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検索結果 9,023 件

  • 非がん性上腹部内臓痛に対し神経破壊薬を用いたコーンビームCT補助下透視下内臓神経ブロックを施行した2症例

    西田 子, 片山 勝之 日本ペインクリニック学会誌 31 (4), 73-76, 2024-04-25

    <p>非がん性上腹部内臓痛に対し,神経破壊薬を用いたコーンビームCT補助下透視下内臓神経ブロックを施行した2症例を経験した.症例1,46歳男性.アルコール性膵炎に起因する心窩部・側腹部痛(NRS 7/10)を自覚.経口鎮痛薬での疼痛制御が困難な上,鎮痛薬に起因する日中の眠気が強く就業困難であったため,神経破壊薬を使用した内臓神経ブロックを施行した.施行直後より疼痛は消失し,経口鎮痛薬を減量し,復…

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  • 外傷性破裂を来した膵粘液性囊胞腺癌の1例

    池田 優子, 田﨑 健太郎, 福長 徹, 菅本 祐司, 久保嶋 麻里, 水町 矢, 木下 麻優子, 江口 正信, 松原 久裕 日本消化器外科学会雑誌 57 (4), 197-203, 2024-04-01

    <p>症例は44歳の女性で,転倒し上腹部打撲,同部の疼痛を主訴に近医受診した.腹腔内出血,腸管損傷を疑われ同日当科紹介となった.膵損傷または膵囊胞破裂による急性汎発性腹膜炎を疑い緊急手術を施行,手術所見より膵囊胞破裂の診断となった.部分切除した囊胞壁の病理組織学的所見より膵粘液性囊胞腫瘍(mucinous cystic …

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  • Agreement Loss: 削減率に対して頑健なData Pruning Metric

    太, 和田 俊和 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (4), 273-280, 2024-04-01

    Data Pruning (DP)は,学習後の精度が維持されるように学習用データセットを削減する手法である.既存手法の多くは,分類タスクにおける各学習サンプルの難しさを,重要度を表すスコアとして測定し,そのスコア順にサンプルを必要個数選択することで削減している.このような戦略は,データセットの削減率が小さい場合には学習後の精度を維持するが,削減率の増加に伴って精度は低下し,一定以上になるとランダ…

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  • ロコモ健診を受診した高齢者における身体機能の経時的変化

    白石 明継, 浜野 泰三郎, 山本 , 浦谷 明宏, 山本 諒, 新里 香織, 馬井 孝徳 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 191-191, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> ロコモティブシンドローム (以下、ロコモ)が進行すると要介護 のリスクが高まり、高齢者の運動機能の低下、サルコペニアや骨粗鬆症などの運動器疾患との関連が報告されている。当院ではロコモ予防を目的に健診者の身体機能を評価し、個別の運動指導を行うロコモ健診を実施している。ロコモ予防に対する運動療法の効果は多くの先行研究があるが、人間ドックの健診で介入を行なってい…

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  • 在宅要介護高齢者の転倒要因についての考察-転倒予防自己効力感と注意・遂行機能に着目して―

    高木 大, 松尾 善美 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 238-238, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 転倒は身体的問題だけではなく、再転倒への恐怖心などの心理的問題も生じさせる。転倒恐怖感を測定する尺度として転倒予防自己効力感尺度(Fall-Prevention Self Efficacy Scale :FPSE)が あるが、転倒の予測因子とはなっていない。一方、認知機能状態は転倒リスクを増大させる要因であり、認知機能が低下は注意・遂行機能の低下を招く。本…

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  • 人工膝関節全置換術後に短期間で身体機能が低下した患者の特徴~術前因子からの探索~

    田中 友也, 池田 光佑, 田澤 智央, 高橋 , 島根 幸依, 八木 勇太, 杉本 和隆 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 318-318, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 人工膝関節全置換術(TKA)後の身体機能の改善は、術後3~6ヶ月で頭打ち(プラトー)に達すると言われている。しかし、術後理学療法の終了後、改善した身体機能が短期間で低下する患者を臨床場面に散見する。これは要介護の原因になることが考えられ、身体機能を維持するための3次予防が重要となる。そのため、術後に身体機能が維持できなかった患者の特徴を把握することは、TK…

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  • インプラント追加埋入によりリカバリー治療を行った長期経過症例

    中野 太郎, 潮 美沙子, 高村 仁嘉, 安岡 はるか, 林 祥太, 小田 由香里, 平野 友基, 小笠原 龍一, 法月 良江, 古谷 義隆, 佐々木 穂高, 伊藤 太一 日本口腔インプラント学会誌 37 (1), 48-52, 2024-03-31

    <p>現在,インプラントと天然歯の共存が増加し,インプラント治療後に残存歯を抜歯し,追加でインプラント治療を行う症例が存在するが,他院で埋入されたインプラントに対する評価項目が示されていない.本文献では,追加インプラント治療を行い,長期にわたる経過観察を行った症例を報告し,他院埋入インプラントに対する評価項目を提示する.</p><p>2002年に他院で施術されたインプラント治療は可撤性床義歯だっ…

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  • 会議参加報告

    フー ヨンハオ, Katie Seaborn, 大橋 夢叶, 百田 浩二, 五味 太, 小関 裕介 日本バーチャルリアリティ学会誌 29 (1), 46-51, 2024-03-31

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  • 応用歩行の向上を目標とし包括的に歩行機能評価を用いて理学療法介入を行った脳性麻痺児の一症例

    太朗, 楠本 泰士, 加藤 愛理, 宮本 清隆 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 171-171, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> 小児理学療法ガイドラインにおいて、粗大運動能力分類システ ム (以下、GMFCS)Ⅰレベルの脳性麻痺児の理学療法の最終目標として応用歩行が挙げられており、階段や不整地、物や人などの状況に応じた歩行など、より応用場面での歩行獲得に向けて、歩行パターンや速度、持久力、バランスなどの歩行機能を向上する介入が重要とされている。また、近年脳性麻痺児に対する…

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  • 歩行中の足元と遠方の同時管理:VRマルチターゲットステッピング課題の開発

    太朗, 佐藤 和之, 山田 実, 樋口 貴広 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 126-126, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p>歩行中の転倒や衝突事故を未然に予防する ためには、足元の障害物や段差だけでなく遠方の歩行者などにも視線を向け、足元と遠方の状況を同時に管理する能力必要がある。しかし、その能力を強化する具体的な練習方法は明らかではない。そこで我々は、足元と遠方の状況を同時に管理しながら適切な視線誘導を行う課題を作成するため、赤・青・黄のターゲットを横3列×縦10列に配置した歩…

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  • 中年層の女性における骨密度と体組成および運動機能の関連

    浜野 泰三郎, 山本 , 浦谷 明宏, 馬井 孝徳, 山本 諒, 白石 明継, 新里 香織 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 141-141, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p>日本における骨粗鬆症や大腿骨近位部骨折の発生数は年々増加している。とくに女性ではホルモンバランスの変化に伴い骨粗鬆症を発生することが多く、男性の4倍の大腿骨頚部骨折が発生すると報告されている。そのため、骨粗鬆症や転倒/骨折の予防が重要な課題となっているが、その予防年齢ともいえる中年層女性を対象にした骨密度や運動機能の研究は少ない。そこで本研究では、中年層女性…

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  • ロコモ健診者における新型コロナウイルス感染症流行前後の身体機能の変化 ~性別毎の3年間の追跡調査~

    浦谷 明宏, 浜野 泰三郎, 山本 , 山本 諒, 白石 明継, 馬井 孝典, 新里 香織 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 192-192, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p>2020年以降新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)流行下における身体活動や健康への影響は,これまでに国内外で数多くの報告がなされている. しかし,縦断データによる運動機能の変化を客観的評価を用いて検証した報告は限定的である.そこで本研究の目的は,COVID-19流行前後のロコモ健診者の体力の推移を把握し,流行下に体力の低下が生じているのかを明らかに…

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  • 軽症脳梗塞患者の退院6か月後の座位行動は脳卒中の再発に影響する

    芦澤 太, 本田 浩也, 武 昂樹, 吉澤 康平, 亀山 裕斗, 山下 翔太, 若林 稔幸, 吉本 好延 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 39-39, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 軽症脳梗塞患者の再発予防として座位行動(Sedentary Behavior :SB)を減少する必要がある.我々は軽症脳梗塞患者に対して SBの減少を促すアプローチのランダム化比較試験を行い,SBの減少を促すアプローチの有効性を示唆した.しかし我々の研究では,SBが減少することで脳卒中の再発が予防できるか否かは明らかにしていない.先行研究ではSBが多くなる…

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  • 肢体不自由特別支援学校とリハビリテーションセンター双方向の児童生徒の情報提供とその有用性の検証

    宮本 清隆, 楠本 泰士, 加藤 愛理, 脇 太朗, 飯田 佐代子, 成田 晶子, 西塚 裕人, 松本 優子, 森 裕輔, 竹脇 真悟 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 30-30, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p> <p> 肢体不自由特別支援学校 (以下,支援学校)ではリハ職を活用する動きがあるがその連携は十分に進んでいない。特に外来リハの範囲内で連携を図る場合,時間的な制約から教員と定期的に話し合いの場を持つことは難しい。支援学校と医療機関との間に児童生徒 (以下,児)の成長につながる効率的で効果的な連携方法の構築が求められている。本研究は支援学校と当院との間で児…

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  • 3年間の運動習慣は身体機能に影響を及ぼすか

    山本 諒, 浜野 泰三郎, 浦谷 明宏, 山本 , 馬井 孝徳, 白石 明継, 新里 香織 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 190-190, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 運動習慣は生活習慣病の予防や身体機能の維持・ 改善のために 重要な働きをしていることは一般的に知られている。また我が国においては身体機能の衰えに起因するロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)の予防が重要とされている。しかし、 中年 から高齢者を対象として複数年継続した運動習慣の有無と実際の身体機能やロコモテストを用いて比較検討した報告は少ない。そこで、当…

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  • 転倒恐怖感を認める要介護高齢者は自己の身体能力を誤認識している

    池田 圭介, 芦澤 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 239-239, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 転倒恐怖感 (Fear of fall:FOF)を認める高齢者は転倒リスクが 高く、これはFOFを多く認める要介護高齢者において重要な問題である。FOFを認める高齢者の転倒リスクを高める一要因に、自己の身体能力の誤認識(見積もり誤差)が報告されている。しかし、FOFと見積もり誤差の関連性を報告した先行研究の対象は健常高齢者であり、要介護高齢者を対象とした研…

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  • ロコモ度テストのみでは見過ごされてしまうサルコペニア陽性者の要因分析

    山本 , 浜野 泰三郎, 浦谷 明宏, 馬井 孝徳, 山本 諒, 白石 明継, 新里 香織 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 289-289, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> サルコペニアに該当する者は大部分がロコモティブシンドローム (以下ロコモ)であり、ロコモを経てサルコペニアになるとも言われている。先行研究でもサルコペニア陽性者の大部分がロコモと判定されている。しかし、ロコモ陰性であってもサルコペニア陽性者は少数だが一定数存在している。この場合、ロコモ度テストのみではサルコペニアの早期発見が遅れる可能性が生じる。そこで、本…

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  • AI手法を利用した船舶画像及びレーダ反射強度による船種識別

    日高 康之, 中村 秀明, 田丸 人意, 山田 多津人, 大野 太郎, 水井 真治 沿岸域学会誌 36 (4), 47-56, 2024-03-31

    <p>海上交通量調査は,AIS(Automatic Identification System 船舶自動識別装置)搭載義務のある大型船舶について,そのデータ利用がシステム化されている。一方,小型船舶については,その大きさや船種の識別に時間と経費がかかり,特に夜間は,目視観測結果およびレーダデータ点検に膨大な作業時間が必要となる。さらに,小型船舶の船種識別・大きさの記録は,条件が複雑な場合,観測員…

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  • 乾湿繰返しの規則性がモルタルの水分移動特性に与える影響

    金氏 裕也, 原田 河, 黒田 保 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 129-136, 2024-03-29

    <p>乾湿繰返しを受ける鉄筋コンクリート構造物内部の鋼材は、水分と酸素の供給により腐食が発生・進展する環境下にあると考えられる。鋼材腐食の発生・進展を予測するためには、乾湿繰返し環境下におけるコンクリート部の水分移動特性を把握する必要がある。本研究では、モルタルの吸水実験および乾湿繰返し実験により測定したモルタルの飽和度分布および内部水分量の経時変化より、吸水過程および乾湿繰返し過程における水分…

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 頚椎椎間板ヘルニアに対するTrigger-Flex<sup>TM</sup> Dart Bipolar systemの治療経験

    唐澤 祐輝, 伊達 久, 西山 太, 伊藤 裕之, 鈴木 陽子, 末永 佑太 日本ペインクリニック学会誌 31 (3), 64-68, 2024-03-25

    <p>頚椎椎間板ヘルニア治療において,経皮的髄核摘出術(percutaneous nucleotomy:PN)は神経ブロックと手術の中間的侵襲度の治療である.PNデバイスとして,近年Trigger-Flex<sup>TM</sup> Dart Bipolar system(以下,Dart電極)が開発されたが,未だ臨床成績の報告はない.2020年4月から2021年3月に当施設でDart電極によるP…

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  • ローヤルゼリーエキスを配合した薬用育毛剤の効果

    高橋 , 坪川 涼, 藤倉 千鶴, 奥村 暢章, 八巻 礼訓, 重松 典宏, 米井 嘉一 日本化粧品技術者会誌 58 (1), 55-64, 2024-03-20

    <p>薄毛は本人の外見上の悩みに留まらず他人が抱く印象にも影響を与え,その結果,本人の精神面にも影響しQOLの低下を招くと考えられる。さまざまな脱毛治療薬が開発されているものの,副作用があるため市販の育毛剤が好んで用いられている。そこでわれわれは,化粧品原料用に加工したRJエキスを保湿成分として配合した薬用育毛剤を開発した。このRJエキス配合薬用育毛剤塗布の育毛効果を評価するためヒト試験を実施し…

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  • 遠隔会議システムの計測データを用いたネットワーク品質計測

    空閑 洋平, 中村 情報処理学会論文誌 65 (3), 646-655, 2024-03-15

    本論文では,東京大学で行われたZoom会議の計測データを用いてネットワークの回線品質調査を行った結果について述べる.遠隔会議のサービス品質は,インターネットにおける回線の混雑具合や端末環境の影響を受ける.そのため遠隔会議ソフトウェアは,会議中つねに遠隔会議サーバまでの回線品質を計測し,参加会議の動画や音声品質を調整している.東京大学で多く利用されているZoomでは,計測された回線品質をサーバに蓄…

    DOI 情報処理学会

  • ECMPの拡張によるハードウェアロードバランサの提案

    中村 , 海老澤 健太郎, 奥澤 智子, 李 忠翰, 関谷 勇司 情報処理学会論文誌 65 (3), 635-645, 2024-03-15

    本研究では,Equal Cost Multi-path(ECMP)を拡張することで既存のECMPの欠点を解消した新しいロードバランス手法を提案する.一般的なハードウェアルータの持つECMP機能はトラフィックをフローごとに複数のネクストホップに分散することができる.つまりECMPをそのままロードバランサとして利用できれば,専用の機材を導入するのと比較してコスト面,運用面における負荷が少ない.しかし…

    DOI 情報処理学会

  • 巨大硬化性腸間膜炎の一例

    伊藤 拓馬, 前本 , 海野 陽資, 長見 直, 服部 晋明, 岩﨑 純治, 金澤 旭宣, 大沼 秀行 島根県立中央病院医学雑誌 48 (1), 73-78, 2024-03-10

    症例は70歳代女性. 20年以上前より腹部の腫瘤を自覚していたが医療機関を受診しなかった.乳癌の精査中の腹部CTで腹腔内腫瘤を認め当科に紹介となった. 各種画像検査で長径16cm大の腫瘤を認めた. 確定診断は困難であったが, 痛みや食欲低下, 体動困難を伴っているため開腹腫瘍摘出術を施行した. 下腹部を占拠する16cm大の白色の腫瘤だったが, 周囲臓器への浸潤はなく, …

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  • 当院における妊婦の虫垂炎に対する手術治療 〜複雑性虫垂炎の症例報告と過去10年間の症例の検討〜

    佐藤 総太, 前本 , 伊藤 拓馬, 海野 陽資, 長見 直, 服部 晋明, 岩﨑 純治, 金澤 旭宣 島根県立中央病院医学雑誌 48 (1), 33-37, 2024-03-10

    妊婦の急性虫垂炎は重症化しやすく,流早産や死産の可能性が高くなることが報告されている.手術が望ましいと判断した場合,母体だけでなく胎児へも影響が及ぶ可能性があること念頭に置きながら診療に当たる必要がある.我々はこれまでも妊婦の虫垂炎に対して腹腔鏡下虫垂切除術を施行した報告を行なっている.現在当院で行なっている複雑性虫垂炎の手術手技を症例報告として提示し,さらに当院での過去10年間の妊婦に対する虫…

    DOI

  • Twitterでは何が語られているのか : SNSの情報空間を俯瞰する

    片岡, 栄美, カタオカ, エミ, 瀧川, 裕貴, タキカワ, ヒロキ, 南田, 勝也, ミナミダ, カツヤ, 村井, 重樹, ムライ, シゲキ, 小股, , オマタ, リョウ, 鳥海, 不二夫, トリウミ, フジオ, 榊, 剛史, サカキ, タケシ, Kataoka, Emi, Takikawa, Hiroki, Minamida, Katsuya, Murai, Shigeki, Omata, Ryo, Toriumi, Fujio, Sakaki, Takeshi 駒澤大學文學部研究紀要 81 41-77, 2024-03

    Twitterはリアルタイムの公共コミュニケーションが実践されるプラットフォームである。本稿はTwitterの情報空間の全体を俯瞰することを目的に、2020年6月のリツイート・ネットワークからコミュニティを析出し、Twitterではどのようなトピックについて、何が語られているのかを分析した。1772のネットワーク・コミュニティのトピック分析から、Twitterは主に音楽やアイドル、ゲーム、番組・…

    機関リポジトリ

  • Na<sub>2</sub>WO<sub>4</sub>/SiO<sub>2</sub>触媒を用いた高圧条件下におけるメタン酸化カップリング

    和知 慶樹, 矢部 智宏, 中野 , 山下 誠, 山口 和也 Journal of the Japan Petroleum Institute 67 (2), 71-79, 2024-03-01

    <p>メタンから有用化合物への直接転換は従来の合成ガス法に代わるプロセスとして注目されている。高圧メタン酸化系では均一系ラジカル反応によって高い転化率でメタン酸化が進行することが報告されているが,触媒を用いて生成物選択率を制御することが困難であった。本研究では,Na<sub>2</sub>WO<sub>4</sub>/SiO<sub>2</sub>を開始剤兼触媒として用いて410 ℃,6.0 …

    DOI Web Site Web Site

  • ONE Parka:オンラインライブパフォーマンス視聴のための一体感を促進する衣服型ウェアラブルデバイスの設計と実装

    安保, 友香梨, 松井, 太, 柳沢, 豊, 竹川, 佳成, 平田, 圭二 情報処理学会論文誌デジタルコンテンツ(DCON) 12 (1), 18-28, 2024-02-29

    本研究ではオンラインライブパフォーマンスにおける一体感の向上を促進する,衣服型ウェアラブルデバイス「ONE Parka」を開発した.近年,リアルタイム配信での開催やアバターを使用したイベントが増加したことにより,オンラインイベントは需要が高まっている.また,今後のライブエンタテイメント市場ではリアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド型のイベント開催が主流になると考えられている.本研究はオンラ…

    情報処理学会

  • 山梨県甲府市におけるPM<sub>2.5</sub>中アミニウム塩の濃度と発生源

    松本 潔, 熊谷 大, 萱沼 大輝, 小幡 元弥 大気環境学会誌 59 (2), 38-46, 2024-02-29

    <p>山梨県甲府市の市街地域にておよそ3年間、PM<sub>2.5</sub>に含まれるメチルアミニウム塩(MA)、エチルアミニウム塩(EA)、ジメチルアミニウム塩(DMA)、ジエチルアミニウム塩(DEA)、トリメチルアミニウム塩(TMA)、トリエチルアミニウム塩(TEA)の観測を行った。これら6種類のアミニウム塩がPM<sub>2.5</sub>中水溶性有機態窒素(WSON)濃度に占める割合は…

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  • "コミュニケーション障碍"は相互行為の分析によって理解できるか?—非典型者をとらえる視点の整理

    山本 敦, 牧野 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 100 (0), 90-94, 2024-02-20

    <p>「非典型的相互行為atypical interaction」とは、会話分析を主な分析手法としてコミュニケーション障害の相互行為的側面に着目した研究を行う比較的新しい学際的領域である。本発表では、非典型的相互行為者("障害を呈する"相互行為参与者)について従来の"能力が損なわれている不完全な典型者"という見方から、"限定された能力を駆使して相互行為状況に適応しようとする非典型者"、さらには"…

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  • tracrin2.0: 会話データの視覚表現の整形支援手法の検討

    牧野 作, 菊地 浩平, 堀内 隆仁 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 100 (0), 85-89, 2024-02-20

    <p>本稿では,会話分析で作成利用されるトランスクリプトの作成補助ツールであるtracrin2.0を紹介する.会話分析では,分析のためのトランスクリプトが重要な役割を果たす. こういったトランスクリプトを作成する際のルールは,様々な記号を駆使するかたちで整備されてきたが,人力による調整が必要とされてきた.例えば発言の重複開始位置などは,半角スペースなどを挿入し,記号の位置を調整することで表現され…

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  • ハイブリッド勤務時の職場の社会規範と従業員のウェルビーイングとの関係の分析

    赤堀 渉, ジャック ジェーミソン, 山下 直美, 中谷 桃子, 橋本 , 渡辺 昌洋 情報処理学会論文誌 65 (2), 420-433, 2024-02-15

    組織の社会規範が従業員のウェルビーイングに良い影響を及ぼすことが,先行研究で示唆されている.しかし,COVID-19以降のオフィス勤務とリモート勤務を組み合わせたハイブリッド勤務への移行期には,組織の社会規範が十分に確立されていない.また,従業員の社会規範に対する認識が,従業員のウェルビーイングにどのような影響を及ぼすかは明らかにされていない.そこで本研究では,日本在住のハイブリッド勤務者を対象…

    DOI 情報処理学会

  • 伝染性単核球症にともなう胃周囲リンパ節腫大を契機に発見されたEBウイルス関連胃炎の1例

    渡辺 奈央子, 山本 慶郎, 池上 , 小林 康次郎, 吉本 憲介, 永嶋 裕司, 菅野 純, 山口 和久, 五十嵐 良典, 松田 尚久 日本消化器病学会雑誌 121 (2), 127-133, 2024-02-10

    <p>症例は28歳女性.発熱と右側腹部痛を主訴に来院し,伝染性単核球症と診断した.腹部CTで胃周囲リンパ節腫大を,上部消化管内視鏡検査で穹窿部などにびらんを認めた.病理組織検査では高度のリンパ球浸潤を認め,EBER-ISHではEBウイルス感染細胞を認めた.2カ月後びらんは改善しており,EBウイルス感染が原因と考えた.EBウイルス関連胃炎の報告は少なく,文献的考察を含めて報告する.</p>

    DOI PubMed 医中誌

  • LASSOに基づくスパースIIRフィルタの設計

    岩切 , 中本 昌由, 坂東 幸浩 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144 (2), 47-52, 2024-02-01

    <p>We consider design of sparse IIR filters based on the least absolute shrinkage and selection operator (LASSO) for reducing the computation cost of IIR filters. The design algorithm is summarized …

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 巨大悪性軟部腫瘍に対して,胸壁広範切除およびチタンプレートと遊離広背筋皮弁にて再建を行った一例

    熊谷 介, 分島 良, 馬場 峻一, 瀬戸 克年, 石橋 洋則, 大久保 憲一 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (1), 9-15, 2024-01-15

    <p>症例は80歳男性.5 cm大の腰背部腫瘤を自覚し,以後5ヵ月で18 cm大までの急速な増大を認め,当院に紹介となった.MRIでは左腰背部皮下に170×140×80 mmの腫瘤を認めた.生検で脂肪肉腫疑いの診断となり,形成外科と合同で腰背部腫瘤を含む広範胸壁切除再建を計画した.壁側胸膜を温存し,皮膚,筋層,第8-12肋骨切除を伴う腫瘍切除を行った.胸壁再建にはチタンプレート2本とポリプロピレ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • FEIGIN AND ODESSKII'S ELLIPTIC ALGEBRAS

    神田, 代数幾何学シンポジウム記録 2023 95-101, 2024-01

    This article summarizes some of the results in joint papers [CKS19, CKS21, CKS23] with Alex Chirvasitu and S. Paul Smith. We studied elliptic algebras introduced by Feigin and Odesskii in 1989, …

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  • 降雨流出・洪水氾濫解析モデルの地中流と地表面流の再現性の検討とパラメータ推定

    重枝 未玲, 濱田 信吾, 田中 博登, 林 泰史, 中村 亜紀 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 本研究では,降雨流出・洪水氾濫解析モデルの地中流および地表面流の再現性とベイズ最滴化によるモデルパラメータ推定の有用性について,実験結果に基づき検討した,本研究から,(1)本モデルは,サクションの小さい条件では,水位や流流量の変動プロセスを再現できること,(2)ベイズ最化によるパラメータ推定は,地表面流が発生し,かつサクションの小さい条件では有用であること,(3)(2)の最適パラメータを用...

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  • 家庭紙の生産性向上対策

    稲松 紙パ技協誌 78 (2), 142-145, 2024

    近年,日本の製造業における人手不足は,年々深刻となっている。製紙業界においても,ネット通販の拡大により,段ボール需要は堅調に推移,加えてティッシュなどの衛生用紙も底堅い伸びを見せているが,製紙の現場における人手不足は喫緊の課題である。<br>対策としては,働き方改革と言われるような,IoTの活用やDXの推進による労働環境の改善や業務効率化が求められる。取り分け,家庭紙抄造において,製品品質や生産…

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  • TC療法施行症例におけるシスタチンCを指標とした腎機能評価の有用性

    若松 綾華, 田中 彩, 若松 介, 山下 友輝, 柴波 明男, 樋浦 一哉 日本農村医学会雑誌 72 (5), 385-393, 2024

    シスタチンC(cystatin C:CysC)は血清クレアチニン(seram creatinine:Scr)と比べ外的要因の影響を受けにくく,より正確な腎機能評価が可能である。TC療法施行婦人科癌患者を対象に,CysCとScrから算出した腎機能評価と化学療法施行状況について調査した。対象患者は98例であった。CysCとScrそれぞれから推定糸球体濾過量(estimated glomerular …

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 非反回下喉頭神経の2例

    浜端 生, 海田 英幸, 須賀 研治 耳鼻咽喉科臨床 117 (4), 339-342, 2024

    <p>Non-recurrent inferior laryngeal nerve (NRILN) is reported to occur at incidence of approximately 1% of the population. We encountered two patients with a NRILN observed during thyroid surgery. A …

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  • BIM/CIMを用いた地すべり対策工自動設計システムの開発

    山口 裕二, 山下 孝之, 畠田 和弘, 大矢 太, 坂森 計則, 遠藤 陽希 日本地すべり学会誌 61 (1), 11-21, 2024

    <p> 本研究は, 地すべり分野におけるBIM/CIMの普及及び課題の解決として, BIM/CIMを用いた地すべり対策工自動設計システムの開発について紹介するものである。地すべり対策工自動設計システムには, ビジュアルプログラミングを活用し, 入力したパラメータから3次元モデルを自動作成するシステム①, …

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 飛来物の繰返し衝突を受けるポリウレア樹脂塗布 RC 版の耐衝撃性能に関する基礎的研究

    森 広毅, 別府 万寿博, 市野 宏嘉, 原田 耕司, 福井 秀平, 松澤 土木学会論文集 80 (15), n/a-, 2024

    <p>飛来物の単一衝突を受ける RC 版の局部破壊評価や補強法に関する検討は行われてきたが,繰返し衝突を受ける RC 版の破壊挙動や補強法に関する検討はあまり行われていない.本研究は,飛来物の繰返し衝突を受ける RC 版の破壊挙動およびポリウレア樹脂を裏面に塗布した RC 版の耐衝撃性能に関して実験および数値解析的な検討を行ったものである.実験では,繰返し衝突による RC …

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  • 大和川の漂流・漂着ごみの特徴に関する現地調査

    若林 , 岩出 大輔, 入江 政安, 中路 貴夫 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> いずれ海洋ごみとなりうる河川内のごみの輸送形態を明らかにすることは環境面また行政面で重要である.著者らはこれまで大和川本川の高水敷に残るごみの特性について明らかにしたが,本検討では支川での調査を加え,ごみの種類についても検討した.加えて,浚渫工事中の汚濁防止フェンスによって捕捉された漂流ごみについても詳細な調査を実施した.高水敷に残るごみについて,被覆率とごみの重量には線形の関係があり,…

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  • オールドニュータウンのウォーカブルデザイン

    加登 , 葉 健人, 中津 壮人, 中村 昌平, 安原 忍, 新開 邦弘, 服部 健太, 吉田 友彦 住総研研究論文集・実践研究報告集 50 (0), 329-338, 2024

    「共創ラボ@YAMATEDAI:オールドニュータウン型スマートシティに向けて」オールドニュータウンでは,急増する高齢者の暮らしを支えるウォーカブルデザインが求められている。本実践研究の目的は,オールドニュータウンの茨木市山手台を事例に,高齢者の歩数増加に有効なウォーカブルデザインを解明することである。本実践研究が実践するウォーカブルデザインは,近隣センターで健康を支援する「健康相談会」と,自宅か…

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  • 環境DNA定量メタバーコーディングを用いた河川環境健全度評価の基礎的検討

    宮園 誠二, 滝山 路人, 宮平 秀明, 中尾 平, 赤松 良久 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 流域における魚類の保全を効率的に行うため,広域における河川環境健全度を効率的に評価する手法が必要となる.本研究では,江の川の土師ダム下流の自然度の異なる支流を対象とし,環境DNA定量メタバーコーディングを用いて推定した魚類の種数と環境DNA濃度を基に,対象支流の河川環境健全度を評価することを目的とした.結果として,種数および環境DNA濃度を基に算出した生物的指数で,対象河川の支流の河川環…

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  • 環境DNAに基づく流域網羅的な魚類多様性ポテンシャルマップの開発

    滝山 路人, 赤松 良久, 宮園 誠二, 福丸 大智, 中尾 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 本研究では,中国地方一級水系の高津川水系を対象に流域網羅的にすべての魚類の環境DNA濃度を明らかにし,魚類多様性指標を算出した.さらに,魚種数・Simpson多様度指数と生息場の環境要因との関係から,高精度のGLMモデルを作成した.それぞれの多様度に影響しうる環境要因として,魚種数においては水温・河床勾配,Simpson多様度指数においては水深・流量・水温・水田割合に相関があった.魚種数…

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  • 契丹語の音調

    大竹 昌巳 言語研究 165 (0), 85-110, 2024

    ...その帰結を前提として,代漢字文献中の契丹語音訳語彙に使用される音訳漢字を音写語内の位置別に定量的に分析し,位置による顕著な声調の選好が存在することを明らかにする。さらにこの選好を代漢語の時間的変異性に着目して現代モンゴル諸語の音調も参考に解釈することで,契丹語が語の始端境界と終端境界をL音調とH音調とでそれぞれ標示する言語であったことを明らかにする。</p>...

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  • 利尻山における表層土壌温度特性

    土佐岡 , 田村 憲司, 深野 基嗣, 佐藤 雅彦 利尻研究 43 (0), 81-88, 2024

    The objective of this research is to compile soil temperature data of surface soils (5 cm depth) for 11 years from 2001 to 2011, and to find new knowledge about soil temperature of Mt. Rishiri. Six …

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  • 小児専門病院における抗MRSA薬使用状況の検討

    長澤 耕男, 渡邉 泰二郎, 原木 悠, 草野 泰造, 山本 翔大, 石和田 , 佐藤 万里, 深沢 千絵, 星野 直 感染症学雑誌 advpub (0), 2024

    <p>小児のmethicillin-resistant <i>Staphylococcus aureus</i>(MRSA)感染症治療の第一選択はいずれの疾患でもバンコマイシン(VCM)が推奨されているが,実臨床では副作用等で使用できない場合も経験する.しかし,小児において実際に抗MRSA薬が各疾患に対してどのように使用されているか,まとまった報告は少ない.そこで小児専門施設である当院における2…

    DOI

  • 骨転移キャンサーボードの実施により早期の日常生活動作の獲得が可能であった両側大腿骨髄内釘固定術後の一症例

    藤原 克哉, 井上 順一朗, 吉川 , 原田 理沙, 酒井 良忠 理学療法学 50 (6), 246-250, 2023-12-20

    <p>【目的】両側大腿骨骨転移に対して両側大腿骨髄内釘固定術を施行された患者に対して,骨転移キャンサーボードの実施により術後早期の疼痛コントロールや合併症の予防が可能となり,早期離床・日常生活動作の獲得につながった症例を経験したので報告する。【症例紹介】肺腺がん,両側大腿骨骨転移,脊椎転移,腸骨転移を有する80代女性であった。両側大腿骨髄内釘固定術の施行後に全身治療を実施予定であった。【治療プロ…

    DOI 医中誌

  • 耳下腺 MRI における FIESTA-C 法を利用した顔面神経の描出と耳下腺腫瘍手術への応用

    御子柴 卓弥, 甲能 武幸, 弓田 健斗, 関水 真理子, 永井 斗, 石川 直明, 藤原 広和, 小澤 宏之 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (12), 1297-1304, 2023-12-20

    <p> 耳下腺手術において術後顔面神経麻痺は注意すべき合併症の一つである.術後顔面神経麻痺のリスクを評価する上で術前に腫瘍と顔面神経との位置関係を予測することが重要である. 今回, MRI の撮像法の一つである FIESTA-C を用いて顔面神経を描出し, 腫瘍と顔面神経との位置関係を術前に評価可能か検討した. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • アレンジメント再編成の連続的展開を追うこと:社会物質性アプローチに基づく介入研究の提案

    北本 太, 広瀬 拓海 発達心理学研究 34 (4), 355-367, 2023-12-20

    <p>現代社会では,グローバル化の進展に伴ってそれまでの標準が崩れ,ニーズの多様化や変化の加速が進んでいる。このような時代の発達の困難に応答するためには,人,モノ,制度を自明なものとせず,それらを「アレンジメントの効果」として捉えて丁寧に記述する社会物質性アプローチの観点が有効である。本論では,このアプローチに基づいた介入研究の方法論を具体的な事例とともに提案した。地域若者サポートステーションへ…

    DOI

  • 企業の次世代育成担当者のSTEAM分野における学校との連携意欲に関する調査

    牧澤 , 加納 圭 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (2), 155-158, 2023-12-09

    <p>内閣府や経産省,文部科学省等の調査において今後の教育におけるSTEAM教育の重要性が指摘されている.その実現のためには学校だけでなく企業を含めた社会全体で支援することが必要であるものの,現段階では学校教育と企業の連携が不十分であるとされている.本研究では企業と学校の連携が不十分である課題について企業の担当者側の連携意欲と連携が進まない要因について調査した.その結果,学校との連携に関する意欲…

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  • 中学校数学科の学習意義に関する一考察

    池田 太, 辻 宏子 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (2), 11-14, 2023-12-09

    <p>国内外の調査の結果によれば,日本の児童・生徒の,算数・数学に関わる力は高いといえる.しかし,TIMSS2019による質問紙調査の結果からは,数学の有用性や学ぶ価値を感じられていないことが課題として挙げられている.本研究では,このような現状の背景として,教師の算数・数学の授業での指導や重要視していることが影響していると推察する.そこで,質問紙調査を実施し,これらを明らかにすることを目的とする…

    DOI

  • Hagi bot: LLMを用いた対話状態追跡と人間らしい振る舞いで自然な議論を行うマルチモーダル対話システム

    中野 雄斗, 野末 慎之介, 穀田 一真, 有山 知希, 佐藤 魁, 曾根 周作, 亀井 平, 謝 素春, 成田 風香, 守屋 彰二, 赤間 怜奈, 松林 優一郎, 坂口 慶祐 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 99 (0), 102-107, 2023-12-04

    <p>本稿では,対話システムライブコンペティション6に提出したシステムについて述べる.本システムは,応答生成機構とアバター制御機構を組み合わせたタスク指向型マルチモーダル対話システムである.応答生成機構では,対話履歴と話し合うべき議題を考慮しつつ,GPT-4を用いて発話内容と感情・動作ラベルを生成する.具体的には,スロットフィリングにより対話状態を監視し,状況に応じてプロンプトを変更し続けること…

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  • 対話システムライブコンペティション6

    東中 竜一郎, 高橋 哲朗, 稲葉 通将, 斉 志揚, 佐々木 裕多, 船越 孝太郎, 守屋 彰二, 佐藤 志貴, 港 隆史, 境 くりま, 船山 智, 小室 允人, 西川 寛之, 牧野 作, 菊池 浩史, 宇佐美 まゆみ 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 99 (0), 84-89, 2023-12-04

    <p>本稿では,第6回対話システムライブコンペティションの概要を述べる.本コンペティションではマルチモーダル対話システムを対象とし,特定のシチュエーションにおいて人間らしく対話を行うシチュエーショントラックについてコンペティションが実施された.本稿ではシチュエーショントラックの仕様を述べるとともに,予選の結果について述べる.</p>

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  • パネルディスカッション:産学連携による研究推進~IOTシンポジウム冠賞からの共同研究の事例~

    新, 善文, 中村, 豊, 佐藤, 聡, 石原, 知洋, 大森, 幹之, 中村, インターネットと運用技術シンポジウム論文集 2023 80-80, 2023-11-30

    IOT シンポジウムではスポンサーを募集し、冠賞が設けられている.これは民間企業がアカデミックな学会等に関係を作る機会となる.アラクサラネットワークスでは,この冠賞のスポンサーをするだけにとどまらず、ネットワーク技術全般 (ネットワーク運用技術、プロトコルなど含む) の持続的な技術開発や革新的な技術開発につながる研究を評価し,研究の活性化に協力したいと考え,副賞として翌年の共同研究の候補として検…

    情報処理学会

  • <論説>一九三〇年代における「日本精神」流行とその政治利用 --思想対策協議委員を起点として--

    鷲澤 史林 106 (6), 671-709, 2023-11-30

    本稿は、これまで本格的に検討されてこなかった戦前期日本における標語の歴史的意義について、一九三〇年代を中心に流行した「日本精神」を題材に、その政治的局面における利用の実態から検討した。一九三三(昭和八)年に各省高等官僚が参集する内閣直属機関として設置された思想対策協議委員において、「日本精神」の闡明および普及徹底を骨子とする思想善導方策が定められた。一九二〇年代末ごろから社会一般において認知され…

    DOI HANDLE Web Site

  • 学部生に伝える研究最前線

    周, 泓遥, 山田, 鉄兵, 中村, 平, 磯江, 泰子, 井出, 哲 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 55 (4), 4-6, 2023-11-20

    高分子の相転移エネルギーを直接電気に変換/メダカから探る大脳の多様性と進化/スロー地震のルールとは?

    HANDLE Web Site

  • 感染を疑った胸腺囊胞に対し剣状突起下および両側胸腔アプローチロボット支援下手術が有用であった1例

    北川 崇, 壁村 慎作, 熊谷 介, 大坪 巧育, 小島 史嗣, 板東 徹 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (7), 600-604, 2023-11-15

    <p>症例は68歳,女性.3年前乳癌のため当院紹介,術前MRIで前縦隔囊胞を認め胸腺囊胞疑いとなった.経過観察中,CTで囊胞の増大,壁肥厚,周囲脂肪織濃度上昇を認め囊胞内感染を疑い手術方針とした.囊胞により左腕頭静脈は広範囲に圧排されており,同部位に多方向からの操作を行えるよう術式を検討した.剣状突起下および両側胸腔アプローチのロボット支援下手術を行い,囊胞を左腕頭静脈から剥離,内容物が流出する…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 完全内臓逆位患者に対してfissureless lobectomyを施行した1例

    藤川 , 小澤 広輝, 小林 淳 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (7), 629-634, 2023-11-15

    <p>完全内臓逆位に合併した肺癌に対してfissureless lobectomyを施行した1例を報告する.症例は完全内臓逆位を指摘されている67歳女性.血液透析のシャント瘤増大を主訴に受診し,CTで偶発的に左上葉結節影を指摘された.気管支鏡検査を含む全身評価でcT1aN0M0,cStageIA1,腺癌と診断し,手術を行った.小開胸によるhybrid …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 22q11.2欠失症候群における身体疾患・神経疾患・知的障害の多疾病罹患と生活の質の関連の検証

    森島 , 山名 隼人, 神出 誠一郎, 熊倉 陽介, 金原 明子, 田中 美歩, 城 大祐, 道端 伸明, 笠井 清登 医療と社会 33 (3), 437-446, 2023-11-10

    <p>22q11.2欠失症候群は,約2,000~6,000人に1人の割合でみられる,染色体の微細欠失を原因とする難病である。生涯を通じて身体疾患,神経疾患,知的障害など多様な併存疾患やそれらの重複(多疾病罹患)が生じる。このため22q11.2欠失症候群のある人は生活の質が低下しやすいと考えられるが,多疾病罹患と生活の質の関係に関する知見は不足している。本研究は日本の指定難病患者データベースを利用…

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 転写法によるハイシリカMFI型ゼオライト骨格中におけるAlペアサイトの構築

    今西 佳保, 大須賀 太, 村松 淳司, 藪下 瑞帆 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (6), 246-253, 2023-11-01

    <p>高Al含有非晶質シリカ–アルミナをゼオライト原料に用いることを特徴とする「転写法」により,ハイシリカ<b>MFI</b>型ゼオライト骨格中(Si/Alモル比11~13)にAlペアサイトを構築することに成功した。Co<sup>2+</sup>をプローブに用いたAlペアサイト定量の結果,非晶質シリカ–アルミナを合成ゲルに投入した後に行うエージング処理の時間がAlペアサイト量コントロールにおいて…

    DOI Web Site Web Site 参考文献36件

  • 周期性に着目した鉄道車両の検査清掃計画

    大槻, 知史, 畠山, 子, 井山, 仁志, 久保, 英樹 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 16 (2), 1-10, 2023-10-31

    鉄道車両は,法令によって一定周期日数以内に所定の検査をすることが義務付けられている.一方,車両清掃に関しても,1日のキャパシティを考慮しつつ,均等間隔で実施することが望ましい.また鉄道車両の検査や清掃計画においては,基本指標であるコスト削減のほか,列車遅延リスクを考慮した計画の余裕度,サービスレベルを一定に保つための周期日数の均等化など様々な評価軸がある.本稿では,これらの指標を考慮して,所与の…

    情報処理学会

  • 奄美の希少動物における病原体の調査研究 ―NVLU Amami Project Team―

    常盤 俊大, 鈴木 太郎, 吉村 久志, 山本 昌美, 土井 寛大, 伊藤 圭子, 鳥本 亮太, 所司 悠希, 三條場 千寿 自然保護助成基金助成成果報告書 32 (0), 120-127, 2023-10-31

    <p>奄美にはアマミノクロウサギやアマミトゲネズミ,ケナガネズミなどの固有で希少な野生動物が多数生息し,生物多様性の保全上重要な地域として知られる.一方で,イエネコやクマネズミ,アフリカマイマイ等の外来種が広く定着し,希少動物の生息を圧迫する要因のひとつになっている.今回我々は,奄美の動物が保有する病原体の生態系への影響を推定する目的で,寄生生物データベースを構築した.結果,真核生物(菌類,ハエ…

    DOI

  • 汉日指示词的情意用法:以照应用法为中心

    孟 鹰 中国語学 2023 (270), 79-98, 2023-10-31

    <p>英语指示词 <i>this/that</i> 修饰专有名词时,只能用于表达说话人对于指示对象的主观评价或感叹,而不能用于客观事实的表述。这样的用法被称为情意用法(affective use)。汉日指示词也具有这样的用法。首先,二者的近称指示词在会话中的使用都体现出情意性特征。第二,二者都能与名词或名词性短语组成一个单独的感叹句,如“你这个人!”「この野郎(这个混蛋)!」,来表达说话人的强烈…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 社会課題の解決に向けたエリアマネジメント活動の実態と展望

    深谷 麻衣, 山崎 潤也, 吉田 崇紘, 似内 一, 真鍋 陸太郎, 村山 顕人 都市計画論文集 58 (3), 1320-1327, 2023-10-25

    <p>現在、SDGsやパリ協定などの国際的な目標が設定され、多様な分野で社会課題の解決に向けた活動が実践されている。都市計画分野でも同様の動きが見られ、特にグローバルな課題に対する地区スケールでの活動が期待されている。そこで、本研究では、全国のエリアマネジメント(エリマネ)団体へのアンケート調査やインタビュー調査を通じて、国内の社会課題解決に向けたエリマネ活動の実態を調査した。その結果、国内のエ…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 人口減少・災害リスクに対応した逆線引きの実態と課題

    永末 圭佑, 山崎 潤也, 似内 一, 真鍋 陸太郎, 村山 顕人 都市計画論文集 58 (3), 1203-1210, 2023-10-25

    <p>人口減少や災害の激甚化を背景としたコンパクトシティ政策の一環として、区域区分の変更の活用がいくつかの自治体で行われている。しかしそれらは必ずしも円滑ではなく、住民の反発により大幅縮小をした事例も存在する。そこで本研究では、3つの逆線引き事例について、文献調査や自治体、地域関係者へのインタビューを行い、逆線引きの実施形態や背景の比較と、住民意見の分析を行った。その結果、人口減少・災害リスクに…

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  • 歩車共存に向けた車道占用による空間活用実験の成果と課題

    中島 伸, 泉山 塁威, 菅原 , 森本 あんな, 一之瀬 大雅, 小野寺 瑞穂, 飛田 龍佑, 原 唯菜 都市計画論文集 58 (3), 688-695, 2023-10-25

    <p>本研究は、Park(ing)Day 2021神田 の社会実験を対象に歩車共存に向けた車道占用による道路空間活用の成果と課題について知見を得ることが目的である。<br />本研究は、車道及び路上駐車場を活用したPark(ing)Dayの実践及び参与観察を通じて、企画や協議等を踏まえた実践プロセスを明らかにする点、さらに、一般車規制をした歩行者天国はイベント化してしまい、日常的な道路空間活用に…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 鉄道駅周辺地区における超高層集合住宅を伴う市街地再開発事業のコンパクトシティ形成への影響に関する評価

    龍野 杏奈, 松行 美帆子, 田中 伸治, 安部 都市計画論文集 58 (3), 656-663, 2023-10-25

    <p>近年、鉄道の駅周辺では、超高層集合住宅を伴う都市再開発事業が多く実施されており、このような都市再開発事業は、コンパクトシティの形成に寄与すると考えられている。しかし、その影響について十分な評価がなされないまま承認されてきた。そこで、本研究では、超高層集合住宅を伴う都市再開発事業がコンパクトシティの形成に与える影響とその効果を検討し、鉄道駅周辺の都市再開発事業の今後のあり方を検討することを目…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 気候変動下のSSP・RCP別将来像に基づく市街地の夏季温度分布の日変化解析

    山崎 潤也, 若月 泰孝, 飯塚 悟, 吉田 崇紘, 似内 一, 真鍋 陸太郎, 村山 顕人 都市計画論文集 58 (3), 835-842, 2023-10-25

    <p>気候変動に伴う気温上昇の影響は我が国でも顕在化しており、特に都市部における屋外環境の高温化が顕著である。本論文は都心市街地を対象とし、SSP・RCP別将来像における夏季温度分布の日変化をCFDにより解析した内容を報告する。その際、将来の市街地形態はエキスパートジャッジメントに基づいて決定し、気象条件は全球気候モデルより構築された将来の気候データを参照して決定した。本論文の既往研究からの発展…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 硬X線集光偏光計XL-Calibur 気球実験の2024 年フライトへ向けた準備状況

    高橋, 弘充, ABARR, Quin, 青柳, 美緒, 朝倉, 一統, 粟木, 久光, G.BARING, Matthew, BOSE, Richard, BRAUN, Dana, GERONIMO, Gianluigi, DOWKONTT, Paul, ELLIOT, John, 榎戸, 輝揚, ERRANDO, Manel, 深沢, 泰司, 古澤, 彰浩, GADSON, Thomas, GAU, Epharaim, GUARINO, Victor, 郡司, 修一, 袴田, 知宏, 萩原, 涼太, HALL, Kenny, 花岡, 真帆, HARMOM, Keon, 服部, 憲吾, 林田, 清, HEATWOLE, L.Scott, HOSSEN, Arman, 井出, 峻太郎, 今村, 竜太, 今里, 郁弥, 今澤, , 石橋, 和紀, 石田, 学, 石倉, 彩美, 石渡, 幸太, KUMAR, Iyer Nirmal, 亀谷, 紀香, 鴨川, 航, FABIAN, Kislat, KISS, Mozsi, 北口, 貴雄, KOTSIFAKIS, David, KRAWCZYNSKI, Henric, 倉本, 春希, LANZI, James, LISALDA, Lindsey, 前田, 良知, 松下, 友亮, 眞武, 寛人, 松本, 浩典, 峯田, 大晴, 宮本, 明日香, 宮澤, 拓也, 水野, 恒史, 中庭, 望, 野田, 博文, 大出, 優一, 岡島, 崇, 岡崎, 貴樹, PASTRANI, Izabella, PEARCE, Mark, PETERSON, Zachary, PURDY, Chris, RAUCH, Brian, RYDE, Felix, 斎藤, 芳隆, 阪本, 菜月, 佐久間, 翔太郎, 佐藤, 淳矢, 澤上, 拳明, CHRIS, Shreeves, GARRY, Simburger, CARL, Snow, SEAN, Spooner, STANA, Theodor-Adrian, STUCHLIK, David, 鈴木, 瞳, 武尾, 舞, 玉川, 徹, 田村, 啓輔, 常深, 博, 内田, 和海, 内田, 悠介, UDINSKI, Edward, VINCENT, Brett, WEST, Andrew, WULF, Eric, 米山, 友景, 善本, 真梨那, XL-Caliburチーム 大気球シンポジウム: 2023年度 2023-10-01

    レポート番号: isas23-sbs-029

    機関リポジトリ

  • 国際大気球太陽観測実験SUNRISE-3

    久保, 雅仁, 勝川, 行雄, 川畑, 佑典, 大場, 崇義, 松本, 琢磨, 石川, 太郎, 原, 弘久, 清水, 敏文, 浦口, 史寛, 都築, 俊宏, 篠田, 一也, 田村, 友範, 末松, 芳法, INIESTA, J. C. del Toro, SUAREZ, D. Orozco, JIMENEZ, M. Balaguer, NODA, C. Quintero, SOLANKI, S., KORPI-Lagg, A 大気球シンポジウム: 2023年度 2023-10-01

    レポート番号: isas23-sbs-030

    機関リポジトリ

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