条約改正史 : 法権回復への展望とナショナリズム
著者
書誌事項
条約改正史 : 法権回復への展望とナショナリズム
有斐閣, 2010.12
- タイトル別名
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Meiji treaty revision : the prospect for a unified jurisdiction and nationalism
- タイトル読み
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ジョウヤク カイセイシ : ホウケン カイフク エノ テンボウ ト ナショナリズム
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注記
引用文献: p341-350
内容説明・目次
内容説明
幕末から明治初年にかけて締結された「不平等条約」は、いかに改正されたか。日本は、領事裁判制度撤廃の国際的合意をかちとりながら、それに反発する政府内外のナショナリズムによって、繰り返し条約改正交渉の挫折を余儀なくされた。明治初年の混迷を経て、本格的に改正交渉を行うようになった寺島外務卿と井上外務卿・外相期を中心に、条約改正を、法権回復交渉の停滞・前進としてではなく、行政権回復交渉の挫折、その結果としての法権回復への跳躍ととらえ、政治外交史の観点から解明する。
目次
- 研究史と前史、視覚
- 第1部 行政における主権回復の試み(寺島宗則外務卿と税関行政;井上馨外務卿と警察行政)
- 第2部 法権回復への跳躍(条約改正予備会議;会議の間—日本の台頭と最後の暫定協定構想;条約改正会議—法権回復への国際的合意と国内対立)
- 総括と展望
「BOOKデータベース」 より