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検索結果 93 件

  • 1 / 1

  • 超硫黄分子の化学的特性の考察

    中川 秀彦 生化学 93 (5), 596-603, 2021-10-25

    ...超硫黄分子は硫黄原子の化学特性に基づく興味深い反応性を有している.硫黄原子どうしの結合は3d軌道への電子共鳴により安定化しており多様な反応性を示す要因になっている.超硫黄分子ポリスルフィドは,分極誘導を介したいわゆるソフトな反応性を示し,電子供与剤(求核剤)としても電子受容剤(求電子剤)としても反応しうる.特徴的な反応として求核置換反応によりポリスルフィドアニオンを,酸化反応により酸化型超硫黄分子を...

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  • 金属錯体の形と色

    山口 佳隆 化学と教育 65 (4), 198-201, 2017

    ...<p>金属錯体の諸性質は,混成軌道の立場から考える原子価結合法,金属のd軌道と配位子との静電反発によるd軌道の分裂に基づく結晶場理論,さらに分子軌道法を用いた配位子場理論から考察することができる。結晶場理論を用いた金属錯体のd軌道の分裂を説明し,電子遷移に伴う金属錯体の色について解説する。</p>...

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  • 磁気光学旋光を用いる希土類ナノ結晶 セキュリティ発光インクの創出

    中西 貴之 ホソカワ粉体工学振興財団年報 25 (0), 99-103, 2017

    ...<p>Europium sulfide(EuS)ナノ結晶は価電子帯と伝導帯の間に縮退した4f電子軌道を持つ磁性半導体の一つである.この4f軌道から5d軌道への電子遷移は,外部からの磁場作用により巨大な磁気光学旋光(e.g.ファラデー効果)を示し,近年ではその特異効果を用いたセキュリティ物質や可視光アイソレータ応用への注目が集まっている.磁気光学効果はファラデー物質の磁性と入射光による物質の光学電子遷移...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 無機物質の色

    田中 勝久 化学と教育 65 (4), 194-197, 2017

    ...無機物質における光吸収や発光の起源として重要なものは,遷移金属イオンのd軌道が関与する電子遷移,結晶におけるバンド間遷移などである。また,金属光沢は光の反射に基づく現象であり,金属中の自由電子がその起源となる。本稿では具体的な例を挙げながら,無機物質における光の振舞いと色との関係を解説する。</p>...

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  • 第一原理計算によるMnX/TM(001)(X=B,C,N, TM=Ag,Cu,Pt,Ir)の表面電子状態の解明

    中村 将吾, 合田 義弘 表面科学学術講演会要旨集 37 (0), 76-, 2017

    ...我々は第一原理計算からMnBとMnCの組成で強磁性を示すことを予測し、表面のバンド構造からフェルミ準位上で分散を持つMnの3d軌道の存在を明らかにした。また、ハイゼンベルグ模型からMn原子間の交換相互作用定数を定量的に見積もった。さらには、2次摂動を用いた局所磁気異方性解析も行い、Mn原子サイトでの異方性定数を見積もった。...

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  • ぺロブスカイト型マンガン酸化物Nd<sub>1-x</sub>Sr<sub>x</sub>MnO<sub>3</sub> におけるMn 2p内殻光電子スペクトル線二色性の観測

    服部 竜大, 藤原 秀紀, 永井 浩大, 藤岡 修平, 金井 惟奈, 山神 光平, 木須 孝幸, 東谷 篤志, 山崎 篤志, 門野 利治, 今田 真, 播木 敦, 魚住 孝幸, 玉作 賢治, 矢橋 牧名, 石川 哲也, 桑原 英樹, 関山 明 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1581-1581, 2017

    ...<p>ペロブスカイト型Mn酸化物Nd_1-x_Sr_x_MnO_3_は、Mn 3d軌道におけるスピン-電荷-軌道自由度の競合により金属絶縁体転移等の多様な物性を示すことが知られている。我々は異方的な電荷分布を生み出す軌道自由度に着目し、x=0.55, 0.63の組成で軌道秩序を示す電子相において偏光依存角度分解Mn 2p内殻光電子分光を行ったところスペクトル形状に明瞭な直線偏光依存性を見出した。...

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  • 多色性で見る5d軌道

    平井 大悟郎, 矢島 健, 金 昌秀, 秋山 英文, 広井 善二 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1802-1802, 2016

    ...発表では、測定された吸収スペクトルをレニウムの5d軌道状態から議論する。</p>...

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  • 新物質AlTi<sub>2</sub>O<sub>5</sub>の合成と物性探索

    良永 健輔, 内藤 晋, Denholme Saleem J., 宮川 宜明 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1935-1935, 2016

    ...物質内でのTiの価数は3価と4価の混合状態であることが予想され、Tiの3d軌道には電子が0.5個存在していると考えられる。そのため伝導は金属的になると思われたが抵抗率の温度依存性は半導体的な振る舞いを示した。伝導阻害の原因としては、物質内に電荷密度波等が生じている可能性と、多結晶体の粒境界の効果を考えた。実証のために熱測定での相転移現象の調査とFZ法による単結晶育成を試みた。</p>...

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  • 高角度分解能放射光X線回折によるスピネル型酸化物CoV<sub>2</sub>O<sub>4</sub>の微小格子歪み

    河口 彰吾, 石橋 広記, 下野 聖矢, 杉本 邦久, 竹本 道教, 久保田 佳基 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1732-1732, 2016

    ...<p>スピネル型酸化物CoV_2_O_4_は160K以下で多段相転移が報告されているが、低温領域まで構造相転移は存在せず、d軌道のグラス状態が存在すると示唆されている。今回我々は、大型放射光施設SPring-8のBL02B2でX線回折実験を行った。X線検出器には新しく搭載された一次元半導体検出器を使用し、低温下で優れた角度分解能をもつ粉末回折パターンを収集した。...

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  • d-p模型における反強磁性揺らぎと超伝導の相関関係に対する2体自己無撞着法による解析

    小倉 大典, 黒木 和彦 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1824-1824, 2016

    ...<p>銅酸化物超伝導体の模型として、銅のd軌道と酸素のp軌道の自由度を考慮したd-p模型及び、酸素の自由度を有効的に取り込んだ単一軌道Hubbard模型がしばしば用いられる。ところがd-p模型を単一軌道模型に近づけていくときの近づき方は自明ではない。そこで、我々はd-p模型のd-p準位差を変化させることで単一軌道模型への近づき方を調べた。...

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  • 希土類層状オキシプニクタイド(LaO)<sub>1-x</sub>ZnP のホールドープ効果

    下村 大河, 前田 穂, 渡辺 忠孝, 高野 良紀, 高瀬 浩一 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1903-1903, 2016

    ...<p>自然超格子である(LaO)ZnPではZn の価数は2 価で3d 軌道は全て占有されているため非磁性の絶縁体である。 (LaO) 層にホールを導入するとZn の価数は2 価から3 価になり磁気モーメントや伝導性の発現が期待される。そこで今回我々は(LaO) が欠損した(LaO)_1-x_ZnP を作成しこの物質の特性を調査した。当日はこの物質の詳細な調査結果を報告する。</p>...

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  • 室温反強磁性絶縁体(LaO)MnPnの磁性の起源

    小山 翔太, 前田 穂, 渡辺 忠孝, 高野 良紀, 高瀬 浩一 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1904-1904, 2016

    ...<p>室温反強磁性絶縁体(LaO)MnPnは、Mnが+2価で5個の3d電子が配置されており( half - filled )、d軌道に非占有状態がありながら絶縁体となっているためMott絶縁体だと考えられている。我々は(LaO)MnPnに対し(LaO)欠損によるキャリア注入を試みたところ、(LaO)MnAs及び(LaO)MnSbでは、欠損量と共に抵抗率が減少し同時に強磁性が見られた。...

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  • 遍歴強磁性体Sr<sub>1-x</sub>La<sub>x</sub>RuO<sub>3</sub>の光電子分光による電子状態の研究

    川崎 郁斗, 佐近 優美, 横山 淳, 藤森 伸一, 山上 浩志 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1862-1862, 2016

    ...<p>遍歴強磁性体Sr_1-x_La_x_RuO_3_の磁性を担うRu4d軌道の電子状態を明らかにするために光電子分光実験を行った。前回の学会では光電子分光スペクトルのLa濃度依存性について紹介し、La置換に伴い電子相関が増大する振る舞いについて報告した。今回はさらに共鳴光電子分光、及びスペクトルの温度変化の結果についても合わせて報告し、この系の電子状態について総合的な議論を行う。</p>...

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  • MnPc有機分子の電子・磁気状態の理論的研究

    原田 洋樹, Qi Dongchen, Krueger Peter 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2353-2353, 2016

    ...今回の研究では、その系であるMnPc(マンガンフタロシアニン)分子中のMnのd軌道に存在する電子に焦点を当てる。MnPcの角度分解したX線吸収分光(XAS)スペクトルを求めることで、電子状態や磁気状態について解析していくことが研究の目的である。</p>...

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  • NMRによる単一分子種伝導体[Cu(tmdt)<sub>2</sub>]の多軌道モット絶縁状態の観測

    高木 里奈, 浜井 貴将, 雁木 比呂, 宮川 和也, 鹿野田 一司, 周 彪, 小林 昭子 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1710-1710, 2016

    ...<p>単一分子性導体[M(tmdt)2]は分子の中央に位置する金属元素Mによってπ軌道とd軌道の混成が変化し、系の伝導性、磁性が変化する。[Cu(tmdt)2]はd軌道と2つのπ軌道がエネルギー的に縮退しており、3軌道系と考えられる。磁化率や1H-NMRの測定では、モット絶縁化したd軌道スピンに由来する磁性が観測されているが、π電子状態については明らかでなかった。...

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  • ペロブスカイト型Co酸化物のスピンクロスオーバー現象 : その歴史と現状(交流)

    浅井 吉蔵, 小林 義彦, 佐藤 桂輔 日本物理学会誌 70 (1), 6-13, 2015-01-05

    ...磁化率が温度上昇と共に増大し100K付近で極大を示すという通常の常磁性体では見られない振る舞いを示す.さらに,500K付近にも電気抵抗の急激な減少を伴った磁化率の異常がある.現在まで,LaCoO_3における100K近傍と500K近傍の磁気的電気的異常にCo^<3+>のスピン転移が関係しているという多くの提案がなされている.Co^<3+>のスピン状態の説明をする.球対称ポテンシャルのもとで5重縮退した3d軌道...

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  • 有機アンチモン化合物の合成・構造・機能から周期表横断型元素化学への展開

    安池 修之 日本毒性学会学術年会 42.1 (0), S21-1-, 2015

    ...周期表15族第5周期に位置するアンチモン(Sb)は無機化合物を中心に半導体材料,重合触媒など広く活用されている.また,Sbを構成原子に持つSodium stibogluconateは顧みられない病の1つであるリーシュマニア症の第一選択薬になっている.Sbなどの高周期典型元素は炭素,窒素,酸素の持つs, p軌道に加えてd軌道を持つこと,共有結合に加えてイオン結合や配位結合も可能となること,構造を四面体...

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  • 第一原理計算によるwadsleyiteの電子状態解析

    興野 純 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 83-, 2015

    ...一方, M1,M3席がFe<sup>2+</sup>に占有された(Mg<sub>0.5</sub>Fe<sub>1.5</sub>)SiO<sub>4</sub>組成のwadsleyiteの電子状態を調べた結果,M3席のFe原子周囲の3d軌道とO1原子周囲の2p軌道に電子軌道は局在化し,これらの軌道はお互いに反結合性軌道を形成した.これによって,Fe-wadsleyiteの安定な形成を不可能にしていると...

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  • ヒ素の化学を利用した鉄系超伝導体の新物質開発(最近の研究から)

    野原 実, 工藤 一貴 日本物理学会誌 68 (4), 226-231, 2013-04-05

    ...銅酸化物ではCu 3d軌道とO 2p軌道のエネルギー的な拮抗が,電荷移動型絶縁体という高温超伝導の舞台を作った.鉄系超伝導体でもFe 3d軌道とAs 4p軌道の拮抗が重要である.その一例が,鉄3dバンドのフィリングに応じたAs-As結合の形成・切断で,CaFe_2As_2では「面間」のAs-As結合を切断すると電子系が二次元化し,超伝導が現れる.Ca_<10>(Pt_4As_8)(Fe_<2-x>Pt_xAs...

    DOI Web Site 参考文献40件

  • 遷移金属を含む化合物の芳香族性に関する理論的研究

    片岡 潤也, 酒井 章吾 ケモインフォマティクス討論会予稿集 2013 (0), P7-P7, 2013

    ...近年、遷移金属を含む環を持つ遷移金属錯体において、キレート配位子のπ軌道 と遷移金属のd軌道の共役により芳香族性を示すとされる。遷移金属を含んだ環 構造を有する遷移金属錯体では、キレート配位子の炭素のπ軌道と2種類のd軌道 が共役できると考えられる。しかしながらこれらの軌道の違いによる芳香族性へ の影響はヒュッケル則では考慮することは出来ない。...

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  • 元素戦略プロジェクト—NO分子解離に向けた脱貴金属触媒の設計—

    笠井 秀明, Padama Allan Abraham B., 西畑 保雄, 田中 裕久, 御立 千秋 Journal of the Japan Petroleum Institute 56 (6), 357-365, 2013

    ...Cu<sub>2</sub>O(111)表面の銅原子の局所状態密度から,d軌道がフェルミ面近傍に移行しており,一酸化窒素の吸着および解離を容易化している。Cu(111)表面では,解離に大きな活性化障壁が伴い,一酸化窒素は脱離する傾向にある。また,酸素終端されたCu<sub>2</sub>O(111)表面への窒素原子と酸素原子の解離吸着は,表面下の酸素原子との反発によって不安定であることが分かった。...

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  • Bi2O3-Fe2O3含有リン酸塩およびホウ酸塩ガラスの結晶化挙動

    目黒 浩介, 井原 梨恵, 高橋 儀宏, 藤原 巧 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 168-168, 2012

    ...Fe<SUP>3+</SUP>やCu<SUP>2+</SUP>などの3d軌道に電子を有する遷移金属イオンを含有する酸化物ガラスにおいて、電気・磁気特性に関する研究が多く報告されている。その一方で、遷移金属イオンを主成分とするガラスの結晶化挙動に関する報告は少ない。Feイオンから成る結晶はd電子およびFe配位多面体に起因した興味深い物性を示すものがある。...

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  • Cu<SUB>3<I>x</I></SUB>La<SUB>1-<I>x</I></SUB>Ta<SUB>7</SUB>O<SUB>19</SUB>固溶体の光触媒特性

    竹田 有咲, 加藤 英樹, 垣花 眞人 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 570-570, 2012

    ...Cu<SUP>+</SUP>イオンを含む酸化物は、Cu3d軌道の価電子帯形成への寄与によりバンドギャップの狭窄が期待されるため、その光触媒特性についての調査は興味深い。本研究では、Cu<SUB>3<I>x</I></SUB>La<SUB>1-<I>x</I></SUB>Ta<SUB>7</SUB>O<SUB>19</SUB>固溶体を合成し、その光触媒特性について評価した。...

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  • 第一原理計算によるスピネル型LiNi<SUB>0.5</SUB>Mn<SUB>1.5</SUB>O<SUB>4</SUB>の電子構造と理論電位

    桑原 彰秀, フィッシャー クレイグ, 幾原 裕美, 森分 博紀, 幾原 雄一, 大木 栄幹 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 594-594, 2012

    ...と比較するとMnの3d軌道成分の寄与は小さいことも確認された.このことはスピネル型構造の結晶格子を維持できればMn以外の元素でも同様の5V級活物質となりうることを示唆している.そこで,Liとの複酸化物としてスピネル型構造LiTi<SUB>2</SUB>O<SUB>4</SUB>を有するTiに注目し,MnをTiで置換したLiNi<SUB>0.5</SUB>Ti<SUB>1.5</SUB>O<SUB>4...

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  • Pr<SUP>3+</SUP>-Yb<SUP>3+</SUP>共添加セラミックスの光学特性評価

    富本 英輝, 片山 裕美子, 田部 勢津久 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2012S (0), 470-470, 2012

    ...イットリア試料について、室温ではPr3+:3P0準位からの発光が、5軌道を介した電子のPr3+:1D2準位への緩和により、消光してしまうことがわかった。一方、ガドリア試料では室温でも3P0準位からの強い発光が観測された。そこで両ホスト中におけるPr3+の配位座標モデルを提案した。また、Pr3+からYb3+へのエネルギー移動についても調べ考察した。...

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  • Mo基新規ペロブスカイト型酸化物の合成とその電気特性

    島村 篤, 藤井 一郎, 熊田 伸弘, 中島 光一, 黒岩 芳弘, 和田 智志 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011S (0), 301-301, 2011

    ...そこで、ペロブスカイト構造のB-siteに空のd軌道を持つd0電子状態のイオンでイオン半径が小さく、価数が高いMo6+イオンを含む新規ペロブスカイト構造強誘電体を合成することを本研究の目的とした。...

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  • <I>Imma</I>ペロブスカイト型酸窒化物 LaTiO<SUB>2</SUB>N,結晶構造と電子密度分布

    齊藤 未央, 八島 正知, 中野 裕美, 高田 剛, 荻巣 清徳, 堂免 一成 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2010S (0), 1J32-1J32, 2010

    ...そして、DFT計算より共有結合はTi 3d軌道と陰イオンの2p軌道の重なりからなり、この重なりとN原子の存在によってバンド幅が広がり、バンドギャップが狭くなって可視光に応答すると考えられる。...

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  • RRAM効果を用いたLa<sub>0.</sub>7Sr<sub>0.3</sub>MnO<sub>3</sub>薄膜における電界誘起磁性変化

    横田 壮司, 古川 尚徳, 村田 章太郎, 鬼頭 伸弥, 五味 學 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2010S (0), 3B11-3B11, 2010

    ...今回、ペロブスカイト酸化物の磁気特性が遷移金属のd軌道の電子スピンが酸素2p軌道を介した二重交換相互作用によって発現することに着目した。強磁性酸化物La<sub>0.7</sub>Sr<sub>0.3</sub>MnO<sub>3</sub>(LSMO)を作製し、EIRの評価を行った。また、その抵抗変化時の磁気特性変化を磁気抵抗効果から評価し、EIR現象と磁性の相関に関して探査した。...

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  • ビスマスニオブ系新規ペロブスカイト型酸化物の合成とその強誘電特性

    島村 篤, 大和 慶祐, Petr Pulpan, 熊田 伸弘, 和田 智志, 黒岩 芳弘 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2010S (0), 1A21-1A21, 2010

    ...そこで、ペロブスカイト構造のA-siteに酸素との共有結合性が大きいBi3+イオンを、B-siteに空のd軌道を持つd0電子状態のイオンでイオン半径が小さく、価数が高いNb5+イオンを含む新規ペロブスカイト構造強誘電体を合成することを本研究の目的とした。その検討結果について報告する。...

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  • 新系統(鉄イオンを含む層状化合物)の高温超伝導物質の発見

    細野 秀雄 応用物理 78 (1), 31-36, 2009-01-10

    ...sub>F<sub><i>x</i></sub> が臨界温度(<i>T</i><sub>c</sub>)26 Kの超伝導を示すという筆者らの論文が,米国化学会誌の電子版で公開になった.本稿では,この発見までの研究の流れと,それ以降の進展について記述する.これまでの研究で以下の事項が明らかになった.①これまでに報告された鉄系高温超伝導体は,いずれもFeイオンの正方格子を有し,フェルミ準位は主にその3d軌道...

    DOI Web Site 参考文献33件

  • BiVO<SUB>4</SUB>のバンドギャップ制御およびその光触媒特性

    柳澤 遼太郎, 加藤 英樹, 垣花 眞人 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F (0), 1PO05-1PO05, 2009

    ...これはBiVO<SUB>4</SUB>の伝導帯V3d軌道が水の還元電位より正側にあり、水分解による水素生成における還元力が足りないことに起因すると考えられる。そこで本研究では、TaおよびNbを固溶させてBiVO<SUB>4</SUB>の伝導帯を負側にシフトさせることで、可視光応答性光触媒BiVO<SUB>4</SUB>による水素発生を試みた。...

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  • Ag(100)上に作製したTiO2薄膜の電子状態

    下村 崇彰, 相澤 舞, 岸 亜美奈, 枝元 一之, 長谷川 智, 掛札 洋平, 小澤 健一 表面科学学術講演会要旨集 29 (0), 15-15, 2009

    ...入射光のエネルギーを変えて共鳴光電子分光(RPES)スペクトルを測定したところ、Agの4d 軌道のピークとTiO2のO2p軌道のピークが同じエネルギー領域に現れることがわかった。...

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  • シリーズ 多電子原子の構造とダイナミックス -独立粒子モデルの来し方行く末- 第5回 開殻原子(Open-shell Atom)

    小池 文博 原子衝突学会誌しょうとつ 6 (4), 4-, 2009

    ...な効果も解りやすい形で価電子配置にも見られるようになります.例えば,ウラニウム(Z = 92)の基底状態の価電子配置は6d7s2ですがローレンシウム(Lr,Z = 103)の基底状態の価電子配置は7s27pです[3].角運 動量の小さいs軌道やp軌道の電子は主量子数が大きくても原子核の近くを通過する機会があり,その時高速で走るために相対論効果で重くなって少し沈んでしまいます.角運動量が比較的大きなd軌道...

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  • 金属架橋ホスフィノポルフィリン二量体の合成、構造、および物性

    俣野 善博, 松本 和明, 今堀 博, 中尾 嘉秀, 榊 茂好 基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 37 (0), 78-78, 2007

    ...また、単核錯体の構造と物性を詳細に調べた結果、二つのポルフィリン環はほぼ共平面にのり、架橋金属の軌道とポルフィリンπ軌道との相互作用がポルフィリンの吸収特性および電気化学特性に影響を与えることが明らかとなった。...

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  • d10型光触媒による光触媒特性の探索

    畠山 拡才, 成海 洋輔, 石川 宏典, 上松 和義, 戸田 健司, 佐藤 峰夫 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007F (0), 694-694, 2007

    ...近年d0型に加えd10型というd軌道に電子が満たされた元素であるGa3+、Ge4+、In3+、Sn4+等を用いた典型金属酸化物光触媒に注目が集まっている。これらは伝導帯がd軌道で構成されているのではなく、sp混成軌道で構成されている。sp混成軌道は広がっておりバンド分散が大きいので、励起電子は高い移動度を持つことになる。励起電子の大きい移動度が高い光触媒活性の要因と考えられる。...

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  • d0、d10電子状態における複合酸化物の新規光触媒

    石川 宏典, 上松 和義, 戸田 健司, 佐藤 峰夫 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007F (0), 692-692, 2007

    ...また近年、d0電子状態に代わり、d軌道が完全に充填されたd10電子状態に関心がもたれ、井上らによりIn、Ga、Ge等のd10電子状態で構成された典型金属酸化物が、水の分解反応に対する光触媒活性を示すことが報告された。 そこで本研究ではd0、d10型複合酸化物に着目し、水分解可能な新規な光触媒の合成と評価を行った。...

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  • 2成分相対論に基づく遷移金属<I>L</I><SUB>2,3</SUB>端XANESの第一原理計算

    熊谷 悠, 池野 豪一, 大場 史康, 田中 功 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007F (0), 426-426, 2007

    ...3d遷移金属化合物の多岐に亘る物性を支配する3d電子に関する情報を直接的に得る方法として,3d遷移金属<I>L</I><SUB>2,3</SUB>端XANESが用いられる.これは,内殻2p電子が部分的に非占有軌道となっている3d軌道へ遷移する過程で得られるスペクトルであり,3d電子に関する情報及び遷移金属周辺の構造を直接反映している.これらの情報を客観的に得るために,恣意的なパラメータを用いない第一原理...

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  • CeB<SUB>6</SUB>における熱励起4f電子密度分布測定

    蒔田 良子, 田中 清明, 大貫 惇睦, 館脇 洋 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007F (0), 666-666, 2007

    ...精密化の結果、各温度の4f軌道の占有状態を明らかにしたところ、5d軌道を考慮する必要性が生じた。よって、本研究では5d軌道に関する考察もまじえて4f軌道の熱励起占有状態について報告する。...

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  • 希土類イオンをドープした典型金属含有ペロブスカイト型酸化物の合成と発光特性

    土谷 武史, 勝又 哲裕, 稲熊 宜之 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007S (0), 327-327, 2007

    ...バンドギャップ励起型酸化物蛍光体の候補物質として、TiやZrといったd軌道に電子がない遷移金属イオンの他に、d軌道に電子が全て埋まったSn、InやGaなどの典型金属元素を含む酸化物があげられる。しかし、これらの酸化物の発光特性について明らかになっていることは少ない。そこで、典型金属イオンを含むペロブスカイト型酸化物に希土類イオンドープし、合成を行った。...

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  • アナターゼ型Ti_<1-x>Nb_xO_2透明伝導体の輸送特性(最近の研究から)

    古林 寛, 一杉 太郎 日本物理学会誌 61 (8), 589-593, 2006-08-05

    ...新透明伝導体として我々が見出した,Nbをドープしたアナターゼ型TiO_2エピタキシャル薄膜の輸送特性と散乱機構について解説する.ワイドギャップ半導体であるアナターゼ型TiO_2は,Nbのドーピングにより半導体-金属転移を起こす.Ti 3d軌道からなる伝導バンドは弱い非放物線性を有し,粒界散乱と中性不純物散乱がキャリア散乱機構に重要な役割を果たしていることがわかった....

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  • 第一原理計算によるペロブスカイト型酸化物へのアプローチ

    岩崎 誉志紀, 鈴木 利昌, 岸 弘志, 常行 真司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2006F (0), 10-10, 2006

    ...ペロブスカイト型酸化物の電子状態は、結晶場による3d軌道の分裂を出発点とすることにより、欠陥の発生や遷移金属ドーピングが行われた場合の電子構造の変化を系統的に理解することが可能である。今回は電子状態計算からペロブスカイト型酸化物材料を理解する取り組み全般と、我々の検討によって明らかになったSrTiO3,BaTiO3中の不純物や欠陥構造の興味深い特徴について報告する。...

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  • d<sup>10</sup>電子状態における典型金属酸化物の新規光触媒

    石川 宏典, 上松 和義, 戸田 健司, 佐藤 峰夫 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2006F (0), 170-170, 2006

    ...近年、d0電子状態に代わり、d軌道が完全に充填されたd10電子状態に関心がもたれ、井上らによりIn、Ga、Ge等のd10電子状態で構成された典型金属酸化物が、水の分解反応に対する光触媒活性を示すことが報告された。 そこで本研究ではd10型複合酸化物に着目し、In系層状ペロブスカイトLa2BaIn2O7を合成し、水分解活性評価を行った。また、TaをInサイトに置換し、水分解活性評価した。...

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  • d<sup>10</sup>電子状態の光触媒による水の分解反応

    井上 泰宣 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2006F (0), 149-149, 2006

    ...これらの光触媒は、d軌道が空のd0電子状態をもつ。これに対し、d軌道が完全に占有されたd10電子状態の典型金属イオンGa3+、In3+、Ge4+、Sn4+、およびSb5+イオンを含む典型金属酸化物も水の分解反応に活性な光触媒となることが最近見出されている。...

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  • Ba-Ta系オキシナイトライドの水分解活性

    松本 貴子, 上松 和義, 戸田 健司, 堀田 憲康, 佐藤 峰夫 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2005F (0), 649-649, 2005

    ...Ta系複合酸化物は、Ta-5d軌道を持つため水の分解反応に対して非常に高い活性を示すことが報告されている。本研究では、Ba-Ta系光触媒を合成しBa-6s軌道との重なりによる幅広い伝導帯を持ち、また価電子帯にNを導入することにより可視光応答性を持つ光触媒の合成を行なった。固相反応により前駆体となるBa-Taの酸化物を合成した。...

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  • BaTiO3中にドープしたMnの第一原理電子状態計算

    岩崎 誉志紀, 鈴木 利昌, 茶園 広一, 常行 真司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2005F (0), 275-275, 2005

    ...酸素欠陥の生成により系に放出された2個の電子は主にMnの3d軌道にトラップされるが、Mnの電子構造は酸素欠陥の位置によって異なる。Mnに対して最近接酸素欠陥が発生した場合は(t2g)3(eg)2のHighスピン状態になり、Mnに対して遠方の酸素欠陥が発生する場合はHighスピン状態にはならず、UpとDownのt2g軌道を部分的に電子が占有する。...

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  • 原子置換による秩序ペロフスカイト型酸化物 Cd3TeO6 のキャリア制御

    手塚 裕之, 単 躍進, 井本 英夫, 手塚 慶太郎, 岡部 博孝, 的場 正憲 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2003S (0), 204-204, 2003

    ...そこで、Cd^<2+>サイトをCu^<2+> で置換することにより3d軌道を導入し、02p軌道と混成したCu3d軌道へのホールドーピングを試みた。Cu^<2+>置換のみの試料Cd_<3-x>Cu_xTeO_6において、ゼーベック係数が負であったが、その上にアルカリ金属の置換を加えるとゼーベック係数は正の値であり、キャリアが電子からホールに変化した。...

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  • スピン機能材料の電子状態

    白井 正文 応用物理 70 (3), 275-278, 2001

    ...III-V族希薄磁性半導体における強磁性発現機構を, 第一原理計算された (Ga, Mn) ASの電子状態をもとに議論する.その結果, Mn 3d 軌道と価電子バンドの主成分であるAs 4p 軌道の間の混成が,強磁性発現のための重要な因子であることが明らかになった.この結果を踏まえて, III-V族化合物半導体をベースとした新たな強磁性体として,せん亜鉛鉱型CrAsおよび希薄磁性半導体 (Ga, Cr...

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  • 28pYE-3 バンド理論からみた金属・合金のノンコリニア磁性

    佐久間 昭正 日本物理学会講演概要集 56.1.3 (0), 419-, 2001

    ...多くのMn合金は、Mnのd電子数がhalf-filling(d軌道一本当たりの平均電子数が1個)に近いゆえに反強磁性を好み、且つ電子数の(half-fillingからの)微妙なずれやモーメント間のフラストレーション等によって、磁気構造はnon-collinearで複雑な様相を示す場合が多い。...

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  • 希土類/Fe多層膜の垂直磁気異方性とX線磁気円二色性

    矢野 耕司, 加藤 剛志, 藤原 裕治, 綱島 滋, 岩田 聡 映像情報メディア学会技術報告 23.20 (0), 17-24, 1999

    ...希土類/遷移金属多層膜の電子状態を考察するため, Gd/Fe多層膜とTb/Fe多層膜のX線MCD測定を行った.それより求められたFeの3d軌道磁気モーメントはbulk Feに比べて少し大きな値となった.また, 積層周期の短いサンプルでのTb/Fe多層膜のFeのMCDは消失しており, Gd/Fe多層膜と異なる結果となった.これより, FeのMCDはその構造のみで決まるのではなく, 隣接する希土類原子の...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 錯体化学と高分子化学の融合 新しい一次元π共役金属錯体高分子

    西原 寛 高分子 43 (12), 844-847, 1994

    ...一次元π共役有機高分子を配位子とする金属錯体は,金属d軌道の関与による複雑な電子構造のため,新しい物性,化学反応性の出現が期待される.ここでは二つの新しいπ共役金属錯体高分子系の話題として,可溶性ポリアレーンπ錯体におけるπ共役-レドックス混合伝導,コバルタシクロペンタジエン高分子の合成を中心に概説する....

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  • 金属錯体LB膜-現状と可能性

    中村 貴義, 松本 睦良, 川端 康治郎 応用物理 59 (10), 1324-1331, 1990

    ...金属錯体は有機分子の中にd軌道を持つ遷移金属が存在するために,炭素や窒素などからなる有機物に比べて,電気的,磁気的に興味深い性質を示す.一方Langmuir-Blodgett (LB) 膜は分子レベルで厚みが制御できる超薄膜として近年注目を集めている.本稿では,最近とみに研究が活発になった金属錯体LB膜についてその研究の現状を概観する.また,われわれが最近開発した,金属-dmitを用いた高導電性LB...

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  • 臼田気象観測システム

    林, 友直, 高野, 忠, 市川, 満, 橋本, 正之, 鳥海, 道彦, 斉藤, 宏, 小坂, 勝, 栄元, 雅彦, 藤久保, 正徳, Hayashi, Tomonao, Takano, Tadashi, Ichikawa, Mitsuru, Hashimoto, Masashi, Toriumi, Michihiko, Saito, Hiroshi, Kosaka, Masaru, Eigen, Masahiko, Fujikubo, Masanori 宇宙科学研究所報告 62 1-102, 1989-03

    ...「(a)臼田観測所でデータ収集からデータ整理までできるほか, 相模原キャンパスでもモニタ可能にする, (b)気象統計データを帳表形式に整理できる, (c)臼田局の運用管理情報の一つとして利用できるようなデータ表示を行う, (d)軌道決定のための大気補正データとして利用できる道を開く」。...

    機関リポジトリ Web Site

  • Stabilization of the s-Wave Pairing in the p-d Hybridization Model : IV. Theories :

    Y,Kuramoto, T,watanabe JJAP series 1 238-239, 1988-05-10

    ...酸素の2p軌道と鋼の3d軌道を含む2次元4角格子に対して、2電子束縛状態の形成が調べられた。Pとdの混成相互作用は格子振動に影響されると考える。混成はポーラロン効果により減少するが、混成によって誘起されるp、d電子間の反強磁性的交換相互作用は減少しない。ポーラロン効果が十分強い場合には、s波とd波の束縛状態が共に生ずることが示された。...

    NDLデジタルコレクション

  • 硫黄を含むポリマーの合成

    藤沢 有, 小林 宣男 高分子 22 (9), 513-519, 1973

    ...近年,石油の脱硫による硫黄の過剰生産に伴い,有機硫黄化学の発展は目をみはるものがあり,また硫黄を含むポリマーについても数多くの報告がなされている.硫黄は周期率表第2列に位置する元素であり,5個の空の3d軌道を有する.このため酸素と同族列にありながら,3価や4価の化合物,さらには6価の安定な硫黄化合物も存在する.硫黄を含むポリマーについても,ガラス転移点の低い無定形性,また耐熱牲や耐油性など多種多様の...

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  • ニッケル(II)-カテコールおよび-チロンキレートの研究

    岡 好良, 田村 守孝, 原田 光 日本化學雜誌 89 (2), 171-174, 1968

    ...<BR>このことは,5員環キレートの形成にあずかっているベンゼン核の炭素原子のπ軌道と,配位原子たる酸素原子のp軌道と,中心金属イオンのd軌道の間に電子の非局在化が起こっていて,カテコール類の場合には,この効果が他の5員環キレート化剤にくらべてきわめて大きいことを示すものであろうと解釈される。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 芳香族スルホン酸ナトリウムのアルカリ溶融の考察ならびに脱アルキル化反応の機構

    長井 繁喜 工業化学雑誌 69 (10), 1950-1953, 1966

    ...<BR>この事実にもとづいて脱アルキル化反応の機構を, スルホン基の電子吸引効果と3d 軌道共鳴の寄与によって説明した。<BR>これまでに行なった各種の芳香族スルホン酸ナトリウムのアルカリ溶融の反応性は, まったく置換基のおよぼす電子的効果として一定の傾向を示すが, とくにアルキル置換基をもつものの, 反応に対する妨害的な影響とアルキル基の安定性すなわち脱アルキル化反応の傾向が比例的関係にある。...

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  • 擇伐作業林の斫伐費に就て

    大島 卓司 林學會雑誌 15 (10), 843-865, 1933

    ...<br>2.理論上直接影響すると考へられる因子は、a.事業面積の擴大、b.伐採木の選定、c.殘存木、後繼稚樹の存置<br>等であつて、之等がa.伐木造林費、b.木寄費、c.檢知手傳人夫賃、d.軌道運材費、e.搬出路開設費、f.伐採木選定手傳人夫賃、等の費目に經費増として現はれるであらう。...

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