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検索結果 27,415 件

  • 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術後の神経障害—新しいプロトコールによる発生回避の試み—

    宇藤 純一, 塚本 芳春 静脈学 35 (1), 17-21, 2024-04-27

    <p>下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術後に生じる神経障害を回避する目的で,新しい治療プロトコール(新法)を設定し,大伏在静脈(GSV)弁不全1042症例を治療した.直径1.27 mmの細径ファイバーを波長1470 nmの半導体レーザー装置に接続し,不全GSVを焼灼した.膝上のGSVは出力7 W(LEED 50–70 J/cm)で焼灼し,膝下GSVにも逆流を認める場合は5 W(LEED 20–25 …

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  • 臨床検査検体の溶血率モニタリングの有用性と溶血率減少のための取り組みとその効果

    赤羽 あゆみ, 市村 直也, 東田 修二 医学検査 73 (2), 380-385, 2024-04-25

    <p>採血から検査までの工程を適切に管理し,維持することが臨床検査の品質確保に不可欠である。今回,検査前工程での溶血の発生要因に焦点を当て,具体的な事例を通じて溶血をモニタリングすることの有用性を検証した。溶血は測定した血清情報から溶血指標を0,1+,2+,> 2+に分類しその件数と溶血率を算出した。遠心機の損傷による溶血率の増加事例では,2台の遠心機の溶血率比較と日々のモニタリングで早期に遠心…

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  • Utility of bronchoscopically obtained frozen cytology pellets for next-generation sequencing

    Mimura, Chihiro, 髙宮, 麗, Fujimoto, Shodai, Fukui, Takafumi, Yatani, Atsuhiko, Yamada, Jun, Takayasu, Mizuki, Takata, Naoya, Sato, Hiroki, Fukuda, Kiyoko, 古川, 皓一, 羽間, 大祐, 桂田, 直子, 山本, 正嗣, Matsumoto, Shingo, Goto, Koichi, 立原, 素子 BMC Cancer 24 (1), 489-, 2024-04-17

    ...In particular, the frozen cytology pellets obtained by endobronchial ultrasound-guided transbronchial needle aspiration yielded sufficient amounts of DNA....

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  • EUS-FNAにて術前診断しえた遺残胆囊管癌の1例

    榊原 一郎, 和唐 正樹, 石濱 佐和子, コルビン・ヒュー・ 俊祐, 香川 朋, 泉川 孝一, 髙橋 索真, 田中 盛富, 石川 茂直, 稲葉 知己 日本消化器病学会雑誌 121 (4), 330-337, 2024-04-10

    <p>症例は83歳男性.17年前に胆囊結石症に対して腹腔鏡下胆囊摘出術の既往あり.今回,総胆管結石に対する内視鏡治療の際,胆管内に可動性のない透亮像を認めたため胆汁細胞診を行ったが,診断に有用な病理検体は得られなかった.後日EUSを行ったところ,一部総胆管に突出する胆囊管の腫瘤を認めたため,EUS-FNAを施行し,adenocarcinomaの病理診断を得た.遺残胆囊管癌と診断し,肝外胆管・胆囊…

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  • Geographic distribution of needle litter microfungi in British Columbia

    Matsuoka Shunsuke, Ito Koichi, 大園 享司 同志社大学ハリス理化学研究報告 65 (1), 8-16, 2024-04

    カナダ南西部のブリティッシュコロンビア州において針葉リターに見出される微小菌類の多様性の地理的分布を調べた。気候条件と地理的な位置が異なる針葉樹林25地点において、トガサワラ属、ツガ属、トウヒ属、モミ属の9樹種の針葉リターを採取し、77種の微小菌類を分離した。非計量多次元尺度構成法による座標付けの結果、微小菌類の種組成が地点と針葉の樹種により異なることが示され、緯度、標高、年平均気温、および最寒…

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  • 針筋電図検査の基礎知識

    児玉 三彦 臨床神経生理学 52 (2), 149-157, 2024-04-01

    <p>針筋電図は神経筋診断を行う上で欠かせない重要な臨床検査である。本稿は初学者を対象とした基礎知識についての解説である。まず, 針電極の構造と活動電位記録の原理について述べた。針電極で観察できる範囲は非常に狭く, また, 振幅や持続時間といったパラメータによって異なる。実際の検査にあたっての筋電計の設定, 感度 (ゲイン) や掃引速度について触れた。実際の検査と同様, …

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  • 内視鏡的・経皮経肝的診断・治療:肝門部胆管癌 肝門部領域胆管癌の内視鏡診断

    川嶋 啓揮, 石川 卓哉, 山雄 健太郎, 水谷 泰之, 飯田 忠, 植月 康太 胆道 38 (1), 19-24, 2024-03-31

    <p>胆管狭窄病変の診断には良悪性鑑別診断と手術可能例における進展範囲診断がある.血液所見や腹部超音波検査などで発見された病変に対しダイナミックCTで良性疾患の可能性を確認し,肉眼型・進展範囲・血管などへの浸潤の程度を把握し,癌とした場合の外科手術の可否,予定術式を想定する.次にERCP(+管腔内超音波・胆道鏡and/or胆管生検・胆汁細胞診)で良悪性鑑別診断・胆管長軸方向への進展範囲診断を行う…

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  • 超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)後化膿性リンパ節炎に対してEBUS-TBNAにて排膿し軽快した1例

    阿部 大輔, 佐々木 由美子, 高畑 徳子, 玄 崇永, 八木 光昭, 矢口 大三, 志津 匡人, 市川 元司 気管支学 46 (2), 90-95, 2024-03-25

    <p><b><i>背景.</i></b>超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)は合併症の頻度は低いが,感染性合併症は重症化するリスクがあり注意が必要である.今回我々はEBUS-TBNA後に化膿性リンパ節炎をきたし,EBUS-TBNAにて排膿し軽快した症例を経験したので報告する.<b><i>症例.</i></b>症例は33歳男性.健診にて胸部X線異常を指摘され,当院紹介受診となった.C…

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  • 術前診断において精巣上皮腫様形態を示した胸腺リンパ上皮腫様癌の1切除例

    中村 勝也, 松本 昂, 生田 安司, 岩崎 健, 山元 英祟, 内山 明彦 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (2), 106-113, 2024-03-15

    <p>症例は17歳の男性.気管支炎で胸部レントゲンを撮影された際に右肺門部の縦隔陰影拡大を指摘された.翌年の検診でも同様の指摘をされ,当院へ紹介された.胸部CTでは前縦隔に10 cm大の辺縁不整な腫瘍を認め,両側腕頭静脈,上大静脈,右房を圧排し腫瘍の浸潤が疑われた.組織診断のため,腫瘍針生検を行った.組織は小型成熟リンパ球とやや大型の腫瘍細胞からなりc-kit強陽性,PLAPが弱染色像を示した点…

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 膵体尾部脂肪置換を伴う多発神経内分泌腫瘍に対して残膵非再建の膵頭十二指腸切除を施行した1例

    石原 慶, 吉野 潤, 塚原 啓司, 井垣 尊弘, 小郷 泰一, 加藤 俊介, 長野 裕人, 井ノ口 幹人, 櫻井 うらら, 入江 工 日本消化器外科学会雑誌 57 (3), 143-150, 2024-03-01

    <p>症例は64歳の女性で,耐糖能異常を指摘され,腹部超音波検査を施行し膵頭部腫瘤を認めた.精査で膵神経内分泌腫瘍の診断となり,亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した.術前のCTでは膵体尾部は周囲の脂肪と判別困難であり,術中同様に膵体尾部の膵実質は脂肪と類似しており,膵体尾部の脂肪置換と判断した.膵断端の迅速病理組織診断では外分泌線は消失し主膵管は同定不能であったが,ランゲルハンス島は残存してお…

    DOI Web Site 参考文献21件

  • 2 型糖尿病患者・肥満患者における病態と爪郭毛細血管の定量評価の関連について

    三好 建吾, 近森 正智, 青山 倫久, 松永 行子, 山内 敏正 デサントスポーツ科学 45 (0), 169-176, 2024-02-22

    <p>爪郭毛細血管は手指先端の爪郭部に存在するヘアピンループ状の微小な血管群のことで,注射針の穿刺や薬剤の使用などの侵襲性なく,比較的低価格の小型顕微鏡で簡便かつ非侵襲に観察が可能である.爪郭毛細血管の形態は様々な疾患によって変化することが知られ,これまでに2型糖尿病や合併症との関連が指摘されてきたが,爪郭毛細血管形態についての画像の定量的解析を行った報告は少ない.従来の半定量的な画像解析では主…

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  • 肺血栓塞栓症を契機に診断された<i>ROS1</i>融合遺伝子陽性肺腺癌の1例

    宮平 由佳子, 角 俊行, 鈴木 敬仁, 越野 友太, 池田 拓海, 渡辺 裕樹, 山田 裕一, 千葉 弘文 肺癌 64 (1), 28-33, 2024-02-20

    <p><b>背景.</b><i>ROS1</i>融合遺伝子陽性肺癌(以下,ROS1肺癌)は非小細胞肺癌の1~2%であり,希少な遺伝子変異である.ROS1肺癌は若年者,女性,非喫煙者に多く,病理学的に粘液を有する腺癌が多い.非小細胞肺癌は血栓塞栓症の発生率が増加するが,さらにROS1肺癌は血栓症リスクが上昇する.本症例は肺血栓塞栓症を契機にROS1肺癌と診断された.<b>症例.</b>46歳の男性…

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  • 家系内で遺伝学的情報が共有困難であった多発性内分泌腫瘍症2型の1例

    大崎 綾, 小澤 厚志, 新井 茉莉, 関口 奨, 石田 恵美, 吉野 聡, 松本 俊一, 堀口 和彦, 山田 英二郎 北関東医学 74 (1), 91-95, 2024-02-01

    <p><b>【症 例】 </b>50歳代男性[現病歴]側腹部痛あり近医受診.尿管結石と5 cm大の右副腎腫瘍を認め,精査加療目的に当院初診となった.[既往歴]尿管結石[家族歴]次兄:副腎・甲状腺・副甲状腺手術,弟:副腎摘出術,母:60歳代癌死[生活歴]近年は血縁と没交渉[経過]カテコラミン過剰産生を認め,右副腎褐色細胞腫と診断した.尿管結石の併発と濃厚な家族歴から多発性内分泌腫瘍症2型を疑い,甲…

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  • 右小脳梗塞とアンカリングし,診断遅延をきたした左腸腰筋脱分化型脂肪肉腫の診断に至った 1 例

    宮川 峻, 北川 泉 日本病院総合診療医学会雑誌 20 (1), 28-33, 2024-01-31

    症例は89歳男性。20年来の高血圧症にて外来加療中。2週間程続く歩行時のみのふらつきを主訴に来院した。神経学的異常所見は乏しかったものの, 頭部MRI検査で右小脳梗塞と診断され, 背景疾患の精査およびリハビリテーション目的に同日入院となった。入院5日目に左下肢優位に筋力低下が出現し, 追加精査にて左腸腰筋に腫瘤を指摘された。他院でCTガイド下針生検が施行され, …

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  • 甲状腺転移を認めた両側乳癌の1症例

    森下 真由美, 笹井 有美子, 池田 克実, 林 茉里奈, 亀井 佑梨, 金本 巨哲, 小川 佳成, 井上 健 医学検査 73 (1), 180-187, 2024-01-25

    <p>50代の女性。1年前より右乳腺C区域にひきつれとくぼみ,3ヵ月前より左乳腺AC区域に皮膚発赤と疼痛が出現した。乳腺超音波検査で右C区域に大きさ18 × 15 × 14 mmの低エコー腫瘤を認め,浸潤性乳管癌(invasive ductal carcinoma; IDC)硬性型を疑った。左AC区域には大きさ41 × 39 × 31 …

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  • 中枢気管支狭窄の進行から診断に至ったサルコイドーシスの1例

    貫井 義久, 河原 達雄, 榛沢 理 気管支学 46 (1), 36-42, 2024-01-25

    <p><b>背景.</b>中枢気管支狭窄をともなうサルコイドーシスは比較的稀である.<b>症例.</b>71歳女性.X-4年に縦隔リンパ節腫大を指摘され紹介受診した.縦隔リンパ節に対し超音波気管支鏡下針生検を施行したが確定診断には至らず経過観察を続けた.X-2年より労作時呼吸困難,X-1年より閉塞性換気障害が出現した.気管支喘息として加療し症状および閉塞性換気障害が軽度改善した.X年2月,胸部C…

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  • セフトリアキソン関連結晶による急性腎障害が疑われた成人症例

    新井 未来, 山本 誉, 古谷 善澄, 余根田 直人, 山田 佑真, 畑 久勝 医学検査 73 (1), 154-160, 2024-01-25

    <p>セフトリアキソン関連の尿中結晶または尿路結石症は小児で報告されているが,成人症例の報告は稀である。今回我々は,成人でセフトリアキソン投与中の患者に結晶尿を認めた症例を経験した。症例は90代,女性。左下肢蜂窩織炎に対しセフトリアキソン2 g/日投与中に尿量減少,尿に多量の浮遊物を認めた。尿沈渣検査で多数の黄褐色針状,凝集状,不規則板状の結晶が確認された。患者の臨床経過よりセフトリアキソン関連…

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  • COVID-19罹患後に自己免疫性肝炎を発症した1例

    山村 咲季, 大歳 晃平, 木皿 典宏, 宮崎 豊, 山岸 俊夫 肝臓 65 (2), 58-65, 2024-01-23

    <p>症例は30代,女性.20XX年12月にSARS-CoV-2に感染した.その後,倦怠感が持続していたが,翌年6月の健診にて肝機能異常を指摘され,当科を受診した.20XX年10月までの健診では異常なく,急性肝炎の疑いで入院となった.飲酒歴はなく,腹部超音波,CT検査でも脂肪肝を認めなかった.血清学的検査にて,肝炎ウィルスマーカーは陰性で,サイトメガロウィルスとEpstein-Barrウィルスは…

    DOI Web Site 参考文献48件

  • 術後早期に発生したリンパ節転移を放射線治療で制御し得た胸壁原発血管肉腫の一例

    松岡 永, 溝渕 海, 山田 亮, 吉田 光輝, 谷田 信行 日本呼吸器外科学会雑誌 38 (1), 67-73, 2024-01-15

    <p>75歳,男性.腹部膨満感,食欲不振で来院され,CTで左胸水貯留と第7肋骨浸潤を疑う腫瘤を認めた.胸腔ドレナージにて血性胸水を認め,原発性肺癌疑いで,診断目的に胸腔鏡下左肺部分切除+肋骨針生検を施行した.肺腫瘤は血腫であったが,肋骨病変の針生検から血管肉腫と診断された.PET-CTでは胸壁腫瘍部と左腋窩リンパ節に集積を認めた.根治手術として左胸壁腫瘍切除+腋窩リンパ節郭清術を施行した.組織診…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献28件

  • A thyroid adenoma in a pubertal male with thyroxine-binding globulin deficiency

    Kim Heeyung, Naiki Yasuhiro, Iwahashi-Odano Megumi, Narumi Satoshi, Ito Koichi, Ishiguro Akira Clinical Pediatric Endocrinology 33 (1), 23-26, 2024

    ...The nodule was identified as a follicular adenoma using fine-needle aspiration. Subsequently, the adenoma shrank without treatment....

    DOI Web Site 参考文献12件

  • アミロイドPET薬剤を用いた放射性薬剤自動投与装置の投与精度に関する研究

    前田 幸人, 松本 圭一, 井狩 彌彦, 赤松 剛, 清水 敬二, 津田 啓介 日本放射線技術学会雑誌 80 (2), 155-165, 2024

    <p>【目的】本研究の目的は,自動投与装置を使用したアミロイドpositron emission tomography(PET)薬剤の投与精度担保のため,アミロイド薬剤の放射能吸着が少ない物品(シリンジ,チューブ,三方活栓,翼状針および留置針)を明らかにすることである.【方法】最初に,本邦のアミロイドPET薬剤投与に使用されている物品を調査した.次に,使用頻度が高かった三方活栓,延長チューブ,翼…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • ティシュマシン向けワイヤ及びフェルト洗浄装置

    舟井 一浩 紙パ技協誌 78 (2), 131-136, 2024

    ティシュマシンの要具汚れは製品の生産性や品質,操業コスト,そして安全性に大きく影響を与えるため,常に要具の性能を維持することが不可欠である。お客様によっては一般的な要具洗浄方法として使われる高圧水シャワーに加えて,劇物である化学薬品などを使用しなければならない場合もある。<br>CleanLine …

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  • α-アミラーゼ結晶を認めた耳下腺結節の 1 例

    内田 準, 田中 小夜, 安河内 達郎, 甲斐 桜子, 村田 建一郎, 山田 優衣 日本臨床細胞学会雑誌 63 (1), 25-27, 2024

    <p><b>背景</b>:唾液腺領域でアミラーゼ結晶を伴う唾液腺結節はまれであり,その細胞学的所見を報告する.</p><p><b>症例</b>:70 歳代,女性.左耳下部の結節を指摘され,当院耳鼻科へ紹介受診となった.超音波検査および MRI では約 20 mm 大の境界明瞭な結節を認めた.穿刺吸引細胞診では,炎症細胞や組織球とともに多数の結晶成分が散見された.多彩な形状を示す結晶成分は免疫細胞…

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 内視鏡用軟性持針器を用いた内視鏡的手縫い縫合の導入経験

    山川 司, 吉井 新二, 三宅 高和, 山野 泰穂, 仲瀬 裕志 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (3), 286-292, 2024

    <p>早期消化管癌に対する内視鏡治療後の粘膜欠損部に対して,後藤らにより内視鏡用軟性持針器と逆戻り防止弁付き縫合糸を用いた内視鏡的手縫い縫合法(endoscopic hand-suturing;EHS)が開発された.当科にて内視鏡用軟性持針器を用いてEHSを施行した5症例(胃3症例,大腸2症例)を検証した.EHSは全例で完遂でき縫合時間も既報と遜色ない結果であった.導入初期には胃症例で創部離開を…

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  • 粘液線維肉腫から生じた脳転移の1例

    金森 昌彦, 安田 剛敏, 鈴木 賀代 Toyama Medical Journal 34 (1), 37-40, 2024

    本68歳男性,左下腿後面近位外側に生じた皮膚に浸潤した腫瘍であり,5年間の経過にて進行性に増大した。特に外傷歴は認めない。MRIでは皮下に弾性硬の腫瘍を認めた。針生検では良性腫瘍が示唆されたため,辺縁切除を行ったが,悪性病変と考えられた。そのため術後放射線療法(25×2.0 Gy,週5回)が施行された。しかし術後11年間の間に繰り返し再発し,最終診断は粘液線維肉腫となった。その後に肺転移は明らか…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 肝癌アブレーションマニュアル

    丸山 紀史, 南 康範, 杉本 勝俊, 舩岡 昭宏, 沼田 和司 超音波医学 51 (1), 3-27, 2024

    <p>近年のエネルギーデバイス技術の進歩により,アブレーションは飛躍的に普及した.本治療は外科手術に比べて侵襲性が抑えられ術後回復が早いことから,肝,肺,腎,甲状腺,骨軟部腫瘍など幅広い臓器に対して適応されるようになった.病変部に対して治療針を適切に誘導するためには画像による支援が必要であり,高分解能かつリアルタイム性を利点とする超音波は最も頻用されている映像技術である.すなわちアブレーションは…

    DOI Web Site 参考文献40件

  • 下位運動ニューロン障害を初発症状とする脊髄小脳失調症2型の1例

    松下 愛実, 中村 善胤, 細川 隆史, 髙橋 祐二, 水澤 英洋, 荒若 繁樹 臨床神経学 64 (1), 28-32, 2024

    <p>症例は36歳男性.35歳時より感覚障害を伴わない左母指筋力低下,左母指球筋と左第一背側骨間筋の萎縮が出現した.神経伝導検査で左正中神経に複合筋活動電位振幅低下とF波出現率低下,針筋電図検査で左短母指外転筋に陽性鋭波を認めた.頭部MRIで両側小脳半球は萎縮し,母方祖母と母の兄弟が脊髄小脳変性症と判明した.その後,両下肢失調が現れ遺伝子検査で<i>ATXN2</i>遺伝子CAGリピート数の伸長…

    DOI Web Site PubMed 参考文献17件

  • クリップと特殊なデバイスを用いた内視鏡的切除後の欠損閉鎖法

    野村 達磨, 杉本 真也, 天満 大志, 大山田 純, 伊藤 圭一, 亀井 昭 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (2), 191-206, 2024

    <p>ESDは早期の消化管腫瘍に対する一括切除術として確立されている.一方でESDを含む内視鏡的切除術(Endoscopic resection:ER)後の出血,穿孔,その他の有害事象の予防法は未だ確立されていない.ER後粘膜欠損部の閉鎖には汎用クリップを用いることが多い.近年では開閉可能なクリップや,よりサイズの大きいクリップも開発されている.またOver-The-Scope …

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  • 異染性粘液様物質を認めた類上皮血管内皮腫の 1 例

    野口 裕史, 徳満 貴子, 森田 勝代, 峰松 映子, 白濱 幸生, 黒木 栄輝, 前川 和也, 佐藤 勇一郎 日本臨床細胞学会雑誌 63 (1), 19-24, 2024

    <p><b>背景</b>:肺の類上皮血管内皮腫(EHE)は細胞診において,腺癌に非常に類似する細胞像を示すが,特徴的な異染性を示す間質性粘液が認められた 1 例を経験したので報告する.</p><p><b>症例</b>:50 歳代,女性.以前より多発肺結節と肝腫瘤が指摘されていたが,左肺門部腫瘤が増大したため,EBUS-TBNA による細胞診と生検が施行された.細胞診で肺腺癌を疑ったが,生検では …

    DOI Web Site 参考文献8件

  • Clinical Analysis of Ten Cases of Neuralgic Amyotrophy

    Morimoto Remi, Iijima Mutsumi, Toda Kunio, Kitagawa Kazuo Tokyo Women's Medical University Journal advpub (0), 2024

    ...Needle electromyography revealed abnormal findings in all patients, and fibrillations/positive sharp waves at rest were observed in seven patients....

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  • 超音波内視鏡下組織採取後の穿刺経路腫瘍細胞播種に関する全国調査

    北野 雅之, 吉田 真誠, 蘆田 玲子, 喜多 絵美里, 潟沼 朗生, 糸井 隆夫, 三方 林太郎, 西川 健一郎, 松林 宏行, 高山 敬子, 加藤 博也, 竹中 完, 植木 亨, 川嶌 洋平, 中井 陽介, 橋元 慎一, 重川 稔, 根引 浩子, 津村 英隆, 岡部 義信, 良沢 昭銘, 原田 宜幸, 美登路 昭, 佐々木 民人, 保田 宏明, 三浦 夏希, 池本 哲也, 小澤 栄介, 塩路 和彦, 山口 厚, 奥薗 徹, 森山 一郎, 久居 弘幸, 藤田 光一, 後藤 拓磨, 白幡 名香雄, 岩田 恵典, 岡部 純弘, 原 和生, 橋本 裕輔, 桒谷 将城, 伊佐山 浩通, 藤森 尚, 正宗 淳, 幡丸 景一, 下川 敏雄, 岡崎 和一, 竹山 宜典, 山上 裕機, 日本膵臓学会臨床研究推進委員会 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (3), 312-326, 2024

    <p>【背景・目的】超音波内視鏡下組織採取法(EUS-guided tissue acquisition:EUS-TA)は,膵腫瘍の診断において重要な役割を担っている.本研究では,膵腫瘍のEUS-TA後の穿刺経路腫瘍細胞播種(Needle tract seeding:NTS)の現状を本邦の全国調査から明らかにすることを目的とした.</p><p>【方法】2010年4月から2018年3月までに実施し…

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  • <i>CLCN1</i>遺伝子に新規変異p.F343Cを同定した先天性ミオトニアの1家系

    中村 善胤, 佐藤 秀則, 垣内 謙祐, 宮野 佑樹, 細川 隆史, 荒若 繁樹 臨床神経学 advpub (0), 2024

    <p>症例は42歳女性.10歳代より動き出しが悪く妊娠中に手の開きにくさが出現した.筋力低下や筋萎縮や寒冷時症状悪化や一過性四肢脱力はないがウォームアップ現象を伴う把握ミオトニアを認めた.針筋電図検査で第一背側骨間筋と前脛骨筋にミオトニー放電を認め全エクソーム解析で<i>CLCN1</i>遺伝子にヘテロ接合性一塩基置換(c.1028T>G, …

    DOI PubMed

  • 胃粘膜下病変に対する超音波内視鏡下穿刺吸引生検の基本とコツ

    橋本 陽, 引地 拓人, 中村 純 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (2), 181-190, 2024

    <p>胃粘膜下病変(subepithelial lesion:SEL)から病理検体を得る手段としてEUS-FNAが普及している.胃SELのEUS-FNAは,gastrointestinal stromal tumor(GIST)などの間葉系腫瘍が主たる穿刺対象であるため,免疫染色を行うための充分量の検体が必要である.しかし,胃SELのEUS-FNAは,穿刺時に胃壁と共に病変が逃げてしまうことや病…

    DOI

  • 診断に苦慮した口腔底腺様囊胞癌例

    𠮷田 富久美, 若杉 哲郎, 大久保 淳一, 竹内 頌子, 鈴木 秀明 耳鼻咽喉科臨床 117 (5), 417-423, 2024

    ...Fine-needle aspiration cytology (FNAC) did not reveal any atypical cells. Ultrasonography performed after 6 months showed no changes, and the patient was discharged from the clinic....

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  • 特徴的なhyper vascular echo像を呈したnipple adenomaの1例

    米沢 圭 日本乳癌検診学会誌 33 (1), 91-94, 2024

    症例は51 歳女性。右乳頭からの出血に気づき当科受診。右乳頭に約1cm 大の赤色・ 乳頭状で易出血性の腫瘤を認めた。もともと両側陥没乳頭で腫瘤は陥没部から隆起していた。乳房超音波検査(US)では右乳頭陥没部内に12.7mm の境界明瞭な乳頭状の低エコー腫瘤を認めた。ドップラーエコー(CDI)では血流は極めて豊富で,深部から浅部に向かい直線状にほぼ平行に走る10 …

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  • 頸部神経鞘腫の長期経過観察中に血管肉腫に悪性転化した一例

    竹内 拓馬, 中村 宏舞, 山中 俊平, 犬飼 大輔, 丸尾 貴志, 小川 徹也, 藤本 保志 頭頸部癌 50 (1), 27-32, 2024

    神経鞘腫が血管肉腫に悪性転化した1例を報告する。症例は46歳の男性,左頸部腫瘍の増大と頭痛のため当院を受診した。CT画像では,左胸鎖乳突筋の深部に長径約80mmの腫瘤性病変を認め,境界は明瞭で辺縁の造影効果が強いが,内部は出血や壊死の可能性を示す広範な低吸収領域を認めた。細胞診では悪性細胞が検出されたが,病理確定診断には至らなかった。診断と治療の目的で腫瘍切除を施行したところ,神経鞘腫と血管肉腫…

    DOI

  • EUS下穿刺吸引法で診断し有効な化学療法を導入しえた胆嚢神経内分泌癌の1例

    小中 義禎, 古志谷 達也, 三田 正樹, 三宅 敏彦 胆道 37 (5), 880-886, 2023-12-31

    <p>症例は65歳,女性.前医にて胆嚢癌,多発リンパ節転移の診断で化学療法中であった.閉塞性黄疸にて当科に紹介された.造影CTにて胆嚢体部に造影効果のある類円形の腫瘤を認め,肝門部から大動脈周囲に連続する著明なリンパ節腫大を認めた.MRIの拡散強調画像では病変部の拡散能の著明な低下を認めた.EUS下胆道ドレナージ後,リンパ節に対するEUS下穿刺吸引法にてneuroendocrine …

    DOI 医中誌

  • EUS-FNAが診断に有用であった粘膜下腫瘍様早期胃粘液癌の一例

    藤政 瑠美子, 眞部 優作, 中畑 万里子, 小野寺 立, 井廻 佳菜, 川野 壽宙, 宮田 英治, 吉澤 奈津子, 村田 東, 荒木 正雄 Progress of Digestive Endoscopy 103 (1), 66-68, 2023-12-22

    <p>A 79-year-old female was referred to our hospital with a submucosal tumor (SMT) in the gastric angle found on plain computed tomography (CT) at another hospital. Esophagogastroduodenoscopy (EGD) …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献4件

  • 胃癌ESD後の局所再発の診断にEUS-FNAが有用であった一例

    笠原 美沙, 吉田 康祐, 山本 晴二郎, 鈴木 麻耶, 関 彩千子, 荒金 直美, 石田 慎, 東條 誠也, 松永 崇宏, 玉川 空樹, 宮永 亮一, 渡邉 多代, 福原 誠一郎 Progress of Digestive Endoscopy 103 (1), 81-82, 2023-12-22

    ...Since the surface was smooth, EUS-guided fine needle aspiration (EUS-FNA) was performed for the diagnosis. The pathological finding was adenocarcinoma....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 糖尿病自己注射専用34ゲージ針の各種基礎性能試験等による特徴

    朝倉 俊成 くすりと糖尿病 12 (2), 49-60, 2023-12-20

    <p>糖尿病治療用注射製剤に用いる注射針は,患者へのQOL(quality of life)等に配慮し,細く短いものへと開発が進んできた.現在,最も細い糖尿病自己注射専用針は34ゲージ(G)針(以下,34G針)で3製品が発売されている.そこで,本研究の目的は,34G針の基礎性能試験を実施し,構造上からの特徴および考えられる臨床使用におけるポイントについて考察することである.対象は,ナノパス<su…

    DOI Web Site 医中誌

  • Primary Gastric Rhabdomyosarcoma

    Nakamura Naohiro, Suzuki Ryo, Takahashi Yu, Uwamori Atsushi, Masuda Masataka, Fukui Toshiro, Noda Yuri, Tsuta Koji, Naganuma Makoto Internal Medicine 62 (23), 3483-3488, 2023-12-01

    ...We diagnosed the patient with primary gastric rhabdomyosarcoma by an endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration/biopsy. </p>...

    DOI Web Site PubMed 参考文献21件

  • ベンチプレス後に右長胸神経麻痺を呈した神経痛性筋萎縮症の1例

    中屋 亮彦, 松本 有史, 金子 仁彦, 宮澤 康一, 永野 功 臨床神経生理学 51 (6), 645-650, 2023-12-01

    <p>症例は養鶏業に従事していた右利きの26歳女性。運動不足を気にしてX-4月からトレーナー付きのスポーツジムへ通い始めた。20回のベンチプレス(10 kg)を行った翌日のX月某日起床時,右後頚部から右肩部および右側胸部に強い疼痛を自覚した。疼痛は緩徐に消失したが,右上肢挙上時の右肩部から右側胸部の重苦しさが持続したためX+7月に当科を受診した。神経診察上,右翼状肩甲を認め,MRIで右前鋸筋は萎…

    DOI

  • 磁場測定による運動単位の電気活動評価

    赤座 実穂, 大谷 泰, 夏井 洋和, 叶内 匡, 橫田 隆徳 臨床神経生理学 51 (6), 674-681, 2023-12-01

    <p>磁場測定は高い空間分解能で生体活動による電流情報を得られると注目されている。磁場の直交する3方向成分を検出するように設計され平面状に配置されたSQUID磁束計と空間フィルター法を用いて周囲の伝導率が一様でない手の筋における運動単位の電気活動評価を試みた。運動単位数推定の刺激漸増法に準じて正中神経肘部を微弱電気刺激し,短母指外転筋に全か無かの法則に従って誘発される筋活動を1つの運動単位の活動…

    DOI

  • 医師・看護師・心理職が連携して表面麻酔シールを使用し採血まで至った限局性恐怖症(注射)の症例報告

    本田 由美, 南 房香, 吉田 みどり, 貝谷 久宣 不安症研究 15 (1), 67-71, 2023-11-30

    <p>血液・注射・外傷型の限局性恐怖症には,エクスポージャーが有効である。しかしながら,エクスポージャーと実際の注射実施までには不安度の顕著な落差があり,効果的な段階的エクスポージャーが困難である。本症例では,採血時の不安度を下げるために表面麻酔シールを用いたこと,および医師,看護師,心理職が連携して介入に当たったことにより採血に至った高校生男子の経過を報告する。</p>

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 多形腺腫摘出10年後に認められた肺転移に対してEUS-B-FNAで診断した1例

    白羽 慶祐, 瀧川 雄貴, 佐藤 賢, 山下 真弘, 井上 智敬, 中村 愛理, 藤原 美穂, 藤原 慶一, 神農 陽子, 柴山 卓夫 気管支学 45 (6), 425-430, 2023-11-25

    <p><b>背景.</b>経食道的気管支鏡下穿刺吸引生検法(endoscopic ultrasound with bronchoscope-guided fine-needle aspiration:EUS-B-FNA)は超音波気管支鏡を用いて経食道的に縦隔病変を生検する手法である.<b>症例.</b>84歳女性.70歳時の2009年10月に顎下腺腫瘍に対して当院耳鼻咽喉科で右顎下腺摘出術を施行…

    DOI 医中誌

  • IgG4関連リンパ節症の合併が疑われた好酸球性胆管炎の1例

    加納 佑一, 松原 浩, 鈴木 博貴 胆道 37 (4), 796-802, 2023-10-31

    <p>症例は70歳代女性.食思不振,右季肋部痛を主訴に当院を受診した.血液検査にて好酸球分画高値,血清IgG4高値,肝胆道系酵素上昇を認めた.経腹壁超音波検査,超音波内視鏡検査,管腔内超音波検査では総胆管のびまん性で均一な壁肥厚を認め,造影CT検査では肝門部領域の胆管狭窄に加え,両側鎖骨上,縦隔,両側肺門部,肝十二指腸間膜,腹部大動脈周囲のリンパ節腫大を認めた.経乳頭的胆管生検と縦隔リンパ節に対…

    DOI 医中誌

  • Invasive Malassezia Infections

    Tashiro Masato, Takazono Takahiro, Izumikawa Koichi Medical Mycology Journal 64 (4), 79-83, 2023-10-31

    ...The diagnosis can be confirmed by the visualization of characteristic yeasts through histologic or cytologic examination of a biopsy or needle aspiration specimen, or via positive culture results from...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献46件

  • 輸液ボトルへのびん針の穿刺時に生じる薬液漏出の検証

    西村 美帆, 白鳥 さつき, 谷口 純平, 山幡 朗子, 伊藤 眞由美 日本健康医学会雑誌 32 (3), 378-384, 2023-10-01

    <p>危険薬曝露予防の一環として,輸液ボトルへびん針を穿刺する際のびん針穿刺部からの薬液漏出の有無と程度を明らかにするための実験を行った。対象者は全員が4年制看護大学に在籍し,基礎看護技術の点滴静脈内注射の演習で輸液ボトルへの薬液の注入,びん針の穿刺を経験していた4年生18名である。このうち,危険薬曝露予防に関する講義を受講した者は4名(22.2%)であった。実験では,模擬危険薬(ニコチン酸70…

    DOI Web Site

  • A Rare Pancreatic Tumor with Adenomatoid Tumor-like Findings

    Seki Takaomi, Suzuki Hideki, Yasukawa Satoru, Takase Aya, Takayama Yoshiyasu, Yoshinari Fukiko, Matsui Ayako, Shirabe Ken Internal Medicine 62 (19), 2847-2853, 2023-10-01

    ...Endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration findings suggested poorly differentiated cancer. The tumor was surgically resected, but postoperative pathologic confirmation was not possible....

    DOI Web Site PubMed 参考文献14件

  • COVID-19 Analysis in Tissue Samples Acquired by Minimally Invasive Autopsy in Out-of-Hospital Deaths with Postmortem Degeneration

    Hirata Yuichiro, Makino Yohsuke, Iida Shun, Katano Harutaka, Nagasawa Sayaka, Rokutan Hirofumi, Hinata Munetoshi, Iwasaki Akiko, Yasunaga Yoichi, Abe Hiroyuki, Ikemura Masako, Motomura Ayumi, Kira Kei, Kobayashi Susumu, Tsuneya Shigeki, Torimitsu Suguru, Yamamoto Isao, Nakagawa Kimiko, Hasegawa Iwao, Akitomi Shinji, Yajima Daisuke, Ushiku Tetsuo, Saitoh Hisako, Suzuki Tadaki, Iwase Hirotaro Japanese Journal of Infectious Diseases 76 (5), 302-309, 2023-09-30

    ...<p>Minimally invasive autopsy (MIA) is an alternative to a full autopsy for the collection of tissue samples from patients’ bodies using instruments such as a biopsy needle....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献23件

  • 縦隔・傍食道病変に対するEUS-B-FNAの後方視的検討

    松尾 康博, 安藤 英治, 坂 英雄 気管支学 45 (5), 307-312, 2023-09-25

    <p><b>背景.</b>超音波気管支鏡下経食道的針生検法(Endoscopic UltraSound with Bronchoscope-guided Fine Needle Aspiration:EUS-B-FNA)は経食道的生検が可能な病変に広く適応可能な有用な生検手技であるが,実臨床では広く普及しているとはいいがたい.本研究では第一選択としてEUS-B-FNAを行った症例の検査成績をもと…

    DOI 医中誌

  • 感染性脊椎炎における針生検術の診断能についての検討―病理組織検査の重要性―

    岩田 栄一朗, 山本 雄介, 定 拓矢, 川崎 佐智子, 奥田 哲教, 重松 英樹, 田中 康仁 Journal of Spine Research 14 (9), 1213-1218, 2023-09-20

    <p><b>はじめに:</b>感染性脊椎炎の診断における針生検術は,原因菌の同定のために細菌培養検査に提出する.ただし,培養できないことも多く,病理組織検査にも提出することにより診断能が向上する可能性がある.本研究の目的は,感染性脊椎炎における針生検術の細菌培養検査,病理組織検査,また両検査を組み合わせた場合の診断能について比較検討することである.</p><p><b>対象と方法:</b>感染性脊…

    DOI

  • 化学放射線治療後に切除した肺原発転移性膵腫瘍の1例

    坂上谷 侑, 多賀谷 信美, 尾花 優一, 鈴木 淳平, 鈴木 淳一, 黒崎 哲也, 山田 夏美, 金子 浩明, 今西 真実子, 青木 いづみ 日本消化器病学会雑誌 120 (9), 773-780, 2023-09-10

    <p>化学放射線治療後に切除した肺原発転移性膵腫瘍の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.症例は60歳の男性.肺癌治療後の経過観察中にPET-CTで膵体部腫瘍を認めた.EUS-FNAでは,腫瘍細胞の増殖を認め,免疫染色で肺癌膵転移と診断した.化学放射線療法を施行した後,膵体尾部および脾合併切除術を施行した.原疾患に関しては再発なく,良好にコントロールされていたが,術後42カ月で他病死さ…

    DOI PubMed 医中誌

  • 胆囊癌孤立性膵転移の1例

    小菅 信哉, 野路 武寛, 郷 雅, 田中 公貴, 松井 あや, 中西 喜嗣, 浅野 賢道, 中村 透, 土川 貴裕, 三橋 智子, 平野 聡 日本消化器外科学会雑誌 56 (9), 487-495, 2023-09-01

    <p>症例は54歳の男性で,膵・胆管合流異常症に合併する胆囊癌に対して胆囊全層切除,肝外胆管切除,リンパ節郭清,胆管空腸吻合術を施行された.病理組織学的診断は中分化型腺癌,pT2,ly0,v1,pN0,pStage IIであった.術後2年10か月,腹部超音波検査にて膵体部に不整形で遷延性の造影効果を伴う11 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 膵癌に対するEUS下抗腫瘍治療

    良沢 昭銘, 水出 雅文, 谷坂 優樹, 藤田 曜 膵臓 38 (4), 247-252, 2023-08-31

    <p>EUS下抗腫瘍治療は,①腫瘍焼灼治療と,②腫瘍内局注治療の2つに大別される.このうち腫瘍焼灼治療は,エタノール焼灼,局所焼灼(RFA,PDT,冷凍凝固焼灼など),小線源埋め込みなどの物理化学的方法により腫瘍を破壊する方法である.一方,腫瘍内局注治療は,分子生物学的製剤を腫瘍に注入することで抗腫瘍効果をもたらすものである.これまでに抗癌剤,アデノウイルスベクター,DNAプラスミド,同種混合活…

    DOI Web Site 参考文献26件

  • 溶解型マイクロニードルアレイの成形

    髙木 悠成, 武井 栄憲, 天野 菜摘, 引間 知広, 伊藤 高廣, 村上 直, 椿 浩忠, 松尾 正昭, 原 正哉, 田代 康典, 鬼木 喬玄 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 128-129, 2023-08-31

    <p>本研究では溶解型マイクロニードルアレイ(医療用、美容用)の成形方法を検討し、評価した。実験では生体適合性および生分解性高分子材料を用い、遠心分離と陰圧の2種類の方法で成形した針を試作した。上記条件において成形後の針の高さ、形状を比較することで最も成形精度の良い条件を求めた。実験をした結果、良好な形状を成形でき、実用化への可能性を確認できた。</p>

    DOI

  • 超高精度3Dプリンティングによる医学・生物学への応用

    田村 明男, 葉 以正, 陸 俊輝, 池 文菊, 龍 夢霞 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 765-765, 2023-08-31

    <p>PµSL技術は、2µm/10µmの画期的な解像度と±25μm/±10μmの公差で、医学・生物学の分野で広く利用されてきている。精密かつ迅速、金型不要の微細加工を実現したPµSLは格子構造や微細針、マイクロ流体、公差が厳しい部品、従来の方法では製造が困難な部品の製造で、その優位性を実証していた。本報告書では、医学・生物学分野におけるPµSLの代表的な応用事例、特に細胞培養、投薬用マイクロニー…

    DOI

  • 超高精度3Dプリンティングによるプロトタイピング・最終製品への応用

    田村 明男, 葉 以正, 陸 俊輝, 池 文菊, 龍 夢霞 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 477-477, 2023-08-31

    <p>PµSL技術は、2µm/10µmの画期的な解像度と±25μm/±10μmの公差で、科学研究と新製品開発プロセスで広く利用されてきている。精密かつ迅速、金型不要、プログラム不要の加工を実現したPµSLは格子構造やマイクロニードル、マイクロ流体、公差が厳しい部品、従来の方法では製造が困難な部品の製造で、その優位性を実証してきた。本報告書では、科学研究及び工業におけるPµSLによるプロトタイピン…

    DOI

  • 膵腫瘍性嚢胞に対するEUS下腫瘍焼灼療法

    丸尾 達, 植木 敏晴, 伊原 諒, 後野 徹宏, 田中 利幸, 平塚 裕晃, 永山 林太郎, 立川 勝子 膵臓 38 (4), 238-246, 2023-08-31

    <p>膵腫瘍性嚢胞に対するEUSガイド下焼灼療法(EUS-guided ablation:EUS-Ab)は,手術ができない,または手術を拒否した患者で,相応の余命が期待でき,径2cm以上かつ増大傾向,もしくは,径3~6cm程度までの腫瘍性嚢胞がよい適応である.EUS-Abは,EUS-FNA(endoscopic ultrasound-guided fine needle …

    DOI Web Site 参考文献27件

  • ぜんまいばねを利用した微細針回転機構の開発とその性能評価

    稲葉 光紀, 鈴木 昌人, 高橋 智一, 青柳 誠司, 松本 一 精密工学会学術講演会講演論文集 2023A (0), 719-720, 2023-08-31

    <p>我々は従来研究において,針に回転を付与することで穿刺抵抗を低減させる穿刺デバイスを開発した.ただし,このデバイスは針の回転にモーターを使用しているため,携帯性とコストの点から改善が必要であった.そこで,本研究では樹脂製のぜんまいばねにより針を回転させる機構を考案した.本機構は樹脂製の部品のみで構成されており,低コストかつ軽量である.作製した回転機構を用いて針を穿刺し,その抵抗力低減効果を検…

    DOI

  • ナノ内視鏡AFMによる生きた細胞の内部観察

    福間 剛士 顕微鏡 58 (2), 55-59, 2023-08-30

    <p>原子間力顕微鏡(AFM)は,液中で生体分子の動きを直接観察できることから,生物学分野でも重要な分析ツールとして活用されている.しかし,従来のAFMによる分子スケール観察技術の多くは,細胞外で基板上に構築したモデル系に対してのみ有効であり,生細胞内の現象を直接観察することはできなかった.我々は,この問題を解決するためにナノ内視鏡AFMを開発した.この技術では,細長いニードル状探針を生きた細胞…

    DOI

  • 実臨床における細胞診検体を用いた肺がんコンパクトパネル™の有用性について

    東山 聖彦, 小林 周平, 野尻 崇, 宇田 裕史, 井上 正義, 山内 周, 佐藤 慶治 肺癌 63 (4), 285-291, 2023-08-20

    <p><b>目的.</b>細胞診検体を用いた肺がんコンパクトパネル™検査(CP検査)を実臨床に導入し,同時にホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体を用いた従来の肺がんマルチプレックス遺伝子検査(従来検査)と比較した.<b>研究方法.</b>2021年6月から2022年12月までの肺がん疑い症例(検体58件,症例57例)の気管支鏡やCTガイド下針生検および胸水などの細胞診検体をCP検査に提出…

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 1分子を用いた電子放出位置の光制御

    柳澤 啓史 表面と真空 66 (8), 478-483, 2023-08-10

    ...After depositing molecules on a sharp metallic needle and applying strong electric fields at the apex of the needle, single-molecule protrusions appear on the apex....

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 頸部外切開にて切除した極めてまれな胸椎原発脊索腫の1例

    蔦 健吾, 鈴木 健介, 阪上 智史, 八木 正夫, 野田 百合, 岩井 大 日本気管食道科学会会報 74 (4), 313-318, 2023-08-10

    <p>脊索腫は胎生期における脊索の遺残組織に由来するまれな悪性腫瘍であり,頭蓋・脊椎に沿ってあらゆる部位に発生する。頭蓋底と仙骨部に多く,胸椎原発の報告例は非常に少ない。今回,われわれは頸部外切開にて切除した極めてまれな胸椎原発脊索腫の1例を経験したので,術中所見,術後治療や合併症などについて文献的考察を加えて報告する。症例は50歳代女性,1カ月前から右頸部腫瘤を自覚し,当科を紹介され受診した。…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 腹腔鏡下手術を施行した胃壁原発石灰化線維性腫瘍の1例

    宮川 公治, 池下 千彬, 山条 純基, 望月 聡, 藤 信明, 高松 哲郎 日本消化器外科学会雑誌 56 (8), 427-435, 2023-08-01

    <p>症例は64歳の男性で,人間ドッグの上部内視鏡検査で2 cm大の胃粘膜下腫瘍を指摘された.Endo-scopic ultrasonographyでは第4層由来の腫瘍でgastrointestinal stromal tumorが疑われたがfine-needle aspirationでは診断がつかず,診断的治療目的で腹腔鏡下に切除を行った.腫瘍は亜有茎性の胃壁外性であり,自動縫合器を用いて切離…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献27件

  • 鍼刺激感覚が片脚立位時の重心動揺に及ぼす影響

    村越 祐介, 藤本 英樹, 松浦 悠人, Chuluunbat Oyunchimeg, 谷口 博志, 安野 富美子, 古賀 義久, 坂井 友実 全日本鍼灸学会雑誌 73 (3), 176-185, 2023-08-01

    <p>【目的】本研究の目的は鍼刺激感覚が片脚立位時の重心動揺に及ぼす影響を明らかにすることである。 【方法】対象は健常成人16名 (平均21.8±1.6歳) とした。 研究デザインはランダム化クロスオーバー試験を用いた。 バランス能力の評価として、 片脚立位の保持をフォースプレート上で40秒間、 各介入前後に行った。 重心動揺の項目は外周面積、 矩形面積、 実効値面積、 総軌跡長、 …

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 陰茎癌リンパ節転移が疑われた第2期梅毒の1例

    下田 海生, 鈴木 一生, 木島 敏樹, 今里 直樹, 国分 英利, 中村 岳, 武井 航平, 西原 大策, 別納 弘法, 安士 正裕, 釜井 隆男 泌尿器科紀要 69 (7), 199-202, 2023-07-31

    ...We planned a penile needle biopsy; however, the rapid plasma reagin test and treponema pallidum hemagglutination test, which were performed during the preoperative examination, were positive and led to...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 光線力学療法後のピンホール状食道狭窄に対する集学的内視鏡手技による治療

    池田 貴文, 松井 裕史 日本レーザー医学会誌 44 (2), 136-142, 2023-07-15

    <p>光線力学療法(photodynamic therapy: PDT)は食道癌化学放射線療法(chemoradiotherapy: CRT)後再発に対するサルベージ療法として注目されている.有害事象の一つであるPDT後瘢痕狭窄の発生頻度は比較的高く,当院でも約30%に発生しており注意が必要な合併症の一つである.この発症はQOLを著しく低下させるためその解決は重要である.ほとんどの症例では内視鏡…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 5-ALA PDDは悪性神経膠腫以外の脳腫瘍においても有効か!?~転移性脳腫瘍における有用性と術前画像解析~

    矢木 亮吉, 川端 信司, 福村 匡央, 大村 直已, 平松 亮, 亀田 雅博, 池田 直廉, 野々口 直助, 古瀬 元雅, 梶本 宜永, 高見 俊宏, 鰐渕 昌彦 日本レーザー医学会誌 44 (2), 178-185, 2023-07-15

    <p>脳腫瘍において,5-アミノレブリン酸(ALA)を用いた光線力学的診断(photodynamic diagnosis: PDD)の有用性はすでに周知されており,2013年には摘出率向上を目的して悪性神経膠腫に対する5-ALA製剤の術前投与が保険承認された.当教室では以前より様々な脳腫瘍に対する5-ALA-PDDを施行しており,蛍光強度の評価は従来行われている術者による主観的評価(肉眼的な3段…

    DOI Web Site 参考文献21件

  • <i>BRCA2</i>病的バリアントを有する男性乳癌の家系員に遺伝カウンセリングの機会がなかったため診断が遅れた男性乳癌の1例

    服部 正見, 森 瞳美, 鬼塚 哲, 畑井 三四郎, 遠藤 翔, 森松 克哉, 安井 隆晴, 山中 直樹, 黒木 英男, 佐々木 暢彦, 横畑 和紀, 亀岡 宣久, 河野 裕夫, 中房 祐司 遺伝性腫瘍 23 (1), 33-37, 2023-06-30

    <p> 症例は70才,男性.弟がStageⅣ乳癌で,PARP阻害薬のコンパニオン診断を他院で施行され,<i>BRCA2</i>の病的バリアントを認めていた.患者は弟より自身が<i>BRCA2</i>病的バリアント保持者である告知を受けたが,遠方に在住のため遺伝カウンセリングを受けていなかった.3年後,右乳輪外側縁に皮下腫瘤を触知したためかかりつけの内科クリニックを受診した.問診で家族歴を問われな…

    DOI 医中誌

  • EUS-FNAにて診断し得た胆嚢癌肝転移の1例

    稲田 絢子, 土岐 真朗, 山田 貴大, 川本 翔, 神林 孔明, 野坂 岳志, 落合 一成, 権藤 興一, 渡邉 俊介, 林 玲匡, 下山田 博明, 柴原 純二, 久松 理一 Progress of Digestive Endoscopy 102 (1), 140-142, 2023-06-30

    ...Because we would not have been able to obtain adequate samples from the lesion using ultrasound-guided biopsy, we performed ultrasound-guided fine needle aspiration (EUS-FNA)....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • EUS-FNAで高異型度漿液性癌の診断を得た1例

    金子 由佳, 横堀 将一, 芦川 智久, 中野 悠, 佐藤 陽香, 普天間 朝久, 江川 隆英, 田中 志尚, 金城 美幸, 小馬瀬 一樹, 田邊 陽子, 新井 勝春, 鈴木 秀明, 渡邊 秀樹 Progress of Digestive Endoscopy 102 (1), 131-133, 2023-06-30

    ...The mass near by the gastric lesser curvature was suspected to be an enlarged metastatic lymph node, and endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration (EUS-FNA) was performed for pathological diagnosis...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 胆膵悪性腫瘍の術後再発診断におけるEUS-FNAの有用性

    髙野 祐一, 野田 淳, 山脇 將貴, 浅見 哲史, 新谷 文崇, 丸岡 直隆, 山上 達也, 長濵 正亞 Progress of Digestive Endoscopy 102 (1), 121-123, 2023-06-30

    ...The median lesion diameter was 15 mm, and the needle gauge was 22 G in six cases and 25 G in two cases. Pathological diagnosis was possible in all cases, with no adverse events....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 乳癌の食道転移により食道狭窄をきたした1例

    井上 慶一, 岡本 陽祐, 成瀬 郁, 眞壽田 真由香, 小野 優香, 向津 隆規, 青木 貴哉, 馬越 俊輔, 宮澤 秀明, 住野 泰清, 石井 耕司, 五十嵐 良典, 松田 尚久 Progress of Digestive Endoscopy 102 (1), 49-51, 2023-06-30

    ...In such cases, use of boring biopsy and endoscopic ultrasound-fine needle aspiration can be useful for diagnosis.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • CTガイド下仙腸関節腔内ブロックの成功率と課題

    黒澤 大輔, 村上 栄一, 西舘 周平, 佐藤 和司, 星 由紀子 Journal of Spine Research 14 (6), 878-883, 2023-06-20

    <p><b>はじめに:</b>仙腸関節障害の診断には後方靭帯ブロックが優先されるが重症例では関節腔内ブロックを要す.関節腔内ブロックは通常透視下で行うが施行者の手指の被ばくが問題になるため,諸家の報告をもとにCT下での施行を試みた.当院での成功率と課題について報告する.</p><p><b>対象と方法:</b>2021.6~2022.10でCTガイド下関節腔内ブロックを試みた入院症例50例(男性1…

    DOI 医中誌

  • 細胞検体による肺癌ゲノム診断の現状と今後の展望

    森川 慶 肺癌 63 (3), 153-160, 2023-06-20

    <p>非小細胞肺癌に対する個別化医療の普及に伴い,診断時の遺伝子一括検査の重要性が増している.一方で,十分量の組織検体を採取できないケースをしばしば経験し,代替となる診断法の開発が求められていた.本邦で3番目の肺癌遺伝子パネル検査として2022年11月に薬事承認された肺がんコンパクトパネル<sup>Ⓡ</sup>は,細胞検体でも高い遺伝子解析成功率が報告され,高精度かつ汎用性の高い新規の次世代シ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • RT-LAMP法によるナシ葉退緑斑点随伴ウイルスの検出

    鈴木 良地, 竹山 さわな, 久保田 健嗣 関西病虫害研究会報 65 (0), 16-21, 2023-06-01

    <p>RT-LAMP法を用いて,ナシ(<i>Pyrus</i> spp.)の葉からナシ葉退緑斑点随伴ウイルス(PCLSaV)を検出する技術を開発した。設計したプライマーセットのうち,R2LP4が最も増幅が早く,退緑斑点症状のあるナシ葉の全RNAから15分以内にPCLSaVが検出された。12県で採取されたニホンナシおよびセイヨウナシの葉を用いた診断では,RT-LAMP法は既報のRT-PCR法と同等…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 局所再発により悪性化した腺筋上皮腫の 1 例

    福本 咲月, 上田 彩華, 谷村 薫, 後藤 洋伯, 森 聡史, 渡邉 美帆, 原 由起子, 榎本 克久, 多田 敬一郎, 辻村 隆介, 石毛 敏幸, 増田 しのぶ 日大医学雑誌 82 (3), 175-178, 2023-06-01

    <p>(症例)57 歳,女性.(現症)約 1 週間前より左乳房腫瘤を認めていた.乳腺超音波検査では左乳房 CE 領域に約 2 cm 大の可動性不良な腫瘤を認めた.針生検施行し,腺筋上皮腫の術前診断で腫瘤摘出術施行.しかし,再発し,再度腫瘤摘出術施行.病理組織学検査では,悪性腺筋上皮腫となり,乳癌に準じて乳房切除及びセンチネルリンパ節生検術施行した.(考察)術前検査で悪性腺筋上皮腫を診断することは…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 知床国有林択伐跡地における35年間の稚樹層密度・種組成の変化

    古宮 悠希, 菊池 俊一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 466-, 2023-05-30

    <p> 1987年4月に知床国有林内で行われた択伐施業の影響を評価するため、1987年8月以降5年毎にモニタリング調査が行われてきた。択伐率の異なる3つの固定調査区においてこの35年間にどのような上木層の変化がみられたか、また林床の稚樹層の密度や種組成にどのような変化があったのかを検討するため、2022年9月に同地において調査を実施した。ミズナラ集中伐採区Plot …

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  • 日本におけるマツ褐斑葉枯病菌の遺伝的多様性と交配型

    秋庭 満輝, 陶山 大志, 安藤 裕萌 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 620-, 2023-05-30

    <p>マツ褐斑葉枯病は<i>Lecanosticta acicola</i>を病原とする葉枯性病害であり,世界的に被害が拡大して問題となっている。日本では1995年に島根県で確認されたが、それ以降は散発的に九州での発生が確認されている。昨年度に報告した2021年までに九州で分離された菌株に加え、2022年に熊本県合志市、大分県日田市および島根県(安来市、松江市、雲南市、奥出雲町)のクロマツ罹病葉…

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  • 縦隔リンパ節病変に対するEBUS-TBNAが診断に有用であったALアミロイドーシスの1例

    伊藤 稔之, 吉田 正道, 三木 寛登, 後藤 広樹, 児玉 秀治, 寺島 俊和, 藤原 篤司, 都丸 敦史, 藤本 源, 小林 哲 気管支学 45 (3), 205-209, 2023-05-25

    <p><b>背景.</b>肺門・縦隔リンパ節病変に対し超音波気管支鏡ガイド下針生検(endobronchial ultrasound-guided transbronchial needle aspiration:EBUS-TBNA)の有用性が周知されてきているが,EBUS-TBNAでアミロイドーシスの診断に至った報告例は少ない.<b>症例.</b>大腸癌および肺癌手術歴のある77歳女性.肺門・…

    DOI 医中誌

  • 後肢不動化モデルラットの大腿骨骨折線に及ぼす 鍼通電刺激効果の組織学的解析

    中井 真悟, 宇南山 伸, 大迫 正文 全日本鍼灸学会雑誌 73 (2), 121-130, 2023-05-01

    <p>【緒言】本研究は発育期ラット大腿骨を用い、 関節不動化または同期間の鍼通電刺激によって皮質骨に生じた骨構造の違いが、 骨折線の現れ方に与える影響について比較、 検討することを目的とした。 【対象と方法】7週齢のウィスター系雄性ラット42頭を用い、 後肢を不動状態にした群 (IM)、 その不動状態に加え、 鍼通電刺激を施した群 (IMEA) および無処置の対照群 (CO) に分類した。 …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献4件

  • カルシウム高含有および低含有ベトナム炭から得られた灰分の比較

    NGUYEN Hung Quang Viet, 加藤 昌宏, 土森 優, 野村 正勝, 橋本 忠範, 石原 篤 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (3), 81-87, 2023-05-01

    <p>Quang Ninh(QN)州の無煙炭,Thai Nguyen(TN)州のれき青炭,およびLang Son(LS)州の褐炭として,ベトナムの三つの石炭の灰分の熱的挙動をXRD,TG-DTA,およびTEM測定を用いて調査した。QNおよびLS炭は,非常に高いSiO<sub>2</sub>およびAl<sub>2</sub>O<sub>3</sub>含有量と,低いCaO含有量である。TN炭は,Ca…

    DOI Web Site Web Site 参考文献10件

  • 腰痛に対する鍼灸治療の展望

    赤坂 清和, 井上 基浩, 中島 美和, 菊池 友和, 山口 智, 近藤 宏 全日本鍼灸学会雑誌 73 (2), 100-111, 2023-05-01

    <p>腰痛は世界の疾病負荷研究では1位に位置付けられており、 世界中の人々が悩まされている症状の一つである。 腰痛の多くは非特異的腰痛とされるが、 その分類方法について統一見解は定められていない。 また、 腰痛の解釈モデルに生物心理社会モデルが存在する。 つまり、 腰痛の分類と心理的要因も考慮しつつ腰痛に対する鍼治療の効果を検証していかなければならならない。  本シンポジウムでは、 赤坂氏、 …

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 診断法

    北野 雅之, 花田 敬士, 松林 宏行, 菅野 敦, 鎌田 研, 祖父尼 淳, 芹川 正浩, 高山 敬子, 井上 大, 川井 学 膵臓 38 (2), 101-106, 2023-04-28

    <p>膵癌診療ガイドラインが2022年に改訂された.診断法では,2019年版と比較して,クリニカルクエスチョン(CQ)に挙げられていた3項目を総論で紹介し,プレシジョンメディスンを含む10項目のCQ,1項目のコラムが追加された.総論で述べられていたリスクファクターから糖尿病,慢性膵炎,膵管内乳頭粘液性腫瘍,遺伝性リスクに関する新規の4項目のCQを作成した.また,健診,検診,人間ドックの果たす役割…

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  • <i>BRCA2</i>遺伝子変異を伴い神経内分泌分化を示した膵腺房細胞癌の1切除例

    山下 万平, 釘山 統太, 角田 順久, 田中 貴之, 山﨑 翔斗, 竹井 大貴, 原 勇紀, 福田 明子, 久永 真, 若田 幸樹, 荒木 政人, 山尾 拓史, 岩崎 啓介, 中山 正道, 内藤 嘉紀, 江口 晋 膵臓 38 (2), 163-172, 2023-04-28

    <p>71歳男性.膵頭部腫瘤形成性膵炎加療中に腫瘍の急速増大と十二指腸浸潤を認めた.浸潤部生検でcarcinomaと診断し貧血を伴う膵癌(cStage IIA)に対し亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行.病理組織学的に類円形細胞の充実性,胞巣状,索状増殖と腺房様構造の増殖,免疫組織学的にBCL-10陽性,INSM-1少数陽性でありacinar cell carcinoma(ACC)with …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 側枝静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術—スタブアバルジョン法から瘤焼灼へ—

    宇藤 純一, 塚本 芳春 静脈学 34 (1), 25-28, 2023-04-27

    <p>血管内レーザー焼灼術の新しい治療プロトコールを作成し,手術を施行した伏在型静脈瘤963例について報告する.波長1470 nmのBiolitec社製レーザー装置に,直径1.27 mmの細径ファイバーを接続し,伏在静脈および側枝静脈瘤を焼灼した.小伏在静脈あるいは膝上の大伏在静脈(GSV)は出力7 W(LEED 50–70 J/cm)で焼灼し,膝下GSVにも逆流を認める場合には同部を5 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献1件

  • 金属製指輪による陰茎絞扼症に対して指輪を切断せず陰茎穿刺・脱血により絞扼解除に成功した1例

    阿南 公輝, 黒田 健司, 瀬川 裕平, 新地 祐介, 辻田 裕二郎, 堀口 明男, 伊藤 敬一 日本泌尿器科学会雑誌 114 (2), 57-60, 2023-04-20

    <p>症例は63歳男性.金属製指輪を陰茎にはめたところ,抜去不能となり陰茎腫脹を主訴に来院した.来院後リングカッターを用いて指輪の切断を試みたが切断不能であったため,string methodと呼ばれる手技を参考に陰茎の脱血を試みた.18G針2本を亀頭から陰茎海綿体に穿刺し用手的に脱血したところ,徐々に腫脹の改善が認められ指輪を切断することなく抜去することができた.絞扼時間は約5時間であった.自…

    DOI PubMed 医中誌

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