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検索結果 3,062 件

  • 小児に適したアレルギー性鼻炎の管理評価表とは

    德田 玲子 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 117-122, 2024-03-20

    ...る評価表が少ない.スギ花粉症舌下免疫療法が,ダニ通年性アレルギー性鼻炎に対する製剤とともに12歳未満の小児にも適応が広がり治療効果をどのように評価するべきなのかといった課題も出てきている....

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 子どもが自分で鼻症状ケアができるようになる3つのコツ

    八代 将登 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 109-116, 2024-03-20

    ...<p>小児のアレルギー性鼻炎が近年急増している.アレルギー性鼻炎の症状には鼻汁・鼻閉・くしゃみなどがあり,日々の症状を軽減するために患児や保護者が家庭で行う鼻症状ケア方法を習得しておくことは非常に有用である.鼻症状ケアの最終目標は患児自身が自発的に鼻症状ケアを実行できるようになることであり,実践するにあたり3つのコツがある.一つ目は「簡単であること」である.1回だけの説明では理解することが難しい複雑...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 小児アレルギー性鼻炎診療実態調査

    岡藤 郁夫, 近藤 康人, 二村 昌樹, 長谷川 俊史, 亀田 誠, 大嶋 勇成, 海老澤 元宏, 吉原 重美 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 123-137, 2024-03-20

    ...<p>目的</p><p>我が国における小児アレルギー性鼻炎診療実態と問題点を明らかにする.</p><p>方法</p><p>日本小児アレルギー学会および日本小児耳鼻咽喉科学会にメールアドレス登録のあるそれぞれの会員を対象にインターネット調査を実施した....

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  • 鼻副鼻腔炎との鑑別

    増田 佐和子 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 104-108, 2024-03-20

    ...を用いれば中鼻道から後鼻孔に流れる粘膿性分泌物を観察することができる.鼻汁細胞診による好中球や好酸球の観察も有用であり,症状や所見と併せて総合的に診断を行う.現在「小児アレルギー性鼻炎診療の手引き」の作成が進んでおり,今後アレルギー性鼻炎の診断,治療への活用が期待される.一般的に小児の鼻副鼻腔炎は,抗菌薬を中心とした薬物療法やセルフケアを含む局所処置により治癒しやすい.鼻症状をみたとき,感染性かアレルギー...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • WJSAAC第I~V相試験で見えてきた日本小児アレルギーの過去と今

    西間 三馨 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 58-64, 2024-03-20

    ...of Asthma and Allergies in Childhood)は1982年の第I相試験の西日本11県の小学児童5万5千人から,2022年の第V相3万人まで10年ごとに同一手法・同一地区・同一小学校1~6年生で行われてきた.現在,解析中であるがその概略は,気管支喘息(BA)の有症率は第III相の6.5%をピークに減少に転じ第V相が最も低値となった.合併する他のアレルギー疾患はアレルギー性鼻炎...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 全国アレルギー疾患疫学調査からみえたアレルギーマーチの「いま」

    加藤 泰輔, 伊藤 靖典, 足立 雄一 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 51-57, 2024-03-20

    ...乳児期のアトピー性皮膚炎(AD)がその起点であるとされる一方,アレルギーマーチの経過をたどる小児は少なく,個々の異なるクラスターを反映した集団レベルの有病率パターンを観察しているに過ぎないとの報告もある.我々が行った全国アレルギー疾患医療拠点病院の職員とその家族を対象としたアレルギー疾患有病率調査では,アレルギー疾患の有病率は1歳まではAD,その後加齢とともに食物アレルギー,気管支喘息,アレルギー性鼻炎...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 小児アレルギー性鼻炎患者における3年間のダニ舌下免疫療法の検討

    石黒 奈緒, 中村 理恵, 根津 櫻子 日本小児アレルギー学会誌 37 (5), 457-466, 2023-12-20

    ...<p>ダニの舌下免疫療法(SLIT)を3年継続した小児患者61名の治療状況について検討した.日常診療に用いている独自のSLIT評価表から,治療開始時,治療1年目,2年目,3年目の4時点における,鼻炎に関連した症状21項目及び副反応17項目(VAS形式),治療アドヒアランスに関する5項目(回答選択形式)を後方視的に調査した.治療開始時では「鼻が詰まっている」のVAS中央値が最も高く,次いで「皮膚がかゆい...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 日本の病院に勤務する看護職のアレルギーと職場の健康管理

    佐々木 真紀子, 菊地 由紀子, 工藤 由紀子, 長谷部 真木子, 杉山 令子 日本看護研究学会雑誌 46 (4), 4_693-4_702, 2023-10-20

    ...結果:有効回答者は264名,いずれかのアレルギーがある者は82.6%で,最も多かったのはアレルギー性鼻炎の41.7%であった。入職後にアレルギー症状が強くなった者は32.2%で,強くなった要因にはゴム製品アレルギー,洗剤・石鹸アレルギー,アレルギー性鼻炎があることが有意に関連していた。しかし,アレルギーに関する入職後の健康管理は個人に委ねられていた。...

    DOI 医中誌

  • 抗IgE抗体(オマリズマブ)

    手塚 純一郎 日本小児アレルギー学会誌 37 (3), 234-239, 2023-08-20

    ...となった生物学的製剤であり,ヒト化モノクローナル抗IgE抗体である.オマリズマブは重症または難治性の小児気管支喘息に対して強力な治療の選択肢のひとつであり,本稿では小児の気管支喘息を中心に抗IgE抗体であるオマリズマブの作用機序,適応,評価について解説する.導入時の注意点や評価ポイントについても述べることで,臨床現場での適切な使用の参考として役に立つことを期待する.また,特発性蕁麻疹や季節性アレルギー性鼻炎...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • アレルギー性鼻炎(花粉症)と衛生

    吉田 幸一 日本小児アレルギー学会誌 37 (1), 18-22, 2023-03-20

    ....この感染対策による小児アレルギー疾患の発症に対する影響はまだ明らかにはならないが,現在示されている知見からアレルギー性鼻炎に対する発症や増悪因子としての影響を考えてみたい....

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 好酸球性副鼻腔炎の手術症例における好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の発症予測因子の検討

    森下 裕之, 小林 正佳, 竹内 万彦 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (3), 208-216, 2023-03-20

    ...<p> 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 (EGPA) は気管支喘息, アレルギー性鼻炎や好酸球性副鼻腔炎が先行し, 好酸球増多を伴う血管炎を来す症候群であり, 発症機序は不明である. 当施設で好酸球性副鼻腔炎の術後に EGPA を発症した症例で, その予測因子を明らかにすることを目的に検討した. 2014年4月から2019年3月の5年間に好酸球性副鼻腔炎に手術を施行した症例を対象とした....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • 短期滞在で行う粘膜下下甲介骨切除術・後鼻神経末梢枝切断術

    川村 繁樹, 河本 光平 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (2), 146-153, 2023-02-20

    ...<p> 通年性アレルギー性鼻炎に対する粘膜下下鼻甲介骨切除術・後鼻神経末梢枝切断術の長期成績, 合併症, 安全性を評価し, 本術式の有効性および日帰り局所麻酔下で行うことが可能かを検討した. 本術式を施行し3~16年経過した101例のアンケートによる回答では, くしゃみ79%, 鼻汁83%, 鼻閉97%, 日常生活の支障度89%の有効率であり75%の症例に効果の持続性を認めた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 睡眠呼吸障害患者における上気道疾患・顎顔面形態異常の頻度について

    三浦 正寛, 千葉 伸太郎, 宮村 洸輔, 三浦 拓也, 嶋村 洋介, 中島 隆博, 太田 史一 耳鼻咽喉科展望 66 (1), 17-23, 2023-02-15

    ...であった744名を対象とした.顎顔面の形態上の−1SD以下の頻度は,上顎の指標(SNA)で3.5%(25/710名),下顎の指標(SNB)で7.5%(53/710名),下顎下方の成長指標(Fx)で30.0%(213/710名)であった.また,治療抵抗性を示す可能性のある上気道疾患の割合は,口蓋扁桃肥大2度以上が,99/614名(16.1%),鼻中隔弯曲3度以上が,80/614名(13.0%),肥厚性鼻炎...

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  • フローチャートを用いて検者の判断の統一を図った基準嗅力検査の検討

    芳田 梓, 細矢 慶, 加藤 政利, 中島 愛, 中村 利枝, 林 綾子, 秀永 陸奥子, 小伊藤 保雄 医学検査 72 (1), 77-82, 2023-01-25

    ...2020年10月から2021年4月までに耳鼻咽喉科を受診した64名(慢性副鼻腔炎41例,アレルギー性鼻炎2例,外傷後1例,神経変性疾患4例,原因不明16例)を対象に,フローチャートを用いたT&Tオルファクトメトリー,日常のにおいアンケート,VASスコアを実施した。フローチャートを使用することで,検者は検査の際に判断に迷うことが減り,患者はかおりについて表現しやすい印象であった。...

    DOI Web Site 医中誌

  • CO<sub>2</sub>レーザーを用いたアレルギー性鼻炎に対する下鼻甲介粘膜レーザー焼灼術

    尹 泰貴, 朝子 幹也, 岩井 大 日本レーザー医学会誌 43 (4), 221-225, 2023-01-15

    ...<p>アレルギー性鼻炎は,本邦では有病率が50%に迫る疾患であり,大きな社会問題となっている.治療法としては,抗アレルギー剤を主とした薬物療法が第一選択として挙げられるが,治療効果が不十分な症例に対しては手術加療が選択される.その中でも,CO<sub>2</sub>レーザーを使用した下鼻甲介粘膜レーザー焼灼術は低侵襲であり,患者への負担も少ないことから選択されやすい手術方法である.今回,下鼻甲介レーザー...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • アレルギー性鼻炎診療の最近の進歩

    北村 嘉章 耳鼻咽喉科臨床 116 (9), 837-846, 2023

    <p>Allergic rhinitis (AR) is a type I allergic disease of the nasal mucosa characterized by sneezing, watery rhinorrhea, and nasal congestion. A recent epidemiological survey revealed that nearly …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献39件

  • 小児の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と口呼吸の弊害

    若槻 雅敏 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 44 (1), 64-68, 2023

    ...主にアレルギー性鼻炎に伴う口呼吸の是正に取り組んでおり,治療介入後に約9割で口呼吸から鼻呼吸への改善を認めている。顎顔面形態の成長は6歳までに成人の60%,11–12歳までに90%が完成するといわれており,正常発育の面で小児期は非常に重要な時期である。...

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  • 上気道粘膜組織における宿主自然免疫応答機構の解明

    小笠原 徳子 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 3 (4), 133-137, 2023

    ...アレルギー性鼻炎や2型炎症性疾患であるポリープを伴う慢性副鼻腔炎,慢性扁桃炎や病巣性扁桃炎など多彩な疾患の病態が形成されるのも上気道粘膜組織の免疫応答性の破綻による。...

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  • アレルギー性鼻炎における鼻閉評価の実際

    中村 陽祐, 藤原 和典 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 3 (2), 43-50, 2023

    ...<p>アレルギー性鼻炎患者は世界的に増加傾向にあり,患者のQOLを大きく損なうことからアレルギー性鼻炎のマネージメントは社会的に重要な課題である。アレルギー性鼻炎において鼻閉は代表的な症状の1つで,鼻閉の有無は,QOLの低下に大きく関与する。本邦においても診療ガイドラインで,鼻閉評価を踏まえた上での治療決定が推奨されている。...

    DOI 医中誌

  • スギ・ヒノキ花粉観測25年間の報告

    島村 歩美, 代永 孝明, 渡邉 大輔, 五十嵐 賢, 石井 裕貴, 松岡 伴和, 増山 敬祐, 櫻井 大樹 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 3 (4), 155-161, 2023

    <p>近年スギ花粉症は有病率が上昇しており,本邦における国民病とも言われている。近年の報告から山梨県はスギ・ヒノキに対する特異的IgE抗体の陽性率が全国で最も高く,有病率も経年の疫学調査において全国1位であった。有病率上昇を引き起こした原因の大きな部分を占めるのが花粉抗原の増加とされ,山梨県では1998年から独自にダーラム型花粉採集器による県内複数地域での測定を開始し現在まで継続している。199…

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  • 花粉症と気管支喘息との関連についての調査

    渡邉 大輔, 渡辺 浩介, 小澤 仁, 島村 歩美, 藤森 功, 松崎 全成, 増山 敬祐, 松岡 伴和, 代永 孝明, 渡部 一雄, 櫻井 大樹 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 3 (1), 7-13, 2023

    ...<p>2019年度のアレルギー性鼻炎の全国調査からスギ花粉症の有病率が著明に増加している実態が示されている。また,アレルギー性鼻炎と気管支喘息との合併率が高いことは知られているが,本邦でのアレルギー性鼻炎からみた調査報告は少なく,近年の耳鼻咽喉科を受診する花粉症症例における喘息の実態は明らかではない。...

    DOI 医中誌

  • 小児アレルギー性鼻炎に対するダニ舌下免疫療法の他覚的評価の検討

    河辺 隆誠, 川島 佳代子, 奥野 未佳, 山本 雅司, 佐々木 崇博, 花田 有紀子, 田中 晶平, 九門 順子, 山口 智裕, 上野 瑠美, 釣永 雄希, 深澤 陽平, 重川 周, 髙岡 有理, 吉田 之範, 亀田 誠 アレルギー 72 (4), 375-387, 2023

    ...<p>【対象と方法】ダニSLITを開始した44児に対して自覚的・他覚的評価で有効性を検討した.患児あるいは保護者は3年間,毎日アレルギー日誌を記載し,冬休み・春休み・夏休みの年3回,日本アレルギー性鼻炎基準QOL調査票の記入を行い,他覚的評価としてハウスダスト鼻誘発検査,鼻腔通気度検査,血液検査を施行した....

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  • 「朝起きることができない」思春期患者:睡眠医療の視点からみた現状,対応と課題

    神山 潤 脳と発達 55 (6), 413-420, 2023

    ...「朝起きることができない」は世界的に重要な思春期の睡眠関連課題とされ,調べ得た範囲では思春期世代の40~90%でこの訴えがある.不登校,成績不良,入眠前の電子機器使用,就床時刻の遅れ,飲酒,喫煙,抑うつ,sluggish cognitive tempo症状との関連が指摘され,アレルギー性鼻炎,アトピー性皮膚炎,長時間睡眠者,閉塞性睡眠時無呼吸症候群,睡眠・覚醒相後退障害,睡眠不足/睡眠不足症候群,特発性過眠症...

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  • 喘息に対する生物学的製剤

    佐野 安希子 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S20-3-, 2023

    ...生物学的製剤は喘息以外の疾患で適応を有しているものもあり、オマリズマブは、特発性蕁麻疹と季節性アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)に、メポリズマブは好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、デュピルマブはアトピー性皮膚炎と慢性好酸球性副鼻腔炎に適応疾患を有する。このように併存病態も薬剤選択時の判断指標となる。...

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  • 多職種で取り組む小児に対する舌下免疫療法

    川島 佳代子 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 44 (1), 1-5, 2023

    ...アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法は,長期間の継続的な治療が必要であり,患者は治療への理解とアドヒアランスの向上が求められる。PAEは今までアレルギー性鼻炎に対して関わる機会が少なかったが,舌下免疫療法を施行している小児にPAEが積極的に関わることができれば,効率的な患者指導が可能となり,より治療効果を高めることができると考えた。</p>...

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  • スギ花粉舌下免疫療法患者におけるヒノキ花粉症とヒノキ花粉飛散期効果に関する多機関実態調査

    岡 愛子, 湯田 厚司, 小川 由紀子, 増野 聡, 角田 貴継, 高原 恵理子, 寺田 明彦, 金井 憲一, 永倉 仁史, 三村 英也, 荒尾 はるみ, 植山 茂宏, 植山 朋代, 德田 玲子, 馬場 均, 中里 秀史, 中里 真帆子, 雨皿 亮, 中井 茂, 荒木 進, 坂井田 麻祐子, 徳力 雅治, 浜 雄光, 千葉 真由美, 池田 浩己, 戸川 彰久, 都築 秀明, 兵 行義, 新津 純子, 大川 親久, 中本 節夫, 竹尾 哲, 熊埜御堂 浩, 金井 健吾, 北村 寛志, 杉浦 瑠夏, 岡野 光博 アレルギー 72 (9), 1138-1146, 2023

    ...</p><p>【結果】解析対象となった2523例のうち,83.4%でスギSLIT開始前にヒノキ花粉飛散期に鼻炎症状を有した.ヒノキ花粉飛散期症状を有した患者の37.4%で,スギSLITの効果がヒノキ花粉飛散期でやや悪い・悪いと回答した.ヒノキ花粉症有症率およびヒノキ花粉飛散期でのスギSLIT効果減弱率は,東日本に比較し西日本で有意に高かった.ヒノキSLIT開発に対する患者ニーズは76.1%に認めた....

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  • 当科におけるスギ花粉症に対するSLITの現状と評価

    高原 恵理子, 金井 憲一, 松根 彰志, 大久保 公裕 耳鼻咽喉科展望 65 (5), 194-199, 2022-10-15

    ...</p><p><b>方法</b>:2015年6月から2019年12月までに当院でスギ花粉症に対する舌下免疫療法を開始した患者に対し,毎年の花粉シーズン終了後(6~8月)に日本アレルギー性鼻炎標準QOL調査票(JRQLQ)による問診を行った。...

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  • VI.COVID-19と気管支喘息やアレルギー疾患との関わり

    長瀬 洋之 日本内科学会雑誌 111 (10), 2114-2120, 2022-10-10

    ...<p>COVID-19の流行後に,喘息入院は減少しており,マスク装着等による呼吸器感染症の減少が関与している可能性がある.喘息やアレルギー性鼻炎患者は,COVID-19に罹患しにくい傾向があり,喘息患者での重症化リスクも高くない.喘息における2型炎症や,吸入ステロイド薬(ICS)は,ウイルス受容体であるACE2発現を低下させる.ICSや生物学的製剤は安全に使用可能であり,従来通りの治療を継続する....

    DOI Web Site 参考文献9件

  • ウロリチンAの摂取が花粉症モデルマウスのアレルギー症状に与える影響

    森下 展夫, 中谷 祥恵, 清水 広夢, 林 かずみ, 石川 克海, 小澤 奈津子, 工藤 眞丈, 卯川 裕一, 古旗 賢二 Functional Food Research 18 (0), 57-64, 2022-09-12

    ...</p><p>【考察】エラグ酸摂取後に血中で検出されるウロリチンA は,スギ花粉アレルギー性鼻炎モデルマウスの血清IgE 濃度には影響を与えないが,好酸球の遊走の抑制と脱顆粒の抑制を介して,花粉症によるくしゃみを抑制することが示唆された.</p>...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 第5章 疫学

    今井 孝成, 金子 英雄 日本小児アレルギー学会誌 36 (3), 257-260, 2022-08-20

    ...</p><p>乳幼児期に発症した食物アレルギー児は,その後,気管支喘息,アレルギー性鼻炎,アトピー性皮膚炎などを高頻度に発症する.いわゆるアレルギーマーチをたどるリスクが高い.</p>...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 顎関節疾患と耳鼻咽喉科疾患の鑑別診断

    丹羽 秀夫 日本顎関節学会雑誌 34 (2), 21-27, 2022-08-20

    ...急性外耳道炎,急性中耳炎,慢性中耳炎(真珠腫),突発性難聴,慢性副鼻腔炎,アレルギー性鼻炎,急性扁桃炎,急性耳下腺炎,頸部腫瘍,咽頭喉頭酸逆流症が主な鑑別疾患として重要と考える。今回,歯科医が顎関節疾患と耳鼻咽喉科疾患を鑑別するために必要であると考えられる疾患の特徴を提示する。</p>...

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  • 上気道・下気道アレルギーの連関―One airway one diseaseの新しい考え方―

    谷口 正実 日本内科学会雑誌 111 (8), 1609-1619, 2022-08-10

    ...<p>One airway one disease(OAOD)は,上気道と下気道に同時に存在するアレルギー(=好酸球)性炎症病態を指すが,類似疾患である副鼻腔気管支症候群は,好中球性炎症が主体であり,その概念には通常含まれない.OAODは2病型に分かれ,小児から若年成人に発症しダニやペットが原因となる「アレルギー性鼻炎+アトピー型喘息」と,成人以降に発症し機序が不明の「鼻茸を伴う好酸球性副鼻腔炎+非...

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  • 第13章 JPGLの今後の課題

    長尾 みづほ, 藤澤 隆夫 日本小児アレルギー学会誌 36 (2), 170-174, 2022-06-20

    ...エビデンスが増えるべきこと,2)未だ確立していない乳幼児喘息の診断基準や治療指針が明らかにされるべきこと,3)小児から成人への移行期を円滑とするため,思春期・青年期喘息のエビデンスが必要であること,4)生物学的製剤の選択基準や中止基準が明らかとされるべきこと,5)アレルゲン免疫療法の喘息治療における位置づけが明確にされるべきこと,6)治療選択と病態の解明に役立つバイオマーカーの開発,7)アレルギー性鼻炎...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • アレルゲン免疫療法の進歩

    神前 英明 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (5), 853-860, 2022-05-20

    ...免疫寛容を誘導することで, アレルギー性鼻炎の症状が緩和されると想定され, 皮下免疫療法と舌下免疫療法は, おおよそ同じ作用機序であると考えられている. 口腔内の粘膜下には, 免疫寛容を誘導しやすい樹状細胞や制御性 T 細胞が多数存在する....

    DOI Web Site 参考文献62件

  • オマリズマブを使用した重症スギ花粉症20例の臨床的検討

    吉川 沙耶花, 峯川 明, 家坂 辰弥, 浜島 智秀, 石田 克紀, 喜多村 健 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 125 (5), 884-891, 2022-05-20

    ...<p> 季節性アレルギー性鼻炎には既存治療で効果不十分な重症または最重症例が一定数存在する. 2019年12月, オマリズマブにそのような症例に限り季節性アレルギー性鼻炎の適応が追加された....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • アレルギー性鼻炎患者の臨床検査所見の検討

    岡 愛子, 赤松 摩紀, 金井 健吾, 渡部 佳弘, 岡野 光博 日本鼻科学会会誌 61 (2), 284-291, 2022

    ...<p>【背景】アレルギー性鼻炎は大きく通年性・季節性,軽症・中等症・重症・最重症例に分けられるが,本検討では各分類のアレルギー性鼻炎患者の臨床検査所見を比較し,診断や治療の参考となる可能性がある特徴についてまとめた。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • スギ舌下免疫療法施行小児患者の2021年のスギ花粉飛散期の評価

    奥野 未佳, 川島 佳代子, 花田 有紀子, 河辺 隆誠, 山本 雅司, 田中 晶平, 髙岡 有理, 吉田 之範, 亀田 誠 日本鼻科学会会誌 61 (4), 622-631, 2022

    <p>【背景】スギ花粉症に対する舌下免疫療法は本邦において2014年に保険適用となり,2018年には年齢制限が撤廃された。小児例について治療開始4年が経過した。今回2018年から2020年にスギ舌下免疫療法を導入した小児の患者を対象に,症状,QOLについて検討した。</p><p>【対象と方法】2018年から2020年に大阪はびきの医療センターでスギ花粉症と診断し,舌下免疫療法を導入した15歳以下…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 好酸球細胞死と耳鼻科疾患

    伊東 慶介, 植木 重治 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 2 (4), 161-164, 2022

    ...耳鼻科領域でも,好酸球はアレルギー性鼻炎,好酸球性多発血管炎性肉芽腫症,好酸球性副鼻腔炎,好酸球性中耳炎などの病態を考える上で欠かすことのできない細胞である。刺激により活性化した好酸球のプログラム細胞死(ETosis)と,それによって放出される顆粒蛋白,細胞外トラップやシャルコー・ライデン結晶の形成が明らかになり,病態への影響が明らかになりつつある。</p>...

    DOI 医中誌

  • 通年性アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法と睡眠障害の変化の検討

    中村 真浩, 井出 拓磨, 井下 綾子, 池田 勝久, 松本 文彦 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 2 (1), 19-24, 2022

    ...<p>【目的】アレルギー性鼻炎は鼻腔抵抗の上昇を来すだけでなく,血清中のヒスタミン,IL-4,CysLTsの高値がREM潜時の延長を引き起こすことから,睡眠障害に関与することが報告されている。睡眠障害を訴えるアレルギー性鼻炎患者に対し,舌下免疫療法による介入が睡眠に与える影響について検討した。...

    DOI 医中誌

  • スギ舌下免疫療法による臨床効果とQOL及び満足度との関係

    松山 敏之, 竹越 哲男, 髙橋 秀行, 近松 一朗 日本鼻科学会会誌 61 (2), 310-316, 2022

    ...<p>アレルギー性鼻炎の有病率は年々増加し,長期寛解,治癒が望めるアレルゲン免疫療法は,今後ますます重要な治療法になると考えられる。今回我々は,スギ舌下免疫療法(SLIT)により改善した症状とQOL(quality of life)及びSLITの満足度との関係について検討を行った。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • アレルギー性鼻炎におけるNFATシグナルの役割とその制御

    北村 嘉章, 湧川 朝治, 中野 誠一, 神村 盛一郎, 藤井 達也, 水口 博之, 福井 裕行, 武田 憲昭 耳鼻咽喉科臨床 補冊 158 (0), 12-19, 2022

    <p>Histamine is a major chemical mediator that induces symptoms of allergic rhinitis through binding to the histamine H<sub>1</sub> receptor (H1R). The <i>H1R</i> gene is upregulated in the nasal …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献16件

  • 鼓膜再生療法の小児例への応用

    金丸 眞一 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 43 (1), 61-69, 2022

    ...</p><p>小児例への応用は,年齢,乳突蜂巣の発育度合,耳管機能の検討,アレルギー性鼻炎など個々の症例に応じ慎重に対処する必要があるが,将来の長い小児に対する低侵襲・短時間で正常鼓膜の再生や気骨導差の極めて少ない聴力改善が期待できる鼓膜再生療法は有効な治療法と考えられる。</p>...

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  • 小児における下鼻甲介肥大と顎顔面形態の関係

    羽入田 佳美, 荒木 康智, 高橋 正皓, 黄川田 徹, 槇 宏太郎 日本顎変形症学会雑誌 32 (3), 233-240, 2022

    ...<br> 結語:慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎などが原因で生じる下鼻甲介肥大により,顎顔面形態に変化が生じる可能性が示唆された。顎変形症の予防のため,小児期において正常な顎の発達を促すことが重要である。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • HLA遺伝子多型によるスギ花粉舌下免疫療法の応答性を予測する薬理遺伝学的検討

    木戸口 正典 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 2 (4), 137-139, 2022

    <p>スギ花粉症は近年増加傾向にあり,舌下免疫療法(sublingual immunotherapy: SLIT)は唯一の根治治療として注目されているが,長期治療にも関わらず効果が乏しい症例が一定数存在するため,SLIT開始時に応答性を予測するバイオマーカーの開発が望まれている。スギ花粉抗原ペプチドCry j 1はHLA class …

    DOI 医中誌

  • EATがスギ花粉症咽頭症状に有効であった一例

    西 憲祐, 西 隆四郎, 木村 翔一, 西 総一郎, 田中 宏明, 山野 貴史 口腔・咽頭科 35 (1), 37-42, 2022

    ...アレルギー性鼻炎は日本において最も頻度が高いアレルギー性疾患の一つである.特にスギ花粉症患者は人口の約40%が罹患しており,重要な治療標的である.アレルギー性鼻炎はしばしば上咽頭のかゆみなどの咽頭症状を誘発する.慢性上咽頭炎に対して上咽頭擦過療法(Epipharyngeal Abrasive Therapy:EAT)が有効であるという報告が多数されており,後鼻漏,咽頭違和感,慢性咳嗽,頭痛といった典型的...

    DOI Web Site 医中誌

  • スギ花粉症患者における呼気中一酸化窒素濃度の臨床的意義と問題点

    阿部 光香, 恩地 由美, 龍 家圭, 三邉 武彦, 肥田 典子, 内田 直樹 昭和学士会雑誌 82 (4), 274-284, 2022

    ...2016年4月の花粉非飛散時期と飛散時期に,健康成人14名,スギ花粉症患者33名を対象にFeNOを測定した.各種血液検査によるアレルギー素因の評価,TNSS (Total nasal symptom score)を用い鼻炎症状の評価も同時に行った.健常群のFeNOは花粉飛散期は17.1ppb,非飛散期は17.7ppbであった.一方,花粉症群では花粉飛散期で24.4ppb,花粉非飛散期で23.9ppb...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 舌下免疫療法・IgE抗体療法の開発

    大久保 公裕 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 2 (4), 121-128, 2022

    ...<p>舌下免疫療法(SLIT)は,1986年にScadding GKによって通年性アレルギー性鼻炎に対して初めて報告された。我々は日本医科大学倫理委員会の承認を得て,2000年からスギ花粉症に対するSLIT open studyを実施した。...

    DOI 医中誌

  • 肺聴診

    長坂 行雄 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 30 (1), 24-29, 2021-12-25

    ...</p><p>ルーチンの聴診部位を決めて,どこにどのような所見が出やすいかを考えて聴診する.モノフォニック・ウィーズは治療への反応がよく,ポリフォニック・ウィーズは全身的なステロイド投与が必要である.また,前胸部の下部で鼻炎のときに副雑音がよく聴かれる.肺底部ではクラックルがよく聴かれる.両側であれば間質性肺炎,右であれば誤嚥性肺炎,左は人工呼吸中の肺炎の可能性が高い.肺音の発生メカニズムや音の伝播...

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  • 第11章 合併症とその対策

    高橋 真市, 井上 壽茂 日本小児アレルギー学会誌 35 (5), 482-489, 2021-12-20

    ...<p>小児の気管支喘息の管理はガイドラインの普及により著しく改善したものの,増悪因子や合併症に対し適切な介入が行われていないためにコントロール状態が達成できていない例も多い.第11章ではこれまでの「呼吸器関連合併症」から,呼吸器以外の合併症の存在にも注意を払い積極的な介入を促すために「合併症とその対策」と改題し,合併症を考慮した喘息診療を行うためのフローチャートを提示した.アレルギー性鼻炎,鼻副鼻腔炎...

    DOI Web Site 参考文献34件

  • 小児アレルギー性鼻炎診療における留意点

    川島 佳代子 日本小児アレルギー学会誌 35 (5), 451-458, 2021-12-20

    ...<p>アレルギー性鼻炎の有病率は増加しており,小児においてもスギ花粉症の有病率が増加している.小児アレルギー性鼻炎の診断において問診は重要であるが,得られる情報が十分でない場合もあり詳細な聞き取りが重要である.小児においては検査の施行が難しいことがあるが,可能な検査を組み合わせて診断を行う.小児アレルギー性鼻炎には年齢に応じて,鑑別すべき疾患があり,それを念頭に置いて診断を行うことが重要である.また...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • アレルギー性鼻炎に対する薬物療法の実態 −佐賀県および近隣の耳鼻咽喉科医を対象として−

    首藤 洋行, 中島 俊之, 進 武幹 耳鼻と臨床 67 (6), 375-380, 2021-11-20

    ...<p>アレルギー性鼻炎に対する治療は抗 IgE 抗体製剤の登場で広がりをみせているが、依然として治療の中心は第 2 世代抗ヒスタミン薬である。佐賀県および近隣の耳鼻咽喉科医を対象として電子メールを用いたアレルギー性鼻炎の薬物療法に関するアンケート調査を行った。耳鼻咽喉科医自身やその家族、患者への処方薬はいずれもビラスチンが最多であった。...

    DOI 医中誌

  • ダニ舌下免疫療法による長期寛解機序と最近の知見

    櫻井 大樹 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 124 (10), 1341-1347, 2021-10-20

    ...<p> 通年性アレルギー性鼻炎の増加は鈍化しているが, 国民の約4人に1人が発症していることが示唆されている. 不快な鼻の症状だけでなく睡眠障害や QOL への影響も大きい. アレルギー性鼻炎の自然寛解は少なく, 長期的な治療介入が必要である状況に対し, 根本治療としての舌下免疫療法は重要な位置づけにある....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献33件

  • 臨床症状から疑った好酸球性胃腸炎に対してプレドニゾロンによる診断的治療が奏功した 1 例

    伊藤 国秋, 稲垣 剛志, 下村 暁, 秋山 純一 日本病院総合診療医学会雑誌 17 (5), 492-498, 2021-09-30

    ...遷延性咳嗽と鼻炎・鼻閉を主訴に前医を受診した。その後腹痛と水様便が出現し,症状の増悪に加え呼吸困難も併発したため当院へ救急搬送された。CTで肺炎と消化管壁の浮腫状変化,少量の腹水を指摘されて入院した。呼吸困難は加療で軽快したが,消化器症状の原因が内視鏡検査や生検でも特定されず,患者は強い腹痛により入退院を繰り返した。...

    DOI 医中誌

  • アレルギー性鼻炎の治療戦略 Up-to-date

    檜垣 貴哉 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 124 (8), 1144-1149, 2021-08-20

    ...<p> アレルギー性鼻炎は, 非常に一般的な疾患であり, 耳鼻咽喉科医にとって診断と治療は日常茶飯事と言っても良い. しかし, 本邦におけるアレルギー性鼻炎は年々罹患率が上昇し, 低年齢化が進みより大きな健康上の問題となっている. アレルギー性鼻炎の診療においては「鼻アレルギー診療ガイドライン」が2020年版に改訂され種々の update がなされた....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • ダニ舌下免疫療法中に舌下部に発症した単純ヘルペスウイルス感染症

    江浦 正郎 日本耳鼻咽喉科学会会報 124 (7), 1021-1025, 2021-07-20

    <p> 舌下免疫療法 (SLIT) の副反応はアレルゲンに暴露される口腔内の局所アレルギー反応が中心で, 大部分は軽症で治療の必要はない. 今回, ダニ SLIT の増量期には副反応が見られなかったものの, 維持期初日から舌下部の痒みと腫脹を繰り返し, 2週間後, 同部に単純ヘルペスウイルス (HSV) 感染を発症した37歳男性患者を経験した. 抗 HSV 薬を投与し, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 最新のアレルギー性鼻炎治療―ガイドライン改訂と抗ヒスタミン薬による治療戦略―

    後藤 穣 日本耳鼻咽喉科学会会報 124 (7), 943-947, 2021-07-20

    ...今回の改訂では2019年に実施されたアレルギー性鼻炎有病率調査結果が掲載されたこと, 病態メカニズムに自然Ⅱ型リンパ球の関与が明記されたこと, 重症・最重症スギ花粉症に対して抗 IgE 抗体療法が推奨されたことなどが新しい改訂ポイントである.</p><p> アレルギー性鼻炎・花粉症の治療の原則は, 抗原除去・回避, 薬物療法, アレルゲン免疫療法, 手術療法の4つがある....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 受動喫煙と小児アレルギー疾患に関するシステマティックレビュー

    池田 政憲, 吉川 知伸, 是松 聖悟, 鈴木 修一, 寺田 明彦, 藤井 洋輔 日本小児アレルギー学会誌 35 (2), 152-169, 2021-06-20

    ...システマティックレビューにより検討した.受動喫煙は,小児喘息における発症リスクの増加と重症化および呼吸機能低下,小児の咳嗽や痰の増加に関連性が認められた.胎児期の母親の喫煙は,小児喘息の発症および出生時からの呼吸機能低下と関連がみられた.また,受動喫煙は総IgEの上昇と特異的IgEやプリックテストの陽性化に関係し,特に乳児期の受動喫煙は食物や室内アレルゲン等への感作に有意に関連していた.アレルギー性鼻炎...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献84件

  • 小児のダニ舌下免疫療法

    石黒 奈緒, 中村 理恵, 根津 櫻子 日本小児アレルギー学会誌 35 (2), 121-130, 2021-06-20

    ...<p>舌下免疫療法(SLIT)の小児における臨床効果の報告は少ない.ダニSLITを開始した通年性アレルギー性鼻炎の小児患者100名を対象に,治療開始から6か月間の治療状況及び今後の課題を検討した.評価には鼻炎症状を中心とした治療効果に関する21項目と副反応17項目から成る独自のVisual Analog Scale(VAS)表を用いた.21項目中14項目のVAS平均値は,観察期間中に有意な減少を認めた...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献8件

  • 鼻副鼻腔における異所性リンパ小節の検討

    太田 康 耳鼻と臨床 67 (3), 154-159, 2021-05-20

    ...<p>アレルギー性鼻炎(allergic rhinitis:AR)の 40 例(AR 群)、慢性副鼻腔炎(chronic rhinosinusitis:CRS)の 75 例(CRS 群)において、鼻・副鼻腔粘膜中の異所性リンパ小節(ectopic lymphoid nodule:ELN)について検討した。...

    DOI 医中誌

  • 過去12か月喘鳴に関連する危険因子

    黒坂 文武, 清水 滋太, 西川 実徳, 寺田 邦彦, 小川 晃弘, 山田 琢, 神吉 直宙, 松浦 伸郎, 磯川 利夫, 島 正之 日本小児アレルギー学会誌 35 (1), 101-108, 2021-03-20

    ...</p><p>【結果】男児,鶏卵アレルギー,湿疹の既往,受動喫煙,1歳以下より犬室内での飼育,父親の気管支喘息,父親のアレルギー性鼻炎,母親の気管支喘息,母親のアレルギー性結膜炎が有意に喘鳴の危険因子であった.絨毯を使用している児の喘鳴有症率は絨毯を使用していない家庭の児よりも低かった....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • Local Allergic Rhinitis の現状と課題

    松根 彰志 耳鼻咽喉科展望 64 (1), 10-18, 2021-02-15

    <p> Allergic rhinitis (AR) is a type I allergic disease of the nasal mucosa in response to inhaled aeroallergens and exhibits clinical symptoms such as watery rhinorrhea, nasal congestion, itching, …

    DOI 医中誌

  • アレルギー性鼻炎に対する薬物療法

    澤津橋 基広 日本耳鼻咽喉科学会会報 124 (1), 14-20, 2021-01-20

    ...誤った知識で, アスリートに対するアレルギー性鼻炎の治療が制限され, 競技パフォーマンスを下げることがないように, どのような薬剤が禁止薬物で, どのような医療行為が禁止なのか, 医療関係者は, ある程度知識を持つ必要はある....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • 鼻粘膜の炎症反応発現に及ぼす副刺激分子の役割

    古田 厚子, 奥茂 敬恭, 伊津野 拓司, 手塚 千明, 北野 学, 與儀 和香子, 浅野 和仁, 砂川 正隆 昭和学士会雑誌 81 (3), 191-199, 2021

    ...抗体の単独投与では全く減少しなかったものの,両抗体を同時に点鼻投与すると対照と比較し,有意に減少した.血清中IgE濃度と鼻腔洗浄液中のIL-4,IL-5濃度に及ぼす効果を検討したところ,抗CD80抗体ならびに抗CD86抗体の同時投与により血清中IgE濃度が有意に減少した.また,鼻腔洗浄液中のIL-4とIL-5濃度の変動もIgEと同様であった.これらの結果は,鼻粘膜における慢性炎症であるアレルギー性鼻炎...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 調理後のたこ焼きからダニを検出できたパンケーキ症候群の1例

    石黒 智紀, 松井 照明, 松本 圭司, 渡邊 由香利, 濵嶋 浩, 池山 貴也, 窪田 祥平, 北村 勝誠, 高里 良宏, 杉浦 至郎, 伊藤 浩明 アレルギー 70 (9), 1207-1210, 2021

    ...<p>12歳,女児.既往に気管支喘息,アレルギー性鼻炎あり.自宅で作ったたこ焼きを4個摂取直後にアナフィラキシーショック,呼吸不全を認めた.開封後1カ月間室温で保存したたこ焼き粉を使用したこと,ダニ抗原特異的IgEがクラス6と強陽性であったことからパンケーキ症候群を疑った.被疑粉が破棄されていた為,冷蔵保存されていたたこ焼きから虫体数と抗原量の測定を試みた.ワイルドマン・フラスコ法によるダニの洗い出...

    DOI Web Site 医中誌

  • 好酸球性肺炎治療後に好酸球性蜂窩織炎を生じたアレルギー性鼻炎の1例

    久米 裕昭, 植松 学, 冨田 ひかる, 福原 敦朗 アレルギー 70 (10), 1391-1397, 2021

    ...<p>アレルギー性鼻炎の治療歴がある68歳男.原因不明の発熱で入院.抗生剤(セフトリアキソンなど)を投与後に,両側肺野にびまん性のスリガラス状陰影,両側胸水貯留が出現し,急性呼吸不全となった.末梢血好酸球数増多の状態で薬剤性急性好酸球性肺炎が生じたと判断し,メチルプレドニゾロンによるパルス療法を開始した.治療は効果的で,胸部陰影は消失し,急性呼吸不全も改善した.プレドニゾロンを漸減する経過中に,好酸球性肺炎...

    DOI Web Site 医中誌

  • 4剤の生物学的製剤を使用し上下気道の反応性の違いを観察し得た重症喘息の1例

    佐々木 真知子, 清水 薫子, 鈴木 正宣, 鈴木 雅, 中丸 裕爾, 今野 哲 アレルギー 70 (4), 315-320, 2021

    ...<p>現在,重症喘息の治療には4種類の生物学的製剤が使用可能である.その薬剤選択においては,各種2型炎症関連バイオマーカーの測定値,及び好酸球性副鼻腔炎,アレルギー性鼻炎,アトピー性皮膚炎などの併存疾患の有無を考慮すべきと言われている....

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件

  • 小児SDBの検査・診断における問題点と対策

    杉山 剛 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 42 (1), 47-50, 2021

    ...上気道狭窄の原因はアデノイド・口蓋扁桃肥大であることが多いが,小児のSDBにはアレルギー性鼻炎(AR)の合併も多く,特に学童期以降ではARもSDBの原因となりうる。...

    DOI Web Site

  • 舌下免疫療法の効果発現における制御性T細胞の役割

    松田 将也, 寺田 哲也, 北谷 和之, 河田 了, 奈邉 健 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 1 (1), 21-26, 2021

    ...SLITのアレルギー性鼻炎に対する臨床的有効性は確立されており,その効果発現メカニズムには制御性T細胞(Treg細胞)の増加が関与するとされるが,その詳細は不明な点が多い。...

    DOI 医中誌

  • COVID-19とアレルギー疾患の関連について

    神崎 晶 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 1 (1), 17-20, 2021

    ...アレルギー性鼻炎とCOVID-19の臨床症状には共通するものが多いが,差異についてまとめた。さらにアレルギー疾患患者がCOVID-19に感染した場合の臨床症状の変化についてまとめた。...

    DOI 医中誌

  • 鼻副鼻腔に原発した小児骨髄肉腫の1例

    奥羽 譲, 山口 宗太, 富里 周太, 高橋 希, 小宅 功一郎, 坂本 謙一, 大隅 朋生, 富澤 大輔, 加藤 元博, 守本 倫子 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 42 (3), 336-341, 2021

    ...鼻副鼻腔に腫瘤を形成したMSは,臨床症状や内視鏡所見のみでは非悪性疾患(アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎)と類似しているため,診断が遅れてしまう事がある。診断の遅れは,腫瘤形成に伴う臓器障害のリスクがあるため,早期の診断が重要である。今回我々は,鼻副鼻腔に腫瘤を形成した小児MSの1例を経験した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • エメダスチンフマル酸塩含有テープ剤の満足度と使用率の検討

    井出 拓磨, 中村 真浩, 佐田 直子, 井下 綾子, 池田 勝久 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 1 (1), 55-60, 2021

    ...【結論】アレルギー性鼻炎患者に対する抗ヒスタミン薬の貼付剤使用は,良好な患者満足度,服薬コンプライアンス,安定した症状抑制作用を有することが示唆された。</p>...

    DOI 医中誌

  • 雑草リスク情報-その4:知る人ぞ知る雑草花粉の脅威

    伊藤 幹二 草と緑 13 (0), 38-49, 2021

    ...放出される花粉の量や動態を通じて花粉症発症に影響していることが推察される.そこで,NPO法人緑地雑草科学研究所の市民科学集団「雑草ウオッチャー」を対象に,抗原性植物として登録のある雑草の分布,ならびにスギ花粉以外の花粉症発症例に関してデータ収集を実施した.得られ結果によると,発症の原因となる抗原(アレルゲン)を産出する抗原性雑草は,生活圏に広く見られ接触する機会も多く,報告者の半数以上がアレルギー性鼻炎...

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