庭野 慎一, 相沢 義房, 佐藤 政仁, 鈴木 薫, 船崎 俊一, 宮島 静一, 俵谷 博信, 星野 由美子, 柴田 昭, 江口 昭治, 岡田 了三
心臓
20
(7),
854-859,
1988
生下時からの持続性の心房頻拍により,左心機能低下をきたした症例に対し,電気生理学的検査に基づく外科的治療を行い,頻拍の根治に成功した.症例は,9歳男児.生下時より心室レート140~180/minの心房頻拍が持続したが,薬剤治療は無効であり,当科受診時,心胸郭比73%,駆出率16%と左心不全状態を呈し,安静にても150~300/minの心房レートが持続していた.術前の電気生理学的検査により,頻拍は…
DOI
医中誌