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ブリキの太鼓

ギュンター・グラス著 ; 池内紀訳

(世界文学全集 / 池澤夏樹編, 2-12)

河出書房新社, 2010.5

Other Title

Die Blechtrommel

Title Transcription

ブリキ ノ タイコ

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Note

ギュンター・グラス年譜・主要著作リスト: 巻末pi-ix

月報あり

Description and Table of Contents

Description

今は精神病院の住人オスカルが、ブリキの太鼓を叩きながら回想する数奇な半生。胎児のとき羊水のなかで、大きくなったら店を継がせようという父の声を聞き、そのたくらみを拒むために3歳で成長をやめることを決意したオスカルは、叫び声をあげてガラスを粉々に砕くという不思議な力を手に入れる。時は1920年代後半、所はバルト海に臨む町ダンツィヒ。ドイツ人、ポーランド人、カシューブ人など多くの民族が入り交じって暮らすこの港町は、長年にわたって近隣の国々に蹂躙されつづけてきた。台頭するヒトラー政権のもと、町が急速にナチズム一色に染められるなかで、グロテスクに歪んでいく市井の人々の心。狂気が日常となっていくプロセスを、永遠の3歳児は目の当たりにする。ナチス勃興から戦後復興の30年間、激動のポーランドを舞台に、物語は猥雑に壮大に、醜悪に崇高に、寓意と象徴に溢れためくるめくエピソードを孕みながらダイナミックに展開する。『猫と鼠』『犬の年』とあわせ「ダンツィヒ三部作」とされるノーベル賞作家代表作、待望の新訳決定版。

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  • 世界文学全集

    池澤夏樹編

    河出書房新社 2007-2011

    Available at 3 libraries

Details

  • NCID
    BB02000115
  • ISBN
    • 9784309709642
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    ger
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    619, ixp
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
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