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検索結果 1,664 件

  • ICUに入室した患者の家族における退院後の精神症状発生に関連する要因:事後解析

    大野 美香, 本荘 弥生, 永登 諒, 平敷 好史, 池口 修平, 神津 玲, 嶋田 正子, 渡辺 伸一 日本集中治療医学会雑誌 31 (3), 203-208, 2024-05-01

    <p>【目的】ICUに入室した患者の家族における退院後の精神症状発生に関連する要因を探索する。【方法】本研究は本解析に対して事後に実施された症例対照研究である。対象は,ICU に48時間以上滞在し退院した患者と,その患者がICU滞在中に1回以上面会した家族である。 患者データを,家族に精神症状あり〔Hospital Anxiety and Depression …

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  • メタバース:もうすぐ手の届く次世代技術を麻酔・疼痛管理へ―MoT(Metaverse of Things)と生成系AIの融合がもたらすものとは?―

    小林 透, 田中 祐大, 原田 拓実, 石下 里奈, 戸川 大樹, 深江 一輝, 荒井 研一, 今井 哲郎, 鮎瀬 卓郎 日本歯科麻酔学会雑誌 52 (2), 65-71, 2024-04-15

    <p> <b>【要旨】</b> 昨今,「メタバース」と「生成AI」が注目を集めている.著者らはこれまで「メタバース」が仮想空間ではなく,現実空間の問題解決のキーテクノロジーになるのではないかと考え研究を進めてきた.そこで本稿では,著者らのこれまでの「メタバース」を活用したソリューション開発事例を紹介する.特に,現実空間の「もの」をメタバース化することで,新たな付加価値を創出する「MoT(Meta…

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  • PICS予防のリハビリテーション:呼吸不全とフレイル

    花田 匡利, 名倉 弘樹, 及川 真人, 竹内 里奈, 神津 玲 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 70-70, 2024-03-31

    <p>集中治療の進歩により重症呼吸不全患者の救命率が向上する一方,当該患者は退院後も長期に渡って身体および認知機能,メンタルヘルスに障害をきたすことが明らかとなった.これを集中治療後症候群 (PICS)と言い,対象者の社会復帰に向けた,その予防と対策は大きな課題となっている. 重症呼吸不全患者では,特にPICSの合併は大きな問題であり,機能障害の長期的な影響は計り知れない.これに対して集中治療に…

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  • フレイルチェスト,多発肋骨骨折に対する早期内固定への取り組み

    土居 満, 田口 憲士, 太田 真悟, 西野 雄一郎, 朝永 育, 池永 仁, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 73 (1), 128-130, 2024-03-25

    <p>【はじめに】フレイルチェストを伴う多発肋骨骨折に対する早期内固定の有用性はこれまでにも報告されている.当院では2017年より骨接合術を開始し,現在では症例によってはフレイルチェストを伴わない多発肋骨骨折に対しても手術を行っている.適応と考える症例には早期手術を目指しており,その結果について報告する.【対象】2017年9月から2022年12月までに当院で手術を施行した肋骨骨折患者20名.20…

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  • 脂肪腫と異型脂肪腫様腫瘍の画像所見に関する検討

    弦本 直治, 富田 雅人, 野村 賢太郎, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 73 (2), 285-288, 2024-03-25

    <p>[はじめに]異型脂肪腫様腫瘍(ALT)は長径10 cm以上,深部発生が多いとされているが,脂肪腫(LPM)とALTの画像での厳密な鑑別は困難である.当院で加療したLPMとALT症例の画像所見について検討したので報告する.[対象]2018年1月から2023年1月の間に加療したLPM 109例117病変(男性55例女性54例),ALT …

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  • 胆道再建後の胆管炎に対して胆管ステント抜去後に空気塞栓症を発症した1例

    髙橋 孝輔, 小澤 栄介, 田島 和昌, 福島 真典, 今村 一歩, 松島 肇, 足立 智彦, 林 洋子, 江口 晋, 中尾 一彦 日本消化器病学会雑誌 121 (2), 144-153, 2024-02-10

    <p>症例は62歳男性.胆管癌術後8年経過後に胆管空腸吻合部に胆管癌を発症した.胆管炎に対して胆管ステントを留置したが,胆管炎再燃と肝膿瘍出現によりステント交換を試みた.しかし,バルーン内視鏡挿入下ステント抜去後に心肺停止に至った.蘇生後画像検査で空気塞栓症と診断し,治療を行うも発症114日後に永眠された.病理解剖での腺癌が進展した胆管と静脈の近接所見などから,胆管―静脈シャントの存在が示唆され…

    DOI PubMed 医中誌

  • 特発性後天性全身性無汗症に対するステロイドパルス療法の治療成績: 単施設後方視的研究

    樋口 実里, 鍬塚 さやか, 早稲田 朋香, 室田 浩之 西日本皮膚科 86 (1), 62-67, 2024-02-01

    <p>特発性後天性全身性無汗症(AIGA:acquired idiopathic generalized anhidrosis)では,生活の質に大きな支障をきたしている症例に対してステロイドパルス療法の適応が検討される。当該施設におけるステロイドパルス療法の奏効率を評価する目的で,2014 年から2022 年の 9 年間において当該施設でステロイドパルス療法を施行した AIGA 患者 22 …

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 診療所での白癬原因菌検索における粘着テープサンプリングの有用性

    西本 勝太郎, 一ノ瀬 弥久, 竹中 基, 室田 浩之 日本医真菌学会雑誌 65 (1), 1-5, 2024-01-31

    長崎県諫早市の一皮膚科診療所における,粘着セロファンテープを利用した,体部白癬,股部白癬の,最近12年間における原因菌検索結果を報告した.<br> 検索を行った試料は254検体,同定された菌株は,<i>Microsporum canis</i> 49(男7,女42),<i>Trichophyton tonsurans</i> 39(男31,女8),<i>Trichophyton …

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  • 嚥下改善手術 (特に輪状咽頭筋切断術と喉頭挙上術について)

    熊井 良彦 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 127 (1), 24-26, 2024-01-20

    <p> 重度の嚥下障害 (特に誤嚥性肺炎を反復するなどの場合) に対する手術は, 嚥下障害の病態に応じて, 喉頭の発声機能を ① 保存する手術 (嚥下改善手術), ② 犠牲にする手術 (誤嚥防止術) に大別される. 嚥下改善手術は, 発声機能を障害せずに嚥下機能の改善を図る手術で, 下降期型障害に用いられる輪状咽頭筋切断術と喉頭挙上期障害に対して用いられる喉頭挙上術が代表的である. …

    DOI Web Site

  • 皮質性くも膜下出血により可逆性脳血管れん縮症候群の診断に至った小児の2例

    野中 双葉, 原口 康平, 里 龍晴, 宮﨑 あかね, 渡辺 麻美, 森内 浩幸 脳と発達 56 (1), 53-57, 2024

    <p> 可逆性脳血管れん縮症候群(reversible cerebral vasoconstriction syndrome;RCVS)は主に雷鳴頭痛によって発症し,多発性可逆性分節性脳血管れん縮を認める症候群であり,20~50歳の女性に好発する.一般的に予後良好であるが,脳内出血,くも膜下出血,後部可逆性脳症症候群(posterior reversible encephalopathy …

    DOI 医中誌

  • 救急医療におけるCTおよびMRI画像を用いた読影の補助学習支援パッケージの制作と有用性の評価

    丸山 裕稔, 大井 邦治, 島本 惟, 川俣 圭輔, 碇 直樹, 出水 和彦, 田崎 裕太郎 日本放射線技術学会雑誌 80 (1), 47-55, 2024

    <p>2010年4月に厚生労働省は,チーム医療における診療放射線技師の業務拡大について発表し,診療放射線技師による読影の補助の重要性が高まった.その中で,読影の補助能力を向上させる取り組みとして読影の補助学習支援パッケージ(読影補助学習支援パッケージ)の制作とアンケート調査による読影の補助に関する学習における有用性の評価を行った.読影補助学習支援パッケージに含む内容は,digital …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献6件

  • 新型コロナウイルス感染下に発生した急性肝不全に対して脳死肝移植を施行した一例

    布下 裕基, 曽山 明彦, 福本 将之, 原 貴信, 丸屋 安広, 松島 肇, 今村 一歩, 足立 智彦, 日髙 匡章, 金高 賢悟, 岡野 慎士, 江口 晋 肝臓 65 (1), 19-24, 2024-01-01

    <p>2019年末に中国武漢で報告され,流行した新型コロナウイルス(以下COVID-19)感染症により,移植医療はレシピエントのCOVID-19感染,移植のための人の往来による感染伝播,移植後患者のCOVID-19感染のリスクなど様々な問題に直面した.実際に,それらの問題のため,COVID-19流行前の2019年と流行後の2020年以降2022年末までの臓器提供数,脳死肝移植症例数を比較すると,…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 病院前治療におけるmidazolam口腔用液使用の有害事象に関する全国調査

    星出 まどか, 是松 聖悟, 伊藤 進, 下川 尚子, 宮田 理英, 井原 哲, 石井 光子, 渡辺 好宏, 福井 美保, 里 龍晴, 守本 倫子, 宮本 雄策, 三牧 正和, 山中 岳, 山内 秀雄, 村松 一洋, 竹島 泰弘 脳と発達 56 (2), 145-147, 2024

    <p> てんかん重積状態時の病院前治療として使用したmidazolam(MDL)口腔用液の有害事象について日本小児神経学会会員にアンケート調査した.回答数は431人(回答率12.0%)であった.MDL口腔用液総投与例580例中,有害事象(呼吸抑制,ふらつきによる転倒・外傷,1時間以上の鎮静)は14例(2.4%)であった.14例中,呼吸抑制が7例であった.てんかん重積状態時にMDL口腔用液投与の際…

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  • 歯科訪問診療における感染予防策の指針 2023年版

    水口 俊介, 古屋 純一, 小玉 剛, 猪原 光, 金久 弥生, 菊谷 武, 玉田 泰嗣, 花形 哲夫, 日髙 玲奈, 若杉 葉子, 渡邊 裕, 渡部 芳彦, 畑中 幸子, 吉田 光由, 猪原 健, 河野 雅臣, 佐藤 繭美, 宮本 雄気, 高木 理史 老年歯科医学 38 (supplement), 29-63, 2023-12-31

    DOI 医中誌

  • 術前患者に呼吸練習(インセンティブ・スパイロメトリーを含む)を適用するか?:

    及川 真人, 花田 匡利, 名倉 弘樹, 竹内 里奈, 永安 武, 神津 玲 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (1), 23-27, 2023-12-15

    <p>外科周術期のリハビリテーションは,術後呼吸器合併症予防とADL早期獲得を目的に,早期離床を主な手段とし,排痰や呼吸練習などのコンディショニングを付加する術後の介入が主体となる.これに対して,インセンティブ・スパイロメトリーを含めた呼吸練習は,術前のリハビリテーションの一環として慣習的に行われてきた.術前のリハビリテーションは,がんのリハビリテーション診療ガイドラインにおいて実施が推奨されて…

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  • 魚骨の誤嚥により閉塞性肺炎を呈し,気管支鏡下に魚骨を除去した1例

    福島 光基, 森尾 瞭介, 泊 慎也, 須山 尚史, 泉川 欣一, 泉川 卓也, 泉川 公一, 迎 寛 気管支学 45 (6), 413-418, 2023-11-25

    <p><b>背景.</b>気道異物の症例は遷延する咳嗽など慢性の症状で外来を受診する症例が多い.今回,2年前に誤嚥した魚骨を気管支鏡下にて除去し得た1例を経験したため,文献的考察を加えて報告する.<b>症例.</b>症例は71歳女性,主訴は慢性咳嗽.20XX年10月に胸部CTで左上葉無気肺および左上葉支に内部に線状の高吸収域を認める腫瘤を認めた.<b>結果.</b>気管支鏡検査で左上葉支に魚骨を…

    DOI 医中誌

  • 周術期リハビリテーション

    花田 匡利, 及川 真人, 名倉 弘樹, 竹内 里奈, 神津 玲 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 33 (supplement), 103s_1-103s_1, 2023-11-17

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  • 紅皮症を呈した落葉状天疱瘡の 1 例

    芦塚 賢美, 小池 雄太, 森嵜 仁美, 清原 龍士, 福地 麗雅, 神尾 芳幸, 宇谷 厚志, 室田 浩之 西日本皮膚科 85 (5), 342-346, 2023-10-01

    <p>83 歳,女性。初診の 1 カ 月前より全身に紅斑,弛緩性水疱,びらんが出現した。近医皮膚科で伝染性膿痂疹を疑われ治療されるも改善なく,増悪したため当科を受診した。初診時,びらんと膜様鱗屑を伴う紅皮症を呈しており,血清抗デスモグレイン 1 抗体≧1000 U/ml,病理組織学的検査で表皮が顆粒層で解離し,蛍光抗体直接法で表皮上層の表皮角化細胞間に IgG …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献22件

  • スポーツ外傷後大腿四頭筋内に仮性動脈瘤と血腫形成を来した2例

    弦本 直治, 田口 憲士, 土居 満, 江良 允, 太田 真悟, 池永 仁, 朝永 育, 橋口 元一, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 72 (3), 474-476, 2023-09-25

    <p>スポーツ中に強い外力が加わり大腿部の動脈に損傷を来すことがある.仮性動脈瘤に対しては血管塞栓術が一般的に行われているが,それに付随する血腫形成に対して外科的にアプローチすべきか否かに関しては一定のコンセンサスが得られていない.今回,外傷後大腿四頭筋内の血腫形成を伴う仮性動脈瘤を来した2例を経験したので報告する.【症例】症例は18歳男性と16歳男性.両者共に大腿四頭筋内に長径約80mm大の血…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 75歳以上の特発性膝骨壊死に対する高位脛骨骨切り術の関節鏡評価と臨床成績

    小無田 航, 中添 悠介, 米倉 暁彦, 岡崎 成弘, 磯部 優作, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 72 (3), 368-372, 2023-09-25

    <p>【はじめに】内側楔状開大式高位脛骨骨切り術(OWHTO)は変形性膝関節症や特発性膝骨壊死(SONK)に対する手術方法として確立している.今回我々は高齢者のSONKに対するOWHTOの成績を評価した.【対象と方法】2015年から2020年にSONKに対し膝関節鏡下の骨壊死部掻爬とOWHTOを行った症例のうち,手術時年齢が75歳以上であった7例7膝を対象とした.関節鏡所見をOWHTO時とプレー…

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 当院における持続局所抗菌薬灌流(CLAP)の使用経験

    朝永 育, 田口 憲士, 土居 満, 江良 允, 太田 真悟, 池永 仁, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 72 (3), 395-398, 2023-09-25

    <p>骨折関連感染Fracture related infection(FRI)は骨折治療を難渋させる原因となる.持続局所抗菌薬灌流continuous local antibiotics perfusion(CLAP)は新たな治療方法として注目されており,今回我々はFRIにおいてCLAPを使用した症例を経験したので報告する.症例は2020年5月から2022年6月までの6例(男性4例),平均年齢…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 両側大腿骨骨幹部骨折に対してEarly total careを行ったにも関わらず肺塞栓症を起こした一例

    橋口 元一, 田口 憲士, 土居 満, 江良 允, 太田 真悟, 池永 仁, 朝永 育, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 72 (4), 677-679, 2023-09-25

    <p>外傷に続発する肺塞栓症(PE)は致死的な合併症となりうる<sup>3)</sup>.今回,受傷翌日の骨接合術中に肺塞栓症を発症した症例を経験したので報告する.症例は50代男性.バイク走行中に車と衝突し当院搬送.両側大腿骨骨幹部骨折を認め,受傷から2時間後に両側大腿骨に創外固定術を施行した.受傷から12時間後に両側大腿骨に対して骨接合術が行われた.術中,受傷から16時間後PaCo2とETCO…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 広範囲にpagetoid spreadを認めた右内眼角脂腺癌の1例

    赤司 理菜, 土居 華子, 天願 翔太, 福田 麻衣美, 森内 由季, 今村 禎伸, 黒濱 大和, 岡野 慎士, 田中 克己 日本形成外科学会会誌 43 (9), 548-555, 2023-09-20

    <p> Sebaceous carcinoma of the eyelids is a malignant tumor that originates in the meibomian gland. In Japan, the nodular type is most common, whereas the diffuse type, which diffusely extends to …

    DOI 医中誌

  • それぞれ異なる背景疾患を有するHarlequin症候群の2例

    早稲田 朋香, 小池 雄太, 吉村 俊祐, 辻野 彰, 室田 浩之 日本皮膚科学会雑誌 133 (9), 2161-2168, 2023-08-20

    <p>症例1:47歳男性.左半身の多汗を自覚しMinor法で右顔面から胸部の発汗低下を呈した.画像検査で右頸動脈分岐部の腫瘍を認め症候性Harlequin症候群と診断した.症例2:53歳女性.シェーグレン症候群の既往がある.顔面左側の多汗を自覚しMinor法で分節性に発汗低下を認めた.器質的疾患を認めず特発性Harlequin症候群と診断した.顔面の分節性無汗症に伴う対側の発作性紅潮を特徴とする…

    DOI Web Site 医中誌

  • 新しい知見を踏まえた適切な消毒薬の選択と使用

    中川 博雄, 今村 政信 日本環境感染学会誌 38 (4), 167-172, 2023-07-25

    <p>コロナ禍を経て,医療現場では消毒薬の適正使用の重要性が再認識された.生体に使用する消毒薬には,使用できない部位があるもの,適応部位によって使用濃度が異なるものがある.生体への処置の際,創傷部位や粘膜に対し希釈濃度を誤り,高濃度の消毒薬を使用するとショックを起こす恐れがある.常に消毒薬の効果と副作用防止を意識する必要がある.医療機関での環境整備の基本は清掃だが,汚染時には消毒が必要となる.患…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • インプラント治療を施した口腔機能低下症患者5例の口腔機能および口腔関連QOL変化

    篠田 智生, 納田 英二郎, 尾立 哲郎, 澤瀬 隆 日本口腔インプラント学会誌 36 (2), 113-120, 2023-06-30

    <p>インプラント治療が咀嚼機能の回復・維持に大きな効果を発揮することは示唆されているものの,口腔機能低下症の診断に用いられる各評価項目に対するインプラント治療の効果やQuality of Life(QOL)との関係について調査した報告はみられない.本稿では,口腔機能低下症に該当する5名の患者についてインプラント治療を行い,治療前後の口腔機能検査結果およびOral Health Impact …

    DOI 医中誌

  • 小児腹壁遠心性脂肪萎縮症の 2 例

    下農 真弘, 小池 雄太, 橋本 邦生, 室田 浩 西日本皮膚科 85 (3), 180-183, 2023-06-01

    <p>症例 1 : 1 歳 9 カ 月,女児。生後 12 カ 月頃より腹部と下顎部の皮膚萎縮が出現し,淡い紅暈を伴いながら徐々に拡大し,下腹部に皮膚潰瘍を生じた。MRI で皮下脂肪組織の減少,皮膚生検で付属器周囲・脂肪組織の炎症細胞浸潤と脂肪変性を認め,小児腹壁遠心性脂肪萎縮症と診断した。治療として,タクロリムス軟膏 0.03%を長期継続し,発症 3 …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 冠動脈バイパス術後に出現した左下肋部皮膚異物肉芽腫の 1 例

    中村 俊介, 鍬塚 大, 神尾 芳幸, 村山 直也, 中島 真帆, 室田 浩之 西日本皮膚科 85 (3), 172-175, 2023-06-01

    <p>71 歳,男性。初診 5 年前に,急性心筋梗塞に対し冠動脈バイパス術を施行されている。初診 2 年前に,左下肋部の異物肉芽腫を摘出された。同部位から次第に排膿がみられ,結節を形成したため当科を再診した。左下肋部に 12 × 13 mm のドーム状の暗褐色結節を認め,残糸による異物肉芽腫や化膿性肉芽腫を疑い,抗菌薬の投与を行うも改善せず,局所麻酔下に摘出を試みたところ,索状構造物が皮膚から皮…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • がんゲノム医療・遺伝看護に関する看護師の関心・認識の実態調査

    佐藤 信二, 佐々木 規子, 本田 純久, 高尾 真未, 松本 正, 松本 恵, 森藤 香奈子 日本遺伝看護学会誌 22 (0), 1-8, 2023-05-31

    <p>目的:看護師のがんゲノム医療、遺伝看護についての関心や認識を調査し、対象者の属性や経験との関連を検討することで、遺伝看護に関する基礎知識獲得の課題を明らかにする。 方法:がんゲノム中核拠点病院および拠点病院に勤務する看護師2201人に無記名自記式質問紙調査を行った。 遺伝医療・遺伝看護に関する関心および遺伝情報に関する特徴の認識を得点化し従属変数とし、対象者の看護基礎教育や遺伝看護の経験状…

    DOI 医中誌

  • 慢性肺アスペルギルス症の病態,治療戦略,および薬剤耐性の諸問題

    田代 将人, 髙園 貴弘, 泉川 公一 感染症学雑誌 97 (3), 75-89, 2023-05-20

    <p>慢性肺アスペルギルス症は代表的な難治性呼吸器感染症の一つであり,5年生存率は50%前後と予後不良な疾患である.多くは肺空洞等に<i>Aspergillus</i>属が腐生し,月単位の速度で緩徐に進行する.肺空洞内の菌球や空洞壁肥厚の確認,病変から菌体の検出,および抗アスペルギルス抗体を総合的に勘案して診断し,病態を評価する.病態は複雑で細かい分類名が複数使用されており,患者の病態をイメージ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献131件

  • 5. 医学教育モデル・コア・カリキュラム (令和4年度改訂版) と共用試験公的化/診療参加型臨床実習

    高橋 誠, 松島 加代子, 高村 昭輝, 蓮沼 直子, 小松 弘幸, 守屋 利佳, 磯部 真倫, 近藤 猛, 田中 淳一, 山本 憲 医学教育 54 (2), 164-170, 2023-04-25

    <p> 医学教育モデル・コア・カリキュラムがよりアウトカム基盤型に改訂されたことと, 医学生が臨床実習で行う医業が法的に位置付けられたことに対応して, 診療参加型臨床実習実施ガイドラインを改訂した. 診療参加型臨床実習の充実を図る意義, 医学生が臨床実習で行う医業の範囲, 守秘義務, 患者同意, 患者相談対応窓口, 臨床実習の目標, シミュレーション教育, 臨床実習を行う診療科等, …

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  • 7. 方略とGood Practice (1)

    松島 加代子, 淺田 義和, 野村 理, 春田 淳志, 山口 久美子, 近藤 猛, 錦織 宏, 小西 靖彦 医学教育 54 (2), 177-181, 2023-04-25

    <p> 令和4年改訂版医学教育モデル・コア・カリキュラム (以下, コアカリ) では, アウトカム基盤型教育において, さらなる展開として, 新たに『学修方略・評価』の章が追加された. カリキュラムの重要な要素である方略・評価の章を加え, 資質・能力に紐づけることで, 学修者や指導者にコアカリを活用していただけるよう工夫した. また, …

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  • 外科医が知っておきたい遺伝子検査の活用法と今後の展望

    栁原 克紀 日本外科感染症学会雑誌 20 (1), 41-44, 2023-03-31

    <p>微生物検査においては,塗抹鏡検などの形態学的検査と分離培養後の生化学同定が中心であったが,近年では,新規検査機器として質量分析や遺伝子検査が期待される。遺伝子検査は汎用性に優れ,微生物の検出以外に薬剤耐性遺伝子や病原遺伝子の検出が可能である。遺伝子検査は特殊な技術や機器が必要であったため運用が制限されていたが,全自動機器の開発により,その活用が期待される。外科感染症として重要な血流感染症や…

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  • 高位脛骨骨切り術後感染に対しStaged managementにより矯正損失なく感染沈静化が得られた1例

    中尾 公勇, 中添 悠介, 宮本 俊之, 田口 憲士, 米倉 暁彦, 岡崎 成弘, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 72 (2), 201-205, 2023-03-25

    <p>【はじめに】開大型高位脛骨骨切り術(Open wedge high tibial osteotomy, 以下OWHTO)後感染に対して矯正角を保ったまま感染沈静化が得られた症例を経験したので報告する.【症例】60代男性.他院で変形性膝関節症に対してOWHTOを施行.術後早期から手術創の発赤を認め,症状改善なく術後5週に当科紹介となった.脛骨近位内側の手術創感染に加えヒンジ骨折(type …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 陳旧性肩関節前方脱臼骨折に対し観血的脱臼整復術と一時的関節固定を併用した2例

    津田 宗一郎, 青木 龍克, 梶山 史郎, 佐田 潔, 辻本 律, 松林 昌平, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 72 (1), 77-81, 2023-03-25

    <p>陳旧性肩関節前方脱臼骨折(2-part大結節骨折)に対し,観血的脱臼整復術と一時的関節固定術を行った2例を報告する.【症例1】66歳男性.自宅内で転倒受傷し,受傷後9週で観血的脱臼整復術を行った.プレートによる大結節の骨接合後も脱臼不安定性が残存したため,キルシュナー鋼線を用いて4週間の一時的関節固定を行った.術後1年で再脱臼はなく,肩関節自動可動域は屈曲75°外転45°外旋20°であった…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 急性の難聴・めまい発症を契機に腎細胞癌の斜台転移が判明した 1 例

    大久保 佑香, 北岡 杏子, 佐藤 智生, 木原 千春, 熊井 良彦 耳鼻と臨床 69 (2), 110-115, 2023-03-20

    <p>悪性腫瘍の頭蓋底骨転移は、その転移巣の位置によって頭痛や複視から嚥下障害、構音障害などの脳神経麻痺症状を含め、多彩な症状を示す。今回、その中でも斜台転移巣の増大が難聴・めまいといった内耳障害を契機に発見された。本症例のように初発症状としてめまいや嗄声、嚥下障害、構音障害など耳鼻咽喉科が初診となる症状が出現することがある。脳神経障害が発症すると患者の quality of …

    DOI 医中誌

  • 上顎右側側切歯部欠損に対し結合組織移植および片側性接着ブリッジ修復により審美性を改善した1症例

    松尾 一樹, 荒井 昌海, 石渡 弘道, 鵜飼 孝 日本歯科保存学雑誌 66 (1), 59-66, 2023-02-28

    <p> 緒言:前歯1歯欠損において,接着力の向上を背景に形成量の少ない接着ブリッジを用いた症例が報告されている.しかし,適応歯の選択が重要であり,条件が悪い場合には脱離しにくい工夫が必要である.今回,欠損の近遠心的幅が広く水平的に歯槽堤吸収も認められる症例に対して,環境改善を行った後に片側性の接着ブリッジにより修復した症例を報告する.</p><p> …

    DOI

  • 腎移植後に発生した悪性腫瘍の臨床的検討

    松田 剛, 望月 保志, 迎 祐太, 中西 裕美, 光成 健輔, 松尾 朋博, 大庭 康司郎, 岩田 隆寿, 大仁田 亨, 錦戸 雅春, 松屋 福蔵, 酒井 英樹, 西野 友哉, 宮田 康好 泌尿器科紀要 69 (2), 33-39, 2023-02-28

    Detection of post-transplant malignant tumors and the analysis of the associated risk factors is important for monitoring the progress after renal transplantation. In this study, we retrospectively …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 機械学習を用いた時系列データにおける腎機能のトレンド判定

    山口 裕貴, 重井 徳貴, 宮崎 正信, 石塚 洋一, 阿部 伸一, 西野 友哉, 宮島 廣美 知能と情報 35 (1), 511-516, 2023-02-15

    <p>透析導入が必要な慢性腎不全の予防策として,いくつかの市町村の行政や医師会などでは,健診結果に基づき,かかりつけ医と受診者へのコメント作成を行っている.しかしながら,判定やコメントの作成は医師や保健師の手作業によるところが多く,多大な労力を必要とする.本研究では,この作業の自動化を実現するための一検討として,機械学習を用いた腎機能のトレンド判定について検討する.異なる受診回数や受診期間に対処…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 舌骨に関連した血管障害

    川原 一郎, 小川 由夏, 塩崎 絵理, 原口 渉 脳卒中 45 (4), 295-302, 2023

    <p>舌骨は,他骨との連続性を持たず,軟部組織を介した状態の極めて特異な解剖学的な特徴を有しており,日常生活においても,位置的変化を呈する可動性を持った骨構造物である.過長した舌骨やその偏位によって,頸動脈に何らかの影響を及ぼすことも知られており,舌骨に関連した血管障害の報告は散見されるが,いまだ認知度は低く,その病態を周知させることは重要であると考えられる.3D-CTAでは,舌骨と頸動脈との決…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献33件

  • パートナーシップ・ナーシング・システム (PNS)における看護師のタイムマネジメント

    佐田 明子, 山澄 直美 日本看護管理学会誌 27 (1), 10-19, 2023

    <p>本研究の目的は,パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)を採用している病院に勤務する看護師が看護業務の中で行っているタイムマネジメントの内容を明らかにし,効果的な協働に向けて看護管理者に求められる支援を検討することである.全国の病院26施設に就業する看護師767名を対象に郵送法による質問紙調査を実施した.質問紙は,タイムマネジメントの内容を問う自由回答式質問および対象者の特性を問う…

    DOI

  • S5-5 BSL3真菌

    田代 将人 日本医真菌学会総会プログラム・抄録集 64.Suppl1 (0), 59-, 2023

    DOI

  • 眼窩内嚢胞を伴った前頭洞の骨形成性線維腫例

    吉田 晴郎, 吉田 光一, 北岡 杏子, 木原 千春, 黒濱 大和, 熊井 良彦, 松尾 孝之 日本鼻科学会会誌 62 (4), 651-657, 2023

    <p>骨形成性線維腫(OF: Ossifying fibroma)は,線維性骨異形成症とともに線維性骨病変に分類される良性腫瘍である。今回,副鼻腔領域の中でも稀な前頭洞のOF症例を経験した。症例は45歳女性で,右前額部から右眼にかけて発赤および腫脹を認め,眼球は大きく前下方に偏位し複視を伴っていた。副鼻腔単純CTでは,右前頭洞内にまだら状の石灰化を伴う腫瘤性病変があり,前頭洞の外側から眼窩内に伸…

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 成人固形臓器移植の術前ワクチン接種状況の全国実態調査アンケート解析結果報告

    田中 健之, 柿内 聡志, 田代 将人, 藤田 あゆみ, 芦澤 信之, 江口 晋, 剣持 敬, 江川 裕人, 泉川 公一 移植 58 (Supplement), s266_1-s266_1, 2023

    <p>【背景】固形臓器移植患者では術前ワクチン接種が管理されている施設と、管理が不十分で術前予防がなされずに移植に至るケースもある。全国施設のワクチン接種の状況はこれまで調査されたことがない。【方法】日本移植学会との協同連名で、全国アンケート調査を実施した。2022年9月-11月で、固形臓器(肺、肝、腎、膵、心、小腸)移植施設221施設にWebアンケートシステムを用いて回答を依頼し、集計した。小…

    DOI 医中誌

  • 肺アスペルギルス症の診断

    髙園 貴弘 日本医真菌学会雑誌 64 (1), 25-30, 2023

    肺アスペルギルス症は,免疫状態が低下した症例や呼吸器系の基礎疾患を有する症例に発症する難治性の呼吸器感染症であり,病状進行の期間,基礎疾患により侵襲性肺アスペルギルス症と慢性肺アスペルギルス症に大別される.診断には臨床的な背景,画像所見からまずは疑うことが重要である.そして,喀痰の糸状菌真菌培養の感度が低いこともあり,気管支鏡検査(病理学的検査,培養検査)の実施は重要であるが,全身状態や血球の状…

    DOI 医中誌

  • 歯科診療時の血圧測定が研修歯科医の意識に与えた効果について

    杉本 浩司, 鎌田 幸治, 野上 朋幸, 多田 浩晃, 角 忠輝, 鵜飼 孝 日本歯科医学教育学会雑誌 39 (3), 152-160, 2023

    ...<p> <b>抄録</b> 厚生労働省が定める歯科医師臨床研修の到達目標にもあるように,研修歯科医には口腔内だけでなく全身にも目を向けた全人的医療が求められている.2020年度より長崎大学病院口腔管理センターの研修歯科医が治療を担当する患者に対して,毎回の診療時に血圧測定を行う取り組みを行っている.そこで,2022年度歯科医師臨床研修プログラムにて長崎大学病院で1年間歯科医師臨床研修を行った24名の...

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  • Risk Based Approach実装における、手順の効率化と標準化に向けた取り組み~重要なプロセス及びデータ特定とカテゴリーに注目して~

    萩森 奈央子, 狭間 恭子, 林 千尋, 貴傳名 亮太, 松山 和子, 岡本 里香, 関 哲郎, 小島 伸介, 藤田 靖之, 細萱 直希, 山本 弘史, 川本 篤彦 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-O04-4-, 2023

    <p>【背景・目的】Risk Based Approach(以下、RBA)の導入がGCPガイダンスに明記され、医薬品治験においてRBA実装が必須となった。RBA実装は、実施計画書の立案段階から開始されるのが望ましいが、実際には実施計画書固定後に開始されるケースが散見される。こうしたケースでは、治験開始までに実施すべきRBA業務に十分な時間を注げないことが多い。従って、限られた時間でRBAを効率的…

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  • 感染症のスクリーニング検査が臓器提供の日程に影響を与えた1例

    村橋 志門, 猪熊 孝実, 竹田 昭子, 上村 恵理, 上木 智博, 太田黒 崇伸, 泉野 浩生, 田島 吾郎, 山下 和範, 田崎 修 移植 58 (Supplement), s251_2-s251_2, 2023

    <p>症例は70歳代男性、B型肝炎の既往があった。X日、自宅の階段から転落して受傷した。当院搬送時の意識状態はGCS E1V2M1で、全身CTで左急性硬膜下血腫、両側外傷性くも膜下出血、右頭蓋骨陥没骨折、右血胸、右第3-8肋骨骨折を認めた。救急外来でCPAに陥り心拍は再開したが、頭部CTで蘇生後脳症の所見が認められた。X+10日に脳死とされうる状態と診断した。X日に行った当院の検査ではHBs抗原…

    DOI 医中誌

  • 腎移植レシピエントにおけるIgG値の臨床的意義に関する検討

    望月 保志, 倉田 博基, 原田 淳樹, 荒木 杏平, 中村 裕一郎, 安田 拓司, 中西 裕美, 光成 健輔, 松尾 朋博, 大庭 康司郎, 西野 友哉, 今村 亮一 移植 58 (Supplement), s338_3-s338_3, 2023

    <p>【目的】腎移植後は拒絶反応あるいは感染症の発症を回避するための至適免疫抑制療法の調整が重要である。現状では、指摘免疫抑制療法を決定する簡便で臨床応用可能な指標は皆無である。IgG値は簡便に測定でき、臨床的な免疫抑制状態の指標となりうる。そこで、当院腎移植レシピエントにおけるIgGの臨床的意義について検討を行った。【対象】対象は、当院で腎移植後経過観察中の123例で、患者背景は年齢57.9±…

    DOI 医中誌

  • 再発時に異なる組織型を示したmethotrexate関連リンパ増殖性疾患

    加藤 丈晴, 今泉 芳孝, 糸永 英弘, 佐藤 信也, 安東 恒史, 澤山 靖, 一瀬 邦弘, 三好 寛明, 大島 孝一, 宮﨑 泰司 臨床血液 64 (2), 97-101, 2023

    <p>症例は55歳,女性。1993年に関節リウマチ(RA)を発症した。2004年にmethotrexate(MTX)の投与が開始され,2006年にはinfliximab(IFX)が追加された。2007年に持続する発熱,全身リンパ節腫脹,肝臓の結節性病変が出現した。2008年に鼠径部リンパ節と肝病変の生検を施行し,古典的ホジキンリンパ腫の病理所見を認め,MTX関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)…

    DOI Web Site 医中誌

  • 外来を受診する腎移植後患者の自己管理に向けた看護職レシピエント移植コーディネーターの実践

    川浪 幸子, 高比良 祥子 日本移植・再生医療看護学会誌 17 (0), 43-56, 2023

    <p>外来を受診する腎移植後患者の自己管理に向けたRTCの実践を、移植術後初回外来から移植後1年未満、移植後1年以上から移植後5年未満、移植後5年以上の経過時期毎に明らかにすることを目的とした。5年以上腎移植を担当した経験があり専従RTCとして実践を行う看護師7名に対して、インターネット回線を利用した半構造化面接法でデータを収集し、質的記述的分析を行った。結果、移植術後初回外来から移植後1年未満…

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  • 短時間勤務看護職員と共に働くフルタイム勤務看護職員の協働意識に影響する要因

    小渕 美樹子, 立石 憲彦 日本看護管理学会誌 27 (1), 20-30, 2023

    <p>短時間勤務看護職員と共に働くフルタイム勤務看護職員の協働意識に影響する要因を明らかにすることを目的とした.</p><p>全国の国立大学病院の短時間勤務看護職員と共に働くフルタイム勤務看護職員1,352名を対象とし,南谷らが開発した「短時間勤務看護師との協働意識尺度」と独自に作成した特性調査紙を用いた質問紙調査を行った.データはピアソンの積率相関係数,<i>t</i>検定,重回帰分析を用いて…

    DOI 医中誌

  • 重症患者リハビリテーション診療ガイドライン2023

    卯野木 健, 林田 敬, 河合 佑亮, 對東 俊介, 安藤 守秀, 飯田 有輝, 笠井 史人, 川崎 達也, 神津 玲, 近藤 豊, 齊藤 正和, 櫻本 秀明, 佐々木 信幸, 佐浦 隆一, 中村 謙介, 大内 玲, 岡本 菜子, 岡村 正嗣, 栗原 知己, 栗山 明, 松石 雄二朗, 山本 憲督, 吉廣 尚大, 矢坂 泰介, 安部 諒, 飯塚 崇仁, 井上 拓保, 内山 侑紀, 遠藤 聡, 大倉 和貴, 太田 浩平, 大塚 貴久, 岡田 大輔, 小幡 賢吾, 片山 雪子, 金田 直樹, 北山 未央, 喜納 俊介, 草葉 隆一, 桑原 政成, 笹沼 直樹, 高橋 正浩, 髙山 千尋, 田代 尚範, 立野 淳子, 田村 貴彦, 田本 光拡, 土谷 飛鳥, 堤 悠介, 長門 直, 成田 知大, 名和 智裕, 野々山 忠芳, 花田 匡利, 平川 功太郎, 牧野 晃子, 正木 宏享, 松木 良介, 松嶋 真哉, 松田 航, 宮城島 沙織, 諸見里 勝, 柳 尚弥, 山内 康太, 山下 遊平, 山本 夏啓, 劉 啓文, 若林 侑起, 渡辺 伸一, 米倉 寛, 中西 信人, 高橋 哲也, 西田 修, 日本集中治療医学会集中治療早期リハビリテーション委員会 日本集中治療医学会雑誌 30 (Supplement2), S905-S972, 2023

    <p>重症患者に対する標準化された質の高いリハビリテーションの提供は,取り組むべき重要課題である。日本集中治療医学会では,2017年に「集中治療における早期リハビリテーション ―根拠に基づくエキスパートコンセンサス―」を発行したが,系統的にエビデンスを評価したものではなく,あくまでも専門家のコンセンサスに基づくものであった。そこで,日本集中治療医学会では,質が高く,かつ,医療従事者が理解しやすく…

    DOI Web Site 医中誌

  • 抗菌薬の臨床試験の実情と課題~CRCの立場から~

    小橋川 智美 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-S08-3-, 2023

    <p>抗菌薬の治験は、急性疾患である感染症が対象となるため、慢性疾患対象の治験と比べて、緊急的な治験開始となる。治験の説明・同意取得、スクリーニング検査、適格性確認、治験薬投与開始までを、時間的猶予なく同日(数時間)で進めなければならない。</p><p>1.治験開始時の被験者の負担が大きい</p><p>市中肺炎の場合、特に軽~中等症では大学病院を受診する患者は少なく、候補患者は他施設からの紹介と…

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  • 膠原病疾患(全身性エリテマトーデス:SLE)を対象としたPRO研究

    矢嶋 宣幸 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-S03-2-, 2023

    ...今回、5施設(昭和大学病院 / 京都府立医科大学附属病院 / 岡山大学病院 / 東京共済病院 / 長崎大学病院)から200名のSLE患者を対象とした。計測に先立ち、SLE患者用のPROCTCAEを開発した。候補項目を、既存の疾患分類基準、疾患特異的QOL指標から抽出し、パネル会議を経て54項目(規定項目42項目、追加項目12項目)をSLE版PROCTCAEとした。...

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  • 動的刺激による舌の知覚機能評価システムの開発

    門脇 温人, 佐々木 誠, 高橋 陽助, 玉田 泰嗣 日本顎口腔機能学会雑誌 30 (1), 26-27, 2023

    <p>Ⅰ.目的</p><p>舌の知覚機能は,咀嚼や食塊形成,嚥下において重要である.そのため,加齢や疾患に伴う機能低下は,誤嚥や窒息のリスクを高める要因となる.一方,知覚機能の評価方法には,知覚強度検査や二点弁別閾値検査などがあるが,評価者の手技に依存するうえ,刺激点や刺激強度が動的に変化する動的刺激や,能動的触知覚であるアクティブタッチを考慮できない問題がある.</p><p>そこで本研究では,…

    DOI Web Site 医中誌

  • 真菌感染の予防と治療

    高園 貴弘 移植 58 (Supplement), s129_1-s129_1, 2023

    <p>国内の肺移植などの固形臓器移植の実施件数はコロナの影響もあり鈍化傾向はあるものの、全体としては徐々に増加傾向にある。肺移植患者の死因において感染症の占める割合は高く、そのコントロールは非常に重要な課題であるが、特にアスペルギルス症をはじめとした深在性真菌症は移植後初期から晩期まで起こりうる注意すべき感染症である。移植領域における深在性真菌症の診断法の多くは侵襲的な検査ではなく、画像所見に加…

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  • 長崎大学における腎移植後急性抗体関連型拒絶反応に対する治療内容および治療成績

    倉田 博基, 原田 淳樹, 荒木 杏平, 中村 裕一郎, 中西 裕美, 光成 健輔, 松尾 朋博, 坂本 良輔, 牟田 久美子, 大庭 康司郎, 望月 保志, 西野 友哉, 今村 亮一 移植 58 (Supplement), s243_1-s243_1, 2023

    <p>【緒言】腎移植後早期の急性抗体関連型拒絶反応(Acute antibody-mediated rejection : AAMR)はグラフト機能不全の原因となりうる重要な病態と言える。当院で経験した腎移植後AAMR発症例について後方視的に検討したので報告する。【対象】当院にて腎移植を施行した283例のうち、臨床的に発症が疑われ、病理学的にAAMRの診断、治療を行った8例を対象とした。全例が生…

    DOI 医中誌

  • 腎移植レシピエントに対するロボット支援前立腺全摘術の経験

    光成 健輔, 倉田 博基, 原田 淳樹, 中村 裕一郎, 松尾 朋博, 大庭 康司郎, 望月 保志, 今村 亮一 移植 58 (Supplement), s247_3-s247_3, 2023

    <p>【目的】腎移植後の悪性腫瘍は増加傾向にあり、腎移植患者の主要死因である。腎移植レシピエントにおける前立腺癌の発症率は皮膚癌や腎癌、甲状腺癌と比較し有意に高くはないものの、前立腺が骨盤内に存在することから局所治療の選択時には留意が必要である。今回腎移植レシピエントに対するロボット支援前立腺全摘術を経験したため報告する。【症例】64歳男性、20XX-10年7月にABO不適合生体腎移植。20XX…

    DOI 医中誌

  • 筋疾患の予後変化を見据えた課題への取り組み

    里 龍晴 脳と発達 55 (3), 206-209, 2023

    <p> 近年,神経筋疾患に対する研究診断治療の進歩は目覚ましく,本邦においても2017年の脊髄性筋萎縮症に対するnusinersen承認を皮切りに,同疾患に対しては2020年にAAVベクターを用いた遺伝子治療薬であるonasemnogene abeparvovec,2021年に経口治療薬であるrisdiplam,Duchenne型筋ジストロフィーに対しては2020年にアンチセンス核酸を利用したエ…

    DOI

  • 乳がんの免疫チェックポイント分子の活性と不活性を判別するためのRadioproteomics

    原田 芙優, 福田 徹, 内山 良一 日本放射線技術学会雑誌 79 (10), 1136-1143, 2023

    <p>【目的】病変が医用画像上にどのように抽出されるかという画像所見としての「表現型」とタンパク質の情報との関係性を調べるradioproteomicsに関する研究が進められている.本研究の目的は,乳がんのMR画像における種々の特徴量,すなわち画像所見としての表現型から免疫チェックポイント分子の活性と不活性を判別するためのradioproteomicsの手法の構築である.【方法】公開データベース…

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献13件

  • 胸水セルブロックが診断に有用であった心臓血管肉腫の 1 例

    迫頭 直子, 平山 三国, 今泉 利信, 田中 圭, 黒濵 大和, 穴見 正信, 岸川 正大, 重松 和人, 安倍 邦子, 岡野 慎士 日本臨床細胞学会雑誌 62 (5), 237-245, 2023

    <p><b>背景</b>:乳癌と心臓血管肉腫の同時重複がん患者の右血性胸水に対しセルブロック作製により診断確定に至った症例を経験したので報告する.</p><p><b>症例</b>:患者は 40 歳代,女性で,呼吸困難と全身性浮腫を主訴に前医を受診した.精査で大動脈・右心房を取り囲む腫瘤,心囊液貯留,左乳房腫瘤が指摘された.心囊液の細胞診にて腺癌が疑われ,乳房腫瘤は生検組織診にて浸潤性乳管癌と診断…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 抗菌薬臨床試験の実情と課題~医師の立場から~

    細萱 直希 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-S08-2-, 2023

    ...</p><p>長崎大学病院では、過去10年間(2013年~2022年)に33件の感染症薬に対する治験に参加しており、顕著な減少傾向はないものの、抗菌薬の治験は明らかに減少している。...

    DOI

  • 日本人腎移植患者におけるミコフェノール酸の母集団薬物動態モデルの構築

    鈴木 雄基, 松永 典子, 青山 隆彦, 尾上 知佳, 長谷川 千尋, 飯田 理文, 藤 秀人, 北原 隆志, 辻 泰弘 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-O18-4-, 2023

    ...本研究は長崎大学病院臨床研究倫理委員会 (14052645-6) および日本大学薬学部臨床研究に関する倫理審査委員会 (19-018) の承認を得て実施した。</p><p>【結果・考察】MPAの薬物動態は吸収過程にラグタイムを含むゼロ次および一次吸収を組み込んだ2-コンパートメントモデルで記述された。...

    DOI

  • 脳死右肺移植術後に発症したde novo肺癌に対する加療経験

    小畑 智裕, 佐々木 俊輔, 今井 諒, 町野 隆介, 土肥 良一郎, 朝重 耕一, 蒲原 涼太郎, 松本 桂太郎, 永安 武 移植 58 (Supplement), s296_1-s296_1, 2023

    <p>症例は63歳男性。脳死右片肺移植後の経過観察中、CTで左上葉に充実性結節を指摘される。経時的に増大することから肺癌を疑い、胸腔鏡下肺部分切除施行された。術後病理検査では扁平上皮癌の診断であった。その1年後に左上葉の切除断端近傍に結節影が出現、局所再発の診断で左上葉切除術とリンパ節廓清が行われた。さらに2年後には、葉間形成部位に沿って結節影が出現、増大傾向にあるためCTガイド下肺生検を施行、…

    DOI 医中誌

  • 被爆二世の健康に関する考えの実態

    大石 紘大, 浦田 秀子, 林田 直美, 新川 哲子, 永田 明, 近藤 久義, 佐藤 菜奈, 柴田 久美, 松尾 帆浪, 吉松 直樹, 高比来 ひとみ, 高村 昇 日本放射線看護学会誌 10 (2), 21-29, 2022-12-31

    <p>被爆二世は罹患をきっかけに放射線被ばくの遺伝性影響に対する不安を生じることが報告されている。このことから、被爆二世であることが自身の健康の捉え方に影響を与えている可能性がある。本研究では長崎県の被爆二世と被爆二世ではない者の健康に関する認識の比較、および、被爆二世であることによる健康不安に関連する因子の検討を行い、被爆二世の健康に関する考えを明らかにした。被爆二世と被爆二世ではない者の間に…

    DOI 医中誌

  • 慢性維持透析患者に発生した腎細胞癌の臨床的検討

    松田 剛, 望月 保志, 迎 祐太, 中西 裕美, 光成 健輔, 松尾 朋博, 計屋 知彰, 大庭 康司郎, 宮田 康好, 西野 友哉, 酒井 英樹 泌尿器科紀要 68 (12), 369-376, 2022-12-31

    Patients on chronic dialysis for end-stage renal disease (ESRD) show an increased incidence of renal cell carcinoma (RCC). We investigated the clinicopathological characteristics and outcomes of 54 …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 肺癌患者における肺切除術後の低酸素血症遷延の要因

    瀬川 凌介, 及川 真人, 花田 匡利, 名倉 弘樹, 新貝 和也, 佐藤 俊太朗, 澤井 照光, 永安 武, 神津 玲 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 31 (1), 110-116, 2022-12-26

    ...</p><p>【対象と方法】本研究は単施設の後方視観察研究であり,2009年から2018年に長崎大学病院にて肺切除術を施行された肺癌患者を対象とした.診療録より,対象者背景,術前の呼吸機能および身体機能,手術関連項目,術後経過,退(転)院時転帰を調査した....

    DOI 医中誌

  • 間質性肺疾患に対する呼吸リハビリテーションの課題と展望:Conの立場から

    花田 匡利, 及川 真人, 名倉 弘樹, 竹内 里奈, 石松 祐二, 城戸 貴志, 石本 裕士, 坂本 憲穂, 迎 寛, 神津 玲 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 31 (1), 93-98, 2022-12-26

    <p>近年,間質性肺疾患に対する呼吸リハビリテーションに関する報告が集積され,診療ガイドラインにおいても弱いながら推奨されるレベルに位置付けられている.しかし,不均質な病態かつ,難治性疾患という本疾患の基本的特徴は呼吸リハビリテーションに様々な影響を及ぼし,COPDを対象として確立されたエビデンスの高いプログラムを適用できないことも少なくない.そのため今後,従来の呼吸リハビリテーションとは異なる…

    DOI 医中誌

  • 大腿骨近位部骨折患者の入院時栄養評価と日常生活動作の改善および自宅復帰率との関連性

    戸田 皓之, 酒井 和香, 高畠 英昭 作業療法 41 (6), 676-685, 2022-12-15

    本研究では,回復期リハビリテーション病棟に入院した大腿骨近位骨折患者を対象に,GNRIを用いた栄養評価を行い,入院時栄養状態が退院時の日常生活動作の改善具合や自宅復帰の可否の予測に有用であるか検討した.その結果,入院時栄養状態が良好であればFIMの清拭や移動,階段は改善するが,自宅復帰率との関連性は認めなかった.GNRIを用いた入院時栄養評価は,高齢の大腿骨近位部骨折患者の特定のADLの予後予測…

    DOI Web Site 医中誌

  • 高齢者に対する身体活動促進プログラムは運動器疼痛の新規発生を予防する:ランダム化比較試験による検証

    平瀬 達哉, 越川 翔太, 島田 陽向, 井口 茂, 沖田 実 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 1.Suppl.No.2 (0), 18-18, 2022-12-01

    <p>【はじめに、目的】</p><p>地域在住高齢者における運動器疼痛は,フレイルや要介護発生のリスクファクターであり,死亡率の増加にも影響をおよぼすことが示されている.そのため,地域在住高齢者の運動器疼痛対策は健康寿命の延伸に不可欠であり,その新規発生を予防する介入戦略の開発が不可欠といえる.自験例の結果では,地域在住高齢者における運動器疼痛の新規発生には,身体活動量の低下が影響をおよぼすこと…

    DOI

  • COVID-19時代の呼吸器感染症診療のあり方

    岩永 直樹, 迎 寛 日本環境感染学会誌 37 (6), 235-238, 2022-11-25

    <p>COVID-19の世界的流行により,呼吸器感染症診療を取り巻く環境は一変している.COVID-19に関する新たな知見が日々世界中で構築されており,社会の関心は今まで経験したことがないほどに高まってきている.一般市民にも手指衛生の励行,ソーシャルディスタンスが広く浸透した結果,インフルエンザを始めとしたCOVID-19以外の感染症患者数は急激に減少した.</p><p>COVID-19に関して…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 本邦における肺移植時の一酸化窒素(NO)ガス使用状況に関する実態調査

    吉安 展将, 佐藤 雅昭, 中島 大輔, 富岡 泰章, 渡辺 有為, 白石 武史, 舟木 壮一郎, 前田 寿美子, 朝重 耕一, 中島 崇裕, 土谷 智史, 杉本 誠一郎, 吉野 一郎, 永安 武, 千田 雅之, 南 正人, 岡田 克典, 豊岡 伸一, 伊達 洋至, 中島 淳 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (7), 722-734, 2022-11-15

    <p>【背景】2021年1月現在,本邦の肺移植手術において一酸化窒素(Nitric Oxide,NO)吸入療法は保険外診療である.本研究では肺移植時のNO吸入療法の使用状況とその安全性に関する実態調査を行った.</p><p>【方法】2015年1月1日から2019年12月31日の間,本邦で行った肺移植手術症例,肺移植実施全9施設を対象にNO吸入療法の治療期間や副作用について調査した.</p><p>…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • V.ウィズコロナ時代における感染症医療人材育成

    古本 朗嗣, 井手 昇太郎 日本内科学会雑誌 111 (11), 2261-2266, 2022-11-10

    <p>新型コロナウイルス感染症の流行は本邦における感染症専門医療職の圧倒的な不足を露呈した.感染症専門医数は日本感染症学会の提唱する人数の半分程度で,地域偏在も認めている.専門医制度の変革もあり早急な専門医数の増加は期待できず,各医療職の感染症専門職は中小規模の地域医療機関でも不足しており,一般医療職による感染症診療・対策の多職種連携実践の促進はその課題解決策の一つになると考えられる.</p>

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 妻の感染を契機に同居家族全員がA型肝炎ウイルスに感染した症例

    斉藤 淳哉, 山島 美緒, 林田 稔也, 池田 智成, 石田 智士, 浦川 立貴, 岡村 卓真, 栗林 泰隆, 山道 忍, 矢嶌 弘之, 宮﨑 修, 本田 徹郎, 杉山 隆一, 清原 知子, 鈴木 亮介, 森内 浩幸, 市川 辰樹 肝臓 63 (11), 500-503, 2022-11-01

    <p>Hepatitis A virus (HAV) can spread among family members through fecal-oral transmission. We report a case of hepatitis A transmission within a family affecting the mother (index case), father, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • ソーシャルメディア仲介ロボットによる認知症予兆発見システムの研究

    小林 透, 深江 一輝, 今井 哲郎, 荒井 研一, 宮崎 禎一郎, 辻野 彰 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J105-D (10), 533-545, 2022-10-01

    本研究では,人型コミュニケーションロボットが,一人暮らしの高齢者との自然会話を基に認知症の予兆検知を行い,認知症の疑いがあれば,ソーシャルメディアを介して離れて暮らす家族やソーシャルワーカ等に通知する認知症予兆発見システムを開発した.著者らは,これまで,スマホが使えない高齢者とLINEを介した双方向のコミュニケーションが可能なソーシャルメディア仲介ロボットを開発した.本研究では,本ロボットに,“…

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  • 痔疾患用外用剤による接触皮膚炎症候群の 1 例

    渡辺 華子, 小池 雄太, 森嵜 仁美, 鍬塚 さやか, 小川 文秀, 室田 浩之 西日本皮膚科 84 (5), 402-406, 2022-10-01

    <p>50 歳,女性。初診の 1 カ月前に外痔核を発症し,近医外科にて複数の外用薬,内服薬による治療を開始した。その後肛門周囲に瘙痒を伴う発赤が出現し拡大し,さらに全身に皮疹が出現した。当科を受診し,痔疾患用外用剤による接触皮膚炎症候群を疑い,プレドニゾロン 25 mg/ 日,ビラスチン,フェキソフェナジン内服,ステロイド外用(肛門周囲:ベタメタゾン吉相酸エステル軟膏,四肢体幹:ベタメタゾン酪酸…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • Masquelet法で治療した骨欠損を伴った大腿骨遠位端開放骨折の1例

    吉田 悠哉, 宮本 俊之, 田口 憲士, 土居 満, 江良 允, 太田 真悟, 中村 憲明, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 71 (3), 508-512, 2022-09-25

    <p>Masquelet法は,軟部組織再建が前提ではあるが,手技が比較的容易で,あらゆる骨欠損形態における再建方法の選択肢となる.今回Masquelet法を用いて良好に治療できた症例を報告する.症例は50代男性,バイク走行中に普通車と正面衝突し受傷.前医で蘇生処置後に創外固定後翌日に当院へ紹介となった.大腿骨遠位はGustilo …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 挟撃損傷によるデグロービング損傷の1例

    津田 宗一郎, 宮本 俊之, 田口 憲士, 土居 満, 江良 允, 太田 真悟, 中村 憲明, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 71 (3), 517-519, 2022-09-25

    <p>【はじめに】デグロービング損傷は車輪などに巻き込まれ、皮膚・皮下組織が剥脱された結果,壊死に至ることが多い重症軟部組織外傷である.今回,挟撃損傷による左下腿の広範なデグロービング損傷の1例を経験したので報告する.【症例】72歳女性.自動車事故で受傷後1時間ほど左下腿を挟まれていた.前医で左大腿骨遠位開放骨折,左下腿挫滅創の診断となり,創外固定とデブリドマンが施行され,翌日に当院へ搬送された…

    DOI Web Site 医中誌

  • TFNAにおけるtip apex distanceの検討

    前田 純一郎, 西野 雄一朗, 笠原 峻, 朝長 匡, 江良 允, 宮本 俊之 整形外科と災害外科 71 (3), 359-362, 2022-09-25

    <p>【目的】TFNA(DePuy Synthes社)におけるtip apex distance(TAD)を調査し,他のラグスクリュータイプのインプラントと比較すること.【対象】2020年4月から2021年8月までにTFNAを用いて骨接合術を行った89例(手術時平均85.3歳)を調査の対象とした(T群).対照群は過去にラグスクリュータイプのインプラントを使用した101例(N群:ナビゲーション使用…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 大学病院の初期研修医と精神科病院の指導医が一般内科で行う認知症外来研修

    松坂 雄亮, 長谷 敦子, 浜田 久之, 大塚 俊弘, 小澤 寛樹 日本プライマリ・ケア連合学会誌 45 (3), 90-92, 2022-09-20

    <p>大学病院の研修医と精神科病院の指導医が地域病院の一般内科で,認知症を主として診療する外来研修について報告する.研修医はプライマリ・ケアに即した形で認知症の診療を経験でき,かつ精神科医の指導により認知症に焦点を当てた深い学習ができる.認知症診療はかかりつけ医により提供されることが望まれており,この研修を受けた医師たちがいかなる専門に進んだ後も,認知症診療に参加・貢献することが期待される.</…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 喉頭外傷後に生じた嗄声の 1 例

    髙島 寿美恵, 副島 駿太郎, 西 秀昭, 原 陽子, 熊井 良彦 耳鼻と臨床 68 (5), 361-365, 2022-09-20

    <p>交通外傷による喉頭外傷は、体表に明らかな異常がない場合でも骨折による粘膜損傷を生じている可能性があり、気道狭窄を念頭に置いた初期対応が必要になることは言うまでもない。さらに気道が確保され、呼吸や循環動態が安定しても喉頭枠組みへの骨折があれば整復が必要になり、骨折による枠組みのずれや粘膜損傷による瘢痕等で遅発性に嗄声が出現することもあり、急性期を過ぎた後も音声治療の介入を要することがある。今…

    DOI 医中誌

  • 骨髄濃縮により同種骨髄移植を施行し得た抗IgA抗体を有するIgA非欠損例

    新山 侑生, 澤山 靖, 藤岡 真知子, 加藤 丈晴, 糸永 英弘, 佐藤 信也, 安東 恒史, 今泉 芳孝, 新野 大介, 木下 克美, 渡辺 嘉久, 長井 一浩, 宮﨑 泰司 日本輸血細胞治療学会誌 68 (4), 491-495, 2022-08-25

    <p>IgA欠損患者に対する血液製剤の使用に際しては,IgAを含まない製剤の使用が推奨されているが,抗IgA抗体を有するIgA非欠損患者に対する輸血実施の対応は確立されていない.今回我々は,抗IgA抗体を有するIgA非欠損例において,洗浄血小板製剤の使用と骨髄濃縮により非血縁者間同種造血幹細胞移植を重篤な有害事象なく施行し得た1例を経験した.症例は48歳男性,基礎疾患は原発性骨髄線維症で,アレル…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 僧帽弁置換術後遠隔期の機械弁不全に対し,顕微鏡補助下右小開胸MICSによる再手術が有効であった2例

    村上 健, 中路 俊, 尾立 朋大, 谷口 真一郎, 江石 清行 日本心臓血管外科学会雑誌 51 (4), 225-230, 2022-07-15

    <p>僧帽弁置換術後遠隔期にみとめられた,機械弁不全の2症例に対し(症例1:84歳男性.症例2:67歳女性),再手術として顕微鏡補助下で右小開胸MICS-MVRを施行した.2例とも心嚢内の癒着は高度であったが,双眼顕微鏡を用いて視野確保を確実に行い,大動脈基部周囲および右側左房切開部など必要最小限の剥離を慎重に行った.機械弁の除去および再弁置換についても,顕微鏡下に行い,必要以上の組織損傷を避け…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 脳性麻痺患者における固定性補綴治療後の抜歯リスク因子

    眞方 信明, 田上 直美, 鮎瀬 てるみ, 切石 健輔, 鮎瀬 卓郎 日本障害者歯科学会雑誌 43 (2), 83-89, 2022-06-30

    <p>脳性麻痺患者の口腔内はその特性から衛生管理が困難で,う蝕や歯周疾患に罹患しやすく,外傷のリスクもあるため,固定性補綴装置にとっては過酷な環境といえる.本研究は,固定性補綴装置の支台歯が抜歯となる要因を特定することを目的に,支台歯の生存率とそのリスク因子について検討を行った.対象は1984年から2017年に特殊歯科総合治療部を受診し固定性補綴装置を装着した脳性麻痺患者35名の268支台歯とし…

    DOI 医中誌

  • 肝移植とリハビリテーション医療

    花田 匡利, 日高 匡章, 曽山 明彦, 田中 貴之, 原 貴信, 原口 雅史, 及川 真人, 名倉 弘樹, 竹内 里奈, 江口 晋, 神津 玲 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (6), 583-589, 2022-06-18

    <p>2010年の臓器移植法改定以降,肝疾患患者における肝移植の重要性は高まっている.肝移植は侵襲が高い治療法であるため,術後はさまざまな合併症を発生しやすく,回復に長期を要する症例も少なくない.肝移植を要する患者の大半は肝不全患者で,術前の時点で低身体機能に陥っていることが多く,肝移植術後においても長期臥床を余儀なくされた結果,骨格筋機能が低下し,社会復帰に難渋する症例も存在する.したがって,…

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 非天然型アミノ酸を含むペプチドにより修飾したHPLC固定相の調製とその評価

    岸川 直哉, 沼田 翔, 梅野 智大, EL-MAGHRABEY Mahmoud, 大山 要, 田中 正一, 黒田 直敬 分析化学 71 (6), 351-356, 2022-06-05

    <p>本研究では,非天然型アミノ酸である2-アミノイソ酪酸(2-aminoisobutyric acid, Aib)を含むペプチドで修飾した新規固定相を調製し,HPLCにおける分離挙動を調査した.1残基のAib及び2残基のL-ロイシンから構成されるトリペプチドであるAib 3mer,及びそれら2分子が縮合したヘキサペプチドであるAib 6merをaminopropylsilyl silica …

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 参考文献14件

  • 治療に難渋した重度の肝不全と脳症を有する三尖弁閉鎖不全症の1例

    江石 惇一郎, 三浦 崇, 松丸 一朗, 田口 寛子, 井上 拓, 谷川 陽彦, 北村 哲生, 中路 俊, 尾長谷 喜久子, 江石 清行 日本心臓血管外科学会雑誌 51 (3), 142-146, 2022-05-15

    <p>高度肝不全を有するテザリングによる重症2次性三尖弁逆流症に対して,スパイラル・サスペンション法と高心拍出の周術期管理を行い救命できたので報告する.症例は77歳の女性,慢性徐脈性心房細動(心拍数50 bpm前後)である.74歳時に重度の三尖弁・僧帽弁逆流を指摘された.心不全,肝不全ともに悪化傾向で,肝性脳症も生じたため精査治療入院となった.術前の肝機能評価ではChild-Pugh分類はGra…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 新型コロナウイルス感染症の予測に関する数理モデル

    古瀬 祐気 医療と社会 32 (1), 59-70, 2022-04-28

    <p>新型コロナウイルス感染症のパンデミックは,その理解や流行制御のために数理モデルがリアルタイムで幅広く用いられた初めての機会であったと言える。数理モデルによる予測には,感染者数の推移パターンを記述する統計モデルと,感染が拡大するメカニズムを内包したSIRモデルがある。これらのモデルを用いて,本感染症の基本的な性質の解明,過去の状況や対策の評価,実社会と流行動態の関係の理解,未来の予測を行うこ…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 診療ガイドラインの基礎知識と呼吸障害理学療法ガイドライン

    神津 玲 呼吸理学療法学 1 (0), 25-32, 2022-04-28

    <p>要旨:診療ガイドラインとは,よりよい患者ケアの意思決定のために,臨床研究による現時点での最良のエビデンスを評価し,益と害のバランスを勘案して,最適と考えられる医療行為の推奨を提示する文書である。診療ガイドラインの意義と役割は,理学療法領域にも適用できるものであり,医療提供者と患者が適切な判断を行うための意思決定支援,理学療法のエビデンス情報を推奨とともに提供することで,標準的かつ質の高い理…

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  • レンバチニブ増悪後にカルボプラチンとnab-パクリタキセルが著効した進行胸腺癌の1例

    水田 玲美, 福田 実, 須山 隆之, 行徳 宏, 竹本 真之輔, 山口 博之, 澤井 豊光, 入江 準二, 芦澤 和人, 迎 寛 肺癌 62 (2), 115-120, 2022-04-20

    <p><b>背景.</b>胸腺癌に対して本邦では保険承認の薬剤がなかったので他癌の薬剤を暫定的に使用している.2021年切除不能な胸腺癌に対してレンバチニブが承認された.<b>症例.</b>54歳の女性は左胸部痛を主訴に近医を受診し,前医による胸部CTで前縦隔腫瘍,左胸膜の多発結節,左胸水が認められ,外科的生検で胸腺癌(pT2N0M1a,stage …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

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