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  • 有機フッ素化合物PFOA、PFOSの生体影響:職業曝露集団を中心とした概略

    原田 浩二, 藤井 由希子 産業医学レビュー 37 (1), 18-43, 2024-05-01

    有機フッ素化合物は数多くの物質があるが、そのうち、難分解性、生物蓄積性を持つ一群があり、健康リスクの懸念が指摘されている。1940年代から製造されてきたペルフルオロオクタン酸(PFOA)、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)は、その代表的なものである。PFOAやPFOSは半導体製造工程、泡消火剤、フッ素樹脂製造工程などで使用されてきたものであり、関連工場での職業的な曝露も報告されてきている…

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  • 中毒性末梢神経障害

    松岡 雅人 産業医学レビュー 37 (1), 1-17, 2024-05-01

    化学物質へのばく露による遅発性の健康影響として、がんと同様に神経障害、特に末梢神経障害、の発生に留意する必要がある。本稿では、中毒性ニューロパチーを中心に、末梢神経障害の分類および病態(神経細胞体障害、軸索障害および髄鞘障害)について解説する。職業性の化学物質ばく露による末梢神経障害については、労働基準法施行規則第35条に基づく別表第1の2第4号1において末梢神経障害が主たる症状または障害に該当…

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  • 教職志望の学生への一次救命処置に関する講義方法と課題

    関 由起子, 桐淵 博 日本臨床救急医学会雑誌 27 (2), 93-101, 2024-04-30

    <p><b>目的</b>:一次救命処置(basic life support;BLS)に関する実技講習受講経験のある教職志望学生に対して,学校事故の統計や学校事故の実例を講義に取り入れることにより,救命活動への自信がどのように変化するかを検討する。<b>方法</b>:A大学教育学部1年生対象の講義前後にアンケートを実施した。講義ではBLSの基本と効果に加え,体育活動時などにおける事故対応テキスト…

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  • 農業における環境と経済の両立可能性を考える

    林 岳 農業経営研究 62 (1), 24-30, 2024-04-25

    ...First, we delve into historical endeavors to strike this balance and outline the strategy for sustainable food systems (the Strategy MIDORI), Japan’s foundational policy for promoting sustainable agriculture...

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  • ロルラチニブの中枢神経系副作用への対応に関する提言

    久保田 馨, 栁谷 典子, 市原 英基, 大久保 翼, 明智 龍男 肺癌 64 (2), 83-88, 2024-04-20

    <p><b>目的.</b>ロルラチニブは未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)チロシンキナーゼ阻害剤であり,国際共同第III相試験では高い有効性が示され,<i>ALK</i>融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌の治療に用いられている.本剤に特徴的な副作用として,認知機能障害,言語障害,気分障害,幻覚などの中枢神経系症状があり,発現時には重症度に応じて休薬や減量が必要となる.本剤を処方する…

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  • 看護師の自己教育力と他者からの支援との関連

    塩入 久仁子, 山口 大輔, 松永 保子 日本看護研究学会雑誌 47 (1), 1_51-1_60, 2024-04-20

    <p>目的:臨床現場における看護師の自己教育力と他者から受けている支援との関連について検討した。方法:看護師255名の基本的属性と,自己教育力測定尺度,他者支援尺度を用い,ロジスティック回帰分析を行った。結果:看護師長・副看護師長からの内省支援(OR=1.28)が「成長・発展への志向」に,看護師長・副看護師長からの精神支援(OR=1.11)と先輩からの精神支援(OR=0.91)が「自己の対象化と…

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  • 卒後2~3年目に退職した看護師の就職から退職を決断するまでのプロセス

    河本 乃里, 田中 マキ子 日本看護研究学会雑誌 47 (1), 1_85-1_95, 2024-04-20

    <p>目的:卒後2〜3年目に退職した看護師の就職から退職を決断するまでのプロセスを明らかにし,就業継続を阻害した要因を検討する。方法:卒後2〜3年目に退職した看護師9名に半構造化面接を行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにより分析した。結果:退職した看護師は,職場の仕事や人間関係に悩み【辞めたい気持ちの慢性化】を起こしながらも,できる仕事を増やす【看護師としての基盤づくり】を行い,2…

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  • Characteristics of terrestrial shale oil enrichment: A review

    Xie Tingyi, Ma Wenguang, Chen Xiaoxiao Advances in Resources Research 4 (2), 157-170, 2024-04-18

    ...The content of this paper not only comprehensively understands the enrichment characteristics of terrestrial shale oil but also lays the foundation and provides directions for further exploration in related...

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  • 上肢の把握動作に影響する反対側上肢の感覚情報

    大角 駿介, 赤口 諒, 森岡 周 作業療法 43 (2), 194-202, 2024-04-15

    <p>上肢の把握動作時の反対側上肢の感覚情報が運動制御に及ぼす影響を検証した.第一実験は,健常者20名の動作を反対側上肢の対象物の把持や視覚の有無から3条件で比較した.結果は,視覚と反対側上肢の把持の組み合わせの条件では手指開口幅が減少した.第二実験は,健常者20名の動作を反対側上肢の把持による対象物の距離とサイズの情報が個別で提供される条件で比較した.結果は,距離の情報が手指開口幅の減少に寄与…

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  • 特集:安全人間工学の新展開

    狩川 大輔 人間工学 60 (2), 66-70, 2024-04-15

    <p>航空・プラント・医療のような現代の複雑システムは,機械などの技術システムのみならず,その運用に携わる多数の人や組織などの社会システムとの密接な関わりのもとで運用されており,社会技術システムと呼ばれる.それゆえ,これらのシステムの一層の安全性向上のために,人間工学が担う役割は大きい.本稿では,近年提唱されたSafety-IIやレジリエンスエンジニアリングが主張する新たな安全の見方から得られる…

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  • 日本の主要農作物種子法廃止後の稲種子生産の現状と課題

    藤井 みずほ, 鴨下 顕彦 日本作物学会紀事 93 (2), 140-154, 2024-04-05

    <p>2018年の主要農作物種子法(種子法)廃止後の稲種子(以下,種子)生産の課題を明らかにするために,46道府県の種子生産担当者と,5道県の種子生産農家への調査を2018年から2021年に行い,情報公開が多くない種子生産農家の収益性や労働投入量についても評価した.茨城県と埼玉県の種子生産農家の経営事例では,種子生産は食用生産と比較して,10 …

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  • トアルコトラジャのブランド戦略 : キーコーヒーが紡ぐサステナビリティとイノベーションの調和

    大木, 裕子 Kyoritsu business & economics review 4 1-26, 2024-04

    創業以来、キーコーヒーは日本のコーヒー業界をリードする存在として、品質向上と味わいの多様化に尽力してきた。1970 年代に、インドネシアのスラウェシ島にて自社農園開発事業を開始し、地元住民によるコーヒー栽培の品質向上との二つの柱を築き、トラジャ地方のコーヒー栽培の発展に寄与してきた。現代のコーヒー市場は、消費者の嗜好の変化とスペシャルティコーヒーの台頭により大きく変動している。本研究では、このよ…

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  • Improving Metadata of Non-Fungible Tokens for Multipurpose BIM Data Distribution

    IZUMI Tomoya, TOYODA Keisuke 建築情報学会論文誌 4 (1), a1-a16, 2024-04-01

    ...そこで本稿では、BIMデータ表現の標準仕様であるIFC(Industrial Foundation Classes)の情報を要約し、NFT(Non-Fungible Token)としてミントする観点から作成したメタデータ「IFC Catalog」を提案する。...

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  • 養護教諭養成教育における「学校危機管理」の資質・能力の育成 : バーチャル・スクールを活用した実践から

    石井, 有美子, 奥田, 紀久子, 田中, 祐子 大学教育研究ジャーナル 21 27-38, 2024-03-31

    本研究は,看護系大学の養護教諭養成課程における,バーチャル・スクールを用いた危機管理の学修成果を明らかにすることで,教育内容を検討し,学校危機管理能力の向上を図るための基礎資料とすることを目的とした。令和2年度,「養護概説Ⅱ」を受講した2年生19名に対し,バーチャル・スクールのグループワークの後,「学校の危機管理における養護教諭の役割と能力」についてのレポート課題を提出させ,記載内容を質的に分析…

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  • 公共的価値とその創造に向けたアプローチに関する研究の展開(1)

    東郷, 寛 商経学叢 70 (4), 307-326, 2024-03-31

    [要旨] 本研究の目的は,公共的価値とその創造に向けたアプローチに関する研究の展開を明確にしたうえで,今後の研究課題を導出することにある。本稿(1)では,第一に,公共的価値経営が登場する前に行政管理のパラダイムとなった新公共経営をとりあげ,その教義と理論的基盤を述べたうえで,その総括を行う。第二に,新公共経営に代わって行政管理の新たなパラダイムとなる可能性を秘めている公共的価値経営をとりあげる。…

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  • Infection is the Most Frequent Disease Category of Autopsy-detected Diagnostic Errors in Japan

    Katayama Kohta, Suzuki Tomoharu, Numata Kenji, Adachi-Katayama Maho, Watari Takashi, Tokuda Yasuharu, Patel Payal K., Ohira Yoshiyuki JOURNAL OF HOSPITAL GENERAL MEDICINE 6 (2), 17-24, 2024-03-31

    A diagnostic error is a failure to establish an accurate and timely explanation of the health problem of a patient or communicate that explanation to the patient. Considering that a diagnostic error …

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  • カルフール・グループ―単一フォーマットからマルチ・フォーマット,マルチ・チャネル食品小売業へ―

    バート スティーブ, 戸田 裕美子 マーケティング史研究 3 (1), 3-32, 2024-03-31

    カルフール・グループは,ヨーロッパのハイパーマーケットの発明者として広く認知されており,この小売フォーマット*は,後に世界中に移転され,取り入れられた。その創業から60年の時を経て,カルフールは国内をベースにした単一フォーマットから脱却し,40カ国以上で14,300店超を構えるマルチ・フォーマットを擁すマルチ市場のグローバル小売業へと進化を遂げた。このカルフールの進化は,この期間に食品小売業の中…

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  • スポーツ科学を応用した建築技能の見える化に関する研究

    後藤田 中, 神田 亮, 田中 凌太, 鈴木 実緒 住総研研究論文集・実践研究報告集 50 (0), 25-36, 2024-03-31

    建設業における諸問題解決のため,技能者の作業動画を蓄積・分析し技能をデータとして抽出することで,初・中・上級のような評価システムを目指し,適切な動作指示を段階的な習熟水準に応じて支援を行う視聴システムを構築することが必要である。本研究は映像にオノマトペを重畳表示する視聴システムの検討と試作を行った。左官初級者の成長上の支援対象と支援可能性を検討すべく,日報から体の動作指示支援の必要性,また職人と…

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  • 教科間の共通性に基づく教科横断的な学習における統合単元の構成

    鉄口 真理子 日本教科内容学会誌 10 (1), 63-75, 2024-03-31

    本研究の目的は,音楽科授業を軸とした理科授業との横断を通して,教科間の共通性に基づく教科横断的な学習における統合単元の構成の視点について明らかにすることである。まず,音楽科の教科内容からみた理科との共通性として「音」を挙げ,音楽科,理科における音についてそれぞれ整理した。次に,実践対象を小学校第3学年とし,音楽科は一弦箱の楽器づくりの単元,理科は音の性質の単元を選択し,統合単元を構想,実践した。…

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  • リノベーション工事における第三の担い手の萌芽

    河野 直, 小坂 知世, ウェルチ ブライアン オルテガ, 河野 桃子 住総研研究論文集・実践研究報告集 50 (0), 13-24, 2024-03-31

    職人でもDIYerでもない「第三の担い手」がリノベーション工事の一部を担い始めている。彼らは建築に関わる職歴や学歴を有していないが,メディアやワークショップ等を通じて技能を高め,趣味のDIYを生業としての施工に転じた人物である。その実態を明らかにする事を目的に,日本の第三の担い手 10 名とステークホルダーにヒアリングを行った。米国調査では,先行事例から課題や社会的背景を考察した。研究結果として…

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  • 変革をもたらすコンピテンシーを育む家庭科の教材開発 : 豆は未来を救えるか

    一ノ瀬 孝恵 中等教育研究紀要 70 65-76, 2024-03-31

    本研究では、食料危機という地球規模の課題を考えるために、およそ一万年前から栽培され食料として人類を支えてきた「豆」に注目し、自然生態系の転換と環境問題・食料問題を理解し、食のサスティナビリティを考えさせることで、変革をもたらすコンピテンシーを育むのに効果的な家庭科の授業モデルを構築し実践を行った。「豆」を中心にした一連の実践により、汎用性の高い資質・能力を育むための礎を築くことができたと考える。

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  • 語り口の理論

    犬童 健良 関東学園大学経済学紀要 50 (0), 53-88, 2024-03-31

    ...  This study introduces the concept of narratorial forms as the foundation of cognitive modeling for language understanding, decision-making, and information management, abstracting Hayek’s notion of socially...

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  • 支払意志額に基づく高性能住宅の中古住宅価値推計モデルの開発

    五十石 俊祐, 佐々木 優二, 阿部 佑平 住総研研究論文集・実践研究報告集 50 (0), 1-12, 2024-03-31

    カーボンニュートラルの実現に向けて,ZEH をはじめとする高性能住宅の普及が求められている。だが,こうした住宅は建設費が嵩む傾向にあるため,普及に当たっては,住宅費負担を軽減する仕組みが必要と考えられる。住み継ぎを促進することができれば,従前所有者には売却収入が発生し,次の所有者は安価に高性能住宅を取得できるようになるため,共に住宅費負担を軽減できると期待される。ただし,現状の中古住宅市場では,…

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  • 小学校算数科教科専門科目におけるレポート課題についての実践的研究

    有元 康一, 松岡 隆 日本教科内容学会誌 10 (1), 51-62, 2024-03-31

    本論文では,教員養成系大学・学部における小学校算数科の教科専門科目において,授業構想力向上を目的としたレポート課題を取り入れた授業を実践し,その効果について考察する。実践を行った授業の前半において,帰納的な推論の過程で法則を見いだす活動に重点をおいた指導を行ったうえで,「数取りゲーム」を題材としてその必勝法を見いだす算数科の授業を構想する課題をレポート形式で課した。本論文では,この題材に関わる,…

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  • 昭和戦前期の綴り方教育における「対話」の考察―池田小菊の授業速記録を中心に―

    佐内 信之 国語科教育 95 (0), 26-34, 2024-03-30

    <p>本研究の目的は、奈良女子高等師範学校附属小学校の池田小菊が実践した綴り方教育を通して、文章表現指導に「対話」を取り入れる意義について考察することである。池田の実践に対して、国語科教育学の先行研究では「文芸としての綴り方」と位置づけてきた。しかし、合科学習や学級経営といった教育学の先行研究を踏まえれば、池田の実践は対話的な活動にも特徴があると思われる。そこで、池田が残した「綴方の授業速記録」…

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  • 船頭平閘門に使用されたモルタルの岩石学的評価と長期耐久性

    本合 弘樹, 安藤 陽子, 大坪 祐紀, 川瀬 宏文 Cement Science and Concrete Technology 77 (1), 386-393, 2024-03-29

    <p>船頭平閘門は1902年に建造された水路閘門である。石材の目地に使用されたモルタルの材料を偏光顕微鏡下で観察した結果、ボート型のⅡ型ビーライトが多く含まれる竪窯焼成のセメントが使用されていたことから、モルタルは建造当時のものと考えられる。このようなセメントは水和が緩慢であるため、セメントペーストへアルカリが継続的に供給されて中性化が抑制された反面、ASRも継続することになった。EDS定量分析…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 日本におけるレッジョ・エミリア教育の展開と可能性 ―受容・導入期の様相と実践期の課題―

    髙橋 敏之, 髙橋 慧, 小田 久美子 岡山大学教師教育開発センター紀要 14 325-339, 2024-03-29

    本論は,日本への受容・導入期から実践期に移行しつつあるレッジョ・エミリア教育に関して正しく理解を深めるためには,何が問題や課題になるかについて考察する。第1に,レッジョ・エミリア市の子どもの造形芸術の背景にある造形原理や教育原理を正しく把握する必要がある。第2に,幼児教育を基礎から学び,子どもの造形表現を研究し,美術制作と鑑賞に従事できる「アトリエリスタ」養成の仕組み作りが要請される。第3に,日…

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  • エリアマネジメント活動に対する支払意思額と社会関係資本に関する分析

    要藤 正任, 園田 康貴, 吉田 恭 社会関係研究 3 (1), 1-12, 2024-03-29

    まちづくり分野において近年関心が高まっている「エリアマネジメント」と呼ばれる地域の住民や事業者等を主体とする活動は、活動に関わらずともその効果を受益できるというフリーライダー問題を内包している。本研究は、こうした問題の解決に寄与するといわれる社会関係資本に着目し、地域住民の社会関係資本がエリアマネジメント活動に対する自発的な金銭的負担の意向に影響するのかを明らかにしようとするものである。静岡県静…

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  • 「日本のラディカルズ」の帰趨

    佐藤 方宣 経済学論集 84 (1), 2-21, 2024-03-29

    <p>1970年代の日本では,近代経済学者たちの間で方法論的基礎についての反省(内省)が広がった.そこには同時期のアメリカのラディカルズの異議申し立てとの共通点と相違点が見出だせる.後に佐和隆光はこの動向を「日本のラディカルズ」と呼び,アメリカのラディカルズが経済学の価値前提を問うたのに対し,日本のそれは方法論的反省に留まったと評した.本稿はこの佐和の「日本のラディカルズ」という視角を補助線に用…

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  • データの資本としての記録方法について~2025SNA(仮称)に向けた国民経済計算における試算~

    河野 陽介, 吉本 尚史 経済分析 209 (0), 26-43, 2024-03-29

    2010 年代半ばから、GAFA 等が台頭しデータの経済的な価値が注目を浴びる中、国民経済計算としてもデータの価値を正しく捕捉することが求められている。 内閣府経済社会総合研究所では、データの資本化について、将来の実装を見据えて 2022年度より基礎的な研究・検討を進め、諸外国の先行研究を参考として、データ等の産出額の暫定的な試算を行い、2023年5月に公表した。 2020 …

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  • ストラテジーで学ぶ日本語学習番組「ひきだすにほんご Activate Your Japanese!」の開発とその反響

    菊岡 由夏, 石山 友之, 本田 雅美 国際交流基金日本語教育論集 (20) 19-35, 2024-03-27

    本稿では、2022年に公開された「ひきだすにほんご Activate Your Japanese!」について、メインコーナーの「スアン日本へ行く!」を中心に、その開発の背景と設計、活用を通して得られた反響について論じる。「スアン日本へ行く!」はストラテジー(方略)を学習項目としたところに特徴がある。ストラテジーは、CEFRの考え方を参照して定義し、ストラテジーの選定もCEFRのストラテジーの能力…

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  • 市民参加:海洋保護への推進力

    Cristina Barreau, Clément Moreno La mer 61 (3-4), 155-163, 2024-03-27

    海洋ゴミは,世界中の海や海岸線に影響を及ぼす地球規模の環境問題である。毎年800 万トン以上のプラス チックが海に流入し,世界の海の表層に少なくとも24 兆4 千億個のプラスチック粒子が存在すると推定されて いる。これらのプラスチックは,海面や堆積物,海氷,海底表面に見られる。1990 年以来,サーフライダー・ファ …

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  • B1レベルのJF Can-do作成 -課題遂行を目標とした教育実践の支援を目的として-

    伊藤 由希子, 夷石 寿賀子, 池田 香菜子, 菊岡 由夏 国際交流基金日本語教育論集 (20) 1-17, 2024-03-27

    B1レベルの課題遂行を目標とした教育実践の支援を目的として、『まるごと 日本のことばと文化』中級1、2の言語活動をもとにしたJF Can-do(B1)の作成を行った。本稿では、CEFRの枠組み(レベルとカテゴリー)を維持した作成プロセスと、教育現場での活用につなげるために考慮した点について述べる。本Can-do作成では、CEFRの共通参照レベルを維持するため、「Can-doのレベル別特徴一覧」と…

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  • Site-1 Protease Deficiency Causes Human Skeletal Dysplasia

    Kondo Yuji, Jing Wei, Xia Lijun Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (210), E17-E20, 2024-03-25

    <p>Mannose-6-phosphate (M6P) is a posttranslational modification on <i>N</i>-linked glycans on lysosomal hydrolases in the Golgi apparatus, which is required for selective transport of lysosomal …

    DOI Web Site 参考文献18件

  • Site-1 protease欠損はヒト骨格形成不全を引き起こす

    近藤 裕史, Jing Wei, Xia Lijun Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (210), J17-J20, 2024-03-25

    <p>マンノース-6-リン酸(M6P)修飾は、ゴルジ体のリソソーム酵素上の<i>N</i>-結合型糖鎖に見られる翻訳後修飾であり、M6P受容体を介してリソソームへの選択的輸送に必要である。M6P修飾の遺伝的欠損は、リソソーム酵素の細胞外分泌をもたらし、リソソーム蓄積病の発生基盤となる。M6P修飾酵素である<i>N</i>-アセチルグルコサミン(GlcNAc)-1-リン酸転移酵素は不活性型として合…

    DOI Web Site 参考文献18件

  • マルチモーダル基盤におけるマイナーなモーダル間のについて解釈可能性の検討

    太田 博三 人工知能学会第二種研究会資料 2023 (SWO-062), 10-, 2024-03-23

    <p>最近のマルチモーダル基盤では,音声・テキスト・画像・音楽を中心としたモーダルで構成されている.アニメのキャラクター生成のように,Text-to-Imageが多く見受けられ,その品質もクリエイターに匹敵しAIクリエイターとして代替しつつある.さらにImage-to-Videoも出てきている.これらはTextを起点としており,社会的に受容されつつある.一方,Image-to-MusicやMus…

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  • 大腿サポーターによる外的圧迫が収縮時の筋弾性に与える影響

    石山 輝希, 小出所 大樹, 中尾 学人, 山形 一真, 福與 千鶴, 谷口 圭吾 スポーツ理学療法学 2 (1), 71-77, 2024-03-22

    <p>【目的】外的圧迫時の筋弾性率を複数の圧迫および運動強度で測定し,大腿サポーターが筋ストレスに与える影響を明らかにすることを目的とした。</p><p>【方法】対象は若年健常男性17名,被験筋は右脚の大腿直筋とした。圧迫強度はControl(着用無し)と20 mmHg,40 mmHgの3条件とした。運動強度は事前に測定したControl条件の最大膝伸展筋力を基準に30 %,60 …

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  • 対話の場と社会的学習:福島における1F地域塾の経験から

    朱 鈺, 松岡 俊二 アジア太平洋討究 48 (0), 67-94, 2024-03-22

    <p>原子力発電所の廃炉では,地域住民,行政,事業者,原子力専門家などによる対話の場の形成が廃炉に伴う社会課題の解決につながると考えられている。しかし,2011年3月の福島第一原子力発電所(1F)事故を契機に廃炉が本格化した福島では,地域住民,国,東京電力,原子力専門家の間における社会的溝が深まり,対話が困難になっている。本研究は,こうした状況を念頭におきながら,信頼関係が損なわれた市民,行政,…

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  • 大腿四頭筋の安静時弾性と急速な力発揮を伴う運動パフォーマンスの関係

    足立 梨紗, 小出所 大樹, 中尾 学人, 山形 一真, 谷口 圭吾 スポーツ理学療法学 2 (1), 60-70, 2024-03-22

    <p>【目的】超音波せん断波エラストグラフィにて測定された大腿四頭筋の安静時弾性と急速な力発揮を伴う運動パフォーマンスの関係を検討した。</p><p>【方法】股関節屈曲90˚,膝関節屈曲0˚,90˚,120˚にて安静時の大腿直筋,内側広筋,外側広筋の弾性率を測定した。等尺性膝伸展時のトルク発揮率,スクワットジャンプ高,リバウンドジャンプ高,リバウンドジャンプ指数を計測し,各筋の弾性率との関係を分…

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  • 教育実践研究に対するオンラインコンサルテーションの充実化

    長谷川 元洋, 木原 俊行, 山本 朋弘, 中橋 雄, 今野 貴之, 水内 豊和, 関戸 康友 日本教育工学会論文誌 47 (Suppl.), 129-132, 2024-03-20

    <p>オンラインコンサルテーションの取り組み初年度の課題の一つである「協働性の充実」を図るために,初年度の定期レポートとそれへの回答によるテキストベースでのコンサルテーションに加え,Web 会議システムを利用して「チーム別定期ミーティング」と「中間発表会」を実施した.その結果,オンラインコンサルテーションを充実させることができ,実践研究の質を向上させることに寄与していることが推察された.</p>

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  • <報告>「 ノンネイティブ日本語教師交流会」を通してメキシコ・中米カリブ地域の参加者が得た学び

    佐藤 志穂, 栗原 幸子, イツェル バルデス, エリカ マトゥテ 筑波大学グローバルコミュニケーション教育センター日本語教育論集 39 69-86, 2024-03-19

    本稿では、国際交流基金メキシコ日本文化センターが実施している「ノンネイティブ日本語教師交流会」においてメキシコ・中米カリブ地域の参加者が得た学びについて報告する。インタビューによると、実行委員として企画・実施に携わる教師は「協働」「会の組み立て方」「会話のファシリテーション」について学んだ。また言語面について、自己評価に基づくと参加者はCEFR …

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  • Aristotle’s Taxonomy of Metaphor in the Poetics: Synecdoche,Synonymity,and Analogy,with References to Greek Literature

    DOWLING Tim 甲南大学全学共通教育センター紀要 2 41-52, 2024-03-13

    本論文は、アリストテレスの「詩学」1457b1-1458a7に示されている比喩概念の分析である。アリストテレスの概念は、西洋の知的視点から、その後のメタファー理論における議論と発展の基礎を形成している。しかし、アリストテレスの概念に対する私たちの理解は、翻訳や二次資料から得られることが多いため、解釈の相違が生じる可能性がある。この研究では、アリストテレスのギリシャ語文献を参照することで、アリスト…

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  • 防災まちづくりに向けた被災者の生活を支援するモビリティに関する基礎調査

    坂巻 哲, 今中 啓太, 大島 一夫, 阿南 朱音 都市計画報告集 22 (4), 616-620, 2024-03-11

    <p>本調査では,「サービス」が移動するモビリティと連携した防災まちづくりを検討する基礎資料を得ることを目的に,石川県能登地方において被災者の生活を支援するモビリティの活用状況を調査・分析した。その結果,「サービス」が移動するモビリティの支援には,「食」「洗濯・入浴」「宿泊」「医療」「インフラ」と5分野あること、また上下水,電力および通信といった「インフラ」に関わるモビリティは,発災後1~5日と…

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  • 慈善財団による高架下空間の再生事業が周辺地区の空間計画に与えた影響に関する研究

    古川 翔, 黒瀬 武史, 矢吹 剣一 都市計画報告集 22 (4), 771-776, 2024-03-11

    <p>近年、都心部の高架構造物の転用や撤去を伴う都市再生プロジェクトが盛んに行われている。その実現や効果の発現には一定の時間がかかり、周辺地区の空間計画に反映されるまでには時間がかかる。本研究では、トロント市のThe Bentwayを事例として、慈善財団によって短期間に高架高速道路下の公共空間化を実現したプロジェクトが、周辺地区を対象とした空間計画に与えた影響を分析する。分析の結果、同プロジェク…

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  • 幼児教育における算数の基礎を評価する視点に関する研究 : 幼稚園教員へのアンケート調査をもとに

    坂井, 武司, 赤井, 秀行 京都女子大学発達教育学部紀要 020 13-24, 2024-03-08

    本研究では,『算数の基礎を評価する視点』の実用可能性を検証するために,幼稚園教諭へのアンケート調査の結果を,評価の視点に関する子どもの発達段階と具体的な活動の設定の両面から分析を行った。その結果,『算数の基礎を評価する視点』は全て,5歳児に関して実用性を備えていると判断された。しかし,4歳児と5歳児の発達段階の違いにより,4歳児に関しては「5までの数の合成・分解ができるか」および「幼児はもとの大…

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  • 幼児教育における「標識」を題材とした保育に関する研究 : 算数の基礎としての「標識」の価値

    坂井, 武司, 赤井, 秀行 京都女子大学教職支援センター研究紀要 006 23-34, 2024-03-08

    本研究では,「①『標識』に内在する算数の基礎としての価値は何か,② 算数の基礎を育む保育として,『標識』に関するどのような活動が考えられるか, ③ 保育者養成課程において,『標識』に関するどのようなカリキュラムが考えられるか」というリサーチクエスチョンに対して,交通標識を題材とした保育を新たに構築するとともに,「標識」に内在する算数の基礎として,「標識」に関する保育が数学的な見方・考え方の育成に…

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  • Home Treatment for Active Cancer Patients With Low-Risk Pulmonary Embolism ― A Predetermined Companion Report From the ONCO PE Trial ―

    Chatani Ryuki, Yamashita Yugo, Morimoto Takeshi, Muraoka Nao, Shioyama Wataru, Shibata Tatsuhiro, Nishimoto Yuji, Ogihara Yoshito, Doi Kosuke, Oi Maki, Shiga Taro, Sueta Daisuke, Kim Kitae, Tanabe Yasuhiro, Koitabashi Norimichi, Takada Takuma, Ikeda Satoshi, Nakagawa Hitoshi, Mitsuhashi Takayuki, Shoji Masaaki, Sakamoto Jiro, Hisatake Shinji, Ogino Yutaka, Fujita Masashi, Nakanishi Naohiko, Dohke Tomohiro, Hiramori Seiichi, Nawada Ryuzo, Kaneda Kazuhisa, Mushiake Kazunori, Yamamoto Hiromi, Kadota Kazushige, Ono Koh, Kimura Takeshi, on behalf of the ONCO PE Trial Investigators Circulation Journal advpub (0), 2024-03-08

    <p><b><i>Background:</i></b> Patients with appropriately selected low-risk pulmonary embolism (PE) can be treated at home, although it has been controversial whether applies to patients with cancer, …

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  • 近隣社会における地域自治活動

    松田, 武雄 生涯学習・キャリア教育研究 20 18-27, 2024-03

    ...Collaborative efforts in addressing common life and community issues, particularly within a localized neighborhood, contribute to the establishment of everyday relationships in the community and form the foundation...

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  • 社会教育現場における実習が保育学生に与える影響

    山口, 真美, 影浦, 紀子 33 18-29, 2024-03-01

    本稿の目的は,保育の専門的な知識・技術の前提となる基盤を育成するための保育以外の場での実習の有効性を明らかにすることである。そのために松山東雲女子大学の2022 年度通年科目「社会教育実践」を事例として実践研究を行った。まず,科目設置の経緯と社会教育ボランティア実習の概要を記述した。そのうえで,社会教育現場での実習前後の学生の自己認識の変化を,アンケート調査の結果から明らかにした。そこでは実習に…

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  • 洗掘の進行過程に応じた橋脚基礎の固有振動数の推定に関する検討

    入 栄貴, 藤原 将真, 渡邉 諭 地盤工学ジャーナル 19 (1), 79-87, 2024-03-01

    <p>近年の極端な降雨事象の増加により頻発化している洗掘災害に対して,橋脚基礎の安定性評価指標の一つである固有振動数を増水中に連続的に捉え,洗掘の進行過程を評価することが重要である。そこで,本稿では,洗掘の進行過程を模擬した大型模型試験から,連続的な固有振動数の変化を把握できる常時微動による推定手法を用い,洗掘程度と固有振動数との関係を整理した。側面洗掘を模擬した場合,洗掘の進行に伴い,固有振動…

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  • 多様なプレイヤーがオープンイノベーションを実現する場を目指して―サイエンスパークの現場から―

    日比野 はるか, 石神 圭子 日本薬理学雑誌 159 (2), 123-128, 2024-03-01

    <p>オープンイノベーション概念の提唱から20年,世界の潮流を追いかける形で,日本でも起業や水平分業が盛んになっている.しかし,ライフサイエンス分野では,専門性の高さ,必要投資の規模の大きさ,成功確率の低さなどから,オープンイノベーションの基盤は未だ発展途上にある.湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)では,2018年の開所以来5年間,多様なプレイヤーがオープンイノベーションを実現でき…

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  • 大学における高等教育研究センターの可能性 : 私的・体験的センター論

    夏目 達也 名古屋高等教育研究 24 109-127, 2024-03

    本稿の目的は、1)大学における高等教育研究センターの位置づけやその活動状況の概要を明らかにすること、2)そのうえでセンターが今後存続・発展する可能性を探ること、3)その可能性を担保するための条件について検討することである。センターの活動内容は、大学により多様であるが、大学教育や学生支援の改善のための研究と実践が多くの大学に共通する。一般に規模は小さくスタッフ数も少なく、組織基盤は脆弱である。執行…

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  • 大学院の実習が公認心理師の コンピテンシー向上に与える影響 : 修了生へのアンケートより

    小原 千郷, 小柴 孝子, 三浦 文子, 須藤 明 人間科学研究 45 89-97, 2024-03-01

    問題と目的:公認心理師の専門職としてのコンピテンシーの向上は極めて重要な課題である。  大学院の実習がそのコンピテンシーの形成にどのように寄与するのかを詳しく理解することが、今後のカリキュラム編成の鍵となる。本研究は、大学院における実習の経験が公認心理師のコンピテンシーに具体的にどのような影響を持つのか、学生自身の評価を通じて明らかにすることを目的とした。 …

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  • 初期同志社における社会科学教育結実の一例 : 安部磯雄とD. W. ラーネッド

    神田 朋美 社会科学 53 (4), 27-45, 2024-02-29

    キリスト教主義教育を掲げる同志社において,創立当初から学際的教育がおこなわれてきたことの特異性や,その影響について明らかにすることを目的とした。その中でも,明治期のキリスト教界において信仰との並立が困難とされたキリスト教社会主義思想の形成を完遂した安部磯雄と,安部の思想形成に多大な影響を与えたと考えられるD.W.ラーネッドを例に,神学教育と社会科学教育の並行がもたらした影響について考察をおこなっ…

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  • 関東ロームの不飽和三軸圧縮試験による支持力実験の考察

    有木 高明, 玉手 聡 労働安全衛生研究 17 (1), 53-62, 2024-02-29

    <p>移動式クレーン等の転倒災害は設置地盤の破壊に起因するものが多い.その安定を検討するために必要な強度定数等に関して,不飽和状態にある関東ロームの情報は少ないのが現状である.著者らは,関東ロームを用いて作製した模型地盤における支持力実験結果を考察するために,同一条件で作製された供試体を用いて一軸圧縮試験および不飽和三軸圧縮試験を実施した.その結果,一軸圧縮強さを用いて求めた極限支持力の解析値は…

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  • 縄文時代の北海道南部における黒耀石の運用形態 ─ 木古内町幸連5遺跡を対象に ─

    大塚, 宜明 札幌学院大学人文学会紀要 (115) 41-89, 2024-02-28

    本論では,木古内町幸連5遺跡(縄文時代前期~後期)で出土した黒耀石製資料を対象に,石器表面の傷を分析し,黒耀石の利用のあり方を明らかにする。さらに,その結果と黒耀石原産地推定分析結果を総合的に検討することで,縄文時代の道南部における黒耀石の運用形態を考察する。  検討の結果,縄文時代の道南部では遠隔地石材である黒耀石に対して,石鏃などの傷がほとんど形成されないような短期的保持または丁寧な扱いや,…

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  • ハイデガーの「歴史」と「歴史性」の概念 (1)

    奥谷, 浩一 札幌学院大学人文学会紀要 (115) 1-22, 2024-02-28

    本論文は,ハイデガーの『存在と時間』の「歴史」と「歴史性」にかんする議論を批判的に検討する。「歴史」と「歴史性」にかんする彼の議論はいくつかの点で重要な意味をもつ。彼が「現存在」と名付けた人間存在の分析は,日常性と平均性の中へと「頽落」した「非本来的な現存在」から「死への先駆的決意性」に目覚めた「本来的現存在」の提示でひとつの頂点に達するが,そうした「本来的現存在」は事実上「歴史的実存」として存…

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  • 人的資本経営の実践に向けて:価値共創概念の拡張による新しい雇用システムの提案

    窪山 哲雄, 本田 路子 経済論叢 198 (S), S71-S86, 2024-02-28

    <p>人的資本経営の推進の背景には,サービス経済化の急速な進行に伴う企業の既存の持続的経営パターンへの変革要請がある。その変革は従業員を「資産」ではなく「資本」と看做すこと,より正確には企業経営視点ではなく従業員の自律性を尊重した人材活用への転換を中核として具体化される。本稿の目的はこうした人的資本経営の本質に立脚し,変革を促進する概念フレームワークを提示することである。その概念は,サービス経営…

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  • ホスピタリティ・サービスにおけるAI・DX活用の提言

    石尾 和哉 経済論叢 198 (S), S51-S69, 2024-02-28

    <p>今日の日本においては物質的な豊かさについては概ね充足感があり,精神的な満足を求める傾向がますます強くなっている。そのためサービス産業においてホスピタリティがさらに重視されると考えられる。今後ますますホスピタリティを確実に安定的に提供できる仕組み作りが重要になってくる。一方,ホスピタリティ・サービスは人的な接客を中心とするため,それに伴う様々な課題に直面するが,その解決のためにAI・DXを活…

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  • 技術が拓く湖沼微生物生態学の最前線

    岡崎 友輔 陸水学雑誌 85 (1), 1-24, 2024-02-25

    <p> 微生物生態学では,微生物の細胞サイズが小さいがゆえの技術的困難がボトルネックとなっており,新技術が新発見に直結し,新たな理解に繋がるブレイクスルーとなってきた。本総説では,湖沼微生物生態学における近年の動向について,それを裏打ちしてきた技術を主軸に,湖沼での応用に際する検討事項や注意点を交えながら概説する。DNAシーケンス解析技術の発展と普及によって登場したアンプリコンシーケンス・メタゲ…

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  • 医師の資質・能力としてのプロフェッショナリズム

    プロフェッショナリズム部会, 宮田 靖志, 野村 英樹, 朝比奈 真由美, 井上 千鹿子, 高宮 有介, 横尾 英孝, 小比賀 美香子, 尾崎 章彦, 高田 真二 医学教育 55 (1), 35-39, 2024-02-25

    <p> 日本医学教育学会プロフェショナリズム部会は過去約20年にわたり医療プロフェショナリズム教育に関する多岐にわたる論点を検討し, 2015年7月には「医師の資質・能力としてのプロフェショナリズム」の原案を策定し, 発表した. これを元にプロフェショナリズム教育の啓発活動を行ってきたが, この原案を文書化していなかった. 今回, 原案の字句の軽微な修正および注釈の追加を行い, …

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  • 教師の「実践的知恵」の形成と継承 : 探究型授業に注目して

    羽野 ゆつ子 同志社教師教育研究 (1) 1-10, 2024-02-25

    本研究は,探究型授業を実践する教師に「実践的知恵」が求められることを考察し,その形成と継承の仕組みを解明して教師教育につなぐことを目指す基礎研究である。学習主体の育成を目指す探究型授業が注目される背景には,近代教育の主体に対する批判的超克という教育学の課題が通底しており,その実践化に向けて,職業人として主体化していく教師のあり方と育成を問うことが教師教育の重要な研究課題となることを考察した。我が…

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  • 2 型糖尿病患者・肥満患者における病態と爪郭毛細血管の定量評価の関連について

    三好 建吾, 近森 正智, 青山 倫久, 松永 行子, 山内 敏正 デサントスポーツ科学 45 (0), 169-176, 2024-02-22

    <p>爪郭毛細血管は手指先端の爪郭部に存在するヘアピンループ状の微小な血管群のことで,注射針の穿刺や薬剤の使用などの侵襲性なく,比較的低価格の小型顕微鏡で簡便かつ非侵襲に観察が可能である.爪郭毛細血管の形態は様々な疾患によって変化することが知られ,これまでに2型糖尿病や合併症との関連が指摘されてきたが,爪郭毛細血管形態についての画像の定量的解析を行った報告は少ない.従来の半定量的な画像解析では主…

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  • 発育期の子どもにおける運動制御の正確性と 運動単位活動との関連

    奥平 柾道, 廣野 哲也, 竹田 良祐, 渡邊 航平 デサントスポーツ科学 45 (0), 142-152, 2024-02-22

    <p>子どもは大人と比較して力発揮の正確性が劣ることが知られているが,筋収縮を行うための指令を伝達している運動単位 (Motor unit,以下MU) の活動特性については十分に理解されていない.本研究は,子どもにおける力発揮の正確性とMU活動の特徴について明らかにすることを目的とした.6歳から12歳の子ども18名と健康な大人18名が,等尺性最大膝伸展筋力 (Maximal voluntary …

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  • 異なるハーフタイム戦略がサッカー選手の反復性スプリントパフォーマンスに与える影響

    柳岡 拓磨 デサントスポーツ科学 45 (0), 152-161, 2024-02-22

    <p>本研究では,異なるハーフタイム戦略が反復性スプリントパフォーマンス (RSA) に与える影響を検討した.10名の男子サッカー選手は,4試行の無作為化交差試験を実施した.本試験では, 15分間のハーフタイムを挟む2回 (前・後半) のRSAテスト (6秒スプリント- 24秒レストを6セット) を行った.4条件のハーフタイムの介入は,1) 安静座位 (CON試行),2) ジャケット着用 …

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  • 衣服と皮膚の接触に伴う皮膚振動に関する基礎研究

    佐藤 真理子, 伊豆 南緒美, 松井 有子, 田中 由浩 デサントスポーツ科学 45 (0), 35-47, 2024-02-22

    <p>衣服着用時,ヒトの動作に伴い,衣服と皮膚の受動的な接触が生じる.本研究では先ず,上肢運動時の体幹部における衣服と皮膚の接触について,圧力測定フィルムにより検討し,顕著な接触部位として,頸部,肩先,肩甲骨を明らかにした.次に,肩甲骨突出部近傍で,皮膚振動計測の可能性を探り,皮膚と衣服の接触から生じる皮膚振動の振動強度と周波数中央値の検討により,接触部から2cmほど離れた部位を,適する計測部位…

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  • 骨格筋への電気刺激はどこまで運動の代替となるか? 応用可能性の検証

    安藤 創一, 岡本 孝信, 橋本 佑斗 デサントスポーツ科学 45 (0), 3-11, 2024-02-22

    <p>近年,骨格筋への電気刺激 (EMS) が生体にもたらす効果が注目を集めており,運動の代替となることが期待されている.しかし,EMSが生体にもたらす効果についてはまだ十分に分かっていない.そこで本研究はEMSが骨格筋の肥大と筋機能,血管内皮機能,自律神経活動,認知機能にもたらす効果を検討することを目的とした.30名の実験参加者はEMSトレーニング群,抵抗性運動トレーニング群,コントロール群の…

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  • 膝関節伸展位固定を用いた運動連鎖の遮断による慢性足関節不安定症の新たな評価手法の開発

    菊元 孝則, 高林 知也, 久保 雅義 デサントスポーツ科学 45 (0), 94-102, 2024-02-22

    <p>本研究は,膝関節の伸展位固定における片脚立位の姿勢制御戦略を観察し,股関節からコントロールされる姿勢制御にマスクされている,足関節に特化した慢性足関節不安定症 (CAI) の病態を明らかにすることを目的とした.対象は男性バスケットボール選手で,足関節捻挫の既往歴を有さない健常群15名,CAIを発症した15名とした.対象者は両脚立位姿勢保持を10秒間,その後片脚立位姿勢保持を20秒間行い,健…

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  • 発汗による機能性スポーツ用インナーのパーフォーマンスヘの影響

    水谷 千代美, 倉本 幹也, 奥 貴憲, 海野 稔貴 デサントスポーツ科学 45 (0), 48-56, 2024-02-22

    <p>冬季スポーツ用インナーには,吸湿発熱繊維を用いられている.近年,さまざまな吸湿発熱繊維が市場に現れ,吸湿発熱特性が着目されている.吸湿発熱繊維は,皮膚から出る不感蒸泄と繊維の官能基の反応により湿潤熱が発生する.本研究は,官能基の異なる吸湿発熱繊維の熱特性をJIS法に準じた装置によってΔTmaxや熱保持指数などの熱特性値を測定した.官能基の種類によって,これらの熱特性値が異なり,アクリレート…

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  • 運動イメージが感覚運動統合能力に及ぼす影響の検討 -効果的な運動イメージトレーニングの開発を目指して-

    佐々木 睦, 中小司 健人, 金子 直嗣, ミロシェヴィッチ マティア デサントスポーツ科学 45 (0), 126-133, 2024-02-22

    <p>運動イメージはスポーツパフォーマンスを向上させるためのトレーニングとして広く活用されている.運動イメージトレーニングにより運動パフォーマンスが向上する背景には脳や脊髄を含む運動制御機構の適応があるが,その神経生理学的メカニズムの全容は未解明である.そこで本研究では運動イメージが感覚運動統合機能に及ぼす影響を調べることを目的とした.健常成人男性13名を対象に,手指ピンチ動作のイメージ行う条…

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  • 運動後の筋痛は筋損傷の指標となるか? -非侵襲的な筋損傷の測定手法の開発と応用-

    国正 陽子, マッキ ロビン, ロッシ フランチェスカ, ベンダン デイビット, ニコル キャロリーン デサントスポーツ科学 45 (0), 117-125, 2024-02-22

    <p>筋痛は高強度の運動後に生じる筋の主観的な痛みであり,スポーツ現場では運動再開の指標として筋痛が用いられケースが多い.しかし,方法論上の限界から,筋痛が筋の構造的損傷を反映しているのかは明らかになっていなかった.そこで本研究は,磁気共鳴画像法 (拡散テンソル画像) を用いることで,走運動後の筋損傷と筋痛の変化を明らかにし,筋痛が筋損傷の回復指標となるのかを検討することを目的とした.レクリエー…

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  • トレーニングがもたらす骨格筋の腎保護作用

    西 裕志, 南学 正臣, 東原 崇明, 小田原 幹 デサントスポーツ科学 45 (0), 110-116, 2024-02-22

    <p>慢性腎臓病は深刻な健康課題であり,運動やトレーニングがその予防や治療として有効であるかの検証が十分に進んでいない.そこで今回,高脂肪食によって生じるアルブミン尿がトレッドミル運動によって減少するマウスモデルも用いて,腎組織のRNAシーケンスを行い,高脂肪食によって発現が亢進,運動をすることで逆に減少する遺伝子群として炎症反応やストレス応答に関連する遺伝子群を見出した.これにはケモカインをコ…

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  • 3D 着装シミュレーションにおけるスポーツ衣料の質感の評価基準

    金 炅屋, 石田 英衣, 高寺 政行 デサントスポーツ科学 45 (0), 22-34, 2024-02-22

    <p>スポーツ衣料を対象に,3D着装シミュレーションの衣服表面質感の実物との比較時の評価基準を調べた.シミュレーション衣服画像と実物衣服画像の類似性と相違性,印象の比較実験を行った.また,視線追跡装置を用いて評価者の印象評価時の衣服の注視部位を計測した.スポーツ衣料8着 (上衣下衣各4着) を用意し,ボディに着用させたシミュレーションと実物の画像を作成した.評価者は20代大学生20名である.実験…

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  • MiniDAM: A Dam Cybersecurity Toolkit

    Peng Tzu-En, Chang Meng-Wei, Chang Yun-Hao, Li Jung-Shian, Liu I-Hsien 人工生命とロボットに関する国際会議予稿集 29 26-29, 2024-02-22

    ...The exposition of MiniDAM's features and capabilities serves as a foundation for enhancing resilience and provides valuable support for advancing research within the broader field of dam-related studies...

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  • 膝前十字靭帯再建術後の筋力低下に対する新たな治療方法としてのCryotherapy の効果

    吉井 諒, 竹下 大介, 山縣 然太朗 デサントスポーツ科学 45 (0), 162-168, 2024-02-22

    <p>膝前十字靭帯 (ACL) 再建術後は,大腿四頭筋に関節因性筋抑制 (AMI) と呼ばれる神経生理学的異常により,長期にわたって筋機能低下が生じやすく,安全なスポーツ復帰を妨げている.このAMIは発生早期の段階で軽減できないと上位中枢に作用し慢性化する可能性が指摘されている.大腿四頭筋のAMIの治療法としてCryotherapyが注目されているが,術後早期における一定期間の介入効果はまだわか…

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  • 過去の運動習慣が将来のうつ・不安を予防する メカニズムの解明

    冨賀 裕貴, 檜垣 靖樹, 高橋 宏和 デサントスポーツ科学 45 (0), 134-141, 2024-02-22

    <p>定期的な運動がうつ・不安の改善に効果的であることはよく知られている.しかしながら,その効果の持続期間や,将来のうつ・不安を予防するのかについては不明な点が多い.本研究では,動物を対象に4週間の運動トレーニングを実施させ,運動停止期間後の気分行動を定量した.さらに,その海馬内分子メカニズムとして脳由来神経栄養因子 (Brain-derived neurotrophic factor: …

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  • 6 軸触覚センサ搭載インソールを用いた走行時の足裏反力計測

    髙橋 英俊, 島崎 健一郎 デサントスポーツ科学 45 (0), 12-21, 2024-02-22

    <p>本研究は短距離走の足裏反力測定方法として,靴のインソール内に搭載したMEMS六軸触覚センサによる走行時の足裏反力測定を目的とした.触覚センサはインソールの母指球,小指球,かかとの3か所に配置され,鉛直,前後,左右の3軸方向の力を測定することができる.測定は歩行,ジョギング,快調走,全力疾走の4種目と,クラウチングスタートからの60m走について,陸上競技経験8年の被験者が行った.全力疾走時の…

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  • 全方位二軸変形試験法から導かれたひずみエネルギー密度関数を用いた衣服圧のCAE シミュレーション

    山下 義裕, 石川 覚志 デサントスポーツ科学 45 (0), 73-83, 2024-02-22

    <p>着衣の衣服圧を予測する方法の一つとして,糸の特性から織構造をモデル化することで織物の二軸変形挙動を予測することは重要である.糸の力学特性は非線形である.糸のポアッソン比を0.5と仮定すれば超弾性体モデルを用いて大変形挙動をシミュレーションが可能である.本研究では紡績糸の力学特性を均質なモノフィラメントの等価モデルで置き換えて近似し,平織物の二軸引張挙動を …

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  • 野球投手の血行障害予防に向けた クールダウン手法の開発

    小﨑 恵生, 森 翔也, 吉岡 将輝, 川村 卓, 前田 清司 デサントスポーツ科学 45 (0), 57-65, 2024-02-22

    <p>投球動作に起因するスポーツ障害の中でも,血行障害の予防策は十分に確立されていない.そこで本研究では,野球投手においてピッチング後に行うアイシングが上腕血行動態に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.大学野球投手12名を対象に98球のピッチング課題を実施し,ピッチング後にアイシングを行わない対照条件とアイシングを行う介入条件の2条件を設定した.ピッチングの前後において主観的疲労感,肩関節…

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  • Foot wear 装着下での足部運動解析手法の確立

    工藤 慎太郎, 山口 功, 堤 真大 デサントスポーツ科学 45 (0), 66-72, 2024-02-22

    <p>靴の中での距舟関節の運動はスポーツ障害の発生機序の解明に重要であるが,通常の靴の強度を保った状態での解析手法がない.そこで靴を装着下で計測可能な伸縮性ひずみセンサー (STR) を用いて,距舟関節の運動解析を試みた.健常成人男性14名14足を対象に,X線による距舟関節被覆角 (TNCA) を坐位と立位で計測し,同様の姿勢でSTRを用いてアーチに加わるひずみをアーチストレイン (AS) …

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  • 妊娠中に競技復帰目的のトレーニングを行った選手の 体組成変化の記録

    松田 貴雄, 清永 康平, 宮崎 奈美 デサントスポーツ科学 45 (0), 182-190, 2024-02-22

    <p>目的:日常の体調管理に体重が用いられるが,アスリートの場合,骨格筋量と相関する体水分量が日常的に測定できることが望ましい.今回,産後の競技復帰を目指して妊娠中にトレーニングを継続したパラアスリートの妊娠中の体組成変化を記録した.方法:前腕にて簡便に測定できるように開発した体水分量計を用いて体水分量を日常的に測定して,1か月に1回外来受診時に測定した体組成値と比較を行った.結果:体水分量は妊…

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  • 血流制限を併用したレジスタンス運動の効果:低負荷×長時間と高負荷×短時間の比較

    沖田 孝一 デサントスポーツ科学 45 (0), 103-109, 2024-02-22

    <p>レジスタンス運動に血流制限を併用すると,筋収縮に利用された高エネルギーリン酸が再合成されずに代謝産物が蓄積し,通常では定常状態となるような低強度負荷を用いても,時間経過と共に代謝ストレスが漸増する.ゆえに本研究では,血流制限下の運動では,代謝ストレスは負荷強度に関係なく,総負荷量に依存するという仮説を立てた.本研究では,負荷強度が異なり,総負荷量が同等となる低強度×多い繰り返し回数,高強度…

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  • 運動時の温熱性発汗量から血液の濃縮度を評価し,水分摂取の緊急度をスマホに告知する装置の開発: 熱中症予防システムへの応用

    大橋 俊夫, 百瀬 英哉, 坂口 正雄, 小林 正義, 河合 佳子 デサントスポーツ科学 45 (0), 177-181, 2024-02-22

    <p>我々はこれまでに熱中症の危険を予知するためのウエラブル小型発汗計を開発してきた.今回の研究では,発汗によって生じる血液濃縮度を血液・尿検査と血液バゾプレシン濃度測定を用いて定量的に評価し,熱中症の危険を告知する時点の決定方法を開発し,その時点の正確度合いについて枯渇感を自己申告出来る装置を開発して検証した.その結果,温熱性発汗量,血液濃縮度,枯渇感,血中バゾプレシン濃度の変化から熱中症発症…

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  • スポーツ脳震盪の診断と競技復帰に関わる 唾液中のバイオマーカー探索研究

    中村 洋平, 松本 寿健, 戸上 由貴, 奥崎 大介, 織田 順 デサントスポーツ科学 45 (0), 84-93, 2024-02-22

    <p>スポーツ脳震盪の診断の指標となるバイオマーカーは確立されていない.本研究の目的は,学生アメリカンフットボール部の選手を対象に,侵襲無く採取可能な唾液検体を用いて,脳震盪受傷前後および脳震盪からの回復時のmicroRNAおよび蛋白発現を解析し,脳震盪の診断および回復の指標となる唾液中のバイオマーカーを探索することである.解析対象となったのは,脳震盪受傷前 (Pre) の6検体,脳震盪受傷後 …

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