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検索結果 191 件

  • 1 / 1

  • 南琉球宮古島池間方言の鼻子音の調音

    藤本 雅子, 篠原 茂子, 北村 達也 音声研究 27 (1), 13-26, 2023-07-31

    ...<p>南琉球宮古島の諸方言には語頭に鼻音連続がみられ,宮古島方言の一つ池間方言には摩擦ノイズを伴う無声の鼻音が存在する。本稿では池間方言話者2名のreal-time MRI資料を用いて鼻子音の調音を検討した。...

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  • 漢字音の連濁

    呂 建輝 環太平洋大学研究紀要 = BULLETIN OF INTERNATIONAL PACIFIC UNIVERSITY 20 75-82, 2022-03-31

    ...漢字音の連濁は,古く鼻音の前接,前接字の声調といった音環境面の影響を受けていた。一方,和語の前接により連濁する漢字音も見られる。連濁は基本的に和語に起こり,漢語に起こらないとされている。しかし語構成上,漢語複合語に典型的な「語の並置」という語構成でなければ,漢語でも和語のように連濁が起こる。...

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  • ジンポー語における語頭NC連続の音韻構成

    倉部 慶太 言語研究 161 (0), 119-137, 2022

    ...<p>鼻音と子音の連続(NC連続)は,分離可能性,音節化,分節音性などの観点から様々な構成を示しうる。東南アジアでは語頭のNC連続が語族を越えて広く観察されるが,従来の多くの研究ではその音韻構成が充分に検討されてこなかった。...

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  • 先天性重度聴覚障害人工内耳装用例における単音節聴覚処理能の発達変容の検討

    赤松 裕介, 廣田 栄子, 尾形 エリカ, 樫尾 明憲, 坂田 阿希, 山岨 達也 AUDIOLOGY JAPAN 64 (6), 565-574, 2021-12-28

    ...</p><p> 5) 異聴先は/n/・/k/・/m/が多く, 同一構音様式内での誤りは通鼻音と破裂音に多く見られた。</p><p> 6) 学童期の改善ポイントは, 就学期の VIQ 及び単音節聴取能と有意な負の相関を示した。就学期に言語能力に課題を示す児では,学童期の聴取能の改善を注視する必要がある。</p>...

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  • 古英語の音変化に関する一考察(2・完)

    森, 基雄 奈良学園大学紀要 14 181-194, 2021-12-17

    ...鼻音の前でのWGmc a、āの鼻音化、そして鼻音の前以外でのWGmc ā からǽ/ēへのアングロ・フリジア語(Anglo-Frisian)における発達;2. WGmc ai>ā;3. WGmc aのæへの前舌化;4. 割れ(breaking)とそれに関連した後退(retraction);5. 後母音の前でのæ、ǽ>a、āの復元(restoration);6....

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  • 文雄『磨光韻鏡』華音における鼻音韻尾のム表記について

    王 曹傑 日本語の研究 17 (3), 1-17, 2021-12-01

    ...ところが,鼻音韻尾のム表記について検討すると,それは杭州音を反映しているものとは考えにくく,また,文雄が漳州音など他の方言音を聞いて唇内鼻音韻尾をム表記にした可能性があったとしても,舌内鼻音韻尾の一部をム表記にする根拠としては薄弱である。本稿では,『磨光韻鏡』華音における鼻音韻尾のム表記は,文雄が『韻法直図』を参照して定めた呼法に由来していると主張する。...

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  • Phonetics of Geminate Nasals in Kiribati

    李 勝勲 国際基督教大学学報. I-A 教育研究 = Educational Studies 63 57-67, 2021-03-31

    ...ミクロネシア語族の一言語であるキリバス語には,短鼻音と長鼻音がある。本論文では男女4人ずつ8 名のキリバス語話者から録音した鼻音のデータに基づく音響分析結果を報告する。8人の話者が8個のア イテムを5回繰り返した320トークンのデータを分析した。その結果は,佐藤(2009, 2011)の報告結果 を支持するもので,長鼻音は短鼻音の2倍以上の長さであった。...

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  • 純粋語聾が疑われた症例の左右耳別異聴の検討

    安崎 文子, 山本 佐代子, 石本 晋一 音声言語医学 62 (3), 252-262, 2021

    ...の語音認知の影響を明らかにした.発症初期は右耳の語音聴力検査で明瞭度が低下したが,その後,左耳の語音明瞭度が低下した.異聴マトリックスでは,/r/への異聴が両耳で多かったが,右耳に有意に多く母音も/r/へ異聴していた.子音部や母音の音韻の特徴がつかめず,明確な狭窄や雑音も含まない曖昧な/r/を推測し異聴した可能性が考えられた.左耳は,構音様式や構音点の類似した音声や低周波帯域に音響エネルギのある通鼻音...

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  • 古英語の音変化に関する一考察(1)

    森, 基雄, Mori, Motoo 奈良学園大学紀要 13 117-130, 2020-12-21

    ...アングロ・フリジア語(Anglo-Frisian)の鼻音の a、ā の発達とWGmc ā から ǣ /ē への発達 ; 2. WGmc ai>ā ; 3. WGmc a の æ への前舌化 ; 4. 割れ(breaking)とそれに関連する後退(retraction)の過程 ; 5. 後母音の前での a、ā の復元(restoration); 6....

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  • 中国語の後鼻音の韻尾と日本語漢字訓読の関係

    成 玉峰, 黄 勇 JSL漢字学習研究会誌 12 (0), 62-70, 2020-03-31

    ...本稿では中国語における後鼻音の韻尾[ng(ŋ)]と日本語における漢字の訓読みとの関係を詳細に分析し,音韻の変化を通じて,比較研究を行う。日本語における漢字の訓読みの変化過程は音韻変化の法則に基づいて進化したもので,その変化は激しく,多種多様であるが,一旦共通認識として固定されると,どれも変化することはなくなる。筆者の研究では,漢字の音読みから訓読みへと変化した例が多数あることを明らかにした。...

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  • 言語変化を把握するための継続調査と同一個人追跡調査の関係に関する研究

    尾崎 喜光 計量国語学 32 (2), 82-95, 2019-06-20

    ...国立国語研究所が山形県鶴岡市において経年調査している項目のうち音声項目の一つであるガ行鼻音の使用者割合について実時間比較を行った.分析の結果,ガ行鼻音は確かにこの間衰退していること,しかしながらコーホート(同時期出生集団)においてはこの間にそれほど大きな変化がないことが確認された.このことから,ガ行鼻音の衰退は主として構成員の入れ替えにより生じたものと推測される.個人の中で変化のあった者は少ないことを...

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  • <研究ノート>セデック語の歴史的重複語

    落合 いずみ 京都大学言語学研究 37 23-40, 2018-12-31

    本稿はセデック語(オーストロネシア語族アタヤル語群)における歴史的重複語を扱う。セデック語の三つの方言パラン方言とトゥルク方言を比較し、歴史的重複語を再建する。その比較過程における分析も示すが、パラン方言に重点が置かれている。セデック語は三種類の歴史的重複語を有する。一つはCəəCVと再建されうる形式であり、子音が重複している。もう一つはCVCəCVCと再建されうる形式であり、CVCの完全重複よ…

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  • 〈Articles〉 Research on the Processing of Nasal Sounds by Japanese Listeners

    森, 直哉 近畿大学教養・外国語教育センター紀要. 外国語編 9 (2), 97-115, 2018-11-30

    ...実験1として日本語母語話者が母語と同様の過程で英語の語末鼻音から情報を得て言語処理を促進しているのか検証したが、その証拠は得られなかった。実験1の再分析において語末音の長さが重要である事が示唆され、それに基づき実験2 で検証を行った。...

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  • 日本語教育の立場から垣間見たラ行音撥音化 : 日本語学習者の視点から

    劉 志偉 埼玉大学紀要. 教養学部 54 (1), 121-135, 2018-09

    本稿は、実生活では日々耳にするものの、日本語教材には取り上げられることがほとんどなかった言語現象であるラ行音撥音に注目して考察を行った。音声学や音韻論における専門用語を可能な限り避け、日本語学習者にとって分かりやすい学習ルールを提案することが、その目的である。具体的には、まず、マスメディアを中心に集めた用例をもって、ラ行音撥音の全体像を明らかにした。続いて、筆者自身が来日以来、記録してきた学習メ…

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  • ラーヴァナの言葉に織り込まれた文学技巧

    Kawamura Yūto 比較論理学研究 14 91-102, 2017-03-25

    ...なすべきことが分からない俺をしかと目にしたならば、不幸で[彼に]頭を垂れる[俺]をどの女が望むだろうか」 BhK8.79では柔らかい鼻音(n、m、ṃ)ときつい歯擦音(ś、ṣ、s)の繰り返しが、BhK8.81は柔らかい鼻音(ñ、n、m、ṃ、ṁ)と強く響くk音の繰り返しが対照をなす。...

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  • 北海道道南方言における入りわたり鼻音に先行される子音について

    島田 武 実験音声学・言語学研究 9 (0), 55-63, 2017-03-24

    ...このことを確認するために、老年世代の</tt>3 <tt>名の調査協力者の音声を録音し、入りわたり鼻音を探索した。その結果、</tt>3 <tt>種すべての実例が確認できた。また同一環境において入りわたり鼻音が無い例も観察され、さらに生起頻度も後者の方が大きかった。一方、今回の調査では、魚種名に見られる入りわたり鼻音は必ず発音されており、特定の表現においては未だ確固たる存在であることが示された。...

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  • 日本語の鼻濁音の音声的変異に関する予備的研究

    宇都木 昭 実験音声学・言語学研究 9 (0), 35-45, 2017-03-24

    ...<p><tt>本研究は,鼻濁音(鼻音として現れるガ行子音)にいかなる音声的変異があるかを調べた予備的研究である。先行研究において鼻濁音が存在するとされている岐阜県郡上方言と茨城県北茨城方言を対象とし,録音したデータに含まれるガ行子音に対しスペクトログラムの目視により分析を行った。その結果,典型的な鼻濁音である軟口蓋鼻音のほかに,鼻音化した軟口蓋接近音とおぼしき変異形が観察された。...

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  • 両側中等度伝音難聴を伴う構音障害の治療経験

    近藤 由以子, 今川 記恵, 櫻井 結華, 宇田川 友克, 力武 正浩, 小森 学, 谷口 雄一郎, 鴻 信義, 小島 博己 耳鼻咽喉科展望 58 (4), 210-216, 2015

    ...3歳3ヵ月時の初回構音評価は鼻音 [m, n, ɲ], 両唇破裂音 [p, b] 以外のすべての子音が声門破裂音に置換していた。 補聴器は未装用であった。 系統的構音訓練に基づき構音訓指導を開始したが, 正常構音の獲得のために必要な聴覚刺激を得るために, 補聴器の装用も勧めた。 系統的構音訓練の実施に加え聴覚刺激が増加したことで, 正常構音の自然獲得もみられるようになった。...

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  • イスパノアメリカ地名形容詞の派生

    寺崎 英樹 HISPANICA / HISP&Aacute;NICA 2015 (59), 15-37, 2015

    ...接尾辞 -és、ero は鼻音で終わる語根に選ばれやすく、逆に鼻音を含む -eño、-ino は避けられる傾向があるようである。接尾辞添加が行われる際、地名の一定の語尾は削除されることがある。地名が名詞句の場合、その構成素からどのように語基が選択されるかは派生した形容詞から地名が復元可能かどうかに左右される。...

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  • テングザル音声の鼻音

    香田 啓貴, SHA John, OSMANO Ismon, NATHAN Sen, 清野 悟, 松田 一希 霊長類研究 Supplement 31 (0), 50-50, 2015

    ...分析の結果、ヒトの鼻母音と同様な鼻音化と呼ばれる周波数特性が明瞭に観測できた。また、鼻音化は鼻の肥大化の状態に関わらず若オスでも確認できたが、鼻の大きさの程度と関係性がありそうな音響特徴は今回の音響分析の解析項目の中には表れにくかった。...

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  • 中耳炎後遺症例の人工内耳装用下聴取能に関する検討

    今川 記恵, 宇田川 友克, 小森 学, 力武 正浩, 櫻井 結華, 濱 孝憲, 鴻 信義, 小島 博己 耳鼻咽喉科展望 57 (2), 67-72, 2014

    ...子音の異聴の検討では, 無声と有声の弁別は容易であること, 有声接近音・通鼻音, 無声破裂音の正答率がその他の構音様式と比較して高いという特徴があった。 個別の子音に注目すると, b→w, dz→s, ʢ→tʃ, h→s, m→n と異聴傾向があった。 リハビリテーションの子音課題では, これらの弁別課題を中心にリハビリテーションを行うことで, より効果の高い聴取訓練が可能であると考えられた。...

    DOI 医中誌

  • アメリカ英語・韓国語・日本語母語話者による音節末鼻音の同定

    NOZAWA Takeshi, CHEON Sang Yee 音声研究 16 (2), 5-14, 2012

    ...このようにして調音位置の異なる鼻音が語末に現れる1音節の音声刺激をアメリカ英語,韓国語,日本語で作成した。これらをこの3言語の母語話者に提示し,語末の鼻音の同定実験を行った。英語話者と韓国語話者はそれぞれの母語に語末での鼻音間の音素対立があるのに対し,日本語ではこの位置での鼻音間の音素対立がないため,日本語話者の正答率が最も低いことが予め予想されたが,実験結果は,この仮説を裏付けるものとなった。...

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  • 口腔腫瘍切除後患者の発話特徴と顎義歯の効果

    井上 知佐子, 加藤 正子, 伊藤 美知恵, 富永 智子, 早川 統子, 名倉 知里, 岩田 阿佑美, 反橋 未希, 下田 伊津子, 牧野 日和, 長瀬 好和, 広瀬 紀子, 藤原 久美子, 古川 博雄, 尾澤 昌悟, 田中 貴信, 夏目 長門 音声言語医学 52 (3), 217-224, 2011

    ...本研究の目的は,腫瘍切除による上顎欠損患者の発話の特徴と,顎義歯の効果を明らかにすることである.腫瘍切除後上顎欠損を生じ,顎義歯を作製した9名に,開鼻声,構音検査,ブローイング検査,発語明瞭度検査を実施した.顎義歯非装着時は,無声破裂子音は摩擦音へ,有声子音は通鼻音へ異聴される傾向が見られた.この理由として,上顎欠損により呼気鼻漏出量が増加し,安定した構音位置が確保されないことが考えられた.開鼻声,...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 新版 構音検査と併用可能な音韻プロセス分析ツールの開発

    川合 紀宗 音声言語医学 52 (4), 348-359, 2011

    ...分析は不可能である.そこで,容易に音韻プロセスの分析を行うことができ,新版 構音検査と併用可能な音韻プロセス分析ツールの試案を作成したので本稿で紹介する.音韻プロセスについては,まず大分類として,15の音韻プロセスを語全体プロセスと文節音変化プロセスの2種類に分け,その下位項目となる中分類として,語全体プロセスには省略プロセスを,文節音変化プロセスには音声化プロセス,構音点および構音様式プロセス,鼻音化...

    DOI 医中誌 参考文献45件

  • 騒音下聴取に困難を呈する児童生徒の聴取傾向

    國末 和也, 三輪 レイ子 大阪河﨑リハビリテーション大学紀要 3 (2), 31-41, 2009-03

    ...併せてマトリックスにて異聴傾向を検討すると、騒音が負荷されると有声子音通鼻音/m/ /n/、無声子音破裂音/p/ /t/ /k/に異聴する傾向が見られた。聴覚情報の処理に関して聴覚情報処理障害、学習障害、注意欠陥/多動性障害との関係性については明言できないが、状態として騒音下での聞き誤り傾向があり、聴覚情報を処理する過程に共通する問題があった。...

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  • 沖縄語の鼻音二型

    宮良 信詳 言語研究 136 (0), 177-199, 2009

    ...<p>本稿では,沖縄語や日本語の音韻現象を扱うにあたって,阻害性鼻音‘obstruent nasals’と鳴音性鼻音‘sonorant nasals’とを区別する必要性を論じている。前者の基底形は[+鼻音,-継続性]で,後者は[+鼻音]のみで表示され,音韻的にまず区別される。...

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  • 東京語の単語におけるF0パターンに対する分節構造の影響

    SHPORT Irina A., GUION Susan G. 音声研究 12 (2), 4-16, 2008

    ...平板型アクセントの場合,第一音節が短母音を含む単語(CVCVCV CVC:V)においては,F0が上昇し,第一音節が長母音もしくは鼻音を含む単語(CV:CV, CVNCV)においては,F0に著しい変化は見られなかった。この結果は音韻的な音節構造よりもむしろ第一音節中の共鳴音の長さの方がF0パターンの変化を決定するということを示唆するものである。...

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  • 語頭有声破裂音の半有声音化と語中有声化・鼻音化 : 鹿児島の分析を中心に

    高田 三枝子 日本語の研究 3 (2), 17-30, 2007

    ...本研究では日本語の語頭の有声破裂音/b,d,g/のVOT(voice onset time)について鹿児島県出身在住話者の音声を分析し,語頭有声破裂音の半有声化(VOTがプラスの値をとる現象)と,語中有声破裂音の鼻音化および語中無声破裂音の有声化との共起関係を考察した。その結果,語頭有声破裂音の半有声音化は語中有声化・鼻音化と直接的な共起関係にはないことを指摘した。...

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  • カドリ語における語中の閉鎖音と破擦音

    稲垣 和也 言語研究 132 (0), 111-121, 2007

    ...他のオーストロネシア諸語と同様,カドリ語の標準的語形はCを随意的要素とするCVCCVCであり,この語形に含まれる子音連続-CC-には,h+無声閉鎖音・破擦音のもの(以下-hT-)と,鼻音+有声閉鎖音・破擦音のもの(以下-ND-)がある。...

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  • 素性階層理論と音声素性―日本語の有声化とコーダ鼻音化についての試み―

    黒田 成幸 言語研究 129 (0), 91-134, 2006

    ...<p>日本語の有声同化及びそれに関連する有声コーダ鼻音化の現象を説明する企てを通して,空力素性階層理論の修正を提案し,それを通じて素性階層理論と音声素性との関係について注意する.まず,有声同化現象を説明するのに,素性階層理論では,有声無声の別に対応する節点をたてず,それに代えて「清濁」の別に対応する節点をたて,流音・半母音は清,鼻音は濁とする.コーダ鼻音化は,射影反転という概念のもとで,中和現象として...

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  • チベット語松潘・九寨溝 [Sharkhog] 方言における緊喉音の来源

    鈴木 博之 京都大学言語学研究 24 45-57, 2005-12-24

    ...先行研究におけるチベット語の声調発生が明瞭に観察されるのは基本となる子音が鼻音であるという指摘から、本稿でも鼻音に関わるものに限って検討した。その結果、子音連続の脱落による代償としての緊喉音の発生という一般的な傾向に合致する傾向が確認されたが、一方で蔵文において初頭子音連続に同一のつづりを有するにもかかわらず緊喉音の有無が異なって、一貫しない対応を見せるものも見られた。...

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  • 言語音を解読する神経機構:音のどこに解読の手がかりは書き込まれるか?

    遠藤 邦彦, 阿部 晶子, 津野田 聡子, 柳 治雄, 井佐原 均 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 25 (2), 165-178, 2005

    ...構音点の解読には子音と過渡部の両方の情報が, 構音方法, および鼻音・非鼻音の解読には子音の情報が, 有声・無声の解読には子音または過渡部のどちらか一方の情報が必要であった。言語音の認知にもっとも大きな障害を生じたのは, 左縁上回下部の病巣であった。音声からの特徴抽出が, はじめに子音を, 次に過渡部をもとに二段階でなされると, 精密で高速な語音認知が可能と考えられた。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献34件

  • 新潟県阿賀北地域における語中・尾ガ行音(<特集>方言)

    大橋 純一 社会言語科学 7 (1), 30-40, 2004

    新潟県阿賀北は,その北・東部において山形県・福島県と接し,新潟県下越にありながらも,それらとの中間的・過渡的性質を内有した方言域として特立している.語中・尾ガ行音もその例にもれず,小域ではあるが,[^〓g]〜[~g]という,全国的にも稀少と言える相の分布を今に残している.本稿では,その現在状況を,実相の機械分析と分布の全域的把握とによって明らかにするとともに,各実相の実現傾向やその意味について,…

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  • 韻母から見たチノ語音韻史

    林 範彦 京都大学言語学研究 22 347-378, 2003-12-26

    ...有鼻音韵尾的PLB 韵母使基诺语和彝语支的语言有了自己的演变,音色个不相同。4. 从傣语等语言借用的外来语没有发生元音音色变化,而保持了原来的与韵腹音色。...

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  • 共鳴音連続の知覚に関する対照言語学的研究

    徐 美善 音声研究 5 (3), 49-63, 2001

    ...また同じ知覚実験から/ml/,/ŋl/という鼻音-側音の連続に見られる/l/の鼻音化が普遍的知覚原理に支配されており,n/lの連続に見られる/n/の側音化と/l/の鼻音化がともに知覚的に許容される変化であるという結果も得られた。...

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  • 人工内耳を装用した先天性重度難聴幼児の構音獲得

    大森 千代美, 傍士 和香, 野中 信之, 森 望, 川野 通夫 音声言語医学 42 (1), 17-23, 2001

    Articulatory improvements in two congenitally deaf infants with cochlear implants were investigated during the first year after operation. Case 1, whose preoperative speech development kept abreast …

    DOI 医中誌 被引用文献5件 参考文献17件

  • 日本語の音韻交替と音韻分布

    伊藤 順子, メスター A., パジェット J. 音声研究 5 (2), 54-60, 2001

    ...Ito, Mester, and Padgett(1995)は,日本語の複合語における連濁と鼻音に後続する阻害音の有声化との相互作用関係に基づいて,有声素性[voice]が特定の鼻音環境においては余分(redundant)であるにも関わらず能動的(active)な役割を果たしているという議論を進めている。...

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  • 咽頭弁手術を行った口蓋裂患者の鼻咽腔閉鎖運動に関する研究

    園田 隆紹 Journal of Japanese Cleft Palate Association 26 (1), 68-87, 2001

    ...<BR>2.術前の鼻音発音時における口蓋帆挙筋筋電図および鼻咽腔閉鎖圧は全動作中最低値を示し,嚥下時における値は最高値を示し,ともに口蓋裂対照群の値と近似していた.術後も変化は認めなかった.<BR>3.口蓋帆挙筋筋電図と口腔内呼気圧は,術前には相関関係はなかったが,術後は両者間に有意の相関関係を認めた....

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献35件

  • 語音弁別の神経機構  失語症患者の研究から得られたもの

    遠藤 邦彦, 阿部 晶子, 津野田 聡子, 柳 治雄, 市川 英彦, 井佐原 均 失語症研究 20 (2), 165-177, 2000

    ...言語音を有声・無声,非鼻音鼻音,調音点,調音方法という座標軸で分類する方法が妥当かどうかは議論の余地があろうが,失語症例の反応を因子分析した結果,人間の脳内では実際にこのような座標軸で,子音の音響的特徴の抽出が行われている可能性が示された。言語音の音響的特徴をいかに妥当に抽出したとしても,感覚性言語領野の音素の記憶系との照合が障害されると,言語音の同定はできないと考えられた。...

    DOI 医中誌 被引用文献3件 参考文献34件

  • 中咽頭癌側壁・上壁広範切除後の軟口蓋再建方法

    藤井 隆, 佐藤 武男, 吉野 邦俊, 稲上 憲一, 長原 昌萬, 桃原 実大, 寺田 友紀, 西本 聡 頭頸部腫瘍 25 (1), 94-100, 1999

    Velopharyngeal dysfunction is one of the most serious morbidities after wide resection of the soft palate and lateral oropharyngeal wall in patients with carcinoma of the oropharynx. For minimizing …

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献16件

  • 三重県専修寺蔵『三帖和讃』における字音の連濁

    佐々木, 勇 広島大学学校教育学部紀要. 第二部 20 197-206, 1998-01

    ...1.本資料の字音の連濁は、大部分が鼻音に続く場合に見られる。2.連濁は、去声調の漢字の後に起こることが多い。3.連濁を起こした字の声調は、連濁が起こるか否かの原因とはならない。4.連濁するか否かは、その熟語によってほぼ決まっていた。...

    機関リポジトリ

  • スピーチエイド装着による鼻咽腔閉鎖機能の予備能形成

    舘村 卓, 高 英保, 原 久永, 森本 知花, 平田 創一郎, 和田 健 音声言語医学 38 (4), 337-343, 1997

    The purpose of this study was to clarify a physiologic basis underlying the clinical effect of a speech appliance that enables the wearer to exhibit adequate velopharyngeal function during speech …

    DOI 医中誌 被引用文献17件 参考文献13件

  • スピーチエイド装着にともなう発音時口蓋帆挙筋活動の変化

    舘村 卓, 高 英保, 原 久永, 森本 知花, 平田 創一郎, 和田 健 Journal of Japanese Cleft Palate Association 22 (1), 24-31, 1997

    ...対象に,装着にともなう発音時口蓋帆挙筋活動の変化を検討した.被験者を,Bulb-PLP(Bulb attached Palatal Lift Prosthesis)型のスピーチエイドを装着している3例(Bulb群)ならびにPLP(PalatalLiftProsthesis)型スピーチエイドを装着している3例(PLP群)に分類し,装着時ならびに非装着時において,母音/ω/,および同母音を後続母音とする鼻音節...

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  • 特異な症候群および病態の言語症状 Prader‐Willi症候群児に対する言語訓練

    竹本 喜一 聴能言語学研究 13 (1), 43-46, 1996

    ...する言語訓練経過をまとめ,構音の変化・特徴について検討をした.本症例では,新生児-乳児期に筋緊張の低下症状により,構音器官の運動の稚拙からくる発語の遅れや不明瞭な構音が生じた.そこで,不明瞭な構音の改善として構音器官への直接的なアプローチを含む構音訓練と言語理解面の向上を図る言語訓練を施行した.その結果,訓練20ヵ月後,不明瞭な構音に,(1)奥舌音の前舌化傾向の減少,(2)破裂音全体の明瞭化,(3)鼻音化母音...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献7件

  • 急墜型感音性難聴患者の語音弁別

    小寺 一興, 堀内 美智子 AUDIOLOGY JAPAN 38 (4), 298-304, 1995

    Results of speech discrimination tests in 38 patients with sensorineural hearing loss were analyzed from the view points of communication ability and cues of Japanese consonants. The audiograms of …

    DOI 医中誌 被引用文献7件 参考文献5件

  • 全上下顎骨同時移動術前後における鼻音性の変化に関する研究

    内山 健志, 中根 徳子, 小枝 弘実, 中野 洋子, 大畠 仁, 斉藤 力, 重松 知寛, 山口 秀晴, 平戸 亮司, 高野 伸夫 Journal of Japanese Cleft Palate Association 19 (2), 66-76, 1994

    ...<BR>1.全上下顎骨同時移動術後には術前と比べてフロー・ネイザリティーグラフおよびナゾメータから求められた鼻音性が増大した.<BR>2.器械で測定した鼻音性の術後変化を示す有意差の項目は,口蓋裂群の方が非口蓋裂群より少なかった.<BR>3,鼻音性の聴覚的判定は非口蓋裂群で術後明らかな変化を示さなかったが,口蓋裂群では5名中2名に明らかな開鼻声の増大が認められた....

    DOI 医中誌 被引用文献5件

  • 感音性難聴における日本語音節の異聴の研究

    小寺 一興, 赤井 貞康, 廣田 栄子, 三浦 雅美, 矢部 進 日本耳鼻咽喉科学会会報 96 (9), 1404-1409,1573, 1993

    The speech discrimination scores of a 57S word list were analyzed in 180 patients with sensorineural hearing loss. Confusion matrices were made on consonant groups of voiceless, voiced and nasal …

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献4件

  • 口蓋裂児の構音発達 子音の習得と異常構音の経過

    鈴木 恵子, 岡本 朗子, 原 由紀, 新美 成二, 鳥飼 勝行 音声言語医学 34 (2), 189-197, 1993

    This paper reports the development of consonant articulation and the transition of defective articulation in 40 cleft palate children. The subjects were operated by the palatal mucosal flap method …

    DOI 医中誌 被引用文献2件

  • On Some Problems of Transliteration of the Jurchen Language by Chinese Characters

    山崎 雅人, Masato YAMAZAKI 東北大学文学部日本語学科論集 (2) 123-137, 1992-09-30

    ...「女真館訳語』では, 語末に-nを持つ女真語に軟口蓋鼻音の漢字をあてている例が見られる。これは音訳者の漢語方言で [n] と [η] を区別しなかったためか, あるいは女真語の語末に現れた鼻母音を表記しようとしたものと考える。また, 満州語と比較して, 子音の素性が逆に表記されている例があるが, これはまた錫伯語でも観察される現象と考える。...

    機関リポジトリ

  • 粘膜下口蓋裂患者の鼻咽腔閉鎖機能について

    朴 修三, 多久嶋 亮彦, 加藤 光剛, 北野 市子, 高戸 毅 Journal of Japanese Cleft Palate Association 17 (3), 192-200, 1992

    ...<BR>産生する音の種類によって,咽頭側壁の正中方向への移動距離は異なり,/∫i:/,/pa/,/i:/,/a:/の順に移動距離が大きい症例が多かった.通鼻音の/ma/産生時は咽頭側壁はほとんど動かないか,かえって正中から遠ざかる方向に動いた....

    DOI 医中誌 被引用文献5件

  • 子音の明瞭度による感音難聴の分類

    小寺 一興, 赤井 貞康, 出水 みゆき, 廣田 栄子, 三浦 雅美, 矢部 進 AUDIOLOGY JAPAN 35 (5), 582-587, 1992

    The speech discrimination scores of a 57S word list were analyzed in 180 patients with sensorineural hearing loss. The speech discrimination scores ranged from 30% to 88% in the …

    DOI 医中誌 被引用文献2件

  • 咽頭弁移植手術後における睡眠時呼吸動態の経日的変化

    原 久永, 舘村 卓, 和田 健, 佐藤 耕一 Journal of Japanese Cleft Palate Association 17 (3), 256-263, 1992

    ...咽頭弁移植術は,鼻咽腔閉鎖不全症に起因する呼気の鼻腔漏出や音声の鼻音化の改善に有効な手術法であるが,術式によっては,手術後に閉塞性睡眠時無呼吸症候群の症状を呈し,呼吸機能に及ぼす影響が問題となることがある.今回,咽頭弁移植手術後の睡眠時における呼吸機能の経日的変化を追跡し,その動態を明らかにすることを目的として以下の研究を行った....

    DOI

  • 舌・口底切除患者に対する舌接触補助床装置前後の言語所見

    斎藤 健一, 道 健一, 松田 千春, 山下 夕香里, 今井 智子, 片岡 竜太, 木村 幸紀, 道脇 幸博, 鈴木 規子 頭頸部腫瘍 17 (2), 5-11, 1991

    We report on the effects of palatal augmentation prosthesis (PAP) on speech rehabilitation after glossectomy.<br>Subjects included 10 males and 2 femalel between the ages of 43 and 63, who were …

    DOI 医中誌 被引用文献10件

  • 補聴器適応患者における子音明瞭度の検討

    冨山 道夫, 大滝 一, 柳澤 晴子, 佐藤 斎, 北条 和博 耳鼻と臨床 37 (2), 137-140, 1991

    ...有声子音, 鼻音群の異聴については不明な点が多く, 今後はさらに症例数を増やし実耳挿入利得との関係を検討する必要があろう....

    DOI 医中誌

  • 鼻咽腔閉鎖運動制限が正常人の軟口蓋運動に及ぼす影響

    平原 成浩 Journal of Japanese Cleft Palate Association 14 (1), 44-70, 1989

    ...破裂音・摩擦音発音時の筋活動量はコントロールの鼻音と同程度に低下していた。嚥下動作は,チューブ挿入によってもほとんど変化しなかった。<BR>2)チューブ先端の開閉によって鼻腔漏出呼気量を変えた場合の筋活動の変化は,発音時にはほとんど認めなかった。一方,吹き出し時には口腔内圧の上昇に応対した筋活動の増強が認められた。...

    DOI

  • 日本語無声, 有声破裂音および弾音の時間要素と第2ホルマント遷移の特性

    北村 徹 The Journal of Showa University Dental Society 9 (2), 211-230, 1989

    ...有歯顎者20名 (男10名, 女10名) について, 無声破裂音 [P, t, k], 有声破裂音 [b, d, g], 弾音 [r], 鼻音 [m, n] の周波数分析および時間波形の拡大描記をDigitalSonagraph (7800型KAY社製) によって行い, 先行子音継続時間および後続母音移行部の第2ホルマント周波数を計測した.1.時間要素の観察および計測は, 時間波形の時間軸を最大96...

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献6件

  • 人工内耳における子音の弁別

    榊原 淳二, 竹内 真理子, 庄司 和彦, 児嶋 久剛, 本庄 巖 AUDIOLOGY JAPAN 32 (3), 182-189, 1989

    Consonant confusion study was performed in a patient with a Nucleus multiple electrode Cochlear implant.<br>Discrimination between voiced and unvoiced was successful, but conausions occured in …

    DOI 医中誌

  • 鼻音化の一般性について

    小林, 泰秀 広島女学院大学論集 37 23-46, 1987-12-20

    This paper presents seven general principles of nasalization. 1)Regressive nasalization is stronger than progressive nasalization. 2)Vowel nasalization takes place before syllable final nasals or …

    機関リポジトリ Web Site

  • 口蓋裂音声の鼻音性の定量的評価

    今井 徹, 中村 進治, 平原 達也, 伊福部 達 日本音響学会誌 41 (2), 69-76, 1985

    Cleft palate patients tend to nasalize non nasal phonemes. In order to evaluate their nasality, 5 Japanese vowels pronounced by 7 cleft lip and palate patients are investigated utilizing two …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件

  • 口蓋裂患者の鼻咽腔閉鎖機能診断への超音波の応用に関する研究

    中野 久 Journal of Japanese Cleft Palate Association 9 (2), 84-101, 1984

    ...<BR>7)咽頭側壁の偏位量は各機能で明らかな差を認め,嚥下>破裂音・ブローイング>母音>鼻音の傾向を示していた.<BR>8)発声時,咽頭側壁の運動開始は音起始に先行し,最大運動位への到達は母音では音起始に遅れ,破裂音では先行していた.<BR>9)咽頭側壁の閉鎖時運動速度は鼻音で母音,破裂音に比し小さい傾向を示していた.<BR>10)嚥下所要時間は平均1341msecであった....

    DOI

  • 咽頭弁移植術前後における音声変化に関する研究

    内山 健志 Journal of Japanese Cleft Palate Association 5 (2), 69-90, 1980

    ...<BR>4 通鼻音および弾音を除く子音における子音波出現率は術後増大し,異常子音波出現率は逆に低下した.<BR>5 子音部持続時間は破裂音および破擦音で術後短縮し,無声摩擦音で逆に延長した.後続母音に対する子音部相対強度は無声破裂音および通鼻音で術後減弱しa無声摩擦音,有声破裂音,破擦音,弾音などで増強する傾向がみられた....

    DOI

  • 鼻咽腔閉鎖機能のX線テレビ(VTR)による計測学的研究 第一報正常成人について

    深井 仁子, 村山 紀子, 上田 昇, 大橋 靖 Journal of Japanese Cleft Palate Association 3 (2), 16-30, 1978

    ...<BR>1.軟口蓋挙上度は嚥下が最大で,以下blowing ,発声の順であった.発声では高い方から子音,母音,通鼻音の順であり,5母音ではウが最も高く,以下イエオアの順であった.<BR>2.鼻咽腔の開放は安静時,吸引時,通鼻音発声時の全例,ア発声時の4例,オの1例,アの5秒連続発声時の開始時5例,終了時11例に認めた.その距離は安静時,吸引時,通鼻音発声時,ア発声時のいずれの間でも有意差を認めた....

    DOI

  • 圧変化よりみた各種機能時の鼻咽腔部閉鎖動態に関する研究

    上田 昇 Journal of Japanese Cleft Palate Association 2 (1), 12-29, 1977

    ...<BR>4.母音,子音(破裂音,摩擦音),通鼻音では,子音>母音>通鼻音,また子音間では,破裂音>摩擦音の関係を示す例が多く,特に咽頭側壁では,破裂音>摩擦音>母音>通鼻音の関係が他部に比して著明に認められた.<BR>5.hard blowing>soft blowing,水嚥下>唾液嚥下の傾向を認めた....

    DOI

  • 鼻音性の音響関連量について

    竹内 章司, 粕谷 英樹, 城戸 健一 日本音響学会誌 31 (5), 298-309, 1975

    In this paper, a general description of the acoustic correlate of nasality is quantitatively discussed from a perceptual point of view. The acoustic correlate of nasality is assumed to be the degree …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献5件

  • 調音時の鼻咽腔閉鎖機構

    廣瀬 肇 日本耳鼻咽喉科学会会報 76 (11), 1349-1359, 1973

    ...口蓋帆挙筋は鼻咽腔閉鎖を伴う非鼻音性調音に関して,最もprimaryな意義をもつ.<br>2. 上咽頭収縮筋および口蓋咽頭筋は,やはり非鼻音性調音に関与しているが,発語時の咽頭腔の大きさを制御する機構にも関与する.<br>3....

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • Consonantism in Itbayaten

    山田 幸宏 言語研究 1972 (61), 57-82, 1972

    ...<BR>語頭の子音結合 (§2.1) は半母音との場合を除いて, 単語と, 機能語あるいは接辞とが接合した後に, その両者の, または, その一方の一部が省略される, という過程で実現される (e.g. snavat<s-in-avat) のであるが, 子音結合の一部, あるいは両者が鼻音であるという著しい傾向がある。...

    DOI

  • 発話時における北京語音 : 余剰的特徴の伝達作用

    那須 清 言語科学 3 2-5, 1967-03

    ...大家都知道,北京語的語音系統里有両種鼻音尾韻母~n和~ng 的対立。這組韻尾因受了后一個音的影響被同化成類似声音的時侯,它們可能由於残余特徵(比如:前流音渡的強度,持阻階段的長短,有無顎化和唇化現象等等)未顕示両者之間的差別。元音的音長不是辨別特徵,可是在ル化韻里有時候主要元音的音長実際上可能成為辨別的標識。...

    DOI HANDLE Web Site

  • 鼻音化母音の音響学的特長について

    平野 実, 竹内 義夫 耳鼻咽喉科臨床 57 (1), 77-82, 1964

    It is well accepted that nasality must be regarded as a matter of resonance. However the acoustical characteristics of the nasalized vowels are yet remained in spite of many …

    DOI 医中誌 被引用文献2件

  • 母音の鼻音

    服部 四郎, 山本 謙吾, 藤村 靖 日本音響学会誌 12 (4), 189-197, 1956

    The physical properties of the nasalized vowels have been investigated from many angles by use of the Sonagraph as the sound analyzer, associating some other measures to ascertain the effects of the …

    DOI Web Site 医中誌

  • 鼻音鼻音化母音

    服部 四郎, 山本 謙吾, 藤村 靖 日本音響学会誌 12 (4), 197-204, 1956

    The characteristics of nasalization reported in the preceding paper by the present authors have been further studied for the case of nasalized vowels with blocked nasal channel, in relation with the …

    DOI Web Site 医中誌

  • 鼻音附屬管腔共鳴ニ關スル實驗的研究

    堀口 申作 大日本耳鼻咽喉科會會報 49 (6), 551-575, 1943

    Unter der Annahme, dass die Forschung über das Resonanzphänomen in dem Ansatzrohr auf Grund dessen, morphologischen and klanganalytischen Seite in Angriff genommen werden muss, hat der Verfasser …

    DOI Web Site

  • 日本語音ノ構音ニ關スル研究

    懸田 克躬 KOKUBYO-GAKKAI-ZASSHI 11 (5), 410-425, 1937

    ...<BR>(5) 母音「ア」デハ, 鼻音トシテ氣ヅカヌ場合デモ, 鼻口間閉鎖 (軟口蓋閉鎖) ガ不完全ナコトガ意想外ニ多イ (歐人ノ所見ト一致) 。「オ」ニモ稀ニ存スル。<BR>(6) 各母音ニハ夫々特有ナ附屬菅腔形ガアルガ, 一方ニ於テ個人的差異ガ少ヵラズ認メラレル。散ニ之ヲ各人ヲ通ジテ, 細部ニマデ亙ツテ固定的ナモノトシテ, 劃一的ニ律セソトスルノハ妥當デハナイ。...

    DOI Web Site

  • 日本語音ノ構音ニ關スル研究

    懸田 克躬 口腔病學會雜誌 11 (5), 410-425, 1937

    ...<BR>(5) 母音「ア」デハ, 鼻音トシテ氣ヅカヌ場合デモ, 鼻口間閉鎖 (軟口蓋閉鎖) ガ不完全ナコトガ意想外ニ多イ (歐人ノ所見ト一致) 。「オ」ニモ稀ニ存スル。<BR>(6) 各母音ニハ夫々特有ナ附屬菅腔形ガアルガ, 一方ニ於テ個人的差異ガ少ヵラズ認メラレル。散ニ之ヲ各人ヲ通ジテ, 細部ニマデ亙ツテ固定的ナモノトシテ, 劃一的ニ律セソトスルノハ妥當デハナイ。...

    J-STAGE

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