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検索結果 23,224 件

  • 往復2車線道路における自転車と自動車の追越行動を考慮した自転車通行空間の整備効果に関する研究

    小川 圭一, 六郷 文昭 交通科学 55 (1), 1-14, 2024-04-25

    滋賀県では自転車で琵琶湖を1周する「ビワイチ」による観光振興をおこなっているが,琵琶湖を1周する湖岸道路の多くは往復2車線道路であり,県内の幹線道路として機能しているため自動車交通量も多い.このため,車道通行の自転車が増加することによる自転車の安全性の確保と,自動車の幹線道路としての機能とを両立させることが課題となっている.本研究では,湖岸道路のような往復2車線道路を対象に,エージェントシミュレ…

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  • Study on How to Create New Concepts of To-Be Business Models

    CHAUDHARY Pabitra, LAMA Anish, OKADA Koji 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 138-157, 2024-04-20

    ...By applying a series of business analyses, we created a new business model concept that combines agribusiness and tourism through the application of ICT (Information and Communication Technologies)....

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  • 国策としてのモンゴルインバウンドツーリズムにおけるP2Mプラットフォームの有効性

    ザグダホロル ツェンベルドラム 国際P2M学会研究発表大会予稿集 2024.Spring (0), 84-94, 2024-04-20

    本稿では、モンゴルが国策としてインバウンドツーリズム事業を促進するためには、プログラムマネジメント手法とP2Mプラットフォームの形成が必要であることを示す。インバウンドツーリズムにより地域の課題を解決し、地域の活性化と持続可能な地域づくりを実現するモンゴルのインバウンドツーリズムの「あるべき姿」とそこにたどり着くに必要な取り組みと課題解決案を提案する。具体的には、遊牧民生活を体験できる事業である…

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  • The Role of Metaverse in Silk Road’s Tourism:

    Dayoub Bashar, Yang Peifeng, Omran Sarah, Zhang Qiuyi, Dayoub Alaa International Review for Spatial Planning and Sustainable Development 12 (2), 63-78, 2024-04-15

    ...However, realizing the tourism and developmental potential of the intercultural legacy tied to architectural sites, motifs, cuisine, beliefs, and artistic traditions diffused along these historic routes...

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  • フランス・アルザス地方のガストロノミーウォーキング調査報告

    西村 典芳, 高根沢 均, 傍嶋 則之 観光マネジメント・レビュー 4 (0), 63-69, 2024-03-31

    ガストロノミーツーリズムは、食べることだけでなく食材生産の場も対象とする幅広い観光であり、農山漁村の活性化に有効な手段となりうる。またフランスでは、食の現場を健康的な運動と結びつけた観光が地方で展開されている。筆者らは、ウエルネスの視点からガストロノミーウォーキングと地域活性化に注目し、フランスのアルザス地方にあるバール村のガストロノミーウォーキングイベントについて調査を行った。その結果、運営団…

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  • 旅館の提供サービスにおける経営者とスタッフとの認識のギャップ

    小林 純也 観光マネジメント・レビュー 4 (0), 21-38, 2024-03-31

    日本の宿泊客数は増加しているが、旅館の宿泊客数は減少しており旅館離れが進んでいる。旅館離れの理由のひ とつに、旅館が従来から提供しているサービスが宿泊客に求められなくなったにもかかわらず、改善されないままサービス提供が続けられていることが指摘されている。本研究では、旅館の組織内でサービス改善等の必要性の認識や取り組みができない要因があると考え、Parasuraman et al.( …

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  • Adventure Travel World Summit 2023 Hokkaido参加報告

    笠原 綾 観光マネジメント・レビュー 4 (0), 70-75, 2024-03-31

    2023年9月11〜24日まで北海道札幌市で、Adventure Travel World Summit(ATWS)が開催された。筆者は日本のアドベンチャーツーリズム(AT)黎明期の2018〜2020年に日本政府観光局(JNTO)に勤務し、アジア初のATWS 北海道大会開催誘致及びAT プロモーションを担当した経緯から、運営支援ボランティアを兼ねて参加した。大会開催決定を契機に観光施策や訪日プロ…

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  • 高等学校商業科における「観光ビジネス」教育

    重谷 陽一, 髙林 直人, 岩下 大祐, 中澤 秀紀 観光マネジメント・レビュー 4 (0), 2-20, 2024-03-31

    2022年度から、高等学校商業科において観光ビジネス科目が導入された。この科目の導入の背景には、2007年に制定された「観光立国推進基本法」に基づく観光人材の育成の必要性やコロナ禍前のインバウンドブームにより観光業界の人材不足が深刻化し、観光の専門家を育成する必要性が一層高まっていることがある。 …

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  • 北陸新幹線延伸に対する敦賀市民の意識 2023年秋・アンケート結果の分析

    櫛引 素夫 青森大学付属総合研究所紀要 25 (2), 18-35, 2024-03-31

    北陸新幹線は2024年3月,石川県金沢市-福井県敦賀市の区間が開業する.その半年前のタイミングで実施した敦賀市民1,200人を対象の郵送アンケート記述を目的とする.回収率は20%にとどまったが,市民の8割近くが新幹線開業を歓迎し,観光振興や駅周辺の整備,東京都や石川県,富山県とのアクセス向上への期待が高いことが分かった.半面,地元の観光面や中心市街地の魅力が限定的だと見る回答が多く,今後の対応が…

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  • 【報告】地域観光資源への興味啓発に関する試行:フィールド・ツーリズムコースにおける授業実践

    佐々木 豊志, 石塚 ゆかり, 関 智子 青森大学付属総合研究所紀要 25 (2), 53-60, 2024-03-31

    フィールド・ツーリズムは,青森県の自然・文化資源を活用した地域密着型観光の一つのモデルである.青森大学は2022年から人材育成・教育に取り組んでいる.本稿では,フィールド・ツーリズムの位置づけを明らかにするために,国際観光学の歴史的変遷を再確認し,代表的な3つの授業について報告する.これらの科目を学ぶ学生には,地域の魅力を深く掘り下げ,発信する感性と能力が求められる.

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  • 欧米富裕層をターゲットにしたインバウンド・観光マーケティング

    小野 雅琴 マーケティングジャーナル 43 (4), 86-95, 2024-03-29

    <p>株式会社wondertrunk & co.は,「日本の地方を世界の旅行地に変える」をミッションに2016年に設立されたインバウンド専門会社である。本論は,観光地を製品として捉える観光マーケティングと従来のマーケティングの違いを踏まえ,日本の今後の観光政策の方向性,すなわち,「持続可能な観光」,「消費額拡大」,および「地方誘客促進」を実現すべく,欧米富裕層をターゲットに観光マーケティングを実…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • プラスチックの海

    GALGANI François La mer 61 (3-4), 137-153, 2024-03-27

    人工高分子(プラスチック)の世界生産量は年間4 億トンを超え,海洋はプラスチック汚染の影響を最も受け る地域の一つとなっている。この海洋におけるプラスチックの分布は,人間の活動によって影響を受けている。 プラスチック汚染は,世界中の海岸,地表,そして90%以上が海底に見られる。プラスチックは海中でマイクロプラスチックやナノプラスチックに劣化し,工業用ペレットや一次マイクロプラスチックとともに,サ…

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  • 若い世代の持病患者の健康認識,健康関連行動,および消費行動に関する探究

    李 珠伊 マーケティングレビュー 5 (1), 64-71, 2024-03-19

    <p>本研究は,高齢化社会と医学の進展により寿命が延びる現代社会で,健康に対する若い世代の関心が高まっている中で,健康志向の高いミレニアル世代が老後に対する健康認識と健康関連行動及び消費行動をどのように捉えているかを明らかにし,健康関連行動に影響を与える要因を探求することを目的としている。グラウンデッド理論を用い,持病を抱えるミレニアル世代を対象に深層インタビューを実施し,健康認識,健康関連行動…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 持続可能な観光における来訪者モニタリング調査方法の検証 : 中部山岳国立公園上高地を事例に

    中澤, 朋代 松本大学研究紀要 (22) 139-157, 2024-03-15

    感染症パンデミックを終えて国際観光到着数が回復するにあたり、持続可能な観光への各地での取組みはますます求められている。政策・戦略策定には基礎データの収集が必要であり、持続可能な観光の世界基準に基づけば、各項目の継続的なモニタリングが重要である。本論は中部山岳国立公園上高地を事例に、現地では観光地の戦略策定のための来訪者の行動把握が不足していることを受けて、実際に観察調査と分析をした上で調査方法を…

    機関リポジトリ

  • 財産区における温泉に関する条例の制定状況

    森本, 佑子 清泉女学院短期大学研究紀要 (42) 61-71, 2024-03-15

    温泉に関する条例に関して全国の自治体を網羅的に調査した研究はこれまでほとんど見られない.そこで,本稿では地方自治法に規定された特別地方公共団体である財産区で制定されている温泉利用に関わる条例に着目してその内容を分析し,温泉の持続的な活用に向けてどのような視点で条例が制定されたのかを明らかにすることを目的とした.全国の財産区で制定されている38の条例・規則を比較分析した結果,温泉の資源管理と地域福…

    機関リポジトリ

  • 「レゴ®シリアスプレイ®ワークショップ」の活用による交通まちづくり政策立案手法の報告

    尾藤 文人 都市計画報告集 22 (4), 584-585, 2024-03-11

    <p>現在、政府では「デジタル田園都市国家構想実現会議」が開催され、「デジタル実装を通じて地方が抱える課題を解決し、誰一人取り残されずすべての人がデジタル化のメリットを享受できる心豊かな暮らしを実現する」という構想である。これを受けて、国土交通省において「地域の公共交通リ・デザイン実現会議」が開催されており、共創モデル実証プロジェクトが立ち上がっている。『北九州魅力探究プログラム『アオハルし放題…

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  • 酒蔵建築に関する立地と活用の実態

    佐々木 優玖, 岡崎 篤行 都市計画報告集 22 (4), 748-749, 2024-03-11

    <p>日本酒の年間消費量と製造免許場数は減少傾向にあり、酒蔵の地域性が失われてしまう可能性がある。一方で近年、酒蔵建築物を観光地として活用する動きも見られ、地域の活性化に繋がっている。したがって、全国に残る酒蔵の状況や酒蔵建築の活用実態を総合的に把握する必要がある。これまでの研究では、新潟県などで調査を行ってきた。本稿では、これまでの研究を参考に、秋田県において同様の研究を行う。</p>

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  • 酒蔵建築の立地と活用の実態

    佐野 拓海, 岡崎 篤行 都市計画報告集 22 (4), 640-643, 2024-03-11

    <p>日本酒の年間消費量や清酒免許場数は減少傾向にある。これでは、酒蔵の地域性が失われる可能性がある。一方で、近年では酒蔵建築を観光地として活用し、地域の活性化につなげる動きも見られる。このため、国内に残存する酒蔵の立地状況や酒蔵建築の活用実態を明らかにする網羅的な調査が必要である。これまでの研究では、新潟県、福井県、石川県、富山県で調査を行った。本研究では福島県における酒蔵建築の調査結果につい…

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  • 新聞広告にみる小笠原諸島のクルーズ船観光と観光地イメージ

    山崎,真之 和洋女子大学紀要 65 171-182, 2024-03-01

    本稿の目的は、1970年代、1980年代における小笠原諸島の新聞広告の事例よりクルーズ船観光の分析及び観光地としての小笠原イメージを明らかにすることである。小笠原諸島は東京本土より1,000km離れており、飛行機によるアクセスはなく定期船おがさわら丸もしくはクルーズ船というアクセス方法に限られている。本稿では、対象とした1970年代から1980年代にかけて掲載された観光に関連する小笠原諸島の新聞…

    DOI 機関リポジトリ

  • 地域の観光振興に関する一考察

    青木 卓志 地域経済学研究 45.46 (0), 41-53, 2024-02-28

    ...The main target of this paper is to analyze how regional tourism policies are implemented in the regions investigated....

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  • アドベンチャーツーリズム:リスク共生型観光産業の安全管理

    棟方 周一 安全工学 63 (1), 17-24, 2024-02-15

    <p>2023 年9 月にわが国において初めて,アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミットが北海道で現地開催された.国が積極的に振興を図るアドベンチャーツーリズムには,リスクを伴う体験型のアウトドアスポーツも含まれている.ツアー客自身がそのアクティビティにスリル,好奇心,興奮などの心理的高揚感を求めており,潜在するリスクはときに顕在化し事故に至る.海域・陸域・空域におけるアドベンチャーアクティ…

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  • のと鉄道観光列車を対象としたVR乗車体験システムの開発

    藤本 雄紀, 日下 恭輔, 田部田 晋 知能と情報 36 (1), 555-559, 2024-02-15

    <p>のと鉄道のと里山里海号は,世界農業遺産「能登の里山里海」を走る土日祝に運行している観光を目的とした列車である.旅行会社と連携した団体旅行客の利用と比較し,個人利用客の利用数は年々減少傾向にあり,個人客に向けた情報発信が課題になっている.これまで,パンフレットや動画などによるプロモーションを実施しているものの十分な効果を得られておらず,より臨場感があり,記憶に残る情報発信手段を検討する必要が…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • SNSにおけるコロナ禍と非コロナ禍の観光情報分析

    松本 義之 知能と情報 36 (1), 522-526, 2024-02-15

    <p>現在,観光情報を収集する手段として,インターネットを利用する事が当たり前となってきている.従来,旅行に関する情報は,旅行雑誌・テレビ・旅行代理店などから収集していた.しかし,インターネットの普及に伴い,それらに代わってネット検索による観光情報取得が行われている.また,観光地を訪れた来訪者が,その体験を SNS …

    DOI Web Site 参考文献3件

  • ネットワーク型組織の持続的発展メカニズム

    神﨑 史恵 AAOS Transactions 12 (2), 49-61, 2024-02-10

    ...In Japan, recently, a movement to re-evaluate discontinued railways as heritage railway and to utilize them for the preservation of local culture and tourism resources is gaining attention....

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  • 適時な観光情報発信の可能性を高める観光行動モデルの構築 ―静岡県榛原郡川根本町の事例―

    四方 大輔, 長谷川 朝陽, 永吉 実武 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 202311 (0), 65-68, 2024-01-31

    <p>観光客が訪問地を決定する際に,ソーシャルメディアにおける口コミやWebサイトで情報を得ることを通じて意思決定が行われていることが多い.本研究では,AISCEAS消費者行動モデルを援用しSNS,Webサイト,観光地訪問行動により構成される観光行動モデルを仮説として構築した.静岡県榛原郡川根本町の4つの観光地のInstagramの投稿数,川根本町公式Webサイトアクセス数,観光地訪問者数の交差…

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  • ICTによるタクシーツアーのUX向上

    安野 裕貴, 阿部 祐大, 横井 大将, 金 成斌, 廣瀬 千夏, 細野 繫, 町田 栄一郎 経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 202311 (0), 193-196, 2024-01-31

    <p>現在、多摩地域におけるマイクロツーリズムの旅行促進の必要性が論じられている。本研究では多摩地域でカスタマイズできる旅行、タクシーオーダーメイドツアーを提供する三幸自動車株式会社の事例を元に、実施調査を行った。この調査結果を元に属人性が高いサービスを写真投稿アプリからタクシードライバーのフォローを行い品質の保証をする方法とARカメラを用いて歴史的建造物における新しい顧客体験を提供する方法につ…

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  • 異なる利害を持つステークホルダーの共有資源管理をめぐる合意形成過程:地熱発電合意形成ゲームを用いた検討

    辻本 光英, 河合 康介, 見砂 太一, 横山 実紀, 大沼 進 シミュレーション&ゲーミング 33 (2), 57-67, 2024-01-30

    <p>本研究では,地熱資源を題材に,コモンズの資源利用をめぐるローカルな視点と広範な社会全体の視点の対立構造を表現し,異なる利害を持つステークホルダーの合意形成過程を観察する「地熱発電合意形成ゲーム」を作成した.同じ地熱資源に対して,社会全体の視点から広域的な便益や持続可能な経済発展などを重視する立場と,ローカルな視点から地元の観光資源や固有の歴史・文化・伝統などを重視する立場の違いにより生じる…

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  • Tourist Spatiotemporal Behavior in Cross-Border Tourism Area:

    Salouw Elvis, Setiawan Bakti, Sarwadi Ahmad International Review for Spatial Planning and Sustainable Development 12 (1), 81-94, 2024-01-15

    ...<p>Cross-border tourism is an emerging topic in the field of tourism, which is still being debated at the level of its definition and characteristics....

    DOI Web Site 参考文献35件

  • あいまいな情報提示により観光者の興味を周囲に向けるまち歩き観光支援システムの提案

    伊藤 淳子, 今和泉 雅清 情報処理学会論文誌 65 (1), 126-138, 2024-01-15

    まち歩き観光とは,観光ルートや目的地を定めない,自由度の高い観光形態である.一見何もないようなところから何かを見つけ出そうとする観光者の主体性が,まち歩き観光の価値向上につながる.観光ルートの最適化や,観光者の興味に基づく観光スポット推薦などの観光支援手法は,観光者の発見や体験を促すものではないため,まち歩き観光にふさわしくない.本研究では,観光者が自ら新たな発見や体験をするための,まち歩き観光…

    DOI 情報処理学会

  • 浸水からの鉄道車両事前避難に関する決定木分析

    奥村 誠, 森合 一輝 運輸政策研究 advpub (0), 2024

    <p>2019(令和元)年台風19号時に,東北新幹線那須電車留置線では車両の事前避難が実施されたが,北陸新幹線長野車両基地では120両が浸水し廃車された.全国の鉄道事業者はその後,車両避難手順を検討しているが,避難実施の合理的な判断基準は確立されているわけではない.本研究は,早期の運休開始・再開遅れがもたらす費用をも考慮して,社会として合理的な避難実施判断を決定木により表現し,時間経過に伴う決定…

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  • 建物浸水を考慮した氾濫実験に基づく解析モデルの検討

    松井 春樹, 川池 健司, 山野井 一輝, 小柴 孝太 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 実際の市街地を模した建物配置と建物内への浸水を考慮可能な市街地模型を対象に氾濫実験を行い,氾濫流の全体的な挙動といくつかの点で水深を測定した.このデータをもとに,都市部の洪水氾濫解析モデルにおいて建物への浸水の扱い方が異なる3つのモデルの検証を実施した.建物と格子辺を一致させ,建物のわずかな隙間から浸水すると想定したBuilding …

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  • 橋梁点群データからのエッジ推定によるパラメトリックモデルの生成に関する研究

    塚田 義典, 中原 匡哉, 梅原 喜政, 田中 成典, 武内 克樹, 中井 瑞基 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    <p> 近年,国土交通省ではBIM/CIM原則適用を掲げ,設計事業のデジタル化や3次元モデルの活用を推進している.これらのデジタル化に伴い,関係者間のデータ共有や活用が容易になることで設計・施工のみでなく,維持管理においても生産性の向上を目指している.しかし,橋梁等の既設構造物は計測データをもとに3次元モデルを作成する必要があり,専門的な知識や多大な労力を要する.そのため,既存研究では,遺伝的ア…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 途上国の湿地管理に及ぼす国際的条約の影響

    MAI Thi Khanh Van, 金 枓哲 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 240-, 2024

    ...The development of tourism as a manifestation of Wise Use practices has demonstrated only partial efficacy as the beneficiaries of local tourism did not include impoverished individuals relying on wetland...

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  • COVID-19が公共交通事業経営に与えた影響分析

    中村 陸哉, 神田 佑亮, 小倉 亜紗美 運輸政策研究 advpub (0), 2024

    <p>COVID-19の感染拡大による外出自粛に伴い,移動需要が急激に低下している.公共交通が受けた影響の程度を把握するため,経営状況への影響度を多面的に把握する必要がある.本研究では,全国の上場交通事業者が開示する決算資料を分析し,営業収益や営業利益・損失の推移や,借入金や現金及び預金,固定資産等を指標とし,事業者の経営への影響分析を行った.その結果,公共交通事業者は本来の収入とともに利益が戻…

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  • 長野県塩尻市におけるワインをめぐる行政の地域振興策

    坂本 優紀, 鈴木 修斗 E-journal GEO 19 (1), 29-39, 2024

    <p>国内で栽培されたブドウを原料に生産される日本ワインの消費量が増加している.日本ワインは製品としての価値だけでなく,農地の再生やツーリズムなど多方面にわたる地域的影響が期待されている.本稿では国内でも有数の日本ワインの生産量を誇る長野県および塩尻市を事例に,ワインを活用した地域振興策とワインツーリズムの現況を報告する.長野県は2013年に信州ワインバレー構想を計画し,ワイナリーの増加やプロモ…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • SDGs時代の地方都市圏の交通まちづくり

    遠藤 俊太郎 運輸政策研究 advpub (0), 2024

    2015年9月にニューヨークで開催された国連サミットにおいて加盟国の全会一致で採択された「2030 Agenda for Sustainable Development(2030アジェンダ)」は,1992年の国連地球サミットで採択された「アジェンダ21」,ミレニアムサミットを経て2001年に策定された「ミレニアム開発目標(MDGs)」の後継となるものである.この「2030アジェンダ」において,2…

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  • EU共通航空政策の軌跡と変容

    小島 克巳 運輸政策研究 advpub (0), 2024

    EU域内の共通航空政策は,世界でもっとも自由化の進んだ航空政策であるといっても過言ではない.この背景には,大西洋路線という世界屈指の国際航空市場の相手国であり,航空自由化を強力に推進する米国の存在が大きかったことは容易に想像できよう.しかしながら,EUと米国とで大きく異なるのは,EUは政治的・経済的スタンスの異なる国々から構成されていることである.EU各国の航空当局や欧州委員会がそれぞれの立場の…

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  • 都市鉄道における観光利用の可能性

    西川 祐人 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 209-, 2024

    <p>通勤・通学といった都市鉄道の日常利用が減少するなかで,非日常利用,とりわけ観光利用の重要性が増している.しかし,既往の研究では鉄道会社による観光開発が取り上げられることはあっても,観光利用促進の戦略や観光客の鉄道利用それ自体に着目した研究蓄積は少ない.そこで本研究では,中京圏の代表的な都市鉄道である名古屋鉄道(以下,名鉄)を事例に,都市鉄道における観光利用の現状を分析し,将来的な観光利用の…

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  • ネパール東部,クンブ=ヒマールにおける農牧複合経営の変容

    白坂 蕃, 渡辺 和之, 渡邉 悌二 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 23-, 2024

    <p>●研究の目的 ネパールのヒマラヤ山脈東部、クンブ =ヒマール地域は伝統的に農耕に加えて, ヤクの放牧 が行われており,季節的に異なる標高でヤクが放牧さ れてきた(von Fürer-Haimendorf 1964, Bjønness 1980, Brower 1991, Stevens 1991, 鹿野 2001 など)。本稿では クンブの生業としての農牧複合 …

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  • パキスタン, シムシャール村におけるトロフィーハンティングおよび野生動物資源の持続可能性に関する研究

    六井 菜月, 渡邉 悌二 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 283-, 2024

    <p><b>はじめに </b>トロフィーハンティングとは、野生草食動物の角や皮を得ることを目的とし、銃で仕留める狩猟であり、観光資源として魅力的な景観がない地域においても野生動物資源から経済的利益が得られるという利点がある。最近ではエコツーリズムを補完する手段としてトロフィーハンティングを導入する国も多い。一方、トロフィーハンティングは狩猟対象種の個体数減少と、肉食動物による家畜の捕食割合の増加…

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  • リノベーションまちづくりとジェントリフィケーション

    池田 千恵子 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 312-, 2024

    <p>中心市街地の衰退に伴い,空き家や空き店舗などの遊休不動産が増加している.このような遊休化した不動産という空間資源と潜在的な地域資源を活用して,都市・地域経営課題を複合的に解決することをリノベーションまちづくり(清水 2014)として示されてきた。そして,リノベーションまちづくりは地域再生の方策としてみなされてきたが,必ずしも地域住民の全てに受け入れられてきたわけではない.商店街の再生により…

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  • インドネシア・ロンボク島におけるASGMの特徴(第2報)

    林 武司, 髙樋 さち子 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 78-, 2024

    <p>インドネシアは,金については世界第8位(2022年)の産出量を誇るが,生産される金の一部はASGMによるものである.ASGMでは,原石中から金を回収する手段として水銀が広く用いられてきた.インドネシアにおいても水銀の使用は規制されてきたが,2017年の「Minamata Convention on …

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  • 未来に関する語りをめぐる現場研究

    杉山 高志, 矢守 克也 質的心理学研究 23 (Special), S18-S24, 2024

    本研究は,主体との関係性において表現できる「時間」の視点を用いて,高知県黒潮町の防災ツーリズムの一環として行われている「防災かかりがま士の会」の語りに対する質的な分析を行った。アクションリサーチにおいて「時間」は欠かすことができない要素であるにもかかわらず,「時間」の視点から防災・減災のアクションリサーチを分析した既往研究は僅少である。本研究では,黒潮町の住民が行っている「防災かかりがま士の会」…

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  • コンテナから読む世界経済

    大森 孝生 運輸政策研究 advpub (0), 2024

    コンテナというと,整然と並べられたカラフルな箱を運ぶコンテナ船が先ず思い浮かぶ.コンテナ船の航海ルートは国際貿易を支える海上輸送の血管であり,世界標準でサイズが統一されたコンテナの箱はまさに血液である,と筆者は例え,世界経済との繋がりを解説する.

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  • 被覆ブロックに設けた突起や開孔の違いが越水時に作用する流体力に与える影響に関する研究

    秋野 淳一, 西嶋 貴彦, 伊藤 幸義, 金目 達弥 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 近年多発している堤防決壊の主要因は越水であることが指摘されている.国土交通省では,越水に対して「粘り強い河川堤防」を整備することを目的として,河川堤防の強化に関する技術検討会を発足し,粘り強い河川堤防の整備区間で使用できる工法の技術開発を推進している.本研究では,実際の河川工事で使用されているブロックの模型を用い,その表面突起の形状などをパラメーターとして越流水によって作用する流体力の計…

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  • 伊豆半島地域におけるコロナ禍の観光産業

    高瀬 浩二, 山下 隆之, 塚本 高士, 片岡 達也, 上藤 一郎 Input-Output Analysis 31 (3), 50-62, 2024

    <p> コロナ禍は国や都道府県だけでなく,観光を主要産業とする地域経済に深刻な影響をもたらした.そのため,都道府県内の小地域経済に焦点を当てたコロナ禍の分析は,地域振興政策上,より意義深い.この観点から,本研究は,県境をまたぐ移動の自粛が静岡県伊豆半島地域に与えた経済的影響を探る.静岡県内2 地域間産業連関モデルを用い,月次ベースで経済誘発効果の計測を行う.その過程で,当該地域の宿泊者数および旅…

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  • ネパール,サガルマータ国立公園・クムジュン村における牧畜の現状

    佐々木 美紀子, 渡辺 悌二 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 199-, 2024

    <p>はじめに 牧畜業は人間と山岳環境のかかわりを強めるもののひとつである。世界の多くの山岳地域で実施されている牧畜業であるが、ネパールのサガルマータ国立公園も、それが実施されている代表地域である。サガルマータ国立公園では、近年登山・トレッキングの中心地として観光開発が急速に進んでおり、シェルパが長年行ってきた牧畜業がその影響を大きく受けた(Stevens …

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  • カラコラム北部,シムシャール村における社会変容と牧畜の維持戦略

    渡辺 悌二, 平川 一臣, 六井 菜月 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 311-, 2024

    <p>はじめに カラコラム北部に位置するシムシャール村(標高3,000 m)は人口約2,500人の小さな村である。2003年までは村に通じる自動車道路がなかったことから,外界との接触がきわめて少ない村であったが,2003年の道路開通以来,観光客・トレッカーや,トロフィー・ハンティング(野生動物の狩猟)を目的とした観光客が増加している。本研究では,教育の推進,観光開発およびトロフィー・ハンティング…

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  • 九州新幹線(西九州ルート)における費用分担問題

    別府 英俊 運輸政策研究 advpub (0), 2024

    <p>本研究は,九州新幹線(西九州ルート)の整備における費用分担問題を取り上げ,ゲーム理論のコアや仁の手法を用いて分析を行った.九州新幹線(西九州ルート)は,佐賀県と国,長崎県の間で整備手法や費用分担,並行在来線の在り方を巡って合意ができていない現状にある.そこで,本研究は新鳥栖-武雄温泉間をフル規格で整備した場合の各県の帰着便益額を算出し,その便益額に基づき,国,佐賀県,長崎県の3者間において…

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  • 港湾物流分野における情報システム間データ連携のための適用技術に関する研究

    飯田 純也, 中沢 優也, 藤原 弘道, 渡部 大輔 運輸政策研究 advpub (0), 2024

    <p>港湾物流分野における情報システム間のデータ連携技術として今後REST API with JSON (API)の適用が期待される.本稿では,プラットフォームシステム(PF)を中心にAPIの適用実態把握と普及に向けた課題分析・対策検討を行った.主な成果を次に示す.(1)PF毎にAPIの電文仕様が乱立しており,データ連携の相互運用性確保に向け,電文仕様のうちセマンティクスレベルでの標準実装が重要…

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  • 人口稀薄地域における鉄道と路線バスの並行問題

    柴田 卓巳 運輸政策研究 advpub (0), 2024

    <p>人口稀薄地域において鉄道と路線バスが並行し,両者が共に不採算という事例が全国で見られる.本稿の対象地域である北海道美深町では,1970年頃から公共交通の利用者が減少したが,鉄道は特定地方交通線対策時に廃止を免れ,近年は存廃問題が生じている.一方,路線バスは国・道の補助制度の下で運行が維持されているが,補助金額は高止まりしており,沿線自治体にとって負担となっている.以上を踏まえた上で対象地域…

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  • 離島振興政策の効果検証に関する考察 ―宿泊施策を対象として

    唐 銘陽, 栗原 剛 土木学会論文集 80 (2), n/a-, 2024

    <p> 持続的な離島振興を目指すために,政府や地方自治体は離島地域への支援政策を展開している.その効果を検証するためにはエビデンスを重視した政策評価の仕組みが必要である.本論文は,離島振興政策の中で,観光に関する政策に着目し,宿泊施設を対象とした政策をケーススタディとして政策効果を定量的に評価することを目的とする.本論文では,はじめに観光分野に関連する離島振興政策について,全国網羅的に整理した.…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • モルタルの破壊特性に及ぼす中性化の影響

    石黒 覚, 阿藤 正樹, 棚 友裕 農業農村工学会論文集 92 (1), I_65-I_74, 2024

    <p>中性化によるモルタルの破壊特性の変化を調べるため,促進中性化試験および破壊試験を実施した.水セメント比および養生条件の異なる中性化供試体について,切欠き引張強度および破壊エネルギーを測定した.また,モルタルの圧縮および曲げ強度試験も実施した.これらの試験結果と気中供試体の試験結果とを同材齢で比較検討した結果,中性化供試体の圧縮強度は,気中供試体に比べて増加すること,破壊エネルギーは,同程度…

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  • 山梨県富士五湖地方におけるグランピング施設の進出状況

    渡邊 瑛季 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 295-, 2024

    <p>1 はじめに</p><p> 本研究では,「宿泊と飲食が提供される贅沢なキャンプ」(一般社団法人日本オートキャンプ協会)とされるグランピングに着目する。日本では2015年頃から第2次アウトドアブーム期を迎え,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大前までオートキャンプへの参加人口は増加傾向にあった。このブーム期は,漫画・アニメ作品「ゆるキャン△」の影響による若者キャンパーの増加…

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  • コンテンツツーリズムの地域社会への心理的・経済的効果 ─アニメ作品を舞台にした埼玉県秩父市を対象として─

    堀越 聡太, 大江 靖雄 日本観光学会誌 64 (0), 33-41, 2023-12-31

    コンテンツツーリズムにおいてアニメや映画の流行が永続するのは稀なケースであるため、ある一定期間が過ぎると聖地と呼ばれる地域も観光需要が減ってしまうことが課題となっている。一過性のあるこの観光形態について、流行が終わった後の心理的・経済的効果は十分解明されていない。作品ヒット後の観光需要が増えるポジティブな側面だけでなく、観光客を受け入れる立場の地域住民が感じるネガティブな側面も考慮する必要がある…

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  • ウェルネスツーリズムと睡眠

    荒川 雅志, 田中 秀樹 睡眠と環境 17 (2), 26-34, 2023-12-31

    ウェルネスとは健康を広義に捉えた概念で,人生の質を高める,豊かな人生をデザインしていくライフスタイル全般が対象である。様々な分野からの参入が見られる世界のウェルネス市場は,新型コロナウィルス感染拡大前 2020 年時点で 4.4 兆ドルと極めて巨大となるなか,ウェルネスをテーマとした旅行形態であるウェルネスツーリズムの市場成長が特に顕著であることが国際ウェルネス機構をはじめ各種調査で報告されてい…

    DOI Web Site 医中誌

  • 発達障害者の海外旅行時における障壁について ─海外旅行傷害保険契約の状況からの考察─

    上村 明 日本観光学会誌 64 (0), 61-69, 2023-12-31

    コロナ禍で制限されていた「二国間の双方向の観光交流(ツーウェイツーリズム)」も国際線の受け入れ空港の緩和などを受け、緩和されるようになった。しかし、障害者の中でも精神障害や発達障害を有するものは「向精神薬」を服用していることから、国境を跨ぐ際には煩雑な手続が必要である。その一例として海外旅行傷害保険や薬剤携行証明書に関する問題がある。本研究では、これらの問題点を明確にし、関係者間の「建設的対話」…

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  • 歴史的市街地である「ならまち」の再生 ─カフェ、雑貨店、飲食店の出店と町家の利用─

    小村 弘 日本観光学会誌 64 (0), 42-49, 2023-12-31

    歴史的市街地である「ならまち」は衰退した生活空間であったが、町家カフェや雑貨店が観光雑誌に紹介される観光地となっている。本研究は、カフェ、雑貨店や飲食店の店舗数と建物または土地の用途の変遷を1970年代まで遡って調査し、併せて町家の店舗としての利用状況や関係者からの聞き取り結果を分析することにより、「ならまち」の再生の特徴を明らかにすることを目的とする。カフェや雑貨店の増加傾向は、元興寺旧境内を…

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  • NSSにより取得した位置情報と調査表による観光者の行動分析 ─NSS情報無線伝送システムの応用─

    神谷 達夫 日本観光学会誌 64 (0), 50-60, 2023-12-31

    観光イベント等の企画立案や会場の状況把握のために、著者らは、「ソーシャルディスタンス手持ち行燈」(ディスタンス行燈)と名付けた装置を開発した。この装置は、固定的に設置したアクセスポイントの近傍を通過した観光者を記録することができる。さらに、ディスタンス行燈の改良型は、GPS等の衛星測位(NSS)により取得した観光者の位置情報をデジタル小電力コミュニティ無線で伝送し、ほぼ即時的に観光者の行動を知る…

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  • 農家レストラン名称の東西比較分析

    片山 達貴, 大江 靖雄 日本観光学会誌 64 (0), 24-32, 2023-12-31

    農家レストランは、農家所得の増大を図る6次産業化の役割のみでなく、ツーリズムや都市農村交流としても 注目されている。しかし、近年ウェブサイトでのマーケティングを行う事業体が増えており、訴求性の解明や需要のあるコンテンツの把握は経営上重要な論点であるものの、研究成果は限られている。そこで本稿では、消費者への第一印象が決まる農家レストラン名称を分析対象とし、関東地方(183件)と近畿地方(108件)…

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  • ユーザー生成コンテンツを活用した日本人と外国人の観光行動分析 -世界文化遺産の村、白川郷を事例に-

    鈴木 晃志郎, 松井 陽史 日本観光学会誌 64 (0), 1-12, 2023-12-31

    本研究は、旅行口コミサイトに投稿された白川郷に関する日本人および外国人のeWOM(電子口コミ)をテキストマイニングにより比較解析し、観光行動分析におけるテキストマイニングの有用性を検討した。潜在的ディリクレ配分法によってクラスタリングした日本語と英語のeWOMを比較したところ、食事、散策や見学、写真撮影など、集落内の観光行動に関する複数のトピックで双方の内容に一定の共通性がみられた一方、世界遺産…

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  • 白米千枚田における持続可能な観光についての一考察

    倉本 啓之, 井出 明 日本観光学会誌 64 (0), 13-23, 2023-12-31

    日本海に面した斜面にいくつもの水田が連なる景観をもつ白米千枚田は、農地として活用されているからこそ観光資源としての価値がある。しかしながら、現在の白米千枚田の稲作は、有志が構成員となった地域団体が農作業面を担い、それを多くのボランティアが支えている。また資金面では、全国から支援者を募るオーナー制度が採用されているものの、行政からの補助金も必要となっている。つまり稲作農業を継続させていくためには耕…

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  • 観光プロモーションに関する小考:聴覚的観光資源に着目して

    頭師, 暢秀 近畿大学短大論集 56 (1), 77-89, 2023-12

    各地で観光プロモーションが繰り広げられている。本稿は「音」に着目し、聴覚的観光資源を観光プロモーションに活用することを提案する。観光資源を新たに創って集客装置として仕掛けようとするのではなく、既存の聴覚的資源を再定義したり、再発見したりすることで、観光資源として活用しようという発想に基づき、環境音、ノスタルジア、ミュージックツーリズム、ASMRの観点から論ずる。加えて、特段の聴覚的観光資源が皆無…

    機関リポジトリ Web Site

  • 国立公園の責任の主体と管理運営における合意形成について

    大久保 史佳, 小笠原 太一, 竹林 佐那, 野㟢 祐未, 吉川 幸雄, 難波 美帆 グロービス経営大学院紀要 2 (0), 99-106, 2023-11-30

    日本の国立公園では,法的に管理運営を強制することができない中,数多く存在する「ステークホルダー(所有者,事業者,関係当局,地域等)間の合意形成の難しさ」が共通の課題としてある.本研究では,自然を保全しながら国立公園の管理運営がうまくいっている尾瀬国立公園と複数の国立公園を比較し,ステークホルダーの合意形成の難しさという課題をいかに解決することができるかを明らかにしようとした. …

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  • 国立公園に関わる登録 DMO が環境保全に果たす役割と課題

    今井 昌行, 小林 翔, 山本 咲恵, 難波 美帆 グロービス経営大学院紀要 2 (0), 59-65, 2023-11-30

    昨今,観光産業の中でも,自然が注目されており,「持続可能な観光」の実現に向けた体制整備が急務となっている. 本稿では,国立公園を有する地域に着目し,観光地域づくりを行う舵取り役であるDMOが,利用と保全の両立に取り組む上で多様なステークホルダーと合意形成する際の参考となるモデルの提示を目的として,研究を行った.研究方法は,国立公園を対象に,観光・環境・行政の各指標間の因果関係について,回帰分析を…

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  • 耳鼻咽喉科専門医試験における Generative Pretrained Transformer の有効性に関する検討

    野田 昌生, 上野 貴雄, 甲州 亮太, 島田 Dias 茉莉, 伊藤 真人, 矢本 成恒, 吉崎 智一, 野村 章洋 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 126 (11), 1217-1223, 2023-11-20

    <p> 近年, 医療分野において画像認識や自然言語処理など人工知能 (AI) の活用が進んでおり, どのように活用し, 危険があるのかについて理解することが, 安全で有効な医療応用に必要である. ChatGPT は2022年にリリースされた自然言語処理技術の一つで, 入力された指示 (プロンプト) に対して文章を生成し, 命令方法によって, その精度をさらに上げることが可能である. …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 住居費に対する負担感の地域性に関する研究

    今野 彬徳, 内海 康也, 長谷川 洋 日本建築学会計画系論文集 88 (813), 3057-3065, 2023-11-01

    <p>This study analyzed the actual state of the housing expenditure and the burden feeling of housing expenditure using Comprehensive Survey of Housing Life 2018 by regions classified by regional …

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 自動走行ビジネス検討会の取り組み

    経済産業省製造産業局自動車課モビリティDX室 IATSS Review(国際交通安全学会誌) 48 (2), 80-87, 2023-10-31

    <p>経済産業省と国土交通省では、わが国が自動走行分野において世界をリードし、社会課題の解決に貢献することを目指して、産学官オールジャパン体制で自動走行のビジネス化を推進するため、2015年2月に「自動走行ビジネス検討会」を設置。国内外の自動走行に係る現状や課題、産学官で協調して取り組むべき領域等について、必要な検討を行ってきた。本記事では、これまでの検討の経緯に加えて、2022年度の検討内容を…

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  • 景観行政団体による夜間景観に関わる面的な規制誘導に関する研究

    中村 麻耶, 松井 大輔 都市計画論文集 58 (3), 1532-1538, 2023-10-25

    <p>近年、全国で夜間景観の創出に向けた取り組みが見られる。観光地や商業地で夜間景観を創出することは、観光客や利益の増加に貢献し得る。一方、住宅街では住民に対して明確な利益を示すことができないことから、夜間景観の創出は難しい。この研究は面的な夜間景観の規制誘導の状況と記述内容、運用実績を持つ3自治体における住宅街での運用実態を明らかにする。結果を次のように示す。(1)19の自治体が夜間景観の創出…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • モバイル位置情報データに基づく観光スポットと訪問者の同時クラスタリングと個人的穴場の抽出

    根本 侑弥, 羽佐田 紘之, 伊藤 真利子, 長橋 陽介, 岩瀬 義和, 本間 裕大 都市計画論文集 58 (3), 1156-1163, 2023-10-25

    <p>インターネットやSNS等の情報技術の発展に伴い,観光客は自らの好みに合わせ様々なスポットを訪れるようになってきている.観光において,万人受けする人気観光スポットよりも穴場観光スポットを好む観光客も少なくない.より個別の訪問者の差異を考慮し得るデータと手法による観光分析が,求められている.そこで本研究では,モバイル位置情報データから取得した実際の観光客の観光スポットの訪問履歴に基づき,相性の…

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 空間の残存と悲劇の記憶の継承の関係についての考察

    筈谷 友紀子, 阿部 大輔 都市計画論文集 58 (3), 937-944, 2023-10-25

    <p>本研究では、悲劇の遺産の保存プロセスを明らかにし、様々な主体による悲劇の記憶の継承活動の展開を整理した。悲劇の遺産の保存にあたっては、その過程で一元化できない両義的で多様な空間への評価や解釈が関係主体によって導かれ前景化される。また、悲劇の記憶の継承においては“よすが”としての空間が希求される。保存された空間は観光や訪問学習という手法を通じて、地域を超えた悲劇の記憶の継承を可能とし、将来に…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 終戦直後における自然公園の指定・観光開発をめぐる地域の動向

    菊地 淑人 都市計画論文集 58 (2), 161-168, 2023-10-25

    <p>本稿では、ゴードン W・プランゲ文庫所蔵の終戦直後に各地で発行された観光関連新聞を対象に、これらに掲載された自然公園に関する記事の網羅的な収集とその検討から、国立公園を中心とする自然公園の指定や観光開発等をめぐる地域レベルの動向とその展開について明らかにすることを目的とする。戦後直後、国立公園指定推進運動は全国に広がり、指定推進のために多くの団体も設立された。こうした取組みに多くの観光関連…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 観光都市へのシェアサイクル導入が観光客の立ち寄り施設数と滞在時間に与える影響

    福島 渓太, 薄井 宏行, 浅見 泰司, 貞広 幸雄 都市計画論文集 58 (2), 143-152, 2023-10-25

    <p>本論文は観光都市へのシェアサイクル導入が観光客の回遊行動に与える影響を、立ち寄り施設数と滞在時間の観点から定量的に検証することを目的とする。交通手段選択確率、立ち寄り発生確率、立ち寄り施設選択確率からなる回遊観光モデルを構築し、複数の交通手段を使いうる観光客の回遊行動を記述し、鎌倉市を対象地としてマルコフ連鎖モンテカルロシミュレーションを行った。シミュレーションの結果、徒歩、シェアサイクル…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 相続時調査データによる相続と空き家発生との関係分析

    阿部 くらん, 藤巻 米隆, 小西 弘樹, 宇佐美 朋香, 大澤 義明 都市計画論文集 58 (3), 1109-1116, 2023-10-25

    <p>国土交通省の平成26年度調査によると,空き家の半数以上が相続によって発生しているという.深刻化する空き家問題に対処するため,本稿では相続データを体系的に整理し,日本国内で相続がどの程度空き家を発生させているかを空間的に分析することを目的とする.まず,潜在的な空き家の発生率と,全国の空き家調査で示される現在の空き家率の関係を明らかにする.次に,相続属性に関して,クロス分析やロジスティック回帰…

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 旧龍野城下町における歴史的地区の古民家再生とまちづくり会社の役割

    溝口 徳昭, 山口 敬太, 谷川 陸, 川崎 雅史 都市計画論文集 58 (3), 1584-1591, 2023-10-25

    <p>本研究では,兵庫県たつの市龍野地区における古民家再生の手法とまちづくり会社の役割を明らかにした.具体的には,龍野地区の物件に特化した不動産及びまちづくり会社である緑葉社による,買取再販・サブリース併用事業を用いた古民家再生スキームと各ステークホルダーの参画要因を明らかにし,他地域のスキーム導入方法との比較を通じてその有効性を明らかにした.龍野では,緑葉社が古民家を購入して改修費を一部負担し…

    DOI HANDLE Web Site 参考文献1件

  • 地方都市中心市街地における観光振興・賑わい創出を目的とした低未利用地の活用に関する研究

    先崎 智哉, 十代田 朗, 津々見 崇 都市計画論文集 58 (3), 1258-1265, 2023-10-25

    <p>本研究は、中心市街地活性化基本計画において、観光振興や賑わい創出と低未利用地がいかに取り扱われてきたか、賑わい創出を目的とした低未利用地の活用のためにいかなる事業が予定・実施されたのか、そして多くの事業が行われた都市およびその事業にはどのような特徴があるのか、を明らかにすることを目的としている。研究の対象は2022年4月現在において認定されている中活計画を有する非3大都市圏の都市のうち、中…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 新興コンテンツの景観づくりにおけるコンテンツの表現とシークエンス景観演出に関する研究

    石 陽, 有馬 隆文 都市計画論文集 58 (3), 1454-1461, 2023-10-25

    <p>近年アニメ漫画の新興コンテンツは地域活性化の材料として注目され、先進的な地域では新興コンテンツを用いて街を演出する取り組みが見られるようになってきた。<br />本研究は新興コンテンツ景観づくりに取り組んでいる水木しげるロードを対象に、景観構成要素としての新興コンテンツの表現および、新興コンテンツによる都市空間の連続的な景観演出の特徴を明らかにすることを目的とする。具体的には景観構成要素に…

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  • マイクロブルワリーと地域との繋がりに関する基礎的研究

    若佐 栞, 西川 亮 都市計画論文集 58 (3), 788-795, 2023-10-25

    <p>本研究は、1994年の経済政策によって規制が緩和され、増加したビール・発泡酒のマイクロブルワリー(以下、MB)に着目し、MBが地域とどのように、どのような繫がりを構築しているかについて明らかにすることを目的とする。アンケート調査より、マイクロブルワリーは製造工程、提供工程、さらには提供空間で多様な地域との繫がりを構築していることが明らかになった。さらにヒアリング調査より、MBと地域の繋がり…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • Mangrove Forest Conservation-Based Tourism Industry Development in Indonesia

    Erni Puspanantasari Putri, Bonifacius Raditya Sri Pramana Putra, Agatha Hannabel Avnanta Puteri Proceedings of International Exchange and Innovation Conference on Engineering & Sciences (IEICES) 9 161-167, 2023-10-19

    ...The tourism industry has a significant impact on Indonesia's economic growth. Mangrove forests have unique characteristics that have the potential to become ecotourism-friendly....

    DOI HANDLE

  • Tourism Economic Impact Assessment

    Hu Zeli, Kumar Jeetesh, Kannam Suresh International Review for Spatial Planning and Sustainable Development 11 (4), 205-223, 2023-10-15

    ...The result shows that tourism economic impact assessment topics can be grouped into tourism demand and factors affecting tourism demand....

    DOI Web Site 参考文献54件

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