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検索結果 70 件

  • 1 / 1

  • スギ植栽木の枝分布と被陰樹冠の光合成を考慮した競合植生の被圧効果の定量

    伊藤 哲, 溝口 拓朗, 山岸 極, 山川 博美, 光田 靖, 平田 令子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 345-, 2023-05-30

    <p> 主伐・再造林が活発化する中、下刈りコストの削減は喫緊の課題となっている。これまで、下刈り要否の判定基準として植栽木と競合植物の高さ方向の競合状態の指標が提案され、多くの研究事例で活用されてきた。しかしこの指標は、植栽木の葉量が本来最も多い樹冠下部への被圧を適切に評価できていない。競合植物による被圧の経年的な効果を把握・予測するためには、樹冠下部の被圧を受けた葉群による光合成生産や、樹冠発…

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  • 土石流発生跡の渓畔域における植栽による樹林化 : 渓畔林整備の基本指針の検証

    相浦, 英春, 中島, 春樹, 小林, 裕之, 長谷川, 幹夫, 高橋, 由佳 富山県農林水産総合技術センター森林研究所研究報告 (13) 1-10, 2021-03

    ...非先駆種(陰樹)として植栽されたスギは,生存率は高かったが生育は不良であり、利用にあたっては植穴への客土などにより,ある程度の土壌改良が必要であると考えられた。植栽時期については基本指針で示されたように成長期を避け,秋植えまたは春植えとし,春植えを行う場合は融雪後の開葉前に行うことが望ましい。...

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  • 身近な場所での植生二次遷移30年間の調査

    飯島 和子, 橋本 健一 生物教育 61 (2), 80-88, 2020

    ...可能なので,春の初期成長が速いため,優占種の状態が継続したと思われる.10年目になると,ヨシ群落の下層部にトウネズミモチ,オオシマザクラなどの木本類の成長が認められ,15年目には,これらの木本類が優占種となった.さらに,20~30年目になると,トウネズミモチ,オオシマザクラがさらに成長して調査区画全体を覆うようになったが,林床部には,暖温帯の海岸地域での極相林の構成種であるタブノキやクスノキなどの陰樹...

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  • ハナガガシおよびイチイガシの生育環境と葉とシュートの生理生態的特性の対応

    伊藤 哲, 笠 政美, 髙木 正博, 作田 耕太郎, 平田 令子 森林立地 61 (2), 61-67, 2019-12-25

    ...このどちらがハナガガシの生育に影響するかを検証するために,適潤立地の陽樹冠と陰樹冠,および乾性立地の陽樹冠から葉とシュートを採取し,ガス交換特性,水分生理特性,および葉とシュートの形態を比較した。葉の最大光合成速度,暗呼吸速度,および光補償点に樹種間差はほとんど見られず,ハナガガシがイチイガシと同等の耐陰性をもつことが明らかとなった。...

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  • 結実によるブナの枝葉構造と林分LAIの変化

    鶴賀 太一, 飯尾 淳弘 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 318-, 2019-05-27

    ...また、豊作となった2018年に、1500m試験地にある9個体の陽樹冠、6個体の陰樹冠からそれぞれ枝を25本・16本採取し葉数や葉面積、着果量、当年枝の伸長成長量などの形態特性を調べた。落下種子数600個/㎡以下における林分LAIの変化は±1 m2 m-2以下であったが、600個/㎡以上では急激に低下し、2005年の550m試験地のLAIは前年の約半分であった。...

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  • マスティングによるブナ林の樹冠構造と内部光環境、光合成量の変化

    飯尾 淳弘, 望月 貴治 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 610-, 2018-05-28

    ...結実は主に陽樹冠で起こるために、陽樹冠での光獲得量が低下する一方で、通常よりも多くの光が陰樹冠や林床に入射することが予想される。もし、こうした構造と光の変化が、陰樹冠や林床植生の光合成量を増加させ、その維持や発達に貢献しているのであれば、マスティングを周期的に薄く広く起こるギャップと捉えることができるかもしれない。 ...

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  • 天然更新によるトドマツ人工林複層林化への試み : 鋸谷式間伐と樹冠下掻起しの実践

    坂井, 励, 吉田, 俊也, 小塚, 力, 高木, 健太郎, 岸田, 治, 片山, 昇, 高橋, 廣行, 浪花, 愛子, 伊藤, 欣也, 実吉, 智香子, 五十嵐, 満, 和田, 克法, 大岩, 敏昭, 永井, 義隆, 古和田, 四郎, 小池, 義信, 椿本, 勝博, 大岩, 健一, 佐藤, 博和, 宮崎, 徹, 大岩, 真一, 岡, 翼 北方森林保全技術 32 1-11, 2015-03-23

    ...それに対して陰樹に分類される樹種は少しの光で育つことができるが、初期成長が遅く遷移の後期に優占する。林冠開放度の高い場所で陽樹と陰樹が同時に更新すると、陰樹は陽樹に被圧され多くの場合消失する。今後は掻起しによって陽樹のカンバ類一斉林だけでなく、いかにトドマツなどの陰樹を育成していくかが課題となっている。...

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  • アラカシ葉の性質と蛾類幼虫の個体数

    船越 進太郎 蝶と蛾 61 (1), 68-78, 2010

    ...に勝っていた.しかし,その後,5月に入って個体数は,急速に減少し,夏季から秋季にかけては,ほとんど落ちないこともあった.それに対し,陰樹は年間を通して幼虫が落下し,ある程度の個体数が常に得られて全く採集できなくなることはなかった.1年間の総数は,陰樹の個体数が遙かに勝っていた.この地方においてアラカシの葉は,3月の下旬より5月の上中旬までは新葉が展開し,柔らかい葉を付けた枝が樹木の表面を覆う.その後...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 草地内樹木が暖地での寒地型牧草の空間分布に及ぼす影響および分布の草種間差違

    福田 栄紀, 井出 保行, 高橋 佳孝 日本草地学会誌 54 (4), 300-310, 2009

    暖地の草地において,樹木が樹冠下の微気象に及ぼす影響,およびその影響を通じて寒地型牧草の空間分布に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。寒地型牧草導入後25年以上が経過したシバ優占放牧草地において夏の樹冠内外における微気象環境を測定した。また,同放牧草地と牧草導入の経緯がないチガヤ優占刈取り草地の双方において寒地型牧草の分布と樹冠との位置関係をベルトトランセクト法により調査した。樹冠内の草地…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献27件

  • 1. 緑地景観からみた沖縄のアメニティ機能

    細川 吉晴 沖縄畜産 (44) 9-16, 2009

    ...牧場の場合は,牛馬など家畜や放牧草地に点在する庇陰樹の存在も,アメニティ機能の向上に寄与している。2.この緑地景観の構成要素は,ゴルフ場や牧草地を除き,コウライシバ群落によるものが顕著に多かった。離島のシバ地や牧草地などは家畜の放牧により適切に維持されてきている実態がある。...

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  • 放棄茶園(チャノキ群落)の乾物生産

    齋藤, 秀樹 京都府立大学農学部演習林報告 (49) 1-8, 2008-03

    ...群落の占有空間当りでみた地上部現存量密度は2.08kg/m3で、この値は成熟した陰樹林のそれに一致した。落葉盛期前の葉現存量は504.6g/m2、この大半は上部3層(地上高2.3〜3.8m)に集中分布していた。LAIは6.444であった。葉現存量を落葉量(459.8g/m2/yr)で割ってえられる葉の平均寿命1.1年は一般のチャノキ葉に比べて短いようである。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • スギ人工林伐採跡地に植栽された山引苗の当年消長

    石田 仁, 山本 あゆみ 日本緑化工学会誌 34 (2), 395-398, 2008

    ...植栽当年の生育期末の苗の生存率は92.6% と高く,適度な耐陰特性を有する陰樹の植栽苗を用いれば,針葉樹人工林伐採跡地の森林再生において山引苗を活用できることが示唆された。...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 太平洋型と日本海型ブナにおける光合成電子伝達能の違い

    山崎 淳也, 高橋 彩子, 園池 公毅, 丸田 恵美子 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2006 (0), 582-582, 2006

    ...これらの結果から陰樹であるブナは、光化学系の強光順化能の違いにより、太平洋型では強光環境下でも順化する高い能力を備えているが、日本海型では順化能が低く、継続して入射する太陽光により強光阻害が起き、葉の寿命も短くなっていたと考えられる。...

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  • 共存植物種間の水源分化:同位体生態水文学的アプローチ

    山中 勤, 飯塚 幸子, 田中 正 水文・水資源学会誌 19 (6), 458-464, 2006

    ...我が国の郊外で一般に見られるアカマツ林では,管理放棄のため下層植生の侵入が顕著となり,陽樹林から陰樹林への二次遷移が進行しつつある.本研究では,そのような森林における植物の水利用戦略を知るための一助として,同位体トレーサー手法を用いて,アカマツおよび共存植物種の利用水源の評価を試みた.その結果,先行植生であるアカマツは深層土壌水もしくは地下水,侵入植生であるシラカシは表層の土壌水,そして下層植生のアズマネザサ...

    DOI 被引用文献7件 参考文献10件

  • 太平洋型と日本海型ブナの強光順化能の違い

    山崎 淳也, 依田 悦子, 斉藤 未亜子, 丸田 恵美子 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2005 (0), 642-642, 2005

    ...これらの結果から陰樹であるブナは、光化学系の強光順化能の違いにより、太平洋型では強光条件下でも順化する高い能力を備えているが、日本海型では順化能が低く、継続して入射する太陽光により強光阻害が起き、葉の寿命も短くなっていたと考えられる。...

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  • メトロマニラ郊外市街地における住宅地緑地の量的・質的特性

    原 祐二, 小笠原 澤, パリホン アルマンド, 武内 和彦 日本地理学会発表要旨集 2005f (0), 11-11, 2005

    ...樹種構成は、住宅地は果樹と装飾樹が大半を占め、空地は果樹がほぼ独占し、公共空地では果樹、装飾樹、緑陰樹がほぼ均等に出現し、道路では装飾樹と緑陰樹が優先するなどの傾向が見られた。...

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  • カラマツ樹冠部での短枝・長枝葉の光合成特性

    佐久間 祐子, 渡邉 陽子, 藤沼 康実, 市栄 智明, 北岡 哲, 笹 賀一郎, 小池 孝良 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 116-116, 2004

    ...本研究では、陽樹冠、陰樹冠各々の短枝葉及び長枝葉の光合成能力の測定を行い、光-光合成曲線とA-Ciカーブを作成した。測定結果から、光-光合成曲線の初期勾配、光飽和点、カルボキシレーション効率を求め、針葉の形態の観察結果と比較し、考察した結果を報告する。<br>...

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  • 異なる光環境に対する落葉性高木7種の若木の樹冠部の対応

    高橋 美雅, 嵜元 道徳 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P1035-P1035, 2004

    ...陰樹的な3種は、樹冠やシュートといった高次の形態レベルで大きな可塑性を発達させることによって、強度の被陰条件下での存在を可能にしていることが示された。...

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  • 下鴨神社糾の森において樹木の枯死に隣接個体が与える影響

    田端 敬三, 橋本 啓史, 森本 幸裕, 前中 久行 日本緑化工学会誌 30 (1), 27-32, 2004

    ...その結果,全体では,小径木(直径10-15 cm)では庇陰樹木が極めて近接しているよりも5-10 mに存在している場合で枯死率が高くなった。また大径木(直径30 cm以上)では庇陰樹木との距離が10 mを超えると枯死率への影響が非常に小さくなった。...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献11件

  • 「海上の森」における里山二次林と地形・地質の関係

    中道 圭一 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 92-92, 2004

    ...考察<br> 同一の気候下で遷移のスタートが同時であっても,約50年間で地形・地質要因の違いにより,植生の生長や種構成に違いが現われることが明らかとなった.それらの原因は,水分・土壌・日照条件などを反映していると考えられる.花崗岩地域の土壌は,岩石の風化により多大な植物有用元素が供給され,土壌層も厚いために保水力が高く,日射量の多い南斜面においては生長が非常に良くなる.北斜面では日射量が少ないので陰樹...

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  • 高木性ブナ科常緑広葉樹種の陽樹冠と陰樹冠に発生したシュートの形態的差異

    作田 耕太郎, 井上 純大, 大庭 健 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P1031-P1031, 2004

    ...が最も細かった.イチイガシのみが基部直径に陽樹冠と陰樹冠との差が認められなかったが,すべての樹種で陰樹冠の直径は小さかった.SSLは22_から_120cm g-1の範囲にあり,コジイの陰樹冠で最大,マテバシイの陽樹冠で最小だった.シラカシ,ウラジロガシおよびマテバシイで種内間差が認められなかったが,陰樹冠の方が大きくなる傾向にあった.SSLのような,比で表したシュートの形態因子は,SLAと同様に葉の...

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  • スギ、ヒノキ管理林における生態学的研究

    小宮 啓吾, 中越 信和 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 322-322, 2003

    ...また図1より現在の管理下において林地の表層土壌は、幼齢林では主に先駆的な種や明るい環境を好む種、若齢林では植栽木自身、壮齢林では陰樹や好湿性の種によって林床が覆われていることによって、ほとんど直接雨滴などに晒されることがないことがわかった。林冠疎開後には、より立地の環境要因に適応した種が定着するものと思われる。...

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  • タイ北部ミアン(醗酵茶)園における持続的林地利用とその管理

    佐々木 綾子, プリーチャパニャ ポンチャイ, 竹田 晋也, 神崎 護, 太田 誠一 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 153-153, 2003

    ...タイ北部では1960年代から森林の農地への転換や短期休閑型焼畑の拡大等によって森林減少が進行してきたが、ミアン林の経営農家はチャと被陰樹、薪炭・用材樹木等を混植させて、森林構造を保持しつつ管理を行ってきた。このことからミアン園経営は北部山地における「持続的森林利用」として注目を集めてきた。...

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  • ウダイカンバ,ミズナラ,トドマツ,3種混植同齢複層林の林分構造

    森山 輝久, 渡邊 定元 日本林学会大会発表データベース 114 (0), 99-99, 2003

    ...同齢複層林は,成長速度や陽・陰樹など光合成特性の異なる樹種の組み合わせによって普遍的に形成される複層林で森林の基本的な姿といえる。2.目的 本研究は,北海道中央部において気候的最適域が重なるウダイカンバ,ミズナラ,トドマツ,3種の,密度の違いによる種の反応を相互作用を含め考察する。3種の樹高成長について解析をすることによって混植時の種の樹高分布に関する反応をあきらかにする。...

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  • 沖縄県八重山諸島における放牧施設の現状と更新技術

    細川 吉晴 農業土木学会誌 70 (12), 1123-1126,a2, 2002

    沖縄県八重山諸島における放牧施設の現状と管理上の問題点について, 幾多の研究成果から取りまとめた。特に, 放牧地はセンターから放射状に牧区割りされていることと, 肉用牛生産農家の大半が高齢者であることから, 牛群管理の省力性について論じた。また, 近年農家からの要望が多い電気牧柵については設置事例とその効果を示し, …

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  • 荒廃地における土壌と植物の初期発達特性に関する研究

    楊, 喜田 信州大学農学部演習林報告 35 47-82, 1999-03-08

    ...上層ではやせ地や乾燥地に耐え育つ先駆樹種のヤマハンノキおよびミヤマヤシャブシに占められ,下層では,耐陰樹種の侵入が多くなったが,ヤナギ類が優勢樹種であった。(III)先駆樹種の侵入が抑制される段階:樹冠うっ閉度が60%付近で先駆樹種の下層への侵入が抑制され,先駆樹種以外の樹種(カッラ,ミツデカエデ,ヒノキなど)の侵入が優勢となったことがみられる。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 島根大学三瓶演習林におけるスギ人工林のリターフォール量の長期年変動

    金子, 信博, 片桐, 成夫, 山下, 博, 北岡, 直樹, 冨永, 明良 島根大学生物資源科学部研究報告 2 7-13, 1997-12-20

    ...枝の太さは樹冠内の位置により異なる可能性がある.すなわち先端部の陽樹冠では樹冠下部の陰樹冠よりも太い枝が形成されるので,枝の太さという基準では葉リターの量の把握が困難である。本研究では枝の先端から2成長期分の部分を枝葉リターのうちの「葉リター」とみなし枝葉1と呼ぷこととする.それ以降の部分は葉がついていても「枝リター」とみなし枝葉2と表現する。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献2件

  • マテバシイ陽樹冠および陰樹冠における水分通導抵抗のシュート内分布

    伊藤 哲, 作田 耕太郎, 玉泉 幸一郎 九州大学農学部演習林報告 72 11-19, 1995-03-30

    ...マテバシイの陽樹冠および陰樹冠内の水分通導抵抗の分布を明らかにする目的で,当年生シュートの主軸および薬柄部の水分通導抵抗をプレッシャー・チャンバーを用いて測定した.主軸の水分通導性は陽樹冠で陰樹冠よりも高く,通導距離よりも通導面が支持する葉面積との間で明瞭な関係が認められた.これによって樹形のパイプモデルを水分通導機能面から検証できた.さらに,葉面積ベースでの水分通導抵抗と通導距離との関係から,単位通導距離当...

    DOI 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件 被引用文献1件

  • 京都大学芦生演習林モンドリ谷集水域の林分構造

    山中, 典和, 松本, 淳, 大島, 有子, 川那辺, 三郎 京都大学農学部演習林報告 65 63-76, 1993-12-24

    ...2) 主な優占種の直径分布は陽樹も陰樹もほぼL型の分布を示した。しかし, 陽樹の小径木の生育場所は林冠ギャップに依存していると考えられ, 調査林分は様々な遷移段階のモザイクから成り立っているものと考えられた。3) 全調査木の約10%に傷害が認められた。またアシウスギでは調査木の37%がクマハギの被害を受けており, クマハギはアシウスギの重要な枯死要因となることが示唆された。...

    日本農学文献記事索引 HANDLE Web Site 被引用文献8件

  • 二次林における階層構造の解析

    隅田 明洋, SUMIDA Akihiro 名古屋大学農学部演習林報告 12 31-145, 1993-11

    ...樹冠の約7割以上が相対照度0.1以上の光環境下にあった樹種を陽樹冠種、樹冠の7割以上が相対照度0.1以下の光環境下にあった樹種を陰樹冠種と定義した。陽樹冠種は主に第1葉層を構成し、陰樹冠種は主に第2葉層を構成した。(8) 種の樹冠体積と胸高断面積合計との関係、種の樹冠体積と胸高断面積合計の成長速度との関係はそれぞれ強いべき乗式で近似でき、べき乗式は陽樹冠種と陰樹冠種とで分離した。...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか2件 被引用文献2件

  • 二次林の樹種の成長と樹冠の光環境

    隅田 明洋 日本林學會誌 75 (4), 278-286, 1993

    ...しかし,これら変数間の関係は陽樹冠種と陰樹冠種とで異なっており,樹冠体積がほぼ同じ樹種どうしを比較すると,陽樹冠種の成長速度が大きかった。したがって,種の胸高断面積成長速度は,樹冠の体積と光環境との両方に関連があった。樹木の成長に対する樹冠の光環境の役割に関連した問題をさらに考察した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 北ボルネオ,サパー州産ノーマンウラナミシジミについて

    藩 進祥, 森下 和彦 蝶と蛾 41 (3), 149-154, 1990

    ...本種がタワウ市のココア園に多産することを知った.幼虫はココアの木の若芽を食し,防除を怠たると蝶の個体数は急速に増えるが,殺虫剤の噴霧により容易に駆除できた.ふつう2週間毎の噴霧で充分であった.しかしLahad DatuのLadang Tanming Duaのココア園のように熱帯雨林に近接する場合,加害はしつようで,噴霧の回数を多くしなければ若葉は完全に食害される.たまたま噴霧のとどかないココア園の緑陰樹...

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  • ブナ林の環境と林木の形質との関係

    氏家, 雅男 北海道大学演習林試験年報 6 26-27, 1989-02

    ...一方典型的な陰樹てあるブナは、幼齢時の生長が遅く、一旦破壊された森林の回復には極めて長年月を要する。しかも生長の衰えた過熟木には、急速に木材腐朽菌が侵入する。一般にブナは、良好な立地に生育している形質のよい青ブナと、高海抜地に生育し、不整樹型で偽心材の多い赤ブナとに区別されている。...

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  • 陰樹と送風の組み合わせによる乳牛の防暑効果

    家守 紹光, 高椋 久次郎, 磯崎 良寛, 上野 繁, 深江 義忠, 増満洲 市郎 西日本畜産学会報 30 72-75, 1987

    ...このため, 送風期間中の試験区 (庇陰樹植栽・送風) は対照区 (庇陰樹無植栽・無送風) に比べ体温で0.6℃低く, 呼吸数も12回/min少なかった。また, 泌乳量でも試験区が対照区に比べ1.0kg/頭・日多く, その効果が認められた。...

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  • 庇陰処理した落葉広葉樹稚苗の光合成特性

    小池 孝良 生物環境調節 24 (2), 51-58, 1986

    The light-photosynthesis curve of the seedlings of two species of <I>Betura, Quercus</I>, Acer, and two kinds of <I>Fraxinus</I> grown under three light levels was compared in relation to their …

    DOI 被引用文献1件

  • ブドウ‘デラウェア’の最適葉面積指数について

    高橋 国昭 園芸学会雑誌 54 (3), 293-300, 1985

    ...この式からNARが0になる庇陰樹のLAIを計算すると3.2になるが,LAIの測定値が実験終了直後のものであったところから, 無加温ハウス平棚栽培の‘デラウェア’における物質生産の見地からの最適LAIは3よりやや低いところにあると考えられた.<br>2. LAIが2.08と2.82とではNARに大きな差は見られなかった. したがって, CGRはLAIの高いLAI-2.82区のほうが高かった....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献3件

  • 樹幹半径の生長に対する生長曲線の適合性 (II)

    末田 達彦, 纐纈 伸二 日本林學會誌 66 (10), 402-411, 1984

    ...一部に曲線間の順位に逆転があるが,これは陽樹パンクスマツと陰樹シロトウヒの差異によるものと考えられる。本報および前報の結果を合わせ,樹幹半径の生長を表わすには,理論的にも現実的にもMITSCHERLICH式がもっとも優れているという暫定的結論を得た。...

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  • スギ人工林の光合成生産機構に関する研究(III) 樹冠内相対照度

    橋本, 良二, 須崎, 民雄 日本林學會誌 65 (9), 327-334, 1983-09-25

    ...(2)閉鎖以後は, 相対照度の垂直変化は陽樹冠での急な低下と陰樹冠での緩やかな低下とで構成され, 林齢が進むにつれ陰樹冠での緩やかな低下がより目立った。(3)40年生以上の林では, 樹冠内相対照度は同一地上高でも個体により大きく異なり, とくに収穫期に達した林では各個体ごとに樹高によって垂直変化のパターンが決まるようであった。...

    機関リポジトリ

  • スギ人工林の光合成生産機構に関する研究 (III)

    橋本 良二, 須崎 民雄 日本林學會誌 65 (9), 327-334, 1983

    ...(2) 閉鎖以後は,相対照度の垂直変化は陽樹冠での急な低下と陰樹冠での緩やかな低下とで構成され,林齢が進むにつれ陰樹冠での緩やかな低下がより目立った。(3) 40年生以上の林では,樹冠内相対照度は同一地上高でも個体により大きく異なり,とくに.収穫期に達した林では各個体ごとに樹高によって垂直変化のパターンが決まるようであった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 酪農家における防暑法の実態調査

    野見山 敬一, 増満 州市郎, 竹原 誠, 深江 義忠 家畜の管理 17 (2), 37-42, 1981

    ...5)今後の防暑法に, とり入れたいものとして, 庇陰樹の植栽をあげた農家が約21.6%(148農家)で1番多かった。...

    DOI 被引用文献4件

  • 京都大学芦生演習林の天然林における樹木の動態に関する研究 (I) : 試験区設定時の林況

    玉井, 重信, 岡部, 宏秋 京都大学農学部演習林報告 51 46-57, 1979-12-20

    ...下層木全体でみると, 択伐前からあった陰樹と伐採後発生した先駆種が多かった。当年生個体で生存数が多かったのは, リョウブ, クロモジ, コミネカエデなど実生により更新する種が多く, 伸長生長は萌芽性の種と種子の大きい種が良かった。1年生以上の個体で枯死率の高かった種は, クマイチゴ, コアジサイなど萌芽性の種で, 個体の地上部は林内では2 - 3年の寿命のようであった。...

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  • スギ同齢林における樹冠各部の葉の光強度-光合成関係に関する研究

    橋本 良二, 須崎 民雄 日本林學會誌 61 (6), 193-201, 1979

    ...強光域の純光合成速度は,陽樹冠上部と下部表面で高く, 13~18mg CO<sub>2</sub> dm<sup>-2</sup>hr<sup>-1</sup>の値を示し,陰樹冠上部と下部で低く, 8~10mgの値を示した。一方,弱光域の純光合成速度は,陰樹冠で高い値を示した。光合成速度の季飾変化は,強光域と弱光域で異なり,また樹冠部位によっても異なるようだ。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • アカマツ・ヒノキ・広葉樹混交林の構造と二次遷移

    赤井, 龍男, 阪上, 俊郎, 大野, 次朗 京都大学農学部演習林報告 49 64-80, 1977-10-25

    ...上層から順次積算した無被陰の樹冠面積に対する被陰樹冠面積の関係は指数関数的で, 切片の値からアカマツがヒノキより陽性種であること, ヒノキでは密度が高くなると被陰樹冠の増加率は小さくなることがわかった。...

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  • スギ同齢林における樹冠の形態と量に関する研究 (III)

    梶原 幹弘 日本林學會誌 58 (9), 313-320, 1976

    ...第二の段階では,陰樹冠の急速な発達によって全樹冠の長さと形状比はいぜん増大するが,陽樹冠の長さと形状比ならびに樹冠直径は一時的にいくぶんの減少を示す。第三の段階では,陽樹冠・陰樹冠ともに,したがって全樹冠としても,その長さや直径は直線的漸増を示すにもかかわらず,その形状比はいずれもほとんど変化しない状態になる。この間にあって,陽樹冠形は植栽時の円錐体状のものから一貫してその膨らみを増していく。...

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  • スギ同齢林における樹冠の形態と量に関する研究 (II)

    梶原 幹弘 日本林學會誌 58 (3), 97-103, 1976

    ...大分地方の24のスギ(ヤブクグリ)同齢林における多数の樹冠の測定結果を中心に,陽樹冠・陰樹冠別にその形態に関する調査をした結果,全体的基調として,つぎのようなことが明らかになった。 (1) 樹冠の大きさや形状比によって陽樹冠形が変化することはない。 (2) 陽樹冠の形状比は樹冠直径との相関を持たない。 (3) 陰樹冠長は樹冠直径に無関係である。...

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  • スギ同齢林における樹冠の形態と量に関する研究 (III)

    梶原 幹弘 日本林學會誌 58 (9), 313-320, 1976

    ...第二の段階では,陰樹冠の急速な発達によって全樹冠の長さと形状比はいぜん増大するが,陽樹冠の長さと形状比ならびに樹冠直径は一時的にいくぶんの減少を示す。第三の段階では,陽樹冠・陰樹冠ともに,したがって全樹冠としても,その長さや直径は直線的漸増を示すにもかかわらず,その形状比はいずれもほとんど変化しない状態になる。この間にあって,陽樹冠形は植栽時の円錐体状のものから一貫してその膨らみを増していく。...

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  • スギ同齢林における樹冠の形態と量に関する研究 (I)

    梶原 幹弘 日本林學會誌 57 (12), 425-431, 1975

    ...上部の陽樹冠は円錐体ないしは放物線体状をしており,下部の陰樹冠は円柱体状をしている。(2) 陽樹冠の相対樹冠曲線は,年齢の増加につれてその膨らみを増す。(3) 樹冠の横断面形は,樹冠のどの位置でも円に近い。このような結果からして,形のみならず光合成能率も大きく異なる陽樹冠と陰樹冠は,それぞれ区分して表面積や体積を計算する必要がある。陰樹冠のこれら携冠量は,円柱体のものとして計箪すればよい。...

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  • 造園樹木の陰陽性に関する研究 (I)

    萩原 信弘, 小沢 知雄, 倉窪 努 造園雑誌 34 (3), 24-30, 1971-03-19

    ...<BR>陰樹:ゲッケイジュ、シイノキ、ヒイラギナンテン、サザンカ、ピサカキ、モッコク、アオキ<BR>半陰樹:ジンチョウゲ、キンモクセイ、マテバシイ、ウバメガシ、トベラ、クスノキ、コブシ、ヤマブキ、キョウチクトウ、ツバキ、サンゴジュ、トウカエデ、カナメモチ、ムクノキ<BR>陽樹:チョウセンレンギョウ、イチコウ、ポプラ、イボタノキ、ネコヤナギ...

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