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  • ヘーゲルは「物自体」をいかに語ったか : 『大論理学』「本質論」読解

    安保 広睦 研究論集 23 1-16, 2024-01-25

    ヘーゲルの主著『大論理学』はしばしば「カテゴリー論」として読まれる。「カテゴリー」とは、カントの用法に従えば、われわれの認識が可能となるための条件のひとつであり、われわれに与えられた多様な直観を統一する、アプリオリな「概念」である。しかし「カテゴリー」は、カントにおいては「現象の規定」であるとされ、その適用範囲が「経験」のうちに制限されている。制限されるかぎりにおいて、われわれの主観的条件として…

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  • J・S・ミル『論理学体系』における帰納の要諦 : 数学的帰納を巡って

    新 茂之 文化學年報 (72) 75-100, 2023-03-15

    本論の目的は、ジョン・スチュアート・ミルが主著『論理学体系』の中で考究している帰納という論理的操作に一定の光を当てて、ミルが表立っては取り上げていない数学的帰納の位置づけを闡明するところにある。数学的帰納は、ミルの言う帰納が抱えている論理的飛躍を回避してはいるものの、真正の帰納が備えている特性を保有している。その点で、数学的帰納は、帰納という呼称に値する論理的な推論であるのである。

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