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検索結果 18,053 件

  • 近世南インドのマイスール王国における歴史記述

    太田 信宏 アジア・アフリカ言語文化研究 2024 (107), 21-50, 2024-03-31

    Histories of the Mysore (Maisūru) kingdom, one of the most influential regional states in early modern South India, began to be written in plain Kannada prose no later than the first half of the …

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  • 近世大野城市域出土人骨の栄養・健康状態に関する検討:ハリス線について

    米元 史織 九州大学総合研究博物館研究報告 21 53-66, 2024-03-31

    ...本研究では,大野城市域に位置する古野遺跡・原口遺跡・瑞穂遺跡の近世・近代墓地から出土した近世・近代人骨のハリス線の出現頻度の検討を行った.ハリス線は古人骨の栄養・健康状態を明らかにするために用いられてきたストレスマーカーの一種であり,長管骨の骨幹部または骨端部に生じる横線(transverse lines)として定義されている.CT(Nikon X-TH320)による観察の結果,古野遺跡よりも原口遺跡出土人骨...

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  • 3次元CGによる火縄銃製作の可視化

    林 武文 なにわ大阪研究 6 1-13, 2024-03-31

    ...近世の日本国内における火縄銃の製作技術は、鉄炮鍛冶の間で受け継がれた門外不出の秘伝の技術であった。その技法の詳細は、研究が進んだ今日でも不明な点が残されている。本研究では、井上家古文書を含めた歴史研究の成果を踏まえ、火縄銃の製造工程を3次元コンピュータグラフィックス(CG)を用いて再現した。...

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  • 接続助詞用法の「~べきに」の衰退とその要因

    佐伯 暁子 甲南大學紀要.文学編 174 3-10, 2024-03-30

    ...「~べきに」が「~うに」(「~うずるに」)に交替した要因には,中世後期から近世後期において「判断+推量」を表す場合に「~べきに」が用いられやすいことが挙げられる。一方,主に「判断」を表す「~べきを」はそのままの形式で用いても問題がなく,現代まで用いられ続けている。...

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  • 近代日本の七夕祭:国民の夢の道のり

    川田 耕 京都先端科学大学経済経営学部論集 2024 (7), 61-75, 2024-03-27

    ...<p>近世の日本列島における七夕祭は、地域ないし家族という小共同体を母体とし、それゆえに場所によって変移する子どもたちの祭りであったが、近代化が始まると都市部から急速に衰えはじめた。しかし明治時代の終わり頃から、モダンな知識人たちが、童心の理想化という大正時代の文化的・精神的な流れとも共振して、七夕祭をノスタルジックに回顧するようになる。...

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  • 大徳寺方丈発見鑿の調査について

    植村 昌子 竹中大工道具館研究紀要 35 (0), 43-59, 2024-03-20

    ...発見例の少ない近世初期の大工道具として貴重であり、目視観察およびマイクロフォーカスX線CT観察を実施した。調査の概要は以下の通りである。 1.  鑿は鉄製、木柄付き。全長233mm、刃幅6分弱(17.2mm)。刃先は薄い両刃で、首は断面長方形につくられている。茎なかご式で口金が付いている。 2.  X線CTの結果、鑿の金属部分の形状が明らかになった。...

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  • [041]九州大学総合研究博物館ニュース

    九州大学総合研究博物館ニュース 41 1-, 2024-03-11

    ...「九大1万年史ー発掘された九州大学筑紫キャンパス内の遺跡ー」[福永 将大 開示研究部門・助教] / 博物館特別展示 /  「東区鉄道史ー福岡市内線・地下鉄とJR九州の歴史ー」を開催して[牟田 智哉 九州大学鉄道研究同好会副会長] / ミニ展示 /   「近世・近代植物描画」[三島 美佐子 分析研究部門・教授/林 史子・野藤 妙 技術補佐員] / フジイギャラリー冬季企画展 /  「モンゴル高原の牧畜社会...

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  • 江戸文人が見た漢字文義謎 : 近世随筆による記録と伝承

    呉 修喆 言語科学 59 53-66, 2024-03-11

    1. はじめに / 2. 古体謎の伝来 / 3. 「硯蓋銘」とその模作 /  3.1. 黒川道祐『遠碧軒記』 /  3.2. 日尾荊山『燕居雑話』 / 4. 考証と比較 /  4.1. 桂川中良『桂林漫録』 /  4.2. 松平定信『退閑雑記』 /  4.3. 『嬉遊笑覧』と『梅園日記』 / 5. 記録と巷説 /  5.1. 大田南畝『四方の留粕』 /  5.2. 中村経年『積翠閑話』 / …

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  • 鳥取藩池田光仲時代における事件の実録化について

    田中 則雄 山陰研究 16 t1-t16, 2024-03-10

    鳥取藩政資料及びその周辺に位置する資料群を見ていくと、藩士の起こした事件は『家老日記』など藩の公的記録に書記されるに とどまらず、同時に関係者とその周辺に語り伝えを発生させ、その内容がやがて諸種の文献の中に書き留められていったことが分か る。またそうした語り伝えの中では、実説に対する改変増補が行われ、事件や人物への独自の解釈や評価がなされることも起こって …

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  • 新藩王「権威」の形成と地域社会―初入部・狩猟・領内巡見―

    大賀, 郁夫 宮崎公立大学人文学部紀要 31 (1), 1-26, 2024-03-08

    ...近世において、藩主は国許で寺社参詣や狩猟、領内巡見を行った。なかでも領内巡見はきわめて政治的な儀式と言われる。領内巡見は、家臣団の主従関係や領民との支配・被支配関係の視角化、他領村役人同士や藩主と他領役人・村役人との関係構築など、領内統治の象徴的儀式であり藩主の権威および地域秩序の構築に寄与する役目も有していた。  ...

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  • 琉球陶器荒焼甕の編年研究

    宮城, 弘樹 沖縄国際大学社会文化研究 14 (1), 15-40, 2024-03

    ...近世琉球の焼物は「琉球陶器」とよばれる。琉球陶器は大きく施釉の上焼と無釉の荒焼に 大別される。荒焼は、壺や甕あるいは擂鉢といった器種が生産された。17世紀から現代まで 生産されている製品である。  しかし、その型式的推移については不明な点が多い。そこで、本論では、型式学的検討行い、 古墓出土の紀年銘資料等を用い分析し、荒焼甕を5型式に分類、4段階の編年案を提示する。...

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  • 秋田県雄物川中流域における洪水由来の堆積物特性とその発生頻度

    田口 岳志, 荒野 拓海, 小池 勇輝, 楮原 京子, 松木 宏彰, 鈴木 素之 地盤工学ジャーナル 19 (1), 89-100, 2024-03-01

    ...近世の古文書や地域に残存する災害史および生活史の調査結果から調査フィールドを選定し,ハンディジオスライサーを用いた地層調査を行った。採取したコアや炭化物に対して,粒度試験,含水比試験,顕微鏡観察および放射性炭素年代測定を実施した。その結果,各地区において過去に発生した洪水痕跡の特徴を有する層を複数確認することができた。</p>...

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  • 木曽三川流域大絵図に関する一考察

    鈴木 雅 名古屋大学附属図書館研究年報 21 39-61, 2024-03

    木曽三川流域大絵図として知られる二枚の絵図は、これまで宝暦治水以前と幕末期の河川環境を示すものとして紹介されてきた。しかし、絵図の内容を、関連する他の絵図や、治水担当者(川通役)の職務日誌である川通御用日記と併せて再検討すると、これらの絵図が高木家の川通役である三和六左衛門の手で、文政6年(1823)11~12月頃に作成された可能性が高いことが明らかになった。彼は、川通役としての職責を全うするた…

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  • 『鈍吟書要』に見られる道学思考のかたちに就いての一考察

    松宮, 貴之 京都語文 31 301-312, 2024-02-29

    ...中国書論史に於いて近世以後、蘇軾・黄庭堅・米フツに代表される外向型(陽明学系)、個性系の思惟潮流が脚光を浴びる裏面で、やや日陰で朱子学的な内向型の精神書論も同時に研究されていたが、それが一つの節目として、ここで登場する。趙孟フの書を朱子学、董其昌の書を陽明学の反映とみる観方を突き抜けて、朱王一致の時代を象徴する両者の結実の書論を構築した、馮班の思考構造を垣間見る。...

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  • 近世日本における「無縁」「公界」「楽」

    夏目, 琢史 国士舘人文科学論集 5 1-17, 2024-02-29

    ...本稿は、網野善彦氏が著書『無縁・公界・楽 ― 日本中世の自由と平等』(1978年)において提唱した「無縁論」について、日本近世史(江戸時代)の文脈のなかで考察したものである。近世の日本において「無縁」「公界」「楽」のそれぞれの語の使われ方を検討し、「公界」と「世間」との関係、およびそこから逸脱する行為としての「無縁」というあり方の肯定的な意義について注目する。...

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  • 営建儀軌「上梁儀」の叙述研究

    園田 彩華 日本建築学会計画系論文集 89 (816), 360-365, 2024-02-01

    <p>This study aims at the contents of the upper beam ceremony “Sangryang Ui“ of government buildings recorded in the Yeonggeon Uigwe during Joseon Dynasty. It was recorded by the building, either as …

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  • 北海道内陸部の陸別における冬季の降雪量と降雨量の季節内変動と年々変動

    平沢 尚彦, 小西 啓之 Okhotsk Sea and Polar Oceans Research 8 1-7, 2024-02-01

    ...最近世界中で利用され始めた低価格のディスドロメータは降水粒子の特性に基づいて降雪と降雨を別々に記録できる。本研究は、現在の気候に関する情報の一つとして、北海道陸別における2012–13年から2022–23年の冬期の降雪量と降雨量をディスドロメータの観測値を用いて調べた。それは北極降雪圏の最南端の一地域の現状を表す。...

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  • 考古遺跡にみる動物利用の変遷

    丸山 真史 第四紀研究 63 (1), 27-35, 2024-02-01

    ....一方,野生鳥獣類のシカやカモ類の消費も近世まで継続され,それらが生息する自然環境があり,存続していたことを示唆する.一方で狩猟は衰退しており,家畜の食利用が普及した可能性も考えられる.水産物利用では,近世では内陸都市でも海産物利用が一般的であり,漁撈や流通の発達需要の増大が魚類利用から窺え,政策的な水産資源管理が必要となるほど資源量の減少を指摘できる....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 近世成田門前町の土地経営

    中村 駿介 日本建築学会計画系論文集 89 (815), 150-161, 2024-01-01

    <p>Through analysis of the land deeds of the temple town of Narita, the following two things were learned about Narita’s land and buildings.</p><p>1. The temple town of Narita area was developed …

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  • 神楽の継承と近隣神楽団との関係性に関する研究

    吉野 裕 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 290-, 2024

    ...近世期には修験世帯の男性のみが法印神楽を継承していたが,近代以降,宗教政策の影響や経済的な事情により,その担い手は減少した。このような状況を受け,法印をはじめとする舞手(神楽師)は近隣の団体と合流する,他団体に神楽師の派遣を依頼するなどして人手の確保に努めた(千葉:2000)。...

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  • 高知県山間部における巻き狩り猟の変容

    中島 柚宇 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 329-, 2024

    ...これまでグループ銃猟に着目した研究では,ある時点の猟活動について,その多面的意義や活動継続における課題が示されてきた.一方で銃猟グループがどのように成立して現在の状況に至るのかを時系列的に把握した事例はあまり見られない.そこで本研究の目的は,グループ銃猟の現代における変容プロセスを明らかにすることとする.なお,本研究ではグループ銃猟のうち最も一般的な狩猟形態である巻き狩り猟を対象とする.研究対象地域は,近世...

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  • 近世フランス神秘主義者の残照

    深沢 克己 日本學士院紀要 78 (2), 147-176, 2024

    Ⅰ. Introduction: la Réforme catholique et le mouvement « dévot »<br>  Le but du présent article est de reconsidérer l'histoire religieuse de la France moderne à travers la montée et le déclin du …

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  • 生態系サービスから考える海岸マツ林の利活用

    近藤 祐磨 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 17-, 2024

    ...<p>Ⅰ はじめに</p><p> 本州・四国・九州における主な海岸マツ林は,海岸部の集落・田畑に対する防災・減災を主目的として,近世以降,藩や有力農民,行政によって計画的に造成・管理されてきた.海岸マツ林は,同時に周辺住民によっても,高度経済成長期まで生活燃料や肥料などの資源供給地として利用されてきた.その後,住民による利用とそれに伴う人為的攪乱が減ると,植生遷移や激害型感染症(マツ材線虫病)による...

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  • 日照時間の全国分布からみた東北地方の冷夏

    増田 耕一, 市野 美夏 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 184-, 2024

    ...<p>近世の飢饉の主要な要因であった東北地方の冷夏をもたらした天候の日本全国規模の時空間構造について、近代の日照時間の観測にもとづいて検討した。本州・四国・九州の45地点の1901~2020年の日照率の月値について主成分分析を行なった。8月の結果の第1主成分は全国規模で同符号だがその振幅は関東から九州北部で大きく東北北部では小さい。...

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  • 神秘主義研究の新地平

    渡辺 優 宗教研究 97 (3), 1-25, 2023-12-30

    <p>現代宗教研究において「神秘主義」の語は「身体」という語と入れ替わるように閑却されているといわれる。しかし、今日的な身体論の展開を踏まえてみるとき、神秘主義という問題系はむしろ新たな魅力をもって現れてくる。本稿は、M・ド・セルトーの未完の神秘主義論「身体の詩学」を継承し、「身体」に加え「女性」そして「霊」という三つの鍵概念を糸口としてさらに展開することで、新たな研究の地平を拓くことをねらう。…

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  • 近世的暦占の形成

    馬場 真理子 宗教研究 97 (3), 27-52, 2023-12-30

    ...<p>中世から近世にかけて、陰陽道の知識は社会に広く拡散していった。特に暦の知識は、貴族社会の外で独自の展開を遂げた。その代表例として注目されてきたのが、中世の暦占書『簠簋内伝』である。本稿では兵法書における暦占の解説を分析することで『簠簋内伝』を相対化するとともに、『簠簋内伝』が近世社会で大きな影響力を持ち得た理由を問い直し、近世的暦占の在り方を論じた。...

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  • くずし字による古典教育の試み(8) : 短時間での和本・くずし字活用例

    加藤 直志, 加藤 弓枝, 三宅 宏幸 名古屋大学教育学部附属中・高等学校紀要 68 154-163, 2023-12-28

    ...日本近世文学会の「出前授業」の一環として、同学会所属の研究者に講師を依頼し、和本(古典籍)やくずし字を活用した特別授業を協同で実施した。これまでにも、同種の授業を提案してきたが、授業時間数に余裕がなく、新しい取り組みを行うことが難しいという学校も多いだろう。そこで、今回は、学期末などのわずかに空いた時間を利用した、比較的短時間でも実施可能な授業実践例を提案することとした。...

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  • 近世ロンドンにおけるシティ・郊外関係の再検討

    菅原 未宇 比較都市史研究 42 (0), 5-27, 2023-12-20

    ...<p> 近世のロンドンは流入民の激増と郊外の拡大の時代として知られる。その中で、中世以来の市域であるシティと郊外とが一体性を維持できたのかについては、研究者間で意見の一致を見ていない。<br> そこで本稿は、ロンドン東部郊外ステップニ教区のラトクリフ集落に位置したチャリティの運営を通じて、シティの同職団体、桶屋カンパニがどの程度郊外地域に影響力を持ち得たのかについて検討し、以下の点を明らかにした。...

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  • 『古今集遠鏡』コーパスの設計・構築

    久保, 柾子, 市村, 太郎, 小木曽, 智信 じんもんこん2023論文集 2023 279-284, 2023-12-02

    ...を分けて 利用し,XMLの文書構造タグによって複数の辞書を切り替えて MeCabによる解析を行 った.このように構築 されたコーパスを活用し ,本書におけるム ,テム,ナムの俚言訳の方針を 調査した結果,宣長の他の資料では得ることができなかった助動詞の解釈の相違点を見ることができた .また,本コーパスは ,同時代の『洒落本コーパス』の収録作品との比較による江戸時代後期の口語の検討や ,平安時代語と近世語...

    情報処理学会

  • Transkribusを用いた17世紀英語文書解読, メタデータ付与,異同分析

    槙野, 翔 じんもんこん2023論文集 2023 113-118, 2023-12-02

    19世紀末にJ.T. Gilbertが編集・校訂したThe History of the Irish Confederationは,17世紀アイルランド史上,最重要史料の一つと見なされてきた.しかし,近年の手稿文書研究はGilbert版の不完全さを指摘するようになってきた.本研究は,Gilbertが編纂した手稿文書を,Transkribusを用いて翻刻した上で,TEIにより構造化し,複数の版を比…

    情報処理学会

  • 歴史災害史料からの自動地名抽出に向けた自然言語処理システムの性能評価

    武内, 樹治, 大内, 啓樹, 東山, 翔平 じんもんこん2023論文集 2023 19-24, 2023-12-02

    ...本報告では ,自然言語処理技術を用いて ,近世の歴史災害に関する史料から地名を抽出する取り組みを報告 する.人手で地名をアノテーションしたデータセットを作成し ,地名抽出に利用可能な既存の自然言語処理システム ,GiNZAおよび ChatGPT(GPT -3.5,GPT -4)の抽出精度の評価と誤り事例の 分析を行った .GiNZAの現代語向けモデルでは十分な精度が得られず, GPT -4では期待の...

    情報処理学会

  • 比叡山延暦寺三塔における近世山坊の形態研究

    早川 紀朱, 米澤 貴紀 日本建築学会計画系論文集 88 (813), 3083-3094, 2023-11-01

    <p>This paper discusses the morphological tendency of mountain monasteries at Hieizan-Enryakuji in the mid- and late Tokugawa period by surveying historical records archived in Eizan Library. A …

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 近世朝鮮語における一人称主語と‘-더-’の使用について

    高橋 春人 朝鮮語研究 10 (0), 83-109, 2023-10-30

    중세 한국어에서 미완료상을 나타냈던 선어말어미 ‘-더-’는 근대 한국어에서의 변화를 거친 후, 현대 한국어의 종결형에서는 직접 증거와 의외성의 의미를 획득했다고 기술되고 있다. 본 논문에서는 이러한 ‘-더-’의 변화가 근대 한국어의 어느 시기부터 시작되었으며 어떻게 진행되었는지에 대하여 18 세기의 영조, 정조 시대의 문헌을 조사했다. 조사 대상은 …

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  • 萩市立図書館所蔵の往来物資料について ―目的別と出版地域別の分類整理 ―

    郡, 千寿子 弘前大学教育学部紀要 130 1-6, 2023-10-27

    ...山口県の萩市立図書館に所蔵されている近世期版本の往来物資料について、調査した概要を報告した。和本のみの目録はなく、『萩市立図書館 和漢古書蔵書目録』1)『萩市立図書館所蔵 諸家旧蔵書籍目録』2)により調査し、調査対象に該当すると思われる近世期の往来物資料を選別した。加えて文献調査を実施し、考察検討のうえ分類整理した。総数では24本の近世期版本の往来物資料が確認された。...

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  • 近世の「山里」における社会変化

    町田 哲, 石川 登, 内藤 直樹 文化人類学 88 (2), 264-286, 2023-09-30

    ...このように近世期における景観生成を明らかにすることを通じて、過去の山里景観の動態に関わる幅広いアクターを捉えることが可能となる。</p>...

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  • 総括

    常深,尚 富山市埋蔵文化財調査報告 : 富山市四方背戸割遺跡・四方荒屋遺跡発掘調査報告書 111 47-52, 2023-09-30

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 崩れ続ける大地での暮らし

    内藤 直樹, 殿谷 梓 文化人類学 88 (2), 243-263, 2023-09-30

    ...具体的には徳島県西部の山村景観が①地球のプレート運動という大地の時間、②近世以降の山村での葉タバコ生産というプランテーションの時間、③崩れ続ける大地に反復的な働きかけを続ける日常的な実践の時間が絡まり合うなかで生成されてきた動態を記述する。</p>...

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  • 源流の向こうにあるもの

    片岡 樹 文化人類学 88 (2), 308-326, 2023-09-30

    ...そこからは、そもそも四国山地の焼畑や山茶利用によって構成される景観は、照葉樹林文化論が想定していた「稲作以前」ではなく、むしろ特殊近世的な環境、すなわち幕藩体制による辺境統治と市場経済の浸透の中で成立してきたことが明らかになる。...

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  • <研究論文>渡辺幽香《幼児図》にみる太閤記物の画題流布と展開

    伊藤 美幸 日本研究 67 109-125, 2023-09-29

    ...また、近世期から加藤清正や福島正則は、豊臣秀吉と同じように立身出世の模範として受け取られていたが、明治以降の修身書では福島正則が立身出世を成し遂げた偉人として取り上げられる傾向が強まっている。したがって、《幼児図》の画題は、近世から連続する太閤記物の認識と明治の社会背景とが複合的に含まれていると考えられる。...

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  • 貞観津波襲来当時の多賀城跡南方潟湖残存説に対する批判

    柳澤,和明 第2回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集 114-137, 2023-09-25

    ...『沼向遺跡』の潟湖存在説は、縄文時代後期から近世まで一貫して、多賀城跡南方に潟湖が存在したとするものである。公表された10枚の『沼向遺跡』「仙台平野北部微地形環境変遷想定図」は、すべて作図根拠が不明で、実証性がない。この潟湖残存説は実証的ではなく、認められない。論文や発掘調査報告書で引用して使うことはできない。...

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 三陸海岸~仙台湾地域の古津波履歴に関する地質学的調査の現状と課題

    菅原,大助, 石澤,尭史 第2回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集 146-149, 2023-09-25

    この論文では、既往文献に基づき、青森県から福島県にかけての太平洋沿岸における津波堆積物の分布と年代を整理した。歴史時代については、1611年慶長奥州地震津波・1454年享徳地震津波・869年貞観地震津波を、先史時代については弥生時代の津波を主な検討対象とした。その上で、津波堆積物を広域で対比し、津波発生源を推定するにあたっての課題を検討した。

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 新出の松浦武四郎筆アイヌ絵

    佐々木 利和 近世京都 6 (0), 101-, 2023-09-20

    This research note analyzes an Ainu hunting colored picture by Matsuura Takeshirō (1818-1888), a well-known explorer of Ezo (Hokkaido), newly discovered by Professor Matsuda Kiyoshi among …

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  • 有斐斎弘道館所蔵『有斐斎蔵書目録』について

    浜田 秀, 永渕 正是 近世京都 6 (0), 151-, 2023-09-20

    Here we present the text of Yūhisai Zōsho Mokuroku, a handwritten catalogue of the books and manuscripts belonging to the Yūhisai, pen name of the Confucian philologue Minagawa Ki’en (1735-1807). …

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  • 山本読書室資料の山本章夫筆魚類図

    松田 清, 木村 清志 近世京都 6 (0), 100-, 2023-09-20

    In this paper, we first overview the formation and history of the “Honzō Dōshokubutsu Zufu 本草動植物図譜” (Honzō Natural History Album of Animals and Plants) and “Keizan Shasei 渓山写生” (Keizan’s Sketches …

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  • 明石博高旧蔵ヒポクラテス像について

    勝盛 典子 近世京都 6 (0), 1-99, 2023-09-20

    In the collection “Materials related to Akashi Hiroakira donated by Mr. Akashi Hiro’omi, ” in the Kyoto Institute, Library and Archives, there is a hanging scroll of the “Portrait of Hippocrates” …

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  • 近世初期風俗画にみる京都の都市空間における人の活動の特徴

    徳井 夢有人, 山口 敬太, 谷川 陸, 川崎 雅史 都市計画報告集 22 (2), 364-367, 2023-09-07

    ...<p>本研究では,近世初期を景観年代とする風俗画に描かれた通り,境内,水辺における人々の活動に関する分析を通して,近世京都の都市空間と人の活動の関係性を明らかにした.近世京都では,通り,寺社,水辺などの都市空間において,地域ごとに特色のある多様な活動が盛んに行われていたことが明らかになった.特に道空間は,運搬・運送だけでなく,行商や見世物などの交流・滞留の場として利用されていたことが明らかとなった....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 平田篤胤におけるウブスナ神の役割の創造

    増田 友哉 宗教研究 97 (1), 27-49, 2023-06-30

    ...本稿の結論は、篤胤が近世人の日常生活に身近なウブスナ神を媒介として、自らを含む民衆一人一人の生死を、『古史伝』で創造したコスモロジーへと架橋することを可能としたということである。</p>...

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  • 近世港町の成立経緯と都市形態

    鈴木 瞭真, 岡崎 篤行 都市計画報告集 22 (1), 72-75, 2023-06-09

    ...<p>日本では近世都市の歴史や文化を知るために近世都市の研究が行われているが、近世港町の研究の数は近世城下町と比べると少ない。東海地方では中世から港での交易の記録があるため、東海地方には特徴ある都市形態を持つ近世港町が成立していた考えられるが、その実態は明らかでない。本研究の目的は、東海地方太平洋沿岸に位置する近世港町の成立経緯と都市形態を明らかにすることである。...

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  • <論説>近世前期の政治と儒者 --家綱政権における林鵞峰を中心に--

    山下 耕平 史林 106 (3), 423-465, 2023-05-31

    ...幕府に出仕した林家を対象として、彼らが幕府の政治機構の中でどのような位置にあり、どのような役割を担っていたのかを明らかにし、その活動が近世日本の儒学浸透過程に対していかなる影響を有したかを論じる。対象とするのは家綱政権期の林鵞峰である。鵞峰は父の羅山らと異なり、将軍に近侍せず、その役割は幕府の政務機構の必要性に応じるものであった。鵞峰の役割は以下の五つに整理できる。...

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  • 岩瀬文庫所蔵「清洲図」について -清須城下町の復元に関連して-

    鈴木,正貴 研究紀要 24 27-38, 2023-05-31

    ...これについて、近世後期に制作された清洲に関する地誌類や絵図類などと比較・検討した。この結果、清須城に関する故地の調査は『張州府志』を嚆矢とし19 世紀前半に研究が進んだことが判明したが、これらの記述は廃城から200 年以上経過しており、大いに参考になるもののその信憑性にはやや疑問が残るものといえる。...

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 近世から近代における青梅材の生産・輸送システムの評価

    若狭 夏海, 松本 武, 岩岡 正博 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 221-, 2023-05-30

    ...これまで近世から近代にかけての青梅材生産・輸送についての研究はいくつか行われているが、その過程を作業システムとして評価した知見は見られない。作業システムとして評価することで、作業工程や労働生産性、生産物のコスト構成等、時代や地域に捉われない指標を得ることができる。そこで本研究では、青梅材生産・輸送システムをこれらの指標で評価することを目的とする。...

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  • 河川と平野の地形からみえること─利根川・荒川下流低地を例に

    久保 純子 第四紀研究 62 (2), 47-60, 2023-05-01

    ...<p>利根川と荒川は江戸時代初期には関東平野中央部で合流し,東京湾へ流入していた.現在の利根川は加須低地から鬼怒川下流低地へ本流を移し,また現在の荒川は荒川低地から東京低地に流下している.著者は東京低地の歴史時代・先史時代の地形変遷を皮切りに,利根川・荒川の近世以前の流路や年代を,低地の微地形を手がかりとして考察した.加須低地や中川低地では,かつての利根川河道は自然堤防や河畔砂丘などの発達が手がかりとなるが...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 文献案内

    藤原 重雄, 太田 克也, 高橋 慎一朗, 稲田 奈津子 東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信 100 33-34, 2023-04-28

    ...永田智世「春日大盆と手力盆-春日大社由来の螺鈿のある祭器―」(『此君』13、根津美術館、2022年3月) 藤原重雄/渡邉裕美子「『百人一首』と歌仙絵」(中川博夫・田渕句美子・渡邉裕美子編『百人一首の現在』、青舎、2022年10月) 太田克也/渡邊浩貴「近世村落の湧水紛争と水資源開発―近江国甲賀郡柏木御厨故地の水論絵図から―(『神奈川県立博物館研究報告人文科学』48号、2022年2月) 高橋慎一朗/国史編纂委員会編...

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  • 近世の白山三禅定道における室の変遷と形式

    奥矢 恵 日本建築学会計画系論文集 88 (806), 1395-1403, 2023-04-01

    <p>By the end of the Sengoku period, accommodations known as <i>muro</i> had been established around the three peaks of Mt. Haku (Hakusan) by temples and shrines at the foot of the mountain. By the …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 立山衆徒が求めた加賀藩の外の権威

    福江, 充 北陸大学紀要 (54) 165-192, 2023-03-31

    ...しかし、加賀藩の政策に反して、長い江戸時代のなかで立山衆徒は加賀藩に徹頭徹尾支 配されながらも、それとは別に加賀藩の外の権威を得ようとする動きが度々見られ、筆者 はそうした行動が、いずれも近世の立山信仰の展開に大きな意義を持っていると考えてい る。...

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  • [論文] 近世における江戸暦問屋と大小暦 : 『暦記録』にみる幕府統制の実態

    小田島, 梨乃 国立歴史民俗博物館研究報告 240 17-33, 2023-03-31

    本稿は、江戸暦問屋の裁判・願書の記録『暦記録 巻四』の分析を通して、天保期の暦出版統制の実態について考察しようとするものである。本史料は、従来分析されていない暦違法出版の裁判の流れを記録している。文政十三年(一八三〇)「板木屋定治郎一件」・天保六年(一八三五)「喜多村御役所江願書差上候坂本氏略暦一条」の二件の記録を見ると、この二事例を境に暦出版の取締り方針が変更・明確化されたことがわかる。主な変…

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  • [論文] 近世陰陽師の祭祀と祭文 : 奈良暦師吉川家文書の地鎮祭の祭文を中心に

    松山, 由布子 国立歴史民俗博物館研究報告 240 1-15, 2023-03-31

    ...本稿は、近世南都の暦師兼陰陽師であった吉川家について、その陰陽師としての活動の実態を、祭文をもとに明らかにするものである。吉川家は、大和国添上郡奈良町内の陰陽町を拠点に、南都暦を製作・頒布していた暦師のうちの一軒であり、また土御門家の配下の陰陽師として、檀那場にて陰陽道の祭祀に従事した。 本稿では、吉川家の地鎮祭や宅鎮祭の祭文について取り上げる。...

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