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検索結果 145 件

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  • 小学校学習指導要領理科に潜在する認識論の顕在化(退職記念論文)

    角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 5 (2), 141-148, 2022-03-30

    本研究の目的は,小学校学習指導要領理科の変遷に潜在する,自然の事象に対する人間の認識の方法について分析し,顕在化することである。筆者は,平成元年版~29年版告示の小学校学習指導要領理科の編成作業に関わってきた。そこで,平成元年版~29年版の小学校学習指導要領理科を分析対象とした。学習指導要領の各教科は,教科目標と学習内容から構成されている。このため,教科目標と学習内容とに分けて,以下のように項目…

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  • 小学校第6学年「月の満ち欠け」の理解に関する授業実践

    石田 靖弘, 雲財 寛, 稲田 結美, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 44 (3), 43-52, 2021-12-20

    本研究は,小学校第6学年「月の満ち欠け」の単元で,接続用知識を介した自然事象の理解といった観点から指導を行うことによって,「月の満ち欠け」に対する理解が向上するか否かを明 らかにすることを目的とした。この目的を達成するため,接続用知識を介した自然事象の理解 といった観点から指導を行ったクラスと接続用知識の指導が見られなかったクラスを対象に, …

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  • 小学校理科授業における不適切な行為に関する児童の実態

    山根 悠平, 雲財 寛, 稲田 結美, 角屋 重樹 理科教育学研究 62 (2), 513-525, 2021-11-30

    <p>本研究の目的は,小学校理科実験における児童の結果の不適切な行為とその原因を明らかにすることである。そのために,小学校理科の「振り子の運動」の授業を観察・記録し,発話プロトコルを作成した。次に,実験計画の設定および実施,結果の記録,測定値の取り扱い,結果および考察の報告の4場面によって起きた不適切な行為を分類し,その原因を分析した。その結果,結果の記録場面では結果の未記録が多く,測定値の取り…

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  • 学校給食の時間における指導目標の因子論的分析

    齊藤, るみ, 石井, 雅幸, 雲財, 寛, 稲田, 結美, 角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 5 (1), 17-26, 2021-09-30

    本研究の目的は,給食の時間に身に付けさせたい指導の目標を,因子論的に分析することから,構成する目標項目を特定することとそれらを類型化することである。このため,学校給食によって,目指す子供の姿を設定し,まず,給食の時間に身に付けさせるべき指導の目標を構成する目標項目を措定し,因子論的に分析することから,指導目標の構造を明確にするという方法を用いた。具体的には,指導目標に関して身に付けさせることの大…

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  • 理科実践研究 理科における実践事例の分析 (特集 教科実践研究)

    角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 4 (1), 53-62, 2020-09-30

    本研究は,理科の実践事例を分析することから実践研究の特質を顕在化することを目的した。この目的達成のために,子供に育成する資質・能力を,教科共通のものと教科固有の見方・考え方に分けて,事例を分析した。その結果,以下の2点を導出した。 (1)思考力・判断力・表現力を育成するためには,思考力・判断力・表現力のそれぞれの「すべ」を子供が獲得できるように学習指導過程を構成すること。 …

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  • 理科における「動的平衡」概念に関わる生徒の思考の段階

    森, 健一郎, 角屋, 重樹, 稲田, 結美, 雲財, 寛 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 4 (1), 89-99, 2020-09-30

    本研究は,生徒が「動的平衡」に関わる現象について思考するとき,次のような3つの段階があることを検証することが目的である。3つの段階とは,(Ⅰ)現象を要素に分けることに気づく,(Ⅱ)「2つの逆向きの作用」の存在に気づく,(Ⅲ)「2つの逆向きの作用」が「均衡」していることに気づく,である。このことを検証するために,3つの段階が明確になるような調査問題を工夫,作成,実施した。調査問題は,「動的平衡」概…

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  • 理科における研究倫理・研究不正に関する大学生の経験と認識

    山根 悠平, 雲財 寛, 稲田 結美, 角屋 重樹 理科教育学研究 61 (1), 139-152, 2020-07-31

    <p>本研究の目的は,理科における実験結果の捏造や書き替え,書き写しなどの研究倫理・研究不正に関する問題に着目し,これまでどのような不正行為が,どのくらい行なわれたのかという大学生の経験と,不正行為に対してどのように考えているのかという大学生の認識の実態を明らかにすることである。この目的を達成するため,理科における不正行為に関する質問紙を作成し,136名の大学生を対象に調査を実施した。その結果,…

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  • 研究論文を書くということ (特集 教科教育研究法)

    角屋, 重樹, 稲田, 結美 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 3 (2), 227-234, 2020-03-30

    本稿では,教科教育研究において研究論文を書く目的と方法を明らかにした。 具体的には, (1)なぜ研究論文を書くのか (2)どのように書くのか という2 つの視点から,研究論文を書く目的と方法を明らかにした。

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  • 科学的能力から理科学習の意義を認識すると学習者の動機づけは向上するか

    西内 舞, 川崎 弘作, 雲財 寛, 稲田 結美, 角屋 重樹 理科教育学研究 60 (3), 615-626, 2020-03-30

    <p>本研究では,学習者の理科学習の動機づけ向上のために「科学的能力」から「理科学習の意義」を認識する学習指導法を考案し,その効果を検証することを目的とした。そして,「科学的能力」について直接教授する学習と,普段の理科の学習の中で科学的能力を身に付けていると学習者自身に意識させる学習の二つからなる学習指導法を考案し,高校1年生を対象に,その効果を検証した。その結果,学習者が「科学的能力」を「理科…

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  • 理科の問題解決過程の連関性に関する小学校教師の指導の実態

    阪本 秀典, 石井 雅幸, 雲財 寛, 稲田 結美, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 43 (1), 13-19, 2020

    理科においては,問題解決の能力を問題解決の過程を通して育成することが求められている。そして,問題解決過程の連関性をもたせた指導の保障が子どもの問題解決の能力の育成に不可欠であると指摘されている。そこで,小学校教師を対象に,連関性をもたせた指導が行われているかを明らかにするために,連関性のある指導とない指導の指導頻度を問う質問紙を開発し,実施した。その結果,問題解決の各過程内で完結した連関性のない…

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  • 小学校理科の問題解決過程で発現する対話の dialogic の側面とその推移

    澤柿 教淳, 稲田 結美, 雲財 寛, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 43 (2), 89-100, 2020

    本研究は,小学校理科の問題解決過程で発現する「対話のdialogic の側面」とその推移を明らかにすることを目的とする。まず,「対話の dialogic の側面」 として, 1)ドクサの生み出し /関係的位置の設定→2)予想しがたいできごととの邂逅/ 関係的位置の変換→3)ドクサの崩し/ 関係的位置の確認→4)真実・真理の創造/ 問題への取り組み を措定した。次に,小学校理科の「 …

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  • 理科カリキュラム開発の視点としての領域横断的な科学概念

    森 健一郎, 角屋 重樹, 稲田 結美, 雲財 寛 日本教科教育学会誌 43 (3), 73-85, 2020

    本研究の目的は,理科カリキュラムにおける領域横断的な概念としての「動的平衡」の活用可能性について検証することである。このことを示すために,まず,「動的平衡」によって解釈できる自然科学の現象には,どのようなものがあるのかを検討した。検討にあたっては,国内外の先行研究の内容を検討し,「バランス」「安定」「システム」が「動的平衡」に関する現象を見いだすためのキーワードになり得ると判断し,これら3つの語…

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  • 思考力を育成する授業研究と学校経営

    葉倉 朋子, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 42 (4), 63-69, 2020

    今まで,授業研究は漠然としたテーマのもとで行われてきた。それに伴い,学校経営も具体的な授業改善に基づかないことが多かった。このような現状に対して,川崎市立東菅小学校は授業研究を思考力の育成と焦点化し,それを学校経営の基盤したことが特徴である。

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  • 教科等の内容と食育を組み合わせた対応表の開発

    齊藤, るみ, 雲財, 寛, 稲田, 結美, 角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 3 (1), 155-163, 2019-09-30

    本研究は,教科等における食育という視点から,各教科等の内容に対応し,学校給食を活用した食育を行うための「教科等食育対応表」を開発した。開発の方法は,食育の視点を位置付けることができる教科等の内容を抽出し,食育の視点と食育の指導内容,学校給食の活用方法を示し,一覧表に整理するというものであった。次にその「教科等食育対応表」が学校で活用できるかということを評価するため,栄養教諭・学校栄養職員(77名…

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  • 多面的な思考を促す理科授業に関する研究 : 高等学校「化学」における生徒による相互評価を通して

    上村, 礼子, 雲財, 寛, 稲田, 結美, 角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 3 (1), 145-154, 2019-09-30

    本研究では,高等学校化学の授業において,実験レポートの内容に対する相互評価と自己評価を導入することで,生徒の多面的な思考が促されるかを明らかにした。具体的には,「無機物質」の単元の4回の実験後に,実験レポートへの相互評価を受けたうえで,自己評価を記述させ,その記述内容を分析した。その結果,相互評価活動を繰り返し実施することによって,「新たな視点への気づきや変換」,「新たな取組みについての発想の広…

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  • 理科授業を通した小学生の類推する力の変容について : 仮説形成に着目して

    髙木, 正之, 稲田, 結美, 雲財, 寛, 角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 3 (1), 165-176, 2019-09-30

    小学校理科において,児童が仮説を設定するための類推する力を育成する指導法として,児童が既習事項をもとに類推して仮説が設定できる教材を教師が提示すること,児童に話型を提示して類推を促すこと,児童へ類推の有効性を教示することの3つの手立てで構成した授業を行い,類推の過程の一つである「類似事項の想起」でどのような変容がみられるかを調査した。その結果,類似事項をあげることができない児童が減少したこと,類…

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  • 国内の研究倫理教育の実践に関する研究動向

    山根 悠平, 雲財 寛, 稲田 結美, 角屋 重樹 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (4), 123-128, 2019-03-16

    <p>本研究の目的は,国内における今後の研究倫理教育実践への示唆を導出するために,国内の研究倫理教育の実践に関する先行研究を整理し,研究の動向や課題を明らかにすることである.そこで,研究倫理教育に関する論文を収集し,教育の対象者・目的・内容・方法・評価に着目して分析した.</p><p>その結果,研究倫理教育では,大学生を対象とした研究が多く,教育対象者が倫理的知識を得たり理解したりすることを目的…

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  • 教科教育特論 (特集 教科教育特論)

    角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 2 (1), 1-5, 2018-09-30

    本特集は,教科教育の特質を,各教科において,教科の成立基盤,教科の本質,教科の本質にもとづく人間性,人間性を涵養する学習指導の構想と展開という見地のいずれからとらえ,論究したものである。これらいずれの見地から論究しても,最終的には,教科の本質や学習指導が目指すものは人間性の涵養になるということを帰結している。

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  • 理科の問題解決過程の連関性に関する質問紙の開発 : 問題や仮説と結論の連関性への着目に焦点化して

    阪本, 秀典, 石井, 雅幸, 雲財, 寛, 稲田, 結美, 角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 2 (1), 145-155, 2018-09-30

    理科の問題解決過程における具体的な指導場面において,教師が問題や仮説と正対した結論を見出す連関性に着目しているかどうかという実態をとらえるために,2問の質問紙を開発した。教員養成課程の学生を対象に,開発した2問の質問紙調査を行ったところ,回答に対する困難は見られなかった。また,2問の回答の傾向が同じだったことから,質問紙は内容に依存しないことが明らかとなった。そのことから,今後どちらか一方の質問…

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  • 小学校理科のプログラミングにおける論理的思考の実態 : 「関係付け」を中心に

    矢部, 玲奈, 山根, 悠平, 後藤, 優, 雲財, 寛, 稲田, 結美, 角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 2 (1), 135-144, 2018-09-30

    本研究の目的は,理科におけるプログラミング学習において,論理的思考の中でも「関係付け」に関する発言の実態を明らかにすることである。この目的を達成するために,小学校第4学年の児童を対象に,プログラミングを導入した理科の授業を2時間連続で実施した。その結果,条件と結果のどちらかのみの発言が多くみられた。また,1時間目と2時間目の時間が進行するにしたがって,条件あるいは結果のみの発言から,条件と結果の…

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  • 深い興味を喚起させる小学校理科学習指導に関する研究 : 自由試行を学習活動の起点として

    佐藤, 琢朗, 雲財, 寛, 稲田, 結美, 角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 1 (1-2), 123-130, 2018-03-31

    本研究では,小学生を対象に,理科に対する深い興味(「知識獲得型興味」,「思考活性型興味」,「日常関連型興味」)を喚起させる指導法を実施し,その効果を検証することを目的とした。この目的を達成するため,「ふりこの運動」の単元において,熊本県内の町立小学校第5学年の児童35名を対象に,自由試行を学習活動の起点とした指導法を実施した。指導法の前後に実施した質問紙の分析の結果から,実施した指導法は,思考活…

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  • 新単元「雨水の行方と地面の様子」の目標に関する研究 : 河川工学の専門家と教育の専門家の認識に着目して

    山根, 悠平, 雲財, 寛, 稲田, 結美, 角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 1 (1-2), 131-138, 2018-03-31

    本研究は,平成29年3月に告示された小学校学習指導要領理科の第4学年,「雨水の行方と地面の様子」の授業づくりにおける目標を明確にするために,河川工学の専門家と教育の専門家を対象とした新単元の目標に関する質問紙調査を実施した。その結果,「雨水の行方と地面の様子に対する心情・態度」,「自然災害に関する理解・思考・判断・表現」,「雨水の行方と地面の様子に関する知識」,「雨水の行方と地面の様子に関する問…

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  • 学校給食における小学生の牛乳の飲用状況とその要因

    後藤, 優, 雲財, 寛, 稲田, 結美, 角屋, 重樹 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 1 (1-2), 113-122, 2018-03-31

    本研究は,まず小学生の学校給食での牛乳の飲用状況を明らかにし,次に牛乳が飲み残される要因を明らかにするという目的を設定した。これらの目的を達成するために,小学校1年生から6年生(754名)までを対象に,36項目からなる質問紙調査を実施した。その結果,牛乳の飲用状況については,約9割の児童が学校給食の牛乳を「全部飲んでいる」ということが明らかになった。また,牛乳が飲み残される要因は,①牛乳の味に対…

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  • 思考力・判断力・表現力の育成を目指した学習指導法の開発

    角屋, 重樹, 山根, 悠平, 西内, 舞, 雲財, 寛, 稲田, 結美 日本体育大学大学院教育学研究科紀要 1 (1-2), 151-160, 2018-03-31

    本研究の目的は,思考力・判断力・表現力を育成している小学校の理科の実践事例を分析することを通して,思考力・判断力・表現力を育成する学習指導が具備する条件を明らかにすることである。このため,事例において,まず問題解決の各過程を成立させている「すべ」の顕在化,次にその「すべ」と思考・判断・表現の関係の明確化,そして,思考・判断・表現の「すべ」の一般化という手順で分析することから,思考力・判断力・表現…

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  • 中学生の「科学の暫定性理解」の実態

    石井 雅幸, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 39 (4), 13-20, 2017

    本研究は,科学の創造性を基底とする科学観を小学校理科で導入した平成10年の学習指導要領以後の中学生の科学の暫定性に関する「理解」と「未理解」の実態を学年毎に明らかにしようとした。科学の暫定性の理解の実態は,中学1年158名,中学2年158名,中学3年124名を対象に調査した。調査問題は,中学生版変形NSKSテストを用いた。なお,変形NSKS …

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  • 初等教育教員養成課程学生の理科における問題解決能力の実態に関する研究

    川﨑 弘作, 角屋 重樹, 木下 博義, 石井 雅幸, 後藤 顕一 理科教育学研究 56 (2), 151-159, 2015

    本研究の目的は初等教育教員養成課程の学生の問題解決能力の実態を明らかにすることである。このため, 本研究では, 小学5, 6年生と初等教育教員養成課程の大学1年生の問題解決能力を比較した。まず, 問題解決能力の中でも「仮説設定力」「実験方法立案力」「結果の予想設定力」を測定できる評価問題として「植物に関する問題」「電磁石に関する問題」の計2問を開発した。そして, 小学5, 6年生301名, …

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  • 学習指導要領の改訂による小学生の科学の暫定性の理解の影響

    石井 雅幸, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 37 (4), 1-9, 2015

    本研究は,小学校で受けてきた学習指導要領の理科により,科学の暫定性の理解に違いがあるか否かを明らかにすることを目的とした。このため,科学の暫定性の考え方を導入した平成10年告示の小学校学習指導要領理科が完全実施される以前の2000年と,同学習指導要領完全実施後の2009年とにおける,小学校高学年児童の科学の暫定性の理解を測定できる質問紙法調査を実施した。調査問題は科学の創造性,発展性,テスト可能…

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  • これからの教科教育のあり方

    角屋 重樹 日本教科教育学会誌 37 (4), 77-83, 2015

    本稿は,教科の成立基盤に関する視点から,これからの教科教育のあり方を探ることを目的とする。このため,①教科区分や教科の意味・意義,②教科における内容構成,③教科で育成する人間性,④学習指導と評価のあり方,という下位目標を設定し,これらを順に論究した。その結果,次の4点が明らかになった。①既存の学問は固有の対象領域と方法という対象に関する認識が異なることから成立する。このため,既存の学問を負荷する…

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  • 理科学習における観察・実験結果の考察に関する調査研究 : 中学生を対象とした質問紙調査をもとに

    木下 博義, 松浦 拓也, 清水 欽也, 寺本 貴啓, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 35 (1), 1-9, 2012-06-25

    本研究では,観察・実験の結果を考察する活動における生徒の学習実態およびその活動に関わる要因を調査することを目的とした。また,調査結果をもとに,指導法への示唆を導出することも目的とした。これらの目的を達成するため,15項目からなる質問紙を作成し,中学校1〜3年生1325名を対象に調査を実施した。その結果,(1)生徒が仮説を設定する活動に比べて,考察を導出する活動が十分に行われていない,(2)生徒自…

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  • メタ認知を活性化する観察・実験活動が科学的知識の定着に及ぼす効果 : 高等学校化学「中和滴定」を事例として

    草場 実, 湯澤 正通, 角屋 重樹, 森 敏昭 日本教科教育学会誌 33 (3), 31-40, 2010-12-20

    本研究の目的は,高等学校化学において,メタ認知を活性化する観察・実験活動が,高校生の科学知的知識の定着に及ぼす効果について実践的に検討することであった。まず,化学I「中和滴定」を事例として,高校生のメタ認知を活性化する観察・実験活動をデザインした。そして,公立高等学校の高校2年生を対象とし,処遇群(26名)には本観察・実験活動を行い,一方,対照群(32名)は,中和滴定の原理を検証するための観察・…

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  • 科学的思考力の評価問題の開発に関する研究 : PISA2006科学的リテラシーの「科学的能力」に着目して

    川崎 弘作, 寺本 貴啓, 松浦 拓也, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 32 (4), 21-30, 2010-03-30

    PISA2006における科学的リテラシーの「科学的能力」では,先行研究における一般的な科学的思考力の捉え方のみでなく,「問題の区別」と「他者の主張の評価」という能力が新たに育成目標として設定されている。このため,本研究ではこれら2点を含む「科学的能力」に着目し,この「科学的能力」から本研究における科学的思考力を規定し,規定した科学的思考力を評価する評価問題を開発することを目的として行った。本研究…

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  • 観察・実験活動における高校生のメタ認知の実態に関する調査研究

    草場 実, 木下 博義, 松浦 拓也, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 32 (1), 11-20, 2009-06-30

    本研究の目的は,質問紙調査によって,高等学校理科の観察・実験活動における高校生のメタ認知の実態を明らかにし,さらに,メタ認知を活性化するための学習指導法開発への示唆を得ることである。まず,高等学校の生徒(4校,716名)を対象として,高校生のメタ認知の構成概念を確認した(分析1)。次に,学習意欲や学業成績が異なると推測される進学校(A校)と進路多様校(D校)の結果を中学校と比較することを通して,…

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  • 観察・実験活動における小学生のメタ認知育成に関する実践的研究 : 第5学年「もののとけ方」を例に

    木下 博義, 松浦 拓也, 角屋 重樹 理科教育学研究 48 (1), 21-33, 2007-07-31

    <p>本研究では,観察・実験活動における小学生のメタ認知を育成するための指導法を考案し,考案した指導法を用いた授業を行い,その効果を検証することを目的とした。この目的を達成するため,まず,小学生のメタ認知の実態を調査した。次に,調査の結果を踏まえ,①自己統制方略の教示,②学習計画表の掲示,③問いかけの工夫,④フラッシュカードの活用,⑤ワークシートのエ夫という5つの手法からなる指導法を考案した。そ…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献27件

  • 観察・実験を通して児童・生徒に育成される力の因子論的分析

    角屋 重樹, 木下 博義, 佐伯 貴昭 日本教科教育学会誌 29 (4), 37-43, 2007-03-20

    本研究の目的は,小学校と中学校の教師を対象に,観察・実験を通して児童・生徒に育成される力を因子論的に分析するとともに,小学校教師と中学校教師がとらえている観察・実験を通して育成される力に関する因子の関係を検討することである。このため,広島県内の全公立小中学校の理科担当教師を対象に,16項目からなる質問紙調査を実施した。小学校教師366名と中学校教師255名を対象とした結果は,以下のようになった。…

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  • 理科の観察・実験活動におけるメタ認知の実態とその要因構造に関する研究

    木下 博義, 松浦 拓也, 角屋 重樹 日本教育工学会論文誌 30 (4), 355-363, 2007

    本研究では,まず理科の観察・実験活動における小学生のメタ認知の実態を把握し,次に小学生および中学生のメタ認知に影響を及ぼす要因構造を明らかにすることを目的とした.この目的を達成するため,小学校5,6年生327名を対象に,14項目からなる質問紙調査を行った.その結果,次の3点が明らかになった.(1)観察・実験活動において,小学生はある程度メタ認知を働かせている.(2)自分自身によるメタ認知は観察・…

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献10件

  • 第1部 文部科学省研究開発学校 研究開発実施報告 平成17年度(第3年次) : 中学校・高等学校を通して科学的思考力の育成を図る教育課程の研究開発

    角屋 重樹, 野口 寧文, 広澤 和雄, 竹盛 浩二, 石井 希代子, 江口 修司, 金尾 茂樹, 金子 直樹, 金本 宣保, 川中 裕美子, 信木 伸一, 藤原 敏夫, 鵜木 毅, 大江 和彦, 土肥 大次郎, 樋口 雅夫, 三藤 義郎, 森 才三, 山名 敏弘, 和田 文雄, 入川 義克, 岩田 耕司, 甲斐 章義, 加藤 成毅, 釜木 一行, 後藤 俊秀, 清水 浩士, 服部 裕一郎, 村上 和男, 畦 浩二, 柏原 林造, 呉屋 博, 野添 生, 林 靖弘, 平賀 博之, 丸本 浩, 三好 美織, 山下 雅文, 岡本 昌規, 合田 大輔, 高田 光代, 房前 浩二, 藤原 宏美, 藤本 隆弘, 三宅 理子, 三宅 幸信, 伊藤 真, 新福 一孝, 光田 龍太郎, 高地 秀明, 牧原 竜浩, 江草 洋和, 濵賀 哲洋, 小林 京子, 髙橋 美与子, 池岡 慎, 伊藤 朱, 柄本 正勝, 大野 誠, 國川 美智子, 千菊 基司, 多賀 徹哉, 髙森 理絵, 松本 紀子, 山岡 大基, 山田 佳代子, 幸 建志, 上山 福美, 柳田 有子, 矢部 裕子 中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 46 1-268, 2006-03-20

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  • 観察・実験活動における生徒のメタ認知の実態に関する研究 : 質問紙による調査を通して

    木下 博義, 松浦 拓也, 角屋 重樹 理科教育学研究 46 (1), 25-33, 2005-09-01

    <p>本研究では,まず観察・実験活動における生徒のメタ認知の実態を明らかにし,次に生徒のメタ認知の働きを高めるための指導法への示唆を導出することを目的とした。このため,中学校1〜3年生248名を対象に,14項目から成る質問紙調査を行った。その結果,次の3点が明らかになった。①観察・実験活動において,生徒はある程度メタ認知を働かせている。②観察・実験の前では他者との関わりによるメタ認知,途中では自…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献7件 参考文献4件

  • 第1部 文部科学省研究開発学校 研究開発実施報告 平成16年度(第2年次) : 中学校・高等学校を通して科学的思考力の育成を図る研究課程の研究開発

    角屋 重樹, 広澤 和雄, 竹盛 浩二, 石井 希代子, 江口 修司, 金尾 茂樹, 金子 直樹, 金本 宣保, 信木 伸一, 藤原 敏夫, 鵜木 毅, 大江 和彦, 土肥 大次郎, 樋口 雅夫, 三藤 義郎, 森 才三, 山名 敏弘, 和田 文雄, 入川 義克, 岩田 耕司, 甲斐 章義, 加藤 成毅, 釜木 一行, 後藤 俊秀, 清水 浩士, 村上 和男, 畦 浩二, 柏原 林造, 林 靖弘, 平賀 博之, 丸本 浩, 三好 美織, 山下 雅文, 岡本 昌規, 合田 大輔, 高田 光代, 房前 浩二, 藤本 隆弘, 三宅 理子, 三宅 幸信, 伊藤 真, 光田 龍太郎, 高地 秀明, 江草 洋和, 濵賀 哲洋, 小林 京子, 髙橋 美代子, 池岡 慎, 伊藤 朱, 柄本 正勝, 大野 誠, 國川 美智子, 千菊 基司, 多賀 徹哉, 山田 佳代子, 幸 建志, 上山 福美, 矢部 裕子 中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 45 1-178, 2005-03-22

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  • 初等理科学習指導における教師の意識構造の日中比較

    松浦 拓也, 孟 令紅, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 27 (1), 19-24, 2004-06-30

    本研究では,日本と中国の小学校教師に対して理科学習指導に関する意識調査を行い,その意識構造の比較を通して中国の初等理科教育における指導の特徴を明らかにすることを目的とした。調査においては,「問題解決能力の育成」「教師主導による知識の育成」「子どもを中心にした授業」「子どもの思考活動を重視した観察・実験」という4つの構成概念を設定し,これらの構成概念を測定するために計16問からなる質問項目を作成し…

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  • 教科教育学研究の研究動向と展望 : 教科教育学的視点からの理科教育学研究の動向

    松浦 拓也, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 26 (4), 69-76, 2004-03-30

    本稿では,本学会の機関紙である「日本教科教育学会誌」のVol.1〜Vol.25(1976〜2003)に掲載された理科教育学に主たる視点を置いた論文を中心に抽出し,教科教育学という視点から整理を行った。具体的には,抽出した論文を教科区分論,基礎論,目的・内容論,方法・実践論という4つの区分に整理し,それらを大きく3つの年代に分けて概観することによって理科教育学研究の動向を把握し,その展望を行った。…

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  • 第1部 文部科学省研究開発学校 研究開発実施報告 平成15年度(第1年次) : 中学校・高等学校を通して科学的思考力の育成を図る教育課程の研究開発

    角屋 重樹, 野口 寧文, 広澤 和雄, 石井 希代子, 江口 修司, 金尾 茂樹, 金子 直樹, 金本 宣保, 竹盛 浩二, 信木 伸一, 藤原 敏夫, 鵜木 毅, 大江 和彦, 土肥 大次郎, 樋口 雅夫, 三藤 義郎, 森 才三, 山名 敏弘, 和田 文雄, 入川 義克, 甲斐 章義, 加藤 成毅, 釜木 一行, 後藤 俊秀, 清水 浩士, 村上 和男, 畦 浩二, 柏原 林造, 林 靖弘, 平賀 博之, 丸本 浩, 三好 美織, 山下 雅文, 岡本 昌規, 高田 光代, 房前 浩二, 藤原 宏美, 藤本 隆弘, 三宅 理子, 三宅 幸信, 新福 一孝, 光田 龍太郎, 高地 秀明, 江草 洋和, 濵賀 哲洋, 小林 京子, 高橋 美与子, 池岡 慎, 伊藤 朱, 柄本 正勝, 大野 誠, 國川 美智子, 千菊 基司, 多賀 徹哉, 松本 紀子, 山田 佳代子, 幸 建志, 上山 福美, 矢部 裕子 中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 44 1-104, 2004-03-22

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  • 1G1-12 中国の初等理科学習指導に関する一考察

    松浦 拓也, 孟 令紅, 角屋 重樹 日本科学教育学会年会論文集 27 (0), 253-254, 2003-07-20

    本研究では, 初等理科学習指導過程の日中比較を通して中国の指導過程の特徴を明らかにすることを目的とした。このため, 両国に共通の初等理科学習項目を選定し, その指導過程の分析・比較を行った。その結果, 中国の初等理科学習指導過程は, 教師主導型の構成となっており, 科学的な思考よりも知識・理解が重視される傾向にあるという結果を得た。

    DOI 参考文献2件

  • 科学の本質の理解に影響を及ぼす要因構造の検討 : 韓国と日本の高校生の比較を通して

    權 素泫, 松浦 拓也, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 25 (3), 37-44, 2002-12-30

    本研究では,科学に対する興味,科学的態度,科学的経験の三つを科学の本質の理解に影響を及ぼす要因として設定し,日本との比較を行うことから韓国の要因構造の特徴を顕在化することを目的とした。このため,韓国と日本の高等学校1年生それぞれ204名,117名を対象として,科学に対する興味,科学的態度,科学的経験を測定する項目と科学の本質の理解を測定する変形NSKSテストを用いて調査を実施した。調査結果をもと…

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  • 初等理科教育のカリキュラムと学力に関する中日比較

    孟 令紅, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 25 (2), 41-50, 2002-09-30

    本論文では,比較の主体を中国に客体を日本に,比較の主題を初等理科教育として,比較教育的アプローチを通し,中国の初等理科教育の特性についてより理解し,また,今後のあるべき姿を探究し示唆を得るための基礎的資料や情報を得ることを目的とした。このため,まず,両国のカリキュラムを教育目標,教育内容,授業時数,評価の観点の4つの視点から比較した。さらに,特に両国で共通の学習内容が多いB区分「物質とエネルギー…

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  • A2-1 学習方法からの新教育課程への提言

    角屋 重樹 日本科学教育学会年会論文集 26 (0), 43-44, 2002-09-12

    本稿は、まず、科学の本質に対する理解を理論や概念、事実という視点から分析し、この分析から新しい科学に対する考え方を明確にする。次に、明確にした新しい科学に対する考え方から、科学教育のあり方が変換すべき時代に遭遇していることを導出する。そこで、第2部門では、上述の問題意識から、学習方法からの新教育課程への提言を行う。具体的には、英国・米国の数学教育カリキュラムにおける概念の分析、米国の科学教育カリ…

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  • 観察・実験における思考活動に影響を及ぼす要因構造の検討

    松浦 拓也, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 24 (2), 31-36, 2001-09-30

    本研究は,観察・実験における思考活動と,この思考活動に影響を及ぼす要因の関係を構造方程式モデリング(SEM)を用いて明らかにすることを目的とした。このため,まず,先行研究をもとに観察・実験における思考活動に影響を及ぼす要因として目的把握,思考スキル,粘り強さの3種8項目を選定した。次に,この8項目に思考活動に対する好嫌3項目を加え,計11項目から成る質問紙調査を中学1,2年生134名を対象に行っ…

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  • 知の人間化を目指す科学教育のあり方

    角屋 重樹 日本科学教育学会研究会研究報告 15 (5), 49-52, 2001

    本稿では、第3回国際数学・理科教育調査第2段階調査の国際調査結果(速報)や昨今の青少年に関する反社会的行動の報道記事から、教育が抱える問題を顕在化する。これらの解決方略として、まず、子どもはある分野では自ら知を創る存在であることを確認する。次に、平成10年告示の小学校学習指導要領の理科を取り上げ、その教科目標を知の創造ということから分析する。そして、自然事象を対象とした知の創造活動を目指す事例を…

    DOI 参考文献1件

  • 新しい科学論に立つ科学教育課程のあり方

    角屋 重樹, 松浦 拓也 科学教育研究 25 (5), 356-362, 2001

    The purpose of the study was to inquire what a science curriculum should be if it is based on the new theory of science. First, we reviewed the new theory of science from the perspectives of the …

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  • 小学校高学年児童の科学の暫定性に関する理解は変わるか

    石井 雅幸, 角屋 重樹 日本教科教育学会誌 23 (2), 57-64, 2000-09-30

    本研究は,第5学年の各学期で確証と反証による学習指導を1単元ずつ行った場合,小学校高学年児童の,科学の暫定性という特質に関する理解がどのように変わるのかを明らかにしようとした。このため,東京都内の公立小学校1校の平成10年度に第6学年であった117名と平成11年度に第6学年であった101名,計218名を対象に,小学生用の変形NSKSテストを,第5学年時の1学期と2学期,及び第6学年時の1学期の3…

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  • 31F-4 小学校第5学年「ふりこ」と「衝突」の課題選択による「条件制御能力」の獲得状況と支援について

    石井 雅幸, 角屋 重樹 日本科学教育学会年会論文集 24 (0), 319-320, 2000-07-29

    平成10年度に告示された小学校学習指導要領理科では、第5学年「物の運動」に関する内容が、児童が学習課題を選択することになる。この学習では、「振り子」と「衝突」のいずれの内容を選択しても児童が「条件制御能力」を獲得することがねらいとなっている。そこで、児童がどちらの内容を選択して「条件制御能力」を獲得することができるのか、また、その場合の支援のあり方を質問紙法を用いて学習前後の変容を見ることから明…

    DOI 参考文献3件

  • 小学校第6学年児童は科学の暫定性という特質をどのようにとらえているか

    角屋 重樹, 石井 雅幸 日本教科教育学会誌 21 (3), 63-69, 1998-12-31

    本研究は,小学校第6学年児童が科学の暫定性という特質をどのようにとらえているのかを明らかにしようとした。このため,東京都内4校の221名,神奈川県内4校の417名の計638名の第6学年児童を対象とし小学生用に改変した変形NSKSテストを実施した。小学生用に改変した変形NSKSテストとは,創造性,テスト可能性,発展性,簡潔性の4種の尺度から成り,4種の各尺度を構成するそれぞれの項目に関して3段階の…

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  • 「教育課程の現状と課題」

    角屋 重樹 日本科学教育学会年会論文集 19 (0), S25-S28, 1995-07-31

    本年2月に教育課程実施状況に関する総合的調査研究の一環として平成6年度小学校ペーパーテスト調査(理科)が実施された。現在、この調査結果はまだまとまっていない。この調査は新しい学力観に立つ教育という視点から作成されたので、調査問題が教育課程の現状と課題について一つの示唆を提供すると考えられる。そこで、調査問題が作成された考え方、及び、調査問題から示唆される教育課程の現状と課題を報告する。この報告を…

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  • 中学生は科学の暫定性という特質をどのようにとらえているか

    角屋 重樹 日本教科教育学会誌 15 (1), 17-22, 1991-07-31

    本研究は,全学年あるいは学年に固有の科学の暫定性に関する理解のしかたを調べることから,中学生は科学の暫定性という特質をどのようにとらえているのかを明らかにしようとした。このため,1年生152名,2年生150名,3年生149名の計451名を対象として変形NSKSテストを実施した。変形NSKSテストとは,創造性,テスト可能性,発展性,簡潔性の4種の尺度から成り,各尺度を構成するそれぞれの項目に関して…

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  • B111 思考力とプロセススキルの日米比較研究

    武村 重和, 松本 勝信, 吉田 淳, 松本 伸示, 日置 光久, 松原 道男, 田所 美仁, 中山 玄三, Floyd E. Mattheis, 角屋 重樹, Charles R. Coble, William E. Spooner 日本科学教育学会年会論文集 9 (0), 66-67, 1985-07-25

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  • 自然認識における教授学習過程の組織化に関する基礎的研究 : 対象の重みづけ

    角屋 重樹 日本教科教育学会誌 5 (2), 65-70, 1980

    子どもの自然認識は,実験・観察活動を基に展開・発展していく。本研究は,実験・観察場面における子どもの受容活動を対象の重みづけという視点から分析し,その実態を明らかにしようとした。このため,二つの事象を対比的に把握する場面,および量的な関係で把握する場面という2種の実験・観察場面を設定した。そして,これらの実験・観察場面における子どもの受容活動を自由記述法によりとらえた。結果は,次のようになった。…

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  • 子どもの自然認識に関する基礎的研究(I) : ローソクを素材とした場合の保育所の子どもについて

    角屋 重樹 日本教科教育学会誌 5 (4), 195-199, 1980

    子どもの自然の事物・現象に対する認識活動は,対象を既得の知識の中に位置づけたり,あるいは,事象を既得の法則によって整理したりする説明の活動として考えられる。子どものこの説明活動の実態を発達的に調べることが本研究の目的である。このため,ローソクの長さの時間的推移を素材とした5枚の画像を子どもに提示し,配列させ,その後に説明させるという調査的面接を行った。対象は,2つの保育所の3才から5才までの子ど…

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  • 理科教育における地学領域の成立基盤およびその構成に関する一考察

    角屋 重樹 日本教科教育学会誌 4 (1), 27-32, 1979

    子どもが自然を対象とした主体的・自主的な認識活動を行うことによって,子ども自らの創造活動を展開していくのが理科教育である。上述の考え方に基づく理科教育において,地学領域の成立基盤を明らかにするとともにその構成を行うことが本研究の目的である。このため,以下に述べるような順序で考察を行った。i)子どもの認識活動の対象である自然の構成ii)自然の構成に基づく認識の方法iii)認識方法の総合とその対象領…

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  • 小学校・中学校・高等学校における理科学習活動の設計に関する一考察

    角屋 重樹 日本教科教育学会誌 3 (3), 128-133, 1978

    子どもの主体性・自主性および創造性,すなわち,人間性を啓発していくことがこれからの教育の課題である。このような課題を達成していくための理科学習活動の構成方法を明らかにしようとするのが本研究の目的である。このため,主体性・自主性および創造性という人間性の啓発のための教育活動を次のような三つの視点で分析を行った。三つの視点とはそれぞれ次のようなものであった。i):子どもの認知構造の実態ii):子ども…

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  • 認識課程における教授学習活動の構造化とその基礎的研究(1) : アンケート調査の分析から

    角屋 重樹 日本教科教育学会誌 2 (1-2), 55-61, 1977

    本研究は,教師に射影されている子どもの学習活動の実態像をアンケート調査の手法により解明していく研究の一端を担う。これまでの研究により,子どもの学習活動の実態像をとらえる軸として五つの軸を既に抽出している。五つの軸とは,それぞれ論理,表現,行動,構成力,意欲,という軸である。今回は,これら五つの各軸に対して下位カテゴリーを設定していくための準備段階として,まず,五つの軸の相互関係を調べた。このため…

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  • 自然認識成立の分析的研究 : 情報選択活動と注視点移動

    角屋 重樹 日本教科教育学会誌 1 (2), 248-254, 1976

    子どもが自然を認識していくときの最も基本的な活動は問題解決である。この問題解決活動は自然の事物・現象の観察から問題意識を醸成することに始まり,この問題意識に基づいて解決するための情報が選択される。そこで,本研究は問題を解決していくときの過程とその情報選択活動との関係を調べることを目的とし,大学生11名を対象とした以下の実験を行った。糸とおもりを素材にして構成した2つの映像から成る問題解決の場を被…

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