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検索結果 266 件

  • 調査研究ノート 著名人の自殺はどのように報じられているか

    宮下 牧恵 放送研究と調査 73 (3), 54-69, 2023-03-01

    ...分析の結果、「やるべきこと」とされる、「自殺と自殺対策についての正しい情報を、自殺についての迷信を拡散しないようにしながら、人々への啓発を行うこと」や「日常生活のストレス要因または自殺念慮への対処法や支援を受ける方法について報道をすること」は、放送している番組が少なかった。また、「やってはいけないこと」の項目には、「自殺の報道記事を目立つように配置しないこと。...

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  • 母乳の長所と限界

    水野 克己 日本周産期・新生児医学会雑誌 58 (4), 672-675, 2023

    ...</p><p> 将来を左右する受精から2歳の誕生日までのthe first 1,000 daysは母乳栄養が望ましい(生後6カ月以降は母乳で不足する栄養を固形食で与える).これはmicrobiomeやepigeneticsの研究からも明らかになってきている.つまり,研究から得られたエビデンスは母乳育児を推奨するものであり,私たち医学者が,母親を根拠のない迷信に基づいた母乳育児の押し付けから守り,母乳育児...

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  • トマス・アクィナス『神学大全』におけるvulgus の用例

    山口 隆介, Yamaguchi Ryusuke 聖泉論叢 (30) 111-122, 2023

    ...結論から言うと、vulgus には、プレーンな世間一般のイメージと知的な限界を有する迷信深い存在というイメージという2 つのイメージがある。しかしながら、この知的な限界を持つ存在である vulgus にも届く言葉で聖書が語られていることをトマスは指摘している。そのことから、この知的な限界を持つ迷信深い存在も神の救いの対象であり、神のことばは彼らにこそ向けられていることが再確認されるのである。...

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  • 迷信と信仰のはざま

    呉 佩遥 宗教研究 96 (1), 123-146, 2022-06-30

    ...</p><p>本稿の対象である境野黄洋は、一八九九年に開始し、「健全なる信仰」と「一切迷信の勦絶」を掲げた「新仏教運動」の旗手の一人であると同時に、仏教の歴史的研究を初期の段階から唱導し、実践した人物である。境野が一八九〇年代に「詩的仏教」──「経典」の記述を事実ではなく、「詩的」な表象として解釈する方法──を提示し、仏教を「迷信」から救出しようとした。...

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  • フランシス・ベーコンにおける交感(sympathy)に触れる実験の視野

    藤井, 義博 藤女子大学QOL研究所紀要 = The bulletin of studies on QOL and well-being 17 (1), 13-23, 2022-03-31

    ...ベーコンが実験(experiment)と名づけて実践したことは、神の仕業および神のランプである感覚に基づくことにより、迷信と魔法のアートと観察から、明晰で純粋な自然の過程すなわち外的環境に関わる外的な自然の過程および人の内部環境に関わる内的な自然の過程を分離することであった。検証の結果、夢で死を予知する近親者間の交感に触れる実験の自然の過程は、C. G....

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  • 中国における江戸時代怪異小説についての研究

    李 杰玲 世界の日本研究 = JAPANESE STUDIES AROUND THE WORLD 2020 48-59, 2021-03-31

    ...怪異小説の研究は「迷信を排除し、科学を提唱する」という国のモットーにそぐわず、研究に必要な資料も十分ではない。まして、中国人の研究者にとって、江戸時代のくずし字は読みづらい。ゆえに、中国では大学院生の学位論文以外の江戸怪異小説の研究が少なく、大学院生が研究の主力になっている。彼らの研究の多くは、江戸怪異小説を日中比較文学論上に載せて考察している。...

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  • モンゴル・シャマニズム「九つの試練」について -ホルチン地域の事例から-

    張, 高娃 非文字資料研究 = The study of nonwritten cultural materials (22) 255-272, 2021-03-20

    ...それは、ブォが長い間弾圧を受けたため、霊力の強いブォが少なくなったことや、儀礼が迷信扱いされ法的制限を受けたことが大きく影響している。2012年以降、経験を積んだブォは、自宅で自らイスン・ダバ・ダバホ儀礼を行うようになった。筆者は2019年旧暦7月7日に、ホルチン地域のダルハン旗で行われた儀礼に参加することができた。1930年代から約90年ぶりに、イスン・ダバ・ダバホ儀礼は復活した。...

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  • <論説>植民地朝鮮における出産風習と産婆養成政策

    扈 素妍 史林 103 (5), 644-678, 2020-10-20

    ...しかし、メディアでは朝鮮人の出産風習と迷信とを一体化して、朝鮮の風習を野蛮なものと位置づけていた。それに加えて当時の日本の専門家たちは朝鮮の出産風習を未開なものとして際立たせ、日本人が悲惨な朝鮮人を救わなければならないという構造を作った。そして、朝鮮人を救うため、日本人産婆の派遣もしくは朝鮮で産婆養成の必要を唱えた。...

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  • 韓国における「白頭大幹」の評価と「脈」の論理

    渋谷 鎮明 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 311-, 2020

    ...<p>本報告は、現代韓国社会において、以前は「迷信」とされた風水思想が、どのように評価され受容されているかについて探究するものである。ここでは、その一環として、朝鮮半島の北部にある白頭山から半島南部の智異山に至る山の連なり(稜線・尾根線)を「気」と「脈」の論理で示す「白頭大幹」概念の現代的評価について検討した。...

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  • 量子情報の非局所化とブラックホール情報損失問題

    吉田 紅 日本物理学会誌 74 (10), 691-699, 2019-10-05

    ...「ブラックホールからは二度と出てくることはできない」というのは迷信だったのであろうか? ブラックホールの事象の地平線は本当に絶対的な存在なのだろうか? これらの問いを,量子情報の非局所化という視点から今一度見つめ直してみよう.</p>...

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  • 韓国の法師の呪術 共同研究〈諸文化圏・諸言語圏における呪い・穢れ・占い・迷信

    村上, 祥子, Murakami, Shoko 拓殖大学語学研究 140 193-217, 2019-03-29

    ...法師の呪術は共同研究テーマの中で,呪いあるいは迷信の範疇としてとらえることができる。法師が実際の現場で行う呪術とは経文と設経であり,どのように祭祀を行うのか,経文にはどのようなものがあり,どのような効果を持つのか,どのように唱えられているのか,また祭場を飾る設経とは,具体的にどのようなものかを現場の調査を踏まえて考察した。...

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  • 迷信打破運動と心性の制限

    大喜多 紀明 International Journal of Human Culture Studies 2019 (29), 676-681, 2019-01-01

    ...<p> 本稿では,明治以降,恣意的におこなわれた迷信打破が,迷信を排除する方向に世論を導いたのみならず,結句,日本人の心性を制限する方向へと導いた可能性があることを,迷信と述語論理の関連性の観点から論じた.</p>...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 宗教経済学における合理性

    住家 正芳 宗教研究 91 (2), 125-151, 2017-09-30

    ...そして、こうした合理的選択という観点から宗教を捉えることの利点は、宗教行為の多くが合理的であり、単なる無知や迷信、手前勝手な願望からのものではないことを示すことであるという。本稿は宗教経済学のこうした主張を、伊藤邦武による「パスカルの賭け」の議論と論争の整理を参照しながら検討することによって、宗教と合理性についての理論上の位置づけについて試論的な考察を加える。...

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  • 韓国における巫俗言説の構造と展開―文化および宗教としての言説を中心に―

    新里 喜宣 宗教と社会 23 (0), 95-109, 2017-06-03

    ...1950年代において、巫俗はほぼ迷信としてのみ語られていた。しかし、1960年代を基点として国家の民俗政策、そして研究者による学術活動などが本格化することで、巫俗は韓国文化の源泉としてその価値が肯定されるようになっていく。国家や知識人が巫俗を文化として語る際、それが迷信として批判されていることも相まって、巫俗の歴史性にのみ焦点が当てられる傾向が見出せる。...

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  • 井上円了の哲学と妖怪学の目的 ―在野の哲学者の真のねらい―

    三浦, 宏文 実践女子大学短期大学部紀要 38 63-72, 2017-03-19

    ...円了の哲学は、民衆が極端な思想にとらわれることなく自らの頭で考え判断していくことを促すことをねらいとしていた。したがって、妖怪学研究も民衆の迷信を取り除くためのものであった。あくまで哲学を民衆とつながったものとしていく所に、円了の在野の哲学者としての真骨頂があったのである。...

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  • 高調波にまつわる迷信

    雪平 謙二 電気学会誌 137 (5), 308-309, 2017

    <p>電源電圧が50/60 Hzの正弦波であっても,多くの負荷機器の電流は正弦波をしていない。エアコンなどのインバータ機器およびテレビやパソコンなどの電子機器など家庭で使われるほとんどすべての機器の電流は正弦波をしておらず高調波電流が含まれている。ちなみに我が家では高</p>

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  • 現代韓国における風水地理思想の学術的評価

    渋谷 鎮明 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100227-, 2017

    ...本報告は、現代韓国社会において、以前は「迷信」とされた風水地理思想が、どのように学術界に受け入れられ、受容されているかについて探究するものである。ここでは、その一環として、風水と現代的問題が直結する不動産・都市研究分野を中心とした研究動向を整理検討することでこの点を考察したい。...

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  • 脱-薬剤化と「現れつつある生のかたち」

    牛山 美穂 文化人類学 81 (4), 670-689, 2017

    ...しかし、こうした患者の経験は「迷信」に基づくものと捉えられ、既存の医学知のなかでは適切な位置づけがなされていない。そのため、一部の患者は標準治療に背を向け、脱ステロイド療法と呼ばれる脱-薬剤化の道を選択する。 薬剤を摂取すること、そして薬剤から離脱することは、薬剤の成分を体内に取り入れる、またはそれを中止するということ以上の意味をもつ。...

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  • ジョン・トーランドと反教権主義──宗教的・政治的・自然学的観点から──

    三井 礼子 人文科学研究 : キリスト教と文化 (48) 103-138, 2016-12-15

    ...この二大権力を打破するために、トーランドは、本来の宗教 とは徳と神についての正しい観念から成り、このような真理を理解力にもっと も乏しい者にも容易にわかるように明らかにし、迷信的な見解と慣習を一掃す ることをめざすものであるにもかかわらず、異教主義に汚染されたイングラン ド国教会はこのような神の教えを軽んじ、理解不能な三位一体を今なお「秘義」 として温存・擁護し、「秘義」信仰の強要とそれを拒む者に対...

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  • 「新道教」再考 : 全真教研究の枠組みについての再検討

    松下 道信 皇學館大学研究開発推進センター紀要 = Bulletin of the Research and Development Center of Kogakkan University 2 65-86, 2016-03

    ...常盤は全真教が仏教の影響を受け、従来の迷信から離脱したとして評価した。だが常盤自身、僧籍を持つ仏教研究者であり、ここには仏教中心の視点がある。一方、中国でも陳垣が全真教と太一教・真大道教を「新道教」と呼び、北宋の遺民として金に抵抗したとして評価した。そこには抵抗史観がその背後に存在している。...

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  • スリランカの無形文化財としての舞踊芸術

    マンガリカ・ジャヤトゥンガ 崇城大学芸術学部研究紀要 (9) 99-106, 2016

    ...古くはスリランカの先住民であるヴェッダー族の舞踊から、シンハラ族の暮らしの中から生じたもの、また、ポルトガルやオランダ、イギリスの統治下で生まれた比較的新しい舞踊などもあり、スリランカの歴史、宗教、慣習、儀式、迷信などが、その地方や民族、そして時代に根ざした舞踊表現として独自の様式を生み継承されてきた。...

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  • ポスト・アンベードカルの時代における自己尊厳の獲得と他者の声

    根本 達 文化人類学 81 (2), 199-216, 2016

    ...これはアンベードカルの教えでは「迷信」とされるが、活動家も神の力を認める既存の論理を完全に破棄できているわけではない。</p> <p> 複数の仏教徒組織が超自然的な力を求めてキリスト教に改宗する人々を仏教へ再改宗させる取り組みを行っている。これらの活動家は病気や貧困に苦しむキリスト教徒の声に耳を傾けず「改宗キリスト教徒」という被差別者の中の被差別者を創出している。...

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  • フーフェラントの長生法における精神力の位置: その現代の健康教育における意義

    藤井, 義博 藤女子大学QOL 研究所紀要 = The Bulletin of Studies on QOL and Well-Being 10 (1), 33-44, 2015-03-31

    ...近代西洋医学の草創期に活躍したドイツの医師クリストフ・ヴィルヘルム・フーフェラント(1762-1836)は、生命力の原理をもって、一方では当時の西洋医学の中で種々に分かれていた医学を統合しようとし、他方では医師兼著述家として一般人のための長生法を樹立して、当時の人々の霊薬などの迷信を根本的に正そうとした。...

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  • Learning and the Brain : The Role of Sleep, Exercise and Nutrition

    Jugovic, Steve 研究紀要 = Bulletin of Biwako Seikei Sport College 12 115-119, 2015-03-15

    ...これ以前にも,過去20年で数多くの研究と技術の進歩により,脳に関する発見が数多くなされた.また脳に関する誤った考えが“脳機能の迷信”として一掃されてきた.本論文はまずニューロン新生と可塑性という重要な概念にとって代わられた,これまで信じられてきた脳の処理機能の2つの誤解に関して要点を述べ,その後睡眠,運動,栄養の重要性について述べる....

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  • 学習と脳 : 睡眠,運動,栄養の役割

    Jugovic Steve 研究紀要 = Bulletin of Biwako Seikei Sport College (12) 115-119, 2015-03-15

    ...これ以前にも,過去20年で数多くの研究と技術の進歩により,脳に関する発見が数多くなされた.また脳に関する誤った考えが"脳機能の迷信"として一掃されてきた.本論文はまずニューロン新生と可塑性という重要な概念にとって代わられた,これまで信じられてきた脳の処理機能の2つの誤解に関して要点を述べ,その後睡眠,運動,栄養の重要性について述べる....

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  • 通俗的心理学神話への信奉と認知能力・スタイル

    眞嶋 良全 日本認知心理学会発表論文集 2015 (0), 69-69, 2015

    ...迷信的信念に関する先行研究の多くは,超常信奉が思考スタイルによって予測可能であることを示している。本研究は,これら先行研究で見られた信念と認知能力・スタイルの間の関連性が,疑似科学的信念,特に通俗的心理学神話においても観察されるかどうかを検討した。103名の学部学生が,認知スタイル・能力,科学リテラシーおよび通俗的心理学神話への信奉の程度を測定する質問に回答した。...

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  • プロミン開発以前にハンセン病患者に繰り返し生じた外傷の原因とその対処

    山端 美香子, 近藤 松子, 石川 和枝, 天野 芳子, 近藤 真紀子 日本看護研究学会雑誌 38 (1), 1_59-1_71, 2015

    ...<br>結果:外傷の原因は,【警告としての痛みの消失】【身体内部から崩壊】【貧困による労働重視】【傷の汚染・不潔な衛生環境】【素人による不適切な処置】【迷信】等の9個,対処は[万年傷に対する自己流処置方法の獲得][手ぬるい処置では治癒不能][重症度による治療者のランク分け][四肢の萎縮・切断による苦しみからの解放][労働不耐・免除による手足残存]等の6個のカテゴリーで示され,繰り返し生じた外傷の全容...

    DOI Web Site 医中誌

  • 人工呼吸中の鎮痛・鎮静・せん妄対策

    布宮 伸 日本臨床麻酔学会誌 35 (1), 098-105, 2015

    ...  人工呼吸中は患者を深く眠らせておこう,という考えはすでに過去の迷信である.鎮静は必要に応じて最小限にとどめることが重要で,不必要な鎮静は患者予後を悪化させる.さらに,鎮静の前に必ず疼痛対策を徹底することも重要であり,疼痛対策が適切であれば,人工呼吸中の患者でも鎮静なしで管理できる.最終的には「せん妄予防対策なくして人工呼吸管理を成功に導くことはできない」という考えが重要であり,その集大成である「...

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • スピノザにおける迷信と預言

    大野 岳史 宗教研究 88 (1), 75-98, 2014

    ...スピノザは『神学政治論』で迷信を批判し、迷信に陥ることのない仕方での聖書解釈を試みている。そのためには預言と迷信が区別されなければならない。預言と迷信はどちらも想像という認識様式によって把握されている点では共通している。そして想像は誤謬の原因となるのだが、それにもかかわらず預言は確実な認識であると言われる。...

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  • 中国漢族シャーマン的職能者に関する概括

    佐々木 伸一 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2013 (0), 23-, 2013

    ...シャーマンは迷信として政府から許容されないが、どこにでもおり次々に生まれている。本発表ではそのような中国での一般的状況、シャーマンの多様な名称、成巫のかたち、セアンスの様態、南北でのその大きな差異(神と死者の口寄せ「過陰」)、シャーマンの現代的な役割とその存在の意味、民俗宗教内での位置づけ、以上についての概況を報告する。...

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  • 俗信と「文明開化」 : 明治初年代から一〇年代にかけて

    荻野 夏木 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 174 201-234, 2012-03-30

    ...国や地方行政がさまざまな風俗取締令を出すとともに神官・僧侶らを通じてこれらの「旧弊」をあらためようとする一方、民間でも「開化」を支持し広めていこうとする動きがあり、これらは出版物などによって「迷信」撤廃の啓蒙活動を広げた。...

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  • 東アフリカ沿岸部における「新しい」伝統医学:ザンジバルにおける預言者の医学の実践

    藤井 千晶 日本中東学会年報 28 (2), 1-25, 2012

    ...彼らの思想が次第に人々に受け入れられていく中、ウガンガの活動は、非イスラーム的で迷信的であるとして非難の対象となっていった。そこで、ウガンガに取って代わる医学が必要であると考えたアンサール・スンナの支持者たちは、ウガンガを改革し、新しい治療法としてスンナの医学を実践し始めたのである。スンナの医学が今日、盛んに実践されている理由としては、次の4点があげられる。...

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  • 迷信(superstition)とは何か? : 日本人は西洋人より迷信深いのか

    小倉 慶郎 大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究 9 29-38, 2011-03-31

    ...すると授業中、チェコの留学生から「(このエッセイを読むと)日本人は迷信深いと思われないですか?」という質問が出た。ここで彼のいう「迷信深い」とはどのような意味なのだろうか?そもそも「迷信」とは何なのだろうか?また日本人は西洋人よりも迷信深いといえるのだろうか?この留学生からの質問を足がかりに、日本の「迷信」と英語のsuperstitionを比較・検討する。...

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  • 調査:ITの仕事に携わって「良かった!」:ビジネスパーソン3300人大調査

    目次 康男 日経コンピュータ = Nikkei computer (713) 86-97, 2008-09-22

    ...IT業界"3K"説は迷信だった—。ITに携わるビジネスパーソン(ITパーソン)の多くは、少々の苦労や悩みはあるにせよ「ITの仕事に携わって良かった!」と思っている。ITに携わらない人(nonITパーソン)に比べても、ITパーソンは恵まれた環境で働いているようだ。20代から50代のビジネスパーソン3392人の調査結果を基に、「ITの仕事」の実態を世代別や業種別に解き明かす。...

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  • 『風俗志』にみる儀礼と習俗の変化 : 記録された明治大正期の人生儀礼

    関沢 まゆみ 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 141 355-390, 2008-03-31

    ...当時の刷新改良の眼目が、①無礼講から礼節へ、②虚栄奢侈から堅実倹約へ、③迷信から衛生へ、④祝祭から哀悼へ、という点にあったために、葬儀での盛大な飲食は、この①と②と④に抵触するものとみなされたからと考えられる。そして、一方では、先の出産習俗の中の産穢にかかわる部分と同様に葬送習俗の死穢にかかわる部分にはまだ強い介入がみられなかった。第三は、民俗の変化という問題についてである。...

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  • 『胡蘭河伝』論

    山本 和子 研究論集 87 57-75, 2008-03

    ...物語では、祖父と過ごした屈託ない日々のほのぼのとした情景が描かれる一方、因習や迷信に縛られた人々が元気な少女を死に追いやる残酷で哀しい情景も描かれている。作者は物語のなかで、愚昧な民衆が「無責任で無自覚な殺人集団」と化す深刻な問題を提起し、人間存在の不条理性を鮮明に描き出した。本稿では、『呼蘭河伝』の背景を探りながら、作者が意図したところ及び作品の魅力の所在に迫った。...

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  • 客家社会における社会的知識としての風水の生産と消費

    小林 宏至 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2008 (0), 172-172, 2008

    ...中華人民共和国では、一部の伝統的慣習を迷信として位置づけ公的に認めていない。本発表でとりあげる風水活動もそのひとつである。しかし、1978年の改革開放政策以降、それまで抑圧されていた風水活動は徐々にはあるが実践されるようになってきた。...

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  • 「不周山」試論(前):魯迅『故事新編』世界の一

    松岡, 俊裕 信州大学人文社会科学研究 1 117-132, 2007-04-30

    ...「不周山」執筆時は、「不周山」以外にとりたてて神仙思想を批判諷刺していないが、その3年前には科学を否定する迷信として神仙思想を痛烈に批判している。○魯迅の属する人生のための文芸を標榜する文学研究会に対抗して芸術至上主義を主張する創造社を結成した郭沫若の女神、女ァZの復活を取り上げた新詩「女神の再生」(詩集『女神』の冒頭作)の出来映えへの不満が、本篇執筆の直接の契機になった。...

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  • ウイグル社会の民俗宗教におけるタブーとジェンダー

    藤山, 正二郎 福岡県立大学人間社会学部紀要 14 (2), 1-13, 2006-03-17

    ...近代化の影響で「迷信」として捨て去られるものは多いが、イスラムとは違い、現世的、世俗的な願望をかなえてくれる信仰として、イスラムと習合しながら、興隆する傾向もある。   本論では人生儀礼や日常生活に現れた民族宗教の禁忌を分析し、そこに表現されたジェンダーの観念を考える。しかしながら、男性に関してはあまり出てこない。ほとんどが女性に関するシンボリズムである。...

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  • 大正期の「精神」概念 : 大本教と『変態心理』の相剋を通して

    兵頭 晶子 宗教研究 79 (1), 97-120, 2005

    ...従来、この弾劾は、「科学」による邪教・迷信打破の一環として評価されてきた。しかし、弾劾する側の『変態心理』が標榜する「精神医学」とは、今日の精神医学と決して同義ではなく、当該期の精神病学を含めた正統医学界を「物質医学」として批判するための反命題に他ならない。...

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  • 「東海無潮説」攷

    野崎, 充彦 人文研究 55 (8), 19-30, 2004-03

    ...唯物論的世界観と無神論思想を基軸に、当時の社会にはびこった迷信や神秘主義の迷妄を打破すべく、鋭い論鋒を展開した王充ならではの解釈といえよう。……...

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  • おせち料理における食べ合わせ、色彩、栄養価の検討

    山本 信子, 横溝 佐衣子, 毛利 幸恵 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 56 (0), 172-172, 2004

    ...しかし、現代では、迷信的な言い伝えにこだわるよりも、むしろ栄養的、色彩的、嗜好的に好ましい組み合わせを探り、求めるようになってきている。そこで、本研究では、伝統料理の代表であるおせち料理に焦点を絞り、バランスのとれた良い組み合わせを見出すべく、多くのおせち料理書とアンケートから検討することを目的とした。...

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  • 共産党の政策下における葬送儀礼の変容と持続 : 広東省珠江デルタの事例から

    川口 幸大 文化人類学 69 (2), 193-212, 2004

    ...葬送儀礼に対する共産党政府の改革は主として、葬儀に費やされる出費と、共産主義的なイデオロギーに抵触する「迷信」的な要素を排除することを意図したものであった。しかし、現地調査で得た事例から明らかになったのは、葬送儀礼を全体としてみた場合、帝政後期(およそ1750年から1920年)に確立していたと言われるかたちが、今日においてもほぼそのまま踏襲されているということである。...

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  • 幕末民衆の恐怖と妄想 : 駿河国大宮町のコレラ騒動

    高橋 敏 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 108 149-164, 2003-10-31

    ...コレラの根源を旧来の迷信の狐の仕業、くだ狐と見なして狐を払うため山犬、狼を設定し、三峯山の御犬を借りようとする動きやこの地域に特に根強い影響力を有する日蓮宗の七面山信仰がコレラを抑える霊力をもつとして登場する。極限状況の人々の動向にこそ時代と社会の精神構造があらわにされるのである。...

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  • 中国の「陽宅相法」と未来住宅のデザイン構想

    牟, 躍 茨城キリスト教大学紀要. II, 社会・自然科学 36 203-249, 2002-12-25

    ...実際面で中国の住宅環境デザインに深刻な影響を与えた「陽宅相法」は風水術の重要な構成要素として、一面では大量のシャーマニズムによる迷信的タブーを抱えこんでいるが、同時に数多くの経験に基づく科学的理知の表現である古代の「準科学」を含んでおり、全人類の生活を支える住宅理論の一部をなしているものである。...

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  • 測定尺度としての「運資源ビリーフ」 : レビューとその展望

    村上 幸史 対人社会心理学研究 2 119-128, 2002

    「運」はしばしば資源のように例えられる。このような「運資源」的な捉え方を、村上(1995)は「運資源ビリーフ」と呼んだ。「運資源ビリーフ」が実際の因果推論や不確実事象の判断に用いられる現象については、複数の研究がなされている。本研究では違った側面、「運資源ビリーフ」を持つ者の人物像に焦点を当てることが目的とされた。研究1 …

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  • A Comparative Study of Korean and Japanese customs related to Pregnancy

    Park, Bong Ju, Oishi, Kazuyo, Araki, Miyuki, Kato, Nachiko, Kinebuchi, Emiko, Miyasato, Kazuko 長崎大学医療技術短期大学部紀要 13 13-17, 2000-03-24

    ...妊婦の食生活では,韓国では82.7%,日本では16.0%が禁食を伝承していた.禁食には類感呪術というべきものが多かったが,禁食の種類は両地域に共通性がみられ,両地域とも「このタブーをおかすと胎児に何らかの影響がある」という形での伝承であった.一方,妊婦の行動上の禁忌は,韓国では79.8%,日本で34.7%が伝承していた.行動上の禁忌の内容も両地域は非常に似かよったものであった.妊婦の禁忌には明らかに迷信...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 態度と随伴性

    中丸 茂 実験社会心理学研究 38 (1), 105-117, 1998

    In the investigation of attitude, the purpose of this paper provides the analysis of contingency.<BR>In the social psychology, the attitude is a covert explanatory variable, is measured by the …

    DOI Web Site Web Site

  • 滝沢馬琴の庭造りと家相

    丸山 宏 ランドスケープ研究 60 (5), 399-404, 1997-03-28

    ...俗信・迷信であっても庭造りに一つの拠り所として家相が機能していたことは留意すべきことである。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • 弘化三年ヒノエウマ : 文化と人口の地域性

    黒須 里美 日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要 6 35-55, 1992-03-31

    ...「丙午生まれの女性は夫を喰い殺す」という迷信の影響で、昭和四一年、明治三九年の出生数は人口史上、特筆すべき減少を示した。さらに六〇年前の丙午にあたる弘化三年はどうだったか。明治統計を利用し、ヒノエウマ迷信が弘化三年とその前後生まれの人口構成に影響を与えたかどうか、そして地域の家族慣習や情報網によって反応に地域性が見られるかどうかを探る。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 隠喩理解 : 連想実験に基づく考察

    佐川, 浩彦, 土井, 晃一, 田中, 英彦 全国大会講演論文集 第41回 (人工知能及び認知科学), 145-146, 1990-09-04

    ...ここでいう媒体によって連想される「観念」あるいは「思考」といわれるものは、生物的物理的事実の他、迷信の類や神話などを含み、また、日常的文化的背景によって異なり、容易にかつ迅速にその項目が連想されるような事柄である。一般に、「ある事柄について連想されることを特に考えずに述べよ」というような問いに対する答えがそれに比較的近いものであると考えられる。...

    情報処理学会

  • 人間および動物の迷信行動

    小野 浩一 行動分析学研究 5 (1), 1-44, 1990

    Four types of research on superstitious behavior in humans and nonhumans were reviewed and discussed from the perspective of recent developments in this area. The first type explains the effects of …

    DOI

  • 技術開発と研究開発した発明の把握

    宮本 隆司 MACRO REVIEW 2 (1), 39-42, 1989

    ...そこで,発明者は,自己の発明の把握は当然にできているという迷信を打破し,論を進めた。 とくに,マクロエンジニアリングが目指す画期的な発明については,その発明のポイントがどこにあるかを考える必要があることを論じた。これは,20世紀のマクロエンジニアリングであるコンピュータの発明に関し,実際に生じた事件を例に挙げ,その発明の把握を間違えた原因を考え,どうすればそのような悲劇から避けられるかを追求した。...

    DOI

  • 迷信・格言への態度と行動

    岡本 淑人 心理学研究 59 (2), 106-112, 1988

    Two hypotheses were developed: 1) People who have experienced many misfortunes and calamities believe in superstitions and proverbs and often practise them as compared to those with few or no such …

    DOI Web Site PubMed

  • 中国民居研究

    茂木 計一郎, 稲次 敏郎, 片山 和俊, 水野 雅生, 木寺 安彦, 田村 俊明, 堀 啓二, 横溝 真, 伊村 達矢, 小日向 義明, 山本 浩貴, 朱 暁雲 住宅建築研究所報 13 (0), 373-382, 1987

    ...現在中国において迷信として排除されているが中国古来の地占術・家相術として採用されて来た“風水”は,とくに華南における建築研究に重要な意義をもつものと思われる。第五に築造技術として生土壁による土楼構築の材料と工法について述べ,建築各部分について解説している。最後に客家民居の評価,展望を行い,さらに今後の調査研究の見通しについて言及しまとめとしている。...

    DOI

  • 長走行時間分化強化と付随行動

    山本 豊 基礎心理学研究 1 (2), 91-100, 1982

    ...時間分化強化手続きを動物に適用すると,定型的な付随行動がしばしば観察される.本研究はこの付随行動の発生機序と機能の検討を目的とし,反応系列の分析に好適な直線走路の長走行時間分化強化(DRLR)手続きを用いた.付随行動の説明にあたっては,Skinnerの迷信行動の解釈と同様に,偶発強化により形成されるとする説明がまず可能である.また,Staddonの指摘する中間行動と類似の,定まった刺激布置の中で定型的...

    DOI

  • 耳鼻咽喉科領域の有生異物症

    大川 親雄 耳鼻咽喉科臨床 72 (8special), 1105-1175, 1979

    Classification and investigation of biotic foreign bodies in the ear were performed with reference to ancient and modern Japanese literature.<br>Identification of species was attempted in 372 cases …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献8件

  • 口唇・口蓋裂児に対する地域社会の認識について

    鈴木 俊夫, 服部 吉幸, 加藤 正樹, 根本 辰朗, 松井 恭史, 榊原 淳朗, 伊勢 直樹, 大西 正信, 河合 幹 Journal of Japanese Cleft Palate Association 4 (2), 63-75, 1979

    ...<BR>原因にっいては,現在の医学界の現況の反映か,遺伝や不明が多く見られたが,一部にはいまだ迷信が生きていることを思わせる記述があり,社会的偏見の源泉をみるようであった.<BR>治療の可能性については,約半数の人がある程度までの治療の可能性を期待しており,医学界の今後一層の向上が望まれる.患者に対する態度では,単なる同情より積極的同情の方が多いことは,患者の精神的支持に重要なことと思われる....

    DOI

  • 双胎出産届出と迷信

    上村 桂 民族衛生 41 (2), 59-65, 1975

    The twinning rates in 46 Prefectures of Japan were calculated from the vital statistic data in the period 1955.1959. The zygosity of twins was estimated by the Weinberg's differential method. The …

    DOI Web Site 医中誌

  • 時間と空間、芸術の鏡としての自然 : Collinsの文学

    水之江 有一 英文学研究 51 (1-2), 23-38, 1974

    ...彼が1742年に出版した処女詩集『ペルシアの牧歌集』から1749年に書いた作品、しかも彼にとって完成された最後の作品となった『スコットランドの人びとに伝わる迷信』までの七年間に示した文学の世界は、作品の構築された時代と密接に結びついたものであり、その時代的背景を除外しては作品の価値が半ば以上減じてしまうものであり、詩人の創作意図を見誤るものである。...

    DOI Web Site

  • "「よはひ草」を読んで,その内容の検討"

    "鈴木,勝, 新国,俊彦, 谷津,三雄, 鈴木,邦夫" 日本歯科医史学会会誌 1 (1), 51-54, 1973-08-10

    ..."「よはひ草」は昭和2年ライオン歯磨本舗が「歯展」を東京,大阪,名古屋などで開いた時の資料をもととして編集され,昭和3年~6年までの3年間に計6冊が刊行された.本書は歯に関する古医書の考証から文献の出典や記録又,伝説,迷信から揚枝,歯磨,意匠,染黒歯など,歯学史上のみならず文学,風俗学,人類学など歯に関する極めて重要な文献資料の大集成である.第1輯の凡例に「文献は最初原稿を作った時,多く手近なものから...

    NDLデジタルコレクション 医中誌

  • 有尾人間(geschwanzter Mensch)の知見補遺

    柳沢 文憲 民族衛生 37 (5), 177-182, 1971

    ...尾は臀部中央皺裂の上右側Fovea coccygeaより発し,脊椎との連係なく,長さ12cm,基部の直径1CTS,最大径2cm,随意運動はなく,触診では骨,筋肉を認めず脂肪が主体である.外科的な切断は容易であるので申出でた所,手術が全く不可能な精神世界を形成されていた.尾は神からの授かりもので,本児は神童だからである(迷信とみなされよう). ...

    DOI Web Site 医中誌

  • 福岡県内4地区における家族計画の実態調査 (第1報)

    山下 歌子 家政学雑誌 18 (6), 434-441, 1967

    ...<BR>3 出生率激減の理由は、丙午伝説は迷信と理解していても、人々が悪いということは理屈抜きに避けたいという気持が強いためであろう。このことは、夫の職業、妻の年齢、学歴などに関係なくいえる。<BR>4 丙午の現状打破をさけぶ声が高く、その方法として教育の重視、マスコミの正しい啓蒙への期待があげられた。...

    DOI 医中誌

  • 科学と教育

    永冶 日出雄 教育哲学研究 1961 (5), 32-42, 1961-09-30

    ...天文学は迷信から、雄弁術は野心、憎悪、追従、虚言から、幾何学は貪欲、物理学は空虚な好奇心から、すべてのものが、道徳そのもがすらが、人間の傲慢から生まれた。科学と芸術とはしたがってその誕生をわれわれの悪徳に負っている。もしもわれわれの美徳が生みだしたものならば、われわれはそれらの利益をこれほど疑問にはしないであろう。」...

    DOI

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