検索結果を絞り込む

本文・本体へのリンク

検索結果 290 件

  • 山間小集落での希少種保全活動の継続要因の検討

    畑中 健一郎 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 84-, 2024

    ...これらの問題は総じて草原的環境から森林への変化にともなうものであり、田畑や採草地、雑木林などに対する人の利用が大きく減少したことに起因している。森林化によって草原性の動植物のなかには絶滅の危機に瀕している種も多く、生物多様性の低下が指摘されている。...

    DOI

  • 小面積皆伐更新によるナラ枯れ被害の軽減と大径木におけるマスアタックの集中傾向

    松本 薫 日本緑化工学会誌 49 (1), 119-122, 2023-08-31

    <p>小面積皆伐により更新した22年生以下(22,21,13,8年生)の林と50年生以上の大径木の林におけるナラ枯れ被害を比較した。被害は胸高直径11.6 cm 以上のコナラで確認された(8年生は被害なし)。穿孔密度を目的変数,周辺木の影響(5,10,15 m 範囲の本数と胸高断面積合計,平均穿孔密度,前年被害木の有無),園路からの距離,胸高直径を説明変数として,22年生以下と50年生以上につい…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 深層学習を用いた航空機LiDARによる竹林抽出可能性の検討

    西山 明慶, 山本 一清 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 123-, 2023-05-30

    ...竹林が拡大すると、周辺の植林地や雑木林への侵入等の問題が生じることが知られている。しかし、竹は土木資材や工芸品材料としての利用といった側面も持ち合わせるため、計画的かつ効率的な管理が必要であり、前述の拡大特性からも、その現況把握が急務である。しかし、森林管理を目的とした植生図作成等の業務は、航空写真の目視等による把握が主な手段となっているため、非常に手間がかかることが指摘されている。...

    DOI

  • 里山教育事始め

    倉本 宣, 小泉 寛明, 石川 陽子, 矢崎 友嗣 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 252-, 2023-05-30

    ...里山は、生態系複合としての景観であり、里山を構成する生態系は雑木林、人工針葉樹林、背の高い草原、背の低い草原、畑、水田、小川、農家などから成る。森林教育が人工針葉樹林という生態系中心であるのに対して、里山教育では異質で複数の生態系が対象となる。そのため、里山教育では景観レベルと構成する生態系レベルの教育を行うことができる。景観レベルでは構造と機能と変化を扱う。...

    DOI

  • ハリエンジュの葉および根のポリフェノールに及ぼす生育環境の影響

    林 寛紀, 戸田 浩人, 崔 東寿 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 475-, 2023-05-30

    ...多摩川河川敷において孤立木、純林、雑木林に混在しているハリエンジュを選定し、それぞれの根、生葉、リターに含まれるアレロケミカルであるポリフェノール(PP)濃度、光合成速度、植物体および土壌のC/N比などを測定した。...

    DOI

  • 環境税等により下刈りが再開・継続されたレクリエーション雑木林の林床植生の特徴

    大澤 啓志, 鈴木 涼, 河原 菜月 日本緑化工学会誌 48 (3), 527-533, 2023-02-28

    ...<p>環境税等による樹林管理の効果を知るために,12年前に下刈りが再開された栃木県の雑木林において,林床植生の状態を検証した。コナラが優占する落葉広葉樹林において,管理区と管理放棄区を設定し,4 m四方のコドラートによる植生調査を2021年の夏期に実施した。その際,管理区では傾斜や刈り高の異なる2条件区を用意した。その結果,計25個のコドラートにおいて118種が確認された。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 村上春樹『騎士団長殺し』と歴史

    沈 嘉琳 研究論集 22 53-72, 2023-01-31

    ...絵「騎士団長殺し」の導きによって、主人公「私」は四つの絵画(「免色の肖像画」、「白いスバル・フォレスターの男」、「秋川まりえの肖像画」、「雑木林の中の穴」)を創作した。筆者は作品のクライマックスである「私」の騎士団長殺しの行為を、絵「騎士団長殺し」を三次元へと翻案する行為として解読した。そのような「私」の翻案行為の内実として、この作品には重層的な翻案が認められる。...

    DOI HANDLE

  • 戦時下の自由学園の農業教育から (I)

    柏木 めぐみ, 南雲 八恵, 大塚 ちか子, 下野 明子, 松田 こずえ 生活大学研究 8 (1), 103-111, 2023

    自由学園南沢キャンパス(東京都東久留米市学園町1–8–15)の構内を流れる立野川の最上流域である「向山緑地・立野川源流域」(東久留米市南沢3丁目)は,北向きの斜面林で,旧石器・縄文時代から人々に利用されながら大切に守られてきた.大きな撹乱を受けずに残されているこの貴重な縁崖林を継承していくため,自由学園の学生等は,地元に学び,地域の一員として保全活動等に取組んでいる.本寄稿では,自由学園最高学部…

    DOI

  • 宝蔵文書と地籍図にみる十津川山村:大字武蔵を中心に

    松尾 容孝 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 102-, 2023

    ...</p><p> 雑木林を対象とした伐採跡地への植林が19世紀末の宝蔵文書、原木搬出のための木馬道造成が20世紀初頭の宝蔵文書で確認できる。杉檜造林地の拡大や林道整備は育成林業に沿った集落整備であり、明治後期から一層活発に行われるようになった。  3.十津川村の地籍図にみる領域の管理と林野の機能区分 (1)地籍図が示す集落の特色</p><p> 十津川村は55大字から成る。...

    DOI

  • 皆伐更新地の植生管理が開花フェノロジーと訪花昆虫に与える影響

    赤尾 智宏, 倉本 宣 日本緑化工学会誌 48 (1), 218-221, 2022-08-31

    ...<p>雑木林の林床の花に着目し,伐採や下草刈りが,開花期間,開花量,訪花昆虫の組成に与える影響を検討した。調査は管理が継続されている狭山丘陵の皆伐更新地で実施した。全期間を通じて70種以上の草本が開花し,各季節を特徴づける種には草原性植物に加えて外来植物や先駆植物も含まれた。後者が優占して調査区画全体の開花量が減少した可能性のある時期もみられた。...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 市民による保全管理活動下にある都市林の林分構造と植物種構成の経年変化

    島田 和則 森林立地 64 (1), 1-11, 2022-06-25

    ...調査は成り立ちや管理状況の異なる既存の壮齢雑木林および幼齢の造成林に方形区を計3か所設置し,毎木調査及び全植物種の記録を約10年間毎年行った。壮齢雑木林では,管理が最小限で林床が暗い林分においては,下層の常緑樹が徐々に増加していたが,林分構造は比較的安定していた。この部分では非森林生の種が少なく,栽培起源の常緑木本が多かった。...

    DOI Web Site

  • 関東北部の雑木林レクリエーション林におけるシュンランの開花フェノロジーについて

    鈴木 涼, 比嘉 友里恵, 大澤 啓志 日本緑化工学会誌 47 (4), 505-509, 2022-05-31

    <p>開花景観を地域資源とする上での基礎的知見として,野生条件下におけるシュンランの開花状態について,咲き始め,再伸長位,萎え始め,花枯れの4つの開花ステージを設け,花毎にそのステージに達した日を記録した。2021年2月下旬に蕾があるシュンランの株を任意に20株選び,近傍に定点観測カメラを設置し,1日1回の撮影を同年5月中旬まで継続した。また,林内の地表付近に温度ロガーを設置し,1時間ごとに気温…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • カシノナガキクイムシ成虫を用いた薬剤感受性検定法の構築

    松本 剛史, 滝 久智, 衣浦 晴生, 北島 博 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 201-, 2022-05-30

    ...<p>カシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介するナラ枯れの被害地は拡大しており、従来被害の中心であった奥山林・放棄里山林だけでなく、近年では平地の雑木林や都市緑地等、人の生活圏に近い地域での被害も深刻化している。人の往来が多い都市域では従来の防除方法が使用しにくい現場が見受けられている。...

    DOI

  • 過疎地域にける自然環境の保全・活用に関する住民意識

    畑中 健一郎, 浦山 佳恵, 須賀 丈 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 57-, 2022

    ...しかし,雑木林や採草地の利用が著しく減少した現在では,生物の多様性が劣化し,獣害や景観の面でも問題が生じており,その対策が求められている。過疎化・高齢化が進む多くの地域では,住民だけでなく地方自治体も人的,財政的に余裕がなく,自然環境保全に関する問題の単独解決は難しく,観光や教育,地域づくりなど他分野との連携が不可欠であり,住民自らが担い手となって取り組むことが期待されている。...

    DOI

  • 「野生」の疫学

    北川 真紀 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2022 (0), E01-, 2022

    ...現在日本で感染が拡大している豚熱(CSF)は、ブタとイノシシの2種を感受性動物とする熱性伝染病であるが、ウイルスの特性などを原因として過去には対象とならなかったイノシシへの防疫が強化され、山地や雑木林など「野生」の領域が防疫区域となった。本発表では、福井県の事例を中心として感染症の空間性について検討し、その中での対策がいかに単一種の問題として秩序づけられていくのかを考察する。...

    DOI

  • 興味地点の解説サイン制作による生物多様性教育プログラム

    倉本 宣, Wu ximei, 野川 健人, 藤掛 素子 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 264-, 2021-05-24

    ...現在は、このプログラムを雑木林が主体の大規模公園である生田緑地のプログラムとして来年度から実施するため、指定管理者の職員が解説サインの作成を試験的に行っているところである。</p>...

    DOI

  • 京都府と鹿児島県にみる竹林拡大対策の比較検討

    陳 田, 石橋 整司, 安村 直樹, 齋藤 暖生 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 273-, 2021-05-24

    ...<p>日本では、里山を中心に管理放棄された竹林が拡大し、周囲の雑木林や人工林に侵入する現象が多く見られている。竹林拡大により発生する災害も顕著になっており、竹林拡大現象は徐々に問題視されてきている。...

    DOI

  • 雑木林の林床管理再開によるシュンランの生育環境改善の効果

    大澤 啓志, 比嘉 友里恵, 田代 珠希 日本緑化工学会誌 46 (1), 142-145, 2020-08-31

    ...<p>長期管理放棄された雑木林において林床管理が再開された場所で,管理回数等によるシュンランの生育状況の差異を検討した。5 m四方のコドラートを各5か所設置し,個体数を計数した。5年前に下草刈りが1回入った林に対し,10年間継続した林の方がシュンランの個体数及び開花個体数が多かった。また,スギ植林地の生育密度は著しく低かった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • ロンドンの保全ボランティアと東京の里山ボランティアにおける奉仕の在り方

    倉本 宣 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 387-, 2020-05-25

    ...<p>自らの興味の変遷を図化した「雑木林の万華鏡的世界」(内沼1996)は里山ボランティアの規範となってきた。ロンドンの保護区等の保全ボランティアに2015年7-9月に興味の変遷についてのアンケートを実施した。「雑木林の万華鏡的世界」を簡略化するために、「活動を始める前」、「始めた時」、「始めて少し経った時」、「現在」の興味を自由記述で答えてもらった。...

    DOI

  • コナラの伐採時林齢と伐採株の状態が萌芽枝の発生と成長に及ぼす影響

    荻原 謙, 後藤 晋 日本森林学会誌 102 (2), 115-119, 2020-04-01

    ...<p>高齢・大径木化した雑木林を萌芽再生させるための条件を明らかにするために,本研究では,12年生から76年生までの幅広い林齢のコナラ林を対象に,環境要因(標高,傾斜)と株自体の要因(伐採時の林齢,株直径,伐採高,幹本数)の調査を行った。伐採から1~3成長期経過後に萌芽発生率,萌芽枝の発生本数,萌芽枝のサイズを調べ,これらに環境要因と株自体の要因が及ぼす影響を一般化線形混合モデルで調べた。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 暖温帯の小扇状地渓畔林における被圧状態に着目した樹木の共存機構

    平山 知宏, 伊藤 哲, 平田 令子, 光田 靖 日本森林学会誌 102 (1), 31-37, 2020-02-01

    ...最も生残率の低かった雑木林・夏緑樹林構成種群は,常緑広葉樹主要樹種に比べて耐陰性が著しく低いと考えられた。また,常緑広葉樹主要樹種内では,イチイガシの耐陰性が比較的低いと考えられた。空間分布からは,雑木林・夏緑樹林構成種群は流路沿いに分布する傾向がみられた。イチイガシは,大規模ギャップ跡への出現割合が有意に高かった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献22件

  • イノシシ(<i>Sus scrofa</i>)保護管理の推進と錯誤捕獲の回避について

    平田 滋樹, 小寺 祐二, 荒木 良太, 佐藤 那美, 小林 喬子, 滝口 正明 哺乳類科学 60 (2), 341-344, 2020

    ...<p>イノシシ(<i>Sus scrofa</i>)保護管理は個体数調整だけではなく,被害管理や生息地管理と併せて実施されている.これら総合的な保護管理の中でも個体数調整のニーズは高く,近年その強化が図られている.しかし,イノシシの生息場所である林縁部周辺は雑木林や竹林のほか,管理不足の樹園地等多様な植生を含んでおり,他の中・大型哺乳類の生息地と重複することが多いため,イノシシをわなへ誘引するにあたり...

    DOI Web Site

  • 2018年台風24号による玉川上水の樹木への被害状況と今後の管理について

    高槻 成紀 植生学会誌 37 (1), 49-55, 2020

    ...樹種はサクラ属が3分の1を占めた.風害木のうち,植林されたサクラ属,ヒノキは平均直径が50 cmを上回っていたが,コナラ,クヌギなど自生する雑木林の構成種は直径30 cm前後であった.</p><p>3. 風害木は全体に上流(西側)で少なく,下流(東側)に多い傾向があり,特に小金井地区と井の頭公園一帯に多かった.木の倒れた方位は北に偏っており,南からの強風が吹いたことを反映していた....

    DOI Web Site

  • クロミドリシジミ(鱗翅目,シジミチョウ科)の近畿地方 からの発見

    津田 正太郎, 津田 元章, 矢後 勝也 蝶と蛾 70 (3-4), 95-97, 2019-11-30

    ...本種の生息環境は里山的自然の広がるなだらかな丘陵地や火山性草原で,このような環境に見られる食餌植物のクヌギ・アベマキを主体とした暖温帯落葉広葉樹林帯にて局地的に産するが,近年では雑木林の伐採などの環境開発によって各地で減少傾向にある.ところが,一部の地域では最近の雑木林の管理放棄により,むしろ老齢木を好む本種にとって良好な環境が広がり,これに伴って分布拡大しているようにも見え,特に岡山県では勢力拡大...

    DOI

  • 伝統林業地における小規模所有を含む森林所有者の現状

    芳賀 大地, 片野 洋平 森林応用研究 28 (2), 7-14, 2019-08-31

    ...人工林を所有する森林所有者のうち、人工林</tt>1 ha <tt>未満の森林所有者が</tt>41%<tt>、</tt>3 ha <tt>未満が</tt>67%<tt>となり、雑木林の所有規模はさらに小さく、数の上では小規模所有者が中心であった。回答者は</tt>60 <tt>代以上が</tt>80%<tt>を占め、農林業を主業とするものは少なく、農地面積は小規模であった。...

    DOI Web Site

  • 暖温帯の小扇状地渓畔林における樹木の成長と枯死

    平山 知宏, 伊藤 哲, 平田 令子, 光田 靖 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 309-, 2019-05-27

    ...本研究では、微地形と光環境に着目して、直径1㎝以上の照葉樹林高木種5種と雑木林・夏緑樹林構成種における成長・枯死 (1997-2004)に与える影響を明らかにすることを目的とした。期首直径、微地形および上層木密度を説明変数とする一般化線形モデルの結果、主要高木4種および雑木林・夏緑樹林構成種の枯死率に対しては上層木密度のみが有意な変数として選択された。...

    DOI

  • 中山間地域における土地利用の変遷とその要因の分析

    境 翔悟, 一ノ瀬 友博 都市計画報告集 17 (4), 393-399, 2019-03-07

    ...里山は日本において一般的であった土地利用類型で、久木野においては雑木林としてだけでなく、焼畑などの生産活動も行われていたことがわかった。しかしながら戦後、それらのほとんどが植林地に変わることとなった。その植林地の多くは急傾斜地で、林業従事者不足により管理放棄されるケースが増えている。そのようなかつて里山であった土地に、植林地に変わる持続的な土地利用を考える必要性が本研究によって示唆される。</p>...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 住宅周囲の雑木林による夏季の暑熱緩和効果

    工藤 由美子, 工藤 洸史, 宇野 勇治, 堀越 哲美 人間‐生活環境系シンポジウム報告集 43 (0), 163-164, 2019

    ...ヒ ートアイランドが指摘されている名古屋市のクールアイランド効果を把握する目的で、雑木林の気候緩和 効果を検討した。都市化による気温上昇の長期的な傾向があり毎日の最低気温の上昇率は特に高く、気温 の上昇率は都市化率が高い場所ほど大きかった。...

    DOI

  • 木もれびの森の成長と森に対する近隣住民の意識の変化

    山本 知紗, 倉本 宣 BINOS 25 (0), 27-34, 2018-11-02

    ...人側の調査のうち聞き取りより、相模原台地上の雑木林において第二次世界大戦以前は伐採、下刈り、落ち葉かきが行われてい たこと、第二次世界大戦以前後になると開墾が行わ れ、残った雑木林では下刈りは行われていたこと、高 度経済成長期には森に人の手が入らなくなったこと、 2000年前後からは伐採や道の整備が行われているこ とが聞かれた。...

    DOI Web Site

  • 花粉飛散マーカーの探索を目的とした加熱脱着─GC/MSによる花粉由来揮発性有機化合物の同定

    佐伯 健太郎, 山崎 大, 溝口 竣介, 梶原 英貴, 大平 慎一, 戸田 敬 分析化学 67 (6), 323-331, 2018-06-05

    ...を悩ます健康被害であり,花粉飛散の予測や計測は社会的に重要な技術となっている.従来の花粉飛散状況の把握は,多大な労力を費やす顕微鏡観察のほか,レーザー散乱の計数など物理的な手法に基づいていた.これに対し,花粉固有の化学物質が存在すれば,飛散花粉の同定とその定量について化学的なモニタリングが可能ではないかと考え,花粉に含まれる化学物質の調査に着手した.まず,スギ,ヒノキ,アカマツの市販標準花粉に加え雑木林...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか3件 参考文献16件

  • 自然の豊かさって何だろう?

    サイエンスウィンドウ編集部 サイエンスウィンドウ 12 (1), 1-40, 2018-04-01

    <p>サイエンスウィンドウ2018春号の冊子体一式(PDF版)およびHTML版は下記のURLで閲覧できます。</p> <p> https://sciencewindow.jst.go.jp/backnumbers/detail/94</p> <p><b>目次</b></p> <p><b>【特集】 自然の豊かさって何だろう?</b></p> <p>p.06 …

    DOI

  • ウマノオバチ<i>Euurobracon yokahamae</i> (Dalla Torre, 1898) (Insecta: Hymenoptera: Braconidae) の生活史, 特にその寄主について

    加賀 玲子, 川島 逸郎, 苅部 治紀 神奈川県立博物館研究報告(自然科学) 2018 (47), 59-, 2018-02-28

    ...しかし、ここ10年ほど、全国的に、特にクリ畑や周辺の雑木林での目撃、採集例が増えている。その寄主については、従来、シロスジカミキリの幼虫、蛹、ミヤマカミキリの幼虫説があったが、本研究により、カミキリムシ蛹室内に残された寄主となったカミキリムシの口器、正常に脱皮した外皮から、ミヤマカミキリの蛹に寄生したことが物的証拠をもって明らかになった。...

    DOI

  • 景観写真で読み解く山地の農村

    中村 康子 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000276-, 2018

    ...これらに基づいて林野利用の変化,さらには雑木林,植林地,伐採跡地現在の林野景観との関係性に言及した。<br><br><br><b>3.農村空間内の土地利用景観の読み取り例</b><br><br> 1)耕作方法:2-1)で示した集落周辺の農地景観の存在を支える人々の営為として,農地景観を説明する観点から農具や耕作方法を取り上げた。...

    DOI

  • 埼玉県入間市のジョンソンタウンにおける過去の空中写真を用いた3D景観モデルの作成

    Yabe, Naoto, 矢部, 直人 観光科学研究 (10) 93-97, 2017-03-15

    ...大正期の旧版地形図からは,武蔵野台地上に広がる雑木林や桑畑,茶畑が確認でき,旧日本陸軍の航空士官学校が開設される以前の土地利用を見ることができた。1974年の空中写真から作成した3Dモデルでは,米軍ハウスと戦前からある日本家屋との高さの差や,日本家屋の改修の様子を見ることができた。3Dモデルの作成にはいくつかの課題があるものの,空中写真に付加価値をつけた資料としての利用価値は認められよう。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 放置マダケ林の駆除方法の違いがタケの再生および広葉樹の成長に及ぼす影響

    金道 知聖, 江上 浩, 鈴木 重雄, 久本 洋子 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 225-, 2017

    ...雑木林にマダケが侵入し、竹稈密度が高くなっている試験地を用い、毎年竹稈の伐採のみを繰り返す区画(伐採区)と伐採直後に一度だけ薬剤を散布し、その後伐採を繰り返す区画(薬剤+伐採区)を2013年に設置した。両区画について、2016年に再生した竹稈の分布、根元径、広葉樹の分布、樹高、胸高直径を調査した。マダケについては「集中度」として、周囲3m以内に存在する竹稈の根元断面積合計の対数値を算出した。...

    DOI

  • 1.日本の自然と皮膚炎を起こす虫の生息環境

    夏秋 優 日本皮膚科学会雑誌 127 (10), 2293-2298, 2017

    ...<p>日本は山野や河川の多い豊かな自然環境に恵まれており,人手の加わった雑木林や田畑,公園,住宅地などを含めて多様な環境を有する.これら多様な環境には,それぞれに適応した多くの種類の虫が生息し,中にはヒトに皮膚炎を起こす種類もある.皮膚科診療においては,より正確な診断,患者指導を行うために,ヒトに被害を及ぼす虫の形態や生態的特徴と,その生息環境を知ることが重要である.</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 平成27年9月関東・東北豪雨の影響を受けた農作物の無機元素組成に関する調査報告

    坂上 伸生, 齋藤 明葉, 西澤 智康, 成澤 才彦, 伊藤 哲司 日本地理学会発表要旨集 2017a (0), 100058-, 2017

    ...いずれの試料も特異的な値を示すものはなく,浸水被害がなかった地域の雑木林表層土壌と同様の分析結果であり,洪水に起因する重金属元素の付加は認められなかった。表2には植物試料の元素分析結果を示す。稲およびサツマイモに関しても特異的な値は認められず,住民が懸念する重金属汚染などを示すデータは得られなかった。...

    DOI

  • 森林公園における生態系サービスのトレードオフ-景観と希少種保全に関するアンケート調査-

    長池 卓男 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 512-, 2017

    ...「山梨県のある森林公園は、雑木林の中に多くの散策コースが作られ、人気を博しています。また、富士山や南アルプス、低山の雑木林の眺望がすばらしいことでも有名です。しかし、最近は、樹木が成長したことにより、眺望が悪くなっている場所も出てきました。また、この森林公園には多くの絶滅の危機に瀕する植物が生育していることから、その保全活動も活発に行われています。」という文を読んで頂いた後、質問に回答して頂いた。...

    DOI

  • 茨城県自然環境保全地域と保安林との重複地域の現状

    川端 篤志 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 36-, 2017

    ...<p> 各都道府県が条例により管理している自然環境保全地域は,1970年代にその多くが市街地とその周辺に残された雑木林や鎮守の杜のような自然地域を指定している。近年,それらの残された自然地域を里山と呼び,人によって攪乱されて生じる多様な環境を維持しようとするNPOなどの市民団体が全国に存在している。...

    DOI

  • 東京西部にある津田塾大学小平キャンパスにすむタヌキの食性

    人と自然 28 (0), 1-9, 2017

    ...東京西部の市街地にある津田塾大学に生息するタヌキの食性を糞分析により明らかにした.調査地の林は植林後90 年経過したシラカシ林で,林内は暗いため,都市郊外の雑木林のタヌキの食物になる低木や草本は少なかった.合計で109 の糞試料をポイント枠法で分析したところ,糞組成は晩冬には果実や葉など多様であったが, 春には昆虫と哺乳類が増え,夏には昆虫と葉が増え,秋には果実と種子が優占し,初冬には再び多様になるとい...

    DOI

  • 都留文科大学附属図書館 ビオトープのチョウ類相

    北垣 憲仁, 西 教生, 伝井 真弓, 西丸 尭宏 都留文科大学研究紀要 (84) 101-108, 2016-10-20

    ...確認されたチョウ類の 優占度および出現率の高かった種の生息環境を検討することにより、附属図書館ビオトー プにはチョウ類の生息に適した開けた草地や雑木林などの多様な環境があることが示唆さ れた。チョウ類相の多様性が高い要因として、キャンパスに2 つの山裾が隣接しているこ と、附属図書館ビオトープにチョウ類の多様な生息環境が存在していることが挙げられ る。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 徳富蘆花が見たロシアの林

    岡島, 直方 南九州大学研究報告. A, 自然科学編 (46) 105-112, 2016-04

    ...その訳では,「雑木林」は「森」もしくは「林」として解釈され露訳された。また,「雑木林」は「劣等木材からなる林」として英訳された事例があった。本論では,「雑木林」と,「森」もしくは「林」との違いを示した。さらに蘆花は,ヤスナヤ・ポリヤーナにおいて若い落葉樹が成長しつつある林を発見し,その場所を「疎林」と呼んでいる。「疎林」は,トルストイが非常に気に入っていた林であった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 地域バイオマス利用によるきのこの増殖と森林空間の活性化技術の開発

    増野, 和彦, 福田, 正樹, 山田, 明義, 市川, 正道, 古川, 仁, 片桐, 一弘 長野県林業総合センター研究報告 (30) 47-86, 2016-02

    ...(5)カラマツ林分に隣接する雑木林において,ホンシメジ菌床を樹木根系に沿って埋設することで,林地に菌根定着できる技術を開発した。また,シモフリシメジの定着したナラ類の菌根苗を林地に定着させる技術を開発した。これにより,シメジ類の発生林を造成する技術を確立した。(6)菌根性きのこ増殖の経営収支を算出して,カラマツ林の環境整備や胞子散布による増殖効果の経済性を示した。...

    日本農学文献記事索引

  • 「植草共生の森」で捕獲したスズメバチ類の一考察

    早川 雅晴 植草学園大学研究紀要 8 (0), 107-112, 2016

    ...しかし,「植草共生の森」のおよそ半分を占めるイヌシデ・コナラ・クヌギを優占種とする雑木林は生物多様性が高く餌となる昆虫も豊富なので,年間を通して敷地外から飛んでくるスズメバチを完全に排除することはできない。しかし,森の中に巣を作らせないことで,スズメバチの個体数を少なく保つことは可能と考えられる。そこでベイトトラップを使い,6週間で6種112匹のスズメバチ類を捕獲・駆除することができた。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 都市緑地における地温変化と土壌呼吸の特徴

    宮島 聖也, 渡邊 眞紀子, 村田 智吉 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100194-, 2016

    ...大規模緑地を対象に土壌への人為影響に着目し,地温変化をはじめとする熱的特性を明らかにし,地温変化に大きな影響を受ける土壌呼吸量の観測を通じ生物性の面からも都市土壌の持つ特性を考察することを目的とした.都市土壌における地温変化の特性を把握するために,地温及び土壌水分量の観測を東京都新宿区の国民公園新宿御苑内の林地2か所で2015年2月から12月にかけて継続して行った.両地点ともに植生は落葉樹と常緑樹の雑木林...

    DOI

  • 樹園地周辺における耕作放棄地および防護柵がイノシシ生息地の集塊性・連結性に及ぼす影響

    武山 絵美, 笹山 新生, 野中 仁智, 九鬼 康彰 農業農村工学会論文集 83 (2), I_25-I_31, 2015

    ...本論では,樹園地を対象に,イノシシの生息地の集塊性と連結性を評価した.その結果,本来の生息地である雑木林パッチ<i>n</i>=44に新たな生息地として放棄畑を加えると,雑木林間が放棄畑でつながりパッチ数が<i>n</i>=13と減少し,最大パッチサイズが12.3haから41.0haに拡大するなど,集塊性および連結性が高まることが確認された.これに加え,防護柵のない畑が生息地間のコリドーとして機能すると...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 狭山丘陵のナショナル・トラストと墓地開発問題

    横山 伸夫, 北浦 恵美, 目代 邦康 日本地理学会発表要旨集 2015a (0), 100192-, 2015

    1950年代以降,農業近代化政策やエネルギー革命によって社会環境が大きく変化し,それまで燃料採取の場であった丘陵地(ヤマ)の価値は下落していった.同時に、大都市近郊では,地価が上昇したため地権者の金銭的な負担が増大した.結果、都市近郊の丘陵地で大規模開発が進むこととなった.大規模住宅団地,レジャー施設,大学などの教育施設や廃棄物処分場が次々に建設され,今日に至っている.開発の際には,高い金額で土…

    DOI

  • 雑木林における土着微生物の特性と効果

    村田直輝, 総合科学科3年 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 189-, 2014

    ...<br>3.研究方法 校内の雑木林から土着微生物を採取した後、液体にしてさらに米ぬか等を混ぜる。2ヶ月間発酵させ、完成した肥料をプランター入れ、畑土と混ぜる。化成肥料を同じように畑土に混ぜ、土壌中のpH、リン酸、アンモニウム濃度を測定し、比較する。<br>4.研究結果 (1)校内の雑木林から採取できた微生物は、アオカビと思われる。(2)製作過程で化石燃料を原料としたものは必要としなかった。...

    DOI

  • 京都三山におけるマツ枯れ後の植生と立地環境との関係

    中家 葵, 長島 啓子, 田中 和博 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 64-, 2014

    ...京都三山の代表的な立地環境を示す95ヶ所の毎木調査のデータより、クラスター分析によって植生の分類を行ったところ、ソヨゴ優占群、潜在的ソヨゴ優占群、雑木林群、アベマキ優占群、コナラ優占群の植生群に分類することができた。...

    DOI

  • 樹洞密度から見たムササビの生息環境

    大久保 央史, 中村 友美子, 安藤 元一 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 459-, 2014

    ...樹洞が森林生態系の生物多様性に与える影響を見るために,樹洞性動物の代表としてムササビの生息の有無から調査地を選び,樹洞密度を比較した.調査地は東京都,神奈川県,長野県における標高100~1,400mの1)屋敷林と雑木林が混在する里山林,2)スギ植林と照葉樹林が混交した社寺林,3) スギ巨木社寺林,4)ミズナラ天然林,5)コナラ-クヌギ雑木林,6) カラマツ-ミズナラ林の6ヶ所とした....

    DOI

  • 土壌シードバンクの種子密度と種数,種子組成の7 年間の変化

    山瀬 敬太郎, 関岡 裕明, 藤堂 千景 日本緑化工学会誌 39 (1), 56-61, 2013

    ...組成をみると,人里要素や草原要素の密度が大きく低下する一方で,雑木林・夏緑樹林要素や照葉樹林要素はほとんど変化がなかった。時間経過に伴い密度と組成に大きな変化がみられたことから,復元目標の見直しが必要なことやポテンシャルの評価が不可欠なこと,表土流亡を軽減させる管理が必要なことがわかった。...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 仙台市北西部根白石における雑木林利用と森林景観の変化

    鹿野 愛里加, 松林 武 日本地理学会発表要旨集 2013a (0), 100100-, 2013

    ...1950年代から1970年代にかけて雑木林の利用は次第に薄れたが、その薄れ方は場所によって差があった。共有林やアクセスが悪い山間部の雑木林はほとんど利用されなくなるが、個人山や集落に近い雑木林、作業道等でアクセスが容易な雑木林では植林地への転用、その後1980年代には人工地等に転用される箇所もあった。...

    DOI

  • 都市緑地における種組成の差異が雨水涵養機能に与える影響に関する研究

    吉田 葵, 林 誠二, 石川 幹子 都市計画論文集 48 (3), 1011-1016, 2013

    ...その結果、雑木林から植生遷移が極相段階へ進行し、常緑樹の割合が高い樹林へと移行しており、また外来種も多く出現していることが明らかになった。また、雨水涵養機能は、緑地の質によって明らかな差異が存在していることが分かった。雑木林型の緑地の質が最もその高い機能を有していた。雑木林は植生管理を定期的に行うことが必要であり、植生管理の在り方は、都市緑地の雨水涵養機能に影響を及ぼしていると考えらえる。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • ヤブサメ<i>Urosphena squameiceps</i>の大阪府における越冬期の捕獲記録

    古園 由香 The Bulletin of the Japanese Bird Banding Association 25 (1), 9-13, 2013

    ...2009年2月22日,大阪府枚方市の雑木林において本来は夏鳥として渡来するヤブサメが1羽捕獲された.本個体は尾羽の枚数が10枚で,日本産鳥類では尾羽が10枚の鳥はヤブサメとウグイスしか該当せず,ウグイスとは尾長より区別された.本個体は外部形態からは性別・年齢ともに不明であったが,解剖の結果性別は雄であることがわかった.ヤブサメは大阪府下では,3月上旬から10月上旬の記録しかなく越冬期における記録は本報告...

    DOI Web Site Web Site

  • コナラ林における細根の発達:局所的土壌養分に着目して

    古賀 陽三, 戸田 浩人, 崔 東壽 東壽 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 606-, 2013

    ...里山・雑木林では、落葉採取などの管理によって面的,深度別に異なる土壌不均一性を持つため,里山・雑木林の再生,保全を行っていく上で,構成樹種の養分獲得反応について明らかにすることは重要である。樹木は土壌から効率よく養分を獲得するために,局所的に養分量の高い土壌空間において細根を発達させる,貧栄養土壌において菌根菌と共生する等の反応を示すことが知られている。...

    DOI

  • 神奈川県都市農業推進のため展開される農地保全の取組み

    笠木 一行 農業農村工学会誌 81 (6), 449-452,a1, 2013

    ...このために展開される県独自施策である「中高年ホームファーマー事業」や「かながわ農業サポーター事業」の取組みについて紹介し,併せて,県民が主体となり,地域住民が農地や雑木林など「里地里山」の保全等を行う「神奈川県里地里山の保全,再生及び活用の促進に関する条例」と条例に基づく県の取組みについて紹介する。</p>...

    DOI Web Site

  • 東京都内の雑木林におけるキンラン移植株のモニタリング結果と知見

    木村 研一, 山崎 旬, 遊川 知久, 倉本 宣 日本緑化工学会誌 38 (1), 212-215, 2012

    ...Blume) は里山の雑木林などに良くみられる植物であるが,混合栄養性種であるため,開発等で自生地が改変される場合には,保全が困難な種であり,参考となる保全事例も非常に少ない。本事例ではボイド管という素材を用いて周辺土壌ごとの移植を実施した。移植 3 年後,4 年後の出芽率は 95 % 以上で推移している。一方,移植時の株サイズや切断根の本数が移植後の生育状況に影響を与える可能性が考えられた。...

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献8件

  • 里山公園ボランティアの意識変化

    吉田 朗子, 倉本 宣, 三谷 清 日本緑化工学会誌 38 (1), 258-260, 2012

    ...里山ボランティア活動の初期から活動している都立桜ヶ丘公園雑木林ボランティアの活動内容に対する意識を活動開始後20年目の2001年に調査し,10年目の調査結果と比較した。今回の結果と前回の結果を比較すると,前回は雑木林の管理が危機的な状況にあったので,雑木林そのものの管理への関心が高かったのに対し,今回は関心の範囲が広がっていた。...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 無農薬栽培を長期実施した谷津田におけるイネクロカメムシ(Scotinophora lurida) の発生実態

    大森, 誉紀, 武智, 和彦, 横田, 仁子 愛媛県農林水産研究所企画環境部・農業研究部研究報告 (3) 7-12, 2011-03

    ...無農薬栽培を長期継続した谷津田におけるイネクロカメムシの発生実態を調査した.畦畔から2m程度の範囲内のイネクロカメムシを飛び込み初期から1か月間捕殺することで,その後の密度抑制や収量の向上が期待できる.越冬場所は圃場周囲の雑木林や堤防等に広範囲に分布しており,人工物の下も越冬場所となることがある.本田への飛び込みは,6月下旬から7月中旬までだらだら続き,南面の暖かい斜面ほど飛込みが早く,越冬場所から...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 八ッ場ダム建設のため蛇行地形に偽装された上湯原の巨大地すべり

    竹本 弘幸 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 179-179, 2011

    ..._I_ はじめに 八ッ場ダム建設に伴う川原湯代替地:上湯原地区は,川原湯温泉再生の要として重要な移転先である.この地区の地形は,やや開析を受けた円弧状の急崖と前縁に広い堆積面を有する緩斜面である(図1).中村(2001)によれば,吾妻渓谷で貴重な土地ながら土砂崩れと落石が頻発することから,畑地利用が出来ず雑木林になっているという.この地を所有する豊田氏らの証言でも,過去に何度か土砂災害を体験・目撃しているとのことである...

    DOI

  • ラインセンサス調査と出巣率調査によるムササPetaurista leucogenysの止息密度推定

    吉田 真也, 安藤 元一, 繁田 真由美, 荘司 たか志, 小川 博 森林野生動物研究会誌 36 (0), 25-30, 2011

    ...ムササビ個体数推定に適した調査方法を見いだすことを目的に,東京都町田市の丘陵地帯でラインセンサス調査法と樹洞からの出巣率調査法を比較検討した.ラインセンサス法による生息密度は樹林タイプによって大きく異なり,屋敷林で0.41頭/ha,雑木林で0.03頭/ha,そして調査地全体で0.08頭/haであった.出巣率調査で得られた出巣率が平均47%,樹洞密度が屋敷林4.5個/ha,雑木林0.7個/ha,調査地全体...

    DOI Web Site

  • 小児日本紅斑熱9 例の臨床的検討

    梨田 裕志, 東川 正宗, 前川 佳代子, 藤原 卓, 井上 正和 感染症学雑誌 85 (6), 638-643, 2011

    ...DNA のpolymerase chain reaction(PCR)法による検出の有用性について検討した.また,有熱期間,野山へ出かけた既往,体温,ダニの刺し口の有無,皮疹,治療薬剤および臨床検査データについても検討した.9 例中5 例(56%)がPCR 陽性であった.入院までの有熱期間は1~5 日であった.5 例で野山に出かけた既往があったが残り4 例に既往は無かった.しかし,4 例とも居住住宅が雑木林...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 兵庫県三田市の植物

    人と自然 22 (0), 101-146, 2011

    ...には冷温帯でみられる植物が比較的多く生育しており,貴重種も多い.中西部丘陵地には多数の溜め池があり,水生・湿生植物がよく残されている.武庫川・羽束川沿い田園地域には畔や路傍に生える一般的な草花が多いが,山裾などに人里の植物がまだよく残されている.しかし最近,工事や開発などによる土地の改変が激しく,また帰化植物が急速に侵入しており,この地域の植物相は年々変わりつつある.ニュータウン域内にはかなり広範な雑木林...

    DOI

  • グローバル化社会の光と影 -ヒトの役割からみた景観図式-

    海老澤, 栄一, Ebizawa, Eiichi 国際経営フォーラム 21 1-22, 2010-07-31

    ...を構成する基本単位、つまり“個”がそれぞれ固有の役割を果たし、そして相互に連動することが行動の原点になると結論づけられる。その行動ではグローバル化社会の環(わ)としてのヒトの動きが極めて重要な働きをする。ダイナミックな好循環をグローバル化社会に組み込むためには、自然と社会との調和やクローズドとオープンな仕組みの共存を初めとして、さまざまな多様性を取り込む勇気を共有することが肝要となる。杉林ではなく雑木林...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 白骨死体大腿骨頭内からのハエ幼虫検出事例

    桐木 雅史, 千種 雄一, 一杉 正仁, 黒須 明, 徳留 省悟 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 62 (0), 68-68, 2010

    ...某年12月下旬に栃木県中部の山林内で白骨化した遺体が発見された.発見場所は西に面した斜面の雑木林で,落ち葉が堆積していた.法医解剖において,右大腿骨の大腿骨頭内から数十匹の虫体を検出した.大腿骨の長さは45cmで生前に形成されたと見られる損傷は無かった.また,法医学的に中年の成人男性と推定された.  ...

    DOI

  • 2009年度ホームカミングデイ企画「名大キャンパスの雑木林の生物多様性を観察しよう」展示記録

    山本 進一, YAMAMOTO Shin-ichi, 伊藤 義人, ITOH Yoshito, 小西 哲郎, KONISHI Tetsuro, 中川 弥智子, NAKAGAWA Michiko, 佐藤 紳司, SATO Shinji, 梶村 恒, KAJIMURA Hisashi, 大場 裕一, OBA Yuichi, 西田 佐知子, NISHIDA Sachiko 名古屋大学博物館報告 25 159-181, 2009-12-25

    ...「生物多様性」の中身の重要な項目に「生息地の保全」があるが,多分に人為が加わったとは言え,大都会にある自然性の高い雑木林の保全はそこに生息する貴重な生物の生存にとってきわめて重要である.身近な自然が急速に失われつつある現在,このようなキャンパス内の雑木林をきちんと保全することは,そこで働く大学人の義務とも言え,その際の有力な基礎情報に本記録がなれば幸いである.なお,一般の方々に限られた時間で紹介する...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 衛星画像を利用した地形区分の試み

    黒田 圭介, 黒木 貴一 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 176-176, 2009

    ...10m解像度のパンシャープン画像では,山道の識別は困難で,雑木林と裸地が かに判読できる程度である。  図2は空中写真と衛星画像それぞれの実体視にもとづく地形区分図である。空中写真では頂稜,谷頭斜面,谷頭凹地,上部谷壁斜面,下部谷壁斜面,崖錐・段丘,谷底に区分できた。...

    DOI

  • 東京都町田市におけるムササビ孤立個体群の生息環境

    繁田 真由美, 荘司 たか志, 重昆 達也, 安藤 元一 森林野生動物研究会誌 34 (0), 37-43, 2009

    ...べるため,2003〜2005年にかけて大径木,樹洞を有する樹木,糞を確認した樹木および営巣が確認された樹木の分布を調査した.調査地33haには346本の大径木,61個の樹洞が確認され,調査した樹洞の約4割にムササビが宿泊していた.このことからムササビの生息密度は0.7頭/haと推定された.ムササビの糞は大径木および樹洞木の約4割で発見され,糞確認木の約9割はねぐら木から150m以内の距離にあった.雑木林...

    DOI Web Site

  • 1982年長崎豪雨による被災地の環境変化と土地被覆分類

    黒木 貴一, 磯 望, 後藤 健介 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 219-219, 2009

    ...<BR> _III_.検討結果<BR> 1.被災地の現況:斜面崩壊地は、Loc.1、Loc.2、Loc.4では雑木林に、Loc.3、Loc.6では竹林に、Loc.5では人為的に草地やコンクリート擁壁に変化した。いずれも斜面崩壊の面影は薄い。土石流地は山地部では雑木林に、低地部では人為的に宅地や耕地となり既に周囲の風景に溶け込んだ。...

    DOI

  • 画家川合玉堂の庭園観と旧別邸二松庵庭園

    吉田 博宣, 原田 江理 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2009 (0), 3-3, 2009

    ...農山村や雑木林の自然を好む玉堂と自然を活かした庭づくりを目指す隆治の考えが合致し、雑木の庭が作られ、画室からは外部風景の眺望が求められた。玉堂にとって庭園は自らの画題を求める場であり、絵画に描く自然を実物大に身近に再現したものであり、絵画への情熱を再生産する場でもあったといえよう。...

    DOI

  • GPSを用いた子どもの屋外行動の時空間特性の把握と大人による見守り活動の評価

    雨宮 護, 齊藤 知範, 菊池 城治, 島田 貴仁, 原田 豊 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2009 (0), 66-66, 2009

    ...千葉県流山市の小学校の児童28名,保護者28名,防犯ボランティア5団体を対象に,GPSを用いて,二週間の行動把握を行った.児童の屋外行動の集計からは,児童の屋外行動の時間的・地理的変動の特徴が明らかとなった.児童の屋外行動と,保護者や防犯ボランティアによる見守り活動の時空間的一致度の分析からは,既存の児童を対象とした見守り活動は,必ずしも児童の行動特性に対応したものとは限らず,下校後に児童が遊びに行く公園や雑木林...

    DOI

  • 雑木林の再生法と実生生理―コナラ種子の貯蔵可能期間―

    斎藤, 香菜, 橋本, 良二 岩手大学農学部演習林報告 (39) 47-55, 2008-03-25

    ...荒廃した雑木林を再生しようとする地域活動は、各地で盛んにおこなわれている。雑木林の主林木は、冷温帯ではほとんどがコナラであり、種子(通称ドングリ)を播いたり、コナラの苗木を植えたりする試みが広くなされている。現地に種子を播き実生を育成する森林更新法は造林学上播種造林と呼ばれ、苗畑を必要とせず育苗作業の手間も要らないのでメリットが大きい。...

    機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 雑木林の再生法と実生生理

    斎藤 香菜, 橋本 良二 岩手大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Iwate University Forests (39) 47-55, 2008-03

    ...荒廃した雑木林を再生しようとする地域活動は、各地で盛んにおこなわれている。雑木林の主林木は、冷温帯ではほとんどがコナラであり、種子(通称ドングリ)を播いたり、コナラの苗木を植えたりする試みが広くなされている。現地に種子を播き実生を育成する森林更新法は造林学上播種造林と呼ばれ、苗畑を必要とせず育苗作業の手間も要らないのでメリットが大きい。...

    日本農学文献記事索引

  • 農業・農村が守ってきた生物の生息環境

    守山, 弘 農業および園芸 = Agriculture and horticulture 83 (1), 171-176, 2008-01

    農業・農村が守ってきた生物の生息環境。平成14年に閣議決定された「新・生物多様性国家戦略」は、日本が抱える生物多様性保全上の危機を3つに大別し、その1つに、「自然に対する人為の働きかけが縮小撤退することによる里地里山などにおける環境の質の変化、種の減少ないし生息・生育状況の変化」をあげている。われわれは、里地里山などの農の自然は人がつくった自然なので、原生自然を破壊した結果に過ぎないと思いがちで…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 里山環境の歴史性を追う

    佐久間, 大輔 農業および園芸 = Agriculture and horticulture 83 (1), 183-189, 2008-01

    ...本稿はそうした里山周辺環境の変遷に着目したプロジェクトの成果を一部用いながら、主に現在竹林や雑木林におおわれている里山林について考えていきたい。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 植生調査資料を用いた地域フロラ構成種の希少性の類型化 : 関東の丘陵地の里山景観における事例

    根本 真理, 星野 義延 植生学会誌 25 (2), 109-120, 2008

    ...各希少性タイプに分類された種数の割合には偏りがあり,普通とされるタイプの種と,最も希少とされるタイプの種が多かった.希少性タイプ別の種数の割合はサイト間では大きな違いはなかったが,群落間では大きく異なっていた.水田雑草群落や,雑木林や植林地といった木本群落の構成種に希少とされる種の割合が高かった.調査地に出現した国レベルの絶滅危惧種で希少性を判定できた種はすべて,最も希少性が高いとされるタイプに分類...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献30件

  • 雑木林の除伐木を利用した簡便な方法によるヒラタケの培養

    福田 秀志, 吉田 和広, 大橋 良平, 平岡 久人 日本菌学会大会講演要旨集 52 (0), 46-46, 2008

    ...近年,里山の価値が見直されその再生が求められているが(坂口 2000),雑木林の定期的な管理にはボランティアなどの協力が必要となる(重松,1991).活動内で生じる伐採木を材料として,キノコなどの収穫物が得られれば,活動を継続的に行う仕組みづくりに役立つものと考えられる.そこで本研究では,雑木林管理の際に生じた除伐木が食用キノコの一種であるヒラタケの原木として使用可能であるかを調査した.2005年12...

    DOI

  • 明治初期に成立した佐渡御料林の台帳に記載されている等級区分と土壌タイプ

    斉藤 昌宏 森林立地 50 (1), 41-49, 2008

    ...二等林は30箇所でアカマツ林が多いがスギ林,雑木林,竹林も含まれていた。土壌の多くは赤壌,黒壌などの壌土グループと燥埴,壌埴などの埴土グループに区分されていた。三等林は164箇所であり,ナラ林,雑木林の割合が高かった。土壌は石礫,岩石などに区分されている例が多く,立木密度も低いため,材の生産はあまり期待できなかったと推測される。その外に面積が小さい員外林,風致林が多数含まれていた。...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • いのちと心と遺伝子を守る本物の森を

    宮脇 昭 日本農村医学会学術総会抄録集 57 (0), 5-5, 2008

    ...まわりは新炭林、下草刈場として、定期的な伐採、草刈りによって持続してきた里山の雑木林(二次林)で囲まれていました。しかし新しい集落、村や町づくりでは必ず“ふるさとの木によるふるさとの森”を残し、守り、つくってきました。それが世界に誇る鎮守の森です。<BR> 都市、工場地帯に住んでいる人たちの食糧、緑環境を支えているのは農村地帯です。...

    DOI

  • 日本において鳥類の巣・ペリットおよび肉食哺乳類の糞から発生したヒロズコガ(鱗翅目,ヒロズコガ科)

    那須 義次, 村濱 史郎, 坂井 誠, 山内 健生 昆蟲.ニューシリーズ 10 (4), 89-97, 2007-12-25

    ...鳥類の巣・ペリットおよび哺乳類の糞を調査し,ヒロズコガ科ヒロズコガ亜科に属する4種の蛾の発生を確認した.イガが島根県出雲市と大阪府河内長野市のツバメの巣,ウスグロイガが大阪府寝屋川市のハイタカのペリット,マエモンクロヒロズコガが愛媛県宇和島市のシジュウカラの巣,長野県飯綱町のノスリのペリット,小笠原諸島父島のイエネコの糞および鹿児島県奄美大島のイエネコかイヌの糞,アトキヒロズコガが和歌山県橋本市の雑木林...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献33件

  • 沖縄,石川,茨城で採集された未知のワカフサタケ属1種

    吹春 俊光, 島袋 守成, 清水 公徳, 田中 千尋, 倉持 眞寿美, 小林 久泰, 池田 良幸 日本菌学会大会講演要旨集 51 (0), 95-95, 2007

    ...池田(1996, 2005)は,石川,富山,栃木,福島に産する「ニセコッサカブリ(仮)」という未知ワカフサタケ<I>Hebeloma</I>属種を報告している.今回,2004年と2006年に沖縄県国頭郡恩納村の<I>Castanopsis </I>林で(CBM-FB-34270, 36328),2000年と2001 年に茨城県内各地の雑木林で(CBM-FB-30795)発生した標本を,石川県の「ニセコッサカブリ...

    DOI

  • 九州南東部における常緑カシ7種の生態分布

    伊藤 哲, 大塚 久美子, 山下 寿之 植生学会誌 24 (1), 53-63, 2007

    ...シラカシは前2種よりやや低標高に分布し,地形的な分布の特徴は検出できなかったが,調査対象地域内では内陸部に分布が集中した.ツクバネガシはシラカシと同様な標高分布を示したが,低標高域において斜面下部への分布の偏りが顕著であり,一種の渓畔要素となっていることが示唆された.低標高型3種のうち,アラカシはウラジロガシと同様に地形的あるいは地理的な分布の偏りがみられなかったが,種間クラスター分析では先駆種や雑木林...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献38件

  • 植生・標高系列における森林土壌中の菌核粒子分布の変化

    坂上 伸生, 渡邊 眞紀子, 太田 寛行, 藤嶽 暢英 日本地理学会発表要旨集 2007s (0), 112-112, 2007

    ...<BR>【結果と考察】<BR> 岩木山山麓部の雑木林~ナラ林においては,菌核粒子が少量(0.1 mg g<SUP>-1</SUP>程度)分布した。林床にブナの幼樹が出現するようになると粒子の存在量は漸増し,山腹部のブナ林では旺盛に形成されていた。存在量は標高約710mのブナ単相林において極大となり,約2.3 mg g<SUP>-1</SUP>の値を示した。...

    DOI

  • 「森のある暮らし、森をつくる暮らし」

    計画行政 29 (1), 17-29, 2006-03-15

    ...<p>中山間部では、森を管理する担い手を失いつつあり、都市近郊では里山や雑木林の開発は続いている。森のある暮らしや、森をつくる暮らしの豊かさを考え、今ある緑をどのように守り、復興していくかを考える。</p>...

    DOI

  • 森林総合研究所多摩森林科学園のチョウ相

    松本, 和馬 森林総合研究所研究報告 5 (1), 69-84, 2006-03

    ...この一群のチョウ類は東京近郊の雑木林に生息していたいわゆる「里山のチョウ類」にほぼ一致し、多摩森林科学園がこの地域で衰退しつつあるこれらの種を保存していることが示された。さらに山地性のオナガアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ヤマトスジグロシロチョウ、スギタニルリシジミ、サカハチチョウも採集された。多摩森林科学園に現生するチョウ相は、園内の自然環境が良好に保たれていることを示した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 日本産Heliozela属(鱗翅目,ツヤコガ科)の5新種

    李 峰雨, 広渡 俊哉, 黒子 浩 蝶と蛾 57 (2), 81-91, 2006

    ...Heliozela属は日本から2種が知られている(Meyrick, 1934; Kuroko, 1982)が,本属の成虫は前翅の斑紋が単純(後縁部に三角形の小斑紋をもつだけ)で種の区別が難しい.著者らは,近年長野県,奈良県,大阪府などで採集した標本を検討した結果,外観は類似しているが交尾器の形態によって識別できる5新種を認めた.本稿では5種の成虫および交尾器を図示・記載した.いずれも,コナラ属の樹木がある雑木林...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 千葉県内のイヌシデ・コナラ林における大型菌類群集の研究

    竹内 華恵, 吹春 俊光, 大作 晃一 日本菌学会大会講演要旨集 50 (0), 83-83, 2006

    ...【目的と方法】日本の夏緑林での大型菌類群集の研究は,イヌブナ林(小川他,1981),ブナ林(岡部,1983)などの他はほとんど例がない.本研究では,千葉県立中央博物館内(千葉市)にある夏緑林(イヌシデ・コナラの雑木林)に11×14mの方形区を設置し,大型菌類子実体のフェノロジーを,地表面にあらわれた子実体を観察する方法で,1990年から2005年までの15年間のうち10年間断続的におこなった....

    DOI

  • 斜面上の位置および土壌層位別にみたソイルクリープ様式

    松林 武, 田村 俊和 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 215-215, 2006

    ...<BR><BR>2.観測地点および方法<BR> ソイルクリープの観測は,仙台市の南方に位置する高舘丘陵を流れる増田川の上流域の雑木林に覆われた谷壁斜面で行った.観測斜面は斜面長66m,高度差37mで,下部谷壁斜面,上部谷壁斜面,頂部斜面に区分される.上部谷壁斜面から頂部斜面にかけて,斜距離約6m間隔で8地点の観測点を設け,ストレインプローブ法,白砂をマーカーとする方法を併用した.また,観測が難しい表層部...

    DOI

  • 過疎地域における農家の循環的資源利用とその変化

    浦山 佳恵 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 114-114, 2006

    ...1研究目的<BR> 水田,畑,雑木林,草地,ため池,用水路などからなる“里山の自然”(以下,“里山”とする)の保全が重要な課題となっている.里山が失われる主要因は,都市部周辺では住宅地やレジャー施設などの大規模開発であるが,日本の大部分を占める中山間地域では過疎化に伴う農林地の放棄である場合が多い.したがって,より多くの里山を保全するには,過疎地における里山保全の検討が重要となる....

    DOI

  • 庭鳥塚古墳の調査成果

    河内 一浩 日本考古学 13 (21), 103-114, 2006

    An Early Kofun period mounded tomb in which layers of clay were surrounding a coffin, was found in Higashisakata, Habikino City, Osaka Prefecture. The mound is about 50 meters long, and has a …

    DOI

  • さいたま市盆栽町住宅地における緑地景観の特徴

    橋詰 直道, 磯谷 有紀 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 85-85, 2006

    ...盆栽町の歴史や知名度と共に盆栽園を中心にアカマツや雑木林を保全し,住宅地内に高木,生垣,街路樹を育ててきた住民の意識が,この緑豊かな住宅地景観を存続させてきたといえる。その典型は,建築協定街区に見ることができる。ある意味で広義の田園郊外の一つと見ることもできよう。...

    DOI

  • 昭和30年代における子どもの屋外遊びを支えていた環境条件に関する研究

    寺内 雅晃, 加我 宏之, 下村 泰彦, 増田 昇 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2006 (0), 67-67, 2006

    ...その結果,当時の子どもの数多くの屋外遊びは,水辺空間では緩急のある斜面や深さの異なる水深で構成される微地形と水や岩,石等の様々な土地被覆が存在すること,山林や雑木林では草や樹木等の種々の土地被覆が存在すること,集落内部では広場や道等の平坦な地面が存在することによって成立していたことが明らかとなった。...

    DOI

  • 東北地方のブナクラス域,国営みちのく杜の湖畔公園における森林管理と林床植生の変化

    畠瀬 頼子, 大江 栄三, 小栗 ひとみ, 松江 正彦, 宇津木 栄津子, 井本 郁子 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2006 (0), 48-48, 2006

    ...雑木林・林縁、草原の種が新たに出現する一方、ブナ林や照葉樹林など自然林構成種の残存率も高かった。間伐と下草刈りの組み合わせによる今回の管理手法により、安定した森林の種を残したまま、種多様性の高い林床植生の創出が可能となったと考えられた。...

    DOI

  • 都市近郊林の林床管理区および短期・長期放置区における地表性甲虫相の比較

    谷脇 徹, 久野 春子, 岸 洋一 日本緑化工学会誌 31 (2), 260-268, 2005

    ...都市近郊の下刈りや落葉掻きといった林床管理の施される雑木林と,管理停止後に短期あるいは長期に放置された雑木林において,地表性甲虫相をピットフォールトラップ法によって調査した。総科数,総種数および総個体数は長期放置区で最も多かった。シデムシ科の個体数割合はすべての調査区で最も高かったが,林床管理区よりも長期放置区で高かった。...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献31件

  • 都市近郊の雑木林におけるシュンラン群落の長期調査

    福山 欣司, 長沖 暁子 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 318-318, 2005

    ...1990年から2004年の15年間、横浜市郊外の大学キャンパス内にある雑木林に置いて、シュンラン群落の長期的な生態調査を行った。コナラーイヌシデ林に10平方メートルの方形区を6つ設置し、毎年3月下旬から4月上旬に各方形区を精査し、個体数の変化、開花数、成長率などを記録した。...

    DOI

  • 都市域の孤立した社寺林に形成される地表歩行性甲虫群集の特性

    藤田 篤史, 前藤 薫 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 622-622, 2005

    ...小動物も種数や種構成において,何らかの分断・細片化の影響を受けていると考えられる.本研究では,地表歩行性甲虫であるゴミムシ類について,都市における社寺林の孤立化が種の多様性や種構成に与える効果を調べた.調査は2003年に神戸市と西宮市,宝塚市でピットフォール・トラップを用いて行い,オサムシ科とホソクビゴミムシ科の28種4178個体を捕獲した.都市近郊の連続林(常緑広葉樹の社寺林2箇所と落葉広葉樹の雑木林...

    DOI

  • 国営武蔵丘陵森林公園におけるヤマユリの生育状況と管理水準の関連について

    永留 真雄 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 398-398, 2005

    ...園内植生の大部分は、アカマツ林をはじめとした、コナラ、クヌギ林等の二次林であり、いわゆる武蔵野の雑木林の面影を今に残している。林床にはヤマユリ、オカトラノオ、ヒヨドリバナ等の草花が現在でも自生しており、これらの植物は下草刈といった適正な維持管理を行うことによって、二次林林床における生物多様性の維持や景観の創出を行うことが出来る貴重な資源である。...

    DOI

  • 多摩丘陵の雑木林における航空レーザ測量で把握した植生高と萌芽更新年の関係

    佐藤 浩, 宮坂 聡, 加藤 悟 日本地理学会発表要旨集 2005f (0), 42-42, 2005

    ...多摩丘陵西部の八王子市・長沼公園(面積約0.9 km<SUP>2</SUP>)は雑木林(主にコナラ)からなり、公園管理者によって萌芽更新年とその区域が把握されている。本研究では、夏と冬の航空レーザ測量データから植生高を把握し、萌芽更新年と植生高の関係を調べた。その結果、相関係数-0.85という高い相関があることが判った。...

    DOI

  • 阿蘇地域の過去100年間における草原の減少

    松永 豊 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 132-132, 2005

    ...<BR> 1970年頃から現在の期間にみられる草原減少は,植林の他に雑木林・竹林化や放棄草地化によるものが多い.1970年以降,それまで主に牛馬で行われていた畑の耕起がトラクターへと変化した.さらに住民の高齢化や離農化が進行した阿蘇地域の農村では,草原を利用する機会が減少し,積極的な土地利用転換も行われず,草原の管理放棄に伴う草原減少が進行した.とくに,アクセス性が比較的悪い場所においては,草原と道路...

    DOI

  • 昭和戦前期における東京郊外の都市化と表象景観

    大矢 幸久, 椿 真智子 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 183-183, 2005

    ...作品中に、大森を「文明」、馬込を「田舎」「雑木林風」として二項対立的に捉える描写があるなど、馬込のイメージは「文明」的でモダンな大森の存在を背景に成立していた。 昭和戦前期における馬込は、独歩の「武蔵野」観を継承しつつも、近代的な都市生活や交通条件の良さと、「自然」「田園」の双方を享受できる理想的な生活の場として評価されていたと考えられる。...

    DOI

  • 地すべり地特有の地域環境と地震性地盤災害

    宮城 豊彦 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 70-70, 2005

    ...錦鯉の産地である山古志村にしても、この地を訪れる人々の多くは、雑木林と棚田が重なり、養魚池が夕日に照りかえる景観を心に留めて、「なんとも豊かな農村だな」との感慨にひたることができた。...

    DOI

  • 谷津田で繁殖するサシバ(<i>Butastur indicus</i>)の食物内容の季節変化と主な食物分布の関係

    酒井 すみれ, 安田 雅俊, 百瀬 浩, 藤田 剛, 樋口 広芳 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 692-692, 2005

    ...特に水田と雑木林が入り組んでいる谷津田環境で繁殖密度が高いことが知られているが、農業管理方法の変化により水路などが改変されやすく、サシバの食物となるカエルなどの個体数の減少も心配されている。<br>これまでの研究で、谷津田で繁殖するサシバでは、繁殖期間中に採食場所と食物内容が変化することがわかっている。...

    DOI

  • 国営武蔵丘陵森林公園における自然資源を保全する維持管理手法調査

    内田 利幸, 岩崎 哲也, 渋谷 園実 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 409-409, 2005

    ...また、武蔵野を象徴する雑木林が残され、都市化の著しい首都圏域にあって、豊かな動植物が現存した都市公園となっており、特にオオタカ、オオムラサキ、トウキョウサンショウウオ等の絶滅に瀕した希少種とされる動植物も少なからず認められ、人々のレクリエーションの場としての「利用」と動植物の生息空間としての「保全」を考慮した維持管理が求められている。...

    DOI

  • 岐阜県南部の山火事後における里山林の初期更新過程

    柳沢 直, 春日井 邦夫, 柳原 綾子 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 497-497, 2005

    ...かつて里山林として薪炭利用されていたアカマツ林・雑木林が利用されなくなり、林内には落葉落枝が堆積し、低木が繁茂している。さらに高木層のアカマツはマツ枯れによって枯死している場所が多い。このような林では山火事が起こると大規模に延焼し、林が焼失する。...

    DOI

  • 都市域の谷戸におけるネズミ類の生息動態と土地利用形態との関係

    黒田 貴綱, 勝野 武彦 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2005 (0), 119-119, 2005

    都市域に残存する谷戸は、樹林地、草地、農耕地が連接して配され、このような農村景観に生息する地表徘徊性の小動物にとって貴重な生息空間となっている。本研究ではネズミ類に注目し、都市化が進行する多摩丘陵南西部の谷戸を調査対象地として、その種構成、分布状況を調査し、土地利用形態との対応関係について把握した。調査対象地では4種のネズミ類の生息が確認され、種毎により、生息地として要求する土地利用形態及び谷戸…

    DOI

  • 市民参画型の里山管理における作業効率把握に関する研究

    谷崎 聡史, 加我 宏之, 下村 泰彦, 増田 昇 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2005 (0), 79-79, 2005

    ...大阪府下で実践的な里山管理活動を行っている6つの市民団体に対するヒアリング調査を通じて、13箇所の雑木林における里山管理活動(全伐・間伐・下刈り)を行った面積、回数、1回あたりの活動時間や参加人数等を捉え、労働力を1日(4時間)で面積100m<sup>2</sup>を管理するのに必要な人数を算定した。...

    DOI

  • 国営みちのく杜の湖畔公園における森林管理と林床植物の開花状況の関係

    畠瀬 頼子, 藤原 宣夫, 小栗 ひとみ, 百瀬 浩, 宇津木 栄津子, 大江 栄三, 井本 郁子 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2005 (0), 87-87, 2005

    ...雑木林の多様な林床植物は美しい林床景観を形成する。本研究では雑木林の林床植物の開花を維持する管理手法を検討するため,宮城県川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園において実験的な森林管理を行い,管理方法と林床植物の開花状況の関係を明らかにした。調査対象とした林床植物のうち,チゴユリやオクモミジハグマ,ヤマジノホトトギスでは間伐と下刈りを行った場合と下刈りのみの場合両方で開花の増加が顕著になった。...

    DOI

  • 神奈川県産樹木15種のバイオマス燃料としての特性評価

    中川, 重年, 松村, 正治 神奈川県自然環境保全センター報告 = Bulletin of the Kanagawa Prefecture Natural Environment Conservation Center (1) 21-28, 2004-03

    樹木をバイオマスエネルギー源として利用するためには発熱量及び燃焼後に生じる灰残率の把握が重要である。このことを明らかにするため2003年10月から12月に神奈川県産の樹木15種他計26種について発熱量・灰残率について測定を行った。発熱量が高かったものは、ヒノキ心材(5,346 kcal/kg)、スギ(5,274 kcal/kg)、サワラ心材(5,386 …

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 木曽山脈西縁断層帯・大棚入山における大規模崩壊の発生時期

    宍倉 正展, 永井 節治, 二階堂 学, 木曽教育会 濃ヶ池調査研究会 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 19-19, 2004

    ...<br><br>§2.調査結果<br><br>濃ヶ池<br><br> この崩壊で生じた土砂は土石流となり,日義村と木曽福島町の境付近を流れる濃ヶ池川を堰き止めるように谷を埋めている.この天然ダムによって生じたのが濃ヶ池である.現在,濃ヶ池はダムの決壊により消失している.土地の伝承によれば,ダムが決壊したのは寛文元年(1661年)5月とされる.池の跡は雑木林となっており,数条のガリーが発達する....

    DOI

  • 戦前の子どもの遊びからみた信州の里山と人との関わり

    浦山 佳恵, 富樫 均, 畑中 健一郎 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 120-120, 2004

    ...こうした人々の生業や暮らしは長い年月をかけ、雑木林、草地、水田、畑、水路、ため池等の多様な自然環境を作り出してきた。ここでは、そうした二次的自然を「里山」とする。<br><br> 里山の自然は高度経済成長期以降、農林業の衰退による自然の遷移の進行や住宅地やゴルフ場等の大規模開発により、急速に失われつつある。...

    DOI

  • 狭山丘陵における微地形・土壌・植生の機能的関係の検討

    上山 洋平, 村瀬 仁美, 小林 達明, 高橋 輝昌 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P5033-P5033, 2004

    土壌窒素の無機化特性がササ群落の発達と関連しているのではないかと考え,都立野山北・六道山公園で微地形,植生,土壌の調査をおこなった.微地形を頂部斜面,上部谷壁斜面,下部谷壁斜面,谷頭凹地・谷底面の4つに,植生を下層植生の優占種からササ型,常緑低木型,落葉低木型の3つに区分して,それぞれの土壌特性を検討した.頂部斜面は窒素無機化速度が低く,C-N比が高い土壌が多く,A層は薄かった.谷頭凹地・谷底面…

    DOI

  • 高分解能衛星の輝度値による広葉樹の樹種区分

    飯田 和明, 阿部 信行 日本林学会大会発表データベース 115 (0), P2026-P2026, 2004

    ...角田山には原生林は見られず、そのすべては2次林で主に、スギ、マツ、竹の植林とコナラを優先種とする雑木林から成っている。 調査は5プロット取り、プロット内の全樹種と胸高直径を測定した。各プロットで数本選び樹高とDGPSとレーザーエースを用いて位置座標を測定した。その他に角田山周辺で単木を測定しこれをデータに加えた。...

    DOI

  • 里山林における森林管理と鳥類の関係

    山浦 悠一, 加藤 和弘, 藤田 剛, 樋口 広芳 日本林学会大会発表データベース 115 (0), E35-E35, 2004

    ...・林床種:下層植生が発達した雑木林,下層植生が発達した植林地,下層植生が未発達な林分。・カラ類混群:樹高の大きな雑木林,樹高の小さな雑木林,植林地。・植林樹冠種:植林地がまとまって存在し下層植生が発達した林分,植林地がまとまって存在し下層植生が未発達な林分,植林地がまとまって存在せず,雑木林と接する林縁距離が大きな林分,植林地がまとまって存在せず,広葉樹林と接する林縁距離が小さな林分。...

    DOI

  • 管理状況の異なる雑木林におけるキノコ相の違い

    木下 晃彦, 福田 秀志 森林立地 46 (1), 29-34, 2004

    ...管理されている雑木林(管理林)と管理放棄された雑木林(非管理林)各1林分において,発生したキノコ相を比較し,その環境要因との関連について検討した。各林分において,発生したキノコ相調査および雑木林環境調査をおこなった。また,外生菌根性樹種であるコナラ(Quercus serrata)の活性菌根形成率を比較した。その結果,非管理林では管理林に比べ土壌含水比が高く,リター層が厚かった。...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 京都府西南部におけるテングチョウの季節消長

    宮崎 俊一, 石井 実 蝶と蛾 55 (2), 88-96, 2004

    ...林に囲まれていた.大原野は海抜約600mの稜線と海抜400-450mの渓谷を含む山地で,コナラやアカマツを主体とする雑木林,ケヤキ林,スギ・ヒノキの植林などで被われていた.本調査の結果,本種成虫の季節消長には,羽化直後の活動期(I期),越夏期(II期),秋期の活動期(III期),越冬期(IV期),越冬後の活動期(V期)という5期が認められた.羽化直後の活動期(I期):5月下旬から6月中旬.成虫の密度...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献17件

  • ギフチョウが利用しやすいコシノカンアオイの分布様式

    畑田 彩, 松本 和馬 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 467-467, 2004

    ...カンアオイ類は林床に生育する多年草で、本研究の調査地である新潟県松之山町では、コシノカンアオイがブナ林や雑木林、若い杉林の林床などに分布している。しかし、どんな場所でもギフチョウの卵塊が見られるわけではない。また、ギフチョウが産卵場所として好む場所が、幼虫の生存にとっても好ましい場所であるとは限らない。...

    DOI

  • 港北ニュータウンにおけるモウソウチク林の分布拡大

    湯本 裕之, 倉本 宣 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 260-260, 2004

    ...1960年以降の燃料革命などの時代の変化に伴い、人々の生活から身近な場所にあり、薪炭生産を目的に利用されてきた雑木林は、その地域資源としての必要性が低下していき管理が放棄されるようになった。同じように竹林も市民の日常生活としての必要性が低下し、管理放棄されるようになった。...

    DOI

  • 三富新田集落における雑木林の管理の状態と所有者の居住地の関連性

    丸木 英明, 田代 順孝 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 2004 (0), 96-96, 2004

    ...その結果として、雑木林の分筆が進み不在地主化が進んでいる状況や、一筆ごとに管理の違う雑木林が混在している状況があり、そこには所有者の居住地と雑木林の管理状況との興味深い関係がみられた。...

    DOI

  • 倒産の研究:ゴルフで身を滅ぼした 二代目社長の暴走

    日経ベンチャー (224) 82-84, 2003-05

    ...「目的の雑木林」は、JR外房線の誉田駅から車で一五分程行ったところにある。 林の片隅に事務所らしき建物を発見したが、中には誰もいないようだ。その近くには、「東鳩総合開発」と書かれた大きな看板が、倒れたまま放置されている……。...

    PDF Web Site

ページトップへ