神父と頭蓋骨 : 北京原人を発見した「異端者」と進化論の発展

書誌事項

神父と頭蓋骨 : 北京原人を発見した「異端者」と進化論の発展

アミール・D・アクゼル著 ; 林大訳

早川書房, 2010.6

タイトル別名

The Jesuit and the skull : Teilhard de Chardin, evolution, and the search for Peking Man

The Jesuit & the skull : Teilhard de Chardin, evolution, and the search for Peking Man

神父と頭蓋骨 : 北京原人を発見した異端者と進化論の発展

タイトル読み

シンプ ト ズガイコツ : ペキン ゲンジン オ ハッケン シタ イタンシャ ト シンカロン ノ ハッテン

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注記

参考文献: p309-323

内容説明・目次

内容説明

一流の古生物学者、地質学者にして、敬虔なイエズス会士であったピエール・テイヤール・ド・シャルダン神父(1881‐1955)は、科学と信仰を融合させた独自の理論で知られる。そこには若き日に経験した第一次大戦の、毒ガス漂う苛烈な戦場の記憶も陰翳を添えた。しかし、その先鋭性ゆえに教会からは異端視され、テイヤールはパリから異郷中国へと「流刑」に処される。図らずもその中国で、彼は周口店における北京原人の発見に立ち会い、「ミッシング・リンク」の研究に重要な貢献を果たすことになった。戦時の混乱のさなかに消え去り、日本軍の関与も囁かれるこの原人骨は、今日なお捜索が続く。

目次

  • 晩餐会
  • 進化のプレリュード
  • ダーウィンの飛躍的前進
  • 石器と洞窟芸術
  • ジャワ原人
  • テイヤール
  • 内モンゴルでの発見
  • アウストラロピテクスとスコープス裁判
  • 流刑
  • 北京原人の発見
  • テイヤール、ルシール、スワンと出会う
  • 黄の遠征とモンゴルの王女
  • ルシール、スワン、北京原人を復元する
  • 北京原人、姿を消す
  • ローマ
  • 余波
  • 化石の発見はつづく
  • 北京原人はどうなったのか?

「BOOKデータベース」 より

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