異形のテクスト : 英国ロマンティック・ノヴェルの系譜
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異形のテクスト : 英国ロマンティック・ノヴェルの系譜
国書刊行会, 1998.6
- タイトル読み
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イギョウ ノ テクスト : エイコク ロマンティック ノヴェル ノ ケイフ
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注記
参考文献一覧: 巻末p27-37
内容説明・目次
内容説明
ブロンテ姉妹の『嵐が丘』と『ヴィレット』、メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』、ウィリアム・ゴドウィンの『サン・レオン』、ジェイムズ・ホッグの『義とされた罪人の手記と告白』—18世紀末から19世紀半ばに及んで発表されたこの5つの小説から、英文学における〔ロマンティック・ノヴェル〕の系譜を解読。「現実の生活と風俗を描く」という従来のリアリズム小説の定義に飽きたらず、その領域を常に拡張、逸脱し、ノヴェルの持つさらなる可能性を探求しようとしてきた〔ロマンティック・ノヴェル〕とは何か?その過激な実験性ゆえに、曖昧かつ重層的、両義的なものとなり、破壊、分裂の危機にさらされた、異形のテクスト群を解析する。
目次
- 第1章 拡張と逸脱—ロマンティック・ノヴェルとは何か
- 第2章 崇高なる迷妄—『ケイレブ・ウィリアムズ』から『サン・レオン』へ
- 第3章 知識の両義性—『サン・レオン』から『フランケンシュタイン』へ
- 第4章 鏡の中の悪魔—『義とされた罪人の手記と告白』
- 第5章 閉ざされた楽園—『嵐が丘』
- 第6章 空想の不思議な魔術的歓び—『ヴィレット』
「BOOKデータベース」 より