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検索結果 107,593 件

  • 形・色の特徴に着目したウキクサ科植物の面積と枚数の推定

    奥田 萌莉, 石澤 秀紘, 大島 裕明 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (5), 323-334, 2024-05-01

    本研究では,ウキクサ科植物の一つであるコウキクサを対象として,写真から葉の面積と葉の枚数を推定する問題に取り組んだ.コウキクサの栽培を行い,写真撮影とアノテーションによってデータセットの作成を行った.作成されたデータセットを用いて,コウキクサの葉の面積と枚数を推定する手法を提案した.提案手法は,コウキクサの画像を入力とし,コロニーの領域認識,コロニーの健康状態推定,コロニー内の葉の枚数の推定とい…

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  • IoTシステムを活用した列車運転エネルギーの分析

    渡邉 翔一郎, 藤本 和樹, 飯田 哲史 電気学会論文誌D(産業応用部門誌) 144 (5), 315-321, 2024-05-01

    ...One of the important research themes in the railway field is energy-saving technology, and the focus of this study is on energy-efficient operation....

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  • Benefits of secure data linkage to the tourism industry

    Arai Keisuke, Urata Mayu, Endo Mamoru, Yasuda Takami Journal of Global Tourism Research 9 (1), 73-78, 2024-04-30

    ...were confirmed, with the aim of setting up hypotheses for local businesses involved in the tourism industry to maintain and improve their operations with limited manpower and capital in regions that focus...

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  • Ice Ablation Experiments in Hypersonic Flow

    Kojiro Suzuki Journal of Flow and Energy 2 (0), 47-66, 2024-04-30

    ...A series of experiments conducted so far is re-viewed, with a focus on characteristic features of shape changes over time....

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  • O-GlcNAc修飾されたタンパク質の特性

    亀村 和生, 濱口 竜摩 生化学 96 (2), 170-174, 2024-04-25

    O-GlcNAc修飾は,核,細胞質およびミトコンドリアにおいてタンパク質のセリン/トレオニン残基にN-アセチルグルコサミンが付加される動的な修飾である.これまでに,ヒトにおいては5000を超える基質タンパク質が同定されている.基質タンパク質には,O-GlcNAc修飾によっておそらくは親水性が高められ,液–液相分離現象を起こしにくい流動性が付与される.そして,O-GlcNAc修飾によって付与される…

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  • 駐車場の地域ルールの運用実態と課題に関する研究

    宇於﨑 勝也, 泉山 塁威 都市計画論文集 59 (1), 36-42, 2024-04-25

    <p>本研究は東京都の業務地域における現状の駐車施設に関連する制度や、複数の地区で適用されている地域ルールを把握する。さらに、地域ルールが適用されている地区における駐車施設の利用実態について、地方公共団体から得た情報、現地調査にもとづく駐車施設の運用実態、駐車施設の運営会社への聞き取りにより、総合的に調査・分析を行う。その結果、地域ルールを運用するうえで生じている、「駐車施設の供給が過剰」な状態…

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  • Differences in beverage consumption between Japan and China:

    YANG Shijie, HUANG Zheqi, KITAYAMA Takaya, KAMADA Sayuri, SAKAMOTO Yukiko, LI Qianying, YOSHIMATSU Hideki, KAWAMURA Kahori, DOI Takashi, MIYAKE Tatsuro Journal of Osaka Dental University 58 (1), 79-84, 2024-04-25

    ...An internet data survey was conducted to examine the Japanese and Chinese beverage market share, with a focus on the differences in SSB consumption....

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  • 型指向翻訳のための任意に型付けされた高水準中間表現

    柏木, 力哉 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) 17 (2), 3-3, 2024-04-22

    コンパイラ実装技術が成熟するにつれて,コンパイラのフロントエンドにも複数の中間形式を用いるデザインが見られるようになった.本発表では,型の記述が必要ない関数型プログラムから,型が明示された中間言語への変換を行うための高水準な中間言語を提案する.特にHaskellやOCamlといった言語を対象として,高水準中間言語を導入することによるデザイン上の有効性と,具体的な言語の仕様を与える.この高水準中間…

    情報処理学会

  • The Role of Metaverse in Silk Road’s Tourism:

    Dayoub Bashar, Yang Peifeng, Omran Sarah, Zhang Qiuyi, Dayoub Alaa International Review for Spatial Planning and Sustainable Development 12 (2), 63-78, 2024-04-15

    ...Modern connectivity initiatives like China's BRI focus extensively on infrastructure to revive these cultural linkages that defined the historic Silk Roads....

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  • 繊毛虫コルポーダ休眠シストのガンマ線耐性と傷害後の細胞修復

    十亀 陽一郎, 齊藤 瞭汰, 箱﨑 惇太朗, 山野邊 裕樹, 齋藤 剛瑠, 矢吹 一真, 齊藤 優汰 比較生理生化学 41 (1), 44-52, 2024-04-03

    <p>本総説で取り上げる繊毛虫コルポーダ・ククルス(<i>Colpoda cucullus</i>)は,劣悪な環境ストレスに対する適応戦略として休眠シストを形成する。その過程では,細胞は自らの細胞構造を解体して休眠型に再構築することで,強い環境ストレス耐性を獲得する。近年我々は,コルポーダ・ククルスの休眠シストが強いガンマ線耐性をもち,休眠シストにおいて細胞の傷害が積極的に修復されていることを明…

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  • 次世代の臨床工学技士養成

    熊谷 寛, 古平 聡 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 144 (4), 286-289, 2024-04-01

    ...In this explanatory article, we will focus on new training methods for clinical engineers based on recent advances in AI and ICT technology and their impact on medical care....

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  • 十代における市販薬乱用・依存~自傷と自殺のあいだ

    松本 俊彦 小児の精神と神経 64 (1), 21-28, 2024-04-01

    厚生労働省令和元年版自殺対策白書によれば,年代別の自殺死亡率は,他の年代では2009年以降確実に自殺死亡率が減少傾向を示しているのに対し,十代に限っては横ばいもしくは微増で推移している.特に児童生徒に限定すると事態はいっそう深刻であり,自殺者総数が減少し続けるなか,一貫して増加傾向を示している.厚生労働省「自殺の統計・地域における自殺の基礎資料」によれば,2020年に自殺した小・中・高校生は前年…

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  • ビジュアルマイクロホンにおける光量環境が音波抽出に与える影響

    関根 海渡, 大野 圭哉, 立蔵 洋介 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (4), 212-220, 2024-04-01

    本論文では,ビジュアルマイクロホンを実環境へ適用するための障壁となっている光量環境が音波抽出の影響に及ぼす影響について述べる.ビジュアルマイクロホンでは,音波により振動する物体表面をカメラで撮影し,その映像内に存在する振動から音波を抽出・復元するが,従来の抽出手法では物体振動のエッジを捉えやすくするために,撮影時に投光器を用いて強い光を照射していた.そこで,本論文では投光器を使用しない一般的な照…

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  • An Automated Multi-Phase Facilitation Agent Based on LLM

    DONG Yihan, DING Shiyao, ITO Takayuki IEICE Transactions on Information and Systems E107.D (4), 426-433, 2024-04-01

    ...In this paper, we focus on the following three problems: 1) The IBIS-based agent was designed to only promote other participants' posts by replying to existing posts accordingly, lacking the consideration...

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  • 脂肪組織による老化・寿命制御

    福王 智康, 野崎 優香, 水之江 雄平, 樋上 賀一 薬学雑誌 144 (4), 411-417, 2024-04-01

    ...In this review, we focus on these GH/IGF-1-independent mechanisms, with a particular emphasis on the role of sterol regulatory element-binding protein 1c (SREBP-1c)....

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  • 感染症初期診療シミュレーションを通じたオンライン多学科合同授業の実施報告

    木戸, 敏喜, 高村, 昭輝 Toyama medical journal 34 23-26, 2024-03-31

    Web会議ツールにより,医学科,看護学科,薬学科の学生が多職種連携と感染症初期診療を学ぶシミュレーション教育を実施した。オリエンテーション,症例呈示の後,小グループでのシナリオ課題提示による診療シミュレーション,まとめ講義,アンケート記入,全体の振り返りを行った。このような情報通信技術(Information and Communication Technology: …

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  • ROIC・RNOAの算出に必要な資産情報に関する考察

    安酸, 建二 商経学叢 70 (4), 289-306, 2024-03-31

    [要旨] ROICやRNOAの算出方法について完全に合意が得られているとは言い難い状況にある。この原因の一つは,算出方法の根拠が十分に理解されていないことにあると考えられる。本稿では,その算出に必要な貸借対照表情報,特に,正味営業資産について概念的な整理を行うことで,ROICやRNOAの算出に一定の指針を与えることを目指す。考察の焦点は,正味営業資産を構成する正味運転資本と固定資産である。

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  • 学生実習による雨天時の林道巡視

    荒瀬, 輝夫, 宮本, 裕美子, 小林, 元, 木下, 渉, 野溝, 幸雄, 奥田, 百音 信州大学農学部AFC報告 22 55-61, 2024-03-31

    信州大学農学部附属AFC手良沢山演習林において,2023年6月に実施予定の学生実習による林道維持管理作業は,雨天のため林道巡視(調査)に変更して実施された。学生には実習の目的を明示し,まず講義室にて林道の維持管理の意義や排水施設についての講義を行った。その後,現地に徒歩で移動して,約760mの区間を1往復して巡視を行い,路面のえぐれや側溝のつまりなど問題箇所を地図上に記録させた。巡視は実習スタッ…

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  • 離島における介護職者の防災・減災に対する認識に関する研究 : 奄美市と五島市の比較

    今村, 圭子, 柳田, 信彦, 松田, 史代, 南, 綾乃, 松成, 裕子 鹿児島大学医学部保健学科紀要 34 (1), 11-22, 2024-03-31

    本研究の目的は、豪雨災害の起こった離島と大きな災害のない離島の介護保険施設に勤務する介護職員の防災・減災に対する認識を明らかにすることで、その実態から防災・減災対策の課題を明らかにすることである。対象は、奄美市、五島市の避難所に指定されている介護福祉施設に勤務する介護職者である。データ収集は半構造的面接法とし、インタビューガイドを作成し個別に実施した。調査協力者ごとに逐語録から防災に対する認識に…

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  • 中国新移民とカンボジア・シアヌークビルの社会的変容 : 一帯一路を背景に

    李, 崗, 板垣, 武尊 紀要 16 99-114, 2024-03-31

    本研究は、「一帯一路」戦略の推進を背景に生じた中国新移民の移動がカンボジアの観光地シアヌークビルにもたらした社会的変容を、カンボジア華人社会の歴史的変遷を踏まえて考察する。背景や動機の多様性と高い流動性に特徴付けられる中国新移民は、シアヌークビルをバックパッカーの町から開発途上のカジノの街へと変容させた。歴史的に現地化したカンボジア華人とは異なり、中国新移民はシアヌークビルの現地社会との接触が限…

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  • Is Motivation Sufficient for Engagement?:

    Sasaki Akihiko, Takeuchi Osamu LET関西支部研究集録 22 (0), 1-19, 2024-03-31

    <p>本研究は,日本の大学生が授業外英語課題としてe-learningを使用する際の学習エンゲージメントを自己調整学習の視点から調査した。エンゲージメントはe-learningのログイン数,学習週数,学習時間に焦点を当て,自己調整学習は動機づけ,認知方略,メタ認知を測定するための質問紙(MSLQ: Pintrich & De Groot, …

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  • 若年層の中国朝鮮族の多言語使用と言語管理

    崔 英才 言語政策 20 (1), 20_33-20_47, 2024-03-31

    <p>本研究では中国朝鮮族の多言語使用の実態を明らかにするために、延辺朝鮮族の若年層を対象に、彼らの内的場面における朝鮮語、中国語、韓国語の実際の使用について分析した。分析の結果、内的場面における朝鮮族の若年層の言語選択は主に「習慣化された言語選択」と「調整としての言語選択」の二通りに分けて捉えることができた。前者に関しては機能的な言語選択が多く、朝鮮族の若年層が持つ言語序列意識が言語選択の要因…

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  • 生活圏と世代を意識した選挙区割

    松原 千波, 鮏川 矩義, 大澤 義明 応用地域学研究 2023 (27), 28-36, 2024-03-31

    <p>現在、衆議院議員の議員定数465名のうち、289名が小選挙区制で選出されている。これら289議席は、茨城県に7議席、北海道に12議席、東京に30議席といった具合に、人口に応じて各都道府県に配分されている。既存研究では、一票の重みの格差の是正を主な目的として、各都道府県での選挙区割の改善案が示されてきた。本研究では、行政圏と生活圏の不調和と少子高齢化に伴うシルバー民主主義の問題に焦点を当て、…

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  • ソース原理とアジャイル・プラクティスを活用した自律社会におけるコミュニティ運営の探求

    大西 徹, 堀尾 洋人 プロジェクトマネジメント研究報告 4 (1), 40-44, 2024-03-31

    <p>自律社会は個人から集団へ,物から心への重心移動を特徴とし,価値観が急速に変化する時代である.この時代において効果的なコミュニティ運営には新しいアプローチが求められる.本研究では,「ソース」と呼ばれるコミュニティ活動の創造源となる個人の役割とアジャイル・プラクティスの適用を通じてコミュニティ運営を効果的に行う方法を探求する.ソースはコミュニティのビジョンやイニシアチブを提供し,コミュニティ・…

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  • Form 10-Kのテキストを使用した不正会計検知モデルの研究

    宮後 圭佑, 佐藤 夏輝, 小村 亜唯子, 平井 裕久 イノベーション・マネジメント 21 (0), 107-125, 2024-03-31

    <p>2010年代以降、不正会計検知モデルの構築を目的として、財務指標を特徴量とする研究だけではなく、テキスト分析によって抽出されたテキストに関する要素を特徴量とする研究が進展している。このレビューでは、米国市場の上場企業のForm 10-Kのテキストを用いて不正会計検知モデルを構築した研究を対象として、特徴量の抽出過程や構築したモデルの検知精度などに焦点を当てながら、2010年から2020年ま…

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  • 理科における子どもの評価判断と自己調整学習との関連の実態に関する研究

    齊藤 徳明, 和田 一郎 理科教育学研究 64 (3), 189-202, 2024-03-31

    <p>近年,学習を俯瞰して次なる学習の方向性を自ら決めようとする「自己調整学習」がこれからの時代を担う子どもにより一層求められている。本研究では,理論と実践の往還の鍵となる研究手法として教室のアクション・リサーチに着目し,評価判断(Tai et al., 2018)の観点から理科における「自己調整学習」を実現する授業づくりを目指した。そこで,①評価判断を働かせる5つの視点(Fitzgerald …

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  • ホモ・エコノミクスの人間学

    張 林倩 名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要. 教育科学 70 (2), 131-141, 2024-03-31

    ...Through this examination, it seems evident that Foucault’s focus shifted from the power that operates on the individual to one that impacts governance over populations....

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  • 卒業生調査を用いたリベラルアーツ教育の持続的効果の分析

    大森 佐和, エスキルドセン ロバート 国際基督教大学学報 1- A 教育研究 (66) 67-81, 2024-03-31

    本稿では,リベラルアーツ教育を行う大学で長期的な卒業生への教育効果を,卒業生調査を用いて検証する先行研究が日本では少ないことに着目し,国際基督教大学(ICU)が自己点検・評価を行うにあたり,2022年10月に卒業生に対し行ったサーベイ調査の分析を行った。有効回答者数は715人であった。t 検定と順序ロジットを用いた統計分析の結果では,2008年以降の教学改革の効果が,ディプロマポリシーを反映する…

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  • 「日本事情」テキストに込めた日本語教育の視点 : 準備教育課程における「日本事情」から

    荘司 育子, 五之治 昌比呂, 柴田 芳成, 松村 薫子, 佐野 方郁, 水野 亜紀子 大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究 22 1-12, 2024-03-31

    CJLC叢書No.7『日本語と日本文化-言葉から文化を学ぶ-』(2023)は、国費学部留学生の予備教育における「日本事情」科目のために開発されたテキストである。本テキストの作成にあたっては、「日本事情」授業を、固有名詞と事物の名称の提示に特化した語彙教育の場として位置付けたこと、さらに、初級から上級すべての日本語レベルの学習者にも使用できるものを目指したことが特筆に値する。巻末に挙げたおよそ11…

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  • ロシア語における形容詞と名詞の連続性 ――先行詞としての所有形容詞に着目して――

    宮内 拓也 スラヴ文化研究 21 24-45, 2024-03-31

    品詞分類は形態的基準、統語的基準、意味的基準に基づいて行われるとされるが、品詞の境界は必ずしも離散的なものではなく、しばしばその中間的な存在の指摘がなされており、品詞間には一定の連続性が認められる。本稿では、特に所有形容詞が代名詞の先行詞となる現象に着目し、ロシア語における形容詞と名詞の連続性について議論する。具体的には、品詞分類上は形容詞に属す所有形容詞が代名詞の照応先となり得るという点で、他…

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  • ダニ媒介性ウイルスJingmen tick virusが提起するウイルス学上の問題について

    上村 真子, 矢田部 佑紀, 増田 洋介, 津田 凉, 前原 明衣, 松橋 珠子, 中⻄ 章 近畿大学先端技術総合研究所紀要 (29) 11-24, 2024-03-31

    非分節化ゲノムのフラビウイルスに分類されながら、分節化したウイルスゲノムを持つingmenvirusは、昆虫及び脊椎動物に感染するアルボウイルスという性質のみならず、ゲノム構造の進化と粒子の多成分性による感染という、ウイルス学上重要な問題に対しても新しい視点を与えてくれるユニークな特徴を持っている。本稿ではJingmenvirusの中でも、このウイルス発見の端緒となったJingmen tick …

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  • 小学校理科における批判的思考力の育成に関する基礎的研究

    山中 真悟, 古石 卓也, 中山 貴司, 木下 博義 理科教育学研究 64 (3), 375-383, 2024-03-31

    <p>本研究では,小学校理科において,よりよい解を追究させることを意図して行った授業が,批判的思考力の育成に及ぼす効果を検証することを目的とした。具体的には,STEAM教育の要素を持つ活動である「自動ブレーキの車を製作する活動」を位置づけた活動を設定するとともに,小学校第6学年「電気の利用」の単元で授業実践を行った。質問紙およびワークシートの分析の結果,選定した授業内容は小学校理科における批判的…

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  • 高等教育における創造性と批判的思考力の育成 ―― サービス・ラーニング受講生の追跡調査から ――

    西村 幹子, 近江 加奈子 国際基督教大学学報 1- A 教育研究 (66) 1-12, 2024-03-31

    本稿は,リベラルアーツ大学の一般教育科目であるサービス・ラーニングを事例として,創造性と批判的思考力の育成の度合いと過程を分析し,高等教育における創造性と批判的思考力の育成と教授法の接点を明らかにすることを目的とする。研究方法としては,2020 ~ 2022年の期間に行われた授業において,OECDが設定した学修ルブリックにより探究力,想像力,行動力,省察力の4つの次元から測定した創造性と批判的思…

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  • 開業助産師の産後の生活を見据えた保健指導

    石田 都乃, 荒木田 美香子 家族看護学研究 29 (0), 61-71, 2024-03-31

    <p>産後の時期は,心身の回復をしながら母親役割の獲得をしていかなければならないため,困難を感じている母親が多い.開業助産師が産後3~4ヶ月頃までの生活を見据えた保健指導の内容を明らかにすることを目的として,開業助産師11名を対象としてフォーカス・グループ・インタビューを実施し質的帰納的に分析した.</p><p>その結果,開業助産師が産後の生活を見据えた保健指導は【産後の身体回復を優先した生活方…

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  • 地域在住高齢者へのフォトボイスの活用

    服部 ユカリ 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 75-75, 2024-03-31

    ...また、終了後に両群別々にFocus Group Interview(以下FGI)を行い質的統合法 (KJ法)により分析した。 </p><p>【結果】</p><p>認知機能の主観的変化、歩行意欲時間に交互作用が見られ、フォトボイス群で維持・ 向上した。FGIではフォトボイス群で『交流の成果』『問題意識の深化』『内なる力の変化』 『生活への活用』『地域活動への活用』が示された。...

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  • 内視鏡的・経皮経肝的診断・治療:肝門部胆管癌 肝門部領域胆管癌の内視鏡診断

    川嶋 啓揮, 石川 卓哉, 山雄 健太郎, 水谷 泰之, 飯田 忠, 植月 康太 胆道 38 (1), 19-24, 2024-03-31

    <p>胆管狭窄病変の診断には良悪性鑑別診断と手術可能例における進展範囲診断がある.血液所見や腹部超音波検査などで発見された病変に対しダイナミックCTで良性疾患の可能性を確認し,肉眼型・進展範囲・血管などへの浸潤の程度を把握し,癌とした場合の外科手術の可否,予定術式を想定する.次にERCP(+管腔内超音波・胆道鏡and/or胆管生検・胆汁細胞診)で良悪性鑑別診断・胆管長軸方向への進展範囲診断を行う…

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  • 一般健常群に対する催眠による自我強化法(ES-AGR)の効果

    今井田 貴裕, 今井田 真実, 磯和 壮太朗 人間と環境 20 (0), 29-40, 2024-03-31

    本研究では,催眠による汎用性のあるリソースの活性化を目的とした自我強化法(Ego-Strengthening technique of Activates Generic Resources: ES-AGR)が心身の状態に及ぼす影響について,一般健常群を対象に検討した。その際,多くのリソースを動員してストレスに対処できると考えられる首尾一貫感覚(Sense of Coherence: …

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  • 領域「表現」と図画工作科を結ぶ幼小連携の観点 : 教科書分析に基づく工作教材の実践から

    小室 明久, 小島 菜緒子, 福田 真子 初等教育カリキュラム研究 12 51-60, 2024-03-31

    幼小連携では教育課程の相互理解や学びの内容,指導方法の共有のみならず,授業実践や教材にも着目する必要がある。幼児教育の領域「表現」として行われている活動と図画工作科の教材は関連している点が多くある。本研究では教材を通して幼小連携について教育の場に実装できる観点を創出すべく,園児を対象に教材を開発し,実践を実施した。また,実践を行う際にビデオ撮影と関与観察を行い,実践を終えた後に園児の作品分析を行…

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  • 日本の療養病棟における退院前の事故頻度識別のための最大握力到達時間

    日本公衆衛生理学療法雑誌 10 (2), 11-18, 2024-03-30

    日本の国民皆保険制度では、入院期間は経済的制約ではなく、医学的必要性のみによって決定される。しかし、この制度は標準的な入院期間を定めており、この基準を超えて入院が遅れた場合、病院は保険金の減額を余儀なくされる。このため、事故などによる入院期間の延長など、医療以外の要因に注意深く対処することが奨励されている。回復期リハビリテーション病棟(CRW)におけるリハビリテーション・プログラムは、この問題に…

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  • サービス失敗後の顧客反応の整理と今後の研究

    趙 悦紅 マーケティングジャーナル 43 (4), 64-72, 2024-03-29

    <p>優れたサービス企業であっても,サービスの提供過程で失敗を回避することは難しい。サービス失敗とは,提供されたサービスが顧客の期待を下回ることを指す。そのような失敗が引き起こす様々な顧客の反応には,サービス提供者に対する直接的または間接的な不満の伝達からネガティブなクチコミまで多岐にわたる。これらの反応は総称して「顧客苦情行動」と呼ばれる。本論文は認知―感情アプローチに焦点を当て,顧客苦情行動…

    DOI Web Site 参考文献37件

  • 協同組合を中心とする非株式会社組織の経済理論に関する研究

    岩井 信幸, 万木 孝雄 経済学論集 84 (1), 22-50, 2024-03-29

    <p>協同組合をはじめとする非株式会社組織に関する経済理論モデルに基づいた議論は日本において多くはなく,それら組織の理論的解明が求められて久しい(小野澤 2017,2021).近代経済学における協同組合の理論研究はWard(1958)に始まり,労働者管理企業(LMF)や労働者協同組合など労働力を提供する人達によって所有される組織を,おもな研究対象として発展してきた.</p><p>そして近年では,…

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  • 消費者向け広告が従業員の転職意向に与える影響

    加藤 拓巳, 池田 亮介, 小泉 昌紀 マーケティングジャーナル 43 (4), 73-85, 2024-03-29

    <p>インターナルマーケティング(IM)は,従業員を顧客として捉え,社内施策に焦点が置かれる。しかし,消費者向け広告は,従業員が仕事の社会的影響を認識したり,意識改革の機会となる。ビジネスではこのような活動が見られるが,研究としては知見が乏しい。本研究は,IMの文献で議論されてきた9つの要因(能力獲得,賃金,ワークライフバランス,上司との信頼関係,人材の多様性,オフィス設備,社員食堂,先端技術,…

    DOI Web Site 参考文献51件

  • 児童を対象とした強み介入の予備的検討 ―強みへの気付きを促す学級活動の授業を通して―

    伊住 継行, 戸田 朱音, 大倉 尚志 岡山大学教師教育開発センター紀要 14 1-15, 2024-03-29

    本研究の目的は,児童を対象とした強み介入の予備的検討のために実践した強みへの気付きを促す授業の効果について検討することである。対象者は小学6年生95名(男子50名,女子40名,不明5名)であった。本研究によって以下の3点が明らかになった。まず,生活充実感と被信頼感・受容感の事後の得点が有意に向上した。次に,自己の強みへの注目の変化量と被信頼感・受容感の変化量で有意な正の偏相関が確認された。さらに…

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  • タンデム学習を支援する日本語教材の開発 ―タスク・タイプに着目して―

    末繁 美和 岡山大学教師教育開発センター紀要 14 297-308, 2024-03-29

    本稿では,日本人学生および留学生間のタンデム学習用の日本語教材の開発および教材を用いた実践について報告する。言語教師ではない母語話者同士の自律的な文化および言語の学び合いを支援するため,「意味」に焦点が当たるタスクベースの中級入門レベルの教材開発を行った。具体的には,(1)情報交換タスク,(2)比較・分析タスク,(3)協同タスクの順に配列し,認知的負荷や意味交渉の量が段階的に増える構成とした。開…

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  • 企業家マーケティング

    栗木 契 マーケティングジャーナル 43 (4), 3-5, 2024-03-29

    ...In this special feature issue, we focus on a wide range of marketing phases to invigorate the activities of entrepreneurs responsible for innovation in a company or society....

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  • 危機時におけるマネジメント・コントロール―新型コロナウイルス感染症禍におけるオムロン株式会社へのインタビュー調査をもとに―

    吉田 政之, 打田 昌輝, 佐々木 郁子, 三矢 裕 管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 32 (1), 53-65, 2024-03-28

    <p>本研究は,危機時のマネジメント・コントロールを明らかにすることを研究課題とする.そのために,オムロン株式会社に対してインタビュー調査を行い,新型コロナウイルス感染症禍において結果コントロールと文化コントロールが目的整合性を確保するためにどのように運用されたのかについての事例を議論した.新型コロナウイルス感染症禍という不確実性の急激に高まった環境では,結果コントロールは平時と運用が変わること…

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  • ストラテジーで学ぶ日本語学習番組「ひきだすにほんご Activate Your Japanese!」の開発とその反響

    菊岡 由夏, 石山 友之, 本田 雅美 国際交流基金日本語教育論集 (20) 19-35, 2024-03-27

    本稿では、2022年に公開された「ひきだすにほんご Activate Your Japanese!」について、メインコーナーの「スアン日本へ行く!」を中心に、その開発の背景と設計、活用を通して得られた反響について論じる。「スアン日本へ行く!」はストラテジー(方略)を学習項目としたところに特徴がある。ストラテジーは、CEFRの考え方を参照して定義し、ストラテジーの選定もCEFRのストラテジーの能力…

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  • 保育者養成における演劇・表現活動の重要性

    新見公立大学紀要 第44巻 (1), 37-49, 2024-03-25

    本稿は、「演劇」が全面的に取り入れられ、授業の主軸となっている新見公立大学健康科学部健康保育学科における必修科目「保育内容「表現」(身体表現)」および「保育内容「表現」(身体表現)の指導法」をとり上げ、これらの授業がいかなるものか、その特色を明らかにしたものである。すなわち「保育内容「表現」(身体表現)」における「劇表現」、および「保育内容「表現」(身体表現)の指導法」における「音楽劇」を取り上…

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  • 肢体不自由児の教育に関する研究動向

    新見公立大学紀要 第44巻 (1), 141-151, 2024-03-25

    本稿では、「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」以降の肢体不自由児に対する教育に関する研究動向を把握し、それを踏まえインクルーシブ教育システム構築に向け肢体不自由児の教育に関する今後の研究課題の提示を目的とした。対象は、「特殊教育学研究」「発達障害研究」の2誌で、2003~2022年に掲載された臨床研究、調査研究、授業研究、総論に該当したものであった。結果、33編(臨床15編、調査1…

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  • 『徒然草鉄槌』の注釈態度

    島内裕子 放送大学研究年報 41 136-144, 2024-03-25

    『徒然草鉄槌』は、青木宗胡が著したとされ、一六四八年に刊行された『徒然草』の注釈書である。江戸時代に書かれた数々の『徒然草』の注釈書の中でも、重要な位置を占めている。 『徒然草』に関する最初の注釈書は、『徒然草寿命院抄』である。秦宗巴が著し、一六〇四年に刊行された。次いで、林羅山が一六二一年に著した『野槌』となる。 …

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  • 「教育産業」の経営方針とリスク認識─有価証券報告書を対象として─

    橋本鉱市 放送大学研究年報 41 29-36, 2024-03-25

    本研究では、今日の「教育産業」をリードする上場25社の経営方針とリスク認識について、その有価証券報告書に掲載されている「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」と「事業等のリスク」の内容分析を行った。計量テキスト分析(共起ネットワーク分析とKWICコンコーダンス)の結果、まず経営的な方針としては、以下の諸点が抽出された。1.「教育サービスの提供」がこの業界の中心的なテーマであり、また社会的な貢献…

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  • 地域包括ケアの視点を取り入れた小児看護学実習の学修成果と今後の課題 −実習レポートの分析より−

    新見公立大学紀要 第44巻 (1), 123-127, 2024-03-25

    本研究は、学生の地域の小児科外来における学びを地域包括ケアの視点からまとめ、今後の実習方法への示唆を得ることを目的とした。研究方法は、同意が得られた実習レポートをKHCoderを使用し、テキストマイニングによる分析を行った。その結果、学生は上位に「子ども」「保護者」「診察」「行う」「考える」「看護師」「予防接種」「感じる」「必要」「家族」を挙げており、小児看護における外来で大切とされる内容を学ぶ…

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  • 現代会計学の誤解と迷走

    田中 弘 経済貿易研究 : 研究所年報 (50) 95-123, 2024-03-25

    本稿は、現代会計学の理論と実務に潜む誤解と、その結果としての迷走をあぶりだそうとするものである。論じているのは、次の4点である。  ( 1 )世の中に広まる「学問の自由」や「科学者」に関する幻想や誤解は数え上げたらきりがない。「科学」と思っていたことが金まみれの技であったり、「(科)学者」と言われる人が剽窃・盗用の常習者であったり、平和利用を隠れ蓑にした兵器開発など、科学・学問の暴走とも見える例…

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  • インドネシアにおける民事裁判手続とIT化

    栁川 鋭士 明治大学社会科学研究所紀要 62 (2), 140-155, 2024-03-25

    筆者も所属する日本・インドネシア法律家協会(JILA)を通じて、日本が長年に亘って法制度整備支援を行っているインドネシア最高裁判所等を定期的に訪問したことを契機とし、裁判手続のIT化を急速に進めているインドネシアの民事裁判手続を日本でも段階的に進めている裁判手続のIT化の側面から検討することで、インドネシア民事訴訟手続の概要と課題を明らかにし、今後のソフトな支援活動に役立てることを本稿の目的とし…

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  • 神経心理学を統合失調症研究に活かす,統合失調症研究を神経心理学に活かす

    村井 俊哉 神経心理学 40 (1), 50-56, 2024-03-25

    <p>神経心理学研究と統合失調症研究は近接する研究領域であるが,発想が異なる面もある.両研究領域の類似性と相違の双方を意識しつつ,以下の提案を行う.</p><p>「神経心理学研究を統合失調症研究に活かす」という観点からは,1.画像で診断できるには,正診率を上げるだけでなく「パラダイムシフト」が必要,2.臨床解剖相関には,二重乖離の原則を用いる,3.社会的要因が影響する心理状態の神経基盤の解釈は慎…

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  • 実験と計算で探るクサカゲロウの翅の反射防止性能

    吉田 一也 色材協会誌 97 (3), 73-76, 2024-03-20

    <p>トンボなどの透明な翅(はね)の表面には,微細な構造が存在し,それは光の反射防止性などの多くの機能を備えている。クサカゲロウの翅においても類似の微細な構造が存在し,それはさまざまな機能をもっていると予想されている。しかし,クサカゲロウの翅の光学特性については,ほとんど研究されてこなかった。本稿では,クサカゲロウの翅の表面構造とそれに関連する光学特性についての研究を紹介する。とくに,透過率測定…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 大徳寺方丈発見鑿の調査について

    植村 昌子 竹中大工道具館研究紀要 35 (0), 43-59, 2024-03-20

    大徳寺方丈にて17世紀前半の鑿が発見された。発見例の少ない近世初期の大工道具として貴重であり、目視観察およびマイクロフォーカスX線CT観察を実施した。調査の概要は以下の通りである。 1.  鑿は鉄製、木柄付き。全長233mm、刃幅6分弱(17.2mm)。刃先は薄い両刃で、首は断面長方形につくられている。茎なかご式で口金が付いている。 2. …

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