漆の文化史
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漆の文化史
(岩波新書, 新赤版 1223)
岩波書店, 2009.12
- タイトル読み
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ウルシ ノ ブンカシ
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注記
参考文献: p205-209
内容説明・目次
内容説明
日本を代表する工芸品として誰もが認める漆器。しかし、その文化の成り立ちや、技法、社会的な広がりについては、意外にも未知のままであった。著者は、縄文から近世まで、土中より発見された漆製品に科学分析の光をあて、その謎に迫る。民俗学の手法や絵巻物・文献資料も活用。名品鑑賞からだけでは到達できない、初めての文化史を描き出す。
目次
- 第1章 漆をさかのぼる—縄文漆器の世界(縄文ウルシの発見;九〇〇〇年前の赤色漆塗りの衣服 ほか)
- 第2章 漆器が語る古代国家(古墳時代の漆の祭;捧げ、祭られる漆 ほか)
- 第3章 暮らしの中に広がる漆器(食品で作る「時間の物指し」;各地で働く工人たち ほか)
- 第4章 日本の各地で生まれる漆器—食文化の変遷の中で(広がる近世の漆器産地;合鹿椀—木地屋が塗った漆器 ほか)
「BOOKデータベース」 より