快楽亭ブラック伝 : 決定版
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快楽亭ブラック伝 : 決定版
恒文社, 1997.8
- タイトル読み
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カイラクテイ ブラック デン : ケッテイバン
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内容説明・目次
内容説明
小肥りの身体をフロックコートに包み、時には羽織袴で現われて、つとめる高座は驚くほど達者なべらんめえ調—ヘンリー・ジェームス・ブラックはオーストラリア生まれのイギリス育ち、幕末に来日して新聞事業を営んでいた父のもとへ八歳のときにやってきた。のちに日本人女性と結婚、帰化して本名を石井貌刺屈と名乗り、明治の二十年代から大正のはじまりにかけて寄席で人気を呼んだが、晩年は不遇のうちに関東大震災の直後に死んだ。文明開化を象徴するような“青い目の落語家”の波乱に満ちた生涯を活写する決定版評伝。
目次
- 序章 べらんめえ口調の自叙伝
- 第1章 父ジョン・レディ・ブラックの周辺
- 第2章 快楽亭ブラック誕生
- 第3章 明治落語界の人気をさらう
- 第4章 文明開化のエンターティナー
- 終章 黄昏の老ブラック
「BOOKデータベース」 より