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検索結果 303 件

  • 気候変動緩和策評価モデルの研究動向・政策貢献と今後の展望

    島田 幸司, 越智 雄輝, 高橋 潔, 長谷川 知子, 日比野 剛, 増井 利彦 環境経済・政策研究 16 (2), 14-26, 2023-09-30

    <p>気候変動緩和策を巡る国内外の交渉では,対策の効果や影響を定量的に評価することが求められ,そのためのモデル分析・予測の役割がこの30年余りで大きくなってきた.そこで本稿では,地球規模の緩和策評価モデルが解明した科学的知見をIPCC/AR6から再整理するとともに,日本での緩和策評価モデルの開発状況をレビューし,国レベルの削減目標・政策検討や地方レベルでの計画策定への貢献を総括した.今後の研究課…

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  • 健康教育教材「けんこうニコニコカード」の開発—親子における利用可能性の検討—

    吉井 瑛美, 會退 友美, 赤松 利恵, 長谷川 智子, 福田 一彦 日本健康教育学会誌 31 (3), 151-162, 2023-08-31

    <p>目的:家庭や保育施設で,遊びを通して知識を身につけ日々の生活を振り返り,生活改善に取り組むことを目指した総合的な健康教育教材「けんこうニコニコカード」を開発した.本研究では,小学校入学を控えた幼児とその保護者による生活改善への取組に利用可能であるかを検討する.</p><p>活動内容:2022年2月下旬~3月下旬の計4週間,小学校入学を控えた幼児と母親54組を対象に,教材を用いたプログラムを…

    DOI Web Site 医中誌

  • 緩和ケアチームのコンサルティとなる看護師の専門職連携を実践する能力の実態と関連要因

    藤田, 結香里, 小林, 美貴, 長谷川, 智子, 看護学領域 基盤看護学分野 福井大学医学部研究雑誌 = Journal of Interdisciplinary Research of the School of Medical Sciences, University of Fukui 23 23-34, 2023-03

    目的:緩和ケアチームのコンサルティとなる看護師の専門職連携を実践する能力の実態および関連要因を明らかにする。方法:緩和ケアチーム活動のコンサルティとなる看護師 1230 名を対象とし,IPW コンピテンシー自己評価尺度,基本属性について無記名自記式質問紙調査を行った。結果:812 名の当該看護師から有効回答を得た(有効回答率 66.0%)。専門職連携を実践する能力の合計点は平均 …

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  • 集中治療室の専従理学療法士不在日における看護師によるリハビリテーション実施状況の実態

    高橋, 優太朗, 野々山, 忠芳, 羽根田, 慎吾, 五十嵐, 一真, 長谷川, 智子, 医学部附属病院看護部, 医学部附属病院リハビリテーション部, 看護学領域基盤看護学 福井大学医学部研究雑誌 = Journal of Interdisciplinary Research of the School of Medical Sciences, University of Fukui 23 43-49, 2023-03

    本研究の目的は,専従理学療法士が不在である日の集中治療室(ICU)看護師によるリハビリテーションの実態把握と今後の課題を明らかにすることである。対象は2018年9月から2019年6月までにA病院集中治療室に入室し,専従理学療法士により早期離床・リハビリテーションプロトコルに従って人工呼吸管理中で端座位以上のリハビリテーションを実施した症例を医療記録より後方視的に抽出した。結果として,専従理学療法…

    機関リポジトリ 医中誌

  • 生物多様性や人間健康などの非市場価値も考慮した気候変動の総費用

    沖 大幹, 木口 雅司, 小田 貴大, 高倉 潤也, 高橋 潔, 花崎 直太, 肱岡 靖明, 湯 龍龍, 飯泉 仁之直, 伊坪 徳宏, 大橋 春香, 松井 哲哉, 熊野 直子, 田上 雅浩, 田村 誠, 横木 裕宗, 長谷川 知子, Park Chan, 平林 由希子, 藤森 真一郎, 本田 靖, 松田 裕之 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 19-, 2023

    <p>気候変動の緩和費用、および、生物多様性の喪失や人間の健康被害といった非市場価値も貨幣換算して気候変動の総費用を推計した。 その結果、生物多様性や人間健康への被害といった非市場価値を考慮し、それらの将来価値を高く見積もる(割引率が低い)場合、パリ協定で合意された2℃目標という温暖化レベルの達成が経済的にも適切であることが明らかとなった。 …

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  • アジア地域の淡水需給に対する食料貿易の影響分析

    近藤 光, 山口 陽平, 長谷川 知子 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    <p> 世界の総取水量の約70%は農業由来であり,食料生産は多量の淡水を要する.輸入国では食料輸入を通じた淡水の間接消費拡大により他国の淡水資源への依存が高まる一方,生産国ではその分だけ淡水需給が逼迫する.本研究では,2008年と2018年を対象にアジアの食料生産と食料消費に関わる淡水需給率を比較し,どのような食品の仮想水貿易が淡水需給強度を増減させるか分析した.淡水の需要と供給の逼迫程度(淡水…

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 世界を対象とした気候変動および気候変動緩和策による貧困影響の評価

    丸田 有美, 藤森 真一郎, 高倉 潤也, 大城 賢, 高橋 潔, 長谷川 知子 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    <p> 気候変動は経済損失をもたらし,貧困を増加させ得る.しかし,気候変動緩和策もまた,経済損失をもたらし貧困を増加させ得る.既往研究では,気候変動および気候変動緩和策による貧困への影響を同時に考慮した評価はなされていない.本研究では,世界を対象に,これらが貧困に与える影響を定量的に評価することを目的とした.その結果,パリ協定の2℃目標を達成するシナリオで,気候変動による貧困への影響は低減できる…

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 廃棄物分野の二酸化炭素を考慮した脱炭素社会シナリオ構築手法の開発と京都市への適用

    中村 彩華, 越智 雄輝, 長谷川 知子 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    <p> 京都市は全国に先駆けて「2050年二酸化炭素排出量正味ゼロ」を目指すことを表明した.先行研究において,エネルギー起源の二酸化炭素を対象とした同市の排出量正味ゼロの姿の定量化がなされている.本研究では,さらに廃棄物分野も考慮した脱炭素社会シナリオの構築手法を開発し,その手法を京都市に適用することにより,同市の2050年二酸化炭素排出量正味ゼロの実現可能性を検討した.推計の結果,再エネおよび…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 世界を対象とした対流圏オゾンによる植生のCO<sub>2</sub>吸収量への影響評価と気候変動緩和策への含意

    平原 颯太郎, 関沢 賢, 藤森 真一郎, 大城 賢, 伊藤 昭彦, 長谷川 知子 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    <p> 対流圏オゾンは植物のCO<sub>2</sub>吸収量に悪影響を与えることで知られている.対流圏オゾン濃度は主としてNO<sub>x</sub>などの前駆物質の濃度に依存するが,温室効果ガスの排出削減はオゾン濃度を減少させると期待される.一方,対流圏オゾンが植生のCO<sub>2</sub>吸収量へ及ぼす影響の気候変動緩和策からの解釈は行われていない.そこで本研究は緩和を行わないシナリオ…

    DOI Web Site 参考文献20件

  • 中南米地域を対象とした農畜産業由来の温室効果ガス排出削減に関する研究

    濱本 拓希, 長谷川 知子, 瓜本 千紗 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    <p> 地球温暖化問題における農畜産業部門の占める割合は大きく,人為起源における温室効果ガスにおいて24%を占めている.そのため,これまで研究されてこなかった中南米地域の農畜産業部門におけるGHG排出量,排出削減可能量,効果的な対策技術について評価した.その結果,対策を行った場合,中南米地域全体での排出量は2050年で633MtCO<sub>₂eq</sub>/年となり,対策をしない場合と比べ5…

    DOI Web Site 参考文献10件

  • アジア諸国を対象とした農畜産業由来の温室効果ガス排出量削減に関する研究

    平野 拳士朗, 瓜本 千紗, 長谷川 知子 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    <p> アジアの温室効果ガス(GHG)の緩和に対して,農畜産業部門におけるGHG削減対策の導入は重要な役割を果たすと報告されているが,アジア全地域の各国レベルでの対策技術の評価はまだ行われていない.このことから,本研究ではアジア36カ国を対象に各国の農畜産業における対策技術により,メタン・亜酸化窒素の削減可能量と削減に伴う費用を明らかにし,費用対効果の高い具体的な削減に向けた対策の提案を行った.…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 気候変動緩和策が対流圏オゾン変化を通じて食料消費および飢餓リスク人口にもたらす影響評価

    黒川 和馬, 長谷川 知子, 藤森 真一郎, 山﨑 航我 土木学会論文集 79 (27), n/a-, 2023

    <p> 近年増加している対流圏オゾンは酸化力が強く,作物の生育に悪影響を及ぼし,特に作物収量に大きな影響を与えるとされている.本論文では,世界を対象に気候変動緩和策に伴う対流圏オゾン濃度の変化が作物収量変化を通じて食料消費や飢餓リスク人口に及ぼす影響を各気候シナリオに基づいて明らかにした.結果として,1.5度目標相当のシナリオでは世界全体で飢餓リスク人口が47.4万人の減少となった.地域別にみる…

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 新認定看護師教育課程と特定医療行為の今後の方向性

    長谷川 智子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 30 (3), 280-284, 2022-09-30

    <p>厚生労働省は2025年に向けた在宅医療推進のために,医師または歯科医師の判断を待たずして特定の医療行為ができる看護師の研修(特定行為に係わる看護師の研修制度)を2015年より施行している.これをうけて日本看護協会は,現行の認定看護師教育課程を,特定行為研修を組み込んだ新認定看護師課程に変更することを発表しており,すでに14分野の新認定看護師教育課程基準カリキュラムが発表されている.呼吸器分…

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  • 国際学会の登録から発表までのプロセス

    長谷川 智子, 礪波 利圭 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 30 (2), 159-162, 2022-04-28

    <p>医学領域では以前より国際化が進んでいるが,看護の領域でも国際化がますますすすんでいる.例えば,国際看護師協会(International Council of Nurses: ICN)には日本看護協会(Japanese Nursing Association: JNA)も加盟しているため,日本看護協会の会員であれば自動的にICNのメンバーということになり,もちろん国際学会で発表することもで…

    DOI 医中誌

  • 看護師認定制度のこれまでの歩みと今後の展望

    長谷川 智子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 30 (2), 168-171, 2022-04-28

    <p>日本における看護師の資格認定制度は,1987年厚生省の「看護制度検討会報告書(21世紀に向けての看護制度のあり方)」において,専門看護師,看護管理者の育成が提言されたことを契機に始まった.そこでようやく誕生したのが1994年に専門看護師制度,1995年に認定看護師制度,1998年に認定看護管理者制度で,日本看護協会がその核となった.認定看護師(Certified Nurse: …

    DOI 医中誌

  • 世界を対象とした農畜産業の生産と消費段階における温室効果ガス排出削減に関する研究

    瓜本 千紗, 藤森 真一郎, 長谷川 知子 土木学会論文集G(環境) 78 (5), I_463-I_471, 2022

    <p> 世界の温室効果ガス(GHG)のネットゼロ排出の達成において,非二酸化炭素の排出をもたらす農畜産業部門における排出削減が重要な役割を果たすと報告されている.近年では農畜産物の生産側のみならず,その消費側での対策についても提案がなされていることから,本研究では世界全体で農畜産業部門における生産側に加えて,消費側の対策である畜産物の消費制限を考慮した場合の温室効果ガス削減可能量と削減に伴う費用…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • 食内容を考慮したバイオマスエネルギーポテンシャル量の推計

    伊藤 涼太朗, 藤森 真一郎, 長谷川 知子 土木学会論文集G(環境) 78 (5), I_79-I_85, 2022

    <p> 今世紀末までに産業革命前からの地球の平均気温上昇を2℃未満に抑える,いわゆる2℃目標を達成する場合,世界の総エネルギー供給量の約20~30%をバイオマスエネルギーで賄う必要があるとされてきた.一方,気候変動緩和対策の一つとして考えられている食肉消費の低減などの食内容の変化は農地や牧草地の利用を変え,バイオエネルギーポテンシャルを変えうる.そこで,本研究では将来の食内容の変化がバイオマスエ…

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 世界全域を対象とした異なる水平解像度を用いた大気汚染の影響評価

    渡邉 諒一, 上谷 明生, 関沢 賢, 藤森 真一郎, 長谷川 知子, 大城 賢 土木学会論文集G(環境) 78 (5), I_251-I_262, 2022

    <p> 近年,大気汚染の影響として特にPM<sub>2.5</sub>による健康影響と対流圏オゾンによる農業影響が注目されている.しかし,その分析に用いる化学輸送モデルの水平解像度の違いが上記項目に与える影響は未解明であった.本研究は,全球大気化学輸送モデル(CTM)を用いて低解像度の全球計算と高解像度の領域計算により,オゾン濃度とPM<sub>2.5</sub>濃度をそれぞれ算出し,濃度の観測…

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 生態系保全のための農業・食料消費・土地利用管理システムの変革

    藤森 真一郎, 大橋 春香, 越智 雄輝, 長谷川 知子, NYAIRO RISPER BUYAKI, 松井 哲哉, 平田 晶子, 高橋 潔, 土屋 一彬 土木学会論文集G(環境) 78 (5), I_39-I_50, 2022

    <p> 生物多様性の維持は持続可能な開発を考えるうえで極めて重要な社会的な課題である.本研究では経済モデル,土地利用モデル,生物多様性モデルという3つのモデルを統合的に用いて,世界のどの地域の食ライフスタイル変化と生産側の技術変化が生物多様性に影響するのかを明らかにした.結果から,途上国における食ライフスタイル変化の影響が大きいことがわかった.中国やインドといった人口の多い国の取り組みももちろん…

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 畜産物の消費制限による環境および食料システムへの影響評価

    小野 泰照, 長谷川 知子, 藤森 真一郎 土木学会論文集G(環境) 78 (5), I_63-I_70, 2022

    <p> GHG排出量削減取り組みの一つとして畜産物の消費抑制などの消費者による取組が報告されている.しかし,これまで畜産物の消費抑制による食料システムや土地利用への具体的な影響は評価されていない.本稿では畜産物の消費制限による環境および食料システムへの影響を明らかにすることを目的とする.具体的には,世界経済モデル(AIM/Hubモデル)を用いて,畜産物の消費制限による森林の炭素吸収量,GHG排出…

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 幼児の偏食と健康状態および夕食の食品群別摂取量,栄養素等摂取量

    深澤 向日葵, 吉井 瑛美, 會退 友美, 赤松 利恵, 長谷川 智子 栄養学雑誌 79 (6), 338-344, 2021-12-01

    <p>【目的】幼児の偏食と健康状態,夕食における食品群別摂取量,栄養素等摂取量との関連を検討することを目的とした。</p><p>【方法】2018年12月,1次調査として幼児を持つ母親を対象にインターネット調査を実施し,そのうち希望者から抽出された者を対象に2019年3~5月,2次調査として写真法による食事調査を実施した。1次調査より幼児の偏食,健康状態,属性を用い,2次調査より幼児の夕食の食品群…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 夕食における幼児の野菜摂取量別の食事内容の特徴

    吉井 瑛美, 深澤 向日葵, 會退 友美, 赤松 利恵, 長谷川 智子 栄養学雑誌 79 (6), 345-354, 2021-12-01

    <p>【目的】幼児の野菜摂取を促進するための手がかりを得るため,夕食の野菜摂取量で幼児を3群に分け,食事内容を比較すること。</p><p>【方法】2019年3~5月,4~6歳の幼児121人を対象に,写真を用いた連続5日間の食事記録調査を実施した。幼児の夕食の野菜や栄養素等摂取量,1食あたりの野菜の種類数,5日間の主食,主菜,副菜等の出現回数,副菜および副菜を含む料理の内容等を調べた。1日あたりの…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 看護研究の基礎と呼吸器における研究ニーズ

    長谷川 智子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 29 (3), 386-390, 2021-06-20

    <p>看護における疑問を解決するための研究論文をどんどん世に発表しなければならない.看護研究の意義には,【あまり知られていない特定の現象を記述できる(例:一人暮らしの終末期COPD男性の生き別れた家族に対する思いと看護ケア)】,【看護ケアを計画するときに考慮すべき現象を説明できる(例:急性発作を繰り返す喘息患者への吸入指導とその効果)】,【望ましくない結果の発生を抑制できる(例:高齢COPD患者…

    DOI 医中誌

  • 子どもに対するタクティール (R)ケアの リラクセーション 効果の検証

    北野, 華奈恵, 安倍, 博, 上原, 佳子, 礪波, 利圭, 出村, 佳美, 長谷川, 智子 福井大学医学部研究雑誌 21 1-12, 2021-03

    目的:タクティール(R)ケアを施術した子どもにおけるリラクセーション効果を検証する。方法:健康な9歳~15歳の子ども29名を対象としタクティール(R)ケアを施術する群施術群および施術しない群対照群に分け,施術の介入前・中・後における自律神経活動レベルおよび施術の介入前・後における気分と快適感を点数評価した。結果:施術の介入前において,自律神経活動レベルのうち交感神経活動の指標であるlow …

    機関リポジトリ

  • 日本における所得階層を考慮した炭素税の家計消費への影響

    佐々木 克哉, 藤森 真一郎, 長谷川 知子, 大城 賢 土木学会論文集G(環境) 77 (5), I_263-I_273, 2021

    <p> 温室効果ガス排出削減策として炭素税が注目されている。炭素税は効率的に排出削減を行えるが、課税による影響が生活必需財・サービスに偏るという性質から、低所得階層ほど影響が大きいことが懸念されてきた。そこで本研究は、日本を対象として炭素税が所得階層別に家計消費へ与える影響を明らかにした。計算にあたり、消費行動変化が内生的に考慮されるモデルを用いた。その結果、低所得階層と高所得階層で支出減少割合…

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 日米の食の変化を考慮した農畜産業由来の温室効果ガス排出削減に関する研究

    和田 悠暉, 長谷川 知子 土木学会論文集G(環境) 77 (5), I_177-I_182, 2021

    <p> 農畜産業における温室効果ガス(GHG)排出削減対策は気候変動の緩和に向けて重要な役割を果たすと期待されている。これまで農畜産業部門の生産者側の排出削減策については研究されてきたが、消費者側の取り組みによる効果についてはまだ検討されていない。そこで、本研究では日本・アメリカを対象に農畜産業の消費側でのGHG排出削減の取り組み、すなわち、食の内容の変更、畜産物消費の抑制によるGHG排出削減効…

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献7件

  • 世界における将来の土地利用変化を考慮した風力・太陽光エネルギーポテンシャル推計

    桑葉 祐斗, 長谷川 知子, 藤森 真一郎, スィルバ エラン ディエゴ 土木学会論文集G(環境) 77 (5), I_183-I_189, 2021

    <p> パリ協定で設定された2℃目標の達成には大規模な再生可能エネルギーの導入が必要とされている。しかし、既存研究の再生可能エネルギーの潜在生産量の計算は土地利用を現状と将来も同じと仮定したものがほとんどであった。そこで本研究では、現在から2100年までの土地利用変化を考慮した世界における風力・太陽光エネルギーポテンシャルを推計した。その結果、気候緩和策を取らず、中庸な社会経済状況におけるなりゆ…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 京都市を対象とした2050年二酸化炭素排出実質ゼロの姿の定量化

    奥田 啓太, 越智 雄輝, 長谷川 知子, 五味 馨 土木学会論文集G(環境) 77 (5), I_285-I_292, 2021

    <p> 2015年に採択されたパリ協定では世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち,1.5℃に抑える努力をすることが合意され,21世紀後半には,温室効果ガス排出量と森林などによる吸収量のバランスをとる長期目標が掲げられた.京都市では 2050年までに温室効果ガスの排出を正味ゼロにする脱炭素社会の実現を目指すことを表明している.本研究では,京都市において2050年の二酸化炭素排…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献1件

  • 世界を対象とした第二世代バイオマスエネルギーポテンシャル量の推計とそれに伴う水消費量・窒素肥料必要量の環境影響

    伊藤 涼太朗, 長谷川 知子, 藤森 真一郎, 花崎 直太 土木学会論文集G(環境) 77 (5), I_191-I_196, 2021

    <p> 今世紀末までに産業革命前からの地球の平均気温上昇を2℃未満に抑えるいわゆる2℃目標を達成する場合、世界の総エネルギー供給量の約20~30%をバイオマスエネルギーで賄うことが示されてきた。しかし、大規模なバイオマスエネルギーによる副次的な環境への影響、特に水資源や窒素肥料への影響はまだ十分に評価されていない。そこで、本稿では世界を対象としバイオマスエネルギー生産に伴う環境影響として潜在的な…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献11件

  • 学童期の調理への関わりと大学生の自立

    手島 陽子, 長谷川 智子, 小西 史子, 外山 紀子 日本家政学会誌 72 (6), 362-376, 2021

    <p> 自立は青年期の重要な発達課題であり, 主体的自己, 協調的対人関係, 生活管理などの領域から成るといわれている. 子どもの頃に調理に関わることは青年期の自立に影響を及ぼすと仮説を立てた. 大学生178名 (男性53名, 女性125名) を対象に質問紙調査を行い, 学童期の家庭の食環境と調理への関わりをクラスタ分析で分類し, …

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  • 気候変動およびその対策に伴う対流圏オゾン軽減がもたらす食料消費および飢餓リスク人口への影響評価

    井上 笑瑠, 長谷川 知子, 渡邉 諒一, 藤森 真一郎 土木学会論文集G(環境) 77 (5), I_167-I_175, 2021

    <p> 地表面付近に存在する対流圏オゾンは酸化力が強く、その化学的性質は植物に悪影響を及ぼし、特に食料供給という観点からは作物収量の損失が問題視されている。本稿では、世界を対象に気候変動とその緩和策に伴うオゾン濃度の変化が、作物収量変化を通じて食料消費や飢餓リスク人口に及ぼす影響を明らかにした。結果として、強い気候変動対策を実施した場合において気候変動なし・緩和策なしの場合と比較して、世界全体で…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献12件

  • 新型コロナウイルス感染症に伴う日本と中国の園の食事調査

    韓 雪, 長谷川 智子, 外山 紀子 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), PO-024-PO-024, 2021

    <p>【目的】 新型コロナウイルス感染症の感染拡大は,世界中の人々の生活を激変させた。食事場面は飛沫感染リスクが高いため,大きな影響を受けた。本研究の目的は,感染拡大によって日本と中国の幼稚園・保育園の昼食場面がどのような影響を受けたかを質問紙調査によって明らかにすることである。【方法】 日本の幼稚園・保育園500施設に質問紙を郵送し192部回収した(回収率38.4 …

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  • 呼吸器疾患患者へのアドバンス・ケア・プランニングにおける看護師の行動意図

    牧野 富美枝, 長谷川 智子, 上原 佳子, 北野 華奈恵, 礪波 利圭, 出村 佳美, 橋本 容子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 29 (1), 97-103, 2020-08-31

    <p>目的:社会心理学において,人が行動に至るまでの段階を説明するモデルである計画行動理論がある.この計画的行動理論を基に看護師がAdvance Care Planning:ACP行動に至るまでの心理的段階である「ACPの行動意図」と,それに影響する要因を明らかにすることとした.</p><p>方法:対象は慢性呼吸器疾患看護認定看護師220名と呼吸器疾患に係わる看護師1100名の計1320名とした…

    DOI 医中誌

  • アジアにおける温室効果ガス短期削減目標が2050年までのエネルギー投資に及ぼす影響

    大城 賢, 藤森 真一郎, 長谷川 知子, 明石 修 土木学会論文集G(環境) 76 (5), I_243-I_252, 2020

    <p> パリ協定気候目標の達成に向けアジアにおけるエネルギーシステム転換の役割は大きく,日本の技術輸出の観点からも,アジアにおける投資需要を把握することは重要である.本研究では,気候目標達成に必要となるアジアの2050年までのエネルギー投資,2030年の短期削減目標水準の影響を定量的に評価した.結果,アジア各国が現状の2030年目標を上回る追加削減を行わない場合,それ以降に急激なエネルギーシステ…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献22件

  • 子どもの睡眠に対するタクティール<sup>®</sup>ケアの効果の検証

    北野 華奈恵, 安倍 博, 上原 佳子, 礪波 利圭, 出村 佳美, 長谷川 智子 子どものこころと脳の発達 11 (1), 71-80, 2020

    <p>睡眠障害のない健康な9~15歳の29名を対象に,子どもの睡眠に対するタクティール<sup>®</sup>ケアの効果を生理・心理学的指標を用いて検証することを目的とした.その際,タクティール<sup>®</sup>ケアを実施する施術群と,実施しない対照群に分け,タクティール<sup>®</sup>ケアを日中に実施し,実験中の睡眠に対する即時的な効果と,実験当夜の睡眠に対する遅延的な効果を検証…

    DOI 医中誌

  • 看護師のパートナーシップ・ナーシング・システム(PNS)行動測定尺度の開発

    嶋田 恭子, 上原 佳子, 長谷川 智子, 北野 華奈恵, 村田 美穂, 上山 香代子 日本看護管理学会誌 24 (1), 123-132, 2020

    <p>本研究の目的は,PNS開発病院の形式を基本としたPNSを実践している日々の看護師の行動(PNS行動)を測定する尺度の開発である.PNS導入施設で勤務している看護職612名を対象とした.尺度項目決定には,年間パートナーがいて,かつ病棟リーダー経験者である355名(66.0%)を分析対象とした.因子分析の結果,ペア間の情報共有行動(5項目),日々の業務内のPNS補完体制行動(4項目),パートナ…

    DOI 医中誌

  • 気候変動対策による低栄養に起因する健康被害評価

    太畑 祐輔, 長谷川 知子, 越智 雄輝, 高橋 潔 土木学会論文集G(環境) 76 (5), I_433-I_439, 2020

    <p> これまで気候変動対策による食料消費や飢餓リスクへの影響が明らかにされているが、そこからさらに低栄養に由来してどのような健康被害がもたらされるかについては明らかにされていない。本研究では気候変動対策による低栄養に起因する健康被害を明らかにした。結果として、第一に、パリ協定で合意された2℃目標に相当するシナリオでは、気候変動なし・気候変動対策なしのシナリオと比べて、2050年で低栄養を通じて…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 世界を対象にした洪水による作物収量変化を通じた食料消費と飢餓リスクへの影響評価

    関 祐哉, 長谷川 知子, 藤森 真一郎 土木学会論文集G(環境) 76 (5), I_89-I_95, 2020

    <p> 気候変動対策をとらない場合、将来の洪水の範囲や強度が増加することが報告されているが、これまで洪水による食料消費・飢餓リスクへの影響は評価されていない。本稿では、世界を対象にした洪水による作物収量変化を通じた食料消費と飢餓リスクの影響を明らかにすることを目的とする。さらに適応策として、その影響に対応するのに必要な食料備蓄量を算出した。世界経済モデルAIM/Hubを用いて世界17地域の食料消…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 世界を対象とした対流圏オゾンの作物収量に対する影響と気候政策の副次的便益に関する研究

    渡邉 諒一, 藤森 真一郎, 長谷川 知子, 大城 賢 土木学会論文集G(環境) 76 (5), I_129-I_140, 2020

    <p> 大気汚染物質から生じる対流圏オゾンは,温室効果ガス排出に伴う気候変動とともに作物の収量に影響を及ぼすことが注目されている.本研究では気候緩和策の実施条件が異なるシナリオ下で推計された将来の対流圏オゾン濃度分布を用いて,対流圏オゾンが作物収量に与える影響を推計した.その結果,強い緩和策は対流圏オゾン濃度減少を通じて将来的に作物収量を全世界で1%程度改善させるが,排出削減による気候変動影響の…

    DOI Web Site 被引用文献4件 参考文献21件

  • Energy transformation cost for the Japanese mid-century strategy

    藤森, 真一郎, 大城, 賢, 白木, 裕斗, 長谷川, 知子 Nature Communications 10 1-, 2019-10-18

    The costs of climate change mitigation policy are one of the main concerns in decarbonizing the economy. The macroeconomic and sectoral implications of policy interventions are typically estimated …

    DOI HANDLE PDF ほか1件 被引用文献12件 参考文献45件

  • Key determinants of global land-use projections

    Stehfest, Elke, van Zeist, Willem-Jan, Valin, Hugo, Havlik, Petr, Popp, Alexander, Kyle, Page, Tabeau, Andrzej, Mason-D’Croz, Daniel, 長谷川, 知子, Bodirsky, Benjamin L., Calvin, Katherine, Doelman, Jonathan C., 藤森, 真一郎, Humpenöder, Florian, Lotze-Campen, Hermann, van Meijl, Hans, Wiebe, Keith Nature Communications 10 2019-05-15

    Land use is at the core of various sustainable development goals. Long-term climate foresight studies have structured their recent analyses around five socio-economic pathways (SSPs), with …

    HANDLE

  • 食料廃棄物削減目標を達成することによる社会・経済・環境への副次的影響

    櫛部 航, 藤森 真一郎, 長谷川 知子 土木学会論文集G(環境) 75 (5), I_233-I_238, 2019

    <p> 食料廃棄物削減は持続可能な開発目標(SDGs)の中の一つに位置付けられており(SDG12)、社会的に重要な課題である。食料廃棄削減は廃棄物のみの問題だけでなく、その多寡によって様々な社会・経済・環境に影響を与えると予想されるが、これまでその将来における影響は明らかでなかった。本研究は、将来的に食料廃棄量が削減された場合の社会、経済、環境影響評価を統合評価モデルAIM/CGEを用いて行った…

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 岩波科学映画<滑車と仕事量>による仕事概念の導入とその効果

    長谷川 智子 日本科学教育学会年会論文集 43 (0), 271-272, 2019

    <p>岩波映画〈滑車と仕事量〉は,仕事概念の導入に適した問いで構成されている.この映画を予想・討論・実験のステップを取り入れて視聴することで,生徒の主体的な取り組みと,クラスでの議論をとおした学びが可能になり,学ぶ楽しさを引き出すことができた.</p>

    DOI

  • 気候変動による全球規模経済影響のエミュレーション手法の試作と評価

    高倉 潤也, 藤森 真一郎, 高橋 潔, 周 茜, 花崎 直太, 飯泉 仁之直, 長谷川 知子, 本田 靖, 増井 利彦, 肱岡 靖明 土木学会論文集G(環境) 75 (5), I_73-I_80, 2019

    <p> 気候変動による経済影響を評価するために用いられるプロセスベースの生物・物理的影響モデルや社会経済モデルは計算負荷が大きく,限られた数の将来シナリオの下でしかシミュレーションを実施することができなかった.この課題を解決するため,本研究ではプロセスベースの経済影響のシミュレーション結果を,少ない計算負荷で統計的に再現(エミュレーション)する手法の試作を行った.試作したエミュレーション手法は気…

    DOI Web Site 参考文献21件

  • アジアのエネルギー関連低炭素技術投資の見通し

    藤森 真一郎, 大城 賢, 長谷川 知子 土木学会論文集G(環境) 75 (5), I_247-I_254, 2019

    <p> 低炭素社会へ向かうにあたってアジアは大きな市場を持つ可能性があり,日本の炭素クレジットや企業活動にとってその市場規模を知ることは意義がある.一方,これまで定量的にアジアの低炭素市場を示した研究はなかった.そこで,本研究はパリ協定で定めた長期気候安定化目標である全球平均気温上昇量を産業革命以前から2℃以下に抑える場合に,アジアで発生するエネルギー関連低炭素市場のポテンシャルを,統合評価モデ…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献13件

  • 抗Kp<sup>c</sup>により溶血性輸血副作用を呈した1症例

    石橋 美由紀, 長谷川 智子, 山下 香奈子, 石井 謙一郎, 伊藤 幸子, 堀口 新悟, 岡田 亜由美, 飛内 英里, 影山 有美子, 古川 悠太, 早川 修司, 上村 朋子, 加藤 陽子, 田﨑 哲典 日本輸血細胞治療学会誌 64 (6), 773-777, 2018-12-20

    <p>低頻度抗原に対する抗体である抗Kp<sup>c</sup>による輸血副作用の報告例は国内外において見当たらない.今回我々は抗Kp<sup>c</sup>を有した患者に対し,対応抗原陽性の輸血が行なわれ,著しい副作用を呈した症例を経験したので報告する.患者は50歳男性で27年来の慢性腎臓病であり,移植歴・輸血歴を有していた.透析時にRBC-LR4単位の輸血が行なわれ,翌日に血圧及びSpO<s…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • Relationship between Ocular Deviation and Visual Function in Retinitis Pigmentosa

    宮田, 学, 大石, 明生, 荻野, 顕, 大石, 真秀, 長谷川, 智子, Nagasaku, Yuko, 池田, 華子, Ohtsuki, Hiroshi, 辻川, 明孝 Scientific Reports 8 (1), 2018-10-05

    In retinitis pigmentosa (RP), peripheral visual-field loss starts in early stages, whereas central vision loss occurs in advanced stages. Sensory strabismus gradually occurs in RP. We investigated …

    DOI HANDLE PDF ほか1件 参考文献20件

  • [P04] 半世紀前の岩波科学教育映画を現代に活かす 生徒と市民のための科学教育へ

    長谷川 智子, 櫻井 順子, 須崎 正美, 山本 美知, 長島 豊太 デジタルアーカイブ学会誌 2 (2), 148-149, 2018-09-03

    <p>科学がわかるたのしさを伝えてくれる岩波科学教育映画は,制作後50年を経ても学校および市民のための科学教育に力を発揮してくれる。科学の原理や基本法則は,時代を経ても変わらない。それを初学者に教えるとき、科学の方法(仮説・実験)を取り入れ,視聴者を惹きつけるストーリーでできた科学教育映画は,現代の科学教育の課題への道を開く手段となりうる。映像と科学教育の研究会では,16mmフィルムで制作された…

    DOI 研究データあり 参考文献1件

  • 看護師の感情規則の測定尺度の開発

    北野, 華奈恵, 長谷川, 智子, 上原, 佳子, 礪波, 利圭, 出村, 佳美 福井大学医学部研究雑誌 18 11-19, 2018-01-19

    要旨:目的:本研究の目的は,看護師の感情規則測定尺度を開発し,信頼性と妥当性を検討することである。方法:看護師の感情規則測定尺度原案はインタビュー調査と文献レビューに基づいて作成し,内容妥当性の検討を行い修正したものを原案とした。その後,修正した調査票で,総合病院に勤務する617人の看護師に本調査を実施し,その信頼性と妥当性を検討した。結果:プロマックス回転を用いた主因子法による探索的因子分析を…

    機関リポジトリ Web Site 医中誌

  • エネルギー技術情報を用いた経済モデルによる日本の長期二酸化炭素排出削減費用の推計

    藤森 真一郎, 大城 賢, 白木 裕斗, 長谷川 知子 土木学会論文集G(環境) 74 (5), I_213-I_222, 2018

    本研究では日本の2050年温室効果ガス排出80%削減における電力構成および電力量の変化,必要な削減費用を推計し議論する.経済モデルを用いてその推計を行うが,その際エネルギー技術モデルの結果を用いて経済モデルに取り込むことで,エネルギー関連出力に現実性を持たせた.その結果,GDP損失は2050年において,エネルギー技術モデルの情報を用いた場合は0.4%となり,従来の経済モデル単独の結果よりも約2%…

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • 長期低炭素シナリオ下での電力系統安定化策実施量の推計

    白木 裕斗, 大城 賢, 藤森 真一郎, 長谷川 知子 土木学会論文集G(環境) 74 (5), I_369-I_378, 2018

    変動性再生可能エネルギー大量導入下では,デマンドレスポンス(DR)や蓄電池など,電力系統安定化策の導入が不可欠となる.電力システム分析には主に電力部門に特化した電源モデルが使用されるが,同モデル単体ではDR可能な技術の実施量や低炭素目標下の電力需要量等が推計できない.本研究では,エネルギーシステム全体を考慮可能な技術積み上げ型モデルの情報と電源モデルを組み合わせ,長期低炭素シナリオ下の系統安定化…

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 気候変動に伴う暑熱ストレスの増大による屋外労働可能時間短縮に対する適応策の検討

    高倉 潤也, 藤森 真一郎, 高橋 潔, 本田 靖, 長谷川 知子, 肱岡 靖明, 増井 利彦 土木学会論文集G(環境) 73 (6), II_283-II_291, 2017

    気候変動にともなう暑熱ストレスへの曝露の増大により,特に屋外の労働現場において高強度の身体作業に従事可能な時間が減少し,大きな経済的損失が懸念されている.本研究は,暑熱ストレスによる屋外作業可能時間の短縮を軽減するための適応策として,作業時間帯のシフトと身体作業強度の軽減について仮想的なシナリオの下で検討した.温室効果ガス排出削減を行わず気温上昇が続く仮定の下では,身体作業強度が軽減できない作業…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 参考文献27件

  • 岩波映画〈力のおよぼしあい〉でインタラクティブに学ぶ抗力概念

    長谷川 智子 日本科学教育学会年会論文集 41 (0), 433-434, 2017

    <p>抗力概念を教える岩波映画〈力のおよぼしあい〉の授業は,事後テストの正答率が高く,生徒の満足度も高いことがわかった.この映画が素朴概念と科学法則が対立する問題を取り上げており,生徒が考え出し合って予想を考えるとき,深く学び抗力概念を獲得できると考えられる.</p>

    DOI

  • 気候変化による作物収量変化を通じたマクロ経済への影響

    藤森 真一郎, 飯泉 仁之直, 長谷川 知子, 高倉 潤也, 高橋 潔, 肱岡 靖明, 増井 利彦 土木学会論文集G(環境) 73 (5), I_397-I_405, 2017

    将来の気候変化による作物収量の変化は,土地利用,農業部門の生産量や価格,さらにマクロ経済へと影響する.これまで,経済モデルを用いた研究では食料価格や食料安全保障については豊富に研究が存在するが,マクロ経済影響についてはあまり研究が蓄積されていない.そこで本研究では,最も先進的な全球収量モデルのひとつであるCYGMAモデルと経済モデルであるAIM/ CGE,土地利用分配モデルであるAIM/ …

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • 自閉スペクトラム症児の母親へのタクティールマッサージの効果に関する予備的研究

    上原 佳子, 安倍 博, 長谷川 智子 生理心理学と精神生理学 34 (3), 213-225, 2016-12-30

    <p>本研究はASD児の母親へのタクティールマッサージの効果を,生理的・心理的指標により検証することを目的とした。母親17名に,条件を一定に保った部屋で,同一対象者にタクティールマッサージを実施する[タクティール]と,安静座位を保つ[安静]を20分間,別日に実施した。生理的指標として,唾液コルチゾール濃度,唾液分泌型免疫グロブリンA濃度,心拍変動周波数解析,心理的指標としてSTAIとPOMSを用…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • 病診連携

    森 由弘, 長谷川 智子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 26 (supplement), 94s_2-94s_2, 2016

    DOI

  • 脳卒中後片麻痺者において立位姿勢の違いと二重課題が姿勢制御に及ぼす影響

    前田 絢香, 大畑 光司, 北谷 亮輔, 脇田 正徳, 橋口 優, 山中 奈緒, 長谷川 智子, 川崎 詩歩未 理学療法学Supplement 2015 (0), 1048-, 2016

    【はじめに,目的】脳卒中後片麻痺患者の立位でのバランス機能は日常生活において重要である。これまで二重課題(DT)は閉眼・閉脚立位課題では姿勢制御に影響を与えやすいことが報告されている。またタンデム肢位は前後の姿勢制御が困難になりやすい(Goldie PA, et al.,:1996)と報告されているが,タンデム肢位におけるDTの影響を検討した報告は少ない。近年,姿勢制御を検討するための新たな指標…

    DOI

  • 慢性期脳卒中片麻痺者の歩行における推進力は制動力の大きさと関連する

    脇田 正徳, 大畑 光司, 橋口 優, 北谷 亮輔, 前田 絢香, 川崎 詩歩美, 山中 奈緒, 長谷川 智子, 大門 瑞希, 田辺 和, 森 公彦, 金 光浩, 長谷 公隆, 山田 重人 理学療法学Supplement 2015 (0), 0916-, 2016

    【はじめに,目的】脳卒中片麻痺者の歩行では,麻痺側で形成される推進力の積分値(propulsion impulse:PI)が歩行機能に大きく影響するとされる。我々が前回行った報告では,片麻痺者の最大前方ステップ動作で生じる麻痺側PIは,実際の歩行中の推進力より大きく,歩行中に形成可能なPIを最大限に利用していないことが示された。この差異が生じる理由を検討するために,本研究では片麻痺者の歩行におけ…

    DOI

  • 小学校教員のワーク・エンゲイジメントへの影響過程についての探索的研究―地域差の検討の試み―

    山田 早織, 長谷川 智子 学校メンタルヘルス 19 (1), 60-72, 2016

    <p>【目的】本研究では,小学校教員のワーク・エンゲイジメントに影響を与える要因についての影響過程を探索的に検討すること,さらにはワーク・エンゲイジメント及びそれに関連する要因に関する地域差を検討した。</p><p>【方法】複合市街地域である東京都内の一区(以下,A区)と,農山漁村地域である長野県内の一市(以下,B市)の小学校教員139名を対象に,ワーク・エンゲイジメント,周囲との人間関係,雑務…

    DOI Web Site

  • 慢性呼吸器疾患看護認定看護師の活動に関する実態調査―職務満足度と活動状況

    田中 孝美, 源川 奈央子, 守田 美奈子, 長谷川 智子, 淺川 久美子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 26 (1), 50-56, 2016

    【目的】慢性呼吸器疾患看護認定看護師の活動の現状,職務満足度,支援状況の関連を明らかにすること.<br>【研究方法】2014年8月に日本看護協会HPで氏名公表していた慢性呼吸器疾患看護認定看護師152名に,2014年8月~9月,郵送法による無記名自記式質問紙調査を実施した.<br>【結果】回収率84.2%.専任が3.1%と少なく,活動時間が勤務時間の10%未満の者は約4割で,時間確保に苦慮してい…

    DOI Web Site 医中誌

  • 慢性呼吸器疾患看護認定看護師育成の現状

    淺川 久美子, 長谷川 智子, 石﨑 武志 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 26 (2), 297-300, 2016

    <p>慢性呼吸器疾患看護認定看護師教育の目的は,安定期・増悪期・終末期における慢性呼吸器疾患患者とその家族のQOL向上に向けて,水準の高い看護を実践する能力を育成すること,慢性呼吸器疾患看護分野における看護実践を通して他の看護職者に対して,指導・相談ができる能力を育成することである.</p><p>慢性呼吸器疾患看護認定看護師(CNCR)活動の調査では,「学習会」等の教育活動が多い一方,「自己決定…

    DOI Web Site 医中誌

  • 医療従事者・非医療従事者のCOPDに対する知識と健康習慣および主観的健康統制感の関連

    礪波 利圭, 長谷川 智子, 上原 佳子, 北野 華奈恵, 出村 佳美, 淺川 久美子, 石﨑 武志 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 26 (2), 267-272, 2016

    <p>本研究は,医療従事者および非医療従事者のCOPDについての知識と健康習慣の現状,および主観的健康統制感を明らかにすることを目的とし,自記式質問紙調査を実施した.本研究の結果より,医療従事者自身が「COPDの知識がある」と回答していても,COPDについて十分に理解できていないことが明らかとなった.また非医療従事者ではCOPDの疾患そのものが認知されていないことが明らかとなった.加えて,健康的…

    DOI Web Site 医中誌

  • パリ協定の短中期的排出目標と長期気候安定化目標における含意

    藤森 真一郎, 長谷川 知子, 高橋 潔, 増井 利彦, 滝見 真穂 土木学会論文集G(環境) 72 (5), I_223-I_231, 2016

    世界各国はCOP21に先立って2030年までの短中期的な温室効果ガス(GHG)排出量目標を約束草案という形で宣言した.また同時に,全球平均気温上昇を2℃以下に抑えるという長期的な気候安定化目標が明記された.本研究は統合評価モデルAIM(Asia-Pacific Integrated Model)を用いてこの短中期的排出目標が長期的な気候緩和策に及ぼす影響とその含意を示した.各国が自国決定貢献(N…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献15件

  • TRALI, TACO 鑑別診断のためのガイドライン

    田崎 哲典, 岡崎 仁, 稲田 英一, 桑野 和善, 荒屋 潤, 塩野 則次, 藤井 康彦, 浜口 功, 星 順隆, 飯島 毅彦, 名取 一彦, 相羽 惠介, 矢野 真吾, 長谷川 智子, 中島 文明, 梶本 昌子, 佐竹 正博 日本輸血細胞治療学会誌 61 (4), 474-479, 2015

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献9件

  • 認定看護師の果たす役割

    長谷川 智子, 石崎 武志, 浅川 久美子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 25 (2), 151-153, 2015

    呼吸器疾患は喫煙や環境的化学物質への長期暴露により発症するものが多く,患者とその家族にとっては,危険因子への暴露行動が生活パターンの中に組み込まれてしまっている.そのため,呼吸器疾患を発症した患者は,まずは日常生活行動の変容を行っていく必要がある.また,慢性呼吸器疾患をもつ患者とその家族は,多岐にわたる症状や障害を持ちながら,症状コントロールや治療を生活の中に組み込み,疾患と治療をともに生きる生…

    DOI Web Site 医中誌

  • 気候変化による低栄養に起因する健康影響の経済評価

    長谷川 知子, 藤森 真一郎, 横畠 徳太, 高橋 潔, 増井 利彦 土木学会論文集G(環境) 71 (6), II_23-II_34, 2015

    健康への影響は気候変化による大きな影響の一つである.本研究では,気候変化がもたらす低栄養に起因する健康負荷を経済的に評価することを目的とする.低栄養に起因する5歳未満の低体重により発症する9種の健康負荷を対象とした.次の2つの経済指標を用いて負荷の大きさを評価した.第一に,疾病による医療サービス費用の増加と死亡により失われる人口および労働力の減少によってもたらされるGDPおよび消費の損失.第二に…

    DOI Web Site 参考文献26件

  • AIMによる新社会経済シナリオSSPの定量化とそのシナリオの特徴

    藤森 真一郎, 長谷川 知子, 増井 利彦, 高橋 潔, シィルバ エラン ディエゴ, 戴 瀚程, 肱岡 靖明, 甲斐沼 美紀子 土木学会論文集G(環境) 71 (6), II_217-II_228, 2015

    Special Report on Emissions Scenarios(SRES)が公表されて以降,気候変動関連研究は主としてSRESを用いて行われてきた.一方,2007年以降に新シナリオプロセスが開始され,新しい社会経済シナリオ Shared Socioeconomic Pathways(SSPs)は気候モデル,影響評価モデル,統合評価モデルで使われ,中核的なシナリオとなることが期待される…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献16件

  • ヒト肝代謝酵素活性の個体差が遺伝毒性発現におよぼす影響:Cyclophosphamideを用いた小核誘発性を指標とするメカニズム解析

    岸野 有紀, 長谷川 智子, 加藤 亜矢子, 西矢 由美, Velonika ROZEHNAL, 渡辺 恭子, 岩渕 晴男, 松岡 美帆, 下田 瞳, 荒川 真悟, 三井田 宏明, 渡邉 稔之, 高崎 渉, 矢本 敬 日本毒性学会学術年会 42.1 (0), P-159-, 2015

    In vitro遺伝毒性試験では、代謝活性化システムとして薬物代謝酵素誘導したラット肝S9を用いるが、ラットとヒトでは肝代謝に種差が存在するため、ヒトにおける遺伝毒性リスク評価にはヒト肝代謝を考慮する必要がある。実験動物と異なりヒト肝代謝能は個人差が大きいため遺伝毒性発現にも個人差があると考えられるが、その実態については不明な点が多い。そこで本研究ではヒト個別肝ミクロソーム(Ms)を用いて肝代謝…

    DOI

  • 女子大学生の自己評価による「食事づくり力」と調理技能との関連

    駒場 千佳子, 武見 ゆかり, 松田 康子, 吉岡 有紀子, 長谷川 智子, 高増 雅子, 小西 史子 日本調理科学会誌 48 (2), 122-129, 2015

    目的:「食事づくり力」質問紙は,女子大学生を対象にした4因子18項目の尺度である。「食事づくり力」と調理技能との妥当性を明らかにすることを目的とする。<br> 方法:対象は,栄養学を専攻する女子大学生(59名),その他の専攻の女子大学生(52名)とし,両専攻の対象者を,「食事づくり力」得点により3分位に分けた。調理技能得点として,切り方と献立調理の2種を用い,共分散分析により,群間差を検討した。…

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  • 共通社会経済シナリオSSPを用いた飢餓リスクに関する将来シナリオの開発

    長谷川 知子, 藤森 真一郎, 高橋 潔, 増井 利彦 土木学会論文集G(環境) 70 (5), I_1-I_12, 2014

    分野横断的な排出削減・影響評価を行うため,国際的に共通社会経済シナリオ(Shared Socioeconomic Pathways, SSP)が開発されている.SSPは気候変化に対する緩和策と適応策への困難性を軸に描かれた 5つのシナリオである.このうち3つのSSPについて,定性的な社会像に整合する飢餓リスクに関する将来シナリオを定量化し,飢餓リスクに影響をもたらす因子を明らかにした.この結果,…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献15件

  • 温暖化政策支援モデルのための全球作物収量影響関数の開発

    田中 朱美, 高橋 潔, 増冨 祐司, 花崎 直太, 肱岡 靖明, 蘇 宣銘, 長谷川 知子, 藤森 真一郎, 増井 利彦 生物と気象 14 (0), 41-56, 2014

    Climate change will affect various sectors such as agriculture, water resources, etc. Decision-making on an emission reduction pathway of greenhouse gases (GHG) and a climate stabilization target is …

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 呼吸ケア指導士の目指すもの

    石崎 武志, 淺川 久美子, 桒原 勇治, 長谷川 智子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 24 (1), 89-90, 2014

    高齢化社会を迎えて,COPD,気管支喘息,間質性肺炎,睡眠呼吸障害,肺がん,老人性肺炎,慢性呼吸不全が増えている.地域の呼吸器専門医,内科総合医や家庭医の負担も重く,病院当たりの呼吸器専門医数が少ないほど,COPDと気管支喘息の死亡率がともに有意に高いと最近報告されてもいる.今や,看護師,理学療法士,薬剤師,管理栄養士,臨床工学技士,医師等による効率的な呼吸ケアチーム医療の展開をせざるを得ない状…

    DOI 医中誌

  • エネルギーサービス需要低減の価値: 統合評価モデルを用いた気候緩和シナリオによる定量化

    藤森 真一郎, 甲斐沼 美紀子, 増井 利彦, 長谷川 知子, 戴 瀚程 土木学会論文集G(環境) 70 (5), I_137-I_146, 2014

    本論文はエネルギーサービス需要を低減する施策の価値を温室効果ガス排出削減費用の低減量で計測した.解析には世界応用一般均衡モデルを用い,エネルギーサービス需要低減がないケースとあるケースについて,気候緩和策を実施した時のGDP損失を比較し,エネルギーサービス需要低減の価値とした.その結果,以下の事が明らかになった.第一に,民生,交通,産業のエネルギーサービス需要を25%低減することは,450ppm…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • インドネシア温室効果ガス排出削減目標の達成可能性に関する検討:農業・土地利用変化部門

    長谷川 知子, 大沢 遼平, 五味 馨, 松岡 譲 土木学会論文集G(環境) 70 (5), I_189-I_199, 2014

    インドネシア政府はコペンハーゲン合意に対する温室効果ガス排出削減目標として,2020年までに対策を取らない場合の排出量から自国による取組として26%削減とする目標を提出した.本論文では,農業・森林・土地利用変化部門における温室効果ガスの排出削減評価モデルを用いて,上記の目標の達成の可能性を評価した.さらに,達成可能な場合,排出緩和のための具体案と費用を明らかにした.その結果,森林・土地利用・農業…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • エネルギー・農業・土地利用の長期的分析用の応用一般均衡モデル開発

    藤森 真一郎, 長谷川 知子, 増井 利彦, 高橋 潔 土木学会論文集G(環境) 69 (6), II_35-II_46, 2013

    本研究はこれまでエネルギー分析用に開発してきた応用一般均衡モデルの農業・土地利用分野の拡張を行い,物的に整合的な農業,エネルギー,土地利用の解析を行えるようにした.当モデルを用いてシナリオ分析を行い,農業・土地利用が物的に適切に記述されていることを確認した.また,感度解析を実施した結果,需要側の所得弾力性は人口,所得,土地生産性などの様々なショックに対する反応を決める重要なパラメータであることが…

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  • 気候緩和策による食料消費への影響分析

    長谷川 知子, 藤森 真一郎, 申 龍熙, 高橋 潔, 増井 利彦 土木学会論文集G(環境) 69 (5), I_1-I_12, 2013

    気候変化と気候変化に対する緩和策の実施により生じる,食料消費への影響をもたらす可能性のある要因として次の3つが挙げられる.i)気候変化による作物収量の変化,ii)バイオエネルギーの導入による食料作物とエネルギー作物との土地の競合,iii)緩和策の実施に伴うマクロ経済の変化,である.本研究では,上の3要因の食料消費への影響を定量的に示した.さらに,これらの影響は,先進国から中・低所得国への資金移動…

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 膝前十字靭帯再建術後のスポーツ復帰に向けたフォローアップ体制の検討

    長谷川 知子, 矢島 英賢, 波多腰 峰子, 川澄 広大, 古幡 里美, 縄田 昌司, 木村 貞治 理学療法学Supplement 2012 (0), 48101902-48101902, 2013

    【はじめに、目的】 膝前十字靭帯(以下、ACL)損傷に対して行われるACL再建術は、スポーツ復帰を目的として行われる場合が多い。ACL再建術後(以下、術後)患者のスポーツ現場への復帰基準としては、疼痛、関節可動域、膝筋力、動作能力などが重要視されている。そこで当院では術後の円滑なスポーツ復帰を目的として、術前とスポーツ復帰が許可される術後10か月の前段階である術後4か月、6か月時点における疼痛、…

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  • 看護学生の禁煙支援力尺度の開発

    上原, 佳子, 長谷川, 智子, 佐々木, 百恵, 北野, 華奈恵, 礪波, 利圭, 上野, 栄一, 石﨑, 武志 福井大学医学部研究雑誌 13 (1.2), 19-29, 2012-12-27

    Objective:The purpose of this study was to develop and evaluate the Smoking Cessation Support Ability Scale to assess nursing students' ability of smoking cessation support. Methods:The original …

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  • 「お菓子」と子ども

    外山 紀子, 根ケ山 光一, 小島 康生, 岩本 廣美, 高橋 毅, 橋彌 和秀, 長谷川 智子 日本心理学会大会発表論文集 76 (0), WS067-WS067, 2012-09-11

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  • がんの終末期患者と非終末期患者に対する看護師の認識と感情および感情労働の相違

    北野 華奈恵, 長谷川 智子, 上原 佳子 日本がん看護学会誌 26 (3), 44-51, 2012

    <p><b>要 旨</b></p><p>本研究の目的は,混合病棟で働く看護師からみた終末期にあるがん患者と,非終末期にあるがん患者に対する認識(患者に対する印象と心理的距離感)と感情,およびそれぞれの患者に対して行った感情労働の違いを明らかにすることである.</p><p>対象は終末期患者と非終末期患者を受け持ったことがあり,終末期患者と非終末期患者が混在する病棟で勤務している臨床経験13カ月以上…

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  • 認定看護師制度の今後の展開

    長谷川 智子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 22 (1), 48-50, 2012

    【要旨】 福井大学大学院医学系研究科では,平成22年より看護キャリアアップセンターを開設し,看護学における教育・研究を地域に広く役立てる取り組みを行ってきた.その活動の一つとして「慢性呼吸器疾患看護」認定看護師課程を開設するため,平成22年8月に日本看護協会に教育機関申請を行い,同年11月に教育機関認定を受けた.<br>大学院修士課程で教育される専門看護師とは異なり,認定看護師は約6ヵ月(615…

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  • インドネシアにおける農畜産業・森林・土地利用変化に由来する温室効果ガス排出緩和に関する研究

    長谷川 知子, 松岡 譲 土木学会論文集G(環境) 68 (5), I_211-I_220, 2012

    インドネシアでは,国内温室効果ガス(GHG)排出量の約67%が農業・森林・土地利用変化(AFOLU)に由来している.排出削減効果の定量的な評価および高い削減効果をもつ対策の特定は重要である.我々は,AFOLU排出削減評価モデル(AFOLUB)を開発したが,これを用いAFOLU部門におけるGHG排出緩和のための具体策を提示した.GHG排出量を推計した結果,2030年において対策を実施しない場合AF…

    DOI HANDLE 被引用文献3件 参考文献5件

  • 気候変化が作物収量変化を通じて食料消費・経済に及ぼす影響のシナリオ分析

    長谷川 知子, 藤森 真一郎, 申 龍熙, 高橋 潔, 増井 利彦 土木学会論文集G(環境) 68 (5), I_227-I_236, 2012

    本論文では気候変化による作物収量変化が,食料消費,飢餓,マクロ経済に対してどの程度影響するのかを分析する.将来の社会経済条件の違い,気候条件や適応策の取り方などの諸条件をシナリオとして与え,これらを比較することで気候変化によってもたらされる農業部門への影響を総合的に解析する.分析には世界経済モデルと作物モデルを用いる.社会経済条件,農業に強く関連する事象としてシナリオで考慮するのは,人口,GDP…

    DOI 被引用文献2件 参考文献6件

  • 農畜産業における技術積み上げ型温室効果ガス排出削減評価モデルの開発

    長谷川 知子, 松岡 譲 土木学会論文集G(環境) 68 (6), II_255-II_264, 2012

    農畜産業における排出削減対策は,世界排出量半減に向け,とりわけ第一次産業を国内産業の主産業とする途上国における排出緩和において重要な役割を果たすと考えられる.本論文では,農畜産業における温室効果ガスの排出削減評価モデルを開発し,国・地域レベルで農畜産業部門におけるGHG排出緩和のための具体案の検討への適用を提案する.低炭素社会の実現に向け,どのように排出緩和シナリオをデザインするのか,また,削減…

    DOI 被引用文献3件 参考文献5件

  • 食発達からみた貧しさと豊かさ : 飢餓と肥満を超えて

    長谷川 智子 発達心理学研究 23 (4), 384-394, 2012

    本研究の目的は,食発達における貧しさと豊かさを論じるために,生態学的な視点からマクロ水準とミクロ水準における食の現状を検討することであった。マクロ水準では,世界における貧困と飢餓,飽食と肥満の現状をとらえた上で,世界的な規模のフードシステムが生みだしている貧困と肥満を論じた。ミクロ水準では,日本での個人の食卓において,主に食における相互作用の貧しさを検討した。これらのことを踏まえて,マクロ水準と…

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  • 慢性呼吸器疾患看護認定看護師への期待

    長谷川 智子 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 21 (3), 205-209, 2011

    呼吸ケア・リハビリテーション学会では,認定看護師準備委員会にて,呼吸ケアを実践する認定看護師の領域認定の申請と基準カリキュラムの提案を行ってきた.その結果,2010年2月に「慢性呼吸器疾患看護」として領域が認定され,同年6月に基準カリキュラムが完成した.ワークショップでは,基準カリキュラムの内容と,認定看護師に期待される能力について紹介した.

    DOI Web Site 医中誌

  • COPD 患者の療養状況による自己管理情報ニーズの違い

    上木 礼子, 長谷川 晴美, 長谷川 智子, 上原 佳子, 佐々木 百恵, 吉田 華奈恵, 良 貴子, 門脇 麻衣子, 上野 栄一, 中村 康孝, 石崎 武志 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 21 (2), 153-158, 2011

    COPD患者の,療養状況による自己管理情報ニーズの違いを明らかにすることを目的に調査を行った.LINQを用いた情報ニーズ調査の結果,全体に自己管理,栄養,運動に関する情報ニーズが高く,76歳以上の患者は75歳以下に比べ自己管理,栄養,運動に関する情報の必要度が有意に高かった(p<0.05).特に高齢者へは栄養や運動などの生活に即したセルフマネジメントができるための支援が必要である.

    DOI Web Site 医中誌

  • 遺伝毒性試験における薬物代謝酵素誘導剤の影響

    岸野 有紀, 永田 真由美, 服部 千春, 荒川 真悟, 長谷川 智子, 三井田 由紀子, 渥美 亮, 矢本 敬, 眞鍋 淳, 三分一所 厚司 日本トキシコロジー学会学術年会 38 (0), 20124-20124, 2011

    <I>In vitro</I>遺伝毒性試験では、代謝活性化システムとして薬物代謝酵素誘導剤を投与したラットS9を用いる。我々はこれまでに、誘導剤投与による薬物代謝酵素の発現パターンの変化がラット<I>in vitro</I>遺伝毒性試験結果に与える影響について評価し、昨年の本会にて発表した。本研究では、誘導剤がラット<I>in vivo</I>遺伝毒性試験結果に与える影響を検証し、<I>in …

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  • 看護師の組織文化に対する認識と離職行動への影響に関する分析

    樫原 理恵, 長谷川 智子 日本看護管理学会誌 15 (2), 126-134, 2011

    <p>看護師の所属する組織文化の認識が,看護師の定着-離職行動に及ぼす影響を明らかにすることを目的に,北陸3県に立地する400床未満の同意を得られた14病院に勤務する看護師(看護師・保健師・助産師・准看護師を含む)585名に自記式質問紙法により調査を実施した.調査内容は個人属性,定着可能度,組織文化の認識とした.配布数585名のうち回収数475名(回収率81.1%),有効回答数464名(有効回答…

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 農畜産業由来の温室効果ガス排出量とその削減ポテンシャルの将来推計

    長谷川 知子, 松岡 譲 土木学会論文集G(環境) 67 (6), II_287-II_298, 2011

    計量経済学的手法により世界食料需給モデルを構築し,それを用いて世界35地域を対象に2005~2030年における農畜産物の需給を推計した.推計した農畜産物の生産量に基づき温室効果ガス(GHG)の排出量と削減ポテンシャルを推計し,個々の対策技術の導入にかかる費用と削減効果を評価した.その結果,世界全体における主要穀物の生産量は2030年では2005年比約1.4倍,主要家畜の生産頭数は2005年比約1…

    DOI 参考文献9件

  • 看護系大学における呼吸ケアカリキュラム

    石崎 武志, 吉田 華奈恵, 佐々木 百恵, 上木 礼子, 上原 佳子, 長谷川 智子, 上野 栄一 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 20 (1), 69-75, 2010

    全国の看護系大学および関連大学病院看護部にアンケートを依頼した.結果は,大学と大学病院とでの教育内容・重点項目に相違があり,学生に求める実践能力と臨床で求める実践能力の違いも判明した.看護実践能力の向上のためには,学校サイドと臨床サイドがさらに連携し,卒前・卒後の一貫した教育を念頭に効果的な呼吸ケアの教育方法について工夫する必要があると考える.また,学生への標準的な呼吸ケア教育カリキュラムの構築…

    DOI Web Site 医中誌

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