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検索結果 2,149 件

  • 高周波スネアによる気管支鏡下切除で診断した孤立性髄外性形質細胞腫の1例

    藤田 琢也, 苗村 祐樹, 花岡 淳 気管支学 46 (2), 102-105, 2024-03-25

    ...</i></b>60歳,男性.2週間前からの微熱,咳のために受診し胸部CTで左肺門に腫瘤影と閉塞性肺炎像を認めた.気管支鏡検査を行ったところ,左下葉支より突出した10 mmの赤色腫瘍を認めた.生検鉗子で一部採取したが確定診断には至らなかった.そのため全身麻酔下に高周波スネアを用いて腫瘍の大部分の切除を行い,病理検査に提出した.腫瘍は好酸性のアミロイド沈着物に多核異物巨細胞と核小体の目立つ形質細胞の浸潤...

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  • 中枢側吻合デバイスを用いて大動脈弓部に吻合したCABG,AVRの1例

    松田 真以子, 藤本 貴大, 湯崎 充, 岡村 吉隆, 西村 好晴 日本心臓血管外科学会雑誌 53 (2), 70-73, 2024-03-15

    ...<p>症例は73歳女性,労作性呼吸困難あり,重症大動脈弁狭窄症と右冠動脈狭窄を認めた.大動脈弁置換術と冠動脈バイパス術の手術適応と考えた.大伏在静脈グラフトの中枢側吻合を上行大動脈に予定していたが,術中所見では予定部位の大動脈壁が拡大しており脆弱で吻合に適さないと判断した.壁の性状から弓部付近への吻合が適当と判断した.大動脈遮断部位より末梢側で部分遮断鉗子を使用できないため,中枢側吻合デバイスを用いて...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • ロボット支援下手術におけるコンソール開始までの時間短縮の工夫とその成果

    星野 香, 栗田 智子, 遠山 篤史, 金城 泰幸, 西村 和朗, 原田 大史, 植田 多恵子, 鏡 誠治, 吉野 潔, 松浦 祐介 Journal of UOEH 46 (1), 37-43, 2024-03-01

    ...ロボット支援下手術は,拡大視・立体視・多関節機能を有する鉗子などにより精密な手術が可能であるが,特有の体位セッティング・ポート配置・ドッキングなどの操作が必要で,手術時間や麻酔時間の延長につながる.当院では(1)体位を低位砕石位から開脚位へ変更,(2)臍のカニューラを安定して保持するためにHasson coneを取り付け,(3)カニューラのオブチュレータ(内筒)をブラントオブチュレータからブレードレスオブチュレータ...

    DOI Web Site PubMed 参考文献8件

  • 気管支鏡で摘出できた気道異物症例の検討

    眞水 飛翔, 冨田 悠祐, 畠山 琢磨, 栁井 謙佑, 山﨑 凌, 眞水 麻以子, 石川 大輔, 河上 英則, 古川 俊貴, 石田 卓士 気管支学 46 (1), 20-24, 2024-01-25

    ...が確認できた9例のうち,鰐口型把持鉗子が7例,生検鉗子が2例であった.異物誤嚥から摘出までの期間は1時間から半年と幅広かった.PTP包装カプセルは内部に薬剤が残っているかどうかによって除去に要する時間が大きく異なっていた....

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  • 新規トラクションデバイスが有用であった大腸ESDの1例

    平松 拓馬, 片岡 陽佑, 淺野 宏樹, 谷本 晃平, 加藤 礼子, 花尻 和幸, 和田 友則 Progress of Digestive Endoscopy 103 (1), 36-39, 2023-12-22

    ...</p><p>新規トラクションデバイス(ディスポーザブル把持鉗子LA-400-01)を用いることで,上行結腸の30 mm大0-Is病変に対してtraineeが偶発症なくESDを施行し得た.本デバイスは牽引部位や牽引強度を適宜調整することで,粘膜下層剥離に必要な安定した視野確保が得られる.文献的考察を加えて本デバイスの有用性について報告する.</p>...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 内視鏡下咽喉頭手術における止血用彎曲クリップ鉗子の有用性

    渡邉 昭仁 日本気管食道科学会会報 74 (6), 416-421, 2023-12-10

    ...鉗子は彎曲しており,先端を回転させることができる。これらを使用することで,彎曲喉頭鏡で展開したほぼすべての術野で対応できるようになった。止血用彎曲クリップ鉗子を使用することで,より安全な経口手術が可能になると期待される。</p>...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 魚骨の誤嚥により閉塞性肺炎を呈し,気管支鏡下に魚骨を除去した1例

    福島 光基, 森尾 瞭介, 泊 慎也, 須山 尚史, 泉川 欣一, 泉川 卓也, 泉川 公一, 迎 寛 気管支学 45 (6), 413-418, 2023-11-25

    ...</b>気管支鏡検査で左上葉支に魚骨を認めた.気道出血のリスクを考慮し,呼吸器外科バックアップのある高次医療機関へ紹介し,気管支鏡下に魚骨の摘出を施行した.処置中に出血を認めたため,止血しつつ把持鉗子で魚骨を抜去した.<b>結論....

    DOI 医中誌

  • 肺癌根治術1年3か月後に気管支断端の縫合糸とプレジェットが気管支内腔に迷入した1例

    鈴木 淳也, 河内 利賢, 朝倉 充司, 榊原 昌, 四万村 三恵, 清水 哲男, 權 寧博, 増田 しのぶ, 櫻井 裕幸 気管支学 45 (6), 403-407, 2023-11-25

    ...sup>aの断端からエアリークを認めたためテフロン製プレジェットを用いて閉鎖したが,術後は合併症なく経過した.術後1年3か月経過時,徐々に増悪する咳嗽と呼吸困難が生じ,来院した.胸部エックス線検査で右下肺野に浸潤影を認め,肺炎を疑い胸部CT検査を施行した.CT上,右中間気管支幹に高吸収の構造物を認め,右中間幹の閉塞を生じていた.気管支異物を疑い気管支鏡を施行したところ,右中間幹に白色の異物を認め,鉗子...

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  • 新生児の分娩時皮膚損傷についての検討

    大橋 美華子, 岩瀬 わかな, 小倉 亜紗子, 荻野 浩希 日本形成外科学会会誌 43 (10), 577-582, 2023-10-20

    ...<br> 結果:鉗子分娩は皮膚損傷の発生率が14.29%と高く,そのうち19.35%で頭頚部の両側に皮膚損傷がみられた。また対象83例のうち生後1ヵ月まで経過観察したのは80例,瘢痕形成したものはそのうち2例であった。<br> 考察:瘢痕形成した症例の経験から,治癒能力が高い新生児でも治療開始の遅れや創傷管理が不適切な場合は瘢痕を残すと考えられた。...

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  • 反転大腸憩室の1例

    榎本 義久, 岩瀬 俊一 日本消化管学会雑誌 7 (1), 33-36, 2023-09-30

    ...<p>症例は74歳,女性.自覚症状なし.下部直腸癌術後約1年のサーベイランス目的に下部消化管内視鏡検査を施行.横行結腸の肝彎曲よりに径約2cmの,やや黄色味を帯びた半球状の隆起性病変を認めた.送気しても通常の憩室のような陥凹には戻らなかったが,鉗子で圧迫すると窪みができ,非常に軟らかい壁であった.Dimplingを認め,反転大腸憩室と診断できた.炎症や出血の他,腸重積症のリスクもあるため,慎重に経過...

    DOI 医中誌

  • 有鉤義歯の内視鏡的摘出中に食道に陥頓し,食道穿孔,心肺停止をきたした1例

    福田 純也, 中川 将視, 平湯 恒久, 藤田 文彦, 高須 修, 赤木 由人 日本腹部救急医学会雑誌 43 (6), 981-983, 2023-09-30

    ...上部消化管内視鏡検査で胃内に有鉤義歯を認め,鉗子で把持し引き上げたところ食道内で陥頓した。陥頓の解除中に,突然心肺停止となり,蘇生処置が施行された。自己心拍再開後のCTで両側気胸と食道周囲のfree airを認め食道穿孔が疑われた。当院へ救急搬送され,緊急手術を施行した。食道外に突き出た義歯を摘出し,食道切除術と頸部食道瘻・空腸瘻造設術を施行した。...

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  • コーラ溶解療法を併用して経肛門的手術を行った直腸糞石による亜腸閉塞の1例

    中本 健太郎, 小川 正文, 中尾 重富, 西山 毅, 三木 友一朗 日本腹部救急医学会雑誌 43 (6), 985-988, 2023-09-30

    ...鉗子による破砕も不可能であり,筋弛緩をかけた状態でも摘出は困難であった。経肛門的にコカ・コーラ<sup>Ⓡ</sup>を5分間注入することを4回(計1,000mL使用)繰り返したところ,糞石が軟化し,マギール鉗子で破砕が可能となり,糞石を摘出し得た。近年,胃石のみならず,腸石・糞石に対してもコーラ溶解療法が有効であったとの報告が散見される。...

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  • ロボット支援下肺葉切除術中気道損傷に対してロボット支援下に修復を行った2例

    大湯 岳, 髙橋 有毅, 高瀬 貴章, 宮島 正博, 渡辺 敦 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (6), 580-584, 2023-09-15

    ...文献的考察を加えて報告する.症例1は71歳,女性.右上葉肺腺癌に対してRATS右上葉切除+2a-1リンパ節郭清(ND)を施行し,上下葉間剥離の際右主気管支膜様部を損傷した.症例2は68歳,女性.左上葉肺腺癌に対してRATS左上葉切除+ND2a-1を施行し,リンパ節剥離や気管支切離の際に気管支断端近位膜様部を損傷した.ともに初期の症例で,1例目は気管支周囲組織の剥離の際に展開不良と解剖学的誤認が,2例目は鉗子...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 手術ロボット鉗子把持力計測のための細径光学式変位センサ

    董 佳遠, 佐藤 和崇, 森實 修一, 植木 賢, 武中 篤, 李 相錫, 松永 忠雄 電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) 143 (9), 293-299, 2023-09-01

    <p>The purpose of this study is to realize a grasp force measurement of forceps for robotic surgery systems. Generally, surgical robot forceps is actuated by traction wire, and we have suggested a …

    DOI Web Site 参考文献8件

  • カプセル型医療機器における磁気駆動生検機構の磁界強度低減

    黒岩 泰雅, 青柳 陽太, 本田 崇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 246-246, 2023-08-31

    ...外部磁界で駆動可能な送りねじ型アクチュエータにより、生検鉗子を駆動させることで、一連の生検動作を可能にした。しかし、生検鉗子の駆動に要する磁界強度が大きいという課題があった。そこで、本研究では、駆動に必要な磁界強度を低減させるために、カプセルのドーム部も有効に使える球形磁石を導入し、生検機構を試作評価した。...

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  • 子宮圧迫縫合術(uterine compression suture;UCS)後のAsherman症候群に対して外来子宮鏡手術が有効であった1例

    松井  萌, 加藤  徹, 中川 公平, 武田 和哉, 山谷 文乃, 脇本  裕, 福井 淳史, 柴原 浩章 産婦人科の進歩 75 (3), 255-261, 2023-08-01

    ...日に選択的帝王切開術を施行した.児娩出後に弛緩出血を認めたが,子宮体部前後壁を貫いて縦方向に3針のUCSを行うことで子宮を温存し得た.分娩後10カ月で月経は再来したが,分娩前と比べて経血量は減少していた.分娩後11カ月でUCSの影響を評価するため子宮鏡検査を施行したところ,子宮底部中央に中隔様の索状癒着を認めAsherman症候群と診断した.索状部は局所的であり,細径硬性子宮鏡を用いて索状構造を鋏鉗子...

    DOI Web Site 医中誌

  • 単孔式腹腔鏡下手術を施行した小腸IFPによる腸重積の1例

    森山 瑞紀, 河原 健夫, 林 英司 日本腹部救急医学会雑誌 43 (4), 777-779, 2023-05-31

    ...無傷性腸鉗子を用いてHutchinson手技で整復したところ,先進部に腫瘤性病変を認めた。小切開創から小腸を引き出し,腫瘤を含めた小腸部分切除を施行した。肉眼的には弾性軟の5cm大の有茎性の腫瘤を認め,病理組織学的検査でinflammatory fibroid polyp(以下,IFP)と診断した。小腸IFPを先進部とする成人の腸重積に対し,単孔式で腹腔鏡下手術を安全に施行できた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 大腿骨頸部骨折手術中にキルシュナー鋼線が大腿骨および寛骨を貫通し腹腔内に迷入した1例

    葛谷 宙正, 藤幡 士郎, 栗本 昌明, 沢井 博純 日本腹部救急医学会雑誌 43 (3), 671-674, 2023-03-31

    ...右外腸骨静脈損傷部の中枢および末梢側をテーピングしてブルドック鉗子で血流を遮断のうえ,縫合閉鎖を行い閉腹した。その後に大腿骨頸部骨折手術を完遂し,手術を終了した。術後経過は良好で約1ヵ月後に退院となった。本症例では腹腔内出血や腸管損傷を認めなかったが,状況に応じてさまざまな異なる対応が必要となる可能性が考えられる。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 鉗子による砕石と十二指腸拡張により内視鏡的に治療し得たBouveret症候群の1例

    瀬尾 信吾, 村尾 直樹, 橋本 龍慶, 桒田 亜希, 坂部 龍太郎 日本腹部救急医学会雑誌 43 (3), 667-670, 2023-03-31

    ...上部消化管内視鏡検査を実施したところ,十二指腸球部には内腔を占拠する巨大胆石を認めたが,性状は比較的脆く,把持鉗子による内視鏡的砕石が可能であった。砕石後に肛門側の上十二指腸角の状態を確認したところ,高度の狭窄を認め,砕石のみでは十分な経口摂取は困難と考えられた。患者の全身状態からは耐術能に乏しいと考えられたため,内視鏡的に十二指腸のバルーン拡張を行った。...

    DOI Web Site 医中誌

  • COVID-19に対する気管切開の環境整備

    平位 知久, 世良 武大, 伊藤 周, 益田 慎 日本気管食道科学会会報 74 (1), 1-6, 2023-02-10

    ...さらにリウエル鉗子もセット内に組み込んでいるので,手術中の状況に応じて術式を輪状軟骨切開術に変更することも可能である。その他,移動式LED無影灯の使用,カニューレの準備,スタッフ間で動線の確認等を行っている。以上により,手術室に近い環境下で気管切開することが可能となっている。</p>...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 患者特異的シミュレータの研究開発と手術の数値化

    槙山, 和秀, 蓼沼, 知之, 大竹, 慎二, 藤岡, あずみ, 山中, 弘行, 上野, 大樹, 逢坂, 公人, Makiyama, Kazuhide, Tatenuma, Tomoyuki, Ohtake, Shinji, Fujioka, Azumi, Yamanaka, Hiroyuki, Ueno, Daiki, Osaka, Kimito 横浜医学 74 (1), 15-23, 2023-01-30

    ...トロカーシミュレーションも可能である.シミュレータはバーチャルリアリティー技術を使ったもので,シミュレーションには手術の数値化が必要である.シミュレータ開発の過程で手術を数値化する取り組みを行った.腹腔鏡手術における鉗子のスムースな動きの指標や臓器や鉗子に加わる力の測定についての知見も述べる....

    機関リポジトリ 医中誌

  • 胃内視鏡検診の基本的な考え方と対策型ならびに職域がん検診としての精度管理の課題について

    加藤 勝章 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (1), 5-18, 2023

    ...<p>胃内視鏡検診は2016年度から新たに対策型胃がん検診としての実施が承認された.しかしながら,対策型胃内視鏡検診の場合,検診と同時に実施する鉗子生検が精密検査として扱われ,記録画像のダブルチェックが必須となっている点などで,検診に参加する臨床医の戸惑いも大きく,他の検診に比べて検診のアルゴリズムが複雑な点が精度管理上の大きな問題となっている.現役世代のがん検診として中心的役割を果たす職域がん検診...

    DOI 医中誌

  • 腹腔鏡下腎生検における安全性についての検討

    川崎 芳英, 森本 玲, 手塚 雄太, 尾股 慧, 小野 美澄, 山崎 有人, 方山 博路, 佐竹 洋平, 嶋田 修一, 佐藤 琢磨, 川守田 直樹, 山下 慎一, 宮崎 真理子, 田中 哲洋, 鈴木 貴, 佐藤 文俊, 笹野 公伸, 伊藤 明宏 Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (1), 124-128, 2023

    ...穿刺予定部位の腎周囲脂肪組織の除去, 内視鏡による穿刺針の追従, 刺入角度や貫通した際の部位の想定, 鉗子による穿刺しやすい位置へ腎の移動と固定, 穿刺部の十分な圧迫止血により, 安全な腹腔鏡下腎生検を施行できた.</p>...

    DOI 医中誌

  • daVinciとhinotoriのトラブルシューティングの違いと工夫

    日向 信之 Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (2), 182-186, 2023

    ...<p> ロボット支援手術は, 腹腔鏡手術の低侵襲性に加え, 高画質3次元画像による視認性, 直感的な操作, 繊細で複雑な鉗子操作などの利点により普及し, 本邦において泌尿器科のmajor surgeryはほぼ全てロボット支援下に行うことが可能となった....

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  • AI画像解析による内視鏡外科手術手技のビデオ評価及び手術支援システムの構築

    安井 昭洋, 内田 広夫, 森 健策, 石田 昇平, 出家 亨一, 檜 顕成, 城田 千代栄, 小田 昌宏, 林 雄一郎 生体医工学 Annual61 (Abstract), 127_2-127_2, 2023

    ...次にビデオから検出した鉗子の動きと人が判定した手技優劣の関係性をAIで学習させ、上位88%・下位95%の精度で手技優劣が自動判定可能となった。この結果を解析することで今まで必要だった50項目以上の肉眼チェックが、わずか7項目チェックするだけで手技の優劣を判断できることが明らかになった。現在食道閉鎖症の手術画像を用いて、食道・迷走神経・気管を深層学習させ、各種構造物の自動認識を進めている。...

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  • 低侵襲心臓手術のためのマーカ位置推定

    徳田 雄彦, 吉本 佳世, 高橋 秀也 生体医工学 Annual61 (Abstract), 303_1-303_1, 2023

    ...<p>低侵襲心臓手術が行われる手術の1つとして,僧帽弁閉鎖不全症に対して行う弁形成術がある.弁形成術は,人工腱索を用いて断裂した腱索を補い,弁形成リングを用いて弁輪の拡大を修正する.この手術において,人工腱索や弁形成リングの位置は,弁として機能するように適切な位置に配置する必要がある.適切な位置はあらかじめ色素を用いて何点かのマーキングを行うが,内視鏡下であり視野が狭いため鉗子により隠れて見えなくなってしまうことがある...

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  • YOLACT++を用いた手術用鉗子の識別

    目見田 晶子, 三浦 智 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2023 (0), 2P1-B23-, 2023

    <p>Forceps tracking in laparoscopic surgery contributes to improved surgical outcomes. We identified forceps by deep learning. Since it is important to identify forceps in real-time, we selected …

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  • 鉗子型ミニPETにおける放射線検出感度補正システムの開発

    中島 彩乃, 川村 和也, 伊藤 繁記, 高橋 美和子, 山谷 泰賀 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2023 (0), 2P1-C09-, 2023

    <p>In the treatment of esophageal cancer, extensive lymph node dissection for curative purposes and the associated high postoperative complication rate are challenges. Intraoperative localization of …

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  • 当院における単孔式および細径鉗子を使用した腹腔鏡下ドナー腎採取術の検討

    高橋 遼平, 萩生田 純, 石川 裕己, 北岡 壮太郎, 環 聡, 森田 伸也, 香野 日高, 中川 健 移植 58 (Supplement), s246_1-s246_1, 2023

    ...その際、下腹部Pfannenstiel切開+臍を含めた5mmポート2本+2.5mmポート1本の細径鉗子を使用している。細径鉗子を使用した経腹アプローチでは摘出創は下着や陰毛に隠れ、臍や2.5mmポート創はほとんど目立たなくなるため整容性に優れ、疼痛コントロールも良好である。この術式では鉗子とカメラの位置関係が従来の腹腔鏡手術と近く、同じような感覚で操作できることもメリットである。...

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  • 長柄メスによる腹腔内細切とクリスクロス法

    羽田 智則, 下村 優莉奈, 山田 泰平, 桝田 沙也加, 戸枝 満, 仙波 恵樹, 濱崎 京子, 安藤 正明 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 39 (1), 29-29, 2023

    ...左右のポートからクロー鉗子で腫瘍を把持牽引し、カメラは常にメス先を見せるように注意する。</p><p> 長柄メスで筋腫に直線的な切開を加えることで球形の筋腫を紐状に変形させる方法をクリスクロス法と名付けた。多くの筋腫は長短軸のある楕円状であり、クリスクロス法では3つのステップで筋腫に直線的な切開を加える。...

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  • ESDにおける新規止血ペプチド溶液の有効性と安全性:多施設ランダム化比較試験

    引地 拓人 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (12), 2453-2453, 2023

    ...</p><p>【方法】ESD適応である胃および直腸の上皮性腫瘍227例を対象に,多施設共同非盲検無作為化比較試験が施行された.ESD術中に,ウォータージェットによる洗浄でもoozing出血部位の同定が困難で,止血鉗子による止血が必要と判断された病変を,TDM-621群と対照群に無作為に割り付けた.TDM-621群ではTDM-621で止血を行い,必要に応じて止血鉗子で凝固止血が行われ,対照群では止血鉗子...

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  • 血液チューブ振動の自動波形識別による透析治療中の脱血不良モニタリング手法の提案

    川村 勇樹, 桑原 健太, 池田 拓洋, 徳嶺 朝子, 西手 芳明, 山本 衛 生体医工学 Annual61 (Abstract), 170_1-170_1, 2023

    ...血液回路とダイアライザを用い,これらを患者監視装置に接続し,透析治療中を模擬するように水道水を循環させた.また,血液ポンプ出口部における血液回路チューブの変形振動をレーザ変位計で測定した.本研究では,脱血不良を模擬するために脱血チューブの一部を鉗子で閉塞した状態において,血液ポンプの設定流量を300 mL/minとした時,血液ポンプ入口部に設置した超音波流量計における実測値が200及び100 mL/...

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  • センサ付鉗子を用いた術中の自然な動作で実施可能な粘弾性パラメータ算出法の基礎検討

    上野 来夢, 土肥 健純, 桑名 健太 生体医工学 Annual61 (Abstract), 181_1-181_1, 2023

    ...<p>胸腔鏡下手術では視野が狭く把持対象の判別が困難という課題がある.これに対し,センサ付鉗子で計測される対象の硬さの違いから対象を判別する手法の研究を行ってきた.これまで,生体は粘弾性体であるものの粘性の影響を受けない範囲での静的な計測を行ってきた.そこで,本研究では動的計測法を応用し,センサ付鉗子を用いた術中の自然な動作で実施可能な粘弾性パラメータ算出法を提案する.粘弾性パラメータの動的計測法では...

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  • 当院における吸収性局所止血剤「ピュアスタット®」の使用経験

    久保 公利, 早坂 秀平, 田中 一光 道南医学会ジャーナル 6 (1), 29-33, 2023

    ...4) 漏出性 27例(単独 12例、クリップ併用 12例、止血鉗子併用 3例)、噴出性 5例(クリップ併用 3例、止血鉗子併用 2例)、拍動性 2例(クリップ併用 2例)であった。5)97.1% (33/34)であった。【結語】ピュアスタット®は漏出性出血のみならず拍動性/噴出性出血に対する止血方法の選択肢として有用であり、他の止血方法(クリップ、止血鉗子)と組み合わせて使用すると有効である。...

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  • 腹腔鏡下腎摘除におけるポート位置

    賀本 敏行 Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (1), 84-87, 2023

    ...<p> 通常のラパロ手術におけるポート位置は, 鉗子の「向き」が制限されることから, 各々のポートは「誰」が「どのように」使うのかを考えた上で決められる. 腎摘出では後腹膜, 経腹膜, 左右の4種類あるが, 基本的にはカメラポート, 術者の右手ポート, 左手ポート, 助手ポートの4ポートである....

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  • 序文

    羽渕 友則 Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (1), 79-79, 2023

    ...ロボット支援手術では鉗子の先端の可動性は増したとは言え, 標的部位の近くまでは直線方向に限局される. したがって腹腔鏡でもロボット支援手術でもそのポート位置によってカメラや鉗子類が到達できる範囲や角度が制限され, 最初に決定されたポート位置で, その手術の難易度が大きく変わる....

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  • 早期肛門括約筋修復術により肛門機能を回復し得た分娩時肛門括約筋損傷(OASIs)の1例

    田邊 太郎, 酒井 透, 徳永 良太, 石田 幸子, 保母 貴宏, 西 健, 大槻 克文, 横山 登, 井上 晴洋 日本大腸肛門病学会雑誌 76 (8), 538-543, 2023

    ...<p>29歳女性,初産.妊娠40週4日目,胎児機能不全のため鉗子分娩(急速墜娩)で3,230gの男児を出産.分娩時第III度会陰裂傷に対し縫合閉鎖を行ったが,分娩後4日目に便失禁を発症し,身体所見で肛門・膣の総排泄腔様変形を認めたため,創哆開に伴う肛門括約筋不全と診断した.分娩後7日目に当院に転院,分娩後8日目に肛門括約筋修復術および会陰修復術を施行した.術後は便失禁スコアの著明な改善を認め,創部の...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • III.左側結腸切除の手術手技

    賀川 弘康, 塩見 明生, 眞部 祥一, 山岡 雄祐, 前田 周良, 田中 佑典, 笠井 俊輔 日本大腸肛門病学会雑誌 76 (10), 624-631, 2023

    ...<p>結腸悪性腫瘍に対する腹腔鏡手術におけるロボット支援手術が2022年4月より保険収載され,ロボット支援結腸癌手術が急速に普及してきている.ロボット支援手術は,鉗子の自由度が高く,直感的な操作による手術を行えるためより精緻な手術が可能となる.一方でロボット支援手術は術野の制限があることが特徴である.鉗子の操作制限や術野の制限を克服するためにはセッティング,ポート配置が重要な役割を果たす....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 人間ドックにて診断された無症状食道アニサキス症の2例

    藤田 直孝, 平澤 大, 横山 直記, 大友 泰裕 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (11), 2283-2289, 2023

    ...</p><p>症例は42歳と55歳の男性で,特に自覚症状なく人間ドックのスクリーニング検査としてEGDを受検した.ともに食道扁平上皮円柱上皮接合部近傍に細長い白色調の虫体が発見され,穿入部は各々Barrett上皮部,扁平上皮部であった.生検鉗子により摘除し,術後特変なく経過した....

    DOI 医中誌

  • 後腹膜アプローチによるロボット支援手術のトラブルシューティング

    山﨑 俊成 Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (2), 175-181, 2023

    ...一方で, 後腹膜の限られた空間での鉗子操作にはより習熟した技術を要する上に, 腹膜の開放により気腹されるとワーキングスペースがさらに狭くなり, 出血により術野の視野が不良となりやすい点にも注意を要する. われわれの施設では, RARPでは骨盤内リンパ節郭清の有無により, RAPNでは腫瘍位置によりアプローチを使い分けているため, 比較的多くの症例を後腹膜アプローチで遂行している....

    DOI

  • 肛門括約筋機能低下を有する女性における便失禁の特徴に関する検討

    松島 小百合, 紅谷 鮎美, 小菅 経子, 黒水 丈次 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 39 (3), 138-145, 2023

    ...両群間でMRPとMSPに有意差はなかったが、便失禁群は有意に高齢で、排便回数が多く、直腸脱と鉗子分娩が多かった。多変量解析では、排便回数2回以上/日と鉗子分娩が便失禁の独立リスク因子として同定された。便失禁群で治療開始から6ヵ月時点まで評価できた15例では、治療前後でMRPとMSPに有意差はなかったが、症状スコアは有意に改善した。...

    DOI

  • 育児を左右する妊娠中・分娩時の胎児モニタリング

    馬場 一憲 生体医工学 Annual61 (Abstract), 155_2-155_2, 2023

    ...低酸素による損傷を受けずに出生させるには、胎児の血中酸素を無侵襲的にリアルタイムに連続監視して低酸素状態が進行するようなら緊急帝王切開や鉗子などにより速やかに出生させればよいが、現在、そのような監視方法はない。そのため、分娩監視装置で得られる胎児心拍数陣痛図(CTG:cardiotocogram)から間接的に胎児血中酸素の状態を推定することが一般的である。...

    DOI

  • 胎盤娩出困難例に対するSMIを用いた癒着胎盤と胎盤遺残の鑑別

    本間 千夏, 西村 陽子, 古谷 菜摘, 近藤 春裕, 長谷川 潤一, 鈴木 直 超音波医学 50 (1), 81-84, 2023

    ...されず用手剥離を行ったが不成功で,産褥3日目に麻酔下に胎盤を半分程度娩出し,産褥6日目に発熱を認めたため当院へ搬送となった.Bモードでは子宮筋層はすべてに部位で厚く子宮収縮した状態で,欠損,菲薄化はなかった.子宮内に4cm大の胎盤と考えられる,やや高エコーの腫瘤像が認められた.SMIで子宮筋層から絨毛間腔への血流はすべての胎盤付着面で観察でき,固着胎盤であると判断した.脊椎麻酔,超音波ガイド下に胎盤鉗子...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 経会陰超音波法による分娩進行の評価−分娩第2期の介入の判断

    永松 健 日本周産期・新生児医学会雑誌 58 (4), 662-665, 2023

    ...<p> <b>はじめに</b></p><p> 近年の妊婦の高年齢化,和痛分娩へのニーズの高まりにともない,分娩第2期に対する器械分娩の重要性が高まっている.器械分娩では,児頭の骨盤腔内での位置や回旋の判断の精度を高めて介入の可否を決定することが母児の安全に直結する.経会陰アプローチによる超音波検査は新たな分娩進行評価法として注目されている.本項では,そうした経会陰超音波法を用いた鉗子分娩での介入の判断...

    DOI 医中誌

  • コーラ溶解療法と内視鏡的破砕術により治療し得た胃石嵌頓による小腸閉塞の1例

    黒木 暢一, 堀口 みなみ, 田井 博, 谷口 正次 日本消化器内視鏡学会雑誌 65 (7), 1225-1231, 2023

    ...の含気性の腫瘤像が胃に4個と空腸に1個みられた.空腸の腫瘤は内腔を占め,口側腸管は拡張して腸液が充満していた.柿の嗜好歴があり腫瘤は柿胃石と考え,胃石が空腸に陥頓したものと診断した.腹膜刺激症状はみられず,緊急手術ではなく,まず保存的加療を選択した.イレウス管を挿入し減圧後,コーラ溶解療法を行ったところ,胃石は回腸まで移動した.最終的に回腸に嵌頓したため,経肛門的にシングルバルーン内視鏡を挿入し,鉗子口...

    DOI 医中誌

  • 急性膿胸を契機に47年後に気管支鏡下に摘出された気管支異物の1例

    丸塚 孝, 濱崎 博一, 大隅 祥暢 日本臨床外科学会雑誌 84 (1), 52-56, 2023

    ...では摘出が困難で,もう1本の生検鉗子を気管支鏡に沿わせるように挿入し,2本の鉗子で異物の縁の両側を把持して摘出した.本人が9歳時にプールで水泳中に鉛筆キャップを飲み込んだことを思い出した.誤嚥から47年後に軟性気管支鏡下に摘出した気管支異物の1例を経験したので報告した....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • ワンハンドスリップノットの再考 ―成功率を上げるために「予め入れておく」―

    小松 央憲, 津久井 優美子, 豊田 奏子, 星澤 早紀, 小林 梓, 伊藤 理廣 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 39 (1), 30-30, 2023

    ...スリップノットの原理はロングテールの直線化で通常ではスクエアノット作成後、ロングテール側の糸を両方の鉗子で牽引し直線化することでアンロックしスライドしていた。ワンハンドスリップノットでは、ロングテールの牽引のみでこれを行うのだが慣れないとアンロック出来ず、無理に牽引すると組織負荷、断裂のリスクがある。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 腹腔鏡手術における手術鉗子動態の教育利用・鉗子位置情報を用いた手術支援に関する基礎研究

    安部 崇重, 近野 敦, 海老名 光希, 晏 凌波, 今 雅史, 小水内 俊介, 堀田 記世彦, 渡辺 雅彦, 七戸 俊明, 倉島 庸, 篠原 信雄 生体医工学 Annual61 (Abstract), 129_2-129_2, 2023

    ...本モデルは、鉗子に取り付ける赤外線マーカーのパターンを変えることで、複数の手術鉗子の動態を同時に測定可能で、複雑な手術手技においても、すべての鉗子の動態測定が可能な利点を有している。 今回のAMED採択課題では、カダバートレーニングにも研究対象を拡張し、より複雑な術式での熟練者の特徴抽出と、術中の鉗子位置情報と術前のCT画像情報の統合に挑戦中である。...

    DOI

  • 腎採取に腎結石を摘出し移植した生体腎移植の3症例

    松下 一樹, 石井 大輔, 石川 裕和, 北島 和樹, 野口 文乃, 井村 夕姫, 阿部 哲也, 吉田 一成, 岩村 正嗣 移植 58 (Supplement), s306_1-s306_1, 2023

    ...上腎杯に黒色結石を認めたため把持鉗子にて摘出。尿管鏡操作は3分。術後経過は安定しており血清クレアチニン1.7mg/dlと安定している。【症例3】48歳女性、腎硬化症による腎不全のため維持透析中の夫への腎提供。術前CTで左腎結石(2mm)を認めた。腎採取(温阻血時間5分)、灌流後に軟性尿管鏡で腎盂内を確認。黒色の結石を認め、把持鉗子にて摘出。尿管鏡操作は4分。...

    DOI 医中誌

  • 当科における教育を意識した生体腎移植ドナー手術の現状

    遠藤 悟史, 丸山 通広, 森下 弘基, 貝沼 駿介, 佐々木 拓馬, 木下 和也, 栃木 透, 丸山 哲郎, 今西 俊介, 大平 学, 松原 久裕 移植 58 (Supplement), s332_3-s332_3, 2023

    ...4portで行っているが、頭側のportから視野展開のための鉗子を挿入し、これを医学生に把持してもらい、手術の視野展開について解説を与えながら手術に参加してもらう。 そのようにして、当科では2018年10月より2023年3月までの4年6か月で53件の生体腎移植ドナー手術を行なった。2例をハンドアシスト法で行ったが、51例は後腹膜鏡下に腎摘出術を施行し1例で開腹移行を要した。...

    DOI 医中誌

  • 細胞診検体を用いた肺がんコンパクトパネルによる次世代シーケンシングの有用性

    南 大輔, 瀧川 奈義夫, 多田 陽郎, 中島 康博, 宮原 信明, 水守 康之, 植田 充宏, 佐藤 慶治, 森川 慶, 金廣 有彦 肺癌 62 (7), 989-995, 2022-12-20

    ...</b>10例12検体の内訳は,肺腺癌6例,肺扁平上皮癌1例,小細胞肺癌1例,腎細胞癌1例,器質化肺炎1例であった.検体は気管支擦過7検体(気管支擦過1回,生検鉗子洗浄1回),EBUS-TBNA 2検体(穿刺1回),胸水1検体(穿刺1回)で1例は同一病変に対して生検1回+気管支擦過1回,生検1回,気管支擦過1回の3検体を提出した.遺伝子解析は10例すべてで成功し,肺腺癌で<i>EGFR</i> L858R...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献8件

  • 術中に判明した右側肝円索を伴う左側胆嚢の1例

    熱田, 幸司, 田尻, 智也, 松土, 昇平, 小林, 純子, 菊池, 直哉, 菊池, 雅之, 安藤, 崇史, 新谷, 恒弘, 中山, 隆盛, 海ヶ倉,紀文 静岡赤十字病院研究報 42 (1), 47-52, 2022-12-01

    ...患者は46歳,男性.胆嚢結石症の診断にて腹腔鏡下胆摘出術を施行した.手術は通常 当院で行っている4ポートで開始した.胆嚢窩が肝円索の左側,肝外側区域に位置する左側胆嚢であった.鉗子の動きが制限され,胆管や胆嚢動脈の同定と切離,および胆嚢の剥離に難渋した.底部の剝離を先行し肝門部まで剝離するとCalot三角の展開が可能となり胆嚢を安全に摘出することができた.左側胆嚢の手術に際しては,術中胆管損傷には十分注意...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 食道癌への胸腔鏡下胸部食道切除術を導入した2症例の検討

    福本  陽二, 安井  千晴, 柳生  拓輝, 梶谷  真司, 本城 総一郎 松江市立病院医学雑誌 26 (1), 49-56, 2022-12-01

    ...胸腔鏡下食道切除術の導入のために,事前に手術操作の討論を手術スタッフで行い,鉗子制限を補うテーピングを用いることで円滑な手術進行が可能となり,また,術後早期の栄養管理介入,理学療法介入を行うことで円滑な術後経過を得ることができた....

    DOI 医中誌

  • 人的要因の工夫で摘出し得た直腸異物の1例

    久保山 侑, 鈴木 修司, 島崎 二郎, 下田 貢 日本腹部救急医学会雑誌 42 (6), 709-712, 2022-09-30

    ...救急外来で用手的摘出を試みるが摘出できず鉗子類を使用するも把持困難と判断し,全身状態が安定していたため翌日全身麻酔下砕石位での抜去を試みることとした。手術室で内視鏡,X線透視準備のもと高砕石位として下肢挙上,股関節を屈曲させ腹部を圧迫した状態で用手的に摘出を試みたが,摘出困難であった。さらに内視鏡で異物の位置を確認し鉗子で把持を試みたが,円筒状のため把持困難で摘出できなかった。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 穿刺吸引を行った気管膜様部囊胞の1例

    田中 陽子, 阪上 和樹, 馬場 希一郎, 田子 謙太郎, 鴨井 博 気管支学 44 (5), 383-386, 2022-09-25

    ...</b>穿刺吸引細胞診が診断の一助となった粘液貯留囊胞の1例を経験した.鉗子での生検が困難な際,穿刺吸引細胞診は検討すべき方法と思われた.</p>...

    DOI 医中誌

  • 総胆管結石治療用バスケット鉗子嵌頓に対し胆道ブジーが奏効した1例

    地主 皓一, 清水 潤三, 山下 雅史, 能浦 真吾, 川瀬 朋乃, 今村 博司, 冨田 尚裕, 堂野 恵三 日本消化器外科学会雑誌 55 (9), 568-574, 2022-09-01

    ...は十二指腸内に落ち込み摘出することに成功した.Tチューブを留置し,閉腹した.バスケット鉗子嵌頓の発生率は0.8~5.9%と報告されている.胆管切開からバスケット鉗子を引き出せない場合は,胆道ブジーは有用な手段と考えられた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 魚骨誤飲による十二指腸穿孔に対し内視鏡的除去後に膿瘍ドレナージを要した1例

    尾花 貴志, 山崎 秀司 日本消化器病学会雑誌 119 (8), 744-749, 2022-08-10

    ...<p>魚骨誤飲による十二指腸穿孔から後腹膜膿瘍を形成し,ドレナージ術を要した1例を経験した.症例は心窩部痛,腹部膨満感にて入院となった60歳代女性.CTで十二指腸壁外の遊離ガス像と壁を貫く軽度高吸収の線状構造物が描出された.魚骨による十二指腸穿孔を疑い内視鏡検査を施行し下行部に刺入した魚骨を鉗子で抜去したが,後腹膜膿瘍を合併した.抗菌薬治療に反応せず開腹膿瘍ドレナージ術を施行し,軽快退院となった....

    DOI 医中誌

  • 自己免疫性胃炎の組織診断と組織学的時相分類:新提案

    渡辺 英伸 日本消化器病学会雑誌 119 (6), 528-539, 2022-06-10

    ...では,正常の壁細胞・頸粘液細胞層構造は保たれていますが,残存する多数の壁細胞は変性しています.最盛期では正常胃底腺の消失・幽門腺や頸粘液腺(頸粘液細胞からなる腺管=偽幽門腺)置換,ECL細胞過形成をともないます.終末期では高度の腸上皮化生や胃小窩延長で,残存幽門腺や頸粘液腺が少量となっていますが,同腺部にECL細胞過形成をともなっています.AIGはどの時相であっても,上記三組織所見を組み合わせての鉗子生検...

    DOI

  • 膵頭十二指腸切除術後に針状の肝内結石形成を反復する1例

    水野 成人, 田中 秀和, 富原 英生, 橋本 和彦, 辻江 正徳 胆道 36 (2), 166-171, 2022-05-31

    ...鉗子を用いて除去した.経過は良好であったが,内視鏡治療2年後に急性胆管炎を発症し,CTで前回同様に線状の高吸収像が出現した.再び小腸内視鏡検査によるERCを施行し,吻合部に針状の結石を認めたため除去した.その後のCTで線状の高吸収像は消失していたが,再治療1年後に再び描出されるようになり,現在も経過観察中である.針状物を成分分析に提出したところ,主成分はビリルビンカルシウムであった....

    DOI 医中誌

  • 梅肉エキス粒状製剤の誤嚥により気管支潰瘍を来した症例

    満屋 奨, 細井 慶太, 新井 将弘, 高 祥泰, 山内 桂二郎, 永田 憲司, 原 彩子, 原 聡志, 木下 善詞 気管支学 44 (3), 235-239, 2022-05-25

    ...</b>92歳女性.市販の梅肉エキス含有の粒状栄養補助食品を5粒食べた後から喘鳴,呼吸困難が出現し,前医を受診した.胸部CTで右底幹に高吸収異物を認め,内視鏡による除去を試みたが困難であったため当院を紹介された.局所の抗炎症作用目的でステロイドを投与し,誤嚥2日後に気管支鏡検査を施行したところ,右B<sup>9</sup>に嵌頓するオリーブ色の異物を認め,把持鉗子で除去した.除去後の内腔は全周性に浮腫...

    DOI 医中誌

  • 頸部郭清術における手技の考え方, ポイント

    岡野 渉 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (5), 813-818, 2022-05-20

    ...剥離操作にはモスキート, ケリー, ペアンなどの鉗子類が用いられる. これらの器械を適切に自在に使えることが必要である. 近年の energy device はこれらの操作を一つの道具で済ませることができる便利な器具であるが, 基本的な手術操作に習熟した上で使用することで効果的な使用が可能となる. 術者である自分がやりやすい場 (術野) を設定できるようになることが重要である....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献7件

  • 肋骨骨片による外傷性気胸に対し胸腔鏡下摘出が有用であった一例

    笹本 晶子, 松本 卓子, 片桐 さやか, 清水 俊榮, 前 昌宏 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (4), 455-458, 2022-05-15

    ...<p>症例は58歳男性.飲酒後転倒し前医を受診した.右第9~11肋骨骨折を認め,受傷4日目に右外傷性気胸を発症した.胸腔ドレナージにて改善するも,退院後に右気胸が再発し手術目的に当院に紹介となった.右第10肋骨骨折部の骨片突出による肺損傷と診断し,翌日3ポートにて胸腔鏡下に,生検鉗子を用いて肋骨骨片を摘出し右肺下葉部分切除を追加した.術後3日目に経過良好のため退院となった.外傷性気胸で最も多い原因は...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 胃アニサキス症により出血性胃潰瘍を発症した 1例

    藤井, 祥平, 内多, 訓久, 窪田, 綾子, 黒岩, 千比呂, 矢山, 貴之, 大家, 力矢, 佐々木, 紫織, 岩崎, 丈紘, 小島, 康司, 岡崎, 三千代 高知赤十字病院医学雑誌 25 (1), 41-43, 2022-04-15

    ...症例は61歳の女性.アジを生食した3日後に胸やけと少量の血餅が混在した黒色嘔吐が出現し たため救急外来を受診した.緊急上部消化管内視鏡検査を施行したところ,胃内に活動性の出血は認 めなかったが,胃壁に刺入したアニサキス虫体と多発する小潰瘍を認めた.鉗子で虫体を摘出後,胃 内観察中に胃体中部大弯の小潰瘍から噴出性の出血を認め,クリップで止血処置を行った.Proton pump inhibitor(PPI...

    機関リポジトリ

  • 歯ブラシの柄による直腸穿孔に対して腹腔鏡下手術が有用であった1 例

    武澤 衛, 稲村 幸雄, 寺田 剛, 穐山 竣, 森 千浩, 森川 彰貴, 上畑 恭平 日本腹部救急医学会雑誌 42 (3), 425-428, 2022-03-31

    ...鉗子で歯ブラシを直腸内に戻し,経肛門的に摘出した。穿孔部を縫合閉鎖し,S 状結腸双孔式人工肛門を造設した。術後経過は良好で,術後13 日で退院した。全身状態が安定している症例では,経肛門異物による下部消化管穿孔に対して腹腔鏡下手術は選択肢の1 つになり得る。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 術前診断し得た不完全型胆囊捻転症に対し単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術を施行した1 例

    根本 明喜, 吉川 美侑子, 藤村 侑, 勝峰 康夫 日本腹部救急医学会雑誌 42 (3), 417-420, 2022-03-31

    ...胆囊捻転症は遊離胆囊に発症するため腹腔鏡下胆囊摘出術のよい適応との報告が多く,補助鉗子の使用や開腹移行を前提としたうえで単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術は有用な術式と考えられた。今回われわれは術前診断し得た不完全型胆囊捻転症に対し単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術を施行した1 例を経験したので報告する。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 犬慢性肝炎の脂肪組織分布の評価および腹腔鏡下脂肪組織採取の検討

    佐藤 慶太, 阪本 裕美, 中山 智宏, 坂井 学 動物臨床医学 31 (1), 15-20, 2022-03-25

    ...さらに,慢性肝炎・進行群の犬1頭で腹腔鏡下脂肪採取を試みた結果,生検鉗子で容易に採取が可能であった。以上の結果から,進行した慢性肝炎の犬において,腹腔鏡下肝生検の際に腹腔内脂肪組織を同時に採材することで,脂肪組織由来間葉系幹細胞に必要な十分な細胞源を安全かつ容易に採取することが可能と考えられた。</p>...

    DOI

  • ロボット支援下胃切除術後早期に背側膵動脈分枝に生じた仮性動脈瘤の1例

    藤田 正博, 柴崎 晋, 中村 謙一, 田中 毅, 加藤 良一, 浦野 誠, 稲葉 一樹, 宇山 一朗, 須田 康一 日本消化器外科学会雑誌 55 (2), 91-98, 2022-02-01

    ...したところ,脾動脈起始部の頭側に約1 cmの仮性動脈瘤が疑われた.緊急血管造影を行い,背側膵動脈の分枝に仮性動脈瘤が認められたため,コイル塞栓術を施行した.後方視的に手術ビデオを検討すると,脾動脈近位部で膵背側から腹側に向かって走行する細い小動脈を不十分な凝固で切離しており,これが仮性動脈瘤形成の一因と考えられた.その後の経過は良好で術後16日目に退院した.ロボット支援手術でメリーランドバイポーラ鉗子...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献20件

  • 1年間経過した魚骨を全身麻酔下で摘出した気管支異物の1例

    矢谷 敦彦, 黒田 栞, 山本 正嗣, 立原 素子, 山田 潤, 羽間 大祐, 桂田 直子, 松村 考, 清水 奈保子, 西村 善博 気管支学 44 (1), 50-53, 2022-01-25

    ...当院紹介受診となった.気管支壁は左主気管支遠位側より浮腫状で,左上下幹分岐部に魚骨と思われる異物があり,周囲の肉芽形成により,左上幹入口部は狭窄していた.気管支壁の浮腫の軽減を目的としてプレドニゾロン40 mg/日を開始し,3日後に全身麻酔下に軟性気管支鏡による異物除去を試みた.気管支壁の浮腫は改善しており,一時的に用手的により高い気道内圧と異物除去時にすることで内腔の拡張と視野の保持が得られ,鰐口鉗子...

    DOI 医中誌

  • 中葉完全無気肺を呈した気道異物(魚骨)の1例

    今林 宏樹, 星野 英久, 太枝 帆高, 黄 英哲, 関根 康雄 気管支学 44 (1), 73-78, 2022-01-25

    ...</b>CT上,異物の気道壁への陥入は軽度と考えられたため,生検鉗子で把持後,そのまま異物を摘出した.肉芽による中葉支入口部の完全閉塞を認めたが,異物除去に伴う肉芽の消退を期待し処置は行わず,トラニラストの内服を開始し中葉完全無気肺は軽快した.</p>...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 3D内視鏡システムによる立体感認識の正確性に関する検討

    原田 学, 山川 良一, 河内 邦裕, 入月 聡, 岩田 真弥 日本消化器内視鏡学会雑誌 64 (3), 277-283, 2022

    ...</p><p>【方法】12名の術者が30mm,50mm,100mmの距離からテーブルに立てた70mmの鍋ネジを把持鉗子で掴めるか最大5回まで繰り返した.①初回の成功率②5回以内の成功率を,2D内視鏡を施行した2D群と3D内視鏡を使用した3D群で比較検討した....

    DOI 医中誌

  • ロボット支援下甲状腺手術

    石川 紀彦 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 39 (1), 29-34, 2022

    ...甲状腺手術への手術支援ロボットの導入は,多自由度鉗子,高解像度3次元画像の提供などにより更に高度な内視鏡手術を実現するものとなった。...

    DOI

  • Hand-assisted laparoscopic surgeryを行った副腎褐色細胞腫の2例

    吉田 有策, 山梨 裕希, 柳田 充郎, 尾身 葉子, 堀内 喜代美, 岡本 高宏 日本臨床外科学会雑誌 83 (3), 566-574, 2022

    ...<p>症例1は35歳,女性.両側副腎褐色細胞腫に対して腹腔鏡下両側副腎摘出術を施行した.右副腎腫瘍は13.5cmと大きく,三角靱帯の処理が鉗子操作のみでは困難であり,可及的に腫瘍を露出した段階でHALSへ移行し腫瘍を摘出した.左副腎腫瘍は通常の腹腔鏡下手術で摘出した.症例2は82歳,女性.左副腎褐色細胞腫に対して腹腔鏡下左副腎摘出術を行った.鉗子操作で10cm大の腫瘍の背面と頭側の剥離を可及的に行い...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • コストを意識したロボット支援下前立腺全摘除術 (RALP) のための新型鉗子類の導入

    川端 岳, 田口 功, 奥野 優人, 田 寛之, 山下 遙介, 松山 直幹, 三浦 隆大 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (2), 330-335, 2022

    ...</p><p>【結果】手術の各ステップを通じて従来の鉗子構成での場合と同様の手技を行うことが可能であり, 1症例あたりの鉗子コストは¥49,666削減できた. 【結論】バイポーラ機能と強力な把持機能を兼ね備えたフォースバイポーラと従来品より細かい剥離切開操作が可能なシンクロシールを導入することにより, 鉗子の入れ替え回数およびコストを削減できた.</p>...

    DOI 医中誌

  • 弦振動を利用した径5mm柔軟関節鉗子の力センシング

    近藤 健太郎, 梅澤 陽希, 原口 大輔, 周 東博, 小俣 透 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2022 (0), 1P1-L03-, 2022

    <p>In minimally invasive surgery, force sensing for surgical robots is highly desired. To solve this problem, we have proposed a force sensing method using string vibration for wire-driven forceps. …

    DOI Web Site

  • 当科における多発性筋炎及び皮膚筋炎診断のためのコンコトーム筋生検施行症例とその有用性の検討

    杉崎 康太, 坂内 通宏, 堀 眞佐男 臨床リウマチ 34 (3), 249-257, 2022

    ...<p> コンコトーム筋生検は,鉗子を用いて行う筋生検である.開放筋生検に較べ,手技が容易で低侵襲かつ安全性が高いなどの利点があるが,得られる検体は小さいため,診断精度についての懸念があることが欠点である.当科では,2019年5月以降,多発性筋炎,皮膚筋炎,また疾患の部分症としての筋炎が疑われた計7症例に対して,リウマチ内科医である筆者自らがコンコトーム筋生検を施行した.全例検査前に両大腿MRIを撮影...

    DOI 医中誌

  • 単孔式腹腔鏡手術で損傷回避した腹部大動脈瘤併存下行結腸癌の1例

    武内 寛, 田代 浄, 杉谷 純, 伊藤 良太, 森 和彦, 川崎 誠治 日本臨床外科学会雑誌 83 (9), 1626-1633, 2022

    ...によるAAA破裂やステントグラフトのずれ,AAAによる鉗子操作制限を考慮し,単孔式腹腔鏡手術を施行した.腹高の頂点となる臍部からアクセスすることでAAAを鉗子で圧排すること無く安全に手術を行うことが出来た.今後,AAAと大腸癌を有する腹腔鏡手術が増加すると予想されるが,単孔式腹腔鏡手術を選択することで上記リスクを回避することが可能であった.本術式の有用性に関して文献考察を交え報告する....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • 咽頭喉頭手術器具にて摘除し得た小児異物誤飲の2例

    飯島 宏章, 森 昌玄, 寺邑 尭信, 渡辺 稔彦, 大上 研二 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 43 (3), 330-335, 2022

    ...症例1では,高電圧のリチウム電池が食道内に停留して食道壁と接触し,放電により水酸化物を産生し粘膜と癒着し,また症例2では毛髪の量が多くバルーンカテーテルや上部消化管内視鏡の鉗子での摘出は困難であったと考えられた。咽頭喉頭手術の喉頭鏡や鉗子は,小児における頸部食道異物摘出にも有用であることが示された。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 大腸ESDにおけるバイポーラデバイスの安全な使用法

    高丸 博之, 斎藤 豊 日本消化器内視鏡学会雑誌 64 (3), 285-295, 2022

    ...安全性,特に穿孔に十分注意する必要がある.バイポーラナイフデバイスであるJet B-knife<sup>Ⓡ</sup>はジェット局注機能をもち,ナイフ根部で切開し,ナイフ先端部には電流を生じないように設計されている先端系ナイフである.このため穿孔のリスクが低く安全に切開剝離を施行可能としているが,その特性上,他の先端系ナイフとは多少異なる技術的側面および設定の特徴がある.本稿ではバイポーラデバイス止血鉗子...

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  • 手術ロボット鉗子把持力センシングのための高分解能光学変位センサ

    佐藤 和崇, 董 佳遠, 森實 修一, 武中 篤, 植木 賢, 李 相錫, 松永 忠雄 生体医工学 Annual60 (Abstract), 144_1-144_1, 2022

    ...<p>本研究は,低侵襲手術ロボット用鉗子の把持力の高精度計測を実現することが目的である.現在広く普及している低侵襲手術ロボット操作では術者の直接的な感覚が制限され,高い操縦技術や習熟が必要である.そのため,ロボット鉗子の把持力センサが必要とされているが,小型・細径化や耐電磁ノイズ性など実用面を考慮すると,把持力センサの実用化には課題が多い.そこで,ロボット鉗子の把持部は従来の形状を保ち,光学的に把持力...

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  • クローン病患者における粘膜関連細菌叢の解析

    半田 修, 大澤 元保, 松本 正憲, 松本 啓志, 井上 亮, 内藤 裕二, 梅垣 英次, 塩谷 昭子 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 6 (0), 52-52, 2022

    ...</p><p>【対象・方法】</p><p>2016年2月から2021年11月で当院を受診しブラシ鉗子で採取したMAM解析に同意されたCD患者と健常者についてMAMを比較検討した。内視鏡下にブラシで採取した回腸粘液はDNAを抽出後、16srRNA遺伝子のV3-4領域を増幅してIlumina社製Miseqによりシーケンス解析を実施した。...

    DOI 医中誌

  • 腹腔鏡下肝外側区域または左葉グラフト採取を視野に入れた安全な左肝静脈または左・中肝静脈共通管確保手技

    中野 容, 阿部 雄太, 長谷川 康, 尾原 秀明, 北郷 実, 八木 洋, 松原 健太郎, 山田 洋平, 堀 周太郎, 田中 真之, 篠田 昌宏, 黒田 達夫, 北川 雄光 移植 57 (Supplement), s382_2-s382_2, 2022

    ...3時方向で露出したIVCも外膜の層に沿い、IVCの12時方向に剥離を進め、先程剥離したRHVとMHVの溝に向かって鉗子を通し、テーピングする。LHV単独確保:肝外側区域を右側に圧排した視野で、IVCではなくアランチウス管付着にアプローチする。そこからLaennec被膜に沿って確保する。腹側頭側でも同様にMHVとLHVの溝から同様の層を意識して剥離し、テーピングする。...

    DOI 医中誌

  • <一般演題抄録> 異食を繰り返した被勾留者の1例

    町田 光司 弘前医学 72 (1-4), 97-, 2022

    ...内視鏡下での把持鉗子による回収は困難で、バスケット鉗子で数個回収後に網の部分が破損したため、この金具だけを用いてパッキン片を締めて一度に数個ずつ回収したところ合計56個に達した。しかし、その後7月15日畳の縁をちぎって飲み込んだが、把持鉗子で回収可能であった。その後も8月29日、壁に頭を強打する自傷行為が見られたが、CTにて脳内出血は無かった。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 医工連携で課題解決―RAPNにおける超音波プローブアタッチメント開発―

    小林 聡, 中楯 龍, 宮田 信一, 牟田口 淳, 李 賢, 門司 恵介, 柏木 英志, 武内 在雄, 塩田 真己, 猪口 淳一, 江藤 正俊 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (1), 109-118, 2022

    ...術中超音波検査に用いられるL43Kプローブは, この術式に使用される超音波プローブの1つであり, 術中はフェネストレイテッド鉗子でプローブのフィンを把持して使用する. RAPNは狭い後腹膜腔で鉗子を使ってプローブを操作しなければならず, プローブ先端からフィンを把持することが頻回にあった....

    DOI 医中誌

  • 経気管切開孔アプローチにて気道異物を摘出した乳児例

    小原 隆史, 永芳 真理子, 余湖 直紀, 水足 佐知子, 武藤 雄一郎, 浅井 栄敏, 平井 克樹 人工呼吸 39 (1), 63-67, 2022

    ...ファイバースコープにて黄白色の異物を確認したが、頻回の酸素化低下をきたすため、硬性気管支鏡での経口的アプローチでは気道確保が困難と判断し、気管切開を先行し、気管孔から鉗子付き鼻咽頭ビデオスコープを用いてみかんの種を摘出した。経気管孔的アプロ―チは、気管支の観察・摘出処置において操作性が良く、異物除去の有意義な一選択肢となり得る。</p>...

    DOI 医中誌

  • 新型トラクションデバイス(Multi-loop traction device)を用いたESD

    二口 俊樹, 樺 俊介, 炭山 和毅 日本消化器内視鏡学会雑誌 64 (7), 1352-1360, 2022

    ...チャンネルを介したデリバリーが可能であり,狭い管腔内でも手軽にトラクション法を適用できる.また,極細径樹脂で成形されているため,鉗子で把持して引っ張ることで切断でき,取り外しも容易である.われわれは,MLTDを用いた手技の標準化を進めており,術者や臓器・部位によらず安全かつ効率的なESDを行うことができるよう,販売企業と連携した周知活動を進めている.本稿では,トラクション法の基本的知識からMLTDの...

    DOI

  • 胃粘膜下腫瘍に対する粘膜切開生検

    後藤 修, 小泉 英里子, 岩切 勝彦 日本消化器内視鏡学会雑誌 64 (8), 1482-1489, 2022

    ...<p>粘膜下腫瘍(submucosal tumor:SMT)表面の粘膜を切開し,生検鉗子を用いて露出した病変から目視下に直接組織を採取する粘膜切開生検(mucosal incision-assisted biopsy:MIAB)は,病理診断のgold standardであるEUS-FNAに比し遜色ない診断能を有し,EUS-FNAで採取困難な小型のSMTに対しても高い組織採取率を示す有用な手段である....

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  • 下顎正中離断・経口蓋アプローチ法と 経鼻内視鏡を併用した上咽頭悪性腫瘍の切除

    佐藤 悠歩, 東 賢二郎, 石井 亮, 中山 勇樹, 中目 亜矢子, 大越 明, 香取 幸夫 頭頸部外科 32 (2), 185-190, 2022

    ...内視鏡や鉗子類,電気メスそれぞれを術野に応じて経鼻・経口腔の2経路のよりよい方から挿入することで,良好な視野と操作性が得られ容易かつ安全な切除が可能となった。本邦では上咽頭悪性腫瘍の外科的切除の報告は少なく,本術式は上咽頭への有用なアプローチのひとつと考えられた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • シミュレーションを駆使したRAPN

    磯谷 周治 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (2), 184-188, 2022

    ...なかでもロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術 (robot assisted partial nephrectomy : 以下RAPN) は高解像度の3D立体視野, 多関節を有する自由度の高い鉗子操作によって, 温阻血時間が短縮され, 腎機能温存や合併症の減少などに関連した良好な治療成績が報告されている....

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  • 袋物柔軟重量物に適した自重式鉗子型グリッパの開発

    白澤 健, 後根 充志, 高瀬 竜一, 堂前 幸康 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2022 (0), 2A1-J04-, 2022

    <p>In this study, we proposed a self-weight forceps type gripper which is applicable to bag-shaped flexible heavy objects such as garbage bags. We have achieved high gripping performance for …

    DOI Web Site

  • バルーン内視鏡で使用するオーバーチューブが深部腸管の異物除去に有用であった2症例

    船越 禎広, 久能 宣昭, 阿部 光市, 柴田 衛, 能丸 遼平, 山嶋 友実, 今給黎 宗, 石橋 英樹, 芦塚 伸也, 平井 郁仁 日本小腸学会学術集会プログラム・抄録集 6 (0), 81-81, 2022

    ...鉗子での把持が困難であったため、10mmのスネアを用いて義歯を把持し、オーバーチューブ内に引き込み、チューブごとスコープを抜去した。スコープを再挿入し、明らかな穿孔や筋層に至る粘膜障害がないことを確認したうえで検査を終了した。2症例とも深部腸管の異物除去を施行するにあたりオーバーチューブの有用性が示唆された。</p>...

    DOI 医中誌

  • 腹腔鏡下縫合閉鎖を行った鴨の骨による大腸穿孔の1例

    塚原 啓司, 大野 玲, 大友 真由子, 吉田 剛, 川村 雄大, 神谷 綾子, 原田 紡, 宮澤 傑, 小畑 満 日本外科系連合学会誌 47 (5), 666-669, 2022

    ...圧痛と腹膜刺激症状を認めた.体温37.9℃,白血球12,400/mm<sup>3</sup>,CRP 6.8mg/dlと炎症反応の上昇を認めた.腹部CTにてS状結腸に貫通するような線状の異物が確認できた.上腹部には遊離ガス像と骨盤内には少量の腹水も認めた.異物穿孔による腹膜炎と診断して手術を施行した.腹腔鏡で観察すると,S状結腸に穿孔部が確認でき,穿孔部から約4cm長の線状異物の先端が突き出ていた.鉗子...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 遅発性横隔膜ヘルニアに対する内視鏡外科手術のpitfallと対応策

    岩中 剛, 白井 剛, 伊崎 智子, 廣瀬 龍一郎, 岩﨑 昭憲 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (7), 1078-1083, 2021-12-20

    ...<p>遅発性横隔膜ヘルニア(以下,本症)に対する内視鏡外科手術について,当院で経験した症例を提示し,手術におけるpitfallと対応策について考察した.腹腔鏡手術では,縫合操作時,特に縫合糸の挿入や体外結紮時の視野確保の不安定性が問題となり,開腹移行した症例や,脾臓や膵体部の脱転・圧排操作が影響したと思われる高アミラーゼ血症を来した症例があった.腹腔鏡手術においては,鉗子で圧排していた臓器が軽度の気腹圧変動...

    DOI Web Site 医中誌

  • 経口的咽喉頭手術 (TOVS・ELPS) のために開発した新規マリアブル器具の有用性

    渡部 佳弘, 岡本 康秀, 長谷部 夏希, 遠藤 理奈子, 竹林 亜貴子, 猪狩 雄一, 小澤 宏之, 今西 順久 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 124 (12), 1619-1625, 2021-12-20

    ...<p> 今回, 経口的咽喉頭手術に最適化された, かつリユーザブルな器具として ① 柔軟性高周波ナイフ (250mm), ② 回転式マリアブル鉗子 (250mm), ③ 送水機能付きサクションコアギュレーター (200mm) を, フジタ医科器械と共同開発した. これらを高周波出力装置 VIO3 (ERBE) と組み合わせて用いることで経口的咽頭悪性腫瘍手術を安全かつ確実に施行し得た....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 消化管出血の止血困難例に対するOver The Scope Clip(OTSC)の使用経験

    市田 親正, 佐々木 亜希子, 隅田 ちひろ, 西野 敬祥, 窪田 純, 塩谷 健斗, 木村 かれん, 田崎 潤一, 眞一 まこも, 増田 作栄, 小泉 一也, 賀古 眞 Progress of Digestive Endoscopy 99 (1), 47-51, 2021-12-03

    ...<p>消化管出血に対するOver The Scope Clip(OTSC)の利点,注意点を提示する.対象は急性出血性直腸潰瘍(AHRU)2例,十二指腸潰瘍出血(DU)2例.いずれも従来法による止血困難例でありOTSCを選択した.治療後,AHRU症例は再出血を認めず,DU症例は鉗子焼灼やIVRを追加した.OTSCの利点は全層縫合により穿孔を危惧せず追加焼灼できる点,吸引を利用するため,露出血管への処置困難例...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 高流量式鼻カニュラ使用下で煮豆の平滑面を吸着して摘出した気道異物の1例

    尾下 豪人, 髙橋 達紀, 妹尾 美里, 船石 邦彦, 三玉 康幸, 奥崎 健 気管支学 43 (6), 658-661, 2021-11-25

    ...</b>左肺結核後遺症を有する91歳の女性.食後の呼吸困難のために救急搬送された.CT検査で中間幹に異物の存在が疑われた.軟性気管支鏡を挿入したところ,中間幹に煮豆を認めた.煮豆は軟らかく,把持鉗子では掴めなかった.そこで,平滑な煮豆表面に内視鏡先端を押し当てたうえで吸引圧をかけて吸着し,内視鏡ごと摘出した.検査中は高流量式鼻カニュラを併用することで低酸素血症を認めなかった.<b>結論....

    DOI 医中誌

  • クライオ生検による生検痕についての病理組織学的検討

    小菅 淳, 岡本 紀雄, 田中 彩子, 福山 馨, 杉浦 裕典, 北原 直人, 上田 佳世, 河原 邦光, 門田 嘉久 気管支学 43 (6), 653-657, 2021-11-25

    ...</b>近年,経気管支生検(transbronchial biopsy:TBB)においてクライオ生検の有用性が報告されている.クライオ生検では,鉗子生検と比較して大型の検体を採取できるが,生検痕を残す可能性が懸念される.クライオ生検の生検痕についての報告は少ない.<b>症例....

    DOI 医中誌

  • 永久歯複数先天欠損症例における根未完成歯の自家移植症例

    山井 裕生, 吉村 篤利 日本歯科保存学雑誌 64 (5), 355-363, 2021-10-31

    ...</p><p> 成績:65を抜歯し,移植床を上顎洞へ穿孔しないように慎重に形成した.歯根未完成の34を歯根および歯根膜を傷つけないように,抜歯鉗子のみで抜歯した.抜歯した34を65抜歯窩に移植し,ナイロン糸にて固定した.移植直後には移植歯の歯根は短く,歯髄腔は根尖方向に向けて大きく開いていたが,3年後には,歯根はほぼ本来の長さまで伸長し,根尖も完成した.移植歯は歯髄電気診に反応し,咬合痛や打診痛などの...

    DOI 医中誌

  • 急激な腹痛を主訴に発症した巨大脾囊胞を伴う遊走脾捻転の1例

    宮田 量平, 百瀬 ゆずこ, 徳田 敏樹, 高木 知聡, 冨田 眞人, 佐藤 道夫, 安藤 暢敏 日本腹部救急医学会雑誌 41 (6), 461-464, 2021-09-30

    ...鉗子で捻転解除を試みたが巨脾のため困難であったので,右季肋下切開からhand assisted laparoscopic surgery(HALS)により捻転解除,脾摘を行った。遊走脾は脾腫などの重力負荷が加わると捻転しやすくなるが,遊走脾に併存した脾囊胞が原因で脾捻転することはまれであり文献的考察を加えて報告する。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 心肺停止による意識障害中に誤嚥した気道異物の1例

    藤原 綾子, 高見 康二, 安藤 性實, 木村 剛, 宮本 智, 小河原 光正, 井上 敦夫, 栗山 啓子 気管支学 43 (5), 464-467, 2021-09-25

    ...</b>50歳代,男性.急性心筋梗塞による心肺停止状態で当院に搬送.蘇生および経皮的冠動脈形成術後,誤嚥性肺炎遷延のために撮影された胸部CTで気道異物を疑われ呼吸器外科紹介.軟性気管支鏡で右主気管支に部分床義歯を確認し,スネア鉗子で除去し得た.<b>結論....

    DOI 医中誌

  • 気管支放線菌症が成因と考えられる気管支結石により閉塞性肺炎を呈した1例

    近石 泰弘, 井上 政昭, 草薙 佳澄, 安田 大成, 吉田 順一 気管支学 43 (5), 525-529, 2021-09-25

    ...76歳男性.くも膜下出血後に気管切開,胃瘻造設され,さらに両下肢閉塞性動脈硬化症による両下肢切断でperformance status 4であった.膿胸の疑いにて当院に紹介となった.胸水培養検査は陰性,CTで右下葉支入口部に異物と思われる石灰化所見を認めた.異物による閉塞性肺炎を原因とした胸水貯留と診断し,気管支鏡による異物除去の方針となった.右下葉支入口部に内腔を閉塞する黄白色の石灰化病変を認め,鉗子...

    DOI 医中誌

  • 高分子ポリマーであるセベラマー塩酸塩の誤嚥により呼吸困難を来した1例

    上田 将秀, 岡田 あすか, 綿部 裕馬, 小山 勝正, 乾 佑輔, 古山 達大, 茨木 敬博, 美藤 文貴, 竹中 英昭, 長 澄人 気管支学 43 (5), 510-514, 2021-09-25

    ...朝食前にセベラマー塩酸塩(フォスブロック<sup>Ⓡ</sup>)を服用した際にむせ込み,咽頭部の違和感と軽度の呼吸困難が持続した.同日午後の血液透析中に呼吸器症状が悪化し,胸部CTで左底幹支の狭窄と左肺下葉S<sup>8</sup>の無気肺を認め気管支鏡を行った.左下葉支から底幹支の粘膜は浮腫状で,底幹支にはゲル状の白色異物を全周性に認め,セベラマー塩酸塩の誤嚥による気管支異物と考えられた.生検鉗子...

    DOI 医中誌

  • カプセル型医療機器に搭載する磁気駆動送りねじ型アクチュエータの高推力化

    青柳 陽太, 本田 崇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2021 (0), 293-293, 2021-09-17

    ...これまでに生検鉗子の駆動に成功しているが、駆動に必要な永久磁石のサイズが大きくなるという問題があった。そこで本報告では、アクチュエータに潤滑剤を塗布することで高推力化を図り、内蔵する永久磁石の小型化に成功したので報告する。また、改善したアクチュエータを使った生検動作についても報告する。</p>...

    DOI

  • ロボット支援下内視鏡手術に特有と思われる術後出血の一例

    川角 佑太, 後藤 まどか, 市川 靖久, 福本 紘一, 内山 美佳, 森 正一 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (6), 699-704, 2021-09-15

    ...と椎体とが接触したことと考えられた.まずCO<sub>2</sub>送気のため縦隔が通常より奥深くなっていた.近接視野で#7リンパ節郭清を実施したため,視野外でロボット鉗子が椎体を圧迫していたが触覚がないためこれを認識できなかった.その結果肋間動脈を損傷していた.更にCO<sub>2</sub>送気に伴う加圧により術中に出血が抑制されていたため遅発性出血となった.RATS実施においては従来の手術とは...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 貫通固定ピンキャスト(TPC)で治療したホルスタイン育成牛の橈尺骨骨折の1例

    森山 友恵, 後藤 聡, 都築 直, 川島 秀平, 近藤 拓, 山岸 則夫 Japanese Journal of Large Animal Clinics 12 (2), 78-84, 2021-08-31

    ...238 日齡,体重247kg)における左橈尺骨骨幹の非開放性斜骨折と診断した症例について,貫通固定ピンとフルリムキャストを用いた貫通固定ピンキャスト(TPC)法による治療を行った.術中は塩酸キシラジンの静脈内投与(0.2mg/kg)で仰臥位保定後,塩酸メデトミジンの定量持続点滴(20μg/kg/hr)にて鎮静を維持し,2% リドカイン10mℓによる腕神経叢ブロックで疼痛管理した.患肢の牽引と骨把持鉗子...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献25件

  • 偶発的に発見されたmesodiverticular bandの1例

    辻 恵未, 服部 健吾, 岩渕 瀬怜奈, 久松 千恵子, 西島 栄治 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (5), 860-865, 2021-08-20

    ...<p>症例は2歳,女児.右外鼠径ヘルニアに対して単孔式で腹腔鏡下経皮的腹膜外ヘルニア閉鎖術(LPEC)を企図した.腹腔鏡下に観察すると,腹壁臍部から腹腔内右下方へ伸びる索状物を認めた.左側腹部にポートを追加し鉗子にて検索すると,索状物は回腸腸間膜に付着していた.索状物はmesodiverticular bandであると考え,腸閉塞予防目的に切除する方針とした.索状物を腸間膜付着部と腹壁付着部でそれぞれ...

    DOI Web Site 医中誌

  • 高度肥満症例における気管切開術の経験

    田所 宏章, 福田 裕次郎, 三宅 宏徳, 原 浩貴 日本気管食道科学会会報 72 (4), 217-222, 2021-08-10

    ...作成予定の気切孔周囲(レベルI・VI領域)のdefatを行った後に輪状軟骨前面をリウエル鉗子で鉗除,気管前壁を輪状軟骨の高さで開窓した。脂肪切除を併用した気管切開を施行したことにより術後の気道管理を容易に行うことができた。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 全内視鏡による経椎間孔到達法での隅角解離症例に対する骨病変の処理

    土田 隼太郎, 北浜 義博 Journal of Spine Research 12 (7), 958-965, 2021-07-20

    ...手術療法は広範囲の椎弓切除を必要とすることや,それに伴い固定術を施行することなどが報告されており,特に骨病変の除去が必要な場合は困難を伴うことが多い.全内視鏡下ヘルニア摘出術は7 mm径のカニューラを経椎間孔的に挿入し,硬膜腹側に直接的に到達してヘルニア摘出が可能な術式であり,本病態において神経をほとんど牽引せずに骨病変も含めたヘルニアの安全な摘出が可能である.通常の椎間板ヘルニアと異なり,骨病変は鉗子...

    DOI 医中誌

  • 気管支内多形腺腫に対して内視鏡治療を行い,呼吸不全の改善が得られた1例

    児嶌 駿, 藤井 雅人, 森田 芽生子, 甲斐 翔太郎, 渡辺 綾乃, 阿部 岳文, 佐竹 康臣, 佐野 武尚, 土屋 恭子, 山田 孝 気管支学 43 (3), 278-282, 2021-05-25

    ...,胸部CTでは,左上葉気管支内を主座とし下葉気管支起始部まで進展した腫瘤を認めた.気管支鏡では,左上葉気管支内より下葉気管支入口部にかけて表面平滑な腫瘤を認め,生検で多形腺腫と診断した.その後,左下葉の含気も低下し,呼吸不全となった.外科的治療は希望されず,内視鏡治療を行うこととなった.気管支鏡下にアルゴンプラズマ凝固(argon plasma coagulation:APC)とホットバイオプシー鉗子...

    DOI 医中誌

  • 気管支鏡の破損を分析する

    澤田 徹, 吉田 光輝, 梶浦 耕一郎, 河北 直也, 坪井 光弘, 鳥羽 博明, 川上 行奎, 滝沢 宏光, 近藤 和也, 丹黒 章 気管支学 43 (2), 91-96, 2021-03-25

    ...</b>246例中3例(4本)の破損を認め,破損率は1.2%であった.気管内レーザー焼灼術による破損の1例(2本)は,吸引鉗子口の先端の熱損傷による破損であった.生検による破損の1例は湾曲部の鉗子操作によるものであり,超音波気管支鏡の破損の1例は,穿刺針による湾曲部の損傷によるものであった.<b>結論....

    DOI 医中誌

  • 片側進入双穴内視鏡による新たな神経除圧術

    伊藤 不二夫, 伊藤 全哉, 中村 周, 柴山 元英, 倉石 慶太, 河合 将紀, 山田 実, 星 尚人, 吉松 弘喜, 三浦 恭志 Journal of Spine Research 12 (1.2), 22-31, 2021-01-20

    ...</p><p><b>対象と方法:</b>脊柱管狭窄症56例,椎間孔狭窄症3例,ヘルニア5例の計64例を手術した.傍棘突起部で椎間板レベルの1 cm頭側に4 mm径の内視鏡ポータルを作成する.それより2 cm尾側の8 mm径作業用ポータルから,ラジオ波,4 mmダイアモンドバー,直・弯曲ケリソン,剥離子,鉗子等を使用する....

    DOI 医中誌

  • 膵石症に対する内視鏡治療の適応とコツ(動画付き)

    伊藤 謙, 岡野 直樹, 五十嵐 良典 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (1), 68-83, 2021

    ...<p>膵石症に対する内視鏡治療は,主膵管または副膵管内に膵石が存在し,消化器症状を訴える症例が良い適応である.また症状がなくとも若年者や膵石除去により膵機能の温存が期待される症例は適応となる.前処置として内視鏡的膵管口切開を施行する.膵石が5mm未満の症例では,第一選択としてバスケット鉗子やバルーンカテーテルを用いて結石除去を行う.膵石が5mm以上の場合は,ESWLにより膵石を破砕した後に内視鏡的に...

    DOI 医中誌

  • 胆道結石除去用バルーンカテーテルを利用して摘出可能であった小児の食道異物(硬貨)の1例

    浜野 由花子, 大河原 悠, 岡 靖紘, 馬淵 敬祐, 水谷 悟, 山口 雄司, 平井 信二, 谷中 昭典, 鴨志田 敏郎 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (3), 287-292, 2021

    ...<p>症例は2歳3カ月,男児.硬貨を誤飲したため来院した.100円硬貨が食道入口部に存在し,把持鉗子による摘出が不能であった.胆道結石除去用バルーンカテーテルを硬貨の肛門側まで進め,バルーンを拡張した後にスコープごと引き抜き,硬貨の摘出に成功した.透視下に尿道バルーンカテーテルを用いて食道異物を摘出した報告はあるが,内視鏡下に胆道結石除去用バルーンカテーテルを食道異物の摘出に用いた報告はなかった.小児...

    DOI 医中誌

  • 消化管および尿管を取り扱う際のpit fall

    槙山 和秀 Japanese Journal of Endourology 34 (2), 178-181, 2021

    ...ロボット手術では鉗子の力が強いので, 愛護的にこれらを扱うためには工夫が必要である. ロボット鉗子は把持力の弱いものを選択するべきであるし, 可能であれば消化管を把持しないでICUDを行うことが望ましい. さらに, 長く可動性のある回腸を操作しやすい場所に上手に固定し, シンプルにわかりやすく手術するのがポイントである....

    DOI

  • 序文

    岩村 正嗣, 安井 孝周 Japanese Journal of Endourology 34 (2), 237-237, 2021

    ...</p><p> 2002年, ロボット支援腎盂形成術がGettmanら<sup>2)</sup>により報告され, 明瞭な三次元拡大視野の下で多自由度鉗子を用いて実施する手術が体腔内縫合の難度を劇的に低減することが示された....

    DOI

  • 甲状腺内視鏡手術における頸部郭清

    中条 哲浩, 南 幸次, 平島 忠寛, 新田 吉陽, 大塚 隆生 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 38 (4), 259-264, 2021

    ...また,1方向からの操作だけでなく異なる方向からの鉗子操作を併用することで郭清領域が格段に広がり,正確な外側区域郭清も可能となる。</p>...

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  • 消化管粘膜下腫瘍に対するEUS診断

    吉田 成人, 田中 信治 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (3), 264-278, 2021

    ...ではしばしば遭遇する疾患であるが,その定義は粘膜より深部に存在する壁内病変により粘膜が挙上された隆起の総称とされている.通常内視鏡検査では病変そのものの観察を行うことができず,かつ多彩な組織を呈するため診断は困難な場合が多く,超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography:EUS)が診断に有用である.EUSには大きく分けて,超音波内視鏡専用機を用いて行う方法と,通常内視鏡の鉗子口...

    DOI 医中誌

  • LSCの標準化を目指した若手医師への教育

    福島 正人, 関 雅也, 糸賀 明子, 堤内 真実, 横山 修 Japanese Journal of Endourology 34 (1), 79-84, 2021

    ...特に助手が左手でカメラ操作を, 右手で鉗子操作を行う場合は, 助手の技量により手術の効率が左右される. そのためLSCを完遂できる医師が2人いると手術を円滑に行う事ができる. 当院ではLSC手術は術者1人, カメラと鉗子操作を行う助手1人, 膣壁の操作をヘラで行う助手1人の計3人で行っている. 若手指導の初期にはヘラ持ちをしてもらいながら手技を学び, 執刀の際は手術行程を分けて指導している....

    DOI 医中誌

  • メタリック尿管ステントが抜去不可能であった1例

    富岡 奨幸, 萩原 徳康, 近藤 啓美, 濱本 幸浩 Japanese Journal of Endourology 34 (1), 169-172, 2021

    ...留置3カ月後, ステント不全のためメタリック尿管ステント抜去後に腎瘻造設を予定したが, 異物鉗子で金属尿管ステント末端を把持牽引時にコイル形状がほどけ伸展し, 抜去不可能であった. その後腎不全が進行し入院. 血液透析を導入した後に開腹右腎摘除術を施行し, 術中に2本の尿管ステントを摘出腎ごと摘除した. 摘出標本では腎盂側末端が腎盂粘膜内に埋没固着している状態であった....

    DOI 医中誌

  • 子宮底部筋層内妊娠の1例

    荻野 敦子, 大竹 紀子, 小池 彩美, 川田 悦子, 青木 卓哉, 原 重雄, 吉岡 信也 産婦人科の進歩 73 (3), 345-350, 2021

    ...,妊娠5週6日で子宮内に胎嚢を認めなかった.随伴症状はなかったが血中hCGが3878 mIU/mlと上昇し,MRIで子宮底部筋層内に胎嚢を認めた.メソトレキサート(MTX)全身投与を行い,hCGは投与9日後から順調に低下し,投与120日後には陰性化した.しかし,嚢胞の残存により子宮底部筋層が菲薄化していた.嚢胞切除術と筋層修復術を考慮したが,子宮鏡で観察すると嚢胞性病変の遺残のみであったため,胎盤鉗子...

    DOI Web Site 医中誌

  • EUS-FNAで診断し得た骨盤腔原発の骨外性Ewing肉腫の1例

    村田 淳, 小林 一三, 千原 剛, 加藤 幹那, 瀧川 貴生, 藤永 哲治, 上ノ山 直人, 名和 誉敏, 赤松 晴樹, 辻井 正彦 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (9), 1616-1622, 2021

    ...<p>42歳男性.肛門痛を主訴に近医を受診し,直腸診と経肛門エコーで腫瘍性病変を指摘され当院紹介となった.CT,MRIでは下部直腸を圧排する65×55mmの骨盤腔由来の腫瘍を認めた.大腸内視鏡検査では腫瘍の一部が直腸粘膜面に露出していたが,鉗子生検で出血を合併したため1個しか検体採取できなかった.また検体は少量で壊死成分が多く,組織診での鑑別は困難だった.後日EUS-FNAを施行すると壊死成分の少ない...

    DOI 医中誌

  • 序文

    雑賀 隆史, 佐々木 ひと美 Japanese Journal of Endourology 34 (2), 216-216, 2021

    ...しかし狭い骨盤腔内での鉗子を用いた複数回の縫合など高い技術が要求される術式であることは否めない. 2020年4月, 骨盤臓器脱に対するロボット支援下仙骨膣固定術 (Robot assisted sacrocolpopexy以下RASC) が保険収載された....

    DOI

  • 術後評価と予後

    西 盛宏, 山崎 雄一郎, 石井 大輔, 岩村 正嗣 Japanese Journal of Endourology 34 (2), 252-255, 2021

    ...</p><p> 腹腔鏡下手術と同様にカメラで術野を確認しながら左右鉗子で手術操作を行うが, 3次元視野下での手振れ防止, モーションスケールを有する鉗子を用いた正確な手術操作はロボット支援下手術でなければ達成できないものである.</p><p> 術後評価方法は腹腔鏡下腎盂形成術と全く同じである....

    DOI

  • モルセーフ™使用における鉗子ガイド下カメラポート挿入法

    中林 章, 永田 怜子, 菅野 俊幸, 下地 香乃子, 本橋 卓, 熊切 順, 田畑 務 日本産科婦人科内視鏡学会雑誌 37 (1), 38-43, 2021

    <p> The MorSafe™ is a type of collection bag to prevent tissue scattering when using a laparoscopic power morcellator for uterus or fibroma removal. The bag has two openings, one large, to contain …

    DOI Web Site 参考文献4件

  • LSCに必要な腹腔鏡手術ベーシックテクニック

    成島 雅博, 荒木 英盛, 成田 英生, 角田 夕紀子, 伊藤 有香, 花井 一旭 Japanese Journal of Endourology 34 (1), 61-78, 2021

    ...本稿では, LSCに必要な基本手技, ミュゾー鉗子とヘガール頸管拡張器を利用した子宮マニプュレーター, ワーキングスペース確保のための直針付き糸によるS状結腸の吊り上げ法, 当科が工夫したガーゼやエンドラクターJ<sup>TM</sup>による腸管の受動法, 膀胱や腟断端の直針付き糸による吊り上げ法, 膀胱内エアー注入下の前腟壁剥離法, 安全な後腟壁剥離法, 再発を低減する高位ダグラス腹膜閉鎖法,...

    DOI 医中誌

  • 腹腔鏡下仙骨腟固定術 : 1時間台で出来るLSC

    持田 淳一, 吉澤 剛, 髙橋 悟 Japanese Journal of Endourology 34 (1), 85-89, 2021

    ...また子宮頚部切断時や腟壁間の剥離時は, モノポーラ鉗子から出力するドライカットモード (混合切開モード) が凝固モードよりも切離時間が短くなり有効であった. 次にPOP-Q stage別のメッシュ固定法の定型化を行った....

    DOI 医中誌

  • 内視鏡にて虫体摘除し,保存的に治療し得たアニサキスによる結腸腸重積の1例

    千住 明彦, 髙田 淳, 宇野 由佳里, 山下 晃司, 水谷 拓, 荒尾 真道, 華井 竜徳, 久保田 全哉, 井深 貴士, 清水 雅仁 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (7), 1365-1370, 2021

    ...<p>症例は69歳女性.夕食時に鯖を生食,翌日昼より心窩部痛を自覚し,血便も出現したため当科紹介受診.造影CTにて横行結腸を先進部とする腸重積を認めた.腸管血流障害を認めず,透視下に緊急CSを施行した.横行結腸に重積を認め,内視鏡的な整復は不可能であった.内筒は高度に浮腫をきたしており,粘膜に刺入し体動する白色線状の虫体を認めたため,大腸アニサキスによる腸重積と診断し,虫体を生検鉗子で摘除した.保存的...

    DOI 医中誌

  • ポビドンヨード子宮内投与後のウシ子宮内膜における遺伝子発現変化およびside population細胞の変遷

    舘林 亮輝, 中村 翔, 北川 悠梨, 加治佐 実希, 市川 怜, 森田 康広, 大蔵 聡, 木村 康二, 松山 秀一 日本繁殖生物学会 講演要旨集 114 (0), P-59-P-59, 2021

    ...投与日を0日とし,0(投与前),2,7,14日目に子宮内膜組織をバイオプシー鉗子にて採取した。また,分娩後の黒毛和種牛(6頭)から,分娩後10,30,50,100日目に子宮内膜組織をバイオプシー鉗子にて採取した。子宮内膜組織から細胞を単離し,Hoechst33342で染色後,フローサイトメトリー解析を行い,SP細胞の割合を算出した。...

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  • 肝臓把持支援のための可変剛性デバイスの構造解析

    峯村 梓, 鈴木 理奈, 川瀬 利弘, 杉野 貴明, 小野木 真哉, 大内 克史, 川嶋 健嗣, 中島 義和 生体医工学 Annual59 (Abstract), 528-528, 2021

    ...腹腔鏡下手術において軟組織操作の低侵襲かつ安定な操作はひとつの重要な課題である.従来の手術では、臓器操作中の把持力不足や滑りにより臓器損傷やダメージを引き起こす可能性を残していた.特に、組織の切除において軟組織の安定かつ低侵襲な把持が切望されている.安定的な臓器把持を支援するため、我々はデバイス内空圧を変化させることによって剛性が変化する可変剛性デバイスを開発してきた.デバイスは臓器表面に吸着して鉗子...

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  • 手術器械のコンテナセット最適化のための定量評価手法

    楠田 佳緒, 山下 和彦, 石田 志保, 田中 聖人, 正宗 賢, 村垣 善浩 生体医工学 Annual59 (Abstract), 564-564, 2021

    ...定量評価を行う.方法として,手術室で使用済み/未使用の手術器械を分類し,中央滅菌センターにおいて管理システムへ登録した.対象として,ソケイヘルニア手術セット(47本18種類)とした.さらに,手術器械の構成内容を見直し,その有効性について評価した.結果として,対象期間中に行われた74回の手術における手術器械の総使用率は65%だった.手術器械の種類ごとの使用率に着目すると,使用率が低い手術器械はアリス鉗子...

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  • O-リングバンド結紮による内視鏡的創面縫縮法(Endoscopic Ligation with O-ring Closure:E-LOC)のコツ

    西山 典子, 小原 英幹 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (10), 2222-2230, 2021

    ...<p>高度内視鏡治療手技の発展や抗血栓薬服用者の増加に伴い,穿孔や後出血等の偶発症対策がさらに求められる.内視鏡的創閉鎖の目的として主に医原性穿孔,切除後偶発症予防が挙げられる.現在,創面のクリップ縫縮法やシート被覆法等の方策が多角的に模索されている.外科領域においては‘傷を閉じる’が基本であることからも,人工創面の内視鏡的縫縮が理想的である.しかしながら,大きな創面の確実な閉鎖において1本の鉗子チャンネル...

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  • 胆膵疾患診療におけるConfocal laser endomicroscopy

    中井 陽介, 小池 和彦 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (10), 2183-2191, 2021

    ...cystic neoplasm;SCN)などの特徴的な画像所見がこれまでに報告されており,臨床研究においても高い診断能が示されてきた.また最近になり膵嚢胞性腫瘍異型度の診断も可能であるという報告も出てきており,治療方針に直結する診断が可能となる可能性がある.また最近では胆道狭窄に対しては経口胆道鏡(Peroral cholangioscopy;POCS),膵嚢胞性腫瘍に対しては超音波内視鏡下経穿刺針的鉗子生検...

    DOI 医中誌

  • 回腸アニサキスに合併した腸重積症を内視鏡的に整復した1例

    清川 博史, 安田 宏, 石田 潤, 佐藤 義典, 松尾 康正, 山下 真幸, 土橋 篤仁, 遠藤 陽, 伊東 文生 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (10), 2207-2213, 2021

    ...<p>症例は70歳,女性.カツオを生食した2日後に水様便を認め,腹痛と嘔吐が出現したため救急搬送された.腹部造影CTにて遠位回腸は上行結腸に陥入しており,腸重積症と診断した.内視鏡的整復目的に緊急下部消化管内視鏡を施行したところ,回腸粘膜に穿入しているアニサキス幼虫を認め,生検鉗子を用いて摘出した.その後症状は速やかに改善した.回腸アニサキス症による腸重積症は極めてまれで,内視鏡的治療にて外科的加療...

    DOI 医中誌

  • 序文

    古家 琢也 Japanese Journal of Endourology 34 (2), 177-177, 2021

    ...そのため, 使用する鉗子や術野の展開, 腸管のダメージを如何に最小限にするにはどのような工夫が必要なのかなど, ICUDを本邦で普及させるためには多くの課題が山積している.</p><p> 本稿では4名のエキスパートに, ICUDを導入する際のpit fallに関して述べていただいた....

    DOI

  • 消化管内治療用の一体構造型を有する小型多自由度鉗子の開発

    大澤 啓介, BANDARA Sanjaya V., 中楯 龍, 長尾 吉泰, 赤星 朋比古, 江藤 正俊, 荒田 純平 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2021 (0), 1P3-C11-, 2021

    <p>Gastrointestinal cancer can be treated by accessing the lesion through the natural orifice by a flexible endoscope if it’s detected in its early stage. However, the endoscopic treatment requires …

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  • 単孔式腹腔鏡補助下十二指腸空腸吻合術を行った上腸間膜動脈症候群の1例

    中道 脩介, 小菅 敏幸, 辻浦 誠浩, 望月 聡, 中島 晋, 増山 守 日本臨床外科学会雑誌 82 (11), 1976-1982, 2021

    ...保存的加療が第一選択だが,奏効しない場合は十二指腸空腸吻合術といった外科的加療も選択される.さらに,近年では腹腔鏡下での十二指腸空腸吻合術の報告も見られるようになり,また単孔式での手術も注目されてきている.今回われわれは,保存的加療が奏効しない86歳男性のSMA症候群に対し,単孔式腹腔鏡補助下十二指腸空腸吻合術を施行した.術前のCTで十二指腸水平脚の位置を確認し同レベルで開腹することで,フレキシブルな鉗子操作...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 内視鏡的内圧測定統合システム(EPSIS)は逆流性食道炎やバレット食道患者における胃食道接合部の機能を反映する

    岩谷 勇吾, 井上 晴洋, Enrique Rodríguez de Santiago, Mary Raina Angeli Abad, 藤吉 祐輔, 上野 明子, 田邊 万葉, 角 一弥, 富田 英臣, 大南 雅揮, 池田 晴夫, 鬼丸 学, 島村 勇人 日本消化器内視鏡学会雑誌 63 (6), 1294-1302, 2021

    ...</p><p>【方法】本研究は2016年11月から2018年7月にEPSISを行ったすべての患者を対象とした,後ろ向き・単施設研究である.EPSISでは,上部消化管内視鏡検査の施行中に,圧測定を行う専用機器に接続したカテーテルを内視鏡鉗子口から挿入し,最大胃内圧(IGP-Max)および胃内圧波形(FlatないしUphill)の測定を行う.びらん性食道炎とバレット食道の評価はロサンゼルス分類とプラハ分類...

    DOI 医中誌

  • ロボット支援下仙骨膣固定術 (RASC)

    佐々木 ひと美, 市野 学, 竹中 政史, 深谷 孝介, 全並 賢二, 高原 健, 住友 誠, 白木 良一 Japanese Journal of Endourology 34 (1), 90-95, 2021

    ...ロボット手術のメリットとしては3Dカメラによるリアルな立体画像とズーム機能, 広い関節可動域や4本のアーム, 多彩な機能の鉗子などに加えスピード調整や手ぶれ補正などの操作性の良さから縫合や結紮などのラーニングカーブが従来の腹腔鏡手術と比較して短く, デュアルコンソールでの直接指導も可能であるため教育面でも優れている....

    DOI 医中誌

  • 肝臓把持支援のための可変剛性デバイスの構造解析

    峯村 梓, 鈴木 理奈, 川瀬 利弘, 杉野 貴明, 小野木 真哉, 大内 克史, 川嶋 健嗣, 中島 義和 生体医工学 Annual59 (Proc), 817-819, 2021

    ...腹腔鏡下手術において軟組織操作の低侵襲かつ安定な操作はひとつの重要な課題である.従来の手術では、臓器操作中の把持力不足や滑りにより臓器損傷やダメージを引き起こす可能性を残していた.特に、組織の切除において軟組織の安定かつ低侵襲な把持が切望されている.安定的な臓器把持を支援するため、我々はデバイス内空圧を変化させることによって剛性が変化する可変剛性デバイスを開発してきた.デバイスは臓器表面に吸着して鉗子...

    DOI

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