大正期の家族問題 : 自由と抑圧に生きた人びと

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大正期の家族問題 : 自由と抑圧に生きた人びと

湯沢雍彦著

ミネルヴァ書房, 2010.5

タイトル読み

タイショウキ ノ カゾク モンダイ : ジユウ ト ヨクアツ ニ イキタ ヒトビト

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注記

参考文献: p251-256

内容説明・目次

内容説明

高い離婚率と私生子たちの嘆き。許婚や婿養子の多さと内縁者の苦しみ。貧しさに追われながらも、自由恋愛主義と「家」制度のはざまに揺れた、大正時代のさまざまな家族の暮らしを浮き彫りにする。最近では、「昔の家族は良かった」という論調が盛んだが、それはかなり幻想に近い。本書では、多方面の資料から実態を検討し、これまでにない大正期の家族像の矛盾に迫る。

目次

  • 第1部 自由と抑圧の到来—大正前期を中心に(きびしい時代背景と変わり目;自由恋愛事件の頻発;新聞家庭相談の流行;下層家族の生活;農家と新中間層にみる女性の暮らし)
  • 第2部 新たな家族の姿と格差—大正後期を中心に(柳原白蓮事件をめぐる波紋;家族紛争と法との食い違い;国勢調査が示す家族像;新しい家族観のめばえ;大衆文化と家族の格差)
  • 自由と抑圧のなかで

「BOOKデータベース」 より

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