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検索結果 45,709 件

  • ランタノイド複合高分子を基盤とする無着色磁性粒子の開発と応用

    桑折 道済 日本画像学会誌 63 (2), 206-211, 2024-04-10

    ...<p>ランタノイド元素は,ランタン (原子番号:57) からルテチウム (原子番号:71) までの元素で,4f軌道電子に由来する優れた発光特性と磁気特性を示す.我々は,ランタノイドの中でも高い磁気モーメントを持つホルミウム (Ho) やテルビウム (Tb) を高分子担体にドープすることにより,磁性ソフトマテリアルの作製を行っている.本解説では,筆者らが研究を進めている,ランタノイド元素複合高分子を利用...

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  • 圧電性高分子を用いた振動エネルギーハーベスティング

    中嶋 宇史 日本画像学会誌 63 (2), 168-175, 2024-04-10

    ...は柔らかさを特徴とする機能性材料であるが,その加工性や大面積性にも注目した振動発電応用が期待される.本稿では,圧電性高分子の特徴と振動発電における定量的扱いについて紹介するとともに,バッテリーレスで動作する新たな応用展開の可能性について概説したい....

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  • 微結晶凝集体形成を伴う高分子結晶化過程

    小西 隆士, 宮本 嘉久 日本物理学会誌 79 (4), 175-180, 2024-04-05

    ...</p><p>高分子は低分子物質とは異なり,そのトポロジー的特徴により三次元的に完全な結晶構造を取ることができず,薄い板状のラメラ構造が積層する階層構造を持つことが知られている.これまでの高分子の結晶化機構はローリッツェン(Lauritzen)とホフマン(Hoffman)により提出された古典的核生成理論を基にした二次核生成・成長のモデルで説明されてきた.このモデルはラメラ厚まで引き延ばされた高分子鎖...

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  • 樹脂基板に製膜したPEDOT/PSS膜のミリ波帯液晶素子の電極膜への適用

    小林 穂乃香, 田中 将樹, 伊藤 桂一 J107-C (4), 133-134, 2024-04-01

    ...導電性高分子であるPEDOT/PSSは,安定性,透明性,柔軟性をもつことから,一般に利用されているITO (Indium Tin Oxide)に替わるレアメタルフリーな透明電極材料として近年注目されている.本論文では,ミリ波帯における液晶素子の外部電圧印加用の電極膜としてPEDOT/PSSを適用することを目的とし,樹脂基板上への製膜及び75 GHzミリ波帯における液晶セルの透過特性の測定を行った....

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  • 薬剤探索の新たな戦略:NMR 独自の視点の活用

    井上 直也, 白木 琢磨, 米澤 康滋, 櫻井 一正 近畿大学先端技術総合研究所紀要 (29) 1-9, 2024-03-31

    ...NMRは構造決定だけでなく生体高分子の運動性も理解できる手法であり、アロステリック分子やPPI阻害薬の探索に有用な情報を与える。NMR には様々な手法があり、本稿でいくつかの適用例を示す。...

    DOI 機関リポジトリ

  • プラスチックの海

    GALGANI François La mer 61 (3-4), 137-153, 2024-03-27

    ...人工高分子(プラスチック)の世界生産量は年間4 億トンを超え,海洋はプラスチック汚染の影響を最も受け る地域の一つとなっている。この海洋におけるプラスチックの分布は,人間の活動によって影響を受けている。 プラスチック汚染は,世界中の海岸,地表,そして90%以上が海底に見られる。...

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  • ポリエチレングリコールによるリチウム吸着剤内包カプセルの多孔質化およびリチウム吸着特性への影響調査

    伊藤 拓人, 松元 駿知, 吉塚 和治, 吉田 昌弘, 武井 孝行 化学工学論文集 50 (2), 57-63, 2024-03-20

    ...<p>本報では,サイズの小さなリチウム吸着剤を疎水性高分子からなるカプセルに内包することで,ハンドリング性を向上させることを第一の目的とした.さらに,ポリエチレングリコール(PEG)を利用してカプセルを多孔質化し,リチウム吸着特性を向上させることを第二の目的とした.ハンセン溶解度パラメーターをもとにカプセルの壁材として選択したポリメタクリル酸メチル(PMMA)樹脂は強度に優れている.しかし,PMMA...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 二酸化炭素固定をともなうラジカル重合による高分子の合成

    落合 文吾 色材協会誌 97 (3), 70-72, 2024-03-20

    <p>ポリマー合成と二酸化炭素の反応による固定化を同時に行う系である,グリシジルメタクリレート(GMA)の二酸化炭素によるカーボネート化とラジカル重合の同時進行系を紹介する。GMAはアクリル系モノマーの一種であり,ラジカル重合によってポリマーを与える。側鎖のエポキシ基は,さまざまな変換の起点となり,二酸化炭素との反応では五員環カーボネートとなる。GMAのラジカル重合を,二酸化炭素中にて,ラジカル…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 高分子添加剤の基礎と最新動向

    植野 和志 トライボロジスト 69 (3), 163-168, 2024-03-15

    <p>In recent years, global warming caused by greenhouse gases has become an issue worldwide, and various efforts have been made to achieve carbon neutrality. In the automotive industry, polymer …

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  • タイヤゴム微粒子と高分子のX線観測

    佐々木 裕次, 倉持 昌弘 Colloid & Interface Communications 49 (1), 28-31, 2024-03-10

    ...これまでに生体分子、無機・有機材料、高分子、ソフトクリスタルなど様々な物質の動態をサブナノメートルスケールで捉えることに成功してきた。本稿では、欧州X線自由電子レーザー施設を利用し、タイヤゴム微粒子と高分子の動態を世界最速890ナノ秒の時分割性で捉えた研究について紹介する。</p>...

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  • 水素結合性基の構造柔軟性が架橋高分子の 動的力学特性に及ぼす影響

    田島 怜奈, 石坂 祥吾, 中川 慎太郎, 吉江 尚子 ネットワークポリマー論文集 45 (2), 66-75, 2024-03-10

    ...<p>水素結合などの動的結合により架橋された高分子は自己回復性等の動的力学特性を示し,長寿命な材料として期待されている。一般に,amide などの剛直な水素結合性基の導入密度を増加させると架橋高分子の動的特性は低下する傾向にあり,力学強度と動的特性のトレードオフを解消する設計指針が求められている。...

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  • 高分子/無機ナノ粒子リング状自己集合の<i>in situ</i>および<i>ex situ</i>観察

    鳴瀧 彩絵, 高橋 倫太郎 Colloid & Interface Communications 49 (1), 23-27, 2024-03-10

    ...<p>水中でシリカナノ粒子と両親媒性高分子を混合し、適切な条件で静置すると、無機ナノ粒子がリング状に自己集合する珍しい現象がある。本稿では、リング状自己集合体が形成する過程について、走査型電子顕微鏡を用いた<i>ex situ</i>観察、および小角X線散乱/中性子散乱による<i>in situ</i>観察の両方からアプローチし、自己集合体形成のメカニズムに迫った研究について解説する。</p>...

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  • 異物分析のための赤外スペクトル解析

    新居田 恭弘 ネットワークポリマー論文集 45 (2), 76-86, 2024-03-10

    ...次に異物分析で最も頻繁に検出される14 種類の高分子に関して,FT-IR で取得した高分子の赤外スペクトルを示し,それぞれのスペクトルにおける主要なピークの帰属とポリマーの分類方法を解説する。</p>...

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  • マトリックス誘起上皮間葉転換の研究のための動的細胞足場材料の開発

    山本 翔太, 中西 淳 分析化学 73 (3), 103-109, 2024-03-05

    <p>上皮間葉転換(EMT)は,上皮細胞が間葉系的な表現型を獲得する現象であり,生理学・病理学プロセスのいずれにおいても重要な役割を果たしている.最近の研究から,EMTは液性因子や遺伝子発現のみならず,細胞外マトリックス(ECM)の生化学及び力学刺激を受けることが分かってきた.しかしながら,ECMに起因するEMT応答は,方法論的な観点において,液性因子や遺伝子発現のように細胞に暴露する刺激を自在…

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  • 血管内皮増殖因子(VEGF)受容体を認識する核酸アプタマー

    吉冨 徹, 吉本 敬太郎 分析化学 73 (3), 71-78, 2024-03-05

    <p>血管内皮増殖因子(VEGF)は血管新生を促進する分泌タンパク質であり,その中でもVEGF-Aは,血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)-1及びVEGFR-2に結合し,VEGFシグナル伝達経路を活性化する重要な分子である.著者らは,試験管内人工進化法の配列解析に低頻度配列でも配列を同定することができる次世代シークエンサーを用いて,VEGFR-1及びVEGFR-2に特異的に結合する核酸アプタマー…

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  • Na<sub>2</sub>WO<sub>4</sub>/SiO<sub>2</sub>触媒を用いた高圧条件下におけるメタン酸化カップリング

    和知 慶樹, 矢部 智宏, 中野 遼, 山下 誠, 山口 和也 Journal of the Japan Petroleum Institute 67 (2), 71-79, 2024-03-01

    <p>メタンから有用化合物への直接転換は従来の合成ガス法に代わるプロセスとして注目されている。高圧メタン酸化系では均一系ラジカル反応によって高い転化率でメタン酸化が進行することが報告されているが,触媒を用いて生成物選択率を制御することが困難であった。本研究では,Na<sub>2</sub>WO<sub>4</sub>/SiO<sub>2</sub>を開始剤兼触媒として用いて410 ℃,6.0 …

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  • スパイラルスリットを用いた高分子評価の検討

    徳田 一弥 SPring-8/SACLA利用研究成果集 12 (1), 50-54, 2024-02-29

    ...高分子材料を用いた製品において、強度特性等に重要な役割を果たす配向の評価技術は非常に重要である。板もしくはフィルム状の試料に対しては XRD と二次元検出器を用いた測定法が有用である一方で、X線が透過する厚み方向の情報が分離できない欠点があった。そこで本課題では、二次元検出器用スリットの一種であるスパイラルスリットを用いることで、厚み方向での情報分離の可能性を検証した。...

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  • 生体高分子ナノ結晶のX線回折実験技術の開発

    吾郷 日出夫, 小林 周, 上野 剛, 平田 邦生, 中迫 雅由, 山本 雅貴 SPring-8/SACLA利用研究成果集 12 (1), 78-82, 2024-02-29

    動的結晶構造解析では、結晶全体の同期した構造変化が必須である。より良い同期の実現には、より小さな微結晶の利用が望ましい。本実験では回折能が一層小さな微結晶のX線回折強度測定の妨げとなるバックグラウンド散乱の抑制を目指した真空回折計の開発に向けた課題の検討を、SACLA でのコヒーレントX線回折イメージング(CXDI)用真空回折計 TAKASAGO-6 …

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  • 屈折レンズを利用したマイクロビーム小角散乱測定の検証

    増永 啓康 SPring-8/SACLA利用研究成果集 12 (1), 61-63, 2024-02-29

    ...高分子材料の局所領域における構造評価を実施するために、屈折レンズによるX線の微小化および小角X線散乱測定による評価を行った。従来、利用していたピンホールで光をコリメートするマイクロビームでは <i>Φ</i> 8 µm 程度のX線であったのに対し、3 x 2 µm 程度のX線を利用することができた。...

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  • 動的ネットワーク形成コアセルベートへのタンパク質内包挙動

    奥野 陽太, 岩﨑 泰彦 ネットワークポリマー論文集 45 (1), 24-34, 2024-01-10

    ...<p>コアセルベーションは高分子水溶液において観察される高分子濃厚相と希薄相への液液相分離現象であり,特に濃厚相をコアセルベートと呼ぶ。我々の細胞内ではコアセルベートがタンパク質を区画化しており,恒常性に重要な役割を果たしている。コアセルベートの内部では高分子間の動的な相互作用によりネットワークが形成されており,その特性が決定されている。...

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  • バイオ応用を目指した双性イオンポリマーゲルの設計

    戸井田 さやか, 森本 展行 ネットワークポリマー論文集 45 (1), 3-12, 2024-01-10

    ...<p>高分子鎖の同一側鎖内に正電荷と負電荷の両方をもつ双性イオンポリマーは,バイオイナートな生体適合性を示す。本稿では,双性イオンポリマーおよびそのポリマーからなるゲルの生体適合性を軸に概観し,バイオ応用に向けたゲルの設計について解説する。...

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  • 分解性バロプラスチックの設計と機能

    谷口 育雄, 古賀 毅, 出口 茂 ネットワークポリマー論文集 45 (1), 13-23, 2024-01-10

    ...この高分子材料は,その圧力可塑性によって室温付近で加圧成形可能であるため,省エネルギー成形によるCO<sub>2 </sub>排出低減と成形時の熱分解抑制によるリサイクル性向上を同時に達成することができる。また,易分解性の環境低負荷高分子材料であり,新規高分子材料として着目されている。ここでは,分解性バロプラスチックの設計,物性,および機能について検討を行なってきた一連の研究成果について報告する。...

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  • ボロン酸高分子ネットワークバイオ材料の設計と医療応用

    松元 亮 ネットワークポリマー論文集 45 (1), 44-54, 2024-01-10

    <p>ボロン酸は,水中で様々な生体分子と可逆的な結合性を呈する。糖との結合性から「ボロノレクチン」とも呼ばれる。その結合強度や選択性は合成化学的に可変である。ボロン酸による可逆的な分子認識においては,それ自身の解離状態と同期した顕著な親疎水性変化が付随し,これらを適切に分子デザインすることで,「ネットワークポリマー」の複合的・階層的な環境応答性の付与が可能となる。本稿では,筆者らが展開する「ボロ…

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  • 第8回 「納豆」から生まれたプラスチック 生分解性で海洋プラごみ問題を解決へ

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (2024.1), 12-13, 2024-01-04

    社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第8回は、納豆のネバネバ成分から抗菌性と生分解性を兼ね備えたメディシナルプラスチック材料の開発とバイオベンチャーを通じた産業展開に挑む、高知大学教育研究部総合科学系生命環境医学部門の芦内誠教授と白米優一特任研究員を訪ねた。

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  • FMO法を活用した創薬研究の現状

    福澤 薫 ファルマシア 60 (2), 95-100, 2024

    ...日本発の理論手法であるフラグメント分子軌道(FMO)法は、タンパク質や核酸などの生体高分子を丸ごと量子化学計算することが可能であり、さらに残基単位の相互作用エネルギーを取り出せることから、定量的なエネルギー解析ツールとして創薬分子設計に活用できる。量子化学計算であるためパラメータのチューニングが必要なく、様々な分子種に適用可能である。...

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  • 三元触媒ポーラスTWC 粒子メンブレンフィルターによる酸化特性

    岡村 直哉, ココ ピョージン, 花村 克悟 自動車技術会論文集 55 (2), 301-307, 2024

    ...ナノ粒子三元触媒と高分子サブミクロン粒子の懸濁水を噴霧し凝集させ,高分子を焼き飛ばすことによりポーラス粒子を製作,さらにそれを堆積させることにより製作されたメンブレンフィルターによる有害ガスの浄化特性を明らかにした....

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  • 熱伝導性コンポジット開発におけるプラズマ表面改質と環動高分子ネットワークの活用

    井上 健一, 伊藤 剛仁, 清水 禎樹, 伯田 幸也, 寺嶋 和夫 Oleoscience 24 (3), 101-109, 2024

    ...本稿ではこの課題を解決するアプローチとして,環動高分子を用いた可動架橋ネットワークとプラズマ表面改質によるフィラー分散を活用したコンポジット開発について概説する。フィラーの均一分散と組み合わせることで強く発揮される可動架橋点の滑車効果は,フィラー周辺での応力集中を緩和することで脆化の抑制が期待でき,両者の組み合わせによって柔軟性と強靭性を両立したコンポジット“タフコンポジット”が開発された。...

    DOI Web Site 参考文献25件

  • 加速器・量子ビームを用いたバイオ系研究の最先端

    赤松 憲, 中野 敏彰 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (3), 138-142, 2024

    ...<p> 生物の遺伝を司る生体高分子DNAはガンマー線,X線,粒子線などのさまざまな電離放射線によって損傷を受け,その構造は線質によって異なるといわれている。しかしながら,線質あるいはLET(線エネルギー付与)と損傷構造の関係については十分解明されていない。...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 宇宙環境下における高分子材料技術概説

    宮崎 英治 日本航空宇宙学会誌 71 (12), 322-325, 2023-12-05

    ...<p>本稿では,人工衛星や探査機などの宇宙機が飛行する軌道上の宇宙環境因子のうち,真空,放射線,紫外線,原子状酸素を取り上げ,それぞれの概要を紹介する.軌道上環境は極めて厳しく,宇宙機搭載の材料,特に高分子材料に対し影響を及ぼす.その環境下において,高分子材料がどのような影響を受け変化するのか,また,その評価方法と対策について述べる.なお,本稿は,特集『材料への宇宙環境影響に関する研究の最新動向』の...

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  • 声帯粘膜のmicrofibril-associated macromoleculeの超微構造

    佐藤 公則, 千年 俊一, 佐藤 文彦, 佐藤 公宣, 小野 剛治, 梅野 博仁 喉頭 35 (2), 136-141, 2023-12-01

    ...<p>ヒト声帯粘膜の粘弾性は,声帯振動と発声に必須である.粘膜の粘弾性は細胞外マトリックスの質的・量的三次元構造に委ねられる.近年,フィブリリン含有の微小線維(microfibril)は,単なるフィブリリン重合体ではなく,種々の高分子が付加された構造である事が分かってきている....

    DOI Web Site 参考文献17件

  • ナノバイオ界面水制御による細胞接着性/非接着性合成高分子の設計

    田中 賢 Drug Delivery System 38 (5), 404-415, 2023-11-25

    ...本稿では、最近の筆者らの研究例、例えば、ポリ(2-メトキシエチルアクリレート)(PMEA)、PMEA誘導体、双性イオン型高分子、ポリエチレングリコール、ポリオキサゾリンなどの合成高分子、また、核酸、タンパク質、多糖などの生体高分子に含水した水の状態について議論する。水の状態は、熱分析や分光により解析を行った。...

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  • 光応答動的材料の開発と細胞移動研究への応用

    中西 淳 Drug Delivery System 38 (5), 397-403, 2023-11-25

    独自に開発した光応答材料を用いて細胞移動現象の解析に利用した研究例を2つ紹介する。1つ目の光応答基板は光照射によって細胞・細胞集団を動的パターニングができる。細胞がパターニングされた基板を反転させて倒立した状態で細胞移動を誘導することで、細胞集団移動現象における重力ベクトルの影響を明らかにした。2つ目の光応答ゲルにおいては、アゾベンゼンの光異性化反応に基づき、UV/VIS光に応じてゲルの弾性率が…

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  • 生体機能化ポリマーによる免疫細胞機能制御

    西口 昭広, 田口 哲志 Drug Delivery System 38 (5), 379-387, 2023-11-25

    炎症は、免疫細胞によって制御される生体防御システムであり、その調節障害はさまざまな疾患に関与している。炎症性疾患治療の有効性と安全性を向上させることを目的に、生理活性を付与したポリマーの設計およびそれらのナノ粒子化技術の開発が行われている。本稿では、ポリアミンとヒアルロン酸をベースとした生体機能化ポリマーの設計と細胞機能制御について紹介する。これらのポリアミンをベースとした生体機能化バイオポリマ…

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  • 学部生に伝える研究最前線

    周, 泓遥, 山田, 鉄兵, 中村, 遼平, 磯江, 泰子, 井出, 哲 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 55 (4), 4-6, 2023-11-20

    ...高分子の相転移エネルギーを直接電気に変換/メダカから探る大脳の多様性と進化/スロー地震のルールとは?...

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  • 相反転構造及びその類似構造の形成による充填材の接触熱抵抗の 大幅な低減と高熱伝導性複合高分子材料の開発

    上利 泰幸 ネットワークポリマー論文集 44 (6), 294-301, 2023-11-10

    <p>これまであまり注目されていなかった充填材間の接触熱抵抗の影響に着目し,まず,2 重海島構造になると,充填材も連続相となり,熱伝導率が指数関数的に大きくなることを有限要素法で予測した。そして,SPS 成形法を用いて2 重海島構造を形成し,充填材間の接触熱抵抗をなくすことで,熱伝導率のパーコレーション現象を発現させることに成功した。また通常成形である射出成形や圧縮成形で充填材間の接触熱抵抗を大…

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  • Mapping protein dynamics at high spatial resolution with temperature-jump X-ray crystallography

    Wolff, Alexander M., 南後, 恵理子, Young, Iris D., Brewster, Aaron S., 久保, 稔, 野村, 高志, 菅原, 道泰, 大和田, 成起, Barad, Benjamin A., 伊藤, 和敬, Bhowmick, Asmit, Carbajo, Sergio, 日野, 智也, Holton, James M., 林, 到炫, O’Riordan, Lee J., 田中, 智之, 田中, 里枝, Sierra, Raymond G., 湯本, 史明, 登野, 健介, 岩田, 想, Sauter, Nicholas K., Fraser, James S., Thompson, Michael C. Nature Chemistry 15 (11), 1549-1558, 2023-11

    Understanding and controlling protein motion at atomic resolution is a hallmark challenge for structural biologists and protein engineers because conformational dynamics are essential for complex …

    HANDLE

  • 温度刺激に応答する高分子微粒子の設計

    小松 周平, 菊池 明彦 色材協会誌 96 (10), 338-343, 2023-10-20

    ...<p>温度刺激に応じて物性を変化する高分子微粒子は , バイオマテリアル工学において , 診断材料やドラッグデリバリーシステム (DDS) など幅広く応用されている 。 高分子微粒子を精密に設計することで , 表面と粒子コアそれぞれに異なる機能をもたせることができる 。...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 背面二次ターゲットを利用した毛髪中微量元素からの蛍光X線強度増大に関する検討

    井上 史之, 松山 嗣史, 辻 幸一 分析化学 72 (10.11), 417-423, 2023-10-05

    ...,鉄,亜鉛などの必須元素の摂取状態を把握する方法として,毛髪中の含有濃度を測定し評価する方法が知られている.通常,毛髪分析には,ICP-AES/MSといった分析法が使われているが,本実験では,より簡便で迅速な測定方法として蛍光X線分析法を用い,さらに二次ターゲット法の原理を応用することで,毛髪の微量元素からの蛍光X線の検出を試みた.本実験では,少量0.3 mgの毛髪を隙間なく並べて試料とし,背面に高分子...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 6. 高効率発電技術の動向

    日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 102 (5), 678-686, 2023-09-20

    ...<p>6.1 燃料電池</p><p> 6.1.1 高温形燃料電池</p><p> 6.1.2 固体高分子形燃料電池</p><p>6.2 流動床燃焼</p><p>6.3 ガスタービン発電</p><p>6.5 ガス化複合発電</p><p>6.6 MHD 発電</p><p>6.7 電力の輸送と貯蔵</p>...

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  • ポリグリセリン構造を母骨格とした多官能アクリレートを用いた機能性コーティング

    宮路 由紀子, 野口 友華, 川畑 志織, 松川 公洋 ネットワークポリマー論文集 44 (5), 204-211, 2023-09-10

    ...ポリグリセリンは,分子内に多数のエーテル結合を含む多価アルコールであることから,高分子量であっても液状を保ち,親水性にも優れるといった特長を有し,汎用の多官能アクリレートの母骨格に用いられてきた多価アルコールと性状が異なる。そのため,ポリグリセリン系アクリレートは,既知の多官能アクリレートとは特性が異なるネットワークを形成すると考えられ,特に,柔軟性や親水性に特長を見出せる可能性がある。...

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  • 循環型熱硬化性樹脂によるサーキュラーエコノミー戦略

    内藤 昌信 ネットワークポリマー論文集 44 (5), 243-253, 2023-09-10

    ...<p>熱硬化性樹脂は,優れた熱物性や機械特性,薬品耐性などから広く用いられている高分子材料であるが,リサイクルが難しく循環型社会への対応が喫緊の課題となっている。本稿では,サーキュラーエコノミーを指向した熱硬化樹脂として,動的共有結合であるジスルフィド基を導入したエポキシ樹脂について紹介する。...

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  • 環境試験による塗膜のアドミタンスと内部構造の変化

    堀江 俊男, 北原 学, 谷 宗親, 浅井 幹雄 Zairyo‐to‐Kankyo 72 (9), 243-248, 2023-09-10

    ...<p>塗膜のインピーダンスは環境試験により変化する.これには,塗膜中の水分量,高分子構造,塗膜への浸入元素が影響すると考えられるが,明確な関係を表すことができなかった.これらの変化を理解するために,アドミタンスの変化の調査と,D-SIMSとAFM-IR分析を環境試験後の塗膜について行った.その結果,アドミタンスのスペクトルは塗膜中の水分や浸入元素の状態を反映している可能性が示唆された.</p>...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • “微”弱なハロゲン-π相互作用による芳香族ハロゲン化物認識のための分子インプリントポリマーの合成

    金尾 英佑, 久保 拓也, 大塚 浩二 分析化学 72 (9), 377-381, 2023-09-05

    ...<p>ハロゲン化芳香族は異性体ごとに環境毒性が異なるため,精密な濃度規制を敷く上で,各異性体に選択的な分子認識材料の開発が求められる.分子インプリントポリマーは選択的な分子認識能を持つ高分子人工材料の一つであり,その駆動原理に,ハロゲン基が有する特異的な分子間相互作用を組み込むことは,ハロゲン化芳香族の選択的認識における直接的なアプローチであるといえる.ハロゲン基は,σ結合方向に電子不足な領域を有しており...

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 溶解型マイクロニードルアレイの成形

    髙木 悠成, 武井 栄憲, 天野 菜摘, 引間 知広, 伊藤 高廣, 村上 直, 椿 浩忠, 松尾 正昭, 原 正哉, 田代 康典, 鬼木 喬玄 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 128-129, 2023-08-31

    ...実験では生体適合性および生分解性高分子材料を用い、遠心分離と陰圧の2種類の方法で成形した針を試作した。上記条件において成形後の針の高さ、形状を比較することで最も成形精度の良い条件を求めた。実験をした結果、良好な形状を成形でき、実用化への可能性を確認できた。</p>...

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  • 固体電解質膜を用いた電気化学インプリントにおけるパターン精度の向上

    山﨑 克真, 辻 淳喜, 村田 順二 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 451-451, 2023-08-31

    ...われわれは固体高分子電解質膜をスタンプとして用いた新たな電気化学インプリント技術を開発している。本研究では、微細構造を形成した高分子電解質膜を用い、パターニングおよびエッチングを行うことで、その構造をSiなどの無機材料表面へ形成することを試みた。パターニングおよびエッチングの諸条件を変更して、微細構造形成の精度向上を目指した。</p>...

    DOI

  • 高分子電解質膜を用いた電気化学的表面処理による濡れ性コントラストの作製

    植村 采奈, 小川 優姫菜, 村田 順二 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 674-674, 2023-08-31

    ...<p>微小液滴制御技術は,材料表面の一部の濡れ性を変化させることで液滴を操作し,Fog harvestingや液滴撹拌などへの分野に応用がなされている.我々は液体電解質の替わりに高分子電解質膜を用いた,電気化学的インプリントリソグラフィを開発している.本研究では局所的な濡れ性の制御に高分子電解質膜を用い,Siウェハ上に高い濡れ性コントラストを持つパターン構造と液滴の作製を試みた.</p>...

    DOI

  • 双極型静電吸着デバイスの複曲面対応を目指したオーセティックパターンを用いた複曲面生成構造の開発

    吉本 純平, 齊藤 滋規, 田岡 祐樹 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 17-18, 2023-08-31

    <p>本研究では静電吸着デバイスの複曲面対応に向け、単純な入力により複曲面を生成するAuxeticパターンを用いた構造を提案する。具体的には負のポアソン比を生み出すAuxeticパターンの二重湾曲現象を利用することで内法が拡大しながら複曲面を生成する構造を作成しシミュレーションで評価した。この構造で静電吸着デバイスを複曲面対応させることにより、平面でピックアップした薄膜を複曲面上に貼付することが…

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  • エレクトロスピニングによる配向性を持つ圧電高分子ナノファイバーを用いたセンサ素子の評価に関する研究

    堀江 柊司, 安田 項阿, 松井 翔馬, 神田 岳文, 山口 大介, 脇元 修一 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 377-378, 2023-08-31

    ...<p>ソフトアクチュエータの制御や生体信号の計測などに使用される柔軟なセンサが求められている.エレクトロスピニングによって圧電高分子P(VDF/TrFE)のナノファイバー不織布状センサ素子の作製が可能であり,本研究ではエレクトロスピニングによって製作したセンサ素子の圧電定数を測定した.また,センサ素子の伸縮性能に異方性を持たせるためにナノファイバーに配向性を付与し,応力ひずみ線図を用いて伸縮性を評価...

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  • タンパク質プローブによる表面力測定に関する研究

    上田 隼之将, 佐藤 颯気, 小林 隼人, 長谷川 真之, 島 義和, 金子 新 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 770-771, 2023-08-31

    ...<p>タンパク質を被覆したプローブを用いて表面力測定を行い,タンパク質の吸着性や吸着機構を明らかにすることを試みている.本報告では,AuやMoなどの金属とPTFEやPDMSなどの高分子を試料として実験を行った.金属試料では,その濡れ性よりも表面力の大小が顕著となることが明らかとなった.一方で,同程度の表面力であっても,接触後のプローブ変位が異なっており,吸着後のタンパク質の構造変化の差異を示唆していた...

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  • PEDOT:PSSを用いた透明導電膜へのAgNW添加による電気的特性改善

    橋本 拓磨, 武田 和大, 新田 敦司 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 86-86, 2023-08-31

    ...<p>現在,幅広く用いられているITO(酸化インジウムスズ)薄膜は希少金属であるインジウムを含み,柔軟性に乏しい.そこで,ITOの代替材料として高い柔軟性と導電性を示す導電性高分子材のPEDOT:PSS[ポリ(3,4‐エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(4‐スチレンスルホン酸)]に着目した.これまでの研究で,AgNW[銀ナノワイヤ]を添加すると導電性が向上するが透過率が低下することが分かった.本研究...

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  • 固体電解質のイオン輸送を用いたCuの全固相電気化学パターニングにおける加工条件の影響

    辻 淳喜, 村田 順二 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 307-307, 2023-08-31

    ...<p>Cuパターンにより,パターン状のグラフェンの直接成長が可能である.現在,Cuパターンの作製方法はフォトリソグラフィなどが主たるパターン作製技術となっている.これらの加工技術では,加工プロセスが複雑になり,レジストや薬液も必要となる.そこで,本研究では固体高分子電解質を用いた全固相電気化学パターニングにより直接的にCuパターンを作製することで加工効率の向上と環境負荷の低減を試みた.</p>...

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  • PEFC触媒層構造における乾燥基板温度のパラメータ依存性

    大屋 尋鷹, 長藤 圭介, 冨澤 森生, 田中 暉久, 小柴 秀人, 趙 漠居, 中尾 政之 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 473-474, 2023-08-31

    ...<p>固体高分子形燃料電池(PEFC)の触媒層作製には分散・混錬・塗布・乾燥の4工程からなる粉体成膜プロセスが用いられている.乾燥工程の基板温度に応じて触媒層に生じる構造は変化する.本研究では,ブレードコーティング法を用いて溶媒インクを塗布し,乾燥工程の基板温度をパラメータとして触媒層を作製する.作製した触媒層の表面と断面を観察し,乾燥温度の違いが触媒層構造に与える影響について調査する.</p>...

    DOI

  • ポリカーボネート製器具・容器包装の溶出試験における改良ビスフェノールA分析法の室間共同実験

    片岡 洋平, 六鹿 元雄, 阿部 智之, 阿部 裕, 牛山 温子, 内山 陽介, 大野 浩之, 大橋 公泰, 風間 貴充, 木村 亜莉沙, 小林 保志, 近藤 翠, 佐藤 環, 座間 俊輔, 高橋 良幸, 竹澤 有紗, 田中 葵, 照井 善光, 永井 慎一郎, 野村 千枝, 花澤 耕太郎, 早川 雅人, 平林 尚之, 藤吉 智治, 堀田 沙希, 宮川 弘之, 村山 悠子, 四柳 道代, 渡辺 一成, 佐藤 恭子 食品衛生学雑誌 64 (4), 154-160, 2023-08-25

    <p>ポリカーボネート製器具・容器包装の溶出試験におけるビスフェノールA分析法の浸出用液がヘプタンである場合の改良分析法について24試験所が参加する室間共同実験を行った.濃度非明示で2濃度の試料を配付し,計画書にしたがい試料中の分析対象化合物(ビスフェノールA,フェノールおよび<i>p-tert-</i>ブチルフェノール)濃度を定量した.得られた試験所の分析結果を基に,国際的なハーモナイズドガイ…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 有機物・高分子・ペプチド試料TOF-SIMSスペクトルの機械学習による予測・分類

    家持 圭佑, 井上 元基, 小河 重三郎, 林 大介, 青柳 里果 Journal of Surface Analysis 30 (1), 15-27, 2023-08-07

    ...いられてきた.また,マトリックス効果などによってスペクトルパターンが変化するため,データベースの確立も難しい.本研究では,教師あり機械学習法による未知物質のスペクトル予測・ピーク同定を実現することを目的とし,未知物質の予測が可能となるデータ様式について検討した.教師あり学習に必要な試料情報を与えるラベルにSMILES記法によって文字列化した物質名の自動分割によって得られる化学構造を用いた.有機物・高分子...

    DOI Web Site

  • イオン液体を用いた薬物溶解性改善と高分子医薬の安定化

    古石 誉之, 米持 悦生 Drug Delivery System 38 (3), 199-209, 2023-07-25

    ...また、高分子化合物を用いた優れた医薬品開発が進むなか、安定性が低いことが原因でその開発が進まない例が散見される。本稿では、APIのイオン液体化(API-IL化)によるAPIの可溶化およびそれに伴う応用例、タンパク質医薬の安定化のために、生体適合性の高いコリンおよびアミノ酸ILを使用した例について紹介する。...

    DOI Web Site 参考文献43件

  • 結晶の構成要素を繋ぐ高分子材料合成法の開発

    小門 憲太, 阿南 静佳, 佐田 和己 熱測定 50 (3), 110-115, 2023-07-25

    Crystalline-state polymerization yields polymers having different structures in comparison with those yielded by a conventional solution polymerization, because of the limited mobility and …

    DOI

  • イオン液体および薬物イオン液体を利用したBiological barrierの克服

    福田 達也, 池田 真由美, 岩尾 康範 Drug Delivery System 38 (3), 190-198, 2023-07-25

    ...その利用方法として、医薬品有効成分(API)の可溶化や安定化、吸収促進を目的とした溶媒としての利用と、API自身のカチオン・アニオンの性質を用い、API自身をILsとする方法があり、低分子医薬から高分子医薬までのさまざまなモダリティに応用可能な技術である。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • CNCおよびPDMDAACを下層として作製したフラーレン混合系薄膜の表面特性と光電気化学反応

    由利 春樹, 日野 和之 色材協会誌 96 (7), 223-227, 2023-07-20

    ...これらアニオン性分子とハイブリッド膜を作製するために,カチオン性高分子のうち,剛性をもつCNC-Cationicと柔性をもつPDMDAACを組み合わせた。膜厚測定では,水層に高分子を加えることで基板表面の平滑性が失われることがわかった。一方,硫酸化フラーレンを用いた場合には,フラーレン骨格同士で二次元の集合が生じるとともに,硫酸基部分は均一に基板に吸着していることが予想された。...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 高分子材料の劣化現象

    比江嶋 祐介 実験力学 23 (2), 108-112, 2023-07-04

    <p>Polymeric materials under harsh conditions undergo appreciable degradation, such as color change, lowering of mechanical strength, crack formation and deterioration. It has been established that …

    DOI

  • 免疫アレルギー疾患における分子標的薬の基礎知識

    森田 英明, 松本 健治 日本小児アレルギー学会誌 37 (2), 163-169, 2023-06-20

    ...<p>長年にわたる基礎的,臨床的な病態解明研究の積み重ねと,昨今の医薬品開発技術の進歩により,疾患の病態メカニズムに基づいた治療薬の開発が可能になりつつある.病態形成に関与する特定の分子を標的として開発された治療薬を分子標的薬と呼び,主に細胞外分子(細胞膜上の受容体やサイトカイン等の液性因子等)を標的としたモノクローナル抗体等の高分子化合物と,主に細胞内分子(細胞内のシグナル伝達分子等)を標的とした...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • NEWS & TOPICS

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (6), 14-15, 2023-06-05

    ...<p>【研究成果】ロボットは褒めの伝播と循環を生み出す 人との交流影響を実験、安心感の向上などに期待</p><p>【研究成果】センチュウ類の新規ふ化促進物質を発見 防除法開発のカギ、持続可能な農業生産へ</p><p>【研究成果】「期待外れ」を乗り越えるドーパミン細胞 意欲の異常をきたす精神・神経疾患の治療に道</p><p>【研究成果】高分子微粒子でリサイクル手法を開発 安全で効率的な循環型社会の構築...

    DOI

  • 配位高分子ガラスと融液の機能化学

    堀毛 悟史 Bulletin of Japan Society of Coordination Chemistry 81 (0), 74-84, 2023-05-31

    <p>The chemistry of coordination polymers and metal-organic frameworks, MOFs, has dominantly progressed with the development of crystallography. The study of "disordered systems" such as liquid and …

    DOI Web Site 参考文献63件

  • 紫外線と被食防衛

    北岡 哲, 信濃 卓郎, 鈴木 卓 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 8-, 2023-05-30

    ...紫外線はリター中のリグニン等の高分子化合物を低分子化合物に光分解することで、森林の炭素循環にも関わっている。紫外線の化学的な性質の応用例として、ハウス栽培での病害虫の抑制にUV-Bランプが活用されている。昆虫の紫外線への走向性を応用した害虫防除手法として、誘蛾灯や、紫外線を透過させないことで害虫の侵入を防ぐ紫外線カットフィルムが、施設園芸分野で活用されている。</p>...

    DOI

  • ユーカリのフィトエン不飽和化酵素遺伝子のゲノム編集

    西口 満, 田原 恒, 遠藤 真咲 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 430-, 2023-05-30

    ...その耐性機構にはアルミニウムと結合する高分子量の加水分解性タンニンが関与しているが、タンニン合成遺伝子についての情報は少なく、候補遺伝子の単離と機能解明が重要である。本研究では、ユーカリの遺伝子機能を解明する方法の一つとして、ゲノム編集技術の開発に着手した。モデル標的遺伝子として<i>E. camaldulensis</i>のフィトエン不飽和化酵素(<i>PDS3</i>)遺伝子を選択した。...

    DOI

  • 落葉分解に関与するクロサイワイタケ科菌類の代謝多様性

    大園 享司, 田渕 航平, 長谷川 元洋, 広瀬 大 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 491-, 2023-05-30

    ...バイオログ社のエコプレートに接種したところ、これら菌株は多様な炭水化物、アミノ酸・アミン、カルボン酸、高分子の利用能力を有していた。クロサイワイタケ科の属と産地は、代謝活性の多様性と炭素源の利用速度に大きく影響した。菌株間にみられた炭素利用の差異は、特に気候的要因(年平均気温、降水量、最大積雪深)と関連することが示された。...

    DOI

  • リソソーム酵素の生産のための糖鎖工学

    Tang Yu-He, Yang Ganglong, 藤田 盛久 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 35 (205), J43-J50, 2023-05-25

    ...<p>リソソームは細胞内外で不要となった核酸、タンパク質、脂質、糖質などの生体高分子の分解を行う細胞内小器官である。内部は酸性に保たれており、約60種類の多種多様な加水分解酵素が存在している。これらのリソソーム酵素をコードする遺伝子や酵素の細胞内輸送に関わるタンパク質をコードする遺伝子に欠損が生じると、基質である代謝物が細胞内に蓄積し、リソソーム蓄積症を発症する。...

    DOI DOI Web Site ほか3件 参考文献57件

  • 非最密充填単粒子膜を利用したメゾレンズアレイの作製

    森貞 真太郎 ホソカワ粉体工学振興財団年報 30 (0), 90-94, 2023-05-25

    ...<p>本研究では,カチオン性高分子電解質を修飾したシリカ粒子と石英ガラス基板を用いた移流集積法によって作製した非最密充填単粒子膜から,メゾスケール(~数百nm)のレンズが多数配列したメゾレンズアレイへの展開を試みた.高分子電解質修飾シリカ粒子と石英ガラス基板を用いた移流集積法によって非最密充填単粒子膜を作製した後,粒子膜を高温焼成することでシリカ粒子が部分溶融し,石英ガラス基板と一体化するか検討を行...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 液晶性高分子薄膜近傍にて誘起される低分子液晶の高秩序化

    河上 知良 Colloid & Interface Communications 48 (2), 19-22, 2023-05-10

    <p>液晶の分子配向は界面に大きく支配され、その性質を利用した様々な機能性材料が開発されている。その最たる例が液晶ディスプレイであろう。しかしながら、社会実装されてなお、界面での分子挙動を理解するための研究が展開されており、ごく最近も新たな知見が得られている。我々は今回、液晶セル内部のX線散乱測定および偏光顕微鏡観察により、低分子液晶と接触する液晶性光配向膜のその場観察を行った。その結果、低分子…

    DOI

  • 架橋グラフェンを用いた超高感度分子認識センサの開発

    髙橋 一浩 応用物理 92 (5), 287-291, 2023-05-01

    ...<p>微量の血液や尿,唾液などの体液から疾患検査を簡易かつ迅速に行う計測技術は,コロナパンデミックによりますます重要性を増している.トランジスタのチャネルにグラフェンを利用したISFET型バイオセンサは,高い電子移動度と大きな比表面積から,高感度バイオセンシングが期待できる.しかし,電荷を検出するFETセンサでは測定範囲を制限するデバイ遮蔽の問題があり,生理的な塩濃度の溶液中では生体高分子の検出が困難...

    DOI

  • ボルツマン統計に従うヘリウム4ガラスの量子ポリアモルフィズム

    衣川 健一 日本物理学会誌 78 (5), 273-278, 2023-04-25

    ...</p><p><sup>4</sup>He原子のネックレスの伸長を伴う2状態間のこのような転移は,古典高分子系のコイル・グロビュール転移に似ている.また一方で,低量子分散状態から高量子分散状態へのトンネリングを伴う転移は,量子アニーリングにおけるエネルギーミニマム探索機構を想起させる.筆者らのこの研究は,量子系一般のポリアモルフィズムと古典高分子系の相転移とを統一的に理解し,あるいはまた,実在<sup...

    DOI

  • 光増感剤デリバリーのための全アクリレート型高分子ミセルの開発

    小幡 誠, 鹿島 颯人, 廣原 志保 日本レーザー医学会誌 44 (1), 69-76, 2023-04-15

    ...ミセルを調製した.調製した高分子ミセルのpH応答性はDLS測定により確認した.またこの高分子ミセルは光増感剤である亜鉛フタロシアニン(ZnPc)を内包し,安定な水溶液を与えた.このZnPc内包高分子ミセルはRGK-1細胞に対して有効な光細胞毒性効果を示した.特にpH応答性をもたない高分子ミセルよりも高い光細胞毒性を示すことを明らかにした....

    DOI Web Site 参考文献33件

  • 単一レクチン種を用いるサンドイッチEnzyme-Linked Lectin Assayによる高分子多糖類の新規定量技術の開発

    大島 俊文, 中山 魁, 髙林 久美子, 岩木 実里, 宇部 那菜, 中島 章裕 分析化学 72 (4.5), 167-173, 2023-04-05

    ...<p>レクチンで高分子多糖類をサンドイッチするEnzyme-Linked Lectin Assay(ELLA)により,高分子多糖類の新規定量技術を開発した.本法は,96ウェルマイクロプレートに固相化したレクチンと高分子多糖類を反応させたのち,酵素標識レクチンを反応させ,酵素反応により比色する特異性の高い方法である.本法により,グアーガムが0.1〜3 μg mL<sup>−1</sup>の範囲で,<i...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 中枢神経系を標的としたmRNA医薬のDDSと治療応用

    内田 智士 Drug Delivery System 38 (2), 125-133, 2023-03-25

    ...高分子ミセルは、中枢神経系への局所投与において、炎症反応を伴うことなく効率的なタンパク質発現を誘導し、モデル動物に対して治療効果を示した。例えば、アミロイドβに対する抗体断片のmRNAのマウス脳室内投与により、脳内アミロイドβ量が減少した。CRISPR/Cas9系のCas9タンパク質およびガイドRNAをマウス脳実質内に投与することで、<i>in vivo</i>ゲノム編集に成功した。...

    DOI Web Site 参考文献28件

  • 血液脳関門を効率的に通過するナノマシン開発

    水野 ローレンス 隼斗, 安楽 泰孝 Drug Delivery System 38 (2), 100-108, 2023-03-25

    ...溶液中において機能性高分子の自己組織化を利用しナノ構造体を形成させることができるが、昨今、隆盛を極めるボトムアップテクノロジーとの関連から、医療を中心とする幅広い分野でその応用が検討されている。これらの研究の目標の一つに、生理活性物質を生体内の標的とする箇所へ送り届け、狙った機能を発揮することで活躍する薬剤送達システムの創製がある。...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 分岐型アルキル側鎖によるπ共役高分子の常温液体化と新規機能探索

    篠原 英 Colloid & Interface Communications 48 (1), 41-43, 2023-03-10

    ...<p>導電性高分子として知られるπ共役高分子は、主鎖の剛直性のため未修飾状態では一般に不溶不融の固体である。筆者らは分岐型アルキル基を側鎖として導入し、主鎖間相互作用を徹底的に排除することにより、π共役高分子を常温(25℃)で液体化できることを見出した。このような状態ではπ共役高分子はもはや絶縁体としてふるまうが、粘弾性や相分離など高分子特有の動的な物性が鮮明に現れるようになる。...

    DOI

  • 過敏性腸症候群の病態に応じた段階的治療戦略

    田中 義将, 荻野 治栄, 伊原 栄吉 日本消化器病学会雑誌 120 (3), 218-230, 2023-03-10

    ...<p>過敏性腸症候群の治療は食事と生活習慣を指導した後に,薬物療法の第1段階として消化管主体の治療を行う.第1選択薬として消化管運動機能調節薬,プロバイオティクス,高分子重合体を使用する.また,IBS分類に応じて下痢型には5-HT3拮抗薬,便秘型には粘膜上皮機能変容薬を投与する.症状の改善が不十分な場合は,優勢な症状に対して止痢薬,抗コリン薬,5-HT4刺激薬,下剤を追加する.さらに,漢方薬,抗アレルギー...

    DOI PubMed

  • 伸縮性を有する熱硬化性樹脂フィルムの開発

    澤田 知昭, 阿部 孝寿, 道上 恭佑 ネットワークポリマー論文集 44 (2), 91-97, 2023-03-10

    ...特に,回路基板材料として広く使用されているエポキシ樹脂を従来の樹脂特徴を活かしつつ伸縮復元性を付与させるために,化学架橋部位に環動高分子を導入して開発している事例について紹介する。また,様々な樹脂をベースとして検討されている材料をデバイスへ適用検討している事例も併せて紹介する。</p>...

    DOI

  • 非平面環状π共役分子の理論的研究

    茅原, 栄一 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2022 6-6, 2023-03

    令和4年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

    HANDLE

  • 構造制御された高分子の解析

    登阪, 雅聡 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2022 5-5, 2023-03

    令和4年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

    HANDLE

  • 銅マイクロ粒子レーザ焼結膜の高密度化に向けたレーザ予備加熱の影響

    押田 拓也, 山崎 和彦 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 467-468, 2023-03-01

    ...<p>高周波伝播特性を確保するために膜厚7 µm以上の配線形成が必要となる.これまでに銅マイクロ粒子レーザ焼結法を用い,液晶高分子基板に密着性のある膜厚7 µm以上の銅膜形成を確認した.焼結膜のさらなる高密度化に向け,加熱乾燥後の塗布膜へレーザ予備加熱を導入した結果,焼結膜表面での銅粒子の高密度化が確認された.本研究では,レーザ予備加熱による銅マイクロ粒子焼結膜の高密度化現象について考察する....

    DOI

  • 固体電解質のイオン輸送を利用したCuエッチングによる微細パターニング

    辻 淳喜, 村田 順二 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 741-741, 2023-03-01

    ...<p>Cuは抵抗率が低くかつ高融点であることから集積回路の微細配線などで多く使用されている.現在,Cu微細パターンの作製方法はダマシン法などの間接的な方法が主たるパターン作製技術となっている.ダマシン法などの技術では,複雑な多段階プロセスや高価な装置が必要となることが課題である.そこで,本研究では高分子電解質膜を用いた電気化学的インプリントにより直接的にCuパターンを作製することで加工効率の向上を試...

    DOI

  • 高分子電解質を用いたSiCの高効率ECMP

    稲田 直希, 王 国棟, 村田 順二 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 771-771, 2023-03-01

    ...<p>炭化ケイ素(SiC)は高いバンドギャップや絶縁破壊強度からシリコンに代わる半導体として注目されている.一方で,SiCの機械的強度の高さや化学的安定性から平滑化に膨大な時間が必要である.従来の研究では酸化力の高い薬液を使用し表面の酸化を行うが,本研究では電流を印加した際に高い酸化力のヒドロキシラジカルを発生させる高分子電解質を利用し,不織布に強固に固定することで耐久性の高い電解質パッドを作製し平滑化...

    DOI

  • 高分子電解質膜を用いた電気化学インプリントの開発

    山﨑 克真, 松田 竜樹, 村田 順二 精密工学会学術講演会講演論文集 2023S (0), 739-739, 2023-03-01

    ...われわれは高分子電解質膜をスタンプとして用いた新たな電気化学インプリント技術を開発している。本研究では、微細構造を形成した高分子電解質膜を用い、その構造の酸化膜を Si などの無機材料表面へ転写することを試みた。また、酸化膜を利用したアルカリエッチングを行うことで材料表面に微細構造を形成したので報告する。</p>...

    DOI

  • 北見工業大学広報誌 オホーツクスカイ 2023 Vol.36

    北見工業大学 広報誌編集委員会 北見工業大学広報誌 オホーツクスカイ (36) 1-24, 2023-03

    ...空と大地と海 ◆科研費研究紹介・12…15 ◆研究室ルポ・4…16 高分子化学研究室 核科学情報工学研究室 ◆新しいカリキュラム・8…18 先端光通信工学 ◆サークル紹介・9…19 カーリング部/アカペラサークル ◆学生の活躍・2…20 ピア・サポートの紹介...

    DOI 機関リポジトリ

  • どうするタンパク質結晶構造解析

    山本 雅貴 日本結晶学会誌 65 (1), 55-63, 2023-02-28

    <p>In modern life science research, structural information on proteins is indispensable for understanding the mechanisms of their biological functions. Many protein structures have been determined …

    DOI Web Site 参考文献27件

  • アークプラズマ法で作製した燃料電池材料用白金触媒の局所構造解析

    宋 哲昊, 松本 匡史, 今井 英人, 田中 優実 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (1), 58-62, 2023-02-28

    ...アークプラズマ (APD) で作製した白金/カーボン (Pt/C) 系触媒は、優れた酸素還元触媒活性を発現する固体高分子形燃料電池のカソード触媒として注目されている。この触媒における高活性要因に関する情報を得ることを目的として、Pt-L<sub>3</sub> 吸収端蛍光X線吸収端微細構 (XAFS) の測定を実施し、白金触媒の局所構造・電子状態を調べた。...

    DOI

  • 末端に芳香族環を有する人工ペプチドからなる自己組織化ナノ材料

    古賀 智之 色材協会誌 96 (2), 53-57, 2023-02-20

    ...<p>タンパク質やペプチドなどの生体高分子の生み出す精緻な構造や機能,高度な分子集合システムを手本としたナノバイオ材料の開発が精力的に進められている。本稿では,自己組織化ユニットとしての人工ペプチドの魅力について述べるとともに,筆者らが構築した三重らせん構造をモチーフとした芳香族環修飾コラーゲン様ペプチドの階層的自己組織化により生み出される多彩なナノ組織体について紹介したい。...

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  • 開殻電子状態を有する生体高分子の分子シミュレーション

    齋藤 徹 アンサンブル 25 (1), 13-18, 2023-01-31

    <p>金属酵素は穏和な条件ながら高い効率と選択性で物質変換反応を実現させている.筆者は酸化還元反応などの開殻電子状態を伴う反応に着目し,分子シミュレーション技術の開発に取り組んできた.本稿では,開殻電子状態の計算における基本的な留意点を解説し,量子/古典混合分子動力学シミュレーションを用いた一重項酸素によるDNA の酸化損傷,ウレアーゼによる尿素加水分解に関する最近の研究成果を紹介する.</p>

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  • PCP/MOFの構造評価,構造変化の解析,実用化への取り組み

    三浦 大樹, 近藤 篤, 上代 洋 ゼオライト 40 (1), 9-18, 2023-01-31

    多孔性金属錯体(Porous Coordination Polymer:PCP,あるいはMetal-Organic Framework:MOF)は多様な構造を構築可能な結晶性の多孔性材料である。骨格構造に加え化学的・物理的性質の設計性が高いことから,ガス吸着・分離に限らず,触媒や磁性,イオン・プロトン伝導など様々な分野への応用的な研究が進められている。一部のPCP/MOFは構造柔軟性を示し,これ…

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  • 高分子ゲルの熱力学

    作道 直幸 物性若手夏の学校テキスト 1 (0), 66-80, 2023

    ...高分子ゲルは、架橋された高分子鎖からなる三次元網目が大量の溶媒を保持して膨潤した固形のソフトマターであり、ゼリー・豆腐などの食品や、ソフトコンタクトレンズ・止血剤などの医用材料が代表例である。溶媒をほとんど含まない高分子ゲルが、いわゆるゴムである。...

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  • アスファルトの繰返し再生に対する水熱分解法の適応性

    赤津 憲吾, 加納 孝志, 八木 正輝, 加納 陽輔, 秋葉 正一 土木学会論文集E1(舗装工学) 78 (2), I_18-I_24, 2023

    ...開発は急務となっており,様々な研究がおこなわれている.著者らは,高温高圧水の有する有機物への溶媒性能および分解性能に着目し,350°Cの高温高圧水を用いた水熱分解法による劣化アスファルトの性状回復技術の開発を行っている.本研究では,水熱分解法の劣化と再生を複数回繰返した劣化アスファルトへの適応性を確認した.その結果,水熱分解法により回復したアスファルトは,従来の再生方法と比較して伸度の回復が大きく,高分子成分...

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  • CNF/樹脂複合粒子におけるコア樹脂拡張及び表面機能化

    林 佑美, 薮原 靖史, 太田 由美, 久米 誠, 清水 美絵, 藤澤 秀次 紙パ技協誌 77 (2), 150-158, 2023

    ...<br>CNFのカルボキシ基との静電相互作用により,複合粒子への機能性材料の吸脱着を試みたところ,抗菌剤,金属イオン,高分子,蛍光色素や酸化還元色素等のカチオン性機能性材料がpH依存的に吸脱着することが明らかになった。中でも,会合すると発光波長が長波長にシフトする蛍光色素は,複合粒子に吸着すると単分子に起因する短波長の蛍光発光を示した。...

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  • 中性子反射率法に基づく異種相界面における高分子鎖の凝集状態

    川口 大輔, 田中 敬二 Oleoscience 23 (3), 143-151, 2023

    ...表面および界面における分子鎖の凝集状態を理解することは,高機能・高性能な高分子材料の設計を行う上で重要である。中性子反射率法は表面・界面近傍における密度分布をサブnm以下の空間分解能で評価できる。本総説では,中性子反射率法を中心に用いて解析した空気,液体,異種固体界面における高分子鎖の凝集状態と,それらの凝集状態から発現する表面・界面の物性・機能について紹介する。</p>...

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  • 細胞膜修飾技術による細胞操作と細胞融合

    寺村 裕治 Oleoscience 23 (5), 249-257, 2023

    ...<p>両親媒性高分子は,その疎水部と細胞膜の脂質二重層との弱い疎水性相互作用により,細胞表面へ固定される。この特性を利用して,細胞表面に官能基や機能性分子を導入できるため,細胞表面を改質できる。特に,ポリエチレングリコール結合脂質(PEG脂質)に,短鎖DNA(ssDNA)や機能性ペプチドを結合させることで,細胞操作が可能になり,細胞同士の接着や細胞-基板間の接着を実現できる。...

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  • 不均質高分子系を対象とする材料技術

    福森 健三 日本ゴム協会誌 96 (7), 192-198, 2023

    <p>Material recycling technologies, contributing to promoting closed-loop recycling processes, are shown in this Part III for automotive polymer wastes mixed with crosslinked polymers as …

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