フランス絶対王政と領主裁判権
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フランス絶対王政と領主裁判権
九州大学出版会, 2000.4
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フランス ゼッタイ オウセイ ト リョウシュ サイバンケン
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Note
主要著書および論文: p283-287
索引(人名・家名・団体名索引): 巻末pi-xxii
Description and Table of Contents
Description
本書は、ブルゴーニュという一地方を対象に、入手し得る限りの刊行、未刊行の史料を収集し解読して歴史像を描くという地域史研究の範を垂れたものである。フランス絶対王政について極度の中央集権性を強調するという旧来の理解にたいし、領主権力(特に刑事裁判権)—およびその上に位置する高等法院—の視点から、社会史的観点をも導入して再検討を試み(「理念と実態の乖離」の再検討)、その結果、領主裁判権の存続を立証し、それと王権との対立関係のみならず癒着関係をも解明し、さらに、領主裁判権の視点からの高等法院を核とする地方特自主義を主張している。
Table of Contents
- 第1章 “M´ESUS”考—領主裁判権研究序説
- 第2章 ブルゴーニュ地方北部の領主裁判権制度
- 第3章 アンシアン・レジームの犯罪社会学的研究—最近の諸研究について
- 第4章 十七・八世紀ブルゴーニュ地方北部の領主刑事裁判権—クリミナリテの研究
- 第5章 アンシアン・レジームにおける国王と裁判権—刑事訴訟手続の制度史的考察
- 第6章 フランス司法制度史関係史料
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