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検索結果 216 件

  • 外来栄養指導患者のサルコペニアに影響する要因と理学療法介入の方向性

    大坪 尚典, 太田 由利, 淺井 仁 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 300-300, 2024-03-31

    <p>【はじめに,目的】</p><p>超高齢化の進行に伴い,健康寿命延伸のためサルコペニア (SP)の予防が重要とされている.しかし,具体的な指導や介入方法は施設や対象により異なると考えられる.今回,外来栄養指導患者のSPに影響する要因を分析し,理学療法介入の方向性を検証した. </p><p>【方法】</p><p>2021年4月~2022年6月に管理栄養士が指導介入した外来患者219例,男性11…

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  • SARS-CoV-2mRNAワクチン接種後の血清抗体価に関連する背景因子の検討

    米村 圭祐 日本環境感染学会誌 38 (5), 235-240, 2023-09-25

    <p>新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2)に対するmRNAワクチン接種後の血清抗体価と関連する因子を明らかにすることを目的とし,当院職員383名の2回目ワクチン接種後約6ヶ月(I-II期)と,3回目ワクチン接種後約5ヶ月(III期)に,血清SARS-CoV-2 S-IgG抗体を測定した.感染歴のない266例を対象とし,背景因子と血清抗体価との関連性について統計学的解析を行った.単変量…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 入院高齢者におけるControllingNutritionalStatus(CONUT)変法の有効性の検証

    太田 由利, 須田 烈史, 大坪 尚典, 鍛冶 保奈実, 太田 和宏, 越崎 雅子, 松下 栄紀, 高田 重男 日本栄養士会雑誌 66 (2), 83-92, 2023

    <p>ADLの低下や認知症を伴う後期高齢者は、正確な病歴聴取が難しいため、主観的情報を要する栄養スクリーニングが困難な場合が多い。Controlling Nutritional Status(CONUT)は、客観的な栄養リスクの判定に用いることができるが、血液データの欠損値が多く実用化が難しい。そのため、CONUT変法に着目し、入院期間、BMI、内臓脂肪指標(Visceral Adipose …

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  • 局所麻酔下胸腔鏡にて診断し得た腎盂癌胸膜転移の1例

    長岡 愛子, 野村 智, 古荘 志保, 安井 正英, 中積 泰人 気管支学 43 (6), 624-629, 2021-11-25

    ...</b>67歳,女性.金沢市立病院(以下,当院)泌尿器科で201X-1年12月に右腎盂尿管癌と診断され腎盂尿管摘除術の後,化学療法が施行された.201X年11月,咳嗽および労作時呼吸困難にて当院呼吸器内科に精査加療目的で入院となった.胸部単純写真で左胸水を認め,胸水細胞診は陰性であった.Positron emission tomography-computed tomography(PET-CT)を...

    DOI 医中誌

  • 後期高齢患者の生命予後に影響する要因

    大坪 尚典, 須田 烈史, 太田 由利, 鍛冶 保奈実, 太田 和宏, 越崎 雅子 日本老年医学会雑誌 58 (3), 424-435, 2021-07-25

    <p><b>目的:</b>後期高齢患者の生命予後に影響する要因を検証した.<b>方法:</b>2016年4月から2017年3月に入院した後期高齢患者(75~99歳)431例の生死を3年間追跡し,多変量解析により生命予後影響因子を検証した(<i>P</i><0.05).<b>結果:</b>Cox回帰により,年齢,Charlson comorbidity …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献23件

  • 破裂椎骨動脈解離性動脈瘤に対する後下小脳動脈の温存に努めた血管内治療(internal trapping)の成績

    南出 尚人, 池田 正人, 佐野 宏樹, 赤池 秀一, 林 裕 NEUROSURGICAL EMERGENCY 25 (1), 61-68, 2020

    <p> 破裂椎骨動脈解離性動脈瘤(rVADA)に対する後下小脳動脈(PICA)の温存に努めた血管内治療(internal trapping)の治療成績を検討した.2004年1月から2018年6月までにrVADAに対し血管内治療を行った連続19例を対象とした.各症例の神経学的所見,解離部位,水頭症の有無,PICA温存の有無,治療成績を検討した.年齢は43‒82(平均54.7)歳,男性11例,女性8…

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  • 日本版敗血症診療ガイドライン2020

    江木 盛時, 小倉 裕司, 矢田部 智昭, 安宅 一晃, 井上 茂亮, 射場 敏明, 垣花 泰之, 川崎 達也, 久志本 成樹, 黒田 泰弘, 小谷 穣治, 志馬 伸朗, 谷口 巧, 鶴田 良介, 土井 研人, 土井 松幸, 中田 孝明, 中根 正樹, 藤島 清太郎, 細川 直登, 升田 好樹, 松嶋 麻子, 松田 直之, 山川 一馬, 原 嘉孝, 大下 慎一郎, 青木 善孝, 稲田 麻衣, 梅村 穣, 河合 佑亮, 近藤 豊, 斎藤 浩輝, 櫻谷 正明, 對東 俊介, 武田 親宗, 寺山 毅郎, 東平 日出夫, 橋本 英樹, 林田 敬, 一二三 亨, 廣瀬 智也, 福田 龍将, 藤井 智子, 三浦 慎也, 安田 英人, 阿部 智一, 安藤 幸吉, 飯田 有輝, 石原 唯史, 井手 健太郎, 伊藤 健太, 伊藤 雄介, 稲田 雄, 宇都宮 明美, 卯野木 健, 遠藤 功二, 大内 玲, 尾崎 将之, 小野 聡, 桂 守弘, 川口 敦, 川村 雄介, 工藤 大介, 久保 健児, 倉橋 清泰, 櫻本 秀明, 下山 哲, 鈴木 武志, 関根 秀介, 関野 元裕, 高橋 希, 高橋 世, 高橋 弘, 田上 隆, 田島 吾郎, 巽 博臣, 谷 昌憲, 土谷 飛鳥, 堤 悠介, 内藤 貴基, 長江 正晴, 長澤 俊郎, 中村 謙介, 西村 哲郎, 布宮 伸, 則末 泰博, 橋本 悟, 長谷川 大祐, 畠山 淳司, 原 直己, 東別府 直紀, 古島 夏奈, 古薗 弘隆, 松石 雄二朗, 松山 匡, 峰松 佑輔, 宮下 亮一, 宮武 祐士, 森安 恵実, 山田 亨, 山田 博之, 山元 良, 吉田 健史, 吉田 悠平, 吉村 旬平, 四本 竜一, 米倉 寛, 和田 剛志, 渡邉 栄三, 青木 誠, 浅井 英樹, 安部 隆国, 五十嵐 豊, 井口 直也, 石川 雅巳, 石丸 剛, 磯川 修太郎, 板倉 隆太, 今長谷 尚史, 井村 春樹, 入野田 崇, 上原 健司, 生塩 典敬, 梅垣 岳志, 江川 裕子, 榎本 有希, 太田 浩平, 大地 嘉史, 大野 孝則, 大邉 寛幸, 岡 和幸, 岡田 信長, 岡田 遥平, 岡野 弘, 岡本 潤, 奥田 拓史, 小倉 崇以, 小野寺 悠, 小山 雄太, 貝沼 関志, 加古 英介, 柏浦 正広, 加藤 弘美, 金谷 明浩, 金子 唯, 金畑 圭太, 狩野 謙一, 河野 浩幸, 菊谷 知也, 菊地 斉, 城戸 崇裕, 木村 翔, 小網 博之, 小橋 大輔, 齊木 巌, 堺 正仁, 坂本 彩香, 佐藤 哲哉, 志賀 康浩, 下戸 学, 下山 伸哉, 庄古 知久, 菅原 陽, 杉田 篤紀, 鈴木 聡, 鈴木 祐二, 壽原 朋宏, 其田 健司, 高氏 修平, 高島 光平, 高橋 生, 高橋 洋子, 竹下 淳, 田中 裕記, 丹保 亜希仁, 角山 泰一朗, 鉄原 健一, 徳永 健太郎, 富岡 義裕, 冨田 健太朗, 富永 直樹, 豊﨑 光信, 豊田 幸樹年, 内藤 宏道, 永田 功, 長門 直, 中村 嘉, 中森 裕毅, 名原 功, 奈良場 啓, 成田 知大, 西岡 典宏, 西村 朋也, 西山 慶, 野村 智久, 芳賀 大樹, 萩原 祥弘, 橋本 克彦, 旗智 武志, 浜崎 俊明, 林 拓也, 林 実, 速水 宏樹, 原口 剛, 平野 洋平, 藤井 遼, 藤田 基, 藤村 直幸, 舩越 拓, 堀口 真仁, 牧 盾, 増永 直久, 松村 洋輔, 真弓 卓也, 南 啓介, 宮崎 裕也, 宮本 和幸, 村田 哲平, 柳井 真知, 矢野 隆郎, 山田 浩平, 山田 直樹, 山本 朋納, 吉廣 尚大, 田中 裕, 西田 修, 日本版敗血症診療ガイドライン2020特別委員会 日本集中治療医学会雑誌 28 (Supplement), n/a-, 2020

    <p>日本集中治療医学会と日本救急医学会は,合同の特別委員会を組織し,2016 年に発表した日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCG) 2016 の改訂を行った。本ガイドライン(J-SSCG 2020)の目的は,J-SSCG 2016 と同様に,敗血症・敗血症性ショックの診療において,医療従事者が患者の予後改善のために適切な判断を下す支援を行うことである。改訂に際し,一般臨床家だけでなく多職種…

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 内視鏡的経過観察を行った気管支顆粒細胞腫の1例

    酒井 珠美, 小川 尚彦, 谷村 航太, 加瀬 一政, 黒川 浩司, 松沼 亮, 曽根 崇, 笠原 寿郎 気管支学 41 (6), 580-584, 2019-11-25

    <p><b>背景.</b>気管・気管支原発の顆粒細胞腫は比較的まれである.気管支鏡で同一症例の経過を観察した報告は少なく,経過観察をどのような頻度でどのくらいの期間行うべきか,内視鏡治療を行うべきかについて判断に困る.<b>症例.</b>60代男性.血痰を主訴に受診し,胸部X線,胸部CTでは異常を認めなかった.気管支鏡検査を施行したところ,左上幹と下幹の分岐部粘膜に扁平に隆起する病変を認めた.経…

    DOI 医中誌

  • 大腿骨近位部骨折術後の歩行再獲得期間に影響する要因

    大坪 尚典, 堤 美紀, 山元 絵美, 山田 哲郎, 上原 健治 理学療法学Supplement 46S1 (0), H2-101_2-H2-101_2, 2019

    <p>【はじめに、目的】一般に、歩行再獲得は入院期間や在宅復帰に強く影響する要因とされている。また、歩行再獲得可否を従属変数とする回帰分析の研究報告は多い。しかし、再獲得までの期間に影響する要因について詳細に検討した報告は少ない。今回、生存分析を利用し、大腿骨近位部骨折術後患者の歩行再獲得期間に影響する要因を検証した。</p><p>【方法】当院整形外科において2016年5月から2018年5月まで…

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  • 近赤外分光法を用いた光学式尿成分分析システムの開発 ―尿中成分のクレアチニン比推定の試み―

    鶴田 貴大, 鈴木 郁斗, 清野 公宏, 野川 雅道, 内藤 尚, 畑中 由佳, 五十嵐 朗, 小川 充洋, 山越 憲一, 高田 重男, 田中 志信 生体医工学 Annual57 (Abstract), S160_2-S160_2, 2019

    <p>これまで我々は光学式尿成分分析装置の開発を最終目標として基礎的検討を行ってきた.昨年度の本学会では市販で入手可能な近赤外LED:10波長の差分吸光度データを使用した総当たり解析により,尿中4成分(グルコース,尿素,NaCl及びクレアチニン)の濃度推定のための至適波長およびその組み合わせの選定について報告した.一方,近年患者の近傍で計測を行うPoint-of-care …

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  • 椎体圧迫骨折患者の歩行再獲得期間に影響する要因

    葛巻 尚志, 大坪 尚典, 堤 美紀, 山元 絵美, 山田 哲郎, 上原 健治 理学療法学Supplement 46S1 (0), H2-50_1-H2-50_1, 2019

    <p>【はじめに、目的】椎体圧迫骨折は当院における理学療法(PT)の全対象中12%、全整形外科疾患の26%を占め、近年その割合は漸増傾向にある。当院では、圧迫骨折の約半数は入院加療が選択されている。平均在院期間は約6週、最大で15週に達し、歩行自立の遷延が長期入院の原因と指摘されてきた。そこで今回、歩行再獲得期間に影響する要因の検証を行った。</p><p>【方法】平成28~29年度に当院整形外科…

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  • 近赤外分光法を用いた光学式尿成分分析システムの開発 -総当たり解析による至適波長と組み合わせの選定-

    鈴木 郁斗, 清野 公宏, 野川 雅道, 内藤 尚, 五十嵐 朗, 小川 充洋, 山越 憲一, 高田 重男 生体医工学 Annual56 (Abstract), S361-S361, 2018

    <p>無侵襲で計測可能な尿成分は腎・尿路系疾患の指標となるため,我々は糖尿病早期発見に有用なグルコースを含む複数成分を全自動で計測可能なトイレ内蔵型システムの開発を最終目標として,近赤外分光法による尿成分計測について基礎的検討を続けてきた. 計測対象成分は先述のグルコースに加え,たんぱく摂取量の指標である尿素,塩分摂取量の指標となる塩化ナトリウム,尿成分の総排出量推定に有用なクレアチニンである.…

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  • 近赤外分光法を用いた光学式尿成分分析システムの開発-LED光源を想定した濃度予測精度の推定-

    清野 公宏, 鈴木 郁斗, 野川 雅道, 五十嵐 朗, 内藤 尚, 小川 充洋, 山越 憲一, 高田 重男, 田中 志信 生体医工学 55Annual (5PM-Abstract), 460-460, 2017

    <p>これまで我々は腎・尿路系疾患発見に重要な指標である尿成分を全自動で計測可能なトイレ内蔵型尿成分計測システムの開発を最終目的として,近赤外光を用いた尿糖計測法について基礎的検討を続けてきた.具体的には糖尿病の早期発見に有用なグルコースをメインターゲットとし,蛋白摂取量の指標である尿素,塩分摂取量の指標である塩化ナトリウム,尿中成分の排出量測定に有用なクレアチニンの4成分について,糖尿病が疑わ…

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  • 在宅復帰に影響する家族要因と介護者要因の検討

    大坪 尚典, 葛巻 尚志, 堤 美紀, 山元 絵美, 山田 哲郎, 上原 健治 理学療法学Supplement 2016 (0), 1762-, 2017

    <p>【はじめに,目的】一般に,同居家族の存在は在宅復帰に有利であり,多くの先行研究により支持されている。しかし近年,同居家族があっても家庭内では独居同然の場合や,近隣住人の生活支援により独居を維持する要介護例も存在し,単純な家族形態や同居人数だけでは判断できないケースが増えている。そこで今回,家族や介護者に関する要因(以下,F要因と仮称)を多角的に評価し,在宅復帰に対する影響度を検証した。【方…

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  • 早期胃癌ESD後の<i>Helicobacter pylori</i>感染状態別の異時性多発胃癌と内視鏡検査間隔に関する多施設共同研究

    波佐谷 兼慶, 土山 寿志, 中西 宏佳, 青柳 裕之, 酒徳 光明, 太田 肇, 蓑内 慶次, 松田 尚登, 又野 豊, 鷹取 元, 加賀谷 尚史, 大野 健次, 辻 宏和, 寺崎 修一, 卜部 健, 三輪 一博, 増永 高晴, 吉田 尚弘, 米島 學 日本消化器内視鏡学会雑誌 58 (9), 1404-1412, 2016

    <p>(目的)早期胃癌ESD後の異時性癌を早期発見するための適切な内視鏡間隔は不明である.内視鏡治癒切除後の異時性癌を<i>Helicobacter pylori</i>(以下<i>HP</i>)感染状態別に調査し,適切な内視鏡間隔について胃温存の観点から検討を行う.(方法)初発早期胃癌ESD治癒切除症例のうち規準を満たした<i>HP</i>除菌成功群455例,持続感染群556例,陰性群291例…

    DOI 医中誌

  • 地域包括ケア病棟入棟時の在宅復帰可能因子

    大坪 尚典, 葛巻 尚志, 堤 美紀, 山元 絵美, 山田 哲郎, 上原 健治 理学療法学Supplement 2015 (0), 1655-, 2016

    【目的】当院は,2014年10月より50床の地域包括ケア病棟(以下,ケアと略)を開設した。ケアの施設基準維持には在宅復帰率のコントロールが重要である。今回,在宅復帰に影響するケア入棟時の因子について検討した。【方法】対象は,2014年11月から2015年10月の期間に自宅から直接入院し,ケアを経て退院した145例,女性94例,男性51例,平均年齢±SD=79.5歳±12.2である。施設入所者と死…

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  • 当院におけるMRSAサーベイランスの効果

    角野 忠昭, 小林 雅子, 梅田 由佳, 石山 進, 中積 泰人, 高田 重男 医学検査 65 (4), 436-440, 2016

    <p>MRSAは,現在においても院内感染上問題となっている菌である。今回我々は,適切かつ効率的な感染対策を行うため,70歳以上の入院患者を対象にMRSAサーベイランスを実施し,MRSAの保菌リスク因子及びサーベイランス効果について検討した。サーベイランスの結果,高齢者施設からの転院患者でMRSAの陽性率が59.0%と有意に高値であり,MRSA保菌リスク因子であることが確認された。サーベイランス実…

    DOI 医中誌

  • 日常生活機能評価表の急性期使用による歩行自立予測

    大坪 尚典, 葛巻 尚志, 堤 美紀, 山元 絵美, 山田 哲郎, 上原 健治 理学療法学Supplement 2014 (0), 1994-, 2015

    【目的】2008年の診療報酬改定により,日常生活機能評価表(以下,NSKH)が回復期リハビリテーション病棟(回復期)の算定要件に導入された。しかし,NSKHは臨床ではあまり重視されず,実際にはFunctional Independence Measure(FIM)がADL評価の主体となっている。また,NSKHに関する研究は少なく,その利用価値を疑問視した報告内容が多い。そこで今回,急性期病床の完…

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  • カプセル内視鏡とダブルバルーン小腸内視鏡が術前診断に有用であった空腸消化管重複症の1例

    辻 宏和, 熊谷 将史, 稲田 悠記, 小林 雅子, 今川 健久, 大竹 由美子, 廣瀬 宏一 日本消化器内視鏡学会雑誌 56 (3), 457-464, 2014

    症例は78歳男性.以前より鉄欠乏性貧血にて鉄剤が投与されていた.非回転性眩暈が出現し,消化管出血によるショックの診断にて入院となった.カプセル内視鏡検査(CE)にて上部空腸に輪状潰瘍を指摘し,経口的ダブルバルーン内視鏡検査(DBE)を施行したところ,上部空腸に入口部に潰瘍を伴う憩室を認め,治療として小腸部分切除術を施行した.病理学的には憩室は隣接する本来の消化管から連続した粘膜と筋層を有しており…

    DOI 医中誌

  • 造血幹細胞移植後関連TMA

    林 朋恵, 森下 英理子 日本血栓止血学会誌 25 (6), 725-731, 2014

    要約 : 造血幹細胞移植後関連TMA(transplantation associated TMA; TA-TMA)は移植治療における重篤な合併症の一つであるが,その病態解明は十分とはいえず,未だ確立された治療も存在しない.移植前処置や感染症,GVHD およびそれに伴う高サイトカイン血症,カルシニュリンインヒビターの使用等が契機となって,①消耗性の血小板減少症,②微小血管での溶血性貧血,③微小血…

    DOI 医中誌 参考文献52件

  • 当院亜急性期病床において在室60日以内に退院可能な条件

    大坪 尚典, 葛巻 尚志, 堤 美紀, 山元 絵美, 沖田 育美, 池田 正人, 辻 宏和, 上原 健治, 高田 貴子 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100029-48100029, 2013

    【はじめに、目的】 平成24年度の診療報酬改定により、亜急性期病床1(以下、亜急性)の在室上限が90日から60日に短縮された。我々は、第50回全国自治体病院学会(2011)において、比較的低い歩行自立度ながらも、退院支援の充実により、良好な亜急性の在宅復帰率を獲得したとの報告を行った。しかし、在室日数の影響因子については不明な点もあり、改定を踏まえた上での再検討が必要となった。そこで今回、改定…

    DOI 医中誌

  • ヒトとサル類における鼻腔の生理学的機能に関する数値流体力学的シミュレーション

    西村 剛, 森太 志, 埴田 翔, 熊畑 清, 石川 滋, 宮部 貴子, 鈴木 樹理, 林 美里, 友永 雅己, 松沢 哲郎, 松澤 照男 霊長類研究 Supplement 29 (0), 158-, 2013

     人類は,鮮新世アフリカで種分化を遂げたが,その後,更新世初期に現れたヒト属 Homoのみが生き残った.ヒト属は,平らで短い顔という派生的形質に加え,その顔から突き出で下方に開口するという奇妙な外鼻を有する.外鼻孔から前庭,鼻弁,鼻腔をへて咽頭に至る鼻道は,さまざまな温度・湿度状態で入ってくる吸気を,核心温度で湿度 …

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  • インターネットで個人輸入した医薬品の保健衛生(2)

    木村 和子, 本間 隆之, 谷本 剛, 高尾 知里, 奥村 順子, 吉田 直子, 赤沢 学 医療と社会 21 (1), 55-67, 2011

    インターネットの個人輸入で人気のある肥満治療薬の中でも取扱サイトの多いsibutramine製剤(日本無承認)について,2008年に試買し保健衛生上の問題を追跡した。32サイトから9製品53サンプルを入手した。sibutramine製剤を承認している国では処方せん薬に指定されていたが,処方せん薬であることを伝えたり,処方せんの提示を求めた輸入代行業者はいなかった。添付文書は製造販売国に応じた外国…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献4件

  • 慢性関節リウマチに対するメトトレキサート治療中に回腸穿孔を発症した悪性リンパ腫の1例

    森山 秀樹, 大竹 由美子, 橋爪 泰夫 日本臨床外科学会雑誌 72 (6), 1461-1464, 2011

    症例は82歳,女性.慢性関節リウマチに対して2006年からメトトレキサートを内服していた.2009年2月,急激な腹痛を認めて救急車で来院した.腹部全体に圧痛および反跳痛を認めた.腹部CT検査で腹腔内遊離ガスおよび腹水を認め,消化管穿孔による汎発性腹膜炎の診断で緊急手術を施行した.腹腔内には混濁した腹水を認め,終末回腸に径2mmの穿孔部を認めた.また,小腸間膜には多数の腫大したリンパ節を認めた.回…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献6件

  • 大腿四頭筋の筋力増強法に適したClosed Kinetic Chain種目

    小山 雄大, 柴 喜崇, 小牧 隼人 理学療法学Supplement 2009 (0), A4P3066-A4P3066, 2010

    【目的】近年,Opened Kinetic Chain(以下,OKC)に加え,Closed Kinetic Chain(以下,CKC)における筋力増強法が重要視されてきた.日常動作の殆どが荷重下で行われ,CKCでは下肢全体としての協調性もトレーニング可能である.大腿四頭筋は抗重力筋として重要な役割を担っており,一般に臨床ではスクワット等が多く行われている.大腿四頭筋トレーニングは傷害の違いにより…

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  • 大腿骨近位部骨折術後の歩行自立影響因子

    大坪 尚典, 葛巻 尚志, 山口 美紀, 山元 絵美, 森川 精二 理学療法学Supplement 2008 (0), C3P1381-C3P1381, 2009

    【目的】大腿骨近位部骨折の術後において、歩行再獲得に影響する因子は様々である.今回我々は、重回帰分析によりその検討を試みた.なお本報告は後方視的な観察研究論文であり、投稿に際し当院倫理委員会の了承を得た.【対象】平成18年1月~20年10月に当院で完結した在宅患者78名(男性16名、女性62名)、平均年齢±標準偏差は81.7±9.2歳、平均手術待機日数は7.2±4.7日(中央値6)、平均在院日数…

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  • 子宮頸がん検診における HPV 検査の導入とその有用性

    丹後 正紘, 金谷 太郎, 橋本 茂, 前川 信政, 浮田 俊彦, 小山 信, 丘村 誠, 井上 正樹 日本臨床細胞学会雑誌 47 (1), 1-6, 2008

    <b>目的</b>: 子宮頸がん検診に従来の細胞診に HPV 検査を導入することの有用性を検討した.<br><b>方法</b>: ベセスダシステム (2001) で意義不明の異型扁平上皮細胞を ASC と分類している. 平成 16∼18 年の 3 年間の金沢市民を対象にした行政の子宮頸がん検診において, ASC (ASC-US と ASC-H) 例にハイブリッドキャプチャー 2 (HC2) …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献34件

  • 鎮静下での気管支鏡検査における呼吸状態の検討

    片山 伸幸, 徳田 麗, 中積 泰人, 藤村 政樹 気管支学 30 (5), 247-251, 2008

    背景と目的.気管支鏡検査を受ける患者の多くは不安を抱き,検査中の鎮静を希望する.しかし,鎮静は呼吸抑制による合併症の危険がある.鎮静下での気管支鏡検査において,呼吸状態をモニターする方法としての経皮CO_2測定の有用性を検証した.方法.研究の対象患者は88名(男性52名,女性36名)で,平均年齢は67.1歳であった.気管支鏡検査はミダゾラム静脈内投与による鎮静下で行った.鎮静前後で動脈血ガス分析…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献10件

  • 関節拘縮における関節構成体の病理組織学的変化―ラット膝関節長期固定モデルを用いた検討―

    渡邊 晶規, 細 正博, 武村 啓住, 由久保 弘明, 松崎 太郎, 小島 聖 理学療法科学 22 (1), 67-75, 2007

    拘縮時に生じる関節構成体の変化を明らかにするため,ラット膝関節の外固定モデルを用いて,その病理組織学的変化を観察した。9週齢のWistar系雄ラット20匹の右後肢を膝関節最大屈曲位にてギプス固定し,4匹ずつ2,4,8,16,32週固定群をそれぞれ作成し,ヘマトキシリン・エオジン染色を行い光学顕微鏡下にて観察した。固定2週群から関節周囲脂肪織の萎縮と線維増生を認め,固定期間の延長と共にそれらの変化…

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか2件 被引用文献13件 参考文献50件

  • ラット膝関節4週間固定後の拘縮に対するストレッチが関節包に及ぼす病理組織学的影響

    渡邊 晶規, 細 正博, 由久保 弘明, 松崎 太郎 理学療法学Supplement 2006 (0), A0062-A0062, 2007

    【はじめに】<BR> 拘縮に対する治療には徒手、装具または持続的他動運動装置等による他動的関節可動域運動が頻繁に用いられている。それらの臨床的効果についての報告は多くみられるが、それらが関節構成体にどの様な影響を及ぼすか検討した報告は少ない。そこで今回、関節可動域運動としてストレッチを用い、それが関節包にどのような影響を及ぼすか明らかにするために実験を行った。<BR>【対象と方法】<BR> …

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  • 内壁に熱伝導モデルを適用した鼻腔内温度分布

    渡邉 正宏, 堀内 佑至, 中山 敏男, 石川 滋, 松澤 照男 理論応用力学講演会 講演論文集 56 (0), 298-298, 2007

    鼻腔内の温度分布の検討について、先行研究では測定や等温度壁による数値解析が行われている。壁面の温度分布を正確に測定することは技術的に難しく、数値解析においては流入する空気の温度による壁面温度分布への作用を計算した例はほとんどない。鼻腔内の温度は鼻腔を包む血管内を流れる血液によって主に与えられると考えられるため、本研究では内壁に温度境界条件を与え、境界との間に温度の熱伝導モデルを適用することで鼻腔…

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  • 早期胆嚢へん平上皮癌の1例

    平沼 知加志, 山村 浩然, 橋爪 泰夫, 小林 雅子 日本臨床外科学会雑誌 66 (6), 1444-1447, 2005

    A case of minute squamous cell carcinoma of the gallbladder, which is very rare, is reported.<br> A 71-year-old man, diagnosed as having cholelithiasis in September 2003, was seen at the hospital …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 腰椎外側型神経根障害に対する脊椎内視鏡手術

    南部 浩史, 森川 精二, 小峰 伸彦 中部日本整形外科災害外科学会学術集会 抄録集 105 (0), 107-107, 2005

    <目的>腰椎外側型神経根障害に対する内視鏡下除圧術について検討した.<対象と方法>L5神経根の脊柱管外狭窄症(Far-Out Syndrome)2例,L5神経根の椎間孔内狭窄1例に対してMETRx MED systemを用いて神経根の除圧を行った.男性2例,女性1例,手術時平均年齢は62.0歳であった.全例,強い神経根症状のため歩行困難を呈し保存療法は無効であった.<結果>手術平均時間は210分…

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  • ラット膝関節拘縮モデルを簡便に作成する方法の試み

    松崎 太郎, 細 正博, 武村 啓住, 由久保 弘明, 小島 聖, 渡辺 晶規, 立野 勝彦 理学療法学Supplement 2004 (0), A0502-A0502, 2005

    【背景および目的】<BR>近年,関節拘縮について関節内部の変化を調査した研究が見られるが,外科的侵襲を伴うものや固定範囲が大きく手技が比較的煩雑であるなどの問題点があるものが多い。今回の研究の目的は,ラット膝関節を固定して拘縮モデルを作成するにあたり,手技が簡便な方法を考案すること,ならびにその方法での関節固定で生じた関節構成体の変化を病理組織学的に観察することである。<BR>【対象と方法】<B…

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  • 特発性間質性肺炎経過中に発症した胃癌と肺癌の1例

    四方 裕夫, 上田 善道, 中積 泰人, 土島 秀次, 佐川 元保, 佐久間 勉, 渡邊 洋宇, 松原 純一, Noguch Yasuhisa, Kiyosawa Jun 日本呼吸器外科学会雑誌 18 (1), 77-82, 2004

    A 53-year-old man was diagnosed with non-specific interstitial pneumonia typell (NSIP II) by VATS in February 1998, and was treated with steroids. A total gastrectomy for gastric cancer was …

    DOI 医中誌 参考文献21件

  • 男性介護者が抱く排泄ケアへの抵抗感と排泄ケアの実施を受け入れる思い

    市森 明恵, 大下 真以子, 北島 麻美, 西川 瑠美, 橋本 文, 福村 有夏, 南 貴子, 山越 紫, 横川 紀美子, 織田 初江, 佐伯 和子 日本地域看護学会誌 6 (2), 28-37, 2004

    家族規模の縮小や女性の社会進出等の社会環境の変化により,男性が介護に携わる機会も増えている.男性にとって,受け入れ難い介護行為のひとつに排泄ケアがある.男性介護者が,在宅で排泄ケアを行っていく支援の一助とするため,男性介護者が排泄ケアに対してどのような抵抗感を抱き,排泄ケアを実施しているのかを明らかにした.研究方法は,グラウンデッド・セオリー法に基づき,排泄ケアを行っている男性介護者11名に対し…

    DOI 医中誌

  • 術前診断された脂肪腫による回腸重積症の1例

    平沼 知加志, 山村 浩然, 橋爪 泰夫 日本腹部救急医学会雑誌 24 (6), 1107-1110, 2004

    A 64-year-old woman was referred to our hospital because of sudden abdominal pain and vomiting. A fist -size tumor was palpated in the right lower quadrant. An abdominal computed tomography (CT) …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • 肺類上皮血管内皮腫の1例

    吉見 雄三, 中積 泰人, 藤村 政樹 肺癌 41 (4), 319-322, 2001

    <B>Background</B>: Pulmonary epithelioid hemagioendothelioma is a rare tumor of the lung deriving from vascular endothelial cells.<BR><B>Case</B>: A 37-year-old woman presenting with bloodysputum …

    DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献15件

  • 高度食道静脈瘤に対する予防的硬化療法の無作為比較臨床試験

    萩原 優, 二川 俊二, 鈴木 博昭, 高瀬 靖広, 幕内 博康, 小原 勝敏, 北野 正剛, 三條 健昌, 三好 博文, 村島 直哉, 米島 学, 國分 茂博, 木内 貴弘, 出月 康夫 Japanese Journal of Portal Hypertension 7 (3), 140-145, 2001

    To evaluate prophylactic injection sclerotherapy (EIS) for esophageal varices, a prospective randomized controlled trial was begun in 1993 by the Japanese Society for Portal Hypertension. 79 …

    DOI 医中誌

  • 重症呼吸不全に陥った水痘性肺炎の1例

    古荘 浩司, 中積 泰人, 辻 宏和, 三崎 嗣穂, 早川 哲雄, 竹内 正勇, 広野 正明, 杉山 有, 米島 學, 杉本 尚樹, 安部 俊男, 野村 岳而, 信崎 幹夫 日本内科学会雑誌 87 (6), 1133-1135, 1998

    症例は32歳女性.発熱・発疹・喀痰・咳嗽を認め水痘と診断.翌日肺炎を指摘され入院.成人水痘及び水痘性肺炎と考え, acyclovir,免疫グロブリン等を投与したが,急速に呼吸不全が進行したためm-PSL 250mg/日の投与開始.同日夜半より,発熱・呼吸不全は急速に改善傾向を示した.当初よりの肝障害,血小板減少も経過とともに正常化した.重症呼吸不全に陥った成人水痘でステロイド大量投与が有効であっ…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献6件

  • アレルギー性鼻炎に対するダレンの効果

    石丸 正, 三輪 高喜, 土定 建夫, 作本 真, 西村 俊郎, 田中佐 一良, 谷内 信幸, 西郡 聡, 室野 重之, 吉崎 智一, 脇坂 尚宏, 石川 滋, 坂下 英雄, 古川 仭 耳鼻咽喉科臨床 91 (1), 99-109, 1998

    The therapeutic efficacy, safety and usefulness of emedastine difumarate (DAREN) given at doses from 2 to 4 mg/day for 8 weeks to patients with severe perennial allergic rhinitis were …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献7件

  • 短時間筋伸張位保持が成熟ラットの廃用性筋萎縮予防に及ぼす効果

    山崎 俊明, 立野 勝彦, 灰田 信英, 武舎 進 理学療法学 23 (6), 349-354, 1996-09-30

    成熟ラットヒラメ筋の廃用性萎縮予防に及ぼす,短時間筋伸張位保持の効果を麻酔下で検索した。 14匹の成熟ウィスター系雄ラット(24週齢)を,実験群と対照群に分けた。実験群は2週間の後肢懸垂法にて筋萎縮を惹起した。その間,右足関節を一日20分間(5日/週),麻酔下で最大背屈位に保持し,ヒラメ筋を伸張した(伸張群)。左側は懸垂のみとした(懸垂群)。対照群は懸垂せずに,麻酔のみ実施した。実験終了時にヒラ…

    DOI 機関リポジトリ 医中誌 被引用文献1件 参考文献20件

  • 消化性潰よう維持療法の現況 多施設の集計報告

    田中 三千雄, 安藤 隆夫, 伊部 直之, 卜部 健, 荻野 正樹, 竹越 國夫, 堤 幹宏, 中川 彦人, 七澤 洋, 米島 學, 根井 仁一, 野田 八嗣, 平井 圭彦, 稲土 修嗣, 磨伊 正義 日本消化器内視鏡学会雑誌 38 (3), 866-875, 1996

    During the 5-year period between 1990 and 1994, we surveyed, on the basis of medical records, the rnanagement status of maintenance therapy in 2, 612 patients receivint drug therapy for peptic …

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  • 肺癌・肺腫瘍 (7)

    上田 龍三, 西脇 裕, 松木 裕暁, 笠原 寿郎, 舩山 康則, 町田 和也, 有岡 仁 日本胸部疾患学会雑誌 32 (Supplement), 150-151, 1994

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  • 症例 両側内胸動脈より大腿動脈への著明な側副血行を有した大動脈炎症候群の1剖検例

    織田 裕之, 杉本 尚樹, 永井 幸広, 米島 學, 安部 俊男, 沢田 大成, 高田 重男, 小田 恵夫, 横山 邦彦 心臓 26 (11), 1185-1190, 1994

    大動脈炎症候群は若年女性に好発する原因不明の汎動脈炎で,大動脈,主分枝動脈,肺動脈などに狭窄,閉塞,拡張性変化をきたし臨床像とともにその血管像はきわめて多彩である.側副血行路の発達もその特徴の1つで,肺動脈病変に対する側副血行が最も知られている.今回我々は両側内胸動脈より大腿動脈への著明な側副血行路を有し,そのために無症状で経過し得たと考えられる大動脈炎症候群の1女性例を経験したので報告する.<…

    DOI 医中誌

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