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検索結果 375 件

  • 視覚障害を呈した副鼻腔嚢胞の臨床的検討

    大氣 大和, 鬼島 菜摘, 福井 健太, 山田 将大, 岩村 泰, 二宮 啓彰, 松本 悠, 桑原 達, 佐藤 要, 磯野 泰大, 丹羽 一友, 大庭 万優, 畠山 博充, 折舘 伸彦 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 127 (2), 121-128, 2024-02-20

    ...視野障害患者の報告例は少ないため, 視力障害に至る前の治療介入ができるように眼科への啓発が必要だと考えられた.</p>...

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  • 慢性期に局在性脳萎縮を伴った片頭痛の一例

    黒井 康博, 菊池 麻美, 新井 直幸, 久保田 有一 日本頭痛学会誌 50 (3), 625-630, 2024

    ...<p>  家族性片麻痺性片頭痛や,てんかんの症例では,巣症状の発生部位に一致して脳萎縮を呈することがある.われわれは,初診より7年の経過で著明な脳萎縮をきたした片頭痛の一例を経験したため,報告する.症例は50歳台の男性.前兆のある片頭痛の既往あり.失語,読字障害,視野障害などの巣症状を伴う片頭痛のため,当院に2年間で3回入院した.3回目の入院で左片麻痺を伴い,片麻痺性片頭痛疑いとした.初診時より7年後...

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  • 急速な両眼視力低下と視野障害を来した胃癌髄膜癌腫症の1例

    山口 知暁, 檜森 紀子, 西村 尭幸, 内田 恵子, 柳町 真希, 竹下 孝之, 谷口 桜, 長谷川 隆文, 石岡 千加史, 中澤 徹 神経眼科 40 (3), 254-259, 2023-09-25

    ...</p> <p> 担癌状態の患者に頭蓋内圧亢進症状を伴わない急速な視力低下や視野障害が認められる場合には,髄膜癌腫症による癌細胞の視神経への直達浸潤を念頭に置く必要がある.</p>...

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  • 小さな所見も見逃さない!網膜診療のコツ

    長谷川 泰司 神経眼科 40 (1), 3-10, 2023-03-25

    ...<p> 視力障害や視野障害の患者を診察する際に,検眼鏡による眼底検査で明らかな異常所見がない場合には小さな網膜病変が隠れているのではないか,神経眼科疾患が原因ではないか,と心配になることが多い.小さな網膜病変を見つけ出す際に光干渉断層計は非常に有用であり,高度な眼科診療を行う上で不可欠な存在である.OCT所見の正確な読影,病態解釈は重要であり,本稿では正常眼の中心窩構造や網膜微細構造の基本を確認した...

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  • 視野障害と運転

    伊藤 誠 IATSS Review(国際交通安全学会誌) 47 (3), 165-172, 2023-02-28

    ...<p>視野障害は自動車の運転に影響をもたらしうるが、その影響については意外なほど分かっていないことが多い。実際、視野障害があっても安全に運転できる人もある。本稿では、視野障害と運転免許の関係の現状を概説した上で、視野障害がもたらす自動車運転への影響の分析の現状を示す。...

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  • 求心性視野狭窄のための電子リーダーの設計

    南平, 彩人, 川嶋, 稔夫, 小橋, 元春, 小林, 潤平 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 959-960, 2023-02-16

    ...視野障害とは, 視野が狭くなったり一部が欠けたりする状態である.重度な視野障害は, 日常生活に支障をきたす.特に, 視野障害は「読み」の能力を低下させる.読みは, 眼球運動の繰り返しによって行われる.晴眼者は, 周辺視を活用しながらスムーズに眼球運動を行うことができる.しかし, 視野障害により周辺視を失うと, 停留位置の決定が困難となり, 読みの速度が低下する.そこで, 本研究では, 求心性視野狭窄患者...

    情報処理学会

  • VRを用いた同名半盲下での読み特性の分析

    大岩, 穂峻, 小橋, 元春, 小林, 潤平, 川嶋, 稔夫 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 955-956, 2023-02-16

    ...視野障害は視野の部分的な欠損や, 物が歪んで見えるなどの症状をもたらす. ヒトが文書を読む場合には,周辺視野を用いて次の注視点を決定するため, 視野障害があることで停留(fixation)とサッカード(saccade)の動作をうまく行えず,読みに支障をきたすことがある. これまで視野障害における読みの研究は多く行われてきたが, 同名半盲の読み特性については詳しく知られていない....

    情報処理学会

  • 内視鏡下視神経管開放術とステロイドパルス療法で改善した意識障害を伴う外傷性視神経症例

    高林 宏輔, 片岡 信也 日本鼻科学会会誌 62 (1), 159-166, 2023

    ...意識障害は改善し,入院4日目には視力も改善傾向であったが,右視神経管骨折のためと思われる右眼の視野障害を認めたため5日目に内視鏡下視神経管開放術を施行した。術後から再度ステロイドパルス療法を施行し,14日目に退院となった。術後3ヶ月での視野検査では視野障害は改善し,視力は0.1まで改善した。</p><p>CTで骨折を認める外傷性視神経症であったが意識障害のために手術を遅らせることとなった。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 脳出血に続発した <i>Bacteroides fragilis</i>による脳膿瘍の1例

    泉原 康平, 神浦 真光, 守本 純, 小川 智之, 藤田 浩二, 小林 和樹 脳卒中 advpub (0), 2023

    ...<p>症例は86歳男性.1週間前から持続する視野障害と頭痛を主訴に受診した.頭部CTで右後頭葉皮質下出血を認め,保存的加療目的に入院した.入院時より誤嚥性肺炎による発熱を繰り返し,そのたびに抗菌薬治療で軽快していた.Day35に失行が出現し,Day41に施行した頭部MRIで脳出血部に脳膿瘍を疑う病変を認め,硬膜下や右側脳室内にも同様の病変を認めた.穿頭によるドレナージ術を行い,術中所見から脳膿瘍と診断...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 獨協医科大学埼玉医療センター眼科における補装具申請の実態

    卯木 伸介, 杉谷 邦子, 相馬 睦, 安蘇谷 浩乃, 江口 万祐子, 町田 繁樹 日本視能訓練士協会誌 53 (0), 79-84, 2023

    ...手帳の障害名は、「視力・視野障害」が36.1%、「視野障害」が38.6%、「視力障害」が25.3%。義眼、眼鏡4項目(矯正・遮光・コンタクトレンズ、弱視)、白杖の計6項目ののべ件数は293件で、遮光眼鏡が全体の50.5%、次いで白杖が33.2%であった。補装具全体の疾患別の申請件数は、全疾患で遮光眼鏡と白杖の順に上位を占めた。等級別の申請件数は、1級、2級の重度障害が多かった。...

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  • Pusher 現象を呈した1症例の立位練習の効果

    松本 海地, 中島 裕太, 田中 康則, 森 義貴, 竹内 睦雄, 三宮 克彦, 木原 薫 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 121-, 2023

    ...Pusher現象は右半球損傷例において、①運動障害、②感覚障害、③視野障害もしくはUSNのいずれも伴う場合、回復が遅延しやすいとされている。本症例は、Pusher現象が残存しやすい特徴を有していながら比較的早期にPusher現象が消失した。症例はUSNが陽性であったが、視覚的な情報を認知しやすく、姿勢鏡を使用した視覚フィードバックにより自己の姿勢の乱れを自覚し、垂直位を学習することが可能であった。...

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  • 動眼神経麻痺で発症した下垂体卒中の1例

    丸谷 明子, 枡井 勝也, 石田 泰史 脳卒中の外科 51 (5), 433-437, 2023

    ...<p>下垂体卒中は下垂体腺腫内に出血や梗塞を発症し,頭痛や視力視野障害,下垂体機能低下をきたす症候群である.動眼神経麻痺を呈した下垂体卒中の1例を経験した.症例は75歳の女性.左動眼神経麻痺が出現し,頭部MRIで左海綿静脈洞へ進展する出血成分を伴う下垂体腫瘤を認めた.下垂体卒中と診断し,発症から2週目で内視鏡下経鼻的蝶形骨洞手術を施行した.術翌日に動眼神経麻痺は完全に回復した.本例でみられた内眼筋障害...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • Video-oculographyの視野計への応用

    仲泊 聡, 寒 重之 視覚の科学 44 (2), 25-29, 2023

    ...したがって,日常生活や運動機能への視野障害の影響を評価する目的で視野検査を行う場合,固視をし続けながら視標が見えたと意識した時点でボタン押しをするという非日常的な状況で測定する従来の視野検査よりも,VOGを用いた視野検査の方が適している可能性がある。さらには,VOGによる視線計測が,視覚の新たな一面を知る手掛かりを我々に与えてくれるに違いない。</p>...

    DOI 医中誌

  • 自己免疫性膵炎に対するステロイド維持療法中に IgG4関連下垂体炎を発症した1例

    大黒 顕佑, 尾股 慧, 手塚 雄太, 小野 美澄, 森本 玲, 白井 剛志, 宮崎 真理子, 張替 秀郎, 佐藤 文俊 日本内科学会雑誌 111 (8), 1588-1593, 2022-08-10

    ...<p>67歳,男性.自己免疫性膵炎に対するステロイド維持療法中に視野障害,尿崩症が出現した.膵臓病変の増大はなかったが,血清IgG4(immunoglobulin G4)濃度は上昇しており,MRI(magnetic resonance imaging)での下垂体腫大と併せてIgG4関連下垂体炎と診断した.汎下垂体機能低下症も認め,高用量のステロイド治療を開始したところ,下垂体腫大は軽減し,視野障害の...

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • リンパ球性下垂体炎の診断と治療

    椙村 益久 日本内科学会雑誌 111 (4), 830-835, 2022-04-10

    ...</p><p>・LHの患者は,下垂体前葉機能低下症や中枢性尿崩症とともに,頭痛,視野障害,高プロラクチン血症を呈することが多い.</p><p>・MRI(magnetic resonance imaging)検査で下垂体及び下垂体茎の腫大を認める....

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 頭蓋内圧亢進とうっ血乳頭の臨床像

    中野 絵梨 神経眼科 39 (1), 3-9, 2022-03-25

    ...しており,視神経乳頭周囲網膜神経線維層厚を測定することで,乳頭腫脹の有無やその経時的変化を定量的に評価することが可能になった.一般的に,うっ血乳頭で視機能障害は生じない,またはあっても軽微であるとされるが,中等度以上のうっ血乳頭では,漿液性網膜剥離や多数の網膜出血や滲出物,および硝子体出血による視力低下を認めることがある.また,長期にわたるうっ血乳頭の存在は,視神経乳頭萎縮を引き起こし,視力低下および視野障害...

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  • 脳脊髄液減少による視機能異常

    山上 明子 神経眼科 39 (1), 26-33, 2022-03-25

    ...<p> 脳脊髄液が減少する病態では起立時に増悪する頭痛・頸部痛,めまい,耳鳴り,視機能異常,嘔気,倦怠感,疲労感など多彩な症状を呈する.また,多くの症例が様々な視機能異常を自覚しており眼痛,ピントが合わない,単眼複視,複視,視力低下,羞明,視野障害などを自覚して眼科を受診している.眼所見としては輻湊痙攣,原因不明の視力・視野障害,求心性視野狭窄を呈する例があるが,眼科的に異常がみられない症例も多い....

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  • 腹腔鏡下子宮全摘出後に可逆性後頭葉白質脳症(PRES)を発症した例

    太田 裕, 小西 莉奈, 恒遠 啓示, 大道 正英 産婦人科の進歩 74 (1), 136-141, 2022

    ...<p>可逆性後頭葉白質脳症(posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES)は後頭葉の白質を中心に一過性の脳浮腫をきたし,痙攣,意識障害,視野障害などの症状をきたす.今回,子宮筋腫に対する腹腔鏡下子宮全摘出術後にPRESを発症した1例を経験したので報告する.患者は48歳,未妊,既往歴・家族歴はとくになく,過多月経を主訴に近医を受診し子宮筋腫を認めた...

    DOI Web Site 医中誌

  • 傍前床突起部動脈瘤に対する対側アプローチ

    岡本 右滋, 大久保 卓, 中嶋 大介, 岡田 洋介, 駒谷 英基, 宮城 尚久, 森岡 基浩, 梶原 収功 脳卒中の外科 50 (3), 218-221, 2022

    ...<p>傍前床突起部動脈瘤は現在血管内治療が第一選択である.しかしながら,クリッピング手術が必要となる症例もまれながら存在するため,その手技や経験は伝えていくべきものであると考えられる.こういった観点から,われわれが過去に同部位動脈瘤に対し反対側からクリッピングを行った3例について報告する.本法は前床突起を削除する必要がなく,上下垂体動脈の同定操作も容易であり全例通常のクリップで可能であり,術後視力視野障害...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 巨大静脈瘤を伴ったpial arteriovenous fistulaに対し複合治療を行った1例

    Shanta THAPA, 田中 俊一, 米永 理法, 黒木 伸一, 永野 祐志, 樋渡 貴昭, 北薗 育美, 菅田 真生, 山畑 仁志, 吉本 幸司 脳卒中の外科 50 (4), 307-312, 2022

    ...</p><p>症例は15歳,女性.頭痛精査で視野障害と右後頭葉に最大径53mmの巨大腫瘤を指摘された.各種精査を行い,右後大脳動脈をfeederとし,横静脈洞に流出する血栓化静脈瘤を伴うpAVFと診断した.mass effect除去および根治のため複合治療を行う方針とした.まず血管内治療を施行し,shunt pointを中心に塞栓術を行い,flow reductionは得られたが新たなshunt flow...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 脳塞栓症を繰り返した椎骨動脈解離の1例

    有竹 洵, 林 健太郎, 岩佐 憲一, 金井 由貴枝, 田原 奈生, 加藤 芳恵, 安部 哲史, 三瀧 真悟, 長井 篤 脳卒中 44 (5), 559-563, 2022

    ...<p>脳動脈解離は,若年発症の脳梗塞の原因となり得る病態であるが,微細な変化にとどまり,診断に難渋することがある.症例は40歳男性.視野障害で来院した.MRI拡散強調像で後方循環に点状の高信号を散在性に認めたが,MRAでは異常はみられなかった.抗血栓療法を行ったが,後方循環に1カ月間に3度の脳梗塞を繰り返した.その間に生理検査や画像検査を行ったが,原因を同定できなかった.血液検査では抗リン脂質抗体が...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 上矢状静脈洞狭窄を伴う頭蓋内圧亢進症に対して,ステント留置を施行した1例

    長濱 篤文, 川上 太一郎, 劉 兵, 岡本 光佑, 下本地 航, 坂本 竜司, 田上 雄大, 廣瀬 智史, 夫 由彦 脳血管内治療 7 (2), 69-74, 2022

    ...【症例】52歳男性.左眼の視力異常,頭痛を自覚.うっ血乳頭を認め,MRVで上矢状静脈洞の狭窄を認めた.腰椎穿刺では初圧35cmH2O以上と頭蓋内圧の亢進を認めた.保存的加療を開始したが奏功せず,静脈洞内ステント留置を行った.狭窄部前後で16 mmHgの圧較差を認めていた.術直後から頭痛,視野障害の改善を認めた....

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  • 目次/特集にあたって/表紙の説明

    ファルマシア 58 (11), 1014-1015, 2022

    ...<br>表紙の説明:光は,角膜,水晶体,および硝子体を通過して網膜で受容される.その情報は,視神経を通って脳へと伝達され,視覚として認識される.光情報の伝達が経路上のいずれかの部位で遮断されると,視覚障害が現れる.例えば,角膜疾患である角膜潰瘍,水晶体疾患である白内障,網膜疾患である緑内障,あるいは脳出血や脳梗塞,脳腫瘍でも,視覚障害が現れることがある.図の上方に示した視野の変化は,緑内障患者の視野障害...

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  • うっ血乳頭をきたしたCamurati-Engelmann病の1例

    大江 阿子, 後関 利明, 龍井 苑子, 石川 均, 庄司 信行 神経眼科 38 (4), 387-393, 2021-12-25

    ...</p> <p> 症例は33歳男性.初診時の矯正視力は右1.0,左1.2,眼圧14/14 mmHg,限界フリッカ値34/34 Hz,視野検査では両眼マリオット盲点の拡大と右眼下鼻側の感度低下を認めた.頭部MRIにて頭蓋骨皮質肥厚を認める他は,うっ血乳頭の原因となる異常を認めなかった.頭蓋内圧の除圧目的にアセタゾラミド内服を開始1年,矯正視力は両眼1.2と保たれていたが,一方で著明な視野障害を認めた....

    DOI 医中誌

  • ビノレルビン投与中に視神経症を発症した一例

    川神 絵梨子, 小西 蓉子, 岩佐 真弓, 山上 明子, 井上 賢治, 若倉 雅登 神経眼科 38 (3), 298-303, 2021-09-25

    ...13 Hz,眼底は右視神経萎縮,左視神経乳頭下方に浮腫がみられた.頭部造影MRI検査で視神経炎の所見なく,採血で炎症所見なく,抗アクアポリン(AQP4)抗体陰性.両眼性であり,薬剤による中毒性視神経症の可能性も否定できずビノレルビンの中止を検討したが,乳癌治療に効果的でありX+1年12月まで投薬継続しながら経過観察.視神経浮腫は軽快し,最終視力は右(1.2)左(0.4)と不変で視神経萎縮となり左眼視野障害...

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  • シスプラチン視神経症の2症例

    岸本 和樹, 岡本 真奈, 木村 亜紀子, 細谷 友雅, 増田 明子, 五味 文 神経眼科 38 (3), 304-310, 2021-09-25

    ...75日後まで継続.1年後,視力は右(0.7)左(0.9)で,周辺部視野障害が残存した....

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  • 非器質性視覚障害を合併した小児埋没型乳頭ドルーゼンの1例

    青山 祐里香, 藤田 あさひ, 森 貴幸, 相原 一, 澤村 裕正 神経眼科 38 (2), 184-188, 2021-06-25

    ...右眼視神経乳頭腫脹,蛍光眼底造影検査で乳頭部過蛍光を認めた.動的視野検査にて中心視野に及ぶマリオット盲点の拡大を認めた.頭部・眼窩部の造影磁気共鳴画像では異常所見を認めなかった.視神経炎を疑いステロイドパルス療法を施行したところ,視野は正常化したものの視力回復は乏しく,乳頭所見は不変であった.超音波検査にて乳頭部に高輝度像を認め埋没型乳頭ドルーゼンの存在が考えられた.その後,動的視野検査にてらせん状視野障害...

    DOI 医中誌

  • 脳脊髄液減少症症例の眼症状の検討

    山上 明子, 岩佐 真弓, 井上 賢治, 若倉 雅登, 龍井 苑子, 石川 均, 高橋 浩一 神経眼科 38 (2), 162-171, 2021-06-25

    ...<p> 脳脊髄液減少症と診断された28例(男性13例,女性15例)の自覚症状,眼所見,調節力を検討した.また視力・視野障害のない症例に輸液治療施行前後で近見時瞳孔反応と調節をTriIRISとARK-1を用い測定し比較検討した....

    DOI 医中誌

  • 胃癌術後8年目の多発転移にみられた転移性脈絡膜腫瘍の1例

    夏木 誠司, 加藤 幸裕, 奥野 倫久, 西村 重彦, 妙中 直之 日本消化器病学会雑誌 118 (6), 541-548, 2021-06-10

    ...<p>症例は50歳代,男性.8年前に噴門部の進行胃癌に対してD2郭清をともなう胃全摘術を施行した.患者の希望もあり,術後補助化学療法を3年間施行した.以後再発なく経過したが,術後8年目に局所再発および多臓器転移を認め,化学療法を再開した.その1カ月後に右眼の視野障害を自覚され,精査の結果,転移性脈絡膜腫瘍と診断した.化学療法に奏功した胃癌脈絡膜転移を経験したため,若干の文献的考察を加えて報告する....

    DOI PubMed 医中誌

  • 妊娠後期に下垂体卒中を起こし緊急手術を必要としたプロラクチン産生下垂体腺腫の1例

    長尾 裕一郎, 神部 敦司, 坂本 誠, 黒﨑 雅道, 中村 陽祐, 伊澤 正一郎, 牧嶋 かれん, 桑本 聡史, 梅北 義久 Japanese Journal of Neurosurgery 30 (2), 146-151, 2021

    ...術後視野障害の顕著な改善を認めた. 本症例では妊娠による生理的変化と妊娠判明後のCAB投与中止が下垂体卒中の発症と病理組織学的にaggressiveな所見に影響を与えた可能性がある. このような症例では, 他科との連携による集学的なアプローチを用いた治療が求められる.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • CEA術後,過灌流を契機に発症したPRESの1例

    遠藤 岳朗, 丹羽 良子, 國井 尚人, 松橋 阿子, 石川 治, 中冨 浩文, 斉藤 延人 脳卒中 43 (1), 25-30, 2021

    ...<p><b>要旨</b>:可逆性後頭葉白質脳症(PRES)は,意識障害,痙攣,視野障害などの神経症状を伴い,主に両側の頭頂葉,側頭葉,後頭葉に可逆性の浮腫性変化を呈する病態である.今回我々は頸動脈内膜剝離術(CEA)後にPRESを発症した稀な症例を経験したため報告する.症例は69歳男性で,左右ともにNASCET法で85%以上の両側頸部内頸動脈狭窄症を指摘され,まず左CEAを施行し,その2カ月後に右CEA...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 頭痛が視野障害より2か月先行した視神経脊髄炎関連疾患の1例

    砂金 瑛実, 石鎚 啓, 滝沢 翼, 藤原 広和, 伊澤 良兼, 中原 仁 臨床神経学 61 (11), 722-726, 2021

    <p>症例は50代女性で,2か月前より持続する右上眼瞼周囲の頭痛のため受診となった.頭部MRI T<sub>2</sub>強調画像で脳梁,両側放線冠に多発性の高信号病変を認めた.自己免疫疾患を考えステロイドパルス療法を施行したが,右眼に下方水平性半盲と対光反射減弱が出現した.眼窩MRIのT<sub>2</sub>強調画像で右視神経腫大,視神経上半側の高信号,ガドリニウム造影増強効果を認め,抗AQ…

    DOI Web Site PubMed 参考文献16件

  • 視野障害に起因する運転操作変容の検知方法の検討

    桑原 潤一郎, 岩下 洋平, 山本 康典, 一杉 正仁, 奥野 隆司, 石黒 望 自動車技術会論文集 52 (2), 349-354, 2021

    運転中の体調急変を早期に検知するため、本稿では安全運転を遂行する上で重要となる視覚機能に着目し、脳卒中の症状のひとつである同名半盲(視野欠損)を対象に運転機能低下検知に取り組んだ。同名半盲による運転操作の特性変化に基づき検知手法を構築し、実道路環境でのロバスト性を評価した。

    DOI

  • 緊急での外科的治療が必要であった下垂体疾患の2症例

    清水 剛, 高見 飛鳥, 長尾 裕一郎, 中島 定男, 鳥橋 孝一, 吉岡 裕樹, 宇野 哲史, 神部 敦司, 坂本 誠, 黒﨑 雅道 NEUROSURGICAL EMERGENCY 26 (1), 93-98, 2021

    ...<p> 緊急で内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍摘出術(endoscopic endonasal transsphenoidal surgery: eTSS)を行った下垂体疾患の2症例を経験した.症例1は48歳の女性,下垂体腺腫で近医フォロー中であった.頭痛,嘔吐,視野障害を認めたため当院に救急搬送された.症例2は51歳,女性,頭痛,発熱,意識障害で当院に救急搬送された....

    DOI Web Site 医中誌

  • 脳梗塞により人物誤認を呈した一症例

    菅原 由美子, 飯塚 千晶, 土居 一哉, 松﨑 研一郎, 長岡 正範 認知神経科学 22 (2), 88-97, 2021

    ...視力・聴力は正常、視野障害や半側空間無視を認めなかったが、担当のリハビリテーション職員の顔を覚えられず、他患者の面会者やリハビリテーション職員を自分の家族・友人と繰り返し誤認し、その誤りに気付かなかった。長谷川式認知症スケールは25/30点。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 視野障害を有する者に対する高度運転支援

    高橋 政代, 青木 宏文, 伊藤 誠 SIP成果報告書 2021 (1), 139-144, 2021

    ...の有用性・有効性について,視野障害を例として社会や関係各所に広く情報発信し,高度運転支援システムの普及と安全意識を向上することを行なった.特に,簡易型DSの結果をSelf Organizing Map(SOM)解析により,視野障害のパターンと起こしやすい事故の場面を明らかにすることができた.また,簡易型および高精度D Sを用いて視野障害者においても,高感度のセンサーと自動ブレーキ,あるいは状況ではなく...

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  • 非機能性下垂体腺腫の理解と治療戦略

    藤尾 信吾, 吉本 幸司 Japanese Journal of Neurosurgery 30 (1), 11-18, 2021

    ...非機能性下垂体腺腫は全下垂体腺腫の約半数を占め, 視力・視野障害を主訴に発見されることが多い. 治療の第一選択は手術療法であり, 現在では経鼻的な内視鏡手術が主流となっている. 巨大腫瘍に対しては開頭・経蝶形骨洞同時手術が有効である. 残存腫瘍, 再発腫瘍に対しては定位放射線治療が効果的なことが多い. 現在のところ, 非機能性下垂体腺腫に有効な薬物療法は確立されていない....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献37件

  • 眼窩の良性腫瘍・腫瘤性病変と神経眼科

    高比良 雅之 神経眼科 37 (4), 370-377, 2020-12-25

    ...<p> 眼窩に生じる良性腫瘍・腫瘤性病変は,①良性腫瘍,②血管奇形,③IgG4関連疾患を含むリンパ増殖性疾患(良性)に大別される.その病変の部位や大きさによって,視力低下,視野障害,複視などの症状を来し,手術やステロイド治療などの適応となる.一方で眼症状が無いか軽微である場合には経過観察のみを行う場合もある.なかには悪性化傾向の強い疾患もあり,鑑別診断には留意すべきである.</p>...

    DOI 医中誌

  • OCT angiographyが診断に有用と考えられた陳旧性前部虚血性視神経症の2例

    細川 満人, 小野 恭子, 熊瀬 文明, 戸島 慎二, 望月 夕子, 藤井 聖子, 岡野内 俊雄 神経眼科 37 (3), 303-310, 2020-09-25

    ...</p> <p><b>症例2</b>:75歳,男性.15か月前に右眼の急激な下方視野障害を自覚.初診時視力右(0.4),左(0.6).GPで右眼鼻下側に深い暗点を伴う水平性視野障害があり,視神経乳頭所見から緑内障を合併していると考えられたが,急激な視野障害を説明できなかった.FAは有意な所見無し.OCTAで扇型のRPC密度減少を認めた....

    DOI 医中誌

  • 手術を含む集学的治療により神経症状の改善と長期予後が得られた前立腺癌頭蓋内硬膜転移の1例

    青柳 力夫, 松﨑 洋吏, 坂田 直昭, 岡部 雄, 古屋 隆三郎, 入江 慎一郎, 中村 信之, 松岡 弘文, 野中 将, 井上 亨, 田中 正利 日本泌尿器科学会雑誌 111 (3), 98-101, 2020-07-20

    ...<p>61歳,男性.頭痛と左側の視野障害のために当院を受診した.頭部MRIで脳実質を圧排する硬膜腫瘍を認め,転移性腫瘍を疑った.各種腫瘍マーカーの測定でPSAの高値(172.8ng/mL)を認め,原発巣として前立腺癌を疑った.経直腸前立腺生検の病理学的所見によりGleason score 5+4=9の前立腺癌と診断し,同時に骨盤内リンパ節転移と多発骨転移も画像検査により確認した.根治治療は困難であったが...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 視線計測装置を用いた評価が症状理解に有用であった Bálint 症候群を呈した脳腫瘍患者一例の介入経験

    田畑 阿美, 谷向 仁, 上田 敬太, 山脇 理恵, 村井 俊哉 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 40 (2), 227-234, 2020-06-30

    ...その結果, 日常生活上の問題点の多くは, 視野障害に対する代償手段の未獲得に加えて, 固視点の動揺, 眼球運動速度および衝動性眼球運動の正確性の低下, 両側視空間内における注意のシフト困難が原因と考えられた。Bálint 症候群に対するリハビリテーションでは, 眼球運動や視覚性注意に対する介入に加えて, 患者自身が理解しやすい評価法を用いて疾病教育を行うことが重要であると考えられる。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • アレルギー性結膜炎の診断と治療

    原 祐子 日本耳鼻咽喉科学会会報 123 (5), 328-332, 2020-05-20

    ...最も注意を要する副作用はステロイド緑内障で, 一定の割合で眼圧上昇を来し, 放置すると視野障害, 視力低下も来し得る. また, 鑑別疾患にも挙げられる感染性結膜炎に対し, 安易にステロイド点眼薬を投与することで病状を重症化させてしまう可能性もある. ステロイド点眼薬の使用をできる限り回避できるよう, 眼科でも抗アレルギー点眼薬の効果的, かつ安全な使用が求められている....

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 慢性副鼻腔炎急性増悪後に眼窩骨膜下膿瘍をきたし外科的ドレナージを必要とした1例

    三浦 拓也, 細川 悠, 大村 和弘, 森 恵莉, 鴻 信義, 小島 博己 耳鼻咽喉科展望 63 (2), 71-78, 2020-04-15

    ...視力障害残存については初診時の視力・視野・視神経乳頭所見および手術までの日数が予後因子とされており, 視野障害が出現する前に適切かつ迅速な診断・治療を行うことが視機能改善に重要である。 視力が改善しなかった本症例について, 文献的考察を加えて報告する。</p>...

    DOI

  • 健診,ドック受診を機会に魚沼基幹病院眼科において緑内障と診断された症例の検討

    吉野, 秀昭, 宮島, 誠, 坂上, 悠太, 福地, 健郎 新潟医学会雑誌 134 (3), 91-97, 2020-03

    ...【結果】眼科健診,人間ドックにより緑内障を疑われ初診した症例数は108例(男性51例,女性57例)だった.そのうち緑内障患者は18例,緑内障を疑う眼底所見を呈しながらも視野障害を認めない前視野緑内障と診断されたのは14例,正常範囲内と判断されたのは70例だった.緑内障と診断された症例は緑内障点眼液一剤の処方または厳重な経過観察を開始された.定期的な経過観察を指示された71症例の中で受診が途絶えた症例...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 脳卒中後の自動車運転再開

    武原 格 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 57 (2), 117-120, 2020-02-18

    ...リハビリテーション医療領域においては,障害者の自動車運転再開を安易に許可するでも,中止させるのでもない.どの程度の障害までなら健常者と遜色なく安全運転が可能なのかを判断基準とすべきである.しかし,この領域はまだまだ医学的,社会的に不明瞭な部分が多い.脳卒中は,脳の損傷部位によって生じる障害はさまざまであり,またその重症度も一定ではない.運転再開を検討するにあたり,身体障害,感覚障害,高次脳機能障害,視野障害...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 積極的なセルフマネジメント教育により発作性心房細動を発見し得た脳梗塞の1例

    福岡 泰子, 小倉 礼, 伊藤 泰広, 前 千登世, 冨田 佳代子, 大森 豊緑, 木村 和美, 松本 昌泰, 森山 美知子 脳卒中 42 (5), 406-412, 2020

    ...<p>要旨:症例は65 歳男性.突然の左視野障害を自覚し,受診.頭部MRI 上,右後頭葉に梗塞巣を認め,塞栓性機序を疑ったが,発作性を含め心房細動は見いだされず,embolic stroke of undetermined source としてフォローした.脳梗塞再発予防の疾病管理プログラム研究へ参加し,疾病管理ナースが,不整脈の発見を目標に,血圧と脈拍の自己測定を含むセルフマネジメント教育を行った...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 新視覚障害認定基準におけるゴールドマン型視野計と自動視野計による等級の比較

    金本 菜都美, 菅澤 淳, 松尾 純子, 戸成 匡宏, 西川 優子, 濵村 美恵子, 中村 桂子, 稲泉 令巳子, 清水 みはる, 筒井 亜由美, 南 稔浩, 阿部 史絵, 真野 清佳, 飯田 朋美, 稲垣 恵子, 池田 恒彦 日本視能訓練士協会誌 49 (0), 81-89, 2020

    ...</p><p><b>【対象及び方法】</b>対象は、大阪医科大学附属病院眼科にて経過観察中で視野障害を有し、身障手帳の取得・再認定のために2018年4月~2019年5月にGP検査とHFA検査を行った120名。各症例をGPとHFAで等級が一致した群、GPで等級が重い群、HFAで等級が重い群の3群に分け、それぞれの特徴を検討した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 眼窩底骨折術後視神経症に対しMRIでの評価が有効であった一例

    名村 隆広, 鈴木 崇弘, 河野 通大, 中川 喜博, 鈴木 康之 神経眼科 36 (4), 410-415, 2019-12-25

    ....視力は右(1.2),左(1.2),眼圧は15/13 mmHg,前眼部,眼底に明らかな異常所見は無く,眼球運動時痛は軽度認めたがHess testで眼球運動障害は認めなかった.形成外科にて整復術施行し,術後2日目の朝から視力障害があり当科受診となった.左視力(0.3)と低下し,眼圧は14/18 mmHg,左直接対光反射減弱,左Marcus Gunn瞳孔+,ゴールドマン視野検査にて左眼中心暗点,上方視野障害...

    DOI 医中誌

  • ビガバトリン

    下野 九理子, 松下 賢治 神経眼科 36 (3), 276-284, 2019-09-25

    ...Vigabatrin(VGB, Sabril<sup>®</sup>)は乳児期に発症する難治性てんかんである,点頭てんかんの治療薬として,2016年に本邦で承認された抗てんかん薬である.点頭てんかんの治療薬としてはACTH療法と並んで第一選択薬とされる.確かな有効性が報告される一方で,VGBは視野障害の不可逆性の副作用が問題となっている.VGBの使用にあたっては定期的な眼科診察と網膜電図検査が義務付...

    DOI 医中誌

  • 抗がん剤と神経眼科

    柏木 広哉 神経眼科 36 (3), 297-303, 2019-09-25

    ...現在2人に1人ががんになる時代である.そのため近年の抗がん剤の開発は目覚ましい.それに伴い眼の副作用の報告が増加している.この副作用は,眼部の多岐にわたり,神経眼科領域では,視力低下,視野障害,複視,羞明感などの症状があり,障害部位は,視神経,網膜,外眼筋,脳神経などにわたる.代表的な原因薬剤は,殺菌性製剤(パクリタキセル,ドセタキセル,シスプラチン,5-FUなど),ホルモン製剤(タモキシフェンなど...

    DOI 医中誌

  • 臨床像と病態から考える抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎の治療

    植木 智志 神経眼科 36 (2), 149-152, 2019-06-25

    ...<p> 抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎は視神経脊髄炎スペクトラムに包括される疾患概念である.抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎は視力視野障害が重篤で視機能予後が不良,再発回数が多いなどの臨床的特徴を有するとされている.現在コンセンサスを得ている視神経脊髄炎スペクトラムの急性期の視力視野障害改善のための治療方法,慢性期の再発予防のための治療方法について解説する.また,視神経脊髄炎スペクトラムの病態の解明...

    DOI 医中誌

  • 抗MOG抗体陽性視神経炎の臨床像

    毛塚 剛司 神経眼科 36 (2), 153-161, 2019-06-25

    ...視神経炎において良好な視力予後,視野障害,易再発性といった特徴的な所見を有しており,抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎とは別の疾患カテゴリーに分類される傾向にある....

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  • 低テストステロン血症を伴いホルモン療法に抵抗性を示した前立腺癌下垂体転移の1例

    水野 晃宏, 相見 有理, 中林 規容, 吉田 光宏, 白石 大門, 苗代 朋樹, 夏目 敦至 Japanese Journal of Neurosurgery 28 (12), 798-803, 2019

    ...全身精査で前立腺癌が判明しdegarelix acetateとbicalutamideを併用したホルモン療法を開始したが治療抵抗性であり, 視野障害の悪化を認めたため経蝶形骨手術を施行, 前立腺癌下垂体前葉転移の診断に至った. 前立腺癌に対してdocetaxel療法へ変更し, 下垂体転移に対しては定位放射線治療を行い病変の縮小を認めた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 脳血管障害を有する利用者に対する脳ポチの利用

    正分 ゆい, 高瀬 潤一, 藤野 文崇 生体医工学 Annual57 (Abstract), S120_1-S120_1, 2019

    ...<対象> 対象は当施設利用中の脳血管障害を有する利用者2名とした.症例1は40台女性で上下肢の運動麻痺を有し上肢の痙縮による随意性低下が存在する利用者であった.症例2は80台女性で運動麻痺は見られず視野障害が存在する利用者であった.<方法>症例1に対し手と目の協調課題を行い上肢の随意性の変化を比較検討した.症例2は手と目の協調課題と周辺視による文字認識課題を行い視空間認知の評価を行った....

    DOI

  • 光の要素性幻視を呈した外側膝状体の脳梗塞の1 例

    足立 洋, 岩井 優依, 太田 雅彦, 米田 行宏, 影山 恭史 脳卒中 41 (4), 321-323, 2019

    ...<p><b>要旨</b>:症例は68 歳女性.左視野に青色や赤色,灰色などの光が突然目の前に出現しては数秒後に消えたり,対象物の一部の色が違って見えるといった要素性幻視と考えられる視覚症状が繰り返し生じた.自覚的な視野障害はなかったが,視野検査では左下視野に位置と大きさが左右の眼で若干異なる暗点を認めた.脳MRI では右側の外側膝状体に限局した脳梗塞を認めた.色に感受性をもつ細胞層が存在する外側膝状体...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 内視鏡下副鼻腔手術を施行した蝶形骨洞内反性乳頭腫の2症例

    髙倉 大匡, 舘野 宏彦, 將積 日出夫 日本鼻科学会会誌 58 (1), 54-63, 2019

    ...左視野障害にて当院脳神経外科を受診し,MRIで下垂体腫瘍再発および両蝶形骨洞鼻腔進展例が疑われた。経過観察していたが,鼻出血と鼻腔への腫瘍増大を認め,病理検査にて蝶形骨洞内反性乳頭腫と診断し,内視鏡下腫瘍摘出術を行った。現在外来にて経過観察中で再発は認めない。症例2は77歳男性,他院耳鼻科で偶然両鼻腔後方の腫瘤を指摘され,病理検査で内反性乳頭腫と診断され当科紹介された。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 脳卒中後失行症と視覚-運動統合障害に共通した責任病巣

    信迫 悟志, 高村 優作, 石橋 凜太郎, 谷頭 幸恵, 河野 正志, 富永 孝紀, 石橋 ゆりえ, 奥埜 博之, 大住 倫弘, 嶋田 総太郎, 森岡 周 理学療法学Supplement 46S1 (0), E-141_1-E-141_1, 2019

    ...</p><p>【方法】</p><p>対象は,精神科疾患の既往,認知障害,言語理解障害,視野障害,および左上下肢の運動感覚障害のない左半球脳卒中患者22名(平均年齢±標準偏差:67.5±15.5歳,男性15名,全右利き)であった.患者を,apraxia screen of TULIA(AST)により,失行群(7名),偽失行群(6名),非失行群(9名)に分類した.3統合条件(視覚-触覚,視覚-固有受容覚...

    DOI

  • 高齢者眼疾患と転倒

    結城 賢弥, 朝岡 亮 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 55 (11), 921-926, 2018-11-16

    ...<p>白内障,緑内障,加齢黄斑変性などの眼疾患は視機能障害をきたす眼疾患である.白内障は手術により視機能を回復できるものの,加齢黄斑変性では完全に視機能を回復することは難しく,また緑内障の視野障害/視力障害は不可逆性である.安全な歩行や体勢の維持に正常な視機能が不可欠であることは想像しやすい.眼疾患の多くは加齢がリスク要因であり,多くの高齢者が眼疾患による視機能障害とともに日常生活を送っていると思われる...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献24件

  • 眼科受診を機に診断され,急激な視力低下を認めたHIV関連進行性多巣性白質脳症の1例

    村尾 史子, 木下 導代, 武田 美佐, 垂髪 祐樹, 尾崎 修治 神経眼科 35 (2), 202-207, 2018-06-25

    ...左眼(0.15).視野検査にて両眼左下4分の1盲,上半盲を認めた.頭部MRIにて白質に脳浮腫を伴わない多発性,融合性の病変を認め,血液検査,髄液検査の結果HIV関連PMLと診断された.初診から17日後に視力は両眼(0.01)と急激に低下し,highly active antiretroviral therapyを開始するも視力の回復を得られず10か月経過した現在の視力は光覚弁である.原因不明の視力,視野障害...

    DOI 医中誌

  • 産後の嘔気や倦怠感からリンパ球性下垂体前葉炎が疑われた一例

    樋口 大, 芝尾 茉利子, 竹谷 洋子, 角 芽美, 上野 伸行, 吹譯 紀子, 今田 敏宏, 並河 哲志, 伊東 康男, 野津 和己, 大畑 陽子, 増野 純二, 中村 嗣 島根県立中央病院医学雑誌 42 (0), 19-23, 2018

    ...また頭痛や視野障害の他に、嘔気、倦怠感、食欲不振といった非特異的な症状があり得ることを念 頭におく必要がある。本疾患が疑われる症例に対しては早期にMRI検査や内分泌検査を行うことが その早期診断に有用である。...

    DOI 医中誌

  • 5-fluorouracilとメトロニダゾールの併用にて急速進行性の白質脳症を呈した1例

    福本 竜也, 片多 史明, 佐藤 進, 柴山 秀博, 村山 繁雄, 福武 敏夫 臨床神経学 58 (2), 118-123, 2018

    ...<p>症例は66歳女性である.直腸癌にFOLFOX療法(folinic acid,fluorouracil,oxaliplatinの3剤併用)開始(第1日目)後,骨盤内膿瘍を発症しピペラシリン/タゾバクタムが投与された.第14日目にセフトリアキソンとメトロニダゾールに変更し,同日,視野障害を認めた.頭部MRIで脳梁膨大部に病変を認め,メトロニダゾール脳症を疑い,同薬剤を中止した(総投与量2 g).しかし...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献14件

  • 有効な検査から見えてくる新たな緑内障の世界

    中澤 徹 日本視能訓練士協会誌 47 (0), 7-13, 2018

    ...一方眼圧が十分低くコントロールされているにもかかわらず、視野障害が進行する症例も存在し、多因子疾患である緑内障の新たな検査や治療方法の開発が望まれている。本稿では、これまで見えなかったものが見えることによりもたらされる、緑内障の世界について総括する。</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 眼科領域の疾患・症状を有する運転者の自動車事故事例の検討

    馬塲 美年子, 一杉 正仁 日本交通科学学会誌 18 (1), 15-23, 2018

    ...したがって、視野障害や色覚障害がある場合、運転者自身がそれを自覚し、運転時には自らの障害に応じた対処が求められる。このような運転時のリスクや責任を運転者に啓発するとともに、眼疾患や眼症状を有する人における自動車運転可否に関するガイドラインの作成など、医師が注意や指導を行いやすい基盤作りが必要であると考えられた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 糖尿病の眼症状

    井上 真 杏林医学会雑誌 49 (3), 259-263, 2018

    ...糖尿病網膜症,視神経萎縮,血管新生緑内障では視野障害も生じる。今回は眼症状を呈する糖尿病関連疾患として糖尿病網膜症を中心に解説する。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 甲状腺乳頭癌脳転移に対しSorafenibにより長期病勢抑制が得られた1例

    下 登志朗, 鳥 正幸, 安野 佳奈, 吉留 克英, 安岡 弘直, 辻本 正彦, 秋山 一郎, 臼井 由行 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 35 (3), 219-222, 2018

    ...残存脳転移巣は術後Lenvatinibにて縮小したが術後4カ月で症候性てんかんと視野障害が出現。残存脳転移巣増大あり全脳照射を実施,照射後にSorafenibを開始した。徐々に縮小しSorafenib開始から約2年でPartial response(PR),肺転移もPRを維持。Sorafenibは減量したが継続投与でき脳内出血などの副作用も認められない。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 血管圧迫性視神経症と考えられた2例

    太田, 勲男, 籠川, 浩幸, 片岡, 信也 旭川赤十字病院医学雑誌 29 23-25, 2017-03

    ...右視力低下、右視野障害を主訴に眼科を受診した。右内頸動脈蛇行による右視神経圧迫が疑われ、脳神経外科を紹介された。さらに手術加療のため当院眼科受診となった。MRIで右頭蓋内視神経が右内頸動脈により内下方から圧排され、その後方で視交叉が傾斜する所見を認めた。右内頸動脈による圧迫性視神経症を疑ったが、この時点で視機能は回復したと考え、経過観察の方針とした。...

    機関リポジトリ 医中誌

  • JS2-5 視神経炎のバリエーションと免疫治療

    毛塚 剛司, 石川 均, 後関 利明, 敷島 敬悟, 山上 明子, 三村 治, 吉富 健志, 平岡 美紀, 中馬 秀樹, 中村 誠, 田中 惠子 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 260b-260b, 2017

    ...起こす.MOGは中枢神経髄鞘上に存在する分子であり,やはり視神経や脳脊髄に炎症を引き起こす.現在,日本神経眼科学会主導で,自己抗体陽性視神経炎の全国調査が行われており,特発性視神経炎が350例以上エントリーしている.その結果によると,抗AQP4抗体陽性視神経炎は特発性視神経炎の14%前後であり,中年後半の女性に多い.ステロイド治療による視力回復に乏しく,65%以上が矯正視力0.3未満である.多彩な視野障害...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 網膜片頭痛の小児例

    疋田 敏之 脳と発達 49 (5), 339-342, 2017

    ...頭痛は片頭痛の診断基準を満たし, 視野障害は左目に障害はなく, 右目の右側が暗く見えない. 視覚障害の後に必ず頭痛がはじまるためRMと診断した. 患児には悪性の疾患でないこと, 予防療法が有効である可能性を説明しibuprofenを処方した. 当院受診後1年経過した時点では発作は数カ月に1回となり, 頭痛に対してibuprofenは有効であったため予防療法は行っていない....

    DOI 医中誌

  • 脳卒中後失行症における多感覚統合障害の検証

    信迫 悟志, 石橋 凜太郎, 河野 正志, 富永 孝紀, 宗宮 ゆりえ, 奥埜 博之, 座間 拓郎, 大住 倫弘, 嶋田 総太郎, 森岡 周 理学療法学Supplement 2016 (0), 0980-, 2017

    ...</p><p></p><p></p><p>【方法】対象は,精神科疾患の既往,認知障害,言語理解障害,視野障害のない脳卒中患者とし,脳卒中機能障害評価法(stroke impairment assessment set:SIAS)によって運動麻痺と感覚障害を認めなかった21名(男性15名,平均年齢±標準偏差:64.9歳±16.1,平均罹患日数±標準偏差:170.8日±191.6)とした。...

    DOI

  • 両眼開放視野検査が診断の一助となった片眼性機能性耳側半盲の1例

    後藤 克聡, 竹上 亜也加, 荒木 俊介, 三木 淳司, 水川 憲一, 瀧澤 剛, 山下 力, 春石 和子, 家木 良彰, 桐生 純一 神経眼科 34 (4), 443-448, 2017

    ...両眼開放視野検査が診断の一助となった片眼性機能性耳側半盲の1例を報告する.症例は16歳,男性.1か月前からの右眼の耳側視野障害を主訴に近医を受診.外傷や精神的ストレスの既往はなかった.Goldmann視野検査(GP)で右眼の耳側半盲がみられたが,他の眼科的所見に異常はみられず,頭部磁気共鳴画像・頭部磁気共鳴血管造影でも異常はなかった.右眼耳側半盲の原因が不明であったため,精査目的で当科紹介受診となった...

    DOI 医中誌

  • 右同名半盲様視野障害を呈した梅毒性視神経萎縮の一例

    武島 知志, 大久保 真司, 宇田川 さち子, 大田 妙子, 杉山 和久 神経眼科 34 (2), 167-171, 2017

    ...を2週間施行した.治療後13か月の視力は右(0.15),左(0.04)と低下,左眼の中心視野障害が進行した.梅毒性視神経萎縮でも経過中に同名半盲様視野障害を呈することがあり,視神経萎縮の鑑別診断として,梅毒も考慮する必要がある....

    DOI 医中誌

  • 神経眼科学 Leber遺伝性視神経症

    二村 明徳, 小口 達敬, 斎藤 悠, 小野 賢二郎 神経眼科 34 (2), 190-195, 2017

    ...高度の視神経萎縮に至る予後不良の遺伝性疾患である.現在までに酸化的リン酸化酵素群を構成する蛋白をコードするミトコンドリアDNAのおもに3460,11778,14484番塩基の点変異が発症原因である.一般にミトコンドリアの機能低下は多種多様な臨床症状を呈し得るが,LHONでは網膜・視神経にほぼ限局した病態を示す.神経学的所見では急性または亜急性で両眼性,無痛性の視力低下と中心暗点の拡大を認める.視力や視野障害...

    DOI 医中誌

  • 無痛性甲状腺炎と糖尿病ケトアシドーシスを契機に先端巨大症と診断され,経過中に下垂体卒中をきたした1例

    黒木 茜, 本多 敏朗, 松本 諭, 藤原 豊, 八巻 稔明, 鈴木 昭 糖尿病 60 (12), 813-819, 2017

    ...きくなった.20XX-1年10月糖尿病と診断,治療に伴い血糖値改善,20XX年6月に治療中止,6月中旬から倦怠感,口渇,多飲,多尿を自覚,体重も10 kg減少した.6月下旬近医受診し高血糖,甲状腺中毒症を認め当科紹介入院,血糖値362 mg/dL,アニオンギャップ開大性代謝性アシドーシス,尿ケトン体3+を認め,糖尿病ケトアシドーシスと診断,無痛性甲状腺炎も併発していた.入院時から頭痛持続,第4病日に突然の視野障害...

    DOI 医中誌

  • 特発性視神経周囲炎の1例―本邦症例の文献レビューと問題点

    竹丸 誠, 立山 佳祐, 志賀 裕二, 金谷 雄平, 下江 豊, 栗山 勝 臨床神経学 57 (11), 716-722, 2017

    ...<p>症例は64歳の女性である.10年前に視力低下を発症しステロイドで治療した.今回視力低下,視野障害で入院.MRIで視神経鞘が造影され,tram-track,ドーナツ様所見を認め視神経周囲炎(optic perineuritis; OPN)と診断した.高用量メチルプレドニゾロン(methylprednisolone; mPSL)によるステロイドパルス療法で著効したが,退院10日後に再燃し再入院.同様...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件

  • 上行大動脈内血栓症の1例

    鈴木 正人, 大川 洋平, 野村 文一, 安達 昭, 杉木 健司, 大野 猛三 日本心臓血管外科学会雑誌 45 (1), 52-56, 2016

    ...症例は52歳,男性.頭痛および左頸部痛のため近医に救急搬送された.瞳孔不同および左眼の視野障害を認め,緊急頭部MRAおよび胸部造影CTを施行し,左総頸動脈の閉塞を伴うStanford A型大動脈解離を疑われ,当院に転院した.緊急手術を行ったが,上行大動脈に付着した血栓が左総頸動脈へ連続しており,左頸動脈血栓除去および上行部分弓部置換術を行った.術後経過は良好で,第16病日に独歩退院した.胸部大動脈内血栓...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献2件

  • 両眼複視の後遺症を抱え自動車運転再開に至った一例

    徳留 美香, 久津輪 真一, 福留 里奈, 橋口 一英 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2016 (0), 140-140, 2016

    ...<p>【はじめに】</p><p>視野障害を呈した患者の自動車運転再開に対する、一定の評価方法は確立されておらず、積極的な報告も少ない。今回、両眼複視を呈した症例を担当し、神経心理学的検査、視野検査、自動車学校での実車評価を実施し、最終的に自動車運転再開となり職場復帰も果たすことができた。問題点の具体化や的確な助言を行う上で貴重な体験となり、その関わりを考察を踏まえて報告する。...

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  • 小児の脳出血患者における復学支援

    仙波 梨沙, 前田 香織, 直塚 博行, 南里 祐介, 浅見 豊子 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2016 (0), 70-70, 2016

    ...</p><p>【作業療法評価】</p><p>わずかに右手指の巧緻性低下を認めた.右下肢の軽度の筋力低下を認めた.基本動作は自立.歩行は監視レベル.食事は自立,排泄,更衣,清拭は一部介助であった.右下1/4に視野障害を認めた.失語,注意障害,記憶障害を認めた.介入より10日後のWISC-Ⅳ合成得点プロフィール全検査:61,言語理解:80,知覚推理:66,ワーキングメモリー:71,処理速度:52であった...

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  • 胸腹部大動脈置換後に可逆性後頭葉白質脳症を発症した1例

    杉浦 孝広, 高橋 京助, 加藤 剛, 佐藤 奈々子, 梶谷 美砂, 稲村 実穂子, 鎌田 高彰 Cardiovascular Anesthesia 20 (1), 43-46, 2016

    ...<p> 可逆性後頭葉白質脳症(PRES : posterior reversible encephalopathy syndrome)は,頭痛,痙攣,視野障害を主症状とし,特徴的な画像所見によって診断に至る可逆的な疾患である。これまで,胸腹部大動脈置換術における脊髄灌流圧維持を目的とした人為的高血圧により発生した報告はない。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 腰部脊柱管狭窄症の最小侵襲除圧 内視鏡下椎弓切除術(MEL)から経皮的内視鏡下椎弓切除術(PEL)への発展

    吉兼 浩一, 飯田 圭一郎, 大江 健次郎, 深川 真吾, 平田 正伸, 島田 英二郎, 西井 章裕 整形外科と災害外科 65 (3), 409-411, 2016

    ...endoscopic laminotomy)を導入した.MELの導入により除圧部に到達するまでの腰椎後方支持組織への侵襲は低減され,特にPELで激減し術中の出血も計測不能と極少量となった.PEL,MEL,openの3群間の比較では臨床成績はいずれも良好であった.灌流下に行う水中手術PELでは,操作部位の直上まで内視鏡が到達でき拡大された良好な視野のもと安全な除圧が行える利点のある一方,ごく僅かの出血でも視野障害...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 臨床的に明らかな基礎疾患を認めなかった非細菌性血栓性心内膜炎の1例

    山崎 正之, 竹内 陽史郎, 石上 晃子, 吉永 仁香, 堀家 由貴, 小川 正子, 藤田 淳子, 高岡 理恵, 望月 泰秀, 志手 淳也 超音波医学 43 (6), 733-738, 2016

    ...症例は50歳代男性.主訴は頭痛,左視野障害,既往歴に特記事項なし.運転中に突然左視野障害,頭痛,嘔気が出現したため当院来院.頭部コンピューター断層撮影にて両側小脳,右後頭葉,左前頭葉に脳梗塞を認め,当院神経内科に入院した.塞栓源検索のため経胸壁心臓超音波検査で僧帽弁前尖左房側に18mm大の可動性のある異常構造物を認めた.僧帽弁は逸脱なく,逆流もごく軽度であった.形状から乳頭状弾性線維腫を疑い摘出術が...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • ESSにおける副損傷とその対応

    鴻 信義 頭頸部外科 25 (3), 293-296, 2016

    ...損傷の結果,視力・視野障害などが永久的に残ってしまう症例から,幸いにして何の障害も生じなかった症例までその程度は様々であるが,ヒヤリ・ハット症例も含めれば,本邦における副損傷の発生頻度は看過できない状況にあると考える。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献2件

  • 大脳皮質障害による視野異常と網膜の変化

    山下 力, 三木 淳司 神経眼科 33 (4), 351-363, 2016

    ...菲薄化がみられたことを報告した.GCCの測定は,視神経乳頭周囲網膜神経線維層厚の測定よりも神経線維障害の検出力が高かった.半盲側の網膜神経節細胞層+内網状層厚も,健側や正常眼に比べ有意な菲薄化を示していた.これらの菲薄化は網膜周辺より中心網膜で顕著であり,経過期間と有意に相関していた.さらに,半盲側のGCC厚, significance mapおよびdeviation map異常領域面積においては,視野障害...

    DOI 医中誌

  • 視神経乳頭炎を呈した神経ボレリア症の1例

    高下 純平, 林田 翔太郎, 今木 裕幸, 光尾 邦彦 臨床神経学 55 (4), 248-253, 2015

    ...症例は53歳女性.2013年8月下旬にマダニ咬傷を受傷.同年10月中旬から40°C台の発熱が出現し,下旬より,左眼中心視野障害,左末梢性顔面神経麻痺をみとめ,当科入院.入院時神経学的所見で,左末梢性顔面神経麻痺,左眼中心暗点,左上下肢失調,体幹失調をみとめた.血液検査で炎症反応と髄液検査で軽度の細胞数増多をみとめた.頭部MRIは異常なく,眼底所見にて左視神経乳頭炎が示唆された.抗菌薬,ステロイドパルス...

    DOI PubMed 医中誌 参考文献12件

  • IgG4関連眼疾患の10年と今後の課題について

    高比良 雅之 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 35 (1), 61-64, 2015

    ...,強膜,涙道など多岐にわたる.IgG4関連眼疾患での重要な鑑別疾患はMALTリンパ腫であり,両者はときに合併する.近年の日本でのある多施設調査(1,014例)では,眼窩リンパ増殖性疾患の22%はIgG4関連眼疾患であった.本疾患の治療の基本はステロイド剤の全身投与であるが,長期投与や再発の問題があり,眼科ではステロイド局所注射や涙腺摘出なども治療の選択肢となる.眼領域では,視神経の障害により視力,視野障害...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献24件

  • 急性期椎骨・脳底動脈梗塞患者の転帰先に関連する因子の検討

    馬井 孝徳, 公文 範行, 福田 真也, 浦谷 明宏, 船越 剛司, 原田 真二 理学療法学Supplement 2014 (0), 1884-, 2015

    ...また,意識障害,運動麻痺などの身体機能障害,疾患の重症度,ADLに加えて,眼球運動障害,視野障害,顔面神経麻痺,嚥下障害,構音障害などの脳神経症状も,椎骨・脳底動脈脳梗塞患者の転帰を考慮する際には重要な因子であることが明らかとなり,脳神経症状を考慮しながらリハを行うことが重要であることを示している。...

    DOI

  • 抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎の視野障害パターンの検討

    山上 明子 神経眼科 32 (2), 135-141, 2015

    ...抗アクアポリン(AQP)4抗体陽性視神経炎の視機能を視野障害パターンから検討した.抗AQP4抗体陽性視神経炎76症例について診療記録より後ろ向きに検討を行った.視神経炎発作時の視野障害パターンは水平半盲が25%,中心暗点が24%,同名または異名半盲様が11%,求心性視野障害が3%であり,また,視野測定不能18%,周辺視野残存12%と重篤な視野障害を呈した症例も多くみられた.治療後の視野障害パターンは...

    DOI 医中誌

  • O-1-G12 反復する血尿を契機に膀胱腫瘍がみつかった副腎白質ジストロフィーの1例

    澁谷 郁彦, 元木 崇裕, 本橋 裕子, 竹下 絵里, 石山 昭彦, 斎藤 貴志, 小牧 宏文, 中川 栄二, 須貝 研司, 佐々木 征行 日本重症心身障害学会誌 40 (2), 219-219, 2015

    ...その後、転倒しやすくなり、徐々に視力低下、難聴、視野障害、性格変化あり。8歳4カ月時に極長鎖脂肪酸分析より副腎白質ジスロトフィーと診断。その後、知的退行、運動機能低下が進行して出現した。現在、重度知的障害、痙性四肢麻痺あり大島分類1。気管開窓術後で自発呼吸はあり経鼻胃管栄養中である。尿検査は年に1−3回の頻度で施行されていたが33歳時までは異常なし。...

    DOI 医中誌

  • クリゾチニブ耐性癌性髄膜炎に対してアレクチニブが奏効したALK遺伝子転座陽性非小細胞肺癌

    小松 雅宙, 立石 一成, 加藤 あかね, 小林 信光, 花岡 正幸, 四方 聖二 肺癌 55 (4), 223-227, 2015

    ...</b>47歳女性.ALK遺伝子転座陽性非小細胞肺癌に対しクリゾチニブが投与された.投与から7ヶ月,13ヶ月時に脳転移に対して放射線照射が行われ,クリゾチニブは継続された.投与から21ヶ月時に左眼視野障害・味覚障害・嘔気が出現し,癌性髄膜炎と診断された.アレクチニブに変更され自覚症状は速やかに改善した.経過で薬剤性肝障害のため減量となったが,6週間後のMRI・髄液所見に改善が得られた.<b>結論....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

  • <b>緑内障に対して半夏厚朴湯が有効であった1例</b>

    韓 哲舜, 関矢 信康, 岡本 英輝, 平崎 能郎, 植田 圭吾, 八木 明男, 並木 隆雄 日本東洋医学雑誌 66 (3), 208-211, 2015

    ...視力視野障害を契機に手術適応のある左緑内障と診断された。点眼薬による治療を受けるも左眼圧が降下しないため,漢方治療を希望して当科初診となった。初診時左眼圧は27mmHg であった。腹部に著明な鼓音を認めたことから半夏厚朴湯を処方した所,1ヵ月後の左眼圧は22mmHg と改善し,さらに腹部の鼓音が消失していた。投与開始から2年後にあっても左眼圧は概ね正常範囲内で推移しており,手術には至っていない。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 妊娠後期可逆性脳血管攣縮症候群の1 例とマグネシウム治療の考察

    金子 知香子, Shakespear Norshalena, 土屋 真理夫, 久保 仁, 山本 悌司, 片山 宗一 脳卒中 36 (5), 333-336, 2014

    ...となった.搬送時のNIHSS 16 点,頭部MRI で左PCA 領域と海馬,視床,放線冠を含む急性期脳梗塞を認め,頭部MRA では左P2 から末梢が描出されなかった.子癇/子癇前兆に伴うRCVS が疑われた.血圧は正常で尿蛋白を認めなかったが子癇/ 子癇前兆への移行が懸念されたため,子癇/ 子癇前兆での治療に準じMg を20 g/ 日とヘパリンを使用した.意識は清明となり左不全片麻痺は消失したが左視野障害...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献9件

  • 頚動脈ステント留置術後に虚血性視神経症を発症した1 例

    南都 昌孝, 谷川 成佑, 高道 美智子, 小坂 恭彦, 中原 功策, 天神 博志 脳神経血管内治療 8 (1), 52-57, 2014

    ...【症例】72 歳,男性.左上下肢の脱力発作を認め脳梗塞の診断で入院加療が行われた.精査の結果右内頚動脈高度狭窄を認めCAS を施行したところ,術翌日に右眼の視力,視野障害を認めた.眼底所見から網膜中心動脈閉塞ではなくION と診断された.【結論】CAS後にION を発症した非常に稀な一例を報告した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献6件

  • 自覚的視覚的垂直位の異常はpusher現象の重症度と相関するのか?

    辻本 直秀, 阿部 浩明, 大鹿糠 徹, 大橋 信義, 齊藤 麻梨子 理学療法学Supplement 2013 (0), 0002-, 2014

    ...重度の意識障害(JCS:10以上),注意障害,失語症,精神障害,視力,視野障害を呈する者,前庭機能障害の既往や眩暈の訴えがある者は対象から除外した。SVVの測定は,静かな暗室で実施した。ヘッドレスト付き座位装置に,被検者の頭部と体幹を正中位に固定した。座面は足底が床面に全面接地する高さに設定した。...

    DOI 医中誌

  • 脳膿瘍を契機に発見された巨大肺動静脈瘻の一切除例

    木村 雅一, 宮島 邦治, 林 和, 河野 貴文, 岩屋 啓一, 池田 徳彦 日本呼吸器外科学会雑誌 28 (7), 869-875, 2014

    ...症例は41歳女性.頭痛を自覚し近医を受診した.鎮痛薬を処方されたが改善せず,2日後に視野障害を認め,脳神経外科を受診した.頭部CTにて右後頭葉に35×27 mm大の脳膿瘍及び膿瘍周囲に浮腫を認めた.また,入院時の胸部造影CTにて左S<sup>9</sup>領域に50×36 mm大の腫瘤を認め,流入,流出血管を認めたため肺動静脈瘻と診断した.緊急開頭ドレナージ術を施行後,6週間抗生剤の投与を継続し,脳膿瘍...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • Occipital transtentorial approachの基本

    森田 明夫, 村井 保夫, 木村 俊運 Japanese Journal of Neurosurgery 23 (10), 812-819, 2014

    ...一方で術後短期間または永続的な視野障害をきたすことがある. これを回避するためには, まず静脈損傷を避けるアプローチ側を選択する. そのうえで髄液圧を減らし, 後頭葉を広く剝離し, 脳表を十分保護しつつ愛護的に後頭葉を圧排しテント面に至る. 手術中視覚誘発電位モニターなどが有用である. その他中脳背側への障害, 静脈損傷などは重度な障害をきたし得るので要注意である....

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献8件

  • 可逆性白質脳症(PRES)により一過性視野障害を来した一例

    細木 安希子, 奥 英弘, 戸成 匡宏, 奥野 高司, 池田 恒彦 神経眼科 31 (3), 336-340, 2014

    可逆性白質脳症(PRES)は,後頭葉白質を中心に一過性の脳浮腫を来す疾患群である.原因としては,高血圧や抗がん剤および免疫抑制剤の使用が多い.症例は55歳男性.上顎癌に対するシスプラチン+5-フルオロウラシルの化学療法中に腎障害と高血圧が出現した.その後突然,両眼の矯正視力が0.02まで低下し,中心視野を含む右同名半盲様所見を認めた.頭部MRIで,両側後頭葉を中心にFLAIR高信号域を認め,PR…

    DOI 医中誌

  • <b>Sensory Interactionに変化をきたしたと考えられる視野障害症例</b>

    青柳 敏之 脳科学とリハビリテーション 13 (0), 53-58, 2013-08-09

    ...<p>重症頭部外傷後, 視野障害, バランス能力の低下をきたした症例を経験した. 日常生活に支障のない程度の視力があると言われており, 身体機能は高いにも関わらず, 視野障害による恐怖から視覚を要する日常生活は介護者に依存的になっており, 手をつないでの誘導が必要で, 動作も緩慢であった....

    DOI 医中誌

  • 緑内障患者の中心視野感度と読書能力の検討

    石井, 雅子 新潟医学会雑誌 127 (5), 241-249, 2013-05

    ...【対象および方法】対象は両眼に緑内障性視野障害を有し, 両眼ともに視力が1.0以上の50例, 平均年齢53.58±12.70歳である. MNREAD-J(縦書き)を用いて読書のパラメータを求めた. 読書困難の自覚について聴取し, 最大読書速度と読書困難についてHFAの両眼の傍中心視野感度との関係を比較検討した....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 富山大学附属病院眼科におけるロービジョン患者へのアンケート調査結果

    林 由美子, 奥村 詠里香, 中川 拓也, 追分 俊彦, 柴田 千恵, 林 篤志 日本視能訓練士協会誌 42 (0), 191-199, 2013

    ...視力不良期間が長期にわたると不便を感じてはいるがロービジョンケアを受けることに積極的にならなくなるため、角膜疾患や視野障害があり視力回復が困難な場合は早い時期にロービジョンケアを始めるほうが良いと思われた。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 外側膝状体近傍障害による4分盲を呈した脳内出血の2症例

    輪島 大介, 井田 裕己, 横田 浩, 中瀬 裕之 脳卒中 35 (3), 216-220, 2013

    ...要旨:外側膝状体の血管病変では同名性半盲や4分盲を呈することが報告されているが,その脳血管障害の報告および外側膝状体病変と視野障害の関係についての報告はまだ少なくその左右眼の視野障害の視野の一致・不一致についても議論の余地がある.今回我々は4分盲を呈し画像診断にて外側膝状体近傍の出血性病変が確認された2症例を経験したのでこれを報告し視野障害の成因につき文献的報告を加えて考察する....

    DOI 医中誌 参考文献14件

  • 瞳孔視野測定時の記録データを利用した瞳孔視野測定検査の所要時間の特性評価

    衣川 龍, 前田 史篤, 田淵 昭雄, 岡田 美保子, 加藤 弘明, 山田 潤, 近藤 芳朗 医療情報学 33 (5), 253-265, 2013

    ...【緒論】瞳孔視野測定検査は視野障害検出を目的とした視野検査の手法として近年注目されており,検査時に被検者の主観的応答と電極装着が不要な点で有用である.本研究では健常若年者の両眼114眼の測定時の記録データを利用し,瞳孔視野測定検査の所要時間の特性評価を行った....

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  • 緑内障~視野と日常生活

    國松 志保 日本視能訓練士協会誌 42 (0), 17-19, 2013

    ...<BR> 緑内障患者の場合は、初期のみならず、視野障害の進行した後期から末期であっても、自覚症状がないことが多い。日常臨床の場で、「おかわりないですか?」「はい、かわりはありません」・・このような会話が、数多く繰り返されているのではないかと思う。しかし、本当に「おかわり」ないのだろうか?...

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • Contraversive pushingの改善にsubject visual verticalityの偏倚は関与するのか?

    辻本 直秀, 阿部 浩明, 大鹿糠 徹, 大橋 信義, 髙橋 千晴, 齋藤 麻梨子 理学療法学Supplement 2012 (0), 48102162-48102162, 2013

    ...意識障害(JCS:10以上)を呈する者、重度の注意障害や失語症、精神障害を呈する者、重度の視力、視野障害を呈する者、前庭機能障害の既往や眩暈の訴えがある者は対象から除外した。これらの除外基準に該当せず、発症早期からSVVの測定が可能であったpushing例7名(右半球損傷例5名、左半球損傷例2名、発症から初期評価までの期間:8.0±2.7日)を対象とした。...

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  • 重複眼動脈を伴った眼動脈瘤に対してコイル塞栓術にて良好な結果を得られた1例

    根木 宏明, 石原 正一郎, 上宮 奈穂子, 落合 育雄, 嶋口 英俊, 金澤 隆三郎, 山根 文孝 脳神経血管内治療 6 (4), 258-261, 2012

    ...<b>【症例】</b>74歳,女性.めまいの精査にてMRIを施行し,眼動脈瘤を指摘された.精査にて眼動脈は重複眼動脈であり,原始背側眼動脈および,原始腹側眼動脈が存在していた.我々は,原始腹側眼動脈を含め動脈瘤を塞栓し視野障害,血栓性合併症を含めた合併症なく,完全塞栓を得た....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 脳室穿破を伴った右視床出血2症例における画像所見・臨床症状の比較検討

    迫 力太郎, 小笹 佳史 関東甲信越ブロック理学療法士学会 31 (0), 226-, 2012

    ...視野障害・眼球運動障害は認めなかった。運動麻痺はBr.stage上肢4手指5下肢4。右眼閉眼傾向。感覚は表在軽度鈍麻、深部鈍麻。左上下肢体幹低緊張。BBS14点。FIM運動項目47点認知項目25点。ADL軽介助。<BR>なお、個人情報の保護・管理を徹底し個人が特定されないよう配慮した。<BR>【結果】<BR>両症例間に、画像上損傷部位とその改善経過に相違を認めた。...

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  • 視覚障害(全盲)とcontraversive pushingを呈した症例に対する理学療法アプローチの一考察

    須江 慶太, 栗木 淳子 理学療法学Supplement 2011 (0), Ba0967-Ba0967, 2012

    ...【方法】 対象は80歳代男性.1994年に脳出血,2004年に脳梗塞発症.軽度左片麻痺と視野障害を呈し,その後ケアハウスへ入所.歩行は視野障害により進行方向が徐々に偏ってしまうが遠位からの声掛けにて施設内シルバーカー歩行が可能であった.2011年2月下旬に左中大脳動脈領域の脳出血(左頭頂葉~側頭葉及びその皮質下)を再発し近医入院.保存的治療後,48病日に当院回復期病棟へ転院.当院入院時,両側上下肢の...

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  • 視野障害がある患者のニーズに対応する遠近両用眼鏡の検討

    新井 千賀子, 山中 幸宏, 尾形 真樹, 稲見 達也 視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム・抄録集 21 (0), 126-126, 2012

    ...<B>【はじめに】</B><BR> 緑内障など中心視力が高く保たれ視野障害が主な問題となる場合、老視になると遠近両用眼鏡を希望する場合がある。視野の状態によっては加入部分に活用できる視野を合わせる事が困難になる。本症例は、眼鏡のデザインを工夫する事で遠方視と近方視の両立と近方視での拡大効果を得たので報告する。...

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  • Contraversive Pushingを呈する症例のSubjective Visual Verticalの半球間差異と関連要因の抽出

    辻本 直秀, 阿部 浩明, 大鹿糠 徹, 大橋 信義, 須山 梓, 大友 智絵 理学療法学Supplement 2011 (0), Be0007-Be0007, 2012

    ...意識障害(JCS:10以上),重度の注意障害や失語症,精神障害を呈する者,重度の視力,視野障害を呈する者,眩暈や前庭機能不全の既往がある者は対象から除外した。また,全ての対象者は右利きであった。SVVの測定は,暗室で,車いす座位で実施した。発光ロッド(長さ20cm,幅1cm)を直径20cmの円盤に取り付け,ロッドの中心を被検者の目の高さで前方約50cmに設置した。...

    DOI

  • 東京医科大学八王子医療センターにおけるロービジョンケアへの取り組みについて

    大房 朱美, 伊藤 由香, 島宗 智恵, 長谷川 明菜, 東 真司, 小島 なぎさ, 若林 美宏 日本視能訓練士協会誌 40 179-185, 2011

    ...視野障害のみで手帳に該当したのは11例であった。70歳以上と未満で VFQ-39の結果を比較したところ、70歳以上の平均スコアは、周辺視力、色覚、運転を除く全ての項目で低かった。患者の訴えは「文字の読み書きが困難」、「眩しい」の順に多く、いずれも糖尿病網膜症例における訴えの割合が全疾患中最も高かった。今回、ロービジョンケアを行った73%の症例が実際に補助具を購入した。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献9件

  • 自動視野計だけが視野ではない ~紙の検査が語るもの~

    松本 長太 日本視能訓練士協会誌 40 39-39, 2011

    ...しかしながら、患者の様々な視野障害を評価する手法は、これら視野計を用いた量的視野測定だけではない。その中でも有名なものに、アムスラーチャートがある。アムスラーチャートは中心暗点や変視症を検出する上で、自動視野計に勝るとも劣らない検出能力を有している。私達は、さらにこの変視症を定量評価する目的でM-CHARTS を開発した。...

    DOI

  • 原発性トルコ鞍部神経芽腫の1例

    山下 真治, 上原 久生, 新甫 武也, 横上 聖貴, 盛口 清香, 佐藤 勇一郎, 丸塚 浩助, 福島 剛, 竹島 秀雄 Japanese Journal of Neurosurgery 20 (11), 833-840, 2011

    ...まれな原発性トルコ鞍部神経芽腫を経験したので報告する.症例は75歳,女性.当初偶然に発見されたトルコ鞍部腫瘍であり,無症候性であるため経過観察されていた.2年後,視力視野障害が出現し,傍鞍部に伸展する腫瘍の拡大が認められた.神経内視鏡を用いたTSSに加え,放射線照射,白金製剤を用いた化学療法にて腫瘍縮小効果を得た.原発性トルコ鞍部神経芽腫は,これまでに9例の報告しか存在しない非常にまれな腫瘍であるが...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献35件

  • 著しい視野狭窄に伴って出現した複雑幻視の一例

    栗原 恵理子, 堀川 楊, 渡部 裕美子, 高橋 いずみ, 小林 啓志 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 31 (3), 345-352, 2011

    ...本症例で, 複雑幻視に対する病識が乏しかった理由としては, 幻視が非常に現実味を帯びたものであったこと, 残存視野が狭くて周辺のみであったため対比する現実の視覚像がなかったこと, 視野障害の病識が減弱していたことなどが考えられた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献19件

  • 血友病A患者の慢性硬膜下血腫の1例

    秋 禎樹, 井上 繁雄, 寺島 圭一, 小木曽 英介 日本農村医学会学術総会抄録集 60 (0), 216-216, 2011

    ...その後、軽度の高次機能障害および視野障害は残したものの独歩退院となり、現在は外来にて経過観察している。 今回我々は、慢性硬膜下血腫の治療後に急性硬膜下血腫を発症した血友病A患者の症例を経験した。頭蓋内血腫を有する血友病A患者の治療と経過について、若干の文献的考察を交えて報告する。...

    DOI

  • 姿勢の違いによる注意能力の差と転倒歴との関連について

    金子 哲康, 森山 彰 関東甲信越ブロック理学療法士学会 30 (0), 285-285, 2011

    ...<BR> 【方法】<BR>  当施設入所中の利用者のうち日常生活において歩行可でかつ著明な視野障害を認めない方23名(平均年齢:78.1±9.3歳 男性8名 女性15名)を対象とした.注意能力の評価は20個の穴の開いた58cm×66cm×22cmの箱からピンポン球を合図と同時にランダムに20回呈示し、できるだけ早く手で触れてもらった.検査は20回1セットとし、座位と立位で1セットずつ実施した.呈示してから...

    DOI

  • 脳血管障害に起因する右半球損傷により失語症を呈した非右手利き例の検討

    松澤 和洋, 村山 尊司 関東甲信越ブロック理学療法士学会 30 (0), 254-254, 2011

    ...一般神経学的所見として、視野障害1例、運動障害(左片麻痺)8例、感覚障害8例を認めた。神経心理学的所見として、Broca失語2例、混合性失語2例、全失語3例、視床性失語1例を認めた。また、注意障害7例、左USN7例、観念運動性失行1例を認めた。注意障害は遷延する傾向がみられた。左USNは急性期を過ぎた回復期の時点で残存していたが、机上検査および生活上の評価で軽度に認めるものであった。...

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  • 小脳梗塞後の視野障害が改善した症例

    小林 彩, 吉尾 雅春, 岩本 直己, 桜井 真紀子 理学療法学Supplement 2010 (0), BbPI2156-BbPI2156, 2011

    ...【目的】小脳梗塞後の症例では、協調運動障害、平衡障害が問題となる事が多いが、今回左上方1/4の視野障害、左側への注意障害、眩暈が大きな問題となった小脳梗塞患者を担当した。アプローチの結果、視野の著明な改善が見られたのでここに報告する。<BR><BR>【方法】対象:36歳女性。2010年3月11日に左視野障害を自覚、眼科受診し左同名半盲と診断された症例である。...

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  • 眼科医療機関から早期に支援につながった事例報告

    堀江 智子, 原田 敦史, 中村 透, 国松 志保, 平林 里恵 視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム・抄録集 20 (0), 26-26, 2011

    ...2008年6月:右視力(0.2)左光覚なし、身体障害者手帳(視野障害)2級取得、制度に関する情報を得る機会はなかった。 2010年7月23日:右視力(0.03)と低下。同年8月6日:右視力手動弁とさらに低下、眼科担当医よりLV外来へ相談、NPO法人タートルのMLより短期リハの情報を得て当協会へ連絡、Aさんへ情報提供。...

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  • 片眼の色感覚が消失した心因性視覚障害の1例

    原 涼子, 奥出 祥代, 林 孝彰, 北川 貴明, 神前 賢一, 久保 朗子, 郡司 久人, 常岡 寛 日本視能訓練士協会誌 40 107-111, 2011

    ...<B>目的:</B>心因性視覚障害は、視力障害や視野障害の他に色覚異常を訴えることが多い。今回、心因性視覚障害と診断され、片眼の色感覚が消失した1例を経験したので報告する。<BR><B>症例:</B>16歳、女児。右眼で見た時の色感覚の消失を自覚し、近医を受診。2009年6月に東京慈恵会医科大学附属病院眼科へ紹介受診となった。...

    DOI 医中誌 参考文献18件

  • 3T-MRIが診断に有用であった片頭痛様症状を呈した後大脳動脈解離の1例

    金星 匡人, 李 東旭, 金子 知香子, 久保 仁, 下地 眞哉, 山本 悌司, 片山 宗一 脳卒中 33 (4), 413-418, 2011

    ...症例は39歳女性.既往に思春期より前兆のない片頭痛発作があった.突然,嘔吐を伴う左側の激しい頭痛と視野障害を自覚した.頭部1.5T-MRIで左後大脳動脈(PCA)領域に急性期脳梗塞を認め,頭部MRAでは左PCA(P2)に不整な血管拡張像とintimal flap様所見があり,動脈解離を疑った.脳血管造影でも不整な血管拡張像を認めた.3T-MRAで左PCA(P2)の血管拡張部に明瞭なintimal flap...

    DOI 医中誌 参考文献8件

  • 緑内障薬物治療薬の現状と未来

    相原 一 日本薬理学雑誌 135 (4), 129-133, 2010

    ...緑内障は特徴的な視神経乳頭障害とそれに伴う視野障害を有する慢性進行性視神経症であり,緑内障性視神経症と捉えられ,その原因は多因子性である.その中で眼圧が最大の危険因子であり,また唯一の治療方法が眼圧下降治療である.眼圧下降治療薬は大きく,房水産生抑制と房水流出促進をターゲットとする薬剤に分かれている.房水産生抑制薬は交感神経β遮断薬,α<sub>2</sub>刺激薬,および非選択性交感神経刺激薬,また...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献53件

  • 脳血管障害軽度片麻痺患者の発症早期の歩行自立度と身体特性および運動機能の関連

    上甲 博美, 大森 圭貢, 寺尾 詩子, 下田 志摩, 岡田 一馬, 山川 梨絵, 小野 順也, 杉村 誠一郎, 佐々木 祥太郎, 佐々木 洋子, 笹 益雄 理学療法学Supplement 2009 (0), B4P1065-B4P1065, 2010

    ...除外基準は、1)下肢Brunnstrom motor recovery stage(下肢BRS)が1~4の者、2)入院前歩行が非自立の者、3)評価が発症15日以降に行われた者、4)失調症状のある者、5)視野障害のある者、6)Mini Mental State Examination(MMSE)が23点以下の者、7)評価項目のいずれかに欠損した項目がある者とした。...

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  • 黄斑部錐体機能低下による後天青黄色覚異常を合併した小口病

    並木 祐子, 林 孝彰, 奥出 祥代, 竹内 智一, 北川 貴明, 月花 環, 神前 賢一, 久保 朗子, 常岡 寛 日本視能訓練士協会誌 39 123-128, 2010

    ...以前、我々が報告した錐体機能低下および進行性の視野障害をきたし、<I>SAG</I>(アレスチン)遺伝子変異(1147delA)を認めた高齢者小口病の1例(臨床眼科 63:315-21, 2009)について、今回は、黄斑部機能、色覚について検討したので報告する。<BR><B> 症例:</B>70歳、男性。...

    DOI 医中誌 参考文献25件

  • 経動脈的アプローチで静脈洞塞栓ができた硬膜動静脈痩の1例

    白神 俊祐, 高田 久, 赤井 卓也, 山本 謙二, 飯田 隆昭, 岡本 一也, 飯塚 秀明 脳卒中 32 (1), 68-73, 2010

    ...症例は63歳男性.視野障害,痙攣発作にて発症しdural arteriovenous fistula(以下,DAVF)と診断され,当院へ紹介となった.脳血管撮影で血流は主に右中硬膜動脈,後頭動脈から,isolateされた右横静脈洞・S状静脈洞移行部に流入し,直静脈洞,ガレン静脈洞へ流出していた.まず,経静脈的塞栓術を試みたが到達できず断念した.その2日後に構音障害が出現,頭部CTでは右小脳半球に広範囲...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献20件

  • 細菌性髄膜脳炎により視野障害及び高次脳機能障害を合併した一例

    藤井 杏美, 小笹 佳史, 渡部 喬之, 大野 範夫 理学療法学Supplement 2009 (0), B4P3079-B4P3079, 2010

    ...【目的】<BR> 今回,細菌性髄膜脳炎により左片麻痺を認め,視野障害及び高次脳機能障害を合併した症例を経験した.本症例は,右眼に正中位から外側へ約30度の視野欠損,眼球運動障害があり,高次脳機能障害として左半側空間無視(以下左USN)を呈していた.視野欠損により右視野の情報が過剰となり左USNが助長され,動作が阻害されていると考えた.そこで本症例に対し,空間無視のない右側の視覚刺激を遮断しながら理学療法...

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