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検索結果 93 件

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  • 第18回 楽しい研究生活

    金澤 秀子 ファルマシア 58 (12), 1146-1147, 2022

    漠然と研究者を目指して,学部卒業後に研究所に就職したが,研究者としての能力不足を痛感し,退職して30歳で大学院へ入学し,博士の学位を取得したのは35歳の時だった.特別研究員(PD)として在籍した工学部でのポリマーとの出会いが『温度応答性クロマトグラフィー』の開発に繋がった.大学院で学んだことが基礎となり,研究論文や国際学会がチャンスをくれた.振り返ると学生達と過ごした大学教員としての研究生活は楽…

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  • 効果的な心筋細胞シート移植のためのVEGF徐放ファイバーマットの設計

    長瀬 健一, 金澤 秀子 Drug Delivery System 34 (3), 173-178, 2019-07-25

    近年、細胞シートなどの<i>in vitro</i>で作製した細胞組織を移植する治療法が効果的な治療法として展開されている。筆者らは細胞組織を移植する際に、移植組織に血管導入を行い、効果的な細胞組織の生着を促す血管内皮細胞増殖因子(VEGF)徐放ファイバーマットを開発した。このファイバーマットを用いることで、通常では生着が難しい細胞組織の移植への応用が期待される。本稿では、このVEGF徐放ファイ…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • 効果的ながん治療を目指したCD44ターゲティングナノキャリア

    山之内 翔, 金澤 秀子 Drug Delivery System 34 (1), 38-45, 2019-01-25

    近年、がん幹細胞(CSC)の理論は研究者から注目を集めており、がん研究の重要な焦点となってきた。マーカー分子がさまざまな固形腫瘍において過剰発現されているという報告以来、多くの研究がヒアルロン酸レセプターCD44を標的とする方法に注目している。CD44の主要な結合分子であるヒアルロン酸は、腫瘍集積性や細胞取り込みの増加を目指すナノキャリアの開発において重要なリガンドとなることが明らかにされている…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献42件

  • 第4回 Pharmaceutical careに物理化学的視点を活用しよう

    金澤 秀子 ファルマシア 54 (4), 344-345, 2018

    薬物の溶解性(log S)と親油性(log P)といった物理化学的性質は、バイオアベイラビリティの観点で重要である.医薬品製剤の効果について物理化学的視点で考えることは製剤特性に対する理解を深め,今後益々重要となる後発医薬品の評価の際や服薬指導など薬剤師の優れたpharmaceutical careのためにも有用である.本稿では低溶解性薬物のナノ粒子化による溶解性改善や後発医薬品の評価の際にも重…

    DOI 医中誌

  • 温度応答性高分子ブラシの精密設計とバイオセパレーションへの応用

    長瀬 健一, 岡野 光夫, 金澤 秀子 高分子論文集 75 (2), 143-154, 2018

    現在の医療ではバイオ医薬品を用いた治療や細胞を生体に移植する再生医療が効果的な治療方法として用いられている.これらの治療法に使用するタンパク質,細胞の重要性が高まってきており,活性を損なうことなく効率的に分離・精製する機能的な分離技術の開発が求められている.そこで筆者らは,外部温度変化のみで分離対象のタンパク質,細胞との相互作用を制御して分離を行う温度応答性高分子ブラシ修飾表面の開発を行っている…

    DOI Web Site Web Site 参考文献57件

  • 細胞導入を制御可能な刺激応答性高分子を用いたナノキャリアの開発

    山之内 翔, 勝山 直哉, 蛭田 勇樹, 綾野 絵理, 金澤 秀子 高分子論文集 75 (2), 116-127, 2018

    ドラッグデリバリーシステム(DDS)は,長時間にわたって薬剤を治療有効濃度に保つことや,副作用を低減させる技術であり,体内での薬の徐放,病態組織への局所的輸送を制御するシステムである.筆者らは,外部からの温度刺激に鋭敏に応答して相転移するpoly(<i>N</i>-isopropylacrylamide)を基本骨格とした刺激応答性高分子をナノキャリアに応用することで細胞導入や薬の放出制御を達成し…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献39件

  • 物理化学的視点から薬剤師業務を考える

    金澤 秀子 ファルマシア 53 (4), 301-304, 2017

    一般に医薬品は、有効性および安全性確保のために、有効成分を単体で製剤とするのではなく、界面活性剤などの添加剤等を加えて製剤化している。製剤技術の中には、多くの物理化学の知識が活かされている。本稿では特に物理化学で学んだコロイドなどの基礎的な知識が必要な製剤について紹介する。医薬品を日常的に扱う薬剤師業務の中で、物理化学的視点に基づいて医薬品をとらえ臨床に活かすことについて考えてみたい。

    DOI 医中誌

  • 複合型サプリメントの抗酸化機能評価

    永田 佳子, 平出 園絵, 星野 由依, 重田 まりあ, 金澤 秀子 分析化学 65 (9), 519-526, 2016

    Functionality Expression Institution that was newly enforced in April 2015 enabled the expression of functionality of not only the Food for Specified Health Uses, the Food with Nutrient Function …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 降圧配合錠の製剤学的性質が成分溶出性に与える影響

    永田 佳子, 阿南 ゆりえ, 金澤 秀子 分析化学 64 (11), 835-844, 2015

    高血圧治療薬アムロジピンベシル酸塩を含む薬剤の単剤と配合剤間でbioavailabilityに違いが生じる可能性について,配合錠4剤中の各成分の溶出性とこれら4剤の製剤学的違いを溶出試験と高分解能X線顕微鏡による錠剤の3DX解析及び錠剤の硬度測定を行い検討した.配合錠中成分の定量は超高速液体クロマトグラフィー(UHPLC)の使用により,配合錠中2成分の4分以内での迅速分析を可能とした.試験した配…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 分子認識部位を導入した機能性高分子修飾充填剤による温度応答性クロマトグラフィー

    坂田 和貴, 大久保 廣平, 蛭田 勇樹, 綾野 絵理, 金澤 秀子 高分子論文集 71 (7), 293-301, 2014

    筆者らはこれまで,外部からの温度変化に敏感に反応する温度応答性高分子ポリ<i>N</i>-イソプロピルアクリルアミド(PNIPAAm)を高速液体クロマトグラフィーの分離担体に応用し,固定相表面の性質を温度により制御することで分離を達成してきた.この方法は,水系移動相のみで行うことができるため,有機溶媒の組成比を変えて分離を行う従来のシステムとは異なる新しい概念であり,環境にやさしい“Green …

    DOI Web Site 被引用文献4件 参考文献27件

  • LC-MS/MSによる畜水産物中のメトリブジンおよび代謝物の分析

    甲斐 茂美, 赤星 猛, 脇 ますみ, 藤巻 照久, 金澤 秀子 食品衛生学雑誌 52 (1), 28-33, 2011

    LC-MS/MSによる畜水産物中のメトリブジン(MET)および代謝物の脱アミノ体(DA),メチルチオ基脱離酸化体(DK),メチルチオ基脱離酸化物脱アミノ体(DADK)の同時分析法を検討した.試料をアセトニトリルで抽出後,InertSep C18 および BondElutSAX で精製し LC-MS/MS を用いて測定した.LCはC18カラムを用い,移動相は 0.01 mol/L …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献6件

  • 多機能性ポリマーを用いる環境低負荷型クロマトグラフィーシステムの開発

    西尾 忠, 金澤 秀子 分析化学 59 (3), 163-173, 2010

    著者らは,温度をはじめとする外部環境変化に鋭敏かつ可逆的に応答し,自らの構造,機能を大きく変化させる多機能性ポリマーを基盤とするクロマトグラフィーシステムの構築と応用を研究している.本法は主に温度応答性ポリマーであるpoly(<i>N</i>-isopropylacrylamide)を高速液体クロマトグラフィーの分離担体に適用し,固定相表面の物理化学的性質を温度制御することで溶質の分離分析を達成…

    DOI Web Site Web Site 参考文献52件

  • 環境応答性高分子を用いる新規分離システム

    金澤 将史, 南部 杏子, 鈴木 祐輔, 西川 真由美, 金澤 秀子 分析化学 56 (6), 397-407, 2007

    環境変化を自ら認識し応答する高分子を分子設計し,固体表面に修飾することによりインテリジェントな高機能表面を作成することが可能である.高機能表面を高速液体クロマトグラフィーの分離担体に応用し,従来の概念にはない新しい手法として,外部からの温度刺激等により充填剤表面の性質を変化させ試料との相互作用をコントロールする分離システムを確立した.バイオテクノロジーの進歩に伴い,生理活性物質の活性を損なわない…

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 参考文献56件

  • 機能性高分子を用いる温度応答性クロマトグラフィーの開発

    綾野 絵理, 金澤 秀子 分析化学 54 (7), 593-603, 2005

    温度応答性高分子ポリ(<i>N</i> -イソプロピルアクリルアミド)を化学結合したシリカビーズを高速液体クロマトグラフィーの充填剤として,水系溶離液のみを用いる新しい温度制御型のクロマトグラフィーシステムを開発した.更に温度に加えてpHにも応答する高分子を開発し,これらの高分子を修飾した高機能表面を用いた環境応答型のクロマトグラフィーシステムを構築した.移動相を変化させるという従来のクロマトグ…

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか2件 被引用文献3件 参考文献49件

  • 緑茶飲料中カテキン類のCYP3A4による代謝系への阻害効果の解析

    中村 拓己, 浅田 絵美, 永田 佳子, 金澤 秀子 分析化学 52 (9), 769-773, 2003

    市販品の緑茶中の主要成分であるカテキン類は,その製茶工程あるいは殺菌工程で熱異性化が起こることが知られており,緑茶カテキン類のうち含有量の最も多いとされているエピガロカテキンガレート(EGCG)は,ペットボトル飲料においては,その熱異性化体であるガロカテキンガレート(GCG)とほぼ1 : 1の割合で存在していた.また,抽出温度を変化させた実験から,緑茶はおよそ80℃ …

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか2件 被引用文献7件 参考文献18件

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