生物多様性科学のすすめ : 生態学からのアプローチ
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生物多様性科学のすすめ : 生態学からのアプローチ
(京大人気講義シリーズ)
丸善, 2003.3
- タイトル読み
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セイブツ タヨウセイ カガク ノ ススメ : セイタイガク カラ ノ アプローチ
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注記
参考文献: p181-184
内容説明・目次
内容説明
近年、爆発的な人口増加や大規模な土地利用の改変などによる自然生態系への人為的な撹乱が地球規模で進み、生命史上かつてない速さで数多くの生物が絶滅の一途をたどっている。それに伴う生物多様性の喪失は、自然生態系の機能の低下だけでなく、未来資源としてかけがえのない生命情報の消滅そのものであり、人類にとって計り知れない損失をもたらしている—このような生物多様性の危機を踏まえて、生物多様性の創生・維持機構およびその生態系にはたす役割、さらに、生物多様性と人間社会の相互作用の解明をめざすのが、いま、注目を浴びる「生物多様性の科学」である。
目次
- 第1章 昆虫たちが織りなす相互作用のネットワーク—間接効果と生物多様性
- 第2章 虫たちの情報通信—多様な化学情報が形成する相互作用ネットワーク
- 第3章 花と果実から見た植物の世界—植物の繁殖をめぐる共生から生物多様性へ
- 第4章 生物の社会における脇役の役割—多様性の系安定化機能の数理モデル
- 第5章 見える世界が魚を変える—魚類の多様性と視覚適応
- 第6章 ミクロ生態系への招待—水のなかに生きる小さな生命たちの働きと多様性
- 第7章 水中を移動する遺伝子—遺伝情報の多様化に果たす細菌間の遺伝子伝播
- 第8章 身近な水辺における「人‐水‐生物」共同体—自然水系と人工水系の環境と生物多様性
「BOOKデータベース」 より