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「論語」の話

吉川幸次郎著

(ちくま学芸文庫, [ヨ-3-6])

筑摩書房, 2008.1

タイトル別名

論語の話

タイトル読み

ロンゴ ノ ハナシ

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内容説明・目次

内容説明

政治が乱れ、人の世が荒み果てていた時代、現在の人間に失望しつつも未来の人類に対して期待を抱き、人間の可能性に大きな信頼を持ちつづけた孔子。「論語」全訳・注釈を手がけた中国文学の碩学が二十篇五百章を自在に読みこみ、孔子の生き方と思想をわかりやすく解き明かす。「子曰く、仁遠からんや、我れ仁を欲すれば斯ち仁至る」。伊藤仁斎や荻生徂徠ら江戸の学者をはじめとする人々は「論語」をどのように読んだか。また、孔子が説きたかった仁とは何だったのか。諸国を旅して味わった失望や、弟子や民との対話を通して、孔子を語り、吟味する最上の入門書。

目次

  • はじめに—「論語」とはどんな書物か
  • 「論語」が読まれてきた理由
  • 孔子の生まれ
  • 「十有五にして学に志す」
  • 「三十にして立つ」
  • 斉の景公との対話
  • 「論語」は封建的な書物か
  • 孔子を取り巻く世の乱れ
  • 政治を通じて理想を実現する
  • 「政を為すに徳を以ってす」
  • 孔子と老子の対話伝説
  • 「論語」の世界観と老荘の道
  • 「論語」の「仁」とキリスト教の神
  • 「五十にして天命を知る」
  • 魯の宰相時代の生活
  • 「義を見て為さざるは勇無きなり」
  • 放浪遊歴時代(1)
  • 放浪遊歴時代(2)
  • 徳と好色
  • 「天を怨まず、人を尤めず」
  • 最晩年の孔子と孔子伝説
  • 「仁を欲すれば斯に仁至る」—努力と可能性への信頼
  • 「怪力乱神を語らず」—人間の限界への洞察
  • 「天命を畏る」—「論語」の運命観(1)
  • 「中庸の徳」—「論語」の運命観(2)
  • 終わりに—学問のすすめ

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA84434619
  • ISBN
    • 9784480091215
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    270p
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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