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検索結果 537 件

  • 渓流辺の岩上に成立する低木群落の植物社会学的な位置づけ

    田中 徳久, 村上 雄秀, 鈴木 伸一, 中村 幸人 神奈川県立博物館研究報告(自然科学) 2024 (53), 1-16, 2024-03-22

    渓流辺の岩上に成立する低木群落の植物社会学的な位置づけを検討した。その結果、既存の4つの群集(ホソバハグマ-サツキ群集・サツキ群集・キシツツジ群集・ユキヤナギ群集)を、新設した1クラス(キハギクラス)1オーダー(キハギオーダー)2群団(サツキ群団・ユキヤナギ群団)に位置づけた。これらの上級単位は、岩上生の低木類や渓流帯に生育する渓流沿い植物によって特徴づけられる。併せて、サツキ群集、キシツツジ群…

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  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に合併した急性下肢動脈血栓塞栓症—症例報告と文献解析—

    阿賀 健一郎, 根本 寛子, 箕輪 和陽, 伏見 謙一, 輕部 義久, 橋山 直樹, 安田 章沢, 内田 敬二, 鈴木 伸一, 孟 真 脈管学 63 (1), 1-7, 2023-02-10

    <p>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)軽症(NIH分類)の26歳男性。左下肢虚血を認め,大動脈,両側腸骨・膝窩動脈に血栓を認め急性下肢動脈血栓塞栓症の診断。血栓摘除術を3回,下腿減張切開を施行したが,再閉塞繰り返し運動障害,足趾壊死を来した。両側膝窩・下腿動脈に経皮的血管形成術を追加し足趾切断を免れた。今回われわれは,動脈硬化や先天性凝固異常などを有していない若年患者であっても,CO…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 埼玉県において再発見されたヨウラクラン <i>Oberonia japonica</i> (Maxim.) Makino (ラン科) の生育環境と保全的位置づけの評価

    三村 昌史, 高杉 茂, 五十嵐 勇治, 岩浪 創, 岩田 豊太郎, 北田 義明, 小澤 正幸, 鈴木 伸一, 大野 啓一 埼玉県立自然の博物館研究報告 17 (0), 45-63, 2023

    2014 年から2022 年に行った秩父地域における調査の結果,3 河川流域の計5 地点において現行の埼玉県レッドデータブックで絶滅 (EX) と評価されているヨウラクランの生育を確認した.県内における本種の確実な記録としては1973 年の標本記録以来で,約40 年ぶりとなる再発見である.生育地点はいずれも沢沿いであり,空中湿度の高い周囲環境と安定した自然林の存在が本種の生育基盤となっていると推…

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  • 全周性高度僧帽弁輪石灰化を伴う僧帽弁狭窄症に対して石灰化弁輪温存下弁置換術を施行した1例

    股部 紘也, 南 智行, 藪 直人, 山崎 一也, 鈴木 伸一 日本心臓血管外科学会雑誌 51 (5), 300-303, 2022-09-15

    <p>症例は70歳女性.8年前より糖尿病性腎症で維持透析を導入されていた.透析中の血圧低下,頻脈,胸背部痛を主訴に当院受診.経胸壁心臓エコーで重症の僧帽弁狭窄症を認めたため手術の方針となった.僧帽弁を観察すると全周性の僧帽弁輪石灰化(Mitral annular calcification: MAC)を認め,さらに後尖は石灰化で一塊となって可動性を認めなかった.石灰化切除による左室破裂を避けるた…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 下大静脈フィルター留置10日後に腰動脈損傷をきたした1例

    富田 啓人, 笠間 啓一郎, 佐波 拓哉, 鳥井 郁雄, 新村 大輔, 根岸 耕二, 鈴木 伸一, 浦中 康子 脈管学 62 (9), 83-88, 2022-09-10

    <p>症例は76歳,女性。労作時呼吸困難を認め前医受診し,肺血栓塞栓症の診断で当院転院搬送となった。CTで肺血栓塞栓症,下肢深部静脈血栓症を認め,下大静脈フィルターを留置した。10日後,腰痛出現しCTで後腹膜血腫,腰動脈損傷を疑った。同日緊急で血管造影,腰動脈コイル塞栓術施行し良好な経過を得た。下大静脈フィルターの留置による腰動脈損傷は稀な合併症であるが,常に念頭に置きながら治療に臨むことが重要…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 土地被覆変遷の定量化によるケラマジカ個体数の原単位算出の試み

    伊藤 駿, 下嶋 聖, 鈴木 伸一, 土屋 薫, 山崎 晃司, 関岡 東生 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 598-, 2022-05-30

    <p> ケラマジカは、17世紀ごろ薩摩より移入したとされている。移入後約400年間島嶼環境に隔離されたケラマジカは、本土のニホンジカと比較し、生態的および形態的に特異な個体群となった。島嶼環境という特殊な環境圧が個体数および個体群にかかる一方、狭隘な島内において地元住民との衝突、農作物被害などの問題が生じつつある。本研究では、ケラマジカが生息する慶良間諸島4島を対象に、6時期の空中写真を用いて土…

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  • ステントグラフト内挿術における合併症の予防と治療:逆行性A型大動脈解離

    内田 敬二, 安田 章沢, 長 知樹, 小林 由幸, 松本 淳, 森 佳織, 池松 真人, 原田 祐輔, 町田 大輔, 鈴木 伸一 日本血管外科学会雑誌 31 (2), 51-56, 2022-04-14

    <p>ステントグラフト内挿術に伴うRTAD(retrograde type A aortic dissection)とは大動脈弓部,下行大動脈に挿入したステントグラフトによる内膜損傷が発生し,新たな解離が逆行性に上行大動脈に及んだ状態である.TEVARの適応が拡大している現在,発生頻度は1–2%と低いものの,その死亡率は30–40%と高く,重要な問題となっている.ステントグラフト中枢側のベアステ…

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  • 尾瀬ヶ原の湿原植生 : 過去65年間の植生調査資料に基づく植生類型について

    鈴木 伸一, 片野 光一, 吉井 広始, 大森 威宏, 下嶋 聖 低温科学 80 237-250, 2022-03-31

    尾瀬地方における植生の植生学的な解明を目的として,植物社会学的な現地調査と植生類型の区分を行った.筆者らが1988~2019年の32年間の現地調査で得られた植生調査資料と他の既発表資料のうち,森林を除く湿原植生から選定した合計1851個の植生データの比較検討を行った結果,既存の植生単位のうち検討を要する群集の問題点の指摘と修正,2つの新群集を記載,および区分された全植生単位の植物社会学的体系化を…

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  • 尾瀬ヶ原湿原・中田代の植生回復 : 50年前と現在

    鈴木 邦雄, 矢ケ崎 朋樹, 吉田 馨, 丹野 夕輝, 鈴木 伸一 低温科学 80 285-289, 2022-03-31

    50年前には踏圧による裸地化が目立っていた尾瀬ヶ原湿原の植生回復を把握するために,50年前の植生図と現在の植生図を用いて、メッシュ法によって中田代十字路付近の植生を比較した.その結果, 50年間で高層湿原植生が15%増加し,21%を占めていた裸地がなくなっていた.踏圧による裸地がなくなり,湿原の自然植生が回復している一方で,ヤチヤナギ,ヤマドリゼンマイの優占する群落が著しく拡大していることが判明…

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  • 日本の大学院生における認知行動療法のコンピテンスに関する現状

    小関 俊祐, 伊藤 大輔, 杉山 智風, 小川 祐子, 木下 奈緒子, 小野 はるか, 栁井 優子, 鈴木 伸一 認知行動療法研究 48 (1), 61-72, 2022-01-31

    <p>本研究の目的は、栁井他(2018)のコンピテンス評価尺度を用いて、臨床心理士養成大学院の大学院生の自己評価と教員による他者評価を行うことでCBTコンピテンスの実態把握と、2時点調査による教育に伴うコンピテンスの変化について基礎的な知見を得ることであった。臨床心理士養成大学院の臨床心理学コースに在籍中の修士課程2年の大学院生、および同大学院においてCBTに関連する講義・実習などを担当している…

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  • 遮光条件におけるオオカナダモの生育状態の変化

    浅井 俊光, 藤川 智紀, 竹内 康, 鈴木 伸一, 中村 好男 農業農村工学会論文集 90 (1), I_209-I_216, 2022

    <p>農業用水路に繁茂するオオカナダモ(<i>Egeria densa</i> Planch.)の新しい駆除方法の開発を目的とし,光条件とオオカナダモの生育状態の変化に着目して,屋内実験と屋外実験の2つの実験を行った.その結果,屋内実験では20μmol·m<sup>-2</sup>·s<sup>-1</sup>(1,400lx)程度まで遮光を行うことで茎葉部の最大引張荷重は著しく減退し,根部の発…

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  • 公認心理師のコアカリキュラムを考える:公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)による試案

    公認心理師養成大学教員連絡協議会, 丹野 義彦, 鈴木 伸一, 吉橋 実里, 岩原 昭彦, 有光 興記, 大月 友, 熊野 宏昭, 古川 洋和, 小関 俊祐, 長田 久雄, 北村 聖, 富樫 公一 日本心理学会大会発表論文集 86 (0), IS-014-IS-014, 2022

    <p>これまで公認心理師養成大学教員連絡協議会(以下,公大協)は,公認心理師の養成について検討し提言してきたが,その集大成として,「公認心理師教育コアカリキュラム」の試案を作成し,2022年5月に「中間報告ver.2」を公表した。試案は公大協のウェブサイトで一般公開されている。</p><p>コアカリキュラムとは,専門職の養成において,全大学で共通する「コア」の部分を抽出し,体系的に整理したもので…

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  • 乳がん患者の心理状態と家族機能が子どものQOLに与える影響(乳がん患者の家族機能が子どもに与える影響)

    唐 鈺穎, 小野 はるか, 小川 祐子, 小澤 美和, 田巻 知宏, 大谷 弘行, 清藤 佐知子, 鈴木 伸一 Palliative Care Research 16 (2), 169-177, 2021

    <p>【目的】対象者の属性を調整した場合,乳がん患者である母親の抑うつ・不安と家族機能が子どものQOLに影響を及ぼすかどうかを検討する.【方法】交絡因子となる対象者の属性別にサブグループに分けて,抑うつ・不安と家族機能を独立変数,子どものQOLの合計得点を従属変数とした2要因分散分析を行った.【結果】各属性のサブグループにおいて,母親の抑うつが高い場合は母親の抑うつが低い場合よりも子どものQOL…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 実践現場からみた公認心理師制度

    公認心理師養成大学教員連絡協議会, 丹野 義彦, 長田 久雄, 小関 俊祐, 鈴木 伸一, 吉橋 実里, 古村 健, 谷口 敏淳, 古川 洋和, 金井 嘉宏, 石垣 琢麿, 水島 秀聡 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), JPAS-013-JPAS-013, 2021

    <p>公認心理師制度が走り始めて3年以上が経過した。公認心理師制度は,いわゆる実践現場ではどのような成果がみられ,どのような課題があるだろうか。将来に向けて,実践現場の視点から,公認心理師の養成カリキュラム・実習制度・国家試験・コンピテンスなどに関して,これまでの成果と課題を考え,今後のあり方を提案いただくことにした。本シンポジウムは,公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)の現場実習検討委員…

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  • 日本の本州中部におけるチョウセンミネバリ林の植物社会学的研究

    設樂 拓人, 鈴木 伸一, 中村 幸人 植生学会誌 38 (1), 49-66, 2021

    <p> 本研究では,北東アジア大陸部に広域分布し,日本に隔離分布しているチョウセンミネバリ(カバノキ科)が日本の本州中部山岳において,どのような森林植生に生育するのかを明らかにするために,チョウセンミネバリが出現する森林植生(以下,チョウセンミネバリ林)の種組成およびその生育立地の調査を行った.本州中部山岳地域の19地点のチョウセンミネバリ林においてBraun-Blanquetの植物社会学的手法…

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  • 拒絶過敏性と社会的スキルが社交不安症状に及ぼす影響

    中村 美咲子, 伊藤 理紗, 佐藤 秀樹, 小関 俊祐, 鈴木 伸一 不安症研究 12 (1), 27-36, 2020-11-30

    <p>本研究では,拒絶過敏性の下位因子と社会的スキルが社交不安症状(Social Anxiety Disorder (SAD)症状)に及ぼす影響を検討した。健常大学生(<i>N</i> = 186)を対象に質問紙調査を行った。相関分析の結果,SAD症状と拒絶過敏性の下位因子の間に正の相関,社会的スキルと拒絶過敏性の下位因子,SAD症状との間に負の相関がみられた。拒絶過敏性の下位因子,社会的スキル…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 公認心理師の養成 現場実習を中心に

    公認心理師養成大学教員連絡協議会, 丹野 義彦, 鈴木 伸一, 島田 隆生, 長田 久雄, 小関 俊祐, 古村 健, 古川 洋和 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), JPAS-008-JPAS-008, 2020-09-08

    <p>公認心理師の養成にはいろいろな課題がある。今回は,現在の養成において最大の問題のひとつである現場実習に焦点を当てて考えたい。</p><p>公認心理師制度推進室からは,厚生労働省 令和元年度障害者総合福祉推進事業「公認心理師の養成や資質向上に向けた実習に関する調査」の結果などを踏まえて話題提供いただく。</p><p>また,公認心理師養成大学教員連絡協議会(公大協)の現場実習検討委員会では,実…

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  • ネガティブ気分下での注意の範囲が反すうに及ぼす影響

    佐藤 秀樹, 鈴木 伸一 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PD-090-PD-090, 2020-09-08

    <p>反すうとは,苦痛な症状やその原因・意味・結果について繰り返し考え込んでしまうことと定義され,反すうの持続を説明するモデルとして注意の範囲モデルが提唱されている。このモデルでは,注意の範囲が狭くなることで思考が特定の話題に限定され,反すうが持続する可能性が指摘されている。そこで本研究では,ネガティブ気分下での注意の範囲が反すうに及ぼす影響を検討した。大学生と大学院生42名と対象に,音楽による…

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  • 保健医療分野への認知行動療法の適用と課題―身体疾患のチーム医療と認知行動療法―

    市倉 加奈子, 鈴木 伸一 認知行動療法研究 46 (2), 79-88, 2020-05-31

    <p>身体疾患患者は、それぞれの疾患に特有な問題を抱えている。たとえば、がん患者は診断や余命の告知が衝撃や絶望をもたらす。心疾患や糖尿病患者はセルフケアや長期療養に伴う苦痛が大きい。これらの心理社会的問題や苦痛の改善に、認知行動療法(Cognitive behavioral therapy: CBT)が有用であることが先行研究で明らかにされてきた。がんのCBTは、認知療法、行動活性化療法、問題解…

    DOI Web Site 医中誌

  • 心尖部ベント併用の central ECMO で救命した劇症型心筋炎の1例

    森 佳織, 郷田 素彦, 澁谷 泰介, 富永 訓央, 町田 大輔, 磯松 幸尚, 鈴木 伸一, 益田 宗孝 日本心臓血管外科学会雑誌 49 (3), 106-109, 2020-05-15

    <p>左室心尖部ベント(transapical left ventricular vent ; TLVV)併用の開胸下体外式膜型人工肺(central ECMO)で救命した劇症型心筋炎の1例を報告する.症例は33歳男性.急性両心不全を伴った劇症型心筋炎の診断で当院へ搬送された.人工心肺を使用し,上行大動脈送血,右房脱血,TLVVとして左室心尖部へのカニュレーションを行い,遠心ポンプに接続しcen…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 遮光ネットによる農業用水路のオオカナダモ駆除効果の検討

    浅井 俊光, 藤川 智紀, 竹内 康, 中村 好男, 鈴木 伸一 農業農村工学会誌 88 (11), 893-897,a1, 2020

    <p>オオカナダモ(<i>Egeria densa</i> Planch.)は南米原産の沈水植物で,近年,在来種への影響や農業用水路内での通水阻害などが問題視されている。筆者らは,2018年度より「オオカナダモ発生抑制対策検証事業」として,神奈川県県西地域県政総合センターより業務委託を受け,神奈川県小田原市の鬼柳堰において,人件費や労力を必要としないオオカナダモの駆除方法の開発を続けてきた。本報…

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  • IMPELLA 5.0<sup>®</sup> による bridge to surgery で救命し得た急性僧帽弁閉鎖不全症の1例

    森 佳織, 郷田 素彦, 澁谷 泰介, 富永 訓央, 町田 大輔, 磯松 幸尚, 鈴木 伸一, 益田 宗孝 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (6), 392-395, 2019-11-15

    <p>今回,急性左心不全を伴った重症僧帽弁閉鎖不全症の患者に対して,IMPELLA 5.0<sup>®</sup> による心不全治療 (bridge to surgery) を先行し,二期的に弁置換術を行い救命した1例を経験したため報告する.症例は76歳男性.呼吸困難を訴え当院に搬送され,腱索断裂による重症僧帽弁閉鎖不全症と診断された.肺うっ血による肺酸素化障害が著明で,同日IMPELLA …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • ブックス

    森林科学 87 (0), 48-53, 2019-10-01

    ...<p>環境を守る森をしらべる</p><p>原田洋・鈴木伸一・林寿則・目黒伸一・吉野知明 著、海青社、2018年7月20日、158ページ、価格1,600円(税別)、ISBN 978-4-86099-338-2</p><p>黄砂の越境マネジメント 黄土・植林・援助を問いなおす</p><p>松尾葉子、大阪大学出版会、2018年9月、350ページ、2,300円(税別)、ISBN 978-4-87259-446...

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  • 公認心理師の大学・大学院での養成をどのようにすべきか

    丹野 義彦, 横田 正夫, 鈴木 伸一, 島田 隆生, 箱田 裕司, 熊野 宏昭, 長田 久雄, 小関 俊祐, 岩原 昭彦, 大月 友 日本心理学会大会発表論文集 83 (0), JPAS-012-JPAS-012, 2019-09-11

    <p>話題提供者変更</p><p>(誤)</p><p>[話題提供者] 得津 馨#(厚生労働省精神・障害保健課 課長)</p><p>(正)</p><p>[話題提供者] 島田 隆生#(厚生労働省 公認心理師制度推進室 公認心理師専門官)</p>

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  • 抗うつ薬による治療に同意しないうつ病の乳がん患者に行動活性化療法が奏効した1 例

    平山 貴敏, 小川 祐子, 鈴木 伸一, 清水 研 総合病院精神医学 31 (2), 199-206, 2019-04-15

    <p>行動活性化療法は,うつ病のがん患者に対する有効性が示されている。しかし,抗うつ薬による治療に同意しないがん患者に対する有効なアプローチとしての可能性を示した報告はない。本症例報告は,患者本来の「自分らしさ」を大切にして日々を過ごす行動活性化療法が有効なアプローチであることを示すことが目的である。</p><p>われわれは,抗うつ薬による治療に同意しないうつ病の乳がん患者に対し,計8セッション…

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  • がんに罹患した母親の病状を子どもに伝えた後の母親の心理

    小川 祐子, 小澤 美和, 鈴木 伸一 総合病院精神医学 31 (2), 184-192, 2019-04-15

    <p>本研究の目的は,がんに罹患した母親が病状について子どもに伝えた内容,伝え方とその後の母親の心理的健康との関連を明らかにすることであった。がん診断時に18歳未満の子どもがいた女性がん患者31名(48.03±5.46歳)に質問紙調査を実施した。その結果,不安,抑うつ,PTSSとの関連はみられなかったが,より多くの内容を伝えた母親は,より高いPTGを経験していた。また,治療に伴う副作用を伝えた者…

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  • 川端康成『雪国』論

    鈴木 伸一 日本文学 68 (3), 2-12, 2019-03-10

    <p>〈近代小説〉の白眉である『雪国』について、田中実氏が提起する「客観的現実」をどのように考えるのかという問題を前提に、「〈ことばの仕組み〉」の解明に臨んだ。とりわけ、視点人物島村の感受性の生成とその内実の分析に重きを置き、日常的現実が底抜けで「哀れな夢幻の世界」へとつながる感受性を持った島村と〈他者〉としての駒子・葉子との関係がどのように語れるのかを検証し、『雪国』の世界観について考察した。…

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  • 恐怖の高まりを伴う安全確保行動がエクスポージャーの治療効果に与える影響

    伊藤 理紗, 矢島 涼, 佐藤 秀樹, 樋上 巧洋, 松元 智美, 並木 伸賢, 国里 愛彦, 鈴木 伸一 認知行動療法研究 45 (1), 13-22, 2019-01-31

    <p>本研究では、(1)安全確保行動を恐怖のピークの前でとるか後でとるか、(2)恐怖対象への視覚的な注意の有無が、治療効果に及ぼす影響を検討した。ゴキブリ恐怖の大学生を対象に、四つの条件のいずれか一つに割り当てた:(a)恐怖ピーク後注意あり群、(b)恐怖ピーク後注意なし群、(c)恐怖ピーク前注意あり群、(d)恐怖ピーク前注意なし群。群と時期(エクスポージャー前・エクスポージャー直後・フォローアッ…

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  • 日本の森林植生の群落体系の整理

    鈴木 伸一, 中村 幸人, 村上 雄秀 生態環境研究 25 (1), 21-36, 2018-12-28

    <p>A comprehensive phytosociological system of Japanese forest vegetation has not been published for 24 years since Miyawaki, Okuda & Fujiwara (1994). In this report, we reorganized the …

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  • 2型糖尿病患者の抑うつ・不安がセルフケア行動に及ぼす影響の検討

    佐々木 美保, 宮尾 益理子, 奥山 朋子, 七尾 道子, 越坂 理也, 佐田 晶, 石川 耕, 水野 有三, 熊野 宏昭, 鈴木 伸一 認知行動療法研究 44 (2), 81-91, 2018-05-31

    <p>本研究の目的は、成人2型糖尿病患者の抑うつ・不安がセルフケア行動に及ぼす影響を検討することであった。外来通院中の2型糖尿病患者65名を対象に質問紙調査を実施した。階層的重回帰分析の結果、セルフケア行動のうち、患者の食事療法遵守行動は不安から有意な負の影響が認められた。また、フットケア遵守行動では、抑うつから負の影響が認められた。一方、運動療法遵守行動には抑うつ・不安いずれからも有意な影響性…

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  • 認知行動療法トレーニングにおける基本構成要素の検討—英国のガイドラインに基づく検討—

    小関 俊祐, 伊藤 大輔, 小野 はるか, 木下 奈緒子, 栁井 優子, 小川 祐子, 鈴木 伸一 認知行動療法研究 44 (1), 15-28, 2018-01-31

    <p>本研究の目的は、日本の認知行動療法の実践家を育成するために不可欠と考えられる教育研修内容を明らかにすることであった。まず、国内外の認知行動療法家4名によって、英国認知行動療法学会が認証した大学の35の研究科を対象に、教育内容項目が網羅的に収集された。次に、国内外の認知行動療法家7名によって、英国におけるガイドラインにおける教育カテゴリーと日本での教育制度の状況を参照しながら、収集された58…

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  • 再発不安の構成要因の検討

    竹内 恵美, 鈴木 伸一 心身医学 58 (5), 432-439, 2018

    <p>再発不安の研究において, その定義が統一されておらず, 研究間での結果が異なる問題が指摘されている. そこで本研究では, 先行研究のモデルを参考に, 再発不安を構成する要因を検討した. 再発不安は情動および認知要因にて構成されると仮定し, 再発不安の尺度の系統的レビューを行い, それぞれに分類した. 論文検索を実施した結果, 1,064本が抽出され, …

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  • アルカリ塩によるケイ酸塩鉱物からのCs脱離と結晶成長過程の解明

    長谷川 友里, 本田 充紀, 鈴木 伸一, 矢板 毅 表面科学学術講演会要旨集 2018 (0), 276-, 2018

    放射性汚染土壌の減容および再生利用には,処理後の生成物の制御が重要である.土壌鉱物のなかでも風化黒雲母では,アルカリ塩との加熱によりCs脱離と異なる種類の結晶の成長が報告されており,結晶成長過程の制御が次の課題となっている.そこで本研究では,より結晶性の良好なケイ酸塩鉱物(黒雲母等)を対象とし,加熱に伴う結晶相の局所的な変化を,顕微ラマン分光法等を用いて計測し結晶成長初期過程を調べた.

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  • 日本の森林群落体系の再検討

    鈴木 伸一, 阿部 聖哉, 中村 幸人, 村上 雄秀 生態環境研究 24 (1), 27-34, 2017-12-28

    <p>A comprehensive phytosociological system of Japanese forest vegetation has not been published for 23 years since Miyawaki, Okuda & Fujiwara 1994. In this report, we reorganized the …

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  • 多雪環境下における樹木の力学的特性Ⅲ

    目黒 伸一, 鈴木 伸一, 林 寿則 生態環境研究 24 (1), 17-26, 2017-12-28

    <p>We studied the appearance and mechanical characteristics of trees in plant communities with heavy snow in Katashina Village, Gunma Prefecture, Japan. <i>Abietetum veitchio</i>-<i>mariesii</i> was …

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  • 東日本大震災被災生徒の抑うつと生活支障度の関連

    仲座 舞姫, 伊藤 大輔, 小関 俊祐, 大谷 哲弘, 鈴木 伸一 ストレス科学研究 32 (0), 41-49, 2017

    <p>The purpose of the present study was to examine depression and social disability among Japanese high school students who experienced the Great East Japan Earthquake and tested if cognitive …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献17件

  • 考え込みと刺激の感情価による 検索誘導性忘却の差異の検討

    佐藤 秀樹, 竹林 唯, 入野(巣山) 晴菜, 伊藤 理紗, 鈴木 伸一 行動医学研究 23 (1), 16-23, 2017

    本研究の目的は、反すうの中でもネガティブな認知的処理を表す考え込み(brooding)と刺激の感情価の交互作 用による検索誘導性忘却の差異を検討することであった。健康な大学生・大学院生37名を対象に、検索経験パラダイムと質問紙 調査を実施した。検索経験パラダイムでは、テスト段階の正再生率を測定した。分散分析の結果、考え込みの得点に関わらず、 …

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  • 心不全症状を合併した総腸骨動脈瘤・総腸骨動静脈瘻に対してステントグラフト内挿術を施行した1例

    藪 直人, 山崎 一也, 栁 浩正, 鈴木 伸一, 益田 宗孝 日本心臓血管外科学会雑誌 46 (2), 93-96, 2017

    <p>今回われわれは心不全症状を主訴として発見された左総腸骨動脈・総腸骨動静脈瘻に対してステントグラフト内挿術を施行し良好な成績を得たので報告する.症例は60歳の女性.40歳時に腰椎椎間板ヘルニア手術の既往歴あり.最近労作時呼吸困難を訴えて当院を受診した.原因を精査したところ,身体所見で左下腹部に拍動性腫瘤と連続性雑音を聴取し,胸部単純X線写真で心胸郭比70%と心陰影の拡大を認めた.CT検査で左…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 日本の森林植生の群落体系の整理

    村上 雄秀, 中村 幸人, 鈴木 伸一 生態環境研究 23 (1), 9-21, 2016-12-28

    <p>A comprehensive phytosociological system of Japanese forest vegetation has not been published for 22 years since MIYAWAKI, OKUDA & FUJIWARA (1994). In this study, we organized the …

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  • 多雪環境下における樹木の力学的特性Ⅱ

    目黒 伸一, 鈴木 伸一, 林 寿則 生態環境研究 23 (1), 79-87, 2016-12-28

    <p>Abstract: An investigation of vegetation and mechanical tests were conducted to clarify dynamic characteristics of trees in heavy snow areas in Japan. The vegetation association was …

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  • 川端康成 「骨拾ひ」論

    鈴木 伸一 日本文学 65 (8), 28-38, 2016-08-10

    <p>川端康成の掌の小説「骨拾ひ」は、その自伝的な内容から、作品表層の出来事と〈作家〉の伝記的事実を直結して読まれることが多く、〈近代の物語〉と峻別された〈近代小説〉としての〈ことばの仕組み〉の解き明かしを企図した。とりわけ、引用による作品構成のあり方は多くの川端作品に用いられている方法であり、その〈語り〉の深層を〈機能としての作者〉を想定することにより浮上させ、「骨拾ひ」の世界から川端文学の本…

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  • 単一恐怖症状の高い大学生における、エクスポージャー中の安全確保行動の効果

    伊藤 理紗, 兼子 唯, 巣山 晴菜, 佐藤 秀樹, 横山 仁史, 国里 愛彦, 鈴木 伸一 行動療法研究 42 (2), 237-246, 2016-05-31

    <p>本研究では、エクスポージャー中の恐怖のピーク前後の安全確保行動(以下、SB)が治療効果に及ぼす影響性の差異について検討した。ゴキブリ恐怖の大学生(<i>N</i>=30)を対象に、対象者を三つの介入条件のいずれか一つに割り当てた:(a)SBなし群、(b)恐怖ピーク前SB群、(c)恐怖ピーク後SB群。群と時期(エクスポージャー前・エクスポージャー直後・フォローアップ時)を独立変数、ゴキブリ恐…

    DOI 医中誌

  • 真空加熱による粘土鉱物からのセシウム脱離挙動:放射光を用いたX線光電子分光法及び昇温脱離法による分析

    平尾 法恵, 下山 巖, 馬場 祐治, 和泉 寿範, 岡本 芳浩, 矢板 毅, 鈴木 伸一 分析化学 65 (5), 259-266, 2016

    福島第一原子力発電所の事故による汚染の主な原因である放射性セシウム(Cs)は土壌中の粘土鉱物に強く固定されており,土壌からのCs除染法の開発が重要となっている.廃棄物の減容化を目指した除染法の一つとして,粘土鉱物を加熱することによりCsを蒸発させる研究が試みられているが,1000℃ 以上の高温加熱が必要という問題がある.本研究ではより低温でCsを蒸発させるため,高真空中で加熱することによって粘土…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献9件

  • 転倒により整形外科疾患を呈した高齢者の実行機能と生活機能について

    田中 俊輔, 鈴木 伸一, 濱崎 綾子, 太田 陽平, 山下 まなと, 藤本 絢, 野村 侑加, 石谷 比奈子, 向島 亜由美, 川合 弘基, 横山 和彦 理学療法学Supplement 2015 (0), 1405-, 2016

    【はじめに】日常生活動作能力の低下や転倒リスクの増加を招く認知症は,深刻な問題であり,早期の予防が重要視されている。認知症の原因の一つとして,実行機能の低下が挙げられる。実行機能とは,目標達成のために適切に構えを維持する機能,つまり日常生活を送る上で必要な情報を整理し,計画し,処理していく一連の作業を円滑に行うために必要な機能である。この実行機能の低下は,身体活動量の低下や転倒の原因となることが…

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  • 乳がんサバイバーにおける 再発不安の構成要因の検討 ―再発の心配および対処行動の観点から―

    竹内 恵美, 小川 祐子, 原 沙彩, 鈴木 伸一 行動医学研究 22 (1), 9-17, 2016

    【問題と目的】再発不安に関する研究の課題の1つとして、再発不安を構成する概念が定義されておらず、再発不安を抱える患者の臨床像が明らかになっていないことが挙げられる。そこで、本研究では、再発不安は再発の心配(情動および認知)と再発に関する対処行動(行動)によって構成されると定義し、不安および抑うつと関連のある再発不安の構成要因を明らかにすることを目的とした。 …

    DOI Web Site 医中誌

  • A15 粘土鉱物等の溶融特性

    八田 珠郎, 坂本 尚史, 手束 聡子, 植木 岳雪, 万福 裕造, 鈴木 正哉, 伊藤 健一, 鈴木 伸一, 矢板 毅, 山田 裕久 粘土科学討論会講演要旨集 60 (0), 60-61, 2016

    DOI

  • 多雪環境下における樹木の力学的特性

    目黒 伸一, 鈴木 伸一, 林 寿則 生態環境研究 21.22 (1), 57-67, 2015-12-28

    <p>To understand the relationship between vegetation types and the physical properties of trees composing the community in heavy snow areas in Japan, a vegetation investigation was conducted in …

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  • 社交不安障害の状態像による注意バイアスの違いの検討

    兼子 唯, 中澤 佳奈子, 大月 友, 伊藤 大輔, 巣山 晴菜, 伊藤 理紗, 山田 和夫, 吉田 栄司, 貝谷 久宣, 鈴木 伸一 行動療法研究 41 (1), 43-54, 2015-01-31

    本研究の目的は、社交不安障害(SAD)を、全般型(GSAD)と非全般型(NGSAD)のみでなく、自覚された生理的覚醒の高低で分類し、社交不安症状、注意バイアスの違いを検討することであった。SAD者16名と健常者6名を対象に質問紙調査と修正ドット・プローブ課題を実施した。課題では、自動的/統制的処理段階における否定的評価、肯定的評価、生理的覚醒に対する注意バイアスを測定した。分散分析の結果、GSA…

    DOI 医中誌

  • A 型急性大動脈解離の病態と治療成績

    内田 敬二, 輕部 義久, 安田 章沢, 宮本 卓馬, 松木 佑介, 磯田 晋, 郷田 素彦, 鈴木 伸一, 益田 宗孝, 井元 清隆 日本血管外科学会雑誌 24 (3), 127-134, 2015

    要旨:【目的】A 型急性大動脈解離に対する過去20 年間の治療成績を報告する.【対象】当施設において初期治療を行ったA 型解離673 例.【方法】初期治療や手術法,とくに臓器血流障害に対する再灌流先行治療などが現在の方針に確立した2009 年以降225 例を後期,2008 年までの448 例を前期として治療成績を比較検討した.【結果】60 歳未満で男性が,60 …

    DOI 医中誌

  • コンサルテーション・リエゾン精神医療における心理的介入

    筒井 順子, 小林 清香, 山内 典子, 鈴木 伸一, 西村 勝治, 石郷岡 純 総合病院精神医学 27 (2), 131-138, 2015

    <p>コンサルテーション・リエゾン精神医療において必要とされている心理的介入にはさまざまなレベルのものがある。また,治療の中心が身体科である点や多職種チームで関わっている点などを考慮した工夫も必要である。段階的ケア・モデルを用いることによって,必要とされている心理的介入に応じて,チームメンバーの役割を整理できる可能性がある。本報告では,当院のリエゾンチームに依頼があり,心理的介入を行った症例につ…

    DOI 医中誌

  • 弁輪部高度破壊を伴った僧帽弁位人工弁感染の1手術例

    西木 慎太朗, 郷田 素彦, 合田 真海, 鈴木 伸一, 磯松 幸尚, 李 相憲, 沖山 信, 岩城 秀行, 井元 清隆, 益田 宗孝 日本心臓血管外科学会雑誌 44 (1), 16-20, 2015

    症例は79歳女性.16年前に感染性心内膜炎のため機械弁(Björk-Shiley弁)による僧帽弁置換術が施行された.2013年3月,40°Cの発熱を認め,前医で人工弁感染と診断された.僧帽弁人工弁周囲逆流による高度心不全のため人工呼吸管理となり,当院に転院搬送された.来院時,WBC 15,700/µl,CRP 7.29 mg/dlと炎症反応の上昇を認めた.また,Hb 8.1 …

    DOI 医中誌

  • 補完代替療法を受ける外来がん患者を対象とした主治医と話すことへのためらいの構成概念の検討

    小川 祐子, 武井 優子, 古賀 晴美, 島田 真衣, 長尾 愛美, 佐々木 美保, 国里 愛彦, 谷川 啓司, 鈴木 伸一 心身医学 55 (7), 873-883, 2015

    患者と医師とのコミュニケーションは,がん患者の身体的・精神的負担の軽減において重要な役割を担っている.しかし,主治医に話すことにためらいを感じ,伝えるべきことを伝えられずにいるがん患者は少なくない.本研究では,がん患者が標準治療について主治医に話すことへのためらいの因子構造を検討し,主治医に話すことをためらうがん患者の傾向を明らかにすることを目的とした.補完代替療法を行うがん専門クリニックに通院…

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  • 拒絶に対する過敏性がうつ症状の経時的変化に及ぼす影響の検討

    巣山 晴菜, 兼子 唯, 伊藤 理紗, 野口 恭子, 貝谷 久宣, 鈴木 伸一 心身医学 55 (9), 1047-1054, 2015

    本研究の目的は,うつ病患者の拒絶に対する過敏性のうちどの特徴が同時点のうつ症状,およびうつ症状の変化を予測するかについて明らかにすることであった.外来うつ病患者27名を対象に,6カ月の間隔を空けて2度の質問紙調査を実施し,拒絶に対する過敏性とうつ症状を測定した.分析の結果,同時点に測定されたうつ症状は,拒絶に対する過敏性のうち「他者を傷つける不安による非主張性」以外のすべてと関連を示したが,うつ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 外来がん患者が抱える主治医と話すことへのためらいと患者のコミュニケーション行動との関連

    小川 祐子, 長尾 愛美, 谷川 啓司, 鈴木 伸一 行動医学研究 21 (1), 22-30, 2015

    患者と医師とのコミュニケーションは、がん患者の身体的・精神的負担の軽減において重要な役割を担っている。しかし、主治医に話すことにためらいを感じ、伝えるべきことや聞きたいことを伝えられずにいるがん患者は少なくない。外来患者が主治医に話す際に抱くためらいについては、「情報の取捨選択に対する葛藤」と「主治医へのあきらめ」の2因子で構成されていることが示されている。本研究では、患者の満足度と関連する患者…

    DOI Web Site 医中誌

  • 抑うつと刺激の感情価が検索誘導性忘却に及ぼす影響

    佐藤 秀樹, 兼子 唯, 巣山 晴菜, 伊藤 理紗, 樋上 巧洋, 松元 智美, 鈴木 伸一 日本認知心理学会発表論文集 2015 (0), 109-109, 2015

    本研究の目的は,抑うつと刺激の感情価による検索誘導性忘却の差異を検討することであった。健康な大学生・大学院生37名を対象に,検索経験パラダイムと質問紙調査を実施した。検索経験パラダイムでは,条件ごとに正再生率を測定した。群,感情価,リストの種類の3要因分散分析の結果,交互作用は有意ではなかった。また,感情価ごとに群とリストの種類の2要因分散分析の結果,リストの種類の主効果は有意であり,ネガティブ…

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  • バーミキュライト及び風化黒雲母懸濁液のナノ-メソ構造とセシウムイオンの吸着挙動 -X線・中性子小角散乱法で明らかにできること-

    元川 竜平, 遠藤 仁, 横山 信吾, 西辻 祥太郎, 矢板 毅, 小林 徹, 鈴木 伸一 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 190-, 2015

    福島第一原子力発電所の事故により環境中へ放出された放射性セシウムが、福島県を中心に広範な地域に対して環境汚染をもたらした。放射性セシウムは、水を介して拡散し、土壌に吸着しているが、その中でも特に風化黒雲母・バーミキュライトといった特定の粘土鉱物に濃縮され、強くとり込まれることが明らかにされている。そこで我々は、X線小角散乱(SAXS)法を用いて、バーミキュライト・風化黒雲母/セシウム懸濁液の構造…

    DOI

  • 社交不安障害患者の解釈バイアスが社交不安症状に及ぼす影響

    伊藤 理紗, 巣山 晴菜, 島田 真衣, 兼子 唯, 伊藤 大輔, 横山 仁史, 貝谷 久宣, 鈴木 伸一 不安症研究 6 (2), 63-71, 2015

    本研究は,SAD患者の曖昧な場面の中性的・否定的解釈の関連の検討,および曖昧な場面の肯定的・中性的・否定的解釈がSAD症状の重症度に及ぼす影響について検討を行った。SAD患者50名を対象に,(1)Liebowitz Social Anxiety Scale(朝倉ら,2002),(2)曖昧な場面の解釈の質問紙について回答を求めた。相関分析の結果,曖昧な社会的場面の中性的解釈と否定的解釈の間に相関は…

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • A17 土壌の溶融による生成物の特性

    万福 裕造, 八田 珠郎, 根本 清子, 菊池 芳文, 鈴木 伸一, 佐藤 努, 鈴木 正哉, 伊藤 健一, 坂内 英典, 矢板 毅, 山田 裕久 粘土科学討論会講演要旨集 59 (0), 62-63, 2015

    DOI

  • 本邦における拒絶に対する過敏性の特徴の検討 : 非定型うつ病における所見

    巣山 晴菜, 貝谷 久宣, 小川 祐子, 小関 俊祐, 小関 真実, 兼子 唯, 伊藤 理紗, 横山 仁史, 伊藤 大輔, 鈴木 伸一 心身医学 54 (5), 422-430, 2014

    本研究の目的は,他者からの拒絶に対する過敏性(以下,拒絶に対する過敏性)を測定する尺度であるInterpersonal Sensitivity Measure(IPSM;Boyce&Parker,1989の日本語版(J-IPSM)の信頼性および妥当性を検討し,本邦における拒絶に対する過敏性の因子構造について明らかにするとともに,非定型うつ病患者のうつ症状との関連を検討することであった.まず,尺度…

    DOI Web Site 医中誌

  • 「不安障害」から「不安症」への病名変更案について

    清水 栄司, 佐々木 司, 鈴木 伸一, 端詰 勝敬, 山中 学, 貝谷 久宣, 久保木 富房 不安障害研究 5 (2), 116-121, 2014

    日本不安障害学会では,日本精神神経学会精神科用語検討委員会(日本精神神経学会,日本うつ病学会,日本精神科診断学会と連携した,精神科病名検討連絡会)からの依頼を受け,不安障害病名検討ワーキング・グループを組織し,DSM-5のドラフトから,不安障害に関連したカテゴリーの翻訳病名(案)を作成いたしました。<br/>ご存知のように,厚生労働省は,地域医療の基本方針となる医療計画に盛り込むべき疾病として指…

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  • 先天性大動脈弁狭窄症に対する弁輪拡大術の治療成績

    片山 雄三, 郷田 素彦, 鈴木 伸一, 磯松 幸尚, 輕部 義久, 内田 敬二, 井元 清隆, 益田 宗孝 日本心臓血管外科学会雑誌 43 (2), 37-42, 2014

    【背景・目的】血行動態に優れた人工弁の開発により,弁輪拡大術を回避できるようになってきたが,若年者に対する手術の際は,青年~壮年期にかけての身体成長を考慮する必要がある.そのため当院では狭小大動脈弁輪症例に対し,最終想定体表面積よりProsthesis-patient mismatchを生じないサイズの挿入を前提に,積極的に弁輪拡大術を施行している.当院の先天性大動脈弁狭窄症に対する弁輪拡大術の…

    DOI 医中誌

  • 女性がん患者の男性配偶者が感じる夫婦間コミュニケーションにおける困難 : 乳がん患者に関する検討

    古賀 晴美, 塩崎 麻里子, 鈴木 伸一, 三條 真紀子, 下阪 典子, 平井 啓 心身医学 54 (8), 786-795, 2014

    本研究では,乳がん患者の配偶者368名を対象に質問紙調査を実施し,(1)サポートの必要性を感じている配偶者の割合,(2)病気に関連した夫婦間コミュニケーションにおいて感じている困難の内容,(3)困難の程度と関連のある属性を明らかにし,配偶者への心理的支援について提言することを目的とした.調査の結果,乳がん患者の配偶者の半数以上(56.5〜76.1%)が,なんらかのサポートがあれば助けになると回答…

    DOI Web Site 医中誌

  • 重症社交不安障害患者における拒絶に対する過敏性とうつ症状が社交不安症状に与える影響性の検討

    巣山 晴菜, 兼子 唯, 伊藤 理紗, 横山 仁史, 伊藤 大輔, 国里 愛彦, 貝谷 久宣, 鈴木 伸一 不安症研究 6 (1), 7-16, 2014

    本研究の目的は,社交不安障害(以下,SAD)患者の拒絶に対する過敏性がうつ症状およびSAD症状に与える影響について明らかにすることであった。SAD患者81名を対象に拒絶に対する過敏性,うつ症状,SAD症状を測定する質問紙調査を実施した。分析の結果,拒絶に対する過敏性はうつ症状を介してSAD症状と関連していることが示唆された。また,拒絶に対する過敏性の中でも,「社会的自己像と真の自己像の不一致」と…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献11件

  • 下水汚泥焼却灰中の137Csの化学状態の解明及び放射能濃度低減方法

    香西 直文, 鈴木 伸一, 青柳 登, 坂本 文徳, 大貫 敏彦 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 297-, 2014

    福島第一原子力発電所の事故により大量の放射性物質が放出された結果、高濃度の137Csを含む下水汚泥焼却灰が各地で発生した。これらの焼却灰の安全な埋設処分に資するため、本研究では、焼却灰中の137Csの化学状態を、137Csの溶解実験及び静的浸出実験を行って検討した。焼却灰中の137Csは、一部がアルカリ金属塩に、大部分が酸化鉄に、残りがケイ酸塩(石英、長石)に含まれていた。137Csの80%以上…

    DOI

  • 模擬患者用ストレス調査票(SPSSQ) 2013年度版の開発と信頼性・妥当性の検証

    會田 信子, 半谷 眞七子, 阿部 恵子, 村岡 千種, 久田 満, 鈴木 伸一, 青松 棟吉, 安井 浩樹, 藤崎 和彦, 植村 和正 看護科学研究 12 (1), 1-23, 2014

    実践的医療者教育において重要な役割を担う模擬患者(以下、SP)のストレス状態を包括的に測定する模擬患者用ストレス調査票(以下、SPSSQ)を開発し、信頼性・妥当性を検証した。対象は、成人SP 401名(回収率68.2%、有効回答率87.6%)で、無記名質問紙による郵送法で実施した。ストレス要因は、6因子構造からなる43項目(バリマックス回転)が抽出され、α信頼性係数0.926、累積寄与率48.1…

    DOI 医中誌

  • 不安うつ病尺度の開発と信頼性・妥当性の検討

    巣山 晴菜, 横山 知加, 小松 智賀, 野口 恭子, 兼子 唯, 鈴木 伸一, 貝谷 久宣 行動療法研究 39 (2), 87-97, 2013-05-31

    本研究の目的は、「不安うつ病尺度(Anxious Depression Scale; ADS)」の開発であった。不安障害にうつ病を併発した患者114名、うつ病を併発していない不安障害患者153名、大うつ病患者80名、大学生97名を対象に質問紙調査を行った。ADSは「行動・情動症状」、「身体症状」、「攻撃的情動(動的情動)」、「非攻撃的情動(静的情動)」の4因子で構成され、内的整合性は高かった(α…

    DOI 医中誌 参考文献19件

  • 小児がん経験者の病気のとらえ方の特徴と退院後の生活における困難との関連

    武井 優子, 尾形 明子, 小澤 美和, 盛武 浩, 平井 啓, 真部 淳, 鈴木 伸一 行動療法研究 39 (1), 23-33, 2013-01-31

    本研究の目的は、小児がん患者の病気に対するとらえ方の特徴と、それらが患者の心理社会的問題や適応とどのような関連があるのかを検討することであった。小児科外来通院中の21名の小児がん患者を対象に半構造化面接を実施し、病気に対するとらえ方と退院後の生活における困難について聴取した。また、健康関連QOL尺度(Peds-QL)を測定した。Fisherの直接確率検定の結果、退院後の生活で経験する困難が病気の…

    DOI 医中誌 参考文献19件

  • 完全大血管転位に対して大動脈スイッチ手術後10年で施行した大動脈基部置換術の自験例

    片山 雄三, 郷田 素彦, 鈴木 伸一, 磯松 幸尚, 益田 宗孝 日本心臓血管外科学会雑誌 42 (4), 337-339, 2013

    症例は,10歳男児.生後3カ月に,完全大血管転位の診断で大血管スイッチ手術を施行されている.経過観察中に,大動脈弁閉鎖不全症と大動脈基部拡張が進行したため,大動脈基部置換術を施行した.手術は,Jatene(Lecompte変法)術後のため,右肺動脈離断後に機械弁を用いたBentall手術を行った.今症例のような大動脈スイッチ手術後の晩期合併症に対し,積極的な外科的介入を行うことで,遠隔期成績の改…

    DOI 医中誌

  • 放射性セシウムを含む廃棄物の減容化を目指したクラウンエーテル誘導体の開発

    宮崎 有史, 鈴木 伸一, 小林 徹, Rabiul Awual Md., 塩飽 秀啓, 岡本 芳浩, 矢板 毅 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 514-, 2013

    クラウンエーテルは、エーテル鎖の環サイズに対応したアルカリ金属イオンを選択的に認識することができる。本研究ではサイズ認識に加えてπ電子-セシウム相互作用に注目した新規クラウンエーテルの分子設計を行い、その合成と機能評価を行った。

    DOI

  • 多座包接型配位子ゲルを用いた抽出クロマトグラフィー法によるMA/Ln分離

    緒明 博, 竹下 健二, 矢板 毅, 鈴木 伸一, 小山 慎一, 森 敦紀 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 468-, 2013

    TPEN-NIPA共重合ゲルを多孔質シリカに薄膜塗布したクロマト分離剤を用いてAm/Eu分離のカラム試験を行った。Euの吸着脱離を温度変化に伴うEuの水和脱水和によって制御でき、新規な抽出クロマト分離プロセスを提案できた。

    DOI

  • 多座包接型配位子ゲルを用いた抽出クロマトグラフィー法によるMA/Ln分離

    鈴木  伸一, 矢板 毅, 小林 徹, 塩飽 秀啓, 緒明 博, 竹下 健二, 森 敦紀 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 467-, 2013

    本研究は、平成21年度~23年度の3年間を通してpH応答及び温度応答の2種類の抽出クロマト分離プロセスを構築するため、新規抽出クロマトグラフィー剤の開発を行い、MA分離に適した抽出クロマト分離法を評価選定し、低廃棄物発生量でかつMAを高選択抽出できる我国独自のMA分離用の抽出クロマト分離プロセスを構築することを目的として実施した。<br>本発表はシリーズ発表の最初の発表であり、研究開発の目的・経…

    DOI

  • 多座包接型配位子ゲルを用いた抽出クロマトグラフィー法によるMA/Ln分離

    竹下 健二, 矢板 毅, 鈴木 伸一, 小山 慎一, 森 敦紀 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 470-, 2013

    TPEN-NIPA共重合ゲルを多孔質シリカゲルに塗布した抽出クロマト分離プロセスについて検討した。温度、pHの両方を使った2塔型のカラムプロセスを提案し、低廃棄物型のMA分離プロセスが構築できる見通しを得た。

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  • 酸素・窒素ヘテロドナー配位子PTAによるアクチノイド抽出特性と錯形成特性

    小林 徹, 鈴木 伸一, 塩飽 秀啓, 岡本 芳浩, 矢板 毅 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 500-, 2013

    酸素・窒素へテロドナー型抽出剤PTAは、3,4価アクチノイド高選択的に抽出できる、抽出時の酸濃度により抽出特性が変化するなど、非常に優れたアクチノイド抽出剤であり、使用済み核燃料の再処理・処分工程において革新的な簡素化プロセスを提案できると期待されている。本発表では、PTAによるアクチノイド抽出特性に加え、その錯体構造や錯形成特性について議論する。また、アクチノイド抽出における抽出溶媒の効果につ…

    DOI

  • うつ病休職者の職場復帰の困難感と社会機能およびうつ症状との関連 : 職場復帰の困難感尺度の作成

    田上 明日香, 伊藤 大輔, 清水 馨, 大野 真由子, 白井 麻理, 嶋田 洋徳, 鈴木 伸一 行動療法研究 38 (1), 11-22, 2012-01-31

    本研究の目的は、うつ病休職者の職場復帰の困難感を測定する尺度を作成し、さらにその尺度をもとに職場復帰の困難感の特徴を明らかにすることであった。単極性のうつ病と診断された34名を対象に職場復帰の困難感について自由記述による回答を求め、項目案を作成した。次に、単極性のうつ病と診断された休職者60名を対象にその項目について探索的因子分析を行い、「職場で必要な体力面の困難」「職場復帰後の対人面の困難」「…

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 社交不安に対するビデオフィードバックの効果 : パフォーマンスの解釈バイアスの観点からの検討

    巣山 晴菜, 大月 友, 伊藤 大輔, 兼子 唯, 中澤 佳奈子, 横山 仁史, 鈴木 伸一 行動療法研究 38 (1), 35-45, 2012-01-31

    本研究の目的は、パフォーマンスの解釈バイアス(以下、解釈バイアス)が社交不安に対するビデオフィードバック(以下、VFB)の効果を規定する要因の一つであるかを検討することであった。大学生27名を対象に、VFBを挟んだ2度の3分間スピーチからなる実験を行い、スピーチ前の主観的不安感、スピーチ中の主観的不安感、スピーチの自己評価および他者評価、心拍数を測定した。パフォーマンスの質については解釈バイアス…

    DOI 医中誌

  • 小児がん患者における病気のとらえ方の検討

    武井 優子, 尾形 明子, 平井 啓, 小澤 美和, 盛武 浩, 真部 淳, 鈴木 伸一 心身医学 52 (7), 638-645, 2012

    本研究の目的は,小児がん患者の病気のとらえ方の特徴を明らかにすること,また,個人の属性によって病気のとらえ方に違いがみられるのかを検討することであった.小児科外来通院中の25名の小児がん患者を対象に半構造化面接を実施した結果,病気のとらえ方に関する11の構成要素が抽出された.また,患者の属性による違いを検討したところ,「視野,考え方が広がった」「人の痛みが分かるようになった」「貴重な体験だと思う…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献22件

  • 原子力機構における環境浄化への取り組み 高分子捕集材等をもちいる放射性物質回収・除去技術の開発

    中山 真一, 伊藤 久義, 松橋 信平, 黒木 良太, 鈴木 伸一, 瀬古 典明, 矢板 毅 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012s (0), 616-616, 2012

    戦略推進研究の一環で、JAEAの量子ビーム部門を中心としたチームにより環境中に放出されたセシウムの回収および除染法に関しての研究開発を実施した。この研究チームでは、環境負荷の小さい高分子吸着材の開発など、今後の新しいフェーズを見越した研究開発状況に関して紹介する予定である。

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  • 原子力機構における環境浄化への取り組み 高分子捕集材等をもちいる放射性物質回収・除去技術の開発

    矢板 毅, 鈴木 伸一, 小林 徹, 元川 竜平, 塩飽 秀啓, 阿久津 和宏, 伊藤 久義, 中山 真一, 松橋 信平, 黒木 良太, 瀬古 典明 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012s (0), 618-618, 2012

    セシウムに対する高選択的吸着材として新しいクラウンエーテルDB20C6を開発した。本配位子はK選択的なDB18C6を基に開発された化合物であるが、クラウン環に金属がフィットするのみならず、環が折れ曲がる形でセシウムに選択性を示すユニークな化合物である。これは、セシウム選択的なカリックスクラウンとクラウンエーテルの特性をカリックスクラウンに比べて低分子であるにも関わらず実現した化合物として注目され…

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  • 型糖尿病患児の罹病期間、セルフエフィカシーとセルフケア行動との関係 : 1型糖尿病患児を対象としたキャンプを通して(資料)

    佐々木 美保, 尾形 明子, 伊藤 有里, 武井 優子, 兼子 唯, 宮河 真一郎, 神野 和彦, 小林 正夫, 鈴木 伸一 行動療法研究 37 (3), 157-169, 2011-09-30

    本研究の目的は、1型糖尿病患児を対象としたキャンプが、患児のセルフケア行動に及ぼす影響について長期的な検討を行うとともに、セルフケア行動に影響を及ぼす要因として指摘されている罹病期間、セルフエフィカシーとの関連について検討を行うことであった。1型糖尿病患児20名に対して、キャンプ前後、1カ月後、6カ月後にセルフケア行動とセルフケア行動に対するセルフエフィカシー、罹病期間を測定した。分析の結果、キ…

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  • CCD画像から取り出した信号による位置分解XAFS分析

    岡本 芳浩, 塩飽 秀啓, 鈴木 伸一, 矢板 毅 X線分析の進歩 42 (0), 183-195, 2011-03-31

    <p>イオンチェンバーの代わりにX線CCDカメラを使用し,そこから得られた画像の濃淡を数値化することにより,位置分解能を兼ね備えたX線吸収微細構造(XAFS)測定を試みた.これは,通常の透過法によるXAFS測定レイアウトのうち,試料の下流側に設置されるイオンチェンバーをダイレクト型のX線CCDカメラに置き換えることに相当する.エネルギーを走査させながらCCDカメラの画像を動画として記録することに…

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