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検索結果 1,185 件

  • 広島県における微小粒子状物質(PM2.5)の10年間の推移

    竹本 光義, 久保田 光 広島県立総合技術研究所保健環境センター研究報告 31 (0), 27-32, 2023-12-01

    ...広島県では大気汚染防止法第22条に基づき,PM2.5質量濃度の監視を2011年度から実施し,成分分析についても2013年度から実施している.PM2.5質量濃度の減少傾向やPb/Zn比の解析結果等から,大陸からの越境汚染の影響が減少したことが示唆された.また,成分としては二次生成粒子(主に硫酸イオン)が減少していることが分かった.2020年度以降では,重油燃焼の寄与が減少しており,2020年1月に発効...

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  • VGOマイルドハイドロクラッキング反応におけるCoMo水素化脱硫触媒へ添加したリン,亜鉛の効果

    山田 晃, 小森 一幸, 羽田 政明 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (6), 208-216, 2023-11-01

    ...<p>重油から付加価値の高い軽質油へ転換する方策の一つとして水素化脱硫装置におけるマイルドハイドロクラッキング(MHC)運転がある。しかし,MHCは触媒へのコーク堆積量も増加することから,触媒劣化に対応する必要がある。著者らのグループは過去にZnおよびPを添加することで,触媒劣化を抑制できることを見出している。...

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  • 高知県における木質バイオマス小規模熱利用の現状と普及拡大可能性

    鈴木 保志, 岩瀬 理央奈 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 194-, 2023-05-30

    ...燃料種がA重油・灯油、2. 設備導入時期15年以上、3. 燃料使用量10万L/年以上、4.設備の種類がボイラ・乾燥炉、5. 日稼働時間18時間以上、6. 年間稼働時間300日以上、とし積集合をとると、該当施設数は順に697、404、148、145、33、29となった。...

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  • 燃料転換をはじめとした省エネルギーと省CO<sub>2</sub>

    坂東 竜弥 紙パ技協誌 77 (7), 595-599, 2023

    ...<br>主な取組みとして,まずA重油からLNGへの燃料転換が挙げられる。ガス化そのものは昨今珍しいものではないが,省スペース化等の最新技術を盛り込んだVサテライトを導入した。スペースは従来の1/6程度で,工期の短縮,メンテナンスの簡素化といったメリットが挙げられる。蒸気ボイラーに関しても省スペース性や負荷追従,排水処理,運用上のメリットが工場のニーズに合った設備導入を行った。...

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  • 化石燃料を使用しないパルプ工場

    田中 啓介 紙パ技協誌 77 (8), 677-680, 2023

    ...しかしながら唯一ライムキルンでは石灰焼成の熱源として未だに重油をはじめとした化石燃料が使用されており,工場全体としてのカーボンフリー化を妨げている。<br>バルメットにはライムキルンの熱源として化石燃料に替わり木粉を燃料として使う技術があり,さらに樹皮等のバイオマスをガス化して熱源として使う技術がある。...

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  • 春日井工場における省エネルギーの取り組み

    大井 翔太 紙パ技協誌 77 (6), 532-537, 2023

    ...<br>「回収工程におけるキルンの省エネ対策」では,石灰焼成度の管理方法変更,誘引ファンの空気量削減対策,バーナーの空気比率変更による入熱量アップによりキルンの焼成工程を最適化した事例と硫化度アップにより白液の製造に必要な生石灰の量を減らし,キルン生産レートダウンによって重油を削減した。...

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  • 2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けた廃油対策

    佐藤 祐樹, 池田 寿文, 植田 洋行, 川西 理史, 大山 晟弥 Material Cycles and Waste Management Research 33 (1), 62-69, 2022-01-31

    ...燃料に再生された廃油は代替した重油・軽油相当分の CO<sub>2</sub> 排出削減に貢献しているものの,一方で大半の溶剤・潤滑油は石油を原料に製造されており,カーボンニュートラル化の観点から,再生燃料としての利用分を含む廃油全体からの CO<sub>2</sub> 排出量を削減する対策を抜本的に考えていく必要がある。...

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  • 石巻工場における省エネルギーの取り組み

    鈴木 悟 紙パ技協誌 76 (6), 517-521, 2022

    ...<br>・7B間接式黒液加熱器設置による効率向上       重油換算 949 kl/年 1,772 t-CO<sub>2</sub>/年<br>・8B蒸気式空気予熱器(SAH)運用改善         重油換算1,337 kl/年 4,701 t-CO<sub>2</sub>/年<br>・1Bガス式空気予熱器(GAH)制御改善によるRPF増燃  重油換算  0 kl/年 20,463 t-CO<sub...

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  • 石灰焼成キルンの燃料転換

    井戸 成之 紙パ技協誌 76 (6), 513-516, 2022

    ...石灰キルンの重油からのCO<sub>2</sub>排出削減は,一般的には石灰焼成の効率を上げ重油使用量を削減することが行われており,CO<sub>2</sub>排出原単位の低い燃料に転換することはあまり行われていない。...

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  • 小型耐圧容器を用いた重質油の付着性評価の試み

    中島 康晴, 馬 驍, 大坪 和久 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2022 (0), 38-, 2022

    ...<p>原油やC重油などの重質油はアスファルテンなどの高分子量成分を含んでいる。原油の生産から精製、貯蔵に至る工程においてこれらの成分が管等に析出・付着し、障害をもたらすことが知られているが、これらの付着性を評価する手法は確立されていない。本研究では、温度調節が可能な小型耐圧容器を含む試験装置を製作し、これを用いて圧力条件における重質油の付着性の評価を行うことを検討した。</p>...

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  • 施設園芸における太陽光発電を主軸とした再生可能エネルギー電力活用モデルの導入可能性 -和歌山県日高地域を対象として-

    川口 ましろ, 蓬臺 都馬, 中尾 彰文, 吉田 登 土木学会論文集G(環境) 78 (6), II_225-II_236, 2022

    ...の各パラメータに対し,複数のケースを設けて試算した.その結果,電力完全自立型では,内部利益率が負値を示し事業性を有するモデルとはならないこと,電力自立志向ではいくつかの条件が整えば内部利益率が13.5%以上となり有効な事業モデルとなることが確認できた.また,想定したすべての事業モデルで,重油価格が事業性に及ぼす影響が大きいこと,定置型蓄電池の調達価格が総コストに占める割合が高いことが明らかとなった....

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  • 溶剤脱れき,重油脱硫および重油流動接触分解を組み合わせた重質油処理技術の開発

    松下 康一, 東 正浩, 可児 正也, 岸田 遼, 永易 圭行, 岩間 真理絵, 中岡 哉徳 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2022 (0), 5-, 2022

    ...<p>従来C重油として使用されていた減圧残渣(VR)留分を、溶剤脱れき (SDA) 装置にて抽出して得られる脱れき油(DAO)を重油脱硫装置(RDS)で処理することにより、接触分解装置(RFCC)の原料に用いるアップグレーディング技術開発を行った。...

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  • 二塚製造部省エネルギーへの取組事例について

    加藤 太佑 紙パ技協誌 76 (7), 625-628, 2022

    ...<br>当製造部F3マシンで実施したメタリングロール回転比ダウンによる省蒸気では,希釈水を減らすことで塗工液濃度をアップさせ,トップ・ボトムメタリングロールの回転比を下げることで,省蒸気量344 t/月となり,重油換算として22.8 kl/月の削減となった。...

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  • 三次元励起蛍光マトリクス法とPARAFAC 解析を用いた油種の迅速分析

    春田 知昭, 平林 達也, 北本 靖子 水道協会雑誌 90 (9), 2-12, 2021-09-01

    ...淀川水系で最も流出事故件数の多い油類(A重油、軽油、灯油)について、三次元励起蛍光マトリクス(以下EEM)法及びParallel Factor Analysis(以下PARAFAC)を用いて迅速判別・簡易定量を試みたところ、これらの油類は3つの蛍光成分に分離することができ、その成分得点比によって判別が可能であると考えられた。...

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  • ごみ炭化燃料化施設の炭化燃料利用先拡大に向けたバーナの開発 第3報

    清水 正也, 小澤 奎太, 森永 友一郎, 今田 雄司, 竹田 航哉 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 32 (0), 273-, 2021

    ...本稿では、アスファルトプラントで重油の代替燃料として炭化燃料が使用可能であること、および炭化燃料を利用して製造したアスファルト合材で舗装耐久性試験を行い規格と品質、耐久性を満たしたことから、炭化燃料の利用先拡大が可能であることを確認できたので報告する。</p>...

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  • 地域社会における葬制変容の力学

    大場 あや 宗教研究 95 (1), 75-99, 2021

    ...重油式火葬場の建設、霊柩自動車の導入を受け、契約講は労務的互助機能を放出していく。火葬場の建設は、組織再編に決定的なインパクトを与えたと同時に、契約講の連合組織が町行政との交渉の末に実現した成果でもあった。その背景には、町の財政状況に加え、戦後のまちづくりと新生活運動の機運を活用し、住民を取り込んでいった地域のリーダーたちの動きがあった。一方、葬儀社の参入による影響は副次的なものだった。...

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  • 大災害での病院被災ー過去の教訓から学ぶ

    福田 幾夫 生体医工学 Annual59 (Abstract), 126-126, 2021

    ...燃料:重油等の備蓄は3日程度を保持している病院が多いが、南海トラフ地震では長期間の停電とサプライの遮断により病院が孤立する可能性がある。大災害では職員も被災者となり、交通網の遮断で少ない人員での傷病者対応が必要となり、平時でのBCP策定が重要である。</p>...

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  • GC-TOFMS を活用した油類の迅速分析法の確立と油流出事故への応用

    籔内 宣博, 外山 義隆, 春田 知昭, 平林 達也, 北本 靖子 水道協会雑誌 89 (10), 2-12, 2020-10-01

    ...淀川水系で過去に水源水質事故の原因となったことがあるA重油、軽油、灯油を対象とした油類の迅速測定法を検討した。高分解能でスキャンスピードが速いガスクロマトグラフ-飛行時間型質量分析計(GCTOFMS)を活用することにより、油類流出事故発生時における油種の明確な同定が可能になったとともに、Fast GC 分析法を用いることで従来の測定と比べて測定時間を短縮することができた。...

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  • 2019年台風19号直後の衛星・現地データによる東京湾の濁度および重油の分布推定

    作野 裕司 土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_1381-I_1386, 2020

    ...船舶から流出した重油は報道による目撃情報やSentinel-1 SARの低σ値(後方散乱係数値)や風況などを総合的に判断して,南南東方向に30km程度流出したと推定された.以上のことからこれらの現場データと衛星データによる初動調査は台風直後の東京湾の状況を把握する有効な手法であることが検証された....

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  • 大規模災害時の医療継続のための停電への備え

    福田 幾夫 生体医工学 Annual57 (Abstract), S183_2-S183_2, 2019

    ...非常用電力供給のエネルギーとしてコジェネ発電102施設、重油242、太陽光40であった。エネルギーセンターの配置は地下が257施設と最も多く、ついで1階185、2階以上64であった。昨年の北海道胆振地震では北海道全域の停電、東日本大震災では東北地方ほぼ全域の停電が起こっており、平時の点検が重要。</p>...

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  • 分子構造属性を用いたRDSプロセス解析 —原油の重質度の反応性影響評価—

    岩間 真理絵, 大内 太, 柴田 悠一, 松下 康一 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019f (0), 52-, 2019

    ...<p>原油の常圧蒸留残渣油(AR)を水素化精製する重油脱硫装置(RDS)では、原料油の重質度の違いによって、反応性が異なることが知られている。原料油がRDS反応性に与える影響を分子構造面から理解することで、RDSのさらなる安定運転に繋げられると期待される。これまでの研究により、原油重質度の異なるARにおいては、原料油に含まれるアスファルテン分がRDS反応性に大きな影響を与えることが分かった。...

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  • N2号ボイラー省エネ事例

    湊 雄基 紙パ技協誌 73 (6), 540-544, 2019

    ...過熱器管の高温腐食対策及び既設タービン発電機の蒸気温度条件に合わせるため,重油焚きの3次過熱器を設置するシステムを採用した。</p><p>3次過熱器では追焚用のC重油を常時使用しており,蒸気温度の温度付けのため使用を止めることができない。燃料価格の値上がりに伴い,3次過熱器の追焚重油は工場の損益に非常に大きな影響を及ぼす要因となっている。...

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  • 重質残渣油のRFCC原料化のためのRDS触媒システム開発(第3報)-脱れき油の反応性予測-

    松下 康一, 東 正浩, 岩間 真理絵, 髙村 徹 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019f (0), 50-, 2019

    ...このため、当社ではVR留分を溶剤脱れき装置(SDA)にて抽出して得られる脱れき油(DAO)を重油脱硫装置(RDS)で処理することにより、従来C重油として使用されていた留分を、接触分解装置の原料に変換する技術開発を行っている。 本検討では、RDSでのDAO処理による発熱状況は、常圧残渣油(AR)処理時と異なり、従来のシミュレーターではリアクターの温度予測精度が低いと分かった。...

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  • 微量金属元素を用いた人為起源エアロゾルの起源と発生過程の考察

    宮本 千尋, 松木 篤, 板井 啓明, 高橋 嘉夫 日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 6-, 2019

    ...また、試料中の金属元素の地殻に対する濃縮係数、元素相関比、空気塊の輸送経路の違いから、夏の試料では、主に船舶由来と推定される重油燃焼起源物質の寄与が大きく、冬の試料では石炭など他の燃料燃焼を起源とする物質の寄与大きかったことが示唆された。</p>...

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  • 重質残渣油のRFCC原料化のためのRDS触媒システム開発(第4報)-脱れき油のRFCC原料化検討-

    髙村 徹, 松下 康一, 大内 太, 中川 真奈巳 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2019f (0), 51-, 2019

    ...このため、弊社ではVRより溶剤脱れき装置(SDA)にて抽出することで得られた脱れき油(DAO)を重油脱硫装置(RDS) で処理することにより、従来C重油として使用されていた留分を、接触分解装置の原料に変換する技術開発を行っている。本検討では、RDSでの反応性評価を行い、RFCCにて処理できるVR留分比率を増加させる運転方法を検討した。</p>...

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  • 鳥取砂丘海岸に生息する好砂海生菌の多様性と生態

    藤原 沙耶, 遠藤 直樹, 早乙女 梢, 前川 二太郎, 中桐 昭 日本菌学会会報 59 (2), 25-37, 2018-11-01

    ...鳥取砂丘海岸の海生菌相は,太平洋沿岸のそれとはやや異なり,日本海沿岸域から報告されている種を多く含むことが確認された.出現菌のうち9属15種は胞子が海泡に含まれる季節的傾向により通年型,温暖型,寒冷型の3タイプに類別できた.さらに,これらは温度に対する菌糸生長や胞子形成の特性が異なっており,海泡中の胞子における出現種数の季節変動の要因になっていることが示唆された.さらに,各種基質(流木・海藻・羽毛・重油...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • バイオモニタリングを用いた大阪市沿道の大気汚染解析

    三原 幸恵, 村重 陽志, 守口 要, 嶋寺 光, 松尾 智仁, 近藤 明, 松井 敏彦, 原井 信明, 重吉 実和, 世良 耕一郎 大気環境学会誌 53 (3), 79-87, 2018-05-10

    ...バイオモニタリング結果と交通量の関係を検討したところ、有意な相関が見られた元素は、交通由来や重油燃焼由来のFe、Cr、Mn、Ni、Zn、Vであった。また、発生源プロファイルと元素質量比を比較したところ、交通由来の発生源の元素質量比はおおむね一致しており、沿道の特徴を捉えることができた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • スギ切削チップの静置通風乾燥

    竹倉, 憲弘, 薬師堂, 謙一 農業施設 49 (1), 18-23, 2018-03

    ...ハウス暖房の加温ボイラーの燃料の重油を地域資源である木質チップで代替するため,バイオガス発電の余剰排熱等を利用してチップを燃焼利用前に効率的に乾燥することを想定し,スギ生木切削チップの静置通風乾燥する基礎試験および実規模試験を行った。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ロータリーキルン1基化統合改造の効果と操業経験

    土田 裕人 紙パ技協誌 72 (8), 925-928, 2018

    ...</p><p>従来,キルンでは,No.1キルンとNo.2キルンの2基での操業を行なっていたが,重油削減を目的にNo.1キルン増産,No.2キルン停止による1基化統合改造工事を実施した。工事では,⑴重油バーナ更新,⑵石灰クーラ更新を図り,燃焼効率の改善や熱回収の強化によって重油削減を実施した。工事後,1基化運転に移行したことで,重油原単位で14%削減,電力原単位で9%低減できた。...

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  • 重油直接脱硫反応器における偏流解析モデルの開発

    高橋 公紀, 山本 基裕, 野々上 友也, 寺谷 彰悟 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2018f (0), 148-, 2018

    ...重油処理プロセスとして代表的な直接脱硫装置は、触媒が充填された灌液型反応器内に重質油と水素を供給し、高温高圧の反応条件において重質油を脱硫する装置である。反応条件が過酷なため、偏流やホットスポットといったトラブルが発生し易い装置となっている。これらの発生メカニズム解明のため、ペトロリオミクス技術から得られる反応と灌液型反応器内の流動を連成させ、偏流挙動を解析するモデルを開発中である。...

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  • A重油と飽和脂肪酸およびトリグリセリドの混合系における液相線の測定と推算

    由井 和子, 伊藤 恵, 小林 拓朗, 辻 智也, 倉持 秀敏 化学工学論文集 44 (1), 54-58, 2018

    ...<p>未利用な最低品質廃油脂類であるトラップグリースの油分を重油代替として利用するには,油分に含まれる高融点の飽和脂肪酸とトリグリセリドの濃度を低減し,室温における油分の固化を防止する必要がある.本研究では,晶析を用いた油脂類の濃度制御法に関する基礎データの取得のため,トラップグリースの高融点成分である飽和脂肪酸(ステアリン酸,パルミチン酸,ミリスチン酸)とそれらのトリグリセリドについて,A重油との...

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

  • 川内工場における省エネの取組み

    下山 慎吾 紙パ技協誌 72 (6), 588-593, 2018

    ...</p><p>省重油に関しては省電力と比較すると達成率が低く,更なる案件の掘り起しが必要であり,節水に関しては用水が河川水であり,用水単価が安価であることから,費用対効果のある案件が少ない状況ではあるが,社員一丸となって目標達成に向け取り組んでいる。</p><p>本稿では過去3年間で実績が上がった省電力,省重油案件を代表して3件の事例を紹介する。</p>...

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  • 重油直接脱硫反応器内の触媒固化による流動への影響

    山本 基裕, 高橋 公紀, 野々上 友也, 寺谷 彰悟 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2018f (0), 149-, 2018

    直接脱硫反応器において、触媒充填層内にコークが生成し触媒が固化して差圧が上昇することによって、処理能力の低下や最終的には運転停止に至るケースが報告されている。このような反応器内の流動現象を理解する目的で、触媒充填層内にコーク生成による触媒固化を模した固化物を設置した実験装置により差圧や液分布を測定し、固化物の大きさなどが流動へ与える影響を検討した。本発表ではこれらについて報告する。

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  • 可視光の衛星画像の海面の色相変化を用いた広域海洋汚染の調査方法の開発

    神部 順子, 小原 裕二, 青山 智夫, 長嶋 雲兵 Journal of Computer Chemistry, Japan 17 (4), 180-187, 2018

    ...<p> 可視光の衛星画像を新たな環境科学の研究資料及び教材とするための解析手法を開発した.環境の異変は特に微細な色相の変化に現れるので,色相とコントラストの強調法を新たに開発し, その手法を用いて2018年1月のタンカーSanchi号の沈没事故後のひまわり8号撮影の衛星写真を解析したところ,海中に投棄された凝縮物(Condensate)の影響は見いだせなかったが,重油と考えられる海面...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • スギ切削チップの静置通風乾燥

    竹倉 憲弘, 薬師堂 謙一 農業施設 49 (1), 18-23, 2018

    ...ハウス暖房の加温ボイラーの燃料の重油を地域資源である木質チップで代替するため,バイオガス発電の余剰排熱等を利用してチップを燃焼利用前に効率的に乾燥することを想定し,スギ生木切削チップの静置通風乾燥する基礎試験および実規模試験を行った。...

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  • IoTによる持続可能な定置網漁業の取り組み

    和田 雅昭, 畑中 勝守 日本LCA学会誌 14 (3), 207-212, 2018

    ...その結果、2016年のA重油の消費量は2015年に比較して3.2%減少したにもかかわらず、漁獲量は32.3%増加した。これにより、IoTの活用が生産効率の向上と漁船排出CO<sub>2</sub>の削減に寄与することを確認した。現在、著者らは定置網ビッグデータの生成に取り組んでいる。近い将来、人工知能が明日の水揚げを予測するようになり、定置網漁業の持続性は高まるものと考えられる。</p>...

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  • 直脱原料油逆洗フィルターのロジックシステム改良

    岡崎 祥大, 津森 廣志 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2017f (0), 96-, 2017

    ...重油直接脱硫装置の原料油逆洗フィルターは、原料油のスラッジ除去を目的に設置しており、差圧上昇時に、生成油を逆向きに流すことで付着したスラッジを洗浄するシーケンスが組まれている。当機は20年以上の使用による経年劣化で作動不良が増加していた。更に、本機は外国製で且つ既に製造中止であったため保守管理が難しくなっていた。...

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  • 重油の効率的脱硫を指向したリン化ロジウム触媒の調製

    辻野 太紀, 神田 康晴, 上道 芳夫 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2017f (0), 100-, 2017

    重質油の脱硫に必要な高い水素化能をもつリン化ロジウム(Rh<sub>2</sub>P)のC-S結合開裂能を向上させるため、第4周期金属を添加したRh<sub>2</sub>P触媒の水素化脱硫(HDS)活性を検討した。チオフェンHDS反応において脱硫されていない中間生成物であるテトラヒドロチオフェン(THT)の選択率より、C-S結合開裂能を評価した。Rh<sub>2</sub>Pにいずれの金属(M…

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  • 残油水素化脱硫触媒への亜鉛添加効果

    飯塚 喜啓, 中嶋 伸昌, 佐藤 一仁, 羽田 政明 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2017f (0), 102-, 2017

    ...重油の高付加価値化を達成する方策の一つとして、直接脱硫装置において残油を処理し、この生成油をFCCで分解するプロセスが知られている。これまでに直脱装置の残油水素化脱硫触媒について多くの研究が行われており、NiMo/Al<sub>2</sub>O<sub>3</sub>触媒に亜鉛を添加することで触媒上へのコーク堆積量が減少することが明らかになっている。...

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  • 石灰キルンのオイルコークス混焼への燃料転換

    田中 哲明 紙パ技協誌 71 (1), 35-39, 2017

    ...<p>苛性化工程で重油を大量に消費するパルプ産業において,燃料費の削減は大きなテーマである。そのソリューションとして,苛性化キルンの重油専焼から石油精製時の残渣であるオイルコークスと重油の混焼への燃料転換は有効な手段である。その一方で,オイルコークスは高炭素分に由来する難燃性と難粉砕性という性質を有するため,混焼が可能な微粒子化及びキルンへの供給を安定的に行なうためには様々な配慮が必要となる。...

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  • 黒液を燃料としたソーダ回収ボイラに関する基礎講座

    山本 禎久 紙パ技協誌 71 (10), 1144-1149, 2017

    ...</p><p>一般的な重油や石炭などの化石燃料を使用するボイラは,蒸気を発生させるという役割を担っているが,ソーダ回収ボイラは,蒸気発生の役割だけでなく,『黒液中のソーダ分を主成分とする蒸解薬品をスメルト溶融塩として還元回収する』というパルプ製造プロセスの一部となる役割も果たしており,ソーダ回収ボイラの呼称もこの蒸解薬品を回収することに由来している。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 高岡工場における省エネの取組みについて

    京紺 正, 福島 拓馬 紙パ技協誌 71 (7), 737-743, 2017

    ...</p><p>当工場では省電力・省重油・節水の3項目を軸に省エネに取組んでいるが,どの項目においても年々目標の達成に苦労しているのが実情である。しかしながら,近年の省エネの取組みとして設備更新の際に設計などを見直し,高効率化を図れる新型の装置を種々の設備に導入することでドライヤーの乾燥効率改善や重油バーナーの燃料使用量低減などの成果を上げた。...

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  • 日本の製紙産業の技術開発史:第二次世界大戦以後

    飯田 清昭 紙パ技協誌 71 (8), 888-895, 2017

    ...産業全体とし,黒液からの回収エネルギーは,購入重油のエネルギー量にほぼ匹敵した(1993年)。</p><p>3. 日本の広葉樹チップの高コストは伐出費にあり,海外からチップを,運賃をかけて持ってきても引き合うとのみなされていた。</p><p>4. チップ輸入が軌道に乗りだしたところで,海外チップの高騰が続いた。これは,同じ時期の円高の進行で帳消しとなった。</p><p>5....

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  • 重油流出の液滴サイズ分布の数値予測

    コルデイロ ダニエル, 岡野 泰則, 高木 洋平, 加藤 直三 理論応用力学講演会 講演論文集 64 (0), OS7-03-, 2017

    <p>The prediction of the hydrocarbon Droplet Size Distribution (DSD) is one of the weaknesses of current underwater oil spill models. In this work, we compare the predictions of empirical DSD models …

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  • 希釈および中和処理によるバイオディーゼル燃料製造グリセリン廃液の資源化

    武下 俊宏, 村田 真理, 大塚 芳夫, 井上 芳樹, 橘 峰生, 安部 剛 Oleoscience 17 (7), 305-311, 2017

    ...分離油は高位発熱量が高いので燃料油として資源化し,再生重油と廃食用油から作られるバイオ再生重油の原料に用いた。一方,グリセリン水溶液は全窒素に対して有機性炭素の含有量が高いので脱窒剤として資源化し,し尿処理施設で通常使用されている50%メタノールの代替物に用いた。本処理方法により,グリセリン廃液の全量を資源化ならびに利用可能とした。</p>...

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  • 流木を利活用した地域熱供給システムの検討

    立花 潤三, 奥佐 嘉基, 岩田 泰輔 土木学会論文集G(環境) 73 (5), I_81-I_87, 2017

    ...熱供給システムの可能性を検討した.具体的には,熱需要密度の高い温泉観光地の熱需要量・位置を調査し,各ホテルに木質ボイラーを設置する場合,面的な地域熱供給を行う場合など合計9つのCaseについて,建設・運転・燃料調達費用を積み上げ式で計上し,最も費用が低いCaseを導出し,現状の熱供給システムとのコスト比較を行った.その結果,チップボイラーを各ホテルに設置するCaseが最も費用が低く,この場合現状の重油...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 大分県日田市地域の筑後川水系における泡状物質中のバイオマーカーの地球化学的特徴

    井上 源喜, 川野 田實夫 International Journal of Human Culture Studies 2017 (27), 559-573, 2017

    ...>)と分岐脂肪酸(イソ-,アンチイソ-C<sub>13</sub>~C<sub>17</sub>)が存在する.ステロールはコレステロールが主成分である.これらの特徴より,泡状物質中の有機物は珪藻を含むプランクトンなどの藻類起源の寄与が大きく,陸上植物や水生植物等の維管束植物および真正バクテリアの寄与は小さい.昆虫のユスリカChironomidaeなどのサナギが分岐アルカンの起源と考えられる.また,重油...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 使用済み紙おむつのリサイクルに関する研究

    吉村 利夫, 藤岡 留美子, 山田 陽三, 嘉副 人文 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 69 (0), 109-, 2017

    ...<b>目的 </b>紙おむつは使い捨ての手軽さ,すなわち洗う手間がなく,常に新品を用いるので衛生的であることから重宝され,乳幼児に加えて近年は,大人用の使用量が着実に増加している.使用済みの紙おむつは通常,焼却処理がなされているが,大量の水分を含んでいるため,高温で焼却するためには重油などの助燃剤などを必要とし,環境負荷の大きな処理がなされている.一方,福岡県内の企業では,使用済み紙おむつのマテリアルリサイクル...

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  • リン含有ラダー状化合物を含有したFCC触媒の実用化

    関本 敦久, 山口 創司, 坂 祐司, 千代田 範人, 渡辺 大樹 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2017 (0), 39-, 2017

    ...その利用拡大を図るため、重油分解装置に超重質油を直接通油するプロセスを検討を行っているが、本検討で生成する重質熱分解軽油は接触分解処理の負荷増大させ、分解活性を低下させる。<br> 我々は、これまでにリン含有ラダー状化合物を見出し、高分解活性触媒の開発に成功した。本報では、開発触媒の商業装置および重質熱分解軽油への適応性について検討した結果を報告する。...

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  • 長野県における木製遮音壁のライフサイクルGHG排出量

    野田 龍, 加用 千裕, 山内 仁人, 柴田 直明 木材学会誌 63 (1), 41-53, 2017

    ...供用期間終了後の廃木材の燃料利用による重油代替および廃鉄,廃コンクリートによる材料代替を行えば,GHG排出削減に繋がり,また,コンクリート製を木製に代替することで遮音壁延長1mあたり,カラマツ製で91kg-CO<sub>2-eq</sub>,スギ製では62kg-CO<sub>2-eq</sub>のGHG排出削減効果が得られることが分かった。</p>...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 苛性化工程の効率改善

    矢澤 規祥 紙パ技協誌 71 (10), 1150-1152, 2017

    ...</p><p>一方で,重油使用量削減については,ドラフトファン能力過大に着目し,ファンモーターをインバーター化しキルンのバランス調整を図り重油使用量削減に繋がった。</p><p>いずれもパルプ減産に伴うサイズダウン対応という一見後ろ向きな改善だと捉えられる部分もあるかと思うが,現行設備を小さな投資で大きな改善効果を得られた価値ある事例だと捉えている。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 触媒を用いた水熱ガス化処理による有機廃水からの燃料ガスの創出

    松本 信行 紙パ技協誌 71 (6), 598-604, 2017

    ...工場で発生する廃水の処理法として最も普及しているのは活性汚泥法に代表される生物処理であるが,生物処理法で処理が困難な廃水は,重油などの燃料を用い,焼却処理する方法が採用されるのが一般的である。焼却処理は,安定した性能が得られる処理法であるが,燃料を大量に使用するためCO<sub>2</sub>を多く排出し,処理コストも高くなるという課題がある。...

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  • ハウスミカンにおける燃油消費量削減を目的とした温度管理技術の開発

    鈴木, 寛之, 杉浦, 兼之, 長坂, 省造, 黒田, 貴信 愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center (48) 137-140, 2016-12

    ...ウンシュウミカン「宮川早生」のハウス栽培において、重油暖房機の設定温度とハウス内温度が低下したとき実際に暖房機が作動するまでの温度差(以下「動作隙間」とする)を慣行よりも拡大した場合の燃油消費量削減効果と果実品質及び収量に対する影響について調査した。1 動作隙間を4℃に拡大した変温区における加温期間中の重油暖房機稼働時間は、動作隙間0.8℃の慣行区と比較して3年間の平均で10.8%削減された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 重油直接脱硫の分子反応モデルの開発

    萩原 和彦, 権代 隆行, 藤長 寛之, 田中 隆三 Journal of the Japan Petroleum Institute 59 (5), 219-227, 2016-09-01

    ...<p>フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析計(FT-ICR-MS)による重質油の詳細組成データを用いて,重油直接脱硫(RDS)の主要な反応を模擬する分子反応モデルを開発した。この研究では,重質油の反応を構造属性(コア,側鎖,架橋)により定量的に表す反応モデリング法を採用した。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献8件

  • 津波による油拡散現象に関するVOF法の3次元多相流解析

    PHAM VAN PHUC, 吉田 絢, 今津 雄吾, 長谷部 雅伸 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_415-I_420, 2016

    ...本研究では,防油堤内に大量の重油が流出した条件で津波が襲来する事象を想定した水理実験を実施し,空気と水及び油を考慮したVOF法の多相流解析を行うとともに,津波による油拡散現象についての基礎的考察を行った.防油堤内における油の拡散過程としては,油面に水が着水して,内部波で油を押し出す現象と,分流に伴い発生する循環流で断続的に堤外に流出する現象のどちらかまたは両方が確認された.また,VOF法による多相流解析...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 軽油超深度脱硫触媒の高活性化

    早瀬 徹矢, 新名 哲, 橋本 稔, 中嶋 伸昌, 佐藤 一仁 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2016f (0), 192-, 2016

    ...これに対し、昨今の需給環境の変化から、重油基材である分解軽油についても軽油脱硫装置で処理し、付加価値の高い軽油基材とすることが求められている。しかし、分解軽油は反応性が低いことから、より性能の高い触媒が求められる。そこで、触媒性能の向上を目的に、第3成分の添加による活性点構造の適正化について検討を行なった。...

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  • BDFグリセリン廃液からグリセリン水溶液を精製する過程で副生する油分の有効利用

    武下 俊宏, 村田 真理, 井上 芳樹, 大塚 芳夫, 安部 剛, 橘 峰生 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 27 (0), 243-, 2016

    ...油分はそのままでも燃料となり得るが,油分を再生重油と混合したバイオ再生重油とすることで工業用燃料としての用途が見出された。一方,実証実験では冬期に油分の残留塩素が増加したが,希釈水と反応槽の温度管理により,油分の残留塩素は大幅に減少した。...

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  • リグノブースト

    山下 宏 紙パ技協誌 70 (6), 612-615, 2016

    ...これまで,重油を原料としていた多くの化成品がリグニンといった再生可能資源から作られる可能性が高まっている。リグニンの化成品の原料としての使用方法が確立されると,その付加価値は大きく高まることが期待されている。<br>弊社はクラフトパルプ工場の黒液からリグニンを商業的に取り出す技術を確立した。すでに,北米と北欧でそれぞれ商業プラントが稼働を開始している。...

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  • 低セタン価高濃度芳香族の燃料が重量車用ディーゼル機関の 燃焼・排出ガス特性に及ぼす影響

    越後 亮, 梅原 昂平, 松崎 大顕, 大聖 泰弘, 佐川 瞬大, 那須野 一八 自動車技術会論文集 47 (1), 115-120, 2016

    ...近い将来,余剰重油からの精製が予想されている分解軽油の特性として低セタン価と高濃度芳香族に注目し,これらが燃焼・排出ガス特性に及ぼす影響を調査した.負荷が低いほどセタン価の低下に伴い予混合化が促進される傾向があり,セタン価の低下による燃焼特性の変化には筒内温度依存性があるという結論を得た....

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  • 食用油混合W/Oエマルション燃料の発熱量・粘性

    森田 慎一, 早水 庸隆, 堀部 明彦, 春木 直人, 山田 貴延 熱物性 30 (2), 80-85, 2016

    ...<p>本研究は,廃食油を再利用する事が可能なボイラ燃料の開発を最終目標として,重油又は灯油と食用油の混合連続相中に微小水滴を分散させたW/Oエマルション燃料の熱物性値を測定評価した結果を示すものである.この種の燃料は,燃焼過程において分散液適のミクロ燃焼が二次微粒化作用と燃焼促進作用をもたらすことが知られている.本報は,従来の灯油または重油に替えて食用油混合W/Oエマルション燃料を使用する際に必要となる...

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  • 加温栽培‘デラウェア’の隔日変温管理方法が生育と果実品質に及ぼす影響

    栂野 康行, 内田 吉紀, 安田 雄冶, 倉橋 孝夫, 松本 敏一 園芸学研究 15 (4), 393-399, 2016

    ...</p><p>夜間のみを5°C低下させる夜間隔日処理は,慣行区と比較して生育期(果粒軟化開始期,成熟期),葉色,果粒肥大および果実品質にほとんど影響を及ぼさなかった.また,その時の加温期間中のA重油削減率は8%程度であった.一方,昼間と夜間を5°C低くする昼夜隔日処理では,生育期と葉色に慣行区と有意な差はなかったが,果径が処理14日後から成熟期まで慣行区より小さく推移した.また,昼夜隔日区の果房重と...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか2件 参考文献1件

  • ゼオライト触媒を用いたLCOのクラッキングによる低級オレフィンおよびBTX選択性の検討

    松方 正彦, 福永 慶次郎, 藤巻 尚志 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2016f (0), 99-, 2016

    ...FCCプロセスにおける生成物の一つであるLight Cycle Oil (LCO) は重油市場の縮小により低需要であるため、新たに付加価値をつけるための触媒およびプロセスの開発が求められている。そこでテトラリンをLCOモデルとしたクラッキングを行い、BTX選択率が高いZSM-5および低級オレフィンの選択率が高いBetaを用いて両生成物の選択性について検討した。...

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  • <b>ボイルオーバー:事故事例と最近の研究 </b>

    古積 博 安全工学 55 (4), 253-264, 2016

    ...<p>ボイルオーバーの事故と研究について総説した.主に原油と重油が起こすこと,地震や戦争で消防力が損なわれた時に起こっているが,日本でも1964 年の新潟地震後に起きている.ボイルオーバーの研究は,燃料層内に形成される高温層の生成機構に注目していたが,バイオデイーゼルのように高温層を形成しない場合でもボイルオーバーのように激しい燃焼がみられる薄層ボイルオーバーの研究も行われている.ボイルオーバーがいつ...

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  • 2年連続エネルギー原単位4%削減達成,そしてこれからの取り組み

    西浦 弘智 紙パ技協誌 70 (7), 665-670, 2016

    ...2004年1月には,それまでのC重油を燃料とした発電システムから都市ガスへ燃料転換するとともに,ガスタービンコージェネレーションシステムを導入し,大幅な環境負荷低減と省エネルギーを達成した。しかしながら,地政学的リスクと円安を背景とした燃料価格の騰勢は否めず,昨今ではエネルギーコストの上昇対策が,喫緊の経営課題として浮上している。...

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  • 原油価格と為替レートが施設園芸農業に与える影響

    矢野 佑樹, 中村 哲也, 丸山 敦史 農業経営研究 (165) 1-11, 2015-07

    ...我が国の施設園芸農業は,野菜や果物などの周年安定供給を可能にする一方,冬期の暖房用燃料としてA重油や灯油等を多用している。そのため,国際原油価格の上昇や円の下落は,農家の燃料費を大幅に増加させるが,農家はこの費用増分を製品価格にほとんど転嫁できない状況にある(JA全中)。...

    日本農学文献記事索引

  • ハウスミカンにおける果実成長の環境応答と省エネルギー温度管理

    矢野 拓 大分県農林水産研究指導センター研究報告 = Bulletin of Oita Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Research Center (5) 1-63, 2015-06

    ...施設園芸における暖房エネルギーの多くは化石燃料に由来しており、我が国では特に重油の占める割合が大きい。施設果樹の高収量化と省エネルギー化は、近年最も重要な課題として位置づけられている。本研究の目的は、ハウスミカンにおける省エネルギー栽培技術の確立を図るもので、特に果実成長における環境応答の解析に主眼を置いた。...

    日本農学文献記事索引

  • ゼオライト触媒を用いたテトラリンのクラッキングによるオレフィン、BTXの製造

    松方 正彦, 西本 拓矢, 福永 慶次郎 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2015f (0), 164-, 2015

    ...FCCプロセスにおける生成物の一つであるLight Cycle Oil (LCO) は重油市場の縮小により需要がさらに減少しており、新たに付加価値をつけるための触媒およびプロセスの開発が求められている。そこでテトラリンをLCOモデルとしたクラッキングにおいてBTX選択率が高いZSM-5およびC3、C4ガス成分の選択率が高いBetaを用いて高付加価値化を狙った。...

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  • CoMo触媒の構造と水素化活性の関連性の検討

    Nguyen Thanh Tung, 篠崎 晃, 今井 一成, 冨永 弘之, 銭 衛華 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2015 (0), 13-, 2015

    ...LCOの水素化処理を始め、重油をより効率に利用するために水素化能を制御する触媒の開発が求められる。SAPO-11の量を変化させたAl<sub>2</sub>O<sub>3</sub>-SAPO11担体にCo、Moを担持した触媒を調製して、さらにクエン酸を添加し、触媒構造と水素化活性との関連性を検討した。...

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  • 副産物利用を考慮したバイオ軽油製造システムのライフサイクルアセスメント

    青木 建樹, 矢野 順也, 中村 一夫, 渡邊 晋一郎, 酒井 伸一 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 26 (0), 99-, 2015

    ...本研究では、生ごみメタン発酵により得られるバイオガスの余剰熱をバイオ軽油製造施設で利用し、バイオ軽油製造時の副産物である重質油分、ナフサ留分をそれぞれ重油代替、ナフサ代替として利用した際の環境負荷削減効果をLCAにより定量化した。  ...

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  • 都市近郊小規模森林の再生を目指した地域づくりの実践

    足立 眞理子, 千葉 美賀子, 宮下 敏男, 中谷 正人, 市橋 利夫, 新宅 一憲, 野口 直子, 佐藤 政宗, 和嶋 隆昌, 中込 秀樹 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 455-, 2015

    ...森林と農地が隣接している地の利を活かし、重油が主流である温室暖房の燃料として間伐材等を玉切りするだけで使うことのできるバイオマス加温器を設置し、丸太燃料を重油よりも安く供給するための地域住民による供給試験および丸太燃料を使用した加温器による温室の加温試験を行った。...

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  • 2号ガスタービンプラントの紹介と操業経験

    野中 陽介 紙パ技協誌 69 (7), 699-702, 2015

    ...重油から天然ガスへの燃料転換の効果と設備そのものの効率の高さから来る結果と考えている。<br>本稿では,当ガスタービンプラントの設備概要と導入効果,トラブル事例について報告する。...

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  • 1調成 省エネスクリーン導入による事例発表

    友國 哲兵 紙パ技協誌 69 (6), 597-601, 2015

    ...日本製紙(株)足利工場では2006年にボイラー燃料を重油から都市ガスに変更している。しかし,近年の円安によって原燃料であるLNGの単価が高騰しており,これによりエネルギーコストが増加している。そこで,2014年8月に古紙処理工程の見直しを行った。<BR>1調成ではKPシート溶解パルパー1基(T系),古紙溶解パルパー2基(F系,U系)の3系統を有している。...

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  • 2号ガスタービンプラントの紹介と操業経験

    小林 康夫 紙パ技協誌 69 (4), 348-350, 2015

    ...老朽化した重油ボイラー/蒸気タービン(18MW)への対応と,近く訪れる既設ガスタービン(17MW)の老朽対応として,40MW級のガスタービン発電設備の導入を計画し,平成26年3月より実運用に入った。...

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  • 苛性化キルン オイルコークス燃料転換設備の導入と操業経験

    髙辻 満 紙パ技協誌 69 (1), 43-47, 2015

    ...当工場では,2008年に石炭ボイラーが稼働したことにより,最大の重油使用設備は苛性化キルンとなり,さらなる重油使用の削減を目的として,オイルコークス燃料転換設備を導入した。<BR>本設備は,全社で初の本格稼働であったため,過去の不具合箇所と現設備の徹底的な比較,メーカー経験や他社調査を実施し設備的に反映させるなど,事前に懸念事項を抽出し,それに対する対策を講じて設備導入に至った。...

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  • 燃料油分解菌の分離とn- アルカン分解活性の評価

    井上 智実, 中村 靜夫, 山本 貴志, 坪内 武夫 環境技術 44 (5), 268-276, 2015

    ...燃料油汚染地のバイオオーグメンテーションへの利用を目的として燃料油を分解できる微生物の分離を行った.その結果,土壌からA重油中のn- アルカンに分解活性を示す菌体(KO14-1株)の獲得に成功した.KO14-1株はA重油1,000 ppm(v/v)においてpH 7.0,25℃で24時間後にA重油中のn- アルカンを84.3%分解できることが判明した.16S rDNA 配列に基づく分子系統解析の結果から...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • ADCPを用いた気仙沼湾大島瀬戸海域における懸濁物質の空間分布

    矢北 孝一, 秋元 和實, 滝川 清, 外村 隆臣, 上田 誠, 吉永 徹, 有吉 剛治, 吉岡 昌雄 土木学会論文集B3(海洋開発) 71 (2), I_485-I_490, 2015

    ...気仙沼湾では,津波で流失した重油が混在する砕屑粒子が湾奥から湾内に再移動し,復興した養殖施設での2次汚染が懸念されている.砕屑粒子等は潮汐作用によって,湾奥から懸濁物質が通過する大島瀬戸周辺に流出することが懸念されるため,ADCPを用いた懸濁物質SSの空間分布特性を検討した.懸濁物質SS濃度は,ADCPの後方散乱強度と多項目水質計からの濁度FTUからSS(mg/L)へ定式化した.西湾へのSS移動量は...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献1件 参考文献3件

  • 重油直接脱硫の分子反応モデルの開発

    萩原 和彦, 権代 隆行, 藤長 寛之, 田中 隆三 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2015f (0), 28-, 2015

    ...本事業では、FT-ICR-MS解析技術を活用して、重油直接脱硫の分子反応モデルを開発した。この反応モデルは、重質油を沸点ごとに括って取り扱う従来のランプ反応モデルではなく、重質油分子をFT-ICR-MSに基づいてコア・側鎖・架橋という構造属性で取り扱う水素化反応モデルである。本発表ではこの開発成果について報告する。...

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  • 昭和初期の木質バイオマス利用にともなう森林景観構造の変化

    森野 真理 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 195-, 2015

    ...瓦産業では昭和30年代まで主に薪が使われ、その後重油、ガスへと転換した。本研究では、当時の瓦産業に関わる木質バイオマスの大量使用後、利用が急減した後の森林景観構造の変化を明らかにすることを目的とする。対象地は、島内の瓦生産の中心地である阿万地区の森林(約100㎞<sup>2</sup>)とし、空中写真を使って1950年代、1970年代、2000年代の3時期の林相の変化について分析した。...

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  • バイオマスの熱利用は何故これほど進まないか

    小池 浩一郎 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 696-, 2015

    ...また、ピーク需要用の補助ボイラーによる重油消費が総供給熱量の30%程度残存し、導入効果を減殺することともなっている。<br> もうひとつは燃料の質についての無関心であり、製紙用よりもさらに重要なはずの含水率のチェックが供給側、需要側双方で正しく行われておらず、機器トラブルや出力不足を招いていることである。...

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  • 石油乳化・資化性を有する海洋性細菌の発見と、その機能解析に関する研究

    中島 伸佳, 中島 辰幸, 石原 浩二 岡山県立大学保健福祉学部紀要 = Bulletin of Faculty of Health and Welfare Science, Okayama Prefectural University 20 31-36, 2014-03-12

    ...石油(重油や原油)を資化・分解する機能を有する微生物を探索することを目的として、日本の亜熱帯海域(石垣島の北方海域)の海底の岩礁などから海洋性微生物のスクリーニングを行った。まず、ヘキサン酸やヘキセン酸により耐性化した細菌群を選択し、さらに、そのライブラリーの中から石油類を分解して生育することが可能な超耐塩性の海洋性細菌を単離した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件

  • 農業用ビニールハウス内の水蒸気循環と熱収支に関する研究

    平, 栄蔵, 位田, 晴久 研究報告 = Report of Miyazaki Prefecture Industrial Technology Center & Miyazaki Prefectural Food & R&D Center (57) 13-17, 2014-03

    ...その結果,(1)加温用重油消費量は約10%削減され,(2)キュウリの収穫量は約20%増加した。このことを考察する目的で,ハウス内の水蒸気蒸散と熱収支に関する簡易な計算モデルを導入して,カーテンフィルム下面への結露水量,外気への放熱量等の計算を行った。そして,除湿空気をカーテンフィルム下面へ供給・循環することによる放熱量削減および病害発生抑制効果の可能性を示唆した。...

    日本農学文献記事索引

  • マレーシアにおける空果房の半炭化プロセスの評価

    上中 康平, 松村 幸彦, Noaman Omar Wissam, 上村 芳三 Journal of the Japan Petroleum Institute 57 (2), 88-93, 2014

    ...この熱を重油で供給するケース1,製油所ボイラー排ガスを乾燥のために利用するケース2,熱回収のためにさらに圧縮蒸気凝縮を行うケース3について検討を行った。物質収支ならびにエネルギー収支計算の結果,圧縮蒸気凝縮により大きな省エネルギーが実現できることが確認された。ケース3は初期コストも高くなり,蒸気圧縮動力が必要となるが,大量の重油を必要としないため,半炭化製品単価は最低にすることができた。...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 矢板壁による側方流動抑止効果の検証と外力評価に関する研究

    加藤 一紀, 濱田 政則 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 70 (4), I_242-I_251, 2014

    ...既設護岸の背後に矢板壁や鋼管杭を打設して側方流動を抑止する工法が既往研究<sup>1)</sup>により提案され,それらの効果が模型実験により検証されている.しかしながら,流動対策工に作用する外力の評価については,外力の時間的変動や,地表部の非液状化層から作用する外力に関して十分な解釈がなされていない.また重油タンク等の重量構造物が対策工に近接して存在する場合の側方流動抑止効果および対策工へ作用する...

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  • 加水分解を加えた熱分解法による非可食性バイオマス由来のA重油代替燃料製造の基礎検討

    川上 葵, 木村 健太郎, 小関 辰明, 角田 雄亮, 平野 勝巳 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 25 (0), 281-, 2014

    ...短期再生可能でカーボンニュートラルな非可食性バイオマスから、加水分解を加えた熱分解法によりA重油代替燃料を製造する検討を行った。加水分解を加えることにより脱水工程を省略でき、その後比較的温和な反応条件で熱分解することにより、低コストで高収率のA重油代替燃料を製造できる可能性がある。...

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  • 昭和30年代における瓦産業に関連した木質バイオマスの推定

    森野 真理 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 233-, 2014

    ...瓦産業は瓦を焼くために大量の燃料を要するが、昭和30年代まで主に薪が使われ、その後重油、ガスへと転換した。当時の瓦産業と森林との関わりを明らかにするため、島内の瓦生産の中心地である津井地区・阿万地区において、現地の瓦製造者、森林管理者、製材業者等へのヒアリングおよび、資料による分析をおこなった。...

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  • 沖縄辺戸岬で陸地採取した大気エアロゾル中の人為起源金属成分の挙動解析

    村山 仁美, 畦地 総太郎, 津波古 愛, 宮城 陽一, 笠羽 知葉, 新垣 雄光 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 81-, 2014

    ...その結果、重油燃焼の指標であるV/Mn比は、越境汚染の少ない夏期に高い傾向を示した。理由としては、夏期には東アジアから飛来する越境汚染物質及び地殻起源物質が少なく、ローカル起源のVが辺戸に輸送されてきたため、V/Mn比が高くなったためだと考えられる。...

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  • 冷水式LNG気化設備導入による省エネ

    佐々木 誠治 紙パ技協誌 68 (7), 734-737, 2014

    ...弊社・武生工場では,CO<SUB>2</SUB>排出量削減を目的として,2010年にC重油からLNG(液化天然ガス)へのボイラ燃料転換を実施した。当初は蒸気を熱源とする温水式LNG気化設備を使用していたが,この度は冷水式LNG気化設備の導入による省エネに取り組んだ。...

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  • 蛍光X線分析法を用いたRPF中の塩素含有量の分析

    武井 俊達 紙パ技協誌 68 (12), 1418-1423, 2014

    ...近年,重油の高騰,地球温暖化対策などエネルギー源の転換に対する関心が高まり,バイオマス燃料への転換の取り組みが注目されている。王子グループは,化石エネルギーの削減策として新エネルギー燃料への転換を推進しており,2004年度から新エネルギーボイラーを稼動させ,現在,6工場でRPF(Refused Paper & Plastic Fuelの略)の利用拡大に積極的に取り組んでいる。...

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  • ペトロリオミクス技術を用いた重質油処理技術の開発

    岩本 隆一郎, 森田 全人, 會田 洋兵, 三宅 圭祐 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2014f (0), 155-, 2014

    ...重油脱硫/重油流動接触分解装置による減圧残油処理においては、重油脱硫触媒の劣化を促進させるアスファルテンを多量に含んでおり、処理量に制限がある。基礎検討の結果、アスファルテンの凝集緩和剤として多環アロマを添加することで、触媒上でのコーク生成を抑制し、劣化を抑制できることを見出した。そこで、実装置においても多環アロマを減圧残油に添加して処理した結果、重油脱硫触媒の劣化が抑制できることを確認した。...

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  • RDF等廃棄物系バイオマス燃料熱利用について

    渡邉 洋一 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 25 (0), 279-, 2014

    ...他方、ボイラー燃料をめぐる状況は大きく変化し、資源エネルギー庁の調べでは、この20年間でC重油の価格は4倍以上上昇した。そこで、ごみ処理量100トン/日未満焼却施設のごみおよび廃棄物系バイオマスをRDF(一般廃棄物等を原料としたごみ固形燃料)にして重油代替燃料として熱利用すれば、燃料コスト削減に加えて地球温暖化対策に資することとなる。...

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  • 高岡工場設備改善による省エネ事例

    関井 正敏 紙パ技協誌 68 (6), 633-637, 2014

    ...それにより排熱回収量が増加し,109.4kl/月のC重油削減と328.1t―CO<SUB>2</SUB>/月のCO<SUB>2</SUB>削減効果を得ることができた。<BR>次は,コスト削減事例で「タービン振動改善による発電機出力低減」である。問題点としては,発電機出力を低負荷にすると振動が増大する為,出力を下げられず夜間買電を有効利用できない状態であった。...

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  • 石灰キルン操業最適化

    小川 泰弘 紙パ技協誌 68 (8), 856-859, 2014

    ...王子製紙株式会社富岡工場の石灰キルンでは,燃焼燃料として重油,プラスチック,およびバイオガスを使用しているが,重油価格の高騰によりキルン燃料コストが悪化傾向にある。<BR>そこで,セメントキルンでの省エネルギー対策を長年実施してきた太平洋エンジニアリング株式会社を操業コンサルタントとして招き,その手法を石灰キルンに適用させた。...

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  • 2013年度フォローアップ調査結果(2012年度実績)と温暖化対策関連情報

    池田 和雄 紙パ技協誌 68 (4), 411-428, 2014

    ...これは参加各社が省エネルギー対策に毎年継続的に取り組み,またバイオマス燃料や廃棄物由来燃料を利用する設備投資を積極的に推進し重油を削減した成果である。<BR>・森林資源の確保とCO<SUB>2</SUB>吸収のため国内外の植林事業を推進し,植林面積は2012年度までに70万haに拡大する目標であったが,実績は67.6万haとなった。...

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  • RPF/木質チップ燃焼ボイラー設備概要と運用実績

    杉村 正仁 紙パ技協誌 68 (1), 77-83, 2014

    ...特種東海製紙三島工場では,化石燃料の削減を目的としてC重油に変えて,固形燃料を使用するRPF/木質チップ燃焼ボイラーの建設を実施した。<BR>弊社は環境と調和した企業活動と言うものを掲げており,地球温暖化防止・省エネルギー対策推進,これらを基本方針に活動している。...

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  • 改良型煙突の設置によるノリ乾燥機の燃油使用量削減効果

    白石, 日出人, 兒玉, 昂幸, 林, 伊久, 周善寺, 清隆 福岡県水産海洋技術センター研究報告 = Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center (23) 43-46, 2013-03

    ...改良型煙突を設置することにより,廃熱の約44%を再利用できることが試算され,また,改良型煙突の設置前後におけるノリ100枚当たりのA重油使用量を調査した結果,設置後では0.18~0.25L使用量が削減できることが明らかになった。...

    日本農学文献記事索引

  • 下水処理場への生ごみ等地域バイオマス受け入れ事例と課題

    石田 貴 Material Cycles and Waste Management Research 24 (1), 44-49, 2013-01-31

    ...し尿・浄化槽汚泥や生ごみ等の地域バイオマス受け入れ事例では,下水処理場での集約処理によるコスト削減効果や,消化ガスの増量による汚泥乾燥などに使われる重油等の化石燃料の削減効果を明らかにする。また,現在進行中の地域バイオマスの受け入れを前提とした国土交通省の下水道革新的技術実証事業について紹介する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • <b>3流体噴射弁を用いた混合燃焼による排ガス低減技術</b>

    高山 敦好, 池田 真俊, 藤田 浩嗣, 原野 亘 環境技術 42 (12), 747-753, 2013

    ...では約5%,C重油では5-30%NOx濃度が上昇した.PMについては,水道水による混合燃焼では SOFが約 73%,DSが約 80%低減でき,廃水による混合燃焼では,SOFが 68%,DSが 74%低減できた.よって,本研究は,廃水処理と同時に排ガスを削減できた....

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 排ガス充電器と静電水スクラバによる排ガス低減技術

    高山 敦好, 藤田 浩嗣, 原野 亘 環境技術 42 (4), 228-234, 2013

    ...するには,複数の後処理装置を搭載する必要があるが,エンジン背圧の上昇は燃費の悪化を招く.本研究は,コロナ放電を用いた排ガス充電器と静電水スクラバを用い,スクラバの溶媒を変化させ,排ガス中の汚染物質の同時低減を試みた.スクラバの溶媒には,水道水と海水の2種類を用いた.PMの捕集と同時に化学反応を誘発し,NOx, CO<sub>2</sub>の低減を試みた.エンジンは4サイクルエンジンで,使用燃料油はC重油...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献21件

  • ホウ酸塩部分自動苛性化の操業経験

    古川 朋史 紙パ技協誌 67 (4), 384-387, 2013

    ...<BR>部分自動苛性化によって,白液単位生産量あたりの焼成石灰原単位を5~8%,キルン重油原単位を4~5%削減することができた。<BR>白液増産コストを購入生石灰による方法と比較したところ,ホウ酸塩部分自動苛性化は購入生石灰の約半分のコストで白液を増産できることが明らかとなった。...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • ライムマッドフィルターケーキの含水率低減による省エネルギー

    山本 英男, 賀川 泰裕, 三枝 隆, 駿河 圭二 紙パ技協誌 67 (5), 508-511, 2013

    ...KP苛性化工程では石灰焼成のためにロータリーキルン内を高温に維持しており,燃料として重油を大量に使用している。キルンに投入される炭酸カルシウム脱水ケーキの含水率を低減することができればキルンで使用する重油を削減できると考え,炭酸カルシウムケーキの脱水に有効な薬剤を探索した。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 電磁波による新燃焼省エネ技術の開発について(第10回赤外放射の応用関連学会年会)

    岡島 敏, 松永 典久 映像情報メディア学会技術報告 37.5 (0), 9-16, 2013

    ...、炉筒煙管ボイラでは都市ガス(13A)が用いられる.検証結果から温度上昇率は,灯油芯火炎では25.9%及びA重油空気加温機では14.6%である.また,炉筒煙管ボイラでは蒸発倍数の上昇率は22%,それに対応する燃料削減率は18.6%である.これらの結果から,本研究で開発した"電磁波スペクトル熱吸収技術"は,化石燃料燃焼における熱効率改善の観点から,極めて効果的な省エネ法である事が判明した....

    DOI Web Site 参考文献13件

  • C重油基材(FCCスラリーオイル)中の触媒含有量の分析方法の検討(第2報)

    正能 満, 辻 浩二, 海老原 猛, 藤川 貴志 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2013 (0), 49-, 2013

    FCCスラリーオイル中の触媒含有量の分析方法に関して、第42回石油・石油化学討論会で報告した遠心分離法と容量法を組み合わせた簡易分析法では、粒子の形状によっては定量できないことが分かった。今回、遠心力を大幅に高めるとともに、堆積物を重量法で定量することにより、粒子の形状や触媒含有量の異なる試料に対して、公定法(JPI-5S-62-2000)よりも迅速に且つ定量性のある新規の簡易分析法を見出した。

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  • 温浴施設における薪ボイラーの導入が地域に与えた効果

    垂水 亜紀, 吉田 貴紘, 北原 文章, 田内 裕之, 中山 琢夫 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 242-, 2013

    ...本研究は、重油ボイラーを使用していた温浴施設が薪ボイラーに切り替えることによって、施設はもとより地域にどのような経済効果をもたらしたのかを試算することにより、薪の可能性について検証している。調査方法は薪の流通に関わる素材生産業者への聞き取り、薪の製造工程調査、薪ボイラーのボイラーマン作業調査、薪ボイラー製造会社への聞き取りである。...

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  • 二塚製造部の省エネルギーへの取組事例

    岡田 達郎 紙パ技協誌 67 (6), 611-614, 2013

    ...<BR>2)省重油 澱粉ストレージタンク保温蒸気の削減<BR>省重油は毎年目標達成に苦労しており,ここ3年間は目標達成できていない。<BR>本件のような水として回収し,熱を回収していないような設備を水平展開し改善していく。<BR>3)節水<BR>清水を白水に切り替え,シール水回収等で年間目標こそ達成しているが,まだまだ無駄が見過ごされている。...

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  • バイオ技術の応用によるコスト低減及び新ビジネス

    萩原 幹児 紙パ技協誌 67 (8), 842-846, 2013

    ...<BR>本稿では,再生可能なエネルギーとして大きく注目されているバイオマスについて,Andritz社の各種取り組み,特にバイオマス技術としてキルンへの応用例(木粉をキルン用燃料として重油の代わりに用いたキルンの納入実績),及び新しいビジネスとしての溶解パルプ技術に関し,ラボ試験結果や受注例を交えて紹介する。...

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  • 東南及び東アジアの環境政策及び日本企業の進出機会

    粕谷 泰洋 紙パ技協誌 67 (12), 1396-1401, 2013

    ...<BR>カンボジアはラオスと反対の状況であり,現在,重油による発電が主ではあるが,国内の発電量が不足しており電力価格が高騰している。よって電力をエネルギーとした機器の代替案件,新設は温室効果ガス削減の効果が大きい。...

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  • 苛性化自動操業支援システム(BrainWave―ACEシステム)の操業経験

    佐藤 康之 紙パ技協誌 67 (10), 1123-1126, 2013

    ...ライムキルンは重油をエネルギー源とするが,近年の重油価格高騰により製造コストの増加が著しい。また当工場では2006年のバイオマスボイラー稼動により,工場内の重油使用量の約5割をライムキルンで占めるようになり,ライムキルンの重油使用量削減は,早急に取組むべき課題であった。<BR>ライムキルンの重油削減を目的に,2010年に自動操業支援システムBrainWave―ACEを導入した。...

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  • 西日本石炭輸送統制株式会社関連資料

    木庭 俊彦 エネルギー史研究 : 石炭を中心として 27 95-113, 2012-03-23

    本稿は、平成二三年度文部科学省科学研究費補助金(若手〔B〕)「戦前・戦時期の日本における産業発展と輸送」による研究成果の一部である。

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  • ハウスミカン栽培における新暖房システムの評価

    矢野, 拓, 小原, 誠, 川野, 達生, 佐藤, 裕一, 田中, 秀幸, 吉澤, 栄一 大分県農林水産研究指導センター研究報告 = Bulletin of Oita Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Research Center (2) 53-58, 2012-03

    ...1 2008年に市販された園芸用RPF暖房機1台を、面積9.9aハウスに導入し、夜間のみ燃料供給速度10.9kg h-1で170日間通年稼働させた場合、8.9kL相当の重油軽減が推察できた。...

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  • ハウスミカン栽培におけるヒートポンプの利用技術

    池田, 繁成, 新堂, 高広, 田中, 要 佐賀県果樹試験場研究報告 (17) 9-18, 2012-03

    ...ハウスミカン栽培におけるHPの効率的活用法と重油削減効果および加温経費削減効果を検討した。HPは重油加温機と比較して,温風温度が約10℃低く温度上昇速度が遅いため,極力停止回数を少なく長時間作動させることで省エネ効果が向上する。複合加温を行う場合は,HPと重油加温機の始動温度差を2℃程度で制御することでHPの作動割合が高まった。...

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  • 除湿による農業用ビニールハウスの省エネルギー効果

    平, 栄蔵, 位田, 晴久 研究報告 = Report of Miyazaki Prefecture Industrial Technology Center & Miyazaki Prefectural Food & R&D Center (55) 63-66, 2012-01

    ...平成21年度に実施した温室内除湿実験より,1)植物の病害発生等が激減してキュウリの生産量が約20%増加したこと,また,2)温風暖房機のA重油消費量を約15%削減できたことなどを報告した。生産物の増収効果は除湿による病害発生防止効果と結論された。本稿では,除湿による温室の省エネルギー効果を解明する目的で,温室内の熱および水蒸気循環モデルを提示し,その熱収支等を予測した。...

    日本農学文献記事索引

  • 単一滴燃焼を考慮した噴霧燃焼の数値解析

    鎌田 美志, 齋藤 泰洋, 庄子 正和, 松下 洋介, 青木 秀之, 三浦 隆利 化学工学論文集 38 (1), 45-51, 2012

    ...であると考えられる状態の液滴を燃焼モードとし,群燃焼または蒸発の挙動を示す液滴を蒸発モードと区分する.予備計算として単一滴燃焼の解析を行い,液滴の蒸発速度,火炎半径および液滴の受熱量を算出するためのデータベースを作成する.燃焼モードと判定された液滴の蒸発速度については,データベースから取得する.蒸発モードと判定された液滴については,従来の蒸発モデルを用いた計算を行う.本研究では,本モデルを用いて,重油...

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  • 実装置でのFCC触媒性能を推定するための循環流動層型反応システムモデル開発

    平松 義文, 高塚 透 化学工学論文集 38 (5), 334-340, 2012

    ...の被毒金属による劣化に関する検討を行った.結果,検討範囲の濃度では,被毒金属量に対して,一定の割合で活性が低下することが明らかとなった.物性評価から,この劣化はゼオライトの脱アルミによる劣化が主であることが明らかとなった.先報の結果と合わせ,重油流動接触分解触媒の活性は,水熱条件(温度,スチーム濃度,時間)と被毒金属量で表現できることが示唆された.これらの実験結果を用い,実装置でのFCC触媒性能をシミュレーション...

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  • コスモ石油におけるFCC触媒開発への取組み

    坂 祐司 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2012 (0), 16-, 2012

    ...環境規制の強化や需要構造の変化などによって単純なガソリン留分製造から、ガソリンのオクタン価アップや残油処理向上など重油削減へとFCC触媒に求められる性能も変化している。 弊社においては希土類金属添加量低減を基本コンセプトとした高オクタン価型FCC触媒、新規マトリックス成分を適用した重質残油対応型FCC触媒の開発・実証化を行っている。 ...

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  • 石油製品のトラブルと分析

    藤井 健二 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2012f (0), 119-, 2012

    ...輸入灯油の着色やブレンド重油のスラッジ発生など,実際に発生した事例を基に,トラブルの背景,分析手法,原因と,対策について解説する。...

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  • 循環流動層ボイラーでのボトムアッシュリサイクル

    樋口 紘平 紙パ技協誌 66 (1), 63-66, 2012

    ...日本大昭和板紙株式会社秋田工場は,平成20年に石炭及び木屑を燃料とする新エネルギーボイラーを導入して,重油ボイラーを停止・予備缶とした。<BR>重油から石炭に燃料転換することでエネルギーコストの削減と併せて木屑燃料を活用することによりCO<SUB>2</SUB>増加の抑制を行ってきた。...

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  • バイオ燃料として期待される微細藻類の炭化水素生合成酵素

    岡田 茂 化学と生物 50 (2), 93-102, 2012

    ...微細藻類は炭酸固定能の高さなどから,バイオ燃料資源として注目を浴びている.中でも<i>Botryococcus braunii</i>は大量の液状炭化水素を生産・蓄積するため,重油代替としての利用が期待されている.本藻種が生産するトリテルペン系炭化水素の生成機構はスクアレンの生成機構と似ていると予想されていたが,実際には2つの酵素の組み合わせによりつくられるユニークなものであることが明らかになった....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献33件

  • 流動接触分解触媒の酸性質が重質重油分解へ与える影響

    平松 義文, 會田 洋兵, 梅木 孝 Journal of the Japan Petroleum Institute 55 (5), 319-325, 2012

    ...減圧軽油留分を原料油と用いた場合と異なり,重質重油からガソリンを得るには最適な酸量を有していることが重要と考える。ガソリンは重質重油が分解し,ガスへと転換するところでの中間物質にあたるため,ガソリン収率向上のためには,適度な酸量に調整することに加え,重質重油に適した反応場を創出することが重要である。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献18件

  • 下水汚泥処理における技術選択と施設更新による温室効果ガス削減効果のライフサイクル評価

    山本 祐吾, 古野間 達, 吉田 登, 盛岡 通 土木学会論文集G(環境) 68 (5), I_137-I_146, 2012

    ...カーボン・ニュートラルとされるバイオマス資源の中でも,特に廃棄物系バイオマスの利活用とそれによる化石燃料代替の促進は,資源循環と低炭素化の両側面において重要である.本研究では,下水汚泥等の都市系廃棄物バイオマスから重油や天然ガス代替のバイオオイルを生成する急速熱分解技術に着目し,それが下水処理プロセスに適用されたときの温室効果ガス(GHG)の削減効果を,LCAの手法を用いて定量的に評価した.その上で...

    DOI 被引用文献4件 参考文献4件

  • C重油基材(FCCスラリーオイル)中の触媒含有量の分析方法の検討

    辻 浩二, 海老原 猛, 藤川 貴志 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2012f (0), 127-, 2012

    FCCスラリーオイル中の触媒含有量の分析は、現状ICP-AES(Inductively coupled plasma-Atomic Emission Spectrometry, 誘導結合プラズマ発光分光分析計)を用いて行っている。しかしながら、本装置による分析時間は約8時間と長時間を要することから、より簡便に分析する方法が求められている。そこで、今回短時間でFCCスラリーオイル中の触媒含有量を分…

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  • シェールガス革命が「船舶用重油のIMO規制強化とその対応」へ及ぼす影響について

    曽我 正美 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2012f (0), 28-, 2012

    ...アジア地域では重要な大型船舶用重油が大規模な不足状況にある。本重油の将来想定されるグローバルな低硫黄化規制も相俟ってその確保が注目される。本重油に着目し、シェールガス革命中の米州を含む世界石油需給動向をLPモデルを活用し分析した。その結果、現在の主供給元である旧ソ連が米州へ代替する可能性があることが分かった。...

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  • 製油所における軽油深脱装置の低廉原料処理

    村山 実, 平野 智章, 江口 誠一郎 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2012f (0), 104-, 2012

    ...重油流動接触分解装置(RFCC)のライトサイクルオイル(LCO)、重油直接脱硫装置(RH)の直接脱硫軽油(DSGO)といった分解軽油は通常、A重油基材として利用されているが、国内製油所では近年、需要の変化に対応するために、これらの低廉原料を軽油深脱装置(DDH)にて処理し、軽油に高付加価値化している。本報では、出光製油所における低廉原料処理の運転実績と留意点を紹介する。...

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  • 石灰キルン オイルコークス混焼の操業経験

    長谷川 悟史 紙パ技協誌 66 (10), 1083-1087, 2012

    ...粗粉はミル内へ戻り再粉砕され,微粉はキルンバーナーへ定量供給され重油と共に燃焼される。<BR>2008年の設備稼働当初はいくつかの設備トラブルが発生すると共に,燃料由来による苛性化石灰スラッジの変性とそれによるキルンの操業性悪化なども発生したが,現在は順調に稼動しており燃料コスト削減に大きな経済効果が得られている。...

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  • 「グリーン・エネルギープロジェクトin高知」推進のシナリオ

    永野, 正展, 永野, 正朗, 久須美, 雅昭 高知工科大学紀要 8 (1), 159-163, 2011-07-15

    ...このプラントは、燃料造林の考え方に基づき木質バイオマスを火力発電に用い、余熱をフル活用し、さらに重油を代替するペレット燃料を製造するもので、アグロフォレストリーによる林床の有効活用や、電力・余熱とペレット燃料によるハウス園芸の植物工場的な高度化など、高知県の一次産業の構造改善にもつながる。...

    機関リポジトリ Web Site

  • オイル流出事故の経済的影響と事故対応に関する分析

    Lizada Joy C., 鳥居 享司, 久賀 みず保 地域漁業研究 51 (3), 125-137, 2011-06-01

    ...</p><p>2006年 8月 11日,200万リットルの重油を搭載したタンカー Solar Iがギマラス島沖で沈没,ギマラス島の環境や経済に大きな影響を与えた。その被害総額は約10億ペソ(約20億円)に相当する。事故後,政府機関,地方自治体,NGOなどによって様々な支援策が打ち立てられた。まず,海浜に流れ着いたオイルの除去活動が行われるとともに,水や食料などの救援物資が配布された。...

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  • 加温ハウス栽培極早生温州の果実の生育に及ぼす夜温管理の影響

    川村, 秀和, 東, 明弘 鹿児島県農業開発総合センター研究報告. 耕種部門 (5) 9-16, 2011-03

    ...温州ミカンの加温ハウス栽培(以下ハウスミカン)の生産経費が重油価格の高騰により増加していることから,収穫期を遅らせず,かつ果実品質を大幅に低下させずに重油消費量を削減する温度管理を検討した。満開後50~100日目頃の夜温管理を慣行栽培に比べて1~4℃低い20℃に遭遇することで,水ストレスが弱くなり,果実糖度が低下した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 超臨界水を利用した重油の改質におけるバナジウム除去特性およびコークス析出特性

    高橋 宏和, 穂刈 信幸, 横田 修, 西田 浩二, 林 明典, 稲毛 真一 Journal of the Japan Petroleum Institute 54 (2), 96-102, 2011

    ...改質油のアスファルテンとバナジウムは,重油から同等の比率で減少したことから,アスファルテンを含む高沸点成分が重油から分離され,それと同時にアスファルテンに偏在するバナジウムが分離され,改質油のバナジウム濃度が低下することを確認した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献19件

  • 高粘度エマルジョン化油の管内流動制御

    藤田 勇, 松崎 義孝, 白石 哲也 土木学会論文集B3(海洋開発) 67 (2), I_1027-I_1032, 2011

    ...C重油と水の混合により形成されたW/O型エマルジョンは非ニュートン流体としてのレオロジー特性を持つと同時に見かけ上の粘度が増大する.このため,管内輸送時の摩擦損失が大きく,非常に大きなポンプ動力を要するなどの問題が生じる....

    DOI 被引用文献1件 参考文献1件

  • 林地残材熱利用システムの事業規模の検討?足寄町を対象とした熱需要構造調査に基づく考察?

    本間 隆之, 古市 徹, 石井 一英 土木学会論文集G(環境) 67 (6), II_415-II_426, 2011

    ...特に足寄町周辺の熱利用施設へのアンケート調査により,代替燃料としてのペレット購入希望価格,配送距離及び平均1日ペレット使用量からなる熱需要構造を明らかにした上で実行可能な事業規模の算出を試みた.その結果,119 kmの配送距離の範囲内で,合計12施設,ペレット量2,627 t/年の熱需要を明らかにした.そして灯油価格が105円/L、A重油価格が97円/Lにまで値上がりしたと仮定すると,1,800 t...

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  • 再生性を向上した重油脱硫触媒の開発

    岩本 隆一郎, 高橋 朋宏, 各務 成存, 江口 誠一郎 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2011f (0), 32-32, 2011

    ...環境問題の高まりから重油脱硫触媒の再生が望まれているが、再生時に強度が低下するため問題となる。この原因について検討した結果、再生時にアルミナ担体が硫酸により変質しているためである事が示唆された。そこで、硫酸トラップ剤としてアルカリ土類金属を触媒に添加したところ強度低下を抑制できることを見出した。...

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  • 重油脱硫装置使用済触媒の再生技術の革新

    岩本 隆一郎, 各務 成存, 野崎 隆生, 江口 誠一郎 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2011 (0), 2-2, 2011

    ...重油脱硫装置使用済触媒の再生技術について検討した。基礎検討の結果、再生時の活性低下は活性金属の凝集、触媒強度の低下はアルミナ担体の変質が原因と分かった。またバナジウムはコーク燃焼促進による触媒温度上昇や、細孔入口閉塞により、活性を低下させていると考えられた。このため再生温度と触媒物性を定量的に管理することで、安定に再生利用できるようになった。...

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  • 新エネルギーボイラーの操業経験

    見目 卓 紙パ技協誌 65 (4), 340-342, 2011

    ...製紙業は,エネルギー多消費型産業であり,世界的に環境保全への要求が高まる中,当工場においても重油からバイオマス・新エネルギーへの燃料転換を図りました。本ボイラは,木質,タイヤ,RPFの他に石炭など多様な燃料を使用しており,これらの燃料の特異性に起因した課題に対してボイラ構造,燃料搬送・供給設備,灰処理設備等様々な対策を施している点に特徴があります。...

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  • 回収ボイラにおける木質燃料混焼による省重油

    森 拓也 紙パ技協誌 65 (7), 653-656, 2011

    ...6RBの主燃料は黒液であるが,工場の蒸気負荷に対し,黒液からの発生蒸気だけでは不足する為,不足分は重油で補っており,また主蒸気圧力を重油で制御していることもあり,重油混焼比率は熱量ベースで約20%程度となっている。<BR>そこで連釜のチップスクリーンで発生するチップダスト,ならびに工場外から集荷した木質ダストを混焼し6RBの重油削減を目的に,木質燃料設備を導入したので紹介する。...

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  • 重油流動接触分解触媒の劣化挙動の解明

    平松 義文, 高塚 透 化学工学論文集 37 (5), 413-419, 2011

    ...の水熱劣化に関する検討を行った.結果,水熱処理初期段階に大きな劣化が起き,長時間の処理後は徐々に劣化することが明らかとなった.物性評価から,水熱処理初期段階で脱アルミが起き,この脱アルミによって,ゼオライト細孔構造の崩壊によってメソ+マクロ細孔が形成している様子が確認できた.脱硫重油の分解反応評価を行うと,この初期の水熱劣化過程においては,著しいコーク生成が起こっていたものが,その後は抑制されることが...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献17件

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