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検索結果 1,601 件

  • パゾパニブ投与中の難治性気胸に対して外科治療を行った骨肉腫肺転移の1例

    土橋 亮太, 石原 駿太, 下村 雅律, 常塚 啓彰, 池部 智之, 井上 匡美 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (1), 50-54, 2024-01-15

    ...<p>症例は31歳男性.左大腿部骨肉腫の両側多発肺転移に対して原発巣切除,化学療法後に肺転移切除を施行した.その後再発し化学療法が再開されたが,効果が乏しくパゾパニブ(600 mg/日)が開始された.投与4日目に経過観察していた左気胸が増悪し胸腔ドレナージ・癒着療法(タルク,OK-432)を行った.保存的治療で改善を認めず手術適応とした.癒着療法により胸膜は肥厚していたが,癒着は軽度であった.腫瘍近傍...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 骨肉腫術後の異時性膵転移に対する1切除例

    吉田 俊彦, 毛利 康一, 曽山 弘敏, 山岸 農, 山根 秘我, 沢 秀博, 田中 基文, 梶本 和義, 柿木 啓太郎, 富永 正寛, 藤野 泰宏 膵臓 38 (6), 405-411, 2023-12-28

    ...となった.CTで膵尾部に径53mmの淡く造影される腫瘤を認めた.超音波内視鏡では低~等エコーの分葉状の腫瘤であり,針生検で骨肉腫の転移と考えられた.PET-CTで同部位のみ異常集積を認め,単発の骨肉腫異時性膵転移と診断し膵体尾部切除術を行った.術後経過は良好で第10病日に退院した.骨肉腫の膵転移の報告は非常にまれであり,長期間無再発の後に膵転移再発していることとも含め示唆に富む症例と考えられた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • Li-Fraumeni症候群病的バリアント保持者の配偶者に妊娠を契機に発症したと考えられる絨毛癌の1症例

    國宗 勇希, 岡山 直子, 児玉 雅季, 森重 彰博, 中原 由紀子, 深野 玲司, 岩永 隆太, 前田 訓子, 岡田 真希, 木村 相泰, 福田 進太郎, 末廣 寛, 伊藤 浩史 遺伝性腫瘍 23 (3), 104-108, 2023-12-15

    ...<p> Li-Fraumeni症候群(Li-Fraumeni syndrome;LFS)は,<i>TP53</i>の生殖細胞系列の病的バリアントによって発症する遺伝性疾患である.症例は3人の子の母親で,第1子はこれまでに5度悪性腫瘍に罹患し,第2子も骨肉腫に罹患している.母親は第3子(未発症)の出産9カ月後に肝臓の絨毛癌のため40歳で死亡している.第1子は<i>TP53</i>の生殖細胞系列病的バリアント...

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  • 血胸にて発見された高齢者の肋骨原発骨肉腫に対し緊急手術を要した1例

    本田 貴裕, 土井 健史, 田中 雄悟, 法華 大助, 小松 正人, 眞庭 謙昌 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (7), 623-628, 2023-11-15

    ...からの持続性出血があると判断し,出血制御目的に胸壁腫瘍切除術を施行した.病理組織診断で肋骨原発骨肉腫と診断されたが,高齢のため術後化学療法は施行せず追加治療として放射線照射を施行した.術後1年経過し再発は認めていない.肋骨原発骨肉腫は稀であるが,胸壁腫瘍の鑑別の一つとして考慮する必要がある....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 腫瘍罹患骨を21.5 cm骨切り後に遊離自家液体窒素処理骨移植術を行った大腿骨遠位部骨肉腫の1例

    當山 全哉, 當銘 保則, 大城 裕理, 津覇 雄一, 水田 康平, 和田 直樹, 西田 康太郎 整形外科と災害外科 72 (4), 784-787, 2023-09-25

    ...<p>症例は,24歳男性.右大腿遠位部に疼痛を認め,近医を受診した.画像検査で骨腫瘍を指摘され,当院へ紹介された.切開生検を行い,通常型骨肉腫と診断された.術前化学療法後に広範切除術および遊離自家骨液体窒素処理骨移植術を施行した.処理骨長は21.5 cmで,液体窒素処理後に体内へ還納した.術後は患肢を非荷重とし,術後1ヵ月で坐骨免荷装具を使用し歩行開始した.術後13ヵ月で装具内1/2荷重とし,術後26...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 転移リンパ節に神経内分泌癌への分化を伴った胆嚢癌肉腫の1切除例

    永田 祐貴, 前村 公成, 山尾 幸平, 飯野 聡, 濵田 信男, 末吉 和宣 胆道 37 (2), 246-251, 2023-05-31

    ...で胆嚢底部に25mm大の結節性病変があり,病理組織学的には腺癌成分と軟骨肉腫成分から成り立っていた.また,12cリンパ節にも転移を認め,NEC成分のみであった.以上より腺癌,軟骨肉腫からなる胆嚢癌肉腫で,リンパ節転移の過程でNECへ分化したと診断した.本症例は興味深い転移形式を呈しており,腫瘍発生を考える上で貴重な症例であると思われたため報告する....

    DOI 医中誌

  • 骨軟部肉腫における基礎・トランスレーショナル研究の現状と展望

    藤原 智洋 日本小児血液・がん学会雑誌 60 (5), 312-319, 2023

    ...近年,血液中の核酸・細胞外小胞などの循環分子を用いたリキッドバイオプシーの開発が試みられている.血中cell-free microRNAを用いた方法は横紋筋肉腫におけるMiyachiらによる報告に端を発している.ctDNA解析は2021年8月より保険収載され,今後の知見の集積が待たれる.治療法開発における進歩は,パゾパニブ,エリブリン,トラベクテジンが進行性軟部肉腫に対して保険収載された一方,進行性骨肉腫...

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  • 乳腺原発骨外性骨肉腫の1例

    原田 郁, 千島 隆司, 山本 晋也, 柴田 侑華子, 井上 栞, 角田 幸雄 日本臨床外科学会雑誌 84 (3), 386-392, 2023

    ...と診断した.術後補助療法としてMAP(methotrexate,adriamycin,cisplatin)療法を施行し,術後1年7カ月の時点で無再発生存中である.乳腺原発骨外性骨肉腫はまれな疾患であり,文献的考察を加えて報告する....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 喉頭軟骨肉腫の1例

    合田 理希, 山下 燎亮, 山本 浩孝, 池上 聰, 大森 孝一 頭頸部外科 33 (2), 227-232, 2023

    ...喉頭軟骨肉腫は喉頭悪性腫瘍の1%未満とまれな疾患である。今回われわれは輪状軟骨を原発とする軟骨肉腫に対し,喉頭全摘術を施行した症例を経験したので報告する。 <br>症例は74歳男性で,労作時呼吸困難を主訴に受診し,喉頭内視鏡で声門下に隆起性病変を認め,CT・MRIで輪状軟骨を原発とする喉頭軟骨肉腫が疑われた。診断目的に直達喉頭鏡下で腫瘍減量術を施行したが,軟骨肉腫と軟骨腫の鑑別が困難であった。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 当院における悪性腫瘍既往を有する腎移植患者の予後調査

    友清 桜子, 篠田 和伸, 櫻井 裕子, 薄場 渉, 松原 圭輔, 佐々木 雅英, 安達 裕之, 西 智弘, 大迫 希代美, 谷澤 雅彦, 中澤 龍斗, 佐々木 秀郎, 丸井 祐二, 柴垣 有吾, 菊地 栄次 移植 58 (Supplement), s331_3-s331_3, 2023

    ...癌種は甲状腺乳頭癌4例(Stage I 3例、Stage II 1例)、大腸癌3例(Stage I 2例、Stage III 1例)、腎細胞癌3例(全例Stage I)、前立腺癌1例(Stage B)、骨肉腫1例(Stage II)で、全例で根治術が施行され、骨肉腫症例は化学療法が施行されていた。...

    DOI 医中誌

  • 上顎顎欠損に顎義歯補綴装置で機能回復した症例

    桑澤 実希 日本補綴歯科学会誌 15 (3), 365-368, 2023

    ...<p><b>症例の概要</b>:患者は70歳男性.上顎右側骨肉腫の再発で当院を受診し,上顎部分切除術を受けた.術後の顎補綴治療の依頼により,当科を受診した.上顎右側の骨欠損は鼻腔と上顎洞に交通していた.顎欠損による咀嚼障害,構音障害,審美障害と診断した.所持していた旧上顎顎義歯は不適合だった.治療用義歯として修理,調整を行った後に,新顎義歯の製作を行った....

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 甲状軟骨原発の軟骨肉腫の1例

    高木 春花, 東野 正明, 河田 了 喉頭 34 (2), 170-173, 2022-12-01

    <p>We herein report a rare case of thyroid chondrosarcoma in which laryngeal preservation surgery was performed. The patient was a man in his 40s. A hard mass was palpated on the right lateral side …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 頚椎前方固定術後の食道損傷2例

    河野 翔, 黒木 智文, 李 徳哲, 永井 琢哉, 比嘉 聖, 黒木 修司, 濱中 秀昭, 帖佐 悦男 整形外科と災害外科 71 (3), 333-338, 2022-09-25

    ...【症例2】54歳女性,頸椎骨肉腫の診断で頸椎前方固定術及び術後放射線治療を施行された.術15年後に感染を伴う食道瘻のためプレート抜去されたが椎体の骨溶解像を認め,生検で口腔内常在菌が検出された.保存的加療によりプレート抜去後1年3ヶ月で食事摂取可能となった.【考察】頸椎前方固定術後の食道損傷は発症時期や穿孔部の大きさで治療が異なる.本症例では診断に嚥下造影検査が有用であった.長期絶食期間を要した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 当院にて治療した脱分化型軟骨肉腫の5例

    縄田 知也, 松延 知哉, 前川 啓, 田代 泰隆, 平本 貴義, 花田 麻須大, 河野 勤, 今村 寿宏, 鬼塚 俊宏, 加治 浩三, 岩本 幸英 整形外科と災害外科 71 (4), 755-758, 2022-09-25

    ...<p>【背景】脱分化型骨肉腫(DCS)は非常に稀で,予後不良の疾患である.当院で治療した5例の経過と予後について報告する.【対象】2016年から2021年まで当院にて治療したDCS 5例を対象とした.診断時平均年齢は70歳(60-83歳)で,全て女性であった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 輪状軟骨の anomaly による先天性声門下狭窄の 1 例

    鈴木 智陽, 梅﨑 俊郎, 井口 貴史, 松原 尚子, 小出 彩佳, 澤津橋 基広 耳鼻と臨床 68 (5), 352-358, 2022-09-20

    ...術前の CT では軟骨腫や軟骨肉腫も疑われ、声門下狭窄症に対して、喉頭戴開下声門下喉頭狭窄切除手術および T チューブ留置術を施行した。摘出標本は腫瘍性病変ではなく、軟骨組織との診断であり、輪状軟骨の anomaly による先天性声門下狭窄と診断した。術後経過は良好であり、術後約 3 カ月で T チューブを抜去し、術後約 1 年 4 カ月で気管孔閉鎖に至った。...

    DOI 医中誌

  • 【総説:応用糖質科学シンポジウム】L-グルコースの臨床医療への応用に向けて

    山田 勝也 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 12 (3), 140-154, 2022-08-20

    ...D-グルコースに蛍光基NBDを結合した2-NBDGは,D-グルコースの細胞内への取り込みの可視化に広く使用されている.私達は,哺乳動物細胞内に2-NBDGがグルコーストランスポーターを介して取り込まれることやその詳細を示し,次いで2-NBDGの陰性対照化合物としてL-グルコースにNBDを結合した分子2-NBDLGを開発した.2-NBDLGは通常細胞には取り込まれなかったが,マウス膵臓腫瘍細胞やヒト骨肉腫細胞...

    DOI Web Site 参考文献107件

  • 胸骨悪性腫瘍切除症例についての検討

    山本 高義, 岩田 剛和, 清水 大貴, 芳野 充, 松井 由紀子, 飯笹 俊彦 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (4), 376-381, 2022-05-15

    ...</p><p>結果:症例は7例で,転移性骨腫瘍5例,軟骨肉腫1例,未分化多形肉腫1例であった.全例で胸骨柄切除ないし胸骨体部分切除に加え複数の肋骨を切除しており,鎖骨近位側も切除した症例が4例あった.欠損部分の再建は5例で施行しており,人工材料による再建例は1例のみで,皮膚欠損を生じる,もしくは,胸骨体部を切除した場合には再建を行っていた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 異所性成分を含む子宮平滑筋肉腫破裂の1例

    田中 美柚, 髙尾 由美, 鈴木 直宏, 天野 泰彰, 宇治田 麻里, 江本 郁子, 安彦 郁 日本婦人科腫瘍学会雑誌 40 (2), 55-61, 2022-04-25

    ...・軟骨肉腫の異所性成分を伴っていた.以上より異所性成分を含む平滑筋肉腫と診断した.術後は化学療法を行ったが術後1年で肺転移再発を来たし現在担癌生存中である....

    DOI Web Site 医中誌

  • 20年以上経過観察できた腫瘍用人工膝関節挿入術症例の検討

    富田 雅人, 野村 賢太郎, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 71 (1), 46-49, 2022-03-25

    ...[症例と結果]1991~2000年に腫瘍用人工膝関節(TKA)挿入術を行い,当科外来にて経過観察を継続している3症例を対象とした.症例は全例女性で,初診時年齢は13,16,25歳(平均18歳)であった.診断は悪性線維性組織球腫腫1例,骨肉腫2例であった.Howmedica modular resection system(HMRS)TKA術後経過観察期間は,20~29年(平均24年)であった.最終経過観察時膝関節可動域...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 運動器

    青木 裕志 医学検査 71 (J-STAGE-1), 241-255, 2022-01-31

    ...骨には,炎症性疾患やくる病,骨粗鬆症,骨折がみられ,骨を由来とする良性腫瘍として骨軟骨腫,悪性腫瘍として骨肉腫,軟骨肉腫,骨巨細胞腫が挙げられ,この他に転移性骨腫瘍もみられる。関節には,自己免疫的な発生機序が考えられる関節リウマチ,プリン体代謝異常の痛風,加齢による変形性関節症などが発症する。...

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  • 骨腫瘍治療における最近の動向

    梅田 雄嗣 日本小児血液・がん学会雑誌 59 (3), 229-238, 2022

    ...</p><p>再発・増悪骨肉腫症例ではサルベージ化学療法や分子標的薬の奏功率が低く,長期生存を得るには再発・増悪病変に対する積極的な局所治療の併用が必須である.造血細胞移植の有効性については否定的な報告が多い....

    DOI

  • 再発・難治性骨肉腫に対するregorafenibの治療経験

    内原 嘉仁, 梅田 雄嗣, 赤澤 嶺, 上月 景弘, 才田 聡, 加藤 格, 平松 英文, 野口 貴志, 坂本 昭夫, 宇藤 恵, 溝脇 尚志, 足立 壯一, 滝田 順子 日本小児血液・がん学会雑誌 59 (3), 309-313, 2022

    ...<p>再発・難治性骨肉腫2例に対してマルチキナーゼ阻害剤regorafenibを使用した.症例1は右上腕骨骨肉腫原発の初診時15歳男児,術後化学療法中に増悪を認め,regorafenibを開始した.1サイクル後に部分奏功を認めたが,9サイクル後に再増悪を来した.症例2は右脛骨原発の初診時9歳男児,原発巣摘出及び術前・術後化学療法を施行したが肺転移を繰り返し,第5再発期にregorafenibが開始された...

    DOI 医中誌

  • 舌骨原発軟骨肉腫

    山田 裕太郎, 中村 一博, 福原 理恵子, 松浦 一登, 大島 猛史 耳鼻咽喉科臨床 115 (9), 799-803, 2022

    <p>Chondrosarcoma (CS) is a primary malignancy that often arises in the pelvis, ribs, or femur. It accounts for 20% of all malignant bone tumors, but for only less than 0.1% of all malignancies in …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 転移性リンパ節の切除により疼痛が緩和された骨肉腫の犬の1例

    武内 亮, 宇根 智, 川田 睦 日本獣医麻酔外科学雑誌 53 (1), 6-11, 2022

    ...<p>19ヶ月齢のボルゾイ犬の左側橈骨骨肉腫に対して部分的断脚術を行ったところ、6ヶ月後に左側腋窩リンパ節および左側浅頚リンパ節転移が生じ、顕著な疼痛を示した。内科的治療による疼痛緩和効果が不十分であったため、リンパ節の外科的切除を行ったところ、疼痛は消失した。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 上顎顎欠損に対し即時顎補綴装置を応用した一症例

    臼田 頌 日本補綴歯科学会誌 14 (4), 415-418, 2022

    ...<p><b>症例の概要</b>:47歳女性,左側上顎骨骨肉腫に対し,上顎亜全摘,開頭腫瘍切除術,遊離筋弁による口腔再建術を実施した.筋体移植直後の術中に,事前製作した補綴装置をチタンスクリューで口腔内に固定,約1か月間装着したままとした.スクリュー除去後は術後瘢痕収縮に対し形態調整等を行い,筋弁形態安定に伴い良好に可撤性補綴装置を使用することができた....

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 頭頸部に発生した成人の胞巣型横紋筋肉腫4症例

    髙橋 紗央里, 門田 伸也, 青井 二郎, 秋定 直樹, 林 祐志, 森田 慎也, 中村 匡孝 頭頸部癌 48 (4), 330-337, 2022

    ...その組織型は骨肉腫,横紋筋肉腫,Ewing肉腫など多様である。今回,我々は2011年~2020年の10年間に治療を行なった成人発症の胞巣型横紋筋肉腫4症例について検討したので,文献的考察を加え報告する。内訳は男性2例,女性2例,年齢は52~58歳(中央値56歳)であった。初診の時点で3症例がリンパ節転移,2症例が遠隔転移を伴っており,化学療法,放射線治療および手術を組み合わせた集学的治療を行った。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 下咽頭喉頭頸部食道摘出術を要した輪状軟骨原発喉頭軟骨肉腫

    中村 匡孝, 秋定 直樹, 門田 伸也, 青井 二郎, 林 祐志, 髙橋 紗央里 日本気管食道科学会会報 72 (6), 329-335, 2021-12-10

    ...<p>喉頭原発悪性腫瘍のほとんどは扁平上皮癌であり軟骨肉腫は0.2%と報告されている。今回われわれは下咽頭喉頭頸部食道摘出術を要した喉頭軟骨肉腫例を経験したので報告する。症例は73歳,男性,20XX−1年6月より嗄声を自覚し前医を受診した。前医にて悪性腫瘍を疑われ精査加療のため20XX年5月当科を紹介受診した。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 断脚を行ったヨツユビハリネズミの骨肉腫の1例

    大橋 銀河, 松井 李穂, 木内 健, 渡邉 謙一, 大橋 英二 日本獣医師会雑誌 74 (9), 563-568, 2021-09-20

    ...と診断した.経過は良好だったが,術後297日に肺転移像が認められ,術後312日に斃死した.病理解剖により骨肉腫の肺転移が確認された.本症例は,術後10カ月の良好な生存期間が得られ,ハリネズミの四肢に発生した骨肉腫には,断脚が有効な治療になり得ると思われた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 4.ロスムンド・トムソン症候群

    金子 英雄 日本老年医学会雑誌 58 (3), 413-416, 2021-07-25

    ...<p>代表的な「早老症候群」の一つであるウエルナー症候群の病因遺伝子<i>WRN</i>はRecQヘリカーゼファミリーに属している.このファミリーには他にロスムンド・トムソン症候群(RTS)の病因遺伝子である<i>RECQL4</i>が存在する.RTSは多形皮膚萎縮症,骨病変,骨肉腫を特徴とする.同じヘリカーゼファミリーの異常であっても表現型は異なる.希少な遺伝性疾患の病態を明らかにすることは,老化...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献9件

  • 骨盤骨原発骨肉腫に対し陽子線治療前に腹腔鏡下スペーサー留置術を行った1例

    藤井 俊輔, 増本 幸二, 五藤 周, 産本 陽平, 青山 統寛, 坂元 直哉, 瓜田 泰久, 新開 統子, 高安 肇 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (4), 730-734, 2021-06-20

    ...<p>骨盤骨原発骨肉腫に対して照射前にスペーサー留置術を行うことで放射線性腸炎を予防できた1症例を経験した.症例は7歳の女児で,右腸骨を原発とする骨肉腫と診断され,化学療法が行われていたが,陽子線治療を併用した治療目的に当院紹介となった.腫瘍は腸管に近接しており,放射線性腸炎を回避するため,腹腔鏡下スペーサー留置術を行う方針となった.スペーサーとしてティッシューエキスパンダーとGore-Tex<sup...

    DOI Web Site 医中誌

  • 放射線性血管障害による重症虚血肢に対し自家静脈バイパスで救肢し得た1例

    髙橋 一輝, 奥田 紘子, 吉田 博希, 内田 恒 日本血管外科学会雑誌 30 (2), 137-140, 2021-04-24

    ...<p>放射線治療の進歩は悪性腫瘍治療において大きな成果を挙げているが,晩期合併症として放射線性血管障害が問題となる.症例は57歳女性.9歳時に骨肉腫の疑いで左大腿遠位部に合計54 Gyの放射線治療を受け,55歳時に左浅大腿動脈から膝窩動脈の急性動脈閉塞を発症した.一時的に血管内治療により救肢されたが早期閉塞を繰り返し,左下肢安静時痛が持続するため当科へ紹介となった.左大腿下部から膝関節までの皮膚および...

    DOI 医中誌

  • 間葉性軟骨肉腫術後11年目の異時性膵転移に対する1切除例

    田中 寛人, 三島 江平, 尾崎 貴洋, 五十嵐 一晴, 本多 正幸, 船水 尚武, 若林 剛 膵臓 36 (1), 112-118, 2021-02-28

    ...を指摘された.精査の結果,軟骨肉腫膵転移の診断となり手術加療の方針とした.手術は亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を行い術後15日目で退院し,6カ月間無再発生存中である....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 周術期患児の当小児歯科における口腔機能管理の実態

    岩本 優子, 光畑 智恵子, 濱本 有紀, 小笠原 朋子, 岡峯 愛海, 浅尾 友里愛, 秋友 達哉, 中岡 美由紀, 香西 克之 小児歯科学雑誌 59 (1), 14-19, 2021-02-25

    ...全身疾患の内訳は,急性リンパ性白血病(44例/17.0%)が最も多く,次いで神経芽腫(19例/7.3%)および慢性肉芽腫症(19例/7.3%),急性骨髄性白血病(18例/7.0%)および骨肉腫(18例/7.0%)であった。1件の管理に対する平均診療回数は13.1回であり,最大は80回(管理期間約1年2か月)と,保険算定できる回数や期間を超えて当科を受診したケースも多かった。...

    DOI 医中誌

  • 気胸の発症で明らかとなった骨肉腫肺転移の1例

    林 龍也, 重松 久之, 坂尾 伸彦, 杉本 龍士郎, 岡崎 幹生, 佐野 由文 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (1), 27-31, 2021-01-15

    ...<p>転移性肺腫瘍による続発性気胸は時に経験されるが,その原発腫瘍としては肉腫,特に骨肉腫による報告が多い.今回,骨肉腫の治療終了後,気胸の発症を契機に骨肉腫の肺転移を診断し,その後全身化学療法を施行して無再発生存を得ている症例を経験したので報告する.症例は14歳の男性で,左脛骨原発の骨肉腫と診断され,腫瘍広範切除術と人工関節置換術が施行された.術後化学療法が行われ,治療終了約6ヵ月後に右自然気胸となった...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 肋骨原発軟骨肉腫の一切除例

    大越 祐介, 坂田 龍平, 竹尾 正彦, 勝山 栄治 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (1), 93-98, 2021-01-15

    ...(腫瘍端から3 cmの切除縁を確保し第5,6,7,8肋骨部分切除,胸骨部分切除,横隔膜部分切除)を行った.病理所見は軟骨基質を伴う異型の腫瘍細胞が浸潤増生しており,肋骨原発の軟骨肉腫と診断された.軟骨肉腫は化学療法と放射線治療の効果が少なく,広範囲切除が重要である.今回,我々は左肋骨原発の軟骨肉腫に対し外科的に切除し得た1例を経験したので報告する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • ICRマウスの毒性試験における対照群の偶発死亡の発生状況

    岡本 武三, 三田 功二, 丸山 剛, 柴北 健佑, 里本 健輔, 嶋本 敬介, 黒岩 有一 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-82-, 2021

    ...推定死因は、ヒアリン糸球体症(雌1例)、糸球体腎炎(雌雄各1例)、表皮剥離(雌1例)、骨肉腫(雄1例)、悪性リンパ腫(雄1例、雌3例)、子宮ポリープ出血(雌1例)、貧血(雌1例)であり、その他の例は、病理検査でも死因と考えられる変化がみられない死因不明の死亡であった(雄1例、雌4例)。...

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  • DNA損傷様式によって異なるトランス脂肪酸の細胞死シグナル促進機構

    山田 侑杜, 井上 綾, 蘆田 諒, 平田 祐介, 野口 拓也, 松沢 厚 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), P-121S-, 2021

    ...</p><p> ヒト骨肉腫U2OS細胞を、代表的なTFAであるエライジン酸(EA)の存在下でシスプラチン処置した際の細胞死促進作用は、p53欠損によって顕著に抑制された。この細胞死促進作用は、JNK阻害剤、p38阻害剤またはNADPHオキシダーゼ阻害剤で抑制された一方、ミトコンドリア由来ROSの消去剤では抑制されなかった。...

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  • 成人診療科からみたAYAがん患者の長期フォローアップ体制

    田中 太晶 日本小児血液・がん学会雑誌 58 (5), 395-398, 2021

    ...であり,成人科としてAYA世代の診療について考え方や経験を述べたい.AYA世代の患者には治療開始前に妊孕性温存についての説明を行うが,治療は2つに分けて対応している.おおむね15歳から19歳の場合はがん治療により,これまで当たり前であった学業が中断されることが多く,学業支援が必須でありまた精神,経済的に自立しておらず本人のみならず保護者への対応も重要となる.18歳未満であれば小児慢性特定疾病の申請,骨肉腫等...

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  • 抗がん剤治療による副作用(小児骨肉腫

    竹下 成人 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), W6-2-, 2021

    ...<p>骨肉腫の発生頻度は人口100万人あたり1~1.5人程度であり希少がんの一つとされている。罹患者は若年層に多く10~20歳代で全体の60%を占める。好発部位は長官骨の骨幹端で大腿骨遠位、脛骨近位、上腕骨近位の順に多い。骨肉腫に対する抗がん剤治療は、腫瘍切除術の前後に実施され、全体の治療期間は10ヵ月~1年となる。...

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  • 米国の獣医学教育病院における放射線の利用

    髙橋 朋子 アイソトープ・放射線研究発表会 1 (0), 21-, 2021

    ...</p><p></p><p>・核医学診断</p><p> ウマの跛行診断における骨シンチグラフィ</p><p> イヌ骨肉腫症例におけるFDG-PET</p><p> イヌ腎臓腫瘍症例における片側腎臓摘出手術前の腎臓シンチグラフィ</p><p>・核医学診断と放射性医薬品による治療</p><p> ネコ甲状腺機能亢進症における甲状腺シンチグラフィと、それに引き続く放射性ヨウ素の投与</p><p>・放射性ストロンチウム...

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  • 遺伝性網膜芽細胞腫に続発した腸間膜原発平滑筋肉腫の1例

    中守 咲子, 中野 大輔, 船津 のぞみ, 木谷 優介, 夏目 壮一郎, 小野 智之, 大隈 知威, 元井 亨 日本臨床外科学会雑誌 82 (8), 1543-1549, 2021

    ...し,CTとMRIで11cm大の右下腹部腫瘤を認めた.腸間膜原発の肉腫を疑い手術を施行したが,術中所見にて近位上行結腸間膜内の腫瘤であったため,開腹回盲部切除術を行った.切除検体の病理組織学的診断は平滑筋肉腫の診断であったが,免疫染色にて腫瘍細胞に特異的なRBタンパクの発現消失を認めた.遺伝性網膜芽細胞腫は<i>RB1</i>遺伝子の生殖細胞系列の病的バリアントを原因とする常染色体優性遺伝性疾患で,骨肉腫...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 小児悪性固形腫瘍肺転移の克服を目指したpatient-derived xenograft (PDX) モデルの構築

    北河 徳彦, 宮城 洋平, 大津 敬, 後藤 裕明, 田中 祐吉 日本小児血液・がん学会雑誌 58 (5), 363-368, 2021

    ...(6/6),肝芽腫(1/2),ユーイング肉腫(1/1),悪性筋上皮腫(1/1),悪性ラブドイド腫瘍(1/1),肝細胞癌(1/2),卵黄嚢癌(1/1)であった.PDXの生着率は一般に高くないが,肺転移巣を用いたことが我々の高い樹立成功率に寄与している可能性がある.このうち骨肉腫とユーイング肉腫について,皮下PDXをプロテアーゼカクテルで分散しマウス尾静脈に注射することで,肺転移モデルの作製に成功した....

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  • 当科で経験した喉頭軟骨肉腫の1例

    明石 愛美, 深澤 雅彦, 望月 文博, 三上 公志, 宮本 康裕, 肥塚 泉 耳鼻咽喉科展望 63 (6), 280-286, 2020-12-15

    ...喉頭軟骨肉腫の治療は外科的治療であり, 化学療法や放射線治療は確立されていない。 喉頭軟骨肉腫は治療の選択に際して根治性のみでなく, 機能温存についても考慮する必要がある。 経過, 治療, 予後が悪性度により多岐にわたる軟骨肉腫であるが, 術前診断も難しいことから術式の決定に苦慮することがある。...

    DOI 医中誌

  • 術中cone beam CTを用いて肺内小結節を同定し得た胸腔鏡下肺部分切除術の1例

    前川 昌平, 須田 健一, 福田 祥大, 古形 修平, 佐々木 隆士 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 56 (6), 982-987, 2020-10-20

    ...<p>症例は11歳女児.左大腿骨骨肉腫にて患肢温存根治手術と化学治療が行われたが,治療前CTで指摘された右肺S8の3 mm大の小結節影が消失せず,診断的治療目的で手術適応となった.手術はハイブリッド手術室を利用した.胸腔鏡手術の体位でcone beam CT(CBCT)を行い,病変まで最短距離で到達できる部位を同定した.同部から23G針を胸壁内まで刺入して再度CBCTを行い,病変が針先の延長線上に位置...

    DOI Web Site 医中誌

  • 下顎骨に発生した低悪性度中心性骨肉腫の1例

    齋藤 太郎, 飯田 明彦, 小林 孝憲, 成松 花弥, 堀野 一人 日本口腔外科学会雑誌 66 (6), 282-287, 2020-06-20

    <p>Low-grade central osteosarcoma, a rare subtype of osteosarcoma, is less aggressive than conventional osteosarcoma. We report ac case of low-grade central osteosarcoma of the mandible. A …

    DOI Web Site Web Site 参考文献18件

  • 病巣掻爬後に悪性骨腫瘍と診断された5例についての検討

    石田 彩乃, 藤原 稔史, 薛 宇孝, 遠藤 誠, 松本 嘉寛, 松延 知哉, 石原 新, 小田 義直, 中島 康晴 整形外科と災害外科 69 (1), 68-70, 2020-03-25

    ...【結果】発生部位は脛骨2例・上腕骨2例・大腿骨1例と全て長管骨で,全例掻爬前に切開生検を行っており,術前(術後)診断は骨髄炎2例(Ewing肉腫・小円型細胞肉腫),良性骨腫瘍1例(平滑筋肉腫),骨芽細胞腫1例・骨巨細胞腫1例(骨肉腫)であった.4例に追加化学療法,4例に追加広範切除を行った.当科初診日から1例は0.3年でDOD,4例は平均2.7年経過し,CDFであった....

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  • 後頚部に発生した骨外性粘液型軟骨肉腫の1例

    中島 帆奈美, 松田 光太郎, 平岡 弘二, 濱田 哲矢, 中田 路子, 大島 孝一, 山田 裕一, 小田 義直, 志波 直人 整形外科と災害外科 69 (1), 26-29, 2020-03-25

    ...<p>骨外性粘液型軟骨肉腫(Extraskeletal myxoid chondrosarcoma; EMC)は稀な疾患である.今回,後頚部に発生したEMCの1例を経験したので報告する.症例は64歳,女性.後頚部の4×3cmの腫瘤を主訴に当科を受診.発赤,局所熱感,疼痛は認めなかった.腫瘍はMRI T1強調画像で低信号,T2強調画像で高信号を示し,ガドリニウムにて造影された.切開生検を行い神経内分泌癌...

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  • トランス脂肪酸によるDNA損傷誘導性細胞死の促進作用機構の解明

    井上 綾, 平田 祐介, 野口 拓也, 松沢 厚 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), P-17S-, 2020

    ...その結果、ヒト骨肉腫細胞株U2OSなどの複数の細胞株で、エライジン酸を前処置した後にDNA損傷誘導剤doxorubicinを処置したところ、Caspase-3の活性化亢進に伴って細胞生存率が顕著に低下したことから、エライジン酸はDNA損傷時にアポトーシスを促進することが示唆された。...

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  • 甲状軟骨に発生した軟骨肉腫の1症例

    浅井 俊一, 花澤 豊行, 櫻井 利興, 佐々原 剛, 佐々木 慶太, 岡本 美孝 頭頸部癌 46 (4), 390-396, 2020

    ...喉頭軟骨肉腫は喉頭原発悪性腫瘍の1%以下の頻度で生じる非常に稀な疾患である。今回我々は甲状軟骨原発の軟骨肉腫症例を経験したので文献的考察も加えて報告する。症例は52歳女性,5年前より経過観察されていた前頸部腫瘍が急速に増大傾向を示し,当科に紹介受診した。針生検の結果,軟骨性悪性腫瘍の疑いのもとに甲状軟骨腫瘍切除術,チタンプレートによる喉頭再建術を施行して軟骨肉腫の診断を得た。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • 喉頭軟骨肉腫の1例

    佐分利 純代, 杉山 庸一郎, 宗川 亮人, 小澤 聡美, 村上 賢太郎, 橋本 慶子, 椋代 茂之, 平野 滋 頭頸部外科 30 (3), 373-377, 2020

    ...病理組織検査では軟骨肉腫GradeⅠの診断であった。現在外来にて経過観察中であり,術後2年経過時点で明らかな再発を認めていない。 <br>喉頭軟骨肉腫では腫瘍の伸展範囲,増大傾向を考慮し,可能であれば喉頭温存術式を選択すべきである。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • トランス脂肪酸による細胞老化の促進作用機構および関連疾患発症機序の解明

    平田 祐介, 井上 綾, 蘆田 諒, 野口 拓也, 松沢 厚 日本毒性学会学術年会 47.1 (0), O-3-, 2020

    ...</p><p>ヒト骨肉腫U2OS細胞にDNA損傷誘導剤(シスプラチン)を処置して細胞老化を誘導したところ、エライジン酸(食品中含有量が最も多いトランス脂肪酸)の前処置条件下では、老化マーカーSA-β-Galの陽性細胞数が著しく増加した。...

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  • 乳癌を契機に診断されたLi-Fraumeni症候群の1例

    柴田 侑華子, 山田 顕光, 菅江 貞亨, 浜之上 はるか, 山本 晋也, 梅田 茂明, 遠藤 格 日本臨床外科学会雑誌 81 (3), 405-411, 2020

    ...</p><p>症例は27歳の女性.18歳時に右脛骨傍骨性骨肉腫,27歳時に左上顎軟骨肉腫に罹患.術後3カ月フォローCTで右乳房外側に造影結節を認め,針生検で非浸潤性乳管癌(DCIS)と診断した.Chompret基準を満たすため,LFSを疑い遺伝学的検査を提案したが希望はなく,術前に確定診断には至らなかったもののLFSに準じて治療方針を決定した.右乳輪乳頭温存乳房切除術とセンチネルリンパ節生検,組織拡張器挿入術...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 見逃してはいけない小児悪性骨腫瘍─右大腿骨遠位骨肉腫の1例─

    山下 英樹, 山家 健作, 永島 英樹 日本臨床整形外科学会雑誌 45 (1), 91-92, 2020

    ...<p>若年成人に発生した右大腿骨遠位骨肉腫の1例を経験した.2週間前から右膝前面痛が出現し,右ジャンパー膝の診断で安静を指示した.初診4週後,症状改善せず,右膝単純X線再撮影と単純右膝MRIを撮像した.右大腿骨遠位骨肉腫と診断し,大学病院に紹介し,集学的治療が開始された.若年成人で膝関節痛の増悪症例に対しては,早期に単純X線再撮影や他のmodalityを用いた精密検査を行う必要があると考えられた....

    DOI

  • ノックアウトマウスを用いた骨粗鬆症関連遺伝子MPP7の生体内機能の解析

    木島, 靖文 新潟医学会雑誌 133 (7-8), 283-291, 2019-08

    ...体重を除いては,Mpp7-KOマウスに特異的な異常は同定できなかった.ヒト細胞株を用いて,MPP7の蛋白の発現を調べたところ,MPP7は複数の骨肉腫由来の細胞株に発現していることが示された.以上の結果は,MPP7が生体内において体重の制御に関与すること,および樹立したMPP7欠損マウスがMPP7による骨密度の制御機構を解析する上で,有用なモデル動物になることを示した....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • 下顎骨背側の口腔腫瘍にダイヤモンドバーと超音波スケーラーを用いて下顎骨辺縁切除した犬猫の5例

    渡邊 一弘, 岩崎 遼太, 後藤 匠, 齊藤 和之, 森 崇 動物臨床医学 28 (2), 63-, 2019-06-25

    ...<p>犬4頭(棘細胞性エナメル上皮腫2頭,悪性メラノーマ,骨肉腫)と猫1頭(線維肉腫)の下顎骨背側に認められた口腔腫瘍に対して下顎骨辺縁切除を行った。腫瘍は,マイクロエンジンに装着したダイヤモンドバーで腫瘍の形状に沿って曲線的にマージンを確保しながら,下顎骨腹側縁を残し,腫瘍含有骨片として摘出した。切除した断面に残った歯根はW型サージェリーチップを装着した超音波スケーラーで除去した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 喫煙歴のない高齢女性に発症した肺癌肉腫の1例

    近藤 晴香, 橘 さやか, 関 祥子, 中村 純也, 佐伯 和彦, 井上 考司 肺癌 59 (2), 168-172, 2019-04-20

    ...当院外来を受診した.胸部X線写真で左肺野の異常陰影を指摘され,胸部造影CTを施行したところ左主気管支を閉塞する腫瘤を認め,左上葉は無気肺を来していた.気管支鏡検査を施行したところ,左主気管支を閉塞するポリープ状に発育した腫瘤性病変を認めた.経気管支生検を行うも確定診断に至らなかった.肺癌を疑い,診断的治療目的で手術を施行した.術後病理組織学的所見により,癌真珠の形成を伴う扁平上皮癌成分と類骨形成を認める骨肉腫成分...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 当科で診療を行った骨原発性悪性骨腫瘍患者数の検討

    富田 雅人, 宮田 倫明, 野村 賢太郎, 熊谷 謙治, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 68 (1), 170-172, 2019-03-25

    ...[結果と考察]1998-2017年の間に当科に於いて診断治療を受けた原発生悪性骨腫瘍の患者数は99例で平均年齢は50.0歳であった.診断毎の症例数を前期群と後期群に別けて比較すると(前期:後期),骨肉腫は27:18例,傍骨性骨肉腫 3:1例,軟骨肉腫 12:15例,Ewing肉腫 3:4例,骨MFH/UPS 2:0例,骨平滑筋肉腫 5:1例,放射線照射後肉腫 0:3例,脊索腫 3:2例であった.骨原発悪性腫瘍...

    DOI Web Site 医中誌

  • 海綿静脈洞部の手術

    後藤 剛夫, 大畑 建治 Japanese Journal of Neurosurgery 28 (7), 398-406, 2019

    ...海綿静脈洞部髄膜腫, 軟骨肉腫の2つの疾患について解剖学的特徴を踏まえた腫瘍切除について解説した. 髄膜腫については後方から腫瘍に到達する最小合併経錐体到達法が有用であった. また内側海綿静脈洞部髄膜腫, 海綿静脈洞部軟骨肉腫は経鼻内視鏡手術での摘出が有用であった. 手術適応をよく検討すれば, 動眼, 滑車, 外転神経機能を温存して腫瘍減圧ができることを説明した.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 術前細胞診で典型像を欠き診断に苦慮した脊索腫の1例

    酒田 美香, 大橋 隆治, 北川 泰之, 許田 典男, 渡曾 泰彦, 内藤 善哉 日本臨床細胞学会雑誌 58 (1), 29-34, 2019

    ...穿刺吸引細胞診では, 多量の粘液物質内に多形性や核異型を有する紡錘形細胞の増生を認めたが, 特徴的な担空胞細胞は同定できず, 軟骨肉腫を第一に考えた. その後, 生検, 手術検体で, 好酸性の胞体をもつ上皮様異型細胞の増生を認め, 脊索腫と確定診断された. </p><p><b>結論</b> : 脊索腫の細胞診では, 担空胞細胞が同定できない場合, 診断が困難となる....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 心臓骨肉腫の1例

    太田 知花, 林 健太郎, 秋山 敏一, 平井 和代, 山田 浩之, 落合 望美, 阿久澤 総, 石神 直之, 鈴木 一周, 五十嵐 達也, 鹿子 裕介, 石川 励 超音波検査技術抄録集 44 (0), S147-S147, 2019

    DOI 医中誌

  • 上腕骨遠位間葉性軟骨肉腫に対し腕尺関節と内側側副靱帯を温存して生物学的な再建を行った1例

    山之内 健人, 浅野 尚文, 菊田 一貴, 中村 雅也, 松本 守雄, 中山 ロバート 東日本整形災害外科学会雑誌 31 (1), 133-137, 2019

    ...<p>若年成人の上腕骨遠位に発生した,きわめてまれな間葉性軟骨肉腫に対し,腕尺関節と内側側副靱帯を温存して切除後,自家凍結処理骨による生物学的再建を行った.術後,スクリュー折損および自家処理骨の吸収による遠位骨接合部の偽関節を生じたが,腸骨移植のうえ,ダブルプレートを用いた偽関節手術を行った.初回術後1年2ヵ月現在,腫瘍の再発は認めず,骨癒合も得られ,良好な肘関節機能を得て復職している.</p>...

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  • 当科における肋骨に発生した軟骨肉腫の治療経験

    山口 圭太, 富田 雅人, 宮田 倫明, 野村 賢太郎, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 67 (3), 620-623, 2018-09-25

    ...<p>【はじめに】軟骨肉腫の治療は外科的切除術が原則であり,化学療法や放射線療法の効果は期待できない.肋骨に発生した軟骨肉腫は広範囲切除を行う際,胸壁再建が必要となる.今回我々は,肋骨に発生した軟骨肉腫の3症例を経験したので文献的考察を加えて報告する....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献4件

  • 化学療法が著効したGiant cell-rich osteosarcomaの1例

    喜屋武 諒子, 當銘 保則, 前原 博樹, 金谷 文則 整形外科と災害外科 67 (4), 667-670, 2018-09-25

    ...<p>Giant cell-rich osteosarcoma(GCRO)は通常型骨肉腫の1~3%に発生する稀な疾患である.化学療法が著効した1例を経験したので報告する.症例は65歳,男性.1年前左膝関節痛を主訴に前医を受診した.単純X線像で左大腿骨外側顆の骨透亮像を指摘され,MRIで骨腫瘍疑いと診断された.その後通院の中断があり,6ヵ月後に疼痛が増悪したため前医を再受診し,単純X線像で病巣拡大を指摘...

    DOI Web Site 医中誌

  • 肺癌肉腫の1切除例

    正村 裕紀, 数井 啓蔵, 敦賀 陽介, 藤居 勇貴, 坂本 聡大 日本呼吸器外科学会雑誌 32 (4), 512-516, 2018-05-15

    ...</p><p>症例は68歳,男性.咳嗽,喀痰を主訴に当院を受診.胸部レントゲンで左中肺野に結節影を認め精査を行った.胸部CTでは左S3に胸膜浸潤を伴う30 mmの結節影を認め,FDG-PETにて同部位にSUV max10.2の集積を認めた.気管支鏡下生検で扁平上皮癌疑いの結果であったため左上葉肺癌の術前診断で胸腔鏡下左肺上葉切除および縦隔リンパ節郭清を施行した.病理所見は腺癌,扁平上皮癌と軟骨肉腫よりなる...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 喉頭温存手術を施行した若年の喉頭軟骨肉腫

    奥田 弘, 大西 将美, 髙木 千晶, 髙橋 洋城, 髙田 菜月 耳鼻咽喉科臨床 111 (3), 185-190, 2018

    <p>Chondrosarcoma of the larynx is extremely rare in young people. Total laryngectomy to treat this tumor in young patients would have a markedly deleterious effect on the long-term quality of life …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 頭頸部原発骨肉腫の6例

    嵯峨井 俊, 小川 武則, 臼渕 肇, 小嶋 郁穂, 村田 隆紀, 阪本 真弥, 高橋 昌宏, 西條 憲, 加藤 健吾, 中目 亜矢子, 大越 明, 東 賢二郎, 石井 亮, 香取 幸夫 頭頸部外科 27 (3), 379-385, 2018

    ...頭頸部原発骨肉腫6例を報告する。年齢は15歳から84歳(中央値63.5歳),男女比5対1,下顎骨原発4例,上顎骨1例,喉頭1例であった。TNM stageは,ⅡA 5例,Ⅲ 1例であった。組織学的には,骨芽細胞型5例,軟骨芽細胞型1例であった。治療は,全例に手術治療を行ったが,補助療法として化学療法が5例,放射線治療が1例に施行された。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 小児固形腫瘍生存者の内分泌障害に影響する因子についての検討

    田中 邦昭, 梅田 雄嗣, 岩永 甲午郎, 上月 景弘, 窪田 博仁, 濱端 隆行, 大封 智雄, 納富 誠司郎, 才田 聡, 加藤 格, 平松 英文, 河井 昌彦, 足立 壯一 日本小児血液・がん学会雑誌 55 (2), 163-170, 2018

    ...ifosfamide(60 g/m<sup>2</sup>以上),診断時年齢(10歳以上)が独立したリスク因子として挙がった.甲状腺機能障害は評価可能な95例中18例(18.9%)に認め,頭頚部照射が独立したリスク因子として挙がった.成長障害・成長ホルモン分泌不全は評価可能な83例中16例(19.3%)に認めたが,独立したリスク因子は認めなかった.副腎機能障害は全例で認めなかった.疾患群別の検討では骨肉腫...

    DOI 医中誌

  • 手指中節骨単発性内軟骨腫術後34年で軟骨肉腫として再発した1例

    佐藤 統, 萩原 洋子, 加藤 義治 東日本整形災害外科学会雑誌 30 (2), 230-233, 2018

    ...<p>内軟骨腫は,WHO分類で軟骨腫のなかに分類される良性骨腫瘍である.通常は,腫瘍掻爬で治癒する.今回われわれは,手指に発生した内軟骨腫が3回再発を繰り返し,最終的に初回手術34年後に軟骨肉腫に悪性転化した症例を経験したので報告する.</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 無症候性の膝窩静脈内腫瘍塞栓を認めた左脛骨原発骨肉腫の一例

    池上 由希子, 梅田 雄嗣, 岩井 篤, 田坂 佳資, 神鳥 達哉, 緒方 瑛人, 三上 貴司, 加藤 格, 平松 英文, 岡本 健, 青山 晃博, 足立 壯一 日本小児血液・がん学会雑誌 55 (3), 329-332, 2018

    ...内服開始から6か月後に左肺に3回目再発を来した.現在治療継続中であるが以降は再発なく1年6か月生存中である.骨肉腫における腫瘍塞栓の頻度は比較的高いため,FDG PET-CTによる全身検索を積極的に盛り込んでいく必要があると考えられた....

    DOI 医中誌

  • 骨軟部悪性腫瘍肺転移切除例の臨床病理学的検討

    山道 尭, 堀尾 裕俊, 浅川 文香, 奥井 将之, 原田 匡彦 肺癌 58 (1), 14-18, 2018

    ...</b>症例の内訳は,男性17例,女性11例,年齢は13~82歳.原発巣の内訳は骨肉腫11例,悪性線維性組織球腫12例,滑膜肉腫3例,脂肪肉腫2例であった.術式は楔状切除を基本とし,1手術あたりの切除病巣数は1~7個,肺転移の大きさ0.1~8.0 cmであった.手術関連死亡,術後合併症は認めなかった.骨軟部肉腫全体の術後成績は5年生存率47.9%であり,予後因子解析では年齢(60歳以下,p=0.026...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 内視鏡下に切除しえた鼻中隔軟骨肉腫

    小澤 聡美, 安田 誠, 鯉田 篤英, 大西 俊範, 乾 隆昭, 平野 滋 日本鼻科学会会誌 57 (1), 1-6, 2018

    ...<p>軟骨肉腫のうち頭頸部領域に発生するものは全体の1~12%であり,鼻中隔に発生するものは稀である。軟骨肉腫は放射線療法や化学療法の感受性が一般に低いとされ,外科的切除が基本となる。我々は鼻中隔に発生した軟骨肉腫の1例を経験した。症例は56歳男性,主訴は左鼻閉であった。CTで鼻中隔後方に最大径36.5mmの内部斑状の石灰化を伴う腫瘤を認めた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 骨肉腫に対する化学療法

    田仲 和宏 日本小児血液・がん学会雑誌 55 (2), 159-162, 2018

    ...<p>骨肉腫は,原発性悪性骨腫瘍の中で最も頻度の高い腫瘍である.かつてほとんど救命できない予後不良の疾患であった骨肉腫の治療成績は,多剤併用化学療法の導入により劇的に改善した.現在では世界的にも術前化学療法が標準となっており,Methotrexate,Adriamycin,Cisplatin 3剤によるMAP療法が標準レジメンである.術前から化学療法を行うことにより,切除標本を用いた組織学的腫瘍壊死率...

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  • 骨肉腫に対する手術治療

    石井 猛 日本小児血液・がん学会雑誌 55 (5), 398-405, 2018

    ...<p>1972年から2015年までに当院で治療を行った30歳以下の四肢通常型の骨肉腫患者は202例であった.72年から81年まで(56例)は放射線治療を併用し,患肢温存術を試行し,新しい放射線治療として速中性子線も導入された.患肢温存術は12例に試行されたが,多くの症例で感染,脚長差などの合併症が提示された.82年から86年まで(33例)は,速中性子線の線量を軽減し積極的に患肢温存術が行われた.患肢温存率...

    DOI

  • 若年者骨肉腫肺転移の外科的切除:その意義,手技,成績

    北河 徳彦 日本小児血液・がん学会雑誌 55 (3), 249-253, 2018

    ...<p>肺転移は骨肉腫の重要な予後因子である.転移巣の切除が有効な症例もあるが,制御できない症例も経験する.どのような症例に転移巣切除を行うべきかは文献的にも論争が終結していない.我々の適応,手技,成績について概説する....

    DOI 医中誌

  • 心底部に発生した犬の骨外性骨肉腫の1例

    鋤柄 緑, 宇治 正憲, 小林 正行, 木村 勇介, 町田 登 動物の循環器 51 (2), 75-81, 2018

    ...腫瘤の組織学的検索では,多形性の両染性~弱好酸性胞体を有する骨芽細胞様細胞がシート状に増殖し,破骨細胞様細胞の出現と多量の類骨基質の形成を伴っていたことから,骨肉腫と診断された。</p>...

    DOI 日本農学文献記事索引

  • 骨肉腫成分を含む膀胱肉腫様型尿路上皮癌の1例

    田沼 光三郎, 河合 弘二, 土屋 春樹, 松本 吉隆, 神鳥 周也, 小島 崇宏, 木村 友和, 常樂 晃, 宮崎 淳, 西山 博之, 坂田 晃子 泌尿器科紀要 63 (11), 487-492, 2017-11-30

    A 68-year-old Japanese man was referred to Tsukuba University Hospital for bladder cancer treatment. He had undergone a transurethral resection of a bladder tumor (TURBT) at a local hospital, but …

    DOI HANDLE Web Site ほか2件

  • 心臓内に発生した軟骨肉腫により右心不全を認めた犬の一例

    侭田 和也, 水野 壮司, 賀川 由美子, 上地 正実 動物循環器病学会学術誌 1 (1), 15-19, 2017-06-30

    ...病理組織診断は軟骨肉腫であった。心臓内腫瘤を原因とする右心不全の治療は、腫瘤の外科的切除術が効果的であるが、本症例では腫瘤の切除だけでなく、腱索再建術やパッチ閉鎖術が必要となった可能性が考えられた。</p>...

    DOI 医中誌

  • 培養骨肉腫細胞に対する非平衡大気圧プラズマ(NEAPP)照射の増殖抑制効果

    金森 昌彦, 関 隼人, 今井 梨恵, 三橋 陽平, 近藤 隆 Toyama medical journal 27 (1), 29-31, 2017-03

    ...我々は,培養ヒト由来骨肉腫MG-63細胞株を用い,NEAPP照射による効果を検討した。その結果,CCK-8アッセイによる細胞増殖実験では,NEAPPの直接照射において対照群と比較して増殖抑制が認められた(p<0.05)。NEAPP照射時間に依存して,照射後48時間までは生存細胞数が減少した。一方,培養液のみに間接照射した群での細胞増殖抑制は見られなかった。...

    DOI DOI 医中誌

  • 側頭部の線維性骨異形成症から生じた骨肉腫

    清川 佑介, 有泉 陽介, 野村 文敬, 田崎 彰久, 岡田 隆平, 角田 篤信, 岸本 誠司, 朝蔭 孝宏 耳鼻咽喉科臨床 110 (11), 765-771, 2017

    <p>Patients with fibrous dysplasia in the craniofacial region are usually followed up, in case there are no problems or pain. In very rare cases, fibrous dysplasia undergoes malignant …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 組織型から考える

    道 泰之, 原田 浩之 日本口腔腫瘍学会誌 29 (4), 206-211, 2017

    ...2006年から2015年までに加療した扁平上皮癌以外の悪性腫瘍は唾液腺癌81例,骨肉腫4例,軟部肉腫4例,粘膜原発悪性黒色腫4例の計93例であった。同期間に加療した悪性腫瘍患者は1,753例であり,5.3%(悪性リンパ腫68例を除く)を占めた。唾液腺癌については組織学的悪性度を考慮した安全域の設定が重要で,切除断端陽性であった16例の疾患特異的10年累積生存率は69.1%と低下していた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • NECO95Jプロトコールに準じた治療を行い良好な経過が得られた高悪性度上顎骨肉腫の1例

    長汐 沙千穂, 鎌田 孝広, 栗田 浩, 能崎 晋一 日本口腔腫瘍学会誌 29 (2), 37-44, 2017

    ...顎骨に生じる骨肉腫はいまだに治療法が定まっていない。骨肉腫の新補助化学療法治療プロトコール(NECO95J)は日本で開発され,評価された治療プロトコールでその有効性はすでに報告されている。今回われわれは,NECO95Jプロトコールに準じて治療を行った組織学的に高悪性の上顎骨肉腫の1例について報告する。<br>52歳の男性が左側硬口蓋の腫れと痛みの治療を求めてわれわれの病院を訪れた。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献27件

  • 肺過誤腫と共存した肺癌肉腫の1例

    中野 隆之, 大岩 加奈, 中川 知己, 河野 光智, 増田 良太, 岩崎 正之 日本臨床外科学会雑誌 78 (8), 1769-1773, 2017

    ...右上葉肺結節の増大と右下葉に新たな肺腫瘤の出現を認めた.喫煙者であったため禁煙後に気管支鏡を施行し,右下葉肺腫瘤が扁平上皮癌と診断された.この間,2カ月の経過で右上葉肺結節に著変はなかったが,右下葉肺腫瘤はさらに増大していた.右上葉肺過誤腫疑い+右下葉扁平上皮癌cT2bN0M0の術前診断で右上葉部分切除+右下葉切除+ND2a-1を施行した.病理組織学的に右上葉病変は肺過誤腫,右下葉病変は扁平上皮癌と軟骨肉腫...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 左第4肋骨原発軟骨肉腫の1例

    山仲 一輝, 白石 龍二, 谷 和行, 菅野 健児, 益田 宗孝 日本臨床外科学会雑誌 78 (3), 476-481, 2017

    ...腫瘍を含む広範切除術を施行した.最終的な病理組織学的診断はGrade Iの軟骨肉腫であった.術後は無再発で外来経過観察としていたが,手術より2年8カ月経過後に他病死(脳出血)された.軟骨肉腫の治療は化学療法や放射線療法に抵抗性で,外科的切除が適応となるが,術前に確定診断を得ることは難しく,その手術に際しては悪性の可能性を常に念頭に置き,十分な切除縁を確保した広範切除を行うことが重要である....

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 小腸転移による腸重積症をきたした若年性骨肉腫の1例

    鈴木 紳祐, 藤本 佳也, 秋吉 高志, 長山 聡, 福長 洋介, 上野 雅資 日本大腸肛門病学会雑誌 70 (7), 452-456, 2017

    ...<BR>嘔吐を主訴に来院し,CT検査で骨肉腫の小腸転移による腸重積症と診断した.保存的加療では改善せず,腹腔鏡下小腸部分切除術を施行した.術後は食事摂取可能となったが,術後16日目に脳転移巣からの出血をきたし永眠した.骨肉腫の小腸転移に伴う腸重積症は稀で,若干の文献的考察を交え報告する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 当科におけるパスツール法の治療成績

    野村 賢太郎, 富田 雅人, 宮田 倫明, 熊谷 謙治, 尾﨑 誠 整形外科と災害外科 66 (4), 873-876, 2017

    ...【結果】骨癒合は全例で得られた.1例で術後感染にて固定材料の抜去,デブリードマンを行ったが,その他に局所の合併症はみられなかった.多臓器転移のため傍骨性骨肉腫の1例でDODとなったが,全例で局所再発は認めなかった....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 腸骨に発生したDedifferentiated Peripheral Chondrosarcomaの1例

    原 光司, 平岡 弘二, 濱田 哲矢, 松田 光太郎, 長田 周二, 志波 直人 整形外科と災害外科 66 (1), 170-174, 2017

    ...連続する軟部腫瘤を認めた.また内部に嚢胞性変化が認められた.切開生検施行するも悪性腫瘍を確認できなかったため,骨軟骨腫周囲の滑液胞炎も考慮し,辺縁切除術を施行した.しかし術後の病理組織では骨軟骨腫に続発した脱分化型末梢性軟骨肉腫と診断された.本疾患は骨軟骨腫から発生した二次性軟骨肉腫の約5.5%の発生と報告され非常にまれではあるが,骨軟骨腫に連続する軟部腫瘍では鑑別として考慮する必要がある....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 声門下狭窄をきたした喉頭軟骨肉腫の1例

    永藤 裕, 増田 正次, 茂呂 順久, 佐藤 大, 甲能 直幸, 齋藤 康一郎 日本気管食道科学会会報 68 (4), 301-306, 2017

    ...<p>喉頭軟骨肉腫は喉頭悪性腫瘍の1%以下と稀であり,渉猟した限り本邦では40例の報告があるに過ぎない。今回われわれは喉頭軟骨肉腫の1例を経験したので報告する。症例は50歳の男性,1年前からの嗄声,喘鳴を認め近医内科で喘息として治療を受けていた。その後呼吸苦が出現し近医耳鼻科を受診し,声門下腫瘍疑いで当科を紹介受診した。組織学的検査の結果,喉頭軟骨肉腫と診断された。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 頭頸部原発 骨・軟部肉腫(サルコーマ)

    仲野 兼司 頭頸部癌 43 (4), 463-466, 2017

    頭頸部に原発する骨・軟部肉腫の頻度は,頭頸部腫瘍全体の1%程度を占めるとされており,また肉腫の側からは全体の15%程度が頭頸部原発といわれているが,本邦での正確な疫学情報は得られていない。骨・軟部肉腫は稀な疾患でありながら,その病理組織像は多彩であり,組織型により経過,予後,治療戦略も大きく異なり,治療にあたっては多職種によるチーム編成を組んで臨むことが求められる。本稿では,とりわけ非手術治療の…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献29件

  • 頭蓋底・頭頸部肉腫に対する粒子線(陽子線・炭素線)治療

    出水 祐介 頭頸部癌 43 (3), 372-376, 2017

    ...頭蓋底脊索腫・軟骨肉腫に対する粒子線治療のエビデンスは豊富な一方,頭頸部肉腫に対する粒子線治療のエビデンスは乏しい。2016年5月以降,陽子線・炭素線それぞれで全国的に統一された線量分割(統一治療方針)が用いられているが,これは全例登録と併せてエビデンスを出していくためである。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 喉頭温存手術が可能であった輪状軟骨原発軟骨肉腫の1例

    山村 晃司, 小村 豪, 齊藤 祐毅, 吉田 昌史, 安藤 瑞生, 二藤 隆春, 朝蔭 孝宏, 山岨 達也 頭頸部外科 26 (3), 383-387, 2017

    ...喉頭原発の全悪性腫瘍の中で軟骨肉腫は比較的稀であるが,扁平上皮癌,腺癌についで多く,過去にも症例報告が散見される。その治療法は外科的切除であり,有効な化学療法や放射線療法は確立されていない。今回われわれは輪状軟骨原発軟骨肉腫に対し喉頭を温存して切除し得た1例を経験したため報告する。症例は77歳男性,CTで輪状軟骨左側に28mm大の腫瘤性病変が指摘され当科受診した。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献13件

  • 多発性に肺結節を伴いゾレドロネート併用化学療法を施行した骨肉腫

    黒木 純, 盛武 浩, 山田 愛, 木下 真理子, 澤 大介, 上村 幸代, 中村 嘉宏, 帖佐 悦男, 中田 博, 盛口 淸香, 浅田 祐士郎, 布井 博幸 日本小児血液・がん学会雑誌 54 (1), 54-57, 2017

    ...<p>骨肉腫は小児骨悪性腫瘍で最も多い疾患である.限局例の治療成績は向上したが,転移例に確立された治療法はなく極めて予後不良である.近年,海外においてビスフォスフォネート製剤併用の臨床研究が行われ注目されている.我々は診断時多発性肺結節を認めゾレドロネート併用化学療法を施行した症例を経験した.症例は左大腿骨原発骨肉腫の14歳男児.切断患肢の病理で腫瘍細胞は完全壊死を示し術前化学療法への感受性は極めて...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 思春期・若年成人がん患者の妊孕性温存の取り組み

    服部 浩佳, 前田 尚子, 秋田 直洋, 関水 匡大, 市川 瑞穂, 市川 大輔, 古井 辰郎, 堀部 敬三 日本小児血液・がん学会雑誌 54 (3), 229-235, 2017

    ...予定する患者には診断確定後,本人に病名・病態説明を行った後に,妊孕性温存について情報提供を行い,希望に従い連携先である生殖医療実施施設に紹介している.今回,2006年2月から2015年11月に当科初診の思春期以降で不妊リスクの高い治療を予定する患者のうち,生殖医療実施施設を受診した17例(男:女=15:2;15–24歳)を対象とし後方視的検討を行った.疾患別では,急性白血病6例,リンパ腫4例,骨・軟骨肉腫...

    DOI 医中誌

  • 大腿切断後,義足非装着にて50年経過した後期高齢者に対する義足処方と理学療法介入の意義

    岩下 航大, 梅澤 慎吾, 里宇 文生, 永橋 侑, 臼井 二美男 理学療法学Supplement 2016 (0), 0871-, 2017

    ...しかし,本症例は50年前(20代)に骨肉腫を原疾患とし大腿切断に至り仮義足(治療用義足)を処方するも義足適合困難からその後50年間,義足未装着(両松葉杖)にて日常生活を過ごしてきた症例であった。後期高齢者となった大腿切断者に対しての義足処方(更生用義足),義足構成要素の選択,義肢装具士との連携,理学療法士が行う介入意義について経過とともに考察する。...

    DOI

  • 乳腺原発骨肉腫の1例

    井上 健太郎, 安田 武生, 栄 由香里, 栄 政之, 濱田 徹, 塚崎 高志, 古本 勝 日本臨床外科学会雑誌 78 (9), 1978-1982, 2017

    ...<BR>乳腺原発骨肉腫は乳腺悪性腫瘍の1%以下とされるまれな疾患であり,確立した治療法がなく通常の乳癌と比較し予後不良とされている.今回われわれは,乳腺原発骨肉腫の1切除例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 集学的治療が奏効した乳房悪性葉状腫瘍異時性リンパ節転移の1例

    田中 寛, 後藤 康友, 南 貴之, 長尾 拓哉, 毛利 康一, 宮田 完志 日本臨床外科学会雑誌 78 (6), 1225-1229, 2017

    ...の腫瘍が自壊し出血しており,針生検で葉状腫瘍と診断した.その後1カ月で30cmまで急速に増大,低栄養と貧血にて入院.中心静脈栄養と輸血を行った後,初診より2カ月で単純乳房全摘術を施行,腫瘍重量は3,400gだった.術後は創感染以外は良好であり,術後31日に退院.切除標本では,線維性間質と上皮の増生からなる葉状部分,間質の充実性増生からなる部分があり,間質の充実性増生部分で高度な異型細胞が認められ,骨肉腫...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献4件

  • 移植後2年半で摘出した高齢者の大腿骨近位液体窒素処理骨の組織学的検討

    荒木 麗博, 丹澤 義一, 吉田 朗彦, 土岐 俊一, 廣瀬 毅, 森 智章, 清水 光樹, 上原 健敬, 小林 英介, 遠藤 誠, 川井 章, 中馬 広一, 中谷 文彦, 土屋 弘行 整形外科と災害外科 66 (4), 877-881, 2017

    ...液体窒素処理骨による再建術後約2年半で摘出した高齢者の処理骨において組織学的に骨再生を認めた1例を経験した.症例は66歳女性.右大腿骨近位軟骨肉腫に対して広範切除後に液体窒素処理骨を用いて再建した.右骨盤部に多発転移を認めたため,術後2年5ヶ月で骨盤半裁術を施行した.摘出した処理骨を約1 cmにつき1切片の割合でプレパラートを作成し,拡大率100倍で各10視野ずつ組織学的に評価した.処理骨内に腫瘍の...

    DOI Web Site 医中誌

  • 悪性ラブドイド腫瘍の分子病理学的特徴と他のSMARCB1/INI1欠失腫瘍群との鑑別

    小田 義直, 孝橋 賢一 日本小児血液・がん学会雑誌 54 (5), 313-315, 2017

    ...</p><p>ESでは,SMARCB1発現が高頻度に欠失するが遺伝子異常を伴わない症例も存在し,SMARCB1蛋白発現を抑制させるメカニズムの候補として,我々はmiR193a-5pによる制御の可能性を報告した.同一染色体上でSMARCB1遺伝子と近接しているEWSR1遺伝子の再構成を有する軟部腫瘍の中で骨外性粘液軟骨肉腫にSMARCB1蛋白欠失を有する例を認めた....

    DOI 被引用文献1件

  • 四肢の骨・軟部肉腫

    西田 佳弘 日本小児血液・がん学会雑誌 54 (3), 224-228, 2017

    ...<p>日本整形外科学会の全国骨・軟部腫瘍登録データによるとAYA世代において発症数の多い肉腫として,骨原発では骨肉腫とEwing肉腫,軟部では横紋筋肉腫,滑膜肉腫,脂肪肉腫が挙げられる.その他にAYA世代に発症する特徴的な疾患として神経線維腫症1型に合併する悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNST),良悪性の中間型であるデスモイド型線維腫症などがある....

    DOI 医中誌

  • 放射線骨壊死による難治性中耳炎に対し充填型中耳根本術を施行した1例

    平賀 良彦, 大石 直樹, 小島 敬史, 和佐野 浩一郎, 小川 郁 Otology Japan 27 (2), 125-130, 2017

    ...X-17年に頭蓋内軟骨性骨肉腫に対し手術および放射線治療後に難治性の左慢性中耳炎を発症し左難聴は徐々に進行し聾となった。持続する耳漏に対してX年に乳突削開術および鼓室形成術wo型を施行したが耳漏の改善は認めなかった。そこで、X+2年に充填型中耳根本術を施行したところ耳漏を停止することができ、患者のQOLを大きく改善することができた。...

    DOI 医中誌

  • P-120 全人工大腿骨置換術後のリハビリ 股関節・膝関節置換術後の安定歩行獲得した例

    笠間 栄美, 馬城 はるか, 坂井 雅幸, 田井 康裕, 小林 千賀子, 高田 康平, 飛ケ谷 修平, 飯沼 亮介, 山本 さくら 関東甲信越ブロック理学療法士学会 36 (0), 220-220, 2017

    ...2016/6/6に大腿骨遠位軟骨肉腫に対して広範切除術+同種骨移植術(プレート固定)を施行、ロフストランド杖歩行自立となっていたが骨幹部スキップ転移・大腿骨骨幹部病的骨折にて</p><p>2017/3/14広範切除術+全人工大腿骨置換術施行となった。...

    DOI

  • Green Tea Service and Traditional Nursing Practice

    金森 昌彦, 吉井 美穂, 畑島 郁, 三橋 陽平 Toyama medical journal 26 (1), 1-6, 2016-03

    ...我々は4種類の主なカテキン類による骨肉腫細胞の増殖抑制効果をin vitroにて実験した。ガレート基のついたカテキン類(epicatechin gallate [ECG], and epigallocatechin gallate [EGCG])にその効果が高い結果が得られた。それらは細胞内にアポトーシス変化を誘導した。...

    DOI DOI Web Site ほか1件

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