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検索結果 5,195 件

  • 複数の課題を抱え、心身が疲弊し、就労継続困難となった理学療法士の一例

    宇野 勲 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 62-62, 2024-03-31

    ...検診結果を受けて産業医の診察を受け、精神科受診を勧められた。しかし、その頃には他人と話すことに対して強いストレスや拒否反応を示すようになっており、休日は身動きが取れず、精神科を受診することができない状態であった。その後、産業医や保健師の面談を定期的に受けていたが、状態は改善せず、同年9月をもって退職することとなった。...

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  • ヒト胎児の胎動計測方法に関する文献レビュー

    根本 清香, 川野 晃裕, 儀間 裕貴 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 145-145, 2024-03-31

    ...また、胎児に 対する客観的評価の多くが超音波を用いたエコー検査により行われているが、これは診察時などの限られた時間で胎児の状態を観察する方法となっている。先行研究では、胎動数は母体の活動量と関連なく夜間に増加することが報告されている (竹下, 1983)。母体の概日リズムに関連せず夜間に胎児の活動 量が増加することは、発達において何らかの利益をもたらしている可能性がある。...

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  • 当院外来リハビリにおける神経発達症児に対する足底装具療法の現状

    戸村 菜々美, 石田 悠, 藤本 潤, 星山 伸夫, 鈴木 文晴 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 55-55, 2024-03-31

    ...<p>【目的】</p> <p> 当院リハセンター小児理学療法外来における足底装具療法は,以前はダウン症児が多くを占めていたが,近年はDSM-5の大カテゴリー「神経発達症群」に該当する児の作製例が増加してきている.現在,常勤の小児神経専門医は1名でリハ処方や薬物療法,装具診察を実施しており,診察予約をとるのが非常に困難な状況である.そのため,足底装具療法の相談や適応判断に関しては,担当の理学療法士...

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  • がん告知から退院後の診察における外来看護実践の様相:大腸がん患者と家族を支える外来看護師のエスノグラフィー

    松本 啓子, 前田 泰樹, 井上 玲子 東海大学看護研究 1 (1), 34-42, 2024-03-31

    ...<b>結果:</b>外来看護師における大腸がん患者と家族への看護実践は,告知場面,入院説明場面,退院後初診察場面,2回目の診察場面を重要な局面とし,【患者と家族で手術を乗り越えられるよう支援する】【家族を入院時のサポート役割と位置づけ説明する】【患者と家族の様子から支援が必要か判断する】【術後の治療方針決定により今後も経過を気にしてい(く)】た.それは『その時々の場面にある患者と家族を継続して気にかける...

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  • 大腸内視鏡検査後の食事量減少により正常血糖糖尿病性ケトアシドーシスを来したイプラグリフロジン内服中の2型糖尿病の1例

    大﨑 崇正, 冨田 周作, 原田 敬大, 松本 翔子, 齊藤 裕之 日本プライマリ・ケア連合学会誌 47 (1), 12-16, 2024-03-20

    ...<p>症例は80歳,女性.2型糖尿病に罹患しており,イプラグリフロジンを内服していた.X-7日に大腸内視鏡検査を施行された後,気分不良のため食事が減少していた.X日に腹痛と繰り返す嘔吐の為,救急搬送された.身体診察と胸腹部単純CTでは腹痛,嘔吐の原因疾患はなく,血液ガス検査ではアニオンギャップ開大性代謝性アシドーシスを示した.血中ケトンは上昇しており,血糖値は182 mg/dLであった.イプラグリフロジン...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 小児に適したアレルギー性鼻炎の管理評価表とは

    德田 玲子 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 117-122, 2024-03-20

    ...<p>限られた診察時間で,効率的に臨床症状を把握することは必須であり,的確な治療へ促すことに繋がる.アトピー性皮膚炎ではSCORADやEASIによる重症度評価法,気管支喘息では最近1か月のコントロール状態を簡便に客観評価できる質問票やスパイロメータやピークフローによる呼吸機能評価など日常診療で活用されているものがある.しかしアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎に関しては小児科医にとって簡便に活用出来...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 小児アレルギー性鼻炎診療実態調査

    岡藤 郁夫, 近藤 康人, 二村 昌樹, 長谷川 俊史, 亀田 誠, 大嶋 勇成, 海老澤 元宏, 吉原 重美 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 123-137, 2024-03-20

    ...しては,小児科医は局所所見より検査をより重視し,耳鼻咽喉科医は検査より局所所見をより重視していた.鼻のケア指導(鼻のかみ方,鼻をすすらないこと,鼻の洗い方,点鼻薬の使い方)は小児科医も耳鼻咽喉科医も実施する医師が半分程度しかいなかった.鼻アレルギー診療ガイドラインは,小児科医は耳鼻咽喉科医ほど活用しておらず,特に小児科の非アレルギー専門医は持っていないという回答が2割あった.小児科医は耳鼻咽喉科医より診察時間...

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  • 音声認識システムと医師事務作業補助者へのタスクシフトによる医師の労働時間削減の取り組み

    坂田 憲亮, 清川 兼輔 日本形成外科学会会誌 44 (3), 104-109, 2024-03-20

    ...<br> 方法:音声認識システムを搭載したスマートフォンを,おもに病棟回診時の診察内容と手術内容のカルテ記載および紹介状や返書作成に使用し,医師事務作業補助者が修正,医師が承認する方法を用いて,従来の手入力による方法と比較してどの程度のカルテ記載時間が削減できるのかを調査した。<br> 結果:初診患者で1人あたり平均約5分,再診患者で平均約1分のカルテ記載時間の削減が可能であった。...

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  • 発達障害児が安心して受診できる物理的環境の検討 −医療者の視点から−

    石舘,美弥子, 加藤,千明 和洋女子大学紀要 65 15-25, 2024-03-01

    ...診察室内の装飾が気になり、じっとしていられない、特定の音に強い苦痛を感じパニックになる、など、感覚過敏に伴う対処が上手くなされず引き起こされる行動要因に物理的環境因子がある。本研究は、発達障害児が安心して受診できる物理的環境を明らかにし、適切な環境づくりについて示唆を得ることを目的とした。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 術前化学療法にて腫瘍縮小効果を得た中腎型HPV非依存性腺癌の1例

    倉恒 克典, 植田 多恵子, 田尻 亮祐, 遠山 篤史, 星野 香, 原田 大史, 栗田 智子, 久保 千幸, 小松 和貴, 柴 瑛介, 松浦 祐介, 吉野 潔 Journal of UOEH 46 (1), 45-51, 2024-03-01

    ...子宮頸部発生の中腎型HPV非依存性腺癌(中腎癌)は希少であり,その治療方法は確立されておらず,化学療法感受性についての検討も不十分である.症例は30歳,未経産.不正性器出血を主訴に受診,子宮頸癌を疑った.診察,生検および画像診断から子宮頸部腺癌IIA2期と診断し,手術予定としたが,SARS-COV-2感染症に罹患したため,当時のSARS-COV-2罹患後手術リスク評価を鑑み8週以上の手術待機の方針として...

    DOI Web Site PubMed 参考文献13件

  • 教科書には書いていない脳卒中診療初期対応のポイント

    板橋 亮 岩手医学雑誌 75 (6), 197-202, 2024-02-01

    ...”brain dysfunction related to disease of the blood vessels supplying the brain ” と記載されており,脳卒中は血管疾患である側面と脳機能障害である側面の両者が大事と解釈できる.一方で,「脳梗塞」という言葉は,症状を伴わない無症候性も含んだ意味として用いられる.脳卒中を診断する際に病歴は極めて重要であり,疎かにはできない.診察...

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  • 繰り返す一過性脳虚血発作様症状で発症したリウマチ性髄膜炎の1例

    忽那 史也, 荒田 昌彦, 足利 裕哉, 佐藤 和明, 徳田 昌紘, 岩永 洋 脳卒中 advpub (0), 2024

    ...attack: TIA)が疑われ,精査目的に当科へ入院した.頭部MRIで,左前頭葉および頭頂葉の髄膜に造影効果を伴う拡散強調画像/FLAIR画像高信号を認め,関節リウマチの既往からリウマチ性髄膜炎が疑われた.髄液検査で,抗環状シトルリン化ペプチド抗体ならびに抗体価指数の上昇を認め,リウマチ性髄膜炎と診断した.ステロイドによる治療反応性は良好で,症状の再燃はなく,画像所見も改善が得られた.臨床経過ならびに診察所見...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 発達と症候学を基盤とする小児神経学へのいざない

    菊池 健二郎 日本小児放射線学会雑誌 40 (1), 2-9, 2024

    ...</p><p>小児神経分野は,神経症候学を基盤とする事に加え,成長・発達という要素が加わることが特徴である.診察に非協力的であり神経学的所見が十分に取れないものの,呈する症状がある意味“素直”であるがゆえにその症状を捉えやすい側面もある....

    DOI

  • 有熱時発作群発症例の管理方法の後方視的検討

    土肥 周平, 山田 博之, 藤林 洋美, 上田 雅章, 港 敏則 脳と発達 56 (1), 33-38, 2024

    ...【結果】症例は計223例で,A群169例,B群54例であった.退院時に診察上,神経学的異常所見を認めた症例はなかった.B群ではA群と比較し,低年齢で入院期間が長く,血清ASTとALTは高値で血糖値は低かった(<i>p</i><0.05).Diazepam(DZP)坐薬を2回目発作後と3回目以降の発作後に投与した症例のうち,各々80%と90.9%でそれ以降の発作を認めなかったが,DZP坐薬使用の有無による...

    DOI 医中誌

  • Comparison of Emergency Contraceptive Pill Regulations in Other Highly Developed Countries and Policy Recommendations for the Deregulation in Japan

    SAITO Carmen, KOBAYASHI Eriko レギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 65-80, 2024

    ...日本を除くすべての国では,緊急避妊薬(レボノルゲストレル)は処方せんなしで入手可能である.したがって,日本では,レボノルゲストレル緊急避妊薬を16歳以上の女性を対象に,薬剤師による対面販売を必要とする要指導医薬品に分類することを提案する.また,この分類を維持できるような医薬品規制の変更も提案する.レボノルゲストレル配合緊急避妊薬の価格は,日本以外の国では無料から50ドルまで幅があるが,日本では医師の診察料...

    DOI Web Site

  • 著しい咬耗症を有する患者に対して咀嚼機能の改善を図った一症例

    中島 正 日本補綴歯科学会誌 16 (1), 119-122, 2024

    ...<p><b>症例の概要</b>:患者は69歳の男性.咬耗と歯根破折による咀嚼困難を主訴として来院した.診察,検査の結果,著しい咬耗症による咀嚼障害と診断した.</p><p><b>考察</b>:著しい咬耗症によって咬合平面の不正や咬合高径の低下が疑われた.可撤性補綴装置を用いて咬合高径を決定し,歯冠補綴装置に反映したことで良好な結果が得られたと考えられる....

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 皮膚科診療における傾聴

    檜垣 祐子 心身医学 64 (2), 120-124, 2024

    ...</p><p>皮膚科診療においては,視診や触診が重要であるため,傾聴しつつ並行して診察,検査,治療を行うことになる.そのため,受容・共感的診療には多少の工夫が必要である.</p><p>傾聴することは,よい治療関係を構築し,望ましい治療結果をもたらす.また,傾聴は小さな治療的自己ともいわれるように,治療者の成長にもつながるものと考える.</p>...

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  • 単孔式腹腔鏡補助下回盲部切除術を施行した低異型度虫垂粘液性腫瘍(LAMN)の1例

    浅見 敬一, 堀田 正啓, 丸山 弘, 関口 久美子, 岡本 浩和, 林 光希, 櫻井 宏貴, 牧野 浩司, 吉田 寛 日本大腸肛門病学会雑誌 77 (3), 168-174, 2024

    ...<p>症例は65歳男性.便潜血反応陽性を指摘され,下部消化管内視鏡検査を施行した.盲腸に40mm大の粘膜下腫瘍様病変を認めた.腹部造影CTを施行したところ,同腫瘍を先進部とし腸重積を疑う所見を呈していたが,身体診察上腹痛はなく,血液検査所見でも炎症反応の上昇を認めなかった.虫垂粘液性腫瘍が第一に考えられたが,鑑別疾患としてカルチノイドや虫垂癌,悪性リンパ腫などが挙げられた.診断と治療目的に加え,より...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • <sup>123</sup>I-IMP SPECTとMRIの所見から小脳視床路と歯状核赤核オリーブ路の障害が示唆されたHolmes振戦の1例

    石丸 誠己, 布村 菫, 脇田 雅大, 浦 茂久 臨床神経学 advpub (0), 2024

    ...<p>症例は75歳女性.2021年3月に左橋出血を発症した.保存的加療を行ったが,右上下肢の不全麻痺が残存した.2022年10月より右上下肢の運動失調と不随意運動を認め当科紹介となった.診察上,右上下肢の小脳性運動失調に加えて2 ‍Hz程度の静止時振戦を認め,姿勢時,企図時に増強された.病歴と画像所見より橋出血に起因するHolmes振戦と診断した.Holmes振戦は脳幹や視床の病変に続発する稀な運動異常症...

    DOI Web Site PubMed 参考文献22件

  • 診療所における17年間の嚥下診療

    西山 耕一郎 口腔・咽頭科 37 (1), 1-8, 2024

    ...高齢者嚥下障害例は急増し,耳鼻咽喉科開業医は嚥下障害の対応から避けて通れない.多数の嚥下障害例を診察して幾つかのことに気が付いた.嚥下障害は,咽頭期の障害例が多い.嚥下反射が起きないと誤嚥する.声門閉鎖不全改善手術で液体の誤嚥が改善する.輪状咽頭筋弛緩不全で食道入口部が開かないと誤嚥する.常食を食べて嚥下性肺炎を発症しても,食形態を嚥下機能低下に対応して変更することで,経口摂取を継続できる場合がある...

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  • 新型コロナウイルス感染症後外来の取り組みについて

    土田 知也, 藤井 啓世, 石塚 晃介, 井上 陽子, 片山 皓太, 廣瀬 雅宣, 大平 善之 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S169-S175, 2024

    ...罹患後症状としてまとめてしまうのではなく,症状からこれまでもよくあった疾患群を想定した問診,診察をして診断をつけ,治療を開始することが必要である。また身体的な症状のみならず心理的,社会的背景に目を向けて対応していくことも重要である。</p>...

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  • 足白癬・爪白癬の実態と潜在罹患率の大規模疫学調査(Foot Check 2023 )第1報

    畑 康樹, 上田 純嗣, 服部 尚子, 仲 弥, 江藤 隆史 日本臨床皮膚科医会雑誌 41 (1), 66-, 2024

    ...日本臨床皮膚科医会として,足白癬・爪白癬の潜在罹患率について最新の情報を得るべく足白癬・爪白癬に関する全国疫学調査(Foot Check 2023)を企画・実施した.全国の日本臨床皮膚科医会会員所属施設211施設の皮膚科外来に2023年4月〜2023年5月の間に受診した患者を対象に「足の健康調査(Foot Check2023)」に関するアンケートを依頼し,回答が得られた患者23,087例のうち「足・爪の水虫の診察...

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  • 感染症流行時の患者のトリアージと診療で使用される空間の現状と評価に関する考察

    江川 香奈, 縫村 崇行 日本臨床救急医学会雑誌 26 (6), 730-737, 2023-12-28

    ...<b>方法</b>:全国の200床以上の調査時に感染症が疑われる患者の診察または受け入れを行っている病院勤務の医師50人を対象に,感染症が疑われる患者のトリアージと診療の実施場所の現状と印象についてアンケート調査を実施した。<b>結果</b>:トリアージエリアは外来入口前,救急入口前,エントランスホールに比較的多く設営されている。...

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  • 上部消化管内視鏡所見を契機に診断された胃梅毒の1例

    堀江 宗, 宍戸 カンナ, 三浦 みき, 平塚 智也, 宮本 尚彦, 柴山 隆宏, 楠原 光謹, 嶋崎 鉄兵, 大野 亜希子, 倉井 大輔, 藤原 正親, 久松 理一 杏林医学会雑誌 54 (4), 193-199, 2023-12-28

    ...上部消化管内視鏡で不整な潰瘍病変を認めた際には,胃梅毒も鑑別に挙げ,問診,身体診察,梅毒血清反応,病変部の生検組織を総合的に診断する必要がある。</p>...

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  • 神経変性疾患への対応の道しるべ:神経心理学的視点から

    池田 学, 石丸 大貴, 永田 優馬, 堀田 牧, 髙﨑 昭博, 中牟田 なおみ, 鈴木 麻希 神経心理学 39 (4), 299-307, 2023-12-25

    ...<p>神経心理学的ないし神経精神医学的根拠を活用した,神経変性疾患による認知症への対応を中心に論じた.神経変性疾患による認知障害は,基本的に進行性である.したがって,診察時に保たれている機能をいかに維持するか,低下が始まっている機能をいかに補助するかという点が介入の原則にある.一方,精神症状・行動異常は認知障害や神経症状と異なり,進行性に重症化するわけではなく,病期によって増悪したり消退したりする....

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  • 大腸内視鏡ポリペクトミー後遅発性出血における緊急止血術の予測因子

    藤澤 剛太, 西澤 俊宏, 松野 達哉, 吉田 俊太郎, 平松 拓馬, 玉田 健次, 岩田 琢磨, 中川 秀紀, 山田 友春, 水谷 浩哉, 藤城 光弘, 豊島 治 Progress of Digestive Endoscopy 103 (1), 24-28, 2023-12-22

    ...【結論】DPPB症例では男性,大きいポリペクトミー径,0-I型ポリペクトミー,EMR施行例は止血術にいたる可能性が高いことを念頭に診察するとよい.今後は前向き試験が望まれる.</p>...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • ベンチプレス後に右長胸神経麻痺を呈した神経痛性筋萎縮症の1例

    中屋 亮彦, 松本 有史, 金子 仁彦, 宮澤 康一, 永野 功 臨床神経生理学 51 (6), 645-650, 2023-12-01

    ...神経診察上,右翼状肩甲を認め,MRIで右前鋸筋は萎縮していた。神経伝導検査で右前鋸筋の複合筋活動電位振幅は左の約30%で,針筋電図検査で同筋には多相性,長持続性の運動単位電位を認め早期の神経再支配を示唆する所見であった。その他の筋に特記すべき異常はなかった。臨床経過から神経痛性筋萎縮症による右長胸神経麻痺と診断し,保存的加療を行った。...

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  • 手指,足趾に多発した痛風結節の 1 例

    須永 知里, 山内 輝夫, 岩切 琢磨, 永田 茂樹 西日本皮膚科 85 (6), 456-459, 2023-12-01

    ...しかし,皮膚科領域でも痛風結節を診察する機会はあり,特に手指の結節は鑑別に関節リウマチ,黄色腫,石灰沈着症,腫瘍性疾患などが挙げられる。高尿酸血症の早期治療の重要性を認識するとともに,手指の結節を診察した際には痛風結節も念頭に置いて,積極的に皮膚生検にて診断し,一部をアルコール固定法に供し,偏光顕微鏡で針状結晶を確認する必要がある。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 神経伝導検査と免疫固定電気泳動法からPOEMS症候群と診断し得た59歳男性例

    時村 瞭, 原 涼, 久保田 暁, 石浦 浩之, 小玉 聡, 代田 悠一郎, 濱田 雅, 戸田 達史 臨床神経生理学 51 (6), 651-657, 2023-12-01

    ...診察上,両下肢遠位筋筋力低下,四肢腱反射減弱,両下腿以遠の全感覚鈍麻,異常感覚を認めた。血清蛋白電気泳動法ではM蛋白は検出されなかった。神経伝導検査では尺骨神経前腕部での脱髄性所見と下肢にアクセントのある神経障害を認めた。この結果から追加検査を行ったところ,血清免疫固定電気泳動法でIgA-λ型のM蛋白を認め,血清VEGFが1526 pg/mlと上昇していた。以上からPOEMS症候群と診断した。...

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  • 発症早期の網膜動脈分枝閉塞症に対し星状神経節ブロックが著効した1症例

    大友 純, 前川 謙悟, 古庄 千代, 棚平 千代子 日本ペインクリニック学会誌 30 (11), 253-255, 2023-11-25

    ...<p>発症早期の網膜動脈分枝閉塞症(branch retinal artery occlusion:BRAO)に対し星状神経節ブロックを行い,視機能が改善した症例を報告する.症例は90歳男性で,夜間入浴後に突然右眼の上方視野欠損を自覚,翌朝近医を受診しBRAOと診断され発症17時間後に星状神経節ブロック(stellate ganglion block:SGB)施行目的に当科紹介となった.診察時は視野欠損...

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  • 索状物による絞扼性胆囊炎の1例

    伊藤 一樹, 太田 義人, 碓井 麻美, 高橋 有未子, 須ノ内 康太, 西森 孝典, 黒田 浩明, 篠原 靖志, 深山 正久, 坂本 昭雄 日本消化器外科学会雑誌 56 (11), 593-599, 2023-11-01

    ...<p>症例は76歳の女性で,朝からの右季肋部痛と嘔気を主訴に近医を受診した.処方された内服薬を服用したが改善傾向がないため,当院に救急搬送された.腹部診察所見では右季肋部に圧痛を認めた.来院時検査所見では特記すべき異常所見を認めなかった.腹部造影CTでは胆囊は頸部と体部の移行部付近で狭窄しており,腫大した底部側胆囊では壁肥厚と造影効果の減弱を認めた.以上の所見から,胆囊捻転症と診断し,緊急腹腔鏡下胆囊摘出術...

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  • エコチル調査におけるデータベース研究

    山本 緑 保健医療科学 72 (4), 327-336, 2023-10-31

    ...世界各国で子どもに注目したコホート調査が立ちあげられている.エコチル調査は,国立環境研究所内に置かれたコアセンターの総括的管理・運営のもと,全国15地域の大学等に設置されたユニットセンターにおいて調査を遂行している.2011年から2014年までに約10万人の妊婦,約5万人の子どもの父親,約10万人の出生児が登録され,現在,子どもが40歳程度になるまで調査を継続する方針となっている.定期的な質問票調査,診察記録収集...

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  • 自閉スペクトラム症の歯科受診における担当医変更および診療室変更による影響調査

    加藤 篤, 廣瀨 満理奈, 鴨狩 たまき, 永坂 梨奈, 田中 恵 日本障害者歯科学会雑誌 44 (3), 289-296, 2023-10-31

    ...患者113名の保護者(アンケート期間:2014年4~5月),および病院建て替えの時期に当科を受診したASD患者109名の保護者(アンケート期間:2019年4~5月)を対象とした.調査項目としては,歯科医師・歯科外来の変更後に総合的に態度の変化を認めたか,もし認めた場合はその詳細について,また保護者の不安なども調査した.結果として歯科医師変更では88.5%が交代した歯科医のもとで今まで通りの対応での診察...

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  • リウマチ性多発筋痛症治療中,プレドニゾロン減量後に巨細胞性動脈炎を発症した1例

    山下 真由, 青木 昭子, 小林 弘, 脇屋 緑, 中津川 宗秀 日本老年医学会雑誌 60 (4), 440-447, 2023-10-25

    ...に増量したが,症状は改善しなかった.7月の外来で後頭部痛の訴えあり,血清CRP値は9 mg/dLに上昇していた.GCAと診断しFDG-positron emission tomography(PET)CT scan(PET/CT)を実施したところ,両側浅側頭動脈,両側椎骨動脈に異常集積を認めた.大血管の病変はなく頭蓋型GCAと診断し,PSLを30 mg/日に増量した.視力低下の訴えがあったが,眼科診察...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 2.高齢者における薬疹および薬剤誘発性皮膚疾患

    寺尾 香菜, 阿部 理一郎 日本老年医学会雑誌 60 (4), 345-351, 2023-10-25

    ...</p><p>高齢者においては,多剤内服の影響や基礎疾患との兼ね合いや,搔痒を伴う皮膚疾患が基礎に存在することも多く,薬疹との鑑別が難しいこともある.皮膚病変を診察する際には,薬疹の可能性を常に念頭に置いて診察することが重要である.</p>...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 高齢進行期パーキンソン病患者におけるサフィナミドのモーニングオフ改善効果

    瀧澤 俊也, 小原 さおり, 佐藤 史朋, 高橋 若生 日本老年医学会雑誌 60 (4), 390-399, 2023-10-25

    ...<b>方法:</b>本研究は2020年4月1日から2021年7月31日の期間に,ウェアリングオフ現象を有しサフィナミド50 mgないし100 mgを夕食後に投与したPD患者30例を対象とした.診療録における診察所見,症状日誌の情報に基づき,モーニングオフの改善効果の有無を後方視的に解析した....

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 頚椎後方すべりに伴う椎間孔狭窄により生じた神経根症に対して後方除圧矯正固定術を施行した1例

    手塚 猛司, 古矢 丈雄, 牧 聡, 井上 嵩基, 弓手 惇史, 三浦 正敬, 白谷 悠貴, 丸山 隼太郎, 永嶌 優樹, 折田 純久, 林 浩一, 村上 宏宇, 大河 昭彦, 大鳥 精司 Journal of Spine Research 14 (10), 1340-1344, 2023-10-20

    ...</p><p>47歳女性,右上肢痛,しびれを主訴に前医初診.診察,画像検査から頚椎症性神経根症の診断となり保存加療抵抗性であったため当科紹介受診.神経症状は右頚部から右上肢にかけてのしびれと疼痛を認めた.X線画像でC5椎体後方すべり,MRIでC5/C6間の右椎間孔狭窄,CTではC5/C6椎間板の菲薄化および鉤椎関節部に骨棘様の増殖性変化を認めた.通常の頚椎症性変化に加え,頚椎後方すべりにより椎間孔の...

    DOI

  • 非侵襲的脳機能検索法にみられる原因推定

    長峯, 隆 札幌医学雑誌=The Sapporo Medical Journal 92 (1-6), 1-10, 2023-09-30

    ...神経系臨床における様々な神経学的診察法は、数十ミリ秒から秒単位で起こる現象を対象としており、その基盤となる電気現象を扱うと、生理学的機序、病態の解明に近づいていきます。体外で捉える電気信号を元にその源となる神経活動を推定することになりますが、得られる情報の数がその原因となるニューロンなどの数より圧倒的に少ないという問題に直面します。...

    機関リポジトリ Web Site

  • プライマリケアにおけるフットケアの取り組み

    小内 裕, 黒坂 千穂, 星川 寿子, 矢口 直子, 松井  優, 荒木 恵利子, 柴田 さおり, 松田 由利子, 阿部 千豆枝, 小内 千鶴子 日本フットケア・足病医学会誌 4 (3), 190-193, 2023-09-30

    ...また, 肥厚した爪甲に対して水流噴射式グラインダーによる切削も実施している.このような地道な活動が結実し, 近隣の医療・福祉施設から診察依頼が増加し, 地域に根ざしたフットケアを行うことが出来るようになった. 一般内科診療所でも工夫と熱意があればプライマリヘルスケアとしてのフットケアは可能である.</p>...

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  • βラクタム系抗菌薬が無効の腸炎の再評価で診断に至った日本紅斑熱

    久保﨑 順子, 吉村 文孝, 國友 耕太郎, 辻 隆宏 日本病院総合診療医学会雑誌 19 (5), 326-331, 2023-09-30

    ...皮膚科診察の結果,リケッチア感染症が疑われ, 血液と皮膚組織の PCR検査により日本紅斑熱と診断された。後日,室内犬に付着していたマ ダニが感染源であった可能性が指摘された。日本紅斑熱は約 40 %の症例で消化器症状があり, マダニの刺し口が見られない例もある。さらに,山林部ではなくペットに付着したマダニが媒介することがある。...

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  • 高齢者の上腕骨遠位部骨折に対する創外固定を用いた治療成績

    大元 文香, 田中 孝明, 三宮 将典, 井ノ口 崇, 小田 和孝, 西井 幸信 整形外科と災害外科 72 (3), 522-524, 2023-09-25

    ...して創外固定を用いた治療も行なっている.2016年2月~2022年2月,当院で手術加療を施行した65歳以上の高齢者78例のうち初期治療において創外固定を選択した13例を対象とした.合併症,手術侵襲(手術時間および術中出血量)及び治療成績(可動域)について検討した.合併症は創外固定ピンの破損2例,感染1例,偽関節2例であった.手術時間・出血量ともプレート固定をした群に比較して有意に低侵襲であった.最終診察時...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 腸腰筋膿瘍と診断した後に初発の後天性血友病由来の腸腰筋血腫と判明した一例

    兼田 慎太郎, 土持 兼信, 衛藤 凱, 木戸 麻理子, 江口 大介, 大森 裕己, 畑中 敬之, 河野 裕介, 岩崎 賢優, 土屋 邦喜 整形外科と災害外科 72 (4), 730-734, 2023-09-25

    ...<p>【はじめに】腸腰筋膿瘍の患者を診察することは度々経験する.その鑑別に難渋し結果として腸腰筋血腫であった一例を経験したため報告する.【症例】82歳,男性.【主訴】腰背部-右下肢の疼痛,痺れ.【既往歴】白内障,大腸ポリープ....

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 神経学的診察と記載

    永井 知代子 神経心理学 39 (3), 195-203, 2023-09-25

    ...<p>臨床神経心理学関連の発表において必要とされる,神経学的診察の概要と記載の仕方について述べた.神経学的診察内容は膨大だが,このうち神経心理学的な評価をする上で必要な運動・感覚所見を,目的に合わせてピックアップして記載する.目的によっては,異常所見がないことの記載が重要なこともある.①限局病巣:一次領野および皮質下白質や神経核の損傷で生じうる運動・感覚障害の有無をチェックする.脳梗塞の場合は,血管支配領域...

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  • 記憶障害のみかた

    數井 裕光 神経心理学 39 (3), 210-220, 2023-09-25

    ...<p>臨床場面において記憶障害の評価は重要である.本稿の前半では,初学者が記憶障害を適切に評価するために必要な記憶障害に関する用語,診察場面における記憶の簡易評価法,記憶検査について解説した.その中で,注意障害の評価の重要性,記憶障害と注意障害の鑑別方法を説明した.また遠隔記憶の評価は難しいことを記述した.本稿の後半では筆者らが以前に本神経心理学雑誌に投稿した一過性全健忘症の少数例報告を題材にして,...

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  • 肝転移を生じた骨軟部肉腫症例の検討

    富田 雅人, 野村 賢太郎, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 72 (4), 595-596, 2023-09-25

    ...腫瘍,腸骨原発分類不能腫瘍,後腹膜Ewing肉腫であった.全例アドリアマイシンを含む化学療法を受けたのちに肝転移が発見された.肝転移を認めた4症例全てに肺転移を認めた.肝転移が直接死因と考えられたのは1例のみであった.肝転移発見後4,4,3ヵ月で死亡され,1例は発見後9ヵ月現在治療を継続している.肉腫の肝転移は切除することで予後の改善が得られるとする報告も散見される.術後の経過観察では肝転移を念頭に診察...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 精神科チームが出動,精神科救急患者を診察し転送するための緊急走行車両「MOBILE PCU」

    杉本 龍史, 関口 秀文, 上間 貴子 日本臨床救急医学会雑誌 26 (4), 563-567, 2023-08-31

    ...出動先の救急外来などで精神科診察と,その判断に基づく対応を担う。2020年4月に開始して2021年4月までの間に,15症例の要請を受けすべてに出動した。警察要請の1例のほかはMOBILE PCUの車両で精神科医療機関へ転送した。かかりつけの精神科医療機関での受け入れができない7例を含め12例を自院へ搬送した。...

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  • 食品に含まれる健康ハザード

    温泉川 肇彦 保健医療科学 72 (3), 191-202, 2023-08-31

    ...<p>日本における食中毒の発生状況は,この四半世紀の間,減少傾向が続いている.一方で,これまで食中毒事例として十分に認識されていなかったアニサキスによる事例は増加しており,これは患者を診断した医師が保健所に食中毒を届出る制度と関係していると考えられる.日本の食中毒の届出制度は,食中毒患者を診察した医師が保健所に届出ることによる受け身の監視制度のため,その事例が食中毒であると認識されないと届出がされず...

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  • 超音波子宮卵管造影検査に伴う痛みに関する検討-患者アンケート結果より-

    峯川 亮子, 吉田 貴則, 緒方 洋美, 緒方 誠司 産婦人科の進歩 75 (3), 238-248, 2023-08-01

    ...子宮卵管造影検査は不妊治療において方針決定に重要な検査であり,当院では利便性および被曝の観点から超音波子宮卵管造影検査(フェムビューTM)を行っている.同検査に伴う痛みの実態を把握することを目的として,2019年1月から2020年3月にフェムビューTMを受検し,次回診察時に同意を得たうえで,アンケート用紙を配布した156名を対象としてアンケート調査を実施した.痛みの強さは0=痛みなし,10=想像できる...

    DOI Web Site 医中誌

  • 眼底診察が診断に有用であった脂肪塞栓症候群の一例

    大石 大, 津田 雅庸, 苛原 隆之, 寺島 嗣明, 梶田 裕加, 田邊 すばる, 久下 祐史, 加藤 浩介, 石津 啓介, 渡邉 栄三 日本外傷学会雑誌 37 (3), 342-347, 2023-07-20

    ...次善の対応として, ベッドサイドでの眼底診察を行った. 網膜に軟性白斑を認め, 脂肪塞栓症によるPurtscher網膜症を併発していた. 網膜所見が脂肪塞栓症候群の診断に有用であったため報告する.</p>...

    DOI 医中誌

  • 非典型的な経過をたどった治療抵抗性小児抗MOG 抗体陽性神経炎の1例

    後藤 祐一朗, 石川 均, 龍井 苑子, 髙橋 洋平, 庄司 信行 神経眼科 40 (2), 148-154, 2023-06-25

    ...</p> <p> 症例は13歳,男児,X年10月,右眼の視力低下,眼球運動時痛を主訴に前医受診した.抗MOG抗体陽性視神経炎の診断となった.IVMP療法を2クール行い,視力は(1.2)まで改善した.2か月後プレドニゾロンによる後療法中,右眼に再発を認め,再度IVMP療法を2クール行い視力は(1.2)まで回復した.その後当院紹介となり,1か月毎の定期診察にて適宜プレドニゾロンを減量していたが,X+1年...

    DOI 医中誌

  • 人工知能を用いた脊椎疾患の画像診断

    村田 寿馬, 遠藤 健司, 粟飯原 孝人, 鈴木 秀和, 澤地 恭昇, 松岡 佑嗣, 西村 浩輔, 髙松 太一郎, 小西 隆允, 山内 英也, 長山 恭平, 上嶋 智之, 山本 謙吾 Journal of Spine Research 14 (6), 831-837, 2023-06-20

    ...<p>脊椎疾患の画像診断において,まず行われることが多い単純X線画像の読影は重要であるが,非専門医による読影は精度が高くないことが知られる.しかしながら,臨床では救急医療やへき地医療など,必ずしも脊椎疾患の画像診断に精通した医師による診察を受けられるわけではなく,需給のミスマッチが生じる場合がある.人工知能(AI)を用いた画像診断はこうしたミスマッチを是正する可能性のある新規医療技術であるが,脊椎疾患...

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  • 人生の最期の場所についての一般国民の希望と死亡診断書に係る医師法20条の解釈・運用

    前田 正一 医療と社会 33 (1), 85-96, 2023-05-29

    ...</p><p>【医師法20条】</p><p>医師は,自ら診察しないで治療をし,若しくは診断書若しくは処方せんを交付し,自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し,又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。但し,診療中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については,この限りでない。</p>...

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  • 「臨床実習の到達目標」のオンライン自己評価,3年間の動向

    久永 拓郎, 竹内 由利子, 西本 新, 桂 春作, 白澤 文吾 山口医学 72 (2), 51-62, 2023-05-29

    ...自身の到達度の把握と更なる学修に活用できる.得られたデータは医学教育におけるInstitutional research(IR)活動としても重要な情報であり,学生の経験状況を明らかにするとともに,現在の臨床実習プログラムの課題や改善点を抽出することを目的に本研究を実施した.対象は2020年度~2022年度の6年生とし,3年間で総計365人の入力データを集計した.結果,EPAについては「病歴聴取と身体診察...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 山口スタディからみる腰痛診療の現状と課題

    鈴木 秀典 全日本鍼灸学会雑誌 73 (2), 93-99, 2023-05-01

    ...<p>これまで非特異的腰痛とひとくくりにされ、 診断・治療などがあいまいとなりがちだった腰痛症も、 丁寧な問診や診察、 ブロックなどによりその多くが正確な診断が可能であり、 また診断に基づく適切な治療が可能であることが示されている。 また最近では、 これまで判断に迷うことも多かった治療効果指標に関して、 明確な数値化などの可能性が示唆されており、 腰痛症の診療もわかりやすい形に変化してきている。...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 認知症診療における脳画像診断の有用性

    清水 聰一郎 日本老年医学会雑誌 60 (2), 93-102, 2023-04-25

    ...</p><p>本稿では,日常臨床で遭遇しやすい認知症の画像診断による鑑別について総論的に述べる.超高齢化社会を迎える本邦では,老年科医として認知症患者を診察するのは避けては通れない道である.本稿を通し,皆様が認知症に少しでも興味を持って頂ければ幸いである.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • 4. 医学教育モデル・コア・カリキュラム (令和4年度改訂版) と医師国家試験出題基準との整合

    小松 弘幸, 山脇 正永, 生坂 政臣, 江頭 正人, 小西 靖彦, 鈴木 敬一郎, 島田 昌一, 野村 理, 松山 泰, 矢野 晴美, 山本 憲, 尾上 剛史, 長谷川 仁志, 高見 秀樹, 岡崎 仁昭 医学教育 54 (2), 157-163, 2023-04-25

    ...出題基準「必修の基本的事項」の『主要疾患・症候群』とコアカリ別表1の基本疾患, 「医学総論」の『症候, 診察, 検査, 治療』とコアカリ別表2の各項目, 「医学各論」の疾患とコアカリPS-02項目の疾患を対応させた. コアカリ収載疾患は「国試出題基準の改訂に向けた研究」の出題レベル分類表による評価結果を用いて妥当性を検証し, 約690疾患を選定した....

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  • 小児と青少年のためのDiagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders(DC/TMD)

    島田 明子, 小見山 道 日本顎関節学会雑誌 35 (1), 12-21, 2023-04-20

    ...「WHOの定義に沿って小児(6~9歳)と青少年(10~19歳)を区別し,両者においてスクリーニング用と完全版を準備」,「小児と保護者用,青少年用の健康質問用紙,症状質問票を使い,臨床的な診断分類は現在のDC/TMDを流用」,「診察時の指示(コマンド)について,小児・青少年用にわかりやすい簡便な説明を容認」,「青少年の臨床診察は成人とほぼ同様」,「小児の臨床診察は,運動時痛の検査は開閉口運動のみとし32...

    DOI 医中誌

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