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検索結果 390 件

  • 訪問リハビリテーション利用者における転倒リスク評価指標の検討

    荒巻 吏志, 野上 裕子, 服部 寛士, 泉 清徳, 古賀 さとみ, 堤 千代 地域理学療法学 3 (0), 60-68, 2024-03-31

    <p>【目的】訪問リハビリテーション利用者に対する転倒リスク評価の一助とするために,居宅で行える身体機能評価と転倒との関連を明らかにすることを目的とした.【方法】訪問リハビリテーション利用者88名を横断的に調査した.過去1年間における転倒歴の有無で2群に分け,カルテ情報および身体機能評価(握力,SS-5,開眼片脚立位),FRI-21を群間で比較し,関連を分析した.身体機能評価は,転倒歴を判別する…

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  • 複数回の塞栓術を要した下顎動静脈奇形の1例

    野村 英壽, 喜久田 翔伍, 篠崎 勝美, 轟 圭太, 永江 和佳, 楠川 仁悟 日本口腔外科学会雑誌 70 (1), 10-16, 2024-01-20

    <p>We present a case report of recurrent transvenous and transarterial embolization for mandibular arteriovenous malformation. An 11-year-old female patient experienced hemorrhaging from the left …

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • 衛生環境維持への抗菌活性素材の検討

    瀧 健治, 爲廣 一仁, 古賀 仁士, 石橋 和重, 松尾 由美, 平尾 朋仁, 山田 晋大郎 日本臨床救急医学会雑誌 26 (5), 607-613, 2023-10-31

    <p><b>目的</b>:抵抗力が弱い重篤な患者や重症外傷患者を扱う医療施設で,衛生環境維持は重要な課題であり,抗菌加工剤のNRC(nano revolutionary carbon)の使用が衛生環境維持に有益か,実験的に検討する。<b>方法</b>:標準ブドウ球菌(以下,ブドウ球菌)・標準カンジダ菌(以下,カンジダ菌)・浮遊微生物菌を用いて,NRCの①細菌との接触時間,②抗菌活性の持続期間,③…

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  • 造影超音波検査が診断の契機となった肝原発濾胞性悪性リンパ腫の1例

    長山 亜由美, 隈部 力, 黒松 亮子, 中野 聖士, 中村 徹, 水島 靖子, 川野 祐幸, 秋葉 純, 草野 弘宣, 大島 孝一, 中島 収, 川口 巧, 安陪 等思, 内藤 嘉紀 超音波検査技術 48 (4), 398-405, 2023-08-01

    <p>症例は70代,男性.検診にて肝機能異常を指摘され近医を受診した.C型慢性肝炎と診断され,肝腫瘤性病変が疑われたため精査目的で当院へ紹介となった.血液検査所見ではAST, ALT, γ-GTの軽度上昇を認め,AFP, PIVKAII, CA19-9はいずれも基準値内で,CEAの軽度上昇を認めた.腹部超音波検査のBモード像では肝S4に18×13 …

    DOI Web Site 医中誌

  • SB-tube, TEVARで救命した進行食道癌による大動脈食道瘻の1例

    音琴 真也, 大塚 裕之, 姉川 朋行, 財満 康之, 古野 哲慎, 新谷 悠介, 中村 英司, 庄嶋 賢弘, 髙瀬 谷徹, 田山 栄基 日本心臓血管外科学会雑誌 52 (3), 176-180, 2023-05-15

    <p>症例は71歳の男性.切除不能食道癌に対して化学放射線療法(chemoradiotherapy: CRTx)施行後,経過観察中に突然の吐血を認めた.造影CTにて,下行大動脈から食道への造影剤の漏出を認め,大動脈食道瘻(aortoesophageal fistula: AEF)と診断し,緊急胸部大動脈ステントグラフト内挿術(thoracic endovascular aortic …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 婦人科領域におけるシスプラチンショートハイドレーション法の安全性に関する検討

    吉満 輝行, 岡村 優, 朴 鐘明, 松隈 健, 寺田 貴武, 村上 文洋, 杉山 徹 日本婦人科腫瘍学会雑誌 41 (1), 1-9, 2023-01-25

    <p>【目的】近年,ショートハイドレーション法(SH法)を用いたシスプラチン(CDDP)投与法に関し安全性を示した多数の報告がある.しかし婦人科領域における同様の報告は少ない.今回,当院の子宮体癌におけるCDDPのSH法に関する安全性について検討した.</p><p>【方法】2017年1月から2021年12月までの期間,当院で子宮体癌に対しドキソルビシン(ADR)とCDDPの併用レジメン(AP療法…

    DOI 医中誌

  • 呼吸障害により搬送された新生児における搬送依頼のタイミングと呼吸管理期間との関連 単施設後方視的コホート研究

    大津 生利衣, 木下 正啓, 嶽間澤 昌史, 七種 護, 海野 光昭, 原田 英明, 前野 泰樹 日本周産期・新生児医学会雑誌 59 (3), 330-335, 2023

    <p> 【目的】呼吸障害による新生児搬送において症状出現から依頼までの時間と呼吸管理を要した期間との関連を明らかにする.【方法】2020年1月から2022年2月に呼吸障害を主訴に聖マリア病院新生児科へ搬送された症例について後方視的に検討した.人工呼吸管理を要した期間が3日未満の症例を短期呼吸管理群,3日以上の症例を長期呼吸管理群とした.【結果】全89例で短期呼吸管理群は67例,長期呼吸管理群は2…

    DOI 医中誌

  • 硬膜外腫瘍から対麻痺を呈した多発性骨髄腫患者の自宅退院に向けての取り組み

    宮平 亮治, 泉 清徳, 矢木 健太郎 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 149-, 2023

    <p>【目的】 がんのリハビリテーションガイドラインでは化学療法、放射線療法中・後の血液腫瘍患者に運動療法を実施することは強く勧められている。しかし悪性腫瘍の脊椎転移に伴う脊髄損傷患者は在宅で介助量の多い生活をされている症例を経験することが少なくない。今回予後1年半と診断された硬膜外腫瘍から対麻痺を呈する多発性骨髄腫患者を担当し、本人と妻の思いを踏まえ自宅退院を目指した取り組みを報告する。</p…

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  • 介護認定を受けた高齢者のフルタンデム立位に関係する要因の検討

    塚田 大智, 釜﨑 大志郎, 落石 公平, 末永 拓也, 吉田 禄彦, 吉瀬 陽, 井手 翔太郎, 田中 勝人, 大田尾 浩 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 77-, 2023

    <p>【はじめに】 我々は、要支援高齢者と要介護高齢者を判別する機能がタンデム立位であることを報告した。また、介護認定高齢者のバランス能力を評価する方法として、開眼片脚立ち時間やセミタンデム立位よりもタンデム立位がバランス能力を捉える可能性を示した。このタンデム立位は、入浴動作や歩行などの日常生活活動に関連することから、着目すべき身体機能の一つであろう。そこで本研究の目的は、介護認定を受けた高齢…

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  • 抗リン脂質抗体による単球表面組織因子発現に対するCD14抗原の関与

    金重 里沙, 三島 千穂, 長谷川 真梨, 清水 直人, 三島 健太郎, 本木 由香里, 野島 順三 医学検査 71 (3), 397-403, 2022-07-25

    <p>抗リン脂質抗体症候群(anti-phospholipid syndrome; APS)は,血液中に多種多様な抗リン脂質抗体群(antiphospholipid antibodies; aPLs)が出現することにより多彩な血栓性合併症を呈する自己免疫疾患であるが,その病態発症機序は明らかになっていない。私達はaPLsの血栓形成作用として,単球表面の組織因子(tissue factor; …

    DOI Web Site 医中誌

  • 若年者と高齢者における心的時間測定課題を用いた 運動イメージ想起能力の特徴

    服部 寛士, 釜崎 大志郎, 大田尾 浩, 泉 清徳, 古後 晴基 Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy 12 (1), 1-6, 2022-06-30

    <p>本研究は,若年者と高齢者における心的時間測定課題を用いた運動イメージ想起能力の特徴を検討することを目的とした。対象は,若年者33名(平均年齢20.8±0.6歳),高齢者68名(平均年齢74.2±7.4歳)とし,Timed Up and Go test(TUG),心的時間測定課題のimagined Timed Up and Go …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 救急搬送された後期高齢者における治療差し控えの現状調査

    山下 寿, 井上 智博, 浦部 尚吾, 徳田 裕二, 古賀 仁士, 爲廣 一仁 日本臨床救急医学会雑誌 25 (3), 575-579, 2022-06-30

    <p><b>背景</b>:世界一の高齢社会であるわが国において,今後は医療の必要性・適応を十分検討して,本人および家族の意思に配慮しなければならない。<b>目的</b>:高齢者救急の現場における,治療の差し控えの現状と予後への影響を調査する。<b>対象</b>:2017年に当救命救急センターへ搬送された10,277例のなかの後期高齢者3,199例のうちE-ICUにて加療された200例である。<b…

    DOI Web Site 医中誌

  • 要介護高齢者を対象とした足関節筋力の測定値の検者内信頼性と身体機能および 認知機能との基準関連妥当性の検討

    釜﨑 大志郎, 大田尾 浩, 八谷 瑞紀, 久保山 有志, 北川 龍也, 中村 敏宏, 陣内 健太, 泉 清徳 理学療法さが 8 (1), 17-24, 2022-02-28

    <p>[目的]足関節の底屈・背屈筋力の測定値の検者内信頼性と身体機能および認知機能との基準関連妥当性を検討した。[対象]対象は,デイケアを利用する要介護高齢者75名(平均年齢82± 8 歳)であった。[方法]足関節底屈・背屈筋力に加えて身体機能,認知機能の評価を行った。足関節底屈・背屈筋力の検者内信頼性は,級内相関係数により検討した。身体機能および認知機能との基準関連妥当性は,相関分析で中等度以…

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  • 結帯動作制限に対するmobilization with movementによる理学療法経験

    鳥井 泰典, 泉 清徳 徒手理学療法 22 (1), 11-16, 2022

    <p>〔はじめに〕結帯動作制限を認めた症例に対するmobilization with movement(MWM)によるアプローチの即時的効果について報告する。〔症例紹介〕60歳代の女性。転落外傷により多発骨折を受傷。主訴は背部痛であり,結帯動作と肩甲上腕関節挙上時に疼痛を認めた。〔評価と治療〕肩甲上腕関節後下方組織の拘縮と結帯動作時の体幹および肩甲骨運動の逸脱した運動パターンを認め,肩甲上腕関節…

    DOI 医中誌

  • 整形疾患を有する女性高齢者の歩行補助具の種類を分ける身体機能の検討

    釜﨑 大志郎, 大田尾 浩, 八谷 瑞紀, 北島 貴大, 手塚 善貴 Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy 11 (1), 7-12, 2021-04-30

    <p>[目的]整形疾患を有する高齢者の歩行補助具の種類を分ける身体機能を検討した。[対象]対象は,整形疾患を有する女性高齢者230名[年齢83(79‐87)歳]とした。[方法]独歩群,杖群,歩行器・歩行車群の3群に分類し,各群間を分ける因子を分析した。[結果]独歩群と杖群を分ける因子は,30秒椅子立ち上がりテスト(30‐second chair stand …

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 就労している2型糖尿病患者の生活時間のマネジメントとQOLの関連 決定木分析を用いた検討

    中尾 友美, 堤 千代, 武石 千鶴子, 清水 安子 日本糖尿病教育・看護学会誌 25 (1), 1-9, 2021-03-31

    <p>目的:就労している2型糖尿病患者の生活時間のマネジメントとQOLの関連を明らかにし,生活時間のマネジメントを活用した患者教育方法について検討する.方法:就労している2型糖尿病患者に質問紙調査を実施した.調査内容は,基本属性,生活時間のマネジメント,健康関連QOLとした.分析は,健康関連QOLを従属変数,生活時間のマネジメントを独立変数とした重回帰分析,決定木分析を実施した.結果:187名を…

    DOI 医中誌

  • 中高年者の片脚立ち上がり能力に関係する下肢機能

    釜﨑 大志郎, 田中 真一, 八谷 瑞紀, 大川 裕行, 久保 温子, 坂本 飛鳥, 大田尾 浩 理学療法さが 7 (1), 7-13, 2021-02-26

    <p>[目的]中高年者の片脚立ち上がり能力に関係する下肢機能を検討した。[対象]中高年者35名(平均年齢63± 8 歳)とした。[方法]測定項目は,片脚立ち上がり得点,膝伸展筋力,最大歩行速度,立位での足指圧迫力,30-second chair stand test(CS-30)とした。高さが異なる台を用いて片脚立ち上がり能力を測定し,0 点から 4 …

    DOI Web Site 医中誌

  • 急性期脳卒中患者のサルコペニアの有病率と特性

    田中 勝人, 田中 健太, 巨瀬 拓也, 高橋 雅幸, 釜崎 大志郎, 大田尾 浩 理学療法さが 7 (1), 21-27, 2021-02-26

    <p>[目的]脳卒中患者の入院時と発症後 2 週時のサルコペニアの有病率を調査し,その特性を検討した。[対象]急性期脳卒中患者22名とした。[方法]基本情報,各身体機能,functional independence measure(FIM),サルコペニアの有無を評価した。入院時と発症後 2週時のサルコペニアの割合を算出し,サルコペニアの有無別に各測定項目を比較した。[結果]サルコペニアの有病率…

    DOI Web Site 医中誌

  • 異なる座位姿勢の保持が腰部多裂筋の筋厚・筋硬度に与える影響

    原野 達也, 田島 慎也, 西原 翔太, 吉里 雄伸, 森本 将司, 松下 大輝, 木村 倖晴, 二宮 省悟 理学療法科学 36 (3), 331-335, 2021

    <p>〔目的〕異なる座位姿勢の保持が腰部多裂筋筋厚・筋硬度に与える影響を検討する.〔対象と方法〕対象者は健常成人男性14名.通常座位,各姿勢,各姿勢保持5分後,通常座位に戻った時点に腰部多裂筋の筋厚と筋硬度を測定した.各姿勢は良姿勢,虚脱,バランスディスク上,バランスボール上,右脚組み,左脚組みの6つの座位とした.4回の測定を6姿勢で実施し,通常座位と各姿勢座位の前後比較と姿勢間の変化率多重比較…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 肩腱板断裂後の肩甲骨運動機能改善が疼痛と可動域制限に有効だった一症例

    寺本 圭志 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 53-53, 2021

    <p>【症例紹介】</p><p>夫婦で農家を営まれ、早期復職希望の60 歳代右利きの女性。脚立作業中に転落し、橈骨遠位端骨折の診断。その際、右肩関節はX 線所見上明らかな骨折等はみられず、橈骨遠位端骨折に対し手術・作業療法(以下、OT)が行われ自宅退院。その後OT 外来継続していたが右肩の疼痛持続しており受傷42 日後に画像撮影にて右肩腱板断裂(棘上筋)の診断を受け、受傷後46 …

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  • 梗塞様壊死を伴った顎下腺多形腺腫の 1 例

    鶴野 由華, 木村 芳三, 塚本 孝久, 長山 大輔, 大田 桂子, 塩賀 太郎, 杉田 保雄, 檜垣 浩一 日本臨床細胞学会雑誌 60 (5), 279-283, 2021

    <p><b>背景</b> : 壊死を伴う唾液腺多形腺腫はまれであり, 細胞診にて悪性腫瘍と誤診されやすい腫瘍の一つである. 今回われわれは梗塞様壊死を伴った顎下腺多形腺腫の 1 例を経験したので, その細胞像を中心に文献的考察を加え報告する.</p><p><b>症例</b> : 40 歳代, 男性. 左顎下部のしこりを触知し, 徐々に増大, 圧痛を認めた. 超音波検査にて悪性が疑われ, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 重症頭部単独外傷にDICを併発した生後2か月の乳児に対し,段階的手術とチーム医療により救命し得た1例

    古田 啓一郎, 大久保 卓, 河野 剛, 雑賀 厚臣, 長田 優衣, 高橋 研二, 森岡 基浩 小児の脳神経 46 (1), 41-45, 2021

    <p>小児は成人より頭部外傷を起こしやすく,頭部外傷単独でもDICを併発することがある.</p><p>患者は2か月男児で,交通事故によって頭蓋骨の多発骨折に急性硬膜外血腫を併発.ショックの状態であり,DICも合併していた.多段階的に血腫除去術を施行し,術前後の全身管理については小児科医と合同で行った.後日,形成外科と合同で頭蓋形成術およびデブリードマンを施行し,良好な転機を得た.</p><p>D…

    DOI 医中誌

  • 上腕骨外科頚骨折により肩峰下インピンジメントが生じた1 例

    坂田 祐也 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 50-50, 2021

    <p>【症例紹介】</p><p>60 歳代男性。右利き。転倒し左肩を強打。外側後方に軽度の脱臼を伴う左上腕骨外科頚骨折(Neer 分類2-part 骨折)と診断された。受傷日より三角巾とバストバンドにて固定し、受傷後8 日目に髄内釘固定法による骨接合術を施行された。その際三角筋、棘上筋は侵襲を受けた。術後1 日目より理学療法士介入しCodman 運動を開始。術後13 日目に自宅退院。術後2 …

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  • 肩関節脱臼により腕神経叢損傷を呈した一症例

    内藤 勇人 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 67-67, 2021

    <p>【症例紹介】</p><p>症例は60 歳代の女性。夜間トイレに行こうとし転倒受傷。翌日受診し右肩関節脱臼の診断後関節整復したが、腕神経叢損傷疑われ神経伝導検査実施。正中・橈骨・尺骨神経伝導速度の延長、橈骨神経の振幅減少があり、腕神経叢損傷の診断。13 病日目より外来にて理学療法開始となった。尚、受傷前のADL …

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  • 臓器提供におけるShared Decision Makingに基づいた意思決定支援の重要性

    中根 由佳, 原口 圭太, 内野 八重, 藤田 智茶子, 塚本 卓, 荒巻 和代, 青柳 武史, 谷口 雅彦 移植 56 (Supplement), s522-s522, 2021

    <p>【背景】 臓器提供は救急・集中治療における終末期医療の選択肢の一つであるが、家族に寄り添った意思決定支援が重要なキーとなる。近年、複雑さと不確実性が伴う選択において、Shared Decision Making(SDM)に関心が高まっている。医療ソーシャルワーカー(MSW)はこのSDMを重視し意思決定支援をしている。</p><p> 【目的と方法】</p><p> …

    DOI 医中誌

  • 要介護高齢者における転倒リスク評価としての 立位での足指圧迫力の有用性

    釜﨑 大志郎, 大田尾 浩, 八谷 瑞紀, 中村 敏宏, 陣内 健太 Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy 10 (1), 33-39, 2020-04-30

    <p>[目的]立位での足指圧迫力の有用性を明らかにするために転倒リスクとの関係を検討した。[対象]要介護高齢者75名とした。[方法]測定は,立位での足指圧迫力,簡易転倒スコア(fall risk index : FRI‐5),基本チェックリストに加え各身体機能とした。FRI ‐5から転倒リスクあり群となし群に分け,転倒リスクの有無に関係する要因を検討した。また,転倒リスクを判別するカットオフ値を…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 就労している2型糖尿病患者の生活時間のマネジメントを活用した個別面接の効果

    中尾 友美, 武石 千鶴子, 清水 安子 日本糖尿病教育・看護学会誌 24 (1), 17-25, 2020-03-31

    <p><b>【目的】</b><b></b>就労している2型糖尿病患者に実施した,生活時間のマネジメントに関する個別面接の効果を検証する.</p><p><b>【方法】</b><b></b>層別無作為化比較試験であり,生活時間のマネジメントの“仕事の調整”“時間のコントロール”“価値観に合った目標設定と行動”“生活リズムの調整”の4側面から個別面接を実施した.なお介入効果は,HbA1c,BMI,生活…

    DOI 医中誌

  • 要介護高齢者を対象とした立位での足指圧迫力の信頼性と妥当性

    釜﨑 大志郎, 大田尾 浩, 八谷 瑞紀, 稲富 渉, 中村 敏宏, 陣内 健太 Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy 9 (4), 175-180, 2020-01-31

    <p>[目的]立位で足指圧迫力を測定し,測定値の信頼性と妥当性を検討した。[対象と方法]対象は,通所リハビリテーションを利用する要介護高齢者78名(82±7歳)とした。立位での足指圧迫力に加え,各身体機能の測定を行った。[結果]立位での足指圧迫力は右がICC=0.85(95%CI:0.77~0.90),左が0.78(0.67~0.85)であった。妥当性は相関係数から検討した。足指圧迫力は左右とも…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 口腔に生じた顆粒細胞腫の3例および文献的考察

    日野 聖慧, 岩本 修, 喜久田 翔伍, 轟 圭太, 古場 朗洋, 楠川 仁悟 日本口腔診断学会雑誌 33 (2), 160-165, 2020

    A granular cell tumor is a relatively rare benign tumor arising in various soft tissues of the body. In the oral region, it commonly occurs in the tongue. We report three cases of granular cell …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 可逆的な脳血管狭窄を経時的に観察し得た肺炎球菌性髄膜炎の1例

    木附 信二, 福田 賢治, 松下 知永, 金沢 信, 松木 孝之, 福嶌 由尚 臨床神経学 60 (7), 495-499, 2020

    <p>症例は72歳男性.肺炎球菌性髄膜炎の診断で抗菌薬と副腎皮質ステロイドによる治療を開始されたが,第6病日に意識障害が増悪した.第7病日の頭部MRIで両側小脳半球に梗塞巣を認め,MRAでは脳動脈狭窄が多発していた.細菌性髄膜炎に合併した血管炎を第一に考え,抗菌薬の増量と副腎皮質ステロイドパルス療法を行ったが,第12病日の造影CTでは血管狭窄が進行し,梗塞巣も拡大していた.第25病日の頭部MRA…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献7件

  • 後脊髄動脈より栄養された硬膜内髄外血管芽腫の1例

    松本 佳久, 後藤 伸, 風川 清, 長田 優衣, 橋川 拓郎, 坂井 英生, 古田 啓一郎, 寺地 昭太, 中川 摂子, 髙橋 研二 脊髄外科 34 (2), 174-178, 2020

    <p>  <b>Introduction</b> : Clinically significant intradural extramedullary hemangioblastomas are extremely rare in patients without von Hippel-Lindau disease (VHL), and a few reports have been …

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 日本版敗血症診療ガイドライン2020

    江木 盛時, 小倉 裕司, 矢田部 智昭, 安宅 一晃, 井上 茂亮, 射場 敏明, 垣花 泰之, 川崎 達也, 久志本 成樹, 黒田 泰弘, 小谷 穣治, 志馬 伸朗, 谷口 巧, 鶴田 良介, 土井 研人, 土井 松幸, 中田 孝明, 中根 正樹, 藤島 清太郎, 細川 直登, 升田 好樹, 松嶋 麻子, 松田 直之, 山川 一馬, 原 嘉孝, 大下 慎一郎, 青木 善孝, 稲田 麻衣, 梅村 穣, 河合 佑亮, 近藤 豊, 斎藤 浩輝, 櫻谷 正明, 對東 俊介, 武田 親宗, 寺山 毅郎, 東平 日出夫, 橋本 英樹, 林田 敬, 一二三 亨, 廣瀬 智也, 福田 龍将, 藤井 智子, 三浦 慎也, 安田 英人, 阿部 智一, 安藤 幸吉, 飯田 有輝, 石原 唯史, 井手 健太郎, 伊藤 健太, 伊藤 雄介, 稲田 雄, 宇都宮 明美, 卯野木 健, 遠藤 功二, 大内 玲, 尾崎 将之, 小野 聡, 桂 守弘, 川口 敦, 川村 雄介, 工藤 大介, 久保 健児, 倉橋 清泰, 櫻本 秀明, 下山 哲, 鈴木 武志, 関根 秀介, 関野 元裕, 高橋 希, 高橋 世, 高橋 弘, 田上 隆, 田島 吾郎, 巽 博臣, 谷 昌憲, 土谷 飛鳥, 堤 悠介, 内藤 貴基, 長江 正晴, 長澤 俊郎, 中村 謙介, 西村 哲郎, 布宮 伸, 則末 泰博, 橋本 悟, 長谷川 大祐, 畠山 淳司, 原 直己, 東別府 直紀, 古島 夏奈, 古薗 弘隆, 松石 雄二朗, 松山 匡, 峰松 佑輔, 宮下 亮一, 宮武 祐士, 森安 恵実, 山田 亨, 山田 博之, 山元 良, 吉田 健史, 吉田 悠平, 吉村 旬平, 四本 竜一, 米倉 寛, 和田 剛志, 渡邉 栄三, 青木 誠, 浅井 英樹, 安部 隆国, 五十嵐 豊, 井口 直也, 石川 雅巳, 石丸 剛, 磯川 修太郎, 板倉 隆太, 今長谷 尚史, 井村 春樹, 入野田 崇, 上原 健司, 生塩 典敬, 梅垣 岳志, 江川 裕子, 榎本 有希, 太田 浩平, 大地 嘉史, 大野 孝則, 大邉 寛幸, 岡 和幸, 岡田 信長, 岡田 遥平, 岡野 弘, 岡本 潤, 奥田 拓史, 小倉 崇以, 小野寺 悠, 小山 雄太, 貝沼 関志, 加古 英介, 柏浦 正広, 加藤 弘美, 金谷 明浩, 金子 唯, 金畑 圭太, 狩野 謙一, 河野 浩幸, 菊谷 知也, 菊地 斉, 城戸 崇裕, 木村 翔, 小網 博之, 小橋 大輔, 齊木 巌, 堺 正仁, 坂本 彩香, 佐藤 哲哉, 志賀 康浩, 下戸 学, 下山 伸哉, 庄古 知久, 菅原 陽, 杉田 篤紀, 鈴木 聡, 鈴木 祐二, 壽原 朋宏, 其田 健司, 高氏 修平, 高島 光平, 高橋 生, 高橋 洋子, 竹下 淳, 田中 裕記, 丹保 亜希仁, 角山 泰一朗, 鉄原 健一, 徳永 健太郎, 富岡 義裕, 冨田 健太朗, 富永 直樹, 豊﨑 光信, 豊田 幸樹年, 内藤 宏道, 永田 功, 長門 直, 中村 嘉, 中森 裕毅, 名原 功, 奈良場 啓, 成田 知大, 西岡 典宏, 西村 朋也, 西山 慶, 野村 智久, 芳賀 大樹, 萩原 祥弘, 橋本 克彦, 旗智 武志, 浜崎 俊明, 林 拓也, 林 実, 速水 宏樹, 原口 剛, 平野 洋平, 藤井 遼, 藤田 基, 藤村 直幸, 舩越 拓, 堀口 真仁, 牧 盾, 増永 直久, 松村 洋輔, 真弓 卓也, 南 啓介, 宮崎 裕也, 宮本 和幸, 村田 哲平, 柳井 真知, 矢野 隆郎, 山田 浩平, 山田 直樹, 山本 朋納, 吉廣 尚大, 田中 裕, 西田 修, 日本版敗血症診療ガイドライン2020特別委員会 日本集中治療医学会雑誌 28 (Supplement), n/a-, 2020

    <p>日本集中治療医学会と日本救急医学会は,合同の特別委員会を組織し,2016 年に発表した日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCG) 2016 の改訂を行った。本ガイドライン(J-SSCG 2020)の目的は,J-SSCG 2016 と同様に,敗血症・敗血症性ショックの診療において,医療従事者が患者の予後改善のために適切な判断を下す支援を行うことである。改訂に際し,一般臨床家だけでなく多職種…

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 胎児心不全:不整脈の重症度をどう評価する

    前野 泰樹 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 35 (4), 221-227, 2019-11-01

    <p>胎児不整脈では,心不全が進行すると胎児水腫となり胎内死亡をきたすため,心不全の重症度評価は重要な課題となるが,実際には正確な評価は難しい.通常,胎児心エコー検査で胎児心不全を評価するCVP (cardiovascular profiling)スコアなどで使用されるドプラ血流波形は,不整脈により変化するため評価に使用できない項目が多い.そこで,心拡大の程度や房室弁閉鎖不全の出現,特に僧帽弁閉…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • Segmental arterial mediolysisの治療

    岩永 彩子, 爲廣 一仁, 松浦 泰雄, 木村 芳三, 檜垣 浩一, 猿渡 彰洋, 廣方 玄太郎, 青柳 武史, 谷口 雅彦, 緒方 俊郎 日本消化器外科学会雑誌 52 (7), 345-357, 2019-07-01

    <p><b>目的:</b>Segmental arterial mediolysis(以下,SAMと略記)の治療選択肢は多様化してきており,治療法の変遷と選択について検討した.<b>方法:</b>当院12例;2008年から2015年までにSAMと診断された症例について集計を行った.本邦症例報告100例;2004年から2016年までに医学中央雑誌に掲載された症例の検討を行った.<b>結果:</b>…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献62件

  • BPSD 関連項目に該当する要支援高齢者の介護度悪化 に関わる要因の検討

    丸田 道雄, 田中 隆行, 佐賀里 昭, 宮田 浩紀, 堀田 牧, 吉満 考二, 韓 侊熙, 高橋 弘樹, 川越 雅弘 保健医療学雑誌 10 (1), 19-26, 2019-04-01

    <p><tt>本研究の目的は,認知症の行動・心理症状(</tt>BPSD<tt>)を有する要支援者の要介護状態への移行予防についての示唆を得ることである.</tt>A <tt>市の</tt>2014 <tt>年度と</tt>2016 <tt>年度の介護保険認定調査データより,心身機能や日常生活動作(</tt>ADL<tt>),手段的日常生活動作(</tt>IADL<tt>)の観点から</tt>B…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献5件

  • 脳梗塞を発症した保険未加入外国人旅行者の診療における問題

    松本 佳久, 高山 義浩, 後藤 伸, 橋川 拓郎, 長田 優衣, 吉武 秀展, 坂井 英生, 中川 摂子, 高橋 研二 国際保健医療 34 (1), 13-18, 2019-03-20

    <p><b>目的</b></p><p>  日本を訪れる外国人旅行者は、2018年度で3000万人超が予想されており、増加傾向にある。この訪日外国人旅行者の1.5%が訪日旅行中に怪我・病気になり、医療機関を受診する必要性を感じている。しかし、訪日外国人旅行者の27%が保険に未加入とされる。我々は、保険未加入の外国人旅行者が脳梗塞を発症し、経済的な問題が診療に影響を与えた事例を経験したので、報告を行…

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  • 足関節果部骨折後の底屈制限に対するmobilisation with movementの有用性

    鳥井 泰典, 矢木 健太郎, 泉 清徳, Jones Brandi 徒手理学療法 19 (1), 3-7, 2019

    <p> 〔はじめに〕本稿では足関節果部骨折後の底屈制限に対して,mobilisation with movement(MWM)を遠位脛腓関節に用いた際に可動域と疼痛が即時的に改善した症例について報告する。〔症例紹介〕症例は足関節底屈時の疼痛と可動域制限により正座ができないことを主訴とする患者であった。〔介入〕Mulligan Concept に基づいたMWM …

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  • 要介護高齢者を対象とした立位での足指圧迫力の信頼性と妥当性

    釜﨑 大志郎, 八谷 瑞紀 九州理学療法士学術大会誌 2019 (0), 5-5, 2019

    <p>【はじめに,目的】</p><p>足指機能は,バランス能力や筋力と密接な関係がある.足指機能の定量的な評価方法の一つに足指圧迫力がある.しかし足指圧迫力の研究は散見される程度であり,その多くは座位で測定を行っている.そこで本研究は実動作に近い立位で足指圧迫力の測定を行い,足指圧迫力の信頼性と妥当性を検討した.</p><p>【方法】</p><p>対象は通所リハビリテーションを利用する要介護高齢…

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  • ムコイド型Klebsiella pneumoniaeを起因菌とする感染性尿膜管囊胞の1例

    青柳 武史, 大西 惠美, 押領司 篤宣, 円城寺 貴浩, 猿渡 彰洋, 北里 雄平, 岩永 彩子, 緒方 俊郎, 爲廣 一仁, 靏 知光, 谷口 雅彦 日本腹部救急医学会雑誌 38 (7), 1213-1218, 2018-11-30

    <p>症例は29歳男性,重度の精神発達遅滞で元来意思疎通が困難な状態であった。突然の血圧低下と腹部膨満を主訴とし,腸閉塞の診断で当科紹介となった。腹部CTで下腹部腹壁直下の囊胞性病変と遊離ガスのない腹水貯留,明らかな閉塞起点のない腸管拡張を認めた。囊胞穿刺液よりムコイド型Klebsiella pneumoniaeが同定され,感染性尿膜管囊胞を伴った腹膜炎と麻痺性腸閉塞の診断となった。抗生剤投与に…

    DOI 医中誌

  • これからの高齢者救急医療の方向性

    山下 寿, 矢野 和美, 古賀 仁士, 爲廣 一仁 日本臨床救急医学会雑誌 21 (3), 471-477, 2018-06-30

    <p>総務省の発表では,2015年の国勢調査で日本は世界最高の高齢化率である26.7%を示し,さらに進行することが予測されている。当院の2010〜2014年の高齢者救急の実態調査を行い,これからの方向性を検討した。高齢者の搬入時重症度は,調査期間を通じて外来帰宅・ICU入院・一般病棟入院・外来死亡の順であった。特徴は,ICU入院が高率であったことであり(28.6〜32.7%),その平均年齢は80…

    DOI Web Site 医中誌

  • 肺炎で人工呼吸管理となった高齢者救急搬送患者の予後は悪い

    矢野 和美, 山下 寿, 財津 昭憲, 瀧 健治, 古賀 仁士 日本臨床救急医学会雑誌 21 (3), 528-533, 2018-06-30

    <p>重症の高齢者肺炎患者に対し,どこまで積極的に治療を行うか,救急の現場で医療従事者が悩む症例が増えている。今回,当院救命救急センター搬送後,人工呼吸管理を行った75歳以上の高齢者肺炎患者を生存退院群と死亡退院群に分け患者背景,予後因子を検討した。ICU,HCU入室患者124例中,45名が人工呼吸管理され,転帰は生存退院が13例(28%),死亡退院が32例(72%)であった。また生存退院13例…

    DOI Web Site 医中誌

  • ストレッチポールひめトレを用いたトレーニングが身体に及ぼす影響

    原野 達也, 二宮 省悟, 田島 慎也, 西原 翔太, 吉里 雄伸, 石塚 利光, 松山 裕 理学療法科学 33 (2), 289-293, 2018

    〔目的〕ストレッチポールひめトレが,側腹筋厚と股関節内転筋力へ及ぼす影響について検証すること.〔対象と方法〕対象は健常な大学生62名とし,ストレッチポールひめトレを使用してトレーニングを行う群,トレーニングのみ行う群,何も行わない群の3群に設定.期間を3週間とし,1週間に3回のトレーニングを実施.初期と最終で側腹筋厚と股関節内転筋力を測定し,変化率を算出した.〔結果〕ストレッチポールひめトレを使…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 線維筋性異形成が原因と疑われる腎性高血圧を呈した小児脳出血の1 例

    橋川 拓郎, 上瀧 善邦, 菊池 仁, 坂井 英生, 中川 摂子, 高橋 研二, 中島 進 脳卒中 40 (4), 265-269, 2018

    <p>症例は9 歳男児.突然の右不全麻痺,意識障害を呈し当院へ救急搬送され,左被殻出血の診断で入院となった.出血の原因を探るべく造影CT・MRI・脳血管撮影を施行したが,血管異常は指摘できなかった.初診時より異常に血圧が高く,降圧剤持続投与を要し血圧調整に難渋した.2 回目の脳血管造影検査で多発性・微小脳動脈瘤が新たに出現した.二次性高血圧の精査を行うと右腎動脈遠位部の高度狭窄が明らかとなり,腎…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 感染性心内膜炎における総腸骨動脈塞栓除去術後に発生した感染性内腸骨動脈瘤の1例

    小須賀 智一, 中村 英司, 金本 亮, 安永 弘, 青柳 成明 日本心臓血管外科学会雑誌 46 (1), 57-61, 2017

    <p>症例は23歳女性で,右総腸骨動脈塞栓を伴う感染性心内膜炎に対してFogartyカテーテルによる経大腿動脈塞栓除去術および僧帽弁置換術が行われた.術後9日目のCT検査で右内腸骨動脈閉塞が認められ,塞栓除去術の際に右総腸骨動脈の塞栓子の一部が右内腸骨動脈へ迷入したことが原因と考えられた.その後,人工弁周囲逆流が生じたため,術後16日目に再僧帽弁置換術が行われた.さらに右内腸骨動脈塞栓の診断後約…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • ロタウイルスワクチン接種後に発症する乳児腸重積症の検討

    仲谷 健吾, 平山 裕, 飯沼 泰史, 倉八 朋宏, 中原 啓智, 岡崎 英人 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 53 (6), 1149-1154, 2017

    <p>【目的】今回著者らは,ロタウイルスワクチン接種(RV)後の腸重積症(本症)における臨床的特徴をもとに,その治療方針を検討したので報告する.</p><p>【方法】2008年1月から2016年12月の間に本症と診断し,治療を行った生後6か月以下の18例を対象とした.これらをRV歴の有無,手術の有無をもとにRV/OP群(2例),RV/non-OP群(3例),non-RV/OP群(5例),non-…

    DOI Web Site 医中誌

  • Biliary intraepithelial neoplasia の 1 例

    長山 大輔, 内藤 嘉紀, 塚本 孝久, 伊藤 園江, 楳田 明美, 木村 芳三, 西田 直代, 檜垣 浩一 日本臨床細胞学会雑誌 56 (5), 232-236, 2017

    <p><b>背景</b> : 今回われわれは胆管内上皮内腫瘍 (biliary intraepithelial neoplasia : BilIN) の 1 例を経験したのでその細胞像を中心に報告する.</p><p><b>症例</b> : 40 歳代, 男性. CT 検査にて肝内胆管拡張と肝内胆管結石を認め, PTCD による胆汁細胞診が施行された. …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献4件

  • 気管支肺胞洗浄液中にアスベスト小体を認めたい草染土塵肺の 1 例

    原武 晃子, 伊藤 園江, 塚本 孝久, 長山 大輔, 西田 直代, 檜垣 浩一, 木村 芳三 日本臨床細胞学会雑誌 56 (4), 178-181, 2017

    <p><b>背景</b> : 40 年以上にわたりい草栽培に従事していた農業の男性に発生したい草染土塵肺の 1 例を経験したので, その細胞像を中心に報告する.</p><p><b>症例</b> : 70 歳代, 男性で前立腺癌の既往あり. 持続する咳嗽の精査目的のため当院呼吸器内科を受診し, 画像検査にて異常陰影を認めたため, …

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児長期静脈栄養管理のリスク・マネジメント

    田中 芳明, 升井 大介, 石井 信二, 朝川 貴博 外科と代謝・栄養 51 (5), 279-285, 2017

     長期に消化管が使用不可能な場合には中心静脈栄養が選択される.中心静脈栄養は中心静脈カテーテル挿入時,長期栄養管理中にさまざまなリスクを伴う.栄養療法の適応,方法を誤れば患者の安全と健康を脅かす可能性があることを常に念頭におく必要があり,どのような合併症が起こりうるか,起こさないようにすればよいか,合併症が発生した場合の適切な対応を熟知していることが重要である.

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 血液製剤の院内分割マニュアル

    藤田 浩, 奥田 誠, 小原 明, 梶原 道子, 小山 典久, 鷹野 壽代, 細野 茂春, 松㟢 浩史, 矢澤 百合香, 前田 平生, 宮田 茂樹 日本輸血細胞治療学会誌 62 (6), 673-683, 2016

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献11件

  • 大腿骨近位部骨折患者の端座位姿勢と歩行能力との関係

    熊本 瞬, 飛永 浩一朗, 齊藤 孝英, 野上 英二, 原 辰徳, 井手 睦 理学療法学Supplement 2015 (0), 0318-, 2016

    【目的】大腿骨近位部骨折術後の端座位での骨盤肢位と歩行能力の経時的な変化から,端座位姿勢が歩行能力に及ぼす影響を明確にすることにある。【対象】同法人聖マリア病院で平成26年4月から翌年3月までに大腿骨近位部骨折に対し骨接合術を施行し,術翌日より全荷重が許可された症例の内,年齢65歳以上,受傷前独歩自立,HDS-Rが21点以上の症例21名。【方法】診療録より1)年齢,2)入院期間,3)受傷から手術…

    DOI

  • 作業遂行プロセスモデルを用い社会参加に至った多発性脳梗塞・低酸素脳症による記憶障害の一症例

    大隈 寛城, 前田 亮介, 飛永 浩一朗, 渡邉 哲郎, 井手 睦 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2016 (0), 127-127, 2016

    <p>【はじめに】</p><p>脳血管障害による麻痺と高次脳機能障害の回復段階に合わせ作業遂行プロセスモデル(OPPM)を用い社会参加に至った症例を経験したので報告する。</p><p>【症例紹介】</p><p>40歳代女性。子宮全摘手術により大量出血し意識障害となる。MRIで両側大脳半球・小脳に広範囲な高信号を認め、多発性脳梗塞・低酸素脳症と診断され保存的加療となる。病前は家事と小学校での絵本の…

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  • 胆囊周囲脂肪組織から発生した脱分化型脂肪肉腫の1例

    中山 剛一, 谷脇 慎一, 谷脇 智, 中山 正道, 内藤 嘉紀, 檜垣 浩一, 中山 和道 胆道 30 (1), 119-126, 2016

    脱分化型脂肪肉腫は,脂肪肉腫の約40%を占める異型脂肪腫様腫瘍/高分化型脂肪肉腫のうち約10%に生じる比較的まれな疾患である.症例は71歳女性,連日の38℃以上の発熱と全身倦怠感を主訴に来院した.CT検査で肝S4-5下面から胆囊の間に80×60×50mm大の不均一な造影効果を有する腫瘤性病変を認めた.肝S4-5との境界は不明瞭で,腹腔遊離側は被膜様構造を認め境界は明瞭であった.同腫瘤はMRI検査…

    DOI 医中誌

  • Signet ring cell 様細胞の出現を伴う intraductal papillary mucinous neoplasm の 1 例

    長山 大輔, 内藤 嘉紀, 塚本 孝久, 伊藤 園江, 中山 正道, 木村 芳三, 西田 直代, 檜垣 浩一 日本臨床細胞学会雑誌 55 (2), 100-106, 2016

    <b>背景</b> : Signet ring cell 様細胞の出現を伴う膵管内乳頭粘液性腫瘍 (intraductal papillary mucinous neoplasm : IPMN) の 1 例を経験し, その腫瘍捺印細胞診を用いて特徴的な細胞所見について検討したので報告する.<br><b>症例</b> : 63 歳, 女性. 8 年前に分枝膵管型 IPMN …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 高齢者救急の救急搬送の増加問題とその対応策

    山下 寿, 古賀 仁士, 矢野 和美, 瀧 健治, 島 弘志 日本臨床救急医学会雑誌 19 (1), 1-6, 2016

    現在,わが国は世界最高の超高齢社会を迎えており,厚生労働省も高齢化により増加する医療費を補うために高齢者・現役世代に広く負担増を分かち合う方針を示した。2004〜2013年の高齢者救急搬送の現状を調査し,救急車の適正利用と有料化問題について検討した。65歳以上の高齢者搬送件数は,2004年には2,885件(全体の33.1%)で,2013年は3,754件(全体の41.7%)と増加しており,そのうち…

    DOI Web Site 医中誌

  • 大腿骨近位部骨折術後患者の基本動作能力と歩行能力向上の関係

    飛永 浩一朗, 熊本 瞬, 齊藤 孝英, 野上 英二, 原 辰徳, 井手 睦 理学療法学Supplement 2015 (0), 0319-, 2016

    【目的】急性期における大腿骨近位部骨折術後の基本動作能力と歩行能力の変化を経時的に調査し,それらの関係性と基本動作能力向上を図る有用性を明確にすることである。【対象】同法人聖マリア病院において,2014年4月から2015年3月までに大腿骨近位部骨折に対し骨接合術を施行し術後翌日より全荷重が許可され,受傷前独歩自立していた患者55名(平均年齢71.3±15.7歳)。【方法】診療録より,年齢,入院期…

    DOI

  • 緩和ケア病棟におけるリハビリテーション実施患者の離床能力と予後予測スコアの関係

    矢木 健太郎, 泉 清徳 理学療法学Supplement 2015 (0), 1464-, 2016

    【はじめに,目的】緩和ケア病棟におけるリハビリテーション(以下リハ)の介入目的は,患者やその家族のQOL向上であり,体力が低下する身体状況の中でも患者の希望に沿って,痛みの軽減や自立支援,外出外泊実現に向けた離床耐久性の向上や環境調整などを実施している。患者の希望は,「自宅で整理をしたい」や「思い出の場所に行ってみたい」など,外出を実現する事により叶うものが多い。外出を可能とするには少なくとも移…

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  • 腰痛有訴者と腰痛非有訴者の端座位における体幹・骨盤肢位と体幹筋持久力の比較

    篠塚 晃宏, 飛永 浩一朗, 井手 睦 理学療法学Supplement 2015 (0), 1642-, 2016

    【目的】職業性疾病の腰痛予防対策は,労働者の健康確保にとって大きな課題となっている。今回,腰痛有訴者と非有訴者の体幹・骨盤肢位と体幹筋持久力の違いから腰痛との関係を明らかにし,腰痛に対する理学療法の一助とすることである。【方法】対象は20から30代で脊椎疾患の既往がない当院の男性職員(平均年齢26.3±3.3歳)とした。Von Korff MらのChronic Pain …

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  • 短下肢装具(AFO)歩行に機能的電気刺激装置ウォークエイドを使用した学童期脳卒中片麻痺患者の歩行速度の変化

    加藤 聡, 飛永 浩一朗, 麻生 努, 木佐貫 圭介, 石井 麻利央, 井手 睦 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 2016 (0), 163-163, 2016

    <p>【はじめに】</p><p>歩行神経筋電気刺激装置ウォークエイド(米Innovative Neurotronics社製、帝人ファーマ―株式会社、以下WA)は、傾斜センサーで下腿の傾きを検知し腓骨神経への電気刺激によって足関節の背屈を補助することができ、成人の下垂足や尖足患者への歩行能力向上の効果が多く報告されている。今回、学童期の脳卒中患者にWAを使用し、AFO使用下の歩行速度の向上が認めら…

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  • 当院病理細胞診検査における作業環境改善の取り組み

    塚本 孝久, 伊藤 園江, 原武 晃子, 中野 祐子, 大田 桂子, 楳田 明美, 長山 大輔, 古賀 正久 医学検査 65 (3), 337-342, 2016

    平成20年3月に特定化学物質障害予防規則(特化則)と平成24年10月に女性労働基準規則(女性則)の改正により規制強化が本格化し,安全性を考慮した作業環境を目指し標準化することが要求されている。今回我々は,環境改善をコンセプトに特化,女性則に沿った病理細胞診検査室を構築するための改善を行った。今まで同一の作業場で標本作製を行っていたが1)特化則と感染対策,2)女性則に対応した作業場を新たに増設した…

    DOI 医中誌

  • 軽接触部位の違いが中腰姿勢における身体重心動揺に及ぼす影響

    山中 愛梨, 高木 裕美, 小原 謙一 理学療法学Supplement 2014 (0), 0735-, 2015

    【はじめに,目的】中腰姿勢は立位姿勢と比較して,重心線から体幹長軸および下肢関節軸位置が逸脱しているため不安定な姿勢と言え,転倒との関連性が推測される。転倒に関連する重心動揺についてWatanabeら(2010)は,指先での壁面軽接触が重心動揺を減少させ得ると報告している。そこで本研究は,中腰姿勢における重心動揺を減少させ得る指先以外の軽接触部位を検討することで,中腰姿勢での日常生活動作時におけ…

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  • 白血病患者の栄養状態が理学療法に及ぼす影響

    矢木 健太郎, 泉 清徳, 井手 睦 理学療法学Supplement 2014 (0), 1964-, 2015

    【はじめに,目的】今回,理学療法を実施した白血病患者の栄養状態がADL能力の向上に影響するかについて検討した。【方法】主病名に白血病があり,理学療法を3週間以上実施した患者(1ヶ月以内の最終評価時点で死亡の患者を除く)75名を対象とした後方視的研究を行った。評価はリハビリ介入時と1ヶ月後に行い,カルテ情報を基にBerthel …

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  • 当院での急性血液浄化療法のチーム医療におけるピットフォールと対策

    竹内 正志, 井福 武志, 東 治道 日本急性血液浄化学会雑誌 5 (1), 100-102, 2014-06-01

    <p>急性血液浄化を施行する集中治療領域では医師,看護師,臨床工学技士をはじめさまざまなコメディカルスタッフが患者の治療にあたっている。昨今の医療の進歩,専門性の分化により,チーム医療はなくてはならないものとなってきており,急性血液浄化の分野においても例外ではない。ピットフォールは,専門性不足,情報共有不足,連携不足により発生すると考える。それぞれの対策を立てて実行していくことが必要である。われ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 病理学的側面からみたポリープ型十二指腸乳頭部癌に対する低侵襲治療法の検討

    内藤 嘉紀, 秋山 哲司, 西田 直代, 檜垣 浩一 胆道 28 (5), 747-755, 2014

    ポリープ型乳頭部癌に対して低侵襲治療を行う為には,腫瘍局在の把握が必要であるが画像診断には限界がある.本検討は,ポリープ型乳頭部癌4例を用いて,術前に腫瘍局在,組織亜型,腫瘍悪性度を病理学的に言及出来るか否かを検討した.全例が早期癌であり,Case 1, 2, 4は十二指腸から共通管に腫瘍がみられ,Case 3のみ十二指腸から大十二指腸乳頭に限局して存在していた.Case 1, 2, …

    DOI 医中誌

  • BLSと迅速な減圧が功を奏した緊張性気腹の1例

    爲廣 一仁, 靍 知光, 古賀 仁士, 島 弘志, 黒田 久志, 田中 将也, 瀧 健治 日本救急医学会雑誌 25 (9), 734-738, 2014

    上部消化管内視鏡検査中に緊張性気腹から心肺停止(cardiopulmonary arrest: CPA)に陥ったが,迅速な減圧により救命できた症例を経験した。症例は63歳の男性。心窩部痛のため前医を受診した。前医で上部消化管内視鏡検査中にCPAとなり,心肺蘇生を行いながら搬入された。頸静脈怒張と著明な腹部膨満を認めた。上部消化管内視鏡検査中に生じた緊張性気腹と診断し,tube …

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献12件

  • 直腸用カテーテル(フレキシシール®)を使用し人工肛門を造設せずに治療を行うことができたFournier壊疽の1例

    爲廣 一仁, 靍 知光, 黒田 久志, 田中 将也, 今泉 拓也, 島 弘志, 荒木 恒敏 日本腹部救急医学会雑誌 34 (4), 895-898, 2014

    Fournier壊疽の治療では,壊死部および炎症の拡大部に対し,早期に,十分なデブリードマンを行うことが重要である。また,炎症の場所が肛門に近いため,術後の排便コントロールが問題となる。今回われわれは,75歳男性のFournier壊疽の治療過程において,下腹部に達するデブリードマンを行い,人工肛門の造設は行わず,術後に直腸用カテーテル(フレキシシール®:コンバテック社)を使用して,排便コントロー…

    DOI 医中誌

  • 多発性骨髄腫に対するリハビリテーションの効果

    緒方 孝, 矢木 健太郎, 泉 清徳, 井手 睦, 今村 豊 理学療法学Supplement 2013 (0), 1443-, 2014

    【はじめに,目的】多発性骨髄腫は骨髄におけるリンパ形質細胞系細胞の腫瘍性増殖とその産生物質によって多彩な症候を呈する疾患である。日本での発症率は人口10万人あたり2人で男性に多く,罹患率は40歳以降年齢とともに増加するため,今後高齢化社会を迎えるにあたり増加が予想される。診断や治療法が進歩した現在においても根治は難しいが,様々な治療法の確立によって生存率が向上している。骨痛や骨折および治療による…

    DOI 医中誌

  • 羊水塞栓症の関与により産後に心停止を起こした1例

    板垣 有亮, 瀧 健治, 山下 寿, 三池 徹, 古賀 仁士, 為廣 一仁, 林 魅里 日本救急医学会雑誌 25 (2), 57-62, 2014

    症例は33歳の初産婦。妊娠41週0日に1児を正常分娩した。出産後1時間で子宮より2,800mL の出血を認め,ショック状態となり当院へ転院となった。救急搬入時にショック状態が継続していて,搬入後7分でpulseless electrical activity(PEA)となった。9分間のcardiopulmonary …

    DOI 医中誌 参考文献5件

  • 一酸化炭素中毒による心筋障害の1例

    爲廣 一仁, 瀧 健治, 古賀 仁士, 荒木 恒敏 日本救急医学会雑誌 25 (5), 223-228, 2014

    本邦では,一酸化炭素(carbon monoxide: CO)中毒による自殺が多いが,CO中毒の合併症として意識障害が主に注目され,心機能低下についてはあまり知られていない。患者は29歳の男性である。車内でコンロを焚いて倒れているところを発見され,当院へ救急搬送された。来院時の意識レベルはJapan coma scale 200,脈拍数145/分,血圧124/80mmHg,carbon …

    DOI 医中誌 参考文献3件

  • 粘液産生の乏しい intraductal papillary neoplasm of the bile duct の 1 例

    長山 大輔, 内藤 嘉紀, 塚本 孝久, 伊藤 園江, 木村 芳三, 西田 直代, 檜垣 浩一 日本臨床細胞学会雑誌 53 (5), 377-382, 2014

    <b>背景</b> : 胆管内乳頭状腫瘍 (intraductal papillary neoplasm of the bile duct : IPNB) は組織学的に膵管内乳頭状粘液腫瘍 (intraductal papillary mucinous neoplasm : IPMN) に類似した腫瘍であるが, その細胞像に関する報告は少ない. 今回, われわれは粘液産生の乏しい IPNB …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献5件

  • 当科で経験した小児症候性メッケル憩室の臨床的検討

    橋詰 直樹, 靍 知光, 朝川 貴博, 田中 宏明, 東館 成希, 坂本 早季, 靍久 士保利, 八木 実 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 50 (7), 1087-1091, 2014

    【目的】症候性メッケル憩室は症状が多岐にわたり,下血のような症状がなく急性腹症のみの場合,確定診断に至ることは困難である.そこで,当科で経験した小児症候性メッケル憩室例を後方視的に検討した.<br>【方法】2001 年1 月から2012 年12 月までに,当科で緊急・待機的開腹手術を行った症候性メッケル憩室を対象とした.検討項目は性別,年齢,主訴,術前診断,術後診断,憩室の部位,病理学的所見,緊…

    DOI Web Site 医中誌

  • 「救急分野での終末期医療に関する指針」の作成作業は脳死下臓器移植の理解に役立つ

    瀧 健治, 古賀 仁士, 矢野 和美, 爲廣 一仁, 山下 寿, 島 弘志, 財津 昭憲 日本臨床救急医学会雑誌 16 (2), 75-80, 2013-04-30

    <p>「救急分野での終末期医療に関する指針」の作成作業が脳死下臓器移植の理解に効果的であるか検討した。<b>研究方法</b>:指針の作成作業の修了後,作成作業が脳死下臓器移植の理解を深める助けとなったか,職員へその啓蒙効果を調査した。<b>結果・考察</b>:この指針の作成過程で,救急分野での終末期の捉え方,終末期医療の流れ,終末期の医療内容の選択などについて議論した結果,その終末期医療に対する…

    DOI Web Site 医中誌

  • 小児麻酔における声門上気道器具のすすめ

    吉野 淳 日本臨床麻酔学会誌 33 (5), 759-763, 2013

      小児麻酔と声門上気道器具,この二つの言葉に苦手意識を持っている麻酔科医は少なくない.以前は,私もその一人だった.しかし,小児手術は短時間の手術が多く,筋弛緩薬なしで気道確保が可能な声門上気道器具は魅力的である.そのほかにも,声門上気道器具の利点は気管挿管と比較して簡便,気管や声門に優しく低侵襲といったことがあげられる.一方,短所として気管挿管より不確実な気道確保,フィットの問題,喉頭痙攣,逸…

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • 臓器保存液の現状と今後

    深井 原, 島田 慎吾, 若山 顕治, 嶋村 剛, 山下 健一郎, 藤堂 省, 武冨 紹信 Organ Biology 20 (2), 176-180, 2013

    Extended criteria donor(ECD)グラフトの安全な利用のために,新しい臓器修復,保存法の実用化が求められている.単純冷保存に対する臓器灌流の優位性は腎移植,肝移植で示された.心停止グラフトは,摘出後ただちに酸素化灌流すれば灌流温度によらず修復されるが,灌流前に冷保存が加わると修復されがたい.本稿では,腎臓,肝臓の単純冷保存と臓器灌流の知見を整理し,実用性の高い方法論を確立す…

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  • 大腿骨近位部骨折患者のBerg balance scaleによる歩行獲得の目安

    鳥井 泰典, 飛永 浩一朗, 泉 清徳, 後藤 正樹, 渡邉 哲郎, 井手 睦 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100070-48100070, 2013

    【はじめに、目的】大腿骨近位部骨折患者をバランス能力の面から検討している研究は少ない。また、大腿骨近位部骨折患者のバランス能力の経過をBerg Balance Scale(以下、BBS)により継時的にみた先行研究は見当たらない。今回、大腿骨近位部骨折患者において退院時に自立歩行(T字杖歩行または独歩)を獲得していた群(以下、歩行獲得群)と自立歩行が困難であった群(以下、非歩行獲得群)でBBSを継…

    DOI

  • スリランカ国ラージャンガナヤ郡における継続的なCBR(Community Based Rehabilitation)への介入

    飛永 浩一朗 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100254-48100254, 2013

    【はじめに】 2012年5月9日から2012年11月8日までの6カ月間スリランカ国社会福祉省に短期青年海外協力隊理学療法士として配属されCBRプログラムを北中部州アヌラーダプラ県ラージャンガナヤ郡において社会福祉担当官(以下SSO)をカウンターパートとし実施した。2008年2月より10か月間、2009年8月より7か月間とラージャンガナヤにおけるCBRへの協力を行っており今回3度目となる。この活動…

    DOI 医中誌

  • 動脈硬化性心血管病の管理

    盛重 邦雄 品質 43 (1), 23-26, 2013

    According to the recent health statistics in Japan, atherosclerotic cardiovascular disease has been a one of the leading causes of death in this country. As this trend is expected to continue over …

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 充実性増殖形態を示す solid-pseudopapillary neoplasm of the pancreas の 1 例

    長山 大輔, 塚本 孝久, 内藤 嘉紀, 伊藤 園江, 大田 喜孝, 西田 直代, 檜垣 浩一 日本臨床細胞学会雑誌 52 (6), 589-594, 2013

    <b>背景</b> : まれに嚢胞成分が少なく充実性増殖形態が主体の solid-pseudopapillary neoplasm of the pancreas (solid-growth type SPN ; sSPN) が経験されることがある. その細胞像の特徴を把握することは, 今後症例数が多くなると予想される膵腫瘍細胞診で重要であるが, 細胞形態学的特徴を報告した論文は少ない. …

    DOI 医中誌 参考文献19件

  • 緊急手術で造設した消化管ストーマにおける合併症の検討

    中野 昌彦, 東舘 成希, 板垣 有亮, 黒田 久志, 田中 将也, 為廣 一仁, 島 弘志 日本腹部救急医学会雑誌 33 (4), 683-686, 2013

    2010年4月から2012年3月までに当院において緊急手術でストーマ造設した93例(男45例,女48例)のストーマ合併症を検討した。年齢は74.5歳(38~94歳)。疾患は大腸癌45例(イレウス36例,穿孔9例),良性疾患によるイレウス16例(S状結腸捻転8例,小腸絞扼8例),憩室や糞便等による良性腸管穿孔15例,術後縫合不全等9例,その他8例であった。ストーマタイプ別では大腸単孔式39例,大腸…

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 当院における小児外傷性肝損傷の臨床的検討

    橋詰 直樹, 靍 光, 花城 清俊, 東館 成希, 田中 宏明, 朝川 貴博, 爲廣 一仁 日本腹部救急医学会雑誌 33 (7), 1089-1092, 2013

    要旨:【はじめに】当院における小児外傷性肝損傷(以下,本症)を臨床的に検討したので報告する。【対象・方法】過去15年間で,外傷のため当院ERに搬入された15歳以下の本症に対し年齢・重症度・治療方法・予後などにつき検討した。【結果】対象は39例(男児28例,女児11例,平均年齢7.90歳(2歳~13歳)であった。重症度は被膜下損傷30例(Ia型12例,Ib型18例),表在性損傷(II)2例,深在性…

    DOI 医中誌

  • 当科における小児外傷性脾損傷の治療経験

    橋詰 直樹, 靏 知光, 東館 成希, 七種 伸行, 田中 宏明, 朝川 貴博, 木村 浩二, 鳥井 芳邦 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 49 (1), 29-34, 2013

    <i>Purpose: </i>We have been actively carrying out transcatheter arterial embolization (TAE) for children suffering from traumatic splenic injury associated with extravasation and pseudoaneurysms. …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 急性期脳梗塞患者のNIHSSと歩行練習開始時期の関係について

    大塚 渉, 緒方 孝, 泉 清徳, 井手 睦 理学療法学Supplement 2012 (0), 48100116-48100116, 2013

    【はじめに、目的】急性期脳梗塞患者の歩行練習の開始時期については、座位練習が開始されると同時につねに念頭におき、座位や立位が完成するのを待たずに、その可能性が見いだされたら並行して練習を進めるのがよいとされている。また、活動制限レベルの予後予測では、歩行障害の回復度は最初の1ヵ月間が最も大きいとされており、急性期脳梗塞患者の理学療法においては、安静度に応じて早期に離床し、速やかに基本動作・歩行練…

    DOI 医中誌

  • 急性期より後腹膜気腫像を伴い緊急手術を施行した重症急性膵炎の1例

    黒田 久志, 東舘 成希, 中野 昌彦, 田中 将也, 為廣 一仁, 島 弘志 日本腹部救急医学会雑誌 32 (6), 1087-1091, 2012

    症例は67歳の男性。糖尿病と高血圧のために内服加療されていた。習慣飲酒があり,最近,飲酒量は増加していた。夕方から上腹部痛を自覚され,翌朝,近医より当院に紹介された。当院搬送時にはショック,呼吸不全,SIRSを呈していた。上腹部に圧痛,筋性防御を認めた。前医の造影CTでは横行結腸間膜の脂肪壊死,右腎下極に達する炎症及および広範な後腹膜腔,網嚢内の気腫を認めた。急性膵炎の重症度判定基準による予後因…

    DOI 医中誌 参考文献18件

  • 腎摘出10年後に小腸転移を認めた腎細胞癌の1例

    渡邉 元己, 中野 昌彦, 守永 暁生, 日高 敦弘, 黒田 久志, 田中 将也, 檜垣 浩一 日本臨床外科学会雑誌 73 (1), 139-142, 2012

    症例は82歳,男性.10年前に腎細胞癌(stageIII)に対して右腎摘出術を施行した.今回は小腸腫瘍によるイレウスから消化管穿孔を起こし,緊急手術となった.病理結果から小腸腫瘍は10年前の腎細胞癌の小腸転移であることが判明した.術後は一時的にICU管理を必要とするも,次第に改善し,術後32日目に転院となった.小腸転移を伴った腎細胞癌は,検索した範囲で本邦では40例が報告されている.血行性に転移…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献19件

  • 足関節果部骨折術後における足関節背屈角度の比較

    飛永 浩一朗, 鳥井 泰典, 井手 睦 理学療法学Supplement 2010 (0), CbPI1298-CbPI1298, 2011

    【目的】足関節果部骨折の分類であるLauge-Hansen分類は受傷時の足部の肢位と下腿に対する距骨の動きで分類され骨折発生の程度で更に分類される。今回、受傷の足部の肢位が同じである足関節果部骨折SER2と4の足関節背屈関節可動域(他動、自動)を術後1週と2週で比較する事で骨折型を考慮した理学療法を立案すべく検討を行なったので報告する。<BR>【対象】2007年6月からの3年間に足関節果部骨折に…

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  • 総胆管内仮性動脈瘤による胆道出血に対する塞栓術の1例

    松浦 泰雄, 木村 浩二, 山崎 誘三, 山本 良太郎, 石岡 久和, 出原 眞理加, 鳥井 芳邦, 桂木 誠, 一矢 有一, 清水 義久, 酒井 輝文 日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌 26 (1), 69-72, 2011

    In this study, we report a case of hemobilia caused by a pseudoaneurysm in the common bile duct (CBD), which was treated using transcatheter arterial embolization. The patient was a woman in her …

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  • ソロモン国マラリア対策強化プロジェクトからの「教訓と提言」

    川端 眞人, 松口 素行, 小林 大登 国際保健医療 26 (1), 29-37, 2011

    JICAソロモン国マラリア対策強化プロジェクトは2010年1月に作業を完了し、業務完了報告書を作成した。この資料は報告書の「教訓と提言」に加筆したものである。他の途上国と同様にソロモン諸島でもマラリアサービスが末端まで提供されず、サービスへのアクセスから隔離された地域ではマラリアに感染すると重症化しやすく、死亡率も高い。この資料では、医療従事者の再研修や運用面での改良などシステムの強化とコミュニ…

    DOI 医中誌

  • ゼオライトを混入した消臭塗料の開発

    板谷 俊郎, 千葉 脩, 袴谷 秀幸, 三浦 勇雄, 井出 義雄, 井福 武志, 宮崎 正文, 土屋 裕造 日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集 2011 (0), 03-03, 2011

    近年の建物は快適な空間となりつつある一方で,臭気に関して日本建築学会から室内の環境を臭気基準値以下に維持するための対策などが提示されているにも関わらず,たとえば病院では,トイレや汚物室のみならず,病室内でも不快な臭いが漂っているケースもある。そこで,筆者らはゼオライトが吸着性能の高いことに着目し,塗料にゼオライトを混入することで,室内の臭気を低減することのできる塗料の開発を行った。本報では,(1…

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