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検索結果 11,573 件

  • HACCPシステムに用いる微生物管理手法の実証実験に関する研究

    菊池 裕, 池田 有沙, 千葉 友梨香, 緑川 七彩, 工藤 美奈子, 生魚 薫, 一條 知昭 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_57-1_57, 2024-03-31

    ...</p><p>2.モニタリング</p><p>1)空中浮遊微生物数の算出</p><p> エアサンプラー(株式会社アイデック空中浮遊菌サンプラーIDC-500B)を用い,作業中の模擬施設及び喫食中の飲食施設で空中浮遊微生物を衝突法で寒天培地に捕集し,吸引空気量1,000 L中の好気性微生物数と真菌(かび,酵母)を測定した....

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  • 喉頭,気管気管支に病変を伴った肺クリプトコックス症の1例

    堤 将也, 山入 和志, 向井 文香, 山口 実賀, 藤井 裕子, 三木 雄三, 柳生 恭子, 眞本 卓司, 少路 誠一 気管支学 46 (2), 96-101, 2024-03-25

    ...</i></b>クリプトコックス症は,莢膜を有する酵母であるクリプトコックス属に感染し発症する深在性真菌症である.肺と中枢神経系の感染が多いが喉頭・気管病変は稀である.<b><i>症例....

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  • 発芽玄米発酵液に含まれる成分の解明から肌への効果検証まで

    小鷹 晶, 奥田 洋, 大戸 信明, 三井 亮司 日本化粧品技術者会誌 58 (1), 45-54, 2024-03-20

    ...<p>発芽によって栄養価を高めた玄米を,酵母<i>Lachancea thermotolerans</i>で発酵させ,発芽玄米発酵液を調製した。この発酵液は,肌なじみや保湿力が高いことから,肌の保湿に関与する遺伝子発現や<i>in vivo</i>でのシワ改善効果などの肌に対し,さまざまな有用な効果をもたらすことを確認してきた。...

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  • 「さくらひめ」から分離した酵母の泡なし化とその醸造特性

    岩本, 恵梨子, 上野, 汐梨, 松本, 茜, 古田, 歩, 宮岡, 俊輔, 谷本, 昌太 県立広島大学地域創生学部紀要 3 1-10, 2024-03-15

    ...愛媛県オリジナル品種の花「さくらひめ」から分離した酵母の 2 種類(Sa27株および519-53株)の泡なし化を行った。Sa27株および519-53株のいずれの酵母から単離された泡なし株全てが親株と同等の醸造特性を有していた。特に,官能検査で親株より優れた評価を得た 4 株は実用化が期待された。現在,これらの株の中からSa27_9株および519-53_5株を実醸造規模での清酒製造を行っている。...

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  • かび毒の細胞に対する毒性評価と産生菌検出に関する研究

    鈴木 忠宏 マイコトキシン 74 (1), 7-12, 2024-01-31

    ...<p> マイコトキシンの毒性やその汚染リスクに関する問題に取り組むため,毒性評価と検出技術開発を含む以下の研究を行ってきた.かび毒の毒性評価では,アフラトキシンB<sub>1</sub>(AFB<sub>1</sub>),パツリン(PAT),デオキシニバレノール(DON),およびそれらの誘導体や配糖体の曝露による影響を,酵母細胞系を用いたDNAマイクロアレイ解析により検討した.AFB<sub>1</...

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 高発酵能と乳酸生成能を有する酵母<i>Lachancea fermenatati</i> KPC1の発酵特性

    古川 那由太 日本食品科学工学会誌 advpub (0), 2024

    ...<p><i>Saccharomyces cerevisiae</i>は古くから人類の食生活を支えてきた重要な酵母だが, 市販されている<i>S. cerevisiae</i>は多様性に乏しく, 種類によって食感や風味の違いが生じにくい. 一方, 自然界から単離した酵母は市販酵母とは異なる特性を有しているため, 酵母を使用した食品は既存の製品との差別化が容易になる....

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  • リノベーションまちづくりとジェントリフィケーション

    池田 千恵子 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 312-, 2024

    ...い世代が出かけたくなるまちなか”をめざして活動を行っている団体である.点在する空き店舗などで創業する人たちを支援するために,まちなかの事業主たちとつながりを持ち,新規創業者と一緒にまちなかを盛り上げる取り組みを行っている.2019年の終わりから活動を始め,2023年9月時点で20店舗の開業を支援している.こだわりのコーヒーと各地から取り寄せた日本茶などをサイフォンで楽しめるサイフォン専門店や自家製酵母...

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  • <i>Rhodotorula</i> sp. の流水除去に与えるウルトラファインバブルの効果

    秦 隆志, 西内 悠祐, 松枝 和輝, 青木 将二, 古川 真也, 雨宮 一幸, 田中 千陽, 久米田 裕子 日本家政学会誌 75 (1), 17-23, 2024

    ...本研究では, 水回りの代表的なピンクヌメリをもたらす赤色酵母<i>Rhodotorula</i> sp. の流水除去に対し, 1 <i>μ</i>m未満であるウルトラファインバブルの効果を検証した. 対照水とした水道水, およびウルトラファインバブル水をシャワーに導水し, <i>Rhodotorula</i> sp. を塗布した試験片を洗浄して比較検討した....

    DOI Web Site 医中誌

  • 大豆発酵食品“ごど”からの酵母<i>Wickerhamomyces anomalus</i>の分離とその性質

    本田 洋之, 小原 洸瑠, 川村 優香, 松塚 祐伍, 阿部 尚人 日本食品科学工学会誌 advpub (0), 2024

    ...この試料からは<i>Bacillus subtilis</i>, および産膜酵母<i>Wickerhamomyces anomalus</i>が分離された. 分離された酵母株を添加したごどでは, 25 ℃で保存中にシンナー臭および産膜が再現された. 本菌株の増殖は, 低温では抑制されたが, NaClによる抑制は認められなかった....

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  • 液胞/リソソームアミノ酸トランスポーターによる細胞内アミノ酸ホメオスタシス

    関藤 孝之, 河田(河野) 美幸 生化学 95 (6), 747-756, 2023-12-25

    ...サイトゾル中アミノ酸濃度の調節は,細胞の生存・生育に直結する重要なプロセスである.その機構の一つとして,液胞/リソソーム内外へのアミノ酸輸送があげられる.そこで機能するアミノ酸トランスポーターは,近年同定が進み,出芽酵母ではトランスポーター間の機能重複が明らかとなっている.また動物リソソームアミノ酸トランスポーターがmTORC1を調節するトランスセプターとして,細胞内アミノ酸ホメオスタシスの重要なプレイヤー...

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  • 嗜好性の高いふなずしの生産管理に向けた香気成分と細菌叢の評価

    永田 恵里奈, 河合 雄介, 酒井 明久, 吉岡 百合, 森本 正則, 上野 大介 におい・かおり環境学会誌 54 (6), 347-358, 2023-11-25

    ...,<i>Staphylococcus</i> spp.を主要とする6グループに大別できた.ふなずしから検出された香気成分は3グループに分けられ,それぞれ品評会スコアとおよそ対応していた.品評会で高評価を得たふなずしは清酒と共通の香気成分が多く,低評価のものは腐敗臭成分が多く検出され,嗜好性は香気成分でおよそ説明可能であることが示された.一方で細菌叢と香気成分の明確な関係性はみられず,酵母を含めた発酵過程...

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • GPIアンカー型タンパク質のGPI糖鎖の質量分析による構造解析

    中ノ 三弥子 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 35 (207), J82-J86, 2023-09-25

    ...本稿では、リモデリング過程を観察するために、リモデリングを触媒する酵素をコードする遺伝子をノックアウトした出芽酵母の変異株と、GPI-APsのモデル分子を用いて、GPIアンカー中の糖鎖の構造を液体クロマトグラフィー-エレクトロスプレーイオン化質量分析(LC-ESI MS)により分析・解析する方法を紹介する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 局所麻酔下胸腔鏡検査で診断に至ったクリプトコッカス胸膜炎の3例

    舩坂 高史, 中島 治典, 藤浦 悠希, 森 裕太, 堀 翔, 加賀城 美智子, 安部 崇, 安藤 守秀, 進藤 丈 気管支学 45 (5), 318-323, 2023-09-25

    ...</b>79歳男性.近医より胸部単純X線検査で左胸水を指摘され当院へ紹介となり,精査目的に局所麻酔下胸腔鏡検査を施行した.胸膜生検検体から莢膜を伴う酵母様真菌が検出され,クリプトコッカス胸膜炎と診断した.<b>症例3....

    DOI 医中誌

  • 単離・同定された天然酵母の中華まん用酵母としての特性について

    中村 昌弘, 伊藤 太一, 苅田 修一 日本食品工学会誌 24 (3), 69-75, 2023-09-15

    ...<p>中華まん生地に天然酵母を使用する可能性について検討するために,自然環境から酵母を分離し,その酵母の中から、とくに発酵性に優れた菌株を選抜した.ITS領域のDNA配列から,この菌株は<i>Lachancea fermentati</i>であると同定された.この菌株は,市販のパン酵母(<i>S. cerevisiae</i>)に匹敵する生地膨潤性を示し,乳酸とイソアミルアルコールを特徴的に生産し,...

    DOI Web Site Web Site 参考文献16件

  • 高電界パルスを用いた酵母内物質の抽出特性

    勝木 淳, 浅田 航矢, 橋迫 大翔 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 332-332, 2023-08-31

    ...本講演ではPEFを用いた酵母内物質の抽出特性について報告する。処理後の酵母の細胞膜や細胞壁の様態を蛍光染色法を用いて観察し、抽出物を電気泳動やHPLCなどを用いて解析した。さらにこれらのPEFの操作因子(電界強度、パルス幅、印加回数)への依存性についても述べる。</p>...

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  • 新たな顕微技術が明らかにする細胞内分子動態

    井澤 俊明, 稲葉 謙次, 齊藤 知恵子, 山本 林, 関根 清薫, 倉永 英里奈, 野村 高志, 田中 元雅 顕微鏡 58 (2), 66-70, 2023-08-30

    ...発展,および観測試料調製および標識の技術開発により,細胞内の微細構造や分子の動態を観測する試みが多くなされている.本稿では,これら手法によって明らかにされつつある (ⅰ)小胞体の微細構造および小胞体膜カルシウムポンプSERCA2の細胞内局在分布,(ⅱ)ミクロオートファジーとマクロオートファジーを介したフェリチン液滴のリソソーム輸送機構,(ⅲ)生体組織における細胞微細構造の分子レベルでの観察,(ⅳ)酵母...

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  • 化学的または物理的な変化に対する感受性の不均一性を記述する動力学モデル

    松野 隆一, 安達 修二 日本食品工学会誌 24 (2), 31-36, 2023-06-15

    ...</p><p>脂質の自動酸化過程は,式(10)の自触媒型の速度式で表現できるので,式(5)の個々の分子種の残存率を表す項には,式(10)の積分形である式(11)を代入し,全体の未酸化率の経時変化は式(12)で表される.初期に急激に酸化が進行し,その後一定値に漸近するという実測値の傾向をよく表現した(図4).また,酵母の脂質二重膜に保持されたフレーバー[8]やシクロデキストリンに包接されたフレーバーの...

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

  • スギにおける単糖トランスポーター遺伝子<i>CjSTP4</i>の単離と解析

    細尾 佳宏, 岸中 徹平, 西村 佳穂 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 153-, 2023-05-30

    ...機能解析では、酵母発現系を用いた相補性試験を行った。酵母の単糖取り込み能欠損株に<i>CjSTP4</i>を発現させると、グルコース、フルクトースなどの単糖を唯一の糖源として含む培地で生育できるようになり、CjSTP4は単糖取り込み活性を持つと考えられた。...

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  • チーズホエイと醤油用酵母の使用が鶏肉発酵調味料の品質特性に与える影響

    舩津 保浩, 西岡 優菜, 前田 尚之, 田中 彰, 吉川 修司, 早坂 浩史, 栃原 孝志, 竹田 保之 日本畜産学会報 94 (2), 219-229, 2023-05-25

    ...<p>鶏挽肉に食塩,米麹,水および酵素剤を混合後,加熱タイプと非加熱タイプ(UCW)のチーズホエイ(CW)と醤油用酵母(SSY)接種の有無が異なる計8 種類のもろみを調製し,35°Cで24 週間発酵させた.発酵中のもろみと火入れ・ろ過後の最終製品の物理化学的性状,最終製品の呈味成分および味覚センサによる呈味性の評価(MTS)を行った.その結果,CWを利用した鶏肉発酵調味料(CW-CFS)では発酵中にもろみの...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • RANKLの発見,その研究の現状と未来

    保田 尚孝 日本薬理学雑誌 158 (3), 247-252, 2023-05-01

    <p>RANKL(receptor activator of NF-κB ligand)の発見は破骨細胞分化・活性化調節メカニズムの解明,骨代謝と免疫学をつなぐ骨免疫学の開拓,ヒトRANKL抗体(デノスマブ)の臨床応用などのインパクトをもたらした.デノスマブは多くの国で骨粗鬆症治療薬およびがん骨転移による骨病変治療薬などとして臨床応用されており,2021年度の全世界での売上は53億ドルに上る.本…

    DOI Web Site PubMed 参考文献41件

  • 当院で分離されたマラセチア属の解析

    栁 政希, 山田 明輝, 橋倉 悠輝, 猪﨑 みさき, 川上 恵, 惠 稜也, 梅北 邦彦 医学検査 72 (2), 191-196, 2023-04-25

    ...<p>マラセチアは皮膚に常在する酵母様真菌で,癜風やマラセチア毛包炎,脂漏性皮膚炎,アトピー性皮膚炎などの起炎菌になりうる。しかしながら,脂質要求性であるため従来の培養法では分離が困難であることやマラセチア属の形態および生化学的所見は類似しており,表現形のみで菌種同定は難しく,菌種同定に至らないことが多い。菌種同定法として分子生物学的手法が用いられるが,利用できる施設が限られている。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 酵母と乳酸菌の産業利用と工業生産

    片倉 啓雄 FFIジャーナル 228 (2), 110-117, 2023-04-01

    Yeast and lactic acid bacteria are used industrially in a variety of applications, including food products. Baker's yeast is produced at an annual rate of 3.5 million tons worldwide, mostly by …

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  • 【総説:―受賞論文―】酵母における栄養飢餓応答と細胞内糖質代謝の分子機構

    梅川 碧里 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 13 (1), 38-44, 2023-03-31

    ...<p>糖質は,エネルギー源として生命維持に不可欠であるとともに,細胞壁や糖タンパク質糖鎖の構築物質として不可欠である.環境中に存在するグルコースなどの栄養源の質や量の変化に応じて,細胞内代謝経路が適切に制御調節されることにより細胞の恒常性は保たれている.筆者は,単細胞の真核モデル生物である<i>Saccharomyces cerevisiae</i> (出芽酵母) を用いて,糖質飢餓応答とそれに関わる...

    DOI Web Site 参考文献29件

  • HACCPシステム導入に向けた微生物管理手法の検証に関する研究2

    下田 奏, 成田 奈々子, 髙橋 治男, 河野 公子, 菊池 裕 千葉県立保健医療大学紀要 14 (1), 1_89-1_89, 2023-03-31

    ...</p><p>2.モニタリング</p><p>1)空中浮遊微生物数の算出</p><p> エアサンプラー(株式会社アイデック空中浮遊菌サンプラーIDC-500B)を用い,作業中の模擬施設及び喫食中の飲食店で空中浮遊微生物を衝突法で寒天培地に捕集し,吸引空気量1000 L 中の好気性微生物数と真菌(かび,酵母)を測定した....

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  • マイクロスケール狭窄部を利用した微小対象物への負荷試験方法の検討

    洞出 光洋, 元山 幾久治, 村上 修一, 才木 常正 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 811-812, 2023-03-01

    <p>細胞等が有する粘弾性パラメータは疾病との相関性が強い.また細胞個々で特性が異なるため,複数個の細胞を同時に評価したい.本研究ではマイクロスケールの狭窄部を有する流路を用いて,細胞への負荷試験装置の開発を進めている.流路形状や材質を最適化し,ポリスチレン製粒子や菌への負荷試験を実施してきた.今後は菌と同等サイズの赤血球や白血球への負荷試験を実施し,診断への応用を目指していく.</p>

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  • テイルアンカー型膜タンパク質のオルガネラ局在化における配送校正機構

    松本 俊介 生化学 95 (1), 17-28, 2023-02-25

    ...により速やかに分解されると考えられてきた.しかし,現在この考え方が大きく変わりつつある.C末端に膜貫通配列(TMD)を一つ持つテイルアンカー型(TA)膜タンパク質は,小胞体(ER)膜,ミトコンドリア外膜そしてペルオキシソーム膜に配送されるが,オルガネラへのタンパク質配送経路の変異などによりミトコンドリア外膜に誤配送されることがある.筆者らは,ミトコンドリア外膜に局在するAAA-ATPアーゼMsp1(酵母...

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  • 味噌由来の酵母における機能性とその麹を用いた製パンの試み

    菅野 友美, 浅井 紀之, 小竹 久仁彦, 山田 禎賀, 西村 篤寿 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 122-, 2023

    ...なかでも酵母は近年,整腸作用などの様々な機能があることが確認されている。本研究ではイチビキ株式会社が発見した味噌由来の耐塩性酵母(蔵華)を用い,ストレス負荷時における下痢改善効果を確認すると共に,その麹を添加した製パンの製造を試みた。</p><p>【方法】酵母は蔵華酵母(Y1株)を用い,下痢改善効果は副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)で下痢誘導した下痢モデルラットを使用した。...

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  • 品種・製粉方法の異なった大麦粉を用いた大麦パンの膨化性評価

    中塚 康雄 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 37-, 2023

    ...配合材料は強力粉(大麦粉と合せて100%),砂糖8%,塩1.5%,液種酵母8%,加水率58~90%とし,直捏法でドウを調製した。最後に,酵素添加(ヘミセルラーゼ剤,150 ppm,30 ℃,1h保持,2倍量の加水前処理)を試みた。</p><p>【結果】大麦パンの膨化性阻害因子は,食物繊維に起因した胚乳細胞壁が粉砕しきれずに残った細胞壁破片と考えられた。...

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  • 花卉の地域ブランド化の有用性

    久保 結菜 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 136-, 2023

    ...そして,「えひめ香る地酒プロジェクト」では,愛媛県酒造組合,東京農業大学,愛媛県食品産業技術センターによる産学官の共同研究によって4種類の清酒用花酵母「愛媛さくらひめ酵母」の分離培養に成功し,さくらひめの花酵母を使用した愛媛の地酒が,県内の22の蔵元によって2023年3月より一般販売されている。...

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  • 「京都酵母」を活用した日本酒のブランディング事例

    沖田 実嘉子, 清野 珠美, 田中 秀典, 和田 潤, 廣岡 青央, 比嘉 明子 日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 258-, 2023

    ...<p>(地独)京都市産業技術研究所は、日本酒の香り・味わい(香味)に多様性を持たせることができる5種類の酵母を実用化し、地域の酒造業の振興に寄与している。これらの酵母を総称して「京都酵母」と名付けてブランド化し、これらの酵母を使った日本酒の多様性をアピールすることで、これまでの精米歩合(ランク)重視から、日本酒の香りや味わい(スタイル)で選ぶという新しい価値観の普及を図った。</p>...

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  • 酵母との共生を通じた社会的なデザイン実践の試み

    陳 樹全, 横溝 賢 日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 228-, 2023

    ...健康回復にあたり、作者は家族の知恵に頼り札幌で手に入る材料を用いて酵母パンを作ることを始めました。そして、作者は家族という社会集団によって自身の健康が支えられていたことを実感しました。また、酵母を生かし続けるうちに、自らの生も生かされる共生関係が微生物との間にかたちづくられた。 筆者はこの経験を活かし、他者に酵母をお裾分けし、微生物と共生する社会集団づくりをはじめた。...

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  • ミトコンドリア腎病による末期腎不全患者に対する生体腎移植の1例

    貝沼 駿介, 丸山 通広, 遠藤 悟史, 木下 和也, 佐々木 拓馬, 森下 弘基, 牧山 展士, 木下 麻優子, 松原 久裕 移植 58 (Supplement), s249_2-s249_2, 2023

    ...術後経過は概ね良好で術後20日で尿管ステント抜去、その翌日に発熱あり尿培養から酵母様真菌検出され抗真菌薬投与開始となり解熱。術後31日で退院となった。現在、術後4ヶ月経過しトラブルなく外来フォロー中である。【考察】ミトコンドリア病による腎機能障害は様々な病態が報告されており、発症から診断に至るまで時間がかかることや未診断経過している可能性も指摘されている。...

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  • 地形・地質が仕込み水に,そして仕込み水の性質が清酒醸造に及ぼす影響

    久田 健一郎, 藪崎 志穂, 唐田 幸彦, 工藤 菜々子, 奥田 将生, 上用 みどり, 寺本 聡子, 向井 伸彦 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 143-, 2023

    ...<p>酒の四つの原材料(水,米,酵母,米麹)のうち,水と米だけが生産地に関わる物理的条件の要素として用いることができ,その中でも水は最も決定的な要因である.水は場所を移すことができず,その水質は酒の味に反映することから酒テロワールの代表と見なされている(ボーメール[日本語訳],2021).久田ほかは2021年に「日本酒仕込水の水質と地質」と題したポスター発表を行った.これは,全国およそ1400ある酒蔵...

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  • 機能性オリゴ糖を含む「乳清飲料」の開発

    大井 修, 中野 哲郎 山口県産業技術センター研究報告 34 (0), 5-8, 2023

    ...乳清の有効利用を目指し,乳清中に約4.6 g/100 mL 含まれる乳糖を活用した機能性乳清飲料の製法について検討した.乳糖に対して約2 倍の果糖を添加した乳清を,酵母(Kluyveromyces.lactis )由来のβ-ガラクトシダーゼで酵素処理することにより,ビフィズス菌の増殖因子としても知られるラクツロースおよび1-ラクツロースを合計で1.0 g/100 mL 含む乳清飲料を開発することができた...

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  • 木材パルプ由来のバイオマスプラスチック開発

    家高 佑輔 紙パ技協誌 77 (5), 428-431, 2023

    ...<br>これまでに当社は,エタノール生産酵母を用いた生化学的プロセスにより,木材パルプをエチレンの原料となるエタノールに変換する技術を開発してきた。本プロジェクトの手始めとして,この技術の再現性を検証し,さらに小規模および大規模スケールにてパルプ由来エタノールを製造した。このエタノールを化学的にエチレンに変換し,さらにポリエチレンに重合できることを実証した。...

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  • 香酸柑橘「阿波すず香」から分離した酵母<i>Saccharomyces cerevisiae</i>の製パンへの利用

    大草 千晴, 西尾 珠生, 村上 芽生, 高田 麻衣, 西岡 美優, 庄野 久美子, 渡邉 幾子, 岡崎 貴世 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 116-, 2023

    ...近年,地産地消の推奨やSDGsの観点から地域特産品の利用が進められていることから,阿波すず香から分離した酵母を用いた製パンを試み,徳島県産香酸柑橘利用の可能性を検討した。</p><p>【方法】製パンは中種法で行った。YM寒天培地で35℃,72時間培養して得られた酵母を滅菌水に懸濁し,小麦粉,水と混捏して培養を行い,中種を得た。...

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  • パン酵母を利用した「発酵うどん」の調製とその特性

    松浦 葵, 芝野 勇人, 岡崎 貴世 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 117-, 2023

    ...そこで身近な食品であるうどんに注目し,パン酵母(ドライイースト)を加えてアルコール発酵させたうどん(発酵うどん)を調製し,麺の特性に及ぼす影響について検討した。</p><p>【方法】パン酵母は赤サフ,スーパーカメリヤ,白神こだま酵母など5種類を使用した。...

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  • 国産小麦粉のパン製造における生地の膨化に及ぼす影響

    高橋 真美 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 119-, 2023

    ...また,パン製造では,酵母は生地の膨張,熟成,芳香性などに関与し,ガス発生,パンの膨化,おいしさなどに影響を及ぼすことが知られている。本研究では,国産小麦の活用を目的に,生地物性に及ぼす水分量,温度などの条件の検討を加えた。 </p><p>【方法】パン材料の強力粉は,北海道産小麦粉を実験に供した。生地の膨化力は,45分間隔で測定し,発酵温度の違いによる測定を行った。...

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  • 発酵木粉の藻場造成ブロックへの適用に関する基礎実験

    福原 朗子, 今野 克幸, 三原 義広, 杉野 義都 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...として,発酵木粉を含有したモルタル供試体の施工性と強度,そして一つの供試体に含まれる酵母数と栄養塩の量を調べた.実験結果より,発酵木粉の体積含有率の最大値は概ね15%と考えられ,今後コンクリートでブロックを作製する際の基礎的なデータを得ることができた....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • マウス蝸牛細胞株HEI-OC1細胞を用いた薬剤誘発性<i>in vitro</i>聴覚毒性アッセイ系の確立

    浅野 雄哉, 小黒 裕嗣, 安田 秋太, 岩井 祥人, 安藤 さえこ, 古屋 優里子, 長瀬 孝彦, 山本 恵司 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P2-180-, 2023

    <p><背景>聴覚毒性の検出には<i>in vivo </i>での機能観察総合評価法や聴性脳幹反応測定が用いられてきたが、よりスループット性が高くメカニズムの検討も可能な<i>in vitro </i>の評価系が求められている。我々はマウス蝸牛細胞株(HEI-OC1 細胞)を33℃、10% CO<sub>2</sub> …

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  • 核内のセントロメア空間配置を決める分子メカニズムの解明

    松永 幸大 PLANT MORPHOLOGY 35 (1), 43-48, 2023

    ...という特別なDNA領域が,紡錘糸に引っ張られて両極に移動する.細胞分裂が終了すると,染色体は脱凝縮して細胞核が再構築される.再構築された細胞核において,分裂面から遠位領域に塊となったセントロメアの分布が変わらなければ,セントロメアが片方に偏在した細胞核になる(Rabl構造).一方,セントロメアの偏在が解消され核膜内膜上に分散すれば,セントロメア分散型の細胞核になる(non-Rabl構造).例えば,酵母...

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  • 寒冷地に分布する野生酵母の特性把握の試み

    富樫 巌, 永井 一輝 旭川工業高等専門学校 研究報文 60 (0), 34-41, 2023

    <p>About four strains of wild type yeast that were obtained from some fruits and a flower in Asahikawa-city and Asahikawa neighbor areas, and in North Tohoku area, we observed their cell length, …

    DOI

  • B型肝炎ワクチン

    加藤 孝宣, 明里 宏文 ウイルス 72 (2), 149-158, 2023

    ...B型肝炎ウイルス(HBV)は感染力が極めて強く,一旦感染すると排除が難しい.HBV感染者の減少のためにはB型肝炎(HB)ワクチン接種によるHBV感染の予防が必要である.現在,国内では酵母由来のSmall-HBs抗原を含むHBワクチンが用いられており,HBVの感染阻止が可能な抗体が誘導できる安全なワクチンとして知られている.しかし一部の接種者では十分に抗体が誘導されない例があり,またワクチンエスケープ...

    DOI Web Site PubMed 参考文献39件

  • 酵母の集団における“latecomer killing”現象の発見

    畠山 哲央, 小田 有沙 生物物理 63 (6), 316-319, 2023

    ...<p>グルコースなどの糖が欠乏した飢餓ストレス環境下において,酵母が種を超えて“latecomer killing”という現象を普遍的に示すことを報告する.酵母たちは,飢餓環境下で毒を分泌し,たとえ自らのクローンであっても,他の細胞を殺してしまう.同時に,彼らはその毒に適応し,子孫に受け継ぐことで,自らとその子孫は生き残るのだ.</p>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 防湧性を高めた味噌醸造用酵母DBH114株の開発

    藤原 朋子, 藪 宏典, 坂井 智加子 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター研究報告 30 (0), 1-7, 2023

    Ethanol is added to prevent re-fermentation of yeast in miso that is not heat-sterilized, but this increases manufacturing costs. In response to a request from the Hiroshima Prefecture Miso …

    DOI

  • 酒粕は2型糖尿病モデルマウスKK-Ayの耐糖能異常発症を抑制する

    川内 美樹, 小玉 智章, 荒木 光, 射場 仁美 日本栄養・食糧学会誌 76 (4), 223-229, 2023

    ...しかし, 酒粕には米由来の成分だけではなく酵母や麹菌の菌体成分, その代謝産物も含むため栄養価が高く, 様々な生理機能が報告されている。本研究では, 凍結乾燥させた酒粕を混合した飼料を2型糖尿病モデルマウスに摂取させることで得られる効果について検証した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • カツオ味噌の製造条件に関する研究

    福田 翼, 矢倉 陽平, 辰野 竜平, 古下 学 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 22-, 2023

    ...カツオ+麹条件およびカツオ+大豆+麹条件の酵母数は,発酵40日目以降,増大した。一方,カツオ条件およびカツオ+大豆条件の酵母数は,発酵期間中,検出限界以下であった。カツオ+麹条件およびカツオ+大豆+麹条件のpHは,カツオ条件およびカツオ+大豆条件よりも低く推移していた。TCA可溶性窒素量は,いずれの製造条件においても,時間経過と供に増加した。...

    DOI

  • ナス科植物のゲノム情報から読み解くトロパンアルカロイド生合成系の進化

    山田 泰之 ファルマシア 59 (12), 1122-1122, 2023

    ...ナス科のベラドンナやチョウセンアサガオなどは有毒植物として知られるが,抗コリン薬として利用されるヒヨスチアミンやスコポラミンなどのトロパンアルカロイド(TA)を産生する重要な薬用植物でもある.これらTAの生合成機構は既に解明され,出芽酵母による生産系も構築されている.一方で,なぜナス科のなかでも一部の植物種のみがTAを産生しているのかは不明であった.本稿では,ベラドンナとヨウシュチョウセンアサガオの...

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  • 食品廃棄物をタンパク源としたエタノール発酵とタンパク質の資化

    加藤 賢馬, 石田 奈菜, 戸高 昌俊, 重松 幹二 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 34 (0), 245-, 2023

    ...さらに、酵母の増殖に伴うタンパク質の資化によって、廃液のCOD低減が可能か検討した。みりん干し廃液は十分に酵母増殖のタンパク源になることが分かった。ただし、CODは低減したものの放流には不充分な値であった。一方、鶏卵も酵母増殖のタンパク源として利用可能であった。卵白はリゾチームの影響で発酵が阻害されるが、熱処理やマオウの添加で改善することができた。</p>...

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  • スプライシング阻害とRNA輸送

    芳本 玲 生化学 94 (6), 814-818, 2022-12-25

    ....本稿では,古典的な酵母の遺伝学的的研究から,化学遺伝学的手法と次世代シーケンサーを組み合わせたアプローチを用いて得られた知見をもとにmRNA前駆体の核内繋留機構について概説する....

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  • 噴霧乾燥法および分子包接法による機能性食品粉末の創製技術の確立

    吉井 英文 日本食品工学会誌 23 (4), 97-108, 2022-12-15

    ...生理活性を有する機能性食品化合物は,光,熱,酸素などに対して不安定である.そのため機能性食品とフレーバーのシェルフライフを延ばすために,賦形剤と乳化剤を用いて粉末化されている.この粉末化技術は,物理的方法(噴霧乾燥,凍結乾燥,押し出し,結晶変換),化学的方法(分子封入,コアセルベーション),および菌体法(酵母およびその他の細胞)の 3つの方法に分類される.種々の粉末化技術の中でも,噴霧乾燥法は,粉末...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献34件

  • 稲庭うどん生地を食塩水培地で調製したパン発酵種

    大久 長範, 中村 光太郎, 長 俊広, 毛利 哲 日本調理科学会誌 55 (6), 295-298, 2022-12-05

    ...10<sup>6</sup>/m<i>l</i>を超える耐塩性酵母が食塩水培養で検出された。しかし,乳酸菌の量は10<sup>4</sup>/m<i>l</i>と少なく,従来の発酵種とは異なった。耐塩性酵母<i>Hyphopichia burtonii</i>は,5%および10%の食塩水培地で優勢であった。...

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  • エピガロカテキンガレートおよびエピカテキンによる細胞ならびにDNAの放射線防護効果に関する研究

    Tran Thi Nhan, Wicaksono Lukas Wisnu, Abdillah Maradi, 松尾 陽一郎, 清水 喜久雄, 久米 恭, 泉 佳伸 RADIOISOTOPES 71 (3), 245-253, 2022-11-15

    ...ガンマ線及びヘリウム粒子線を照射した場合の、EGCG及びEC添加による放射線防護効果について、プラスミドDNA(pUC118)及び出芽酵母の野生株を用いてDNA鎖切断及び生存率への効果を評価した。結果から、EGCG及びECを添加した場合、未損傷のプラスミドDNAの割合が上昇すること、及び生存率が上昇することが明らかになった。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 抗シワにおけるECM環境調整に重要なIL-8による好中球遊走活性の制御

    愛水 哲史, 羽田 容介, 岩野 英生, 清水 浩美, 大橋 正孝, 都築 正男, 澤木 茂豊 日本化粧品技術者会誌 56 (3), 296-302, 2022-09-20

    ...われわれは,好中球様細胞の遊走活性評価法を構築,ササユリの花由来の酵母培養物抽出物に好中球様細胞遊走活性抑制作用,およびECM合成促進作用,さらに<i>in vivo</i>でのシワの変化を確認し,抗シワにおけるIL-8による好中球遊走の制御の重要性を見出した。</p>...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 相分離とMAPKシグナル伝達制御のクロストーク

    佐藤 亮介, 杉浦 麗子 生化学 94 (4), 557-565, 2022-08-25

    ...液–液相分離は“ストレス顆粒”に代表される「膜を持たない細胞内オルガネラ」の形成を介してストレス応答,遺伝子発現制御,シグナル伝達などさまざまな生理的役割を担う.特にストレス顆粒が,MAPKをはじめとした細胞内シグナル伝達ネットワークを時空間的に制御する「シグナル伝達のハブ」として,種を超えた役割を担うことが明らかになりつつある.興味深いことに,酵母からヒトに至る真核生物において,増殖やがん化をつかさどる...

    DOI Web Site

  • 真核細胞における核のサイズ制御の仕組み

    久米 一規 化学と生物 60 (8), 386-392, 2022-08-01

    <p>真核生物において核と細胞のサイズ比は一定に維持される.これは,1世紀以上も前から報告されている細胞現象であるが,それを実現するメカニズムには不明な点が多く,生物学における大きな謎である.本稿では,謎に包まれた核サイズ制御メカニズムについて,これまでに明らかになった核サイズ制御に関わる分子や細胞内プロセスとそれらによる核サイズ制御の予想モデルを紹介する.</p>

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 生乳由来乳酸菌に関する研究

    土橋 英恵 化学と生物 60 (7), 334-345, 2022-07-01

    ...<p>ヨーグルトは発酵乳の一種で乳を乳酸菌や酵母で発酵した食品である.その起源は紀元前に遡る.世界各地には様々な伝統的発酵乳製品が存在し,その風味と乳酸菌に関する研究が多数報告されている.一方,我が国では1950年以降にヨーグルトの本格的な工業生産が始まり,2000年以降機能性ヨーグルトの登場によって機能性研究が主流となったが,その風味と乳酸菌に関する研究はほとんどない....

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 伊豆赤沢海洋深層水からのSaccharomyces cerevisiaeの分離と諸性状

    野村 道康, 柴田 雄次, 山本 樹, 山田 勝久, 今田 千秋 海洋深層水研究 22 (3), 71-77, 2022-05-31

    ...今日,海洋深層水(以下,DSW)は幅広い分野で利用されている.DSW中には微生物数は少ないながらも,特異的な微生物群集が存在することが報告されている.本研究ではDSWから食品および化粧品分野での利用に向けて,その実績が高い酵母Saccharomyces cerevisiaeを分離することを目的とした.分離源にはDSW中の懸濁物を濾過するバッグフィルターを供し,そこから合計75株の酵母を分離した.分離株...

    DOI

  • スギにおける単糖トランスポーター遺伝子<i>CjSTP3</i>の単離および解析

    細尾 佳宏, 山下 眞穂, 西村 佳穂 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 419-, 2022-05-30

    ...そして、出芽酵母の単糖取り込み欠損変異株を用いた相補性試験により、CjSTP3はグルコース、ガラクトースなどの単糖の取り込み活性を持つことが明らかになった。また、発現解析の結果、雄花、根、内樹皮などの様々な部位で<i>CjSTP3</i>の発現が確認され、雄花の発達に伴って<i>CjSTP3</i>の発現量が変動することが分かった。</p>...

    DOI

  • ホソチビオオキノコの随伴菌類

    安藤 裕萌, 山下 聡, 升屋 勇人 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 651-, 2022-05-30

    ...その結果、酵母類7種と糸状菌類11属が分離され、酵母類では<i>Suhomyces</i>属2種の出現頻度が比較的高く、糸状菌類では<i>Cladosporium</i>属菌と<i>Penicillium</i>属菌の出現頻度が高かった。このことから、ホソチビオオキノコは多様な菌類を随伴していることが示唆された。今後、これら随伴菌類の機能的な役割などについても調査する必要がある。</p>...

    DOI

  • ノキシノブ葉面から分離された菌類

    柴田 紗帆, 岸本 圭子, 田中 龍聖, 竹本 周平, 廣岡 裕吏 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 639-, 2022-05-30

    ...<p>葉の表面を指す葉面(phylloplane)は,陸上微生物最大の生息場所の1つと考えられている.この葉面上には,植物を基質とする菌類だけでなく,葉面上の他の生物,花粉や塵といった堆積物などを基質とする多様な菌類種が存在すると考えられている.しかしながら,葉面に存在する菌類(葉面菌)は胞子や酵母,菌糸などの単純な形態で存在することや,その単純な形態ゆえに種同定が極めて難しいことから,生態学的役割...

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  • オオキノコムシ科7属と酵母類の随伴関係

    升屋 勇人, 安藤 祐萌, 山下 聡 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 650-, 2022-05-30

    ...本科甲虫は酵母を随伴することが知られており、多様な酵母種が報告されている。一般に昆虫と酵母には様々な共生系が発達しており、栄養源として機能する酵母や餌資源の分解を助ける酵母などが知られるが、オオキノコムシ-酵母の系ではそうした相互作用は調べられておらず、日本国内では随伴酵母の種類相すら分かっていない。...

    DOI

  • 県内分離乳酸菌を活用したサワービールの開発

    勝山 聡, 望月 玲於, 鈴木 雅博, 横澤 賢, 黒瀬 智英子, 髙木 啓詞, 岩原 健二 日本食品科学工学会誌 69 (5), 225-233, 2022-05-15

    ...また, 本県ビール酵母<i>S</i>. <i>cerevisiae</i> NMZ-0688について2-DG耐性付与による発酵能の強化を行い, 乳酸含有麦汁モデル培地におけるアルコール生成能が市販ビール酵母と同等の<i>S</i>. <i>cerevisiae</i> NMZ-1242を取得した. これら乳酸菌4株および酵母2株 (<i>S</i>....

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 県内分離乳酸菌を活用したサワービールの開発

    勝山, 聡, 望月, 玲於, 鈴木, 雅博, 横澤, 賢, 黒瀬, 智英子, 高木, 啓詞, 岩原, 健二 日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology 69 (5), 225-233, 2022-05

    ...また,本県ビール酵母S. cerevisiae NMZ-0688について2-DG耐性付与による発酵能の強化を行い,乳酸含有麦汁モデル培地におけるアルコール生成能が市販ビール酵母と同等のS. cerevisiae NMZ-1242を取得した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 市販パン酵母で作成したパンの成分分析と色を用いた評価による香りの可視化

    森田 亜紀, 早川 文代 日本調理科学会誌 55 (2), 105-112, 2022-04-05

    ...</p><p> パンの成分として,主に酵母由来のアミノ酸量と酵母の発酵力に由来する香気成分に違いが見られた。パンの香りの官能評価では,発酵香は青,甘い香りは赤,橙,こうばしい香りは橙,明度の高さ,と相関があり,香りのイメージを色相と明度で表現できることが示唆された。...

    DOI

  • 放線菌TU14386株が生産する植物病原菌形態異常誘導物質に関する研究

    大塚, みゆき, 畑江, 拓斗, 堀, 浩 玉川大学農学部研究教育紀要 (6) 7-14, 2022-03-31

    ...ポリオキシン様の活性を示した.単離した化合物を種々の糸状菌に作用させ,ポリオキシンの活性と比較したところ,本化合物は,ポリオキシンと同様に細菌および酵母に対して活性を示さず,様々な糸状菌胞子に対して形態異常を誘導した.一方,植物病原菌の栄養菌糸に対しては,同濃度のポリオキシンと比べ,特にイネごま葉枯れ病菌に対して非常に強い生育阻害活性を示した....

    機関リポジトリ HANDLE

  • MALDI-TOF MSを用いた酵母の同定の検討

    馬場 浩, 松本 拓朗, 松下 香, 中山 素一, 宮本 敬久 日本食品科学工学会誌 69 (3), 115-125, 2022-03-15

    ...<p>食品由来の酵母19菌種75株についてポテトデキストロース寒天培地, 25 °C,5日間培養した後, VITEK MS<sup>TM</sup> plusを用いてマススペクトルを取得し, SuperSpectrum (SSp) を作成した....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献10件

  • レスベラトロールと赤ワインは健康寿命を延ばす

    後藤 隆洋 大阪河﨑リハビリテーション大学紀要 16 9-25, 2022-03

    ...レスベラトロールにより、 酵母や無脊椎動物では寿命が延び、 マウスではインスリン抵抗性や動脈硬化に関連する加齢性徴候が改善される。 また、 適量飲酒の作用として、 血小板の凝集抑制、 HDLコレステロールの増加、 血糖値の低下などがあり、 飲酒そのものにも心筋梗塞や糖尿病の予防効果がみられる。 これらの作用はレスベラトロールにもある。...

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • 岐阜大泡なし酵母GY115-a3株の交配育種による高発酵・高吟醸香生産型接合変異株の単離とその醸造特性

    奥村, 真衣, 正木, 和夫, 吉村, 明浩, 澤井, 美伯, 久松, 賢太郎, 原田, 雄斗, 岩本, 悟志, 島田, 昌也, 早川, 享志, 中川, 智行 日本食品保蔵科学会誌 48 (2), 67-72, 2022-03

    ...本研究では特徴的な酸生産能をもつ岐阜大泡なし酵母GY115-a3株の特徴を活かしつつ,本酵母に高い発酵力および吟醸香生成能を付与することを目的とし,岐阜県泡なしG酵母由来の高カプロン酸エチル生産変異株Ce41株を用いて接合交配によるGY115-a3株の育種を目指した。得られた接合株のうち四倍体株はGY115-a3株の有機酸組成の特徴を維持しつつ,吟醸香生産力ももち合わせていた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 清酒のジメチルトリスルフィド生成に影響する製造要因の解析

    佐々木, 慧, 西堀, 奈穂子, 吉田, 聡子, 金井, 宗良, 磯谷, 敦子, 山田, 修, 後藤, 奈美, 藤井, 力 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan 117 (2), 101-110, 2022-02

    ...その理由として上槽末期に増加することが知られている銅,亜鉛,鉄等イオンにはDMTS-ppを増加させる効果は認められず,上槽末期の画分で260nmの吸光度が増加していることから,責め画分におけるDMTS-pp増加は酵母内容物漏出の影響であることが示唆された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 麹菌 -細胞生物学から酒造りまで-

    北本 勝ひこ マイコトキシン 72 (1), 23-38, 2022-01-31

    ...<p> 麹菌(<i>Aspergillus oryzae</i>)は,古くから日本酒や味噌の製造に使われてきた産業上重要な糸状菌である.酒造りでは,「一麹,二酒母,三造り」と言われるように,麹が一番重要であり,応用的な観点から麹菌育種などの研究が多くなされてきた.しかしながら,遺伝学的研究や細胞生物学的な研究は,酵母と比べ格段に遅れていた.筆者らは,ゲノム情報を利用することにより麹菌細胞内のオルガネラ...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 麹菌 : 細胞生物学から酒造りまで

    北本, 勝ひこ JSM mycotoxins 72 (1), 23-38, 2022-01

    ...しかしながら,遺伝学的研究や細胞生物学的な研究は,酵母と比べ格段に遅れていた。筆者らは,ゲノム情報を利用することにより麹菌細胞内のオルガネラの詳細な観察を行ない,糸状菌特異的な細胞構造を明らかにした。本稿では,オルガネラに焦点を当て,麹菌の生命活動について紹介する。...

    日本農学文献記事索引

  • ワイン用ブドウ品種山幸から分離した酵母Hanseniaspora vineaeによるワイン醸造

    高谷, 政宏, 大渕, 秀樹, 大和田, 琢二 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan 117 (1), 37-44, 2022-01

    ...H. vineaeTW15によるワインの発酵は市販ワイン用乾燥酵母よりも遅かったものの,ワインの品質は香り,味,調和の3項目が評価された。4. H. vineaeTW15はアミノ酸の消費量が多く,アミノ酸に由来するイソブチルアルコール,酢酸イソアミル,2-フェニルエチルアルコールおよび酢酸2-フェニルエチルを市販ワイン用乾燥酵母のS. bayanusよりもわずかに多く生成する傾向が確認された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 進化する酵母細胞表層工学

    猪熊 健太郎, 蓮沼 誠久 Oleoscience 22 (3), 99-105, 2022

    ...<p>酵母にとって細胞表層は,生命維持に必要な要素を閉じ込めて自己と他者を隔てる境界面であると同時に,自己が外界の環境や他者と相互作用するための重要なインターフェイスでもある。そのため,細胞表層の機能性を操作し,外界との相互作用を自在にデザインできるようになれば,酵母細胞を物質生産や医療など様々な分野で活用することが可能になると期待される。...

    DOI Web Site 参考文献21件

  • RANKLの発見、その研究の現状と未来

    保田 尚孝 日本薬理学会年会要旨集 95 (0), 1-S05-1-, 2022

    <p>Discovery of receptor activator of NF-κB ligand (RANKL) gave a great impact on identification of the mechanisms regulating osteoclast differentiation and function, establishment of research field …

    DOI Web Site

  • 韓国のマッコリ製品と日本の「伝統的酒造り」の関係に関する調査

    中條 一夫 日本酒学ジャーナル 2022 (1), 30-43, 2022

    ...韓国の伝統こうじヌルクは多様な菌および酵母を繁殖させたものである。しかし、現在の韓国のマッコリ製品の中には日本由来の白こうじ菌を使用した製品がある。このため、韓国内には「韓国の国家無形文化財であるマッコリが日本の無形文化財と同一視されるのではないか」という懸念が存在する。...

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  • 北海道産小麦のパン製造における有効性

    高橋 真美 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 159-, 2022

    ...しかし、ホシノ天然酵母パン種で焼成したパンでは、「ゆめちからベストブレンド」は「カメリヤ」と同様の膨化度が認められた。官能評価では、「ハルエゾ」が「味」、「香り」、「食感」、「総合評価」において嗜好性が高く評価された。「ハルエゾ」は北海道産小麦の特長である粘弾性、モチ感があり、香りが豊富とされる小麦粉の1つである。このことが官能評価において、高く評価された要因と推察された。</p>...

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  • 耐塩性微生物の接種と加熱処理がエソ魚醤発酵中の化学組成に及ぼす影響

    湯浅 正洋, 烏山 菜摘, 古場 一哲, 松澤 哲宏 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 22-, 2022

    ...</p><p>【方法】未利用魚介類はエソを使用し,従来法では,ミンチ状のエソ・米麹・20%(w/v)食塩水を混合して30℃・24週間発酵させた.発酵開始前に耐塩性乳酸菌(<i>Pediococcus halophilus</i>)と耐塩性酵母(<i>Zygosaccharomyces rouxii</i>)を接種して発酵させたもの(菌添加法),および材料混合後55℃・15時間の加熱分解後に耐塩性微生物...

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  • 酵母プリオンSup35タンパク質の線維伸長の1分子高速AFM観察

    紺野 宏記, 中山 隆宏, 安藤 敏夫, 田口 英樹 生物物理 62 (6), 327-330, 2022

    ...<p>生体分子の構造動態をサブ秒・ナノメートルの分解能で観察する高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)を用い,酵母プリオンSup35のアミロイド線維の伸長機構の詳細を明らかにした.線維末端への単量体付加による線維伸長の直接的な証拠が得られただけでなく,オリゴマーと線維の関係にも新たな知見を得ることができた.</p>...

    DOI Web Site 参考文献15件

  • リソース過負荷の遺伝的プロファイリング

    守屋 央朗 生物物理 62 (2), 134-136, 2022

    ...<p>タンパク質を過剰発現するとタンパク質合成や輸送,折りたたみなどのプロセスに過負荷をかけ増殖阻害を引き起こすと考えられている.しかし,この過負荷の実態となる制限要因は明らかになっていない.筆者らは酵母の変異株を体系的に調査し,タンパク質合成と核外輸送の制限要因を遺伝的にプロファイリングした.</p>...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 単一細胞元素分析法の開発と毒性学分野への応用

    田中 佑樹, 片山 陽菜乃, 飯田 里紗子, 小椋 康光 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S28-3-, 2022

    ...本手法では出芽酵母、緑藻、ラット赤血球及び慢性骨髄性白血病由来細胞(K562)という幅広い生物種の単細胞における内在性元素の検出、定量を試みた。SC-ICP-MS分析によって得られる細胞内の元素含有量は、細胞塊を酸分解して測定する従来法により見積った値と良く一致した。本発表では毒性学分野への応用として、K562細胞にCdを曝露した際の細胞内Zn量の変化についても紹介する。...

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  • 酵母における染色体分配阻害と核形態変化に及ぼす糖代謝関連毒物の影響

    井上 善晴 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S3-5-, 2022

    ...</p><p> 筆者の研究室では、出芽酵母(<i>Saccharomyces cerevisiae</i>)をモデル生物として、MGの生理機能について研究を行なっている。高濃度のMGは酵母だけに限らず全ての生物に対して致死的に作用するが、亜致死濃度のMGは酵母の核形態を球からjellybeansのような扁平な形に変形させることを発見した。真核生物の核は通常、球形である。...

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  • 肺胞蛋白症とGM-CSF吸入療法

    田澤 立之 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-S36-1-, 2022

    ...(rhGM-CSF)製剤を隔週で3-6ヶ月間,ネブライザーで吸入するもので,外来診療で行える.本症は稀少疾患のため,十分な症例数での臨床研究が困難であったが,米国での後方視研究(12例)や本邦での第2相試験(35例)での結果から,皮下注射より総用量が少なくより多い奏効例を得られる可能性が示された.最終的にランダム化二重盲検比較試験として,本邦12施設での医師主導治験(PAGE試験, 2群64例, 酵母由来...

    DOI

  • 子牛におけるルーメンアシドーシスの関与が疑われた<i>Pichia kudriavzevii</i> による消化管真菌症

    大竹 良祐, 澤田 徳子, 木﨑 あゆみ, 戸塚 知恵, 花房 泰子, 芝原 友幸 日本獣医師会雑誌 74 (12), 781-787, 2021-12-20

    ...<p>岩手県内の黒毛和種牛飼養農家で,24日齢の子牛が下痢及び哺乳欲低下を呈し,予後不良となった.剖検では,前胃及び第四胃に腐敗酸臭を伴う灰色泥状内容の貯留がみられた.組織学的に,食道及び前胃の粘膜は肥厚し,上皮細胞の変性,壊死及び錯角化,好中球の浸潤並びに出血が認められた.病変部には多数の酵母様真菌及び仮性菌糸がみられた.免疫組織化学的検査並びに第一胃及び直腸の内容由来分離菌の生化学的性状検査及び...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献23件

  • ビールづくりの鍵:ホップと酵母の相互作用

    土屋 友理 化学と生物 59 (11), 534-542, 2021-11-01

    ...もちといった外観安定性にも関与しており,ビールにとってなくてはならない原材料の一つである.近年,クラフトビールの世界的な流行に伴い,ホップの香りを強調したビールの需要が増えてきている.キリングループでは,発酵中にホップを添加することにより,ビールに豊かなホップ香を付与する技術(ディップホップ製法)を開発した.ディップホップ製法を深耕するにあたり,この技術はホップ香を付与するだけでなく,発酵中にホップと酵母...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 花から分離した酵母<i>Saccharomyces cerevisiae</i>の清酒醸造特性

    井田 祐子, 佐藤 悦人, 丸田 航大, 田﨑 裕二 日本菌学会会報 62 (2), 65-75, 2021-11-01

    ...の2株は清酒酵母と異なるタイプと判断された.分離酵母6株を用いた総米3 kgの小仕込試験の結果,それらのアルコール発酵能は清酒酵母K701と同程度であった.NKY1488とNKY1945の製成酒には,高い酸度,低いアミノ酸度,高い酢酸濃度という特徴があった.これらの結果から,分離酵母6株の清酒製造現場での実用化の可能性とNKY1488とNKY1945の特徴ある醸造特性を見出した.NKY1488を用いた...

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  • 多様な炭素源を利用するメタノール資化性酵母の遺伝子発現系

    髙木 忍, 由里本 博也, 阪井 康能 生物工学会誌 99 (10), 516-520, 2021-10-25

    ...<p>メタノール資化性酵母では,主にメタノール資化に関わる酵素遺伝子を制御する強力なメタノール誘導性プロモーターを利用したタンパク質生産が行われてきたが,近年,メタノールを使用せずにグルコースやグリセロール,エタノールなど,メタノール以外の多様な炭素源を利用したタンパク質の発現系が開発されている.さまざまな可能性を秘めたメタノール資化性酵母による遺伝子発現系を紹介する.</p>...

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  • 固定化酵母によるアルコール発酵

    高橋, 祐樹 長野県工業技術総合センター研究報告 = Research reports of Nagano Prefecture General Industrial Technology Center (16) 255-257, 2021-10

    ...市販ワイン乾燥酵母をアルギン酸カルシウムで包括固定して調製した固定化酵母のアルコール発酵能を評価するため,市販リンゴジュースを用いた小規模アルコール発酵試験を行った。その結果,乾燥酵母を復水してそのまま果汁に所定量添加した対照区とほぼ同様の発酵経過であった。...

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  • シンクロトロン光を利用した尿素非生産性の愛知県酵母の育種

    三井, 俊, 山本, 晃司, 伊藤, 彰敏, 家田, 明音, 近藤, 徹弥, 杉山, 信之, 赤尾, 健, 吉村, 明浩, 榊原, 康彰, 船井, 秀哉, 原本, 直幸, 志水, 元亨, 加藤, 雅士 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan 116 (10), 703-712, 2021-10

    ...高輝度,高指向性といった特徴を有すると共に,波長範囲の広い白色光源であり,分光器により任意の波長を選択して利用可能なシンクロトロン光を変異原として活用し,尿素非生産性酵母の育種を行った。愛知県酵母FIA2にシンクロトロン光を照射した後,CAO寒天培地,Arg及びOrn寒天培地を用いてアルギナーゼ欠損候補株を選別した。EMS処理についても同様の選別工程を行った。...

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