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検索結果 308 件

  • 仮説的対象の現実性について : カント『純粋理性批判』「経験的思考一般の要請」章の検討を通じて

    浜田, 郷史 埼玉学園大学紀要. 人間学部篇 23 29-42, 2023-12-01

    本稿の目的は、カントの『純粋理性批判』において、様相概念が集中的に研究される「経験的思考一般の要請」章の解釈を通じて、科学における「仮説」の役割を明らかにすることである。カントは、経験的対象を狭義の知覚の対象より拡張して使用する。その際、そうした対象は現実的であるとされる。このような現実性は、感覚で捉えられない微小な物質のみならず、エーテルなどの科学的な根拠のある仮説にも当てはまるものである。そ…

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  • 純粋理性批判』原則論に見られるカントの実体論 ―第三類推から第一類推を読み返す―

    犬竹, 正幸, Inutake, Masayuki 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 49 1-28, 2023-03-25

    実体概念は古来より哲学・形而上学の中心に置かれてきたが,カントの批判哲学においても,それは重要な役割を担っている。ところが,その実体概念が集約的に論じられている『純粋理性批判』原則論の「第一類推」の内容を正確に理解することは,きわめて困難である。そこで本論考では,実体間の相互作用の原則を扱った「第三類推」の内容を先立って検討することをもって,「第一類推」を解釈するための準備的考察とする,という戦…

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  • カント『純粋理性批判』第二類推における因果関係の推論について : 純粋理性のエピジェネシス

    浜田, 郷史, HAMADA, Satoshi 埼玉学園大学紀要. 人間学部篇 22 15-27, 2022-12-01

    エピジェネシスとは、生物はその原基から将来の形に適うよう自らを組織する、と主張する仮説である。本稿の目的は、『純粋理性批判』におけるカントの時間論、および因果性の議論を、「純粋理性のエピジェネシス」(B167)という文言に着目して検討することである。この目的のために、エピジェネシス概念の意義を外的歴史的見地(ガリレオ、ハーヴェイ、エーベルハルト)およびカント自身のテクストから検討する。カントは超…

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