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検索結果 18,707 件

  • 火山観測用航空機搭載型光学センサの開発

    實渕 哲也 日本リモートセンシング学会誌 44 (1), 9-20, 2024-03-19

    ...These sensors allowed the acquisition of temperature distributions, gas concentration distributions, spectral information, and the topography of the volcano....

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  • Pi-SAR X3を用いた火山観測の取り組み

    児島 正一郎 日本リモートセンシング学会誌 44 (1), 2-8, 2024-03-19

    ...<p>In order to facilitate smooth and effective evacuation and rescue operations in the event of a volcanic disaster, NICT has been researching observation and analysis methods for volcanoes using Pi-SAR...

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  • 内陸下の低周波地震の特徴と発生メカニズム

    小菅 正裕 地質学雑誌 130 (1), 63-85, 2024-03-16

    低周波地震とは,地震の規模から期待されるよりも有意に低周波の震動が卓越する地震で,通常の地震が発生しない深度で発生することから,その発生メカニズムに関心が持たれてきた.本論では,世界各地で観測された低周波地震の特徴をまとめ,発生メカニズムに関係する観測と解釈を概観する.日本列島の低周波地震は活火山周辺で多く発生するが,非火山地域での発生も少なくない.低周波地震の発震機構解は,ダブルカップルのほか…

    DOI Web Site 参考文献163件

  • 紀伊半島南部海岸地域の田子含角礫泥岩層「サラシ首層」の時代と成因について

    別所 孝範, 鈴木 博之, 山本 俊哉, 檀原 徹, 岩野 英樹, 平田 岳史 地質学雑誌 130 (1), 35-54, 2024-03-16

    紀伊半島南部海岸にはさまざまな大きさの砂岩角礫を含む泥岩(田子含角礫泥岩層,通称「サラシ首層」)が分布する.この地層の形成については泥火山説と海底土石流堆積物説がある.本層は下位より「大ザラシ」,「富山礫岩」,「小ザラシ」の三つのユニットに分けられる.「大ザラシ」中の砂岩角礫は長石質ワッケ~アレナイトで牟婁付加シークェンス(AS)の砂岩組成に一致する.砂岩角礫のU–Pb年代値は32~62 …

    DOI Web Site 研究データあり 参考文献33件

  • 3DCG地質図を利用した箱根火山野外学習の事前指導

    飯田 和也, 岩田 真, 福之上 嘉刀, 相川 充弘 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (3), 85-88, 2024-03-09

    <p>本研究では,箱根火山野外学習の事前指導として,3DCGを利用した地質図を開発し,野外学習の参加者を対象として授業実践を行った.先行研究から,野外学習の事前指導は,野外学習自体の学習効率を向上させる際に重要であることが示唆されている.事前指導で留意する点の1つとして,地理的要因が重要であることが示唆されていることから,本研究では野外学習を行う地域の地理的な特徴がわかるよう,3DCG地質図の開…

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  • 1999 年伊豆大島における人工地震探査 : 観測および初動走時データによる3 次元地震波速度構造

    渡辺 秀文, 鍵山 恒臣, 坂下 至功, 及川 純, 大湊 隆雄, 小山 悦郎, 辻 浩, 宗包 浩志, 松下 誠司, 萩原 道徳, 竹田 豊太郎, 長田 昇, 井本 良子, 青山 裕, 浜田 盛久, 趙 燕来, Hesham Mossa, 福満 修一郎, 青木 重樹, 藤原 健治, 池田 靖, 加治屋 秋実, 安藤 忍, 亀井 守, 古田 雅和, 浅沼 光輝, 佐藤 勝良, 山賀 一章, 石脇 誠, 広瀬 淳司, 干場 三寛, 福田 直, 坂 勝仁, 森 済, 勝俣 啓, 前川 徳光, 岡田 弘, 田中 聡, 山脇 輝夫, 仁田 交市, 橋野 弘憲, 野津 憲治, Hernandez Pedro A., 下池 洋一, Lima R. Noemi, 野上 健治, 平林 順一, 鈴木 隆, 熊谷 博之, 奥田 隆, 戸松 稔貴, 河村 将, 松島 健, 栗山 都, 永野 一, 高木 朗充, 筒井 智樹, 須藤 靖明, 吉川 慎, 吉川 美由紀, Londono John Macario, 井口 正人, 為栗 健, Setiawan Janauar Herry, 宮町 宏樹, 平野 舟一郎, 水原 健太郎, 鶴我 佳代子 東京大学地震研究所彙報 98 1-29, 2024-02

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  • ピン配列型凹凸地形把持機構

    加藤 匠哉, 宇野 健太朗, 吉田 和哉 日本ロボット学会誌 42 (2), 177-180, 2024

    ...<p>Mobile robots that perform variable missions on behalf of humans are essential in extreme environments such as disaster sites, volcanoes, and space....

    DOI Web Site 参考文献15件

  • 磐梯山南西麓に分布する流れ山地形の形成要因

    古庄 航輝, 小荒井 衛 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 140-, 2024

    <p><b><u>はじめに</u> </b>磐梯山南西麓には南北約5km,東西約10kmにわたって流れ山地形が分布している.この地域の流れ山地形について,給源山体近傍に全体の傾向から外れる小型の流れ山が存在することが指摘されてきた(三村,1988;吉田,2013).また,本地域には複数の岩屑なだれ堆積物が報告されている(下位から翁島岩屑なだれ堆積物(以下,OkDAD),磐根岩屑なだれ堆積物(Iw…

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  • 下北半島尻屋崎,奄美大島手広海岸・ホノホシ海岸,石垣島明石海岸の海浜堆積物中に挟在する漂着軽石

    平峰 玲緒奈, 石村 大輔 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 123-, 2024

    <p>1. はじめに</p><p> 軽石は比重が1以下であるために水に浮くことがある.2021年8月に発生した福徳岡ノ場(FOB)噴火では,海域に流入した軽石が南西諸島に大量漂着し,漁業や観光業に影響を与えた(たとえば,吉田ほか2022).このような軽石は堆積物中からも発見されている(たとえば,白石ほか1992).本研究では,下北半島尻屋崎,奄美大島手広海岸・ホノホシ海岸,石垣島明石海岸で現地調…

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  • 高精細地理情報を用いた斜面崩壊と植生景観に関する研究

    齋藤 仁, 内山 庄一郎, 手代木 功基, 伊藤 千尋, 早川 裕弌 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 130-, 2024

    <p>1.はじめに</p><p> 湿潤変動帯に位置する日本では豪雨や地震等に伴い斜面崩壊が頻発する.斜面崩壊は土砂災害を引き起こし,崩壊土砂の流出は流域全体に影響を与える.また斜面崩壊は主要な植生の攪乱要因であり,崩壊跡地での植生回復は,斜面の安定性や生態系を検討する上でも重要である.これまで,広域を時空間的に高精細に観測する技術の限界から,個別の崩壊事例や大規模な斜面崩壊を対象とした研究が多か…

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  • 海底火山由来漂流軽石の静的力学特性およびせん断に伴う粒子破砕挙動

    吉原 隆, 番場 恵梨子, 海野 寿康, 江守 辰哉, 上野 一彦 土木学会論文集 80 (2), n/a-, 2024

    <p> 2021年8月に小笠原諸島南硫黄島付近の福徳岡ノ場で発生した海底火山噴火により大量に軽石が噴出,漂流し,主に西日本の港湾施設などに堆積した.本稿では,それら海底火山由来の漂流軽石に対して単粒子破砕試験,三軸試験など力学試験を実施し土粒子単体の強度や集合体である土の力学特性を把握した.載荷に伴う破砕があるため軽石は静的載荷試験により得られる破壊包絡線を一義に定義することが困難であり,拘束圧…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 十勝岳ジオパークの特徴を世界のジオパークと比較する

    中村 有吾 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 83-, 2024

    <p>1.はじめに</p><p> 十勝岳ジオパークは2022年1月28日に認定された日本ジオパークで、北海道のほぼ中央部、美瑛町および上富良野町をエリアとする。エリアの南東部には活火山十勝岳があり、十勝岳から大雪山(旭岳)にかけて、標高約2000mの第四紀火山が連なる。その西側山麓に位置する当地域は、農業、畜産業を主要産業としている。本発表では、十勝岳ジオパークの特徴と地理学的意義を、世界のジオ…

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  • GS21 航海での高分解能サブボトムプロファイラー探査に基づく トカラ列島周辺海域の海底下浅部構造

    三澤 文慶, 古山 精史朗, 高下 裕章, 鈴木 克明 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 231-243, 2023-12-28

    <p>2021年10月に実施したGS21航海では,東京海洋大学の神鷹丸を用いて,トカラ列島周辺海域の火山フロント域を中心に高分解能サブボトムプロファイラー(Subbottom profiler;SBP)探査を行い,海底下浅部に関する地質情報を取得した.本論では,SBP探査により明らかになったトカラ列島周辺海域の東新曾根周辺部,臥蛇島南方域,五号曾根周辺部,及び奄美舟状海盆域の海底下浅部の地質構造…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献11件

  • トカラ列島周辺海域の底質分布とその制御要因

    鈴木 克明, 板木 拓也, 片山 肇, 兼子 尚知, 山﨑 誠, 有元 純, 徳田 悠希, 千徳 明日香, 清家 弘治 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 259-286, 2023-12-28

    <p>トカラ列島周辺海域において実施した海底地質調査航海GB21-2及びGB21-3では,102地点で表層採泥を実施した.おおむね水深800 m以上の平坦な海底には泥質堆積物が分布し,多くの地点で強い生物擾乱を受けている.砂質堆積物や礫,露頭の分布は,必ずしも浅い水深には限定されないが,島嶼部や浅海域およびその周辺では生物源または非生物源の粗粒物質が多く観察された.こうした底質分布は生物生産の場…

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献21件

  • GB21‒2,GB21-3 及びGS21 航海(トカラ列島周辺海域)における磁気異常観測の概要

    佐藤 太一, 高下 裕章 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (5-6), 203-209, 2023-12-28

    <p>トカラ列島北部海域において,海域地球物理図作成を目的とした地磁気観測を実施し,曳航式全磁力計の観測値に基づき全磁力異常図を作成した.また昨年度のトカラ列島南部海域で取得された三成分磁気観測から算出した全磁力異常と合わせてトカラ列島全域の磁気異常図も作成した.島弧の島々及び複数の海底下の地形的高まりではダイポール型磁気異常が見られ,地形との関連から火山活動によるものと推測される.調査海域西側…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献6件

  • 雲をまとった南硫黄島

    地学雑誌 132 (6), Cover06_01-Cover06_02, 2023-12-25

    <p> 南硫黄島は伊豆小笠原弧南端部に位置する無人の火山島である.島は直径約2 kmしかないにも関わらず,山頂標高は916 mもあり,伊豆小笠原諸島のなかでは最高峰である.このため急峻な円錐状をしており,海岸沿いまで海食崖が迫っている.</p><p> 火山地質的には溶岩やアグルチネートを主体とした成層火山であり,ソレアイト質玄武岩とアルカリ玄武岩の中間的な組成を示す.歴史噴火の記録はないが,福山…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • Impact Resistance Test of Cladding by Using Gravel

    Maruyama Takashi, Iguchi Masato Journal of Disaster Research 18 (8), 918-923, 2023-12-01

    <p>Multiple reports have emphasized the significance of protecting cladding from windborne debris or falling cinders during strong winds or volcanic eruptions. Japan has no available building codes …

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • Hydrothermal Alteration Within the Brothers Submarine Arc Volcano, Kermadec Arc, New Zealand

    Andrew J. Martin, John W. Jamieson, Cornel E.J. de Ronde, Susan E. Humphris, Stephen Roberts, Christopher J. MacLeod, Yuanfeng Cai, Chao Zhang, Lucy E.M. Schlicht, Tatsuo Nozaki Economic Geology 118 (7), 1657-1679, 2023-11-01

    ...The distribution and textures of the alteration minerals within and between different sites at Brothers volcano reflect variations in temperature, fluid pH, and fluid flux....

    DOI PDF 被引用文献1件 参考文献79件

  • 日本海の形成プロセス −研究の現状と1つの試論−

    矢野 孝雄 地球科学 77 (4), 127-145, 2023-10-25

    <p>1903年以来提案されてきた日本海の形成に関する諸見解は①地塊傾動,②拡大,および③鉛直運動に分類され,議論は現在も収束していない.この縁海の発生は古第三紀~中新世のいずれかであり,その形成プロセスは日本海と周辺域の先新生界基盤に記録されているはずである.基盤は平行配列する 3つのゾーン(火山 - …

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  • サハリン島マグンタン泥火山に固有のロシア産ヨモギの新名

    高橋 英樹, Barkalov V.Y., 永益 英敏, 東 隆行 植物研究雑誌 98 (5), 221-226, 2023-10-20

    <p>ロシア・サハリン島のマグンタン(馬群潭)泥火山に固有のヤチヨモギに通常使われる<i>Artemisia limonsa</i> H.Koidz.の学名は裸名であるので,Kitamura (1936)で正式に発表された<i>A</i>. <i>borealis</i> Pall. var.<i> yamadae</i> Kitam. に基づき,正名として<i>A</i>. …

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  • 住民の富士山火山ハザードマップの判読に関する調査研究

    佐藤 史弥, 秦 康範, 本多 亮, 吉本 充宏 自然災害科学 42 (S10), 83-95, 2023-10-15

    本研究の目的は,住民の富士山火山ハザードマップの判読の現状を把握することである。そのために,富士山麓地域の住民へアンケート調査を行った。その結果,以下の3 点の知見が得られた。1 .地図に示される火山現象の条件によって,地図の判読の難易度が異なること。2 .火山ハザードマップは複数のハザードが重なって示されているので,住民が火山ハザードマップを適切に読み取れないこと。3 …

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  • 長野県の山岳ガイドを対象とした活火山 に関する意識調査

    井上 拓哉, 丸山 洸, 三ツ井 聡美, 吉本 充宏, 本多 亮, 秦 康範 自然災害科学 42 (S10), 75-82, 2023-10-15

    本研究では,長野県の公認山岳ガイドである信州登山案内人を対象に,ハザードマップの認知,噴火警戒レベル,噴火現象への対応,火山情報の入手等について現状を把握し課題を抽出することを目的に,活火山に関するアンケート調査を実施した。  その結果, 4 火山(浅間山・焼岳・乗鞍岳・御嶽山)のうち1 つ以上案内するガイドのおよそ半数が,現在の噴火警戒ベルを適切に把握していないこと,およそ3 ~ …

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  • 点群PNG を用いた軽石漂流シミュレーション結果の可視化: 漂流軽石のハザード評価システムの構築に向けて

    桑谷 立, 北尾 馨, 西川 悠, 多田 訓子, 渡部 裕美 情報地質 34 (3), 61-68, 2023-09-25

    <p>海域火山から軽石が大量に噴出され,漂流を経て沿岸に漂着すると大きな社会的影響を及ぼす場合がある.これらのリスクを事前に評価するために,漂流シミュレーションを行っているが,その結果として得られる多数の漂流粒子経路はその膨大さのゆえに全体の把握が難しく,挙動の理解やハザード評価のためには,包括的かつインタラクティブな可視化をする必要がある.本研究では大量の点群データを処理して作成した点群PNG…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 中世における桜島火山噴火の年代と災害

    桒 畑,光 博, 水 野,嶺 第2回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集 40-49, 2023-09-25

    桜島火山の文明年間の大規模な噴火イベントは、文明8(西暦1476)年に起こった可能性が高いが、季節比定に関して問題が残されており、さらなる検証が必要である。桜島文明テフラの現存層厚0.3m以上のエリアでは、耕地の大半は放棄されたと考えられる。現存層厚10㎝前後のエリアでは、水田・畠ともに復旧されており、その方法はいわゆる天地返し法だった。噴火が起きた文明年間は戦乱期であり、当時の社会的状況の中で…

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 沼沢火山噴火と縄文社会への影響

    三浦,武司 第2回 日本災害・防災考古学会研究会資料・予稿集 26-39, 2023-09-25

    沼沢火山噴火が会津地域の縄文人に及ぼした影響について、遺跡分布の増減から明らかにした。沼沢火山噴火のメカニズムや噴火が及ぼす地域環境への影響について、地質学、火山学、年代学を援用した。その結果、沼沢火山噴火の影響と思われる遺跡の減少が認められた。噴火後の中期初頭には、遺跡数が増加し環境が回復がしたことが想定できた。また、沼沢火山噴火で形成されたせき止め湖とその決壊洪水の影響についても明らかにした…

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • WRF-FALL3D連携モデルを用いた富士山噴火の降灰分布予測計算と高速道路網への影響評価

    後藤 大青, 柴山 知也 自然災害科学 42 (2), 159-169, 2023-08-31

    日本には111の活火山が存在し,火山噴火への対策が急務となっている。1707年の宝永噴火によって大きな被害を出した富士山噴火についての降灰分布予測計算を行った。降灰分布予測計算にはWRF-FALL3D 連携モデルを用いて季節ごとに宝永噴火規模の噴火を再現した。降灰分布予測計算の結果から,一般道や高速道路の復旧に必要な時間や対応に必要な車両などを定量的に検討した。その結果,富士山噴火時の降灰分布は…

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  • 等高線を用いた地形解析による第四紀火山の山体下の岩脈分布および火道安定性評価

    西山 成哲, 川村 淳, 梅田 浩司, 丹羽 正和 応用地質 64 (3), 98-111, 2023-08-10

    <p>火山防災におけるリスク評価や高レベル放射性廃棄物の地層処分に係るサイト選定および安全評価を行う上で,マグマの移動経路であった山体下の岩脈の分布に関する研究事例を蓄積していくことは重要である.火山地形は,火山活動に伴うマグマの貫入位置やその履歴を表していると考えられている.本研究では,GISを用いた地形解析により火山を構成する等高線の分布,重心,面積から,放射状岩脈の卓越方位の把握および火道…

    DOI Web Site 参考文献7件

  • Origins of sediments and fluids in submarine mud volcanoes off Tanegashima Island, northern Ryukyu Trench, Japan

    井尻, 暁, Setoguchi, Ryoma, Mitsutome, Yuki, Toki, Tomohiro, Murayama, Masafumi, Hagino, Kyoko, Hamada, Yohei, Yamagata, Takeyasu, Matsuzaki, Hiroyuki, Tanikawa, Wataru, Tadai, Osamu, Kitada, Kazuya, Hoshino, Tatsuhiko, Noguchi, Takuro, Ashi, Juichiro, Inagaki, Fumio Frontiers in Earth Science 11 1206810-, 2023-07-28

    ...To understand material and biogeochemical cycling through mud volcanoes, we investigated the origins of sediments and fluids erupted by four submarine mud volcanoes off Tanegashima Island, along the northern...

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  • 十和田火山の積算マグマ噴出量階段図

    工藤 崇 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (3), 133-153, 2023-07-20

    <p>十和田火山の積算マグマ噴出量階段図を作成した.噴出量及び年代データについては,先行研究をコンパイルするとともに,不足する部分は本報告により補った.具体的には,先カルデラ期~カルデラ形成期初期の給源遠方テフラについて,筆者による層序データと先行研究による等層厚線図を用いて年代と噴出量を見積もった.本報告では,十和田火山の階段図とその根拠となるデータを提示し,この階段図を利用する際の注意事項と…

    DOI Web Site 参考文献40件

  • 富士火山東山麓,御殿場・馬伏川岩屑なだれ堆積物の<sup>14</sup>C 年代

    山元 孝広, 小林 淳 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 74 (3), 107-118, 2023-07-20

    <p>富士火山東山麓で新たに採取された試料の<sup>14</sup>C年代測定と外来テフラの対比を行った.御殿場岩屑なだれ堆積物中の木片(OYM201,OYM201b)からは2,490 ± 20 BPと2,510 ± 20 BP,S-13 降下火砕物直下の黒色土壌(OYM202)からは2,860 ± 30 BP, 富士黒土層基底部の黒色土壌(OYM203)からは8,520 ± 30 …

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 箱根温泉・大涌谷の「黒たまご」黒色物質の起源推定

    木村 凜太朗, 萬年 一剛, 熊谷 英憲, 松井 洋平, 伊規須 素子, 高野 淑識 分析化学 72 (7.8), 249-256, 2023-07-05

    <p>箱根温泉・大涌谷の「黒たまご」は,地熱と火山ガス等の化学反応を利用した産物であり,古くから箱根の名物である.卵殻の黒い理由の詳細は,長らく不明のままであった.科学的な知見が少ないまま,殻表面に硫化鉄が付着するためと言われてきたが,黒たまごは放置しておくと1日程度で褪色してしまう.硫化鉄は空気中で比較的安定なため,褪色現象を説明することは困難である.本研究では,まず,黒たまごをクエン酸水溶液…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • Generation of equatorial plasma bubble after the 2022 Tonga volcanic eruption

    新堀, 淳樹, 惣宇利, 卓弥, 大塚, 雄一, 西岡, 未知, ペルウィタサリ, セプティ, 津田, 卓雄, 熊本, 篤志, 土屋, 史紀, 松田, 昇也, 笠原, 禎也, 松岡, 彩子, 中村, 紗都子, 三好, 由純, 篠原, 育 Scientific Reports 13 2023-05-22

    ...This phenomenon, which impacts satellite-based communications, was observed in the Asia-Pacific region after the largest-on-record January 15, 2022 eruption of the Tonga volcano....

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  • 原子核乾板を使った多方向ミュオグラフィによる火山の 3 次元透視

    長原 翔伍, 宮本 成悟, 森島 邦博, 中野 敏行, 小山 真人, 鈴木 雄介 日本写真学会誌 86 (2), 177-188, 2023-05-20

    ミュオグラフィは,物質貫通能力の高い高エネルギー宇宙線ミュオンの減衰率を測定することでレントゲン撮影のよう に火山等の大型物体の密度分布を測定する手法である.火山のミュオグラフィ研究において重要な課題の一つは,観測方 向を増やすことで山体内部の詳細な 3 次元密度構造を明らかにすることである.多方向から同一の物体を観測すると,X 線 CT のように 3 …

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  • 青森県むつ市関根浜における完新世の漂着軽石とその給源火山

    平峰 玲緒奈, 青木 かおり, 石村 大輔 第四紀研究 62 (2), 61-69, 2023-05-01

    <p>青森県むつ市関根浜に露出する完新世堆積物から多数の軽石(SKN-1~6)を見出した.このうち2層の軽石濃集層(SKN-2とSKN-3)は,それぞれ鬱陵島U-2テフラ(U-2)と十和田中掫テフラ(To-Cu)の軽石で構成されていた.SKN-2とSKN-3は層相と層序,軽石の粒径・形状から,海域での漂流を経て堆積した漂着軽石と考えられる.また,SKN-2とSKN-3は,有機質シルト・泥炭層中に…

    DOI Web Site Web Site 研究データあり 参考文献17件

  • 福島県南部,二岐山火山の噴火史とマグマ供給系

    渡部 将太, 長谷川 健, 小畑 直也, 豊田 新, 今山 武志 地質学雑誌 129 (1), 307-324, 2023-04-06

    <p>二岐山火山の活動は,溶岩流ステージと溶岩ドームステージに大別される.溶岩流ステージの活動は,約16~9万年前には東~南~西部へ主に溶岩流を繰り返し流出し(合計1.57 km<sup>3</sup> DRE),約9~8万年前には北部に大規模な溶岩流を流出した(合計約1.99 km<sup>3</sup> …

    DOI Web Site 研究データあり 参考文献46件

  • 中新世の日本海拡大に伴う東北日本前弧域火山活動

    山元 孝広, 山﨑 誠子 地質学雑誌 129 (1), 165-177, 2023-03-16

    <p>茨城県城里町塩子に分布するアルミナに乏しく,鉄に富む無斑晶状安山岩の貫入岩から,新たに16.40±0.10 MaのK‒Ar年代値を得た.また微量成分組成とSr‒Nd同位体比から,この火山岩が近傍の元古沢玄武岩に近い組成の苦鉄質マグマの結晶分化で生成された残液マグマ起源であることを明らかにし,元古沢玄武岩については日本海拡大時の高温アセノスフェアの注入により溶融した島弧リソスフェア性マントル…

    DOI Web Site 研究データあり 参考文献47件

  • 2021年に実施された西之島総合学術調査における火山地質学的知見

    長井, 雅史, 前野, 深, 金子, 隆之 小笠原研究 49 45-69, 2023-03

    令和3年度の総合学術調査により、2020年以降の西之島噴火の火砕堆積物の岩相と分布の概略を把握し、予察的な岩石学的分析を行った。2019-2020年(第4期)の噴火活動では、安山岩質溶岩の流出主体の噴火から、玄武岩質安山岩マグマによるバイオレント・ストロンボリ式噴火に変化したことが知られているが、今回の調査では化学組成の変化と噴火様式の変化が同時期であったことがより明瞭になった。また、バイオレン…

    機関リポジトリ HANDLE

  • 箱根火山産灰長石巨晶の結晶化学的研究

    松井, 智彰 鹿児島大学教育学部研究紀要. 自然科学編 = Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Natural science 74 31-44, 2023-03

    ...Anorthite megacrysts from Tonosawa, Hakone Volcano, Japan, were studied by electron probe microanalyzer, X-ray powder diffractometry, X-ray single-crystal analysis, infrared spectrometry, and inductively...

    機関リポジトリ

  • 阿武単成火山群, 宇生賀盆地から採取したコア試料の層序と年代

    大下 愛央, 奥野 充, 西川 空, 藤木 利之, 中西 利典, 林田 明, 鳥井 真之, 洪 完 名古屋大学年代測定研究 7 43-49, 2023-03

    宇生賀盆地は、阿武単成火山群に属する火山に囲まれた低地であり、最終氷期以降の環境変遷を記録している。この低地の埋積過程ならび鍋山スコリア丘と堀越溶岩の形成年代を明らかにするため、8カ所から計10本のコア試料を採取した。そのうち地点fの泥炭層でのみK-Ahテフラ(約7.3cal ka BP)が検出され、その堆積速度は深度225~120cmが0.35mm/yr、120~85cmが0.06mm/yr、…

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 石狩低地東縁断層帯の海域延長部に発達する断層関連褶曲

    大上 隆史, 阿部 信太郎, 八木 雅俊, 内田 康人, 仁科 健二, 向山 建二郎, 坂本 順哉, 荒井 良祐 地震 第2輯 75 (0), 193-216, 2023-02-24

    <p>Distributions, characteristics, and activities of offshore fault-related folds which comprise the southern part of the Eastern Boundary Fault Zone of Ishikari Lowland (EBFIL) are clarified by …

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  • 栃木県北部,塩原カルデラ噴出物の編年とマグマ変遷

    西野 佑紀, 長谷川 健, 伊藤 久敏, 菊地 瑛彦, 大井 信三 地質学雑誌 129 (1), 61-73, 2023-02-22

    <p>栃木県,高原火山の塩原カルデラ形成噴火について編年とマグマ系を検討した.塩原カルデラ噴出物は下位からSo-KT(KT),So-TN(TN)およびSo-OT(OT)の3つの火砕流堆積物に分けられる.KTの直下とKTとTNの間の火山灰土壌中には,黒雲母の濃集で認識される外来テフラが認められる.火山ガラスや磁鉄鉱の化学組成およびジルコンのU-Pb年代により,下位および上位の外来テフラはそれぞれ貝…

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  • 比抵抗イメージングによる郷村断層帯周辺の地下構造および断層低比抵抗領域の時間変化の可能性

    三村 明, 山口 覚, 加藤 茂弘, 村上 英記, 金 幸隆, 福江 一輝, 倉光 伸, 小堺 航 地質学雑誌 129 (1), 75-87, 2023-02-22

    <p>京都府丹後半島において27地点でAMT法電磁気探査を実施し,郷村断層,仲禅寺断層,郷西方断層を横断する測線に沿う比抵抗構造モデルを決定した.仲禅寺断層付近より北東側は,この地域に広く分布する宮津花崗岩体の,断層運動の影響をほとんど受けていない構造を示す.中央部の郷村断層直下には顕著な低比抵抗領域が深さ1 …

    DOI Web Site 参考文献22件

  • 昭和初期の国有天然林調査報告書のデジタルアーカイブ

    加藤 仁, 村尾 未奈, 加藤 英寿, 大橋 春香, 川上 和人, 柴田 銃江 森林総合研究所研究報告 21 (4), 351-356, 2023-01-16

    <p>昭和初期の「国有天然林調査報告書」のデジタルアーカイブの一環として、紙媒体である「小笠原諸島調査區 森林植生調査書」原本をスキャン画像として保存するとともに、その現代語訳と新旧植物名の対応表を作成した。この原本は、昭和10年 (1935年) の小笠原諸島の国有林における一連の現地調査を総括した報告書である。当時の小笠原諸島の森林植生を網羅する様々な群叢の組成構造や主要植物の分布状況等が記載…

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  • A review on slow earthquakes in the Japan Trench

    西川, 友章, Ide, Satoshi, 西村, 卓也 Progress in Earth and Planetary Science 10 2023-01-03

    ...., interplate sedimentary units, subducting seamounts, petit-spot volcanoes, horst and graben structures, residual gravity, seismic velocity structure, and plate boundary reflection intensity) and described...

    DOI HANDLE PDF ほか1件 研究データあり 参考文献341件

  • 八ケ岳大月川流域における大月川岩屑なだれ堆積物の給源と地形発達

    小柴 理人, 小荒井 衛 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 175-, 2023

    <p><b><u>1</u></b><b><u>.はじめに</u></b> 八ヶ岳火山・東天狗岳東麓の大月川流域には,多数の流れ山地形を伴う岩屑なだれ堆積物が存在する.これは北端をニュウ,南端を硫黄岳までの連続する巨大な崩壊地形を推定給源とし,大月川岩屑なだれと呼ばれる(河内,1983).大月川岩屑なだれ堆積物は,推定給源から約10km流走し,松原湖周辺に流れ山群を形成し,千曲川を閉塞して天然ダ…

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  • 御嶽山における登山者参加型避難訓練の実施に基づく登山者の避難行動調査

    金 幸隆, 山岡 耕春, 竹脇 聡, 田上 和志, 野田 智彦 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 313-, 2023

    <p><b>1.はじめに </b><b></b> 御嶽山2014年の噴火では,死者・行方不明者数が63名であった.火山の地元の木曽町は,御嶽山防災力強化計画に基づいて,犠牲者の多かった剣ヶ峰にシェルターを設置した.また登山道には,防災行政無線を3か所に整備した.木曽町は,御嶽山のハード対策が進んだことから,シェルターの認知度を図るために2022年登山者参加型の避難訓練を実施した.我々は避難訓練に…

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  • 疑似モホール計画:プチスポット火山産海洋地殻・マントル捕獲岩はマントル掘削の先駆けとなりうるか

    三國 和音, 平野 直人, 町田 嗣樹, 秋澤 紀克, 田村 明弘, 森下 知晃 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 165-, 2023

    <p>海洋プレートの実態は、オフィオライトや低速拡大系に産する岩石を用いて議論されてきた。一方、海洋に産し、高速拡大海嶺で形成した典型的と言える海洋プレート物質の露出は限られる。本発表ではマントル掘削の先駆けとして、プチスポット火山に産する玄武岩質、ドレライト質、および斑レイ岩質捕獲岩の全岩・鉱物化学組成、Sr, Nd, …

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  • 青森県下北半島,恐山火山を構成する第四紀火山岩類のマグマ変遷

    丸山 哲弥, 折橋 裕二, 佐々木 実, 新正 裕尚, 淺原 良浩 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 226-, 2023

    <p>青森県下北半島には恐山,於法岳(安住ほか,2020),むつ燧岳(梅田, 1992)および野平カルデラ(根本・箕浦, 1999)の4つの第四紀火山が存在し,その中で恐山は唯一,活火山である.山体はカルデラ湖である宇曽利湖とその周囲を囲む外輪山,カルデラ北岸の溶岩円頂丘群からなる(富樫,1977).本研究では恐山全域を網羅するように各活動ステージの火山岩を計130試料採取し,岩石記載および全岩…

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  • 住民の富士山噴火に伴う溶岩流からの避難態勢構築ワークショップの実施

    佐藤 史弥, 秦 康範, 本多 亮, 吉本 充宏 土木学会論文集 79 (24), n/a-, 2023

    <p> 2023年3月に富士山避難基本計画が公表された.この避難計画は,従来の避難計画を全面的に見直したものであり,富士山噴火時の避難の移動手段として徒歩を組み込んだ避難の考え方が示された.避難計画の見直しによって,富士山山麓周辺に居住する住民の富士山噴火時の避難の考え方が一変し,今後は地域ごとの富士山噴火時の避難態勢構築が求められる.本稿では,リスクコミュニケーション手法であるCAUSEモデル…

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  • 流域地質が洪水流出に及ぼす影響の定量評価 ~全国規模の分布型流出モデルを用いた基礎検討

    佐山 敬洋, 山田 真史, 菅原 快斗 水文・水資源学会研究発表会要旨集 36 (0), 132-, 2023

    <p>全国に適用した分布型モデルを用いて、地質が洪水流出に及ぼす影響を分析する。特定の地質区分が6割を超える流域のみを対象に、地形や降雨の空間分布のみを反映させた標準モデルで流出量を計算し、その結果を観測結果と比較する。総流量とピーク流量の観測/標準モデルの結果を地質毎に整理して統計的に評価した。その結果、総流量の小さい順から、深成岩(1.0)<第四紀火山岩(1.1)<付加体(1.2)<第三紀火…

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  • 西南日本のフレアアップにおける火山岩と深成岩の同時性

    中島 隆 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 123-, 2023

    <p>フレアアップでは多くの地域で火山深成岩帯として観察されるが、大規模なものでは現在の地表でその地点の火山深成活動の累積結果を観察することになり、地表地質や年代学的分解能の限界から個々の火山深成岩複合体を判別することが難しいことが多い。しかし近年ジルコンU-Pb年代測定の技術がめざましく進歩し、その地質学的分解能が大幅に向上したことにより、フレアアップの実態がある程度描述できる部分も見えてきた…

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  • 大黒海山ROV調査による溶融硫黄湖における黄鉄鉱の分布の解明

    沢田 輝, Chong Chen, 岩本 久則, 高井 研 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 257-, 2023

    <p>陸上火山の噴気域および海底火山の熱水噴出域では多量の自然硫黄が生じ、時として高温によって溶融した自然硫黄が滞留して溶融硫黄湖を成すか、または溶岩のように流下することがある。溶融硫黄は純粋に近い組成のものは固化すると黄色を呈するが、しばしば直径数十マイクロメートル以下程度の黄鉄鉱の微粒子を含んでおり、このようなものが固化すると灰色を呈する。黄鉄鉱は硫黄よりも比重が大きく、溶融硫黄湖の中では沈…

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  • 大山火山北西麓(淀江地域)の地質構造

    和田 卓也, 槇納 吏袈, 吉田 健司, 橋本 和茂, 田代 誠士 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 465-, 2023

    <p>大山北西麓の淀江地域の地質構造については,既往研究<sup>1)2)3)</sup>において,主として地表露頭で確認可能な大山火山を噴出源とする降下火山灰や火砕流堆積物,火山泥流堆積物に関する地質分布や地質層序が示されている.また,別の既往研究<sup>4)</sup>では,水源調査用のボーリング調査等も加えて,同地域のさらに詳細な地質分布,地質層序,地質構造について示されている. …

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  • 桜島火山地域における簡易アルカリろ紙法による火山ガス測定法の確立と広域火山ガス調査

    学校法人池田学園 池田中学・高等学校 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 512-, 2023

    <p><b>研究者氏名:(地象気象班)吉井 由,近森たお,長瀬楽々,川田代航汰,河元千代乃,鎌田美舞菜</b> 私たちが住まう鹿児島県には11の活火山があり、火山防災は喫緊の課題といえる。そこで火山活動を把握し、最終的には活動の予知を行いたい。そして、そのために火山ガスの組成(種類と濃度の割合)を求めることにした。それは桜島がHF,HCl,SO<sub>2</sub>等の火山ガスを常時噴出してお…

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  • 伊豆諸島における火山災害対策

    渡辺 秀文 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 101-, 2023

    <p><b>1.はじめに</b> 火山噴火災害対策における重要な要素として以下が挙げられる:1)火山噴火に関する基本的な理解(火山学的知見,噴火履歴,災害要因と予測),2)火山活動状況の把握と評価,3)的確な火山情報発信,4)迅速な防災対応.また,効果的な火山災害対策のためには,関係者(自治体の防災担当者,防災関係機関,火山専門家など)の連携により事前に実効的な避難計画を策定するとともに,平常時…

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  • シンポジウム「島嶼火山の自然災害―伊豆諸島における実体と対策―」:趣旨説明

    鈴木 毅彦, 市古 太郎 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 114-, 2023

    <p><b>1. </b><b>はじめに</b></p><p><b></b>湿潤変動火山帯に位置する日本列島では多様な自然災害が発生し,災害形態は災害種や発生域の社会状況に大きく依存する.なかでも島嶼火山における自然災害は独特であり,災害対策も島嶼以外の地域のそれと大きく異なる.島嶼火山の火山災害は各々の火山の特性,とくに想定される噴火様式や噴火期間,噴火頻度によりその形態・規模が異なる.また限…

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  • 伊豆大島ジオパークが火山防災に果たすべき役割

    臼井 里佳 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 311-, 2023

    <p>伊豆大島は、島全域をエリアとして2010年から日本ジオパークに認定されている。ジオパークとは、地球活動の履歴が記録されてる地質・地形、変動する大地や地域特性に適応して育まれてきた生物の営みや先人たちの暮らしなどの<地球の遺産>から、地球の過去を読み解き、現状を正しく把握することによって、変動し続ける未来を想像し、未来のために今できる行動を起こすことで持続可能な社会の実現を目指す地域である。…

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  • 榛名火山南東麓の流れ山からみた陣場岩屑なだれの土砂供給量と人為的地形改変による流れ山の消失

    青山 雅史, 千明 拓斗 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 240-, 2023

    <p>1.はじめに</p><p>群馬県に存在する第四紀火山の榛名山においては,その山頂部のピークの一つである相馬山付近で後期更新世に発生した山体崩壊によって多量の岩屑が榛名山南東麓に供給された(早田 1990など)。この山体崩壊は陣場岩屑なだれと呼称され,榛名山南東麓には陣場岩屑なだれ堆積物とその後の土石流(ラハール)によって火山麓扇状地(相馬ヶ原扇状地)が形成された(早田 …

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  • トンガ諸島付近の火山噴火に伴う津波来襲時の岩手県内の漁船避難実態と課題

    阿部 幸樹, 松林 由里子, 後藤 霞珠美 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    <p> トンガ諸島付近の火山噴火に伴う津波来襲時の岩手県内の漁船避難の実態について,漁業者へのアンケート調査及び漁船の沖出し等を行った漁業者へのインタビュー調査等を実施するとともに,沿岸市町村防災担当への聞き取り調査を行った.その結果,沖出しした漁業者は,東日本大震災津波時に比べ非常に少なく,その要因として津波の高さが小さかったこと,小型の船外機船の沖出しが困難な真冬の深夜に津波注意報・警等が発…

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