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検索結果 1,026 件

  • 大規模PC構造におけるプレストレス導入時の緊張解析と緊張管理に関する研究

    西尾 浩志, 八木 洋介, 石川 靖晃 土木学会論文集 80 (2), n/a-, 2024

    ...<p> 本論文では,任意形状を有する大規模PC構造の緊張に対して,開発したプレストレス導入時に生じる摩擦などの影響を取り扱うことができる緊張解析法が合理的であることを,まず,3径間モデル橋に関して,従来解析法による断面力,たわみを提案解析法による値と比較して検討した.続いて,実際に施工された6径間連続ラーメン箱桁高架橋の設計に用いた解析値と提案解析法による解析値との比較を行い,従来解析法の精度向上を...

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  • 高架橋上の照明柱のレベル2地震動に対する限界状態と耐震照査法

    松原 拓朗, 右高 裕二, 藤野 陽三, 田村 洋, シリンゴリンゴ ディオンシウス, 矢部 正明 土木学会論文集 80 (1), n/a-, 2024

    ...照明柱には,高架橋によって増幅された応答加速度が作用するため,大きな地震応答が生じることがある.高架橋と照明柱を一体とした動的解析結果から,高架橋上の照明柱に生じる地震応答が限界状態2を超えるかどうかを照査するための実用的な耐震照査法を提案した.また,一例として実在する高架橋上の照明柱の耐震性を照査した....

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  • 静清バイパスの橋桁落下で8人死傷

    筒井 爽人, 坂本 曜平 日経コンストラクション = Nikkei construction (797) 7-11, 2023-08

    ...静岡市内の高架橋建設現場で2023年7月6日、橋桁が落下して作業員8人が死傷した。橋脚上で橋桁を横取りした後、油圧ジャッキで降下させる作業中のことだ。現場の写真などから徐々に事故の全貌が見えてきた。...

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  • 洪積砂礫地盤における新幹線高架橋の直接基礎の支持性能評価

    曽我 大介, 山崎 貴之, 高野 裕輔, 阪田 暁, 西岡 英俊, 佐名川 太亮, 青木 一二三 地盤工学ジャーナル 18 (2), 223-238, 2023-06-01

    ...<p>九州新幹線(武雄温泉・長崎間)の長崎県大村市内の平野部は,ラーメン高架橋および桁式高架橋で構成される区間であり,扇状地堆積物を支持層とする直接基礎形式が採用された。供用開始後も含めて高精度の軌道管理が必要とされる新幹線高架橋の基礎においては,極限支持力を有するだけでなく,変位を極力生じさせないことが求められる。...

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  • JR九州で東レの防護壁が剥落、1871枚交換

    日経コンストラクション = Nikkei construction (793) 22-, 2023-04

    ...トラブル 鹿児島県内を走るJR指宿枕崎線の高架橋で東レの樹脂製防護壁の表面が剥落したのは、防護壁の製造過程に問題があったことが原因と判明した。JR九州は2022年12月から、剥落箇所周辺で不具合の恐れがある防護壁1871枚の交換を進めている。 防護壁はGFRP(ガ…...

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  • 新幹線の高架橋に新たな地震リスク

    青野 昌行 日経コンストラクション = Nikkei construction (791) 10-13, 2023-02

    地震による新たな損傷リスクを浮き彫りにしたのが、東北新幹線の福島─白石蔵王間にある「第1小坂街道架道橋」(福島県国見町)だ。県道46号の両側にそれぞれ4本の柱を持つコンクリート造のラーメン橋台が立ち、その上に幅約10m、長さ約40mのプレストレストコ…

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  • 点群補完技術を用いたパラメトリック橋梁モデルの生成に関する研究

    塚田 義典, 中原 匡哉, 梅原 喜政, 窪田 諭, 田中 成典, 武内 克樹 土木学会論文集 79 (22), n/a-, 2023

    ...<p> 我が国では,高度経済成長期に施工された社会インフラの老朽化が深刻であり,長寿命化のための点検や補修が急務である.国土交通省では,CIMやi-Constructionを推進し,点群データや3次元モデルの活用による維持管理業務の効率化を目指している.しかし,高架橋や交通量の多い道路では,計測地点に制約が生じるため,構造物を隈なく計測した点群データの取得が困難である.既存研究では,このような欠損が...

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  • 阪神高速道路における高耐久グースアスファルト混合物の適用

    角 裕介, 齋藤 佑太, 森 重和, 杉山 貴教, 小坂 崇 土木学会論文集 79 (21), n/a-, 2023

    ...<p> 阪神高速道路は路線全体の8割が高架橋であり,特に湾岸線では鋼床版が多く採用されている.鋼床版上舗装の基層には,たわみ追従性が高く,かつ流し込み施工が可能で,床版上の凹凸部へ容易に充填できるグースアスファルト混合物を従来から使用している.近年,道路舗装各社において,従来のグースアスファルト混合物と比較して高耐久で低臭気なグースアスファルト混合物が開発され,実用化に向けた取り組みがなされている....

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  • 中性化および内的塩害の複合劣化を受けた山陽新幹線RCラーメン高架橋への電気防食工法の適用について

    河井 勇樹, 渡辺 佳彦 インフラメンテナンス実践研究論文集 2 (1), 143-150, 2023

    ...<p> 山陽新幹線では,RCラーメン高架橋における電気防食工法の適用性を検証するため,2003年度より外部電源方式の試験施工を開始している.2010年度からは流電陽極方式の試験施工も開始しており,施工後の各工法の追跡調査を実施した結果,いずれの電気防食工法においても防食基準を概ね満足し,錆汁等の鉄筋腐食に起因する外観変状も認められず,防食効果を維持していることを確認した.今後の適用については,高架橋...

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  • インフラ整備に資する超緻密高強度材料を用いた床版上面補修対策と2年経過後の効果確認

    平野 勝彦, 西澤 大和, 三田村 浩, 松本 高志 インフラメンテナンス実践研究論文集 2 (1), 204-208, 2023

    ...<p> インフラ整備が重要となる重交通路線である,横浜新道の鉄道交差部に位置する法泉高架橋は,1971年の供用から48年が経過し,経年劣化と交通荷重により鉄筋コンクリート床版の劣化損傷が進行し,耐荷力を確保するために速やかに補修を講じる必要が生じた.一般的な床版の補修は,変状部に対して部分もしくは全層打換を行うが,迅速かつ抜本的な対策を講じるまでの延命化対策として,床版上面の床版コンクリートの一部を...

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  • 新幹線・在来線の同一ホーム乗換えを実現した新潟駅在来線の全線高架化

    鈴木 雄大, 水野 弘二, 竹谷 勉 コンクリート工学 61 (4), 320-326, 2023

    ...このうち在来線高架橋は2018年4月に第一期開業,2022年6月に全線高架化開業を迎えた。本稿では新潟駅在来線高架橋の設計・施工における課題と対策から,高架橋構造計画,アルカリシリカ反応対策,工期短縮に向けた施工方法,点群を活用した取り組みについて述べる。</p>...

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  • 高耐久グースアスファルト混合物の性能規定化に関する実験的検討

    角 裕介, 齋藤 佑太, 曽我 恭匡, 森 重和 土木学会論文集E1(舗装工学) 78 (2), I_316-I_323, 2023

    ...<p> 阪神高速道路は路線全体の8割が高架橋であり,特に湾岸線では鋼床版構造が多く採用されている.鋼床版上舗装の基層には,たわみ追従性が高く,かつ流し込み施工が可能で,床版上の凹凸部へ容易に充填できるグースアスファルト混合物が従来から使用されてきた.近年,道路舗装各社において,従来のグースアスファルト混合物と比較して高耐久で低臭気なグースアスファルト混合物が開発され,実用化に向けた取り組みがなされている...

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  • 橋りょう・高架橋群の地震時連成挙動を考慮可能なモデル化方法に関する基礎的検討

    和田 一範, 坂井 公俊 土木学会論文集 79 (13), n/a-, 2023

    ...<p> 橋りょう・高架橋群の地震時連成挙動を解析的に評価する方法としては,3次元骨組モデルが有効であり,特定の構造物群を対象に評価した事例は多数存在する.ただし,設計実務で延長の長い橋りょう・高架橋群の地震時連成挙動を評価するためには,解析モデルの自由度にも配慮する必要がある.そこで,橋りょう・高架橋群の地震時連成挙動を簡易かつ適切に表現できるモデル化方法を検討した.具体的には,通常の耐震設計で用いられる...

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  • 2層式RCラーメン高架橋の地震後構造性能とサービス水準に関する考察

    畠山 琴羽, 植村 佳大, 高橋 良和 土木学会論文集 79 (13), n/a-, 2023

    ...<p> 2022年3月の福島県沖地震において,東北新幹線の2層式RCラーメン高架橋の中層梁損傷が広範囲で確認された.一般的に,2層式高架橋における中層梁損傷は,柱部の損傷低減に繋がるとされているが,当該地震で確認された中層梁の損傷モードはせん断破壊型であり,理想とするエネルギー吸収性能が発揮されていないといえる.また,中層梁損傷が高架橋の耐震性能に与える影響についての検討は過去に実施されているが,中層梁損傷...

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  • MRデバイスを用いた大規模構造物の景観シミュレーション

    鈴木, 涼真, 柿本, 正憲, 戀津, 魁 第84回全国大会講演論文集 2022 (1), 89-90, 2022-02-17

    ...実施例として、1km程度の起伏のある区間を仮想の高架橋で繋ぐ様子を想定した景観シミュレーションを実装した。シミュレーションの結果、高架橋までさまざまな距離にある該当域内の多くの地点での重畳表示を確認した。...

    情報処理学会

  • 電気化学インピーダンス法におけるアドミッタンス解析を用いたコンクリート内鉄筋腐食環境の評価

    板垣 昌幸, 猪平 かな穂, 渡辺 日香里, 四反田 功, 並松 沙樹, 垣野内 隆一郎, 星 芳直 Zairyo‐to‐Kankyo 71 (1), 13-20, 2022-01-10

    ...<p>プローブ電極を埋め込んだコンクリート実構造物においてアドミッタンス解析からコンクリート内鉄筋腐食環境について評価した.不働態皮膜形成により皮膜抵抗が大きい状況でも,アドミッタンスプロットでは半円の軌跡がみられ,低周波数極限から皮膜抵抗を求めることができた.東海道新幹線高架橋のコンクリート実構造物にプローブ電極を埋め込み,アドミッタンス解析を用いてコンクリート内鉄筋の腐食性について検討した....

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  • 積雪寒冷地における高速道路橋コンクリート床版の劣化調査と電気防食工法による延命化対策

    河尻 留奈, 橋本 啓汰, 深田 宰史, 青山 敏幸, 鳥居 和之 インフラメンテナンス実践研究論文集 1 (1), 134-143, 2022

    ...<p> 高速道路リニューアル事業の一環で,RC床版の取替え工事が実施されている.北陸自動車道では,凍結防止剤による塩害とASRによる複合劣化が発生しており,それぞれの発生状況を正確に見極めて,橋梁の維持管理計画を決定することが重要である.そこで本研究では,金沢市内の高速道路高架橋RC床版を対象として,RC床版から採取したコアにより塩分浸透量およびASR劣化度を調べるとともに,新しいタイプの電気防食工法...

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  • 鉄道コンクリート構造物の凍害と空気量調査

    池田 泰博, 松田 芳範, 三浦 秀一朗 インフラメンテナンス実践研究論文集 1 (1), 423-428, 2022

    ...<p> 建設から40年経過した新幹線高架橋において,凍害によるスケーリングや断面欠損が生じている.新幹線高架橋は,凍害への配慮としてAEコンクリートなどを使用して建設されてはいるものの,凍害による劣化が年々増加傾向となっている.そこで,既設高架橋の現状把握を目的として,高架橋の一部からコア試料を採取し,空気量の実態調査などを実施した.調査結果から,全体的に空気量が設計値より低くなっていることが確認され...

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  • LiDAR-SLAMによる都市空間の点群データの誤差要因とその補正に関する研究

    塚田 義典, 梅原 喜政, 中原 匡哉, 西田 義人, 窪田 諭, 田中 成典, 川﨑 悠史 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_131-I_140, 2022

    ...<p> 我が国では,道路や河川などの社会基盤の維持管理や自動運転のための高精度3次元地図の生成にMMSが用いられている.ただし,MMSは非常に高価であるため,全国の地方公共団体が利用することは難しい.筆者らは,市販の安価なセンサ機器を組み合わせて車両搭載型センシングユニットを開発し,その実用可能性を検証してきた.その結果,両側に高架橋や高層ビルがある環境下ではGNSSのFix解を得ることができないため...

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  • 等価1自由度モデルを用いた鉄道高架橋の地震時挙動評価時の骨格曲線の高度化

    名波 健吾, 坂井 公俊 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (4), I_266-I_274, 2022

    ...<p> 鉄道橋りょう・高架橋の耐震設計時の地震応答値の算定法としては,構造物の骨格曲線をバイリニア型で表現した等価1自由度モデルによる動的解析を用いる場合が多い.このバイリニア型の骨格曲線はプッシュオーバー解析から得られた荷重-変位関係を必ずしも正確には再現できておらず,特に中小規模の地震を対象とした場合には,詳細モデルによる応答値とは乖離が見られる.本検討では,構造物の荷重-変位関係をより適切に表現可能...

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  • 高架橋を含む道路における大気質の測定とCFD解析

    高倉 悠太郎, 中川 雅也, 松尾 智仁, 嶋寺 光, 近藤 明 空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 2022.10 (0), 377-380, 2022

    ...<p>化学反応と放射計算を考慮したCFDモデルの精度検証を目的として,高架橋を含む道路において簡易センサーを用いた測定実験とCFDシミュレーションを実施した。測定実験では自動車排ガスの寄与が大きい汚染物質は国道43号線沿いで濃度が高くなった。CFDシミュレーションでは高架橋が流れ場に影響を与える様子やNOのタイトレーションなどが再現された。...

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  • 設計地震動を超える状況を想定した制御部材付き円形断面鋼製橋脚による高架橋の性能向上策

    徳橋 亮治, 野中 哲也, 藤田 健留, 海老澤 健正, 後藤 芳顯 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (1), 61-77, 2022

    <p> 2011年東北地方太平洋沖地震の津波や2016年熊本地震の活断層の被害を受け,設計を超える作用に対して想定しておくことの重要性が高まっている.想定を超える状態に対しては,影響を低減する観点や機能回復のための復旧性に配慮した減災の観点を取り入れることが重要である.橋脚が倒壊すると復旧に膨大な時間を要することから,支承を適切なタイミングで破壊させ,下部構造を確実に守ることが望ましい.そこで本…

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  • モンテカルロシミュレーションを用いた山陽新幹線高架橋の劣化予測に関する一考察

    柏原 茂, 野村 倫一, 渡辺 佳彦 インフラメンテナンス実践研究論文集 1 (1), 429-438, 2022

    ...<p> 長期にわたって健全な状態で供用を続けるためには,高架橋等の構造物の状態を将来にわたり把握することが重要であり,劣化予測は構造物の状態を時系列で推測するものである.鉄筋コンクリート構造物の性能低下は鉄筋腐食によるものが多く,その劣化速度は中性化速度,塩化物イオン濃度,かぶり,コンクリートの含水率等の要因との相関がある.これまでの暴露試験や促進試験から得られた劣化速度予測式や各影響要因ごとの調査結果...

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  • 地表断層変位と慣性力の影響を考慮したラーメン高架橋の性能評価法

    日野 篤志, 室野 剛隆 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (3), 407-416, 2022

    ...<p> 著者らは,これまでにラーメン高架橋を対象として地表断層変位が作用した際の挙動について検討を実施してきた.これらの検討は,作用時の挙動が未解明な地表断層変位のみに着目したものであった.より実際の挙動に近い形での評価を実施するために,本稿では揺れの影響としての慣性力と地表断層変位の影響を考慮した検討を実施した....

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  • 鉄道高架橋用鋼製無支柱防音壁の開発と音響性能評価

    佐藤 大悟, 豊原 匡志, 阿部 幸夫, 山本 健次郎, 中村 祐太 環境工学総合シンポジウム講演論文集 2022.32 (0), 2106-11-06-, 2022

    <p>Large-scale repairs are planned for railway viaducts in the near future, and noise barriers will be replaced with new ones. In preparation for this, the authors have been developing a new noise …

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  • 横須賀線武蔵小杉駅ホーム増設工事におけるRC高架橋の施工報告

    松本 浩一, 中山 泰成, 中村 裕史 コンクリート工学 60 (8), 676-681, 2022

    ...横須賀線新下りホームの構造は既設高架橋と一体化させたRCラーメン高架橋となっている。今回,高架橋のすべての柱30基に現場ならびに工場製作のいずれかの方法によるプレキャスト構造を適用することで,短い工期で手戻りなく作業を完遂した。...

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  • 地盤と構造物の周期,強度特性を指標とした橋りょう・高架橋の地震時挙動簡易評価

    坂井 公俊, 小野寺 周 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (4), I_227-I_240, 2022

    ...<p> 鉄道橋りょう・高架橋の地震応答値の算定手法として,地盤-構造物を2質点系に置換した非線形動的解析法の検討を行った.具体的には,地盤と構造物の静的非線形解析をそれぞれ実施し,この結果から両者を1自由度系に置換するとともに,これを結合することで2自由度系による動的解析を実施可能とした.この手法を柱高さ8mの鉄道RC橋脚に適用し,詳細な動的解析結果と比較することで,2自由度系による評価の有効性を確認...

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  • 護岸近傍に位置する橋梁の地震の影響に対する性能照査法の一提案

    杉山 裕樹, 吉田 高之, 西田 康人, 吉原 瑞貴, 佐々木 達生, 吉澤 努, 鬼木 浩二 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (4), I_431-I_444, 2022

    ...<p> 臨海部の流動化の影響を考慮すべき橋では,一般に,流動力の作用に対する基礎の照査を行う.橋の上下部接続部が剛結構造である場合,高次不静定構造であるため流動化による基礎の永久変位が橋の耐震性や被災後の供用性に影響を及ぼす可能性がある.本検討では,臨海部の高架橋を対象に,流動化による基礎の永久変位がもたらす影響を,地盤-基礎の有効応力解析と構造物の動的解析を組合せた検討により評価した.最初に,FLIP...

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  • 緊急報告 福島県沖地震:長周期で新幹線の高架橋損傷か

    日経コンストラクション = Nikkei construction (755) 8-11, 2021-03-08

    気象庁によると、地震のマグニチュードは7.3で、震源の深さは55km。西北西−東南東方向に圧縮軸を持つ逆断層型の地震だ。福島県国見町、相馬市、新地町と宮城県蔵王町で最大震度6強を観測した。 北米プレートの下に沈む太平洋プレートの内部で起こった。

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  • 地震動作用下におけるゴム支承取付ボルトの力学挙動

    奥村 徹 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 77 (4), I_35-I_46, 2021

    ...<p> 連続高架橋に設置されたゴム支承の取付ボルトの橋軸方向の地震動作用下における力学挙動について数値解析をもとに検討を行った.解析では,超弾性の材料構成則をゴム層に適用した支承単体の詳細なFEモデルに対して,地震時における上部構造と橋脚の挙動を考慮した現実に即した境界条件を与えた.ゴム支承に生ずる純曲げモーメントは支承上下面の相対回転角のみならず,せん断変形と鉛直荷重により大きく変動することがわかった...

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  • 鉄道橋梁・高架橋を対象とした地震被害発生確率の即時推定手法の提案

    坂井 公俊, 松本 星斗 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 77 (4), I_373-I_383, 2021

    ...<p> 地震発生後に鉄道橋梁・高架橋の被害発生確率を即時的に評価することで,地震後の鉄道の運行再開判断に資する情報を提供する手法を構築した.具体的には,過去に提案されている土木構造物の地震被害推定ノモグラムを拡張することで,各構造物の被害発生確率等を即時推定可能な手法を提案した.提案手法では,地震動の卓越周期と構造物の固有周期の比率を指標とすることで,地震動と構造物の共振・非共振といった現象を反映した...

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  • 鋼床版疲労き裂の発生・進展過程に着目した高速道路高架橋の大規模修繕箇所の選定方法

    二宮 陽平, 水谷 大二郎, 慈道 充, 貝戸 清之, 小林 潔司, 宮田 亮 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 77 (1), 37-56, 2021

    ...疲労き裂の発生・進展過程を予測するための方法論を開発する.さらに,推定した疲労き裂の発生・進展過程に基づいて将来の修繕費用を算出するとともに,通常修繕箇所と大規模修繕箇所をそれぞれ選定するための枠組みを提案する.最後に,実際の高速道路高架橋の鋼床版を対象として,提案手法の有用性を議論する....

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  • 大型加振実験によるレベル2とこれを超える地震動に対するコンクリート充填鋼管集成橋脚で支持された連続高架橋の耐震性能の解明

    後藤 芳顯, 海老澤 健正, 野中 哲也, Yan XU, 金治 英貞, 岡上 政史, 安藤 高士, 服部 匡洋 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 77 (1), 199-218, 2021

    ...<p> L2地震動に対して,せん断パネルダンパーのエネルギー吸収機能でCFT柱が無損傷に留まるように設計した鋼管集成橋脚が,設計通りの挙動を示すことと,L2を超える地震動でもCFT柱の大きなエネルギー吸収能で優れた耐震性を有することを検証するために,上部構造に3基の鋼管集成橋脚を剛結した縮尺約1/10の2径間連続高架橋模型による水平2方向同時加振実験を実施した.実験より,設計で目標としたL2下における...

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  • 高架橋の健全性診断のための自立型振動センサの開発

    石井 智丈, 小金沢 新治, 多川 則男, 谷 弘詞, 呂 仁国 IIP情報・知能・精密機器部門講演会講演論文集 2021 (0), IIP1A1-1-, 2021

    <p>A novel vibration-sensing device based on the giant magnetostrictive effect for a self-powered structural health monitoring system was developed. This device can produce a large voltage because …

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  • 高架橋上に設置される標識柱の地震応答特性とその簡易推定法

    松原 拓朗, 細井 雄介, 久保田 成是, 和田 新, 藤野 陽三, 矢部 正明 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 77 (3), 455-474, 2021

    ...から成る一体解析を行い,その地震応答性状から,高架橋上に設置される標識柱の地震応答の簡易な推定法を検討した.高架橋上に設置される標識柱の応答加速度の最大値は,床応答スペクトルによって推定することにした....

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  • 遮風壁による高架橋上の車両への遮風効果

    乙部 達志, 鈴木 実, 野口 雄平 交通・物流部門大会講演論文集 2021.30 (0), SS6-3-1-, 2021

    <p>Parapets, noise barriers and through girders, hereafter referred to as the wall, which have 100% solidity ratio are not built for the wind protection. However, the wind protection effect can be …

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  • 橋梁・高架橋群における下部工単体の固有振動数同定法の提案

    和田 一範, 坂井 公俊 土木学会論文集A2(応用力学) 77 (2), I_25-I_34, 2021

    ...<p>橋梁・高架橋の構造全体系の固有振動数は下部工の健全度判定に広く活用されているが,この指標には上部工や支承を介した隣接構造物の振動の影響が含まれており,隣接構造物の条件によっては,着目している下部工単体の特性が必ずしも明瞭に評価できない可能性がある.本研究は,振動計測から得られるデータを用いて下部工単体の固有振動数を同定する手法を開発した.具体的には,構造全体系の非減衰固有振動数と固有モードから...

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  • 新阿蘇大橋における現場打ちコンクリートの施工─災害復旧工事の生産性向上と品質確保─

    長尾 賢二, 鵜林 保彦, 藤川 真一, 草野 瑞季 コンクリート工学 59 (8), 661-666, 2021

    <p>新阿蘇大橋は,2016年4月に発生した熊本地震により被災した国道325号阿蘇大橋に代わり,旧橋の約600m下流に新設された全長525mの橋梁である。このうち,黒川を渡河する峡谷に計画されたPC3径間連続ラーメン箱桁橋は,最大橋脚高97.0m,中央支間長165mを有しており,本構造形式としては国内有数の規模となる。本稿では,架橋地点特有の厳しい地形・気象条件を克服し,標準工期に比べ約1年4カ…

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  • 応答変位法を活用した入力損失効果の実務的評価手法の適用拡大

    土井 達也, 室野 剛隆, 齊藤 正人 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 77 (3), 395-404, 2021

    ...設計実務で一般的な応答変位法を用いて,入力損失効果を評価する手法を提案し,杭径1.5m程度以下の杭基礎に対する適用性を確認している.一方,ケーソン基礎など基礎く体の曲げ剛性が大きい場合,低振動数では有効入力動が増幅する場合がある.本研究では,このような基礎に対して,応答変位法の考え方を拡張した手法を用いて有効入力動の増幅と入力損失効果の双方を精度良く評価する手法を提案した.さらに,ケーソン基礎やラーメン高架橋...

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  • 北陸新幹線における鉄道初のフルプレキャストラーメン高架橋の建設工事

    久保 達彦, 宮本 順一, 岡本 圭太, 光森 章 コンクリート工学 59 (3), 261-266, 2021

    ...<p>北陸新幹線金沢~敦賀間福井市内の営業線が近接するラーメン高架橋では,工期短縮を目的として鉄道初のフルプレキャストラーメン高架橋を採用している。フルプレキャスト化技術は,柱・梁部材だけでなく両部材の接合部も含めて,ラーメン高架橋の地上部材をすべてプレキャスト化するものである。本報では,工法の採用経緯から,試験的な施工の実施,それを踏まえた本施工の全般について報告する。</p>...

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  • プレキャストパネルと高強度繊維補強モルタルを用いた耐震補強工法の開発

    笠倉 亮太, 黒岩 俊之, 田所 敏弥, 宇治 公隆 コンクリート工学 59 (6), 502-510, 2021

    ...<p>筆者らは,鉄道高架橋柱の耐震補強工事の生産性向上を目的とし,新しい耐震補強工法を開発した。開発した工法は,プレキャストパネルを分割された補強鋼板とボルトを用いて既設柱の周囲に配置し,既設柱との隙間に高強度繊維補強モルタルを充填するものである。...

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  • NEWS 技術:新幹線の走行中でも点検可能なドローン

    日経コンストラクション = Nikkei construction (736) 21-, 2020-05-25

    ...JR西日本は山陽新幹線の走行中にラーメン高架橋の下で初めてドローンを飛ばし、橋の点検に適した機体の飛行安定性などを検証した(写真1)。撮影した画像から周囲の3次元形状を認識して自身の位置を把握する「Visual SLAM」が備わるドローンが有用だと分かった…...

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  • NEWS 時事・プロジェクト:塗膜くずから可燃性ガスか、東名火災

    日経コンストラクション = Nikkei construction (730) 16-, 2020-02-24

    ...東名高速道路の高架橋塗装工事で作業員1人が死亡した火災は、剥がした塗膜くずから発生したガスに引火して燃え広がった可能性があると分かった。中日本高速道路会社の再発防止委員会(委員長:伊藤義人・名古屋大学名誉教授)が2020年1月21日の会合で明らかに…...

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  • 2018年大阪府北部地震の観測記録を用いた立体ラーメンが隣接する3径間連続非合成鈑桁橋の地震時応答評価

    中西 泰之, 内田 諭, 川邉 幸歩, 八木 悟, 山田 雅行, 服部 匡洋, 篠原 聖二 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 76 (4), I_227-I_236, 2020

    ...<p> 現在,阪神高速道路全線260kmを対象とした広域ネットワークシミュレーションの精度検証に向けた取り組みを行っている.その一環として,2018年6月18日7時58分に発生した大阪府北部地震において加速度が観測された観測局22箇所のうち,3径間連続非合成鈑桁である海老江観測局の高架橋を対象とし,観測された地表面加速度を入力地震動とした地震応答解析を実施し,地震時応答の評価を試みた....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 表層地盤の強度に関する指標を橋梁・高架橋の降伏震度と同一次元で表現する方法の提案

    坂井 公俊, 井澤 淳 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 76 (4), I_290-I_300, 2020

    ...次元で表現する方法を提示した.今回提案した手順によって地盤上限震度<i>K<sub>f</sub><sup>’</sup></i>を算定することで,地盤,橋梁・高架橋の区別なく,初期剛性(固有周期)と強度に関する指標を同じ次元で比較することが可能となった.また,同一の剛性,強度を有する系の地震時挙動は,地盤,高架橋によらず概ね同一となっており,今回提示した地盤上限震度<i>K<sub>f</sub>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • トラス鉄筋付プレキャスト版を用いた鉄道ラーメン高架橋の設計・施工

    眞野 亮, 村上 昌彦 コンクリート工学 58 (11), 898-903, 2020

    ...<p>JR長崎本線連続立体交差事業において,浦上駅付近の高架橋建設用地は仮線と民地等に囲まれた非常に狭隘なスペースであり,高架橋張出しスラブを無支保工で施工する必要があった。そこで,当社で初めてトラス鉄筋付プレキャスト版を用いたハーフプレキャスト工法を採用し,高架橋張出しスラブを無支保工で施工した。...

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  • 既設高架橋と摩擦接合した増し杭補強に関する実験的検討

    野本 将太, 池本 宏文, 阿部 慶太, 高崎 秀明 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 76 (4), I_495-I_506, 2020

    <p> 過去発生した大規模な地震において,新幹線の脱線被害が発生している.新幹線沿線全体での列車走行安全性の向上には,上部工での対策が難しい軟弱地盤の場合,基礎の補強が有効と考えられるが,全体の剛性増加に伴い新幹線車両に入力される応答加速度が増大し,列車走行安全性が低下する可能性がある.本研究では,大規模地震時における列車走行安全性を考慮し,増しフーチングと既設フーチングを摩擦力のみで接合する構…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 鉄道直上高架工事における取組み─西鉄雑餉隈駅付近高架工事─

    石松 雅基, 後藤 賢史, 西川 航平, 橋本 学 コンクリート工学 58 (10), 822-827, 2020

    ...仮線ヤードが確保できないため,営業線直上にRCラーメン高架橋を構築するという施工条件の中,ハーフプレキャスト工法,および桁式支保工による現場打ち工法にて躯体の構築を行った。本報では,その施工実績とともに,施工精度の確保や品質確保への工夫,さらには営業線の安全運行確保への取組みについて紹介する。</p>...

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  • 粘着剤組成物の力学的性質の研究第3 報アクリル系粘着剤分子量分布が架橋形態に及ぼす影響

    浦濱 圭彬, 長谷川 友希, 村田 順平, 岸  肇 Journal of The Adhesion Society of Japan 56 (1), 4-11, 2020-01-01

    ...PDI は高架橋剤濃度でのゲル分率の飽和にも関係していた。ゲル分率と膨潤度は同時測定でき,同程度のゲル分率であっても,膨潤度は原料共重合体のPDI に大きく依存していることがわかった。また,ゾルの分子量分布を測定した結果,低架橋剤当量組成( すなわち,0.001当量および0.002当量) のゾル中に分子量100 万以上の分布の増加が認められ,同時に低分子量域の分布は減少した。...

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  • ブロック型倒壊方向制御構造を有するラーメン高架橋柱の静的載荷試験

    豊岡 亮洋, 布川 博一, 小野寺 周, 室野 剛隆 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 75 (4), I_408-I_415, 2019

    ...<p> 想定を超える地震動に対して,構造物の倒壊という「危機」を完全に防止することは困難であるが,仮に倒壊したとしても居住地域や緊急輸送道路や復旧スペース等を支障する方向には構造物を倒壊させないことで危機耐性を確保することが可能である.著者らはこうした構造を実現する「倒壊方向制御構造」を提案しており,振動台実験を通じて倒壊方向を制御可能であることを確認している.本論文では,ラーメン高架橋を対象とした...

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  • コンクリート中の鉄筋腐食に与える水とコンクリートの中性化の影響

    轟 俊太朗, 石田 哲也, 田所 敏弥, 上田 洋 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 75 (4), 226-238, 2019

    ...<p> かぶり30mm以下,中性化残り10mm以下ではく離はく落が発生した供用中の鉄道高架橋を対象として,水掛かりの異なる部位毎に,水とコンクリートの中性化がかぶりコンクリートのはく離はく落の発生や鉄筋腐食速度に与える影響を検討した.その結果,水掛かりが有る場合には,中性化残り10mm以下ではく離はく落が発生する可能性が高まるのに対して,水掛かりが無ければ,中性化残りが10mm以下であってもはく離はく...

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  • 柱との接触条件をパラメータとしたブロック型倒壊方向制御構造の解析

    布川 博一, 豊岡 亮洋, 小野寺 周, 室野 剛隆 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 75 (4), I_520-I_528, 2019

    ...<p> 耐震設計の想定を超えるような地震動に対して,構造物が破滅的な被害に至らないように危機耐性に優れた構造の実現が求められている.この一つの方法として,構造物の倒壊方向を任意の方向へ誘導する倒壊方向制御構造の開発が進められている.本論文は,倒壊方向を制御するデバイスを設置したラーメン高架橋柱の正負交番載荷試験の再現解析をFEM解析により行い,試験との整合性や柱断面の応力状態を評価した.FEM解析の...

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  • 長期記憶性を考慮した時系列データによる構造物劣化過程のモデル化

    小林 潔司, 貝戸 清之, 水谷 大二郎, 坂井 康人 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (4), 233-249, 2019

    ...として発現することが多い.本研究では,リアルタイムの計測値に基づいて,構造物の長期的な劣化過程をモデリングし,予防的に異常検知を行うための方法論を提案する.具体的には,モニタリングデータに基づいて,構造物に作用する外的要因がもたらす影響に関する長期的記憶を考慮したARFIMAX-FIGARCHモデルを提案し,タイムラグを伴う構造物の劣化過程のモデル化を試みる.さらに,提案した方法論を実際の高速道路高架橋...

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  • 盛土本体と滑動部の振動特性を考慮した鉄道盛土の実用的な滑動変位量の算定手法

    坂井 公俊, 荒木 豪, 室野 剛隆 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 75 (4), I_667-I_673, 2019

    ...過去に提案されている片側非線形モデルを適用する際に必要となる盛土本体と滑動部の振動特性(固有周期,非線形特性)を簡易に推定する手法を提案するとともに,各手法の妥当性を確認した.今回提案した手法を用いることで,盛土の振動特性を考慮した上での応答値を簡易に算定することが可能となり,鉄道路線のような延長の長い施設を対象とした場合の耐震設計時の応答値算定手法として活用が期待される.また本手法は,鉄道橋梁や高架橋等...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 非構造部材および伸縮目地が鉄道高架橋の振動特性に及ぼす影響度評価

    徳永 宗正, 池田 学, 渡辺 勉, 曽我部 正道 理論応用力学講演会 講演論文集 65 (0), 163-, 2019

    <p>本検討では,鉄道桁を対象として,断面剛性の評価における非構造部材の影響を評価することを目的として,数値解析に基づき非構造部材が固有振動数等の振動特性に及ぼす影響度を評価した.非構造部材による主構造の固有振動数の増加幅は非構造部材の種類によって異なっており,路盤コンクリート,軌道スラブ,レールは影響度が大きいのに対して,トラフ,地覆,排水勾配はそれらの剛性を考慮した場合でも固有振動数の増加幅…

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  • 10径間連続PC箱桁橋における2018年大阪府北部地震の地震観測記録と応答特性の評価

    佐々木 達生, 徳橋 亮治, 服部 匡洋, 馬越 一也, 篠原 聖二 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 75 (4), I_602-I_612, 2019

    ...<p> 大阪府北部地震で震度3が観測された垂水地区において,6箇所に地震計が設置された名谷高架橋を対象とする地震時の挙動再現解析を実施した.入力地震動を計測した地表面波形として,基礎天端や橋脚天端,上部構造の計測波形との対比をすることで,一般的に耐震解析で用いられる非線形動的解析モデルの挙動の再現性の確認と,実態との乖離が生じる場合のモデル化における要因の解明を目的としており,一般的なモデル化に加えて...

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  • 砂詰基礎電化柱の解析モデルの構築

    原田 智, 酒井 大央, 坂井 公俊, 室野 剛隆 日本地震工学会論文集 19 (6), 6_193-6_201, 2019

    ...<p>鉄道高架橋上に建植された電化柱の基礎には, 主にプレストレストコンクリート柱(以下, PC柱)の地震対策として砂詰基礎を用いた箇所がある.砂詰基礎は, 砂同士の摩擦を利用することによって, 地震に対するPC柱の振動を低減させることを期待した設備である.しかしながら, 地震時に過大な荷重がPC柱に作用した場合について, 砂詰基礎PC柱の挙動は明らかになっていない.そこで, 砂詰基礎PC柱の静的および...

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  • 御嶽火山ハザードマップとの比較が可能な火砕流モデル実験教材の開発と中学校での授業実践

    田中 健二朗, 川上 紳一, 武藤 正典 日本科学教育学会研究会研究報告 32 (10), 47-52, 2018-06-23

    <p>次期学習指導要領では, 理科の学習において自然災害に関する内容の充実が図られている.日本は火山国であり, 多数の活火山が存在している.火山活動のしくみを理解すると同時に, 火山ハザードマップなどを活用して, 予想される被害を読み取る学習が想定されている.本研究では, 3D プリンタで御嶽火山の地形モデルを作り, 火砕流のモデル実験教材を開発した.火砕流の発生は, 地形モデルを水中に入れ, …

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  • 地表面振動の伝播と剛な地中防振壁の効果に関する模型実験

    金田 淳, 豊田 浩史, 高田 晋, 池本 宏文 土木学会論文集C(地圏工学) 74 (3), 275-288, 2018

    ...高架橋を走行する列車から発生する振動が地盤に伝播し,地盤振動問題を発生させる場合がある.特に,近年考えられている新幹線の高速化により,この問題の解明と対策の立案が急務となっている.地盤振動への対策のひとつとして,地中防振壁(以下防振壁と記す)が知られている.理論,実験,解析による検討が試みられているものの,設計条件を決めるまでの統一的見解は得られていない.そこで,防振壁の効果を確認するとともに,地表面鉛直振動...

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  • 隣接構造物との接続条件の違いを考慮した断層変位を受けるラーメン高架橋の地震時挙動

    日野 篤志, 室野 剛隆, 小野寺 周, 谷山 尚 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (4), I_840-I_846, 2018

    ...に対する高架橋の挙動の把握を目的に,ゲルバー桁式,背割り式,張出し式の3タイプの接続条件について,静的非線形解析を実施し,接続部の変位量を評価した.その結果,ゲルバー桁式はわずかな地表断層変位量で落橋に至ることを確認し,これまで提案してきた張出し式の接続条件として優位性を確認した....

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  • 鉄道RC高架橋相互の地震時繰り返し衝突を考慮した耐震設計法

    徳永 宗正, 曽我部 正道 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (1), 173-185, 2018

    ...本論文では,鉄道RC高架橋の張出スラブ相互の地震時の繰り返し衝突を考慮した耐震設計法を開発した.詳細な接触解析に基づき,張出スラブの衝突時において,反発係数が上部工内に伝播する振動エネルギーへの変換に伴い0.2程度,材料の非線形化による履歴エネルギーへの変換に伴い,衝突速度,衝突角度に依存して最大で0.6程度低下することを明らかにした.これらのエネルギー損失のうち振動エネルギー分をダッシュポットにより...

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  • 実測に基づく鉄道高架橋の減衰定数の特性把握と低減衰箇所の簡易抽出法

    和田 一範, 坂井 公俊, 室野 剛隆 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (1), 1-12, 2018

    ...は,計測事例が少なく,発生要因が複雑であるため,いまだ不確定性が高い.しかし,近年,減衰定数の小さな鉄道構造物が地震時に共振現象によって大きく応答し,それが車両の脱線の原因のひとつとなった可能性も指摘されており,より精度の高い耐震性能評価や車両の走行安全性の評価を行う上では,減衰定数の評価方法の確立が重要となる.そこで本研究では,衝撃振動試験および常時微動測定を構造形式や地盤条件の異なる多数の鉄道高架橋...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献4件

  • RCラーメン高架橋の常時微動による損傷検知に関する解析的検討

    坂下 克之, 畑 明仁, 山本 悠人 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (4), I_283-I_293, 2018

    ...RCラーメン高架橋を対象として,常時微動による損傷検知に関する解析的検討を実施した.損傷として橋脚下端の塑性ヒンジ化を考え,損傷なし(Case0),損傷が橋軸方向に偏った場合(Case1),損傷が橋軸直角方向に偏った場合(Case2)の3ケースを設定し,各ケースに対し,固有値解析を実施して振動モードを把握した後,常時微動を模擬したランダム波を基部より水平2方向同時入力した.主要点の加速度伝達関数を比較...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 三次元都市モデルを用いた可視・不可視分析の結果と実際の視線傾向との違いに関する研究

    井筒 竜宇, 山野 高志 土木学会論文集F3(土木情報学) 74 (2), I_82-I_89, 2018

    ...本研究では京阪本線連続立体交差事業をケース・スタディとし,国土地理院が発行している汎用的な空間データを用いて三次元都市モデルの作成手法を構築し,モデルを用いた景観分析を2つのアプローチで行い,両者の結果を比較検証することを目的とした.作成された三次元都市モデルは空間分析に適したモデルに変換され,まずはGIS上での可視・不可視分析を行うことで,高架橋上の列車からの建築物に対する被可視頻度を明らかにした...

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  • 鉄道高架橋-隣接建物間の動的相互作用の基本特性に関する数値解析的検討

    和田 一範, 山田 聖治, 室野 剛隆 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (4), I_656-I_664, 2018

    ...都市圏内では,鉄道高架橋に隣接して大型建物が存在,建設される場合がある.大型建物の質量は,鉄道高架橋の質量の数倍~数十倍あるため,地震時の建物振動が鉄道高架橋に与える影響は無視できない可能性がある.そこで,鉄道高架橋と隣接建物との動的相互作用の有無やそのメカニズム把握を目的に,高架橋―隣接建物連成系のFEMモデルを構築し,建物諸元,地盤条件などを変えて,時刻歴応答解析を実施し,高架橋,隣接建物の応答値...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 地盤全体系の強度を考慮した地震時地盤変位量の簡易推定法

    坂井 公俊, 井澤 淳, 石橋 利倫 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (4), I_361-I_368, 2018

    ...橋梁・高架橋や地下構造物の地震応答値算定法として応答変位法が用いられることがある.この時に地盤変位を別途評価する必要があるが,これを地盤の固有周期<i>T<sub>g</sub></i>をパラメータとして推定する手法が存在する.しかしながら,比較的大きな地震動レベルを対象とした場合,地盤の非線形程度も重要な指標となると考えられる....

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 杭基礎ラーメン高架橋の構造全体系による入力損失効果とその簡易な評価手法

    寳地 雄大, 室野 剛隆, 齊藤 正人 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 74 (3), 504-515, 2018

    ...がある.そこで,本研究ではラーメン高架橋を対象に2次元,3次元モデルによる動的解析を行い両者の結果を比較することで,構造全体系から生じる入力損失効果について定量的に評価した.さらに,構造全体系の入力損失の評価について理論解を導きその妥当性を検討した....

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 低周波領域の高架構造物音波低減工法 その2.共鳴器による位相反転機構を利用した低減対策方法の検討

    佐野 泰之, 長船 寿一, 岩吹 啓史, 澤 瑞穂 騒音制御 41 (3), 147-154, 2017-06-01

    ...<p>本研究の目的は,高架橋から発生する低周波領域の高架構造物音波を低減させる工法を開発することである。前報では,機械的な方法で構造物音波と逆位相の音波を放射するような付加振動体を用いた低減工法について検討を行った。本報ではこれを共鳴現象に置き換え床版裏面からの放射音の位相を反転させ,構造物音波を消音する低減工法を提案し,この効果について検討を行っている。...

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  • 低周波領域の高架構造物音波低減工法 その1.付加振動体を用いた低減対策方法の検討

    佐野 泰之, 長船 寿一, 岩吹 啓史 騒音制御 41 (1), 30-37, 2017-02-01

    ...<p>本研究の目的は,高架橋の振動により発生する低周波領域の音波を低減させる工法を開発することである。本論では,構造物音波と逆位相の音波を放射するように高架橋の床版の振動を受動的に利用し付加振動体を振動させる工法を提案する。実際の対策工としては,橋梁の荷重増をなるべく小さくしたいが,付加振動体を軽量化すると低減効果が小さくなることが懸念される。...

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  • 複数リンクの途絶を考慮した都市鉄道ネットワークの脆弱性評価

    中川 拓朗, 金子 雄一郎, 横山 茂樹, 井上 真志 土木学会論文集D3(土木計画学) 73 (5), I_809-I_818, 2017

    ...本研究は,都市鉄道ネットワークを対象に複数のリンクが途絶した場合の脆弱性を評価する手法を考案し,首都直下地震の発生を想定した評価を行った.具体的には内閣府の首都直下地震モデル検討会が公表している震度分布データ(14ケース)を基に,一定震度以上の地域にある高架橋及び橋梁を含むリンクが途絶した場合の脆弱性指標値を算出した.その結果,都心部直下や周辺部を震源とするケースで指標値が高い,すなわち途絶した場合...

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  • 非線形応答特性の感度分析に基づく多数のRC高架橋群の効率的なモデル化方法

    和田 一範, 日野 篤志, 室野 剛隆, 本山 紘希, 松本 拓 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 73 (4), I_914-I_921, 2017

    ...について,効率性に鑑みて耐震設計で用いるモデルから複数のモデル化方法を変更し,プッシュ・オーバー解析を実施した.そして,変更項目ごとに非線形応答特性(震度-変位関係)へ与える感度を分析することで,多数のRC高架橋群を効率的にモデル化する方法を提案した....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 地震動が作用する鋼製橋脚の3次元倒壊挙動と予測

    後藤 芳顯, 海老澤 健正, BACH Nguyen Van 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 73 (3), 512-531, 2017

    ...構造物に設計地震動を大きく越える想定外の地震動が作用する場合には,構造物の応答が終局限界を越え,最悪の場合には崩壊に至る可能性もある.しかし,このような終局限界を越え,崩壊に至る構造物の挙動はほとんど明らかにされていない.ここでは,兵庫県南部地震において橋脚の倒壊に起因した進行性の大規模崩壊が高架橋に生じた事実を踏まえ,橋脚に焦点をあて,その倒壊に関する挙動特性の解明と予測について検討した.具体的には...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 連続高架橋の多方向地震動下でのゴム支承と支承取付部の曲げせん断挙動

    後藤 芳顯, 奥村 徹, 海老澤 健正 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 73 (3), 532-551, 2017

    ...過去最大級の2径間連続高架橋模型を用いたマルチ振動台による水平2方向加振実験と精緻なFE解析により高架橋に設置されたゴム支承の多方向地震動下の挙動について検討した.とくに,現在の設計で考慮されていない支承の2軸の曲げせん断挙動が支承本体ならびに支承取付部に与える影響について扱った.検討結果として,橋軸直角軸まわりの支承の相対回転により生じる純曲げモーメントの影響は大きく,これで,支承本体に生じる局部...

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  • Salome-meca を用いた車両火災が起因する地盤埋設パイプラインの熱伝導解析

    常井 友也 計算力学講演会講演論文集 2017.30 (0), F03-3-, 2017

    ...近年、首都高速道路等においては、トンネル内、高架橋上においてタンクローリー等の大型車両が運転者の操作の誤りにより、車両のバランスが崩れ車両の横転が原因で車両火災が多く発生している。さらに地震発生時は、平常によりもさらに車両のバランスが崩れやすく、車両火災が発生しやすい状態となり、また市街地では建築物等の火災が原因となる車両火災が懸念される。...

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  • 微量元素の固相抽出分離へのInertSep ME-2の適用性

    加賀谷 重浩, 青木 友香里, 佐伯 由美, 後藤 太郎, 大木 麻由, 小幡 一誠, 齋藤 雅也, 城田 理子, 源明 誠 日本海水学会誌 71 (5), 282-290, 2017

    ...,Cd,Co,Cu,Fe,Mo,Ni,Pb,V,Znなどの元素は広いpH範囲で回収可能であった.このような元素捕捉選択性は,元素捕捉基として働くIDA基,元素反発基として機能するプロトン化したアミノ基の両者がInertSep ME-2に存在するためであると考えられる.一方,試料溶液を通液する流量において,少なくとも30 mL/minまでは抽出率に有意な変化は認められなかった.この元素捕捉迅速性は,高架橋度...

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  • 仙台市地下鉄東西線 広瀬川地区橋梁

    蝦名 崇宏, 斎藤 和也, 松岡 孝明, 伊藤 克己 コンクリート工学 54 (12), 1184-1189, 2016

    ...広瀬川地区橋梁は,仙台市中心部を流れる広瀬川に位置し,広瀬川橋りょう(渡河橋)と,西公園高架橋とからなる。土木工事施工期間は,平成20年12月仮桟橋の施工開始から,平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震による工事中止期間3カ月を経て,平成25年6月付属物設置までの4年7カ月を要した。本稿では,広瀬川地区橋梁の構造や施工概要について記載する。</p>...

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  • K線高架橋下部工の深礎掘削に伴うボイリングの発生事例と解析

    永井 茂, 田中 勉, 松浦 良治 地下水学会誌 58 (2), 195-203, 2016

    地下水位の高い地点における掘削では,工事の大規模化や大深度化に伴い,三次元的な浸透流の集中が問題となる。北九州市のK線道路橋P2橋脚下部工において,深礎掘削を行ったときにボイリングが発生した。工事では,まず,長さ11.0mの鋼矢板Ⅲ型を用いて,平面形状(幅10.8m×長さ10.8m)に囲い込み,構内を深さ5m掘削し作業プラットフォームを構築した。次に,4ヶ所で外径2.5m,内径2.0m,高さ0…

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  • 地震・津波・漂流物の複合災害を受ける高架橋の損傷度に関する基礎的検討

    小尾 博俊 土木学会論文集B2(海岸工学) 72 (2), I_1051-I_1056, 2016

    ...東北地方太平洋沖地震では地震による被害に加え,その後の津波や漂流物の衝突により構造物の被害がより一層拡大した可能性が指摘されている.これまで地震や津波といった単一災害に対する研究は盛んに行われてきたが,地震・津波・漂流物といった一連の災害による構造物への影響について検討した例は極めて少ない.そこで本研究では,これら複合災害を受ける高架橋について数値解析を実施し,高架橋の損傷度について評価した.その結果...

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  • ラーメン高架橋柱端部の塑性化が斜杭基礎の制震効果に及ぼす影響

    佐名川 太亮, 西岡 英俊, 室野 剛隆, 高野 裕輔, 米澤 豊司, 青木 一二三 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (2), 302-314, 2016

    ...ならびに数値解析を実施し,柱に塑性化が生じた場合の斜杭ラーメン高架橋の制震効果について検証を行った.結果として,柱端部が塑性化した場合でも斜杭基礎による応答低減効果が発揮されることが確認された.また,この応答低減効果は見かけの有効入力動を用いることで評価可能であることを確認した....

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  • 既設高架橋の鋼製橋脚基部に着目した免震・制震デバイスによる地震応答低減に関する研究

    伊原 茂, 松崎 久倫, 庄司 学 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (4), I_146-I_160, 2016

    ...都市高速道路の代表的な構造物として,ダブルデッキ型式の鋼製ラーメン橋脚で支持された単純鋼桁橋が多径間に渡り連続する曲線高架橋がある.この高架橋を拡幅かつレベル2地震動に対する耐震性確保を行う場合,桁衝突,鋼製橋脚基部の地震応答ひずみの超過等が懸念される.しかし,鋼製橋脚基部には中詰めコンクリートがあり,桁遊間は100mmと狭い.そこで,鋼製橋脚の免震化と隣接桁同士の制震化により,地震時慣性力の低減,...

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  • 東北地方太平洋沖地震により損傷した鉄道RCラーメン高架橋の3次元非線形動的解析による被害分析

    宇野 州彦, 稲場 友也, 小林 將志, 秋山 充良 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (4), I_506-I_514, 2016

    ...東北地方太平洋沖地震において損傷を受けたRCラーメン高架橋に関して,これまで複数の文献においてその被害分析がなされており,プッシュオーバー解析等を行って柱部材の損傷進展について推察がなされている.本論文では,当該地震により柱部材に損傷を受けた第一中曽根高架橋について推定地震動を用いて3次元非線形動的解析を実施し,各柱部材および高架橋全体の地震時挙動を把握して,どのような過程で柱部材が損傷を受け,また...

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  • 鉄道沿線における液状化の発生と構造物被害に関する考察

    川中島 寛幸, 藤原 寅士良, 野澤 伸一郎 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (4), I_255-I_263, 2016

    ...,液状化判定手法で算出される指数と構造物被害の関係については,構造物設計時の余裕度も考慮する必要があるため,詳細な検討例は多くない.本論では,新潟県中越地震,東北地方太平洋沖地震の例を用い,鉄道沿線において液状化指数と構造物被害の相関を調査した.液状化指数と液状化発生の関係は既往の研究と調和的な結果が得られたが,液状化指数が大きいにも関わらず,建設当時液状化を考慮した設計となっていないと推定される高架橋...

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  • 橋桁の影響を考慮した液状化地盤上にある橋台の地震時応答に関する基礎的研究

    梶田 幸秀, 柿永 恭佑, 宇野 州彦, 北原 武嗣 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (4), I_338-I_347, 2016

    ...本研究では,液状化地盤上にある両側に橋台を有する高架橋の地震時応答に着目し,橋桁を考慮しない場合と考慮した場合との応答比較を行った.橋桁を考慮した場合,橋桁が橋台前面側への倒れ込みを抑制するため,橋台の応答変位は大幅に減少すること,それに伴い,杭頭部の変位も大きく減少することが確認できたが,杭に発生する曲げモーメントについては,橋桁を考慮しても大きさはそれほど変わらないが分布形状は変化することが確認...

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  • 新幹線高架橋上の電車線柱の連成系地震応答解析およびTMDによる震動制御

    水谷 司, 飯島 怜, 武田 智信, 築嶋 大輔, 佐々木 崇人 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (4), I_604-I_618, 2016

    ...東北地方太平洋沖地震において新幹線高架橋上のPC(プレストレストコンクリート)製電車線柱が多数傾斜・折損し復旧に時間を要したため,電車線柱の地震対策が急務である.本研究では,新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため,電車線・電線,調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し,地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした.その上で...

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  • 既設RC高架橋の柱移設に伴う構造系変化の影響評価

    斉藤 雅充, 山下 健二, 猪股 貴憲, 池田 学 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (5), II_145-II_155, 2016

    ...鉄道駅の既設高架橋では,高架下空間の有効活用といった機能向上のニーズが高まっている.筆者らは,コンクリート充填鋼管(CFT)柱を活用し,既設の高架橋を利用しながら柱を取替え・移設して柱間隔を拡大する工法を提案し,新設CFT柱と既設RC梁の接合法などの要素技術を開発してきた.柱を移設した高架橋では,新設柱と既設柱といった,剛性や耐力が大きく異なる柱が混在した構造系となるが,このような構造系の地震時挙動...

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  • ノックオフ部材とすべり支承からなる支承形式の高架橋への適用性

    中西 泰之, 松村 政秀, 山口 隆司 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (2), 322-331, 2016

    ...強地震時に下部構造へ伝達される慣性力を低減する上ですべり系支承の採用が有効である.このとき,すべり機能が強地震時のみに発現するためには,すべり支承に常時・中小地震時には上部構造の水平移動を拘束する復元力機能,強地震時には移動制限を開放するトリガー機能としてノックオフ部材,およびノックオフ後の過大な変位に対する変位制限装置を組み合わせて用いる支承形式が有用と考えられる.本研究では,高架橋および支承形式...

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  • 高架橋の地震時不同変位計測のための高密度地震観測システムの構築

    坂井 公俊, 本山 紘希, 室野 剛隆, 盛川 仁, 荒木 正之, 松田 滋夫, 浦口 尚貴 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (1), 107-118, 2016

    ...地震時の地盤・構造物挙動の詳細な把握および地震応答解析等の各種シミュレーションの精度検証のためのデータ取得を目的として,地盤~高架橋の高密度地震観測システムを構築した.本観測システムの構築においては,実用ダイナミックレンジ24bit,サンプリング周波数200Hzのデータロガーを活用することで,極めて高精度な観測を実現している.また本システムでは,地震計を地中,地表および高架橋上に設置し,耐震設計で用...

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  • 両端が固定されたせん断スパン比の小さい鉄骨鉄筋コンクリートはりのせん断耐力評価

    中田 裕喜, 渡辺 健, 田所 敏弥, 岡本 大, 池田 学, 谷村 幸裕 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 72 (4), 440-455, 2016

    ...複合構造標準示方書に示された鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)棒部材のせん断耐力算定式は,単純支持されたSRCはりの実験結果より導出されたものである.この算定式をラーメン高架橋のSRCはりに適用する場合,その両端が固定されているという支持条件がせん断耐力に及ぼす影響を検討する必要がある.本研究では,支持条件の影響が大きいせん断スパン比の小さい領域を対象に,両端固定支持SRCはりの載荷実験および非線形有限要素解析...

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  • 東京駅丸の内駅舎に使用された木杭の耐久性

    野澤 伸一郎, 藤原 寅士良 土木学会論文集C(地圏工学) 72 (4), 300-309, 2016

    ...木杭は,明治以来,鉄道においても高架橋や駅設備の基礎杭として利用されてきた.木杭は,地下水位以深に位置する,または地下水位変動があったとしても粘性土に覆われていれば,著しい腐朽をすることなく耐久性を有する点,木杭の耐久性や強度は樹種や産地によって異なることが知られている.本点を確認するため,東京駅丸の内駅舎の保存・復原工事で撤去された松杭の状況と地質,地下水位を調べた.その結果,杭頭部から約500mm...

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  • 各種の衝撃作用を受ける構造物の挙動評価に関する取り組み

    小尾 博俊, 園田 佳巨 コンクリート工学 54 (7), 710-718, 2016

    ...一つ目は,道路上を立体交差するRC高架橋に自動車が衝突した場合,高架橋にはどの程度の損傷が生じるか検討した事例を示す。二つ目は,同じくRC高架橋に津波漂流物が衝突した場合の高架橋の損傷度について検討した事例を示す。三つ目は,津波避難タワーに漂流物が衝突した場合を想定し,津波や漂流物の衝突に有利な避難タワーの構造形式について例示する。...

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  • 内巻きスパイラル筋RC柱高架橋が終局に至る地震動の大きさの動的非線形解析による推定

    中村 渚, 水谷 司, 長山 智則 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (4), I_213-I_223, 2016

    ...近年,鉄道ラーメン高架橋のRC柱の軸方向鉄筋内側にスパイラル状の鉄筋(内巻きスパイラル筋)が配置され始めている.これにより,柱の靱性率が増加し耐震性能が向上するが,高架橋全体が終局状態に至る地震動の大きさや特性の詳細は不明であり,設計基準では未だ内巻きスパイラル筋の効果が考慮されていない.本研究では内巻きスパイラル筋を有する既設の鉄道ラーメン高架橋の三次元骨組み構造モデルを構築し,様々な地震動を段階的...

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  • 合成構造フーチングを有するダブルラケット型橋脚基礎の地震応答検証

    伊原 茂, 松崎 久倫, 齋藤 隆, 土屋 智史, 斉藤 成彦 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (4), I_241-I_254, 2016

    ...供用下においてラケット型橋脚で支持されたダブルデッキ高架橋の上下層を拡幅するには,既設橋脚の前後にラケット型鋼製橋脚を新設し,既設橋脚を撤去するサンドイッチ工法が有効である.そのため,新設鋼製橋脚の新たな定着構造である鋼製格子部材を埋設した新設フーチングと既設フーチングを一体化させた合成構造フーチングを考案し,その耐荷性能を検証してきた.本論文では,その合成構造フーチング,ダブルラケット型鋼製橋脚,...

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  • 地盤構造物設計の不確実性寄与度分析と設計の観点からみた地盤工学の課題

    大竹 雄, 本城 勇介 土木学会論文集C(地圏工学) 72 (4), 310-326, 2016

    ...著者らは,構造工学分野で発展してきた信頼性解析理論を地盤工学に即するものに改変するとともに,実用的な地盤構造物の信頼性解析体系の構築に向けて個々の要素研究を進めてきた.この信頼性解析体系をGRASPと呼称している.本論文では,開発してきた信頼性解析法GRASPを連続高架橋の杭基礎の設計例題に適用し,実地盤調査データに基づいて一連の具体的な解析手順を示した.対象例題は,地盤調査が2橋脚に1箇所実施されており...

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  • 【報文】 各種タピオカ加工澱粉の理化学的性質とスポンジケーキの性状に及ぼす影響

    菊田 千景, 杉本 温美, 酒井 一輝, 岩城 啓子, 川西(朝岡) 正子 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 5 (4), 229-236, 2015-11-20

    ...加工タピオカ澱粉(NT)と5種類のタピオカ加工澱粉(アセチル化リン酸架橋タピオカ澱粉,APT;リン酸架橋タピオカ澱粉,PT;高架橋度ヒドロキシプロピル化リン酸架橋タピオカ澱粉,HPPT-H;中架橋度ヒドロキシプロピル化リン酸架橋タピオカ澱粉,HPPT-M;ヒドロキシプロピル化タピオカ澱粉,HPT)の理化学的性質(走査電子顕微鏡観察,粒度分布,X線回折,ヨウ素呈色,RVAによる粘性特性,溶解度・膨潤度...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 鉄道高架橋用風荷重低減型防音工の開発

    佐藤 大悟, 半坂 征則, 間々田 祥吾, 木山 雅和, 小笹 武史 騒音制御 39 (4), 110-119, 2015-08-01

    ...<p>鉄道高架橋の既設防音壁上に設置し,その高さを大幅に嵩上げすることで騒音低減性能を向上させる新しい嵩上げ防音工の開発を行った。これは,列車の運行に支障しない自然風の条件においては所定の騒音低減性能を有し,構造物の設計強度以上の風荷重が作用する強風時には,その負荷を低減する構造を有している。...

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