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検索結果 1,185 件

  • 弾性または非弾性散乱オージェ電子計測によるX線吸収微細構造

    小林 裕, 岡﨑 俊幸, 榊 篤史 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (6), 415-418, 2023-12-28

    ...本研究では、GaN/Ga<sub>2</sub>O<sub>3</sub> 構造の試料について、オージェ電子およびそれ由来のバックグラウンド電子(非弾性散乱オージェ電子)強度のエネルギー依存性を計測し、X線吸収微細構造(XAFS)測定を実施した。...

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  • ダイマー反強磁性体を舞台としたトリプロンバンドのトポロジー

    那波 和宏, 佐藤 卓, 田中 秀数 日本物理学会誌 78 (11), 645-650, 2023-11-05

    ...</p><p>本研究では,スピン1/ 2のスピン対(ダイマー)が構成単位となる反強磁性体Ba<sub>2</sub>CuSi<sub>2</sub>O<sub>6</sub>Cl<sub>2</sub>の中性子非弾性散乱実験を行い,トリプロンの分散関係を調べた.Ba<sub>2</sub>CuSi<sub>2</sub>O<sub>6</sub>Cl<sub>2</sub>は<i>ab</i>面内において...

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  • 液体の動的構造――Van Hove相関関数の観測

    篠原 佑也, 岩下 拓哉, 江上 毅 日本物理学会誌 78 (11), 651-656, 2023-11-05

    ...</p><p>近年の高エネルギー分解能非弾性X線散乱法や,飛行時間法を用いた中性子準弾性散乱法の発展に伴い,高い分解能を維持しながら,短時間で広い周波数域と散乱角での非弾性散乱測定が可能になった.ここで鍵になるのは,従来は信号が微弱な上に明確な特徴もないため無視されてきた散乱角や周波数域の散乱も含めて,逆空間・周波数空間の広い領域での信号を測定することである....

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  • 表面分析における電子の非弾性散乱

    田沼 繁夫 表面と真空 66 (5), 292-298, 2023-05-10

    <p>This paper describes the recent progress in electron inelastic mean free paths (IMFPs) calculations with the dielectric response function and the optical energy loss function (ELF) as key …

    DOI Web Site 研究データあり 参考文献33件

  • X線非弾性散乱における表面不動態の影響

    筒井 智嗣, 長谷川 巧, 荻田 典男, 宇田川 眞行 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (2), 110-113, 2023-04-28

    ...X線非弾性散乱は、物質のフォノン分散を調べる手段として強力な手段である。しかしながら、計測に使用するX線のエネルギーと試料、特に試料表面を構成する不純物の組成次第では目的とする非弾性散乱スペクトルが得られないことがある。本稿では、その一例として表面に酸化物の不動態を生成することが知られている Nb 金属の非弾性散乱における表面不純物の影響について報告する。...

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  • 有機半導体のフォノン分散

    若林 裕助, 濱田 幾太郎, 筒井 智嗣 日本物理学会誌 78 (3), 135-139, 2023-03-05

    ...</p><p>分子性結晶のフォノンを測定するには,いくつかの困難がある.数百本のブランチの存在のほか,フォノン分散の測定法で最も長い歴史をもつ中性子の非弾性散乱を利用するためには物性にしばしば影響が出てしまう重水素置換が必要であること,1 cm<sup>3</sup>程度の試料体積を要することが挙げられる.我々はこの困難を,放射光による非弾性X線散乱法を活用することで回避した.X線を用いるため重水素化...

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  • 磁性体と強相関電子系の電子分光とスピン・軌道角運動量

    今田 真 物性若手夏の学校テキスト 1 (0), 50-65, 2023

    ...光電子分光や内殻光吸収、X線共鳴非弾性散乱といった手法において、高分解能化だけでなく、励起光の偏光制御や電子スピンの観測を組み合わせることで、かなりの情報を得ることができることを紹介する。講義では、フント則などの基礎に言及した後、遷移金属や希土類を含む物質に関するトピックスの中から題材を選んで進める。...

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  • 高熱伝導率カーボンナノチューブ複合材料紡績糸におけるフォノン伝搬速度のX線非弾性散乱による解析

    関本 祐紀, 筒井 智嗣, Jung Min-Cherl, 中村 雅一 SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (6), 513-520, 2022-12-28

    ...X線非弾性散乱実験をカーボンナノチューブ(CNT)紡績糸中における CNT のフォノン群速度の解析に応用するため、試料の保持方法や測定条件などを検討する実験を行った。申請時の想定を超えた CNT 紡績糸からの弱い非弾性散乱信号を観測するためには、X線照射部の試料の高密度化と、試料以外の不要な散乱を十分抑制することの重要性を確認した。...

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  • X線非弾性散乱による液体のダイナミクス研究

    吉田 亨次 分析化学 71 (12), 635-644, 2022-12-05

    ...<p>X線非弾性散乱(IXS)ではテラヘルツ領域における分子運動のエネルギー励起を測定することが可能であり,水をはじめとする液体のミクロレベルにおける粘弾性的性質を明らかにすることができる.波数と励起エネルギーとの比例関係(分散関係)から,分子間相互作用を反映する高周波音速が求められる.常温常圧の水の高周波音速は断熱音速の2倍の値を示し,特徴的な水の構造を反映している.超臨界水では,断熱音速に対する...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • 原子核理論の進展と核データ開発の接点について

    河野 俊彦 日本原子力学会誌ATOMOΣ 64 (6), 326-330, 2022

    ...原子核の励起を微視的に記述する理論の一つである乱雑位相近似を用いた中性子非弾性散乱,光吸収反応,中性子捕獲反応の断面積計算,ランダム行列による複合核反応の定式化などが,新しい核データ評価の手法として応用できそうである。このような最新理論の応用例をいくつか紹介する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 共振器オプトマグノニクス――実験を中心に

    長田 有登 日本物理学会誌 76 (8), 498-506, 2021-08-05

    ...</p><p>はじめは共振器オプトメカニクスと同様,共振器内の光子のマグノンによる非弾性散乱(Brillouin散乱)が単に増強されるものと思われていた.しかし上記のWGMを用いることによりマグノンによるBrillouin散乱の非相反性,Stokes/anti–Stokes散乱の非対称性といった興味深い性質の発現が実験により明らかになった.そのうえ,光とマグノンのスピンおよび軌道角運動量の授受やWGM...

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  • 絶縁体におけるスピン流伝播の微視的機構――マグノン極性の観測

    南部 雄亮 日本物理学会誌 76 (4), 214-219, 2021-04-05

    ...</p><p>偏極中性子はこれまで主に核反射と磁気反射の分離に使われてきたが,マグノン極性検出には中性子偏極を散乱ベクトル方向に向ける特殊な測定環境が必要となる.この中性子偏極を非弾性散乱に適用するため,ビーム強度が弱くなるなど多くの問題が生じることが容易に想像できよう....

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  • 高圧下のフォノン状態密度計測の実行可能性の評価

    綿貫 徹, 水牧 仁一朗, 筒井 智嗣, 福田 竜生, 町田 晃彦 SPring-8/SACLA利用研究成果集 9 (2), 120-123, 2021-02-25

    ...粉末試料をダイアモンドアンビルで約 4 GPa まで加圧してX線非弾性散乱スペクトルを取得する実験を行ったところ、実行可能性については良好な結果が得られた一方で、BiNiO<sub>3</sub> の高圧下のフォノン状態密度計測では、測定中に試料の放射線損傷が起こり、目的の結果を得るに至らなかった。...

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  • モット絶縁体Ca<sub>2</sub>RuO<sub>4</sub>の音響フォノンにみられるスピン軌道相互作用の効果

    内山 裕士, 寺崎 一郎 SPring-8/SACLA利用研究成果集 9 (1), 32-35, 2021-01-28

    ...モット絶縁体 Ca<sub>2</sub>RuO<sub>4</sub> 単結晶を用いて、そのX線非弾性散乱によりフォノン励起を精密に調べることにより、弾性率テンソルのすべての要素を決定し、その温度変化を捉えることに成功した。いくつかの弾性定数は温度によりその値が変化しており、本系の強い電子格子相互作用、スピン格子相互作用を示唆している。...

    DOI 被引用文献1件

  • フラストレート量子磁性体におけるヒッグス振幅モードと位相モードのハイブリッド励起

    益田 隆嗣, 林田 翔平, 松本 正茂 日本物理学会誌 76 (1), 23-27, 2021-01-05

    ...</p><p>本研究では,系統的な圧力下中性子非弾性散乱を用いて,フラストレート磁性体CsFeCl<sub>3</sub>の量子臨界点近傍においてヒッグス振幅モードと位相モードのハイブリッド励起の存在を検証した.低圧の量子無秩序状態では,自発的対称性の破れが無いことを反映し,2つのモードの区別はなく,縮退したスペクトルが予想される.一方量子臨界点から十分離れた高圧の秩序状態では,位相モードは音響的な...

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  • 中性子非弾性散乱によるPdナノ薄膜中水素の振動状態の解析

    小澤 孝拓, 古府 麻衣子, 中村 充孝, 飯田 一樹, 大友 季哉, 山室 修, 清水 亮太, 一杉 太郎, 福谷 克之 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 2Ca07R-, 2021

    ...<p>表面近傍では水素のサイトや振動状態がバルクと異なる可能性がある.しかし二次元表面近傍の水素に関する研究例は少なく,依然明らかではない.本研究では,8nmのPd薄膜中の水素の振動状態を中性子非弾性散乱を用いて観測することに成功した.低エネルギーの振動スペクトルはナノ粒子,高エネルギーの振動スペクトルはバルクに類似しており,表面近傍の水素の振動状態がバルクとナノ粒子の性質を併せ持つことを明らかにした...

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  • カルシウム以下のN=32殻閉殻; 50Arの低励起構造

    Cort\'es, M. L., Rodriguez, W., Doornenbal, P., Obertelli, A., Holt, J. D., Men\'endez, J., 緒方 一介, Schwenk, A., 清水 則孝, Simonis, J., 宇都野 穣, 吉田 数貴, Achouri, L., 馬場 秀忠, Browne, F., Calvet, D., Ch\^ateau, F., Chen, S., 千賀 信幸, Corsi, A., Delbart, A., Gheller, J.-M., Giganon, A., Gillibert, A., Hilaire, C., 磯部 忠昭, 小林 岳生, 久保田 悠樹, Lapoux, V., Liu, H. N., 本林 透, Murray, I., 大津 秀暁, Panin, V., Paul, N., 櫻井 博儀, 笹野 匡紀, Steppenbeck, D., Stuhl, L., Sun, Y. L., 栂野 泰宏, 上坂 友洋, Wimmer, K., 米田 健一郎, Aktas, O., Aumann, T., Chung, L. X., Flavigny, F., Franchoo, S., Ga\v{s}pari\'c, I., Gerst, R.-B., Gibelin, J., Hahn, K. I., Kim, D., 小岩井 拓真, 近藤 洋介, Koseoglou, P., Lee, J., Lehr, C., Linh, B. D., Lokotko, T., MacCormick, M., Moschner, K., 中村 隆司, Park, S. Y., Rossi, D., Sahin, E., S\"oderstr\"om, P.-A., Sohler, D., 武内 聡, Toernqvist, H., Vaquero, V., Wagner, V., Wang, S., Werner, V., Xu, X., 山田 啓貴, Yan, D., Yang, Z., 安田 昌弘, Zanetti, L. Physical Review C 102 (6), 064320_1-064320_9, 2020-12

    Low-lying excited states in the $N$ = 32 isotope $^{50}$Ar were investigated by in-beam $\gamma$-ray spectroscopy following proton- and neutron-knockout, multinucleon removal, and proton inelastic …

    機関リポジトリ

  • 磁性ワイル半金属Sr1-xMn1-ySb2におけるスピンダイナミクス

    Cai, Z., Bao, S., Wang, W., Ma, Z., Dong, Z.-Y., Shangguan, Y., Wang, J., Ran, K., Li, S., 蒲沢 和也, 中村 充孝, Adroja, D., Yu, S.-L., Li, J.-X., Wen, J. Physical Review B 101 (13), 134408_1-134408_10, 2020-04

    Dirac matters provide a platform for exploring the interplay of their carriers with other quantum phenomena. Sr$_{1-x}$Mn$_{1-y}$Sb$_{2}$ has been proposed to be a magnetic Weyl semimetal and …

    機関リポジトリ

  • <sup>10</sup>Cアルファ非弾性散乱の測定2

    古野 達也, 川畑 貴裕, 足立 智, Ayyad Yassid, 延與 佳子, 藤川 祐輝, 稲葉 健斗, 村田 求基, 王 惠仁, Sferrazza Michele, 高橋 祐羽, 武田 朋也, 谷畑 勇夫, Tran Dihn Trong, 津村 美保 日本物理学会講演概要集 75.1 (0), 289-289, 2020

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  • 液体に現れるナノ・スケールの構造――X線非弾性散乱による原子ダイナミクス研究から

    細川 伸也, 乾 雅祝 日本物理学会誌 74 (9), 612-620, 2019-09-05

    ...は,まさにそのような空間・時間の原子・分子ダイナミクスを明らかにしてきた.液体の非弾性散乱スペクトルと,これから導かれる動的構造因子には,X線や中性子とエネルギーをやり取りしない準弾性散乱ピークの両側に,10 meV前後のエネルギーをやり取りした非弾性散乱成分が現れる.この非弾性散乱成分には,液体中の原子の粗密波などの集団運動を励起するエネルギーと運動量に関する情報が含まれている.1990年代後半に...

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  • 高分解能Co 2<i>p</i> 共鳴非弾性X線散乱によるLaCoO<sub>3</sub>のスピン転移の観測

    田口 幸広, 柏木 謙吾, 川又 修一, 宮脇 淳, 原田 慈久, 三村 功次郎 SPring-8/SACLA利用研究成果集 7 (2), 206-208, 2019-08-29

    ...温度上昇とともに非磁性から常磁性状態へと連続的に変化し、100 K 付近で帯磁率の極大を示す LaCoO<sub>3 </sub>の Co 3<i>d</i> 電子状態を調べるため、40 K と 300 K において Co 2<i>p</i><sub>3/2</sub> 吸収領域でX線非弾性散乱を偏光保存および偏光非保存配置で観測した。...

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  • 一酸化炭素が結合した一酸化窒素還元酵素の核共鳴非弾性散乱分光測定

    當舎 武彦, 依田 芳卓 SPring-8/SACLA利用研究成果集 7 (1), 16-19, 2019-01-25

    ...本研究では、NOR による NO 還元反応の分子機構解明のために、鉄を含む活性部位の構造解析に有効な核共鳴非弾性散乱(NRVS)に着目した。活性部位に基質の類似体である一酸化炭素(CO)を結合させた試料の測定を行った。共鳴ラマン分光測定の結果と比較し、得られた NRVS スペクトルについて考察した。...

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  • 固体中における電子の非弾性散乱.表面定量のキーパラメータを考える

    田沼 繁夫, Powell Cedric J. 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 (0), 2Hp03-, 2019

    ...<p>固体中における電子の非弾性散乱に関する情報は、放射線物理学から透過型電子顕微鏡(TEM)における薄膜分析、ならびにオージェ電子分光法およびX線光電子分光法による表面分析などにとって非常に重要である。 これらの用途における重要なパラメータは、電子非弾性平均自由行程(IMFP)である。 そこで、電子非弾性平均自由行程(IMFP)の計算と測定に重点を置いて、固体中の非弾性電子散乱の概要を説明する....

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  • <sup>10</sup>Cアルファ非弾性散乱の測定

    古野 達也, 川畑 貴裕, 足立 智, Ayyad Yassid, 藤川 祐輝, 稲葉 健斗, 村田 求基, 王 惠仁, Sferrazza Michele, 高橋 祐羽, 武田 朋也, Tran Dihn Trong, 津村 美保 日本物理学会講演概要集 74.2 (0), 162-162, 2019

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  • 解離イオン同時計測電子エネルギー損失分光を用いた分子座標系における電子散乱断面積の測定

    渡邉 昇, 高橋 正彦 原子衝突学会誌しょうとつ 16 (1), 4-, 2019

    ...<p>高速電子の非弾性散乱実験である電子エネルギー損失分光 EELS は,分子の電子構造や電子励起過程を調べる上で強力な実験手法である.しかしながら,標的気体分子のランダムな空間配向により実験結果は分子方向について平均化さてしまい,標的波動関数の形状異方性や電子‐分子立体衝突ダイナミクスに関する情報が失われていた.我々は非弾性散乱電子と解離イオンの同時計測により,電子衝突時における分子軸方向を特定した...

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  • 軟X線分光で調べたハーフメタルフェリ磁性体Mn2VAlの電子構造と磁性

    永井 浩大, 藤原 秀紀, 荒谷 秀和, 藤岡 修平, 右衛門佐 寛, 中谷 泰博, 木須 孝幸, 関山 明, 黒田 文彬, 藤井 将, 小口 多美夫, 田中 新, 宮脇 淳, 原田 慈久, 竹田 幸治, 斎藤 祐児, 菅 滋正, 梅津 理恵 Physical Review B 97 (3), 035143_1-035143_8, 2018-01

    We have studied the electronic structure of ferrimagnetic Mn$_{2}$VAl single crystals by means of soft X-ray absorption spectroscopy (XAS), X-ray absorption magnetic circular dichroism (XMCD), and …

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  • 液体Sbの非弾性X線散乱測定

    乾 雅祝, 梶原 行夫, 中島 陽一, 萩谷 透, 松田 和博, 細川 伸也, 千葉 文野, 内山 裕士, 筒井 智嗣 日本物理学会講演概要集 73.2 (0), 1181-1181, 2018

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  • 50 eVから200keVにおける電子の非弾性散乱の計算;42種類の無機化合物について。

    田沼 繁夫, 篠塚 寛志, Powell Penn, Penn Dave 表面科学学術講演会要旨集 2018 (0), 12-, 2018

    42種類の無機化合物における電子の非弾性平均自由行程を相対論的Pennアルゴリズを用いて50 eVから200keVの範囲で計算した。これらの物質のIMFPは拡張したBetheの式で記述することができた。さらに,我々が開発した一般式相対論的TPP-2M式と比較し,この式が十分の精度を持つことを確認した。

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  • 中性子非弾性散乱を用いた固体物性の研究

    佐藤 卓 加速器 13 (4), 208-213, 2017-01-31

    <p>Neutron inelastic scattering is a powerful technique to investigate atomic and spin dynamics in condensed matter. Recently developed MW-class accelerator-based spallation neutron source enables …

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  • 変形原子核の巨大単極共鳴

    吉田 賢市, 伊藤 正俊 日本物理学会誌 72 (1), 45-49, 2017

    ...観測され,のちに陽子やアルファ粒子の非弾性散乱などで次々と測定されている.一方,巨大単極共鳴は,測定の困難さから,信頼できる結果が出始めたのは90年代になってからである.巨大単極共鳴は圧縮型の振動励起モードであり,天体物理への応用として核物質の非圧縮率の決定のため,球形原子核を中心に測定されてきた....

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  • 金属上グラフェンにおける二次電子コントラストの成因

    四本松 康太, 高橋 惇郎, 加藤 大樹, 本間 芳和 表面科学学術講演会要旨集 37 (0), 135-, 2017

    ...金属上グラフェンの走査電子顕微鏡像における二次電子コントラストについて報告する.その場観察を用いて作製した1-4層のグラフェンから得られる二次電子をハイパスフィルターし,層数毎の二次電子減衰率のエネルギー依存性を求めた.その結果層数によるコントラストが最大となるエネルギーの存在を発見し,電子の非弾性散乱がコントラストの成因であることを明らかにした.グラフェンによる電子の非弾性平均自由行程も求めた....

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  • 垂直放出光電子分光における減衰k<sub>z</sub>モデルは、脱出深さを説明するか?

    宮原 恒あき, 大門 寛 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1531-1531, 2017

    ...脱出深さを決める非弾性散乱には、プラズモン励起、フォノン励起が含まれるが、これは励起状態において発生するので強く光子エネルギーに依存する。本講演では、上記モデルの問題点(または誤解)について明らかにし、kzが比較的良い量子数であり続ける非自明なメカニズムについても考察する。</p>...

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  • アルファクラスター構造と非弾性散乱

    伊藤 誠, 中尾 慎人 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 157-157, 2017

    ...これまで我々は、炭素12の励起状態に形成される3アルファ回転状態に注目し、その非弾性散乱による生成反応と核半径増大の関係について分析を行ってきた。本講演では、炭素12の分析を更に拡張し、他のクラスター状態に対する分析結果を報告する予定である。</p>...

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  • <sup>20</sup>Oにおける低エネルギー1<sup>-</sup>状態のアイソスピン構造

    中塚 徳継, 馬場 秀忠, Aumann T., Avigo R., Banerjee S. R., Bracco A., Caesar C., Camera F., Ceruti S., Chen S., Derya V., Doornenbal P., Giaz A., Horvat A., 家城 和夫, 今井 伸明, 川畑 貴裕, 小林 信之, 近藤 洋介, 小山 俊平, 西村 美月, 増岡 翔一朗, 松下 昌史, 道正 新一郎, Million B., 本林 透, 村上 哲也, 中村 隆司, 大西 哲哉, Ong H. J., 大田 晋輔, 大津 秀暁, 尾崎 友志, 齊藤 敦美, 櫻井 博儀, Scheit H., Schindler F., Schrock P., 志賀 慶明, 四方 瑞紀, 下浦 享, Steppenbeck D., 炭竈 聡之, Syndikus I., 竹田 浩之, 武内 聡, 民井 淳, 谷内 稜, 栂野 泰宏, Tscheuschner J., 坪田 潤一, Wang H., Wieland O., Wimmer K., 山口 勇貴, 米田 健一郎, 銭廣 十三 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 338-338, 2017

    ...<p>中性子過剰な酸素同位体である^20^Oにおける1^-^状態のアイソスピン構造を調べるために、金標的によるクーロン励起(アイソベクタープローブ)と^4^He非弾性散乱(アイソスカラープローブ)を比較する実験を行った。^20^Oにおける2つの1^-^状態にはプローブによる励起強度の違いが見られ、異なる構造を持っていることを示唆する結果が得られた。</p>...

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  • X線非弾性散乱による液体Hgの横波フォノン励起

    細川 伸也, 乾 雅祝, 梶原 行夫, 千葉 文野, 筒井 智嗣, Baron Alfred Q. R. 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1681-1681, 2017

    ...<p>液体水銀のX線非弾性散乱測定を行い、縦波、横波音波モードの分散関係を議論した。</p>...

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  • KDPのX線非弾性散乱

    宇田川 眞行, 長谷川 巧, 生見 健太, 荻田 典男, 筒井 智嗣, 安居院 あかね, 鬼頭 俊介, 澤 博, 冨永 靖徳 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2662-2662, 2017

    ...<p>KDPの測定以前に強弾性相転移を示すLiNH_4_C_4_H_4_O_6_・H_2_O(LAT)のC_55_モードの分散関係をSPring8 BL35のX線非弾性散乱で測定し,LATではブリルアンゾーン境界の波数に対して,ゾーン中心から40%の波数領域で_C55_の弾性定数がゼロになっていることを明らかにした(JPSJ,85,014602,2016)。...

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  • 空間反転対称性の破れたCePtSi<sub>3</sub>の磁気特性

    植田 大地, 小吹 智広, 吉田 雅洋, 池田 陽一, 伊藤 晋一, 横尾 哲也, 吉澤 英樹 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2151-2151, 2017

    ...我々は、この系の磁性に注目し、現在は、基底状態の磁性に焦点を当て、中性子非弾性散乱実験による結晶場励起の観測と、単結晶試料を用いた磁化測定を行っている。発表では、他の113系との比較を行い、これらの物性の違いについて議論したい。</p>...

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  • PF<sub>3</sub>分子の電子分光II:非弾性散乱過程

    菱山 直樹, 大富 翔平, 田中 敦也, 星野 正光, 田中 大 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 754-754, 2017

    ...本講演ではその弾性散乱DCSを基準としPF_3_分子の非弾性散乱断面積の定量測定を行ったので報告する。特に今回は最低励起状態への電子励起過程に着目した。...

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  • 強四極子秩序化合物CeAgの構造相転移の起源

    水牧 仁一朗, 筒井 智嗣, 松田 達磨, 青木 勇二, 長谷川 巧 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2315-2315, 2017

    ...この構造相転移の起源を調べるために、CeAgと同じ結晶構造をもつLaAgについてX線非弾性散乱実験を行った。その結果、CeAgの構造相転移はCe-4f電子系の不安定性ではなく、CsCl型結晶構造が持つ格子不安定性により引き起こされていることが分かった。</p>...

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  • 中性子非弾性散乱によるPrNb<sub>2</sub>Al<sub>20</sub>の結晶場励起スペクトル

    岩佐 和晃, 東中 隆二, 青木 勇二, 河村 聖子, 中島 健次 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2288-2288, 2017

    ...<p>J-PARC BL14での中性子非弾性散乱によってPrNb2Al20多結晶試料の結晶場励起スペクトルを測定した。基底状態は2チャンネル近藤効果をもたらすとされるGamma3三重項であり、他の1-2-20系と共通である。一方、スペクトル幅は3.7 meV程度あり、Zn 1-2-20系とは異なるが、ほかのAl 1-2-20系と共通の特徴である。この結果は顕著なc-f混成効果を示していると言える。...

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  • Y<sub>3</sub>Fe<sub>5</sub>O<sub>12</sub>スピン波と音波・熱流効果

    社本 真一, 松浦 直人, 赤津 光洋, 伊藤 孝, 森 道康, 梶本 亮一, 中村 充孝, 河村 聖子, 柴田 薫, 根本 祐一, 前川 禎通 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1258-1258, 2017

    ...これはq積分した動的磁化率$\chi&quot;(E)$に比例することから、中性子非弾性散乱(INS)で求めることができる。我々はY_3_Fe_5_O_12_のスピン波の動的磁化率をJ-PARC/MLFのINS装置を用いて、吸収補正を含め絶対値で求めてきた。当日は超音波や熱流の効果についても併せて報告したい。</p>...

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  • アルファ非弾性散乱を用いた <sup>13</sup>C におけるクラスター状態の探索

    稲葉 健斗, 川畑 貴裕, 笹本 良子, 上坂 友洋, 清水 陽平, 須田 健嗣, 前田 幸重, 坂口 聡志, 畑中 吉治, 藤原 守, 民井 淳, 吉田 英智, 中西 康介, 川瀬 啓悟, 為重 雄司, 松原 礼明, 伊藤 正俊, 内田 誠, 伊藤 圭介 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 394-394, 2017

    ...<p>我々は大阪大学核物理研究センター(RCNP) で、400 MeV のアルファ粒子を入射ビームとして西実験室にある磁気分析器大雷電(Grand Raiden) を用いて^13^Cのアルファ非弾性散乱の断面積測定を行い、^13^Cにおけるクラスター状態の探索を行った。^13^Cには、^12^Cの0_2_^+^状態に中性子を付加した3α+n配位をもつクラスター状態が発現すると期待される。...

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  • Eu 3価金属化合物EuPd<sub>3</sub>におけるJ多重項励起

    金子 耕士, Pokharel G., Christianson A. D., 竹内 徹也, 仲村 愛, 辺土 正人, 仲間 隆男, 大貫 惇睦 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2047-2047, 2017

    ...<p>3価のEuでは,多重項の第1励起である J=1が基底状態に比較的近く,物性にも影響を及ぼすことが知られている.一方,Euは中性子の吸収体であるため,特に金属化合物では分光研究が限られてきた.今回,非弾性散乱中性子散乱により,新たに発見された希少な安定3価金属化合物EuPd3について,励起の観測に成功したので報告する.</p>...

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  • ハーフメタル型ホイスラー合金Mn<sub>2</sub>VAlの磁場中における共鳴非弾性X線散乱測定

    梅津 理恵, 永井 浩大, 藤原 秀紀, 中谷 泰博, 川田 萌樹, 右衛門佐 寛, 関山 明, 宮脇 淳, 原田 慈久, 菅 滋正, 鹿又 武 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1222-1222, 2017

    ...Mn-L端のd-d励起に関与すると考えられる非弾性散乱スペクトルにおいて、明瞭に円偏光依存性が確認された。フェルミ面近傍にてアップ・ダウンスピンバンドの電子状態密度が大きく偏っていることに関連していると思われる。</p>...

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  • 非弾性X線散乱で観測した高温高圧下の液体Se<sub>50</sub>Te<sub>50</sub>の音響モード

    乾 雅祝, 梶原 行夫, 細川 伸也, 松田 和博, 土屋 良海, 内山 裕士, 筒井 智嗣, アルフレッド バロン 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1680-1680, 2017

    ...<p>SPring-8の放射光を用いて高分解能非弾性X線散乱実験を行って、液体Se_50_Te_50_の動的構造因子を得て、非弾性散乱成分から音響モードの励起エネルギーの分散の温度依存性を調べたので報告する。</p>...

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  • X線非弾性散乱によるスピネル型酸化物MnV<sub>2</sub>O<sub>4</sub>のフォノン分散の観測

    松浦 慧介, 近江 毅志, 阿部 伸行, 徳永 祐介, 有馬 孝尚, 佐賀山 基, 石川 大介, Baron A. Q. 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2429-2429, 2017

    ...<p>スピネル型酸化物MnV_2_O_4_は,V^3+^イオンがスピン及び軌道自由度を有し,T_N_=58 Kでコリニア磁気相,T_oo_=53 Kで軌道秩序相に秩序化する.本研究では,軌道秩序相からの軌道励起に起因したフォノン変調をとらえることを目的とした.スピン・軌道秩序相(T=40 K)および無秩序相(T=60 K)において, SPring-8 BL43LXUにて非共鳴X線非弾性散乱実験を行った...

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  • 崩壊α粒子測定による炭素13のαクラスターガス状態の探索

    那須 裕, 伊藤 正俊, 松田 洋平, 石橋 陽子, 岡本 潤, 烏谷 晃平, 田中 純貴, 平郡 克吉, 平川 景史 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 395-395, 2017

    ...大阪大RCNPで行われた^13^Cにおける0度α非弾性散乱実験において、^13^Cの1/2^-^状態(E_x = 12.5 MeV)が発見され、^13^Cのαクラスターガス状態の有力な候補となっている。また、理論的にはEx = 14.9 MeV付近での存在が予想されている1/2^+^状態が、^12^C(Hoyle)+nの構造を持つαクラスターガス状態だと示唆されている。...

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  • 中性子の特性と鉱物科学への応用

    服部 高典, 佐野 亜沙美, 町田 真一, 阿部 淳, 舟越 賢一 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2017 (0), 27-, 2017

    中性子は、X線とは異なる方法で物質と相互作用するユニークな粒子です。したがって、含水鉱物中の水素の位置や量、振動・拡散特性など、X線では観測できない物質の性質を調べるために広く使用されています。本講演では、J-PARCの材料・生命科学実験施設で得られた成果を紹介します。

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  • 鉄砒素化合物SrFe<sub>2</sub>As<sub>2</sub>のフォノンの磁気相転移点付近の温度変化

    福田 竜生, Baron Alfred Q. R., 土屋 優, 池田 修悟, 小林 寿夫 SPring-8/SACLA利用研究成果集 4 (2), 194-198, 2016-07-25

    ...鉄系超伝導体の母物質の一つSrFe<sub>2</sub>As<sub>2</sub>単結晶を用いたX線非共鳴非弾性散乱実験を行い、磁気相転移点付近のフォノンの温度変化を、様々な波数方向に関して詳細に調べたが、粉末試料の核共鳴非弾性散乱で観測されていた強度変化やブロードニング等の異常は観測されなかった。...

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  • 「水やベンゼン中のプラズマ励起」始末:VUV反射測定 vs. X線小角非弾性散乱分光

    林 久史 X線分析の進歩 47 (0), 39-57, 2016-03-31

    ...<p>最新のX線小角非弾性散乱測定の結果に基づいて,「水やベンゼン中のプラズマ励起」の存在について批判的に総括する.ローレンツ模型を使って,光学定数や誘電関数,損失関数,さらには凝縮系中での電子励起について基本を説明しながら,この問題の歴史的な背景や,VUV反射測定やX線非弾性散乱分光を含めた,凝縮系中のプラズマ励起の観測法についても概観する.</p>...

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  • VI 超伝導体,金属磁性体等の磁気・格子ダイナミクス

    佐藤 正俊 RADIOISOTOPES 65 (4), 201-210, 2016

    ...高温超伝導体や金属磁性体等の強相関電子系が繰り出す多彩な現象を理解するという固体物性論の核心課題について,磁気励起や格子の運動を微視的に観測する中性子非弾性散乱実験がどのような情報を提供し,貢献して来たかを概観する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献9件

  • VI-3 Y123系銅酸化物高温超伝導体の磁気・格子ダイナミクス

    佐藤 正俊 RADIOISOTOPES 65 (8), 357-366, 2016

    ...<p>銅酸化物高温超伝導体系のひとつであるYBa<sub>2</sub>Cu<sub>3</sub>O<sub>6+<i>x</i></sub>に対して,その超伝導発現機構や,その背後にある“異常な”物性現象の解明を目指して進められた研究の進展を,その初期からの研究を振り返りながら中性子非弾性散乱実験結果を中心に概観する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献30件

  • 電子ビーム励起オージェスペクトルのバックグラウンド処理

    城 昌利 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 315-, 2016

    通常広く用いられる外部からの電子ビームを励起源とするオージェスペクトルは、励起源に起因する強度成分が固体内部から発生するオージェ電子に重畳されるため、このような成分が存在しないXPSの場合に比べてバックグラウンドやピーク形状・強度の見積もりが非常に困難になる。そこでより単純なXPSの結果との比較検討を行った。

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  • NdB<sub>4</sub>の中性子散乱による研究

    目時 直人, 山内 宏樹, 綿貫 竜太, 鈴木 和也, 萩原 雅人, 益田 隆嗣, 松田 雅昌, Chi S., Fernandez-Baca J. A., Tao H. 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2138-2138, 2016

    ...また、中性子非弾性散乱によって約5meV以下の励起エネルギーの結晶場励起が観察され、逐次転移とともに変化する様子を観察した。</p>...

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  • GaAs/AlAs多重量子井戸構造における励起子非弾性散乱による発光特性

    中西 沙絵佳, 古川 喜彬, 中山 正昭 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1206-1206, 2016

    <p>GaAs/AlAs多重量子井戸構造を試料として、発光スペクトルの励起強度依存性と温度依存性を測定した。その結果、モット転移よりも低い励起強度において閾値特性を持って出現する発光バンドが10Kから室温までの全温度領域で観測された。発光エネルギーの温度依存性の解析から、10〜170Kでは励起子-励起子散乱が、180K近傍から高温領域では励起子-電子散乱がその発光バンドの起源であると結論できた。…

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  • 絶縁体スピントロニクス物質Y<sub>3</sub>Fe<sub>5</sub>O<sub>12</sub>の磁気励起

    沖野 友貴, 南部 雄亮, 加倉井 和久, Tranquada John M., Winn Barry, Graves-Brook Melissa, 吉川 貴史, 塩見 雄毅, 齊藤 英治, 藤田 全基 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 934-934, 2016

    ...そこで、我々は中性子非弾性散乱実験を行いYIGの磁気励起を測定した。本発表では測定した磁気励起について紹介し、YIGの磁気相関とSSEの機構に関する議論を試みる。</p>...

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  • ブリージングパイロクロア反強磁性体Ba3Yb2Zn5O11の低エネルギー励起と基底状態

    白 椽大, 木村 健太, 松本 洋介, 左右田 稔, 世良 正一, Yu D., Mole R. A., 竹内 徹也, 中辻 知, 河野 洋平, 榊原 俊郎, Chang L. -J., 益田 隆嗣 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 905-905, 2016

    ...<p>ブリージングパイロクロア反強磁性体Ba_3_Yb_2_Zn_5_O_11_の低エネルギー励起の測定を、中性子非弾性散乱(INS)と熱力学測定により行った。INSの結果は、XXZ相互作用とDM相互作用を含み、二重縮退の基底状態を有するS=1/2の孤立四面体モデルで説明された。また、0.5Kにおける磁化と1.5K以上の比熱も、同じモデルで説明された。...

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  • MnSi の磁場誘起強磁性相におけるマグノン分散シフト

    佐藤 卓, 奥山 大輔, Hong T., 吉川 明子, 田口 康二郎, 有馬 孝尚, 十倉 好紀 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 850-850, 2016

    ...<p>中性子小角非弾性散乱法を用いてMnSiの磁場誘起強磁性相における強磁性マグノン分散を測定した。その結果マグノン分散の磁場方向シフトを明瞭に確認した。この結果は反転対称の欠如した系におけるマグノンの非相反性の微視的スケールでの検証と考えられる。</p>...

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  • III-5 無秩序系の低エネルギーダイナミクス

    稲村 泰弘, 中村 充孝, 新井 正敏 RADIOISOTOPES 65 (7), 319-324, 2016

    ...これらの熱的物性は,中性子非弾性散乱実験やラマン散乱実験で観測されるBoson Peakと呼ばれる低エネルギー励起と直接関連付けられる。また,中性子非弾性散乱実験で得られる振動状態密度は,普遍的低温熱物性に対する2準位系理論モデルの正当性を支持する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • VIII-5 高分解能チョッパー分光器による物質のダイナミクスの研究

    伊藤 晋一, 井深 壮史, 横尾 哲也, 益田 隆嗣, 吉沢 英樹, 佐藤 卓 RADIOISOTOPES 65 (12), 535-544, 2016

    ...<p>高分解能チョッパー分光器(HRC)は物質のダイナミクスを高分解能かつ広いエネルギー領域で探査する中性子非弾性散乱装置である。中性子ブリルアン散乱の実験環境を整備し,多結晶や液体などのダイナミクス研究を可能にした。通常のエネルギー運動量空間での高分解能実験では,種々の強相関電子系の物性を解明した。サブeV中性子分光により高エネルギー磁気励起の測定をすすめ,電子励起観測の可能性も模索している。...

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  • VIII-1 J-PARC非弾性散乱装置の革新的計測方法

    新井 正敏 RADIOISOTOPES 65 (11), 483-492, 2016

    ...ここでは,短パルス中性子源であるMLFの中性子源の特徴と,その特徴を最も有効に引き出すための飛行時間法について説明するとともに,世界的にも初めて導入した「多重入射エネルギー測定法」さらに「パルス整形チョッパー法」に基づく非弾性散乱装置の原理に加え,幾つかの特徴的な観測方法の原理について説明する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • VI-2 鉄系やNa<sub><i>x</i></sub>CoO<sub>2</sub>水和物超伝導体の磁気・格子ダイナミクス

    佐藤 正俊 RADIOISOTOPES 65 (8), 345-355, 2016

    ...<p>銅酸化物以後に見出された3d電子系超伝導体であるNa<sub><i>x</i></sub>CoO<sub>2</sub>水和物や鉄系物質の超伝導の起源に関する研究において,中性子非弾性散乱がどのように関わってきたかを記述する。特に,強相関電子系の持つ磁気的活性さに注目した実験の結果とともに,銅酸化物とは異なる物質的特徴をも考慮に入れた研究をもとに,新しい固体電子論の構築への期待等を紹介する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献40件

  • Si(001)表面の価電子が示す角度分解非弾性散乱分光

    武田 さくら, 森田 一帆, 江波戸 達也, Artoni Kevin R Ang, 比嘉 友大, 森本 夏輝, 藤中 秋輔, 米田 允俊, 坂田 智裕, 大門 寛 表面科学学術講演会要旨集 36 (0), 165-, 2016

    ...観測された非弾性散乱ピークの特徴から非弾性散乱過程はバックボンドに存在する酸素の非対称伸縮振動に起因する非弾性散乱であると考えている。...

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  • 高分解能チョッパー分光器HRCによる中性子ブリルアン散乱実験

    伊藤 晋一, 横尾 哲也, 羽合 孝文, 益田 隆嗣, 吉沢 英樹, 左右田 稔, 吉田 雅洋, 浅見 俊夫, 杉浦 良介, 川名 大地, 篠崎 知子, 川村 義久, 井畑 良明 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2609-2609, 2016

    ...これは、前方散乱近傍で中性子非弾性散乱を測定する方法であり、高エネルギー、高分解能、低散乱角の実験条件により、中性子散乱の運動力学的限界に迫って、(000)近傍の集団励起モードの測定を可能にするものである。この手法により、粉末強磁性体のスピン波や液体・非単結晶の音響フォノンが観測できる。</p>...

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  • La<sub>2-x</sub>Sr<sub>x</sub>CoO<sub>4</sub>の高ホールドープ領域における磁気相図

    吉田 雅洋, 植田 大地, 池田 陽一, 吉澤 英樹 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1951-1951, 2016

    ...そこで我々は、La_2-x_Sr_x_CoO_4_の磁気相図を決定することを目的とし、高ホールドープ組成(x &gt; 0.5)の単結晶育成と、それらのマクロ物性測定及び中性子非弾性散乱実験を行った。本講演では、それらの結果を示し、磁気相図の全体像を提案する。</p>...

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  • 非弾性X 線散乱で観測した高温高圧下の液体テルルの音響モード

    乾 雅祝, 梶原 行夫, 細川 伸也, 松田 和博, 筒井 智嗣, アルフレッド バロン 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1469-1469, 2016

    <p>SPring-8の放射光を用いて、6MPaの高圧下で液体Teの非弾性X線散乱実験を1400℃の温度範囲で行った。得られた構造因子の非弾性成分から音響モードのエネルギーと線幅を導き、そのQ依存性と温度依存性を調べたので報告する。</p>

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  • 高温領域における液体Rbのプラズモン測定III

    萩谷 透, 林 浩之, 松田 和博, 木村 耕治, 梶原 行夫, 乾 雅祝, 平岡 望 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1470-1470, 2016

    ...得られた非弾性散乱スペクトルから、プラズモン励起エネルギーと線幅を決定し、電子ガスモデルと比較しながら、それらの密度依存性について議論を行う。</p>...

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  • 量子熱電素子の熱効率:時間反転対称性の破れと非弾性散乱の効果

    山本 薫, Entin-Wohlman Ora, 羽田野 直道, Aharony Amnon 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2839-2839, 2016

    ...しかし量子輸送系では、磁場に加えて非弾性散乱が必要であることが知られている。そこで我々は、磁束を通したABリングを量子ドットを用いて構成し、さらに非弾性散乱として電子-フォノン相互作用を導入した。このような系では熱電効率が劇的に上がる可能性がある。本講演では、まず適当な近似を用いて解析的にこの実現可能性を議論し、その結果を数値計算で確かめる。</p>...

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  • シリコン表面の角度分解非弾性散乱分光

    武田 さくら, 江波戸 達也, Ang Artoni Kevin Roquero, 坂田 智裕, 大門 寛 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2486-2486, 2016

    ...観測された非弾性散乱ピークの特徴から非弾性散乱過程はバックボンドに存在する酸素の非対称伸縮振動に起因する非弾性散乱であると考えている。</p>...

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  • 放射光X線散乱による励起子絶縁体Ta<sub>2</sub>NiSe<sub>5</sub>の構造物性研究

    中埜 彰俊, 鬼頭 俊介, 菅原 健人, 田村 慎也, 片山 尚幸, 澤 博, 佐賀山 基, 熊井 玲児, 筒井 智嗣, 前島 尚行, 町田 晃彦, 綿貫 徹 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1750-1750, 2016

    ...<p>励起子絶縁体Ta_2_NiSe_5_について放射光を用いた非弾性散乱実験、および高圧低温下でのX線回折実験を行ったので報告する。</p>...

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  • CTA 報告 109:Direct Cherenkov光を用いた宇宙線化学組成計測手法のモンテカルロシミュレーション評価(V)

    大石 理子, 池野 祐平, 稲田 知大, 奥村 曉, 片桐 秀明, 櫛田 淳子, 郡司 修一, 齋藤 隆之, 榊 直人, 佐藤 雄太, Tan Dang Viet, 永吉 勤, 西嶋 恭司, 増田 周, 吉越 貴紀, 吉田 龍生, 他 CTA-Japan コンソーシアム 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 312-312, 2016

    ...一方で、宇宙線が非弾性散乱後に形成する空気シャワーの発展の様態にも核種の情報は残されている。本講演では、CTAアレイのシミュレーションデータに対して上記2種類の観測情報を取り入れた解析を適用した場合に、得られる電荷分解能・事象数を予測した結果について報告する。</p>...

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  • 量子スピンクラスター鎖を持つ銅化合物K<sub>2</sub>Cu<sub>3</sub>O(SO<sub>4</sub>)<sub>3</sub>の磁性

    藤原 理賀, 満田 節生, 杉本 貴則, 遠山 貴巳, 松尾 晶, 金道 浩一, Mole R., 矢野 真一郎, 諸冨 大樹, 河江 達也, 佐賀山 基, 熊井 玲児, 村上 洋一 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 954-954, 2016

    ...今回の発表では、放射光X線を用いた結晶構造解析、磁化・比熱測定、中性子非弾性散乱から得られた結果と、数値計算により得られた結果を比較しながら、本系磁性を紹介する。</p>...

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  • Y<sub>3</sub>Fe<sub>5</sub>O<sub>12</sub>の低エネルギースピン波

    社本 真一, 松浦 直人, 赤津 光洋, 伊藤 孝, 森 道康, 梶本 亮一, 柴田 薫, 根本 祐一, 前川 禎通 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 933-933, 2016

    ...特に低エネルギーのスピン波についてはこれまで報告がなかったので、今回、J-PARC/MLFの高分解能中性子非弾性散乱装置DNAなどを用いて、0.02meV付近から100meVまでのスピン波を測定したので、その結果について報告する。</p>...

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  • コロイドの構造とダイナミクス~中性子を使って何が分かるのか~

    瀬戸 秀紀 Oleoscience 16 (10), 463-471, 2016

    ...<p>中性子散乱は中性子の回折現象を利用した構造解析手法で,同位元素置換法や磁気散乱,非弾性散乱等を用いることによりX線や電子線では得られない情報を得ることができる。特にコロイド系においては,同位元素置換を用いた中性子小角散乱や中性子準弾性散乱が有効である。水/油/界面活性剤による油中水滴構造のマイクロエマルションを例にしながら,中性子散乱の有効性を明らかにする。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献8件

  • 高温高圧下での鉄-ニッケル合金の音速・密度測定

    坂巻 竜也, 福井 宏之, 大谷 栄治, 鎌田 誠司, 筒井 智嗣, Baron Alfred 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2016 (0), 113-, 2016

    ...<br> SPring-8のBL35XUで実験を実施し、レーザー加熱式ダイアモンドアンビル高圧発生装置とX線非弾性散乱・X線回折を組み合わせることで鉄-ニッケル合金の音速(縦波速度)・密度を測定する。<br> 実験は162万気圧、2300Kまでの圧力・温度条件下で行った。高温ほど縦波速度が減少し、高圧ほどその減少量が低下することが示される。...

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  • BL09XU(核共鳴散乱)の現状(2014)

    依田 芳卓 SPring-8/SACLA利用研究成果集 3 (1), 130-136, 2015-02-10

    ...主な利用研究として、核共鳴非弾性散乱を利用しての物質のダイナミクスの研究や放射光を利用したメスバウアー分光が挙げられる。放射光でのメスバウアー分光は特に極端条件下での測定や全反射による薄膜測定、メスバウアー線源に適当な核種がない場合などに威力を発揮している。2014年度からは核共鳴散乱実験に加えて、硬X線光電子分光の利用が可能となる予定である。...

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  • BL35XU(高分解能非弾性散乱)の現状(2014)

    バロン アルフレッド, 筒井 智嗣, 内山 裕士, 石川 大介 SPring-8/SACLA利用研究成果集 3 (1), 212-218, 2015-02-10

    ...最終節では、インハウス課題の成果の中から、非弾性散乱分光器の高分解能化と鉄系超伝導体の試験研究について報告する。...

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  • BL08W(高エネルギー非弾性散乱)の現状(2014)

    伊藤 真義, Brancewicz Marek, 櫻井 吉晴 SPring-8/SACLA利用研究成果集 3 (1), 124-129, 2015-02-10

    ...高エネルギー非弾性散乱ビームライン(BL08W)は、SPring-8唯一のウィグラーを光源とし、直線偏光または楕円偏光の100~300 keVの高エネルギーX線を使用することができるビームラインである。...

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  • IV―2 蛋白質の水和とダイナミクス

    中川 洋, 片岡 幹雄 RADIOISOTOPES 64 (10), 647-659, 2015

    ...中性子非弾性散乱法では,生理的条件の水溶液環境で機能する蛋白質構造の熱揺らぎを計測することができる。特に,理論研究により溶媒効果の重要性が指摘されてきたTHz領域に観測される低エネルギーダイナミクスの研究には,中性子非弾性散乱実験が威力を発揮する。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献42件

  • 量子ビームで見るタンパク質の水和現象

    吉田 亨次, 山口 敏男 分析化学 64 (4), 283-293, 2015

    ...本論文では,タンパク質分子と水分子のかかわりを明らかにするために量子ビーム(放射光や中性子線など)を用いて水和タンパク質やタンパク質水和水の構造とダイナミクスを観測した研究例について報告する.前半ではタンパク質近傍の水について放射光のX線非弾性散乱実験により集団ダイナミクスを調べた結果を示す.中性子散乱により観測される単一粒子の運動では,水和によりタンパク質のダイナミクスが大きく変化することがこれまでに...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 遷移元素地球内部物質の電子-スピン-格子相互作用による高温、高圧構造相転移

    山中 高光, Ahart Muhtar, Struzhkin Viktor V., Mao Ho-kwang, Hemley Russell J. 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 76-, 2015

    ...放射光を利用した回折実験ばかりでなく、X線赤外、ラマン分光実験や、X−線メスバウアーやX線エミションスペクトル,X線磁気散乱など非弾性散乱実験も精力的に行われており、構造研究も電子状態、スピン状態の解析がなされ、結晶の構造研究は原子位置を基本とした構造床となり近年の定義も変化してきた....

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  • High-energy spin and charge excitations in electron-doped copper oxide superconductors.

    Ishii, K, Fujita, M, Sasaki, T, Minola, M, Dellea, G, Mazzoli, C, Kummer, K, Ghiringhelli, G, Braicovich, L, 遠山, 貴巳, Tsutsumi, K, Sato, K, Kajimoto, R, Ikeuchi, K, Yamada, K, Yoshida, M, Kurooka, M, Mizuki, J Nature communications 5 3714-, 2014-04-25

    The evolution of electronic (spin and charge) excitations upon carrier doping is an extremely important issue in superconducting layered cuprates and the knowledge of its asymmetry between electron- …

    DOI HANDLE PDF ほか1件 被引用文献28件 参考文献30件

  • X線ラマン散乱の90年

    林 久史 X線分析の進歩 45 (0), 11-25, 2014-03-31

    ...<p>X線ラマン散乱(XRS)を使えば,硬X線を使う実験的メリットを享受しながら,軟X線吸収スペクトルを測定できる.XRS過程では入射X線が非弾性散乱され,一部のエネルギーが内殻励起に使われる.そして,双極子近似の下では,XRSスペクトルの微細構造は,軽元素XAFSと等価になる.残念ながら,XRSの散乱断面積は非常に小さいので,90年の研究史をもちながら,XRSはごく最近まで実用分析に使われてこなかった...

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  • III-2 中性子非弾性散乱法による固体表面での分子分光

    山室 修, 古府 麻衣子 RADIOISOTOPES 63 (9), 453-459, 2014

    ...そのような分子の中性子非弾性散乱による研究を解説する。表面分子分光に適した装置の原理と解析方法を簡単に説明し,次いでいくつかの金属触媒表面,金属酸化物表面に存在する水素などの単純な分子の振動・回転スペクトルを示す。これらのデータはその分子が置かれている環境や電子状態について多くの情報を与える。表面科学に対する中性子非弾性散乱法の有用性について示したい。...

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  • X線非弾性散乱による結晶弾性と下部マントル構造

    福井 宏之, 米田 明, Baron Alfred 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2014 (0), 64-, 2014

    Inelastic X-ray Scattering (IXS) is a useful technique to measure elastic wave velocity, especially for tiny and opaque samples at extreme conditions. We performed IXS measurements on …

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  • 転位組織解析のためのSEM-ECCI法の応用

    杉山 昌章, 重里 元一 顕微鏡 48 (3), 216-220, 2013-12-30

    ...<p>走査電子顕微鏡の反射電子像により,変形で導入された転位などの結晶欠陥に対し,条件が揃えば透過電子顕微鏡と同様な単一転位像が得られる.電子チャンネリング効果を利用したこれらの転位観察の簡単な技術的発展の経緯,また非弾性散乱波の挙動に基づくコントラスト解釈の現状,さらには電子線の試料への入射条件の制御の重要性などを解説し,今後のSEMの新しい利用法の一つとして発展することを期待する.</p>...

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  • 希薄磁性酸化物の磁気特性とメスバウアースペクトル

    野村 貴美 RADIOISOTOPES 62 (11), 857-875, 2013

    ...一方,転換電子メスバウアースペクトロメトリー(CEMS)及びシンクロトロン放射光を使用する核共鳴非弾性散乱(NIS)法は,透過法と同様に,磁性<sup>57</sup>Feイオンをプローブとして使用し,DMSとDMIの不純物の原子価状態,磁気構造及び局所の振動状態密度(VDOS)分布に関する情報を与える。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献25件

  • JENDL-4.0の共分散評価

    岩本 修 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2013s (0), 62-, 2013

    ...全断面積や非弾性散乱、(n,2n)反応断面積の連続エネルギー領域での共分散をCCONE-KALMANコードシステムを用いて評価した。評価方法及び結果について報告する。...

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