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検索結果 36,728 件

  • ベイズ最適化を用いたNRDガイドスタブ型フィルタの設計

    風間 啓佑, 井口 亜希人, 辻 寧英, 森本 佳太, 柏 達也 J107-C (5), 209-216, 2024-05-01

    現在,ミリ波応用に関する研究が盛んに行われている.ミリ波集積回路のプラットホームとして,低損失な非放射伝送路である非放射誘電体線路(NRDガイド)は有望な候補の一つであり,回路の構成要素となる様々な高性能なNRDガイド素子を効率的に設計することが求められている.そのためには,計算機シミュレーションを用いた自動最適設計法が有用であり,トポロジー最適設計法やモザイク状素子の最適化により素子の最適設計…

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  • Monitoring ctDNA RAS Mutational Status in Metastatic Colorectal Cancer: A Trial Protocol of RAS-trace and RAS-trace-2 Studies

    Kataoka Kozo, Yamada Takeshi, Shiozawa Manabu, Takase Naoto, Ito Kazuma, Yamazaki Kentaro, Watanabe Jun, Kudo Toshihiro, Suto Takeshi, Matsumoto Toshihiko, Murata Kohei, Suwa Yusuke, Boku Shogen, Yasui Hisateru, Matsuhashi Nobuhisa, Maeda Atsuyuki, Sugimoto Kiichi, Matsumoto Yusuke, Yokota Mitsuru, Fredebohm Johannes, Mori Keita, Ikeda Masataka Journal of the Anus, Rectum and Colon 8 (2), 132-136, 2024-04-25

    ...At the same time, discrepancy of RAS status from tissues and circulating tumor DNA (ctDNA) in the same patient is sometimes observed....

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  • 神経症状を契機に診断された傍腫瘍性神経症候群関連抗体陽性の小細胞肺癌の2例

    岡崎 優太, 吉岡 弘鎮, 上硲 敬介, 奥野 祐希子, 中西 健太郎, 生駒 龍興, 竹安 優貴, 勝島 詩恵, 山中 雄太, 倉田 宝保 肺癌 64 (2), 124-132, 2024-04-20

    <p><b>背景.</b>悪性腫瘍患者は時に様々な神経障害を合併するが,自己免疫学的機序により生じる一群を傍腫瘍性神経症候群(PNS)という.PNSに併存する悪性腫瘍として,小細胞肺癌が最も多いと知られる.腫瘍の発見に先行した神経症状により,小細胞肺癌の診断に至り,治療奏効と共にPNS関連抗体価が低下したPNSの2例を報告する.<b>症例1.</b>63歳.女性.意識障害で救急搬送となった.画像…

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  • Where lies an organization's purposiveness?

    Takahashi Nobuo Annals of Business Administrative Science 23 (2), 21-34, 2024-04-15

    ...However, he pointed out that this hierarchy of ends was incomplete and was, sometimes, contradictory. Regarding technology as an alternative to this, James D....

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  • Pulmonary Artery Aneurysm in a Patient with Nontuberculous Mycobacteria Infection

    Maruyama Soichi, Furusawa Haruhiko, Endo Satoshi, Kumagai Takashi, Mitsumura Takahiro, Shimada Sho, Yamana Takashi, Sakakibara Rie, Iijima Yuki, Shibata Sho, Honda Takayuki, Shirai Tsuyoshi, Okamoto Tsukasa, Tateishi Tomoya, Tamaoka Meiyo, Kinowaki Yuko, Ishibashi Hironori, Okubo Kenichi, Miyazaki Yasunari Internal Medicine 63 (7), 989-992, 2024-04-01

    ...<p>Nontuberculous mycobacterial (NTM) infection sometimes leads to the development of pulmonary artery aneurysm (PAA), a rare but life-threatening complication....

    DOI Web Site PubMed 参考文献12件

  • An Automated Multi-Phase Facilitation Agent Based on LLM

    DONG Yihan, DING Shiyao, ITO Takayuki IEICE Transactions on Information and Systems E107.D (4), 426-433, 2024-04-01

    ...promote other participants' posts by replying to existing posts accordingly, lacking the consideration of different behaviours taken by participants with diverse characteristics, leading to a result that sometimes...

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  • Lost 30 Years: Perspective from Toyota and Panasonic

    Kobayashi, Kazumasa 商経学叢 70 (4), 37-53, 2024-03-31

    [要旨]「失われた30年」という表現は,過去約30年間で日本経済の活力が失われた現実を指すものとして,多くの日本人に時に自嘲を伴いながらも大きな抵抗はなく定着してしまった。このことについて,多くの研究者や識者が様々な観点から論を展開しており,本稿前半では筆者はそれらを比較して考察する。その上で,それらの論が経営,経済,社会,文化などで日本全体に帰結して一般化される傾向があることを指摘し,経済とは…

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  • 変容的経験の悪しき推奨

    佐々木 梨花, 竹下 昌志 応用倫理 15 33-45, 2024-03-31

    本論文では、マジョリティからマイノリティに対する「やってみなければわからない」という変容的経験の推奨を控える道徳的理由があることを示す。変容的経験とは、その経験をする前の時点からは、その経験がどのような特徴を持つのかわからず(認識的変容)、またその経験をすることで個人の選好体系や価値づけが変わってしまうために経験する前の時点で評価することができない(個人的変容)、という特徴を持つ経験のことである…

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  • 「起承転結」型PM個人モデルのPM業務への適用に関する研究

    堀尾 洋人 プロジェクトマネジメント研究報告 4 (1), 76-79, 2024-03-31

    <p>変化の時代に適応するPMのコンピテンシーとして「起承転結」型人材モデルから派生させた「起承転結」型個人モデルをPMI日本支部発行のプロジェクトマネジメント研究報告Vol.3で示した [1].その後,「起承転結」型個人モデルをさらに探求すべく議論を行ってきたが,「起承転結」型人材モデルと「起承転結」型個人モデルを混同する議論が多いことに悩まされた.そこで,それぞれのモデルの特徴(組織・個人)…

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  • ラクダとブローカー

    楠 和樹 アジア・アフリカ地域研究 23 (2), 277-292, 2024-03-31

    ...Among these, <i>dilaal</i> are sometimes characterized as a negative component of market transactions....

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  • 現代会計学の誤解と迷走

    田中 弘 経済貿易研究 : 研究所年報 (50) 95-123, 2024-03-25

    本稿は、現代会計学の理論と実務に潜む誤解と、その結果としての迷走をあぶりだそうとするものである。論じているのは、次の4点である。  ( 1 )世の中に広まる「学問の自由」や「科学者」に関する幻想や誤解は数え上げたらきりがない。「科学」と思っていたことが金まみれの技であったり、「(科)学者」と言われる人が剽窃・盗用の常習者であったり、平和利用を隠れ蓑にした兵器開発など、科学・学問の暴走とも見える例…

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  • 原発性肺癌様の画像所見と遠隔転移を認め,気管支内視鏡検査で確定診断を得た偽肺癌性中皮腫の1例

    祢木 芳樹, 吉田 沙由理, 村上 美沙, 神取 恭史, 河村 直樹, 近藤 孝憲, 藤岡 毅, 山崎 隆, 廣田 誠一, 木島 貴志 気管支学 46 (2), 112-118, 2024-03-25

    <p><b><i>背景.</i></b>悪性胸膜中皮腫は,胸膜から発生する胸部悪性腫瘍である.同じ胸部悪性腫瘍である原発性肺癌は肺実質から発生するが,両者の鑑別には難渋することもある.<b><i>症例.</i></b>67歳男性.労作時呼吸困難を主訴に近医を受診し,当科紹介初診となった.PET-CTでは多発リンパ節転移,多発骨転移,両側副腎転移を認め,右上葉肺癌の疑いにて気管支内視鏡検査を実施し…

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  • 頚椎椎間板ヘルニアに対するTrigger-Flex<sup>TM</sup> Dart Bipolar systemの治療経験

    唐澤 祐輝, 伊達 久, 西山 遼太, 伊藤 裕之, 鈴木 陽子, 末永 佑太 日本ペインクリニック学会誌 31 (3), 64-68, 2024-03-25

    <p>頚椎椎間板ヘルニア治療において,経皮的髄核摘出術(percutaneous nucleotomy:PN)は神経ブロックと手術の中間的侵襲度の治療である.PNデバイスとして,近年Trigger-Flex<sup>TM</sup> Dart Bipolar system(以下,Dart電極)が開発されたが,未だ臨床成績の報告はない.2020年4月から2021年3月に当施設でDart電極によるP…

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  • 渓流辺の岩上に成立する低木群落の植物社会学的な位置づけ

    田中 徳久, 村上 雄秀, 鈴木 伸一, 中村 幸人 神奈川県立博物館研究報告(自然科学) 2024 (53), 1-16, 2024-03-22

    渓流辺の岩上に成立する低木群落の植物社会学的な位置づけを検討した。その結果、既存の4つの群集(ホソバハグマ-サツキ群集・サツキ群集・キシツツジ群集・ユキヤナギ群集)を、新設した1クラス(キハギクラス)1オーダー(キハギオーダー)2群団(サツキ群団・ユキヤナギ群団)に位置づけた。これらの上級単位は、岩上生の低木類や渓流帯に生育する渓流沿い植物によって特徴づけられる。併せて、サツキ群集、キシツツジ群…

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  • 鼻副鼻腔炎との鑑別

    増田 佐和子 日本小児アレルギー学会誌 38 (1), 104-108, 2024-03-20

    <p>ウイルス性上気道炎とそれに続発する鼻副鼻腔炎は,小児によくみられる疾患であり,時にアレルギー性鼻炎との鑑別に苦慮する.鑑別診断には,症状,局所所見,鼻汁細胞診がポイントとなる.鼻副鼻腔炎では鼻閉,粘膿性鼻漏,後鼻漏,湿性咳嗽,頭痛などの症状がみられる.特に湿性咳嗽は鼻副鼻腔炎患児の60%以上に認められる重要な症状である.局所所見では,鼻腔の膿性鼻汁や咽頭後壁に付着する粘膿性後鼻漏を観察する…

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 内陸下の低周波地震の特徴と発生メカニズム

    小菅 正裕 地質学雑誌 130 (1), 63-85, 2024-03-16

    低周波地震とは,地震の規模から期待されるよりも有意に低周波の震動が卓越する地震で,通常の地震が発生しない深度で発生することから,その発生メカニズムに関心が持たれてきた.本論では,世界各地で観測された低周波地震の特徴をまとめ,発生メカニズムに関係する観測と解釈を概観する.日本列島の低周波地震は活火山周辺で多く発生するが,非火山地域での発生も少なくない.低周波地震の発震機構解は,ダブルカップルのほか…

    DOI Web Site 参考文献163件

  • 抑圧のミスマッチ――2000年代後半のエジプトにおける政治的抑圧と抗議行動――

    上野 祥 アジア経済 65 (1), 29-56, 2024-03-15

    <p>なぜ権威主義体制において政府が抑圧によって大規模抗議行動の発生を防ぐことができない場合があるのだろうか。この問題に対し,本稿は「抑圧のミスマッチ」という視点を提示する。政府が主張と動員能力の両面で脅威と認識する反対派がすでに存在する場合には,主張と動員能力の両面で相対的に脅威が小さいと判断される反対派が新たに登場しても,政府は後者を脅威として認識しない。その結果,後者による大規模抗議行動が…

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  • 形容詞形接尾辞「‐クサイ」の評価性についての一考察 :-「クサクテイイ」の例から-

    鈴木, 梓, Suzuki, Azusa 国際教育交流研究 (8) 1-13, 2024-02-29

    近年、嗅覚を表す形容詞「‐クサイ」が「‐ポイ」「‐ラシイ」のように発話者の推量や判断を表す接尾辞として使用されている。「‐クサイ」は従来「田舎くさい」など先行語の特徴に対するマイナス評価性を示すとされてきたが、近年では必ずしもそうではない。本稿では「‐クサクテイイ」というプラス評価の「イイ」が共起する場合についてSNSを中心に観察し、接尾辞「‐クサイ」の意味拡張の背景に日本語の特質、新奇性、帰属…

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  • ジェイムズ・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』第1部第6章の概要(1)

    大島, 由紀夫 東京海洋大学研究報告 20 54-69, 2024-02-29

    ジェイムズ・ジョイス著『フィネガンズ・ウェイク』の第1部第6章126ページの1行目から148ページの32行目までを訳出した。逐語的に訳した箇所もあるが、内容をくみとりながらその主意を表した箇所もあり、「概要」といった題名にした。この第6章は、全体的に問答形式となっている。質問はシェムが設定したもので、実際に質問するのは12人の使徒であるが、その中でも4博士が中心的な質問者となっている。応答者はシ…

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  • Ganglia-Induced Tarsal Tunnel Syndrome

    Koketsu Kenta, Kim Kyongsong, Tajiri Takato, Isu Toyohiko, Morimoto Daijiro, Kokubo Rinko, Dan Hiroyuki, Morita Akio 日医大誌 91 (1), 114-118, 2024-02-25

    ...<p><b>Background: </b>Tarsal tunnel syndrome (TTS) is a common entrapment neuropathy that is sometimes elicited by ganglia in the tarsal tunnel....

    DOI Web Site PubMed 参考文献29件

  • 学校収蔵標本を端緒とした外来植物8種の渡来年代と和名初出に関する新知見

    渡邉-東馬 加奈, 白井 亮久, 福田 泰二, 田中 伸幸 植物研究雑誌 99 (1), 58-71, 2024-02-20

    <p>『武蔵野植物目録』(1926) に掲載され,現在は帰化植物とされる8種,ハタザオガラシ,ワルタビラコ,ハナトラノオ,アメリカギク,ハキダメギク,セイタカアワダチソウ,ネバリノギク,ユウゼンギクについて,国内への渡来年代と和名の初出文献を調査した.国内初の採集品となる標本を探索した結果,3種がこれまで提唱されていた渡来年代より数年遡って採集されており,ワルタビラコとアメリカギクは武蔵高等学校…

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  • 視覚障害を呈した副鼻腔嚢胞の臨床的検討

    大氣 大和, 鬼島 菜摘, 福井 健太, 山田 将大, 岩村 泰, 二宮 啓彰, 松本 悠, 桑原 達, 佐藤 要, 磯野 泰大, 丹羽 一友, 大庭 万優, 畠山 博充, 折舘 伸彦 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 127 (2), 121-128, 2024-02-20

    <p> 副鼻腔嚢胞は比較的頻度の高い疾患であり, 時に複視・視力障害などの視覚障害が生じ, 緊急手術が必要となる場合がある. 今回われわれは過去10年間に経験した副鼻腔嚢胞の症例において, 視覚障害に関する臨床的検討を行った.</p><p> 2010年4月1日から2020年3月31日に当院で手術を施行した副鼻腔嚢胞のうち視覚障害を伴う12例を対象とした. 複視, 視力障害, …

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  • ラジオパーソナリティのエピソードトークに出現する非流暢性要素の特徴—パーソナリティ歴との関連性に着目して—

    木守 翔子, 岡本 雅史 人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会 100 (0), 39-46, 2024-02-20

    <p>本研究では、ラジオパーソナリティのエピソードトークに出現する非流暢性要素の特徴を明らかにするため、パーソナリティ歴との関連性に着目して分析した。具体的には、非流暢性要素を「フィラー」「自己修復(「中断」「言い直し」「繰り返し」)」「音韻の延伸」「無声休止」「呼気・吸気」の5つに分類し、熟達者と初心者の各トークにおける出現頻度を調査した。その結果、非流暢性要素全体の出現頻度は熟達者より初心者…

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  • 『リグ・ヴェーダ』の文書間類似度比較:機械学習とn-gram分析による詩人の言語使用の特定

    塚越 柚季 情報処理学会論文誌 65 (2), 348-355, 2024-02-15

    本論文は,サンスクリット文献『リグ・ヴェーダ』を構成する詩節どうしの類似度を算出することで文献学的成果を検証し,詩節創作者の詩人らの言語使用の特徴を特定する.文書間類似度は,機械学習(Doc2Vec)とn-gramの2つの方法を用いて算出する.韻律詩からなる『リグ・ヴェーダ』は,不規則なリズムが,歴史的な語形によって規則的なリズムパターンに復元されることがある.祖語に再建される喉音という音素によ…

    DOI 情報処理学会

  • 傾斜地の造成史を例に見る不動産科学的考察による地形・地質等を含めた地価形成と法規制

    本間 勝 応用地質 64 (6), 333-342, 2024-02-10

    <p>日本の傾斜地造成の歴史はその地域の産業構造や開発当時の経済動向と密接な関係が窺える.一方で,土地の貨幣的価値(地価)はその災害危険性を考慮しているであろうか.主に古典派経済学や不動産科学が検討してきた地代論研究は農業における土地の肥沃度の差異で地代を論じることもあった.現代に置き換えて考えれば,土地の価値を扱う「不動産鑑定評価基準」における不動産の「効用」について熟考する余地がある.個別の…

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  • 新生児スクリーニング検査で同定されたB細胞欠損症

    松本 昂之, 西村 豊樹, 山元 綾子, 澤田 浩武, 盛武 浩 日本免疫不全・自己炎症学会雑誌 3 (1), 16-20, 2024-02-02

    <p> 新生児スクリーニング(newborn screening:NBS)はおよそ20疾患を対象に公費負担として行われているが,各自治体によって独自に対象疾患を拡大しているのが実状である.宮崎県では,2020年4月から先天性免疫異常症(inborn errors of immunity:IEI)とライソゾーム病を任意で追加している.今回,われわれは宮崎県で実施したNBSによりB細胞欠損症(B-c…

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  • 診断確定までに時間を要したCA125の高値を伴う付属器・腹膜悪性腫瘍の2症例

    北村 幸子, 上田 匡史, 星本 泰文, 藤田 浩平 産婦人科の進歩 76 (1), 38-44, 2024-02-01

    卵巣癌・卵管癌・腹膜癌はスクリーニング検査方法が確立していないが,人間ドック等で測定 したCA125値の高値を理由に婦人科紹介を受け,対応に苦慮することが少なくない.今回CA125値の 高値を理由に婦人科を受診してから,悪性腫瘍の診断確定までに半年以上を要した2症例を経験した. 症例1は53歳で,妹が45歳で卵巣癌を発症していたが遺伝子検査は施行されていなかった.CA125値の …

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  • Moderate Splenic Injury Caused by Colonoscopy

    Ayaki Kana, Higashiyama Masaaki, Oguro Takuma, Ito Suguru, Tanemoto Rina, Tomioka Akira, Nishimura Hiroyuki, Yoshidome Yuta, Tahara Hiroyuki, Narimatsu Kazuyuki, Komoto Shunsuke, Tomita Kengo, Hokari Ryota Internal Medicine 63 (3), 379-383, 2024-02-01

    ...SI is sometimes fatal because of hemorrhaging. We herein report a man who developed SI after colonoscopy. He recovered conservatively....

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  • とりあえず“そのうち食事でもしましょう“

    塩田 雄大 放送研究と調査 74 (2), 34-59, 2024-02-01

    調査の結果から、回答者の属性別の傾向として、それぞれ相対的に次のような傾向が明らかになった。 ▶「(お)問い合わせいただく」という言い方における接頭辞「お」の着脱に関し、全体的には、接頭辞「お」ありの形・ない形の両方とも認めるという回答が多いものの、圧倒的というほどでもない。また若年になるほど「お」ありの形への支持が多い。一方、「(ご)閲覧いただく」と「(ご)アクセスいただく」については、接頭辞…

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  • 家系内で遺伝学的情報が共有困難であった多発性内分泌腫瘍症2型の1例

    大崎 綾, 小澤 厚志, 新井 茉莉, 関口 奨, 石田 恵美, 吉野 聡, 松本 俊一, 堀口 和彦, 山田 英二郎 北関東医学 74 (1), 91-95, 2024-02-01

    <p><b>【症 例】 </b>50歳代男性[現病歴]側腹部痛あり近医受診.尿管結石と5 cm大の右副腎腫瘍を認め,精査加療目的に当院初診となった.[既往歴]尿管結石[家族歴]次兄:副腎・甲状腺・副甲状腺手術,弟:副腎摘出術,母:60歳代癌死[生活歴]近年は血縁と没交渉[経過]カテコラミン過剰産生を認め,右副腎褐色細胞腫と診断した.尿管結石の併発と濃厚な家族歴から多発性内分泌腫瘍症2型を疑い,甲…

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  • 過負荷に注目したSNS疲れの軽減方法

    青木 しほ, 妹尾 大 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 202311 (0), 120-123, 2024-01-31

    <p> SNS疲れとは主観的かつ自己評価された疲労感であり、近年ではSNSが与える負の影響として注目されている。ユーザーはSNS疲れから逃れるために不連続な使用を行うことが多いが、SNS疲れを時々感じるユーザーにとってはそれが常にいい方法であるとは限らない。SNS疲れのストレス要因は、心理的、行動的、環境的の三つに分けられる。特に情報過負荷、社会的過負荷およびシステム機能過負荷という三つの心理的…

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  • 食と農の「民主的」脱政治化

    柄本 三代子 メディア研究 104 (0), 59-69, 2024-01-31

    ...It will also be argued from the perspective of food washing that food narratives can sometimes even mask problems....

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  • 経皮的硬膜外腔癒着剥離術中に偶発的脊髄造影を検出できなかった2症例

    上北 郁男, 橋爪 圭司, 恒遠 剛示 日本ペインクリニック学会誌 31 (1), 1-4, 2024-01-25

    <p>経皮的硬膜外腔癒着剥離術(percutaneous epidural adhesiolysis:PEA)で,薬液がくも膜下腔へ誤投与されることは危険であり,それを防ぐために脊髄造影の検出は重要である.腹臥位で正側2方向透視下にPEAを施行し,腹側硬膜外造影と判断して治療薬液も注入したが,術後脊椎CT(仰臥位)にて硬膜外造影と脊髄造影の併存が明らかとなった2症例を経験したので報告する.PEA…

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  • 精神科における患者の退院に関する意思決定支援の課題:

    舞弓 京子, 福浦 善友 日本看護研究学会雑誌 46 (5), 5_743-5_754, 2024-01-20

    <p>目的:精神科での退院に関する意思決定支援の課題を明らかにし,精神科看護師の意思決定支援について考察する。方法:対象は精神科退院経験のあるピアサポーター20名。面接調査をし,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチで分析した。結果:患者は,退院を表明するが【受け止めてもらえない退院表明】や【不十分な意思表明】のために【入院継続を選択】していた。一方,退院が進まなくても【退院に向け行動】する…

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  • スライサーへのオゾン水かけ流し製法によるカット野菜の品質保持

    水野 義隆, 西村 園子, 椛島 真一郎, 鍋田 優, 早川 文代, 稲津 康弘 日本食品科学工学会誌 71 (1), 13-21, 2024-01-15

    <p>カット野菜の製造工程では喫食サイズにカットした野菜を次亜塩素酸ナトリウム水溶液により殺菌することが多く, それが野菜の食味変化や褐変などの原因となることもある. 一方, カット野菜の殺菌にはオゾン水も利用できる. 本研究は, 原体野菜のカットの際にスライサーに界面活性剤を含むオゾン水をかけ流す製造方法 (以下, 新製法) と, 水を流しながら同様にカットし, その後, …

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 下水処理場からの雨天時放流負荷を低減する運転手法の実機検証

    西田 佳記, 圓佛 伊智朗, 井原 賢, 西村 文武, 田中 宏明 下水道協会誌 61 (735), 128-136, 2024-01-01

    <p> 水環境保全のため,雨天時下水処理では,簡易処理放流に伴う放流負荷を可能な限り低減することが求められる。一方,高級処理水量の過度な増大は,生物処理能力の低下や最終沈殿池からの活性汚泥の流出に繋がり,窒素やSSなどの処理水質を悪化させる恐れがある。そこで本研究では,高度処理系列を対象に,活性汚泥モデルを実装した下水シミュレータと汚泥流出を推定するモデルを用いて,処理水質を管理基準以下とする最…

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  • 原因不明の小児急性肝炎:欧米と日本の比較並びに診療支援システムの整備

    須磨崎 亮, 酒井 愛子, 虫明 聡太郎, 近藤 宏樹, 乾 あやの, 川田 潤一 肝臓 65 (1), 1-11, 2024-01-01

    <p>2022年に欧米で原因不明の小児急性肝炎が急増した.当初は流行中のアデノウイルス(AdV)陽性例が多いと注目されたが,メタゲノム解析により英米の流行期肝炎患者の80%以上で大量のアデノ随伴ウイルス2型(AAV2)が検出された.ヘルパーウイルスとなるAdVやHHV6の同時感染が多いこと,特定のHLA型が多いことも報告され,遺伝素因にAAV2感染が重なり発症する可能性がある.AAV9ベクターを…

    DOI Web Site Web Site 参考文献29件

  • 医学部附属病院歯科口腔外科における歯科麻酔科管理症例数の変化からみた口腔外科麻酔管理需要への対応

    高見 智香恵, 西村 晶子, 西田 梨恵, 五島 衣子, 下野 史菜子, 増田 陸雄 昭和学士会雑誌 84 (1), 22-26, 2024

    手術室使用の固定枠がない医科病院歯科口腔外科では,需要に応じた手術症例数の増加を図ることが難しい.昭和大学藤が丘病院歯科・口腔外科も手術室固定枠を持たないが,静脈内鎮静法もしくは全身麻酔法で管理された歯科口腔外科手術症例数が近年大きく増加した.そこで2016年4月から2022年3月までの6年間に実施された歯科麻酔科管理症例を集計し,その増加の要因ついて後向きに解析を行った.調査期間の前半である2…

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  • 単純ヘルペスウイルス初感染の咽頭炎2例

    鈴木 聡崇, 垣野内 景, 室野 重之 口腔・咽頭科 37 (1), 76-80, 2024

    単純ヘルペスウイルス(以下herpes simplex virus,HSV)は不顕性感染を含めれば成人の50%が感染している.HSVは再活性化により顔面神経麻痺や口唇・口腔のアフタの原因となる.他方,初感染は不顕性感染の場合が多いが発熱,口腔・咽頭のアフタと歯肉腫脹を伴って発症する歯肉口内炎型と,咽喉頭の広い範囲にアフタ,粘膜疹,潰瘍が多発し,激しい咽頭痛を伴い全身状態不良となることが多い咽頭扁…

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  • 膝関節ラテラルスラスト映像の合成へのHuman Motion Transferの適用可能性の検証

    岡村 湧介, 三上 弾, 井原 拓哉, 藤田 浩二 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (1), 25-29, 2024-01-01

    疾病が歩行の特徴となって現れることは多いが,経験の浅い医師・理学療法士(PT)では見落とされてしまうこともある.本論文では,医師・PTがより多くの症例に触れることを実現するため,Human Motion Transferの技術を利用した患者の歩行特徴の他者へと付与を提案する.

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  • 高悪性度耳下腺癌を呈した脱分化型上皮筋上皮癌例

    林 秀斗, 熊井 琢美, 岸部 幹, 高原 幹, 片田 彰博, 林 達哉 耳鼻咽喉科臨床 117 (3), 233-240, 2024

    ...indication for resection of the facial nerve should be considered based on the distance between the facial nerve and the tumor, the tumor histology, and the malignancy grade of the salivary gland cancer, and sometimes...

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  • 不登校の実情と対応

    藤田 光江 心身医学 64 (2), 113-118, 2024

    <p>不登校は近年,小児・思春期の子どものみならずわが国の社会全体において大きな問題になっている.文部科学省によると,不登校とは児童生徒が1年間に30日以上欠席することをいい,「何らかの心理的,情緒的,身体的,あるいは社会的要因・背景により,児童生徒が登校しない,あるいはしたくともできない状況にあること(ただし,病気や経済的な理由によるものを除く)」と定義している.2021年の統計によると,小中…

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  • NPC とは何モノか?

    髙松 美紀 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 14 (0), 51-56, 2024

    プレイヤーはゲームプレイにおいて、NPC を友人のように思い遣ることもあれば、道具のように扱うこともある。本研究では、こうした「者」と「物」との両極の認識をプレイヤーに抱かせる NPC という存在について考えるべく、NPC に対するプレイヤーの認識を質的に詳らかにすることを試みた。実況ゲームプレイのビデオ・エスノグラフィー、および半構造化インタビューに基づいた構成主義的 GTA の結果、NPC …

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  • 小学生のゲーミフィケーションにおけるユーザータイプやゲーム要素の好みに関する探索的検討

    黒田 昌克, 福井 昌則 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 14 (0), 96-101, 2024

    小学生を対象としてゲーミフィケーションのユーザータイプやゲーム要素の好みに関する質問紙調査を実施した.その結果,変化の引き金となることに動機づけられるユーザータイプが相対的に低い傾向があることがわかった.また,「課題をクリアすると時には特別なごほうびがもらえることがある.」等のゲーム要素が好まれる一方で,「課題に時間制限がある.」等のゲーム要素は好まれない傾向があることが明らかになった.

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  • 訴訟の場に顕れる摂食障害の倫理的課題

    桑原 博道, 福田 梨沙 心身医学 64 (3), 253-263, 2024

    <p>摂食障害の倫理的課題が民事訴訟,刑事訴訟の場に顕れることがある.</p><p>民事訴訟の場では,摂食障害のある入院患者に身体拘束を行った場合に,損害賠償請求訴訟が提起され,損害の公平な分担として,身体拘束の違法性が問題となる.この点,身体拘束の必要性に対する判断においては,医療者の裁量が認められている.</p><p>他方,刑事訴訟の場では,摂食障害の患者が万引きをした場合に,刑罰を加えるこ…

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  • 免疫介在性ニューロパチーの新規治療展望

    桑原 基 臨床神経学 64 (1), 1-7, 2024

    <p>免疫介在性ニューロパチーでは副腎皮質ステロイド,血漿浄化療法,経静脈的免疫グロブリン療法が長らく治療の中心となっている.しかしながら,これらの治療においても治療抵抗例が一定数存在し,さらにmyelin associated glycoprotein(MAG)抗体関連ニューロパチーは未だ有効な治療が確立していない.近年,病態機序に直接関わる分子を標的とした新規治療の開発がすすんでいる.免疫性…

    DOI Web Site PubMed 参考文献49件

  • EUS-FNAが診断に有用であったisolated proximal-type IgG4関連硬化性胆管炎の1例

    播磨 博文, 森 健治, 作田 美穂, 川野 道隆, 花園 忠相, 高見 太郎 日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (2), 163-170, 2024

    <p>症例は66歳,男性.閉塞性黄疸を指摘され当科を紹介受診した.血液検査では血清IgG4値の上昇を認めた(262mg/dl).造影CTでは肝門部胆管に腫瘤像を認めた.膵腫大は認めなかった.ERCP下の経乳頭的胆管生検では腫瘍細胞を認めなかったが,IgG4免疫染色も陰性であり,確定診断に至らなかった.確定診断目的で肝門部胆管の腫瘤に対しEUS-FNAを施行した.EUS-FNAの病理組織検査ではI…

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  • 大学病院に勤務する2年目看護師の成長につながった経験と支援の検討

    織田 裕子, 升田 由美子 日本看護学教育学会誌 33 (3-2), 123-135, 2024

    <p>〔目的〕大学病院に勤務する3年目看護師が2年目に自分を成長させたと考える経験を明らかにし成長につながる支援を検討する。</p><p>〔方法〕A大学病院に勤務し成長を自覚した3年目看護師6名に半構成的面接を行い、質的統合法(KJ法)を用いて分析した。</p><p>〔結果〕3年目看護師は2年目時、先輩の目が新人へ向き解放感と不安・責任感を実感した。新たなことに対処できず未熟さも実感したが、周囲…

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  • PS方式レーザスキャナ搭載MMSで取得した路側模擬標識の点群データにノニウスジャンプが発生する条件に関する研究

    加藤 創大, 山口 裕哉, 岡本 直樹, 岩上 弘明, 佐田 達典, 江守 央 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    <p> 近年モービルマッピングシステム(MMS)を用いた3次元点群の計測が普及してきた.レーザスキャナの計測方式には飛行時間(ToF)方式と位相差(PS)方式がある.既存研究ではPS方式レーザスキャナの方がToF方式より精度が高いとされている.一方,PS方式では標識など,反射強度の高いものでは特有のノイズであるノニウスジャンプが発生し,形状が正確に把握できない場合がある.そこで本研究ではPS方式…

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  • 不安定な身体の公共空間における不可視性

    田村 莉子 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 318-, 2024

    <p>日本社会において,月経への対処の在り方は様々な文脈で議論の俎上に載る一方,その支援は依然として不十分である.発表者はこうした状況を踏まえるとともに,「なぜ隠して対処しないといけないのか」という,個人的でありながらも友人たちと共有してきた問題意識から,月経を対象とした.女性の身体を不安定にする月経は,女性と空間の関係をいかに変え,その日常生活をいかに空間的・時間的に制約しているのだろうか.<…

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  • 術後に60ヵ月の長期経過観察を行ったLow-grade Appendiceal Mucinous Neoplasmの3例

    勝又 健太, 大島 隆一, 内藤 正規, 臼井 創大, 天野 優希, 根岸 宏行, 國場 幸均, 大坪 毅人 日本大腸肛門病学会雑誌 77 (2), 96-100, 2024

    <p>Low-grade Appendiceal Mucinous Neoplasm(LAMN)は虫垂切除術などに伴って指摘されることのある虫垂粘液腫瘍である.今回われわれは3例の虫垂粘液腫患者に対して大腸癌治療ガイドライン2014年版に準じて60ヵ月のサーベイランスを行った.症例1は63歳女性.虫垂腫大を主訴に受診された.虫垂粘液腫疑いとして腹腔鏡下回盲部切除術を行った.症例2は27歳男性.右…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • Seeder-Feederモデル及びレーダー立体観測情報の活用による地上雨量推定手法の開発

    中北 英一, 佐藤 克哉, 中渕 遥平 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 日本には急峻な地形が多く存在し, 山岳の影響により降雨が強化され, 多量の雨をもたらす地形性降雨という現象が発生する. 地形性降雨によって, レーダー観測雨量と地上観測雨量にずれが発生することがある. 地上雨量を正確に推定することは, 防災上の観点から非常に重要である. 本研究では, 地上雨量推定の精度を向上させることを目的として, レーダー情報から捕捉率を推定する手法を開発し, …

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  • 小脳腫大により脳ヘルニア徴候を認めた劇症型片側小脳炎の1例

    藤本 貢輔, 江間 達哉, 村上 智美, 奥村 良法, 高橋 幸利, 松林 朋子 脳と発達 56 (2), 134-138, 2024

    <p> 急性小脳炎は比較的予後良好な疾患であるが,ときに脳ヘルニアを来たす劇症型小脳炎を呈することがある.我々は片側小脳炎により切迫脳ヘルニアを来たし,髄液中抗グルタミン酸受容体(glutamate receptor;GluR)抗体が陽性となった劇症型小脳炎を経験した.症例は5歳6か月女児,発熱と嘔吐で発症し,第2病日に偏視と意識障害が出現した.頭部MRIで右小脳の腫脹と脳幹圧迫所見を認め当院に…

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  • 屋久島と種子島におけるヤマモモ種子の二次散布者

    渡邉 彩音, 北村 俊平, 半谷 吾郎, 中川 弥智子 保全生態学研究 advpub (0), 2024

    <p>要 約:霊長類や大型鳥類は、大型の種子や果実を持つ植物の唯一の種子散布者となり得るだけでなく、様々な植物の種子散布者となるため、人為攪乱によって大型動物が絶滅した空洞化した森林では、種子散布機能の崩壊が懸念されてきた。国内でも、ヤマモモの主要な種子散布者であるニホンザルが絶滅した種子島では、現在もニホンザルが生息する屋久島と比較して、ヤマモモの種子散布量が激減していることが報告されている。…

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  • 病院における会陰裂傷予防に関する分娩期の助産ケア

    牛木 沙保, 竹内 翔子, 篠原 枝里子, 飯田 真理子, 中村 幸代 日本助産学会誌 38 (1), 59-69, 2024

    <p><b>目 的</b></p><p>病院に勤務する助産師を対象に会陰裂傷予防に関する分娩期における助産ケアの実態および分娩介助経験数による違いを明らかにすること。</p><p><b>対象と方法</b></p><p>首都圏の分娩を取り扱う病院の産科病棟に勤務し分娩介助経験のある助産師202名を対象に無記名自記式質問紙調査を実施した。主な質問内容は会陰裂傷予防に関する分娩期における情報収集内容や…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • トラニラスト投与で切除断端に生じた陰影が縮小した肺癌術後の1例

    村上 裕亮, 宮本 英, 大角 潔, 後藤 正司, 中川 達雄 Tenri Medical Bulletin 26 (2), 110-115, 2023-12-25

    <p>肺癌切除断端周囲に軟部陰影や浸潤影が生じ,術後再発か否かの診断に苦慮する場合がある.今回,トラニラストにより再現性をもって陰影縮小を認め,術後再発の可能性を否定し得た症例を経験したので報告する.症例は75歳女性.右上葉肺腺癌(pT1aN0M0)に対して,胸腔鏡下右肺S3区域切除術(ND1a+LN#11s)を施行した.術後38か月の …

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 言語症状をもたらす神経変性疾患:症状の特徴と対応

    大槻 美佳 神経心理学 39 (4), 271-287, 2023-12-25

    <p>神経変性疾患による言語症状は,要素的言語症候(発語失行,文産生障害,音韻性錯語,喚語障害,単語の理解障害,復唱障害)で整理するとわかりやすい.発語失行では,音の歪み,連結障害,プロソディー異常のほか,不適切な息継ぎがみられる.非流暢/失文法型PPAは,原発性進行性発語失行と原発性進行性失文法に分けられ,前者の背景病理は4Rタウオパチーであると報告されている.進行性に前部弁蓋部症候群を呈する…

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  • 後天性血友病Aを発症した尋常性天疱瘡の1例

    久野 彩, 金田 恵実, 安藤 純実, 調 裕次 日本皮膚科学会雑誌 133 (13), 3075-3081, 2023-12-20

    <p>80歳女性.X年1月より口腔内にびらんが出現し,尋常性天疱瘡と診断された.PSL 25 mg/日を開始したが改善乏しく,大量γグロブリン療法を施行後,臨床症状は改善するも,PSL 12.5 mg/日まで減量した同年5月に右上肢に筋肉内血腫が出現し,後天性血友病Aと診断された.止血製剤,リツキシマブ投与により臨床症状は改善し,APTTも正常化した.後天性血友病Aは稀な疾患で,第VIII因子に…

    DOI Web Site 医中誌

  • 染料・塗料含有排水の処理のいま

    浦瀬 太郎 色材協会誌 96 (12), 400-404, 2023-12-20

    <p>生物難分解性の染料を含む排水は処理の難しい排水として,さまざまな水処理技術の開発ターゲットとなってきた。一方,塗料は呈色成分を懸濁物質として含むため,その分離除去が処理の中心であったが,凝集沈でん法で除去できない溶解性の成分への対応が必要となる機会が増えている。生物難分解性の物質の処理に促進酸化処理が検討される機会も増えてきたが,コスト面の課題を抱えている。凝集沈でん,生物処理,オゾン処理…

    DOI Web Site 参考文献25件

  • がん化学療法における代謝栄養管理の意義 ―肝胆道がん―

    小坂 久, 松井 康輔, 山本 栄和, 中島 隆善, 松島 英之, 海堀 昌樹 外科と代謝・栄養 57 (6), 197-201, 2023-12-15

    <p> 近年, 肝胆道がんの薬物療法に免疫複合治療が加わり, 治療選択肢が広がりをみせている.これまでに, 肝胆道領域のがん患者において, 免疫複合治療においても薬物療法前の栄養状態が予後に関連する事が報告されている.薬物療法中にも副作用で栄養状態は悪化する事もある為, 薬物療法前や薬物療法中を問わず, 常に患者の栄養状態を評価し, …

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 機械式粉砕機(回転体)の振動

    岸下 年秀 粉砕 67 (0), 77-81, 2023-12-15

    <p>近年の市場傾向により粉体のさらなる微粒子化が求められている。粉砕において微粒子を求める有効な手段は通常,粉砕力の強いジェットミルや媒体撹拌型粉砕機が挙げられる。しかしながら機械式粉砕機による粉砕品にはそれらの粉砕品とは異なる特性を有することがあり,そのような特性を持つ微粒子を得るには機械式粉砕機の粉砕力を高めるべく衝撃力増加のために,周速度(回転速度)を上昇させる必要がある。機器の高速化を…

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  • 地域包括支援センター看護職の高齢者と家族への支援過程での倫理的ジレンマと倫理的行動の特徴

    斉藤 恵美子, 神崎 由紀, 表 志津子, 村田 加奈子 日本公衆衛生雑誌 70 (12), 836-842, 2023-12-15

    <p><b>目的</b> 本研究は,地域包括支援センター看護職の高齢者と家族への支援過程での倫理的ジレンマと倫理的行動の特徴について明らかにすることを目的とした。</p><p><b>方法</b> 東京都のホームページに公開されている地域包括支援センター449施設の看護職を対象として,各施設1人に無記名自記式質問紙郵送調査を実施した。調査項目は,年代,雇用資格,経験年数,倫理に関する組織等の有無,…

    DOI PubMed

  • 前頭極部主体の徐波と眼球運動アーチファクトの鑑別における眼電図の重要性

    立岡 悠, 安達 智美, 河村 祐貴, 高橋 良輔, 池田 昭夫 臨床神経生理学 51 (6), 658-660, 2023-12-01

    <p>脳波判読において眼球運動アーチファクトは前頭部の徐波と誤って判断されることがあり,その鑑別のためには眼電図(electrooculogram)を同時記録することが確実な方法である。一方で日常脳波判読では簡便に,①前頭極電極に対して前頭電極での振幅の減衰が急峻であり,周囲の電極への波及が乏しいこと,②眼球運動特有の波形は,徐波成分の形状が脳波としては不自然であることから,眼電図の装着なしに鑑…

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  • 降雨条件下の土砂流動による地盤振動特性の実験的検討

    栗田 哲史, 北爪 貴史, 酒井 直樹, 山野辺 慎一 地盤工学ジャーナル 18 (4), 407-420, 2023-12-01

    <p>土石流災害軽減のためには早期の検知に基づく警報発信及び避難が重要である。著者らは土砂移動が起源となって生じる地盤振動を計測することが検知に有効と考えて実験的検討を行ってきている。本研究では人工的な降雨条件下で土石流を模した実験を行い,降雨及び土砂移動のそれぞれが地盤振動に及ぼす影響について検討した。その結果,降雨強度が大きい場合は土砂流動の振動が降雨に起因する振動に埋没する可能性があり,検…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • SRv6ネットワークを対象としたネットワークデバッグ支援システムの実装と評価

    嶋谷, 修一朗, 柏崎, 礼生, 井口, 信和 インターネットと運用技術シンポジウム論文集 2023 24-31, 2023-11-30

    モバイルキャリアのバックボーンやデータセンターのネットワークの制御に Segment Routing over IPv6 (SRv6) が利用されている.SRv6 では,セグメントのリストによってパケットを柔軟に制御できる.ネットワークデバッグは,ネットワークの信頼性向上において重要である.ネットワークデバッグでは,パケットが損失した箇所を特定するために,パケットの追跡が必要な場合がある.しかし…

    情報処理学会

  • 屋内施設での回り忘れに関する調査と迷いやすい特性の検討

    長谷川, 理緒, 桑宮, 陽, 池谷, 悠杏, 小林, 稔 ワークショップ2023 (CN Workshop 2023) 論文集 2023 54-60, 2023-11-16

    博物館やショッピングモールなど順路が決まっておらず自由に動き回ることが出来る広い施設で,複数の目的地を回りたいとき,実際に回りきれているのかわからなくなってしまうことがある.我々は,このような問題が起こりやすい 施設の条件として「初めて訪れる場所」「回る経路が決まっていない」「複数の部屋が存在している階層構造の施設」という要素を想定した.本研究ではアンケート調査によってそれを確かめると同時に,回…

    情報処理学会

  • フェムト秒パルスレーザーを利用したPDMSの超撥水性と氷柱の形成抑制について

    櫻井 俊光, 染川 智弘, 平井 悠司, 松下 拓樹 雪氷 85 (6), 327-338, 2023-11-15

    <p>道路インフラの上部構造等に付着した氷雪や氷柱(つらら)が道路に落下すると,通行車両等に被害を及ぼす可能性がある.それを防ぐ対策に雪や氷が付着しにくい塗布材料が利用されることがある.しかし,長くても数年に1回の塗り替えが必要になるなど,耐久性の面で課題が残されている.本研究では,耐久性を有する対策として超撥水性PDMS(poly-dimethylsiloxane)を利用した防氷技術,中でも氷…

    DOI Web Site Web Site 参考文献32件

  • 将棋81万:強化学習のための多様性を持った将棋初期局面集

    出村, 洋介, 金子, 知適 ゲームプログラミングワークショップ2023論文集 2023 111-118, 2023-11-10

    経験の多様性と不偏性は強化学習エージェントの性能や頑健性を向上させるが,大きな計算コストなしにそれを実現するのは困難な場合がある.多くのチェスライクゲームやオセロなどでは,初期状態(初期局面の駒配置等)が固定されていて 1 通りしかないため,AlphaZero スタイルの強化学習を行う場合,エージェントは似たようなエピソードや棋譜を経験しがちである.本論文では,この課題に対応するため,将棋の初期…

    情報処理学会

  • 2人用不完全情報ゲームにおける運要素とスキルの感じ方の研究

    髙橋, 昇太, 阿原, 一志 ゲームプログラミングワークショップ2023論文集 2023 33-37, 2023-11-10

    トレーディングカードゲームをはじめとする不完全情報不確定ゲームでは,確定していない情報に対しプレイヤーが運要素を感じる事がある.この「運要素の感じ方」について,それを測定したり,意図的に操作したりすることができるかどうかは,ゲーム理論の観点から興味深い.本研究では,不確定性のあるゼロ和 2 人用不完全情報ゲーム「2Choice」を自作し,プレイヤーの自己効力感と運要素の感じ方の測定を試みた.

    情報処理学会

  • 赤外分光法を用いた重質炭化水素の平均分子構造パラメーターの推算

    麓 恵里, 佐藤 信也, 森本 正人 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (6), 231-237, 2023-11-01

    <p>コールタールや石油残さ等の重質炭化水素は安価な炭素繊維原料であり,平均分子構造解析は,これらの重質炭化水素の平均構造モデルを決定する重要な技術である。モデルの決定には,元素分析,平均分子量,核磁気共鳴(NMR)スペクトルを用いる。しかし,実験室規模の研究ではNMR測定に必要な量の試料を確保できないことがめずらしくない。また,溶媒に不溶な試料が少なくない。そこで,NMRの代替法として,赤外分…

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 神戸市灘区市民課におけるフィールドワークの報告

    木村 彩音, 土取 俊輝, 荒木 真歩, 濱口 徹, 德田 惠, 日下 陽介, 梅屋 潔 国際文化学研究 : 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要 60 29-49, 2023-11

    ...Some administrative reforms, such as the general counter, sometimes lead to long waiting times. However, officers show their flexibility to reduce the waiting time of users. 5. ...

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  • 身寄りや家族支援のない独居高齢者の救急搬送症例の検討

    吉川 徹二 日本在宅救急医学会誌 7 (1), 24-31, 2023-10-31

    <p>【背景および目的】近年、超高齢社会の進行に伴い身寄りや家族支援のない独居高齢者の救急搬送症例が増加傾向にある。今回われわれはこれらの概要を明らかにするため蘇生会総合病院での救急入院症例を検討した。</p><p>【対象および方法】2015年3月~2021年6月の身寄りや家族支援のない高齢の救急入院患者36例を対象とし、後方視的検討を行った。</p><p>【結果】搬入時の情報が乏しく、15例で…

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  • 第3回 IgG4関連硬化性胆管炎の診断と治療

    内藤 格, 中沢 貴宏 胆道 37 (4), 831-838, 2023-10-31

    <p>IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-SC)は,血中IgG4高値,胆管壁の線維化とIgG4陽性形質細胞浸潤を特徴とする原因不明の硬化性胆管炎であり,IgG4関連性疾患(IgG4-RD)の胆管病変とされている.IgG4-SCは多彩な胆管狭窄像を呈することから,胆管像が類似する胆管癌,原発性硬化性胆管炎,膵臓癌の胆管浸潤などとの鑑別が必要である.IgG4-SCの診断はIgG4-SC臨床診断基準2…

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  • 入力時の日本語と英語の差異がChatGPTで生成するコードの安全性に与える影響の考察

    山岸, 伶, 笹, 晋也, 藤井, 翔太 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 1544-1551, 2023-10-23

    大規模言語モデルによって自動生成されるコードは,ソフトウェア開発での利用が期待される.先行研究は ChatGPT で生成された21種類のコードの安全性を検証し,ChatGPTが脆弱なコードを生成する場合もあることを明らかにした.一方で,ChatGPTは入力時の言語による出力の違いが知られているが,生成されるコードの安全性への影響は明らかになっていない.この影響が不明瞭であれば,英語を母国語としな…

    情報処理学会

  • 多種多様なマルウェアに対する自動表層解析システムの提案

    荒井, 晃平, 小林, 良太郎 コンピュータセキュリティシンポジウム2023論文集 37-43, 2023-10-23

    近年,インターネット上に存在するマルウェアの種類は,新種や亜種といった形で増加している.マルウェア侵入検知の初期段階において,マルウェアの特徴を解析する必要があるが,現状ではマルウェアの増加に対して解析が追いついていない.また,解析環境を構築する上で,マルウェアごとの複雑な環境を構築することは,詳細な情報の取得が期待できるが,解析自体にも時間がかかってしまう場合がある.そのため,マルウェアを実行…

    情報処理学会

  • 胃瘻造設後長期経過中に胃瘻周囲からの漏れに対して胃瘻再造設術を要した重症心身障がい児についての検討

    毛利 純子, 田中 修一, 里見 美和, 新美 教弘 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (6), 965-972, 2023-10-20

    <p>【目的】重症心身障がい児(以下,重症児)における診療の中で,時に胃瘻周囲からの胃内容の漏れを経験する.漏れが軽度であれば保存的管理が可能であるが,胃瘻周囲の難治性皮膚炎となることもある.今回我々は胃瘻周囲からの漏れに対し胃瘻再造設術を要した例とその関連因子について検討した.</p><p>【方法】当院で2003年1月から2021年12月に胃瘻造設術を施行された小児のうち,胃瘻を継続使用し当院…

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  • 上減の歯列に対するIARPDの応用

    亀田 行雄 日本口腔インプラント学会誌 36 (3), 151-159, 2023-09-30

    <p>加齢とともに現在歯数が減少する際に,下顎に比べ上顎歯の喪失スピードが速い症例がある.そのような症例に対し治療介入しても,上顎歯の減少を食い止めることができず咬合崩壊してしまうこともある.そのような上減の歯列と呼ぶ症例に対しては,より徹底した治療介入が必要であり,主に「臼歯部の咬合再建」と「上顎前歯部の補強」に注力することが望ましい.また臼歯部の咬合再建の一手法として,上顎の義歯床下にインプ…

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  • 術前診断が困難であった壊死型虚血性大腸炎の1例

    奥村 隆志, 久保 進祐, 豊田 秀一, 石川 奈美 日本腹部救急医学会雑誌 43 (6), 959-962, 2023-09-30

    <p>症例は85歳,女性。上腹部痛と嘔吐のため救急搬送された。来院時,上腹部に圧痛を認めたがバイタルサインは安定していた。血液検査では腸管虚血を示唆する所見に乏しかった。腹部CT検査では上行結腸の浮腫性壁肥厚像,横行結腸の軽度拡張像,右傍結腸溝に腹水貯留を認めた。虚血性腸炎を疑い,入院で経過観察の方針とした。入院後,腹痛の増悪はなかったが,血液検査でCRP …

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  • 神経心理学的症状を数量化するとは?

    橋本 竜作 神経心理学 39 (3), 204-209, 2023-09-25

    <p>本稿では神経心理学的症状の背景にある,認知機能障害を評価する際に注意すべき点について述べた.我々は各種の神経心理学的検査を用いて,統制された刺激への患者の反応をみることで,直接観察できない認知機能の能力を数量化し,症状の特徴を明らかにすることを目指している.検査の実施には患者の協力が不可欠である.また患者の受検態度,視覚や聴覚,教示理解の程度,注意などの影響を丁寧に観察することも重要である…

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  • 胆道手術における周術期感染管理

    新川 寛二, 竹村 茂一, 田中 肖吾, 天野 良亮, 木村 健二郎, 大平 豪, 西尾 康平, 木下 正彦, 田内 潤, 白井 大介, 江口 真平, 岡田 拓真, 谷 直樹, 久保 正二 日本外科感染症学会雑誌 20 (2), 117-122, 2023-09-15

    <p>胆道疾患に対する手術は胆囊癌や肝門部領域胆管癌などに対する胆道再建を伴う肝切除術や急性胆囊炎,胆石症に対する胆囊摘出術などさまざまである。胆道手術における感染対策には術前・術中・術後の感染管理が必要であり,全身管理とともに至適抗菌薬の投与と感染源のコントロールを行う。胆道感染などによって時に敗血症など重篤な病態に陥ることがあるため感染の早期診断と早期治療が安全な胆道手術に重要と考えられる。…

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  • 肺原発孤立性形質細胞腫の1例

    後藤 まどか, 市川 靖久, 坪内 秀樹, 川角 佑太, 内山 美佳, 森 正一 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (6), 563-568, 2023-09-15

    <p>形質細胞腫には種々の病型があり,その多くは多発性骨髄腫である.多発性骨髄腫は骨髄での形質細胞増殖と全身の臓器障害を特徴とし,骨髄外に腫瘍を形成することもある.骨髄に形質細胞増殖を認めず,髄外に孤立性増殖を認める疾患が孤立性形質細胞腫である.肺原発は稀で,非特異的な所見を呈し他疾患との鑑別が困難である.症例は72歳,女性.肝細胞癌の経過観察中に右上葉に腫瘤を指摘され,X年に右上葉部分切除術を…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 戦間期における仏教宗派の相互協調

    大澤 広嗣 宗教研究 97 (2), 51-74, 2023-09-08

    <p>現状における日本仏教の連合組織は、「全日本仏教会」である。同会は自らのルーツを、一九〇〇(明治三三)年に設立された、国家の宗教統制に反対した団体であると説明する。</p><p>しかし実際には、一九一二(明治四五/大正元)年に形成された「仏教各宗派懇話会」が出発点であった。その後、一九一六年に「仏教連合会」へ改称され、仏教界をめぐる世俗的な法制の整備と僧侶の法的待遇の是正を求めて、政府に働き…

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  • KCNH2遺伝子にde novo新規ナンセンス変異(c.1490G>A, p.Trp497Ter)を認めたQT延長症候群の1症例

    日高 玲奈, 末廣 寛, 児玉 雅季, 福田 昌和, 國宗 勇希, 岡山 直子, 中原 由紀子, 西岡 光昭, 小林 茂樹, 矢野 雅文, 山﨑 隆弘 山口医学 72 (3), 111-122, 2023-09-01

    <p> 先天性QT延長症候群は,心筋細胞のイオンチャネルをコードする遺伝子の異常により,心電図のQT間隔が延長し,ときに致死性不整脈を起こす疾患である.今回,Potassium voltage-gated channel subfamily H member 2(KCNH2)遺伝子のde novo新規ナンセンス変異を認めた先天性QT延長症候群2型(long QT syndrome type …

    DOI Web Site Web Site 参考文献20件

  • 急性膵炎後局所合併症に対するEUS下ドレナージ

    山宮 知, 入澤 篤志, 阿部 洋子, 永島 一憲, 水口 貴仁, 嘉島 賢, 久野木 康仁, 佐久間 文, 福士 耕 膵臓 38 (4), 217-228, 2023-08-31

    <p>膵周囲液体貯留(PFC)は急性膵炎に伴う代表的な晩期合併症であり,治療の第一選択は保存的治療であるが,感染や消化管通過障害を併発した場合にはドレナージの適応となる.近年の機器や手技の進歩により,超音波内視鏡(EUS)下にPFCを穿刺しドレナージを行う方法が普及し,良好な治療成績が報告されている.しかし,壊死物質を多く含むwalled-off …

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 幼児と母親の親子遊び

    富岡 麻由子 保育学研究 61 (1), 19-30, 2023-08-31

    本研究は,主体的な遊び手としての親の振る舞いの特徴を示すこと,そのような親の振る舞いの親子の遊びや関係における意味を考察することを目的とした。家庭での親子の遊びの観察により,親と子が対等に影響力をもって遊び,親が集中と楽しみを示す事例を抽出し分析した。その結果,親が主体的な遊び手となるのは,1)挑戦や競争を楽しむ遊び,親子の技量の差が縮めやすい遊びで,2)遊びそものもに惹かれる場合と意図的に遊び…

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  • 急性期病院に勤務する看護師の倫理的悩みの関連要因の検討

    NAKAMURA Tomomi, ENDO Yoshihiro 滋賀医科大学雑誌 36 (2), 6-14, 2023-08-30

    本研究では、倫理的悩みを測定する尺度Nurse Questionnaire (ADULT) scaleをもとに作成した『改訂版 倫理的悩みの尺度-看護師版』を用いて、急性期病院に勤務する看護師の倫理的悩みについて検討した。近畿地方のA県と中部地方のB県にある340床以上の急性期病院22施設に対し研究協力依頼を行い、承諾が得られた6施設に勤務する看護師846名に質問紙調査の依頼を行い、そのうち44…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 加味逍遙散使用経験例の検討

    郭 忠之 脳神経外科と漢方 8 (1), 1-9, 2023-08-30

    <p>加味逍遙散は,『和剤局方』 が原典である逍遥散に牡丹皮と山梔子を加味した方剤である。虚弱体質な婦人で肩が凝り,疲れやすく,イライラや精神不安などの精神症状,ときに便秘の傾向のある諸症 (冷え性,虚弱体質,月経不順,月経困難,更年期障害,血の道症) に適応があるとされている。それ故,婦人科・内科・心療内科・精神科などで処方される機会が多いが,当科でも16例に効果が認められ,2例は男性であった…

    DOI Web Site 医中誌

  • 脊髄腫瘍術後のアロディニアに対して漢方薬が有用であった1例

    川尻 智士, 月輪 悠, 田井 克英, 四方 志昂, 木戸口 正宗, 赤澤 愛弓, 山内 貴寛, 東野 芳史, 磯崎 誠, 有島 英孝, 菊田 健一郎 脳神経外科と漢方 8 (1), 25-28, 2023-08-30

    <p>アロディニア (allodynia,異痛症) は神経障害性疼痛の一環として生じ,ガイドラインに基づいた治療薬のみでは,痛みのコントロールが困難な場合がある。今回我々は,漢方医学的な証に対するアプローチが,アロディニアに対して有効であった症例を報告する。神経障害性疼痛に対する一般的な治療が無効な場合や,副作用の観点から使用を控えたい場合には,漢方薬が一助となる可能性がある。</p>

    DOI Web Site 医中誌

  • Metastable Oxides with Magnetic Functionalities

    TANAKA Katsuhisa Plasma and Fusion Research 18 (0), 2101078-2101078, 2023-08-28

    ...Sometimes, metastable phases exhibit more curious structures and properties and excellent functionalities than those of the stable phase....

    DOI Web Site 参考文献40件

  • Evaluation of the ear ossicles with photon-counting detector CT

    Takahashi, Yuka, Higaki, Fumiyo, Sugaya, Akiko, Asano, Yudai, Kojima, Katsuhide, Morimitsu, Yusuke, Akagi, Noriaki, Itoh, Toshihide, Matsui, Yusuke, Hiraki, Takao Japanese Journal of Radiology 42 (2), 158-164, 2023-08-27

    ...In particular, the anterior and posterior legs of the stapes, which are sometimes unclear on conventional CT scans, can be clearly visualized....

    機関リポジトリ

  • Evaluation of the ear ossicles with photon-counting detector CT

    Yuka Takahashi, Fumiyo Higaki, Akiko Sugaya, Yudai Asano, Katsuhide Kojima, Yusuke Morimitsu, Noriaki Akagi, Toshihide Itoh, Yusuke Matsui, Takao Hiraki Japanese Journal of Radiology 42 (2), 158-164, 2023-08-27

    ...In particular, the anterior and posterior legs of the stapes, which are sometimes unclear on conventional CT scans, can be clearly visualized....

    DOI PDF Web Site 参考文献11件

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