菌が除去されている可能性が考えられる。また、菌根菌種の深度別分布や機能は知られていないことが多い。...

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  • コウヨウザン人工林における3年間の表土移動量

    渡辺 靖崇, 鈴木 保志, 涌嶋 智, 坂田 勉, 古本 拓也, 東 敏生 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 493-, 2021-05-24

    ...<p>コウヨウザン(<i>Cunninghamia lanceolata</i>)林における表土移動特性を明らかにするため,コウヨウザン林とヒノキ林に簡易土砂受け箱を設置して表土移動量を3年間観測した。本研究は2017年4~10月までの調査を渡辺ら(2018)にて報告しており,2020年4月まで調査結果を加えたものである。...

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  • 除染後斜面における放射性セシウムの経時的・空間的輸送

    砂川, 優樹, 伊東, 雄樹, 高木, 悠輝, 本多, 隆太, 西村, 拓, 溝口, 勝, 登尾, 浩助 明治大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Meiji University 70 (2), 39-45, 2021-03

    ...福島県相馬郡飯舘村北部の除染が実施された宅地の北側の南向き斜面において,2015年4月から2019年2月にかけて,年間数回リター層を含む表土(黒ボク土)を採取し,Ge半導体γ線検出装置により134Csと137Cs濃度を測定した。採取地点は,斜面上部より未除染部,上部,中部,および下部,2016年4月より最下部を設定し,各高度について水平方向に3地点を設定した。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • AMS14C年代測定に基づく北海道石狩低地帯の花粉分析データからの古植生と推移相

    星野 フサ, 春木 雅寛, 南 雅代, 中村 俊夫 名古屋大学年代測定研究 5 12-22, 2021-03

    ...この地域には植栽され大木になったブナ親木集団が三つあり、その周りの東西7km、南北6kmの範囲内に2020年に設定した調査地点30カ所で表土を採取し花粉分析した。ブナ大木の樹冠下方では20%近い出現率でブナ落下花粉が存在したが。南~西方向へは0~1%の出現率であった。北海道東部の十勝平野の忠類で1970年にナウマンゾウ化石ほぼ1体分が発掘された時の酸素同位体ステージ5eの花粉分析を再考察した。...

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  • 上椎葉ダムに流入する濁水の起源同定と高分子凝集剤による流出抑制効果の検討

    東 俊孝, 入江 光輝 土木学会論文集B1(水工学) 77 (2), I_583-I_588, 2021

    ...<p> 宮崎県北部の上椎葉ダムでは上流集水域からの濁水流入の著しく,その主たる土砂生産域は斜面崩壊後の裸地面である.本研究では集水域内数か所の崩壊地および河道堆積土砂を採取し,鉱物学的手法により流入濁水および貯水池底泥との鉱物組成の類似度を比較した.その結果,支流の不土野川流域の斜面崩壊地の濁質生産寄与が大きい可能性が示された.さらに同崩壊地の表土をPICで団粒化し,流亡抑制する可能性を検討した.PIC...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 雨水流動モデルを用いた山地斜面表土層の土壌水分プロファイルと流量流積関係に関する分析

    森 優介, 市川 温, 田中 智大, 萬 和明, 金 善玟, 立川 康人 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 206-, 2021

    <p>降雨流出の予測は水文学の課題の一つであり、キネマティックウェーブモデルなどの様々なモデルが開発されてきた。一方、キネマティックウェーブモデルは、土が乾いているときや緩斜面、降水量が少ないとき、土層が深いときに出水を適切に表せないことが指摘されている。しかし、なぜこの条件下で適用性が低くなるのか、山地斜面内部で何が起きているのかは明らかにされていない。そこで本研究は、キネマティックウェーブモ…

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  • 森林斜面からの土砂流出評価のための広域調査手法の検討

    若松 孝志, 池田 英史, 中屋 耕, 石井 孝 水文・水資源学会研究発表会要旨集 34 (0), 164-, 2021

    ...<p>森林斜面における土砂発生におよぼす林床被覆の影響を評価することを目的とし、宮崎県椎葉村に位置するヒノキ林とスギ林の斜面において、林床被覆率と小型の土砂受けを用いることにより,表土(細土、石礫、堆積リタ―)の移動量を観測した。...

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  • 協生農法環境における RGB画像に対する Semantic Segmentation を用いた圃場の被覆状態の認識方法に関する研究

    吉崎 玲奈, 青竹 峻太郎, 小方 博之, 大谷 淳, 大谷 拓也, 高西 淳夫, 舩橋 真俊 画像電子学会年次大会予稿集 49 (0), 59-59, 2021

    ...多種多様な植物を同じ農地内で混生密生させ,生態系の持つ自己組織化能力を多面的・統合的に活用することで,有用植物を生産する農法として協生農法™がある.現在,協生農法を支援する技術の一環として,主要な管理作業を自動化するロボットの開発が行われているが,単一植物に対する画一的な作業で実現できる慣行農法に比べ,認識・作業の複雑さが課題となっている.協生農法では,表土を植生で覆うことが重要であり,表土が露出している...

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  • 福島県南相馬市周辺の水理・物質移行挙動の検討

    竹内 真司, 張 豊瑞, 鈴木 弘明 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 172-, 2021

    ...これまでの研究ではCsの多くは地表土壌等に強く吸着されていることが明らかとされてきたものの,土壌が薄い地域や基盤の花崗岩類が地表に露出する場所では基盤岩中に移行する可能性は否定できない。...

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  • 圃場の大区画化整備時の表土の適正な水分状態と下層土の施工機械の選定

    桑原 淳, 大友 秀文, 横濱 充宏 農業農村工学会論文集 89 (1), I_11-I_18, 2021

    ...から施工開始の判断指標を示せることが分かった.表土(0~15cm)の物理性の悪化を抑制するためには,表土(0~15cm)のpFが2.0~2.5(-9.8~-31kPa)まで乾燥した状態で施工する必要があることを明らかにした.表土(0~15cm)のpFが2.0~2.5(-9.8~-31kPa)に対応する地耐力は0.58~0.69MPaであり,表土(0~15cm)の地耐力が降雨後の施工開始の判断指標の1...

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  • 立命館大学びわこ・くさつキャンパス内に保全された鉱質土壌湿原の珪藻植生

    大塚 泰介, 北野 大輔 Diatom 36 (0), 1-12, 2020-12-25

    ...この湿原は,キャンパス建設以前からこの場所にあった湿原と,キャンパス敷地内の他の場所から表土ごと移植された2つの湿原から構成される。この場所本来の湧水に加えて汲み上げられた地下水の供給により涵養され,定期的なモニタリングと管理により植生が維持されている。試料採集と水質調査を2013年11月8日に行った。...

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  • 列状間伐がヒノキ人工林の植生回復と表土流亡の抑止に及ぼす長期的影響

    渡邉 仁志, 千村 知博, 堤 隆博, 三村 晴彦 日本森林学会誌 102 (6), 341-345, 2020-12-01

    ...3伐列は他の調査区より植被率やリター被覆率が高く,表土流亡の間接指標である土壌侵食危険度指数が低かった。また,土壌侵食危険度指数は,植被率やリター被覆率が高い調査枠で低い傾向がみられた。伐採幅に起因する光条件の違いによって,下層植生が維持されリターの移動が抑制されたため,3伐列では,両者による地表面の被覆により表土流亡が低減したと推測される。</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献2件

  • 津波攪乱跡地におけるカワラナデシコの実生及び開花個体の消長

    大澤 啓志, 西口 美菜子 日本緑化工学会誌 46 (2), 218-225, 2020-11-30

    ...表土残存区に対して異なる表土攪乱強度に対する処理群(表土流出区・基盤土流出区)として扱ったところ,いずれも出芽実生の総数は有意に増加していた(Steel検定:<i>P<</i>0.05)。ただし,実生生残率は平均58~61%と立地条件間で顕著な差は認められなかった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • スギ・ヒノキ人工林における林床被覆と間伐木を利用した筋工が表土移動に及ぼす影響

    島田 博匡, 沼本 晋也, 野々田 稔郎 日本緑化工学会誌 46 (1), 63-68, 2020-08-31

    ...<p>地質条件が異なる3カ所のスギ・ヒノキ人工林に設けた試験地において土砂移動レートを3年間測定し,林床被覆と間伐木を利用した筋工が表土移動に及ぼす影響を検討した。試験地別,筋工有無別に林床被覆率と土砂移動レートの関係を指数式で近似したところ,いずれにおいても林床被覆率が高いほど土砂移動レートが低くなる傾向がみられた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 成長速度と林分の発達を促進するダケカンバ二次林の施業方法

    吉田 俊也, 山崎 遥, 宮本 敏澄, 秋津 裕志 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 119-, 2020-05-25

    ...この発表では、いったん剥いだ表層土壌を再度施工地に敷き戻す作業(表土戻し)の事例を紹介する。5年生時点で、ダケカンバの稚樹数・成長に及ぼす正の効果は明らかであった(胸高以上の稚樹数は通常0.2、表土戻し9.5本/m<sup>2</sup>;Aoyamaら 2009 JFR)。...

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  • 山地流域における平水時比流量の空間分布と貯留・流出経路の関係

    浅野 友子, 川崎 雅俊, 齋藤 俊浩, 原口 竜成, 高徳 佳絵, 才木 道雄, 木村 恒太 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 160-, 2020-05-25

    ...流域面積と比流量の関係は、表土層と風化岩盤含む地中の水移動を知るのに有効な可能性がある。数~数十km<sup>2</sup>の流域で行われた既往研究では、流域面積の増加に伴い比流量が増加する流域、減少する流域、ほぼ一定の流域が報告されているが、各分布と貯留・流出経路の関係について明らかにした例は少ない。...

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  • 水土保全機能の評価

    玉井 幸治, 村上 亘, 伊藤 江利子, 南光 一樹, 齋藤 仁, 戸田 堅一郎 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 294-, 2020-05-25

    ...そこで本報告では、⽔資源供給機能、水質浄化機能、表土保全機能、山腹崩壊防止機能を表すそれぞれの指標として、水資源賦存量、水質浄化機能指数(本報告で提案)、表土流出量、山腹崩壊危険度を選定してモデル化し、林齢や樹木密度、構成樹種などによる変動を評価したので報告する。その結果を概説すると、⽔資源賦存量は林齢 25 年までは林齢の増加に伴って次第に減少していくが、それ以降はほぼ⼀定であった。...

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  • 平成30年北海道胆振東部地震で発生した崩壊斜面の植生基盤評価(速報)

    蓮井 聡, 佐藤 創, 速水 将人, 中田 康隆 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 551-, 2020-05-25

    ...測定結果から、今回の崩壊斜面の土壌構造は、硬い(S値が小さい)風化粘土層がすべり面となり大規模な表層崩壊が発生したものの、表土(S値が高くかつ飽和透水係数が高い)はすべて流亡したわけではなく風化粘土層上に広く残存しており、表土の残存厚が厚い箇所と薄い箇所があるものと考えられた。ただし、表土の残存厚が厚い調査地点は少なく、表土厚が薄い調査地点が多かった。</p>...

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  • 機能評価モデルによる地域森林管理の時空間推移評価と予測

    山田 祐亮, 山浦 悠一, 松浦 俊也, 玉井 幸治, 南光 一樹, 戸田 堅一郎, 村上 亘, 滝 久智, 橋本 昌司, 佐藤 保, 伊藤 江利子, 高山 範理, 高橋 正義 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 296-, 2020-05-25

    ...評価したのは、生物多様性機能、花粉媒介機能、炭素貯留機能、表層崩壊防止機能、表土保持機能、水源涵養機能、水質浄化機能、木材生産機能、保健休養機能、特用林産物生産機能である。1948~75年には拡大造林の影響で天然林が人工林に転換され、若齢林が増加した。1975~2012年には林業低迷による伐控えの影響から、高齢林が増加した。各種機能評価マップはこのような管理の結果を色濃く反映していた。...

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  • 段階的な目標林型を設定した多雪斜面における木本緑化

    相浦 英春, 杉田 久志, 長谷川 幹夫 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 540-, 2020-05-25

    ...<p>対象とした多雪斜面はブナ林の皆伐、スギの植林後に発生した雪食崩壊の跡地であり、積雪や表土の移動も継続していたため天然更新による水源林の再生は望めなかった。...

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  • 表土除去がカラマツの初期成長の推移に与える影響

    中川 昌彦, 田代 直明 森林計画学会誌 53 (2), 63-68, 2020-05-19

    ...北海道足寄町の試験地では,植栽5年後の樹高,胸高直径は,表土浅剥区で一番大きく,次いで表土を移動させてない草刈地拵区が大きく,表土深剥区で一番小さかった。これまで,表土を除去することでカラマツの初期成長が大きく低下すると報告されていたが,本研究の結果から,表土除去を行っても植栽5~8年後のカラマツの成長が低下することはない場合や,よくなる場合もあると考えられた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献6件

  • ドローンテレメトリーを用いた北海道小河川に移入したウチダザリガニ抱卵メスの越冬環境の特定

    山本 敦也, 菅野 貴久, 町田 善康, 中束 明佳, 鈴木 雅也, 田中 智一朗, 金岩 稔 応用生態工学 22 (2), 125-131, 2020-03-28

    ...することによって越冬環境について調査を行った.同時に,ドローンに電波受信器を搭載して河道上空を飛行させることにより電波発信源をある程度特定し,その後指向性アンテナを用いて詳細な電波発信位置を特定する方法の開発も行った.2017 年 10 月に 3 個体に電波発信器を装着して放流し,同年 12 月にドローンと八木式アンテナを用いて 3 個体全ての越冬場所を特定,回収した.抱卵個体は河岸より 1-2 m,表土...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • ポット栽培レタスにおける醤油粕の施肥効果

    大山, 卓爾, 藤井, 邦彦, 大塚, 岳, 末吉, 邦, 大竹, 憲邦 新潟大学農学部研究報告 = Bulletin of the Faculty of Agriculture, Niigata University 72 13-21, 2020-02

    ...醤油粕の添加量が増えるにつれて、ポット表土の水分含有率が増加したため、本試験では、醤油粕や脱塩醤油粕を添加したポットは湿害による根の呼吸や養分吸収の阻害または、有機酸の蓄積の害を受けた可能性がある。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 雑草害の拡大防止に防草シートをどう活かすか

    佐治 健介 草と緑 12 (0), 16-26, 2020

    ここ数十年来の雑草繁茂の増大は,種々のインフラ施設における土地利用の阻害,植栽の劣化,生活環境の悪化,生態系サービスの低下などに大きく影響している.今日の日本では,雑草対策のためのツールは防草シートをはじめ各種のマルチ材,除草機器,除草剤など豊富にそろっているものの,これら技術の機能を十分に生かし統合した科学的思考に基づく雑草管理はほとんどなされていない.防草シートによるマルチは,一度の施用によ…

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  • 循環型緑地管理における植物発生材マルチの活用

    角 龍市朗, 伊藤 幹二, 伊藤 操子 草と緑 12 (0), 27-36, 2020

    ...私たちの生活空間を潤す緑地は,その維持管理作業から毎年大量の剪定枝や刈草といった 植物発生材を‘みどりの廃棄物’として系外へ排出し続けている.本来,これらは,土壌に還元することによって表土形成を担う重要な機能を有しているが,これを無下にしている現状は低炭素社会へ向けての行動に逆行する.本稿では,炭素循環・環境保全の側面で持続可能な緑地管理技術として,植物発生材を系内でマルチ資材として活用することを提案...

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  • マツタケ菌根形成のためのアカマツの根系操作(Ⅰ)表土の掻き取りと被覆による根の誘導方法の検討

    藤田 徹, 藤田 博美 日本きのこ学会誌 28 (1), 21-26, 2020

    ...地上でマツタケの菌根形成を行うため,宿主であるアカマツの根を土壌表面に誘導する方法について,その最適条件を検討した.林地で表土を掻き取って鉱物質土壌層を露出させた箇所に被覆処理を行い,処理区の土壌表面で観察されるマツの成長中の根端数を調査し,鉱物質土壌層を露出させる際の土壌の掻き取り強度及び処理区表面の被覆方法について検討した.その結果,被覆法は,不織布と土壌または土壌を詰めた土のうで被覆する方法が...

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  • 福島県におけるマメ科緑肥作物でのアルファルファタコゾウムシの発生状況

    松木 伸浩, 齋藤 隆 北日本病害虫研究会報 2019 (70), 182-186, 2019-12-16

    ...<p>東北地方太平洋沖地震に伴う東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故では,福島県内12市町村に避難指示が出された.これらの地域では表土剥ぎおよび客土といった大規模な農地除染が行われた.相馬郡飯舘村の除染後農地では,地力回復,景観形成を目的にレンゲ栽培の取り組みが行われたが,2016年5月にアルファルファタコゾウムシの寄生ならびに食害が確認された.そこで,避難指示が出された地域における発生分布調査...

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  • 色の分析による表土の成因と区分

    遠藤 真哉, 梶原 倖, 山野井 徹 応用地質 60 (5), 216-229, 2019-12-10

    ...の酸化物・水酸化物,粘土鉱物等)によるものであることが判明し,それらに基づいて②の表土を区分した.以上,風成堆積物として①,②,③の表土の調査結果を集約し,主要着色物質による表土区分を行った....

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 福島県におけるマメ科緑肥作物でのアルファルファタコゾウムシの発生状況

    松木, 伸浩, 齋藤, 隆 北日本病害虫研究会報 (70) 182-186, 2019-12

    ...これらの地域では表土剥ぎおよび客土といった大規模な農地除染が行われた。相馬郡飯舘村の除染後農地では,地力回復,景観形成を目的にレンゲ栽培の取り組みが行われたが,2016年5月にアルファルファタコゾウムシの寄生ならびに食害が確認された。そこで,避難指示が出された地域における発生分布調査を実施するとともに,地力回復を目的とした5つのマメ科緑肥作物における本種の発生状況を調査した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ウルシ植栽適地の土壌特性

    小野 賢二, 平井 敬三, 田端 雅進, 小谷 二郎, 中村 人史 日本森林学会誌 101 (6), 311-317, 2019-12-01

    ...以上は「ウルシは肥沃で,軟い表土が深く,排水良好で乾燥し過ぎない適潤な土地を好む」とする植栽適地の既往報告の要件と一致した。土壌酸度や土性は,本研究では既往報告と異なり,ウルシ生育との関係性が明確でなかった。不良地は全てにおいて,排水設備が未整備の水田と水が集中する斜面底部平坦面の牧草地からの転換林だった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 福島県におけるマメ科緑肥作物でのアルファルファタコゾウムシの発生状況

    松木 伸浩, 齋藤 隆 北日本病害虫研究会報 (70) 182-186, 2019-12

    ...これらの地域では表土剥ぎおよび客土といった大規模な農地除染が行われた。相馬郡飯舘村の除染後農地では,地力回復,景観形成を目的にレンゲ栽培の取り組みが行われたが,2016年5月にアルファルファタコゾウムシの寄生ならびに食害が確認された。そこで,避難指示が出された地域における発生分布調査を実施するとともに,地力回復を目的とした5つのマメ科緑肥作物における本種の発生状況を調査した。...

    日本農学文献記事索引

  • 6年間保存したコナラ林表土の埋土種子組成

    大貫 真樹子, 飯塚 康雄, 久保 満佐子, 細木 大輔, 松江 正彦 日本緑化工学会誌 45 (2), 293-298, 2019-11-30

    ...<p>森林表土の保存期間が埋土種子組成に及ぼす影響を明らかにするため,ブルーシートで被覆した盛土に6年保存したコナラ林の表土の埋土種子組成を実生出現法により調べた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 丹沢山地のシカの食性-長期的に強い採食圧を受けた生息地の事例-

    高槻 成紀, 梶谷 敏夫 保全生態学研究 24 (2), n/a-, 2019-11-10

    ...<p>丹沢山地は 1970年代からシカが増加し、その後シカの強い採食圧によって植生が強い影響を受けて貧弱化し、表土流失も見られる。このような状況にあるシカの食性を 2018年の 2月から 12月まで、東丹沢(塔が岳とその南)と西丹沢(檜洞丸とその南の中川)、西部の切通峠においてそれぞれ高地と中腹(ただし西では高地のみ)において糞を採集し、ポイント枠法で分析し、次のような結果を得た。...

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  • 表土ブロック移植の簡易工法による盛土法面の生態系復元の評価

    中村 誠宏, 寺田 千里, 湯浅 浩喜, 古田 雄一, 高橋 裕樹, 藤原 拓也, 佐藤 厚子, 孫田 敏, 伊藤 徳彦 保全生態学研究 24 (2), n/a-, 2019-11-08

    ...一方、リター層も土壌層も土壌動物の個体数は表土ブロック区でより多く、種数も表土ブロック区でより高かった。リター層を除く土壌層のみ表土ブロック区において移植元の土壌動物相との類似度がより高くなった。本研究の結果から、開発した表土ブロック移植の簡易工法は植物と土壌動物に対して早期の回復効果を持つことが示された。</p>...

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  • ブナ林下層に生育するチシマザサ(<i>Sasa kurilensis</i> Makino et Shibata)の群落構造に影響を与える環境要因

    呉 崇洋, 田中 凌太, 藤好 恭平, 服部 一華, 赤路 康朗, 廣部 宗, 坂本 圭児 日本緑化工学会誌 45 (1), 103-108, 2019-08-31

    ...その結果,凹地形でチシマザサの地際直径が小さかったのは,凹地形では表土移動が起こりやすいためと考えられた。ホオノキ林冠下とミズメ林冠下の方がブナ林冠下よりチシマザサの稈密度が高く地上部乾重が大きかったのは,フェノロジカルギャップがその一因であると考えられた。以上のように,閉鎖林冠下において地形と林冠樹種の違いによりチシマザサの群落構造が異なることが明らかになった。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 平成28年台風10号豪雨によって北上山地東部で発生した土砂災害

    岡本 隆, 阿部 俊夫 水利科学 63 (2), 109-122, 2019-06-01

    ...山腹斜面の薄い表土層とは対照的に,渓流域には厚い渓岸・渓床堆積物が認められ,これが土砂流出の主たる生産源と考えられた。台風の接近,通過時には岩泉町(アメダス岩泉)で最大時間雨量70.5mm/h,総降雨量250.5mm を記録するなど各地で200mmを超える降雨量を記録した。最大時間降雨量の確率年は岩泉町で305年と算定され,現地では極めて激しい短時間降雨が生じた実態が明らかとなった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 島根県浜田市におけるタブノキ林の表土を利用した法面緑化事例

    大嶋 辰也, 久保 満佐子, 井上 雅仁, 田村 徹, 森定 伸, 西尾 隆 日本緑化工学会誌 45 (1), 220-223, 2019-05-31

    ...<p>島根県にある浜田・三隅道路の盛土法面でタブノキ二次林の表土と粘性土を混合して貼り付ける緑化を行い,表土採取地の植生,施工 2 年後までの法面の植生および木本の種と個体数,樹高,種子または栄養体(根など)の起源の違いを調べた。その結果,法面では 90 種を確認し,そのうち 4 種が表土採取地で出現した種であった。...

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  • 津波被災海岸林再造成の機械化における省力化技術の開発

    山田 健, 佐々木 尚三, 山口 浩和, 猪俣 雄太, 鬼武 正行, 鶴見 裕樹, 馬場 法孝 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 415-, 2019-05-27

    ...ここは表土が非常に堅く植栽に多大の労力を要しているため、省力化に向けて苗木植栽ロボットを開発した。まず、海岸林再造成地に試験地を設定して既存の自動植付機2機種で植栽試験を行い、その結果から新規開発機に必要な構造・諸元を決定した。それをもとに、オーガ式耕耘装置、油圧式プランティングチューブ、てん圧機構、ロボットアーム式苗木供給装置を有する苗木植栽ロボットを設計・製作した。 ...

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  • 重機地拵え後の高木稚樹と草本類の発生ー代替的作業を行うタイミングの効果

    山崎 遥, 間宮 渉, 吉田 俊也 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 269-, 2019-05-27

    ...その代替的な作業として、いったん除去した表層土壌・下層植生を、再度施工地に敷き戻す「表土戻し」は、稚樹の成長および埋土種子起源の実生を増加させる効果が知られている。しかし、その際、表土を堆積しておく期間が問題となる。作業効率上は期間が短いほうが望ましいが、下層植生がすばやく再生してしまうことは避けなければならない。...

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  • 重機による地拵え後の針葉樹の天然更新:表土の残し方で成績が変わるか?

    吉田 俊也, 鈴木 ななみ 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 537-, 2019-05-27

    ...<p>アカエゾマツの天然更新の可能性を検討するために、掻き起こし地における発芽および1年目の成長を、表土を残す量に着目して評価した。表土の残存は実生の成長を改善するが、アカエゾマツの場合、土壌中の病原菌への耐性が低いことからその効果は懸念され、経験的には表土を排除することが有効とされてきた。施工地に残る表土の量が「多い」「中間」「少ない」の3処理を作成した。...

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  • 地域森林における機能間トレードオフの空間的分析

    山田 祐亮, 山浦 悠一, 南光 一樹, 松浦 俊也, 橋本 昌司, 髙山 範理, 戸田 堅一郎, 佐藤 保 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 482-, 2019-05-27

    ...本研究ではK市を対象に、機能間(木材生産機能、表土保持機能、生物多様性機能、炭素蓄積機能、表層崩壊防止機能、保健休養機能)の関係性を多変量解析により明らかにした。まず、対象地において各機能の評価マップを作成した。機能評価は、林齢、主要樹種、各種地形、気候情報、路網情報等を分析することで行った。評価モデル作成には、森林生態系多様性基礎調査のデータを用いた。...

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  • 中学生を対象とした森林の保水力実験に関する理科の授業実践

    東原 貴志, 蔵治 光一郎, 井上 真理子, 大谷 忠, 荒木 祐二, 伊神 裕司, 小西 伴尚 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 55-, 2019-05-27

    ...これに関連したトピックとして、雨と森林の密接な関係を取り上げている教科書では、森林の保水力は急激な雨水の流出を抑制する一方、植生がはぎとられた土地では降水により表土が洗い流されることが解説されている。...

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  • 間伐時に下層木を保残したヒノキ林における7年間の林床植生の種組成変化

    山岸 極, 伊藤 哲 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 102-, 2019-05-27

    ...我々はこれまで、表土保全の面から低木層を保残した間伐の有効性を明らかとし、一方で短期的な評価から林床植生の発達が抑制されることを示した。本研究では7年目の林床植生調査データを加え、林床植生の種組成に対する中長期的な評価を行うことを目的とした。【方法】間伐及び下層刈払いの有無で4パターンの処理区を設定しているヒノキ人工林で調査を行った。...

    DOI

  • 2018年北海道胆振東部地震によって発生した山地崩壊とテフラ層の関係

    柳井 清治, 古市 剛久, 小山内 信智 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 147-, 2019-05-27

    ...崩壊タイプは基盤上に堆積した浅い表土層が崩落する表層崩壊であり、この表土層(層厚2~3m)は主として過去に樽前山から噴出した軽石や火山灰層(テフラ)から構成される。とくに、厚真町周辺では、斜面上の厚い風化軽石層(Ta-d層、約9000年前に噴出)の下位にある粘土層を境界として崩落したものが多かった。...

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  • 十勝地方の災害対応と復旧支援活動の課題 : 平成28年8月の連続した台風被害から

    小泉, 俊明, 石川, 弘大, 益村, 哲, 鈴木, 雄大, 宮森, 秀樹 北農 86 (2), 150-157, 2019-04

    ...その被害は十勝管内の全19市町村に及び,2万6千haを超える多くのほ場で冠水,滞水被害,表土流失等の被害が発生した。また,農業施設にも甚大な被害があった。本稿ではこの災害への対応を整理するとともに,復旧支援を進める上での活動の課題を整理した。災害対応にあたっては,(1)関係機関と連携した迅速な被害概要の把握,(2)被害状況毎の技術支援が必要である。...

    日本農学文献記事索引

  • スギ・ヒノキ人工林における土砂受け箱で捕捉された土壌と地山表層土壌の粒径組成の比較

    島田, 博匡 三重県林業研究所研究報告 (9) 1-11, 2019-03

    地質が異なる3カ所のスギ・ヒノキ人工林において土砂受け箱で捕捉された2時期の土壌(8月,10月)と地山表層土壌の粒径組成を比較し,土砂受け箱による微細な土壌の捕捉程度について検討を行った。いずれの場所,時期でも,土砂受け箱で捕捉された土壌において,土砂受け箱背面に取り付けられたメッシュネットのメッシュサイズよりも小さい粒径の土壌の割合は地山表層土壌と同程度であった。土砂受け箱で捕捉された土壌と地…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 研究計画書の分析に基づく児童・生徒の研究概念の分類と発達経路

    宮国 泰史, 福本 晃造, 城間 吉貴, 杉尾 幸司, 古川 雅英 日本科学教育学会年会論文集 43 (0), 564-565, 2019

    ...また,疑問の対象とする現象の中身について検討すると,「どうなっているのか」,「どうなるのか」などの疑問の対象とする現象について予測や仮説が立てられていない状態や,「表土の違いにより汚染の状態にも違いがあるのか」や「淡水魚の泳ぎ,ヒレの使い方,つくりは関係があるのか」などの予測や仮説が立てられている疑問形の形などに,分類することが可能に思えた。...

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  • 集水域面積と縦断勾配を用いた表層地盤特性の推定

    吉田 一希 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 59-, 2019

    ...</p><p> 地層構成は,地表から深さ10mまでの「礫質層」,「砂質層」,「泥質層」の層厚の割合を算出した.ただし,盛土,埋土,表土の部分は除外した.また,深さ10mまでに基盤岩が含まれるものや,火山性の地層を含むものは対象外とした....

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  • 土壌水分計を用いた圃場内の水分分布測定に基づく代表地点の選出

    亀山 幸司, 宮本 輝仁, 岩田 幸良 農業農村工学会論文集 87 (2), II_113-II_121, 2019

    ...に灌水するシステムの導入が検討されている.このシステムの導入を検討する上で, どの位置の土壌水分を基準に管理するのが妥当かを検討する必要があると考えられる.Time stability概念に基づいて代表地点を選出する手法は, この問題を解決する可能性がある.そこで, 我が国の農地において特徴的な黒ボク土圃場(畑圃場)と水田転換畑圃場(水田圃場)を対象に, FieldScout TDR300を用いて表土...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 長野県における農業的土地利用が黒ボク土の分布に及ぼす影響

    川東 正幸, 井堀 雄介 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 290-, 2019

    ...地形改変された総面積は318haであり、対象地域における厚層黒ボク土分布域の54.6%が造成による表土剥離をうけて淡色または普通黒ボク土に改変されていることが明らかになった。このような切土・盛土による農地造成は県内の他地域でも確認されたことから、造成による黒ボク土の改変は広く全国的に生じているものと考えられた。...

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  • 数値シミュレーションによる不均一斜面内の局所的湧水に関する研究

    齋藤 雅彦 土木学会論文集B1(水工学) 75 (2), I_1237-I_1242, 2019

    ...湧水の状況を表現することができない.また,豪雨時には地表面付近の飽和度の上昇に伴って間隙空気圧が上昇し,その結果,降雨浸透の抑制が生じることが考えられるが,従来の浸透流解析ではこのような現象は考慮されていない.これに対して本研究では,透水係数の空間分布モデルを用いて不均一な斜面における豪雨時の湧水の発生条件および間隙空気の影響について,3次元数値シミュレーションにより検討し,降水量,斜面の透水性,表土層厚等...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 表土流亡の抑止効果に着目したヒノキ人工林の下層植生分類へのササ型の追加とその序列化

    渡邉 仁志, 井川原 弘一, 横井 秀一 森林立地 60 (2), 55-61, 2018-12-25

    ...<p>岐阜県南部のヒノキ人工林において,下層植生の植被率と優占種によって分類した従来の下層植生タイプ(シダ型,草本型,低木型,貧植生型)にササ型を追加し,これらの表土流亡の抑止効果を再序列化した。ササ型はシダ型に比べ高標高に出現し,光条件が悪化した林床にも出現する可能性が示された。表土流亡の危険性の間接的指標である土壌侵食危険度指数は,全植被率合計が高い林分で小さい傾向が認められた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • コウヨウザン人工林における表土移動量

    渡辺 靖崇, 鈴木 保志, 涌嶋 智, 坂田 勉, 東 敏生 日本森林学会誌 100 (5), 178-181, 2018-10-01

    ...<p>コウヨウザン林分における表土移動特性および要因を明らかにするため,コウヨウザン林分に簡易土砂受け箱を設置して表土移動量を観測した。土砂受け箱の設置要因として傾斜条件(急・緩)を設定した。また,物質移動レート(g m<sup>-1</sup> mm<sup>-1</sup>)を指標として他の樹種の林分を調べた既往の研究事例と比較検討した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 樹冠上部からの散水による表面流および表土侵食の時系列変化

    若松 孝志, 池田 英史, 中屋 耕, 石井 孝 水文・水資源学会誌 31 (5), 399-413, 2018-09-05

    <p> 降雨強度が大きい条件での森林斜面における表面流出と土砂流出の時系列変化を観測するため,樹冠通過過程で雨滴の運動エネルギーが変化することを考慮して,樹冠上部より散水可能な手法を考案し,その有用性をヒノキ人工林を対象に評価した.散水は間欠的に約13分,32分,16分間,計3回行った.表面流出量,土砂流出量は調査プロットを用いて観測,樹冠通過雨の降雨強度,雨滴の粒径と落下速度は,プロット上部に…

    DOI Web Site Web Site 参考文献16件

  • 根元付近の根系が露出したヒノキ立木の引き倒し抵抗力

    島田 博匡 日本緑化工学会誌 44 (1), 123-126, 2018-08-31

    ...<p>ヒノキ人工林において,表土流出による根元付近の根系露出が立木の最大抵抗モーメントに及ぼす影響を明らかにするために,胸高直径が同程度の正常木と根系露出木を5組選定し,立木引き倒し試験により最大抵抗モーメントを比較した。また,根系露出木の最大抵抗モーメントに及ぼす根系露出の程度の影響を検討した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献9件

  • 浜田・三隅道路における森林表土利用工による法面緑化の施工事例

    大嶋 辰也, 久保 満佐子, 西尾 隆 日本緑化工学会誌 44 (1), 209-212, 2018-08-31

    ...<p>島根県にある浜田・三隅道路の盛土法面でマツ枯れ荒廃林の表土と粘性土を混合して貼り付ける緑化を行い,表土採取地の植生,施工3 年後までの法面の植生および木本の種と個体数,樹高,種子または栄養体(根など)の起源の違いを調べた。その結果,法面では80 種を確認し,そのうち15 種が表土採取地で出現した種であった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 山地流域の水・土砂流出における空間スケールの影響(2):集中的な観測が行われた流域の事例

    浅野 友子, 内田 太郎, 勝山 正則, 平岡 真合乃, 水垣 滋, 五味 高志, 丹羽 諭, 横尾 善之 水文・水資源学会誌 31 (4), 232-244, 2018-07-05

    ...<p> 本研究では,水・土砂流出過程に関する詳細な観測が行われてきた滋賀県不動寺試験流域と桐生水文試験地,神奈川県大洞沢試験流域,北海道鵡川・沙流川流域における研究を精査し,水・土砂流出量と流域面積の関係に関する新たな解析を加え,空間不均一性,空間スケール依存性が生じるプロセスについて考察した.水流出に関しては,岩盤経由の地下水の流出と表土層のみを経由した水の流出の寄与率の違いが源頭部の小流域の比流量...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献22件

  • 間伐方法の違いが表土流出に及ぼす短期的影響

    溝口 拓朗, 伊藤 哲, 山岸 極, 平田 令子 森林立地 60 (1), 23-29, 2018-06-25

    ...これらのことから本調査地においては,定性間伐は列状間伐よりも表土撹乱の小さい間伐手法であると示唆された。したがって,急傾斜地や火山灰土壌のように特に侵食を受けやすい地質では列状間伐はできるだけ回避し,表土へのインパクトの小さな間伐種を選択することが望ましいと考えられた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 表土の残し方の違いは天然更新に関わる土壌特性を変化させるか?

    山崎 遥, 吉田 俊也 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 264-, 2018-05-28

    ...北海道大学研究林内で、通常の掻き起こしと、表土を意図的に残す作業2種(取り除いた植生および表土を施工地に敷き戻す作業:表土戻し、および、植生を除去する際に表土をふるい落とす作業:ふるい落とし)を実施した。施工後の表土の特性には、表土を残すふたつの作業種間で差が認められた。...

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  • 樹幹流が表面流流出に与える影響およびそれに伴う表土侵食への影響

    山岸 極, 伊藤 哲, 高木 正博, 光田 靖, 平田 令子 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 388-, 2018-05-28

    ...また、各表面流測定地点において表土侵食量、飽和透水係数、傾斜角を測定した。これらのデータを基に解析した結果、樹幹流由来の表面流流出量は、樹幹流量だけでなく傾斜や透水性の影響を受けることが示唆された。また、推定した表面流量と土壌侵食量の関係から樹幹流が土壌侵食に影響を与えることが推察された。</p>...

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  • かきおこし処理は針葉樹の更新を促すか:強度の異なる土壌撹乱の影響

    鈴木 ななみ, 吉田 俊也 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 265-, 2018-05-28

    ...しかし10・13年目には表土の量が多い処理で両樹種共に本数密度が極端に低下すると共に、表土が少ない処理では樹高や成長が高く、長期的にみれば仮説は支持された。ただし、表土が中程度の処理との差は小さく、表土の量が多くなければ、両樹種の定着はある程度促進されることが示唆された。</p>...

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  • 森林斜面におけるリター移動に伴う放射性セシウムの空間分布変動

    小田 智基, 堀田 紀文, 大手 信人, 田野井 慶太朗 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 363-, 2018-05-28

    ...また、プロット内に4つの土砂トラップを設置し、表土・リターの移動量、<sup>137</sup>Cs濃度を計測した。その結果、顕著な土砂移動は生じなかったが、主に落葉期と融雪期にリターの移動が見られた。...

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  • 津波被災海岸林再造成における植栽機械化の試み

    山田 健, 佐々木 尚三, 伊藤 崇之, 山口 浩和, 猪俣 雄太 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 173-, 2018-05-28

    ...南相馬市の海岸林再造成地に試験地を設け、平坦な地形、前生植生のない砂地、堅い表土という一般林地とは大きく異なる条件下での植栽に適した植付け機構を模索するため、既存の自動植付機を用いて試験を行った。その結果について報告する。</p>...

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  • コウヨウザン林における土砂流出量の変化

    渡辺 靖崇, 鈴木 保志, 涌嶋 智, 坂田 勉, 東 敏生 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 652-, 2018-05-28

    ...本研究ではコウヨウザン林における表土移動特性とそれに関係する要因を明らかにするため,コウヨウザン林とヒノキ林に簡易土砂受け箱を設置して表土移動量を観測した。コウヨウザン林では落葉落枝が堆積しやすい特徴があるため,その評価を目的に落葉落枝の除去区を設けた。他の土砂受け箱の設置要因として傾斜条件(急・緩)を加えた。...

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  • 平成28年台風10号豪雨によって北上山地で発生した土砂災害と流木災害

    岡本 隆, 阿部 俊夫, 大丸 裕武, 岡田 康彦 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 395-, 2018-05-28

    ...山腹斜面では表土層が薄い状態が散見され,保水性の低さが示唆された。これらから今回の災害は,斜面で十分に保水されなかった降雨が集水地形となる渓流部へ速やかに流出した結果,異常出水となって渓岸崩壊土砂などを巻き込み,土石流や土砂流を生じさせたと考えられた。一方,小本川や閉伊川では流木災害も生じた。...

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  • 森林の多面的機能に関わる土壌・生物要因の林相間比較(6) : 表層土壌の酸性度

    中川, 昌彦 北海道林業試験場研究報告 (55) 43-45, 2018-03

    森林の多面的機能に関わる土壌要因の林相間比較を行うため,同一の地質(第三紀砂岩・泥岩互層),気象条件,斜面方位に成立する林齢40~50年生の,ウダイカンバ二次林,ウダイカンバ人工林,カラマツ人工林,トドマツ人工林およびトウヒ類人工林の計5林分において,0~5cm,5~10cm,15~20cmの3段階の深さで表層土壌の酸性度の調査を行った。深さ別に林相間で比較を行ったところ,5~10cmと15~2…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 壮齢ヒノキ人工林における列状間伐後2年間の保残帯と伐採帯の表土移動量の違い

    岡本, 卓也, 渡邉, 仁志 岐阜県森林研究所研究報告 = Bulletin of the Gifu Prefectural Research Institute for Forests (47) 27-32, 2018-03

    ...列状間伐を実施した壮齢ヒノキ人工林において,保残帯と伐採帯の表土移動量の違いを明らかにするために,間伐直後から2年間の保残帯と伐採帯の表土移動量,下層植生の植被率およびリター被覆率を調査した。伐採帯の表土移動レートは,保残帯よりも常に小さかった。両帯の表土移動レートは,時間の経過とともに減少する傾向がみられた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 永久凍土の季節的変動が溶存鉄の挙動に与える影響

    田代 悠人, 楊 宗興, 大西 健夫, 白岩 孝之, 久保 匠 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000182-, 2018

    ...融雪期に間隙水dFe濃度が高い要因としては、凍土面が浅く位置するため融雪水が地表まで冠水し、表土の還元環境化やリター類からの有機酸溶出がpHの低下及び有機態鉄の形成を助長したことが考えられる。よって融雪水の流出と共に大量のdFeが流出し、ソフロン川のdFe濃度も増加したと考えられる。また間隙水dFe濃度は8月以降にも流域全体で5mg/L程度まで増加した。...

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  • 表層堆積物と傾斜度からみた河成複式地形の類型

    吉田 一希 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 55-, 2018

    ...<br><br>表層堆積物は,国土地盤情報検索サイト「kunijiban」,みちのくGIDAS,九州地盤情報共有データベース等で公開されている柱状図資料から抽出した.それらに記載された層相をもとに,表土や盛土・埋土の最深部から地下5mまでの礫層,砂層,泥層の各層厚を求めた.このとき各複式地形について,ボーリング地点の偏りが少なくなるように,その面積に応じて複数(3~65本)の柱状図資料をサンプルデータ...

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  • 十勝平野のアースハンモック

    小疇 尚, 清水 長正, 澤田 結基, 武田 一夫, 川内 和博 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000155-, 2018

    ...しかし最近、公共工事等による地下水位の低下と土壌の乾燥化とそれに伴う植生の変化、さらに温暖化の影響で凍結深が浅くなり、表土の凍上が不活発になって、アースハンモックの生長は不活発の状態になってきている。...

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  • ベトナム中部グエン朝歴代皇帝陵における伝統的水利システムの再生

    平井 幸弘, 佐藤 滋, 古川 尚彬, 川原 晋, 田中 滋夫 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000039-, 2018

    ...伐採は乾季の終わり頃に行われるが、再植林後のまだ幼木の時期に強い雨が降ると、そこから表土が流出する。植林から伐採までの期間が短いと、それだけ地表面から流出する土砂量は多くなる。さらに、伐採時に木材搬出のためのトラックが林業地に入り込み、顕著な土壌の破壊が起こっている。<br><br><br><br>4....

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  • <b>郡山盆地で掘削されたオールコアの層序(第2報)</b>

    石原 武志 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 56-, 2018

    ...</b><b>コアの解析結果</b><br><br><b><u>層相</u></b><b>:</b>深度1.5mまで表土,深度1.5-22.6mは主にシルト層,深度7.0-8.0mと21.7-22.6mは砂礫層である.深度22.6-37.5mは1-3cm程度の軽石に富む火砕流堆積物である.深度38.0-41.9mは砂礫層で,深度41.9-49.0mは0.5cm以下の軽石を含む火砕流堆積物である.深度...

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  • 樹根による表層斜面崩壊防止効果の森林成長に伴う変化

    岡村 友貴, 児島 利治 水文・水資源学会研究発表会要旨集 31 (0), 232-, 2018

    ...えられたとしても,ある程度の被害は避けられないとされている.我が国においては,気象の極端化による短時間豪雨の増加が指摘されており,特に山岳地域の多い岐阜県では,豪雨の増加により土砂災害が多発する可能性があると考えられる.森林域における表層崩壊には,樹木の根が崩壊防止に大きく影響していると考えられている.一般に,樹木根系による表層崩壊防止力は,土の粘着力増分として捉えられ,根一本当たりの引き抜き抵抗力,表土層...

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  • フィリピン・ネグロス島北部のサトウキビ栽培地域における窒素負荷の推定

    後藤 慎吉, 安藤 象太郎, 安西 俊彦 システム農学 33 (2), 57-63, 2017-09-30

    ...この地域は、サンゴ礁が隆起した透水性の高い石灰岩層が表土の直下に存在するため、地表面に投入された肥料や人・家畜排泄物由来等の窒素が容易に地下に浸透し、地下水への負荷が高いことが予想される。本研究では、既存の統計データおよび現地調査により得たデータを用いて、この地域における各負荷源からの地表面への窒素負荷量を原単位により試算し、地下水への負荷量を推定した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • スギ・ヒノキ過密人工林における強度の間伐が地表土砂移動量へ及ぼす影響

    加藤, 徹, 伊藤, 愛, 綿野, 好則, 近藤, 晃 静岡県農林技術研究所研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry (10) 85-90, 2017-03

    静岡県内の3箇所の林床植生のほとんどない過密人工林で強度の間伐を行い,それに伴う土砂等の移動量を土砂受け箱法でそれぞれ7~9年間調査した。また,林床を覆う植生やリターの被覆率も調べ,間伐に伴う両者の関係について考察した。その結果,林床植生の植被率と礫や細土,リターの移動レートには負の相関が認められた。また,間伐によって林床植生が回復していくとともに土砂等の移動レートが減少していく傾向があった。し…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 斜面水文環境の変化と土砂流出・地すべりの発生過程

    諏訪 浩 日本水文科学会誌 47 (2), 97-105, 2017

    ...すなわち,禿げ山や草山など森林が乏しい状態は,斜面の降雨流出率が大きいことと樹木根系の表土緊縛効果が小さいため,表層崩壊や土砂流出が促されやすい。これに対し,森林飽和な状況では,斜面の降雨流出率は小さく,加えて樹木根系の緊縛効果が有効で,表層崩壊は抑制されることが少なくない。しかし付加体の流れ盤斜面では,森林飽和な状態は深層崩壊の素因になる。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 生物検定を用いて明らかにした樹幹周辺土壌の樹種特性

    伊藤 幹二, 伊藤 操子 樹木医学研究 21 (1), 13-19, 2017

    ...が認められた.とくにヌマスギ,エノキ,アキニレと他の5樹種の間でこれら生物検定結果の差異が明瞭であったことから,前者では生長促進的な土壌が,後者では生長抑制的土壌が形成されていると推察された.ヒノキ土壌およびスギ土壌は,pHがそれぞれ3.9および4.2と強酸性を示し,レタスの生長,フザリウム属菌の分生子の発芽ともに強く抑制した.EC値と生物検定結果との関係は認められなかった.以上の事実は,樹幹周辺表土...

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  • 仙台平野の津波被災海岸林における土壌攪乱強度とカワラナデシコの生育密度の関係

    大澤 啓志, 内野 沙織 日本緑化工学会誌 43 (1), 45-50, 2017

    ...表土流出区は平均90~96株/m<SUP>2</SUP> であり,表土残存区及び基盤土流出区に対し有意に高かった。この表土流出区では開花株や幼個体も多かった。また,さらに強度の攪乱が生じた基盤土流出区は現時点では株密度は低いものの,増加の兆候が認められた。本種は表土攪乱に対する耐性のみならず,それを積極的な個体数増加の契機にしていると考えられた。...

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  • 道路事業における環境保全措置を行う際の効果的な表土保管方法

    長濱 庸介, 大城 温, 井上 隆司 日本緑化工学会誌 43 (1), 306-309, 2017

    ...道路事業は施工に必要な期間が長期に渡ることが多いため,環境保全措置として表土移植を実施する際には,一時的に表土を保管する必要が生じる場合がある。しかし,表土の効果的な管理方法については,これまでに具体的な知見が見られない。そこで,複数の異なる管理方法により,一定期間保管した表土を用いて播き出し試験を行い,植物の出現状況を把握した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 長崎県の島嶼における水環境についての比較研究(2)

    矢巻 剛, 小寺 浩二, 阿部 日向子, 池上 文香 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100134-, 2017

    ...地質は大部分が堆積岩で、表土も薄く岩石が露出する景観が見られる。<b><br><br> <b>2</b><b> </b><b>五島列島<br> </b>  </b>五島列島は長崎港から西に100kmに位置する総面積約690 km²の島である。北東側から南西側に80kmに渡り、約140の島々が連なる。自然海浜や海蝕崖、火山景観など複雑で変化に富んだ地形で、各島ごとに大きく地質条件が異なる。...

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  • 史跡保存管理計画における地形分類図の意義(3)

    阿子島 功 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100114-, 2017

    ...2013年7月の大雨(7/18の日降水量は132mm)では、表土崩壊、大規模地すべり・流土を生じた。表土崩壊は集水型斜面で起きていた。大規模地すべり(幅30m,長さ40mの地すべり。これから生じた土石流の延長80m)の発災箇所は昭和中期の谷埋め盛り土であった。...

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  • 熊本地震に伴う阿蘇カルデラ内に出現した大規模亀裂帯の形成場と性状

    金 幸隆, 長井 瑞樹 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100062-, 2017

    ...69.0mまであり、その層序は深部から浅部に向かって順に深度65.2~69.0m:上部に厚さ0.2mの風化帯を伴った安山岩(N値>50)、深度61.1~65.2m:軽石を含むシルト質砂(N値9~>50)、深度16.0~65.2m:砂とシルトの混じる粘土(N値1~3)、深度5.4~16.0m:シルト質粘土層を挟む砂層(N値22~>50)、深度0.8~5.4m:ローム(N値2~15)および0~深度0.8m:表土...

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  • 樹幹流は表面流発生要因となりうるのか?-樹冠サイズによる影響-

    山岸 極, 溝口 拓朗, 清水 優斗, 平田 令子, 光田 靖, 高木 正博, 伊藤 哲 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 623-, 2017

    ...<p>【目的】表面流は表土侵食に寄与することが言われている。土壌保全を行う上で表面流による侵食の正確な評価は重要であり、その評価のために、森林斜面における表面流の集中性やその発生の不均一性を解明する必要がある。表面流のリソースである雨水は林内雨および樹幹流となって、林内に流入する。特に大径木の樹幹流は流量が大きく、強い掃流力と侵食力を持つことが考えられる。...

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  • 太陽宇宙線初期照射説の同位体化学的検証:Allende隕石のCAI中のLa同位体比測定

    日高 洋, 米田 成一 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 199-, 2017

    ...比較のために、CAIとは宇宙線照射環境が異なると考えられる、アポロ計画による月表土試料、Allende隕石のCAIを採取した周囲のマトリックス部分についてもLa同位体比を測定中であり、本発表では、それら同位体データの詳細な比較から太陽宇宙線初期照射について考察する予定である。</p>...

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  • ダム事業に伴う環境保全措置による絶滅危惧種ミズマツバの移植

    川上 貴宏, 中野 春男 景観生態学 22 (1), 33-38, 2017

    ...<p>小石原川ダム建設事業環境影響評価書にて,保全対象種とされた植物の重要な種の1つにミズマツバがある.ミズマツバは,移植に関する知見が少ないため,移植に適切な種子の採取・播種方法,水管理方法等を検討した.その結果,耕起を施した移植地に自生地から採取した埋土種子を含む表土を撒きだし,表土より低い状態に常時灌水できれば,人為的な水やりや施肥の必要性は低いと考えられた.</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • ブータン王国における道路斜面防災点検の災害要因の定量的評価

    桑野 健, 岩崎 智治, 原 崇, 戸沢 正徳 応用地質 58 (3), 166-177, 2017

    ...</p><p>解析の結果,ブータン王国における岩盤斜面崩壊では「崩壊性要因を持つ地形」,「表土及び浮石・転石の状況」,「斜面勾配」が特に危険度を大きくする要因であり,土砂斜面崩壊では「流れ盤」と「斜面勾配」が,地すべりでは「地すべり地形」が特に影響を与えていることが明らかとなった.これらの解析結果を通して,ブータン王国の道路斜面災害に対して特に注意を払うべき斜面の特徴や条件が明らかとなった....

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 水田土壌中の窒素形態が付着藻類の光合成による田面水のpH変化におよぼす影響

    花山 奨, 金谷 祐里, 安中 武幸 農業農村工学会論文集 85 (2), I_209-I_214, 2017

    ...土壌から田面水へのリン溶出など,田面水と土壌との間の物質移動に影響をおよぼす田面水のpH上昇は,土壌表面上の付着藻類の増殖にともなう光合成活動に依存する.本研究は,土壌中の窒素形態が土壌表面に発生する付着藻類の光合成による田面水のpH変化におよぼす影響を検討した.その結果,15℃において化学肥料を連用した水田の風乾表土に,硝酸カリウムを5gN/m<sup>2</sup>および10gN/m<sup>2...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 郡山盆地で掘削されたオールコアの層序(第1報)

    石原 武志, 吉岡 真弓, シュレスタ ガウラヴ, 内田 洋平 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100230-, 2017

    ...<BR><b>2.GS-KR2015-1コアの記載</b><BR>深度0.0-1.5mは表土である.深度1.5-22.6mは,シルト層を主体とし,間に0.1~1mの層厚で複数の砂層を挟む.シルト層は所々有機質である.深度7.0-8.0mと21.7-22.6mは,中礫サイズの砂礫層である.また,厚さ1cm程度の火山灰を複数挟む.深度22.6-100.0mには,38.0-41.9mと49.0-53.2m...

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  • 福島県駒止湿原開拓農地跡における植生回復に関する土壌調査

    坂上 伸生, 猪瀬 有美, 郭 永, 西澤 智康, 成澤 才彦, 渡邊 眞紀子 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100057-, 2017

    ...農地開拓に伴う表土削剥の影響を受けていないブナ二次林下の2地点では,10cm以上A層が認められた(全炭素量20%以上)。そして,開拓跡地である放棄地区では,ススキの根が張る表層土壌もブナ二次林下層土に近い褐色を呈し,有機質表層の形成はほとんど認められなかった(全炭素量5%以下)。...

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  • カラマツ林における成木と実生の外生菌根菌群集:実生の定着に菌根共生は寄与しているのか

    石川 陽, 上原 巌, 田中 恵 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 172-, 2017

    ...カラマツ造林地の伐採後の再造林手法として天然下種更新による方法が試みられており、表土層の剥ぎ取りや種子散布域についての研究例はあるが、林内のカラマツ実生の菌根菌相を調査した研究は少ない。本研究では、東京農業大学奥多摩演習林内のカラマツ種子を人工的に播種したカラマツ造林地において、二年目の実生とその周囲の成木を対象に外生菌根菌相を調査した。...

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  • 飯舘村除染後水田における生産性回復のための有機資源投入実証試験経過と飯舘村の現状

    西脇 淳子, 浅木 直美, 小松﨑 将一, 溝口 勝, 登尾 浩助 土壌の物理性 135 (0), 33-39, 2017

    ...表土削り取り等の除染作業による農地の肥沃度低下が懸念される.そこで,除染後農地への稲わら,および堆肥施用による水稲生育への影響と放射性 Cs の移行を調べている.削り取りを実施した 2013 年に対照区で収量が低かったが,堆肥や稲わらの投入で収量は高くなった.2014 年は堆肥区で平年を大幅に上回る高収量であった.一般の方の田植え体験を開始した年であり,個々の移植数が異なったことが一要因と考えられた...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • <論文>福島第一原発事故に起因する放射性セシウムの表土における粒度別濃度

    稲垣, 昌代, 山西, 弘城, 若林, 源一郎, 芳原, 新也, 伊藤, 哲夫, 古川, 道郎 近畿大学原子力研究所年報 52 7-18, 2016-03-31

    福島第一原子力発電所より北西約40kmに位置する福島県川俣町で、小学校の校庭、畑、砂場における土壌を深度ごとに採取し、それぞれ粒径により分級後、放射性セシウム濃度をゲルマニウム半導体検出器で測定した。また同試料を水で洗浄後に再分級し、粒度別の濃度変化を確認した。その結果、137Cs濃度は、土壌の粒径が小さいほど高いこと、大粒径に付着している小粒子は水洗いにより分離可能であること、この小粒子を回収…

    機関リポジトリ

  • カラマツの天然更新施業が可能な伐開幅の推定

    中川, 昌彦, 蓮井, 聡, 津田, 高明, 石濱, 宣夫, 滝谷, 美香, 八坂, 通泰 北海道林業試験場研究報告 (53) 1-6, 2016-03

    ...表土除去の翌年に発生した稚樹で6年以内に樹高200cm以上の稚樹を1ha当たり2,000本以上確保できたのは,母樹林から46mの範囲であった。したがって,カラマツの天然更新の成否にも,カラマツの母樹からの距離が関係すると考えられた。これらのことからカラマツの天然更新施業が可能な伐開幅の推定を行った。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 敷設資材と下草を活用した土壌除染法

    赤井, 広子, 斎藤, 祐一, 瀧田, 克典, 湯田, 美菜子, 佐藤, 守 福島県農業総合センター研究報告 = Bulletin of the Fukushima Agricultural Technology Centre (特集号) 7-16, 2016-03

    ...重機や剥土機による表土除去を補完する技術として、樹園地の表層土壌に沈積したRCsを簡易な方法で除去する技術開発を目的とした。園内に植生する下草に着目し、下草の茎葉部と根及びその根圏土壌を併せて剥ぎ取る方法が有効と考え、4種の敷設資材と牧草播種や雑草草生を組み合わせた表土剥離の効果を137Cs除去率により評価した。137Cs除去率(RR)は以下の式により算出した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 果樹園の小型機械を利用した表土剥土

    湯田, 美菜子, 阿部, 和博, 佐藤, 守, 太田, 智彦, 大西, 正洋 福島県農業総合センター研究報告 = Bulletin of the Fukushima Agricultural Technology Centre (特集号) 17-20, 2016-03

    ...果樹園の表土に沈積した放射性Csを除染するため、果樹園で作業しやすい小型機械による土壌の剥土を行い、放射性物質の低減効果の確認と作業能率の検証を行った。小型機械により表層5cmを剥土すると、人力で剥土作業を行うのに比べ作業能率は約4倍となった。地上1cmの放射線計数率は剥土前に比べ約26%低減した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 森林被害跡地の健全化に向けた誘導技術の開発

    清水, 香代, 大矢, 信次郎, 岡田, 充弘, 小山, 泰弘 長野県林業総合センター研究報告 (30) 1-20, 2016-02

    ...効果を検証するため,被害跡地を調査した結果,マツ枯れ被害地の大部分がナラ類や,サクラ類等の高木性広葉樹により更新していたが,表土がない場所では再度アカマツ林に推移し,樹種転換ができていなかった。また,ヒノキやカラマツを植栽した場合は,適正な手入れも行われ,確実な更新が図られていた。ナラ枯れ被害地は,被害前の林床植物によっては更新できない場合があり,ユキツバキが多いと更新が難しかった。...

    日本農学文献記事索引

  • ニホンジカ高密度生息地域のヒノキ人工林における間伐後の表土移動に影響する要因

    島田 博匡 日本緑化工学会誌 42 (1), 204-207, 2016

    ...ニホンジカ高密度生息地域におけるヒノキ人工林に間伐区と無間伐区を設け,土砂受け箱法により間伐後の表土移動量(細土,土砂,リター)を比較することで,シカ高密度生息地域における表土移動に及ぼす間伐,地表面被覆,傾斜の影響を検討した。間伐区の表土移動量は無間伐区よりも少なかったが,間伐後に地表面の植生被覆率は増加していなかった。...

    DOI Web Site Web Site

  • 施工13年後の植生回復状況からみた表土マット移植工法の評価

    小宅 由似, 今西 純一, 堀田 佳那, 東 若菜, 田中 伸一, 石原 一哉, 柴田 昌三 日本緑化工学会誌 42 (1), 15-20, 2016

    ...既存の森林表土を不撹乱のまま法面緑化に利用する「表土マット移植工法」が施工された切土法面の,13年経過時点での成立植生を評価した。当該法面では樹高成長が優れなかったが,これは根系成長が表土マット内に制限されていることが一因であると考えられた。一方で,全植被率は90 %と高く,法面侵食も確認されておらず,遷移の進行が確認された。...

    DOI Web Site Web Site

  • 与那国島におけるすき取り土を使用した森林表土利用工の施工事例

    石垣 幸整, 堀江 直樹 日本緑化工学会誌 42 (1), 137-140, 2016

    ...与那国島においてすき取り土を使用した吹付による森林表土利用工を施工した。すき取り土は,生育基盤材1 m<SUP>3</SUP>あたり約 0.7 m<SUP>3</SUP> 使用した。施工約1年後の植生追跡調査では,35種類の植物が確認され,植被率は50~100 %となり良好な植生状況であった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • スギコンテナ苗は夏季植栽で本当に有利か?

    新保 優美, 平田 令子, 溝口 拓朗, 髙木 正博, 伊藤 哲 日本森林学会誌 98 (4), 151-157, 2016

    <p>夏季植栽におけるコンテナ苗の優位性を検証するため,スギ挿し木コンテナ苗 (1年生および当年生) とスギ挿し木裸苗を9月に植栽し,植栽直後の生理的ストレスと植栽後1年間の成長を比較した。裸苗の水ポテンシャルは植栽直後に大きく低下し,その後1カ月間,コンテナ苗よりも低い値で推移した。しかし,水ポテンシャルの低下は,枯死に至る致命的なストレスとはならなかった。植栽当年の苗高は1年生コンテナ苗で最…

    DOI DOI 日本農学文献記事索引 ほか5件 被引用文献4件 参考文献6件

  • 除染の終わりが補償の終わり?

    渡辺  和之 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100181-, 2016

    ...後者の場合、セシウムの付着した表土を削ることになる。「表土の最も栄養がある部分を削られるのだぞ。それがどんな痛手だかわかるか」。自然農法でやってきた酪農家は語っていた。作業員は牧草地を耕す専門の重機を持っていない。このため、畜産家が除染に雇われ、作業を手伝っていた。<br>  仮置場も問題が絶えない。地域で決めた仮置場は基本的に住宅の除染の仮置場である。...

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  • カンボジアkandal州における地表水中ヒ素汚染の実態調査

    佐藤 郁, 小森 大輔, 天野 文子 水文・水資源学会研究発表会要旨集 29 (0), 94-, 2016

    ...<br> 聞き取り調査の結果から,生活用水の水源は乾季雨季のいずれも半数以上の民家が井戸水(地下水)を利用していることが分かった.また,生活排水の排水方法は乾季雨季のどちらも回答は同様で,地表土に排水するか水路に流す事が分かった....

    DOI

  • 年輪解析による少積雪寒冷地域におけるカラマツの成長に及ぼす土壌凍結の影響評価

    今村 百太, 武田 一夫, 火ノ川 祐貴, 野堀 嘉裕, 木村 賢人, 瀧 誠志郎 雪氷 78 (5), 269-279, 2016

    ...年輪幅は,1981年11月〜2013年4月の32年冬期分の最大凍結深と負の相関があった.相関係数は,r=−0.451(p<0.01)となり,解析した要素の中で最も大きくなった.また,年輪幅は寒さの度合いを示す凍結指数とは相関が認められず,最大積雪深と正の相関(r=0.312,p=0.08)があった.32年分の最大凍結深の平均値は0.25mであり,カラマツ根系の細根分布の深さと一致した.カラマツ生育地の表土...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 微粒子を含む月レゴリスシミュラントの細胞影響の評価

    堀江 祐範, 三木 猛生, 本間 善之, 青木 滋, 森本 泰夫 Journal of UOEH 37 (2), 139-148, 2015-06-01

    ...アメリカ航空宇宙局による有人月面探査構想が発表され,我が国も参加を表明している.月面には,月レゴリスと呼ばれる微粒子を含む表土が堆積しており,月面での活動によって月レゴリスが舞い上がり,宇宙船内に持ち込まれて吸入する可能性がある.月面探査に先立ち,月レゴリスの有害性評価が必要であることから,本研究では月レゴリスの化学組成と粒径に着目し,細胞に対する影響を検討した.アポロが持ち帰った月レゴリスと同様の...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか3件 被引用文献1件 参考文献6件

  • ハンノキ沼沢林における湿生草本群落の種多様化のための植生管理実験

    木村, 朋美, 小川, 大介, 日置, 佳之, Kimura, Tomomi, Ogawa, Daisuke 広葉樹研究 16 13-20, 2015-03-31

    ...そこで本研究では, 湿性草本の種多様性の向上を目的として, カサスゲなどの生育を抑制するための植生管理実験を行うとともに, 表土撒きだし実験による湿性植生の再生の可能を評価した. その結果, 刈取りは低木抑制に,耕起はカサスゲの抑制にそれぞれ一定の効果があることが認められた. また, 表土撒き出し実験では地上部で確認できなかった湿性草本種が出現した....

    機関リポジトリ

  • 分布型物質移動モデルによるウォッシュロードと放射性物質の移動予測

    名和, 規夫, 吉田, 武郎, 堀川, 直紀, 工藤, 亮治, 皆川, 裕樹 農村工学研究所技報 (217) 39-52, 2015-03

    ...また,東京電力福島第一原子力発電所事故によって広域に拡散した放射性物質は,豪雨時に表土の粘土等に吸着して浮遊物質として流下するため,浮遊物質及びそれに吸着する放射性物質の移動を時空間的に明らかにすることが重要となっている。このため,浮遊物質の移動に関する既存の研究を概観し,浮遊物質の生産と運搬の基礎理論を整理し,分布型物質移動モデルの構築を行った。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 豪雨による斜面表層崩壊と実効雨量

    林 拙郎, 山田 孝 地盤工学ジャーナル 10 (1), 157-162, 2015

    豪雨による表層崩壊と実効雨量の関係を飽和浸透流の関係式から検討した。対象とした斜面は,雨水の浸透し易い草木で覆われた表層土層である。斜面への降雨は土層内へ大部分が降下流入し,基盤上に飽和浸透流を形成する。飽和浸透流の関係式には,土層基盤への雨水降下量と基盤排水量を考慮した連続式を設定した。さらに,設定した式に対してタンクモデルを適用した。この解析より,土層内浸透流の間隙水量を実効雨量<i>D</…

    DOI 被引用文献1件 参考文献5件

  • 立地環境および林相の違いが林床被覆を通して表土侵食に与える影響

    平田 令子, 木崎 巧治, 伊藤 哲, 光田 靖, 清水 收 森林立地 57 (2), 109-116, 2015

    ...集水域内の林床被覆と表土侵食に違いをもたらす要因を明らかにする目的で,林相(ヒノキ林,スギ林,広葉樹二次林)および微地形(頂部斜面,上部谷壁斜面,下部谷壁斜面,沖積錐・段丘面)の異なる複数の林分で林床被覆と雨滴侵食および表面流侵食の発生状況を調査した。林床被覆率は林相別ではヒノキ林で低く,微地形別では下部谷壁斜面で低い傾向がみられた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 特集「防災緑化と土砂災害」<BR>ササに覆われたヒノキ林林床における表土移動量

    渡邉 仁志, 井川原 弘一 日本緑化工学会誌 41 (2), 315-318, 2015

    ...下層植生タイプの違いによる表土流亡の抑制効果を明らかにするために,岐阜県中部にあるミヤコザサが優占するヒノキ林林床において表土 (細土,礫,リター) 移動量を計測し,他タイプの植生の表土移動量と比較した。調査地の表土移動量は 79.4g m<SUP>-1</SUP>年<SUP>-1</SUP>で,表土流亡の抑制効果が高い他の植生タイプと同等に少なかった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • ハワイ島イーストリフトゾーン溶岩流の植生回復過程

    磯 望, 黒木 貴一, 宗 建郎, 黒田 圭介, 後藤 健介 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100060-, 2015

    ...表面は地衣類に覆われた多孔質の礫から構成され保水性もある程度期待できるため,パホエホエ溶岩に比して植物の繁茂状況が良好であるが,明瞭な表土はない。...

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  • 下層植生が針葉樹人工林の窒素循環に及ぼす影響

    稲垣 善之, 野口 享太郎, 三浦 覚, 中西 麻美, 舘野 隆之輔, 福島 慶太郎, 大浦 典子, 市川 貴大, 戸田 浩人 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 584-, 2015

    ...スギやヒノキの人工林においては下層植生を維持することが表土侵食防止、生物多様性保全、森林生産力保全にとって重要である。下層植生の葉の窒素濃度は高く、その存在は生態系全体の窒素循環を促進する働きが期待されている。本研究では、スギ21林分とヒノキ25林分におけるリターフォールのデータを取りまとめ、下層植生の存在量が植栽木や生態系全体の窒素動態に及ぼす影響を明らかにした。...

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  • 二世代目のヒノキ造林が土壌化学特性に及ぼす影響

    酒井 寿夫 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 589-, 2015

    ...また斜面傾斜度と土壌炭素量の増減量にはとくに関係は見られず、調査した範囲では明らかな表土流亡の兆候はなかったと思われた。一方、土壌pH(0-10cm、H<sub>2</sub>O、KCl)についてはこれら7つの林分においていずれも低下傾向にあり、これはヒノキという樹種のもつ特性の影響と考えられた。...

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  • ヒノキ人工林における列状間伐前の下層刈り払いが雨滴浸食および表面流浸食に与える影響

    溝口 拓朗, 山岸 極, 平田 令子, 伊藤 哲 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 264-, 2015

    ...【目的】ヒノキ林では林冠が閉鎖しやすいこと、リターが流亡しやすいことなどから林床の裸地化とそれに伴う表土の侵食が起きやすいと言われている。侵食の軽減には林床の植生やリターによる表土の被覆が重要である。林床被覆は間伐によって増加することが報告されているが、間伐および間伐の際の下層刈払いがリター被度も含めた林床被覆に与える短期的影響についてはあまり調べられていない。...

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  • 森林山地における流域土砂の放射性セシウム濃度と有機物含量

    水垣 滋, 五味 高志, 境 優 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 400-, 2015

    ...まず、尾根表土から異なる有機物含量の土壌試料を調製し、有機物含量とCs濃度との関係を調べたところ、Cs濃度は有機物含量に対してロジスティック曲線で近似できた。流域土砂も同様の曲線で近似でき、最大値や傾き、変曲点の係数が異なることがわかった。これらのロジスティック曲線の特性から、表土の有機物分及び鉱物分のCs濃度を推定できた。...

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  • 森林斜面における表土と放射性セシウムの 移動に伴う空間線量率分布の変化

    堀田 紀文, 柏原 美歌, 経隆 悠, 遠藤 いず貴, 田野井 慶太朗, 大手 信人 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 387-, 2015

    ...土壌表層での空間線量率の測定を継続的に実施することで,斜面上に成立した落葉広葉樹林での放射性セシウムの移動を検討した.調査地は福島県伊達市霊山町上小国川上流に位置する.林内に設置した約50 m×27 mのプロット内にほぼ等間隔で160点の測定点を設け,地表と地表から10 cmの空間線量率を2013年5月~2014年12月の間に5回測定した.プロット内外には複数の土砂トラップと定点撮影カメラを設置し,表土...

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  • 栃木県北部の落葉広葉樹林における樹上葉および落葉の放射性セシウムの季節変化

    大久保 達弘, 高居 慶, 飯塚 和也, 逢沢 峰昭 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 396-, 2015

    福島原発事故後、里山林の林床落葉を利用した腐葉土に暫定許容値(400 Bq/kg)が設定され現在に至っている。汚染林産物等復旧のための放射性セシウムモニタリングを栃木県北部の落葉広葉樹林(高原山、関谷)で2011年5月以降開始した。当初2年間(2011~2012)で落葉中の放射性セシウム濃度は大きく減少したが、夏季(7月~9月)に一時的な濃度増加が観測された。そこで林床の落葉・土壌の放射性セシウ…

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  • 埋土種子を活用した石灰石鉱山捨石堆積場の緑化試験

    松木 佐和子 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 634-, 2015

    ...その中でも今回は、堆積場周辺の森林表土に含まれる埋土種子を活用した緑化が、どのような条件であれば堆積場で可能であるかを検証した操作実験の結果について報告する。...

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  • ウダイカンバの定着を目的とした更新補助作業の検討~北海道北部の天然生林における事例~

    山崎 遥, 吉田 俊也 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 740-, 2015

    ...ウダイカンバは埋土種子を形成するため、表土を多く残す作業が有効と考えられたことから、本研究では、表土の残し方を変えた複数の施工地(1-2年および4-5年生、北大天塩研究林)において実生の発生および定着に及ぼす要因を明らかにした。その結果、表土を多く残す更新補助作業がウダイカンバの発生・定着に及ぼす得失は、土壌(とりわけ含水率)や周囲植生の条件で変化することが明らかになった。...

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  • 大津波( 2011 年)に被災した宮城県沿岸部農地土壌の概況

    南條 正巳 土壌の物理性 129 (0), 5-12, 2015

    ...宮城県沿岸部の津波被災農地における侵食と堆積,土壌の塩類化とソーダ質化について検討した.農地の比較的大きな侵食は津波が南北に走る道路を越えて落流となった所で認められた.耕起済みの水田では作土が流された所もある一方,耕起前の水田では侵食が弱かった.津波による堆積物は多くの場合泥層と砂層に区分され,砂層は沿岸部で厚く,泥層は津波の到達域の中間部でやや厚い傾向であった.泥層はその炭素含量分布と土壌図の比較から表土...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

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