知の失敗と社会 : 科学技術はなぜ社会にとって問題か
著者
書誌事項
知の失敗と社会 : 科学技術はなぜ社会にとって問題か
岩波書店, 2002.5
- タイトル別名
-
The failure of the science-technology-society interface
- タイトル読み
-
チ ノ シッパイ ト シャカイ : カガク ギジュツ ワ ナゼ シャカイ ニ トッテ モンダイ カ
大学図書館所蔵 件 / 全254件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
「知の失敗」と言うべき状況にある。地球温暖化、環境ホルモン、核廃棄物処分など科学技術に関わる社会問題が目白押しである。解決を謳う言説は多様に存在しているのに、人々はそれらを信じていない。知のあり方を根底から変える以外にない。本書はその出発点として、科学、技術、社会の境界面で発生する出来事を見通す新たな地平を提示する。
目次
- 1章 天災と人災のあいだの失敗—事故はなぜなくならないか(科学技術は善か悪か;十九世紀の爆発事故—「知の失敗」とは何だろうか ほか)
- 2章 科学技術政策のジレンマ(知の隙間をどうみるか;科学技術政策をつくっている言説 ほか)
- 3章 科学技術複合体への期待と成果の落差の社会的意味(新エネルギー技術開発の登場—OPECとOTEC;日本のOTEC開発過程 ほか)
- 4章 ためにする知をこえて—「知の失敗」の克服のために(学際研究の通念につきまとう幻想;閉じたエリート路線—あるSTS ほか)
- 5章 自己言及・自己組織型の提言(テクノクラシーから距離をとる;テクノ・マスデモクラシーから距離をとる ほか)
「BOOKデータベース」 より