イマジナリーな領域 : 中絶、ポルノグラフィ、セクシュアル・ハラスメント
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書誌事項
イマジナリーな領域 : 中絶、ポルノグラフィ、セクシュアル・ハラスメント
御茶の水書房, 2006.2
- タイトル別名
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The imaginary domain : abortion, pornography & sexual harassment
イマジナリーな領域 : 中絶ポルノグラフィセクシュアルハラスメント
- タイトル読み
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イマジナリー ナ リョウイキ : チュウゼツ ポルノグラフィ セクシュアル ハラスメント
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注記
原著 (Routledge, 1995) の全訳
監訳: 仲正昌樹
その他の訳者: 高原幸子, 堀江有里, 塚原久美
内容説明・目次
内容説明
現代の法・政治思想では各人のアイデンティティの在り方を含めた「自己決定権」の重要性が声高に主張されているが、「“私”自身は一体何を求めているのか、何者になりたいか」を完全に分かっている人間はいない。文化的・技術的な複雑さがますます増大していく現代社会において、自らの置かれている状況を把握したうえで「自己」決定するという当たり前のことが困難になっている。ポストモダン系フェミニズム法哲学の旗手コーネルが、「中絶」「ポルノグラフィ」「セクシュアル・ハラスメント」の三大テーマに焦点を当てながら、「イマジナリーな領域への権利」保護という視点から、ポスト・リベラルな正義論の可能性を模索する。
目次
- 第1章 序論—共に生きること:心的空間、そして性的平等への要求(個体化のためのミニマルな条件の平等な保護;法的平等をめぐる競合する諸理論)
- 第2章 分断された自己とさまよえる子宮(身体的統合性と個体化のための社会的で象徴的な条件;中絶という文脈における投影と予期の意義 ほか)
- 第3章 ポルノグラフィの誘惑(ポルノグラフィ再定義;ポルノ・シーンを変える ほか)
- 第4章 セクシュアル・ハラスメント—性的自由と女の欲望の解放(なぜ、ロールズとの同盟か?—ロールズの『政治的リベラリズム』における道理性と客観性;対価型ハラスメントを再定義する ほか)
- 結論 なぜ法なのか?
「BOOKデータベース」 より