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検索結果 137 件

  • 1 / 1

  • ニホンザルの闘争遊び:インタラクションの非対称性は文脈に基づいて調整される

    壹岐 朔巳, 長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 34 (0), 35-35, 2018-07-01

    <p>闘争遊び(play fight)は広く哺乳類が行う競争的かつ親和的なコミュニケーションである。闘争遊びで使用される「噛みつき」などの攻撃動作は喧嘩(serious fight)においても使用される。そのため,遊びの動作が誤って解釈されてコミュニケーションが破綻する可能性が常についてまわる。実際,一方的な攻撃によるインタラクションの過度な非対称性は遊びを維持する上で障害となる(Pellis …

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  • 心理社会的ストレスへのコルチゾールの反応性と脅威刺激からの注意解放

    木村 健太, 井澤 修平, 菅谷 渚, 小川 奈美子, 山田 クリス孝介, 城月 健太郎, 長野 祐一郎, 長谷川 寿一 生理心理学と精神生理学 34 (1), 41-51, 2016

    <p>本研究は,急性心理社会的ストレスに対するコルチゾールの反応性が脅威刺激からの注意解放の困難さと関連するか否かを検討した。この目的のため,手がかり刺激の提示時間を比較的長くした(1,000 ms)空間手がかり課題を用いて怒り顔への注意バイアスを計測した。実験参加者は,急性心理社会的ストレス課題を行った後空間手がかり課題を行った。本研究では,急性心理社会的ストレス課題により上昇した唾液中コルチ…

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  • ニホンザルにおける社会構造の個体群間変異と社会性の個体間変異:その遺伝的背景を探る

    中川 尚史, 村山 美穂 霊長類研究 Supplement 32 (0), 10-10, 2016

    ...関連(仮題) 大西賢治(東大・総合文化,日本学術振興会)</p><p><br></p><p>責任者:中川尚史(京都大学大学院理学研究科)、村山美穂(京都大学野生動物研究センター)</p><p>連絡先:nakagawa@jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp</p><p>共催:日本学術振興会科研費基盤研究B(代表:中川尚史)、文部科学省科研費新学術領域研究「共感性の進化・神経基盤」(代表:長谷川寿一...

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  • オキシトシン受容体遺伝子の多型がニホンザルの社会性に与える影響

    大西 賢治, 山田 一憲, 中道 正之, 井上 英治, 齋藤 慈子, 長谷川 寿一, 井上-村山 美穂 霊長類研究 Supplement 31 (0), 78-79, 2015

    ヒトを含む霊長類において複数の遺伝子が攻撃行動や養育行動、利他行動などの個体差と関連することが報告されている(Newman et al. 2005; Krueger et al. 2012)。しかし、野生集団において、多くの個体を対象とし、個体間の社会関係を考慮しながら、性格関連候補遺伝子と社会性の個体差との関連を検討した研究は少ない。本研究では、先行研究において利他性との関連が指摘されているO…

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  • 社会性の進化と発達

    渡邊 正孝, 松沢 哲郎, 仲 真紀子, Henrich Joseph, 亀田 達也, 足立 幾磨, 長谷川 寿一, 坂上 雅道 日本心理学会大会発表論文集 77 (0), JPAS-003-JPAS-003, 2013-09-19

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  • イヌの聴覚側性化:ヒトの音声に対する反応の非対称性

    淡路 遼, 今野 晃嗣, Sean Lee, 齋藤 慈子, 長谷川 寿一 日本認知心理学会発表論文集 2011 (0), 116-116, 2011

    行動や脳の機能的な非対称性はヒト以外の種にも広く認められており、イヌでも同種他個体の発声が左半球優位で処理されることが示唆されている(Siniscalchi et al., 2008)。本研究では、ヒトと社会的な関係を築いているイヌが、ヒトの音声に対して反応の非対称性を示すかどうか、ヘッドターニングパラダイム(音声に対して向けられた頭の向きから脳の非対称性を推測)を用いて検討した。実験では、イヌ…

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  • サイコパシーと心の理論との関連

    金本 麻里, 中村 敏健, 明地 洋典, 平石 界, 長谷川 寿一 日本認知心理学会発表論文集 2011 (0), 63-63, 2011

    サイコパシーは、反社会的特徴を持つ人格障害であり、他者の心的状態の認知能力の障害との関連が臨床研究により示されている(Blair, 2005)。先行研究(Ali et al., 2009;2010)では非臨床群を対象に表情・視線・音声刺激が表す感情についての認知課題が用いられ、高サイコパシー傾向者が感情理解に障害を持つことが示唆された。本研究では、その拡張として、感情的側面を含まない他者の心的状…

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  • 人とチンパンジーの間

    長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 27 (0), 3-3, 2011

     3つの異なるアプローチから,「ヒトという生物」と「人間らしさ」という独自固有の精神性の由来と進化を考え,指定討論者を交えて,来場者の皆さんとともに「人間とは何者なのか」を討議したいと思います。<br> 3つのアプローチの第1は,比較ゲノム科学からのアプローチです。ヒトの全ゲノム解読が完了して10年が経過し,研究はさまざまな種を含む比較研究へと移ってき,ました。ヒトの病気,ヒト固有の言語をはじめ…

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  • 人間らしさって何だろう?

    サイエンスウィンドウ編集部 サイエンスウィンドウ 4 (6), 1-36, 2010-12-01

    ...</b></p> <p>p.06 長谷川寿一氏に聞く「他者の気持ちが理解できる動物、人間」について</p> <p>p.08 人類の進化と分布を表す概念図</p> <p>p.10 生物としてヒトはどう進化したのか</p> <p>p.12 「ヒトらしい脳」に人間らしさは詰まってる?</p> <p>p.14 人間らしさはどこまで科学で語れるか? ...

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  • 高校生への心理学教育

    仁平 義明, 長谷川 寿一, 内田 伸子, 髙橋 美保, 利島 保 日本心理学会大会発表論文集 74 (0), JPAL003-JPAL003, 2010-09-20

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 心の科学の再構築にむけて

    坂上 雅道, 亀田 達也, 松沢 哲郎, 春野 雅彦, 高橋 英彦, 西條 辰義, 内田 伸子, 渡辺 茂, 長谷川 寿一, 子安 増生, 山岸 俊男 日本心理学会大会発表論文集 74 (0), S019-S019, 2010-09-20

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  • PAR Radiometerによるエアロゾルの光学的厚さの推定

    鳥海 貢, 竹中 栄晶, 加藤 正, 長谷川 壽一, 中島 孝, 高村 民雄, 中島 映至 日本リモートセンシング学会誌 30 (2), 81-89, 2010

    The direct solar radiation observed by instruments aboard the ground-based solar tracking devices, is needed to estimate aerosol optical thickness. However, the instruments on unstable platforms …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • 視覚的ワーキングメモリに対する動機付けの効果

    真田 原行, 池田 功毅, 木村 健太, 長谷川 寿一 日本認知心理学会発表論文集 2010 (0), 110-110, 2010

    動機付けはワーキングメモリ(以下WM)の機能に影響を与えることが知られているが(Gilbert &Fiez.2004)、その具体的な機序については未だ不明な点が多い。WMの過程としては記銘と保持があり、WM容量を決定づけるのは記銘時の選択的注意であるとする先行研究(Vogel,McCollough&Machizawa,2005)から、動機付けがWM機能に影響を与えるその機序として、(1)記銘時の…

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  • 国内で大型類人猿を飼育する組織について: GAINの活動を通して

    落合-大平 知美, 倉島 治, 長谷川 寿一, 吉川 泰弘, 松沢 哲郎 霊長類研究 Supplement 24 (0), 83-83, 2008

    現在、日本国内で飼育されている大型類人猿は、チンパンジー(<i>Pan troglodytes</i>)、ニシゴリラ(<i>Gorilla gorilla</i>)、ボルネオオランウータン(<i>Pongo pygmaeus</i>)とスマトラオランウータン(<i>Pongo abelii</i>)およびその種間雑種である。ヒガシゴリラやボノボはいない。大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)では…

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  • 大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)における登録研究者情報整備

    倉島 治, 落合-大平 知美, 吉川 泰弘, 長谷川 寿一, 松沢 哲郎 霊長類研究 Supplement 24 (0), 84-84, 2008

    大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)は第二期(平成19-23年度)において1.登録研究者情報の整備公開、2.研究者への配付(貸与)資料情報の整備公開、3.配布資料による研究経過・成果情報の整備公開を目標の一つとした。これらは、飼育施設コミュニティから登録研究者の現状把握を容易にする、遺体由来資料配付の際に研究者コミュニティから人材や設備などの協力を効率的に得ることなどを目的に設定された。H18…

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  • 大型類人猿情報ネットワークの第一期総括と展望

    倉島 治, 落合-大平 知美, 吉川 泰弘, 平井 百樹, 長谷川 寿一, 遠藤 秀紀, 松沢 哲郎 霊長類研究 Supplement 23 (0), 82-82, 2007

    ライフサイエンスの基盤整備として、文部科学省は2002年よりナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)を開始した。これは研究資源(モデル生物など)の収集、保存、配布システム構築を目的としていた。大型類人猿情報ネットワークは、このNBRPの一部門として開始された。2002-2003年度においてチンパンジーを研究基盤整備の対象とすることが可能か否か、可能な場合はどのようなシステムを構築するべき…

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  • 日本国内の大型類人猿飼育施設の分析

    落合-大平 知美, 倉島 治, 長谷川 寿一, 吉川 泰弘, 遠藤 秀紀, 松沢 哲郎 霊長類研究 Supplement 23 (0), 83-83, 2007

    大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)では、飼育動物の生活の質(QOL)の向上などを目的とした研究者と飼育施設とのネットワーク作りや、大型類人猿に関する情報整備に取り組んできた。2003年1月からは、国内の大型類人猿飼育施設を訪問し、職員にヒアリングをする形で情報収集をおこなった。本研究では、こうした活動から得られた情報と、社団法人日本動物園水族館協会(2006年6月1日現在、国内の91の動物園…

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  • 群れ間敵対交渉における「ただ乗り」問題:チンパンジーにおける音声再生実験による検討

    沓掛 展之, 寺本 研, 森 裕介, 松平 一成, 小林 久雄, 長谷川 壽一, 岡ノ谷 一夫 霊長類研究 Supplement 23 (0), 88-88, 2007

    多くの霊長類において、群れ間の関係は敵対的である。群れのメンバーにとって、群れ間敵対交渉を行うことは、資源(餌や繁殖相手)の防衛という利益が存在する。しかし、同時に、敵対交渉に参加することには、時間やエネルギーの消費、怪我の可能性などのコストが存在する。防衛された資源をすべてのメンバーが利用できる場合、「ただ乗り」(利益を享受するが、防衛のコストは払わない)戦略が出現しやすいと理論的に予測される…

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  • チンパンジーの雄のみのグループ形成とその維持

    寺本 研, 森 森裕介, 長野 邦寿, 早坂 郁夫, 沓掛 展之, 池田 功毅, 長谷川 寿一 霊長類研究 23 (1), 33-43, 2007

    Chimpanzees are a naturally highly sociable species. Therefore, it is desirable to keep captive individuals in a social group. Although the dyadic introduction method has been commonly used to form …

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献28件

  • 大型類人猿の日本での飼育の歴史

    落合-大平 知美, 倉島 治, 長谷川 寿一, 平井 百樹, 松沢 哲郎, 吉川 泰弘 霊長類研究 Supplement 22 (0), 85-85, 2006

    大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)および旧ナショナルバイオリソースプロジェクト・チンパンジーフィージビリティスタディでは、国内で飼育されている大型類人猿の基本情報を収集および公開するとともに、廃棄される遺体の有効利用など、非侵襲的な方法での研究利用の推進をおこない、飼育動物の生活の質(QOL)の向上などにつながる研究の促進と、その研究成果のフィードバックに取り組んできた。本発表では、大型類人…

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  • 大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)における資源配布システム

    倉島 治, 落合-大平 知美, 赤見 理恵, 吉川 泰弘, 松沢 哲郎, 平井 百樹, 長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 22 (0), 86-86, 2006

    大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)では、大型類人猿に関する研究と福祉を支援する目的で、死亡大型類人猿を主な対象とした資源配布や飼育個体全体の情報整備をおこなってきた。2006年4月までに18件(再配布を除く)の大型類人猿由来資源を配布した。今回、資源配布事例を類型化し、今後の資源配布システムの課題を検討した。配布における種別件数ではチンパンジー12件、オランウータン3件、ゴリラ2件、ボノボ1…

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  • 研究資源配布システムとしての大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)の概要と事例報告

    倉島 治, 落合-大平 知美, 赤見 理恵, 吉川 泰弘, 松沢 哲郎, 平井 百樹, 長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 21 (0), 94-94, 2005

    「大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)」はこれまで、研究者、飼育施設関係者、そしてその中間にたつ資源仲介者の三者にて、立場を越えたネットワークを築いてきた。そのネットワーク上でおこなわれることの中心は「国内大型類人猿の基礎的情報の集積および公開」、「非侵襲的手法での研究利用推進」、そして「不慮の死があった場合の遺体の研究利用」である。これらのうち、遺体の研究利用として10例の死亡個体由来資源配…

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  • チンパンジーの遺体を用いた第一中手骨内転運動のCT断層像観察

    遠藤 秀紀, 吉原 耕一郎, 長谷川 寿一, 吉川 泰弘, 林 良博, 酒井 健夫, 伊藤 琢也, 鯉江 洋, 木村 順平 日本野生動物医学会誌 10 (1), 43-47, 2005

    CTスキャンを用いてチンパンジーにおける第一中手骨の把握時の内転運動を検討した。第一中手手根関節を基点に, 第一中手骨は内転し, その骨体は回転していることが非破壊的に確認できた。大菱形骨とその他の手根骨は第一中手骨内転時にも把握に意義あるような運動はしていなかった。第一中手骨の可動範囲は三次元的に見て, 第二中手骨よりも内側に限定されていた。チンパンジーの第一中手骨および第一指骨群は, …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献31件

  • 国内の大型類人猿:大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)の活動から

    落合-大平 知美, 倉島 治, 赤見 理恵, 吉川 泰弘, 松沢 哲郎, 平井 百樹, 長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 21 (0), 95-95, 2005

    日本国内には動物園を中心に、チンパンジー、ゴリラ、オランウータンの3種の大型類人猿が飼育されている。「大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)」では、これら大型類人猿の基本情報を収集および公開するとともに、廃棄される遺体の有効利用など、非侵襲的な方法での研究利用の推進をおこない、飼育動物の生活の質(QOL)の向上などにつながる研究の促進と、その研究成果のフィードバックに取り組んできた。現在では、国…

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  • 鳥類における視聴覚関連記憶の形成と遺伝子発現

    池渕 万季, 長谷川 寿一, 岡ノ谷 一夫 日本生理学会大会発表要旨集 2005 (0), S41-S41, 2005

    One of the most well studied areas in the avian memory is song learning. Song learning is a sensory-motor learning that occurs during a limited period after hatching. Auditory template for the …

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  • ヒトにおけるチンパンジーの情動情報の認知

    肥田 床, 橋彌 和秀, 泉 明宏, 長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 20 (0), 80-80, 2004

    霊長類、特にヒトは優れた社会的認知能力を持っている。その中でも情動認知能力は社会的認知能力への寄与が大きいが、ヒトと最も近縁なチンパンジーでは、情動の認知過程を詳細に調べた研究は少ない。また、情動認知を近縁な他種間で比較することは情動の進化的基盤を考える上で重要であるが、従来の霊長類における比較研究は記載的なものや情動のカテゴリー判断に関するものが殆どであった。しかし情動はその発信者のみならず、…

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  • チンパンジーの唾液採取法の検討

    寺本 研, 森 裕介, 長野 邦寿, 早坂 郁夫, 本間 誠次郎, 池田 功毅, 山本 ライン, 石田 貴文, 吉川 泰弘, 長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 20 (0), 132-132, 2004

    唾液中の生理データは、糞尿と比較して血中の生理活性値をよく反映するため、近年、注目を浴びている。また、唾液は、ストレスを与えることなく、繰り返し採取を行うこができる利点があり譁@を確立することが重要となってきている。しかし、チンパンジーの唾液採取法について検討された文献はほとんどない。今回、成獣雄チンパンジー17個体に対して、以下の3方法により唾液採取を試みたので紹介する。<BR>採取法:1) …

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  • 飼育下大型類人猿の生物資源利用~大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)の活動~

    赤見 理恵, 倉島 治, 落合-大平知美 知美, 吉川 泰弘, 松沢 哲郎, 平井 百樹, 長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 20 (0), 133-133, 2004

    日本国内には、動物園を中心に多くの大型類人猿が飼育されている。これら大型類人猿の基礎的情報の集積、非侵襲的手法での研究利用推進、そして不慮の死があった場合の遺体の有効利用を目指して、「大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)」は研究者、飼育施設関係者など立場を越えたネットワークを築きつつある。GAINおよび旧ナショナルバイオリソースプロジェクト、チンパンジーフィージビリティースタディーでは、基礎情…

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  • フサオマキザルの網膜応答

    齋藤 慈子, 三上 章允, 河村 正二, 上野 吉一, 長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 20 (0), 54-54, 2004

    新世界ザルの多くの種では、同種内に2色型色覚と3色型色覚の個体が混在している。そのため、色覚の進化要因を調べるためのよいモデルとなると考えられてきたが、そのためには色覚差の原因となる赤-緑視物質の遺伝子型の違いと表現型の対応を確認しておく必要がある。新世界ザルの一種であるフサオマキザルに関しては、同一の個体を対象にして、赤-緑視物質遺伝子、網膜応答、行動すべてを調べた研究はなく、より詳細な調査が…

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  • チンパンジーにおける尿・糞・唾液中ステロイドホルモンの動態

    池田 功毅, 本間 誠次郎, 寺本 研, 森 裕介, 早坂 郁夫, 山本 ライン, 石田 貴文, 吉川 泰弘, 長谷川 寿一 霊長類研究 Supplement 20 (0), 124-124, 2004

    (目的)近年の行動内分泌学では、非侵襲的な方法で得た試料を用いる方法が広く検討されている。試料としては、これまで主に尿と糞が用いられてきたが、最近血中濃度をよく反映する唾液が注目されている。しかしチンパンジーの唾液を用いた研究は、ほとんど報告されていない。今回の研究では、行動内分泌を検討する際の基礎データを得る事を目的として、飼育下の雄チンパンジーを対象とし、唾液中のテストステロンとコルチゾール…

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  • 飼育下大型類人猿の研究利用 ~大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)の活動~

    吉川 泰弘, 長谷川 寿一, 赤見 理恵, 落合 知美, 倉島 治, 斎藤 成也, 数藤 由美子, 高見 一利 霊長類研究 Supplement 20 (0), vi-vi, 2004

    「大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)」は、その前身である「チンパンジー研究利用に関するフィージビリティースタディ(ナショナルバイオリソースプロジェクトの一環)」が培ってきた大型類人猿由来の研究リソース配分ネットワークとその理念を引き継ぎ、動物園などの飼育施設や研究者とのネットワークの拡大、大型類人猿死亡時のリソース分配をおこなってきた。本集会では、GAINがおこなってきた調査(研究リソースの…

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  • 男性ステロイド依存性喘息患者に対する4年間のエチドロネート投与の経験

    柘野 浩史, 岡本 誠, 高田 真吾, 横井 正, 西田 数典, 芦田 耕三, 保崎 泰弘, 光延 文裕, 谷崎 勝朗, 中井 睦郎, 穐山 恒雄, 長谷川 寿一, 辻 孝夫 岡大三朝分院研究報告 72 62-65, 2002-02-01

    男性のステロイド依存性気管支喘息患者にエチドロネートを4年間の長期間にわたり投与した経験を得たので報告する。症例は,男性のステロイド依存性気管支喘息で,エチドロネート200mg/日・14日間投与を4ケ月おきに4年間にわたり反復投与し,活性型ビタミンD製剤 (VD)投与と併用した2例と,活性型VD製剤を単独授与した2例。椎体圧迫骨折数,境骨耗骨密度,海綿骨骨密度,皮質骨骨密度について,椎体X線像,…

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  • 大学生にとっての論文執筆の意義 : 「知の技法」から「知の論理」へ(<特集>「超」論文作法 : 論文執筆のすすめ)

    長谷川 寿一 情報の科学と技術 45 (4), 138-144, 1995

    「論文を執筆できる」ということは、大学教育における大きな到達目標のひとつであるに違いない。にもかかわらず,大学生にとって論文を書くことがどのような意味をもつのか,また大学人は学生に対して論文執筆をどのように教育したらよいのか,といった基本的な問いに対しては,従来,正面から答えられることが少なかった。本稿では,論文執筆の原点は,他者との交流を通じて自らの主張を節度をもって根拠づけることであるとの認…

    DOI Web Site 参考文献8件

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