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検索結果 43 件

  • 1 / 1

  • ミツバチの配偶システムとその機能性について

    林 晋也 比較生理生化学 39 (2), 98-106, 2022-08-01

    <p>ミツバチやアリを含む真社会性ハチ目昆虫の集団は,女王を中心とする血縁個体で構成されており,この集団はコロニーと呼ばれる。血縁を基礎とする彼らの社会は極めて高度なものであり,個体間で採餌や育児といった労働の分業だけでなく,繁殖まで分業することにより高い生産性を実現している。このような社会を維持する機構と進化の背景には,個体間の協力の動機となるコロニーの血縁度や,コロニーの生存と関連した近親交…

    DOI Web Site 参考文献58件

  • 動物園のマカクを対象としたオープンラボ型比較認知研究による社会性の比較

    村松 明穂 霊長類研究 Supplement 36 (0), 22-23, 2020

    ...社会生活については,社会組織・配偶システム・社会構造に着目した先行研究がある。マカカ属の社会性を比較する指標のひとつとして,専制的な傾向の強さに関する4段階の暫定的なスケールが示されている。この4段階スケールでは,グレード1は最も専制的な傾向が強い種を表し,グレード4は専制的な傾向が弱い種を表している。...

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  • キアゲハの配偶行動

    竹内 剛 蝶と蛾 70 (1), 17-24, 2019-04-30

    ...<p>チョウは鮮やかな翅を持つために,性選択または配偶システムに関する研究の対象となってきた.チョウの配偶行動を研究する際の大きな問題の一つは,交尾する前に異性に対して,求愛ディスプレイのような典型的な行動を示さないことが多く,性的関心を評価する実験が困難なことである.キアゲハ<i>Papilio machaon </i>(鱗翅目:アゲハチョウ科)の雄は,山頂に配偶縄張りを持つこと,飛翔中の雌に対して...

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  • ケリ<i>Vanellus cinereus</i>のつがい関係の継続年数および離婚再婚の例

    河地 辰彦 The Bulletin of the Japanese Bird Banding Association 30 (2), 71-79, 2018-12-31

    <p>栃木県北東部の那須野ヶ原で繁殖するケリ<i>Vanellus cinereus</i>について,色足環を用いた個体識別と追跡調査をおこなった.その結果,複数年にわたるつがい関係や雌雄の帰還性の差,つがい相手が生存していても別な個体と再婚した例について情報が得られた.</p><p>ケリは,年を隔てても同じ営巣場所を利用し続ける帰還性の強い鳥であることが確認された.しかも,雌よりも雄にその傾向…

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • マダガスカル特産ヘルメットオオハシモズ<i>Euryceros prevostii</i>の造巣行動

    中村 雅彦, Rakotosoa Rija Sylvain, Rakotomalala Eric Haingonirina, Rakotomanana Hajanirina 山階鳥類学雑誌 49 (2), 69-74, 2018-02-28

    ...<p>マダガスカル特産ヘルメットオオハシモズ<i>Euryceros prevostii</i>の配偶システムを明らかにするため,マスワラ半島で本種の造巣行動を2015年9月27日から10月11日まで調査した.木の横枝につくられたカップ型の巣を一つ発見した.造巣に係わる2個体を嘴の形としみで個体識別した。これら2個体(おそらく雄と雌)が造巣した.この結果は,ヘルメットオオハシモズの配偶システムは,社会的一夫一妻...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • GPS首輪による追跡から把握したニホンジカの行動の性差

    大場 孝裕, 小松 鷹介 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 771-, 2017

    ...<p> 一夫多妻型あるいは乱婚型の配偶システムを採るニホンジカ(<i>cervus nippon</i>)の個体数管理を行う場合、メスの数が重要となる。特に個体数削減を図る場合には、雌雄の行動の違いを踏まえ、メスを選択的に捕獲できれば効果的である。 ...

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  • ケリの配偶システムと営巣場所への帰還性

    脇坂 英弥, 脇坂 啓子, 中川 宗孝, 江崎 保男 山階鳥類学雑誌 47 (1), 17-23, 2015

    <p>We studied breeding ecology of the Grey-headed Lapwing <i>Vanellus cinereus</i> by tracing nesting of 31 banded adults and their precocial chicks in Ogura-ike Farmland, Kyoto, for five breeding …

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • ハナハゼ Ptereleotris hanaeのペアボンドと行動生態

    鈴木, 翔子, 木村, 瑞紀, 尾花, 由樹, 金森, 咲季, 岩瀬, 文人, 中野, 正夫, 赤川, 泉 東海大学紀要. 海洋学部 11 (1), 1-9, 2013-07-31

    The association in the same nest of three coexisting species, the swimming goby Ptereleotris hanae, snapping shrimp Alpheus bellulus and gobiid fish Amblyeleotris japonica, was investigated in the …

    Web Site

  • シロウオ <i>Leucopsarion petersii</i> 雄の同時的複婚の可能性

    竹垣 毅, 松本 有記雄, 川瀬 翔馬, 井手 勇旗, 佐藤 成祥 日本水産学会誌 79 (5), 793-796, 2013

    シロウオ <i>Leucopsarion petersii</i> の資源量の推定精度を高めるために,雄の同時的複婚の可能性を野外調査と水槽実験から検討した。野外で産卵巣となる岩の下から確認された雄の数は,1 例を除いて全て卵塊の数と同じかそれよりも多かった。また,水槽内に単独の営巣雄と複数の雌を収容しても雄は同時に 1 …

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか2件 被引用文献1件 参考文献17件

  • 飼育下ゴマフアザラシ (Phoca largha) の繁殖履歴と遺伝的多様性

    中川 優梨花, 飯野 由梨, 斉藤 真一, 小林 万里, 玉手 英利 霊長類研究 Supplement 29 (0), 186-, 2013

    ... ゴマフアザラシ (<i>Phoca largha</i>)の配偶システムは,一夫一妻型であるとされている.しかし,配偶ペアがどの程度安定して維持されるのか(pair-bond),ペア外繁殖がどの程度起こるのか (mating fidelity)など,配偶行動と実際の繁殖成功度の関連については,観察・遺伝データ共に十分な知見が得られてはいない.そのため本研究では,長期個体観察が可能である飼育集団を対象...

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  • 2. カイコガにおける性フェロモンの特異的認識機構(<総説特集II>匂いが決める好き嫌い-2)

    櫻井 健志, 田渕 理史, 神崎 亮平 日本味と匂学会誌 20 (1), 25-31, 2013

    ...性フェロモンを介した配偶システムは匂いを介した異性間交信の代表例であり、その成立には、オスが同種メスの性フェロモンに高選択的にフェロモン源定位行動を起こすことが必要である。本稿では、性フェロモン研究のモデルであり、遺伝子組換え技術の確立しているカイコガ(Bombyx mori)を対象とした、オス蛾の性フェロモン選択性を決定する機構に関するわれわれの最近の研究成果について紹介する。...

    DOI Web Site 参考文献22件

  • ヒラズゲンセイの配偶システムの観察と生活史ノート

    岡本 素治 昆蟲.ニューシリーズ 14 (4), 263-275, 2011-10-05

    ...ヒラズゲンセイの配偶システムについて,羽化脱出直後からの行動観察に基づいて概要を明らかにし,あわせて生活史に関して得られた知見を報告し考察した.ヒラズゲンセイはキムネクマバチに寄生し,成虫は,長い擬蛹期と蛹期を経て,近畿地方では5月の末から6月の中旬に出現する.羽化してクマバチ巣から出ると,雄は特徴的な姿勢をとり,恐らくフェロモンを放出して雌を呼ぶ(コーリング行動).雌は,羽化脱出してしばらくすると...

    DOI Web Site

  • ヤマドリの繁殖スケジュールと配偶システム

    高橋 松人 山階鳥類学雑誌 43 (1), 33-46, 2011

    The Copper Pheasant <i>Syrmaticus soemmerringii</i> is endemic to Japan and information on its breeding ecology in the wild is fragmentary. To examine the breeding schedule and mating system of this …

    DOI 被引用文献1件 参考文献1件

  • 石垣島におけるマダラハタの産卵期,月齢に同調した産卵および配偶システム

    照屋 和久, 升間 主計, 本藤 靖, 浜崎 活幸 水産増殖 56 (3), 359-368, 2008

    ...さらに,親魚の産卵行動を観察し,本種の配偶システムを明らかにすることを試みた。天然魚の主要な産卵期は,雌雄とも生殖腺指数がピークに達する4月~5月(太陽暦)であると推察された。産卵期最初の親魚の産卵は,満月から下弦の月にかけての3月19日~23日(太陰暦)に集中した。ただし,産卵期前の水温が低い年の産卵は,1カ月後の満月から下弦の月の期間にシフトした。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献39件

  • 石狩川下流域および沿岸域に分布するシラウオの資源生態学的研究

    山口, 幹人 北海道立水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Experimental Station (70) 1-72, 2006-03

    ...その結果、主産卵場は河口域、夏季を中心に水系内の三日月湖に遡上する群(両側回遊型)と河口-沿岸域に滞留する群の混在、塩水楔や潮汐流を利用した遡上機構、吸盤状の臀鰭鱗によって生殖口同土を密着させてのユニークな産卵行動、乱婚型の配偶システム、繰り返される成熟産卵過程、産卵場における性比と雌のGSIの変化傾向など、多くの知見が得られた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 石狩川下流域および沿岸域に分布するシラウオの資源生態学的研究

    山口 幹人 北海道立水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Experimental Station (70) 1-72, 2006-03

    ...その結果、主産卵場は河口域、夏季を中心に水系内の三日月湖に遡上する群(両側回遊型)と河口-沿岸域に滞留する群の混在、塩水楔や潮汐流を利用した遡上機構、吸盤状の臀鰭鱗によって生殖口同土を密着させてのユニークな産卵行動、乱婚型の配偶システム、繰り返される成熟産卵過程、産卵場における性比と雌のGSIの変化傾向など、多くの知見が得られた。...

    日本農学文献記事索引

  • ヤマトシロアリの配偶システムと条件的単為生殖

    松浦, 健二 岡山大學農學部學術報告 = Scientific report of the Faculty of Agriculture, Okayama University (94) 73-79, 2005-02

    ...ヤマトシロアリの配偶システムと単為生殖に関する最新の研究結果をレビューした。まず、シロアリの生活史について述べ、特に群飛から異性探索、そしてコロニー創設に至るまでの行動特性に関する新たな知見について述べた。ヤマトシロアリの雌の有翅虫は、群飛後に雄と配偶できなかった場合、単独、または二雌の共同でコロニーを創設し、単為生殖により繁殖することが明らかになった。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 性転換と雄の代替戦術−魚類における雄性先熟と雌性先熟の種内共存機構

    桑村  哲生 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 100-100, 2005

    ...性転換の進化は体長有利性説と呼ばれる生活史戦略モデルで説明され、性転換の方向は配偶システムによって決まることも予測されている。たとえば、大型の雄が雌を独占する種では雌性先熟が、雄の繁殖成功が体サイズの影響を受けないランダム配偶の場合には雄性先熟が進化しやすいと予測され、潜水観察が容易なサンゴ礁魚類などで多くの実証例が報告されてきた。...

    DOI

  • 雄の方が雌よりも大きいコバネヒョウタンナガカメムシの配偶システム

    日室 千尋, 藤崎 憲治 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 614-614, 2005

    ...それ故、本種は資源防衛型の配偶システムをとっていることが示唆された。交尾行動に関する実験の結果、交尾成功度、雌による交尾受け入れ率ともに体サイズが大きい雄の方で有意に高く、性選択は体サイズが大きい雄にとって有利に働いていることが明らかになった。一方、雌の体サイズと生涯産卵数の関係において一般的にみられる有意な相関は検出されなかった。...

    DOI

  • 魚類の繁殖における雌雄の利害対立

    小北 智之 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 66-66, 2005

    ...魚類は脊椎動物の中でも、配偶システムや保育行動といった繁殖様式が極めて多様な分類群であることが知られている。一方で魚類の繁殖における最も大きな特徴の一つは、その受精様式にある。現生魚類の大半を占める硬骨魚類では交尾をしない体外受精が一般的な受精様式であり、約9割の種が採用している。...

    DOI

  • 水槽内で観察されたシラウオの産卵行動

    山口 幹人, 藤岡 崇, 猿渡 敏郎, 大森 迪夫 日本水産学会誌 70 (5), 693-698, 2004

    水槽に50個体のシラウオ成魚を収容し, その産卵行動をVTRに記録, 分析した。シラウオは雄の吸盤状の尻鰭鱗で雌雄が互いの体を密着させ, 体を震動させつつ放卵放精を行うというユニークな産卵行動を示した。その配偶行動は, 底層に降下した雌に雄が群がって争い, ペアが形成されるというものであった。その後, ペアは上昇して放卵放精に至るが, ペア形成が必ず放卵放精に至る訳ではないことから, …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献21件

  • 琵琶湖固有種であるハゼ科魚類イサザの雄が複数雌との配偶を拒否する理由

    高橋 大輔, 麻田 葉月, 武山 智博, 高畑 美寿樹, 加藤 励, 安房田 智司, 幸田 正典 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 290-290, 2004

    琵琶湖の固有種であるハゼ科魚類イサザは,多くのハゼ科魚類と同様に,雄が石の下に造巣し,卵がふ化するまでの間保護を行う。本種の雄は1匹の雌と番うと,その雌の卵がふ化するまでの間,他雌が産卵しようとしても攻撃的に排除することが知られている。繁殖期における野外調査の結果から,産卵直後の卵群よりも,ふ化直前の卵群の方が卵数が少ないことがわかった。保護卵を食べていた保護雄はほとんどいなかったことから,保護…

    DOI

  • イワヒバリ精子貯留腺の形態学的様相

    千葉 晃, 中村 雅彦 山階鳥類研究所研究報告 32 (2), 73-79, 2000

    ...本種は乱婚で高い交尾頻度を示すが,配偶システムの異なる他種と較べて,精子貯留腺が特に発達していたり,形態学的特化を示すようなことはなかった。...

    DOI

  • ヨシキリ属における配偶システムの進化

    CATCHPOLE Clive K. 日本鳥学会誌 44 (3), 195-207, 1995

    This paper reviews the mating systems of <i>Acrocephalus</i> warblers, and their probable evolution. Polygamy is seen as a gradual departure from the usual avian mating system of monogamy and …

    DOI

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