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検索結果 62,000 件

  • チョコレート中の油脂結晶が引き起こす様々なブルーム現象

    本同 宏成, 佐藤 創平, 上野 聡 日本物理学会誌 79 (5), 236-241, 2024-05-05

    <p>チョコレートは世界中で愛されているスイーツである.チョコレートはカカオマス,ココアバター,砂糖,粉乳などからなり,カカオの香りや砂糖の甘さはもちろんのこと,口中で速やかに溶けることで生み出される滑らかな舌触りもチョコレートの美味しさにとって大切な要素である.さらに,艶やかで美しい見た目もチョコレートが愛されている要因である.しかしながら,チョコレートは長期間の保存中に表面が白く変化するファ…

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  • A comparative ammonia recovery study of solid wastes discharged from rice husk gasifi cation and combustion plants

    HONGO Teruhisa, HE Junyu International Journal of the Society of Materials Engineering for Resources advpub (0), 2024-05-03

    ...p>Large amounts of rice husk char (RHC) and rice husk ash (RHA) are generated in rice husk-based power plants, and development of an effective recycling method for the RHC and the RHA wastes would be desirable...

    DOI Web Site 参考文献40件

  • 多周波PDOA測位に適したチャネル状態識別法

    原 嘉孝 電子情報通信学会論文誌B 通信 J107-B (5), 320-332, 2024-05-01

    本論文では,多周波PDOA測位に適したチャネル状態識別法を提案する.多周波PDOA測位の精度はチャネル状態に大きく依存するため,高精度測位を行えるチャネル状態か否かを事前に識別し,高精度測位を行えると識別された状態で測位を行うことが望ましい.提案法では,無線局間での電波の到来時間差に含まれるキャリア周波数の周期の数の推定値が正しい可能性が高い場合に,高精度測位を行えるチャネル状態として識別する.…

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  • ベイズ最適化を用いたNRDガイドスタブ型フィルタの設計

    風間 啓佑, 井口 亜希人, 辻 寧英, 森本 佳太, 柏 達也 J107-C (5), 209-216, 2024-05-01

    現在,ミリ波応用に関する研究が盛んに行われている.ミリ波集積回路のプラットホームとして,低損失な非放射伝送路である非放射誘電体線路(NRDガイド)は有望な候補の一つであり,回路の構成要素となる様々な高性能なNRDガイド素子を効率的に設計することが求められている.そのためには,計算機シミュレーションを用いた自動最適設計法が有用であり,トポロジー最適設計法やモザイク状素子の最適化により素子の最適設計…

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  • MSR(Machine Stress-Rated)枠組材への適用に向けたスギの各種ヤング係数の評価

    井道 裕史, 加藤 英雄, 小島 瑛里奈 木材学会誌 70 (2), 46-55, 2024-04-25

    <p>ツーバイフォー住宅の横架材において国産材の利用を拡大させる方法の一つとして,スギを枠組壁工法構造用製材及び枠組壁工法構造用たて継ぎ材の日本農林規格のMSR(Machine Stress-Rated)枠組材として格付けすることが考えられる。しかしながら,今後幅広材やより厚い材料を用いるにあたってはいくつかの技術的課題への対応が必要である。スギの寸法型式204,206を用いて各種ヤング係数につ…

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  • 右側下顎歯肉に転移を来したラブドイド形質を伴う肺腫瘍の1例

    矢田 吉城, 伊藤 雄二, 中村 智子, 寶來 慎吾, 加藤 俊男, 水野 進 肺癌 64 (2), 107-112, 2024-04-20

    <p><b>背景.</b>ラブドイド形質を伴う肺腫瘍は1999年のWHO肺胸膜腫瘍の分類で肺大細胞癌の特殊型に加えられていたが,2021年のWHO胸部腫瘍の分類においては,ラブドイド形質は細胞学的特徴とみなされており,ラブドイド形質を伴う肺腫瘍は特定の組織学的サブタイプに所属していない予後不良の稀な疾患である.報告が少なく,治療法はまだ確立されていない.<b>症例.</b>72歳女性.右側下顎歯…

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  • 片側LPEC時の対側予防手術に関する検討

    駒橋 充, 石岡 茂樹, 細田 利史 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 60 (2), 153-157, 2024-04-20

    <p>【目的】近年,多くの施設で小児鼠径ヘルニアに対してlaparoscopic percutaneous extraperitoneal closure(以下,LPEC)が標準術式とされている.片側の鼠径ヘルニアの場合,術中に対側の内鼠径輪の開大を認めることがあり,多くの施設では症状がなくても発症予防に手術をしていると思われる.しかし,対側開大例全例に予防手術をすることについては過大手術とする…

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  • 卒後2~3年目に退職した看護師の就職から退職を決断するまでのプロセス

    河本 乃里, 田中 マキ子 日本看護研究学会雑誌 47 (1), 1_85-1_95, 2024-04-20

    <p>目的:卒後2〜3年目に退職した看護師の就職から退職を決断するまでのプロセスを明らかにし,就業継続を阻害した要因を検討する。方法:卒後2〜3年目に退職した看護師9名に半構造化面接を行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにより分析した。結果:退職した看護師は,職場の仕事や人間関係に悩み【辞めたい気持ちの慢性化】を起こしながらも,できる仕事を増やす【看護師としての基盤づくり】を行い,2…

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  • ソフトウェアエンジニアリングにおけるジェンダーに対する日本の取り組み:系統的文献レビュー

    鷲崎 弘宜, 小林 浩, 宮﨑 仁, 布村 佑奈, 槇原 絵里奈, ニウシャ ローズ, 新谷 勝利, 崔 恩瀞, 野田 夏子 情報処理学会論文誌 65 (4), 808-819, 2024-04-15

    多様性や包摂性が社会的に注目される中,プログラミングを含む広義のソフトウェアエンジニアリングの研究,教育,実践において,ジェンダーに関係する困難さや取り組みの機会を議論し共有することは重要である.しかしソフトウェアエンジニアリングにおけるジェンダーに対する日本の取り組みの動向は明らかではなく,将来的に必要な取り組みを展望困難である.そこで本稿では,日本語で書かれた文献を対象とした系統的文献レビュ…

    DOI 情報処理学会

  • 保育所に通う幼児における家庭の経済状況と食品群別摂取量の関連

    酒井 亜月, 由田 克士, 高橋 孝子, 岡部 哲子, 佐々木 ルリ子, 石田 裕美, 緒方 裕光, 原 光彦, 吉岡 有紀子, 野末 みほ, 坂本 達昭, 伊藤 早苗, 村山 伸子 日本公衆衛生雑誌 71 (4), 220-230, 2024-04-15

    <p><b>目的</b> 近年,世帯収入と食事摂取状況との関連について研究が進んでいるが,成人や児童を対象としたものが多く,幼児をターゲットとした研究はほとんど認められない。収入による食生活への影響に起因した健康格差を是正するためには,学童期や成人期以降のみならず,幼児期からの対策が講じられる必要があると考える。本研究では,児童福祉施設(以下保育所)に通う3~6歳の幼児を対象に,等価所得と食品群…

    DOI PubMed

  • 救助者は自動体外式除細動器(AED)の心電図解析および電気ショック施行時に胸骨圧迫を中断したか?

    金子 洋, 長瀬 亜岐, 丸川 征四郎 蘇生 43 (1), 8-11, 2024-04-02

    <p>自動体外式除細動器(AED)は心電図解析から電気ショックまでの間(胸骨圧迫非適応期間),胸骨圧迫を中断することを指示するが,救助者がこの指示に従っているかは不明である。目的:救助者が胸骨圧迫非適応期間に胸骨圧迫を中断しているかを明らかにすること。方法:AED内部記録情報から電気ショック施行事象を抽出し,胸骨圧迫中断について検証した。結果:心電図解析中の胸骨圧迫は888事象のうち20事象で認…

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  • 十代における市販薬乱用・依存~自傷と自殺のあいだ

    松本 俊彦 小児の精神と神経 64 (1), 21-28, 2024-04-01

    厚生労働省令和元年版自殺対策白書によれば,年代別の自殺死亡率は,他の年代では2009年以降確実に自殺死亡率が減少傾向を示しているのに対し,十代に限っては横ばいもしくは微増で推移している.特に児童生徒に限定すると事態はいっそう深刻であり,自殺者総数が減少し続けるなか,一貫して増加傾向を示している.厚生労働省「自殺の統計・地域における自殺の基礎資料」によれば,2020年に自殺した小・中・高校生は前年…

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  • 英語教職課程学生の資質と指導力向上への取り組み:成功する英語教師を目指して

    大場, 智美, 山田, 大介, 山田, 知代 紀要 16 123-132, 2024-03-31

    近年日本では教員不足が深刻化している。その流れを受けて多摩大学グローバルスタディーズ学部では2016 年から中学高等学校英語教職課程が設置され、以後順調に教員採用試験に合格し、実際に教師として社会で活躍している学生の数が増えている。本稿では、本学部における正課外授業も含めた英語教育と教職課程での取り組みを紹介し、質の高い教員養成を目指すにあたっての課題などにも触れている。教員養成に特化していない…

    機関リポジトリ

  • 車いす体験学習の実施報告 : 大学生および小学生による学習内容の比較

    窪谷, 珠江, 角, 正美, 植草, 泰憲 植草学園大学研究紀要 16 59-66, 2024-03-31

    〔目的〕健常な大学生および小学生を対象に車いす体験学習を実施し,観察された行動および感想を年代別に比較することで,学習内容の検討および改善を図ることを目的とした。〔方法〕大学生5名,小学生3名が参加した。参加者は車いすで,廊下,アスファルト,坂道および段差の移動を体験した。車いすの操作は,自走,介助あるいは被介助の3種類とし,体験後に感想を記載してもらった。体験中に観察された行動は筆者が記録した…

    機関リポジトリ

  • 実親介護における行動様式と精神的問題

    馬場 絢子 老年臨床心理学研究 5 (0), 21-33, 2024-03-31

    本研究は,実親介護における行動様式の構造および介護負担や精神的問題との関連を明らかにすることを目的とした。実親を在宅介護している,もしくはしていた経験のある534名分のデータを分析対象とし,行動様式に関する項目について因子分析を行ったところ,「没入」「手放す介護」「サービスの活用」「自動操縦」「自分や親に合わせる」の5因子が抽出された。いずれの因子においても介護組み合わせ(母・父・娘・息子)によ…

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  • 【報告】若者の投票率向上をめぐる検証と対話 青森大学における「ヤングフォーラム2023」の実践から

    櫛引 素夫, 池田 修真, 大野 愛梨, 加藤 未宙, 木村 拓海, 髙橋 優誠, 藤田 奏, 三浦 紗綾, 山田 青空 青森大学付属総合研究所紀要 25 (2), 43-52, 2024-03-31

    青森大学の科目「キャリア特別実習」で2023年11月,青森県選挙管理委員会の主催により,若者の低投票率をどう理解してどんな対策を講じるかを考える「ヤングフォーラム2023」が開催された.約2カ月にわたる授業での対話および学生たちの調査活動の成果が報告された.青森県議会議員らへのインタビューの結果として,議員たちも低投票率を問題視していること,体験型主権者教育の拡大やネット活用に希望を見いだしてい…

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  • 猫の翻訳詩六編

    吉中 孝志 表現技術研究 19 117-122, 2024-03-31

    ...I translated six poems on cats into Japanese with notes: George Turberville’s ‘The Louer whose Mistresse feared a Mouse, declareth that he would become a Cat, if he might haue his desire’, William Carlos...

    DOI 機関リポジトリ

  • インプラント追加埋入によりリカバリー治療を行った長期経過症例

    中野 遼太郎, 潮 美沙子, 高村 仁嘉, 安岡 はるか, 林 祥太, 小田 由香里, 平野 友基, 小笠原 龍一, 法月 良江, 古谷 義隆, 佐々木 穂高, 伊藤 太一 日本口腔インプラント学会誌 37 (1), 48-52, 2024-03-31

    <p>現在,インプラントと天然歯の共存が増加し,インプラント治療後に残存歯を抜歯し,追加でインプラント治療を行う症例が存在するが,他院で埋入されたインプラントに対する評価項目が示されていない.本文献では,追加インプラント治療を行い,長期にわたる経過観察を行った症例を報告し,他院埋入インプラントに対する評価項目を提示する.</p><p>2002年に他院で施術されたインプラント治療は可撤性床義歯だっ…

    DOI

  • 社会問題の教育学を求めて

    辻 浩 名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要. 教育科学 70 (2), 1-9, 2024-03-31

    ...Toward the end of my research career, my work showed how the cooperative ideas of bringing people together encouraged by a social welfare ideology became intertwined with a community’s desire for autonomy...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 理系研究室における留学生の人間関係構築とスピーチスタイル選択

    生天目 知美, 大島 弥生, 居關 友里子 社会言語科学 26 (2), 19-34, 2024-03-31

    <p>本研究では理工系研究室において日本語でコミュニケーションを行っている中国語母語話者の大学院留学生4名を対象に,研究室においてどのような人間関係構築の経験をし,その結果としてどのようなスピーチスタイルを選択したのかというプロセスについてインタビューを実施し,M-GTAによって分析を行った.分析の結果,【研究室という場の認識】【希望する関係性】【会話機会への参加】【スピーチスタイルの選択】【経…

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  • 自然保育認定・認証制度導入による保育者の意識と行動の変容

    山口 美和, 酒井 真由子, 杉山 浩之, 大道 香織 自然保育学研究 6 (1), 1-13, 2024-03-31

    本研究の目的は、自然保育認定・認証園に勤める保育者を対象とする質問紙調査を通して、自治体から園が自然保育の認定・認証を受けることが、保育者の意識や行動にどのような影響を与えるのかを明らかにすることである。2021年5月時点で、鳥取県、長野県、広島県、滋賀県において自然保育認定・認証を受けている園に勤めている全保育者4,324名を対象とする質問紙調査を行い、1,374名から回答を得た。 …

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  • 一側性難聴のある人の経験

    渡邊 のどか, Yang Yuchun, 髙橋 慧, 清水 安子 大阪大学看護学雑誌 30 (1), 1-11, 2024-03-31

    本研究の目的は一側性難聴のある人の経験を明らかにし、医療従事者としての支援の在り方について示唆を得ることである。一側性難聴のある成人を対象に、半構造化面接を行った。面接内容は逐語録としてデータとした。参加者は4名で全員20代、女性2名、男性2名であった。分析の結果、【コミュニケーションで困った経験と対処】、【一側性難聴であることへの認識】、【一側性難聴について他人の認識の受け止め】、【周囲への一…

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  • 犯罪行為と迷惑行為への非許容的態度に関する紙筆版シングル・ターゲット潜在連合テストの作成

    今井田 貴裕, 大浦 真一 人間と環境 20 (0), 41-54, 2024-03-31

    本研究では,犯罪行為や迷惑行為への非許容的態度が質問紙法調査では社会的望ましさの影響を受けやすい可能性を考慮し,紙筆版のシングル・ターゲット潜在連合テスト(ST-IAT)を試作した。予備調査では,22名の一般大学生から犯罪行為と迷惑行為,非許容的態度の刺激語を収集した。本調査では,113名の一般大学生を対象に,予備調査から作成された犯罪行為と迷惑行為の潜在的な非許容的態度を測定可能な紙筆版ST-…

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  • しないに越したことはない : 超義務と亜義務の倫理学

    浦野 敬介, 石田 柊 応用倫理 15 15-32, 2024-03-31

    本論文では、超義務(supererogation) つまり望ましいが義務的でない行為と、亜義務(suberogation)つまり望ましくないが禁止されない行為について、規範的性質を詳しく検討する。まず、いわゆる「超義務のパラドックス」を構成する命題を一つ一つ明らかにし、超義務という考え方のどこに規範倫理学的な問題があるかを示す。次に、「超義務のパラドックス」に対する既存の哲学的見解の難点を示す。…

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  • パーソナルデータの経済価値~把握の困難性と個人の認識~

    高口 鉄平 経済分析 209 (0), 70-86, 2024-03-29

    本稿では、パーソナルデータの経済価値について、パーソナルデータが財として捉えられるようになった状況を踏まえ、その捉え方について検討をおこなった。 パーソナルデータの経済価値は自明なものではなく、現在ではその価値を測定する方法も確立していない。既存のアプローチには限界もあり、まずは個別サービスの分析を蓄積していくことが求められる。 …

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  • 消費者向け広告が従業員の転職意向に与える影響

    加藤 拓巳, 池田 亮介, 小泉 昌紀 マーケティングジャーナル 43 (4), 73-85, 2024-03-29

    <p>インターナルマーケティング(IM)は,従業員を顧客として捉え,社内施策に焦点が置かれる。しかし,消費者向け広告は,従業員が仕事の社会的影響を認識したり,意識改革の機会となる。ビジネスではこのような活動が見られるが,研究としては知見が乏しい。本研究は,IMの文献で議論されてきた9つの要因(能力獲得,賃金,ワークライフバランス,上司との信頼関係,人材の多様性,オフィス設備,社員食堂,先端技術,…

    DOI Web Site 参考文献51件

  • 熊本県で生育したスギ品種リュウノヒゲの木材の性質

    ジョーンズ トレバー G., 山下 香菜, 平川 泰彦, 池田 元吉, 荒木 博章 森林総合研究所研究報告 23 (1), 13-28, 2024-03-28

    <p>リュウノヒゲは、熊本県と大分県に植栽されているスギ在来品種で、成長は中生型で通直性と耐風性に優れるが、その木材の性質はほとんど知られていない。本研究では、熊本県菊池地方の同一林分に生育した30個体の地上高0.6~8.0 mから丸太と円板を採取して、木材性質の個体間と個体内の変動を調べた。他のスギ品種に比べて、木材密度、ヤング率及び晩材率は高く、ミクロフィブリル傾角は小さかった。また、他のス…

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  • 患者の病衣と看護師の制服が精神的健康にもたらす効果

    孫 珠煕, 日光 美織 繊維製品消費科学 65 (3), 208-215, 2024-03-25

    <p>本研究では病衣と看護師の制服が病院環境の「癒し」や精神的健康に影響を及ぼすのかを検討した . 「快適な病衣」とは明るい色・清潔感のある衣服・着脱しやすさ・動きやすさ・肌触りの良さが求 められた . 通所リハビリテーション病院では , 患者の気持ちが明るくなるカラフルな制服が好まれた . 構造方程式モデリング (SEM) を用いた全体の解析では , 病衣は病院の雰囲気に影響し , 規範 …

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  • 翻訳文体の魅惑と欲望の投影 : 現代中国における村上春樹文学の受容

    王 志松 世界の日本研究 2023 67-74, 2024-03-25

    本稿は、2009年以降の中国における、村上春樹文学の受容を考察したものである。それまで読書市場を独占してきた林少華の村上文学翻訳は論争を通してその権威を失い、「プチブル情調」式の理解も相対化された。村上文学に関し、学界・マスコミ・出版社の間では共通した話題で盛り上がった一面もあるが、相矛盾した部分もある。こうした様々な現象は、村上文学の豊かさと言える一方、学界・マスコミ・出版社各々による欲望の投…

    DOI 機関リポジトリ

  • 戦時体制下における看護学の高等教育への展開--女子厚生専門学校および女子専門学校保健科の光芒--

    木野, 涼介 京都大学大学院教育学研究科紀要 70 205-218, 2024-03-22

    戦時体制下においては、女子厚生専門学校・専門学校保健科の新設・設置との形態で局所的な看護学の高等教育への展開が見られた。女子厚生専門学校は戦時体制下における看護職養成需要と学校運営者の高等教育機関への展開意欲がマッチし1945 年までに2 校が新設された。専門学校保健科は「女子専門学校教育刷新」に基づく女子専門学校の再編の一環として既存の女子専門学校家政系学科の転換により設置され、言説レベルでは…

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  • 青年期の心理的距離感の葛藤へのアプローチ方法の検討 --アタッチメント理論の観点から--

    加藤, 結芽 京都大学大学院教育学研究科紀要 70 29-42, 2024-03-22

    青年期には,親に代わる他者,主に友人や恋人などのピアとの関係が重要になるが,青年は「個」も「関係」も発達途上であり,親密な関係をもちたいが傷つけあうことを恐れており,個が確立していないため離れることも難しい。このように,他者との心理的距離のとり方や親密さをめぐる葛藤は,青年期の重要なテーマである。このような重要な他者との関係には,アタッチメント理論が関係しているため,本稿ではまず,アタッチメント…

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  • アイヌの人々が語る差別とジェンダー

    佐々木 千夏 北方民族文化シンポジウム網走報告書 37 (0), 045-050, 2024-03-19

    ...Older Ainu women who have experienced discrimination have strategically desired to marry Wajin in order to “dilute their blood ” and have concealed their ethnicity by not publicly declaring their Ainu...

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  • エシカル消費における態度

    加藤 拓巳, 潮崎 真惟子, 伊熊 結以, 池田 亮介, 小泉 昌紀 マーケティングレビュー 5 (1), 3-10, 2024-03-19

    <p>消費者はエシカル商品の積極的な採用を表明しながら,実際にその行動をすることは稀である。態度−行動の乖離の理由は,調査では社会的望ましさバイアスによって肯定的な態度,実環境では便益の曖昧さによって否定的な行動を引き起こしていることが考えられる。この乖離を解消するために,商品の主要要因を網羅して評価する必要があるが,既存文献はエシカル要因のみに限定している。本研究は,日本のコーヒー市場を対象と…

    DOI Web Site 参考文献36件

  • 雇用されない働き方の現状と企業の取組み

    大橋,重子, OHASHI, Shigeko, 瀬戸山,聡子, SETOYAMA, Akiko, 清水,直美, SHIMIZU,Naomi 昭和女子大学女性文化研究所紀要 (51) 1-15, 2024-03-15

    ...Case studies demonstrated high satisfaction among freelance workers and a desire to establish long-term partnerships; however, certain disparities were observed concerning the workers’ underlying perspectives...

    機関リポジトリ

  • 映像講義における講師アバタの見かけの選好および切替えが受講者の視聴意欲・学習効果に与える影響の調査

    児嶋 七美, 竹川 佳成, 寺井 あすか, 平田 圭二 情報処理学会論文誌 65 (3), 686-695, 2024-03-15

    オンライン講義は対面講義に比べて講義に集中できないといわれている.その問題を解決する1つの方法として本研究では,講師の見かけを若い男女・老いた男女の4種類のバーチャルアバタに変え,受講者が講師の見かけを選び,決められた時間ごとに定期的に講師の見かけが自動的に切り替わる視聴方法を提案する.提案手法によって,受講者の視聴意欲と学習効果にどのような影響を与えるか評価実験を実施した.実験結果から,選好と…

    DOI 情報処理学会

  • 肝細胞癌治療中に偶発的に発見された肺癌肉腫芽腫様亜型の1例

    前田 愛, 野島 雄史, 最相 晋輔, 清水 克彦, 中田 昌男 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 119-124, 2024-03-15

    <p>癌肉腫の中でも稀である肺癌肉腫芽腫様亜型を経験したので報告する.症例は72歳男性.肝細胞癌術後再発と術後気管支胆汁瘻の経過観察中に右肺下葉に28 mmの結節を指摘された.CTガイド下生検にて多形癌や癌肉腫が疑われ,原発性肺癌の診断で手術を施行した.術中所見では右下葉と横隔膜は気管支胆汁瘻の影響で強固に癒着しており,下葉部分切除術となった.腫瘍は横紋筋肉腫成分と上皮成分のH-FLACが混在し…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • Big Fiveの「社会的望ましさの認知」と「個人的望ましさ」――相関とその関係流動性による調整

    上田 皐介, 山形 伸二 パーソナリティ研究 32 (3), 152-163, 2024-03-13

    <p>本研究は(1) Big Five各特性の社会的望ましさの認知と個人的望ましさが正に相関するか,(2)その強さが関係流動性の認知により異なるかを検討した。参加者(研究1:大学生224名,研究2:調査会社のモニター558名)は,Big Five尺度の各項目の社会的望ましさの認知と個人的望ましさ,関係流動性の認知を回答した。確認的因子分析の結果,社会的望ましさの認知と個人的望ましさの両方で5因子…

    DOI Web Site 参考文献24件

  • Projection mapping technologies: A review of current trends and future directions

    IWAI Daisuke Proceedings of the Japan Academy. Ser. B: Physical and Biological Sciences 100 (3), 234-251, 2024-03-11

    ...This study categorizes recent techniques that address technical challenges in accurately replicating desired appearances on physical surfaces through projected imagery into four groups: geometric registration...

    DOI Web Site PubMed 参考文献155件

  • 推論主義と承認欲求をめぐる往復書簡

    川瀬, 和也, 白川, 晋太郎 宮崎公立大学人文学部紀要 31 (1), 131-144, 2024-03-08

    本稿は、ロバート・B・ブランダムによって展開されてきた推論主義の哲学的な可能性を考えるための往復書簡である。白川晋太郎は、ブランダムの推論主義において重要な役割を果たす相互承認論が、「ジグザグ型の無限後退」に至るのではないかという懸念を表明し、また、「承認欲求」概念を用いることでブランダムとは異なる言説的実践の説明の可能性を提示している。 …

    機関リポジトリ

  • 「やりくり」授業と社会科での学びに対する意識の関連性

    福田,仁 鳥取大学附属中学校研究紀要 55 27-34, 2024-03-01

    社会科はよく暗記科目と言われることが多い。ただ単に知識を獲得するだけでなく,思考力・判断力・表現力の育成をねらったり,他者との学び合いを深めたりする場面を多く設定した授業を行った。授業後に,社会科に対する意識や他者と関わり,学び合う意識に関する質問紙調査を行った。その結果,上位グループでは,社会科に対する意識の一部の向上において,「やりくり」授業が有効であることが示された。

    機関リポジトリ

  • 少子社会日本における高等教育へのアクセス : 大学進学・選択行動の地域的差異から考える

    朴澤 泰男 名古屋高等教育研究 24 223-242, 2024-03

    本稿では、公的統計や、高校生の進路に関する調査データの分析を通して、高校生の大学進学・選択行動の地域的差異を検討した。その結果、次の3点が明らかになった。第一に、「大学進学希望の有無が世帯年収に左右される傾向」は地方ほど強い。これは基本的には、私立大学の多くが下宿を要する遠方にあるためで、その結果、大都市圏ならば進学しているはずの成績でも進学しないケースが生じている。第二に、大都市圏に偏在する入…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 自己修復PID制御の性能を改善する補助信号の設計

    松木 俊貴, 犬童 大成, 和田 悠人, 原 正佳, 高橋 将徳 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144 (3), 140-147, 2024-03-01

    ...<p>Self-repairing PID control has been proposed as an active fault-tolerant control system that tolerates component malfunctions, maintaining desired performance....

    DOI Web Site

  • 日本人ドイツ語学習者を対象とした文法解説動画の活用

    HARTING Axel 広島外国語教育研究 27 101-116, 2024-03-01

    本稿は,YouTube の文法解説動画が日本人のL2ドイツ語学習者にとってどの程度有用であるかを明らかにすることを目的とする。この目的のため,広島大学のL2ドイツ語コースの学習者9名(CEFR A2)を対象に,3格とも4格とも用いる前置詞と再帰動詞に関する10本の動画の,L2ドイツ語文法の学習における有用性を評価する書面調査を行った。アンケートの結果,回答者は選択したビデオを,まだ馴染みのない文…

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  • グラフ理論からみる結晶格子

    小谷 元子 日本結晶学会誌 66 (1), 2-10, 2024-02-29

    ...Materials research and development requires automated methods to predict material structures that have the potential to achieve desired properties....

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 積雪寒冷地域におけるツリーシェルターの破損と積雪深の関係

    古澤 優佳, 千葉 翔 日本緑化工学会誌 49 (3), 305-308, 2024-02-29

    <p>積雪量の異なるスギの再造林地に2種類のツリーシェルターを3年間設置し,融雪後の破損と積雪深の調査による耐雪性の比較から,積雪寒冷地域における導入の難易を考察した。資材高170 cmのチューブタイプは,恒常的に160 cm前後の積雪を記録した試験地において50%が破損したため,補修作業を前提としない導入は困難と考えられた。これに対し,3年間の最大積雪深が85 …

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  • 災害拠点病院における地震災害時のサージキャパシティの推定から導かれる病院BCPの課題

    武田 和也, 六車 耕平, 牧 紀男, 大鶴 繁, 今中 雄一 日本災害医学会雑誌 29 (1), 23-31, 2024-02-29

    <p>【目的】災害拠点病院のBCPの課題をサージキャパシティの推定から多施設横断的に検証すること。【方法】和歌山県の災害拠点病院10病院の職員のアンケート調査、BCP評価の結果、および三連動地震被害想定に基づく発災後の医療需給バランスの推定値を用いてBCPの課題を考察した。【結果】医療需給バランスの推定では被害想定に充足しうる地域と不足する地域が明確に分かれた。BCPの訓練計画は全体的に充足して…

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  • 選択のオーバーロード現象に待機列による焦燥感が及ぼす効果

    松田 憲, 畔津 憲司, 齋藤 朗宏, 有賀 敦紀 認知心理学研究 21 (2), 59-65, 2024-02-29

    <p>選択のオーバーロード現象とは,過剰な商品選択肢は消費者にかえって負担になり,購買意欲を抑制してしまう現象である.Haynes (2009)は,タイムプレッシャーを明示的に与えた場合にオーバーロード現象が生起することを示したものの,その後の追試では一貫した結果が得られていない.本研究は,選択を待つ他者の存在によって焦燥感を非明示的に与えることで選択のオーバーロード現象が生起するかを検討した.…

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  • 木下惠介の映画における恋する男と音楽――『お嬢さん乾杯』(1949)と『遠い雲』(1955)を中心に

    具 珉婀 映像学 111 (0), 218-237, 2024-02-25

    <p>「日本映画界きっての抒情監督」と評される木下惠介の映画音楽は、メロドラマにおける巧みな音楽の使用と、それがもたらす絶大な効果に焦点が当てられる傾向があった。ところが『お嬢さん乾杯』(1949年)と『遠い雲』(1955年)には、いくつかのシーンにおいて複数の音楽が重なって不協和音を生み出す瞬間がある。さらに注目すべきは、両作品とも「石津圭三」という名の男性が主人公として登場するだけでなく、前…

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  • 妊娠中に競技復帰目的のトレーニングを行った選手の 体組成変化の記録

    松田 貴雄, 清永 康平, 宮崎 奈美 デサントスポーツ科学 45 (0), 182-190, 2024-02-22

    <p>目的:日常の体調管理に体重が用いられるが,アスリートの場合,骨格筋量と相関する体水分量が日常的に測定できることが望ましい.今回,産後の競技復帰を目指して妊娠中にトレーニングを継続したパラアスリートの妊娠中の体組成変化を記録した.方法:前腕にて簡便に測定できるように開発した体水分量計を用いて体水分量を日常的に測定して,1か月に1回外来受診時に測定した体組成値と比較を行った.結果:体水分量は妊…

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  • Image Collection Experiments of a Handy AUV for Offshore Structure Inspection

    Watanabe Keisuke, Amano Koki, Urano Shingen, Taniguchi Yasutaka, Watanabe Konosuke 人工生命とロボットに関する国際会議予稿集 29 582-585, 2024-02-22

    ...Since it is not easy to access offshore platforms, it is necessary to automate equipment inspection work, and it is expected that the use of AUVs will be particularly desirable for underwater inspection...

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  • Frequency Dependence Performance Limit of Vibration Absorbers

    Wang Jiqiang, Fang Jingjing, Zhang Weicun, Yin Xiaoyu 人工生命とロボットに関する国際会議予稿集 29 232-234, 2024-02-22

    ...In practical designs, however, it is often desirable to know the performance limits over a frequency band of interest....

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  • 災害時の多数傷病者受け入れの診療に求められる単位空間に関する調査研究

    江川 香奈, 木村 敦 日本災害医学会雑誌 29 (1), 16-22, 2024-02-21

    <p>【目的】災害拠点病院では傷病者の受け入れを行う医療救護所設営時に、スペースの確保などに課題を有している施設が散見される。一方で設営時に必要な広さの基準となる寸法値についてはあまり明らかにされていない。【方法・対象】傷病者受け入れ時の特に広さを要する臥位の診療に必要な寸法値と、関連する要素である必要とされる医療者数の傾向を把握するために、webによるアンケート調査を実施した。対象は、受け入れ…

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  • 意味フレームの同定に利用可能な参与者の意味属性の比較: 動詞replaceをもちいた予備調査

    神原 一帆, 野澤 元, 高橋 武志 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 100 (0), 222-227, 2024-02-20

    <p>文を理解する際には「誰が,誰に,…」という参与者の役割を明らかにする必要がある.このタスクは意味役割付与と呼ばれるが,多義性が問題となることがある.例えば"Alice replaced Bill"のAliceには,Billの立場を奪う動作主としての読みと,Billと入れ替わる対象としての読みがある.これらの差は動詞が喚起する事態(意味フレーム)の差に求められる.先行研究では意味フレームの同…

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  • 速さと正確さへの主観的なバイアスがポインティング手法評価の一般化可能性に与える影響

    木下 大樹, 大塲 洋介, 富張 瑠斗, 山中 祥太, 宮下 芳明 情報処理学会論文誌 65 (2), 383-395, 2024-02-15

    新しいポインティング手法を評価するとき,実験では「できるだけ速く正確に」タスクを行うよう教示するのが一般的である.しかし,速さと正確さのバランスは参加者ごとに異なり,これが結論に影響を及ぼす可能性がある.本稿では,3つの主観的バイアス(速さ重視,ニュートラル,正確さ重視)が,既存のポインティング手法であるBubble CursorとBayesian Touch …

    DOI 情報処理学会

  • Challenges in Materials Integration

    Demura Masahiko ISIJ International 64 (3), 503-512, 2024-02-15

    ...interface (API) that can be called from various algorithms in the artificial intelligence (AI) field and one can use MInt-API together with the AI algorithms to inversely design materials and processes from desired...

    DOI Web Site 参考文献33件

  • Unicode翻字テキストデータにおける安定な字形データ交換の試み

    劉 冠偉, 中村 覚, 山田 太造 情報処理学会論文誌 65 (2), 331-339, 2024-02-15

    古文書や古典籍に対する翻字の結果はテキストデータとして保存され,利活用されている.しかし,端末に導入されているフォントやUnicodeの漢字統合の影響により,翻字者が意図した字形を安定的に復元できない可能性がある.本研究では,漢字符号に対して表示させたい字形を関連づけた字形モデルを提案し,利用環境に影響されない安定した表示を実現する手法を提案する.また,提案手法を実現しうる環境を検証するため,字…

    DOI 情報処理学会

  • ソフトマターの摩擦に及ぼす濡れ性の影響

    西 駿明 トライボロジスト 69 (2), 111-116, 2024-02-15

    ...In a process of designing products relating to soft matter contact/friction, it is desirable to ensure or avoid the high friction effect caused by the nonuniform wettability depending on purposes of usage...

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  • Bioorthogonal chemical labeling of endogenous neurotransmitter receptors in living mouse brains

    野中, 洋, 坂本, 清志, 白岩, 和樹, 石川, 守, 田村, 朋則, 奥野, 恭兵, 近藤, 匠, 清中, 茂樹, 洲崎, 悦生, 清水, 知佳, 上田, 泰己, 掛川, 渉, 荒井, 格, 柚崎, 通介, 浜地, 格 Proceedings of the National Academy of Sciences (PNAS) 121 (6), 2024-02-06

    ...dynamics of neurotransmitter receptors involved in many functions are delicately governed in the brain, in vivo research tools with high spatiotemporal resolution for receptors in intact brains are highly desirable...

    HANDLE

  • 自動運転車両の速度制御を考慮した系統信号制御に関する考察

    梅村 悠生, 和田 健太郎 交通工学論文集 10 (1), A_10-A_17, 2024-02-01

    <p>本研究は,一般車両と自動運転車両 (AV: Automated Vehicle) が混入する系統信号制御された路線において,AV が車群を先導し,停止を回避する走行(速度制御)を行う状況をモデル化する.そして,信号パラメータと AV の普及率によって,遅れ・停止回数・CO<sub>2</sub> 排出量がどのように変化するのかを分析する.その結果,(i) AV …

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  • 学習及び議論の機会を通じた自動化モビリティサービスに対する受容性の変化に関する研究

    鈴木 彰一, 長谷川 悠, 大口 敬 生産研究 76 (1), 55-62, 2024-02-01

    <p>自動運転をはじめとする自動化モビリティの社会実装に向けては,技術面や法制度面の課題に加え,受容性向上が課題として指摘されている.本研究では,自動化モビリティサービスをテーマとする学生コンテスト参加者に,社会実装に対する期待や課題認識等を問うアンケート調査をコンテスト前後で実施し,回答の変化を分析した.その結果,コンテストにおける学習,議論の経験を経て回答に変化が確認されること,限定的な空間…

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  • 脳卒中による短下肢装具使用経験者を対象とした短下肢装具と装具提供サービスに対するニーズの把握

    佐藤 健斗, 三富 菜々, 春名 弘一, 昆 恵介, 小林 大二 リハビリテーション・エンジニアリング 39 (1), 40-49, 2024-02-01

    <p> 本研究の目的は、装具ユーザの満足度に影響する、ユーザが装具を有効と感じる要素と、装具自体や装具提供に関する一連のサービスへのニーズを明らかにすることで、ユーザ視点に基づいた装具の製作および装具提供におけるサービス品質の向上につながる知見を得ることであった。装具ユーザおよび装具使用中止者へのインタビューデータをSteps for Coding and …

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  • 沖縄における外国籍等の子どもの支援に関する研究 ―沖縄市の事例を中心に―

    嘉納 英明 地域研究 (31) 19-34, 2024-02

    沖縄県は国内で人口増加率が高い自治体として知られているが、増加分の半数は外国人である。沖縄県は急速な多文化・多国籍化のなかにあり、当然、外国籍等の子どもの増加もみられる。外国籍等の子どもに対する行政支援は、主に、小学校内に設置された日本語教室における日本語指導であるが、教室の設置は沖縄島の限られた自治体の学校のみであり、宮古島や石垣島等には設置されていない。また、中学校には、日本語教室は設置され…

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 名駅南地区におけるクリエイティブイベントとクリエイターの要望と評価

    長谷 真彩, 伊藤 孝紀, 鳥居 寛, 中山 朋紀 デザイン学研究 70 (3), 3_29-3_38, 2024-01-31

    <p> 本研究の目的は,名駅南地区におけるクリエイティブ活動の特徴を把握し,名古屋地区にて活動するクリエイターの活動における練習の場やイベントに対する要望を把握することである。これにより,クリエイティブイベントおよびクリエイターの要望と評価を導出し,クリエイターの環境整備の知見へとつなげる。<br> …

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  • 「行動変容に向けた意欲」の評価に関する研究

    渋谷 友紀, 柿山 浩一郎, 安齋 利典 デザイン学研究 70 (3), 3_1-3_10, 2024-01-31

    <p> 対象者ニーズへの対応や効果的な人材育成サービスの提案を目指し,行動変容に向けた意欲の側面から対象理解を深めるため,本研究では学習内容に価値を見出し,自らの行動を変えようとする意欲を「行動変容に向けた意欲」とした.<br> 本研究の目的は,意欲の評価にコンジョイント分析が活用可能であることと,行動変容に向け内在化された意欲を評価できるという仮説を検証することである.分析に用いる属性には行動…

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  • 産学官連携の<場のシステム<の刷新

    菊池 純一 場の科学 3 (3), 4-16, 2024-01-31

    産学官連携に係る場のイノベーションを進展させるため、産学官連携システムに係るイニシアティブ設計を強化する必要がある。リスクの予見可能性に揺らぎ状態があることを是とし、予防原則と未然防止原則を骨格にした善管注意義務を配置し「未知のリスクマネジメント」に基づく、組織の構成員及び第三者の納得感を醸成することが望ましい。 …

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  • アスナロ精油の抗腫瘍効果に関する研究

    長田 拓哉 におい・かおり環境学会誌 55 (1), 14-19, 2024-01-25

    <p>今日,がんに対する集学的治療の発展により,がん患者の生命予後は以前より改善された.さらに副作用が少なく患者に優しい治療の一つとして,かおりを用いた治療の開発が望まれている. 我々は液体クロマトグラフィーを用いて,アスナロ精油に含まれる抗腫瘍因子であるツヨプセンを同定した.ツヨプセンの腫瘍増殖抑制効果は,MTT …

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 中学生の本来感が食行動の異常傾向に及ぼす影響

    田尾, 晴香, 石津, 憲一郎 教育実践研究 : 富山大学教育研究実践総合センター紀要 18 1-10, 2024-01-22

    本研究の目的は,自尊感情の適応的な側面である本来感は食行動の異常傾向にどのような影響を及ぼすのかを中学生を対象に検討することであった。中学1~3年生445名に質問紙調査を行い,多母集団同時分析を行った結果,女子では本来感がストレスと自己不全感を介して食行動の異常傾向尺度における「やせ願望・体型不満」や「過食」に負の影響を与えることが明らかとなり,男子では本来感が自己不全感を介して「やせ願望・体型…

    機関リポジトリ HANDLE

  • 生活習慣病予防健診受診者の運動の動機づけに影響を与える要因の一考察

    福田 知恵, 重松 由佳子 日本看護研究学会雑誌 46 (5), 5_813-5_823, 2024-01-20

    <p>目的:身体活動がもたらす多様な効果は明確であるが,本邦でも運動習慣者の割合は低く,取り組みの成果は出ていない。本研究では運動の動機づけに着目し,一般的な就業者を対象に運動の動機づけに影響を与える要因を明らかにすることを目的とした。方法:2018年度に35〜74歳の生活習慣病予防健診受診者を対象に,運動の自己決定動機づけ(尺度)に関する無記名自記式アンケート調査を行った。結果:回答者は1,8…

    DOI 医中誌

  • 精神科における患者の退院に関する意思決定支援の課題:

    舞弓 京子, 福浦 善友 日本看護研究学会雑誌 46 (5), 5_743-5_754, 2024-01-20

    <p>目的:精神科での退院に関する意思決定支援の課題を明らかにし,精神科看護師の意思決定支援について考察する。方法:対象は精神科退院経験のあるピアサポーター20名。面接調査をし,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチで分析した。結果:患者は,退院を表明するが【受け止めてもらえない退院表明】や【不十分な意思表明】のために【入院継続を選択】していた。一方,退院が進まなくても【退院に向け行動】する…

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  • TEEを用いた関数型暗号による秘匿配送マッチングの実現

    古家, 直樹, 矢内, 直人, 藤原, 融 情報処理学会論文誌デジタルプラクティス(DP) 5 (1), 11-22, 2024-01-15

    物流業界の配送マッチングサービスでは,荷主の追加オーダをトラックのルートの途中に割り当てる.追加オーダとルートには,出発地・到着地の所在地などの機微情報が含まれることから,マッチングサービスの提供者に対して追加オーダとルートを秘匿する秘匿配送マッチングの実現が望まれる.秘密計算の手法には準同型暗号等があるが各手法とも処理速度が課題である.そこで本研究では,処理時間の課題に対して,鍵生成者が秘密鍵…

    情報処理学会

  • 炭酸ガスレーザーで治療した口唇のフォアダイス状態の3例

    川本 友子, 静川 寛子, 鼻岡 佳子 日本レーザー医学会誌 44 (4), 360-363, 2024-01-15

    <p>口唇のフォアダイス状態を主訴に受診した3症例に対し,炭酸ガスレーザー(CO2RE<sup>®</sup>シネロン・キャンデラ社)を用いて治療を行った.組織学的検討を踏まえ,病変の解剖学的位置を考慮した照射を行った.1例は術後一部に再発を認めたが,2例は現在に至るまで再発なく,いずれも瘢痕形成はなかった.フォアダイス状態は正常な独立脂腺の集簇であり病的意義がないが,顔面においては整容面から治…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • StyleMapを用いた事前学習済みStyleGANによる画像編集

    本田 爽, 折原 良平, 清 雄一, 田原 康之, 大須賀 昭彦 情報処理学会論文誌 65 (1), 97-111, 2024-01-15

    近年,所望の画像を再現するようにGANの潜在変数を推定するGAN Inversionという分野が注目されている.入力画像を再現する潜在変数が得られると,この潜在変数を編集することにより画像を編集することができる.しかし,入力画像と再構成画像の差分である再構成品質と,編集画像のもっともらしさである編集品質の間にはトレードオフがあることが知られている.本研究では画像全体の性質を表す潜在変数を空間方向…

    DOI 機関リポジトリ 情報処理学会

  • 多周波の受信位相を用いる近距離レーダにおいて干渉波を抑圧するマルチアンテナ信号処理

    原 嘉孝 電子情報通信学会論文誌B 通信 J107-B (1), 38-54, 2024-01-01

    本論文では,多周波の受信位相を用いる(以下,MFP, Multi-Frequency Phase-based)近距離レーダに適した干渉波を抑圧するマルチアンテナ信号処理を提案する.MFP近距離レーダでは所望波の受信位相を測距に用いるため,アレーアンテナを用いて干渉波を抑圧しつつ1アンテナ受信の場合と同様の所望波の受信位相を維持するアレー信号処理が望まれる.この信号処理は,測距の基準アンテナで正の…

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