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  • 池田光政ほか筆『射山百首和謌』(林原美術館蔵)について

    原, 豊二 山陰研究 9 15[204]-31[188], 2016-12-31

    ...林原美術館所蔵の『射山百首和謌』は後鳥羽院による「正治初度百首」の異本にあたるものと考えられるが、頓阿の手を経ている点、多くの異文が含まれている点、また後鳥羽院の歌人たちへの下命時期の記載のある点など、現存する他本には見受けられないところが多い。本稿では、その資料的な価値を認め、ここに紹介するとともに、その伝来に関わる考察も加えている。...

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  • 「草庵和歌集」の享受の様相--澄月の「和歌為隣抄」の場合

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 72 (1), 1-19, 1986

    ...頓阿の家集「草庵和歌集」(正・続)は、成立当初から、二条派の歌人を中心にして、広く享受され、その影響力は、江戸時代にまで及んでいる。「草庵集」の享受の様相を辿り、その特質を把握することは、この家集の諸本の問題や和歌の特色に触れることができると同時に、その時代の和歌の実態の一面に照明を当てることにもなろう。この意味で、中世・近世における「草庵集」の享受を跡付けることは、少なからざる意義を有する。...

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  • 「草庵和歌集類題」の成立と諸版本

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 73 (1), 19-37, 1986

    ...この「草庵類題」は、「草庵集」(正・続)を解体し、歌題別に編纂したものだが、元禄頃から江戸時代を通し、人々に最も親しまれた頓阿の家集だけに、編纂に際して依拠した「草庵集」の伝本、本文の信頼度、編纂方針など、いわゆる成立問題の解明が改めて必要となる。...

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  • 慶運の自筆懐紙・短冊集成

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 69 (1), 23-31, 1985

    ...慶運は、南北朝期に為世門の和歌四天王と称され、頓阿・浄弁・兼好などとともに、歌壇に活躍した、歌僧である。しかし、彼の生存中に撰集された勅撰集には「風雅集」にわずかに一首入集しただけで不遇であった。心敬の「ささめごと」には「中比、頓阿、慶運法師とて歌人あり。慶運は身の程や不肖なりけむ。毎々述懐をのみせしとなり。...

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  • 「草庵和歌集」の哀傷歌の世界 配列・構成・追悼対象など

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 66 (1), 1-19, 1984

    ...頓阿の家集「草庵和歌集」(以下「草庵集」と略称)にも、巻十のなかに哀傷部を特設し、四十余首の歌を掲載する。先述した哀傷歌誕生の意味を考慮するとき、私家集の哀傷歌の世界を考究することは、その歌人の思想や抒情の質の一面や生涯における人と人との交誼の縮図を見ることも可能であろう。...

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  • 浄弁の自筆懐紙・短冊集成

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 67 (1), 9-19, 1984

    ...浄弁は南北朝期に為世門の和歌四天王として、頓阿・兼好・慶運などとともに歌壇に活躍した歌僧である。しかし、その生没年や出自などが不明であるばかりでなく、現存する和歌作品も稀少である。...

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  • 「草庵和歌集」伝本考(上)

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 65 (1), 23-41, 1984

    ...頓阿の家集「草庵和歌集」(以下「草庵集」と略称)は、その成立当初より歌人たちの注目を集め、二条派の規範的な和歌を集めた歌集として大いに享受された。...

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  • 「草庵和歌集」の享受の様相 「詞林拾葉」(磯の浪)の場合

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 62 (1), 13-25, 1983

    ...また、歌論書や聞書類の中でも、頻繁に頓阿の和歌のことが話題になっており、中世・近世の堂上派歌人に与えた「草庵集」の影響がいかに大きかったかが痛感される。ここでは、そういった享受の様相の一端を窺うために、江戸期の歌論聞書である「詞林拾葉」(磯の浪)をとりあげてみたい。享受の様相を整理、鮮明にする事は、同時に「草庵集」の諸本の問題や頓阿の和歌の特質に触れることにもなると考えるからである。...

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  • 頓阿の自筆懐紙・短冊・書状集成

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 63 (1), 231-242, 1983

    ...南北朝期に為世門の四天王として歌壇に活躍した歌僧頓阿には正・続の「草庵和歌集」なる家集が現存し、そこには約二〇〇〇首に近い和歌が収録されている。頓阿の歌は、この家集のほかに、百首歌が幾種類かあり、また、勅撰集、私撰集、歌合などにも散見される。...

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  • 「続草庵集」秀歌評釈

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 59 (1), 267-276, 1982

    ...頓阿の家集「続草庵集」から秀歌を抄出して評釈を行いたい。評釈の方法は、本誌に発表した「『草庵集』秀歌評釈」(上・下)(第五十七号)と同じである。注釈書としては「続草庵集蒙求諺解」(五巻)(諺解と略称)と「続草庵集玉箒」(三巻)(玉箒と略称)を参考にする。...

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  • 「慶運法印集」秀歌評釈

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 61 (1), 11-26, 1982

    ...慶運は為世門の和歌四天王と称され、頓阿・浄弁・兼好などとともに、南北朝に活躍した歌僧である。二条良基はその著「近来風體」の中で「其比は頓慶兼三人何も〱も上手とはいはれし也。(中略)慶運はたけを好、物さびてちと古體にかゝりてすがた心はたらきて、みゝにたつ様に侍し也。爲定大納言は殊の外に慶運をほめられき。」(歌学大系本)と評しており、無視できない歌人である。...

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  • 「兼好自撰家集」秀歌評釈

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 60 (1), 13-27, 1982

    ...その味は、同じ和歌四天王の頓阿や慶運の和歌とは違い、詞書を含めて読むと、しみじみと彼の人生性に触れることができるところにある。その点、「兼好自撰家集」は「徒然草」理解の補助的な資料にとどまるものでなく、一人の人間の心情の軌跡を示すものとしての位置を与えられてよい。ところで、いざ秀歌を選ぶとなると、特別にこれこそはと目を引くものは少ない。...

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  • 「草庵集」秀歌評釈(下)

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 58 (1), 204-216, 1981

    ...頓阿の家集「草庵集」から、秀歌を抄出して評釈を行いたい。「草庵集」は今日ではほとんど顧みられないが、南北朝期、室町時代、江戸時代を通して、二条派歌風を代表とする歌集として、非常に広い階層の人々に享受されてきた。...

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  • 「草庵集」秀歌評釈(上)

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 57 (1), 228-242, 1981

    ...頓阿の家集「草庵集」から、秀歌を抄出して評釈を行いたい。「草庵集」は今日ではほとんど顧みられないが、南北朝期、室町時代、江戸時代を通して、二条派歌風を代表とする歌集として、非常に広い階層の人々に享受されてきた。...

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  • 「草庵集」の撰歌資料考(二) 「花十首寄書」と「建武二年内裏千首」

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 52 (1), 445-456, 1979

    ...今回、対象とするものは「花十首寄書」と「建武二年内裏千首」であるが、ともに正和期、建武期の二条派歌壇における頓阿の活躍を示す和歌資料である。前者は、その歌会の全貎を示す資料が現存するが、後者は全作品が残らず、撰集類からの断片的な資料収拾によって、およその背景を知るほかない。その点、考察方法は異なるが、「草庵集」編纂に際して、共に重視した資料と考えられるので、ここで一括して処理したい。...

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  • 「草庵集」の撰歌資料考-1-聖護院五十首

    稲田 利徳 岡山大学教育学部研究集録 51 (1), 393-404, 1979

    ...南北朝の二条派の法体歌人として活躍した頓阿に「草庵集」なる家集がある。この「草庵集」は、作者頓阿が当代歌壇の重鎮的存在であったことと同時に、収録された歌自体も二条派の理想とする風体を反映していたこともあり、南北朝、室町期を通じ、在野だけでなく、堂上歌人にも広く愛読され、多くの影響を与えてきたし、また逆に冷泉派などから批難の対象ともされてきた。...

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